JP2013230787A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製のシートフレームを効率良く補強することができる車両用シートを提供する。
【解決手段】シート幅方向に所定間隔を隔てる左右の両サイドフレーム部21とこれら両サイドフレーム部21の少なくとも一端部を連結する横フレーム部23とを一体に有する樹脂製のシートフレーム20と、シートフレーム20に固着されて張設されることで着座者を弾性的に支承する織布部材30と、を備える。織布部材30には、シートフレーム20との固着部分に強化繊維31が織り込まれている。
【選択図】図1

Description

この発明は、樹脂製のシートフレームと着座者を弾性的に支承する織布部材と、を備えた車両用シートに関する。
車両用シートの軽量化を図るために、例えば、特許文献1に開示されているように、CFRP(炭素繊維強化樹脂)が積層されてシートフレームが構成されたものが知られている。
また、特許文献2に開示されているように、着座者を弾性的に支承する織布部材(ネット材も含む)が枠状をなす組付け枠に張設され、この組付け枠が弾性係着手段を介して金属製のシートフレームに着脱可能に組み付けられたものが知られている。
特開2005−334364号公報 特開2010−240276号公報
ところで、特許文献1に開示された車両用シートにおいては、シートフレームが炭素繊維強化樹脂が積層されて構成されるため、軽量化において有効である。
しかしながら、シートフレームに対し、着座者を弾性的に支承する支持ばね等の支持部材を組み付けると共に、シートフレーム及び支持部材を覆うようにしてパッド材や表皮部材を組み付けなければならず、部品点数や組付工数を低減することが困難となる。
また、特許文献1に開示された車両用シートにおいては、織布部材が張設された組付け枠が弾性係着手段を介して金属製のシートフレームに着脱可能に組み付けられる構造上、軽量化を図ることが困難となる。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、軽量化を図りながら、樹脂製のシートフレームを効率良く補強することができる車両用シートを提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係る車両用シートは、シート幅方向に所定間隔を隔てる左右の両サイドフレーム部とこれら両サイドフレーム部の少なくとも一端部を連結する横フレーム部とを一体に有する樹脂製のシートフレームと、
前記シートフレームに固着されて張設されることで着座者を弾性的に支承する織布部材と、を備えた車両用シートであって、
前記織布部材には、前記シートフレームとの固着部分に強化繊維が織り込まれていることを特徴とする。
前記構成によると、樹脂製のシートフレームに織布部材を固着して張設した状態において、シートフレームとの固着部分に織り込まれている強化繊維によって、樹脂製のシートフレームを効率良く補強することができる。
請求項2に係る車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートであって、
織布部材は、左右の両サイドフレーム部に固着され、
強化繊維は、前記左右の両サイドフレーム部の長手方向に連続して前記織布部材に織り込まれていることを特徴とする。
前記構成によると、左右の両サイドフレーム部の長手方向に連続して織布部材に織り込まれている強化繊維によって左右の両サイドフレーム部の前後方向の強度を効率よく高めることができる。
請求項3に係る車両用シートは、請求項2に記載の車両用シートであって、
左右の両サイドフレーム部の前側面に対し強化繊維が織り込まれた織布部材が固着され、
前記左右の両サイドフレーム部の後側面の長手方向には、強化繊維テープが貼り付けられていることを特徴とする。
前記構成によると、左右の両サイドフレーム部の前側面が織布部材に織り込まれた強化繊維によって補強され、左右の両サイドフレーム部の後側面が強化繊維テープによって補強されるため、左右の両サイドフレーム部の前後方向の強度をより一層を効率よく高めることができる。
この発明の実施例1に係る車両用シートのシートバックを前側から示す斜視図である。 同じくシートバックを後側から示す斜視図である。 同じく図1のIII−III線に沿うシートバックの平断面図である。 同じくサイドフレーム部の前側面と織布部材の織り込まれた強化繊維との固着部分を拡大して示す平断面図である。 同じく強化繊維が織り込まれた織布部材を示す説明図である。
この発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1を図面にしたがって説明する。
図1と図2に示すように、車両用シートのシートクッション(図示しない)の後部に配置されるシートバック10は、その骨格部をなす樹脂製のシートフレーム(シートバックフレーム)20と、着座者の背部を弾性的に支承する織布部材30と、を備えている。
樹脂製のシートフレーム20は、合成樹脂材料(強化繊維が混合された合成樹脂材料も含む)が成形型内に充填されることによって形成されている。
そして、シートフレーム20は、シート幅方向に所定間隔を隔てる左右の両サイドフレーム部21と、これら両サイドフレーム部21の少なくとも一端部(この実施例1では上下両端部)を連結する横フレーム部としてのアッパフレーム部23及びロアフレーム部25とを一体連続状に有して枠状に形成されている。
また、この実施例1において、シートフレーム20の両サイドフレーム部21は、ハニカム構造をなすリブ29が形成されており、これによって、軽量化や材料節減を図りながら剛性を確保している。
図1〜図5に示すように、織布部材30は、シートフレーム20の前側に固着されて張設されている。
この実施例1において、織布部材30は、シートフレーム20に対応する成形型内にセットされ、シートフレーム20を成形型内で形成すると同時に、溶融状態の樹脂材料の一部が織布部材30に含浸され、これによって、織布部材30がシートフレーム20の前側に固着されて張設される。
また、織布部材30には、シートフレーム20との固着部分に、カーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等の強化繊維31が織り込まれている。
この実施例1において、織布部材30は、シートフレーム20の左右の両サイドフレーム部21と、アッパフレーム部23と、ロアフレーム部25とのそれぞれの前側面に固着されている。
また、強化繊維31は、左右の両サイドフレーム部21との固着部分において、左右の両サイドフレーム部21の長手方向に連続して織布部材30にそれぞれ複数本(単数本でもよい)織り込まれている。
また、この実施例1において、左右の両サイドフレーム部21の後側面の長手方向には、強化繊維テープ40、例えば、UDテープとも呼ばれることがある一方向性強化繊維(炭素繊維)テープが固着されている。この一方向性強化繊維テープの繊維の方向は、左右の両サイドフレーム部21の長手方向に沿う。
また、強化繊維テープ40は、シートフレーム20を成形型内で形成すると同時に左右の両サイドフレーム部21の後側面に固着することもでき、シートフレーム20を形成した後、接着剤によって左右の両サイドフレーム部21の後側面に固着することもできる。
この実施例1に係る車両用シートは上述したように構成される。
したがって、樹脂製のシートフレーム20に織布部材30を固着して張設すると共に、織布部材30のシートフレーム20との固着部分に織り込まれている強化繊維31によって、樹脂製のシートフレーム20を効率良く補強することができる。
また、樹脂製のシートフレーム20の左右の両サイドフレーム部21の長手方向に連続して織布部材30に織り込まれている強化繊維31によって左右の両サイドフレーム部21の前後方向の強度を効率よく高めることができる。
また、左右の両サイドフレーム部21の前側面が織布部材30の強化繊維31によって補強され、左右の両サイドフレーム部21の後側面が強化繊維テープ40によって補強される。このため、左右の両サイドフレーム部21の前後方向の強度をより一層を効率よく高めることができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施することができる。
例えば、前記実施例1においては、シートフレーム20が、左右の両サイドフレーム部21と、アッパフレーム部23と、ロアフレーム部25とを一体連続状に有して枠状に形成される場合を例示したが、例えば、ロアフレーム部25がない構造であってもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例1においては、車両用シートのシートバックを構成するシートフレーム20である場合を例示したが、シートクッションに対しても適応することができる。
10 シートバック
20 シートフレーム
21 左右の両サイドフレーム部
23 アッパフレーム部(横フレーム部)
30 織布部材
31 強化繊維
40 強化繊維テープ

Claims (3)

  1. シート幅方向に所定間隔を隔てる左右の両サイドフレーム部とこれら両サイドフレーム部の少なくとも一端部を連結する横フレーム部とを一体に有する樹脂製のシートフレームと、
    前記シートフレームに固着されて張設されることで着座者を弾性的に支承する織布部材と、を備えた車両用シートであって、
    前記織布部材には、前記シートフレームとの固着部分に強化繊維が織り込まれていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    織布部材は、左右の両サイドフレーム部に固着され、
    強化繊維は、前記左右の両サイドフレーム部の長手方向に連続して前記織布部材に織り込まれていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートであって、
    左右の両サイドフレーム部の前側に対し強化繊維が織り込まれた織布部材が固着され、
    前記左右の両サイドフレーム部の後側面の長手方向には、強化繊維テープが貼り付けられていることを特徴とする車両用シート。
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