JP2013227011A - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体が大径化することを回避しつつ、大流量の流体を流通させること。
【解決手段】常閉型遮断弁6は、第1出入ポート140aと第2出入ポート140bとが設けられるバルブハウジング136と、第1出入ポート140aと第2出入ポート140bとを連通させ、又は、前記連通を遮断する第1弁機構148a及び第2弁機構148bとを備え、第1出入ポートは、ストロークシミュレータ2に至る分岐液圧路9eに臨むバルブハウジング136の端部138に設けられ、第2出入ポート140bは、常閉型遮断弁6に至る分岐液圧路9eに臨むバルブハウジング136の中間部に設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、マスタシリンダで発生したブレーキ液圧をホイールシリンダに伝達する車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
例えば、特許文献1には、電磁弁、液圧センサ及び制御ユニット等を備えた車両用ブレーキ液圧制御装置が開示されている。
特開2007−99058号公報
ところで、特許文献1に開示された電磁弁を含む従来のノーマルクローズタイプの電磁弁において、電磁弁を流通する流体の流量を増大させるために弁ハウジングの外径を大径化すると、大流量の流体の押圧力によって弁体が弁座から容易に離間して開弁しやすくなる。弁体が開弁しやすくなることを防止するため、弁体を弁座に押圧するばね部材のばね力を増大させる必要があるが、この場合、ばね部材が大径化する。
そこで、このような大型化した電磁弁をブレーキ液圧を制御するブレーキ液圧制御装置に組み込んだ場合、ブレーキ液圧制御装置の装置全体が大型化して車両に搭載することが困難となる。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、装置全体が大径化することを回避しつつ、大流量の流体を流通させることが可能な開閉弁を備えた車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために創案された本発明は、ブレーキ操作子からのブレーキ操作力が入力されるマスタシリンダと、前記ブレーキ操作子のブレーキ操作力に対応する擬似的な反力を発生させるストロークシュミレータと、車輪を制動するホイールシリンダと、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとを連通させるメイン液圧路と、前記メイン液圧路から分岐して前記ストロークシミュレータに至る分岐液圧路と、前記分岐液圧路中に配置されて前記分岐液圧路を開閉する開閉弁と、前記開閉弁が装着される基体とを有する車両用ブレーキ液圧制御装置であって、前記開閉弁は、第1出入ポートと第2出入ポートとが設けられるバルブハウジングと、前記バルブハウジング内に設けられ、前記第1出入ポートと前記第2出入ポートとを連通させ、又は、前記第1出入ポートと前記第2出入ポートとの連通を遮断する第1弁機構及び第2弁機構と、を備え、前記第1出入ポートは、前記開閉弁から前記ストロークシミュレータに至る前記分岐液圧路に臨む前記バルブハウジングの軸方向の端部に設けられ、前記第2出入ポートは、前記メイン液圧路から分岐して前記開閉弁に至る前記分岐液圧路に臨む前記バルブハウジングの軸方向の中間部に設けられ、前記第1弁機構は、第1弁部と、前記第1弁部が着座又は離座する第1弁座とを有し、前記第2弁機構は、第2弁部と、前記第2弁部が着座又は離座する第2弁座とを有し、液圧が作用する前記第2弁部の受圧面積は、前記第1弁部の受圧面積よりも大きく設定されることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、ブレーキ操作子からのブレーキ操作力によってマスタシリンダ側から高い液圧が開閉弁に対して入力された場合に、先ず、受圧面積が小さく設定された小径の第1弁部(第1弁機構)を開弁させると、開弁した第1弁部を介してストロークシミュレータにブレーキ液が供給され、ストロークシミュレータ側の液圧が上昇する。さらに、マスタシリンダ側とストロークシミュレータ側の差圧が小さくなるので、受圧面積が大きく設定された大径の第2弁部(第2弁機構)を小さな力で開弁させることができる。そして、小径の第1弁部を有する第1弁機構と大径の第2弁部を有する第2弁機構とからなる2つの異径の弁機構を順次開弁させることで、単一の弁機構を有する従来の電磁弁と比較して、開閉弁の流路面積を増大させることができる。この結果、本発明では、バルブハウジングの外径を拡径させること回避しつつ、大流量のブレーキ液を開閉弁内に導入することができる。
本発明において、ブレーキ操作子が作動する通常状態のときには、第1弁機構及び第2弁機構がそれぞれ開弁状態となって第2出入ポート側から第1出入ポート側へブレーキ液を流通させ、ストロークシミュレータ内の圧力を開放するときには、第1出入ポート側から第2出入ポート側へブレーキ液を流通させることができる。
また、第1出入ポートと第2出入ポートとの連通が遮断されている状態で、ストロークシミュレータ側の液圧が所定圧以上となったときに第2弁機構の第2弁部が第2弁座から離間して開弁するようにしてもよい。このようにすると、第1出入ポートと第2出入ポートとの連通が遮断されているときに、例えば、周囲環境の温度変化等によってストロークシュミレータ側の液圧が所定圧以上に上昇した場合であっても、受圧面積が大きく設定された大径な第2弁部(第2弁機構)が開弁することで高い液圧を逃がすことができる。
さらに、基体内のバルブハウジングの端部とストロークシミュレータとの間に、フィルタが配置されるようにしてもよい。このようにすると、開閉弁から導出された大流量のブレーキ液中に含有される異物をフィルタによって好適に除去することができる。
本発明によれば、装置全体が大径化することを回避しつつ、大流量の流体を流通させることが可能な開閉弁を備えた車両用ブレーキ液圧制御装置を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置が組み込まれた車両用ブレーキシステムの概略構成図である。 図1の車両用ブレーキシステムを構成する初動装置の分解斜視図である。 図2の初動装置において、2つの常開型遮断弁が配設された部位の縦断面図である。 図2の初動装置に組み込まれた常閉型遮断弁及びフィルタの縦断面図である。 (a)は、図4に示す常閉型遮断弁の第1弁機構及び第2弁機構の両方がそれぞれ閉弁した状態を示す縦断面図、(b)は、ソレノイドの励磁によって第1弁機構のみが開弁し、第2弁機構が閉弁している状態を示す縦断面図である。 第1弁機構が開弁した後、さらに第2弁機構が開弁した状態を示す縦断面図である。 (a)は、図4に示すフィルタの正面図、(b)は、前記フィルタの側面図、(c)は、前記フィルタの軸方向に沿った破断斜視図である。 (a)は、第1弁機構及び第2弁機構の両方がそれぞれ閉弁して第1出入ポートと第2出入ポートとの連通が遮断されている状態を示す縦断面図、(b)は、第2弁機構のみが開弁してストロークシミュレータ側の液圧を逃がす状態を示す縦断面図である。
図1に示す車両用ブレーキシステムAは、原動機(エンジンやモータ等)の起動時に作動するバイ・ワイヤ(By Wire)式のブレーキシステムと、非常時や原動機の停止時などに作動する油圧式のブレーキシステムの双方を備えるものであり、ブレーキペダル(ブレーキ操作子)Pの踏力によってブレーキ液圧を発生させる初動装置(車両用ブレーキ液圧制御装置)A1と、電動モータ(図示略)を利用してブレーキ液圧を発生させるモータシリンダ装置A2と、車両挙動の安定化を支援するビークルスタビリティアシスト装置A3(以下「液圧制御装置A3」という。)とを備えている。初動装置A1、モータシリンダ装置A2および液圧制御装置A3は、別ユニットとして構成されており、外部配管を介して連通している。
車両用ブレーキシステムAは、エンジン(内燃機関)のみを動力源とする自動車のほか、モータを併用するハイブリッド自動車やモータのみを動力源とする電気自動車・燃料電池自動車などにも搭載することができる。
初動装置A1は、タンデム式のマスタシリンダ1と、ストロークシミュレータ2と、リザーバ3と、常開型遮断弁4、5と、常閉型遮断弁6と、圧力センサ7、8と、メイン液圧路9a、9bと、連絡液圧路9c、9dと、分岐液圧路9eとを備えている。なお、常閉型遮断弁6は、本発明の実施形態に係る開閉弁として機能するものである。
マスタシリンダ1は、ブレーキペダルPの踏力をブレーキ液圧に変換するものであり、シリンダ穴の底壁側に配置された第一ピストン1aと、プッシュロッドに接続された第二ピストン1bと、第一ピストン1aとシリンダ穴の底壁との間に配置された第一リターンスプリング1cと両ピストン1a、1bの間に配置された第二リターンスプリング1dとを備えている。第二ピストン1bは、プッシュロッドを介してブレーキペダルPに連結されている。両ピストン1a、1bは、ブレーキペダルPの踏力を受けて摺動し、圧力室1e、1f内のブレーキ液を加圧する。圧力室1e、1fは、メイン液圧路9a、9bに通じている。
ストロークシミュレータ2は、擬似的な操作反力を発生させるものであり、シリンダ内を摺動するピストン2aと、ピストン2aを付勢する大小二つのリターンスプリング2b、2cとを備えている。ストロークシミュレータ2は、メイン液圧路9a及び分岐液圧路9eを介して圧力室1eに通じており、圧力室1eで発生したブレーキ液圧によって作動する。
リザーバ3は、ブレーキ液を貯溜する容器であり、マスタシリンダ1に接続される給油口3a、3bと、メインリザーバ(図示略)から延びるホースが接続される管接続口3cとを備えている。
常開型遮断弁4、5は、メイン液圧路9a、9bを開閉するものであり、いずれもノーマルオープンタイプの電磁弁構造体によって構成されている。一方の常開型遮断弁4は、メイン液圧路9aと分岐液圧路9eとの交差点からメイン液圧路9aと連絡液圧路9cとの交差点に至る区間においてメイン液圧路9aを開閉する。他方の常開型遮断弁5は、メイン液圧路9bと連絡液圧路9dとの交差点よりも上流側においてメイン液圧路9bを開閉する。この常開型遮断弁4、5は、それぞれ閉弁状態に切り換わることにより、マスタシリンダ1で発生したブレーキ液圧(マスタシリンダ圧)がホイールシリンダWに伝達されることを阻止(遮断)するマスタカットバルブとして機能するものである。
常閉型遮断弁6は、分岐液圧路9eを開閉するものであり、ノーマルクローズタイプの電磁弁構造体によって構成されている。この常閉型遮断弁6は、一方のメイン液圧路9aから分岐してストロークシミュレータ2に至る分岐液圧路9eを開閉する開閉弁として機能するものである。なお、常閉型遮断弁6の具体的な構成ついては、後記で詳細に説明する。
圧力センサ7、8は、ブレーキ液圧の大きさを検知するものであり、メイン液圧路9a、9bに通じるセンサ装着穴(図示略)に装着されている。一方の圧力センサ7は、常開型遮断弁4よりも下流側に配置されており、常開型遮断弁4が閉じられた状態(=メイン液圧路9aが遮断された状態)にあるときに、モータシリンダ装置A2で発生したブレーキ液圧を検知する。他方の圧力センサ8は、常開型遮断弁5よりも上流側に配置されており、常開型遮断弁5が閉じられた状態(=メイン液圧路9bが遮断された状態)にあるときに、マスタシリンダ1で発生したブレーキ液圧を検知する。圧力センサ7、8で取得された情報は、図示せぬ電子制御ユニット(ECU)に出力される。
メイン液圧路9a、9bは、マスタシリンダ1を起点とする液圧路である。メイン液圧路9a、9bの終点である出力ポート15a、15bには、液圧制御装置A3に至る管材Ha、Hbが接続されている。
連絡液圧路9c、9dは、入力ポート15c、15dからメイン液圧路9a、9bに至る液圧路である。入力ポート15c、15dには、モータシリンダ装置A2に至る管材Hc、Hdが接続されている。
分岐液圧路9eは、一方のメイン液圧路9aから分岐し、ストロークシミュレータ2に至る液圧路である。
初動装置A1は、管材Ha、Hbを介して液圧制御装置A3に連通しており、常開型遮断弁4、5が共に開弁状態にあるときにマスタシリンダ1で発生したブレーキ液圧は、メイン液圧路9a、9b及び管材Ha、Hbを介して液圧制御装置A3に入力される。
モータシリンダ装置A2は、図示は省略するが、スレーブシリンダ内を摺動するスレーブピストンと、電動モータおよび駆動力伝達部を有するアクチュエータ機構と、スレーブシリンダ内にブレーキ液を貯溜するリザーバとを備えている。電動モータは、図示せぬ電子制御ユニットからの信号に基づいて作動する。駆動力伝達部は、電動モータの回転駆動力を進退運動に変換したうえでスレーブピストンに伝達する。スレーブピストンは、電動モータの駆動力を受けてスレーブシリンダ内を摺動し、スレーブシリンダ内のブレーキ液を加圧する。モータシリンダ装置A2で発生したブレーキ液圧は、管材Hc、Hdを介して初動装置A1に一旦、入力され、連絡液圧路9c、9d及び管材Ha、Hbを介して液圧制御装置A3に対して出力される。リザーバには、メインリザーバ(図示略)から延びるホースが接続される。
液圧制御装置A3は、車輪のスリップを抑制するアンチロックブレーキ制御(ABS制御)、車両の挙動を安定化させる横滑り制御やトラクション制御などを実行し得るような構成を具備しており、管材を介してホイールシリンダW、W、…に接続されている。なお、図示は省略するが、液圧制御装置A3は、電磁弁やポンプ等が設けられた液圧ユニット、ポンプを駆動するためのモータ、電磁弁やモータ等を制御するための電子制御ユニットなどを備えている。
次に車両用ブレーキシステムAの動作について概略説明する。
車両用ブレーキシステムAが正常に機能する正常時には、常開型遮断弁4、5が閉弁状態となり、常閉型遮断弁6が開弁状態となる。かかる状態でブレーキペダルPを操作すると、マスタシリンダ1で発生したブレーキ液圧は、ホイールシリンダWに伝達されずにストロークシミュレータ2に伝達され、ピストン2aが変位することにより、ブレーキペダルPのストロークが許容されると共に、擬似的な操作反力がブレーキペダルPに付与される。
また、図示しないストロークセンサ等によってブレーキペダルPの踏み込み量が検知されると、モータシリンダ装置A2の電動モータが駆動され、スレーブピストンが変位することによりスレーブシリンダ内のブレーキ液が加圧される。図示せぬ電子制御ユニットは、モータシリンダ装置A2から出力されたブレーキ液圧(圧力センサ7で検知されたブレーキ液圧)とマスタシリンダ1から出力されたブレーキ液圧(圧力センサ8で検知されたブレーキ液圧)とを対比し、その対比結果に基づいて電動モータの回転速度等を制御する。
モータシリンダ装置A2で発生したブレーキ液圧は、液圧制御装置A3を介してホイールシリンダW、W、…に伝達され、各ホイールシリンダWが作動することにより各車輪に制動力が付与される。
なお、モータシリンダ装置A2が作動しない状況(例えば、電力が得られない場合や非常時など)においては、常開型遮断弁4、5がいずれも開弁状態となり、常閉型遮断弁6が閉弁状態となるので、マスタシリンダ1で発生したブレーキ液圧(マスタシリンダ圧)は、ホィールシリンダW、W、…に伝達されるようになる。
次に、初動装置A1の具体的な構造を説明する。
本実施形態の初動装置A1は、前記の各種部品を図2の基体10の内部あるいは外部に組み付けるとともに、電気によって作動する部品(常開型遮断弁4、5、常閉型遮断弁6及び圧力センサ7、8)をハウジング20で覆うことによって形成されている。
基体10は、アルミニウム合金製の鋳造品であり、シリンダ部11と、車体固定部12と、リザーバ取付部13と、ハウジング取付部14と、配管接続部15とを備えている。また、基体10の内部には、メイン液圧路9a、9bや分岐液圧路9eとなる孔(図示略)などが形成されている。
シリンダ部11には、マスタシリンダ用の第一シリンダ穴(図示略)と、ストロークシミュレータ用の第二シリンダ穴(図示略)とが形成されている。両シリンダ穴は、いずれも有底円筒状であり、車体固定部12に開口するとともに、配管接続部15に向けて延在している。第一シリンダ穴には、マスタシリンダ1(図1参照)を構成する部品(第一ピストン1a、第二ピストン1b、第一リターンスプリング1c及び第二リターンスプリング1d)が挿入され、第二シリンダ穴には、ストロークシミュレータ2を構成する部品(ピストン2a及びリターンスプリング2b、2c)が挿入される。
車体固定部12は、トーボードなどの車体構成要素に固定される部位であり、基体10の後面部に形成されている。車体固定部12は、フランジ状を呈している。車体固定部11の周縁部(シリンダ部11から張り出した部分)には、ボルト挿通孔12a、12a、…が形成されている。
リザーバ取付部13は、リザーバ3の取付座となる部位であり、基体10の上面部に形成されている。
図2に示されるように、ハウジング取付部14は、基体10の軸線と略直交する一側面に設けられ、ハウジング20が装着される平坦な装着面24を有する。
装着面24は、側面視して略矩形状に形成され、その四隅角部には、ハウジングを取り付けるための4つの取付用孔部26が形成される。また、装着面24には、後記する電磁弁132(図3、図7参照)が取り付けられる3つの電磁弁取付用孔部28と、圧力センサPp、Pmが取り付けられる2つのセンサ取付用孔部30と、液圧路58を封止するための球体が圧入され加締められる2つの封止穴32と、3つの電磁弁取付用孔部28にそれぞれ近接して配置され後記する電磁コイル130の周り止めをする3つの回り止め用凹部34とが形成される。
3つの電磁弁取付用孔部28のうち、常開型遮断弁4と、常閉型遮断弁6とが配置される2つの電磁弁取付用孔部28には、装着面24から基体10の内部側に向かって窪む環状凹部36が形成される。2つの電磁弁取付用孔部28、2つの封止穴32、及び、2つの周り止め用孔部34は、この環状凹部36の底面に形成される。
電磁弁取付用孔部28及びセンサ取付用孔部30は、ブレーキ液を流通させるメイン液圧路9a、9bと連通する。なお、図2中では、封止穴32に圧入され加締められた球体の図示を省略している。
配管接続部15は、管取付座となる部位であり、基体10の前面部に形成されている。配管接続部15には、二つの出力ポート15a、15bと、二つの入力ポート15c、15dが形成されている。出力ポート15a、15bには、液圧制御装置A3に至る管材Ha、Hb(図1参照)が接続され、入力ポート15c、15dには、モータシリンダ装置A2に至る管材Hc、Hd(図1参照)が接続される。
次に、基体10のハウジング取付部14に取り付けられるハウジング20について説明する。
ハウジング20は、ハウジング取付部14に組み付けられた部品(常開型遮断弁4、5、常閉型遮断弁6及び圧力センサ7、8)を液密に覆うハウジング本体20aと、ハウジング本体20aの周囲に形成されたフランジ部20bと、ハウジング本体20aに突設された二つのコネクタ20c、20dと、ハウジング本体20aの内部に設けられた中間壁20eとを備えている。
ハウジング本体20aの内部(中間壁20eを含む)には、電磁コイル130及び圧力センサ7、8と電気的に接続されるバスバー(図示略)が収容されている。なお、バスバーのターミナル114は、中間壁20eから露出して電磁コイル130のターミナル112と電気的に接続される(図3参照)。なお、電磁コイル130と同様に、圧力センサPp、Pmにもターミナル139が設けられる(図2参照)。前記圧力センサPp、Pmのターミナル139は、バスバーのターミナル114と溶接されて電気的に接続される。
フランジ部20bは、ハウジング取付部14に圧着される部位である。フランジ部20bには、ハウジング取付部14の雌ネジに合わせてネジ挿通孔21が形成されている。
コネクタ20c、20dは、いずれも筒状であり、ハウジング本体21の前面に突設されている。コネクタ20c、20dには、電磁コイル130に通じるケーブルと、圧力センサ7、8に通じるケーブルとが接続される。
次に、本発明の実施形態に係る常閉型遮断弁(開閉弁)6の具体的構成について説明する。
常閉型遮断弁6は、図4に示されるように、電磁弁132と、この電磁弁132を駆動する電磁コイル130とから構成される。電磁弁132は、略円筒状に形成された電磁コイル130の中心孔に沿って貫通して挿入される。電磁コイル130は、巻線が巻回された樹脂製のボビン133と、前記ボビン133を囲繞し磁路を形成するヨーク134とを備える。ヨーク134は、有底円筒状のヨークケース134aと、ヨークケース134aの開口部を閉塞する円板状のヨークトップ134bとから構成される。
電磁弁132は、薄肉略円筒状からなるバルブハウジング136を有する。バブルハウジング136の軸方向に沿った端部138(図4における下端部)には、第1出入ポート140aが設けられると共に、軸方向に沿った中間部側壁には第2出入ポート140bが設けられる。
また、電磁弁132は、バルブハウジング136の軸方向に沿った他端部と一体的に結合される略円柱状の固定コア142と、固定コア142と対向して配置される可動コア144と、固定コア142と可動コア144との間に介装され相互に離間する方向に付勢する第1ばね部材146とを備える。バルブハウジング136の内部には、弁室147が設けられる。弁室147には、第1弁機構148a及び第2弁機構148bがそれぞれ配置される。可動コア144は、バルブハウジング136の内部に変位可能に配置される。
バルブハウジング136の軸方向に沿った中間部には、半径外方向に向かって拡径した拡径部150が設けられる。この拡径部150の中間には、周方向に沿って複数の第2出入ポート140bが配置される。
バルブハウジング136の外径側には、金属製で幅狭なリング状の押さえ部材152aと、樹脂製で第2出入ポート140bからの流入用のフィルタ152bとが装着される。押さえ部材152a及びフィルタ152bは、電磁弁132(バルブ)側に固定される。電磁弁取付用孔部28の開口部には、環状溝が形成されており、環状溝に装着されたC字状の止め輪154によって押さえ部材152aが係止される。止め輪154により押さえ部材152aが係止されることで、押さえ部材152aに内嵌されるバルブハウジング136が電磁弁取付用孔部28から抜脱することが阻止される。フィルタ152bには、基体10の分岐液圧路9eと第2出入ポート140bとを連通させる複数の開口部156が形成される。
基体10は、電磁弁取付用孔部28に連続する段付きのバルブ装着用孔部158と、バルブ装着用孔部158の底面160に開口し、バルブ装着用孔部158の最小内径よりもさらに縮径するフィルタ装着用孔部162とを有する。
バルブハウジング136の外径面には、例えば、Oリング等からなる第1シール部材164a及び第2シール部材164bが装着される。第1シール部材164aは、押さえ部材152aとフィルタ152bとの間に配置され、電磁弁取付用孔部28の内壁に当接してシールする。第2シール部材164bは、第2押さえ部材152bとバルブハウジング136の端部138との間に配置され、バルブ装着用孔部158に当接してシールする。この結果、第1シール部材164a及び第2シール部材164bのシール作用によって、分岐液圧路9eの上流側とバルブハウジング136の第2出入ポート140bとを連通させる通路166が気密且つ液密に保持される。
第1弁機構148aは、球状で小径な第1弁部170aと、第1弁部170aが着座又は離座する第1弁座172aとを有する。第1弁部170aは、第1ばね部材146と反対側の可動コア144の端部に設けられ、把持爪168で把持されることにより可動コア144と一体的に変位する。また、第1弁機構148aは、半径外方向に向かって突出する環状凸部174を有する可動シート部材176と、可動コア144と可動シート部材176との間に介装され可動シート部材176と可動コア144とを離間する方向に付勢する第2ばね部材178とを有する。さらに、第1弁機構148aは、筒体の一端が可動コア144の縮径端部に固定され筒体の他端の環状爪部180が可動シート部材176の環状凸部174に係合することで、可動コア144と一体的に可動シート部材176を変位させるガイド部材182を有する。第1弁座172aに近接する可動シート部材176の軸方向に沿った一端部には、第1弁部170aが第1弁座172から離座したとき、弁室147と第1出入ポート140aとを連通させる連通孔183が貫通して設けられる。
また、第2弁機構148bは、大径な第2弁部170bと、第2弁部170bが着座又は離座する第2弁座172bとを有する。第2弁部170bは、可動シート部材176の半径外方向に突出して形成される。第2弁座172bは、バルブハウジング136の端部側に内嵌される弁座部材184に形成される。また、第2弁機構148bは、可動シート部材176の周方向に沿って複数配置された円形状の連通孔からなり、可動シート部材176の内外を連通させる複数の連通ポート186を有する。
ブレーキ液圧が作用する第2弁機構148bの第2弁部170bの受圧面積は、第1弁機構148aの第1弁部170aの受圧面積よりも大きく設定されている。また、マスタシリンダ1から弁室147に導入されるブレーキ液圧によって、第1弁部170aは、第1弁座172aに着座する方向に押圧されるように設けられていると共に、第2弁部170bは、第2弁座172bに着座する方向に押圧されるように設けられている。
このように構成される常閉型遮断弁6において、電磁コイル130が通電されていない非励磁状態では、図5(a)に示されるように、第1ばね部材146のばね力により可動コア144と固定コア142とが所定距離だけ離間した状態にある。この離間状態では、可動コア144の第1弁部170aが可動シート部材176の第1弁座172aに着座して第1弁機構148aが閉弁していると共に、可動シート部材176の第2弁部170bが弁座部材184の第2弁座172bに着座して第2弁機構148bも閉弁した状態にある。このため、マスタシリンダ1に連通するメイン液圧路9aとストロークシュミレータ2との間の分岐液圧路9eが遮断状態にある。
一方、電磁コイル130が通電された励磁状態では、図5(b)に示されるように、可動コア144が固定コア142側に吸引される。このような吸引作用により、可動コア144と一体的にガイド部材182が固定コア142側に変位し、さらにガイド部材182の環状爪部180が環状凸部174と係合して可動シート部材176を固定コア142側に変位させる。
電磁コイル130が励磁されて可動シート部材176が変位すると、先ず、受圧面積が小さく設定された小径の第1弁部170aが第1弁座172aから離座して第1弁機構148aが開弁する(図5(b)参照)。すなわち、環状爪部180と環状凸部174とが係合する前の遊び分だけ第1弁部170aが第1弁座172aから離間して第1弁機構148aが開弁する。
第1弁機構148aが開弁すると、第1弁部170aと第1弁座172aとの間隙、連通孔183及び第1出入ポート140aを介してストロークシミュレータ2にブレーキ液が供給され、ストロークシミュレータ2側の液圧が上昇する。
さらに、マスタシリンダ1側とストロークシミュレータ2側の差圧が小さくなり、電磁コイル130による吸引力がブレーキ液圧による第2弁部170bを第2弁座172b方向に向かって押圧する押圧力に打ち勝つことによって、受圧面積が大きく設定された大径の第2弁部170bが可動コア144のさらなる変位に伴って第2弁座172bから離座して第2弁機構148bが開弁する(図6参照)。すなわち、環状爪部180と環状凸部174とが係合した後の可動コア144のストローク分だけ第2弁部170bが第2弁座172bから離間して第2弁機構148bが開弁する。その際、受圧面積が大きく設定された大径の第2弁部170b(第2弁機構148b)を、電磁コイル130による小さな吸引力で容易に開弁させることができる。
この結果、分岐液圧路9eの遮断状態が解除され、メイン液圧路9aから分岐する分岐液圧路9eの上流側、通路166、開口部156、第2出入ポート140b、第1出入ポート140a、及び、分岐液圧路9eの下流側を介して、マスタシリンダ1とストロークシミュレータ2とが連通状態となる。
この連通状態では、第1出入ポート148a及び第2出入ポート148bのポート径や、第1出入ポート148a及び第2出入ポート148b間の流路面積が比較的大きく設定されているため、大流量のブレーキフルードをマスタシリンダ1からストロークシュミレータ2に導入することができる。
本実施形態では、小径の第1弁部170aを有する第1弁機構148aと大径の第2弁部172bを有する第2弁機構148bとからなる2つの異径の弁機構を順次開弁させることで、単一の弁機構を有する従来の電磁弁と比較して、常閉型遮断弁6の流路面積を増大させることができる。この結果、本実施形態では、バルブハウジング136の外径を拡径させること回避しつつ、大流量のブレーキ液を常閉型遮断弁6内に導入することができる。
常閉型遮断弁6の開弁状態において、ブレーキペダルPを踏み込むと、バルブハウジング136の第2出入ポート140bからブレーキフルードが電磁弁132内に導入され、第1出入ポート140aから導出される。これに対して、例えば、ストロークシュミレータ2の圧力開放時等では、ブレーキフルードが前記とは反対に第1出入ポート140aから第2出入ポート140bへ向かって流通する。このように、本実施形態に係る常閉型遮断弁6では、第1出入ポート140aと第2出入ポート140bとの間の両方向でブレーキフルードを流通させることができる。
例えば、図8(a)に示されるように、第1弁機構148a及び第2弁機構148bがそれぞれ閉弁して第1出入ポート140aと第2出入ポート140bとの連通が遮断されている状態で、ストロークシミュレータ2側の液圧が所定圧以上となったときに第2弁機構148bの第2弁部170bが第2弁座172bから離間して開弁する(図8(b)参照)。第1出入ポート140aと第2出入ポート140bとの連通が遮断されているときに、例えば、周囲環境の温度変化等によってストロークシュミレータ2側の液圧が所定圧以上に上昇した場合であっても、受圧面積が大きく設定された大径な第2弁部170b(第2弁機構148b)が開弁することで高い液圧を逃がすことができる(図8(b)の矢印参照)。
次に、常閉型遮断弁6と別体で設けられた本実施形態に係るフィルタ構造について説明する。
フィルタ200は、基体10の内部で常閉型遮断弁(バルブ)6の端部に近接する分岐液圧路(流路)9eの下流側に別体で配置される。
すなわち、図4に示されるように、フィルタ200は、マスタシリンダ1に連通するメイン液圧路9a(図1参照)から分岐する分岐液圧路9e中であって、常閉型遮断弁6からストロークシュミレータ2に至る分岐液圧路9eに配置される。フィルタ200は、常閉型遮断弁6の端部138から離間した位置に配置されており、常閉型遮断弁6とフィルタ200とは、同軸上に配置される。
フィルタ200は、図7に示されるように、フィルタ本体202と、フィルタ本体202の上端部に設けられ半径外方向に拡径する環状フランジ部204と、フィルタ本体202に装着されたメッシュ208とによって構成される。フィルタ本体202は、フィルタ装着用孔部162の開口端に圧入される円筒状の圧入部212と、圧入部212からフィルタ装着用孔部162の奥側(ストロークシミュレータ2側)に向かって延出する一対の柱部205と、柱部205の先端に形成された凹部207とを備えている。メッシュ208は、環状フランジ部204及びフィルタ本体の一部を貫通する孔部206の内周面の延長上に配置されている。また、フィルタ本体202には、メッシュ208が外部に露出する2つの対向する開口部からなる窓部210を有する。メッシュ208は、柱部205によって保持されている。
以上のように構成されるフィルタ200では、基体10の内部で常閉型遮断弁6の端部148と連通する分岐液圧路9eにフィルタ200を配置することで、ブレーキフルードが流通するフィルタ200の面積を増大させることができる。フィルタ200の面積増大により、フィルタ200に対して大流量の流体を流通させることができる。また、フィルタ200が常閉型遮断弁6と別体で構成されることで、常閉型遮断弁6の第1出入ポート140aの開口面積に拘わらず、ブレーキフルードが流通するフィルタ200の面積を任意に設定することができる。
また、常閉型遮断弁6と別体で設けられたフィルタ200を常閉型遮断弁6の外部に配置することで、例えば、バルブハウジング136の外径を増大させることがないと共に、バルブハウジング136の形状が特に制限されることもなく、常閉型遮断弁6を流通する流体の流量を増大させることができる。
さらに、フィルタ200が、バルブ装着用孔部158の底部からフィルタ装着用孔部162にかけて配置されるため、常閉型遮断弁6よりも先にフィルタ200を基体10のフィルタ装着用孔部162内に容易に組み付けることができる。
さらにまた、フィルタ200の環状フランジ部204がバルブ装着用孔部158の底面160に係合することでフィルタ200を基体10内に容易に位置決めすることができる。また、フィルタ本体202に内装されたメッシュ208によってブレーキフルード中に含有する異物を好適に捕捉することができる。
さらにまた、基体10の内部の分岐液圧路9eの下流側にフィルタ200を配置した場合であっても、フィルタ装着用孔部162に圧入される圧入部212によってフィルタ200が好適に保持され、フィルタ200の離脱を阻止することができる。また、基体10にフィルタ装着用孔部162に対して圧入部212を圧入するだけで、フィルタ200を基体10内に簡便に組み付けることができる。
図3に示されるように、ハウジング20の中間壁20eと電磁コイル130との間には、電磁コイル130を中間壁20eから離間する方向に向かって付勢する板ばね220が設けられる。
この板ばね220は、図3に示されるように、ハウジング20(中間壁20e)に取り付けられる基部220aと、基部220aから延設されて電磁コイル130を押圧する弾性部220bとを有する。なお、基部220aと弾性部220bとは、側面視して略V字状に形成される。
なお、本実施形態においては、自動四輪車に好適に用いられる車両用ブレーキシステムAを例示しているが、前記した技術的特徴を自動二輪車に用いられるブレーキ制御システムに適用しても差し支えない。また、前記した技術的特徴を、例えば、挙動安定化制御やアンチロックブレーキ制御を実行可能な図示しない液圧制御ユニットに適用してもよい。
1 マスタシリンダ
2 ストロークシミュレータ
6 常閉型遮断弁(開閉弁)
9a メイン液圧路
9e 分岐液圧路(流路)
10 基体
136 バルブハウジング
138 端部
140a 第1出入ポート
140b 第2出入ポート
148a 第1弁機構
148b 第2弁機構
162 フィルタ装着用孔部
170a 第1弁部
170b 第2弁部
172a 第1弁座
172b 第2弁座
200 フィルタ
P ブレーキ操作子
W ホイールシリンダ

Claims (3)

  1. ブレーキ操作子からのブレーキ操作力が入力されるマスタシリンダと、前記ブレーキ操作子のブレーキ操作力に対応する擬似的な反力を発生させるストロークシュミレータと、車輪を制動するホイールシリンダと、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとを連通させるメイン液圧路と、前記メイン液圧路から分岐して前記ストロークシミュレータに至る分岐液圧路と、前記分岐液圧路中に配置されて前記分岐液圧路を開閉する開閉弁と、前記開閉弁が装着される基体とを有する車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
    前記開閉弁は、
    第1出入ポートと第2出入ポートとが設けられるバルブハウジングと、
    前記バルブハウジング内に設けられ、前記第1出入ポートと前記第2出入ポートとを連通させ、又は、前記第1出入ポートと前記第2出入ポートとの連通を遮断する第1弁機構及び第2弁機構と、
    を備え、
    前記第1出入ポートは、前記開閉弁から前記ストロークシミュレータに至る前記分岐液圧路に臨む前記バルブハウジングの軸方向の端部に設けられ、
    前記第2出入ポートは、前記メイン液圧路から分岐して前記開閉弁に至る前記分岐液圧路に臨む前記バルブハウジングの軸方向の中間部に設けられ、
    前記第1弁機構は、第1弁部と、前記第1弁部が着座又は離座する第1弁座とを有し、
    前記第2弁機構は、第2弁部と、前記第2弁部が着座又は離座する第2弁座とを有し、
    液圧が作用する前記第2弁部の受圧面積は、前記第1弁部の受圧面積よりも大きく設定されることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用ブレーキ液圧制御装置において、
    前記開閉弁は、常閉型からなり、
    前記第1出入ポートと前記第2出入ポートとの連通が遮断されている状態で、前記ストロークシミュレータ側の液圧が所定圧以上となったときに前記第2弁部が前記第2弁座部から離間して開弁することを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車両用ブレーキ液圧制御装置において、
    前記基体内の前記バルブハウジングの端部と前記ストロークシミュレータとの間には、フィルタが配置されることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
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