JP2013233044A - フレーム組立用隅金具、フレーム組立用縦桟部材及び横桟部材並びにフレーム - Google Patents

フレーム組立用隅金具、フレーム組立用縦桟部材及び横桟部材並びにフレーム Download PDF

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Abstract

【課題】 配電盤などの筐体を構成するフレームに有利なフレーム組立用隅金具、フレーム組立用縦桟部材及び横桟部材並びにフレームを提供する。
【解決手段】 隅金具Sのそれぞれ筒形の縦連結部13および横連結部14、15に、縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12を次々に差し込んでいき、リベットなどで締結する。これにより、溶接作業および溶接により発生する歪みを除去するための歪取作業を廃止することができるのは勿論のこと、隅金具Sへの縦桟部材1〜4、横桟部材5〜12の差込作業がワンタッチで済むため、ブロック玩具の如く、簡単にフレームFを組み立てられ、作業工数を削減でき、作業性を高めることができると共に、製品コストを低減することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、配電盤などの筐体を構成するフレームを組み立てるために使用する隅金具、この隅金具によって連結した縦桟部材および横桟部材並びにこの隅金具によって組み立てたフレームに関し、特に、フレームの組立作業性の向上およびフレーム構造の強度の向上などを図ったフレーム組立用隅金具、フレーム組立用縦桟部材及び横桟部材並びにフレームに関する。
従来、この種のフレームを形成するに当たっては、例えば、複数のL形縦アングルおよびL形横アングルをそれぞれ熔接により接合していた。すなわち、L形縦アングルおよびL形横アングルそれぞれの端部を溶接により接合して筐体のフレームを形成し、表面の出っ張った溶接個所をグラインダーなどにより表面仕上げした後、塗装工程を経させて、フレームを完成させる(特許文献1及び2参照)。
しかし、かかる従来のフレームの組み立て方法にあっては、溶接を使用して、例えば、L形縦アングルおよびL形横アングルを接合しているため、組立工数が増加し、これに伴い製品コストが嵩むといった問題点があった。
そこで、本出願人は、このような問題を解決するため、特許文献3に示すようなフレーム組立用隅金具及びフレームを過去に提案している。
このものは、隅金具を使用してフレームを組み立てることにより、組立工数の低減および製品コストの低減に大きく寄与するものである。
特開昭52−28633号公報 実開昭52−34720号公報 特許第2881556号公報
本発明は、上記のような本出願人が提案したフレーム組立用隅金具、フレーム組立用縦桟部材及び横桟部材並びにフレームそれぞれの特徴をさらに高めて、組立工数の低減および製品コストの低減を図ると共に、これらの強度向上を図りつつ、これらの製作性の向上などを図ったフレーム組立用隅金具、フレーム組立用縦桟部材及び横桟部材並びにフレームを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、請求項1に係るフレーム組立用隅金具は、複数の縦桟部材と複数の横桟部材を着脱可能に連結することにより組み立てられるフレームの各隅部に配設されて、1本の該縦桟部材の端部と2本の該横桟部材の端部を連結するフレーム組立用隅金具であって、縦方向に延びる筒の形をなし、前記縦桟部材の端部が該筒の外周部に差し込まれる1つの縦連結部と、該縦連結部の内側に隣り合って互いに直交する2つの側面の下部または上部から互いに直交して延びる筒の形をなし、前記横桟部材の端部が該筒の外周部に差し込まれる2つの横連結部と、を備え、前記縦連結部および横連結部は、前記縦桟部材および横桟部材に締結部材によって締結されることを特徴とする。
請求項2に係るフレーム組立用隅金具は、前記フレームは方形体に組み立てられるものであって、3枚の略L字形板部がそれぞれの外角によって方形体の角部形状をなすように立体的に連なり、3方向に互いに直交して張り出す略L字形片を備えた第1の部材と、該第1の部材の1つの略L字形片が張り出す部位の内面部に嵌合固定され、該部位と伴に筒をなす略L字形断面形状の第2の部材と、他の略L字片が張り出す部位の内面部に嵌合固定され、該部位と伴に筒をなす略L字形断面形状の第3の部材と、さらに他の略L字片が張り出す部位の内面部に嵌合固定され、該部位と伴に筒をなす略L字形断面形状の第4の部材と、を備え、前記1つの縦連結部を前記第1の部材の1つの略L字形片と第2の部材によって構成し、前記2つの横連結部のうちの一方の横連結部を前記第1の部材の他の1つの略L字形片と第3の部材によって構成し、他方の横連結部を前記第1の部材のさらに他の1つの略L字形片と第4の部材によって構成したことを特徴とする。
請求項3に係るフレーム組立用隅金具は、前記第1の部材の各略L字形片の両側先端部は、先端から後端に向かって高くなるテーパ状のラチット爪を有し、前記第2の部材、第3の部材および第4の部材の前記第1の部材への嵌合固定状態のときに各略L字形片の両側先端部と対応する両角部は、該嵌合時に前記ラチット爪を乗り越えて該ラチット爪の終部と係合する係合爪を有する一方、前記第2の部材の外面壁と前記第1の部材への嵌合固定状態のときに該第1の部材に当接する端面壁とには、それぞれスリット孔を有し、前第3の部材および第4の部材の前記第1の部材への嵌合固定状態のときに前記第2の部材の外面壁に当接する端面壁は、該嵌合時に前記スリット孔に差し込まれる突起をそれぞれを有することを特徴とする。
請求項4に係るフレーム組立用隅金具は、前記ラチット爪の先端部は、前記縦桟部材の端部を前記隅金具の第2の部材外周面に差し込む際および前記横桟部材の端部を該隅金具の第3の部材あるいは第4の部材の外周面に差し込む際に、当該隅金具と該縦桟部材および該横桟部材との電気的導通を図るべく、当該縦桟部材および当該横桟部材の内面の塗装部分と干渉して該塗装部分を剥がすエッジ部を備えたことを特徴とする。
請求項5に係るフレーム組立用隅金具は、前記締結部材はリベットであることを特徴とする。
請求項6に係るフレーム組立用縦桟部材及び横桟部材は、請求項1〜5のいずれか1つに記載のフレーム組立用隅金具によって連結される縦桟部材および横桟部材であって、縦桟部材は、一部コーナー部分が切除された略方形筒形の断面形状を有する長尺部材から形成され、該縦桟部材の両端部には、両側縁部分が切除されてそれぞれ2つの凹部が形成される一方、横桟部材は2種類設けられ、それぞれ一部コーナー部分が切除された略方形筒形の断面形状を有する長尺部材から形成され、2種類のうち一種の横桟部材は、両端部それぞれにおいて内側に向く2つの壁の各角部が切除されて凸部が形成され、他種の横桟部材は、その両端部それぞれの外側角部に連なる2つの壁のうちの上側または下側に位置する壁において内側縁部分が切除されて凹部が形成され、前記2つの壁のうちの下方または上方に延びる壁は、角部が切除されて凸部が形成され、もって、これら縦桟部材と横桟部材の各端部を、隅金具の1つの縦連結部と2つの横連結部に嵌め込んだ際に、前記縦桟部材の2つの凹部に前記2つの横桟部材の一方の凸部が、一方の横桟部材の他方の凸部が他方の横桟部材の凹部に、前記縦桟部材の端部の内面に前記他方の横桟部材の端部の外面が、それぞれ嵌め込まれることを特徴とする。
請求項7に係るフレーム組立用縦桟部材及び横桟部材は、前記縦桟部材の凹部の内面、前記一方の横桟部材の凸部の外面および前記他方の横桟部材の凸部の外面と凹部の内面は、互いに連なる直線面とテーパ面とをそれぞれ備えて形成されることを特徴とする請求項6記載の縦桟部材および横桟部材。
請求項8に係るフレーム組立用縦桟部材及び横桟部材は、前記横桟部材の端部に、該横桟部材を横連結部に差し込んだ際に第2の部材の外面壁に形成されたスリット孔に差し込まれる突起を形成したことを特徴とする。
請求項9に係るフレームは、請求項1〜5のいずれか1つに記載のフレーム組立用隅金具を上下の4隅に配置し、縦方向に相対向する前記隅金具間に橋し渡しした縦桟部材と、横方向に相対向する前記隅金具間に橋し渡しした横桟部材を前記隅金具によって着脱可能に連結することにより方形体に組み立てられることを特徴とする。
請求項10に係るフレームは、前記フレームの上部の隅における横桟部材同士の連結個所内側に配置され、該フレームを他部に固定する固定具またはフレームを吊るための吊り具のベース部品であって、前記連結個所内側に配置された状態で、前記横桟部材に締結され、かつ、該横桟部材に形成された係合孔に差し込まれる係合突起が両端部に形成されたベース板と、該ベース板に固定され、前記固定具または吊り具のボルトがねじ嵌合されるナットと、を有するベース部品を備えたことを特徴とする。
請求項11に係るフレームは、前記フレームの開放された面を塞ぐカバーを備え、該カバーのうちのフレーム側面におけるカバーは、その上端部と下端部に、前記横桟部材の下端および上端にそれぞれ形成された係合孔に係合される係合片をそれぞれ備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明のフレーム組立用隅金具によれば、隅金具のそれぞれ筒形の縦連結部および横連結部に、縦桟部材および横桟部材を次々に差し込んでいき、リベットなど締結部材で締結すれば良いだけであるから、従来行われていた溶接作業および溶接により発生する歪みを除去するための歪取作業を廃止することができるのは勿論のこと、前記差込作業がワンタッチで済むため、ブロック玩具の如く、簡単にフレームを組み立てられ、作業工数を削減でき、作業性を高めることができると共に、製品コストを低減することができる。
請求項2に係るフレーム組立用隅金具によれば、隅金具を、第1の部材〜第4の部材をそれぞれワンタッチ作業で挿し込むだけで組み立てることができ、隅金具の製作性を向上することができる。
請求項3に係るフレーム組立用隅金具によれば、第1の部材に対する、第2の部材〜第4の部材の組み付けは、該第1の部材に対して該第2の部材〜第4の部材をそれぞれスライドさせた後、当該第1の部材側のラチェット爪に該第2の部材〜第4の部材側の係合爪を乗り越えさせてから、該ラチェット爪の終部と係合することにより、例えばカチッと音がする簡単なワンタッチ作業で、堅固なロック状態が得られる。さらに、第2の部材に対する、第3の部材、第4の部材の組み付けは、該第2の部材側のスリット孔に対して第3の部材および第4の部材側の突起を差し込むことにより、簡単なワンタッチ作業で、堅固なロック状態が得られる。したがって、隅金具が堅固な構造となり、強度的に優れた隅金具を提供することができる。
請求項4に係るフレーム組立用隅金具によれば、隅金具と縦桟部材および横桟部材との組み立て時に、隅金具と縦桟部材および横桟部材との電気的導通を同時に図ることができ、組み立て前に、隅金具と縦桟部材および横桟部材との電気的導通を図るために縦桟部材および横桟部材の内面の塗装を剥がす作業を施す必要がなく、作業工数を削減でき、作業性を高めることができる。
請求項5に係るフレーム組立用隅金具によれば、リベットの打ち込み作業により、堅固で安定した締結力が得られると共に、締結作業が簡単となる。
請求項6に係るフレーム組立用縦桟部材及び横桟部材によれば、縦桟部材および横桟部材をそれぞれ一部コーナー部分が切除された略方形筒形の断面形状を有する長尺部材から形成した結果、強度を保ちつつ、桟部材の軽量化を図ることができる。また、縦桟部材の凹部の内面、一方の横桟部材の凸部の外面および前記他方の横桟部材の凸部の外面と凹部の内面は、互いに連なる直線面とテーパ面とをそれぞれ備えて形成し、これら縦桟部材と横桟部材の各端部を、隅金具の1つの縦連結部と2つの横連結部に嵌め込んだ際に、前記縦桟部材の2つの凹部に前記2つの横桟部材の一方の凸部が、一方の横桟部材の他方の凸部が他方の横桟部材の凹部に、前記縦桟部材の突起部の内面に前記他方の横桟部材の突起部の外面が、それぞれ嵌め込まれるようにしたから、隅金具外面において、縦桟部材と2つの横桟部材、2つの横桟部材同士の結合部分が図に示すように、綺麗に嵌り合い、しかも凸部と凹部の嵌り合いにより、前記結合状態が堅固なものとなり、結合強度が増すため、フレームに加わる力を軽減することができる。この結果、フレームが歪むなどのフレーム変形を抑えることができ、フレーム強度を高めることができる。
請求項7に係るフレーム組立用縦桟部材及び横桟部材によれば、前記結合部分はテーパ面同士が突き合わせられるため、該結合部分に加わる応力を低減することができ、前記結合部分の摩耗、破損などを抑えることができ、フレーム強度をより高めることができ、フレーム寿命を延長することができる。
請求項8に係るフレーム組立用縦桟部材及び横桟部材によれば、横桟部材を横連結部に差し込んだ際に、該横桟部材の端部に形成された突起を第2の部材の外面壁に形成されたスリット孔に差し込むことにより、横桟部材と第2の部材との差し込み状態がより堅固になる。
請求項9に係るフレームによれば、本発明の隅金具を用いて縦桟部材および横桟部材を連結している結果、フレーム構造の強度を高めることができ、フレームが変形したり、崩れたりせず、フレームの寿命を延長することができる。
請求項10に係るフレームによれば、フレームを他部に固定する固定具またはフレームを吊るための吊り具のベース部品を確実、堅固に取り付けることができ、フレームの固定強度また吊り強度を高めることができ、しかも簡単にフレームに取り付けることができ、取付性にも優れている。
請求項11に係るフレームによれば、フレームの開放された面を塞ぐことができると共に、該カバーのうちのフレーム側面におけるカバーを位置決めして、ワンタッチで容易に取り付けることができると共に、カバーの脱落防止を行うことができる。
以下、添付された図面を参照して本発明の実施の形態を詳述する。
本発明に係るフレーム組立用隅金具、フレーム組立用縦桟部材および横桟部材並びにフレームの一例として、配電盤の筐体を構成する方形体形状のフレームを組み立てるために使用する隅金具、この隅金具によって連結した縦桟部材および横桟部材並びにこの隅金具によって組み立てたフレームは次のように構成される、
先ず、図1〜図5に基づいて、隅金具Sの構造について説明する。隅金具Sは、4本の縦桟部材1〜4と8本の横桟部材5〜12を着脱可能に連結することにより組み立てられるフレームFの上下8箇所の各隅部に配設されて、1本の縦桟部材(1〜4)の端部と2本の横桟部材(1〜12)の端部を連結するものである(図6参照)。
すなわち、隅金具Sは、図1に示すように、縦方向に延びる方形の筒の形をなし、略方形筒状に形成された縦桟部材1〜4の端部が該筒の外周部に差し込まれる1つの縦連結部13と、該縦連結部13の内側に隣接して互いに直交する側面下部または上部(図1の場合は上面)から互いに直交して延びる方形の筒の形をなし、横桟部材5〜12の端部が該筒の外周部に差し込まれる2つの横連結部14、15と、を備えている。
本実施の形態においては、隅金具Sは、図2〜図5に示すような構造の第1〜第4の部材16〜19から構成される。第1の部材16は、図2に示すように、3枚の略L字型板部16a〜16cがそれぞれの外角によって方形体の角部をなすように立体的に連なり、3方向に互いに直交して張り出す略L字片16A〜16Cを備えている。この場合、図示はしないが、 展開された板部材を設け、これの2箇所を線に沿って直角に折り曲げると共に、内縁同士を突き合わせる。一方の内縁には溝a(図2参照)が設けてある一方、他方の内縁には突起片b(図2参照)が設けてあり、前記の溝aの上端にこの突起片bを係合することによって、第1の部材16を製作すればよい。
第2の部材17は、図3に示すように、略L字形に形成されており、上述した第1の部材16の例えば1つの略L字片16Bが張り出す部位の内面部に嵌合固定され、該部位と合わせて方形の筒形をなしている。この場合、図示はしないが、 展開された板部材を設け、これの3箇所を線に沿って直角に折り曲げて、第2の部材17を製作すればよい。なお、この第2の部材17の一側の2つの端縁にはそれぞれ突片17aが形成されており、これら突片17aはそれぞれ第1の部材16の内面に当接する。
第3の部材18は、図4に示すように、略L字形に形成されており、上述した第1の部材16の例えば他の略L字片16Cが張り出す部位の内面部に嵌合固定され、該部位と合わせて筒形をなしている。この場合、図示はしないが、展開された板部材を設け、これの3箇所を線に沿って直角に折り曲げて、第3の部材18を製作するとよい。
第4の部材19は、概ね第3の部材18の形状と同じであり、図5に示すように、略L字形に形成されており、上述した第1の部材16のさらに他の略L字片16Aが張り出す部位の内面部に嵌合固定され、該部位と合わせて筒形をなしている。この場合、図示はしないが、展開された板部材を設け、これの3箇所を線に沿って直角に折り曲げて、第4の部材19を製作すればよい。。
そして、かかる第1の部材16への第2〜第4の部材17〜19の連結は、次のような構造によって達成するようになっている。すなわち、図1〜図5および図7に示すように、第1の部材16の各略L字片16A〜16Cの両側先端部は、先端から後端に向かって高くなるテーパ状のラチット爪cを有している。一方、第2の部材17、第3の部材18および第4の部材19の前記第1の部材16のへの嵌合固定状態のときに各略L字片16A〜16Cの両側先端部と対応する両角部には、該嵌合時に前記ラチット爪cを乗り越えて該ラチット爪cの終部と係合する係合爪dを有している。各係合爪dは、例えば、部材に設けた略コ字形の切溝に基づいて爪を立て起こすことにより形成される。
また、第2の部材17の外面壁と、該第2の部材17の第1の部材16への嵌合固定状態のときに該第1の部材16に当接する第2の部材17の端面壁と、は、それぞれスリット孔e、fを有し、第3の部材18および第4の部材19の前記第1の部材16のへの嵌合固定状態のときに前記第2の部材17の外面壁に当接する端面壁は、該嵌合時に前記スリット孔e、fに差し込まれる突起g、hをそれぞれを有している。
したがって、第1の部材16の内側に第2の部材17をスライドして嵌め込むと、第1の部材16のラチット爪cを第2の部材17の係合爪dが乗り越えて該ラチット爪cの終部とカチッと係合し、第2の部材17の端面壁が第1の部材16に当接して、該第1の部材16の内側に第2の部材17が嵌合固定されて収まる。また、第1の部材16の内側に第3の部材18をスライドして嵌め込むと、第1の部材16のラチット爪cを第3の部材18の係合爪dが乗り越えて該ラチット爪cの終部とカチッと係合すると共に、第2の部材17の外面壁と端面壁の各スリット孔e、fに第3の部材18の突起g、hが差し込まれて、第1の部材16の内側に第3の部材17が嵌合固定されて収まる。さらに、第1の部材16の内側に第4の部材19をスライドして嵌め込むと、第1の部材16のラチット爪cを第4の部材19の係合爪dが乗り越えて該ラチット爪cの終部とカチッと係合すると共に、端面壁の各スリット孔e、fに第4の部材19の突起g、hが差し込まれて、第1の部材16の内側に第4の部材19が嵌合固定されて収まる。これにより、前記縦連結部13が第1の部材16の一部および第2の部材17によって構成され、前記横連結部14、15が第1の部材16の一部、第3の部材18および第4の部材19によって構成される。
かかる隅金具Sの第1の部材16にの各側壁には、これを後述する縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12に締結するための締結部材としてリベットi(図13参照)の取付孔jとボルトの取付孔kが多数設けられ、第2の部材17〜第4の部材19の各側壁には、これらを後述する縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12に締結するためのリベットi(図13参照)の取付孔jが多数設けられている。なお、第2の部材17〜第4の部材19におけるリベットiの取付孔jの内側開口部には、それぞれボス部lが設けられている。
上述した各ラチット爪cの先端部は、後述する縦桟部材1〜4の端部を第2の部材17外周面に差し込む際および後述する横桟部材5〜12の端部を第3の部材18あるいは第4の部材19の外周面に差し込む際に、隅金具Sと縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12との電気的導通を図るべく、該縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12に錆び止めなどを目的として施された塗装のうちこれらの内面の塗装部分n(図11参照)に干渉して該塗装部分を剥がすエッジ部mを備えている。この場合、各ラチット爪cの端部上面は平坦に形成され、この平坦部分の外側角部がエッジ部mとなる。
次に、図6および図8〜図10に基づいて、本発明に係る縦桟部材1〜4と横桟部材5〜12について説明する。図8において、縦桟部材1〜4は、一部コーナー部分が切除された略方形筒形の断面形状を有する鉄製の長尺部材から形成され、該縦桟部材1〜4の両端部には、両側縁部分が切除されてそれぞれ2つの凹部oが形成されている。一方、横桟部材5〜12は2種類設けられ、それぞれ一部コーナー部分が切除された略方形筒形の断面形状を有する鉄製の長尺部材から形成される。
そして、図9において、2種類のうち一種の横桟部材5、7は、両端部それぞれにおいて内側に向く2つの壁の各角部が切除されて凸部pが形成され、図10において、他種の横桟部材6、8は、その両端部それぞれの外側角部に連なる2つの壁のうちの上側または下側に位置する壁において内側縁部分が切除されて凹部qが形成され、前記2つの壁のうちの下方または上方に延びる壁は、角部が切除されて凸部rが形成される。なお、本実施形態の場合、縦桟部材1〜4の凹部oの内面、一方の横桟部材5、7の凸部pの外面および他方の横桟部材6、8の凸部rの外面と凹部qの内面は、互いに連なる直線面とテーパ面とをそれぞれ備えて形成されている。
したがって、上部の1つの角部を例にとると、図13に示す如く、縦桟部材3と横桟部材6、7の各端部を、隅金具Sの1つの縦連結部13と2つの横連結部14、15に嵌め込んだ際に、前記縦桟部材3の2つの凹部oに前記2つの横桟部材6、7の凸部p、rが、横桟部材7の凸部pが横桟部材6の凹部qに、縦桟部材3の端部の内面に横桟部材6の端部の外面が、それぞれ嵌め込まれる。
また、各横桟部材5〜12の両端部には、該横桟部材5〜12を横連結部14、15に差し込んだ際に第2の部材17の外面壁に形成されたスリット孔s(図7参照)に差し込まれる突起tが形成されている。この場合、このスリット孔sは、第2の部材17の外面壁のスリット孔eの上部に連設して該スリット孔eの幅よりも小さい幅をもって形成されている。なお、上述したが、これら各縦桟部材1〜4および各横桟部材5〜12には、それぞれ錆び止めなどを目的とした塗装が施されている。また、これら各縦桟部材1〜4および各横桟部材5〜12を隅金具Sに締結するための締結部材としてリベットiの取付孔uおよびボルトの取付孔xが多数設けられている。
次に、上記の構成の隅金具Sによって組み立てたフレームFの構造を図6、図11および図12に基づいて説明する。
これらの図において、隅金具Sは上下の4隅にそれぞれ配置されており、縦方向に相対向する隅金具S間には、それぞれ縦桟部材1〜4が橋し渡しされ、各縦桟部材1〜4の端部は、それぞれ隅金具Sの縦連結部13に差し込まれる。また、横方向に相対向する隅金具S間には、それぞれ横桟部材5〜12が橋し渡しされ、各横桟部材5〜12の端部は、それぞれ隅金具Sの横連結部14、15に差し込まれる。そして、各隅金具Sと縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12とが、リベットiおよびボルトにより締結され、フレームFが形成される。
かかるフレームFにおいては、図14および図15に示すように、その上部の隅における横桟部材5〜12同士の連結個所内側に配置され、該フレームFを他部に固定する固定具20(図17参照)またはフレームFを吊るための吊り具21(図17参照)のベース部品22が設けられている。このベース部品22は、前記連結個所内側に配置された状態で、前記横桟部材5〜12に締結され、かつ、該横桟部材5〜12に形成された係合孔yに差し込まれる係合突起22aが両端部に形成されたベース板22Aと、該ベース板22Aに締結され、前記固定具20または吊り具21のボルト部がねじ嵌合されるナット部材22Bと、からなる。
詳しくは、ベース板22Aは、四角形の1つの角部が切除された略方形状の平面板22bと、該平面板22bの前記切除された角部と反対側の角部と連なる辺から下方にそれぞれ延びる側板22cと、から形成されている。また、平面板22bには、その中央に位置する1つの締結具用孔22dと該締結具用孔22dを両側から挟む位置に2つの締結具用孔22eとが形成されている。さらに、2つの側板22cそれぞれには、2つの締結具用孔22fが形成されていると共に、前側縁部から後側に湾曲して延びる前記の係合突起22aが形成されている。一方、ナット部材22Bは、中央に締結具用孔22gが形成された台板22hと、該台板22hの底面に前記締結具用孔22gと繋がって固定されたナット22iと、から形成され、該ナット22iの両側に位置する締結具用孔22jが設けられている。そして、ベース板22Aの底面にナット部材22Bが、締結具用孔22gとナット22iとが繋がるように、締結具用孔22e、22jに挿入された締結具により固定取付される。かかるベース部品22は、横桟部材5〜12と隅金具Sを締結するリベットiを締結具用孔22fに差し込んで締結する。
ここで、図15(B)示すように、ナット部材22Bは、そのナット22iのめねじ径を異ならせたもの(図のAとB)が複数用意されており、フレームFの固定荷重、吊り荷重に応じて相違させた固定具20、吊り具21のボルト径に対応して、ナット部材22Bを付け替えて交換できるようになっている。
また、かかるフレームFにおいては、図17に示すように、その開放された各面、すなわち、上面および側面を塞ぐカバー23、24が備えられている。この場合、側面を塞ぐカバー24の上端部と下端部には、横桟部材5〜12、例えば図示してるように、横桟部材6の上端に形成された係合孔zと下端に形成された係合孔(図示せず)にそれぞれ係合される係合片24A(上端部のみ図示)が形成されている。なお、これらカバー23、24は、例えば、図16に示した締結具用孔24Bに取り付けられるボルトなどにより縦桟部材6などに締結される。なお、フレームF側面には、カバーの代わりに、図17および図18に示すようなドア25を設けても良い。この場合、図18に示す用にように、カバー25は、フレームFに取り付けられる枠体25Aに開閉板25Bをヒンジ25Cを介して回動自由に取り付けた構成である。なお、開閉板25Bにはネット部25Dが張設されている。
かかる構成のフレームFは、例えば、次のような手順で組み立てられる。すなわち、先ず、隅金具Sを縦軸方向の4隅に配置する。次に、縦方向に相対向する隅金具S間にそれぞれ縦桟部材1〜4を、横方向に相対向する隅金具S間にそれぞれ横桟部材5、7、9、11を橋渡しして、各縦桟部材1〜4の端部をそれぞれ隅金具Sの縦連結部13に差し込むと共に、各横桟部材5、7、9、11の端部をそれぞれ隅金具Sの横連結部14、15に差し込んで、各連結部分をリベットiおよびボルトにより締結して、一対の縦枠を形成する。その後、一対の縦枠間に横桟部材6、8、10、12を橋渡しして、各横桟部材6、8、10、12をそれぞれ隅金具Sの横連結部14、15に差し込むと共に、各連結部分をリベットiおよびボルトにより締結して、フレームFを形成する。この後、ベース部品22およびカバー23、24、ドア25を上述したような個所並びに方法で取り付ける。
あるいは、先ず、隅金具Sを横軸方向の4隅に配置する。次に、横方向に相対向する隅金具S間にそれぞれ横桟部材5〜8、9〜12を橋渡しして、各横桟部材5〜8、9〜12の端部をそれぞれ隅金具Sの横連結部14、15に差し込むと共に、各連結部分をリベットiおよびボルトにより締結して、一対の横枠を形成する。その後、一対の横枠間に縦桟部材1〜4を橋渡しして、各縦桟部材1〜4をそれぞれ隅金具Sの縦連結部13に差し込むと共に、各連結部分をリベットiおよびボルトにより締結して、フレームFを形成しても良い。
このように、本発明のフレームFを組み立てるに当たり、本発明のフレーム組立用隅金具Sを用いることにより、この隅金具Sのそれぞれ筒形の縦連結部13および横連結部14、15に、縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12を次々に差し込んでいき、リベットiなどで締結すれば良いだけであるから、従来行われていた溶接作業および溶接により発生する歪みを除去するための歪取作業を廃止することができるのは勿論のこと、前記差込作業がワンタッチで済むため、ブロック玩具を組み立て如く簡単にフレームFを組み立てられ、作業工数を削減でき、作業性を高めることができると共に、製品コストを低減することができる。
しかも、本発明のフレーム組立用隅金具Sは、第1の部材〜第4の部材16〜19をそれぞれワンタッチ作業で例えばカッチと音がするまで差し込むだけで組み立てることができる。また、第1の部材16に対する、第2の部材〜第4の部材17〜19の組み付けは、該第1の部材16に対して該第2の部材〜第4の部材17〜19をそれぞれスライドさせた後、当該第1の部材16側のラチェット爪cに該第2の部材〜第4の部材17〜19側の係合爪dを乗り越えさせてから、該ラチェット爪cの終部と係合することにより、例えばカチッと音がする簡単なワンタッチ作業で、堅固なロック状態が得られる。さらに、第2の部材17に対する、第3の部材18、第4の部材19の組み付けは、該第2の部材17側のスリット孔e、fに対して第3の部材18および第4の部材19側の突起g、hを差し込むことにより、カチッと音がする簡単なワンタッチ作業で、堅固なロック状態が得られる。したがって、隅金具Sが堅固な構造となり、強度的に優れた隅金具Sを提供することができる。
特に、本実施形態によると、隅金具Sにおけるラチット爪cの先端部にエッジ部mを備え、縦桟部材1〜4の端部を第2の部材17外周面に差し込む際および横桟部材5〜12の端部を第3の部材18あるいは第4の部材19の外周面に差し込む際に、縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12に錆び止めなどを目的として施された塗装のうちこれらの内面の塗装部分nに干渉して該塗装部分nを剥がすようにしたから、隅金具Sと縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12との組み立て時に、隅金具Sと縦桟部材1〜4および横桟部材と5〜12の電気的導通を同時に図ることができ、組み立て前に、縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12の内面部分の塗装を剥がす作業を施す必要がなく、作業工数を削減でき、作業性を高めることができる。
一方、本発明のフレーム組立用縦桟部材1〜4及び横桟部材5〜12によれば、これらをそれぞれ一部コーナー部分が切除された略方形筒形の断面形状を有する長尺部材から形成した結果、強度を保ちつつ、桟部材の軽量化を図ることができる。
また、図示して説明するのは一例ではあるが、例えば、縦桟部材3と横桟部材6、7の各端部を、隅金具Sの1つの縦連結部13と2つの横連結部14、15に嵌め込んだ際に、前記縦桟部材3の2つの凹部oに前記2つの横桟部材6、7の凸部p、rが、横桟部材7の凸部pが横桟部材6の凹部qに、縦桟部材3の端部の内面に横桟部材6の端部の外面が、それぞれ嵌め込まれるようにしたから、隅金具S外面において、例えば図11に示すように、縦桟部材3と2つの横桟部材6、7、2つの横桟部材6、7同士の結合部分が綺麗な状態となり、しかも凸部と凹部の嵌り合いにより、前記結合状態が堅固なものとなり、結合強度が増すため、フレームFに加わる力を軽減することができる。この結果、フレームFが歪むなどの変形を抑えることができ、フレームFの強度を高めることができる。
特に、本実施形態によると、前記結合部分はテーパ面同士が突き合わせられるため、該結合部分に加わる応力を低減することができ、前記結合部分の摩耗、破損などを抑えることができ、フレームFの強度をより高めることができ、フレームFの寿命を延長することができる。また、本実施形態によると、各横桟部材5〜12の両端部には、該横桟部材5〜12を横連結部14、15に差し込んだ際に第2の部材17の外面壁に形成されたスリット孔sに差し込まれる突起tを形成したから、横桟部材5〜12と第2の部材17との差し込み状態がより堅固になる。
一方、本発明のフレームFによれば、上述のよう隅金具Sを用いて縦桟部材1〜4および横桟部材5〜12を連結している結果、フレームFの構造の強度を高めることができ、フレームFが変形したり、崩れたりせず、フレームFの寿命を延長することができる。
特に、本実施形態においては、フレームFの上部の隅における横桟部材5〜12同士の連結個所内側に配置され、該フレームFを他部に固定する固定具20またはフレームFを吊るための吊り具21のベース部品22を設けるようにしたから、フレームFの固定強度また吊り強度を高めることができ、しかも簡単にフレームFに取り付けることができ、取付性にも優れている。また、ナット部材22Bは簡単に交換できるため、本実施形態のように、フレームFの固定荷重、吊り荷重の仕様に容易に対応することができる。
さらに、本実施形態においては、カバー24を位置決めして、ワンタッチで容易に取り付けることができると共に、カバー24の脱落防止を行うことができる。また、カバー の代わりに、ドア25を設ければ、フレームFの内部への出入りが可能になり、フレームの使用性を高めることができる。
フレームを組み立てる場合に、独特な構造の隅金具、縦桟部材及び横桟部材とし、これら縦桟部材および横桟部材をまるでブロック玩具を組み立てるように、ワンタッチの簡単な作業で組み立てられるようにしたから、フレームの組立工数の低減および製品コストの低減を図れ、しかも、これら隅金具、縦桟部材材及び横桟部材を適用したフレームは強度向上も図れるため、配電盤の筐体を構成するフレームに有利となる。
本発明に係る隅金具の一例として、配電盤の筐体を構成する方形体形状のフレームを組み立てるために使用する隅金具の斜視図 同上の隅金具における第1の部材の構成を説明する斜視図 同上の隅金具における第2の柱部材の構造を説明する図で、(A)は正面側斜視図、(B)は背面側斜視図、(C)は横断面図 同上の隅金具における第3の柱部材の構造を説明する図で、(A)は正面側斜視図、(B)は背面側斜視図、(C)は横断面図 同上の隅金具における第4の柱部材の構造を説明する図で、(A)は正面側斜視図、(B)は背面側斜視図、(C)は横断面図 同上のフレームの構成を示す図で、(A)は斜視図、(B)は分解斜視図 同上の隅金具の組立方法を説明する図で、(A)、(B)は分解斜視図 同上のフレームを組み立てるために使用する縦桟部材の構造を説明する図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は背面図、(E)は横断面図 同上のフレームを組み立てるために使用する1種の横桟部材の構造を説明する図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は背面図、(E)は横断面図 同上のフレームを組み立てるために使用する他種の横桟部材の構造を説明する図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は背面図、(E)は横断面図 同上の隅金具への同上の縦桟部材及び横桟部材の組立方法を説明する分解斜視図 同上の隅金具への同上の縦桟部材及び横桟部材の組立方法を説明する背面側斜視図 同上の隅金具への同上の縦桟部材及び横桟部材の組立方法を説明する正面側斜視図 同上のフレームにおけるベース部品の取付状態を説明する図で、(A)は上側斜視図、(B)は下側斜視図 同上のベース部品の構造を説明する図で、(A)は上側斜視図、(B)は下側斜視図 同上のフレームにおけるカバーの取付構造を説明する図で、(A)はカバー取付前の状態を示す斜視図、(B)はカバー取付後の状態を示す斜視図 同上のカバーのフレームへの取付状態を説明する図で、(A)はカバー取付前の状態を示す斜視図、(B)はカバー取付後の状態を示す斜視図 同上のフレームにおけるドアの構造を示す斜視図
F フレーム
S 隅金具
c ラチット爪
d 係合爪
e、f スリット孔
g、h 突起
i リベット
o 凹部
p、r 凸部
q 凹部
1〜4 縦桟部材
5〜12 横桟部材
13 縦連結部
14、15 横連結部
16〜19 第1〜第4の部材
20 固定具
21 吊り具
22 ベース部品
23、24 カバー
25 ドア

Claims (11)

  1. 複数の縦桟部材と複数の横桟部材を着脱可能に連結することにより組み立てられるフレームの各隅部に配設されて、1本の該縦桟部材の端部と2本の該横桟部材の端部を連結するフレーム組立用隅金具であって、縦方向に延びる筒の形をなし、前記縦桟部材の端部が該筒の外周部に差し込まれる1つの縦連結部と、該縦連結部の内側に隣り合って互いに直交する2つの側面の下部または上部から互いに直交して延びる筒の形をなし、前記横桟部材の端部が該筒の外周部に差し込まれる2つの横連結部と、を備え、前記縦連結部および横連結部は、前記縦桟部材および横桟部材に締結部材によって締結されることを特徴とするフレーム組立用隅金具。
  2. 前記フレームは方形体に組み立てられるものであって、3枚の略L字形板部がそれぞれの外角によって方形体の角部形状をなすように立体的に連なり、3方向に互いに直交して張り出す略L字形片を備えた第1の部材と、該第1の部材の1つの略L字形片が張り出す部位の内面部に嵌合固定され、該部位と伴に筒をなす略L字形断面形状の第2の部材と、他の略L字片が張り出す部位の内面部に嵌合固定され、該部位と伴に筒をなす略L字形断面形状の第3の部材と、さらに他の略L字片が張り出す部位の内面部に嵌合固定され、該部位と伴に筒をなす略L字形断面形状の第4の部材と、を備え、前記1つの縦連結部を前記第1の部材の1つの略L字形片と第2の部材によって構成し、前記2つの横連結部のうちの一方の横連結部を前記第1の部材の他の1つの略L字形片と第3の部材によって構成し、他方の横連結部を前記第1の部材のさらに他の1つの略L字形片と第4の部材によって構成したことを特徴とする請求項1記載のフレーム組立用隅金具。
  3. 前記第1の部材の各略L字形片の両側先端部は、先端から後端に向かって高くなるテーパ状のラチット爪を有し、前記第2の部材、第3の部材および第4の部材の前記第1の部材への嵌合固定状態のときに各略L字形片の両側先端部と対応する両角部は、該嵌合時に前記ラチット爪を乗り越えて該ラチット爪の終部と係合する係合爪を有する一方、前記第2の部材の外面壁と前記第1の部材への嵌合固定状態のときに該第1の部材に当接する端面壁とには、それぞれスリット孔を有し、前第3の部材および第4の部材の前記第1の部材への嵌合固定状態のときに前記第2の部材の外面壁に当接する端面壁は、該嵌合時に前記スリット孔に差し込まれる突起をそれぞれを有することを特徴とする請求項1または2記載のフレーム組立用隅金具。
  4. 前記ラチット爪の先端部は、前記縦桟部材の端部を前記隅金具の第2の部材外周面に差し込む際および前記横桟部材の端部を該隅金具の第3の部材あるいは第4の部材の外周面に差し込む際に、当該隅金具と該縦桟部材および該横桟部材との電気的導通を図るべく、当該縦桟部材および当該横桟部材の内面の塗装部分と干渉して該塗装部分を剥がすエッジ部を備えたことを特徴とする請求項3記載のフレーム組立用隅金具。
  5. 前記締結部材はリベットであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のフレーム組立用隅金具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のフレーム組立用隅金具によって連結される縦桟部材及び横桟部材であって、縦桟部材は、一部コーナー部分が切除された略方形筒形の断面形状を有する長尺部材から形成され、該縦桟部材の両端部には、両側縁部分が切除されてそれぞれ2つの凹部が形成される一方、横桟部材は2種類設けられ、それぞれ一部コーナー部分が切除された略方形筒形の断面形状を有する長尺部材から形成され、2種類のうち一種の横桟部材は、両端部それぞれにおいて内側に向く2つの壁の各角部が切除されて凸部が形成され、他種の横桟部材は、その両端部それぞれの外側角部に連なる2つの壁のうちの上側または下側に位置する壁において内側縁部分が切除されて凹部が形成され、前記2つの壁のうちの下方または上方に延びる壁は、角部が切除されて凸部が形成され、もって、これら縦桟部材と横桟部材の各端部を、隅金具の1つの縦連結部と2つの横連結部に嵌め込んだ際に、前記縦桟部材の2つの凹部に前記2つの横桟部材の一方の凸部が、一方の横桟部材の他方の凸部が他方の横桟部材の凹部に、前記縦桟部材の端部の内面に前記他方の横桟部材の端部の外面が、それぞれ嵌め込まれることを特徴とするフレーム組立用縦桟部材及び横桟部材。
  7. 前記縦桟部材の凹部の内面、前記一方の横桟部材の凸部の外面および前記他方の横桟部材の凸部の外面と凹部の内面は、互いに連なる直線面とテーパ面とをそれぞれ備えて形成されることを特徴とする請求項6記載のフレーム組立用縦桟部材及び横桟部材。
  8. 前記横桟部材の端部に、該横桟部材を横連結部に差し込んだ際に第2の部材の外面壁に形成されたスリット孔に差し込まれる突起を形成したことを特徴とする請求項6または7記載のフレーム組立用縦桟部材及び横桟部材。
  9. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のフレーム組立用隅金具を上下の4隅に配置し、縦方向に相対向する前記隅金具間に橋し渡しした縦桟部材と、横方向に相対向する前記隅金具間に橋し渡しした横桟部材を前記隅金具によって着脱可能に連結することにより方形体に組み立てられることを特徴とするフレーム。
  10. 前記フレームの上部の隅における横桟部材同士の連結個所内側に配置され、該フレームを他部に固定する固定具またはフレームを吊るための吊り具のベース部品であって、前記連結個所内側に配置された状態で、前記横桟部材に締結され、かつ、該横桟部材に形成された係合孔に差し込まれる係合突起が両端部に形成されたベース板と、該ベース板に固定され、前記固定具または吊り具のボルトがねじ嵌合されるナットと、を有するベース部品を備えたことを特徴とする請求項9記載のフレーム。
  11. 前記フレームの開放された面を塞ぐカバーを備え、該カバーのうちのフレーム側面におけるカバーは、その上端部と下端部に、前記横桟部材の下端および上端にそれぞれ形成された係合孔に係合される係合片をそれぞれ備えたことを特徴とする請求項9または10記載のフレーム。
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