JP2013222216A - 監視装置、ユーザ端末、及び監視センタ - Google Patents

監視装置、ユーザ端末、及び監視センタ Download PDF

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Abstract

【課題】監視カメラで撮像された撮像画像を通信によって収集する際に輻輳を生じ難くするとともに、特定の不審者に関する撮像画像を効率よく収集することを可能にする。
【解決手段】固定監視装置(1a)から送信された不審者情報要求メッセージを通信装置(11b)で受信した場合に、受信した不審者情報要求メッセージに含まれる不審者特徴に類似する特徴を有する不審者が監視DB14bに保存した監視画像中に含まれているか否かを監視制御装置(15b)で判定する。そして、不審者が含まれていると判定した場合に、当該不審者が含まれている監視画像を監視DB14bから抽出して、当該監視画像のうちの少なくとも不審者が含まれる領域の画像データを含む不審者情報応答メッセージを生成し、通信装置(11b)から固定監視装置(1a)へ送信させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、監視装置、ユーザ端末、及び監視センタに関するものである。
従来、監視カメラを用いた防犯システムが知られている。例えば、特許文献1には、複数のテレビドアホン装置が設置された地域内において、各テレビドアホン装置を使用して構築される防犯システムが開示されている。特許文献1に開示の防犯システムでは、複数のテレビドアホンがネットワークを介して情報格納サーバや情報管理サーバに接続されている。また、特許文献1に開示の防犯システムでは、地域内を移動する人の映像は、各テレビドアホンの監視カメラによって撮像され、撮像された映像(つまり、撮像画像)を含む情報が情報格納サーバに送信される。
特開2008−112402号公報
特許文献1に開示の技術では、撮像画像の情報はデータ容量の大きい情報であるため、複数のテレビドアホン装置から情報格納サーバが撮像画像の含まれる情報を取得しようとすると、ネットワークの通信帯域を逼迫させてしまい、輻輳が生じ易くなるという問題点があった。
また、特許文献1に開示の技術では、特定の不審者に関する撮像画像を収集しようとした場合に、複数のテレビドアホン装置から取得した全撮像画像から、特定の不審者に関する撮像画像を選択する手間が生じるという問題点があった。なお、これらの問題点は、通信手段としてネットワーク以外に無線通信を利用した場合にも生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、監視カメラで撮像された撮像画像を通信によって収集する際に輻輳を生じ難くするとともに、特定の不審者に関する撮像画像を効率よく収集することを可能にする監視装置、ユーザ端末、及び監視センタを提供することにある。
本発明の監視装置は、監視画像を所定の撮像間隔で逐次撮像する監視カメラ(12a、12b)と、情報を保存するための記憶部(14a、14b)と、情報の送受信を行う通信部(11a、11b)と、監視制御部(15a、15b)とを備え、監視制御部は、監視カメラで撮像した監視画像及びカメラ位置を記憶部に逐次保存する画像保存手段(15a、15b、S1)と、画像保存手段で記憶部に保存した監視画像及びカメラ位置をもとに、設定された監視エリア内に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段(15a、15b、S21)とを備えている監視装置(1、1a、1b)であって、不審者判定手段で不審者が存在すると判定した場合に、監視画像から当該不審者の特徴である不審者特徴を抽出する特徴抽出手段(15a、15b、S25)と、不審者判定手段で不審者が存在すると判定した場合に、特徴抽出手段で抽出した当該不審者特徴を含む不審者情報要求メッセージを生成する要求生成手段(15a、15b、S27)と、要求生成手段で生成した不審者情報要求メッセージを通信部から送信させる要求送信手段(15a、15b、S28)と、自装置以外の監視装置である他監視装置(1、1a、1b)から送信された不審者情報要求メッセージを通信部で受信した場合に、受信した不審者情報要求メッセージに含まれる不審者特徴に類似する特徴を有する不審者が記憶部に保存した監視画像中に含まれているか否かを判定する特徴判定手段(15a、15b、S43)と、特徴判定手段で不審者特徴に類似する特徴を有する不審者が含まれていると判定した場合に、当該不審者が含まれている監視画像を記憶部から抽出して、当該監視画像のうちの少なくとも不審者が含まれる領域の画像データを含む不審者情報応答メッセージを生成する応答生成手段(15a、15b、S46)と、応答生成手段で生成した不審者情報応答メッセージを、通信部から不審者情報要求メッセージの送信元の他監視装置へ送信させる応答送信手段(15a、15b)とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の監視装置は、監視画像を所定の撮像間隔で逐次撮像する監視カメラ(12a、12b)と、情報を保存するための記憶部(14a、14b)と、情報の送受信を行う通信部(11a、11b)と、監視カメラで撮像した監視画像を記憶部に逐次保存する画像保存手段(15a、15b、S1)を備える監視制御部(15a、15b)とを備えている監視装置(1、1a、1b)であって、自装置以外の装置(1、1a、1b、2)から送信された、不審者の特徴である不審者特徴を含む不審者情報要求メッセージを通信部で受信した場合に、記憶部に保存した監視画像中に、受信した不審者情報要求メッセージに含まれる不審者特徴に類似する特徴を有する不審者が含まれているか否かを判定する特徴判定手段(15a、15b、S43)と、特徴判定手段で不審者特徴に類似する特徴を有する不審者が含まれていると判定した場合に、当該不審者が含まれている監視画像を記憶部から抽出して、当該監視画像のうちの少なくとも不審者が含まれる領域の画像データを含む不審者情報応答メッセージを生成する応答生成手段(15a、15b、S46)と、応答生成手段で生成した不審者情報応答メッセージを、通信部から不審者情報要求メッセージの送信元の装置へ送信させる応答送信手段(15a、15b)とを備えていることを特徴としている。
これらの構成では、不審者特徴を含む不審者情報要求メッセージを受信した監視装置は、記憶部に逐次保存した監視画像のうち、不審者特徴に該当する不審者が含まれている監視画像を抽出して、抽出した監視画像の少なくとも不審者が含まれる領域の画像データを含む不審者情報応答メッセージを、不審者情報要求メッセージの送信元へ送信させることになる。
よって、不審者情報要求メッセージを受信した監視装置は、記憶部に逐次保存した監視画像のうち、不審者が含まれていない画像を送信せずに済み、不審者情報応答メッセージを送信する際の通信路の通信帯域を逼迫させ難くなる。従って、不審者情報要求メッセージの送信元が、不審者情報要求メッセージの受信先の監視装置の監視カメラで撮像された画像を通信によって収集する際に、輻輳が生じ難くなる。
また、不審者特徴に該当する不審者が含まれている監視画像を抽出して、抽出した監視画像の少なくとも不審者が含まれる領域の画像データを、不審者情報要求メッセージの送信元へ送信させるので、送信元において、特定の不審者に関する画像を効率よく収集することが可能になる。
また、本発明の監視装置は、車両に搭載されるとともに、監視画像を所定の撮像間隔で逐次撮像する監視カメラ(12b)と、情報を保存するための記憶部(14b)と、情報の送受信を行う通信部(11b)と、監視制御部(15b)とを備え、監視制御部は、監視カメラで撮像した監視画像及びカメラ位置を記憶部に逐次保存する画像保存手段(15b)と、画像保存手段で記憶部に保存した監視画像及びカメラ位置をもとに、設定された監視エリア内に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段(15b)とを備えている監視装置(1b)であって、不審者判定手段で不審者が存在すると判定した場合に、不審者が含まれている監視画像を記憶部から抽出して、当該監視画像のうちの少なくとも不審者が含まれる領域の画像データを含む不審者情報応答メッセージを生成する応答生成手段(15b)と、応答生成手段で生成した不審者情報応答メッセージを、警備に関する公務若しくはサービスを行う組織のサーバ装置、及びユーザに用いられる端末装置としてのユーザ端末(3)と通信可能な監視センタ(2)へ通信部から送信させる応答送信手段(15b)とを備えていることを特徴としている。
この構成では、記憶部に逐次保存した監視画像のうち、不審者が含まれていない画像を送信せずに済み、不審者情報応答メッセージを送信する際の通信路の通信帯域を逼迫させ難くなる。従って、所定の監視エリアに侵入した不審者が含まれる画像を通信によって監視センタが収集する際に、輻輳が生じ難くなる。
また、設定された監視エリア内に不審者が存在する場合の監視画像の、少なくとも不審者が含まれる領域の画像データを、監視センタへ送信させるので、監視センタにおいて、複数の監視装置から同一の監視エリア内に存在する不審者に関する画像を収集することが可能になる。よって、監視センタにおいて、特定の不審者に関する画像を効率よく収集することが可能になる。
監視エリア見守りシステム100の概略的な構成を示すブロック図である。 固定監視装置1aの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車載監視装置1bの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 監視センタ2の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 ユーザ端末3の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 監視エリア見守りシステム100における処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 監視関連処理のフローの一例を示すフローチャートである。 不審者検出関連処理のフローの一例を示すフローチャートである。 監視エリアの説明を行うための模式図である。 監視DB14aに保存されるデータの説明を行うための模式図である。 不審者情報要求メッセージのデータ構造の一例を示す模式図である。 メッセージIDの説明を行うための模式図である。 不審者情報応答メッセージのデータ構造の一例を示す模式図である。 不審者情報要求メッセージを送信する範囲の一例を示す模式図である。 要求メッセージ応答処理のフローの一例を示すフローチャートである。 不審者検出メッセージのデータ構造の一例を示す模式図である。 不審者検出通知のデータ構造の一例を示す模式図である。 不審者検出通知処理のフローの一例を示すフローチャートである。 不審者検出画面の一例を示す図である。 不審者検出画面の一例を示す図である。 不審者移動経路通知のデータ構造の一例を示す模式図である。 不審者移動経路画面の一例を示す図である。 監視エリア見守りシステム200の概略的な構成を示すブロック図である。 監視エリアの説明を行うための模式図である。 監視エリア見守りシステム200における処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 端末側見守り設定処理のフローの一例を示すフローチャートである。 見守り設定メッセージのデータ構造の一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、監視エリア見守りシステム100は、監視装置1、監視センタ2、及びユーザ端末3を含んでいる。監視装置1には、固定監視装置1aと車載監視装置1bとがあるものとする。
本実施形態では、図1に示すように、監視エリア見守りシステム100は、住宅Aの固定監視装置1a、車載監視装置1b、監視センタ2、及びユーザ端末3を含む場合を例に挙げて説明を行う。
固定監視装置1aは、住宅や施設等の建物の敷地内に設置される。本実施形態では、一例として住宅(図1のA参照)の敷地内に設置されるものとして説明を行う。ここで、図2を用いて固定監視装置1aの概略的な構成の一例について説明を行う。図2に示すように、固定監視装置1aは、通信装置11a、カメラ12a、威嚇装置13a、監視DB14a、及び監視制御装置15aを備えている。
通信装置11aは、監視センタ2や車載監視装置1bや自装置以外の固定監視装置1aとの情報の送受信(つまり、通信)を行う。通信装置11aは、監視センタ2、車載監視装置1b、固定監視装置1aといった異なる種類の通信対象に応じて、異なる通信手段を備える構成とすればよい。通信装置11aが請求項の通信部に相当する。
例えば、監視センタ2との通信は、インターネット等のネットワークを介して行う構成とすればよい。監視センタ2との通信は、有線のみによって行う構成に限らず、IEEE802.11やWiMAX(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の無線LAN規格に従った無線通信も利用する構成としてもよい。
また、車載監視装置1bや自装置以外の固定監視装置1aとの通信は、例えばネットワークを介さずに無線通信によって行う構成とすればよい。例えば、車載監視装置1bや自装置以外の固定監視装置1aと無線通信を行う場合には、700MHz帯や5.9GHz帯の電波を用いた無線通信を行う構成としてもよいし、IEEE802.11等の無線LAN規格に従った無線通信を行う構成としてもよい。
カメラ12aは、住宅Aの敷地内に設置され、住宅Aの周囲を逐次(例えば100msecごとに)撮像する。カメラ12aが撮像した住宅Aの周辺の監視画像は、監視制御装置15aに出力される。カメラ12aが請求項の監視カメラに相当する。
例えばカメラ12aとしては、CCD(Charge Coupled Device)を使用したカラーカメラを用いる構成とすればよい。便宜上、図1には固定監視装置1aのカメラ12aが1台のみの構成を示したが、必ずしもこれに限らず、複数台備えられる構成としてもよい。
カメラ12aは、住宅Aに取り付けられる構成としてもよいし、住宅Aの周囲の庭や駐車場等に設置される構成としてもよい。カメラ12aは、光軸が固定されて設置される構成としてもよいし、モータ等のアクチュエータによってカメラ12aの光軸の向きを変化させることができるようになっている構成としてもよい。光軸が固定されている場合には、カメラ12aによる撮像領域は固定されるが、光軸の向きを変化させることができる場合には、カメラ12aによる撮像領域は移動することになる。また、カメラ12aは、レール上をスライドするなどして、位置が移動する構成としてもよい。
威嚇装置13aは、威嚇を行うための装置であって、監視制御装置15aの指示に従って威嚇を行う。威嚇装置13aとしては、例えば警報音を出力する警報器や光を照射する照明装置や煙や水を噴射したりする装置等を用いる構成とすればよい。監視DB14aは、HDD等の電気的に書き換え可能な大容量の記憶装置である。監視DB14aが請求項の記憶部に相当する。
監視制御装置15aは、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROMやRAMやEEPROMなどのメモリ、I/O、及びこれらの構成を接続するバスライン(いずれも図示せず)などが備えられている。
監視制御装置15aは、通信装置11a、カメラ12a、監視DB14aから入力された各種情報に基づき、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、不審者の監視に関連する処理(以下、監視関連処理)等の各種の処理を実行する。監視制御装置15aが請求項の監視制御部に相当する。
車載監視装置1bは、車両(図1のB1、B2参照)に設置される。本実施形態では、一例として車両B1、車両B2にそれぞれ搭載されるものとして説明を行う。ここで、図3を用いて車載監視装置1bの概略的な構成の一例について説明を行う。図3に示すように、車載監視装置1bは、通信装置11b、カメラ12b、監視DB14b、監視制御装置15b、位置検出器16、警報器17、及び照明装置18を備えている。
本実施形態では、一例として、監視制御装置15b、位置検出器16、警報器17、照明装置18は、CAN(controller areanetwork)などの通信プロトコルに準拠した車載LAN19で各々接続されているものとする。
通信装置11bは、通信装置11aと同様のものである。よって、通信装置11aの説明と重複する点については説明を省略し、通信装置11aと異なる点についての説明を行う。通信装置11bも請求項の通信部に相当する。
例えば、通信装置11bと監視センタ2との通信は、DCM等のテレマティクス通信に用いる通信モジュールやBluetooth(登録商標)通信によって接続される携帯電話機等を利用する構成とすればよい。また、自装置以外の車載監視装置1bと通信を行う場合には、700MHz帯や5.9GHz帯の電波を用いた無線通信を行う構成としてもよいし、IEEE802.11等の無線LAN規格に従った無線通信を行う構成としてもよい。
カメラ12bは、車両B1・B2に設置され、自車の周辺を逐次(例えば100msecごとに)撮像する。カメラ12bが撮像した自車の周辺の監視画像は、監視制御装置15bに出力される。カメラ12bも請求項の監視カメラに相当する。例えばカメラ12aとしては、CCD(Charge Coupled Device)を使用したカラーカメラを用いる構成とすればよい。
一例としては、カメラ12bは、自車の例えば前部バンパよりも上方に、光軸が車体前方を向くように設置され、自車前方に所定角範囲で広がる領域を撮像する。また、カメラ12bは、自車の側面に、光軸が車体側方や車体側方から斜め前方を向くように設置され、自車側方や自車側方から斜め前方に所定各範囲で広がる領域を撮像する構成としてもよい。他にも、これらを組み合わせる構成としてもよい。監視DB14bは、HDD等の電気的に書き換え可能な大容量の記憶装置である。監視DB14bも請求項の記憶部に相当する。
位置検出器16は、例えば地磁気を検出する地磁気センサ、自車の鉛直方向周りの角速度を検出するジャイロスコープ、各転動輪の回転速度から自車の速度を検出する車輪速センサ、及び衛星からの電波に基づいて現在位置を検出するGPS(global positioning system)のためのGPS受信機といった各センサから得られる情報をもとに、現在位置の検出を逐次行う。なお、現在位置は、座標(緯度・経度・高度)で表すものとすればよい。また、地磁気センサからは自車の進行方向(方位角)が検出されるものとする。なお、方位角は、北を基準方位とし、時計回りを正の角度で表すものとすればよい。
これらのセンサは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器16を上述した内の一部で構成してもよいし、上述した以外のセンサを用いる構成としてもよい。
また、本実施形態では、衛星測位システムの受信機として、GPSのためのGPS受信機を用いる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、GPS以外の衛星測位システムの受信機を用いる構成としてもよい。
警報器17は、警報音を出力するための装置であって、監視制御装置15bの指示に従って警報音を出力する。警報器17は、例えば車両のクラクション(警音器)を利用する構成としてもよいし、クラクションとは別に設ける構成としてもよい。照明装置18は、光を照射するための装置であって、監視制御装置15bの指示に従って光を照射する。照明装置18は、例えば車両の前照灯や霧灯を利用する構成としてもよいし、前照灯や霧灯とは別に設ける構成としてもよい。
監視制御装置15bは、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROMやRAMやEEPROMなどのメモリ、I/O、及びこれらの構成を接続するバスライン(いずれも図示せず)などが備えられている。監視制御装置15bも請求項の監視制御部に相当する。
監視制御装置15bは、通信装置11b、カメラ12b、監視DB14b、位置検出器16から入力された各種情報に基づき、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、不審者の監視に関連する処理(つまり、監視関連処理)等の各種の処理を実行する。
図1に戻って、監視センタ2は、サーバ装置から構成されるものである。なお、監視センタ2は、1つのサーバ装置からなるものであってもよいし、複数のサーバ装置からなっているものであってもよい。
ここで、図4を用いて監視センタ2の概略的な構成の一例について説明を行う。図4に示すように、監視センタ2は、センタ側通信部21、不審者情報データベース(DB)22、及びセンタ側制御部23を備えている。
センタ側通信部21は、固定監視装置1aや車載監視装置1bから送信されてくる不審者情報応答メッセージや不審者検出メッセージ等の情報を受信してセンタ側制御部23に出力する。また、センタ側通信部21は、センタ側制御部23の指示に基づいて、後述の不審者検出通知を、警備に関する公務若しくはサービスを行う組織のサーバ装置に送信する。また、センタ側通信部21は、センタ側制御部23の指示に基づいて、不審者検出通知を、ユーザ端末3にも送信する。
ここで言うところの警備に関する公務若しくはサービスを行う組織とは、例えば警察や警備会社や警備に関するサービスを行っている通信会社等を示している。なお、センタ側通信部21と、車載監視装置1b、固定監視装置1a、ユーザ端末3、警備に関する公務若しくはサービスを行う組織のサーバ装置との通信は、ネットワークを介して行う構成とすればよい。
センタ側制御部23は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROMやRAMやEEPROMなどのメモリ、I/O、およびこれらの構成を接続するバスライン(いずれも図示せず)などが備えられている。センタ側制御部23は、センタ側通信部21、不審者情報DB22から入力された各種情報に基づき、後述の不審者検出通知関連処理等の各種の処理を実行する。例えば、センタ側制御部23は、固定監視装置1aや車載監視装置1bから受信した不審者情報応答メッセージや不審者検出メッセージを不審者情報DB22に格納する。
図1に戻って、ユーザ端末3は、ユーザに用いられる端末装置である。例えば、ユーザ端末3としては、携帯電話機、タブレット型コンピュータ、ノートPC、デスクトップPC、PDA(Personal DigitalAssistants)等を用いることができる。なお、後に詳述する不審者検出通知や不審者移動経路通知を受けたことをユーザが迅速に認識し、不審者検出通知や不審者移動経路通知の内容を迅速に知ることが可能になるという観点からは、携帯電話機等のユーザに携行される携帯端末を用いる構成とすることがより好ましい。
本実施形態では、ユーザ端末3としてタッチパネル式携帯電話機を用いる場合を例に挙げて以降の説明を行う。なお、便宜上、一般的なタッチパネル式携帯電話機が有している機能に関する構成のうち、本発明の説明に不要なものについては説明を省略する。
ここで、図5を用いてユーザ端末3の概略的な構成の一例について説明を行う。図5に示すように、ユーザ端末3は、端末側通信部31、端末側記憶部32、表示部33、操作入力部34、及び端末側制御部35を備えている。
端末側通信部31は、監視センタ2から送信されてくる不審者検出通知や不審者移動経路通知等の情報を受信して端末側制御部35に出力する。表示部33は、例えばフルカラー表示が可能な液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを用いて構成する。
操作入力部34は、例えば表示部33と一体になったタッチスイッチやメカニカルなスイッチ等が用いられ、スイッチ操作により端末側制御部35へ各種の操作指示を行う。
端末側制御部35は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROMやRAMやEEPROMなどのメモリ、I/O、およびこれらの構成を接続するバスライン(いずれも図示せず)などが備えられている。端末側制御部35は、端末側通信部31、端末側記憶部32、操作入力部34から入力された各種情報に基づき、不審者検出通知や不審者移動経路通知の内容の表示に関連する処理等の各種の処理を実行する。
続いて、図6のシーケンス図を用いて、監視エリア見守りシステム100における処理の流れの一例についての説明を行う。ここでは、住宅Aの固定監視装置1aで不審者の検出が行われ、固定監視装置1aから車両B1・B2の車載監視装置1bに不審者情報要求メッセージが送信される場合を例に挙げて説明を行う。
まず、固定監視装置1aが、監視関連処理を行う(t1)。ここで、図7のフローチャートを用いて、監視関連処理の概略についての説明を行う。図7のフローは、固定監視装置1aの電源がオンになるなどして固定監視装置1aが起動したときに開始される。
ステップS1では、監視制御装置15bが撮像関連処理を行って、ステップS2に移る。撮像関連処理では、カメラ12aで逐次撮像される監視画像を取得するごとに、その監視画像を、その監視画像の撮像日時、その監視画像を撮像したカメラ12aのカメラ位置、その監視画像の撮像時の当該カメラ12aの撮像方向の情報と紐付けして、監視DB14aに保存する(図10参照)。よって、このステップS1の処理が請求項の画像保存手段に相当する。
なお、監視DB14aに保存した情報は、監視DB14aの容量を超える場合に、古い情報から消去していく構成としてもよいし、保存してから一定期間以上経過した情報を消去していく構成としてもよい。
カメラ12aのカメラ位置は、例えば座標(緯度・経度・高度)で表すものとする。カメラ12aの撮像方向は、カメラ12aの光軸の方位角及び仰俯角で表すものとする。なお、方位角は北を基準とし、仰俯角は水平を基準とする構成とすればよい。
カメラ12aのカメラ位置や撮像方向は、固定されている場合には、例えばカメラ12aの設置時等に予め計測した値を監視制御装置15bのEEPROM等の不揮発性メモリに格納しておくことで、利用可能とする構成とすればよい。また、カメラ12aのカメラ位置や撮像方向が変化可能となっている場合には、公知のデジタルカメラ等において撮像位置や撮像時の方位角及び仰角を記録する技術に用いられているのと同様の技術を用いて、カメラ位置や撮像方向を逐次決定する構成としてもよい。
撮像関連処理では、カメラ12aが複数台設置されている場合には、個々のカメラ12aについて、撮像日時、カメラ位置、及び撮像方向を撮像画像に紐付けて格納することになる。
ステップS2では、監視制御装置15bが不審者検出関連処理を行って、ステップS3に移る。ここで、図8のフローチャートを用いて、不審者検出関連処理の概略について説明を行う。
まず、ステップS21では、不審者有無判定処理を行って、ステップS22に移る。不審者有無判定処理では、撮像関連処理で監視DB14aに保存した監視画像をもとに、設定された監視エリアに不審者が存在するか否かを判定する。このステップS21が請求項の不審者判定手段に相当する。
ここで言うところの監視エリアとは、例えば複数の座標(本例では緯度・経度・高度)を結んだ閉路で表されるものである。監視エリアは、固定であってもよいし、複数のパターンに切り替え可能であってもよい。監視エリアの設定は、例えば固定監視装置1aの図示しない操作入力部を介して予め設定される構成などとすればよい。
ここで、図9を用いて、監視エリアの一例についての説明を行う。図9のAが前述の住宅Aを表しており、斜線で示した領域が監視エリアを表している。監視エリアは、一例として住宅Aの敷地内の建物の周囲にある庭や駐車場に設定し、住宅Aの敷地内の庭や駐車場に侵入した不審者を検出するようにすればよい。また、カメラ12aは、この監視エリア内を撮像するように設置され、威嚇装置13aは、この監視エリアに侵入した不審者に対して威嚇を行うことができるように設置されるものとする。
また、不審者が存在するか否かの判定は、公知の画像認識技術を用いて行う構成とすればよい。例えば、あらゆる姿勢の人物の画像例(つまり、正解画像例)と明らかに人でない構造物等の画像例(つまり、非正解画像例)とを監視制御装置15aのEEPROM等の不揮発性メモリ等に格納しておく。そして、この不揮発性メモリに格納されている非正解画像例に類似している画像は除去する一方、正解画像例に類似している画像を不審者候補画像として検出する。
さらに、住宅Aの住人やその知人の画像例(以下、除外画像例)も監視制御装置15aのEEPROM等の不揮発性メモリ等に格納しておき、この除外画像例に類似している画像を除く不審者候補画像が得られた場合に、監視エリア内に不審者が存在すると判定する構成とすればよい。また、この不審者候補画像に含まれる人物を不審者と検出して検出する。
なお、パターンマッチングの具体的アルゴリズムは、種々の公知のものを採用できる。例えばニューラルネットやAdBoostなどのブースティング、サポートベクタマシン等を用いて機械学習して構築されたパターン識別器を用いて、パターンマッチングする構成としてもよい。
また、ここでは、住宅Aの住人やその知人を除く人物が含まれる監視画像が得られた場合に、不審者が存在すると判定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、住宅Aの住人やその知人か、それ以外の人物かに関わらず、人物が含まれる監視画像が得られた場合に、不審者が存在すると判定する構成としてもよい。
ステップS22では、不審者有無判定処理で不審者が存在すると判定した場合(ステップS22でYES)には、ステップS23に移る。一方、不審者有無判定処理で不審者が存在しないと判定した場合(ステップS22でNO)には、ステップS29に移る。
ステップS23では、不審者検出フラグをオンにして、ステップS24に移る。ステップS24では、威嚇装置13aを駆動させて、不審者を威嚇し、ステップS25に移る。ステップS25では、特徴抽出処理を行ってステップS26に移る。特徴抽出処理では、不審者有無判定処理で検出した不審者の画像をもとに、公知の画像認識技術を用いて当該不審者の特徴を抽出する。
また、抽出した不審者特徴は、不審者が検出された監視画像に追加して紐付けして監視DB14aに保存する(図10参照)。不審者が検出されなかった監視画像については、不審者特徴は紐付けされない(図10の「None」参照)。
一例としては、人体の各部や靴等の装備品ごとの画像例を用いてパターンマッチングを行うことにより、不審者の人体の各部や装備品を特定し、画像の色の比率や形状などをもとに、服の色、髪の色、目の色、靴の色、服の種別、靴の種別、性別等の特徴を抽出する構成とすればよい。また、監視画像中での不審者の大きさをもとに、不審者の身長を抽出する構成とすればよい。なお、特徴を抽出した部分の画像データを不審者特徴として監視画像に追加して紐付けして監視DB14aに保存する構成としてもよい。
ステップS26では、位置推定処理を行ってステップS27に移る。位置推定処理では、不審者有無判定処理で検出した不審者の位置の座標(以下、不審者位置)を推定する。よって、このステップS26の処理が請求項の不審者位置推定手段に相当する。一例としては、不審者位置は、カメラ12aのカメラ位置と撮像方向とが決まれば、監視画像中の物体の位置を実際の座標(本例では緯度・経度・高度)に変換することが可能なため、これを利用して推定する構成とすればよい。
また、抽出した不審者位置も、不審者が検出された監視画像に追加して紐付けして監視DB14aに保存する(図10参照)。不審者が検出されなかった監視画像については、不審者位置は紐付けされない(図10の「None」参照)。なお、障害物までの距離を検出する測距センサを固定監視装置1aに備えることによって、この測距センサを用いて不審者位置を決定する構成としてもよい。
ステップS27では、要求メッセージ生成処理を行って、ステップS28に移る。要求メッセージ生成処理では、不審者有無判定処理で監視エリア内に存在すると判定された不審者についての不審者情報要求メッセージを生成する。よって、このステップS27の処理が請求項の要求生成手段に相当する。
例えば不審者情報要求メッセージは、図11に示すように、送信元となる自装置を特定するための「識別情報(例えば機器ID)」、メッセージの種別を示す「メッセージID」、位置推定処理で推定した「不審者位置」、不審者の検出日時を示す「検出日時」、特徴抽出処理で抽出した「不審者の特徴(以下、不審者特徴)」、不審者の情報の収集対象となる期間を指定する「収集期間」、不審者の情報の収集対象となるエリアを指定する「収集エリア」の情報からなる。なお、「収集期間」の情報が請求項の期間指定情報、「収集エリア」の情報が請求項のエリア指定情報に相当する。
「機器ID」は、固定監視装置1aのROM等の不揮発性メモリに予め記録されているものを取得して用いる構成とすればよい。「メッセージID」は、メッセージの種別ごとに予め設定されているIDを選択して決定する構成とすればよい。一例としては、図12に示すように、不審者情報要求メッセージは「0」、後述の不審者情報応答メッセージは「1」、後述の不審者検出メッセージは「2」と設定されている。不審者情報要求メッセージの場合には、「0」を選択して「メッセージID」として決定する。検出日時は、不審者が含まれている監視画像の撮像日時とすればよい。
「収集期間」は、例えば収集開始日時と収集終了日時からなり、不審者が含まれている監視画像の撮像日時の前後十数分といった、少なくとも過去に遡った期間を指定するものとする。一例としては、収集開始日時「2011年12月1日00時15分30.220秒」、収集終了日時「2011年12月1日00時35分30.220秒」等のように指定する構成とすればよい。「収集エリア」は、例えば住宅Aの敷地から数十メートル程度の範囲を表す座標群といった、複数の座標によって指定するものとする。
ステップS28では、要求メッセージ送信処理を行い、ステップS3に移る。要求メッセージ送信処理では、要求メッセージ生成処理で生成した不審者情報要求メッセージを通信装置11aから、通信装置11aの通信範囲内(図14の破線の円参照)に送信させる。よって、このステップS27の処理が請求項の要求送信手段に相当する。
ステップS22において不審者が存在しないと判定した場合のステップS29では、不審者検出フラグがオンになっていた場合(ステップS29でYES)には、ステップS30に移る。一方、不審者検出フラグがオフになっていた場合(ステップS29でNO)には、ステップS3に移る。ステップS30では、威嚇装置13aを停止させてステップS30に移る。ステップS31では、不審者検出フラグをオフにして、ステップS3に移る。
なお、不審者有無判定処理は、撮像関連処理で新しい監視画像が得られるたびに行う構成としてもよいし、撮像関連処理で新たに保存した監視画像が一定期間分や一定容量分に達するたびに行う構成としてもよい。
図7に戻って、ステップS3では、監視制御装置15aが、自装置以外の固定監視装置1aや車載監視装置1bから不審者情報要求メッセージを受信したか否かを判定する。例えば、一定期間内に不審者情報要求メッセージが通信装置11aから入力されていた場合に、不審者情報要求メッセージを受信したと判定し、一定期間内に不審者情報要求メッセージが通信装置11aから入力されていなかった場合に、不審者情報要求メッセージを受信していないと判定すればよい。
そして、不審者情報要求メッセージを受信したと判定した場合(ステップS3でYES)には、ステップS4に移る。一方、不審者情報要求メッセージを受信していないと判定した場合(ステップS3でNO)には、ステップS1に戻ってフローを繰り返す。
ステップS4では、監視制御装置15aが、要求メッセージ応答処理を行って、ステップ1に戻る。ここで、図15のフローチャートを用いて、要求メッセージ応答処理の概略について説明を行う。なお、ステップS3、ステップS4において、ステップS1に戻ってフローを繰り返し、再び不審者有無判定処理を行う場合には、過去に不審者有無判定処理に既に用いた監視画像よりも撮像日時が新しい監視画像について、不審者有無判定処理を行うものとする。
まず、ステップS41では、第1記録抽出処理を行って、ステップS42に移る。第1記録抽出処理では、受信した不審者情報要求メッセージに含まれる「収集期間」をもとに、当該「収集期間」に撮像された監視画像を、自装置の監視DB14aに保存された監視画像のうちから選択して抽出する。
ステップS42では、第2記録抽出処理を行って、ステップS43に移る。第2記録抽出処理では、受信した不審者情報要求メッセージに含まれる「収集エリア」をもとに、当該「収集エリア」内のカメラ位置で撮像された監視画像を、第1記録抽出処理で抽出した監視画像のうちから選択してさらに抽出する。
ステップS43では、特徴判定処理を行って、ステップS44に移る。このステップS43の処理が請求項の特徴判定手段に相当する。特徴判定処理では、受信した不審者情報要求メッセージに含まれる「不審者特徴」をもとに、当該「不審者特徴」に類似する特徴を有する不審者が含まれる監視画像が、第2記録抽出処理で抽出した監視画像に含まれているか否かを判定する。つまり、「不審者特徴」に類似する特徴を有する不審者が監視DB14aに保存した監視画像に含まれているか否かを判定する。
一例としては、第2記録抽出処理で抽出した監視画像に紐付けされている不審者特徴と、受信した不審者情報要求メッセージに含まれる「不審者特徴」とを比較する。そして、一致する特徴が所定の割合以上であった場合に、不審者情報要求メッセージに含まれる「不審者特徴」に類似する特徴を有する不審者が含まれる監視画像が、第2記録抽出処理で抽出した監視画像に含まれていると判定する。一方、一致する特徴が所定の割合未満であった場合には、含まれていないと判定する。ここで言うところの所定の割合は、0より大きい任意に設定可能な値である。
他にも、不審者情報要求メッセージに含まれる「不審者特徴」として、不審者の特徴部分の画像データを受信していた場合には、この画像データをもとに、公知のパターンマッチングを行う構成としてもよい。そして、マッチングする監視画像が得られた場合に、不審者情報要求メッセージに含まれる「不審者特徴」に類似する特徴を有する不審者が含まれる監視画像が、第2記録抽出処理で抽出した監視画像に含まれていると判定する構成としてもよい。
そして、特徴判定処理において、類似する特徴を有する不審者が含まれていると判定した場合(ステップS44でYES)には、ステップS45に移る。一方、含まれていないと判定した場合(ステップS44でNO)には、後述の不審者情報応答メッセージの生成・送信を行わずに、ステップ1に戻る。
ステップS45では、第3記録抽出処理を行って、ステップS46に移る。第3記録抽出処理では、特徴判定処理において、不審者情報要求メッセージに含まれる「不審者特徴」に類似する特徴を有する不審者が含まれる監視画像と判定した監視画像を、第2記録抽出処理で抽出した監視画像のうちから抽出する。
ステップS46では、応答メッセージ生成処理を行って、ステップS47に移る。応答メッセージ生成処理では、第3記録抽出処理で抽出した監視画像をもとに、不審者情報要求メッセージで要求された不審者についての不審者情報応答メッセージを生成する。よって、このステップS46の処理が請求項の応答生成手段に相当する。
例えば不審者情報応答メッセージは、図13に示すように、送信元となる自装置を特定するための「識別情報(例えば機器ID)」、メッセージの種別を示す「メッセージID」、不審者の位置を示す「不審者位置」、監視画像の撮像時のカメラ位置を示す「カメラ位置」、監視画像の撮像時の撮像方向を示す「撮像方向」、監視画像の撮像日時を示す「撮像日時」、不審者が含まれる「不審者画像」の情報からなる。
「機器ID」及び「メッセージID」については、不審者情報要求メッセージの生成と同様にして決定する構成とすればよい。「不審者位置」及び「撮像日時」については、抽出した監視画像に紐付けされている不審者位置及び撮像日時を用いる構成とすればよい。「不審者画像」については、抽出した監視画像を「不審者画像」としてもよいし、抽出した監視画像のうちの不審者が含まれる領域の画像を「不審者画像」としてもよい。
なお、不審者が含まれる領域の画像を「不審者画像」とする構成とした方が、不審者情報応答メッセージのデータ量を抑えることができるので、より好ましい。また、不審者情報応答メッセージに「カメラ位置」と「撮像方向」とを含まない構成としてもよい。
ステップS47では、応答メッセージ送信処理を行い、ステップS1に戻ってフローを繰り返す。応答メッセージ送信処理では、応答メッセージ生成処理で生成した不審者情報応答メッセージを通信装置11aから送信させる。
ここで、固定監視装置1aと車載監視装置1bとの無線通信の通信プロトコルは、メッシュネットやMANET(mobile ad hoc network)などのアドホック通信プロトコルを用いる構成とすればよい。他にも、指定した特定のエリアに存在するノードに対して情報を伝達するジオキャストプロトコルを用いる構成としてもよいし、携帯電話やマルチキャストを活用した特定エリアへの情報配信のプロトコルを用いる構成としてもよい。
図6に戻って、住宅Aの固定監視装置1aで不審者が検出されると、不審者情報要求メッセージが送信される(t2)。このとき、車両B1・B2の車載監視装置1bでも、固定監視装置1aと同様に監視関連処理を行っており(t3、t4)。不審者情報要求メッセージを受信した場合に、監視制御装置15bが不審者情報応答メッセージを住宅Aの固定監視装置1aに送信(返信)する(t5、t6)。よって、監視制御装置15bも、請求項の特徴判定手段、応答生成手段、応答送信手段に相当する。
なお、車両B2の車載監視装置1bが送信した不審者情報応答メッセージを、車両B1の車載監視装置1bが受信して、住宅Aの固定監視装置1aに転送するといったように、車載監視装置1bが送信した不審者情報応答メッセージを、他の車載監視装置1bが受信して転送する構成としてもよい。この場合には、公知のマルチホップ通信プロトコルを利用する構成とすればよい。
ここで、車載監視装置1bでの監視関連処理についての説明を行う。車載監視装置1bでの監視関連処理は、一部の処理が異なる点を除けば固定監視装置1aでの監視関連処理と同様であるので、以下では異なる点についての説明を行う。
まず、監視関連処理のうちの撮像関連処理においては、カメラ12bのカメラ位置及び撮像方向は、車両B1・B2の走行により変化するので、カメラ12bの車両B1・B2への取り付け位置、及び取り付け位置での光軸の向きに加え、車両B1・B2の位置検出器16で検出される現在位置及び方位角を考慮して、監視制御装置15bが逐次決定する。
カメラ12bのカメラ位置は、位置検出器16で検出される自車の現在位置と、カメラ12bの自車への取り付け位置とから決定する構成とすればよい。カメラ12bの取り付け位置の情報は、例えば自車のGPS受信機の搭載位置に対するカメラ12bの相対位置とする。この場合、位置検出器16で検出される自車の現在位置から、上記相対位置だけ離れた位置を、カメラ12bのカメラ位置と決定する構成とすればよい。
例えば自車のGPS受信機の搭載位置に対するカメラ12bの相対位置が予め、自車の図示しない車両システム(例えばECU等)の不揮発性メモリに保存されているものとする。そして、監視制御装置15bは、この相対位置を、車載LAN19等を介して取得することで、カメラ12bの取り付け位置の情報を自動で設定できるものとする。なお、自車のGPS受信機の搭載位置に対するカメラ12bの相対位置を検出するセンサを利用できる場合には、このセンサによって検出した値を予め車両システムの不揮発性メモリに保存する構成としてもよい。
これによれば、自車に初めて監視制御装置15bを設置する際、若しくは自車を買い換えて監視制御装置15bを載せ換える場合に、カメラ12bの取り付け位置の情報を車両システムから設定できる。この結果、ユーザが監視制御装置15bの取り付け位置の情報を設定する必要がなくなり、利便性が増す。
また、カメラ12bの撮像方向は、位置検出器16で検出される自車の方位角と、カメラ12bの自車への取り付け位置での光軸の向きとから決定する構成とすればよい。例えば、カメラ12bの自車への取り付け位置での光軸の向きは、例えば自車の直進時の進行方向を基準とした方位角と、水平を基準とした仰俯角とする。この場合、位置検出器16で検出した自車の方位角に、自車の直進時の進行方向を基準とした方位角の角度を加算した角度を、撮像方向のうちの方位角と決定すればよい。また、カメラ12bの自車への取り付け位置での光軸の水平を基準とした仰俯角を、撮像方向のうちの仰俯角と決定すればよい。
なお、自車のGPS受信機の搭載位置に対するカメラ12bの相対位置及びカメラ12bの光軸の向きは、例えばカメラ12bの設置時等に予め計測した値を車両システムの不揮発性メモリに予め格納しておく構成とすればよい。
監視関連処理のうちの不審者有無判定処理においては、監視エリアは、見守り対象とする住宅等(例えば住宅A)の敷地内の建物の周囲にある庭や駐車場に設定し、見守り対象とする住宅等の敷地内の庭や駐車場に侵入した不審者を検出するようにすればよい。なお、カメラ12bでの監視画像の撮像は、監視エリア外でも逐次行っているものとする。
不審者有無判定処理で不審者が存在すると判定した場合に行う威嚇については、警報器17から警報音を出力させたり、照明装置18から光を照射させたりすることで行う。
また、車載監視装置1bからの不審者情報要求メッセージの送信は、固定監視装置1aに向けて行う構成としてもよいし、自車以外の他車の車載監視装置1bに向けて行う構成としてもよいし、両方に向けて行う構成としてもよい。
監視関連処理のうちの要求メッセージ応答処理においては、第3記録抽出処理と応答メッセージ生成処理との間に、以下の処理を行う構成とすればよい。
まず、第3記録抽出処理に続いて、車両台数推定処理を行う。車両台数推定処理では、車車間通信で単位時間あたりに受信するパケットの送信元の数を、車車間通信を行っている周辺車両の台数として推定する。よって、監視制御装置15bが請求項の車両台数推定手段に相当する。パケットの送信元の数は、例えばパケットに含まれている送信元の機器IDをもとに、同一の送信元のパケットについては重複してカウントしない構成とすればよい。
車両台数推定処理に続いて、割り当て量推定処理を行う。割り当て量推定処理では、車両台数推定処理で推定した周辺車両の台数をもとに、不審者情報要求メッセージの送信元の監視装置1(本例では住宅Aの固定監視装置1a)へ自車及び当該周辺車両が不審者情報応答メッセージを通信装置11bから送信させると仮定した場合の、1台の車両あたりの通信容量(通信路容量)の割り当て量を推定する。よって、監視制御装置15bが請求項の割り当て量推定手段に相当する。
一例としては、以下の式1で算出される値を、通信容量の割り当て量と推定する構成とすればよい。なお、式1における通信可能期間とは、車載監視装置1bが不審者情報要求メッセージの送信元の固定監視装置1aと通信可能な想定時間である。また、式1における1レコードあたりの容量とは、例えば監視画像1枚の容量であって、仮想的に定めた固定値を用いる構成とすればよい。
Figure 2013222216
割り当て量推定処理に続く、応答メッセージ生成処理では、割り当て量推定処理で推定した割り当て量を超えないように、第3記録抽出処理で抽出した監視画像をランダムに抽出することで、監視画像をさらに絞り込む。なお、第3記録抽出処理で抽出した監視画像が割り当て量以下しか存在しなかった場合には、絞り込みは実行しなくてもよい。そして、割り当て量推定処理で推定した割り当て量を超えないように絞り込んだ監視画像から不審者情報応答メッセージを生成する。
また、監視画像の抽出はランダムに行う構成に限らず、例えば撮像日時が一定期間以上離れたものを抽出するなど、一定の決まりに従って抽出する構成としてもよい。他にも、第3記録抽出処理で抽出した監視画像のうち、不審者の顔画像が含まれる監視画像を監視制御装置15bで判別し、不審者の顔画像を含む監視画像を優先して抽出する構成としてもよい。詳しくは、以下の通りである。
まず、第3記録抽出処理で抽出した監視画像に対して、公知の画像認識技術(例えばパターンマッチング)等によって不審者の顔部分の画像の抽出を試行し、顔画像が抽出できた監視画像を監視制御装置15bで判別する。よって、監視制御装置15bが請求項の判別手段に相当する。
続いて、第3記録抽出処理で抽出した監視画像から、不審者の顔画像が抽出できた監視画像を優先して抽出し、割り当て量推定処理で推定した割り当て量を超えないように、残りの監視画像を例えばランダムに抽出して、監視画像を絞り込む。そして、割り当て量推定処理で推定した割り当て量を超えないように絞り込んだ監視画像から不審者情報応答メッセージを生成する。
なお、監視DB14aに保存された監視画像について、予め公知の画像認識技術(例えばパターンマッチング)等によって不審者の顔部分の画像の抽出が行われており、顔画像を含む監視画像を示すタグが付与されている場合には、このタグに基づいて、顔画像が抽出できた監視画像を監視制御装置15bで判別する構成としてもよい。
以上の構成によれば、通信路容量が限られた無線通信において、周辺に存在する車両台数に応じて不審者情報応答メッセージの通信量を限定することで輻輳を防止することが可能になる。また、不審者情報応答メッセージの通信量の限定に際し、不審者の顔画像を含む監視画像を優先して抽出し、送信する監視画像の絞り込みを行うことにより、限られた通信量で効率よく証拠能力の高い情報を送信することが可能になる。よって、受信側でも限られた通信量で効率よく証拠能力の高い情報を収集することが可能になる。
なお、固定監視装置1aから不審者情報要求メッセージを受信した車載監視装置1bにおいて、この不審者情報要求メッセージをもとに、不審者の情報を車両の乗員に通知する構成としてもよい。一例としては、不審者情報要求メッセージに含まれる不審者特徴を示すテキストや画像を監視制御装置15bが図示しないディスプレイに表示させたり、不審者特徴を説明する音声案内を監視制御装置15bがスピーカから出力させたりする構成とすればよい。他にも、不審者情報要求メッセージに含まれる不審者位置を、図示しないナビゲーション装置の地図上に監視制御装置15bが表示させたりする構成としてもよい。
これによれば、不審者が検出された建物の敷地の周辺車両の乗員(例えばドライバ)に迅速に不審者の情報を通知することが可能になるため、ドライバが不審者と気づかずに遭遇するリスクを軽減できる。例えば、運転中に不審者を認識できれば、事故の回避に備えた防衛運転によって、不審者による意図的な交通事故を避ける行動をとることが可能になる。
図6に戻って、車両B1・B2の車載監視装置1bから返信された不審者情報応答メッセージを通信装置11aで受信した住宅Aの固定監視装置1aは、車両B1・B2の車載監視装置1bから受信した不審者情報応答メッセージを、監視制御装置15aの指示に従って通信装置11aから監視センタ2に送信(転送)させる。
この際、住宅Aの固定監視装置1aは、自装置で検出した不審者についての不審者検出メッセージを監視制御装置15aで生成して、この不審者検出メッセージも、監視制御装置15aの指示に従って通信装置11aから監視センタ2に送信させる(t7)。よって、監視制御装置15aが請求項の監視装置側送信手段に相当する。
不審者検出メッセージは、監視DB14aに保存した情報をもとに生成する構成とすればよい。例えば不審者検出メッセージは、図16に示すように、送信元となる自装置を特定するための「識別情報(例えば機器ID)」、メッセージの種別を示す「メッセージID」、位置推定処理で推定した「不審者位置」、不審者の検出日時を示す「検出日時」、不審者が含まれる監視画像の撮像時のカメラ位置を示す「カメラ位置」、当該監視画像の撮像時の撮像方向を示す「撮像方向」、不審者が含まれる「不審者画像」の情報からなる。「機器ID」、「メッセージID」、「不審者位置」、「検出日時」、「不審者画像」については、前述したのと同様のものである。
図6に戻って、監視センタ2は、住宅Aの固定監視装置1aから送信された不審者情報応答メッセージ及び不審者検出メッセージをセンタ側通信部21で受信する。よって、センタ側通信部21が請求項のセンタ側受信手段に相当する。そして、監視センタ2は、住宅Aの固定監視装置1aから受信した不審者情報応答メッセージ及び不審者検出メッセージをもとに、不審者検出通知を生成する不審者検出通知生成処理を行う(t8)。
例えば不審者検出通知は、図17に示すように、不審者の検出日時を示す「検出日時」、不審者の位置を示す「不審者位置」、不審者が含まれる監視画像の撮像時のカメラ位置を示す「カメラ位置」、当該監視画像の撮像時の撮像方向を示す「撮像方向」、不審者が含まれる「不審者画像」の情報からなるものとする。
一例として、不審者情報応答メッセージから不審者検出通知を生成する場合は、不審者情報応答メッセージに含まれる「撮像日時」、「不審者位置」、「カメラ位置」、「撮像方向」、「不審者画像」を、不審者検出通知の「検出日時」、「不審者位置」、「カメラ位置」、「撮像方向」、「不審者画像」として用いる。また、不審者検出メッセージから不審者検出通知を生成する場合は、不審者検出メッセージに含まれる「検出日時」、「不審者位置」、「カメラ位置」、「撮像方向」、「不審者画像」を、不審者検出通知の「検出日時」、「不審者位置」、「カメラ位置」、「撮像方向」、「不審者画像」として用いる。
そして、不審者検出通知生成処理で生成した不審者検出通知を、センタ側制御部23がセンタ側通信部21から警備に関する公務若しくはサービスを行う組織のサーバ装置に送信(通報)させる(t9)。よって、センタ側制御部23が請求項の通報手段に相当する。これによれば、警察や警備会社等の警備に関する公務若しくはサービスを行う組織に、不審者の存在を迅速に知らせることが可能になり、不審者の検挙を促すことが可能になる。とともにユーザにもリスクの存在を通知し、偶然不審者と遭遇する危険性を抑制し、犯罪被害の拡大を抑止する。
また、監視センタ2は、生成した不審者検出通知を、住宅Aの住人のユーザ端末3に送信(通知)させる(t10)。よって、センタ側制御部23が請求項のユーザ通知手段に相当する。なお、不審者検出通知のユーザへの通知は、不審者検出通知の内容を、電子メールやメッセンジャーやツイッター等の電子メッセージによって行う構成としてもよいし、電話によって行う構成としてもよい。
これによれば、ユーザに、不審者の存在を迅速に知らせることが可能になり、偶然不審者と遭遇する危険性を抑制し、犯罪被害の拡大を抑止することが可能になる。
監視センタ2から送信された不審者検出通知を端末側通信部31で受信した住宅Aの住人のユーザ端末3は、受信した不審者検出通知をもとに、不審者検出通知処理を行う(t11)。よって、端末側通信部31が請求項の検出通知受信手段に相当する。ここで、図18のフローチャートを用いて、不審者検出通知処理の概略について説明を行う。
まず、ステップS51では、端末側制御部35が着信通知処理を行って、ステップS52に移る。着信通知処理では、図示しないスピーカから着信音を出力させたり、バイブレーション機能によってユーザ端末3を振動させたりすることで、不審者検出通知の着信があったことをユーザに知らせる。
ステップS52では、端末側制御部35が、ユーザからの表示アクションありか否かを判定する。例えば、複数の不審者検出通知のリストが表示部33に表示される構成の場合には、このリストから特定の不審者検出通知を選択するユーザ操作を操作入力部34で受け付けた場合に、ユーザからの表示アクションありと判定する構成とすればよい。
他にも、各不審者検出通知に含まれるカメラ位置若しくは不審者位置を示す地図上の点が表示部33に表示される構成の場合には、この地図上の点から特定の点を選択するユーザ操作を操作入力部34で受け付けた場合に、ユーザからの表示アクションありと判定する構成としてもよい。
そして、表示アクションありと判定した場合(ステップS52でYES)には、ステップS53に移る。一方、表示アクションなしと判定した場合(ステップS53でNO)には、ステップS52のフローを繰り返す。
ステップS53では、端末側制御部35が不審者検出情報表示処理を行って、フローを終了する。不審者検出情報表示処理では、不審者検出通知の「検出日時」、「不審者位置」、「カメラ位置」、「撮像方向」、「不審者画像」をもとに、不審者の画像、当該不審者を含む監視画像を撮像したカメラ位置及び撮像方向、当該不審者の位置、当該不審者の検出日時を示す不審者検出画面を表示部33に表示させる。よって、表示部33が請求項の表示手段に相当する。
一例としては、図19に示すように、住宅A(図19のA参照)及び監視エリア(図19の斜線部分参照)の位置を示す画像を表示させるとともに、カメラ位置及び撮像方向を示すアイコン(図19のD参照)や不審者位置を示すアイコン(図19のE参照)を表示させる。また、「12月30日00時15分に不審者の侵入を検出しました」といった、不審者の検出日時を示すテキストも表示させる。さらに、不審者位置を示すアイコンを選択した場合には、図20に示すように不審者の画像(図20のF参照)を表示させる。
これによれば、ユーザに異常状態を通知することで、ユーザが異常事態に気付かず不審者と遭遇するリスクを低減することが可能になる。また、不審者の含まれる監視画像を撮像したカメラ位置と撮像方向とを示すアイコンを表示するので、ユーザは、不審者画像閲覧時の方向感覚を素早く理解することが可能になる。これにより、偶然監視エリア近くに自らが位置していた場合、防犯行動若しくは避難行動を迅速にとることが可能になる。
なお、住宅A(図19のA参照)及び監視エリア(図19の斜線部分参照)の位置は、予め端末側制御部35の不揮発性メモリに格納しておいた住宅A及び監視エリアの位置情報を用いる構成とすればよい。他にも、不審者情報応答メッセージや不審者検出メッセージに、住宅Aや監視エリアの位置情報を含ませる構成とするとともに、不審者検出通知にも住宅Aや監視エリアの位置情報を含ませる構成とすることで、不審者検出通知に含まれる住宅Aや監視エリアの位置情報を用いる構成としてもよい。
また、監視センタ2は、受信した不審者情報応答メッセージ及び不審者検出メッセージをもとに、不審者検出通知に加え、不審者移動経路通知も生成し、住宅Aの住人のユーザ端末3に送信する構成としてもよい。
例えば不審者移動経路通知は、図21に示すように、不審者の検出日時を示す「検出日時」、不審者の位置を示す「不審者位置」の情報からなるものとする。より具体的には、各不審者情報応答メッセージ及び不審者検出メッセージに含まれる「検出日時」と「不審者位置」との情報からなる。
監視センタ2から送信された不審者検出通知及び不審者移動経路通知を端末側通信部31で受信した住宅Aの住人のユーザ端末3は、不審者移動経路通知処理を行う。不審者移動経路通知処理は、不審者の移動経路を表示させる点を除けば前述の不審者検出通知処理(ステップS51〜ステップS53)と同様の処理である。以下では、前述の不審者検出通知処理とは異なる点についてのみ説明を行う。
不審者移動経路通知処理では、不審者の画像、当該不審者を含む監視画像を撮像したカメラ位置及び撮像方向、当該不審者の位置、当該不審者の検出日時に加え、当該不審者の移動経路も示す不審者移動経路画面を表示部33に表示させる。移動経路については、不審者移動経路通知に含まれる複数の「検出日時」と「不審者位置」との組みをもとに、「不審者位置」を「検出日時」順に結ぶことで作成する構成とすればよい。
一例としては、図22に示すように、住宅A(図22のA参照)及び監視エリア(図22の斜線部分参照)の位置を示す画像を表示させるとともに、カメラ位置及び撮像方向を示すアイコン(図22のD参照)や不審者位置を示すアイコン(図22のE参照)を表示させる。また、「12月30日00時15分に不審者の侵入を検出しました」といった、不審者の検出日時を示すテキストも表示させる。さらに、移動経路(図22のG参照)も表示させる。
これによれば、不審者がどこから侵入してきたのかを把握することが可能になる。また、不審者の侵入経路を把握することで、より防犯レベルの高いシステムを導入することが可能になる。
なお、不審者移動経路通知についても、警備に関する公務若しくはサービスを行う組織のサーバ装置に送信(通報)させる構成とすることが好ましい。これによれば、警察や警備会社等の警備に関する公務若しくはサービスを行う組織において、不審者の監視エリア侵入前の足取りや逃走後の足取りを掴めるため、不審者の検挙に有益な情報を自動的に集める事ができ、結果として地域の防犯レベルを高めることができる。
また、不審者情報応答メッセージ及び不審者検出メッセージに「カメラ位置」並びに「撮像方向」を含まない構成とした場合には、不審者検出通知にも「カメラ位置」及び「撮像方向」を含ませず、不審者を含む監視画像を撮像したカメラ位置及び撮像方向を示す画像をユーザ端末3で表示させない構成としてもよい。
実施形態1の構成によれば、不審者画像を含む不審者情報応答メッセージを生成するにあたり、収集期間、収集エリア、不審者特徴による絞り込みを行うことで不審者情報応答メッセージのデータ量を削減できる。これにより、無線通信路における輻輳を防止することが可能になるとともに、他の無線通信への影響を低減し、通信帯域を有効利用できるようにすることが可能になる。
また、周辺車両の台数に応じて不審者応答メッセージのデータ容量を削減するので、例えば銀座などの車両が多数存在する地域においても無線通信における輻輳を抑制するとともに、他の無線通信への影響を抑え、通信帯域を有効利用できるようにすることが可能になる。結果として、CSMA/CAなどの無線アクセス方式に対しては、通信の信頼性を向上することもできる。
さらに、実施形態1の構成によれば、固定監視装置1aと車載監視装置1bとが定期的に監視画像を撮像しており、不審者情報要求メッセージに含ませる「収集期間」に過去の日時を指定することで、不審者が監視エリアに侵入する前の監視画像も収集することが可能になる。これにより、例えば不審者がどこかに車両を駐車し、監視エリアに侵入した場合に、不審者と一緒に不審者の車両情報も収集できるため、不審者の検挙がより行い易くなる。従って、地域の防犯効果をさらに高めることが可能になる。
なお、本実施形態では、固定監視装置1aで不審者を検出した場合に、車載監視装置1bに不審者情報要求メッセージを送信し、車載監視装置1bから不審者情報応答メッセージを受信(収集)して、収集した不審者情報応答メッセージと不審者検出メッセージを監視センタ2へ送信する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。
例えば、固定監視装置1aで不審者を検出した場合に、自装置以外の(つまり、他の)固定監視装置1aに不審者情報要求メッセージを送信し、他の固定監視装置1aから不審者情報応答メッセージを受信(収集)して、収集した不審者情報応答メッセージと不審者検出メッセージを監視センタ2へ送信する構成としてもよい。
他にも、車載監視装置1bで不審者を検出した場合に、自装置以外の(つまり、他の)車載監視装置1bや固定監視装置1aに不審者情報要求メッセージを送信し、他の車載監視装置1aや固定監視装置1aから不審者情報応答メッセージを受信(収集)して、収集した不審者情報応答メッセージと不審者検出メッセージを監視センタ2へ送信する構成としてもよい。よって、監視制御装置15bも、請求項の特徴抽出手段、要求生成手段、要求送信手段、監視装置側送信手段に相当する。
また、監視装置1(固定監視装置1a・車載監視装置1b)から不審者情報要求メッセージを監視センタ2へ送信する構成としてもよい。そして、監視センタ2から、不審者情報要求メッセージの送信元の監視装置1の周辺の監視装置1に当該不審者情報要求メッセージを送信し、監視センタ2で不審者情報応答メッセージを収集し、前述の通報や通知を行う構成としてもよい。
他にも、監視センタ2から、不審者情報要求メッセージの送信元の監視装置1の周辺のユーザ端末3(つまり、不審者が検出された周辺地域のユーザ端末3)に、不審者位置や不審者画像を含む情報を送信し、不審者が検出された周辺地域に注意喚起を行う構成としてもよい。一例としては、不審者の存在や不審者位置や不審者画像を示す表示を行うことで注意喚起を行う構成とすればよい。
また、固定監視装置1aにおいては、人物が含まれる監視画像が得られた場合に不審者が存在すると判定する構成とした場合には、監視エリアに人が存在する場合、監視エリアに人が存在しない場合について機械学習を行う構成としてもよい。なお、上記機械学習の開始と終了とは、ユーザ端末3等を利用したユーザの指示に従って行う構成とすればよい。
一例としては、監視エリアに人が存在する場合の実際のカメラ12aの画像を正解画像、監視エリアに人が存在しない場合の実際のカメラ12aの画像を不正解画像として機械学習を行う構成とすればよい。これによれば、カメラ12a設置場所に応じて、監視画像からの不審者検出の精度を高めることができる。
さらに、固定監視装置1aにおいて、カメラ12aのカメラ位置及び光軸の向きが固定の場合には、不審者有無判定処理に用いる監視画像の領域のピクセルを指定可能にする構成としてもよい。なお、カメラ12aのカメラ位置及び光軸の向きが可変の場合にも、あるカメラ位置及び撮像方向について、不審者有無判定処理に用いる監視画像の領域のピクセルが指定された後には、同一の対象領域を常に指定するように、カメラ位置及び撮像方向の変化に応じてピクセルを自動で変更する構成としてもよい。
これによれば、監視を行う対象とするエリアを倉庫や駐車場の出入口などの特定の領域に限定することが可能になるので、不審者有無判定処理(つまり、不審者の検出)に必要な計算量を削減し、固定監視装置1aの消費電力を低減できる。また、画像認識処理を行う領域を限定するので、画像認識処理の負荷を低減することができ、不審者有無判定処理の応答速度を向上させることができる。
(実施形態2)
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態2も本発明の技術的範囲に含まれる。以下では、この実施形態2について説明を行う。なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図23に示すように、監視エリア見守りシステム200は、車載監視装置1b、監視センタ2、及びユーザ端末3を含んでいる。監視エリア見守りシステム200は、固定監視装置1aを含まないことを除けば、実施形態1の監視エリア見守りシステム100と同様の構成である。
本実施形態では、図23に示すように、監視エリア見守りシステム200は、車両B1の車載監視装置1b、車両B2の車載監視装置1b、監視センタ2、及びユーザ端末3を含む場合を例に挙げて説明を行う。
車載監視装置1bの通信装置11bと監視センタ2との通信は、DCM等のテレマティクス通信に用いる通信モジュールやBluetooth(登録商標)通信によって接続される携帯電話機等を利用し、基地局(図23のH参照)を介して行う構成とすればよい。
車載監視装置1bでは、前述したように、監視エリアは、見守り対象とする住宅等(本例では住宅A)の敷地内の建物の周囲にある庭や駐車場に設定し、見守り対象とする住宅等の敷地内の庭や駐車場に侵入した不審者を検出するようにすればよい(図24参照)。なお、カメラ12bでの監視画像の撮像は、監視エリア外でも逐次行っているものとする。
続いて、図25のシーケンス図を用いて、監視エリア見守りシステム200における処理の流れの一例についての説明を行う。ここでは、車両B1の車載監視装置1bで不審者の検出が行われる場合を例に挙げて説明を行う。なお、ユーザ端末3は、住宅Aの住人に用いられるものとして説明を行う。
まず、ユーザ端末3が、端末側見守り設定処理を行う(t101)。ここで、図26のフローチャートを用いて、端末側見守り設定処理の概略についての説明を行う。図26のフローは、ユーザ端末3の電源がオンになるなどしてユーザ端末3が起動したときに開始される。
ステップS101では、端末側制御部35が、ユーザからの設定アクションありか否かを判定する。例えば、住宅Aについての監視エリア及び監視期間を設定するユーザ操作を操作入力部34で受け付けた場合に、ユーザからの設定アクションありと判定する構成とすればよい。監視期間は、監視開始日時と監視終了日時とからなるものとする。よって、この端末側制御部35が請求項のユーザ設定手段に相当する。
そして、設定アクションありと判定した場合(ステップS101でYES)には、ステップS102に移る。一方、設定アクションなしと判定した場合(ステップS101でNO)には、ステップS101のフローを繰り返す。
ステップS102では、端末側制御部35が見守り設定メッセージ生成処理を行って、ステップS103に移る。見守り設定メッセージ生成処理では、設定された監視エリア及び監視期間をもとに、見守り設定メッセージを生成する。よって、このステップS102の処理が請求項の設定メッセージ生成手段に相当する。
例えば見守り設定メッセージは、図27に示すように、監視期間の開始日時を示す「監視開始日時」、監視期間の終了日時を示す「監視終了日時」、監視エリアを示す「監視エリア」の情報からなる。
監視エリアは、例えば複数の座標(本例では緯度・経度・高度)を結んだ閉路で表されるものであって、見守り設定メッセージに含まれる「監視エリア」の情報は、この複数の座標であるものとする。「監視開始日時」、「監視終了日時」、「監視エリア」については、ユーザ操作によって設定された監視エリア及び監視期間を用いる構成とすればよい。
ステップS103では、端末側制御部35が見守り設定メッセージ送信処理を行って、ステップS101に戻る。見守り設定メッセージ送信処理では、見守り設定メッセージ生成処理で生成した見守り設定メッセージを、端末側制御部35が端末側通信部31から監視センタ2に送信させる。よって、端末側制御部35が請求項の設定送信手段に相当する。
図25に戻って、住宅Aの住人のユーザ端末3で監視エリア及び監視期間の設定が行われると、見守り設定メッセージがユーザ端末3から基地局を介して監視センタ2に送信される(t102)。
ユーザ端末3から返信された見守り設定メッセージは、監視センタ2のセンタ側通信部21が受信する。よって、センタ側通信部21が請求項の設定受信手段に相当する。見守り設定メッセージを受信した監視センタ2は、受信した見守り設定メッセージを、センタ側制御部23の指示に従ってセンタ側通信部21から車両B1の車載監視装置1bに送信(転送)させる(t103)。よって、センタ側制御部23が請求項のセンタ側転送手段に相当する。
なお、住宅Aの住人のユーザ端末3と車両B1の車載監視装置1bとの紐付けは、例えば住宅Aの見守りを行う車両の設定時などに、予めお互いの機器IDを監視センタ2のセンタ側制御部23の不揮発性メモリに紐付けて登録しておくことで可能にする構成とすればよい。
監視センタ2から送信された見守り設定メッセージは、車両B1の車載監視装置1bの通信装置11bが受信する。見守り設定メッセージを受信した車載監視装置1bの監視制御部15bは、自動設定処理を行う(t104)。自動設定処理では、受信した見守り設定メッセージで指定された監視エリアを自装置の監視エリアに自動で設定するとともに、設定メッセージで指定された監視期間を自装置の監視期間に自動で設定する。よって、監視制御部15bが請求項の自動設定手段に相当する。
なお、車両B1の車載監視装置1bは、車両B1のアクセサリ(ACC)電源オンやエンジン駆動、EVやPHVなどの走行用バッテリの給電等をトリガにして自動的に起動しているものとする。
見守り設定メッセージで指定された監視エリア及び監視期間を設定した車載監視装置1bでは、この設定に従って前述の監視関連処理を行う(t105)。具体例としては、監視DB14bに保存されている監視画像のうち、以下の2点の条件を満たす監視画像を抽出して、前述の不審者検出関連処理を行う。1点目は、設定された監視期間に撮像日時が含まれることである。2点目は、カメラ位置が監視エリアから所定の距離以下である。ここで言うところの所定の距離とは、例えばカメラ12bの最大撮影距離とすればよい。
車両B1の車載監視装置1bで不審者が検出されると、前述の不審者情報応答メッセージと同様の不審者情報応答メッセージを生成し、監視制御部15bが通信装置11bから監視センタ2に送信させる(t106)。実施形態2においては、監視DB14bの保存した監視画像から、不審者有無判定処理で検出した不審者が少なくとも含まれる領域の画像を抽出して「不審者画像」の情報とすればよい。
また、監視センタ2は、車両B1の車載監視装置1bから送信された不審者情報応答メッセージをセンタ側通信部21で受信し、受信した不審者情報応答メッセージをもとに、センタ側制御部23で前述の不審者検出通知生成処理を行う(t107)。
そして、不審者検出通知生成処理で生成した不審者検出通知を、センタ側制御部23がセンタ側通信部21から警備に関する公務若しくはサービスを行う組織のサーバ装置に送信(通報)させる(t108)。また、監視センタ2は、生成した不審者検出通知を、住宅Aの住人のユーザ端末3に送信(通知)させる(t109)。
監視センタ2から送信された不審者検出通知を端末側通信部31で受信した住宅Aの住人のユーザ端末3は、受信した不審者検出通知をもとに、前述の不審者検出通知処理を行う(t110)。
本実施形態では、1台の車両の監視エリア及び監視期限を設定する構成を示したが、必ずしもこれに限らず、複数台の車両の車載監視装置1bに見守り設定メッセージを送信することにより、複数台の車両の監視エリア及び監視期限を設定する構成としてもよい。
実施形態2の構成でも、不審者画像を含む不審者情報応答メッセージを生成するにあたり、収集期間、収集エリア、不審者特徴による絞り込みを行うので、実施形態1と同様の効果を奏する。
さらに、実施形態2の構成によれば、ユーザが、ユーザ端末3に操作入力を行うことによって、監視センタ2を介して、車載監視装置1bの監視エリア及び監視期限を自由且つリアルタイムに変更することが可能になる。よって、複数の車載監視装置1bごとに監視エリア及び監視期限を自由且つリアルタイムに設定することが可能になり、地域全体での監視見守りサービスを効率化できる。
また、固定監視装置1aについても、前述したのと同様にしてユーザ端末3から監視センタ2を介して、監視エリア及び監視期間を変更可能とする構成としてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 監視装置、1a 固定監視装置、1b 車載監視装置、11a・11b 通信装置(通信部)、12a・12b 監視カメラ(カメラ)、14a・14b 監視DB(記憶部)、15a・15b 監視制御装置(監視制御部)、S1 画像保存手段、S21 不審者判定手段、S25 特徴抽出手段、S27 要求生成手段、S28 要求送信手段、S43 特徴判定手段、S46 応答生成手段

Claims (16)

  1. 監視画像を所定の撮像間隔で逐次撮像する監視カメラ(12a、12b)と、情報を保存するための記憶部(14a、14b)と、情報の送受信を行う通信部(11a、11b)と、監視制御部(15a、15b)とを備え、
    監視制御部は、
    監視カメラで撮像した監視画像及びカメラ位置を前記記憶部に逐次保存する画像保存手段(15a、15b、S1)と、
    画像保存手段で記憶部に保存した監視画像及びカメラ位置をもとに、設定された監視エリア内に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段(15a、15b、S21)とを備えている監視装置(1、1a、1b)であって、
    不審者判定手段で不審者が存在すると判定した場合に、前記監視画像から当該不審者の特徴である不審者特徴を抽出する特徴抽出手段(15a、15b、S25)と、
    不審者判定手段で不審者が存在すると判定した場合に、特徴抽出手段で抽出した当該不審者特徴を含む不審者情報要求メッセージを生成する要求生成手段(15a、15b、S27)と、
    要求生成手段で生成した不審者情報要求メッセージを前記通信部から送信させる要求送信手段(15a、15b、S28)と、
    自装置以外の前記監視装置である他監視装置(1、1a、1b)から送信された前記不審者情報要求メッセージを前記通信部で受信した場合に、受信した不審者情報要求メッセージに含まれる不審者特徴に類似する特徴を有する不審者が前記記憶部に保存した監視画像中に含まれているか否かを判定する特徴判定手段(15a、15b、S43)と、
    特徴判定手段で前記不審者特徴に類似する特徴を有する不審者が含まれていると判定した場合に、当該不審者が含まれている監視画像を前記記憶部から抽出して、当該監視画像のうちの少なくとも前記不審者が含まれる領域の画像データを含む不審者情報応答メッセージを生成する応答生成手段(15a、15b、S46)と、
    応答生成手段で生成した不審者情報応答メッセージを、前記通信部から前記不審者情報要求メッセージの送信元の前記他監視装置へ送信させる応答送信手段(15a、15b)とを備えていることを特徴とする監視装置。
  2. 請求項1において、
    前記画像保存手段は、前記監視カメラで撮像した監視画像を前記記憶部に逐次保存する際に、撮像日時の情報も保存するものであり、
    前記要求送信手段は、前記特徴抽出手段で抽出した前記不審者特徴に加え、少なくとも過去に遡った期間を指定する期間指定情報も含む不審者情報要求メッセージを、前記通信部から送信させるものであって、
    前記応答生成手段は、前記他監視装置から送信される前記不審者情報要求メッセージを前記通信部で受信した場合に、前記記憶部に保存された撮像日時の情報をもとに、当該不審者情報要求メッセージに含まれる期間指定情報に指定されている期間に撮像された監視画像を選択して、選択した監視画像のうちから前記不審者が含まれている監視画像を抽出し、不審者情報応答メッセージを生成することを特徴とする監視装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記要求送信手段は、前記特徴抽出手段で抽出した前記不審者特徴に加え、不審者情報を収集する収集エリアを指定するエリア指定情報も含む不審者情報要求メッセージを、前記通信部から送信させるものであって、
    前記応答生成手段は、前記他監視装置から送信される前記不審者情報要求メッセージを前記通信部で受信した場合に、前記記憶部に保存されたカメラ位置の情報をもとに、当該不審者情報要求メッセージに含まれるエリア指定情報に指定されている収集エリア内のカメラ位置で撮像された監視画像を選択して、選択した監視画像のうちから前記不審者が含まれている監視画像を抽出し、不審者情報応答メッセージを生成することを特徴とする監視装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記通信部は、車両に搭載される前記他監視装置との間で無線通信によって情報を送受信することが可能なものであって、
    前記要求送信手段は、前記不審者情報要求メッセージを、前記通信部から無線通信によって、自装置の周辺の車両に搭載される前記他監視装置に送信させることを特徴とする監視装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    車両に搭載される監視装置(1b)であって、
    前記通信部は、自車以外の他車に搭載される前記他監視装置(1b)との間で車車間通信によって情報を送受信することが可能であるとともに、建物の敷地内に設置される前記他監視装置(1a)との間でも情報を送受信することも可能であることを特徴とする監視装置。
  6. 請求項5において、
    前記通信部によって前記車車間通信で単位時間あたりに受信するパケットをもとに、自装置(1b)の周辺に存在する前記他監視装置(1b)を搭載した車両である周辺車両の台数を推定する車両台数推定手段(15b)と、
    車両台数推定手段で推定した前記周辺車両の台数をもとに、前記不審者情報要求メッセージの送信元の前記他監視装置(1a、1b)へ自車及び前記周辺車両が前記不審者情報応答メッセージを前記通信部から送信させると仮定した場合の、1台の車両あたりの通信容量の割り当て量を推定する割り当て量推定手段(15b)とを備え、
    前記応答生成手段は、割り当て量推定手段で推定した割り当て量を超えないように、前記不審者が含まれている監視画像のうちの一部の監視画像を抽出し、不審者情報応答メッセージを生成することを特徴とする監視装置。
  7. 請求項6において、
    前記不審者の顔画像を含む前記監視画像を判別する判別手段(15b)を備え、
    前記応答生成手段は、前記割り当て量推定手段で推定した前記割り当て量を超えないように、判別手段で判別した前記不審者の顔画像を含む監視画像を優先して、前記不審者が含まれている監視画像のうちの一部の監視画像を抽出し、不審者情報応答メッセージを生成することを特徴とする監視装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    自装置以外の装置から送信された、前記監視エリア及び不審者の監視を行う期間である監視期間を指定する設定メッセージを前記通信部で受信した場合に、設定メッセージで指定された監視エリアを自装置の監視エリアに自動で設定するとともに、設定メッセージで指定された監視期間を自装置の監視期間に自動で設定する自動設定手段(15a、15b)を備え、
    前記不審者判定手段は、自動設定手段で設定された監視期間に撮像された監視画像であって、且つ、自動設定手段で設定された監視エリア内を撮像した監視画像を選択して、選択した監視画像内に不審者が存在するか否かを判定することを特徴とする監視装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記通信部は、警備に関する公務若しくはサービスを行う組織のサーバ装置、及びユーザに用いられる端末装置としてのユーザ端末(3)と通信可能な監視センタ(2)との間で情報を送受信することが可能なものであって、
    前記不審者が含まれる監視画像、当該監視画像を撮像したカメラ位置、及び当該監視画像を撮像した撮像方向とから、当該不審者の位置を推定する不審者位置推定手段(15a、15b、S26)と、
    他監視装置から前記通信部で受信した前記不審者情報応答メッセージと、自装置の前記監視カメラで撮像した監視画像のうちの少なくとも不審者が含まれる領域の画像データ及び不審者位置推定手段で推定した当該不審者の位置を含む不審者検出メッセージを、前記通信部から前記監視センタに送信させる監視装置側送信手段(15a、15b)とを備えていることを特徴とする監視装置。
  10. 監視画像を所定の撮像間隔で逐次撮像する監視カメラ(12a、12b)と、情報を保存するための記憶部(14a、14b)と、情報の送受信を行う通信部(11a、11b)と、監視カメラで撮像した監視画像を前記記憶部に逐次保存する画像保存手段(15a、15b、S1)を備える監視制御部(15a、15b)とを備えている監視装置(1、1a、1b)であって、
    自装置以外の装置(1、1a、1b、2)から送信された、不審者の特徴である不審者特徴を含む不審者情報要求メッセージを前記通信部で受信した場合に、前記記憶部に保存した監視画像中に、受信した不審者情報要求メッセージに含まれる不審者特徴に類似する特徴を有する不審者が含まれているか否かを判定する特徴判定手段(15a、15b、S43)と、
    特徴判定手段で前記不審者特徴に類似する特徴を有する不審者が含まれていると判定した場合に、当該不審者が含まれている監視画像を前記記憶部から抽出して、当該監視画像のうちの少なくとも前記不審者が含まれる領域の画像データを含む不審者情報応答メッセージを生成する応答生成手段(15a、15b、S46)と、
    応答生成手段で生成した不審者情報応答メッセージを、前記通信部から前記不審者情報要求メッセージの送信元の装置へ送信させる応答送信手段(15a、15b)とを備えていることを特徴とする監視装置。
  11. 車両に搭載されるとともに、
    監視画像を所定の撮像間隔で逐次撮像する監視カメラ(12b)と、情報を保存するための記憶部(14b)と、情報の送受信を行う通信部(11b)と、監視制御部(15b)とを備え、
    監視制御部は、
    監視カメラで撮像した監視画像及びカメラ位置を前記記憶部に逐次保存する画像保存手段(15b)と、
    画像保存手段で記憶部に保存した監視画像及びカメラ位置をもとに、設定された監視エリア内に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段(15b)とを備えている監視装置(1b)であって、
    不審者判定手段で不審者が存在すると判定した場合に、前記不審者が含まれている監視画像を前記記憶部から抽出して、当該監視画像のうちの少なくとも前記不審者が含まれる領域の画像データを含む不審者情報応答メッセージを生成する応答生成手段(15b)と、
    応答生成手段で生成した不審者情報応答メッセージを、警備に関する公務若しくはサービスを行う組織のサーバ装置、及びユーザに用いられる端末装置としてのユーザ端末(3)と通信可能な監視センタ(2)へ前記通信部から送信させる応答送信手段(15b)とを備えていることを特徴とする監視装置。
  12. 請求項9又は11に記載の監視装置(1、1a、1b)から送信された前記不審者情報応答メッセージ及び前記不審者検出メッセージを受信するセンタ側受信手段(21)と、
    センタ側受信手段で不審者情報応答メッセージ及び不審者検出メッセージを受信した場合に、この不審者情報応答メッセージ及び不審者検出メッセージをもとに、不審者の存在を少なくとも示す不審者検出通知を、警備に関する公務若しくはサービスを行う組織のサーバ装置に送信させる通報手段(23)と、
    センタ側受信手段で不審者情報応答メッセージ及び不審者検出メッセージを受信した場合に、この不審者情報応答メッセージ及び不審者検出メッセージをもとに、前記不審者検出通知を、電子メッセージ及び電話の少なくともいずれかによって、前記監視装置のユーザに通知させるユーザ通知手段(23)とを備えていることを特徴とする監視センタ。
  13. 請求項12において、
    前記ユーザ通知手段は、前記センタ側受信手段で、不審者が含まれる領域の画像データに加え、当該不審者の位置の情報も含む前記不審者情報応答メッセージ及び前記不審者検出メッセージを受信した場合に、当該不審者情報応答メッセージ及び当該不審者検出メッセージに含まれる当該画像データと当該不審者の位置の情報とを含む前記不審者検出通知を、前記ユーザ端末に送信させることを特徴とする監視装置。
  14. 請求項13において、
    前記ユーザ端末(3)から送信された、前記監視エリア及び不審者の監視を行う期間である監視期間を指定する設定メッセージを受信する設定受信手段(21)と、
    設定受信手段で受信した設定メッセージを前記監視装置に送信させるセンタ側転送手段(23)とを備えることを特徴とする監視センタ。
  15. ユーザに用いられる端末装置としてのユーザ端末(3)であって、
    請求項13に記載の監視装置(1a)から送信された、前記監視画像のうちの少なくとも不審者が含まれる領域の画像データ、及び当該不審者の位置の情報を含む不審者検出通知を受信する検出通知受信手段(31)と、
    検出通知受信手段で受信した不審者検出通知をもとに、不審者の画像、及び当該不審者の位置を示す画像を表示する表示手段(33)とを備えていることを特徴とするユーザ端末。
  16. ユーザに用いられる端末装置としてのユーザ端末(3)であって、
    ユーザ操作に従って、前記監視エリア及び不審者の監視を行う期間である監視期間を設定するユーザ設定手段(35)と、
    ユーザ設定手段で設定された前記監視エリア及び前記監視期間を、監視エリア及び監視期間として指定する設定メッセージを生成する設定メッセージ生成手段(35、S102)と、
    設定メッセージ生成手段で生成した設定メッセージを、請求項14に記載の監視センタ(2)に送信させる設定送信手段(35)とを備えていることを特徴とするユーザ端末。
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