JP2018156251A - 車両位置案内システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の駐車位置を車両ユーザに案内する際に車両のセキュリティシステムを確実に動作させて不審者との鉢合わせを防止する車両位置案内システムを提供する。【解決手段】車両ユーザに車両150の位置を案内する車両位置案内システム100であって、車両ユーザが所持する通信端末102と、車両に設置され少なくとも車両周囲監視機能を備える車載端末152と、を備える。車両ユーザが、通信端末で車両の位置の案内要求を行った場合に、車両周囲監視機能を作動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両位置案内システムに関するものであり、特に、車両の駐車位置を該車両のユーザに案内する車両位置案内システムに関する。
レジャーランドやショッピングモールなどに併設される駐車場では、広大な面積に多数の車両が収容されることから、駐車した車両に戻ろうとする該車両ユーザが駐車位置を思い出せず窮するような場合がある。このような場合のため、ユーザに自車両の駐車位置を案内する車両位置案内システムが既に開発されている。このような車両位置案内システムとしては、例えば、車両の位置及び高度を検出する車載装置と3次元地図を表示する携帯通信端末とにより構成される車両位置案内システムが公知である(特許文献1)。
また、上述のような大規模な駐車場では、高級車のほか、高価な電装品を搭載した車両なども駐車されることから、駐車場の防犯設備や警備態勢の規模によっては、このような車両を狙う車上荒らしなどに遭遇する事態が想定される。近年、車両に近づく不審者などを検知するセキュリティシステムを搭載した車両が増えており、例えば、監視センサを備えたセキュリティ装置を搭載した車両が知られている(特許文献2)。特許文献2に記載のセキュリティ装置は、不審者が車両に接近した場合や車両に物理的な危害が加えられた場合に、不審者の該行為をユーザに通知し、また、ユーザの要求に応じて車両周囲の画像をユーザの携帯通信端末に送信することができる。
しかし、特許文献2のようなセキュリティ装置では、車両に搭載されるバッテリから電源が供給されて、セキュリティシステムが常時稼働されているような場合が多い。このため、駐車中の車両のバッテリが継続的に使用されることとなり、該セキュリティ装置の電力消費量やバッテリの残量によっては、駐車中にバッテリが消耗し、セキュリティシステムが機能しなくなるような事態も起こり得る。
そして、このようなセキュリティシステムが機能していない車両では、例えば、不審者が車両の周辺において該車両のユーザを待ち伏せするような場合、該ユーザは不審者に関する情報を得ることができないため何ら対応することができず、不審者から危害を加えられる虞がある。また、不審者が該車両に危害を加えようとするタイミングと、上述のような車両位置案内システムの案内によりユーザが該車両の駐車位置まで戻ろうとするタイミングとが一致するような場合についても同様に、不審者と車両のユーザとが鉢合わせし、ユーザが不審者によって危害を加えられるような事態が想定され得る。
例えば、特許文献1の上記車両位置案内システムでは、車両が駐車された際に車両位置が通信局にアップロードされると共に、該通信局を通じて該車両位置に関する情報が携帯通信端末に取得されるように構成されているため、車両のバッテリが消耗しているような場合でも、該車両を介さないで車両位置に関する情報を取得することができる。このため、特許文献1の車両位置案内システムでは、ユーザによってはバッテリの消耗によるセキュリティ装置のシステムダウンに気付くことなく、駐車位置まで案内されるような場合があり、必ずしも不審者との鉢合わせを防止することができていなかった。
特開2006−234418号公報 特開2015−076062号公報
このような背景から、車両位置案内システムにおいて、車両の駐車位置に当該車両のユーザを案内する際にセキュリティシステムを確実に動作させて不審者との鉢合わせを防止することができる車両位置案内システムが望まれている。
本発明の一の態様は、車両ユーザに車両の位置を案内する車両位置案内システムである。前記車両位置案内システムは、前記車両ユーザが所持する通信端末と、前記車両に設置され少なくとも車両周囲監視機能を備える車載端末と、を備え、前記車両ユーザが前記通信端末で前記車両の位置の案内要求を行った場合に、前記車両周囲監視機能を作動させる。
本発明の他の態様によると、前記車両周囲監視機能が前記車両の周囲が危険であると判断した場合、前記通信端末は前記車両以外の場所に前記車両ユーザを誘導する。
本発明の他の態様によると、前記車両または前記車載端末は、前記車両ユーザが所持する前記通信端末により遠隔操作できる警告手段を備える。
本発明の実施形態に係る車両位置案内システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両位置案内システムの駐車時における車両位置の取得手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態に係る車両位置案内システムの携帯通信端末による車両位置案内の処理手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態に係る車両位置案内システムの車載セキュリティ装置による処理手順を示すフロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。まず、本実施形態に係る車両位置案内システムの構成について説明する。図1は、本実施形態に係る車両位置案内システム100を模式的に示したブロック図である。
本実施形態の車両位置案内システム100は、携帯通信端末102と、車両150に搭載された車載端末である車載セキュリティ装置152とで構成される。
本実施形態に係る車両位置案内システム100を構成する携帯通信端末102は、例えばスマートフォン、タブレット型端末、ノートパソコンなどの携帯情報通信端末などである。携帯通信端末102は、例えば、表示装置104、制御装置106、位置情報取得装置108、通信装置110、マイク120、スピーカ130などを備えている。
表示装置104は、例えばタッチパネルなどからなるタッチ入力が可能な表示画面を備えており、近隣及び駐車施設などの地図と、当該地図に重ねて表示されたユーザの現在位置及び車両150の駐車位置を該表示画面に表示する。
制御装置106は、プロセッサであるCPU(Central Processing Unit)114、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)、地図情報、経路情報などのデータの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)等からなるメモリ118を有するコンピュータである。携帯通信端末102が備える表示装置104、制御装置106、位置情報取得装置108、通信装置110、マイク120、スピーカ130は、コンピュータである制御装置106がプログラムを実行することにより制御され、当該コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。また、制御装置106は、携帯通信端末102を所持するユーザの位置と、車両150の駐車位置とを解析することにより、ユーザの位置から車両150に至る経路を決定し、表示装置104に該経路を表示する。
位置情報取得装置108は、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信するGPS信号受信機などで構成される。位置情報取得装置108で受信されたGPS信号は制御装置106へと送信され、これにより携帯通信端末102を所持するユーザの現在位置が取得される。
通信装置110は、例えば、無線LAN(Local Area Network)用の通信装置であり、周辺の公衆無線LAN140のアクセスポイントなどを介して、車両150に搭載された車載端末である車載セキュリティ装置152と情報を交換する。また、通信装置110は、外部サーバ141やインターネットなどにアクセスすることにより、例えば、駐車場の設備情報やユーザが滞在している施設の情報などを入手することができる。
次に、本実施形態に係る車両位置案内システム100を構成する車載セキュリティ装置152について説明する。車載セキュリティ装置152は、車両150に搭載される車載端末であり、制御装置154、通信装置156、位置情報取得装置158、撮像装置160、人感センサ172、傾きセンサ174及び侵入センサ176などの各種センサ、スピーカ180、ホーン182及びマイク184などで構成される。
制御装置154は、プロセッサであるCPU162、プログラムが書き込まれたROM、及び地図情報や撮像装置160において取得された画像データ等を一時保存するためのRAM等からなるメモリ164を有するコンピュータである。車載セキュリティ装置152を構成する通信装置156、位置情報取得装置158、撮像装置160、人感センサ172、傾きセンサ174及び侵入センサ176などの各種センサ、スピーカ180、ホーン182及びマイク184などは、コンピュータである制御装置154がプログラムを実行することにより制御される。なお、該コンピュータ・プログラムは、メモリ164のほか、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体などに記憶させておくことができる。
また、制御装置154は、撮像装置160、人感センサ172、傾きセンサ174及び侵入センサ176などで構成される各種センサから送信された情報に基づいて、車両150の周辺の安全性を判断し、当該車両150の周辺が危険な状態にあると判断した場合は、通信装置156を介して携帯通信端末102に当該判断が送信される。なお、通信装置156は、例えば、無線LAN用の通信装置であり、周辺の公衆無線LAN140のアクセスポイントなどを介して、携帯通信端末102や外部サーバ141と情報を交換する。
位置情報取得装置158は、例えばGPS衛星からの信号が受信できるGPS受信機などで構成される。制御装置154は、位置情報取得装置158から出力される位置情報を取得してメモリ164に保存すると共に、通信装置156を介して携帯通信端末102に送信して、送信された当該位置情報は携帯通信端末102の制御装置106のメモリ118に保存される。なお、取得した車両150の該位置情報は、公衆無線LAN140を介して、外部サーバ141に保存することもできる。
撮像装置160は、車両150の周囲を監視する複数台のカメラ、例えば、車両の前方、後方、右方向及び左方向からなる周囲4方向を各々監視する4台のカメラで構成される。各カメラが撮像する画像は、静止画または動画で構成され、撮像された画像は通信装置156を介して携帯通信端末102に送信されると共に、制御装置154のメモリ164に保存される。なお、撮像された画像を携帯通信端末102に直接送信するような場合に限らず、例えば、撮像された該画像を外部サーバ141に一旦送信し、ユーザが該携帯通信端末102などを介して当該外部サーバ141にアクセスすることにより、当該外部サーバ141に保存された当該画像を確認するような構成としてもよい。このように外部サーバ141に撮像された該画像を一旦保存するような構成とすれば、例えば該外部サーバ141にアクセス権限を有する警察や警備会社などと当該画像を共有することができるため、車両などに危害が加えられた場合などにおいて、犯人の特定など事件の早期解決のために有益な情報を提供することができる。
人感センサ172は、例えば車両150の外部に取り付けられた赤外線検知素子などで構成された光学式のセンサであり、車両150に接近する人を検知する。人感センサ172が車両150の周囲に人の存在を検知した場合に、例えば撮像装置160が車両周辺の画像の取得に係る処理を開始できるようにシステムを構成することができる。また、傾きセンサ174は、例えば周知の加速度センサなどで構成され、車両150の傾きを検知した場合などに、当該検知信号を制御装置154に送信する。また、侵入センサ176は、例えば車両150の内部に取り付けられた赤外線検知素子などで構成される光学式のセンサであり、車両150内に侵入した不審者などを検知する。
スピーカ180は、車両150の外部に向かって取り付けられたスピーカであって、例えば携帯通信端末102から送信された音声信号などを出力する警告手段として利用することができる。なお、外部のスピーカ180に限らず、車両150の内部にもスピーカを設けることができる。車両内にスピーカを配置すれば、車両150内に不審者が侵入したような場合においても、例えば該スピーカを利用して該不審者を威嚇することができる。また、ホーン182は、例えば携帯通信端末102の指示に応じて、車両150に接近する不審者などに対して警報を発する警告手段である。なお、ホーン182は、車両に搭載されたクラクションでもよい。また、ホーン182に代えて、または、ホーン182と併用して、車両に搭載されたハザードランプ、ヘッドライト、バックライトなども不審者に対する警告手段として使用することができる。例えば、ユーザが、車両に接近する不審者を確認したような場合には、携帯通信端末102を用いた遠隔操作によりヘッドライトなどを点灯あるいは点滅させることにより、車両に接近しようとする不審者に対して警告することができる。また、マイク184は、車両150の外部に向けて取り付けられた集音用マイクであり、車両150の周囲で生じる音、例えば、不審者の声などを集音する。
なお、制御装置154、通信装置156、位置情報取得装置158、撮像装置160、人感センサ172、傾きセンサ174及び侵入センサ176などの各種センサ、スピーカ180、ホーン182、マイク184は、車載セキュリティ装置152を構成する専用の装置またはセンサに限らず、例えば、車両150搭載されたカーナビゲーションシステム(不図示)を構成する装置やセンサなどであってもよい。
次に、本実施形態の車両位置案内システム100が実行する処理の手順について、図2〜4に示すフロー図に従って説明する。
図2は、車両位置案内システム100が実行する車両150の駐車位置取得に係る処理手順である。本処理は、例えば、車両150のユーザが該車両のエンジンを始動することにより開始された、取得された駐車位置が携帯通信端末102や外部サーバ141などに送信されたと同時に終了する。
本処理では、まず車両が駐車場など駐車されたか否かが判断される(S202)。駐車されたか否かは、例えば、車両150のエンジンが停止されて、当該停止状態が、例えば5分以上継続し、且つ、車内に設けられた人感センサ172からの信号が検出されなくなった場合などを基準に判断することができる(S202:Yes)。なお、車両が駐車されたか否かの判断は、このような手法に限らず様々な判断手法を適用することができ、例えば、車両150に搭載されたカーナビゲーション装置(不図示)に設定された目的地に到着したことを示す到着信号とエンジン停止を示す停止信号との両方を制御装置154が検知した場合に、車両150が駐車されと判断するようにしてもよい。また、駐車されていないと判断された場合(S202:No)は処理が繰り返される。
続いて、車両が駐車場に駐車されたと判断されると(S202:Yes)、位置情報取得装置158から車両150の駐車位置が取得される(S204)。車両の駐車位置は、例えば、車両位置を例えば1メートル程度の精度で検出可能な位置情報取得装置158を使用して取得することができる。また、このような検出精度の高い位置情報取得装置158を使用すれば、自走式の立体駐車場の所望のフロアに駐車したような場合においても、駐車位置の高度を高精度で検出することができるため、検出された当該高度に基づいて制御装置154は該駐車フロアを適切に判断することができる。
なお、本処理における車両の駐車位置の取得は、上述のような手法に限らず、例えば、車両150のエンジンが停止された場合に、車両150の通信装置156から携帯通信端末102の通信装置110にエンジン停止信号を送信し、当該停止信号を受信した携帯通信端末102が位置情報取得装置108より取得した位置情報を当該駐車位置として使用することもできる。また、駐車場に入場してエンジンを停止するまでの該駐車場内の景色を動画として撮像装置160が撮像し、撮像された当該動画をメモリ164に保存して、当該動画の一部(例えば、駐車直前の30秒間の動画)をユーザが必要に応じて確認し、駐車位置が案内されるような構成としてもよい。また、位置情報取得装置158によるGPS信号の受信感度が低いような場合には、このような手法を併用することにより、GPSによる大凡の駐車位置と動画による駐車時の映像とにより、ユーザは駐車位置を正確に把握することができる。
また、立体駐車場の駐車フロアを判断する方法としては、上述のような高度から駐車フロアを判断する手法に代えて、例えば、車載セキュリティ装置152を構成する傾きセンサ174からの信号を利用して、該立体駐車場への入場後の傾斜面の走行と水平面の走行との繰り返し回数などをカウントすることにより当該駐車フロアを判断するようにしてもよい。また、立体駐車場内においてGPS信号の受信感度が低くなるような場合は、このような手法と位置情報取得装置158からの結果とを併用して、駐車位置を正確に判断するようにしてもよい。
上述のような手法で取得された車両の駐車位置は、車両150の通信装置156を通じて携帯通信端末102に送信され(S206)、携帯通信端末102の制御装置106のメモリ118に保存されることとなる。また、これに代えて、当該駐車位置の情報を、公衆無線LAN140を介して接続されている外部サーバ141に送信して保存してもよい。外部サーバ141に保存した場合には、車両150のユーザは携帯通信端末102を操作して外部サーバ141に接続し、必要に応じて自車両位置を確認することができる。
次に、図3、4に示すフロー図を用いて、ユーザを車両150の駐車位置に案内する場合における本車両位置案内システム100が実行する処理手順を説明する。図3は、携帯通信端末102の制御装置106が実行する処理フローであり、本処理は、例えば、ユーザが当該携帯通信端末102に搭載された駐車位置案内用のアプリケーションを立ち上げたと同時に開始され、該アプリケーションを終了したと同時に終了する。また、図4は、車両150に搭載された車載セキュリティ装置152の制御装置154が実行する処理フローを示しており、本処理は、例えば、携帯通信端末102から送信されるセキュリティ装置152の起動信号の受信と同時に開始され、携帯通信端末102から送信されるセキュリティ装置152の停止信号の受信と同時、または、ユーザが車両150に到達したと同時に終了する。
ユーザが携帯通信端末102に搭載された駐車位置案内用のアプリケーションを立ち上げることにより、図3に示す処理フローが開始される。まず、車両150に対して、セキュリティ装置152の起動信号が送信される(S302)。これにより、エンジンの停止後にスリープ状態となっていたセキュリティ装置152は、当該起動信号を受信することにより起動し、図4に示す処理が開始され、撮像装置160、人感センサ172などの周囲監視機能が作動する(S402)。続いて、セキュリティ装置152の制御装置154は、撮像装置160による車両150の周辺状況の撮像と、人感センサ172、傾きセンサ174などの各種センサによる車両周辺の監視が開始される(S406)。
次に、携帯通信端末102では、携帯通信端末102のメモリ118に保存されている駐車位置情報が読み出され、該駐車場の案内図と共に読みだされた駐車位置が表示装置104の表示画面に表示される(S306)。なお、駐車位置情報が外部サーバ141に保存されている場合には、公衆無線LAN140のアクセスポイントを介して当該外部サーバ141にアクセスして当該駐車位置情報が読み出される。これにより、ユーザは携帯通信端末102に表示された自車両の駐車位置を表示装置104で確認しつつ、自車両の駐車位置に向かって進行することとなる。
ここで、ユーザが自車両の駐車位置に向かって進行しているとき、車両150では、セキュリティ装置152を構成する撮像装置160、人感センサ172などのセンサが車両の周囲を監視する。セキュリティ装置152が不審者等を検知しない場合(S410:No)であって、ユーザが車両150に到着していない場合(S414:No)には、処理が繰り返されて、撮像装置160及び各種センサによる車両150の周囲の監視が継続されることとなる。また、携帯通信端末102では、セキュリティ装置152からの送信される不審者情報の受信の有無が判断され(S310)、セキュリティ装置152からの不審者情報の受信がない場合(S310:No)であって、自車両150に到達していない場合(S314:No)には、処理が繰り返され、セキュリティ装置152から不審者情報が受信できる体制をとり続ける。なお、ユーザが不審者情報を受信することなく、自車両150に到達した場合(S314:Yes、S414:Yes)は、車両位置案内システム100による自車両150への案内は終了する。
一方、セキュリティ装置152において、例えば、周辺監視機能を構成する撮像装置160によって不審者が検出された場合(S410:Yes)には、携帯通信端末102に、「不審者が検出されました。」などのメッセージと共に撮影した不審者のリアルタイムの映像を不審者情報として送信する(S416)。携帯通信端末102において、当該不審者情報を受信した場合(S310:Yes)、携帯通信端末102のスピーカ130から警報音が出力されると共に、表示装置104の表示画面には、「不審者が検出されました。」とのメッセージが表示され、更に、自車両150の周囲の不審者のリアルタイム映像が映し出される(S316)。
ここで、携帯通信端末102では、セキュリティ装置152から送信されてくるリアルタイムの映像を表示する処理が実行されつつ、且つ、警察またはユーザが加入している警備会社への連絡を行うか否かを確認する処理が並行して実行される(S320)。ユーザは、当該映像を確認しながら、警察などへの連絡が必要と判断した場合(S320:Yes)には、制御装置106は、ユーザの現在位置から最も近い警察または警備会社の連絡先を検索して連絡することにより、該ユーザは不審者に対する適切な処置を警察などに依頼することができる。
また、セキュリティ装置152から送信されてくる映像が、例えば、小さな子供がユーザの車両150を触ったりするなどの悪戯する様子が映し出されているような場合には、ユーザは警察等に連絡する必要はないと判断することができ(S320:No)、このような場合には、例えば携帯通信端末102のマイク120に、「車に触らないで!」などの音声を入力すると共に、当該音声を車両150に送信して、車両150に搭載されたスピーカ180からなる警告手段を通じて、悪戯している該子供らに対して音声により注意することができる(S328:Yes、S332、S420:Yes、S424)。これに代えて、または、これと併用して、携帯通信端末102を用いた遠隔操作により、ホーン182や、車両に搭載されたクラクション、ヘッドライト、バックライト、ハザードランプなどの警告手段を作動させてもよい。なお、このような警告手段は、ユーザからの遠隔操作による指示、撮像装置160、人感センサ172、侵入センサ176などからの検知情報により適宜選択することができる。例えば、車両150の前方に搭載した前方カメラにより不審者が検出され、ユーザが携帯通信端末102においてライトなどを選択した場合は、セキュリティ装置152はヘッドライトを作動させて、当該不審者に警告することができる。また、侵入センサ176で不審者の侵入を検知した場合には、車内のスピーカから警告音を出力するように構成することができる。
また、セキュリティ装置152において、例えば、複数の人感センサ172が同時に作動する場合や、撮像装置160が撮影した画像中に複数の不審者の存在が画像認識できるような場合には、複数の不審者が車両150の周囲に存在していることが推定されるため、セキュリティ装置152の制御装置154は、車両周辺がユーザ一人では対応できない危険な状況下にあると判断し(S428:Yes)、ユーザに対して車両150に近づいてはならないことを促すため、携帯通信端末102に危険信号を送信する(S432)。そして、携帯通信端末102において当該危険信号を受信した場合(S336:Yes)、携帯通信端末102の制御装置106は、自車両150へのユーザの案内の中止し、例えば当該駐車場の警備室や当該駐車場に併設されるショッピングセンタの管理室などの最寄りの安全な場所についての情報を公衆無線LAN140を介してインターネットにおいて検索し、当該安全な場所への案内に変更することにより、該ユーザを当該安全な場所まで誘導する(S340)。
ここで、図3において、危険信号を受信した場合(S336:Yes)、ユーザは当該駐車場の警備室などの安全な場所へと誘導され、当該安全な場所へと到達した時点で処理は終了する(S344:Yes)。また、危険信号が受信されなかった場合(S336:No)には、携帯通信端末102の制御装置106は、自車両へとユーザを案内すると共に、自車両へと到達するまでの間、危険信号の受信の有無を判断する処理が繰り返され(S348:No)、自車両に到達(S348:Yes)した時点で、本処理は終了する。また、図4において、車両周辺が危険か否かの判断(S428)に係る処理は、ユーザが車両150に到着するまで繰り返し実行される(S440:No)。そして、ユーザが車両150に到達した時点(S436:Yes)、または、ユーザが所持する携帯通信端末102から終了の信号が送信されたことにより、本処理は終了する。
このように、本実施形態に係る車両位置案内システム100では、駐車した車両への位置案内が要求された時点で車両150のセキュリティ装置152を起動させるため、車両150への案内が開始された場所から自車両の駐車位置に到達するまでの間、車両150に搭載されたセキュリティシステム152を確実に作動させることができる。これにより、例えば、自車両の周囲に不審者が存在するような場合には、セキュリティ装置152が当該不審者を検知し、ユーザが所持する携帯通信端末102に当該検知情報を送信することができる。そして、ユーザが車両位置案内システム100により車両150の駐車位置へと案内されている時に該車両150が不審者によって危害を加えられたような場合には、携帯通信端末102から出力される警報音や不審者情報に接することにより、車両150への歩みを止めることができるため、不審者と鉢合わせすることが未然に防止される。また、ユーザは、携帯通信端末102の表示装置104において、不審者の容姿や行為の様子を確認しつつ不審者から離れた場所において警察に連絡するなどの適切な処置を行うことができる。
また、本実施形態に係る車両位置案内システム100は、例えば自車両の周辺が複数の不審者によって取り囲まれるような危険な状況下にあるような場合には、当該自車両への案内を停止して、車両以外の安全な場所への案内が開始できる目的地変更機能を備えているため、更にユーザの身の安全を確保することができる。
なお、本実施形態では、駐車位置の案内要求をユーザが該携帯通信端末102に搭載されたアプリケーションを立ち上げることにより行い、これにより、駐車位置案内が開始されるものとしたが、駐車位置案内の開始は、このような場合に限られない。例えば、小規模な駐車場において、ユーザが駐車位置を記憶できるような場合には、該ユーザがアプリケーションを立ち上げないような場合も想定され、当該車両位置案内システム100が有効に機能しないような場合も考えられる。このような場合は、駐車位置案内用の当該アプリケーションをバックグランドで常時立ち上げた状態として、駐車車両に向かって進行する動作をきっかけとして、図3、4に示す処理フローが開始されるようにしてもよい。
例えば、ユーザの現在位置と携帯通信端末102のメモリに保存された車両の駐車位置との間の距離の縮小を制御装置106が検知した場合に、駐車車両に向かう動作であると判断し、図3、4に示す処理フローを開始して、車両のセキュリティ装置152が起動されるような構成としてもよい。また、当該駐車場に隣接するショッピングセンタでの買い物や駐車料金の支払いを行う際に、当該携帯通信端末102を用いて精算したような場合を契機に、図3、4のフローが開始されて、車両のセキュリティ装置152が起動されるような構成としてもよい。
また、本実施形態に係る車両位置案内システム100は、上述した大規模な駐車場に限らず、例えば、ユーザの自宅近辺の駐車場に車両150を駐車するような場合においても適用できる。例えば、自宅から外出したことを契機に、図3、4に示す処理フローが開始されて、車両のセキュリティ装置152が起動されるような構成としてもよい。なお、当該外出が車両を利用する外出でない場合には、起動後、所定時間の経過後に携帯通信端末102からセキュリティ装置152にオフ信号を送信して、当該セキュリティ装置152を停止するような構成としてもよい。また、自宅からユーザが外出したか否かの判断は、例えば、携帯通信端末102の位置情報取得装置108によるGPS信号の受信や、通信装置110のネットワーク接続が自宅のホームネットワークから公衆無線LAN140などに切り替わったことなどを契機として判断することができる。
以上、説明したように、本発明の車両位置案内システム100は、車両ユーザに車両の位置を案内する車両位置案内システムであって、車両位置案内システム100は、前記車両ユーザが所持する通信端末102と、前記車両に設置され少なくとも車両周囲監視機能を備える車載端末152と、を備え、前記車両ユーザが前記通信端末で前記車両の位置の案内要求を行った場合に、前記車両周囲監視機能を作動させる。これにより、車両の駐車位置を車両ユーザに案内する際に車両のセキュリティシステムを確実に機能させて不審者との鉢合わせを防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において改変して用いることができる。
100・・車両位置案内システム、102・・・携帯通信端末、104・・・表示装置、106、154・・・制御装置、108、158・・・位置情報取得装置、110、156・・・通信装置、114、162・・・CPU、118、164・・・メモリ、120、184・・・マイク、130、180・・・スピーカ、141・・・外部サーバ、150・・・車両、152・・・車載セキュリティ装置、160・・・撮像装置、172・・・人感センサ、174・・・傾きセンサ、176・・・侵入センサ、182・・・ホーン。

Claims (3)

  1. 車両ユーザに車両の位置を案内する車両位置案内システムであって、
    前記車両位置案内システムは、
    前記車両ユーザが所持する通信端末と、
    前記車両に設置され少なくとも車両周囲監視機能を備える車載端末と、
    を備え、
    前記車両ユーザが前記通信端末で前記車両の位置の案内要求を行った場合に、前記車両周囲監視機能を作動させる、
    車両位置案内システム。
  2. 前記車両周囲監視機能が前記車両の周囲が危険であると判断した場合、前記通信端末は前記車両以外の場所に前記車両ユーザを誘導する、
    請求項1に記載の車両位置案内システム。
  3. 前記車両または前記車載端末は、前記車両ユーザが所持する前記通信端末により遠隔操作できる警告手段を備える、
    請求項1または2に記載の車両位置案内システム。
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