JP2013232311A - メタルハライドランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】点灯初期におけるアーク放電を安定化させることができるメタルハライドランプを提供する。
【解決手段】メタルハライドランプは、片端に口金が形成された透光性の外管と、該外管の内部に配置された発光部と、を有し、前記口金が上側となるように取り付けられように構成された垂直型である。発光管には、水銀と金属ハロゲン化物が封入されており、ランプ定格電力をP[W]とすると、前記発光管内の水銀の濃度d(Hg)[μmol/cm3]は次の式によって求められる水銀の濃度d(Hg)の±10%の値の範囲にある。d(Hg)=0.0007P2−0.4113P+99.557
【選択図】図3

Description

本発明は、水銀と金属ハロゲン化物が封入された発光管を備えたメタルハライドランプに関し、特に、垂直型のセラミックメタルハライドランプに関する。
メタルハライドランプは、高圧ナトリウムランプや水銀ランプに比して、最も自然光に近い光が放射されるので演色性に優れており、オフィスや店舗のベース照明としても用いられている。近年、石英ガラスの発光管の代わりに透光性セラミックの発光管を用いたセラミックメタルハライドランプが普及している。セラミックメタルハライドランプの発光管には水銀と金属ハロゲン化物が封入される。
一般に、平均演色評価数Ra≧80であれば高演色であると評価され(ISO8995の演色区分1B以上)、発光効率η≧100程度であれば高効率であると評価される。高演色と高効率は相反関係にあり、両者を同時に実現することは困難である。
特許文献1には、黒化現象を回避し、良好な光束維持率を得るために、発光管内に水銀に対して過剰のハロゲン原子が存在するように、金属ハロゲン化物を封入することが記載されている。特許文献2には、発光管内にセリウム及びプラセオジムの内の少なくとも一種を含む発光物質を封入したメタルハライドランプの例が記載されている。特許文献3には、発光管内に金属ハロゲン化物としてヨウ化金属を封入することによって、高演色性と高効率を達成することができるメタルハライドランプの例が記載されている。特許文献4には、点灯初期からアークを安定的に点灯させるために給電ワイヤを設けたセラミックメタルハライドランプの例が記載されている。
特許4210911号 特許4613257号 特開2011−08935号 特開2011−70869号
セラミックメタルハライドランプでは、発光管の管壁負荷を高くし、内部の蒸気圧を高くすることによって、高発光効率と高演色性を実現している。しかしながら、点灯初期にアーク放電が不安定となることがある。即ち、点灯初期(点灯直後〜数時間後)に、放電空間内の蒸気圧が安定時(100時間点灯時)よりも高くなり、蒸気対流が安定せず、アークの湾曲等のアーク異常が発生する。
本発明の目的は、点灯初期におけるアーク放電を安定化させることができるメタルハライドランプを提供することにある。
本願の発明者は、点灯初期におけるアークの安定性にとって、発光管内の蒸気圧の値が重要であることを見出した。そこで、本願の発明者は、発光管内の水銀の濃度を適切に設定することにより、点灯初期におけるアークの安定性が向上することを見出した。
本発明によると、
片端に口金が形成された透光性の外管と、該外管の内部に配置された発光部と、を有し、前記口金が上側となるように取り付けられるように構成された垂直型のメタルハライドランプにおいて、
前記発光部は、透光性のセラミックからなる発光管と、該発光管の両端から延びるキャピラリと、該キャピラリ内に封入された電極アセンブリと、該電極アセンブリの両端から延びる電力供給リードを有し、
前記ランプ定格電力P[W]は、P=100〜400[W]であり、前記発光管の有効長さをL、有効内径をIDとすると、1.8≦L/ID≦2.3となるように構成され、
前記発光管には、水銀と金属ハロゲン化物が封入されており、ランプ定格電力をP[W]とすると、前記発光管内の水銀の濃度d(Hg)[μmol/cm3]は次の式によって求められる水銀の濃度d(Hg)の±10%の値の範囲にある。
d(Hg)=0.0007P2−0.4113P+99.557
本発明の実施形態によると、
前記発光管内の水銀の濃度d(Hg)は、d(Hg)=39.0〜63.0[μmol/cm3]であってよい。
本発明の実施形態によると、
前記ランプ定格電力P[W]を前記発光管の全内面積S[cm2]で除した値で定義される壁面負荷は15〜25[W/cm2]であってよい。
本発明の実施形態によると、
前記発光管内の水銀の濃度d(Hg)が43〜48[μmol/cm3]であり、前記発光管内の金属ハロゲン化物の濃度d(MX)が6〜7[μmol/cm3]であってよい。
本発明の実施形態によると、
前記金属ハロゲン化物として、ヨウ化ツリウム(TmI3)、ヨウ化タリウム(TlI)、ヨウ化ナトリウム(NaI)、ヨウ化カルシウム(CaI2)及びヨウ化セリウム(CeI3)を含んでよい。
本発明の実施形態によると、
前記ヨウ化セリウム(CeI3)のモル比[%]は、4〜5%であってよい。
本発明によれば、点灯初期におけるアーク放電を安定化させることができるメタルハライドランプを提供することができる。
図1は、本実施形態によるセラミックメタルハライドランプの構造を説明する図である。 図2は、本実施形態によるメタルハライドランプの発光部の構造を説明する図である。 図3は、本願の発明者が実施したアーク安定化実験の結果を示す図である。
以下、本発明に係るセラミックメタルハライドランプの実施形態に関して、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中、同じ要素に対しては同じ参照符号を付して、重複した説明を省略する。
図1を参照して本発明に係るセラミックメタルハライドランプの実施形態を説明する。本例のセラミックメタルハライドランプは、片端に口金11を形成した透光性外管10と、その内部に配置された発光部1を有する。発光部1は、中心の発光管2と、その両端から延びるキャピラリ3A、3Bと、その両端から延びる電力供給リード7A、7Bを有する。
口金11のステム13には支柱14、15が装着されている。支柱14、15には、始動器12とサポートディスク16A、16Bが装着されている。始動器12は、発光管の電極間に始動電圧を供給する非線形セラミックコンデンサなどから構成される。サポートディスク16A、16Bには、透光性スリーブ17が発光管2を囲むように固定されている。サポートディスク16A、16Bの挿通孔に、発光部1のキャピラリ3A、3Bが挿通されている。発光部1の電力供給リード7A、7Bは、支柱14、15に直接溶接するか又はニッケルリボン線18を介して溶接することにより口金11に電気的に接続される。発光部1の電力供給リード7A、7Bは、更に、始動器12に電気的に接続されている。
透光性外管10には不活性ガスとして窒素ガスが封入されている。また、本実施形態によるセラミックメタルハライドランプは、垂直型であり、口金11が上側となるような姿勢で取り付けられる。
図2を参照して本実施形態によるメタルハライドランプの発光部を説明する。発光部1は、発光管2とその両端側に延びる一対のキャピラリ3A、3Bを有する。キャピラリ3A、3Bには、電極5A、5Bを備えた一対の電極アセンブリ6A、6Bが挿通されている。電極アセンブリ6A、6Bの両端には電力供給リード7A、7Bが接続されている。キャピラリ3A、3Bの両端は、電気絶縁性を有するフリットガラスなどのシール材によって気密にシールされると同時に、該シール材によって電極アセンブリ6A、6Bが、キャピラリ3A、3B内の定位置に固定されている。本例の発光部1は、発光管2とキャピラリ3A、3Bを透光性アルミナの粉末圧縮体を型取りして一体成形した所謂1ピースタイプのものを用いている。
発光管2は、楕円を長軸周りに回転させることにより形成される略楕円球面状を有する。発光管2とキャピラリ3A、3Bの間は、遷移曲面4A、4Bを介して連続的に形成されており角隅部が無い形状である。
発光管2の内側寸法として、有効長さLと有効内径IDを定義する。有効長さLは、直管状のキャピラリ3A、3Bの内径が、発光管2に連続する遷移曲面4A、4Bに移行して拡径開始する部分2A及び2B間の距離で定義される。有効内径IDは、1ピースタイプの発光管にあっては、電極5A、5B間中央部の最大内径で定義される。
本実施形態によると、発光管2の有効長さをL、有効内径をIDとし、両者の比L/IDをアスペクト比と称することとする。アスペクト比は、1.8≦L/ID≦2.3となるように設計されている。
本実施形態によると、壁面負荷は15〜25[W/cm2]である。ここで「壁面負荷」は、ランプ電力P[W]を発光管2の全内面積S[cm2]で除した値で定義される。本発明のセラミックメタルハライドランプでは、アスペクト比L/IDが、1.8〜2.3であるため、発光管2の全内面積S[cm2]が比較的大きくなり、壁面負荷を比較的小さくすることができる。そのため、ランプ寿命を犠牲にすることなく、高効率、高演色性を実現することができる。
発光部1の各部の温度は、発光管の壁面負荷、透光性外管内のガス圧力、発光管材質及び発光管のアスペクト比(L/ID)によって決まる。本実施形態によると、点灯時の発光管の最冷温度が800℃以上で且つ発光管の最高温度が1200℃以下となるように、発光管の壁面負荷、透光性外管内のガス圧力、発光管材質及び発光管のアスペクト比(L/ID)が設定されている。
発光管2には、金属ハロゲン化物、水銀及び始動用希ガスが封入されている。金属ハロゲン化物として、少なくともヨウ化ツリウム(TmI3)、ヨウ化タリウム(TlI)、ヨウ化ナトリウム(NaI)、ヨウ化カルシウム(CaI2)及びヨウ化セリウム(CeI3)が封入される。
例えば、ヨウ化ツリウム(TmI3)、及び、ヨウ化タリウム(TlI)は、全金属ハロゲン化物に対して夫々10〜20%、及び、5〜10%のモル比率で封入されてよい。ヨウ化ナトリウム(NaI)及びヨウ化カルシウム(CaI2)は、全金属ハロゲン化物に対して夫々60〜80%及び5〜7%のモル比率で封入されてよい。更にヨウ化セリウム(CeI3)は、全金属ハロゲン化物に対して4〜5%のモル比率で封入してもよい。
また、必要に応じて、ヨウ化ホルミウム(HoI3)、及び、ヨウ化ディスプロシウム(DyI3)を全金属ハロゲン化物に対して1〜3%のモル比率で封入してもよい。
水銀として、金属単体の水銀、ハロゲン化水銀、又は、これらの混合物が封入される。水銀の量及び濃度については後に説明する。
Figure 2013232311
[実施例1]
表1は、本願の発明者が行ったアーク安定性実験に用いた9種のランプの仕様を示す。9種のランプは何れも、口金が上側になるように天井等に垂直な姿勢で取り付けた状態で点灯初期におけるアークの安定性の調べる実験を行った。表1は、9種のランプについて、(1)ランプの定格電力P[W]、(2)発光管の有効長さL[mm]、(3)発光管の有効内径ID[mm]、(4)発光管のアスペクト比L/ID、(5)発光管の容積V0[cm3]、を計測した結果を示す。ランプの定格電力P[W]は、P=100〜400[W]、アスペクト比L/IDは、L/ID=1.8〜2.3である。
Figure 2013232311
表2は、本願の発明者が行ったアーク安定性実験の実験条件を示す。表2は、9種のランプにおける、(1)ランプ電圧VL[V]、(2)ランプ電流IL[A]、(3)発光管に封入した水銀量Hg[μmol]、(4)発光管内の水銀の濃度d(Hg)[μmol/cm3]、(5)発光管内の水銀の濃度(中心値)の上限値及び下限値、(6)実験結果、を示す。上限値及び下限値は、発光管内の水銀の濃度を中心値とした、その±10%の値である。この実験では、発光管内の水銀の濃度d(Hg)は、d(Hg)=39.0〜63.0[μmol/cm3]であり、比較的大きい。例えば、特許文献1に記載された例ではd(Hg)=7.0[mg/cm3]以下、即ち、約35[μmol/cm3]以下である。
試験番号No.1〜No.6では、試験結果として「アークが安定」の結果が得られた。また、これらのランプについて、平均演色評価数Raを測定したが、いずれもRa=70〜80であり、高演色が得られた。一方、試験番号No.7〜No.9では、試験結果として「アークが不安定」の結果が得られた。
図3は、表2の結果をグラフに表したものである。縦軸は、発光管内の水銀の濃度d(Hg)[μmol/cm3]、横軸は、ランプ電力P[W]を表す。黒色の四角形によって示される点は、試験番号No.1〜No.6の結果でありアーク安定を表す。実線の曲線は、白抜きの四角形によって表される点は、試験番号No.7〜No.9の結果でありアーク不安定を表す。アーク安定の結果を表す7つの点を通る曲線を2次曲線によって近似した。ここでは、最小二乗法によって2次曲線を求めた。得られた2次曲線は、次の式によって表される。
d(Hg)=0.0007P2−0.4113P+99.557
但し、残差は、R2=0.9905であった。実線の曲線は得られた2次曲線を表す。但し破線の曲線は、実線の2次曲線の値を中心値として、その±10%の値を求めることにより得られたものである。即ち、d(Hg)[μmol/cm3]±10%の範囲を示す。一点鎖線は、特許文献1に記載された水銀の濃度d(Hg)r(約35[μmol/cm3])である。
Figure 2013232311
[実施例2]
表3は、本願の発明者が行ったアーク安定性実験に用いた3種のランプの仕様と実験条件と実験結果を示す。実験に用いたランプの定格電力は190ワットである。この3種のランプについて、発光管内の水銀の濃度を変化させた。この実験では、発光管内の水銀の濃度d(Hg)は、d(Hg)=48、53、及び、59[μmol/cm3]の3つであり、特許文献1に記載された例(約35[μmol/cm3]以下)と比較して大きい。
水銀の濃度がd(Hg)=59[μmol/cm3]の場合にはアーク不安定であったが、水銀の濃度がd(Hg)=53[μmol/cm3]の場合にはアークはやや不安定であった。水銀の濃度がd(Hg)=48[μmol/cm3]の場合にはアークは安定であった。従って、放電空間内の水銀の蒸気圧を適切なレベルまで下げると対流が安定し、点灯初期におけるアーク異常を抑制することができる。
Figure 2013232311
[実施例3]
表4は、本願の発明者が行ったアーク安定性実験に用いた4種のランプの仕様と実験条件と実験結果を示す。実験に用いたランプの定格電力は230ワットである。この4種のランプについて、(1)発光管内の水銀の濃度、(2)発光管内の金属ハロゲン化物の量を変化させた。この実験では、発光管内の水銀の濃度d(Hg)は、d(Hg)=50、又は、43[μmol/cm3]であり、特許文献1に記載された例(約35[μmol/cm3]以下)と比較して大きい。この実験では、更に、水銀の濃度d(Hg)は金属ハロゲン化物の濃度d(MX)に対して十分に大きく、d(Hg)>>d(MX)である。即ち、発光管内の蒸気圧は水銀の濃度d(Hg)が支配的である。
水銀の濃度が50[μmol/cm3]の場合にはアーク不安定であったが、水銀の濃度が43[μmol/cm3]の場合にはアーク安定であった。従って、放電空間内の水銀の蒸気圧を適切なレベルまで下げると対流が安定し、点灯初期におけるアーク異常を抑制することができる。
表3及び表4の結果から、発光管内の水銀の濃度d(Hg)が43〜48[μmol/cm3]であれば、点灯初期におけるアークの安定性を確保できる。また、金属ハロゲン化物の濃度d(MX)は6〜7[μmol/cm3]程度であるとよい。
Figure 2013232311
[実施例4]
表5は、本願の発明者が行ったアーク安定性実験に用いた2種のランプの仕様と実験条件と実験結果を示す。実験に用いたランプの定格電力は190ワットと230ワットである。(1)発光管内の水銀の濃度、(2)発光管内の金属ハロゲン化物のモル比[%]は表のとおりである。金属ハロゲン化物として、ヨウ化ツリウム(TmI3)、ヨウ化タリウム(TlI)、ヨウ化ナトリウム(NaI)、ヨウ化カルシウム(CaI2)及びヨウ化セリウム(CeI3)が封入されている。
例えば、ヨウ化ツリウム(TmI3)、及び、ヨウ化タリウム(TlI)は、全金属ハロゲン化物に対して夫々10〜20%、及び、5〜10%のモル比率で封入されてよい。ヨウ化ナトリウム(NaI)及びヨウ化カルシウム(CaI2)は、全金属ハロゲン化物に対して夫々60〜80%及び5〜7%のモル比率で封入されてよい。更にヨウ化セリウム(CeI3)は、全金属ハロゲン化物に対して4〜5%のモル比率で封入されてよい。
ここでは、ヨウ化ディスプロシウム(DyI3)及びヨウ化ホルミウム(HoI3)の含有量はゼロとなっているが、1〜3%のモル比率で封入してもよい。
ここでは、1ピースタイプの発光管について説明した。最近流通している2ピースタイプの発光管では、発光管中央で2つの発光管部材を接合しているため、発光管中央内面に小さな溝を有するものがある。しかしながら、本発明は、このような形状の2ピースタイプの発光管では適用可能である。
以上、本実施形態に係るメタルハライドランプについて説明したが、これらは例示であって、本発明の範囲を制限するものではない。当業者が、本実施形態に対して容易になしえる追加・削除・変更・改良等は、本発明の範囲内である。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の記載によって定められる。
1…発光部、 2…発光管、 3A、3B…キャピラリ、 4A、4B…遷移曲面、 5A、5B…電極、 6A、6B…電極アセンブリ、 7A、7B…電力供給リード、 10…透光性外管、 11…口金、 12…始動器、 13…ステム、 14、15…支柱、 16A、16B…サポートディスク、 17…透光性スリーブ、 18…ニッケルリボン線、 L…発光管の有効長さ、 ID…発光管の有効内径

Claims (6)

  1. 片端に口金が形成された透光性の外管と、該外管の内部に配置された発光部と、を有し、前記口金が上側となるように取り付けられるように構成された垂直型のメタルハライドランプにおいて、
    前記発光部は、透光性のセラミックからなる発光管と、該発光管の両端から延びるキャピラリと、該キャピラリ内に封入された電極アセンブリと、該電極アセンブリの両端から延びる電力供給リードを有し、
    前記ランプ定格電力P[W]は、P=100〜400[W]であり、前記発光管の有効長さをL、有効内径をIDとすると、1.8≦L/ID≦2.3となるように構成され、
    前記発光管には、水銀と金属ハロゲン化物が封入されており、ランプ定格電力をP[W]とすると、前記発光管内の水銀の濃度d(Hg)[μmol/cm3]は次の式によって求められる水銀の濃度d(Hg)の±10%の値の範囲にあることを特徴とするメタルハライドランプ。
    d(Hg)=0.0007P2−0.4113P+99.557
  2. 請求項1記載のメタルハライドランプにおいて、
    前記発光管内の水銀の濃度d(Hg)は、d(Hg)=39.0〜63.0[μmol/cm3]であることを特徴とするセラミックメタルハライドランプ。
  3. 請求項1又は2記載のメタルハライドランプにおいて、
    前記ランプ定格電力P[W]を前記発光管の全内面積S[cm2]で除した値で定義される壁面負荷は15〜25[W/cm2]であることを特徴とするセラミックメタルハライドランプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項記載のメタルハライドランプにおいて、
    前記発光管内の水銀の濃度d(Hg)が43〜48[μmol/cm3]であり、前記発光管内の金属ハロゲン化物の濃度d(MX)が6〜7[μmol/cm3]であることを特徴とするセラミックメタルハライドランプ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載のメタルハライドランプにおいて、
    前記金属ハロゲン化物として、ヨウ化ツリウム(TmI3)、ヨウ化タリウム(TlI)、ヨウ化ナトリウム(NaI)、ヨウ化カルシウム(CaI2)及びヨウ化セリウム(CeI3)を含むことを特徴とするメタルハライドランプ。
  6. 請求項5記載のメタルハライドランプにおいて、前記ヨウ化セリウム(CeI3)のモル比[%]は、4〜5%であることを特徴とするメタルハライドランプ。
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