JP2013226789A - 積層シート及び発泡積層シート - Google Patents

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Abstract

【課題】基材上に、少なくとも有機無機複合吸着剤を含む層が形成された積層シート及び発泡積層シートであって、十分な消臭効果が発揮されると共に耐汚染性及び耐薬品性が改善されており、且つ、生産性の高い積層シート及び発泡積層シートを提供する。
【解決手段】基材上に、少なくとも下段被覆層及び上段被覆層の2層が形成されている積層シートであって、
(1)前記下段被覆層は、樹脂成分及び有機無機複合吸着剤を含有しており、
(2)前記下段被覆層と前記上段被覆層との合計厚さが15μm以下である、
ことを特徴とする積層シート。
【選択図】なし

Description

本発明は、積層シート及び発泡積層シートに関する。前記発泡積層シートは、発泡樹脂層を有しており、発泡壁紙、各種装飾材等として有用である。また、前記積層シートは、前記発泡積層シートの発泡前の状態(いわゆる未発泡原反)を意味するか又は発泡樹脂層を有していない状態で各種装飾材として有用なシートを意味する。
近年、省エネルギー志向の向上に伴い、エネルギー効率を向上させた高気密性の住宅が求められている。例えば、外断熱工法を用いた住宅では、気密性が向上して夏冬の冷暖房効率が向上することが知られている。
これに対し、住宅の気密性が向上すると通気性が低下するため、住宅部材から生じるホルムアルデヒド等の有機ガスによるシックハウスの問題をはじめ、ペット臭、生活臭等の揮発性有機化合物(VOC)が篭り易くなるという問題が生じている。
近年、これらの問題への対策として、VOCを吸着・消臭する消臭機能を有する建築用内装材のニーズが高まってきている。消臭機能を有する建築用内装材としては、例えば、壁材、天井材、床材等があるが、内装材として最も大きな面積を有する壁材として用いることがVOCの吸着・消臭のために有効と考えられており、消臭機能を有する壁紙が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、「基材シートの表面に、揮発性有機化合物を吸着する材料を含む塗膜層を有することを特徴とする壁紙。」が開示されており(請求項1)、これにより室内の大気中に含まれる汚染物質の濃度を効率よく低減できるとされている。
ここで、VOCを吸着する材料(吸着剤)としては、ゼオライト、シリカゲル等の無機材料からなる無機吸着剤、無機材料にアミノ基などの有機官能基を結合させた有機無機複合吸着剤等があり、有機無機複合吸着剤が高い消臭機能を示すことが知られている。
しかしながら、特許文献1のような従来の壁紙等には次のような問題がある。つまり、従来の壁紙等では、吸着剤を含む塗膜層が壁紙表面に位置しているため、特に吸着剤として有機無機複合吸着剤を用いる場合には、壁紙表面に汚染物や薬品が付着することにより壁紙表面が着色又は変色するという問題がある。具体的には、有機無機複合吸着剤に汚染物や薬品が付着することによる着色、当該付着後に有機無機複合吸着剤と反応することによる変色等が生じ、耐汚染性及び耐薬品性が不十分であるとされている。
また、高い消臭性能を得るために吸着剤を一層に多く配合すると、塗膜層が厚くなって層中に吸着剤が埋没し、却って消臭効果が十分に発揮できない場合がある。更に、厚膜化により乾燥性が悪くなるため、ブロッキングなどの生産性の問題が生じ得る。
従って、基材上に、少なくとも有機無機複合吸着剤を含む層が形成された積層シート及び発泡積層シートであって、十分な消臭効果が発揮されると共に耐汚染性及び耐薬品性が改善されており、且つ、生産性の高い積層シート及び発泡積層シートの開発が望まれている。
特開平10-310984号公報
本発明は、基材上に、少なくとも有機無機複合吸着剤を含む層が形成された積層シート及び発泡積層シートであって、十分な消臭効果が発揮されると共に耐汚染性及び耐薬品性が改善されており、且つ、生産性の高い積層シート及び発泡積層シートを提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、特定の層構成を有する積層シート及び発泡積層シートによれば上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の積層シート及び発泡積層シートに関する。
1. 基材上に、少なくとも下段被覆層及び上段被覆層の2層が形成されている積層シートであって、
(1)前記下段被覆層は、樹脂成分及び揮発性化合物を吸着する有機無機複合吸着剤を含有しており、
(2)前記下段被覆層と前記上段被覆層との合計厚さが15μm以下である、
ことを特徴とする積層シート。
2. 前記基材と前記下段被覆層との間に樹脂層を有する、上記項1に記載の積層シート。
3. 前記樹脂層がオレフィン系樹脂層である、上記項2に記載の積層シート。
4. 前記上段被覆層が樹脂成分及び揮発性化合物を吸着する無機吸着剤を含有している、上記項1〜3のいずれかに記載の積層シート。
5. 前記下段被覆層と前記上段被覆層との合計厚さが10μm以下である、上記項1〜4のいずれかに記載の積層シート。
6. 前記樹脂層が発泡剤含有樹脂層である、上記項2〜5のいずれかに記載の積層シート。
7. 前記発泡剤含有樹脂層は、片面又は両面に非発泡樹脂層を有する、上記項6に記載の積層シート。
8. 前記下段被覆層は、樹脂成分100質量部に対して5〜80質量部の前記揮発性化合物を吸着する有機無機複合吸着剤を含有する、上記項1〜7のいずれかに記載の積層シート。
9. 前記上段被覆層は、樹脂成分100質量部に対して5〜120質量部の前記揮発性化合物を吸着する無機吸着剤を含有する、上記項4〜8のいずれかに記載の積層シート。
10. 前記発泡剤含有樹脂層は、電子線照射により樹脂架橋されている、上記項6〜9のいずれかに記載の積層シート。
11. 上記項6〜10のいずれかに記載の積層シートの前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより得られる発泡積層シート。
以下、本発明の積層シート及び発泡積層シートについて詳細に説明する。
≪積層シート≫
本発明の積層シートは、基材上に、少なくとも下段被覆層及び上段被覆層の2層が形成されており、
(1)前記下段被覆層は、樹脂成分及び揮発性化合物を吸着する有機無機複合吸着剤(以下、「有機無機複合吸着剤」と略記する。)を含有しており、
(2)前記下段被覆層と前記上段被覆層との合計厚さが15μm以下である、
ことを特徴とする。
上記特徴を有する本発明の積層シートは、基材上に、少なくとも下段被覆層及び上段被覆層の2層が形成されており、下段被覆層に樹脂成分及び有機無機複合吸着剤を含有することにより、耐汚染性及び耐薬品性が改善されている。また、下段被覆層と上段被覆層との合計厚さが15μm以下であることにより、有機無機複合吸着剤を含有する下段被覆層が最表面に位置していなくても優れた消臭機能を発揮することができるとともに、乾燥性に優れることによりブロッキングなどの問題が回避されており生産性が高い。これらの効果は、積層シートが発泡剤含有樹脂層を有し、この発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより得られる発泡積層シートにおいても同じである。
基材
基材としては限定されず、公知の繊維質シート(裏打紙)、合成樹脂シート等が利用できる。
具体的には、壁紙用一般紙(パルプ主体のシートを既知のサイズ剤でサイズ処理したもの);難燃紙(パルプ主体のシートをスルファミン酸グアニジン、リン酸グアジニン等の難燃剤で処理したもの);水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機添加剤を含む無機質紙;上質紙;薄用紙;合成繊維混抄紙などが挙げられる。
基材の坪量は限定的ではないが、50〜300g/m2程度が好ましく、50〜120 g/m2程度がより好ましい。
下段被覆層及び上段被覆層
本発明の積層シートは、基材上に、少なくとも下段被覆層及び上段被覆層の2層が形成されている。また、下段被覆層に樹脂成分及び有機無機複合吸着剤を含有し、下段被覆層と上段被覆層との合計厚さが15μm以下である。
下段被覆層を構成する樹脂成分としては限定的ではないが、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂等が好ましい。これらの樹脂成分を採用することにより、耐汚染性、密着性等の効果をより高めることができる。
下段被覆層に含まれる有機無機複合吸着剤としては、例えば、無機材料に水酸基、アミン類、尿素類、アミド類、イミド類、ヒドラジド類、アゾール類、アジン類等の有機化合物を担持した有機無機複合吸着剤が挙げられる。担体として使用できる無機材料としては、耐熱性の点から、二酸化ケイ素、活性炭、セピオライト、雲母等が挙げられる。具体的には、第1級アミノ基を有するアミン類を上記無機材料に担持したものが好ましい。このような有機無機複合吸着剤は、特にホルムアルデヒド、アセトアルデヒド等のアルデヒドの吸着・消臭に効果的である。
有機無機複合吸着剤の揮発性化合物の吸着機構は、化学的吸着、物理的吸着のいずれであってもよい。ここで、「化学的吸着」とは、化学結合により揮発性化合物を吸着することであり、「物理的吸着」とは、ファンデルワールス力により揮発性化合物を吸着することである。
有機無機複合吸着剤の平均粒径は限定的ではないが、1〜12μmが好ましく、2〜5μmがより好ましい。ここで、本明細書における平均粒径は、レーザー回折散乱法により測定した値である。また、有機無機複合吸着剤の比表面積は限定的ではないが、400〜900m2/gが好ましく、500〜900m2/gがより好ましい。ここで、本明細書における比表面積は、BET法により測定した値である。有機無機複合吸着剤の含有量は、十分な消臭性能を得るという観点からは、下段被覆層に含まれる樹脂成分100質量部に対して5〜140質量部が好ましく、下段被覆層の耐久性、有機無機複合吸着剤の保持性及び生産安定性の観点からは5〜80質量部がより好ましく、その中でも20〜60質量部が最も好ましい。
下段被覆層の厚さとしては、0.5〜10μmが好ましく、0.5〜5μmがより好ましい。下段被覆層の厚さの測定値は、走査型電子顕微鏡(SEM)又は透過型電子顕微鏡(TEM)による測定値であり、一般にナノオーダーに近い薄層はTEMにより測定し、マイクロオーダーの層はSEMにより測定するが、どちらで測定しても数値は同じである(後記の上段被覆層の厚さの測定方法も同じである)。塗工量の点では0.5〜10g/m2が好ましく、0.5〜5g/m2がより好ましい。有機無機複合吸着剤の平均粒径との関係では、下段被覆層の厚さ<平均粒径であることが好ましい。このように平均粒径の方が大きいことにより、吸着剤部分が塗膜から盛り上り、より表面との距離が近くなるため消臭機能を高めることができる。
下段被覆層は、例えば、上記樹脂成分が分散したエマルジョンインクをベースとし、有機無機複合吸着剤を配合したインク組成物を塗布することにより形成できる。また、下段被覆層には、本発明の効果に影響を与えない範囲で、公知の消泡剤、レベリング剤等の界面活性剤、粘度調整剤、体質顔料等の添加剤を配合することもできる。なお、本発明では、下段被覆層を構成する固形分(有機無機複合吸着剤、樹脂成分及び上記添加剤)中の有機無機複合吸着剤の含有量は、十分な消臭性能を得る点、上記インク組成物に好適なインク適性を与える点等から4.0〜55質量%の範囲とすることが好ましい。更には4.0以上45.0質量%未満の範囲とすることがより好ましく、かかる範囲となるように上記インク組成物を調製することが、インク組成物の安定性及び塗膜形成後の耐久性(吸着剤の保持性など)を十分に得るという観点から好ましい。
上段被覆層を構成する樹脂成分としては限定的ではないが、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂等が好ましい。これらの樹脂成分を採用することにより、耐汚染性、密着性等の効果をより高めることができる。
上段被覆層には有機無機複合吸着剤が積極的に含まれていないため、本発明では耐汚染性及び耐薬品性を確保することができる。なお、上段被覆層は最表面に位置しているため、有機無機複合吸着剤以外の吸着剤(特に揮発性化合物を吸着する無機吸着剤(以下、「無機吸着剤」と略記する。))、マット剤等の各種添加剤を配合することにより積層シートに各種機能を付与することができる。特に上段被覆層に無機吸着剤を配合する場合には、下段被覆層の有機無機複合吸着剤との併用により種々のVOC(アルデヒド類、硫黄化合物、酸性化合物、塩基性化合物等)を吸着・消臭することができるため好ましい。
上段被覆層に配合し得る無機吸着剤としては、例えば、ゼオライト、シリカゲル(二酸化珪素)、リン酸アルミニウム、ハイドロキシアパタイト、活性炭、雲母等が挙げられる。このような無機吸着剤は、特に酢酸、アンモニア等のVOCの吸着・消臭に効果的である。また、これらの無機吸着剤は、有機無機複合吸着剤と比較して汚染物質又は薬品による着色又は変色が生じ難く、積層シート及び発泡積層シートの耐汚染性及び耐薬品性を低下させる原因とならない。
無機吸着剤の揮発性化合物の吸着機構も、有機無機複合吸着剤と同様に、化学的吸着、物理的吸着のいずれであってもよい。
無機吸着剤の平均粒径は限定的ではないが、1〜7μmが好ましく、2〜5μmがより好ましい。また、無機吸着剤の比表面積は限定的ではないが、100〜800m2/gが好ましく、200〜800m2/gがより好ましい。無機吸着剤の含有量は、十分な消臭性能を得る点、後記インク組成物に好適なインク適性を与える点等から上段被覆層に含まれる樹脂成分100質量部に対して5〜140質量部が好ましく、インク組成物の安定性及び塗膜形成後の耐久性(吸着剤の保持性など)を十分に得るという観点からは5〜120質量部がより好ましく、20〜120質量部がさらに好ましい。
上段被覆層に配合し得る他の添加剤としては、例えば、本発明の効果に影響を与えない範囲で、耐候性改善剤、赤外線吸収剤、帯電防止剤、接着性向上剤、消泡剤、充填剤(表面の耐汚染性、滑り性、艶消し性等を高めるマット剤など)、着色剤、防腐剤、レべリング剤、分散剤、沈降防止剤、増粘剤等が挙げられる。
上段被覆層の厚さとしては、0.5〜5μmが好ましく、0.5〜4μmがより好ましい。塗工量の点では0.5〜5g/m2が好ましく、0.5〜4g/m2がより好ましい。無機吸着剤の平均粒径との関係では、上段被覆層の厚さ<平均粒径であることが好ましい。このように平均粒径の方が大きいことにより、吸着剤部分が塗膜から盛り上り、より表面との距離が近くなるため消臭機能を高めることができる。
上段被覆層は、例えば、上記樹脂成分が分散したエマルジョンインクをベースとし、無機吸着剤等の添加剤を配合したインク組成物を塗布することにより形成できる。
本発明では、下段被覆層と上段被覆層との合計厚さが15μm以下であり、この中でも10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましい。合計厚さが15μm以下であることで、十分な消臭効果が発揮されるとともに、乾燥性に優れることによりブロッキングなどの問題が回避されており生産性が高い。また、後加工によって被覆層の樹脂が硬い場合に起こり易い樹脂割れが起こり難くなり、それを起因とする汚染性の低下を防ぐことができる。また、被覆層の表面からエンボス加工を施す場合には、加圧の際の下地の変化に被覆層が追従し易くなるため、賦型ムラが生じにくい。また、艶が調整しやすいため、積層シートに優れた意匠性を付与し易くなる。これらの効果は、特に積層シートが発泡積層シートである場合に顕著である。なお、下段被覆層と上段被覆層を積層した後は各層に配合される吸着剤の平均粒径にも拠るが、各層の界面は必ずしも明確とはならない。
樹脂層
本発明の積層シートは、基材と下段被覆層との間に樹脂層を有していてもよい。
樹脂層に含まれる樹脂成分としては、従来から壁装材に用いられている塩化ビニル樹脂、オレフィン系樹脂等が広く採用できるが、積層シートの耐久性を高める観点からオレフィン系樹脂が好ましく、具体的には、エチレン系樹脂を含有することが好ましい。
エチレン系樹脂としては、ポリエチレン(PE)だけでなく、エチレンとエチレン以外の成分とをモノマーとするエチレン共重合体(以下、「エチレン共重合体」と略記する)が挙げられる。
ポリエチレンは、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等が広く使用できる。
エチレン共重合体は融点及びMFRの観点で押出し製膜に適している。エチレン共重合体としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−αオレフィン共重合体等が挙げられる。これらのエチレン共重合体は単独又は2種以上を混合して使用できる。これらのエチレン共重合体の中でも特にエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体が好ましく、これらのいずれか1種と他の樹脂の1種以上とを併用する場合には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体の含有量は、それぞれ70重量%以上が好ましく、80重量%以上がより好ましい。
また、エチレン共重合体は、エチレン以外のモノマーの含有量としては、5〜25重量%が好ましく、9〜20重量%がより好ましい。このような共重合比率を採用することにより、押出し製膜性がより高まる。具体例としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニルの共重合比率(VA量)としては9〜25重量%が好ましく、9〜20重量%がより好ましい。また、エチレン−メチルメタクリレート共重合体は、メチルメタクリレートの共重合比率(MMA量)としては5〜25重量%が好ましく、5〜15重量%がより好ましい。また、エチレン−メタクリル酸共重合体は、アクリル酸の共重合比率(MAA量)としては2〜15質量%が好ましく、5〜11質量%がより好ましい。
本発明では、樹脂層に含まれる樹脂成分は、JIS K 6922に記載の190℃、荷重21.18Nの条件で測定したMFR(メルトフローレート)が10〜25g/10分であることが好ましい。MFRが上記範囲内の場合には、樹脂層を押出し製膜により形成する際の温度上昇が少なく、非発泡状態で製膜できるため、後に絵柄模様層を形成する場合には、平滑な面に印刷処理をすることができて柄抜け等が少ない。MFRが大きすぎる場合は、樹脂が軟らかすぎることにより、形成される樹脂層の耐傷性が不十分となるおそれがある。
本発明では、上記樹脂層は発泡剤含有樹脂層であってもよい。この場合には、得られる積層シートは発泡剤含有樹脂層を有するいわゆる原反を意味する。そして、発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより、本発明の発泡積層シートが得られる。
発泡剤含有樹脂層を形成する樹脂組成物としては、例えば、上記樹脂成分、無機充填剤、顔料、熱分解型発泡剤、発泡助剤、架橋助剤等を含む樹脂組成物を好適に使用できる。その他にも、安定剤、滑剤等を添加剤として使用できる。
熱分解型発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンアミド(ADCA)、アゾビスホルムアミド等のアゾ系;オキシベンゼンスルホニルヒドラジド(OBSH)、パラトルエンスルホニルヒドラジド等のヒドラジド系などが挙げられる。熱分解型発泡剤の含有量は、発泡剤の種類、発泡倍率等に応じて適宜設定できる。発泡倍率の観点からは、7倍以上、好ましくは7〜10倍程度であり、熱分解型発泡剤は、樹脂成分100質量部に対して、1〜20質量部程度とすることが好ましい。
発泡助剤は、金属酸化物及び/又は脂肪酸金属塩が好ましく、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、オクチル酸亜鉛、オクチル酸カルシウム、オクチル酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等を使用することができる。これらの発泡助剤の含有量は、樹脂成分100質量部に対して、0.3〜10質量部程度が好ましく、1〜5質量部程度がより好ましい。
なお、これらの発泡助剤とEMAAとADCA発泡剤とを組み合わせて用いる場合には、発泡工程において、EMAAのアクリル酸部と金属系発泡助剤の反応により、発泡助剤としての効果が損なわれるという問題がある。そのため、EMAAとADCA発泡剤とを組み合わせて用いる場合には、特開2009-197219号公報に説明されている通り、発泡助剤としてカルボン酸ヒドラジド化合物を用いることが好ましい。このとき、カルボン酸ヒドラジド化合物はADCA発泡剤1質量部に対して0.2〜1質量部程度用いることが好ましい。
無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、三酸化アンチモン、ホウ酸亜鉛、モリブデン化合物等が挙げられる。無機充填剤を含むことにより、目透き抑制効果、表面特性向上効果、燃焼時発熱抑制効果等が得られる。無機充填剤の含有量は、樹脂成分100質量部に対して0〜100質量部程度が好ましく、20〜70質量部程度がより好ましい。
顔料については、無機顔料として、例えば、酸化チタン、亜鉛華、カーボンブラック、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、黄鉛、モリブデートオレンジ、カドミウムイエロー、ニッケルチタンイエロー、クロムチタンイエロー、酸化鉄(弁柄)、カドミウムレッド、群青、紺青、コバルトブルー、酸化クロム、コバルトグリーン、アルミニウム粉、ブロンズ粉、雲母チタン、硫化亜鉛等が挙げられる。また、有機顔料として、例えば、アニリンブラック、ペリレンブラック、アゾ系(アゾレーキ、不溶性アゾ、縮合アゾ)、多環式(イソインドリノン、イソインドリン、キノフタロン、ペリノン、フラバントロン、アントラピリミジン、アントラキノン、キナクリドン、ペリレン、ジケトピロロピロール、ジブロムアンザントロン、ジオキサジン、チオインジゴ、フタロシアニン、インダントロン、ハロゲン化フタロシアニン)等が挙げられる。顔料の含有量は、樹脂成分100質量部に対して10〜50質量部程度が好ましく、15〜30質量部程度がより好ましい。
本発明では、発泡剤含有樹脂層は電子線照射により樹脂架橋されていてもよい。発泡剤含有樹脂層に電子線を照射する方法及び発泡させる方法としては、後記の製造方法に記載された方法に従って実施すればよい。なお、発泡剤(発泡剤含有樹脂層の場合も含む)の厚さは40〜100μm程度が好ましく、発泡剤含有樹脂層である場合の発泡後の発泡樹脂層の厚さは300〜700μm程度が好ましい。
非発泡樹脂層A及びB
発泡剤含有樹脂層は、その片面又は両面に非発泡樹脂層を有していてもよい。
例えば、発泡剤含有樹脂層の裏面(基材が積層される面)には、基材との接着力を向上させる目的で非発泡樹脂層B(接着樹脂層)を有してもよい。
接着樹脂層の樹脂成分としては、特に限定はないが、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)が好ましい。EVAは公知又は市販のものを使用することができる。特に、酢酸ビニル成分(VA成分)が10〜46質量%であるものが好ましく、15〜41質量%であるものがより好ましい。
接着樹脂層の厚さは限定的ではないが、5〜50μm程度が好ましい。
発泡剤含有樹脂層の上面には、主として発泡剤含有樹脂層を保護するとともに、発泡剤含有樹脂層が発泡する過程で生じるガス等の揮発成分による吸着剤の機能低下を防止するために非発泡樹脂層Aを形成してもよい。
非発泡樹脂層Aの樹脂成分としては、ポリオレフィン系樹脂、メタクリル系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられ、その中でもポリオレフィン系樹脂が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン(低密度ポリエチレン(LDPE)又は高密度ポリエチレン(HDPE))、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリイソプレン等の樹脂単体、エチレンと炭素数が4以上のαオレフィンの共重合体(線状低密度ポリエチレン(LLDPE))、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等のエチレン(メタ)アクリル酸系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチレン−ビニルアルコール共重合体、アイオノマー等の少なくとも1種が挙げられる。本発明では、特に前記樹脂層中の樹脂として塩化ビニル樹脂を用いる場合には、積層シートの耐久性及び吸着剤の機能低下を抑制するために、非発泡樹脂層A(特にエチレン−ビニルアルコール共重合体層)を形成することが好ましい。なお、「(メタ)アクリル酸」は、アクリル酸又はメタクリル酸を意味し、他の(メタ)と記載している部分についても同様である。
非発泡樹脂層Aの厚さは限定的ではないが、2〜50μm程度が好ましい。
本発明では、後記製造上の観点からも、発泡剤含有樹脂層を設ける場合には、非発泡樹脂層B、発泡剤含有樹脂層及び非泡樹脂層Aが順に形成された態様が好ましい。なお、非発泡樹脂層B及び/又は非発泡樹脂層Aは、押出し製膜により形成しても良いし、各フィルムを熱ラミネートすることにより形成しても良い。
絵柄模様層
本発明の積層シートは、基材、発泡剤含有樹脂層、非発泡樹脂層A又は各被覆層の上には必要に応じて絵柄模様層を形成してもよい。
絵柄模様層は、積層シート及び発泡積層シートに意匠性を付与する。絵柄模様としては、例えば木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられ、目的に応じて選択できる。
絵柄模様層は、例えば、絵柄模様を印刷することで形成できる。印刷手法としては、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷等が挙げられる。印刷インキとしては、着色剤、結着材樹脂、溶剤を含む印刷インキが使用できる。これらのインキは公知又は市販のものを使用してもよい。
着色剤としては、例えば、前記の発泡剤含有樹脂層で使用されるような顔料を適宜使用することができる。
結着材樹脂は、基材シートの種類に応じて設定できる。例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。
溶剤(又は分散媒)としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の石油系有機溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−2−メトキシエチル、酢酸−2−エトキシエチル等のエステル系有機溶剤;メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール系有機溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系有機溶剤;ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系有機溶剤、;ジクロロメタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の塩素系有機溶剤;水などが挙げられる。これらの溶剤(又は分散媒)は、単独又は混合物の状態で使用できる。
絵柄模様層の厚みは、絵柄模様の種類より異なるが、一般には0.1〜10μm程度とすることが好ましい。
プライマー層
基材、樹脂層、非発泡樹脂層A又は絵柄模様層の上には、必要に応じてプライマー層を形成してもよい。
プライマー層に含有される樹脂としては、例えば、アクリル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン等を使用することができるが、特にアクリル、塩素化ポリプロピレン等が望ましい。
アクリルとしては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸エチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独又は共重合体からなるアクリル樹脂が挙げられる。
ポリウレタンとはポリオール(多価アルコール)を主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とする組成物である。
ポリオールとしては、分子中に2個以上の水酸基を有するもので、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等が用いられる。
また、イソシアネートとしては、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシアネートが用いられる。例えば、2−4トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、4−4ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、或いはヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(又は脂環族)イソシアネートが用いられる。
プライマー層の厚さは限定的ではないが、0.1〜10μm程度が好ましく、0.1〜5μm程度がより好ましい。
≪発泡積層シート≫
本発明の発泡積層シートは、上記積層シートの発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより得られる。発泡時の加熱条件は、熱分解型発泡剤の分解により発泡樹脂層が形成される条件ならば限定されない。加熱温度は210〜240℃程度が好ましく、加熱時間は20〜80秒程度が好ましい。
本発明の発泡積層シートは、最表面層の上からエンボス加工が施されていてもよい。
エンボス模様としては、例えば、木目板導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチャア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等がある。
≪積層シート及び発泡積層シートの製造方法≫
積層シート及び発泡積層シートの製造方法としては、例えば、基材及び発泡剤含有樹脂層上に絵柄模様層を形成後、更に下段被覆層及び上段被覆層を形成して積層シートを作製した後、熱処理して発泡剤含有樹脂層を発泡樹脂層にすることにより発泡積層シートを作製することができる。
発泡剤含有樹脂層がその片面又は両面に非発泡樹脂層を有する場合には、Tダイ押出し機による同時押出し製膜が好適である。例えば、両面に非発泡樹脂層を有する場合には、3つの層に対応する溶融樹脂を同時に押出すことにより3層の同時成膜が可能なマルチマニホールドタイプのTダイを用いることができる。
なお、発泡剤含有樹脂層を形成する樹脂組成物に無機充填剤が含まれる場合であって、発泡剤含有樹脂層を押出し製膜により形成する場合には、押出し機の押出し口(いわゆるダイス)に無機充填剤の残渣(いわゆる目やに)が発生し易く、これが発泡剤含有樹脂層表面の異物となり易い。そのため、発泡剤含有樹脂層を形成する樹脂組成物に無機充填剤が含まれる場合には、上記のように3層同時押出し製膜することが好ましい。即ち、発泡剤含有樹脂層を非発泡樹脂層によって挟み込んだ態様で同時押出し製膜することにより、前記目やにの発生を抑制することができる。
発泡剤含有樹脂層を製膜後は、電子線照射を行ってもよい。これにより樹脂成分を架橋して発泡樹脂層の表面強度、発泡特性等を調整することができる。電子線のエネルギーは、150〜250kV程度が好ましく、175〜200kV程度がより好ましい。照射量は、10〜100kGy程度が好ましく、10〜50kGy程度がより好ましい。電子線源としては、公知の電子線照射装置が使用できる。
発泡剤含有樹脂層上には、必要に応じて、絵柄模様層及びプライマー層を任意の順序で形成した後、下段被覆層及び上段被覆層を形成して積層シートとし、次に熱処理して発泡剤含有樹脂層を発泡樹脂層にすることにより発泡積層シートを製造することができる。これらの各層は、印刷、塗布などのコーティング、押出し製膜等を組み合わせることにより積層でき、印刷、塗布等のコーティングは常法に従って行うことができる。
熱処理条件は、熱分解型発泡剤の分解により発泡樹脂層が形成される条件であればよく、加熱温度は210〜240℃程度が好ましく、加熱時間は20〜80秒程度が好ましい。
本発明の積層シートは、基材上に、少なくとも下段被覆層及び上段被覆層の2層が形成されており、下段被覆層に樹脂成分及び有機無機複合吸着剤を含有することにより、耐汚染性及び耐薬品性が改善されている。また、下段被覆層と上段被覆層との合計厚さが15μm以下であることにより、有機無機複合吸着剤を含有する下段被覆層が最表面に位置していなくても優れた消臭機能を発揮することができるとともに、乾燥性に優れることによりブロッキングなどの問題が回避されており生産性が高い。これらの効果は、積層シートが発泡剤含有樹脂層を有し、この発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより得られる発泡積層シートにおいても同じである。
本発明の積層シートの層構成の一例を示す模式図である。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
公知のTダイ押出機を用いて、非発泡樹脂層A/発泡剤含有樹脂層/非発泡樹脂層Bの順に、各層の厚みが15μm/100μm/10μmになるように製膜して3層からなる積層体を得た。各層の形成に用いた樹脂又は樹脂組成物は以下の通りである。
(a)非発泡樹脂層Aに用いた樹脂:
・LDPE「ペトロセン202、東ソー製」、100質量部
(b)非発泡樹脂層Bに用いた樹脂:
・エチレン−酢酸ビニル系共重合体(住友化学(株)製、商品名:スミテートCV5053)、100質量部
(c)発泡剤含有樹脂層に用いた樹脂組成物:
・LDPE「ペトロセン202、東ソー製」、100質量部
・発泡剤(永和化成工業(株)製、商品名:ビニホールACO3)、5質量部
・炭酸カルシウム(白石工業(株)製、商品名:ホワイトンH)、30質量部
・二酸化チタン(顔料)(デュポン(株)製、商品名:タイピュアR-108)、20質量部
・発泡助剤((株)ADEKA製、商品名:アデカスタブOF-101)、5質量部
・架橋剤(JSR(株)製、商品名:オブスターJVA-702)、1質量部
次に、前記3層からなる積層体の非発泡層樹脂B面に裏打紙(米秤量60g/m2、興人(株)製、WK-FKKD)を積層した。次いで、該積層体に対して、非発泡樹脂層Aの側から電子線(200kV、30kGy)を照射して特に発泡剤含有樹脂層を樹脂架橋した。次いで、グラビア印刷により、非発泡樹脂層A面に水性インキ(大日精化工業(株)製、商品名:ハイドリック)を用いて布目模様を印刷して絵柄層を形成し、該絵柄層の上に下記組成の塗工液Aを塗工量2.0g/m2で塗工して下段被覆層を形成し、更に下記組成の塗工液Bを塗工量2.0g/m2で塗工して上段被覆層を形成した(両層の合計厚さ:4μm)。これにより、積層シートを得た。なお、下段被覆層(固形分)中の有機無機複合吸着剤の含有量は28.6質量%である。
(塗工液A)
・アクリル樹脂系エマルジョン(固形分):25質量部
・有機無機複合吸着剤(東亞合成(株)製、品番:NS-231、平均粒径:4μm)(固形分):10質量部
・水:65質量部
(塗工液B)
・アクリル樹脂系エマルジョン(固形分):20質量部
・真球状シリコーンゴムビース(東レ・ダウコーティング・シリコーン(株)製、品番:33Additive)(固形分):4質量部
・シリコーン樹脂エマルジョン(固形分):3質量部
・水:73質量部
その後、230℃の加熱発熱炉内で、発泡剤含有樹脂層を発泡させ発泡樹脂層を形成後、冷却ロールと加圧ロールの間を通し、エンボス賦型をしながら熱圧着させることにより、表面に凹凸模様を有する発泡積層シートを作製した。
実施例2
上段被覆層の真球状シリコーンビーズを無機吸着剤(シナネンゼオミック製、品名:ゼオミック、平均粒径:3μm)20質量部とした以外は、実施例1と同様にして発泡積層シートを得た。また、上段被覆層(固形分)中の無機吸着剤の含有量は46.5質量%である。
実施例3
下段被覆層の有機無機複合吸着剤の含有量を3質量部とした以外は、実施例2と同様にして発泡積層シートを得た。また、下段被覆層(固形分)中の無機吸着剤の含有量は10.7質量%である。
実施例4
上段被覆層の無機吸着剤の含有量を10質量部とした以外は、実施例2と同様にして発泡積層シートを得た。また、上段被覆層(固形分)中の無機吸着剤の含有量は30.3質量%である。
実施例5
上段被覆層の塗工量を5.0g/m2、下段被覆層の塗工量を5.0g/m2とし、両層の合計厚さを10μmとした以外は、実施例2と同様にして発泡積層シートを得た。
実施例6
上段被覆層の塗工量を5.0g/m2、下段被覆層の塗工量を10.0g/m2とし、両層の合計厚さを15μmとした以外は、実施例2と同様にして発泡積層シートを得た。
実施例7
上段被覆層の塗工量を10.0g/m2、下段被覆層の塗工量を5.0g/m2とし、両層の合計厚さを15μmとした以外は、実施例2と同様にして発泡積層シートを得た。
実施例8
裏打紙(米秤量60g/m2、興人(株)製、WK-FKKD)上に、コンマコーター法を用い、下記組成の発泡剤含有樹脂層を100μmの厚みとなるように積層した。
(発泡剤含有樹脂層に用いた樹脂組成物)
・塩化ビニル樹脂(東ソー(株)製、商品名:R-720):100重量部
・二酸化チタン(顔料 デュポン製、商品名:タイピュアR-108):17重量部
・炭酸カルシウム:白石工業製、商品名:ホワイトンH):100重量部
・可塑剤(三建加工製、DOP):55重量部
・発泡剤(永和化成製、商品名:ADCA#3):4重量部
・発泡助剤((株)ADEKA製、商品名:OF-101):1重量部
・セル調整剤(共同薬品製、商品名:KF-110A-6):1重量部
次いで、グラビア印刷により、発泡剤含有樹脂層に水性インキ(大日精化工業(株)製、商品名:ハイドリック)を用いて布目模様を印刷して絵柄層を形成し、該絵柄層の上に下記組成の塗工液Aを塗工量2.0g/m2で塗工して下段被覆層を形成し、更に下記組成の塗工液Cを塗工量2.0g/m2で塗工して上段被覆層を形成した(両層の合計厚さ:4μm)。これにより、積層シートを得た。なお、下段被覆層(固形分)中の有機無機複合吸着剤の含有量は40.0質量%である。また、上段被覆層(固形分)中の無機吸着剤の含有量は46.5質量%である。
(塗工液A)
・アクリル樹脂系エマルジョン(固形分):25質量部
・有機無機複合吸着剤(東亞合成(株)製、品番:NS-231、平均粒径:4μm)(固形分):10質量部
・水:65質量部
(塗工液C)
・アクリル樹脂系エマルジョン(固形分):20質量部
・無機吸着剤(シナネンゼオミック製、品名:ゼオミック、平均粒径:3μm)(固形分):20質量部
・シリコーン樹脂エマルジョン(固形分):3質量部
・水:57質量部
その後、230℃の加熱発熱炉内で、発泡剤含有樹脂層を発泡させ発泡樹脂層を形成後、冷却ロールと加圧ロールの間を通し、エンボス賦型をしながら熱圧着させることにより、表面に凹凸模様を有する発泡積層シートを作製した。
実施例9
裏打紙(米秤量60g/m2、興人(株)製、WK-FKKD)上に、コンマコーター法を用い、下記組成の発泡剤含有樹脂層を100μmの厚みとなるように積層した。
(発泡剤含有樹脂層に用いた樹脂組成物)
・塩化ビニル樹脂(東ソー(株)製、商品名:R-720):100重量部
・二酸化チタン(顔料 デュポン製、商品名:タイピュアR-108):17重量部
・炭酸カルシウム:白石工業製、商品名:ホワイトンH):100重量部
・可塑剤(三建加工製、DOP):55重量部
・発泡剤(永和化成製、商品名:ADCA#3):4重量部
・発泡助剤((株)ADEKA製、商品名:OF-101):1重量部
・セル調整剤(共同薬品製、商品名:KF-110A-6):1重量部
次いで、グラビア印刷により、積層体上に水性インキ(大日精化工業(株)製、商品名:ハイドリック)を用いて布目模様を印刷して絵柄層を形成し、積層体Bを得た。
一方、フィルム層として予め接着剤が塗布されたエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂((株)クラレ製、商品名:エバールフィルムHF-ME、厚み:12μm、エチレン含有量:44mol%)を用い、該フィルム層の上面(接着剤が塗布されていない側)に塗工液Aを塗工量2.0g/m2で塗工して下段被覆層を形成し、該下段被覆層の上に塗工液Cを塗工量2.0g/m2で塗工して上段被覆層を形成して積層体Cを得た(両層の合計厚さ:4μm)。なお、下段被覆層(固形分)中の有機無機複合吸着剤の含有量は40.0質量%である。また、上段被覆層(固形分)中の無機吸着剤の含有量は46.5質量%である。
(塗工液A)
・アクリル樹脂系エマルジョン(固形分):25質量部
・有機無機複合吸着剤(東亞合成(株)製、品番:NS-231、平均粒径:4μm)(固形分):10質量部
・水:65質量部
(塗工液C)
・アクリル樹脂系エマルジョン(固形分):20質量部
・無機吸着剤(シナネンゼオミック製、品名:ゼオミック、平均粒径:3μm)(固形分):20質量部
・シリコーン樹脂エマルジョン(固形分):3質量部
・水:57質量部
上記の積層体Bを、加熱発泡炉を用いて230℃で加熱することにより、発泡剤含有樹脂層を発泡させて発泡樹脂層を形成させて積層体Dを得た後、当該積層体Dを上記の積層体Cと同時にエンボス型が形成された冷却ロールと加圧ロールの間を通し、エンボス賦型をしながら熱圧着させて表面に凹凸模様を有する発泡積層シートを得た。
実施例10
下段被覆層の有機無機複合吸着剤の含有量を100質量部、塗工量を5.0g/m2とし、上段被覆層の塗工量を2.0g/m2とし、両層の合計厚さを7μmとした以外は、実施例1と同様にして発泡積層シートを得た。また、下段被覆層(固形分)中の有機無機複合吸着剤の含有量は50質量%である。
比較例1
下段被覆層の有機無機複合吸着剤を無機吸着剤(シナネンゼオミック製、商品名:ゼオミック、平均粒径:3μm)20質量部、上段被覆層の無機吸着剤を有機無機複合吸着剤(東亜合成製 品番:NS-231、平均粒径:4μm)10質量部とした以外は、実施例2と同様にして発泡積層シートを得た。なお、下段被覆層(固形分)中の無機吸着剤の含有量は44.4質量%である。また、上段被覆層(固形分)中の有機無機複合吸着剤の含有量は30.3質量%である。
比較例2
下段被覆層の有機無機複合吸着剤を0質量部とした以外は、実施例2と同様にして発泡積層シートを得た。また、上段被覆層(固形分)中の無機吸着剤の含有量は46.5質量%である。
比較例3
下段被覆層の有機無機複合吸着剤を0質量部とした以外は、実施例1と同様にして発泡積層シートを得た。
比較例4
上段被覆層の塗工量を7.0g/m2、下段被覆層の塗工量を13.0g/m2とし、両層の合計厚さを20μmとした以外は、実施例2と同様にして発泡積層シートを得た。なお、下段被覆層(固形分)中の有機無機複合吸着剤の含有量は28.6質量%である。また、上段被覆層(固形分)中の無機吸着剤の含有量は46.5質量%である。
比較例5
上段被覆層の塗工量を15.0g/m2、下段被覆層の塗工量を5.0g/m2とし、両層の合計厚さを20μmとした以外は、実施例2と同様にして発泡積層シートを得た。なお、下段被覆層(固形分)中の有機無機複合吸着剤の含有量は28.6質量%である。また、上段被覆層(固形分)中の無機吸着剤の含有量は46.5質量%である。
試験例1
実施例及び比較例で得た発泡積層シートについて、1)アンモニア消臭性能、2)アルデヒド消臭性能、3)耐汚染性、4)耐薬品性、5)エンボス適性及び6)乾燥性(生産性)を評価した。各試験方法及び評価基準は下記の通りである。
≪アンモニア消臭性能≫
試験片(10cm×6cm)を、内容量5リットル(L)のテドラーバック内に挿入した。28%アンモニア水溶液と合成空気〔(窒素:酸素)容積比:4/1、RH50%〕を用いてアンモニア濃度250ppmのガスを調製し、テドラーバック内に3リットル(L)送り込んだ。ガス投入直後と暗所に6時間保管後のアンモニア濃度を検知管にて測定し、6時間後のアンモニア除去率(%)を下記の式により算出した。
除去率(%)=[{(初期濃度)−(6時間後の濃度)}/(初期濃度)]×100
除去率が100〜60%の場合を「A」、59~30%の場合を「B」、29%以下の場合を「C」とした。
≪アセトアルデヒド消臭性能≫
試験片(10cm×10cm)を、内容量5リットル(L)のテドラーバック内に挿入した。99.5%アセトアルデヒド液と合成空気〔(窒素:酸素)容積比:4/1、RH50%〕を用いてアセトアルデヒド濃度60ppmのガスを調製し、テドラーバック内に1リットル(L)送り込んだ。ガス投入直後と暗所に24時間保管後のアセトアルデヒド濃度を検知管にて測定し、24時間後のアセトアルデヒド除去率(%)を下記の式により算出した。
除去率(%)=[{(初期濃度)−(24時間後の濃度)}/(初期濃度)]×100
除去率が100〜70%の場合を「A」、69〜40%の場合を「B」、39%以下の場合を「C」とした。
≪耐汚染性≫
汚染物質(中性洗剤、醤油、コーヒー、クレヨン、水性ペン)をサンプル上に乗せたガーゼに各々滴下、または直に線を描き、24時間後に水及び中性洗剤を用いて拭き取った。目視評価にて、拭き取り後にやや汚れが残るもの2種以上ある場合は「C」、汚れが残るもの1種である場合は「B」、全て拭き取り可能な場合を「A」とした。
≪耐薬品性能≫
薬品(5%塩酸水溶液、5%水酸化ナトリウム水溶液)をサンプル上に乗せたガーゼに各々滴下し、2時間後に水用いて拭き取った。目視評価にて、跡が残ったものがある場合は「C」、やや跡が残るが使用上問題ない場合は「B」、跡が残らない場合は「A」とした。
≪エンボス適性≫
発泡積層シートの作製時におけるエンボス適性を、エンボス版の凹凸深さと賦型された凹凸深さを測定し、賦型率を求めた。「賦型率60%以上」を「A」、「60〜50%」を「B」、「50〜40%」を「C」、「40%未満」を「D」と評価した。
各試験の評価結果を下記表1に示す。
≪乾燥性(生産性)≫
作製直後の発泡積層シートを2枚重ね合わせ、2kg/cm2の荷重をかけて25℃で一週間放置した。一週間後に発泡積層シートを剥離した際に、上の発泡積層シートの基材に下の発泡積層シートの上段被覆層の樹脂が取られている(ブロッキングが認められる)ものを「B」とし、当該ブロッキングが認められないものを「A」とした。発泡積層シートの乾燥性(生産性)が良好であれば、当該ブロッキングは認められない。
Figure 2013226789
1. 基材
2. 非発泡樹脂層B
3. 発泡剤含有樹脂層
4. 非発泡樹脂層A
5. 絵柄模様層
6. 下段被覆層
7. 上段被覆層

Claims (11)

  1. 基材上に、少なくとも下段被覆層及び上段被覆層の2層が形成されている積層シートであって、
    (1)前記下段被覆層は、樹脂成分及び揮発性化合物を吸着する有機無機複合吸着剤を含有しており、
    (2)前記下段被覆層と前記上段被覆層との合計厚さが15μm以下である、
    ことを特徴とする積層シート。
  2. 前記基材と前記下段被覆層との間に樹脂層を有する、請求項1に記載の積層シート。
  3. 前記樹脂層がオレフィン系樹脂層である、請求項2に記載の積層シート。
  4. 前記上段被覆層が樹脂成分及び揮発性化合物を吸着する無機吸着剤を含有している、請求項1〜3のいずれかに記載の積層シート。
  5. 前記下段被覆層と前記上段被覆層との合計厚さが10μm以下である、請求項1〜4のいずれかに記載の積層シート。
  6. 前記樹脂層が発泡剤含有樹脂層である、請求項2〜5のいずれかに記載の積層シート。
  7. 前記発泡剤含有樹脂層は、片面又は両面に非発泡樹脂層を有する、請求項6に記載の積層シート。
  8. 前記下段被覆層は、樹脂成分100質量部に対して5〜80質量部の前記揮発性化合物を吸着する有機無機複合吸着剤を含有する、請求項1〜7のいずれかに記載の積層シート。
  9. 前記上段被覆層は、樹脂成分100質量部に対して5〜120質量部の前記揮発性化合物を吸着する無機吸着剤を含有する、請求項4〜8のいずれかに記載の積層シート。
  10. 前記発泡剤含有樹脂層は、電子線照射により樹脂架橋されている、請求項6〜9のいずれかに記載の積層シート。
  11. 請求項6〜10のいずれかに記載の積層シートの前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより得られる発泡積層シート。
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