JP2013119717A - 攪拌羽根付き管 - Google Patents

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Abstract

【課題】管路内の流速を一定に保ちつつ流下する水に旋回方向の流れを生じさせる旋回流発生用羽根付き管の提供。
【解決手段】筒状の管本体2と、管本体2の内周面に突設された複数の羽根体8,8...とを備え、管本体2内を流下する流体に旋回方向の流れを生じさせるようにしてなる攪拌羽根付き管1であって、各羽根体8,8...は、入口側から出口側に向けて所定の角度毎に順次捩れた形状に形成されるとともに、入口側縁部が出口側中央に向けて傾斜した形状に形成されたことを特徴としてなる攪拌羽根付き管。
【選択図】図1

Description

本発明は、下水道圧送管路に酸素やオゾンを含む気体を注入するためのエジェクタ管等に使用される攪拌羽根付き管に関する。
従来の下水道管路では、圧送用ポンプにより管路内の下水を圧送する圧送方式のものが知られている。
このような下水圧送管路では、圧送管路内を通る下水が空気と接触しないので嫌気性が顕著となり、その状況下において下水中に生息する硫酸塩還元細菌が下水中の硫酸イオンを硫化水素に変化させ、この生成された硫化水素が管路終端のマンホールなどに接続した吐出口より空気中に硫化水素ガスとして発散され、この硫化水素ガスが悪臭やコンクリート腐食の原因になっている。
このような硫化水素の生成が嫌気性の環境下で生ずることから、従来、圧送管路内の下水に空気或いは酸素等を注入することにより下水中の溶存酸素量を増加させ嫌気化の進行を抑制する方法が用いられている。
このように管路に酸素等の気体を注入するには、例えば、図4に示す如きエジャクタ管100が使用されている(例えば、特許文献1を参照)。
このエジャクタ管100は、管軸方向の途中に縮径部101を備えるとともに縮径部101に向けて気体注入管102の吐出口102aが設けられ、この縮径部101と入口部103との圧力差を利用して気体注入管102より気体を下水に注入するようになっている。
特開平05−23682号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、管軸方向の途中に縮径部を備え、この縮径を経由することにより圧力損失が生じ、下水道圧送管路が長距離に亘る場合や管路に高低差がある場合等に圧送効率が低下するおそれがあった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、管路内の流速を一定に保ちつつ流下する水に旋回方向の流れを生じさせ、管内を流下する下水等の流体を攪拌する攪拌羽根付き管の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、筒状の管本体と、該管本体の内周面に突設された複数の羽根体とを備え、前記管本体内を流下する流体に旋回方向の流れを生じさせるようにしてなる攪拌羽根付き管であって、前記各羽根体は、入口側から出口側に向けて順次捩れた形状に形成されるとともに、入口側縁部が出口側中央に向けて傾斜した形状に形成されたことにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記管本体内に気体を注入するための複数の気体注入管を備え、該各気体注入管の吐出口を管本体中央部に互いに間隔を置いて配置するとともに、前記羽根体の出口側に向けたことにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項2の構成に加え、前記各気体注入管は、前記羽根体の出口側面に接するように配置されたことにある。
本発明に係る攪拌羽根付き管は、上述したように、筒状の管本体と、該管本体の内周面に突設された複数の羽根体とを備え、前記管本体内を流下する流体に旋回方向の流れを生じさせるようにしてなる攪拌羽根付き管であって、前記各羽根体は、入口側から出口側に向けて順次捩れた形状に形成されるとともに、入口側縁部が出口側中央に向けて傾斜した形状に形成されたことにより、管内の流速を一定に保ちつつ流下する水を満遍なく攪拌することができる。また、入り口側縁部が傾斜した形状であるので、下水等の流体に含まれるゴミ等の異物が羽根体に引っかかるのを防止することができる。
また、本発明において、前記管本体内に気体を注入するための複数の気体注入管を備え、該各気体注入管の吐出口を管本体中央部に互いに直径方向に間隔を置いて配置するとともに、前記羽根体の出口側に向けたことにより、管内を流下する水に効率よく気体を注入することができる。
更に本発明において、前記各気体注入管は、前記羽根体の出口側側面に接するように配置されたことにより、各気体注入管を流下する水の圧力より好適に保護することができる。
本発明に係る攪拌羽根付き管を使用した管路の一例を示す縦断面図である。 図1中の本発明に係る攪拌羽根付き管を示す左側面図である。 同上の右側面図である。 従来の気体注入用のエジェクタ管の一例を示す縦断面図である。
次に、本発明に係る攪拌羽根付き管の実施の態様を図1〜図3に示す実施例に基づいて説明する。尚、図中符号1は攪拌羽根付き管である。
この攪拌羽根付き管1は、円筒状に形成された管本体2を備え、管本体2内を図1中左側の入口から右側の出口に向けて下水等の流体が流れるようになっている。
管本体2は、鋼管材をもって管軸方向で内径が均一な円筒状に形成され、両端開口縁部に外向きに張り出した形状のフランジ部3を備え、このフランジ部3と他の管体4の開口縁部に形成されたフランジ部5とをボルト締めすることにより管体4,4間に介在されている。図中符号6はボルト用の挿通孔、符号7は固定用ボルトである。
この管本体2の内周部には、同一形状の複数の羽根体8,8...が互いに管周方向に所定角度(本実施例では90度)毎にずれた配置に突設され、この羽根体8,8...に誘導されて管内を流下する下水等の流体に旋回方向の流れを生じさせるようになっている。
各羽根体8は、金属製板材を折り曲げ加工すること等により管軸方向の所定ピッチ毎に管周方向に順次捩った形状、即ち、半径方向に向けた矩形断面が開口部側より出口側に向けて所定のピッチ毎に所定角度周方向にずれた配置に連続した形状に形成されている。尚、上記ピッチ及び角度は、管本体2の管軸方向長さ、管径等の諸条件に基づいて決定されるようになっている。
また、各羽根体8は、入口側縁部8aが出口側中央に向けて傾斜した形状に形成され、各羽根体8,8...の入口側縁部8a,8a...からなる入口部分が下流側中央部に向けて擂鉢状に絞り込まれたようになっている。
従って、この各羽根体8,8...の入口側縁部8a,8a...からなる入口部分を下水等の流体が通過する際、流体に含まれたゴミ等の異物は入口側縁部8a,8a...によって管軸方向で貫通した中央部流路2aに誘導され、羽根体8,8...に引っ掛からないようになっている。
一方、攪拌羽根付き管1は、酸素やオゾン等を含む気体を管本体2内に注入するための複数の気体注入管9,9を備えている。
各気体注入管9は、細長円筒状の注入管本体10と、注入管本体10の先端側を略直角に曲げた形状の吐出部11とを備え、羽根体8,8の出口側に互いに管径中心周りの点対称となるように配置されている。
注入管本体10は、直線状の鋼管材等を持って構成され、その一部が羽根体8の出口側面部に接するように配置され、その接した部分が羽根体8の出口側面に溶接等により固定されている。
このように注入管本体10を羽根体8の出口側に配置したことにより注入管本体10が羽根体8に保護されて、下水等の流体による流れ方向の圧力を直接受けることがなく、それにより気体注入管9の変形を防止することができる。
各注入管本体10は、中心線と平行且つ当該中心線から一方に片寄せた配置に管本体2内周面より突出した形状に形成され、一端側に吐出部11が形成され、他端側が管本体2を貫通して管本体2の外側に導出されている。
この管本体2の外側に導出された他端に気体供給管が接続され、この気体供給管を通して図示しない気体供給手段から酸素やオゾン等を含む気体が気体注入管9に供給されるようになっている。
吐出部11は、羽根体8より管本体2中央部に突出した配置に形成され、先端の吐出口11aが互いに直径方向に間隔を置いて配置され、且つ羽根体8の出口側に向けられている。
このように構成された攪拌羽根付き管1は、内部を下水等の流体が流下する際、管本体2の内径が均一であるので管内の流速及び圧力を一定に保つことができ、且つ羽根体8,8...に誘導されて下水等の流体に旋回方向の流れを生じさせ、流体を攪拌するようになっている。
このように攪拌された下水等の流体に気体注入管9より気体を吐出させることにより旋回流に乗って気体が万遍無く拡散され、効率よく気体を下水等の流体に注入することができる。
1 攪拌羽根付き管
2 管本体
3 フランジ部
4 管体
5 管体
6 ボルト挿通孔
7 ボルト
8 羽根体
9 気体注入管
10 注入管本体
11 吐出部

Claims (3)

  1. 筒状の管本体と、該管本体の内周面に突設された複数の羽根体とを備え、前記管本体内を流下する流体に旋回方向の流れを生じさせるようにしてなる攪拌羽根付き管であって、
    前記各羽根体は、入口側から出口側に向けて順次捩れた形状に形成されるとともに、入口側縁部が出口側中央に向けて傾斜した形状に形成されたことを特徴としてなる攪拌羽根付き管。
  2. 前記管本体内に気体を注入するための複数の気体注入管を備え、該各気体注入管の吐出口を管本体中央部に互いに間隔を置いて配置するとともに、前記羽根体の出口側に向けた請求項1に記載の攪拌羽根付き管。
  3. 前記各気体注入管は、前記羽根体の出口側面に接するように配置された請求項2に記載の攪拌羽根付き管。
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