JP2013223527A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルに対する不正行為を容易に検出することが可能なワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、通信ケーブルを覆う第1導電性被覆層112および第2導電性被覆層114と、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114との間で直列接続されるように配置された抵抗器121を有する第1コネクタ部12と、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114との短絡による異常を検出する検出部133を有する第2コネクタ部13とを備える。検出部133は、第2導電性被覆層114に所定電圧Vccを印加し、第1導電性被覆層112の検出用電圧に基づいて短絡による異常を検出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、外部機器に接続され、外部機器間の情報通信に利用されるワイヤハーネスに関するものである。
近年、情報通信技術の発展に伴い、各種の機器がワイヤハーネスを用いて通信接続されている。このようなワイヤハーネスで通信される情報の中には一定の価値を有するものも含まれている。そのため、ワイヤハーネスを許可なく細工して、通信される情報の書き換えや不正な情報の発信を行うことにより、上記の一定の価値が不正に取得されることがあり得る。
例えば、パチンコホールでは遊技機(パチンコ機)と台間機とがワイヤハーネスにより接続されている。そして、遊技球数や金銭価値を示す情報が記憶されたカードを台間機に挿入することにより、台間機から遊技機に通信された情報に基づいて遊技が実施される。また、最近、特許文献1に記載のような、遊技機内に所定数の球を封入し、封入されている球(封入球)を循環利用する封入式遊技機(封入式パチンコ機)が開発されている。封入式遊技機では、遊技によって獲得した球数を示す情報を遊技機から台間機に送信し当該情報をカードに記録することで、遊技者は、当該カードを用いて獲得した球数を精算し、景品を得るようになっている。このように、遊技機と台間機とを接続するワイヤハーネスでは、一定の価値を有する球数を示す情報が通信される。そのため、ワイヤハーネスを細工して遊技球や金銭価値を示す情報を不正に変更する不正行為が問題となる。
そこで、特許文献2には、ワイヤハーネス側のコネクタが接続される遊技機側のコネクタに押圧スイッチを設け、当該押圧スイッチのオン/オフを検出することによりワイヤハーネスが正常に接続されているか否かを検知する技術が開示されている。これにより、ワイヤハーネスが不正に交換されてしまうことを防止している。
特開2009−101224号公報(2009年5月14日公開) 特開2008−36319号公報(2008年2月21日公開)
しかしながら、特許文献2の技術では、ワイヤハーネスを遊技機に接続した状態でケーブルの途中に不正部品などを取り付けるような不正行為については検出できない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ケーブルに対する不正行為を容易に検出することが可能なワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のワイヤハーネスは、通信ケーブルと、上記通信ケーブルを覆う第1導電性被覆層と、上記第1導電性被覆層を覆う第2導電性被覆層と、上記第1導電性被覆層と第2導電性被覆層との間に位置し、第1導電性被覆層と第2導電性被覆層とを絶縁するための絶縁層と、上記通信ケーブルの一端に設けられ、上記第1導電性被覆層と第2導電性被覆層との間で直列接続されるように配置された抵抗器を有する第1コネクタ部と、上記通信ケーブルの他端に設けられ、上記第1導電性被覆層と上記第2導電性被覆層との短絡による異常を検出する検出部を有する第2コネクタ部とを備え、上記検出部は、上記第1導電性被覆層および第2導電性被覆層の一方に所定電圧を印加し、上記第1導電性被覆層および第2導電性被覆層の他方の電圧である検出用電圧に基づいて、上記短絡による異常を検出することを特徴とする。
例えば、金属製の不正治具をワイヤハーネスに差し込み、内部の通信ケーブルに対して何らかの不正を行った場合、不正治具によって第1導電性被覆層と第2導電性被覆層とが短絡することとなる。上記の構成によれば、第1導電性被覆層と第2導電性被覆層とが短絡していない場合には、検出用電圧は、所定電圧から抵抗器による電圧降下の分だけ低い電圧となる。一方、第1導電性被覆層と第2導電性被覆層とが短絡している場合には、検出用電圧は所定電圧と同じになる。そのため、検出用電圧を確認することで、容易に第1導電性被覆層と第2導電性被覆層との短絡の有無を確認することができる。
以上から、ケーブルに対する不正行為を容易に検出することが可能なワイヤハーネスを提供することができる。
例えば、上記検出部は、上記検出用電圧と第1基準電圧とを比較する第1電圧比較器を備えており、上記第1基準電圧として、上記所定電圧と、当該所定電圧から上記抵抗器の電圧降下分だけ低い電圧との間の電圧が設定されており、上記検出部は、上記第1電圧比較器により検出用電圧が第1基準電圧よりも高いと判定されたときに、上記短絡があったものと判断すればよい。
また、本発明のワイヤハーネスにおいて、上記通信ケーブルが複数本あり、そのうちの一本の通信ケーブルは、上記ワイヤハーネスが接続される一方の外部機器から他方の外部機器に電力供給するためのものであり、上記検出部は、上記電力供給のための通信ケーブルから電力を受けて動作することが好ましい。
上記の構成によれば、検出部を動作させるための専用の電源線を設ける必要がなく、ワイヤハーネスの構成を簡略化できる。
また、本発明のワイヤハーネスにおいて、上記検出部は、さらに、上記検出用電圧に基づいて、上記第1導電性被覆層および第2導電性被覆層の少なくとも一方の切断による異常を検出することが好ましい。
ワイヤハーネスに対する不正行為として、第1導電性被覆層および第2導電性被覆層の少なくとも一方を切断したり、ワイヤハーネスを通信ケーブルごと切断したりして、内部の通信ケーブルに何らかの細工を行うことが考えられる。しかしながら、第1導電性被覆層および第2導電性被覆層の少なくとも一方が切断された場合、検出用電圧はほぼ0となる。そのため、検出用電圧を確認することで、このような第1導電性被覆層および第2導電性被覆層の少なくとも一方を切断する不正行為を検出することができる。
例えば、上記検出部は、上記検出用電圧と第2基準電圧とを比較する第2電圧比較器を備えており、上記第2基準電圧として、上記所定電圧から上記抵抗器の電圧降下分だけ低い電圧よりもさらに低い電圧が設定されており、上記検出部は、上記第2電圧比較器により検出用電圧が第2基準電圧よりも低いと判定されたときに、上記切断があったものと判断すればよい。
さらに、本発明のワイヤハーネスは、上記検出部により異常が検出された場合に、外部機器に対して異常通知を行う異常出力制御部を備えることが好ましい。
上記の構成によれば、検出部により異常が検出された場合に外部機器に電源が供給されていると、当該外部機器は、即座にワイヤハーネスの異常を認識することができる。
なお、上記異常出力制御部は、上記通信ケーブルの少なくとも1つの通信を遮断することにより上記異常通知を行ってもよい。
以上のように、本発明によれば、ケーブルに対する不正行為を容易に検出することが可能なワイヤハーネスを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るワイヤハーネスに対する不正行為(異常)を検出する異常検出システムの概略構成を示したブロック図である。 図1に示す異常検出システムが備える遊技機および台間機の裏面図である。 図2に示す遊技機および台間機の正面図である。 実施形態1に係るワイヤハーネスの外観を示す図である。 図4に示すワイヤハーネスが備えるケーブル部の内部を示す図であり、(a)は内部層を示す斜視図であり、(b)はケーブル部の端面を示す図である。 図4に示すワイヤハーネスが備える第1コネクタ部および第2コネクタ部の内部構成を示す図である。 ワイヤハーネスのケーブル部に金属製の不正治具が差し込まれる不正行為の一例を示す図である。 ワイヤハーネスが備える第1導電性被覆層および第2導電性被覆層を切断する不正行為の一例を示す図である。 図6に示す検出部の内部回路を示す図である。 図6に示す検出部の処理の流れを示すフローチャートである。 図6に示す異常出力制御部の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態のワイヤハーネスに対する不正行為(異常)を検出する異常検出システムの概略構成を示したブロック図である。
異常検出システム1は、遊技機(例えばパチンコ機)に接続されるワイヤハーネスの不正行為(異常)を管理するシステムであり、遊技店(ホール)に設置されるものである。異常検出システム1は、図1に示されるように、複数のワイヤハーネス10と、複数の遊技機20と、複数の台間機30と、台間機管理装置40と、台間機管理データベース50と、遊技店管理装置60と、遊技台管理データベース70とを備えている。なお、図1では、ワイヤハーネス10、遊技機20および台間機30のそれぞれは4つしか示されていないが、実際には4つよりも多数のワイヤハーネス10、遊技機20および台間機30を有するものとする。
ワイヤハーネス10は、一対の遊技機20と台間機30とを通信接続するためのものである。図2は、遊技機20および台間機30の裏面図である。図2に示されるように、ワイヤハーネス10は、遊技機20の裏面に設けられた遊技機側コネクタと台間機30の裏面に設けられた台間機側コネクタとに差し込まれることにより通信接続する。ワイヤハーネス10は、金属製の不正治具が差し込まれるなどの不正行為を検出する手段を備えている。そして、ワイヤハーネス10は、不正行為を検出したときに、接続されている遊技機20および台間機30に対して異常通知を行う。もしくは、ワイヤハーネス10は、不正行為を検出したときに遊技機20および台間機30に電源が供給されていない場合、異常があったことを記憶しておき、遊技機20および台間機30に電源が供給された後に当該遊技機20および台間機30に異常通知を行う。ワイヤハーネス10の詳細については後述する。
台間機30は、図3に示されるように、対応する遊技機20に隣接して設置され、紙幣投入口31およびカード挿入口32を備えている。なお、図3は、遊技機20および台間機30の正面図である。台間機30は、紙幣投入口31に投入された紙幣の金銭価値情報や、カード挿入口32に挿入されたカードに記録された金銭価値情報および持球情報を、ワイヤハーネス10を介して遊技機20に送る。これにより、遊技機20が金銭価値情報や持球情報を表示し、遊技者がこれら情報を基に遊技を開始する。また、台間機30は、投入された紙幣や対応する遊技機20からワイヤハーネス10を介して受けた更新指示に基づいて、カードに記録された金銭価値情報および持球情報の更新処理を行う。例えば、台間機30は、紙幣投入口31に投入された紙幣の金銭価値に基づいて、カードの金銭価値情報を更新する。また、遊技機20において後述する球貸操作が実施された場合、台間機30は、カードの金銭価値情報で示される金銭価値を減らす更新指示を受ける。また、遊技機20において後述する球投入操作が実施された場合、台間機30は、カードの持球情報で示される持球数を減らす更新指示を受ける。また、遊技機20において後述する持球精算操作が実施された場合、台間機30は、遊技機20に残っている遊技可能な球数だけカードの持球情報を増やす更新指示を受ける。なお、台間機30は、カードのID(カードID)と当該カードに記録された情報とを対応付けて台間機管理装置40に送る。
また、台間機30は、ワイヤハーネス10から異常通知を受けると、ワイヤハーネス10に異常があったことを示す異常通知情報を台間機管理装置40に送る。
台間機管理装置40は、異常検出システム1に含まれる全ての台間機30を管理する装置である。台間機管理装置40は、各台間機30において発行したカードに記録された情報(金銭価値情報および待球情報)を、前記カードのカードIDと台間機30のIDとを対応付けて台間機管理データベース50に登録(記録)し、また、各台間機30において情報が更新される度に、台間機管理データベース50に登録した情報を更新することで、カードに記録された情報やカードの利用状況を管理している。また、台間機管理装置40は、台間機30から異常通知情報を受けると、当該台間機30のIDと異常通知情報とを対応付けて記録するとともに、管理者に対して異常を通知するメッセージを表示する。これにより、遊技店(ホール)の管理者は、ワイヤハーネス10に異常があったことを認識することができる。
遊技機20は、内部に所定数の球を封入し、封入されている球(封入球)を循環利用する封入式パチンコ機である。遊技機は、遊技者の操作に応じて封入球を発射させる球発射回路を有している。遊技機20は、台間機30に投入された紙幣または台間機30に挿入されたカードにより遊技を行うことができるように、遊技球ボタン21、球投入ボタン22および精算ボタン23を有している。
遊技者は、遊技球ボタン21を押すことにより、台間機30に挿入されているカードに記録されている金銭価値情報に示される金銭価値の一部または全部を代償として、遊技可能な球数を増加する球貸操作を実行する。このとき、遊技機20は、カードの金銭価値情報で示される金銭価値を減らす更新指示を、ワイヤハーネス10を介して台間機30に送信する。これにより、遊技者は、球貸操作により得た球数の遊技球を用いて遊技を行うことができる。
また、遊技者は、球投入ボタン22を押すことにより、台間機30に挿入されているカードに記録されている持球情報を代償として、遊技機20で遊技可能な球数を増加させる球投入操作を実行する。このとき、遊技機20は、カードの持球情報で示される持球数を減らす更新指示を、ワイヤハーネス10を介して台間機30に送信する。これにより、遊技者は、球投入操作により得た球数の遊技球を用いて遊技を行うことができる。
さらに、遊技者は、精算ボタン23を押すことにより、遊技機20に残っている遊技可能な球数だけカードに記録されている持球情報の球数に移行させる球数精算操作を実行できる。このとき、遊技機20は、残っている遊技可能な球数だけカードの持球情報を増やす更新指示を、ワイヤハーネス10を介して台間機30に送信する。これにより、遊技者は、遊技終了時に残っている球数をカードに記録させ、当該カードを用いて、持球を景品に交換したり、次回の遊技の際に利用したりできる。
また、遊技機20は、大当発生を示す情報,抽選開始を示す情報,出球数を示す情報,発射球数(排出球数)を示す情報を含む遊技状況情報を台番と対応付けて遊技店管理装置60に送信する。
さらに、遊技機20は、ワイヤハーネス10から異常通知を受けると、遊技機20の上方に設置された図示しないランプを点滅させてもよい。もしくは、遊技機20は、ワイヤハーネス10から異常通知を受けると、ワイヤハーネス10に異常があったことを示す異常通知情報を遊技店管理装置60に送信してもよい。
遊技店管理装置60は、各遊技機20から遊技状況情報を受け、店舗内全ての遊技機20の遊技状況をリアルタイムで遊技台管理データベース70に記録し、当該遊技状況を監視するものである。なお、遊技店管理装置60は、遊技機20から異常通知情報を受けた場合、管理者に対して異常を通知するメッセージを表示してもよい。
<ワイヤハーネスの構成>
次に、ワイヤハーネス10の詳細について説明する。上述したように、ワイヤハーネス10は、遊技機20と台間機30とを通信接続するためのものである。ワイヤハーネス10により通信される情報の中には、金銭価値情報や持球情報、更新指示などが含まれる。そのため、ワイヤハーネス10を許可なく細工して、これらの情報や指示を書き換え、金銭価値や持球を不正に得る行為が実施されると、遊技店に損害が発生する。このような不正行為としては、ワイヤハーネス10に不正治具を挿入して内部のケーブルを引っ張り出し、ケーブル途中に不正用の回路を中継する行為などが考えられる。そこで、本実施形態では、ワイヤハーネス10がこのような不正行為を検出し、異常通知を発するような構成を有している。その他の不正行為として、ワイヤハーネス10における通信ケーブルの被覆層を切断し、通信ケーブルを剥き出しにして不正用の回路を接続する行為も考えられる。本実施形態では、この不正行為についても検出する。
図4は、本実施形態に係るワイヤハーネスの外観を示す図である。図4に示されるように、ワイヤハーネス10は、複数本の通信ケーブルの束を有するケーブル部11と、ケーブル部11の一方の端に設けられた、遊技機20のコネクタ(遊技機側コネクタ)と接続する第1コネクタ部12と、ケーブル部11の他方の端に設けられた、台間機30のコネクタ(台間機側コネクタ)と接続する第2コネクタ部13とを備えている。
ケーブル部11が備える通信ケーブルは、各種の信号等を遊技機20と台間機30との間で通信するためのものである。本実施形態では、ケーブル部11は、遊技機20から台間機30に交流電圧(AC24V)を伝達(電力供給)するための通信ケーブルPSと、遊技機20から台間機30に正常に接続されているかを示す信号を伝えるための通信ケーブルSNDと、台間機30から遊技機20に球発射回路で使用される電源電圧(18V)を伝えるための通信ケーブルYGKとを含む。
図5は、ケーブル部11の内部を示す図であり、(a)は内部層を示す斜視図であり、(b)はケーブル部11の端面を示す図である。図5に示されるように、ケーブル部11は、複数本の通信ケーブルの束(以下、ケーブル束)110と、当該ケーブル束110が内部に通された管状の内周チューブ111と、内周チューブ111の外周面に形成された第1導電性被覆層112と、第1導電性被覆層112の上に形成された第1絶縁チューブ113と、第1絶縁チューブ113の上に形成された第2導電性被覆層114と、第2導電性被覆層114を覆う外周チューブ119とを備えている。すなわち、ケーブル部11は、ケーブル束110を覆う第1導電性被覆層112と、第1導電性被覆層112を覆う第2導電性被覆層114とを備えている。そして、第1絶縁チューブ113は、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114との間の導通を遮断(絶縁)している。
図4に示されるように、ケーブル部11の第1コネクタ部12側の端部では、第1導電性被覆層112に接続された引出導線V1aと第2導電性被覆層114に接続された引出導線V2aとが第1コネクタ部12の内部まで引出されている。同様に、ケーブル部11の第2コネクタ部13側の端部では、第1導電性被覆層112に接続された引出導線V1bと第2導電性被覆層114に接続された引出導線V2bとが第2コネクタ部13の内部まで引出されている。
第1コネクタ部12および第2コネクタ部13は、ケーブル部11が有する通信ケーブルの本数と同数の端子(または通信ケーブルの本数よりも多い端子)を有しており、各通信ケーブルが異なる端子に接続されている。
図6は、第1コネクタ部12および第2コネクタ部13の内部構成を示す図である。図6に示されるように、遊技機側コネクタ24に接続される第1コネクタ部12は、第1導電性被覆層112に接続された引出導線V1aと第2導電性被覆層114に接続された引出導線V2aとの間に配置された抵抗器121(抵抗値:R)を備えている。
また、台間機側コネクタ34に接続される第2コネクタ部13は、電源生成部131、検出部133、異常出力制御部137、SND用スイッチ138およびYGK用スイッチ139を備えている。
電源生成部131は、遊技機20から台間機30に向けて交流電圧(AC24V)が流される通信ケーブルPSと接続されており、当該交流電圧を直流電圧Vccに変換するための回路である。電源生成部131は、変換した直流電圧Vccを検出部133に出力する。なお、本明細書において、ある対象物の電圧とは、当該対象物の電位とアース電位(0V)との電位差をいう。
検出部133は、ワイヤハーネス10に対する不正行為(異常)として、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114との短絡(ショート)による異常を検出するものである。具体的には、検出部133は、第2導電性被覆層114からの引出導線V2bに対して電源生成部131から受けた直流電圧Vccを印加し、第1導電性被覆層112からの引出導線V1bの電圧(以下、検出用電圧という)を確認することで不正行為を検知する。上述したように、第1コネクタ部12にて第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114とは抵抗器121を介して接続されている。そのため、ワイヤハーネス10に対して不正が行われていない場合、第1導電性被覆層112からの引出導線V1bの検出用電圧は、直流電圧Vccから抵抗器121による電圧降下の分だけ低い電圧を示す。
ここで、図7に示されるように、ワイヤハーネス10に不正な細工を施すためにケーブル部11に金属製の不正治具が差し込まれる不正行為が考えられる。しかしながら、このような不正行為が実施されると、第2導電性被覆層114と第1導電性被覆層112とが短絡(ショート)することとなり、第1導電性被覆層112からの引出導線V1bの検出用電圧は、第2導電性被覆層114と同じ電圧となる。そのため、検出用電圧を確認することで、図7に示されるような不正治具の差込による不正行為を検知することができる。
また、図8に示されるように、ワイヤハーネス10の途中に不正回路を接続するために、ワイヤハーネス10における通信ケーブルの被覆層を切断し、通信ケーブルを剥き出しにする不正行為が考えられる。この場合、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114とは絶縁された状態となり、検出用電圧は0Vとなる。そのため、本実施形態の検出部133は、検出用電圧を確認することで、図8に示されるような切断による不正行為をも検知することができる。
図9は、検出部133の内部回路の詳細を示す図である。検出部133は、電源生成部131から受けた直流電圧Vccを第2導電性被覆層114からの引出導線V2bに接続するための端子1330と、直流電圧Vccを2/3Vccに分圧して出力する第1抵抗分圧回路1331と、直流電圧Vccを1/3Vccに分圧して出力する第2抵抗分圧回路1332と、第1導電性被覆層112からの引出導線V1bとアース(グラウンド)との間に配置された抵抗器1333(抵抗値:R)と、第1電圧比較器1334と、第2電圧比較器1335とを備えている。
抵抗器1333は、第1コネクタ部12に備えられる抵抗器121と同じ抵抗値Rを有する。そのため、第2導電性被覆層114、抵抗器121、第1導電性被覆層112および抵抗器1333は、第2導電性被覆層114に印加された直流電圧Vccを1/2Vccに分圧する分圧抵抗回路を構成することとなる。その結果、第2導電性被覆層114、抵抗器121、第1導電性被覆層112および抵抗器1333が正常に接続されている場合、第1導電性被覆層112は1/2Vccの電圧を有する。
第1電圧比較器1334は、非反転入力端子(+端子)の電圧値と反転入力端子(−端子)の電圧値とを比較し、比較結果に応じたショート信号を出力する。具体的には、第1電圧比較器1334は、+端子の電圧値が−端子の電圧値よりも大きいときにhighのショート信号を出力し、それ以外のときにlowのショート信号を出力する。図9に示されるように、+端子には第1導電性被覆層112からの引出導線V1bの検出用電圧が入力され、−端子には第1抵抗分圧回路1331の出力電圧(2/3Vcc)が第1基準電圧として入力される。ワイヤハーネス10に不正行為が行われていない場合、+端子には1/2Vccが入力されるため、lowのショート信号が出力される。また、図8に示されるようにワイヤハーネス10が切断された場合も、+端子には0が入力されるため、lowのショート信号が出力される。一方、図7に示されるようにワイヤハーネス10に金属製の不正治具が差し込まれた場合、+端子にはVccが入力されるため、highのショート信号が出力される。このように、第1電圧比較器1334は、図7に示されるような不正治具の差込による不正行為があった場合にのみhighのショート信号を出力する。
第2電圧比較器1335も、非反転入力端子(+端子)の電圧値と反転入力端子(−端子)の電圧値とを比較し、比較結果に応じたオープン信号を出力する。具体的には、第2電圧比較器1335は、+端子の電圧値が−端子の電圧値よりも大きいときにhighのオープン信号を出力し、それ以外のときにlowのオープン信号を出力する。図9に示されるように、−端子には第1導電性被覆層112からの引出導線V1bの検出用電圧が入力され、+端子には第2抵抗分圧回路1332の出力電圧(1/3Vcc)が第2基準電圧として入力される。ワイヤハーネス10に不正行為が行われていない場合、−端子には1/2Vccが入力されるため、lowのオープン信号が出力される。また、図7に示されるようにワイヤハーネス10に金属製の不正治具が差し込まれた場合も、−端子にはVccが入力されるため、lowのオープン信号が出力される。一方、図8に示されるようにワイヤハーネス10が切断された場合、−端子には0が入力されるため、highのオープン信号が出力される。このように、第2電圧比較器1335は、図8に示されるようなワイヤハーネス10が切断された不正行為があった場合にhighのオープン信号を出力する。
図6に戻って、SND用スイッチ138は、通信ケーブルSNDとコネクタ端子との接続の有無を切り替えるものである。また、YGK用スイッチ139は、通信ケーブルYGKとコネクタ端子との接続の有無を切り替えるものである。SND用スイッチ138およびYGK用スイッチ139は、異常出力制御部137からオン信号を受けると、通信ケーブルとコネクタ端子とを接続させ、異常出力制御部137からオフ信号を受けると、通信ケーブルとコネクタ端子との接続を遮断する。
異常出力制御部137は、第1電圧比較器1334と第2電圧比較器1335とに接続されており、いずれかからhighの信号を受けるとワイヤハーネス10に対する不正行為があったものと判断し、異常通知の出力制御を行うものである。具体的には、異常出力制御部137は、いずれかからhigh信号を受けると、SND用スイッチ138およびYGK用スイッチ139に対してオフ信号を出力する。これにより、通信ケーブルSNDおよび通信ケーブルYGKによる通信が遮断される。そのため、台間機30は、通信ケーブルYGKを通して受信すべき信号が受信できなくなり、ワイヤハーネス10で異常が発生したことを認識することができる。同様に、遊技機20は、通信ケーブルSNDを通して受信すべき信号が受信できなくなり、ワイヤハーネス10で異常が発生したことを認識することができる。
<検出部の処理フロー>
次に、検出部133における処理の流れについて図10を参照しながら説明する。
検出部133では、電源生成部131から受けた直流電圧Vccが第2導電性被覆層114に印加された状態で、第1導電性被覆層112からの引出導線V1bの検出用電圧が、第1電圧比較器1334で電圧2/3Vccと比較され、第2電圧比較器1335で電圧1/3Vccと比較される。
ここで、上述したように、検出用電圧は、ワイヤハーネス10に異常がない場合には1/2Vcc、図7に示されるような不正治具の差込があった場合にはVcc、図8に示されるような切断があった場合には0となる。
検出用電圧が1/2Vccである場合(S1でYes)、第1電圧比較器1334は、+端子の電圧(1/2Vcc)が−端子の電圧(2/3Vcc)よりも小さいため、lowのショート信号を出力する。また、第2電圧比較器1335も、+端子の電圧(1/3Vcc)が−端子の電圧(1/2Vcc)よりも小さいためlowのオープン信号を出力する(S2)。
また、検出用電圧がVccである場合(S3でYes)、第1電圧比較器1334は、+端子の電圧(Vcc)が−端子の電圧(2/3Vcc)よりも大きいため、highのショート信号を出力する。また、第2電圧比較器1335は、+端子の電圧(1/3Vcc)が−端子の電圧(Vcc)よりも小さいためlowのオープン信号を出力する(S4)。
さらに、検出用電圧が0である場合(S3でNo)、第1電圧比較器1334は、+端子の電圧(0)が−端子の電圧2/3Vccよりも小さいため、lowのショート信号を出力する。また、第2電圧比較器1335は、−端子の電圧(0)が+端子の電圧1/3Vccよりも小さいためhighのオープン信号を出力する(S5)。
このように、ワイヤハーネス10に異常がない場合には、ショート信号およびオープン信号のいずれもがlowとなるが、図7に示されるような不正治具の差込があった場合にはショート信号がhighとなり、図8に示されるように切断があった場合にはオープン信号がhighとなる。これにより、ショート信号およびオープン信号を確認することでワイヤハーネス10への不正行為の有無を確認できる。
<異常出力制御部の処理フロー>
次に、異常出力制御部137の処理の流れについて図11を参照しながら説明する。
まず、異常出力制御部137は、検出部133からのショート信号およびオープン信号とを取得する(S21)。
次に、異常出力制御部137は、取得した2つの信号のうち少なくとも1つがhighであるか否かを確認する(S22)。少なくとも1つがhighである場合(S22でYes)、SND用スイッチ138およびYGK用スイッチ139をオフにするオフ信号を出力する(S23、S24)。一方、全てがlowである場合(S22でNo)、SND用スイッチ138およびYGK用スイッチ139をオンにするオン信号を出力する(S25、S26)。
これにより、図7または図8に示す不正が行われている場合に、通信ケーブルYGKおよび通信ケーブルSNDが遮断される。これにより、台間機30は、通信ケーブルSNDを介して、正常に接続されているかを示す信号を遊技機20から受信しなくなり、ワイヤハーネス10における異常を認識することができる。同様に、遊技機20は、通信ケーブルYGKを介して、球発射回路で使用される電源電圧(18V)を台間機30から受信しなくなり、ワイヤハーネス10における異常を認識することができる。
<変形例>
上記の説明では、第2導電性被覆層114に直流電圧Vccを印加し、第1導電性被覆層112からの引出導線V1bを第1電圧比較器1334および第2電圧比較器1335に接続するものとした。しかしながら、第1導電性被覆層112に直流電圧Vccを印加し、第2導電性被覆層114からの引出導線V2bの電圧を検出用電圧として第1電圧比較器1334および第2電圧比較器1335に入力してもよい。
また、電源生成部131は、遊技機20から供給される交流電圧を用いて直流電圧Vccを生成するものとしたが、台間機30から供給される交流電圧を用いて直流電圧Vccを生成してもよい。また、電源生成部131は、遊技機20または台間機30から供給される直流電圧を用いて直流電圧Vccを出力してもよい。
また、上記の説明では、ワイヤハーネス10が接続される外部機器が台間機30および遊技機20であるとした。しかしながら、ワイヤハーネス10は、遊技機20が備える2つの回路基板間を接続するものであってもよい。さらに、ワイヤハーネス10が接続される外部機器は、これに限らず、情報通信を行う各種の電子機器であってもよい。
また、検出部133は、第2電圧比較器1335を備えていなくてもよい。この場合であっても、第1電圧比較器1334により、図7に示されるような不正行為を検出することができる。
また、上記の説明では、第1電圧比較器1334の−端子に入力される第1基準電圧を2/3Vccとした。しかしながら、第1基準電圧としては、2/3Vccに限定されるものではなく、第2導電性被覆層114に印加される直流電圧Vccと、当該直流電圧Vccから抵抗器121の電圧降下分だけ低い電圧1/2Vccとの間の電圧が設定されていればよい。これにより、第1電圧比較器1334は、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114とが短絡している場合にhighのショート信号を出力し、それ以外の場合にlowのショート信号を出力することができる。
同様に、第2電圧比較器1335の+端子に入力される第2基準電圧を1/3Vccとした。しかしながら、第2基準電圧としては、1/3Vccに限定されるものではなく、第2導電性被覆層114に印加される直流電圧Vccから抵抗器121の電圧降下分だけ低い電圧1/2Vccよりも低い電圧が設定されていればよい。これにより、第2電圧比較器1335は、第1導電性被覆層112および第2導電性被覆層114の少なくとも一方が途中で切断している場合にhighのオープン信号を出力し、それ以外の場合にlowのオープン信号を出力することができる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態のワイヤハーネス10は、ケーブル束110と、ケーブル束110を覆う第1導電性被覆層112と、第1導電性被覆層112を覆う第2導電性被覆層114と、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114との間に位置し、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114とを絶縁するための第1絶縁チューブ(絶縁層)113と、ケーブル束110の一端に設けられ、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114との間で直列接続されるように配置された抵抗器121を有する第1コネクタ部12と、ケーブル束110の他端に設けられ、第1導電性被覆層112と第2導電性被覆層114との短絡による異常を検出する検出部133を有する第2コネクタ部13とを備える。そして、検出部133は、第1導電性被覆層112および第2導電性被覆層114の一方に所定電圧Vccを印加し、第1導電性被覆層112および第2導電性被覆層114の他方の電圧である検出用電圧に基づいて、短絡による異常を検出する。
これにより、図7に示されるような金属製の不正治具の差込等による不正行為を検出することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、上記した各実施形態における検出部133および異常出力制御部137は、CPU(Central Processing Unit)などの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶手段に記憶されたプログラムを実行することにより実現してもよい。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態のワイヤハーネス10の不正行為の検出機能を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明は、パチンコ遊技機や台間機などの電子機器に接続されるワイヤハーネスに適用することができる。
1 異常検出システム
10 ワイヤハーネス
11 ケーブル部
12 第1コネクタ部
13 第2コネクタ部
20 遊技機(外部機器)
30 台間機(外部機器)
34 台間機側コネクタ(外部機器側コネクタ)
110 ケーブル束(通信ケーブルの束)
112 第1導電性被覆層
113 第1絶縁チューブ(絶縁層)
114 第2導電性被覆層
121 抵抗器
131 電源生成部
133 検出部
137 異常出力制御部
V1a,V1b、V2a,V2b 引出導線
PS,SDN、YGK 通信ケーブル

Claims (7)

  1. 通信ケーブルと、
    上記通信ケーブルを覆う第1導電性被覆層と、
    上記第1導電性被覆層を覆う第2導電性被覆層と、
    上記第1導電性被覆層と第2導電性被覆層との間に位置し、第1導電性被覆層と第2導電性被覆層とを絶縁するための絶縁層と、
    上記通信ケーブルの一端に設けられ、上記第1導電性被覆層と第2導電性被覆層との間で直列接続されるように配置された抵抗器を有する第1コネクタ部と、
    上記通信ケーブルの他端に設けられ、上記第1導電性被覆層と上記第2導電性被覆層との短絡による異常を検出する検出部を有する第2コネクタ部とを備え、
    上記検出部は、上記第1導電性被覆層および第2導電性被覆層の一方に所定電圧を印加し、上記第1導電性被覆層および第2導電性被覆層の他方の電圧である検出用電圧に基づいて、上記短絡による異常を検出することを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 上記通信ケーブルが複数本あり、そのうちの一本の通信ケーブルは、上記ワイヤハーネスが接続される一方の外部機器から他方の外部機器に電力供給するためのものであり、
    上記検出部は、上記電力供給のための通信ケーブルから電力を受けて動作することを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 上記検出部は、さらに、上記検出用電圧に基づいて、上記第1導電性被覆層および第2導電性被覆層の少なくとも一方の切断による異常を検出することを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤハーネス。
  4. 上記検出部により異常が検出された場合に、外部機器に対して異常通知を行う異常出力制御部を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のワイヤハーネス。
  5. 上記異常出力制御部は、上記通信ケーブルの少なくとも1つの通信を遮断することにより上記異常通知を行うことを特徴とする請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 上記検出部は、上記検出用電圧と第1基準電圧とを比較する第1電圧比較器を備えており、
    上記第1基準電圧として、上記所定電圧と、当該所定電圧から上記抵抗器の電圧降下分だけ低い電圧との間の電圧が設定されており、
    上記検出部は、上記第1電圧比較器により検出用電圧が第1基準電圧よりも高いと判定されたときに、上記短絡があったものと判断することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のワイヤハーネス。
  7. 上記検出部は、上記検出用電圧と第2基準電圧とを比較する第2電圧比較器を備えており、
    上記第2基準電圧として、上記所定電圧から上記抵抗器の電圧降下分だけ低い電圧よりもさらに低い電圧が設定されており、
    上記検出部は、上記第2電圧比較器により検出用電圧が第2基準電圧よりも低いと判定されたときに、上記切断があったものと判断することを特徴とする請求項3に記載のワイヤハーネス。
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