JP2013230670A - 記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 得られる画像の耐オゾン性及び発色性が高い記録媒体を提供すること。
【解決手段】 支持体とインク受容層とを有する記録媒体において、前記インク受容層が、無機粒子、バインダー、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩、スルホニル基を有するカチオン性ポリマー、及び多価金属を含有することを特徴とする記録媒体。
【選択図】 なし

Description

本発明は記録媒体に関する。
無機粒子やバインダーから構成されるインク受容層を有する記録媒体は、画像の発色性や光沢性に優れているが、画像の耐オゾン性が低い。これは、インク受容層が多くの空隙を有するため、空気中のオゾンと接触する表面積が大きく、画像が褪色しやすいからである。そこで、画像の耐オゾン性を向上するような特定の化合物を含有するインク受容層を有する記録媒体が検討されている(特許文献1)。特許文献1には、インク受容層に、無機粒子である気相法シリカ及びバインダーであるポリビニルアルコールに加えて、反復アルキレンオキシド基を有するアミノ化合物及びカチオン性ポリマーであるジアリルアミン塩酸塩−二酸化硫黄共重合体を含有することで、画像の耐オゾン性が改善することが記載されている。
特許文献2には、2層構成のインク受容層のうち、下層のみにポリアリルアミン塩酸塩、ポリメチルジアリルアミン塩酸塩、及びジアリルアミン塩酸塩−二酸化硫黄共重合体から選択されるカチオン性ポリマーを含有することで、画像の耐ブロンズ性や耐湿性が改善することが記載されている。特許文献3には、炭酸カルシウム及びバインダーを含有する下塗り層の上に、カチオン性ポリマーを含有する上塗り層を積層して得られるインク受容層を有する記録媒体により、画像の耐ブリード性や発色性が改善することが記載されている。
特開2001−341418号公報 国際公開第2008/130045号パンフレット 特開2005−280035号公報
しかしながら、本発明者らの検討によると、特許文献1に記載の記録媒体は、画像の耐オゾン性は改善されているものの、画像の発色性が低かった。また、特許文献2の記録媒体は、画像の耐オゾン性が低かった。特許文献3は、画像の発色性が低い場合があった。
したがって、本発明の目的は、得られる画像の耐オゾン性及び発色性が高い記録媒体を提供することにある。
上記の目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明にかかる記録媒体は、支持体とインク受容層とを有する記録媒体において、前記インク受容層が、無機粒子、バインダー、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩、スルホニル基を有するカチオン性ポリマー、及び多価金属を含有することを特徴とする。
本発明によれば、得られる画像の耐オゾン性及び発色性が高い記録媒体を提供することができる。
以下、好適な実施の形態を挙げて、本発明を詳細に説明する。本発明者らは先ず、上記従来の記録媒体において、高い画像の耐オゾン性及び発色性が得られなかった原因について検討を行った。詳細を以下に示す。
特許文献1では、気相法シリカを使用しているが、気相法シリカの分散安定性が低く、その結果、インク受容層の透明度が低くなるため、画像の発色性が低かった。特許文献2では、下層にのみカチオン性ポリマーを含有しているため、記録媒体にインクを付与した際に、インク中の色材はインク受容層の上層に定着するため、画像の耐オゾン性は低くなった。特許文献3では、炭酸カルシウムを使用しているが、炭酸カルシウムの分散安定性が低く、その結果、インク受容層の透明度が低くなるため、画像の発色性が低かった。
これらの結果を受けて、本発明者らが種々の化合物について検討を行ったところ、記録媒体のインク受容層が、無機粒子、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩、スルホニル基を有するカチオン性ポリマー、及び多価金属を含有するという本発明の構成により、高い画像の耐オゾン性及び発色性が得られることを見出した。特に、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩、スルホニル基を有するカチオン性ポリマー、及び多価金属の3種の化合物を組合せて用いることにより、それぞれの化合物を単独で用いる場合や2種を組合せて用いる場合からは、予期できない程の高い画像の耐オゾン性及び発色性が得られた。本発明者らは、上記構成により本発明の効果が得られる理由を以下のように推測している。
スルホニル基を有するカチオン性ポリマーは、電子吸引性のスルホニル基により、カチオン性基の電子密度が低下しており、その結果、色材との会合が強化されるため、画像の耐オゾン性が向上する。その際に、多価金属が存在することでスルホニル基の活性を高め、画像の耐オゾン性の向上効果が更に高いレベルで得られる。また、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩によって、無機粒子の分散安定性が高いため、インク受容層の透明性が高くなり、得られる画像の発色性が向上する。この際にも、スルホニル基を有するカチオン性ポリマー及び多価金属が存在することで、画像の発色性が更に向上する。
以上のメカニズムのように、各構成が相乗的に効果を及ぼし合うことによって、本発明の効果を達成することが可能となる。
[記録媒体]
本発明の記録媒体は、支持体の少なくとも一方の面にインク受容層を有する。以下、本発明の記録媒体を構成する各成分について、それぞれ説明する。
<インク受容層>
本発明において、記録媒体が有するインク受容層は、無機粒子、バインダー、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩、スルホニル基を有するカチオン性ポリマー、及び多価金属を含有する。
本発明において、インク受容層の膜厚は、15μm以上45μm以下であることが好ましい。膜厚は、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて記録媒体の断面の少なくとも5点以上でインク受容層の膜厚を測定し、その平均値を算出する。以下、インク受容層を構成する各成分について、それぞれ説明する。
(1)無機粒子
本発明において、インク受容層に用いる無機粒子としては、平均一次粒子径が、1nm以上であることが好ましい。また、平均一次粒子径が1μm以下であることが好ましく、30nm以下であることがより好ましい。更には、平均一次粒子径が3nm以上10nm以下であることが好ましい。本発明において、無機粒子の平均一次粒子径は、電子顕微鏡によって観察したときの無機粒子の一次粒子の投影面積と等しい面積を有する円の直径の数平均粒子径である。このとき少なくとも100点以上で測定を行う。
本発明において、インク受容層中に占める、無機粒子の含有量(質量%)は、50質量%以上98質量%以下であることが好ましく、更には、70質量%以上96質量%以下であることがより好ましい。
本発明において、インク受容層を形成する際に塗布する無機粒子の塗布量(g/m)は、8g/m以上45g/m以下であることが好ましい。上記範囲とすることで、好ましいインク受容層の膜厚となりやすい。
本発明に用いる無機粒子としては、例えば、アルミナ水和物、アルミナ、シリカ、コロイダルシリカ、二酸化チタン、ゼオライト、カオリン、タルク、ハイドロタルサイト、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウムなどが挙げられる。これらの無機粒子は、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。上記無機粒子の中でも、インクの吸収性が高い多孔質構造を形成することができるアルミナ水和物やシリカを用いることが好ましい。また、記録媒体の加熱黄変現象の抑制効果の観点から、アルミナ水和物よりシリカを用いることが好ましい。
(アルミナ水和物)
インク受容層に用いるアルミナ水和物は、下記一般式(X)により表されるものを好適に用いることができる。
一般式(X):Al3−n(OH)2n・mH
(一般式(X)中、nは0、1、2、又は3を表し、mは0以上10以下、好ましくは0以上5以下の数を表す。mHOは、多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水相を表すものであるため、mは整数でない値をとることができる。また、アルミナ水和物を加熱するとmは0の値をとり得る。ただし、mとnは同時に0にはならない。)
本発明においてアルミナ水和物は、公知の方法で製造することができる。具体的には、アルミニウムアルコキシドを加水分解する方法、アルミン酸ナトリウムを加水分解する方法、アルミン酸ナトリウムの水溶液に、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウムの水溶液を加えて中和する方法などが挙げられる。
アルミナ水和物の結晶構造としては、熱処理する温度に応じて、非晶質、キブサイト型、ベーマイト型が知られており、これらのうち何れの結晶構造のものも使用可能である。本発明においては、これらの中でも、X線回折法による分析でベーマイト構造又は非晶質を示すものが好ましい。具体例としては、特開平7−232473号公報、特開平8−132731号公報、特開平9−66664号公報、特開平9−76628号公報などに記載されたアルミナ水和物や、市販品としてはDisperal HP14(サソール製)及びDisperal HP18(サソール製)などを挙げることができる。これらのアルミナ水和物は、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
また、本発明において、アルミナ水和物のBET法で求められる比表面積が100m/g以上200m/g以下であることが好ましく、125m/g以上175m/g以下であることがより好ましい。BET法とは、気相吸着法による粉体の表面積測定法の一種であり、吸着等温線から1gの試料のもつ総表面積、即ち比表面積を求める方法である。通常吸着気体としては、窒素ガスが多く用いられ、吸着量を被吸着気体の圧、又は容積の変化から測定する方法が最も多く用いられている。多分子吸着の等温線を表すのに最も著名なものは、Brunauer、Emmett、Tellerの式であってBET式と呼ばれ比表面積決定に広く用いられている。BET式に基づいて吸着量を求め、吸着分子1個が表面で占める面積をかけて、比表面積が得られる。BET法では、窒素吸着脱離法の測定において、ある相対圧力における吸着量の関係を数点測定し、最小二乗法によりそのプロットの傾き、切片を求めることで比表面積を導き出す。このため、測定の精度を上げるためには、相対圧力と吸着量の関係は少なくとも5点測定しておくことが好ましく、より好ましくは10点以上である。
本発明において、インク受容層を形成する際に塗布する、アルミナ水和物の塗布量(g/m)は、15g/m以上が好ましい。更には、25g/m以上45g/m以下であることがより好ましい。25g/mより小さいとインクの吸収性が十分に得られない場合があり、45g/mより大きいと記録媒体を作製した際に、乾燥時にクラックが発生する場合がある。
(シリカ)
インク受容層に用いるシリカは、通常その製造法により湿式法と乾式法(気相法)に大別される。湿式法としては、ケイ酸塩の酸分解により活性シリカを生成し、これを適度に重合させ凝集沈降させて含水シリカを得る方法が知られている。一方、乾式法(気相法)としては、ハロゲン化珪素の高温気相加水分解による方法(火炎加水分解法)、ケイ砂とコークスとを電気炉中でアークによって加熱還元気化し、これを空気で酸化する方法(アーク法)によって無水シリカを得る方法が知られている。本発明においては、乾式法(気相法)により得られるシリカ(以下、「気相法シリカ」ともいう)を用いることが好ましい。これは、気相法シリカは、比表面積が特に大きいので、インクの吸収性、保持の効率が特に高く、また、屈折率が低いので、受容層に透明性を付与でき、良好な発色性が得られるためである。具体的に、気相法シリカとしては、アエロジル(日本アエロジル製)、レオロシールQSタイプ(トクヤマ製)などが挙げられる。
本発明において、気相法シリカのBET法による比表面積は50m/g以上400m/g以下であることが好ましく、200m/g以上350m/g以下であることがより好ましい。
本発明において、インク受容層を形成する際に塗布する、気相法シリカの塗布量(g/m)は、8g/m以上が好ましい。更には、10g/m以上30g/m以下であることがより好ましい。10g/mより小さいとインクの吸収性が十分に得られない場合があり、30g/mより大きいと記録媒体を作製した際に、乾燥時にクラックが発生する場合がある。
本発明において、気相法シリカは、カチオン性分散剤によって分散されている状態で、インク受容層用の塗工液に用いられることが好ましい。分散状態での気相法シリカの粒子径は、画像の発色性の観点から、500nm以下であることが好ましく、200nm以下であることがより好ましい。分散状態での気相法シリカの粒子径は、動的光散乱法により測定することができる。
(2)バインダー
本発明において、インク受容層にはバインダーを含有する。バインダーとしては、上記無機粒子を結着し、被膜を形成する能力のある材料であって、かつ、本発明の効果を損なわないものであれば、特に制限なく利用することができる。
バインダーとしては例えば、酸化澱粉、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉などの澱粉誘導体;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体;カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白及びポリビニルアルコール(PVA)並びにその誘導体;各種重合体として、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの共役重合体ラテックス;アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体などのアクリル系重合体ラテックス;エチレン−酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合体ラテックス;上記の各種重合体のカルボキシル基などの官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス;カチオン基を用いて上記各種重合体をカチオン化したもの、カチオン性界面活性剤を用いて上記各種重合体の表面をカチオン化したもの;カチオン性ポリビニルアルコール下で上記各種重合体を重合し、重合体の表面にポリビニルアルコールを分布させたもの;カチオン性コロイド粒子の懸濁分散液中で上記各種重合体の重合を行い、重合体の表面にカチオン性コロイド粒子を分布させたもの;メラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化合成樹脂などの水性バインダー;ポリメチルメタクリレートなどのメタクリル酸エステルやアクリル酸エステルの重合体及び共重合体樹脂;ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂などの合成樹脂系バインダーなどが挙げられる。これらのバインダーは、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
上記したバインダーの中でも、ポリビニルアルコール(PVA)及びポリビニルアルコール誘導体を用いることが好ましい。ポリビニルアルコール誘導体としては、カチオン変性ポリビニルアルコール、アニオン変性ポリビニルアルコール、シラノール変性ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタールなどが挙げられる。PVAは例えば、ポリ酢酸ビニルを加水分解(けん化)して合成することができる。PVAのけん化度としては、80mol%以上100mol%以下が好ましく、更には、85mol%以上100mol%以下がより好ましい。尚、けん化度とは、ポリ酢酸ビニルをけん化してポリビニルアルコールを得た際の、けん化反応によって生じた水酸基のモル数の割合であり、JIS−K6726の方法で測定した値である。また、PVAの平均重合度は、1,500以上が好ましく、2,000以上5,000以下がより好ましい。尚、ここでいう平均重合度とはJIS−K6726の方法で求めた平均重合度のことをいう。
本発明においては、記録媒体のインク受容層に占める、無機粒子の含有量が、バインダーの含有量に対して、質量比率で3倍以上20倍以下であることが好ましい。
(3)架橋剤
本発明において、インク受容層は、架橋剤を含有することができる。架橋剤としては、例えば、アルデヒド系化合物、メラミン系化合物、イソシアネート系化合物、ジルコニウム系化合物、アミド系化合物、アルミニウム系化合物、ホウ酸、及びホウ酸塩などが挙げられる。これらの架橋剤は、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。上記した架橋剤の中でも、インク受容層のクラックの発生を抑制する効果の大きい、ホウ酸及びホウ酸塩を用いることが好ましい。
ホウ酸としては、オルトホウ酸(HBO)、メタホウ酸、ジホウ酸などが挙げられる。ホウ酸塩としては、上記ホウ酸の水溶性の塩であることが好ましい。例えば、ホウ酸のナトリウム塩やカリウム塩などのホウ酸のアルカリ金属塩;ホウ酸のマグネシウム塩やカルシウム塩などのホウ酸のアルカリ土類金属塩;ホウ酸のアンモニウム塩などが挙げられる。これらの中でも、オルトホウ酸を用いることが、塗工液の経時安定性とクラックの発生を抑制する効果の点から好ましい。
ホウ酸及びホウ酸塩の使用量は、製造条件などに応じて適宜選択することができるが、インク受容層に占めるバインダーの含有量に対して、ホウ酸及びホウ酸塩の含有量が5.0質量%以上50.0質量%以下であることが好ましい。
(4)ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩
本発明において、インク受容層にはポリジアリルジメチルアミン塩酸塩を含有する。ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩の重量平均分子量は、100,000以下が好ましく、更には2,000以上50,000以下であることがより好ましい。具体的に、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩としては、シャロールDC902P(第一工業製薬製)、PAS−H−1L(ニットーボーメディカル製)などが挙げられる。
インク受容層に占める、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩の含有量は、無機粒子の分散安定性の観点から、無機粒子100質量部に対し、1質量部以上であることが好ましく、更には、2質量部以上であることがより好ましい。また、インクの吸収性の観点から、無機粒子100質量部に対し、10質量部以下、更には、5質量部以下であることが特に好ましい。
(5)スルホニル基を有するカチオン性ポリマー
本発明において、インク受容層にはスルホニル基を有するカチオン性ポリマーを含有する。スルホニル基を有するカチオン性ポリマーは、ジアリルアミン塩酸塩、メチルジアリルアミン塩酸塩、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドなどのカチオン性モノマーと、二酸化硫黄の共重合により得られる。具体的に、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーとしては、下記一般式(1)で表される化合物及び下記一般式(2)で表される化合物が挙げられる。
(一般式(1)及び(2)において、R及びRは水素原子又はアルキル基を表す。尚、RとRが同時に水素原子となる場合を除く。Xは、ハロゲンイオン、硫酸イオン、スルホン酸イオン、アルキルスルホン酸イオン、酢酸イオン、アルキルカルボン酸イオン、又はリン酸イオンを表す。nは整数である。)
一般式(1)及び(2)で表される化合物としては、ジアリルアミン塩酸塩−二酸化硫黄共重合体PAS−92、メチルジアリルアミン塩酸塩−二酸化硫黄共重合体PAS−2201CL、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5(以上、ニットーボーメディカル製)などが挙げられる。本発明においては、一般式(1)で表される化合物であることがより好ましい。また、記録媒体の加熱黄変現象の抑制効果の観点から、PAS−92より、PAS−2201CLやPAS−A−5を用いることが好ましい。
インク受容層に占める、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーの含有量は、画像の耐オゾン性の観点から、無機粒子100質量部に対し、0.1質量部以上であることが好ましく、更には、0.3質量部以上であることがより好ましい。また、インクの吸収性と画像の発色性の観点から、無機粒子100質量部に対し、5質量部以下、更には、2質量部以下であることが特に好ましい。
(6)多価金属
本発明の記録媒体はインク受容層中に多価金属を含有する。本発明において、インク受容層が含有する「多価金属」は、多価金属イオンの形態や多価金属塩の形態を含む。多価金属としては、二価以上の金属が挙げられる。二価の金属としては、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ジルコニウム及びラジウムなどのアルカリ土類金属、三価以上の金属としてはアルミニウム、イットリウム、ジルコニウム、鉄やその他の遷移金属が挙げられる。本発明において、前記多価金属は水酸化物、塩化物、硝酸塩などの水溶性の塩の形態でインク受容層用の塗工液に添加することが好ましい。尚、本発明において、水溶性とは、常温常圧下で水に1質量%以上溶解することを意味する。
本発明においては、上記多価金属の水溶性塩のうち、ジルコニウム、アルミニウムの水溶性塩を用いることが好ましい。ジルコニウムの水溶性塩としては、具体的には酢酸ジルコニウム、塩化ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム、ヒドロキシ塩化ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、塩基性炭酸ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、炭酸ジルコニウム・アンモニウム、炭酸ジルコニウム・カリウム、硫酸ジルコニウム、フッ化ジルコニウムなどが挙げられる。中でも、酢酸ジルコニウムを用いることがより好ましい。酢酸ジルコニウムとしては、例えばジルコゾールZA−30(第一稀元素化学工業製)が挙げられる。アルミニウムの水溶性塩としては、ポリ塩化アルミニウム(多木化学製)、ポリ水酸化アルミニウム(浅田化学製)、HAP−25(理研グリーン製)などが挙げられる。
インク受容層に占める、多価金属の含有量は、画像の耐オゾン性の観点から、無機粒子100質量部に対し、0.1質量部以上であることが好ましく、更には、0.3質量部以上であることがより好ましい。また、インクの吸収性と画像の発色性の観点から、無機粒子100質量部に対し、10質量部以下、更には、5質量部以下であることが特に好ましい。
(7)含硫黄化合物
本発明において、インク受容層がスルホニル基を有するカチオン性ポリマーとは異なる含硫黄化合物を含有することが、画像の耐光性の観点から好ましい。含硫黄化合物としては、β‐チオジグリコール、3,6‐ジチアオクタンジオール、2,2’‐チオジグリコール酸、3,3’‐チオジプロピオン酸、2,2’‐チオビス(エチルアミン)、3−メチルチオプロピルアミンなどが挙げられる。また、含硫黄化合物が高分子化合物であってもよい。
(8)その他の材料
本発明において、インク受容層は、これまで述べてきた材料以外のその他の材料を含有してもよい。その他の材料としては、pH調整剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、染料定着剤、硬化剤、耐候材料などが挙げられる。
<支持体>
本発明の記録媒体に用いる支持体は、特に限定されず、上質紙、中質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙などの紙類、合成紙、白色プラスチックフィルム、透明プラスチックフィルム、又は半透明プラスチックフィルム、樹脂被覆紙などを用いることができる。
また、画像の光沢を効果的に発現させる場合には、インク受容層形成用塗工液に対するバリヤー性の高い支持体が好ましい。例えば、酸化チタンや硫酸バリウムなどの顔料を配合し、多孔質にすることにより不透明化したポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアセテート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの白色プラスチックフィルムなど、更に原紙にポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂をラミネートしたいわゆる樹脂被覆紙が支持体として好適である。
更に記録媒体として銀塩写真と同等の画質と風合いを付与する場合において、支持体として好ましく用いられる原紙としては、以下のものが挙げられる。即ち、少なくともインク受容層が設けられる一方の面をポリオレフィン樹脂で被覆したポリオレフィン樹脂被覆紙が好ましく、より好ましくは両面をポリオレフィン樹脂で被覆したポリオレフィン樹脂被覆紙である。前記ポリオレフィン樹脂被覆紙の好ましい形態としては、JIS−B0601による10点平均粗さが0.5μm以下で、かつ、JIS−Z−8741による60度鏡面光沢度が25%以上75%以下である。
また、樹脂被覆紙の厚さには特に制限はないが、25μm以上500μm以下であることが好ましい。樹脂被覆紙の厚さが25μm以上であれば、記録媒体の剛性が低くなることを効果的に防ぎ、その記録媒体を手にした時の感触や質感の劣化、及び不透明性の低下などの不都合が生じるのを効果的に防ぐことができる。また、樹脂被覆紙の厚さが500μm以下であれば、記録媒体が剛直になり扱いにくくなることを効果的に防ぎ、インクジェット記録装置での給紙走行をスムーズに行うことができる。樹脂被覆紙の厚さのより好ましい範囲は50μm以上300μm以下である。また、樹脂被覆紙の坪量にも特に制限はないが、25g/m以上500g/m以下であることが好ましい。
[記録媒体の製造方法]
本発明において、記録媒体を製造する方法は、特に限定されないが、インク受容層用の塗工液を支持体に塗工する工程を有する記録媒体の製造方法が好ましい。以下、記録媒体の製造方法について説明する。
<支持体の作製方法>
本発明の記録媒体において、支持体の作製方法としては、一般的に用いられている紙の作製方法を適用することができる。抄紙装置としては、例えば長網抄紙機、丸網抄紙機、円胴、ツインワイヤーなどが挙げられる。
本発明の記録媒体では、通常の紙の作製方法で行われるサイズプレス工程を用いて支持体上に、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、アルミナ、シリカ、シリケートなどの多孔質材料を塗工してもよい。塗工方法としては、一般的な塗工方法を何れも用いることができる。具体的には、ゲートロールコーター、サイズプレス、バーコーター、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、ブラッシュコーター、カーテンコーター、グラビアコーター、スプレー装置などが挙げられる。得られた支持体は、表面を平滑にするために、カレンダー処理、熱カレンダー処理、スーパーカレンダー処理などを行ってもよい。
<インク受容層の形成方法>
本発明の記録媒体において、支持体上にインク受容層を形成する方法としては、無機粒子、バインダー、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩、スルホニル基を有するカチオン性ポリマー、及び多価金属と、必要に応じてその他の材料を混合し、塗工液を作製し、塗工液を支持体上に塗工し、乾燥する方法が好ましい。塗工方法としては、上記[支持体の製造方法]で例示した何れの方法も用いることができる。塗工液の塗工量は、乾燥固形分換算で、5g/m以上45g/m以下が好ましい。5g/m以上とすることで、インク吸収性を良好なものとすることができる。また、45g/m以下とすることで、コックリングの発生を抑制できる。また、インク受容層形成後に、記録媒体の表面を平滑にするために、カレンダー処理、熱カレンダー処理、スーパーカレンダー処理などを行ってもよい。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に詳細に説明する。本発明は、その要旨を超えない限り、下記の実施例によって何ら限定されるものではない。尚、以下の実施例の記載において、「部」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。
[実施例1]
<支持体の作製>
下記条件にて支持体を作製した。まず、下記組成の紙料を固形分濃度が3質量%となるように水で調製した。
(紙料組成)
・パルプ 100部
(濾水度450mlCSF(Canadian Standarad Freeness)の、広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)80部、及び濾水度480mlCSFの、針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)20部)
・カチオン化澱粉 0.60部
・重質炭酸カルシウム 10部
・軽質炭酸カルシウム 15部
・アルキルケテンダイマー 0.10部
・カチオン性ポリアクリルアミド 0.03部
次に、この紙料を長網抄紙機で抄造し3段のウエットプレスを行った後、多筒式ドライヤーで乾燥した。この後、サイズプレス装置で、塗工量が1.0g/mとなるように酸化澱粉水溶液を含浸させ、乾燥させた。この後、マシンカレンダー仕上げをして、坪量170g/m、ステキヒトサイズ度100秒、透気度50秒、ベック平滑度30秒、ガーレー剛度11.0mNの基紙を得た。
得られた基紙上に、低密度ポリエチレン70部と、高密度ポリエチレン20部と、酸化チタン10部とからなる樹脂組成物を25g/m塗布した。更に、その基紙の裏面に、高密度ポリエチレン50部と、低密度ポリエチレン50部とからなる樹脂組成物を、25g/m塗布することにより、樹脂被覆した支持体を得た。
<気相法シリカゾルAの調製>
イオン交換水79.23部に対して、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩であるシャロールDC902P(第一工業製薬製、固形分の含有量が50質量%)を1.54部(気相法シリカ100質量部に対して、固形分換算で4質量部)を添加した。このカチオンポリマー水溶液をT.K.ホモミキサーMARKII2.5型(特殊機化工業製)で3,000rpmの回転条件で攪拌しながら気相法シリカAEROSIL300(EVONIK製)19.23部を少量ずつ添加した。更にナノマイザー(吉田機械興業製)で2回処理を行い、固形分の含有量が20質量%の気相法シリカゾルAを調製した。
<バインダー溶液の調製>
ポリビニルアルコールPVA235(クラレ製、粘度平均重合度:3,500、けん化度:88mol%)をイオン交換水に溶解して、固形分の含有量が8.0質量%のバインダー溶液を得た。
<インク受容層用塗工液の調製>
気相法シリカゾルAに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して、それぞれ固形分換算で、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5(ニットーボーメディカル製、固形分の含有量が40質量%)1.0部、多価金属の水溶性塩である酢酸ジルコウムZA−30(第一稀元素化学工業製、固形分の含有量が30質量%)2.0部、バインダー水溶液20.0部となるように混合し、混合溶液を得た。次いで、得られた混合溶液中のポリビニルアルコール固形分100部に対して、固形分換算で20.0部となるように架橋剤であるオルトホウ酸水溶液(固形分の含有量が5質量%)を混合した。更に、界面活性剤サーフィノール465(日信化学工業製)を塗工液の全質量に対して0.1質量%となるように添加し、インク受容層用塗工液を得た。
<記録媒体の作製>
上記で得た支持体上に、インク受容層用塗工液を40℃に加温して、乾燥時の膜厚が40μmとなるように、スライドダイを用いて塗工し、50℃で乾燥して、実施例1の記録媒体を作製した。
[実施例2〜5]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5の含有量をそれぞれ0.3部、0.5部、2.0部、4.0部とした以外は、同様にして実施例2〜5の記録媒体を作製した。
[実施例6〜9]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、多価金属の水溶性塩である酢酸ジルコウムZA−30の含有量をそれぞれ0.5部、1.0部、4.0部、6.0部とした以外は、同様にして実施例6〜9の記録媒体を作製した。
[実施例10]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、多価金属の水溶性塩である酢酸ジルコウムZA−30 2.0部の代わりに、塩基性ポリ塩化アルミニウムHAP−25(理研グリーン製、固形分の含有量が44質量%) 2.0部を用いた以外は、同様にして実施例10の記録媒体を作製した。
[実施例11]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、多価金属の水溶性塩である酢酸ジルコウムZA−30 2.0部の代わりに、酢酸ジルコニウムZA−30 1.0部及び塩基性ポリ塩化アルミニウムHAP−25 1.0部を用いた以外は、同様にして実施例11の記録媒体を作製した。
[実施例12]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5 1.0部の代わりに、ジアリルメチルエチルアンモニウムエチルサルフェイト−二酸化硫黄共重合体PAS−2401(ニットーボーメディカル製、固形分の含有量が25質量%) 1.0部を用いた以外は、同様にして実施例12の記録媒体を作製した。
[実施例13]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5 1.0部の代わりに、メチルジアリルアミン塩酸塩−二酸化硫黄共重合体PAS−2201CL(ニットーボーメディカル製、固形分の含有量が25質量%) 1.0部を用いた以外は、同様にして実施例13の記録媒体を作製した。
[実施例14]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5 1.0部の代わりに、ジアリルアミン塩酸塩−二酸化硫黄共重合体PAS−92(ニットーボーメディカル製、固形分の含有量が20質量%) 1.0部を用いた以外は、同様にして実施例14の記録媒体を作製した。
[実施例15]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、更に、含硫黄化合物である3,6−ジチアオクタンジオールを、気相法シリカゾルAに含まれる気相法シリカ固形分100部に対する固形分換算で2.0部添加した以外は、同様にして実施例15の記録媒体を作製した。
[実施例16]
<含硫黄高分子化合物分散液の調製>
攪拌装置、温度計、及び還流冷却管を備えた反応容器に、反応溶媒としてアセトン109.00gを添加し、撹拌下で3,6−ジチア−1,8−オクタンジオール40.00g及びメチルジエタノールアミン6.79gを添加し溶解させた後、40℃まで昇温してイソホロンジイソシアネートを62.07g加えた。その後、50℃まで昇温してスズ系触媒を0.20g加え、更に55℃まで昇温して撹拌しながら4時間反応を行って含硫黄高分子化合物を合成した。反応終了後、反応溶液を室温まで冷却し、85%ギ酸3.09gを加えて含硫黄高分子化合物をカチオン化した。更に、イオン交換水446gを加えた後、減圧濃縮してアセトンを除去し、イオン交換水で濃度を調整して固形分の含有量が20質量%の含硫黄高分子化合物分散液を調製した。
<記録媒体の作製>
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、更に、上記で調製した含硫黄高分子化合物分散液を、気相法シリカゾルAに含まれる気相法シリカ固形分100部に対する固形分換算で2.0部添加した以外は、同様にして実施例16の記録媒体を作製した。
[実施例17]
<アルミナ水和物ゾルの調製>
イオン交換水80部に対して、アルミナ水和物解膠酸として、メタンスルホン酸0.33部を添加した。このメタンスルホン酸水溶液をT.K.ホモミキサーMARKII2.5型(特殊機化工業製)で3,000rpmの回転条件で攪拌しながらアルミナ水和物DISPERAL HP14(サソール製)19.67部を少量ずつ添加した。添加終了後もそのまま30分間攪拌し、固形分の含有量が20質量%のアルミナ水和物ゾルを調製した。
<インク受容層用塗工液の調製>
アルミナ水和物ゾルに含まれるアルミナ水和物固形分100部に対して、それぞれ固形分換算で、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩であるシャロールDC902P 3.0部、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5 1.0部、多価金属の水溶性塩である酢酸ジルコウムZA−30 2.0部、バインダー水溶液10.0部となるように混合し、混合溶液を得た。次いで、得られた混合溶液中のポリビニルアルコール固形分100部に対して、固形分換算で10.0部となるように架橋剤であるオルトホウ酸水溶液(固形分の含有量が5質量%)を混合した。更に、界面活性剤サーフィノール465(日信化学工業製)を塗工液の全質量に対して0.1質量%となるように添加し、インク受容層用塗工液を得た。
<記録媒体の作製>
上記で得た支持体上に、インク受容層用塗工液を40℃に加温して、乾燥時の膜厚が40μmとなるように、スライドダイを用いて塗工し、50℃で乾燥して、実施例17の記録媒体を作製した。
[比較例1]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5及び多価金属の水溶性塩である酢酸ジルコウムZA−30を添加しなかった以外は、同様にして比較例1の記録媒体を作製した。
[比較例2]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、多価金属の水溶性塩である酢酸ジルコウムZA−30を添加しなかった以外は、同様にして比較例2の記録媒体を作製した。
[比較例3]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5を添加しなかった以外は、同様にして比較例3の記録媒体を作製した。
[比較例4]
<気相法シリカゾルBの調製>
イオン交換水78.85部に対して、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5を1.92部(気相法シリカ100質量部に対して、固形分換算で4質量部)を添加した。このカチオンポリマー水溶液をT.K.ホモミキサーMARKII2.5型(特殊機化工業製)で3,000rpmの回転条件で攪拌しながら気相法シリカAEROSIL300(EVONIK製)19.23部を少量ずつ添加した。更にナノマイザー(吉田機械興業製)で2回処理を行い、固形分の含有量が20質量%の気相法シリカゾルBを調製した。
<インク受容層用塗工液の調製>
気相法シリカゾルBに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して、それぞれ固形分換算で、多価金属の水溶性塩である酢酸ジルコウムZA−30(第一稀元素化学工業製、固形分の含有量が30質量%)2.0部、バインダー水溶液20.0部となるように混合し、混合溶液を得た。次いで、得られた混合溶液中のポリビニルアルコール固形分100部に対して、固形分換算で20.0部となるように架橋剤であるオルトホウ酸水溶液(固形分の含有量が5質量%)を混合した。更に、界面活性剤サーフィノール465(日信化学工業製)を塗工液の全質量に対して0.1質量%となるように添加し、インク受容層用塗工液を得た。
<記録媒体の作製>
上記で得た支持体上に、インク受容層用塗工液を40℃に加温して、乾燥時の膜厚が40μmとなるように、スライドダイを用いて塗工し、50℃で乾燥して、比較例4の記録媒体を作製した。
[比較例5]
実施例15の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5を添加しなかった以外は、同様にして比較例5の記録媒体を作製した。
[比較例6]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5 1.0部の代わりに、スルホニル基を有さないカチオン性ポリマーであるメチルジアリルアミン重合体PAS−M−1L(ニットーボーメディカル製、固形分の含有量が25質量%) 1.0部を用いた以外は、同様にして比較例6の記録媒体を作製した。
[比較例7]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5 1.0部の代わりに、スルホニル基を有さないカチオン性ポリマーであるアリルアミン塩酸塩重合体PAA−HCL−05(ニットーボーメディカル製、固形分の含有量が40質量%) 1.0部を用いた以外は、同様にして比較例7の記録媒体を作製した。
[比較例8]
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、スルホニル基を有するカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−二酸化硫黄共重合体PAS−A−5 1.0部の代わりに、スルホニル基を有さないカチオン性ポリマーであるジアリルジメチルアンモニウムクロリド−アクリルアミド共重合体PAS−J−81L(ニットーボーメディカル製、固形分の含有量が25質量%) 1.0部を用いた以外は、同様にして比較例8の記録媒体を作製した。
[比較例9]
<気相法シリカゾルCの調製>
イオン交換水76.92部に対して、分散剤としてカチオンポリマーであるポリジメチルアミノメタクリレートの四級化物 ユニセンスFPV1000L(センカ製、固形分の含有量が20質量%)を3.85部(気相法シリカ100質量部に対して、固形分換算で4質量部)を添加した。このカチオンポリマー水溶液をT.K.ホモミキサーMARKII2.5型(特殊機化工業製)で3,000rpmの回転条件で攪拌しながら気相法シリカAEROSIL300(EVONIK製)19.23部を少量ずつ添加した。更にナノマイザー(吉田機械興業製)で2回処理を行い、固形分の含有量が20質量%の気相法シリカゾルCを調製した。
<記録媒体の作製>
実施例1の<インク受容層用塗工液の調製>において、気相法シリカゾルAの代わりに、気相法シリカゾルCを用いた以外は、同様にして比較例9の記録媒体を作製した。
上記で得られた各記録媒体について、記録媒体のインク受容層の組成を表1に示す。尚、表中の略称は、上記各記録媒体の製造方法に記載した通りである。
[評価]
本発明においては下記の各評価項目の評価基準において、A〜Cを好ましいレベルとし、D及びEを許容できないレベルとした。尚、下記の各評価は、インクカートリッジBCI−321(キヤノン製)を装着したインクジェット記録装置PIXUS MP990(キヤノン製)を用いて行った。記録条件は、温度:23℃、相対湿度:50%とした。また、上記インクジェット記録装置では、解像度600dpi×600dpiで1/600インチ×1/600インチの単位領域に約11ngのインクを1滴付与する条件で記録された画像を、記録デューティが100%であると定義するものである。
<画像の耐オゾン性>
上記で得られた各記録媒体に対して、上記インクジェット記録装置を用いて、「光沢プロ プラチナグレード」モードにて、ブラックパッチ(2.5cm×2.5cm)を、光学濃度が1.0±0.1になるように記録した。得られた画像を、オゾン曝露試験機OMS−H(スガ試験機製)に入れて、温度:23℃、相対湿度:50%の条件で濃度5ppmのオゾンに72時間曝露した。そして、分光光度計Spectrolino(Gretag Macbeth製)を用いて、曝露試験前後のブラックパッチの光学濃度を測定し、以下の式により、シアン、マゼンタ、イエローの各成分の濃度残存率を算出した。
濃度残存率(%)=(試験後の画像濃度/試験前の画像濃度)×100
得られた濃度残存率のうち、最もオゾンによる影響を受けたシアン成分の濃度残存率から、画像の耐オゾン性を評価した。尚、濃度残存率が大きい程、画像の耐オゾン性が高い。評価基準は以下の通りである。評価結果を表2に示す。
A:シアン成分の濃度残存率が82%以上であった
B:シアン成分の濃度残存率が79%以上82%未満であった
C:シアン成分の濃度残存率が76%以上79%未満であった
D:シアン成分の濃度残存率が73%以上76%未満であった
E:シアン成分の濃度残存率が73%未満であった。
<画像の発色性>
上記で得られた各記録媒体に対して、上記インクジェット記録装置を用いて、「光沢プロ プラチナグレード 色補正なし」モードにて、2.5cm×2.5cmのブラックのベタ画像(記録デューティが100%の画像)を記録した。得られた画像の光学濃度を光学反射濃度計530分光濃度計(X−Rite製)を用いて測定した。得られた光学濃度の値から画像の発色性を評価した。尚、光学濃度の値が大きい程、画像の発色性が高い。評価基準は以下の通りである。評価結果を表2に示す。
A:光学濃度が2.35以上であった
B:光学濃度が2.25以上2.35未満であった
C:光学濃度が2.15以上2.25未満であった
D:光学濃度が2.05以上2.15未満であった
E:光学濃度が2.05未満であった。
<画像の耐光性>
上記で得られた各記録媒体に対して、上記インクジェット記録装置を用いて、「光沢プロ プラチナグレード」モードにて、ブラックパッチ(2.5cm×2.5cm)を、光学濃度が1.0±0.1になるように記録した。得られた画像を、キセノン光試験装置 低温サイクルキセノンウェザーメーターXL−75(スガ試験機製)に入れて、槽内の温度:23℃、槽内の相対湿度:50%、ブラックパネルの温度:23℃の条件で、積算照度35,000klx・hourで曝露した。そして、分光光度計Spectrolino(Gretag Macbeth製)を用いて、曝露試験前後のブラックパッチの光学濃度を測定し、以下の式により、シアン、マゼンタ、イエローの各成分の濃度残存率を算出した。
濃度残存率(%)=(試験後の画像濃度/試験前の画像濃度)×100
得られた濃度残存率のうち、最も光による影響を受けたイエロー成分の濃度残存率から、画像の耐光性を評価した。尚、濃度残存率が大きい程、画像の耐光性が高い。評価基準は以下の通りである。評価結果を表2に示す。
A:イエロー成分の濃度残存率が85%以上であった
B:イエロー成分の濃度残存率が82%以上85%未満であった
C:イエロー成分の濃度残存率が79%以上82%未満であった
D:イエロー成分の濃度残存率が76%以上79%未満であった
E:イエロー成分の濃度残存率が76%未満であった。
<画像の耐湿性>
上記で得られた各記録媒体に対して、上記インクジェット記録装置を用いて、「光沢プロ プラチナグレード 色補正なし」モードにて、20ポイントの文字“A”を白抜き(インクを付与しない)にした、シアンとイエローの2次色(ブルー)のベタ画像を記録した。このとき、シアンの記録デューティを150%、マゼンタの記録デューティを150%とした。得られた画像を、温度:30℃、相対湿度:90%の高湿条件で1週間保存し、画像の白抜き部分を目視で観察することで、画像の耐湿性を評価した。評価基準は以下の通りである。評価結果を表2に示す。
A:白抜き文字部への色の滲み出しは観察されなかった
B:白抜き文字部への色の滲み出しが僅かに見られたが、気にならないレベルであったC:白抜き文字部への色の滲み出しが見られたが、白抜き部分の線幅は保存試験前の半分以上であった
D:白抜き文字部への色の滲み出しが見られ、白抜き部分の線幅が保存試験前の半分未満になっていた
E:白抜き文字部への色の滲み出しが顕著に見られ、元の文字が認識できないレベルであった。
<記録媒体の加熱黄変現象の抑制効果>
上記で得られた各記録媒体を、温度:90℃、相対湿度:50%の高温条件で72時間保存し、保存試験前後の記録媒体の白紙部分について、分光光度計Spectrolino(Gretag Macbeth製)を用いて、L値、a値、及びb値を測定し、以下の式により△Eを算出した。
△E={(試験前の記録物のL値−試験後の記録物のL値)+(試験前の記録物のa値−試験後の記録物のa値)+(試験前の記録物のb値−試験後の記録物のb値)1/2
得られた△Eから、記録媒体の加熱黄変現象の抑制効果を評価した。尚、△Eが小さい程、記録媒体の加熱黄変現象が抑制されている。評価基準は以下の通りである。評価結果を表2に示す。
A:△Eが2.8未満であった
B:△Eが2.8以上3.3未満であった
C:△Eが3.3以上3.6未満であった
D:△Eが3.6以上3.9未満であった
E:△Eが3.9以上であった。

Claims (7)

  1. 支持体とインク受容層とを有する記録媒体において、
    前記インク受容層が、無機粒子、バインダー、ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩、スルホニル基を有するカチオン性ポリマー、及び多価金属を含有することを特徴とする記録媒体。
  2. 前記無機粒子が、気相法シリカである請求項1に記載の記録媒体。
  3. 前記スルホニル基を有するカチオン性ポリマーが、下記一般式(1)で表される化合物を含む請求項1又は2に記載の記録媒体。

    (一般式(1)において、R及びRは水素原子又はアルキル基を表す。尚、RとRが同時に水素原子となる場合を除く。Xは、ハロゲンイオン、硫酸イオン、スルホン酸イオン、アルキルスルホン酸イオン、酢酸イオン、アルキルカルボン酸イオン、又はリン酸イオンを表す。nは整数である。)
  4. 前記多価金属が、ジルコニウム及びアルミニウムから選ばれる少なくとも1種を含む請求項1乃至3の何れか1項に記載の記録媒体。
  5. 前記インク受容層に占める、前記ポリジアリルジメチルアミン塩酸塩の含有量が、前記無機粒子100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下である請求項1乃至4の何れか1項に記載の記録媒体。
  6. 前記インク受容層に占める、前記スルホニル基を有するカチオン性ポリマーの含有量が、前記無機粒子100質量部に対し、0.1質量部以上5質量部以下である請求項1乃至5の何れか1項に記載の記録媒体。
  7. 前記インク受容層に占める、前記多価金属の含有量が、前記無機粒子100質量部に対し、0.1質量部以上10質量部以下である請求項1乃至6の何れか1項に記載の記録媒体。
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