JP5235698B2 - 通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システム - Google Patents
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前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、前記制御手段は、前記画像データとともに前記画像の撮像時の日時データを前記記憶手段に保存し、前記画像データ及び前記日時データを前記通信先に送信する制御を行ってもよい。
また、前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、振動を検知する振動検知手段と、前記カメラのレンズを隠して遮蔽するカメラレンズ遮蔽手段と、を備え、前記制御手段は、前記振動検知手段が所定時間内に所定の大きさを超える振動を所定回数検知したときに、前記カメラのレンズを遮蔽する制御を行ってもよい。
また、前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、前記制御手段は、所定時間間隔で複数回の撮像を行うように制御してもよい。
また、前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、前記制御手段は、前記通信ネットワークの受信電波強度が徐々に弱くなる傾向を把握したタイミングで、前記記憶手段に保存した画像データを送信する制御を行ってもよい。
また、前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、前記制御手段は、前記記憶手段の空き容量が所定の容量を下回ったタイミングで、該記憶手段に保存した画像データを送信する制御を行ってもよい。
また、前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、前記制御手段は、前記画像データを送信した後、該画像データを削除する制御を行ってもよい。
また、前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、前記撮像手段で撮像した画像を送信すると同時に通信先と音声通話を行うことが可能なテレビ電話手段を備えてもよい。
また、前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、警報音を出力する警報音出力手段を備えてもよい。
また、前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、前記制御手段は、前記GPSの人工衛星の捕捉数又は種類が所定時間変化しない場合に前記GPS位置情報の取得動作を停止し、該取得動作の停止から所定時間経過後に該取得動作を再開する制御を行ってもよい。
また、前記通信端末装置及びその通信端末装置を用いた防犯システムにおいて、外部からの操作を制限する操作ロック手段を備えてもよい。
また、本発明に係る防犯システムは、通信ネットワークを介して互いに通信可能な監視対象側の通信端末装置と監視者側の通信端末装置とを備えた防犯システムであって、監視対象側の通信端末装置として前記いずれかの通信端末装置を用いる。
上記音声処理部115は、マイク116から入力された送話音声信号を所定方式で符号化して制御部111に送る。また、この音声処理部115は、無線通信部113で受信した受話音声信号を復号化してスピーカ117から出力する。
上記画像処理部118は、カメラ13で撮像した静止画や動画の画像データを、上記携帯電話機60やパーソナルコンピュータ80に送信できるように処理する。
上記操作部120は、図示しない電源のON/OFFスイッチを備えており、外部から容易に操作できないような操作ロック手段として、この電源スイッチは本体筺体11の内部に設けられている。
上記時計部122はクロック回路等で構成され、正確な日時を計数し、日付や時刻のデータを出力する。この時計部122の出力は、携帯通信端末10の位置情報の取得時に用いたり、位置情報と一緒に保存する日付時刻情報としても用いられる。
上記センサ部123は、加速度センサや圧力センサを備え、加速度や圧力を測定することにより携帯通信端末10に加わる振動や衝撃を検知する。
上記電源124は、無線通信機能や位置情報取得機能及びその他の付加機能を実現する携帯通信端末10の各手段に対し、電源供給線126を介して電源を供給するように構成された電池であり、携帯情報通信端末10の本体筺体11に内蔵されている。この電源124は、充放電可能な二次電池を用いるが、ボタン型等の一次電池であってもよい。
上記電圧検出手段125は、予め設定された所定の電圧レベルを検知したときに、電源124の電圧レベルを検出する。特に、電源124の電圧低下による携帯通信端末10の動作不良を防ぐために備えられている。電源124の電圧低下を検出した場合には、監視者の携帯電話機60やパーソナルコンピュータ80に宛て、電源電圧低下のメッセージメールを送信してもよい。
捕捉しているGPS衛星1の総数や衛星の種類に変化があったかどうかは、GPS衛星1からの無線信号に含まれているC/A(Coarse/Acquisition)コードを分析することによって判別できる。C/Aコードは、各GPS衛星を識別できるようにGPS衛星ごとに異なるように割り付けられている擬似ランダム雑音コードである。
携帯通信端末10では、常時GPS衛星1を捕捉しており、GPS衛星1の捕捉数又は種類のうちいずれか一方に変化があった場合(ステップS5でYes)、それが一時的な変化か否かを判別し、一時的な変化でない場合(ステップS6でNo)、カメラ13を起動する(ステップS7)。上記ステップS5でGPS衛星1の捕捉数が減る場合とは、例えば、携帯通信端末10を持ったユーザがビルの陰に隠れたり、建物や自動車の中に入ったりする場合が考えられる。特にGPS衛星1の捕捉数が、3次元地図上の位置(緯度、経度、高度)の計算に最低必要な4個よりも少ない、4個未満になると、GPS衛星1による位置情報の算出が困難になる。これに対して、GPS衛星1の捕捉数が増える場合とは、例えば、ユーザがビルの陰からGPS衛星1の無線信号を受信できる位置に移動したり、建物や自動車の中から外部に出たりする場合が考えられる。また、GPS衛星1の種類が変化する場合とは、GPS衛星1の捕捉数に変化はないが、携帯通信端末10を持ったユーザ又はGPS衛星1の移動により、捕捉するGPS衛星1が一部切り替わる場合が考えられる。上記ステップS6で、GPS衛星1の捕捉数又は種類の一時的な変化を判断するのは、GPS受信部130においてGPS衛星1の捕捉数又は種類が短時間で頻繁に変化したことを受信した場合であっても、カメラ13が起動動作のON/OFFを繰り返してしまうチャタリングを防止するためである。例えば、GPS衛星1の捕捉数が上記位置の計算に最低必要な4個から2個に減少しても、1秒以内に再度4個に復帰した場合には、変化なしとしてカメラ13を起動しない。
カメラ13が起動すると、外部の風景や人物などの画像を自動的に撮像し、一旦内部メモリ112にその画像を保存する(ステップS8)。このとき撮像した画像に撮像した日時を併せて保存してもよい。例えば、2009年1月10日14時10分30秒に撮像した画像のファイル名を「20090110141030.jpg」のように定めてもよい。なお、撮像する画像は静止画像に限らず、動画画像であってもよく、撮像と同時に音声を録音してもよい。
そして、上記内部メモリ112の空き容量がないと判断された場合と(ステップS9でNo)、上記無線基地局21からの電波の受信レベルに低下傾向がある場合と(ステップS10でYes)においては、内部メモリ112に保存しておいた画像をメールに添付してメールサーバ50に送信し(ステップS11)、送信した画像を削除し、内部メモリ112のメモリ容量を確保する(ステップS12)。その後、携帯通信端末10の電源がOFFにされたか否かを判断し、電源がOFFでなければ(ステップ13でNo)再度GPS衛星1を捕捉する動作に戻り(ステップS2)、電源がOFFであれば(ステップS13でYes)動作を終了する。
図8は、ユーザが携帯通信端末10を叩いたときの動作の一例を示すフローチャートである。図8において、携帯通信端末10の電源スイッチをONにする(ステップS101)。センサ部123では常時携帯通信端末10の加速度や圧力を検出しており、加速度や圧力の値が所定の時間内に所定の閾値を超えた場合、例えば、ユーザが携帯通信端末10を5秒間で3回以上パッティングした場合(ステップS102でYes)、レンズカバー15を閉じ(ステップS103)、監視者の携帯電話60やパーソナルコンピュータ80へSOSメールを送信する(ステップS104)。ここで、レンズカバー15を閉じるのは、携帯情報通信端末10が防犯装置であることを不審者や犯人に気付かれないようにして、ユーザの安全を優先するためである。
なお、携帯通信端末10にユーザの動作によらず大きな衝撃が加わった場合、例えば、2G程度の加速度を検出した場合には、ユーザが不審者に突き飛ばされたり、交通事故にあったりしたおそれがあるので、この場合はユーザの意思によらず、監視者の携帯電話機60やパーソナルコンピュータ80へSOSメールを送信してもよい。
また、GPS衛星1の捕捉数が増加してGPS衛星1の電波の受信が安定し、GPS位置情報の取得が可能な状態に回復した場合、ユーザが建物や自動車の中から外に出たことが考えられ、建物や自動車の中から出た直後の外部の画像データを監視者が見ることができ、GPS位置情報とともにユーザの居場所を特定する重要な情報となる。
さらに、GPS位置情報の誤差が大きい場合であっても、監視者が画像データを見ることにより、ユーザの正確な居場所を特定することが可能となる。
図10は、携帯通信端末10に発光手段を設けた一例の説明図である。図10において、携帯通信端末10の本体筺体11には発光手段として複数のLED16と照度計17とが備えられている。LED16は、白色が望ましいが、青色や赤色など各色のものを使用することもできる。照度計17により周囲が暗くなったと判断された場合、カメラ13で画像を撮像するときにLED16がフラッシュとして発光し、暗くても鮮明な画像を撮像することができる。また、照度計17の照度とセンサ部123の加速度とを検出して、LED16を自動的に点滅させてもよい。すなわち、ユーザがランドセル90を背負って暗い夜道を歩いているときにLED16が点滅し、例えば自動車の運転者の視認性を向上させることができる。また、緊急時にLED16を点滅させて、不審者を威嚇することもできる。なお、上記発光手段は、夜間の撮像のためのみであれば、上記LEDに限らず、赤外線投光器であってもよい。
図11は、携帯通信端末10に充電機能を設けた一例の説明図である。図11において、ランドセル90のカブセ91の外面にフレキシブルな太陽電池パネル92を設け、携帯通信端末10の電源124又は図示しない補助電池に接続する。太陽電池パネル92は、屋外では太陽光により、屋内では蛍光灯などの照明により発電し、電源124又は図示しない補助電池を充電する。これにより、発光手段の消費電力を賄うことができるとともに、太陽電池パネルを設けない構成に比べ、充電1回あたりの動作時間を延ばすことができ、充電回数を減らすことができる。
図12は、携帯電話通信網20に監視用サーバを設けた防犯システムの一例の概略構成図である。図12において、監視センター100には携帯電話通信網20に接続された監視用サーバ101が設けられ、携帯通信端末10からの画像データやSOSメールは、この監視用サーバ101に送信される。監視センター100ではオペレータが24時間体制で監視用サーバ101を監視しており、画像データやSOSメールを受信した場合には、必要に応じて、保護者の携帯電話機60やパーソナルコンピュータ80へメールや緊急通報を送信したり、電話で警察に通報したりする。これにより、ユーザの安全がより確実に確保できるとともに、保護者の負担を軽減することができる。
10 携帯通信端末
11 本体筺体
12 固定ネジ
13 カメラ
14 撮像レンズ
15 レンズカバー
16 LED
17 照度計
20 携帯電話通信網
30 位置情報提供サーバ
40 位置登録サーバ
50 メールサーバ
60 携帯電話機
70 インターネット
80 パーソナルコンピュータ
90 ランドセル
100 監視センター
101 監視用サーバ
Claims (12)
- 通信ネットワークを介して通信可能な通信端末装置であって、
周囲の画像をカメラで撮像する撮像手段と、
全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)の人工衛星から電波を受信し該電波の受信結果に基づいてGPS位置情報を取得することが可能なGPS位置情報取得手段と、
画像データを保存することが可能な記憶手段と、
前記人工衛星の捕捉数又は種類が変化したときに前記撮像手段で画像の撮像を行い、該画像データを前記記憶手段に保存し、該記憶手段に保存した該画像データを所定の通信先に送信するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1の通信端末装置において、
前記制御手段は、
前記画像データとともに前記画像の撮像時の日時データを前記記憶手段に保存し、前記画像データ及び前記日時データを前記通信先に送信する制御を行うことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1又は2の通信端末装置において、
振動を検知する振動検知手段と、
前記カメラのレンズを隠して遮蔽するカメラレンズ遮蔽手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記振動検知手段が所定時間内に所定の大きさを超える振動を所定回数検知したときに、前記カメラのレンズを遮蔽する制御を行うことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1、2又は3の通信端末装置において、
前記制御手段は、
所定時間間隔で複数回の撮像を行うように制御することを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1、2、3又は4の通信端末装置において、
前記制御手段は、
前記通信ネットワークの受信電波強度が徐々に弱くなる傾向を把握したタイミングで、前記記憶手段に保存した画像データを送信する制御を行うことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1、2、3又は4の通信端末装置において、
前記制御手段は、
前記記憶手段の空き容量が所定の容量を下回ったタイミングで、該記憶手段に保存した画像データを送信する制御を行うことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項5又は6の通信端末装置において、
前記制御手段は、
前記画像データを送信した後、該画像データを削除する制御を行うことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6又は7の通信端末装置において、
前記撮像手段で撮像した画像を送信すると同時に通信先と音声通話を行うことが可能なテレビ電話手段を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の通信端末装置において、
警報音を出力する警報音出力手段を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の通信端末装置において、
前記制御手段は、
前記GPSの人工衛星の捕捉数又は種類が所定時間変化しない場合に前記GPS位置情報の取得動作を停止し、該取得動作の停止から所定時間経過後に該取得動作を再開する制御を行うことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の通信端末装置において、
外部からの操作を制限する操作ロック手段を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 通信ネットワークを介して互いに通信可能な監視対象側の通信端末装置と監視者側の通信端末装置とを備えた防犯システムであって、
該監視対象側の通信端末装置として、請求項1乃至11のいずれかの通信端末装置を用いたことを特徴とする防犯システム。
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