JP6180287B2 - キャビネット - Google Patents

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本発明は、たとえば電気機器等を収納するためのキャビネットに関するものである。
従来、たとえば分電盤や配電盤等を収納するためのキャビネットとしては、前面を除く他の5面を閉塞するキャビネット本体と、当該キャビネット本体の前面開口を開閉する前扉とを備えてなるものが知られている(たとえば、特許文献1)。そして、そのようなキャビネットでは、たとえば前扉に粉体塗装を施すことがある。その場合、前扉に設けた折り曲げ部に丸孔状の吊り孔を2つ開設するとともに、先端部が上方へ湾曲した丸棒状の吊り具を2本準備し、各吊り具の先端部を各吊り孔へ下方から挿通させ、前扉を吊り具により吊り上げて、粉体塗装を行っている。
特開2009−130208号公報
しかしながら、上述したようなキャビネットでは、前扉に吊り孔を開設しているため、吊り孔を介して水が浸入してしまうおそれがあり、防水性の点で問題があった。また、吊り孔の周縁部は、塗装時に吊り具が邪魔となって十分な塗装が行えない場合があり、錆びやすいという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、たとえ吊り孔を開設したとしても防水性が損なわれることがなく、吊り孔の周縁部に錆が発生しにくいキャビネットを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、前面を除く他の5面を閉塞するキャビネット本体と、前記キャビネット本体の前面開口を開閉する前扉とを備えており、前記前扉の上辺部に、後方へ折り曲げられた折り曲げ部を設けるとともに、前記キャビネット本体の天面を構成する天板部と、前記前扉の前記折り曲げ部との少なくとも何れか一方に、自身に粉体塗装を施す際に吊り具によって吊り上げられるための吊り孔を設けたキャビネットであって、前記吊り孔を覆うように前記天板部又は前記折り曲げ部へ取り付け可能な取付部と、前記取付部から一体的に突設され、前記前扉により前記前面開口を閉塞した際、前記天板部と前記折り曲げ部との間をシールするシール部とを有するシール部材を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、シール部材を天板部又は折り曲げ部に取り付けるための取付部が、天板部又は折り曲げ部への取り付けに際して、天板部又は折り曲げ部に設けられた吊り孔を覆うため、たとえ吊り孔が開設されていたとしても、該吊り孔を介して水が浸入したりすることがなく、防水性に優れている。さらに、吊り孔がシール部材の取付部により覆われるため、たとえ吊り孔の周縁部の塗装が十分でなかったとしても、吊り孔の周縁部に錆が発生しにくい。
また、取付部から一体的に突設されたシール部が、前扉により前面開口を閉塞した際に、前扉の折り曲げ部とキャビネット本体の天板部との間をシールするため、吊り孔及び前扉とキャビネット本体との隙間を夫々別のシール部材でシールする構成と比較して合理的な構成となっており、部品点数の削減や組み立て作業の簡略化を図ることができる。
キャビネットの外観を示した斜視説明図である。 キャビネット本体を展開した状態を示した説明図である。 前扉を後方から示した斜視説明図である。 シール部材の前扉への取り付けを示した説明図である。 前扉の折り曲げ部の断面を示した説明図である。 前扉の塗装を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるキャビネットについて、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、キャビネット1の外観を示した斜視説明図である。図2は、キャビネット本体2を展開した状態を示した説明図である。図3は、前扉3を後方から示した斜視説明図である。図4は、シール部材11の前扉3への取り付けを示した説明図である。図5は、前扉3の折り曲げ部3aの断面を示した説明図である。図6は、前扉3の塗装を示した説明図である。
キャビネット1は、前面を除く他の5面を閉塞するキャビネット本体2と、キャビネット本体2の前面開口4(図5に示す)を開閉する前扉3とを備えてなるものであって、キャビネット本体2の内部空間には、分電盤や配電盤等の図示しない電気機器を収納可能となっている。キャビネット本体2は、図2に示すように、略中心に位置する背板部5と、背板部5から上方へ突出する天板部6と、背板部5から下方へ突出する底板部7と、背板部5から左右両側方へ突出する一対の側板部8、8とを有する一枚板状に成形されてなる。そして、該キャビネット本体2は、背板部5に対し、天板部6、底板部7、及び側板部8、8を夫々前側へ折り曲げ、天板部6と側板部8、8との当接部、及び底板部7と側板部8、8との当接部を夫々溶接することによって組み立てられる。また、天板部6、底板部7、及び側板部8、8の外縁部には、曲げ起こしたり折り返したりした折り曲げ部9a、9b、9cが夫々設けられている。そして、当該折り曲げ部9a〜9cは、上記の如くキャビネット本体2を組み立てた際に一連となり、キャビネット本体2の前面開口4を囲むような水切り部9(図5に示す)が形成されるようになっている。
一方、前扉3は、水切り部9よりも一回り大きな前面視略矩形状に形成された金属板であって、その上辺部、左右両側辺部、及び下辺部には、後方へ折り曲げられた折り曲げ部が設けられている。また、前扉3の上辺側の折り曲げ部3aには、吊り具20の先端部を挿通可能な吊り孔10、10が開設されている。さらに、前扉3の折り曲げ部3aに、合成樹脂製のシール部材11が取り付けられている。シール部材11は、自身を前扉3に取り付けるための取付部12と、取付部12から上方へ一体的に突設されたシール片13とを有している。取付部12は、前扉3の左右長さと略同じ左右長さを有する帯状体を、前方へ開口する倒U字状に湾曲させたような形状(すなわち、帯状体の短手方向で湾曲させたような形状)となっており、取付部12に沿って左右方向へ延びる倒U字溝部12aで前扉3の折り曲げ部3aを挟持可能となっている。一方、シール片13は、取付部12の上面側の後端縁に沿って設けられており、その上下方向での突出高さは、前扉3をキャビネット本体2に組み付け、前面開口4を閉塞する姿勢とした際に、シール片13の先端が天板部6の後面に当接可能な突出高さとなっている。
そして、前扉3は、上述したように外周縁部に折り曲げ成形なされると、まず吊り具20、20を用いて吊り上げられ、その表面に粉体塗装が施される。その後、倒U字溝部12aに前扉3の折り曲げ部3aを嵌め込むことにより、倒U字溝部12aで折り曲げ部3aを挟持させ、シール部材11を前扉3の折り曲げ部3aに取り付ける。このとき、シール部材11により、吊り孔10、10が覆われることになる。そして、シール部材11が取り付けられた前扉3は、キャビネット本体2に組み付けられ、キャビネット1が組み立てられる。なお、前扉3により前面開口4を閉塞すると、前扉3の折り曲げ部が水切り部9の外側を囲んだ上で、シール部材11により前扉3の上面とキャビネット本体2の天板部6との間がシールされた状態となる。また、21は、前扉3の後面で、水切り部9の前方となる位置に貼着されたシール体であり、前扉3により前面開口4を閉塞した際に、水切り部9の前面と前扉3の後面との間をシール可能となっている。
以上のような構成を有するキャビネット1によれば、前扉3に吊り孔10、10を開設するものの、吊り孔10、10を覆うようにシール部材11を取り付けているため、吊り孔10、10を介して水が浸入したりすることがなく、防水性に優れている。さらに、シール部材11により吊り孔10、10が覆われるため、たとえ吊り孔10、10の周縁部の塗装が十分でなかったとしても、吊り孔10、10の周縁部に錆が発生しにくい。
また、当該シール部材11のシール片13が、前扉3の上面とキャビネット本体2の天板部6との間をシールするため、吊り孔10、10及びキャビネット本体2と前扉3との隙間を夫々別のシール部材でシールする構成と比較して合理的な構成となっており、部品点数の削減や組み立て作業の簡略化を図ることができる。
さらに、シール部材11は、前方へ開口する倒U字状に形成されており、その倒U字溝部12aへ前扉3の折り曲げ部3aを嵌め込み、倒U字溝部12aで挟持させるだけで前扉3へ取付可能となっており、キャビネット1の組み立て作業の一層の簡略化を図ることができる。
加えて、キャビネット本体2の前面開口4を囲むように水切り部9を設けるとともに、前扉3の後面に、前扉3により前面開口4を閉塞した際に水切り部9の前面と当接し、水切り部9の前面と前扉3の後面との間をシール可能なシール体21を設けている。したがって、キャビネット1内への水の浸入を一層確実に防止することができる。
なお、本発明に係るキャビネットは、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、キャビネットの全体的な構成は勿論、キャビネット本体の形状やシール部材の形状等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、キャビネット本体を、背板部、天板部、底板部、及び一対の側板部を有する一枚板状に形成しているが、背板や天板、底板、側板の何れか又は全てを別個の部材とし、複数の部材の組み付けによりキャビネット本体が組み立てられるように構成することも可能である。
また、シール部材の前扉への取り付けに係る構造についても適宜変更可能であり、上記実施形態では、倒U字溝部で前扉の折り曲げ部を挟持するように構成しているが、前扉の折り曲げ部の上面に貼着するように構成することも可能である。
さらに、天板が背板部や側板部等とは別体である場合、天板に吊り孔が形成され、天板が粉体塗装されることも考えられる。この場合、天板に、吊り孔及び天板と前扉との間をシールするようなシール部材を取り付けることも可能である。
加えて、シール体の有無や取付位置、水切り部の形状や有無等については、必要に応じて適宜変更設計可能である。
1・・キャビネット、2・・キャビネット本体、3・・前扉、3a・・折り曲げ部、4・・前面開口、6・・天板部、9・・水切り部、10・・吊り孔、11・・シール部材、12・・取付部、12a・・倒U字溝部、13・・シール片(シール部)、20・・吊り具、21・・シール体。

Claims (1)

  1. 前面を除く他の5面を閉塞するキャビネット本体と、前記キャビネット本体の前面開口を開閉する前扉とを備えており、
    前記前扉の上辺部に、後方へ折り曲げられた折り曲げ部を設けるとともに、
    前記キャビネット本体の天面を構成する天板部と、前記前扉の前記折り曲げ部との少なくとも何れか一方に、自身に粉体塗装を施す際に吊り具によって吊り上げられるための吊り孔を設けたキャビネットであって、
    前記吊り孔を覆うように前記天板部又は前記折り曲げ部へ取り付け可能な取付部と、前記取付部から一体的に突設され、前記前扉により前記前面開口を閉塞した際、前記天板部と前記折り曲げ部との間をシールするシール部とを有するシール部材を設けたことを特徴とするキャビネット。
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