JP2013217670A - 計測装置及び計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被計測物の面位置を高精度に計測する。
【解決手段】 被計測物の面位置を計測する計測装置は、被計測物で反射された計測光と参照面で反射された参照光との干渉光を検出して干渉信号を出力する検出器と、前記検出器から出力された干渉信号から得られる、前記計測光と前記参照光との光路長差に対応する位相を有するサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求める処理部と、を備える。前記処理部は、前記サイン信号及びコサイン信号に含まれるノイズ成分を低減するように前記サイン信号及びコサイン信号を補正する補正処理部を含む。
【選択図】図6
【解決手段】 被計測物の面位置を計測する計測装置は、被計測物で反射された計測光と参照面で反射された参照光との干渉光を検出して干渉信号を出力する検出器と、前記検出器から出力された干渉信号から得られる、前記計測光と前記参照光との光路長差に対応する位相を有するサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求める処理部と、を備える。前記処理部は、前記サイン信号及びコサイン信号に含まれるノイズ成分を低減するように前記サイン信号及びコサイン信号を補正する補正処理部を含む。
【選択図】図6
Description
本発明は、面位置の計測装置及び計測方法に関する。
被計測物の面位置を高精度に計測する計測装置として、レーザ干渉計を用いた計測装置が広く用いられている。これらの計測装置は、参照光と計測光との光路差を参照光と計測光との干渉によって生成された干渉信号の位相差から高精度に算出する。この干渉信号の位相差を高精度に算出するために、特許文献1ではヘテロダイン方式、特許文献2ではホモダイン方式の位相算出方式を用いていた。これらの計測装置は、干渉信号の位相差のサイン成分とコサイン成分とを算出し、これらにアークタンジェント演算を施すことで位相差を高精度に算出していた。また算出された位相差は−π〜+πの範囲内の値である。そこで、計測装置は、算出された位相差の次数を接続することで参照光と計測光との光路差、すなわち被計測物の面位置を算出していた。
被計測物の表面が粗面でその面位置を干渉計測によって算出する場合、被計測物の表面が鏡面の場合に比べ、被計測物の表面における反射率が大きく変化し、かつ反射率が小さくなる場合がある。その場合、干渉信号のS/N比が低下するので、位相差のサイン成分とコサイン成分とに高周波のノイズが含まれることになる。このように高周波のノイズが含まれたサイン成分及びコサイン成分に対してアークタンジェント演算を施すと、算出される値もばらつきが大きくなる。そのため、次数の接続を実施した時に、次数を間違える可能性があり、結果として計測精度が大きく低下するという課題があった。
本発明は、被計測物の面位置を高精度に計測することを目的とする。
本発明の1つの側面は、被計測物で反射された計測光と参照面で反射された参照光との干渉光を検出して前記被計測物の面位置を計測する計測装置であって、前記干渉光を検出して干渉信号を出力する検出器と、前記検出器から出力された干渉信号から得られる、前記計測光と前記参照光との光路長差に対応する位相を有するサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求める処理部と、を備え、前記処理部は、前記サイン信号及びコサイン信号に含まれるノイズ成分を低減するように前記サイン信号及びコサイン信号を補正する補正処理部を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、被計測物の面位置を高精度に計測することができる。
〔第1実施形態〕
計測装置の構成
第1実施形態の計測装置の構成について説明する。図1に第1実施形態の計測装置の全体図を示す。この計測装置は、被計測物111の面位置を計測する。そして、面全体で各位置の計測を行うことにより、被計測物111の面の形状を求めることができる。被計測物111の表面は粗面であることを想定している。第1実施形態の計測装置は、ヘテロダイン方式を用いて干渉信号の位相を算出する。光源101はヘテロダイン光源であり、周波数fSのS偏光と、周波数fPのP偏光の光とを射出する。これらの光は、無偏光ビームスプリッタ102に入射し、入射した光の一部が無偏光ビームスプリッタ102で反射し、残部が無偏光ビームスプリッタ102を透過する。
計測装置の構成
第1実施形態の計測装置の構成について説明する。図1に第1実施形態の計測装置の全体図を示す。この計測装置は、被計測物111の面位置を計測する。そして、面全体で各位置の計測を行うことにより、被計測物111の面の形状を求めることができる。被計測物111の表面は粗面であることを想定している。第1実施形態の計測装置は、ヘテロダイン方式を用いて干渉信号の位相を算出する。光源101はヘテロダイン光源であり、周波数fSのS偏光と、周波数fPのP偏光の光とを射出する。これらの光は、無偏光ビームスプリッタ102に入射し、入射した光の一部が無偏光ビームスプリッタ102で反射し、残部が無偏光ビームスプリッタ102を透過する。
無偏光ビームスプリッタ102で反射した光は、偏光軸が斜め45度に配置された検光子103を透過する。検光子103を透過した光は集光レンズ104に入射し、検出器105で受光される。検出器105で受光される干渉信号を基準信号と称する。一方、無偏光ビームスプリッタ102を透過した光は、偏光ビームスプリッタ106に入射し、S偏光の光は偏光ビームスプリッタ106で反射し、P偏光の光は偏光ビームスプリッタ106を透過する。偏光ビームスプリッタ106で反射したS偏光の光はλ/4波長板107を透過し円偏光になり、参照ミラー108の参照面で反射され、λ/4波長板107を再び透過してP偏光になり、偏光ビームスプリッタ106に再び入射する。偏光ビームスプリッタ106に再び入射した光は、P偏光なので偏光ビームスプリッタ106を透過する。この参照面で反射された光を参照光と称する。
一方、最初に偏光ビームスプリッタ106を透過したP偏光の光は、λ/4波長板109を透過し円偏光になり、集光レンズ110でビーム径が絞られ、ビームのスポット位置近傍に配置された被計測物111の表面で反射される。反射されてビーム径が広がった光は、集光レンズ110で平行光になり、λ/4波長板109を再び透過してS偏光になり、偏光ビームスプリッタ106に再び入射する。偏光ビームスプリッタ106に再び入射した光は、S偏光なので偏光ビームスプリッタ106で反射される。この被計測物111の表面で反射された光を計測光と称する。参照光及び計測光は、偏光ビームスプリッタ106で合波されて干渉光を生成する。干渉光は、偏光軸が斜め45度に配置された検光子112を透過する。検光子112を透過した干渉光は集光レンズ113に入射し、検出器114で受光される。検出器114で受光される干渉光の干渉信号を計測信号と称する。
検出器105及び検出器114で受光された信号は処理部115に送られる。処理部115は、受信した信号を処理して、被計測物111の表面上の計測光が照射された点の面位置に対応する位相を算出する。処理部115は、被計測物111をXY方向に移動させながら、各点の位相を算出することで、被計測物111の面形状を求める。被計測物111の表面は、粗面であるため凹凸を持っており、XY方向に移動させた場合、その凹凸によって面位置(Z方向の位置)が変化し、ドップラーシフトが発生する。
干渉信号と面位置(Z方向の位置)との関係
被計測物111上のビームが照射されている点(x,y)の位相を、ドップラーシフト分を含めてφ(x,y,t)とする。すなわち、位相φ(x,y,t)は、計測光と参照光との光路長差に対応する。そのとき、ある時刻tでの基準信号Iref(t)と計測信号Isig(t,φ(x,y,t))とは、それぞれ式1、式2で表わされる。
Iref(t)=C0 ref+C1 refcos(2πΔft)・・・(1)
Isig(t,φ(x,y,t))=C0 sig(x,y,t)+C1 sig(x,y,t)cos(2πΔft−φ(x,y,t))・・・(2)
一般的にビート周波数と呼ばれるΔfは、式3で表わされる。
Δf=fs−fp・・・(3)
このビート周波数Δfは、例えば、AOM(音響光学素子)やゼーマン効果を用いて生成される。AOMは、結晶中を伝搬している超音波が疑似的な回折格子の役割をすることによって、入射光の周波数を超音波の周波数分だけ変調した回折光を発生させる光学素子である。ゼーマン効果は、レーザ内に磁場を印加することにより、原子の発光スペクトルが僅かに分離する効果のことをいう。式1及び式2において、C0 ref、C1 ref、C0 sig(x,y,t)、C1 sig(x,y,t)は、比例係数である。計測信号Isigの比例係数C0 sig(x,y,t)、C1 sig(x,y,t)は、(x,y,t)の関数となっている。その理由は、被計測物111において計測光が照射される点(x,y)の位置が時刻tとともに変化し、それによって被計測物111の表面における反射率が変化するためである。
被計測物111上のビームが照射されている点(x,y)の位相を、ドップラーシフト分を含めてφ(x,y,t)とする。すなわち、位相φ(x,y,t)は、計測光と参照光との光路長差に対応する。そのとき、ある時刻tでの基準信号Iref(t)と計測信号Isig(t,φ(x,y,t))とは、それぞれ式1、式2で表わされる。
Iref(t)=C0 ref+C1 refcos(2πΔft)・・・(1)
Isig(t,φ(x,y,t))=C0 sig(x,y,t)+C1 sig(x,y,t)cos(2πΔft−φ(x,y,t))・・・(2)
一般的にビート周波数と呼ばれるΔfは、式3で表わされる。
Δf=fs−fp・・・(3)
このビート周波数Δfは、例えば、AOM(音響光学素子)やゼーマン効果を用いて生成される。AOMは、結晶中を伝搬している超音波が疑似的な回折格子の役割をすることによって、入射光の周波数を超音波の周波数分だけ変調した回折光を発生させる光学素子である。ゼーマン効果は、レーザ内に磁場を印加することにより、原子の発光スペクトルが僅かに分離する効果のことをいう。式1及び式2において、C0 ref、C1 ref、C0 sig(x,y,t)、C1 sig(x,y,t)は、比例係数である。計測信号Isigの比例係数C0 sig(x,y,t)、C1 sig(x,y,t)は、(x,y,t)の関数となっている。その理由は、被計測物111において計測光が照射される点(x,y)の位置が時刻tとともに変化し、それによって被計測物111の表面における反射率が変化するためである。
ドップラーシフトfDopは、式4で表わされる。ここで、v(x,y,t)は面位置zの変化速度であり、λsigは計測光路側の光源波長である。
fDop=dφ(x,y,t)/dt=2v(x,y,t)/λsig・・・(4)
したがって、求めるべき面位置z(x,y,t)は、式5で表わされる。
z(x,y,t)=∫v(x,y,t)dt・・・(5)
したがって、処理部115は、式1の基準信号Irefと式2の計測信号IsigとからドップラーシフトfDopを含む位相φ(x,y,t)を算出し、そこから面位置zの変化速度v(x,y,t)を算出し、最後にその速度を積分することで面位置zを求める。
fDop=dφ(x,y,t)/dt=2v(x,y,t)/λsig・・・(4)
したがって、求めるべき面位置z(x,y,t)は、式5で表わされる。
z(x,y,t)=∫v(x,y,t)dt・・・(5)
したがって、処理部115は、式1の基準信号Irefと式2の計測信号IsigとからドップラーシフトfDopを含む位相φ(x,y,t)を算出し、そこから面位置zの変化速度v(x,y,t)を算出し、最後にその速度を積分することで面位置zを求める。
面位置zの算出
図2を用いて第1実施形態の位相算出回路を説明する。第1実施形態の特徴となるローパスフィルタ切り換え回路部分について、次数の接続と次数の接続誤差の説明も加えて特に詳細に説明する。図2には、検出器105及び114と処理部115の詳細が示されている。
図2を用いて第1実施形態の位相算出回路を説明する。第1実施形態の特徴となるローパスフィルタ切り換え回路部分について、次数の接続と次数の接続誤差の説明も加えて特に詳細に説明する。図2には、検出器105及び114と処理部115の詳細が示されている。
式1で表わされる基準信号Irefは検出器105で、式2で表わされる計測信号Isigは検出器114で受信され、処理部115に送られる。基準信号Iref及び計測信号Isigは、アナログデジタル変換器(ADC)201,202によりデジタル信号に変換される。例えば、ビート周波数Δfが20MHzである場合、ADCのサンプリング周波数は100MHz程度必要となる。
次に、フェイズロックループ(PIL)203は、デジタル化された基準信号Irefを基にsin(2πΔft)及びcos(2πΔft)の2つの信号を生成する。混合器204は、デジタル化された計測信号Isigと、PIL203によって生成されたsin(2πΔft)との積算信号を生成する。混合器205は、デジタル化された計測信号Isigと、PIL203によって生成されたcos(2πΔft)との積算信号を生成する。混合器204で生成されたデジタル信号は、式6で表わされる。一方、混合器205で生成されたデジタル信号は、式7で表わされる。
(1/2)C1 sig(x,y,t)sin(φ(x,y,t))+C0 sig(x,y,t)sin(2πΔft)+(1/2)C1 sig(x,y,t)sin(4πΔft−φ(x,y,t))・・・(6)
(1/2)C1 sig(x,y,t)cos(φ(x,y,t))+C0 sig(x,y,t)cos(2πΔft)+(1/2)C1 sig(x,y,t)cos(4πΔft−φ(x,y,t))・・・(7)
混合器204,205で生成されたデジタル信号は、それぞれ、第1項が周波数φ(x,y,t)成分、第2項が周波数Δf成分、第3項が周波数(2Δf−φ(x,y,t))成分である。したがって、位相φ(x,y,t)を算出するためには、まず第2項成分と第3項成分とを除去する必要がある。カスケード積算コム(CIC)フィルタ206,207は、それぞれ、混合器204,205で生成されたデジタル信号から第2項、第3項成分を除去する。周波数fに対してCICフィルタの周波数特性H(f)は、式8で与えられる。ここで、fsamplingは、ADCのサンプリング周波数、R、M、Nは、フィルタの形状を決定するCICフィルタ206,207固有のパラメータである。
(1/2)C1 sig(x,y,t)sin(φ(x,y,t))+C0 sig(x,y,t)sin(2πΔft)+(1/2)C1 sig(x,y,t)sin(4πΔft−φ(x,y,t))・・・(6)
(1/2)C1 sig(x,y,t)cos(φ(x,y,t))+C0 sig(x,y,t)cos(2πΔft)+(1/2)C1 sig(x,y,t)cos(4πΔft−φ(x,y,t))・・・(7)
混合器204,205で生成されたデジタル信号は、それぞれ、第1項が周波数φ(x,y,t)成分、第2項が周波数Δf成分、第3項が周波数(2Δf−φ(x,y,t))成分である。したがって、位相φ(x,y,t)を算出するためには、まず第2項成分と第3項成分とを除去する必要がある。カスケード積算コム(CIC)フィルタ206,207は、それぞれ、混合器204,205で生成されたデジタル信号から第2項、第3項成分を除去する。周波数fに対してCICフィルタの周波数特性H(f)は、式8で与えられる。ここで、fsamplingは、ADCのサンプリング周波数、R、M、Nは、フィルタの形状を決定するCICフィルタ206,207固有のパラメータである。
図3にfsampling=100MHz、R=5、M=2、N=3の場合のCICフィルタ206,207の周波数特性H(f)を示す。図3において、縦軸はゲイン[dB]、横軸は周波数[Hz]である。また、図3には、ビート周波数Δf=20MHz、ドップラーシフトfDop=2MHzの場合における式6と式7の第1〜3項までの周波数成分を矢印で示してある。CICフィルタ206,207は、式6と式7における第1項成分に対して、第2項成分、第3項成分を十分に低減する。したがって、CICフィルタ206,207を透過したデジタル信号はそれぞれ式9、式10で表わされる。ここで、GCICはCICフィルタ206,207のゲインを示す。式9で表わされる信号は、計測光と参照光との光路長差に対応する位相φを有するサイン信号である。式10で表わされる信号は、計測光と参照光との光路長差に対応する位相φを有するコサイン信号である。
(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)sin(φ(x,y,t))・・・(9)
(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)cos(φ(x,y,t))・・・(10)
次に、図2において点線で囲まれた、ローパスフィルタ(LPF)切り換え回路208について詳細に説明する。LPF切り換え回路208は、第1実施形態における特徴部分である。検出器114により検出された計測信号が高いS/N比の場合、CICフィルタ206,207を透過したデジタル信号は、式9及び式10のようになる。このような場合、LPF切り換え回路208は、図2に示すように、デジタル信号がアークタンジェント計算器215まで直通するように直通回路209,210を用いる。
(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)sin(φ(x,y,t))・・・(9)
(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)cos(φ(x,y,t))・・・(10)
次に、図2において点線で囲まれた、ローパスフィルタ(LPF)切り換え回路208について詳細に説明する。LPF切り換え回路208は、第1実施形態における特徴部分である。検出器114により検出された計測信号が高いS/N比の場合、CICフィルタ206,207を透過したデジタル信号は、式9及び式10のようになる。このような場合、LPF切り換え回路208は、図2に示すように、デジタル信号がアークタンジェント計算器215まで直通するように直通回路209,210を用いる。
アークタンジェント計算器215は、式9、式10で示される2つのデジタル信号を用いて式11で示されるアークタンジェントを計算する。
tan−1[{(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)sin(φ(x,y,t))}/{(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)cos(φ(x,y,t))}]=φ(x,y,t)・・・(11)
次数接続計算器216は、式11の計算結果を用いて次数を接続する。ここで、次数接続と次数接続誤差について図4及び図5を用いて説明する。まず、計測信号が高いS/N比である場合について図4を用いて説明する。図4において、縦軸は位相[rad]、横軸はデータ番号である。アークタンジェント計算器215によって算出された位相φ(x,y,t)を、図4内では三角点と点線で表わす。位相φ(x,y,t)は、式11によって−πから+πの範囲で計算される。次数接続計算器216は、あるデータとその次のデータとの位相差がπ以上あるものに対して、次数Nを接続する。例えば、あるデータに対してその次のデータが−π以上変化すれば、次数Nを(N+1)とし、+π以上変化すれば、次数Nを(N−1)とする。そして、次数接続後のデータをN+φとして表わす。次数接続後のデータを図4内では四角点と実線で表わす。また、図4内の矢印は、次数接続を実施したデータ点と次数接続の際の計算を示す。図4に示すように、次数接続が成功していれば、滑らかな位相変化が得られる。
tan−1[{(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)sin(φ(x,y,t))}/{(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)cos(φ(x,y,t))}]=φ(x,y,t)・・・(11)
次数接続計算器216は、式11の計算結果を用いて次数を接続する。ここで、次数接続と次数接続誤差について図4及び図5を用いて説明する。まず、計測信号が高いS/N比である場合について図4を用いて説明する。図4において、縦軸は位相[rad]、横軸はデータ番号である。アークタンジェント計算器215によって算出された位相φ(x,y,t)を、図4内では三角点と点線で表わす。位相φ(x,y,t)は、式11によって−πから+πの範囲で計算される。次数接続計算器216は、あるデータとその次のデータとの位相差がπ以上あるものに対して、次数Nを接続する。例えば、あるデータに対してその次のデータが−π以上変化すれば、次数Nを(N+1)とし、+π以上変化すれば、次数Nを(N−1)とする。そして、次数接続後のデータをN+φとして表わす。次数接続後のデータを図4内では四角点と実線で表わす。また、図4内の矢印は、次数接続を実施したデータ点と次数接続の際の計算を示す。図4に示すように、次数接続が成功していれば、滑らかな位相変化が得られる。
計測信号が低いS/N比である場合について図5を用いて説明する。ここで、位相の変化は図4の場合と同じであるとする。計測信号が低いS/N比である場合、CICフィルタ206,207を透過したデジタル信号は、高周波のノイズ成分が付加され、式12、式13のようになる。Noiseは、ノイズ成分である。ノイズ成分は、光源101の周波数の揺らぎ、電気回路系の誤差、光学素子の製作誤差及び調整誤差、被計測物111の表面形状等に由来する。ノイズ成分の最も大きな要因は、被計測物111の表面形状に由来するものである。
(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)sin(φ(x,y,t))+Noise・・・(12)
(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)cos(φ(x,y,t))+Noise・・・(13)
このノイズ成分によって、アークタンジェント計算器215により算出される位相φ(x,y,t)は大きなばらつきを持つ。このばらつきの様子を図5内では三角点と点線(太線)で表わす。計測信号が高いS/N比である場合を細い点線で示す。この位相φ(x,y,t)を用いて次数接続計算器216は次数を接続する。仮に次数接続が正しく行えた場合を図5内では四角点と太い実線で表わす。また、計測信号が高いS/N比である場合を細い実線で示す。しかし、次数接続計算器216は、実際には次数接続を間違え、図5のデータ番号18のように、N=N−1の計算を実施してしまう。なお、図4においてはデータ番号18においてそのような計算はしない。図5内ではその誤った次数接続の計算を斜体かつ下線付きの数式として強調してある。このように次数接続を誤った場合を、図5内では丸点と一点鎖線で表わす。従って、データ番号18以降、全てのデータの値が2πだけずれることとなる。以上が次数接続と次数接続誤差の説明となる。
(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)sin(φ(x,y,t))+Noise・・・(12)
(GCIC/2)C1 sig(x,y,t)cos(φ(x,y,t))+Noise・・・(13)
このノイズ成分によって、アークタンジェント計算器215により算出される位相φ(x,y,t)は大きなばらつきを持つ。このばらつきの様子を図5内では三角点と点線(太線)で表わす。計測信号が高いS/N比である場合を細い点線で示す。この位相φ(x,y,t)を用いて次数接続計算器216は次数を接続する。仮に次数接続が正しく行えた場合を図5内では四角点と太い実線で表わす。また、計測信号が高いS/N比である場合を細い実線で示す。しかし、次数接続計算器216は、実際には次数接続を間違え、図5のデータ番号18のように、N=N−1の計算を実施してしまう。なお、図4においてはデータ番号18においてそのような計算はしない。図5内ではその誤った次数接続の計算を斜体かつ下線付きの数式として強調してある。このように次数接続を誤った場合を、図5内では丸点と一点鎖線で表わす。従って、データ番号18以降、全てのデータの値が2πだけずれることとなる。以上が次数接続と次数接続誤差の説明となる。
第1実施形態の特徴部分であるLPF切り換え回路208の説明の続きに戻る。図5で説明したように、計測信号が低いS/N比で、次数の接続誤差が発生するような場合には、CICフィルタ206,207とアークタンジェント計算器215との間にLPFを接続させる。LPF211,212は、サイン信号、コサイン信号に含まれるノイズ成分を低減するようにサイン信号、コサイン信号を補正する補正処理部を構成する。図6は、このような場合の位相算出回路を示す。LPF211,212は、周波数fに対して式14で表わされる周波数特性H(f)を持つ。ここで、fcutoffはカットオフ周波数である。
H(f)=1/{1+(f/fcutoff)2}1/2・・・(14)
図7にfcutoff=100kHzの場合のLPF211,212の周波数特性H(f)を示す。図7において、縦軸はゲイン[dB]、横軸は周波数[Hz]であるが、図3とは異なり、横軸が対数表示になっている。式12、式13で示されるデジタル信号にLPFを透過させることにより、式12及び式13のノイズ成分を低減することが可能となる。したがって、図5で説明したような次数の接続誤差を低減することが可能となる。デジタル信号にLPFを透過させることは、計測速度をカットオフ周波数で制限することとなる。LPFを用いない場合(図2の場合)で、λsigが1μm、計測可能なドップラーシフトが2MHzであれば、計測可能な最大速度は1m/secである。しかし、LPFを用いた場合(図6の場合)にfcutoff=100kHzであれば、計測可能な最大速度は50nm/secとなる。
H(f)=1/{1+(f/fcutoff)2}1/2・・・(14)
図7にfcutoff=100kHzの場合のLPF211,212の周波数特性H(f)を示す。図7において、縦軸はゲイン[dB]、横軸は周波数[Hz]であるが、図3とは異なり、横軸が対数表示になっている。式12、式13で示されるデジタル信号にLPFを透過させることにより、式12及び式13のノイズ成分を低減することが可能となる。したがって、図5で説明したような次数の接続誤差を低減することが可能となる。デジタル信号にLPFを透過させることは、計測速度をカットオフ周波数で制限することとなる。LPFを用いない場合(図2の場合)で、λsigが1μm、計測可能なドップラーシフトが2MHzであれば、計測可能な最大速度は1m/secである。しかし、LPFを用いた場合(図6の場合)にfcutoff=100kHzであれば、計測可能な最大速度は50nm/secとなる。
そこで第1実施形態では、式12及び式13で示されるデジタル信号のノイズの大きさによって、つまり、S/N比によって、LPFのカットオフ周波数fcutoffを切り換える。これは図6内でのLPF213及び214を用いることに相当する。例えば、LPF213,214のカットオフ周波数をfcutoff=1000kHzに設定しておけば、ノイズ成分の低減率はLPF211,212より低下するが、計測可能な最大速度は500mm/secに増大する。このように、LPFを用いない、あるいはLPFを用いる場合でも適宜カットオフ周波数fcutoffが異なるLPFに切り換えることで、計測可能な最大速度を必要以上に落とすことなく、次数の接続誤差を低減することが可能となる。
LPFの切り換え動作の判定について図8を用いて説明する。図8は、被計測物111の表面における入射光と反射光との状態を示す。図8中、計測位置Aに入射する光とその反射光を実線の矢印で、計測位置Bに入射する光とその反射光を点線の矢印で示す。計測位置Aにおいては、被計測物111の表面への入射角度はゼロ度近傍である為、検出器114へ戻る反射光の光量は大きい。したがって、計測位置Aの近傍において干渉信号の強度のばらつきは少なく、干渉信号のS/N比は高い。一方、計測位置Bにおいては、被計測物111の表面への入射角度はある程度の角度を持つ。そのため、主な反射光は検出器114の方向とは異なる方向へ行き、検出器114へ戻る反射光の光量は小さくなる。したがって、干渉信号は、ノイズの影響を受けやすくなり、強度のばらつきは大きく、その結果、計測位置Bにおける干渉信号のS/N比は低下する。つまり、計測光が入射角度を持たない場合はS/N比が増加し、入射角度を持つ場合はS/N比が低下する。計測光がどのような入射角度を持つかの情報は、被計測物111の面形状の設計値から得ることも可能である。したがって、LPFの切り換えを実施するか否かは、処理部115が、被計測物111の設計値などに基づいて判定する。具体的には、まず設計値のデータから被計測物111の表面への入射角がどの程度になるかを計算しておく。例えば、入射角が5度未満であればLPFを用いず、入射角が5〜10度であればカットオフ周波数が1000kHzのLPFを用い、入射角が10度以上であればカットオフ周波数が100kHzのLPFを用いる、といったように設定する。
LPF切り換え回路208は、S/N比を常にモニタリングしておき、そのモニタリング結果に基づいてLPFの切り換えを判断するようにしてもよい。すなわち、検出器114から出力された干渉信号の強度のばらつきや当該干渉信号から得られた信号の強度のばらつきに基づいてLPFの切り換えを判断することができる。例えば、LPF切り換え回路208は、アークタンジェント計算器215により算出される、干渉信号から得られた位相信号の強度のバラツキを常にモニタリングする。そして、そのバラツキがある閾値(例えばπ/3)を超えた場合、LPF切り換え回路208は、カットオフ周波数がより小さいLPFに切り換える。また、LPF切り換え回路208は、干渉信号のS/Nを直接計測した結果に基づいてLPFの切り換えを判断しても良い。
最後に、測長演算器217は、次数接続された位相{N+φ(x,y,t)}を式4及び式5を用いて面位置zに換算する。以上のように第1実施形態の計測装置は、干渉信号のS/N比が低い場合においても、次数の接続誤差を低減することができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態の計測装置は、第1実施形態の計測装置の変形であり、第1実施形態の計測装置と2つの点で相違する。第1の相違点は、複数の波長を用いた合成波長で被計測物111の面位置を計測すること、第2の相違点は、LPFを切り換える機能を有せず1つのLPFを常に用いることである。
第2実施形態の計測装置は、第1実施形態の計測装置の変形であり、第1実施形態の計測装置と2つの点で相違する。第1の相違点は、複数の波長を用いた合成波長で被計測物111の面位置を計測すること、第2の相違点は、LPFを切り換える機能を有せず1つのLPFを常に用いることである。
計測装置の構成
図9は第2実施形態の計測装置を示す。第2光源116は第1光源101の第1光の第1波長とは僅かに異なる第2波長の第2光を生成する。光源101の波長をλ1、光源116の波長をλ2とする。λ1、λ2ともヘテロダイン光源である為、それぞれP偏光及びS偏光で、ビート周波数分、周波数が異なる。ここで、λ1、λ2は、例えば約1μmで、λ1、λ2の差は10nmであり、周波数換算で3THz異なるが、各光源101,116のP偏光とS偏光の差であるビート周波数は第1実施形態でも述べたように20MHz程度である。
図9は第2実施形態の計測装置を示す。第2光源116は第1光源101の第1光の第1波長とは僅かに異なる第2波長の第2光を生成する。光源101の波長をλ1、光源116の波長をλ2とする。λ1、λ2ともヘテロダイン光源である為、それぞれP偏光及びS偏光で、ビート周波数分、周波数が異なる。ここで、λ1、λ2は、例えば約1μmで、λ1、λ2の差は10nmであり、周波数換算で3THz異なるが、各光源101,116のP偏光とS偏光の差であるビート周波数は第1実施形態でも述べたように20MHz程度である。
これらの光は、分光フィルタ117によって合波される。分光フィルタ117は、光源101のλ1の光が透過し、光源116のλ2の光が反射するような誘電体多層膜がコーティングしてある。この分光フィルタ117は、ビート周波数程度の差では分光特性に差はない。合波された光は無偏光ビームスプリッタ102に入射し、入射光の一部が無偏光ビームスプリッタ102で反射し、残部が無偏光ビームスプリッタ102を透過する。無偏光ビームスプリッタ102で反射された光は検光子103を透過し、分光フィルタ118に入射する。分光フィルタ118は、分光フィルタ117と同じもので、光源116の光は分光フィルタ118で反射し、光源101の光は分光フィルタ118を透過する。分光フィルタ118を透過した光源101の光は、集光レンズ104に入射し、検出器105により受光される。分光フィルタ118で反射した光源116の光は、集光レンズ119に入射し、検出器120により受光される。これら2波長の基準信号は、処理部115に送られる。
一方、無偏光ビームスプリッタ102を透過した光は、偏光ビームスプリッタ106に入射する。このあとの工程は、検光子112を透過するまで、第1実施形態と同じであるので、説明を省略する。検光子112を透過した光は、分光フィルタ121に入射する。分光フィルタ121は、分光フィルタ117と同じもので、光源116の光は分光フィルタ121で反射し、光源101の光は分光フィルタ121を透過する。分光フィルタ121を透過した光源101の光を用いて生成された第1干渉光は、集光レンズ113に入射し、第1検出器114により受光される。分光フィルタ121を反射した光源116の光を用いて生成された第2干渉光は、集光レンズ122に入射し、第2検出器123により受光される。第1検出器114が出力する第1干渉信号と第2検出器123が出力する第2干渉信号とは、処理部115に送られる。
面位置の算出
次に合成波長Λを用いた面位置の算出について説明する。λ1、λ2を用いて、その合成波長Λは式15で表わされる。
Λ=λ1λ2/|λ1−λ2|・・・(15)
また、合成波長Λに対応する干渉信号の位相は式16で表わされる。ここで、φ1(x,y,t)はλ1による位相、φ2(x,y,t)はλ2による位相である。
{φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t)}・・・(16)
したがって、{φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t)}を高精度に算出することにより、合成波長Λによる計測が可能となる。第2実施形態では、合成波長Λは光源波長λ1とλ2に対して波長が大きい。したがって、ドップラーシフトの発生量は光源101,116の波長λ1、λ2を用いた場合よりも低減する。例えば、波長1μmと1.01μmの合成波長は101μmであり、ドップラーシフトの発生量は波長1μmの場合よりも約1/100に低減する。さらに合成波長Λを用いることで被計測物111に照射されているスポット径内の粗さが波長λ1、λ2よりも大きい場合も計測が可能となる。一方、計測の目盛りとしても合成波長Λの方が大きくなる為、計測精度は低下する。ただし、実際の被計測物111の必要計測精度は高々1μm程度であり、合成波長101μmに対して1/100程度の位相計測精度は利用可能である為、合成波長Λの計測精度で十分である。
次に合成波長Λを用いた面位置の算出について説明する。λ1、λ2を用いて、その合成波長Λは式15で表わされる。
Λ=λ1λ2/|λ1−λ2|・・・(15)
また、合成波長Λに対応する干渉信号の位相は式16で表わされる。ここで、φ1(x,y,t)はλ1による位相、φ2(x,y,t)はλ2による位相である。
{φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t)}・・・(16)
したがって、{φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t)}を高精度に算出することにより、合成波長Λによる計測が可能となる。第2実施形態では、合成波長Λは光源波長λ1とλ2に対して波長が大きい。したがって、ドップラーシフトの発生量は光源101,116の波長λ1、λ2を用いた場合よりも低減する。例えば、波長1μmと1.01μmの合成波長は101μmであり、ドップラーシフトの発生量は波長1μmの場合よりも約1/100に低減する。さらに合成波長Λを用いることで被計測物111に照射されているスポット径内の粗さが波長λ1、λ2よりも大きい場合も計測が可能となる。一方、計測の目盛りとしても合成波長Λの方が大きくなる為、計測精度は低下する。ただし、実際の被計測物111の必要計測精度は高々1μm程度であり、合成波長101μmに対して1/100程度の位相計測精度は利用可能である為、合成波長Λの計測精度で十分である。
図10に第2実施形態の位相算出回路を示す。図10内の点線と一点鎖線で囲まれた領域は、検出器114,105,123,120、ADC201,202,218,219、PIL203,220、混合器204,205,221,222、CICフィルタ206,207,223,224である。点線で囲まれた領域は、光源101の波長λ1に対する処理部分であり、一点鎖線で囲まれた領域は、光源116の波長λ2に対する処理部分である。点線内、一点鎖線内の各部の処理内容は第1実施形態と同じであると為、説明を省略する。
CICフィルタ206,207,223,224を透過するデジタル信号は、それぞれ式17〜式20で表わされる。ここで、説明を簡略化する為、比例係数を省いた。
sin(φ1(x,y,t))・・・(17)
cos(φ1(x,y,t))・・・(18)
sin(φ2(x,y,t))・・・(19)
cos(φ2(x,y,t))・・・(20)
式17〜式20で示されるデジタル信号は混合器225〜228によって積算される。混合器225〜228を透過したデジタル信号は、それぞれ式21〜式24で表わされる。
sin(φ1(x,y,t))cos(φ2(x,y,t))・・・(21)
cos(φ1(x,y,t))sin(φ2(x,y,t))・・・(22)
sin(φ1(x,y,t))sin(φ2(x,y,t))・・・(23)
cos(φ1(x,y,t))cos(φ2(x,y,t))・・・(24)
式21〜式24で示されるデジタル信号は、減算器229と加算器230によってそれぞれ式25と式26で表わされるものとなる。
sin(φ1(x,y,t))cos(φ2(x,y,t))−cos(φ1(x,y,t))sin(φ2(x,y,t))=sin(φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t))・・・(25)
sin(φ1(x,y,t))sin(φ2(x,y,t))+cos(φ1(x,y,t))cos(φ2(x,y,t))=cos(φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t))・・・(26)
第1実施形態で述べたように、低いS/N比である場合は高周波のノイズ成分が付加される為に、減算器229と加算器230を通過したデジタル信号は式27、式28で表わされるものとなる。
sin(φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t))+Noise・・・(27)
cos(φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t))+Noise・・・(28)
式27、式28で示されるデジタル信号はLPF231,232を通過する。LPF231,232は、高周波ノイズ成分を低減する。上述したように、第2実施形態では合成波長を用いている為、ドップラーシフト発生量が低減されている。例えば、合成波長を用いずに、単一光源波長1μm、LPFのカットオフ周波数fcutoff=100kHzで計測する場合、計測可能な最大速度は50mm/secで制限される。しかし、第2実施形態では、光源波長1μmと1.01μmの合成波長101μmを用いることにより、計測可能な最大速度は5m/secまで増大する。したがって、第1実施形態に比べて計測可能な最大速度には十分な余裕があり、LPFを切り換える必要性が小さい。そこで、第2実施形態では、LPFを切り換える機構を持たずに、低いS/N比の場合に発生する高周波ノイズ成分を除去することが可能となる。
sin(φ1(x,y,t))・・・(17)
cos(φ1(x,y,t))・・・(18)
sin(φ2(x,y,t))・・・(19)
cos(φ2(x,y,t))・・・(20)
式17〜式20で示されるデジタル信号は混合器225〜228によって積算される。混合器225〜228を透過したデジタル信号は、それぞれ式21〜式24で表わされる。
sin(φ1(x,y,t))cos(φ2(x,y,t))・・・(21)
cos(φ1(x,y,t))sin(φ2(x,y,t))・・・(22)
sin(φ1(x,y,t))sin(φ2(x,y,t))・・・(23)
cos(φ1(x,y,t))cos(φ2(x,y,t))・・・(24)
式21〜式24で示されるデジタル信号は、減算器229と加算器230によってそれぞれ式25と式26で表わされるものとなる。
sin(φ1(x,y,t))cos(φ2(x,y,t))−cos(φ1(x,y,t))sin(φ2(x,y,t))=sin(φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t))・・・(25)
sin(φ1(x,y,t))sin(φ2(x,y,t))+cos(φ1(x,y,t))cos(φ2(x,y,t))=cos(φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t))・・・(26)
第1実施形態で述べたように、低いS/N比である場合は高周波のノイズ成分が付加される為に、減算器229と加算器230を通過したデジタル信号は式27、式28で表わされるものとなる。
sin(φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t))+Noise・・・(27)
cos(φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t))+Noise・・・(28)
式27、式28で示されるデジタル信号はLPF231,232を通過する。LPF231,232は、高周波ノイズ成分を低減する。上述したように、第2実施形態では合成波長を用いている為、ドップラーシフト発生量が低減されている。例えば、合成波長を用いずに、単一光源波長1μm、LPFのカットオフ周波数fcutoff=100kHzで計測する場合、計測可能な最大速度は50mm/secで制限される。しかし、第2実施形態では、光源波長1μmと1.01μmの合成波長101μmを用いることにより、計測可能な最大速度は5m/secまで増大する。したがって、第1実施形態に比べて計測可能な最大速度には十分な余裕があり、LPFを切り換える必要性が小さい。そこで、第2実施形態では、LPFを切り換える機構を持たずに、低いS/N比の場合に発生する高周波ノイズ成分を除去することが可能となる。
アークタンジェント計算器215は、LPF231,232を透過したデジタル信号から式29で示される位相データを得る。
{φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t)}・・・(29)
算出された位相データは、その後、次数接続計算器216及び測長演算器217を通過し、面位置zに換算される。以上のように第2実施形態によって、干渉信号のS/N比が低い場合においても、次数接続誤差を低減することができる。第1、第2実施形態ではヘテロダイン方式を用いた。しかし、ホモダイン方式においても、算出する位相のサイン成分とコサイン成分を算出した後にアークタンジェント演算を施すことで共通するから、本発明はホモダイン方式にも応用可能である。
{φ1(x,y,t)−φ2(x,y,t)}・・・(29)
算出された位相データは、その後、次数接続計算器216及び測長演算器217を通過し、面位置zに換算される。以上のように第2実施形態によって、干渉信号のS/N比が低い場合においても、次数接続誤差を低減することができる。第1、第2実施形態ではヘテロダイン方式を用いた。しかし、ホモダイン方式においても、算出する位相のサイン成分とコサイン成分を算出した後にアークタンジェント演算を施すことで共通するから、本発明はホモダイン方式にも応用可能である。
〔第3実施形態〕
第3実施形態の計測装置と第1実施形態の計測装置との差異は、干渉信号の位相のサイン成分及びコサイン成分のノイズ成分を除去するのではなく、バンドパスフィルタ(BPF)を用いてビート周波数の干渉信号の高周波ノイズ成分を除去することである。第3実施形態の計測装置は、処理部115の内部のみ、第1実施形態の計測装置と異なる。
第3実施形態の計測装置と第1実施形態の計測装置との差異は、干渉信号の位相のサイン成分及びコサイン成分のノイズ成分を除去するのではなく、バンドパスフィルタ(BPF)を用いてビート周波数の干渉信号の高周波ノイズ成分を除去することである。第3実施形態の計測装置は、処理部115の内部のみ、第1実施形態の計測装置と異なる。
次に、第3実施形態における面位置の算出手法について説明をする。図11に第3実施形態の位相算出回路を示す。第1実施形態と異なる点は、ADC201を出力した計測信号のデジタル信号が、点線で囲まれたBPF切り換え回路233を通過することである。BPF切り換え回路233は、直通回路234とBPF235とを含む。BPF235は、中心周波数がビート周波数Δfと同じようになるように設計されている。したがって、BPF235は、ビート周波数以外のノイズ成分を除去可能である。また第1実施形態と同じように、干渉信号が高いS/N比の場合と低いS/N比の場合とで、直通回路234とBPF235との回路を切り換えることができる。切り換えの判断は、第1実施形態と同様である。したがって、干渉信号のS/N比が低い場合においても、高いS/N比の場合と同等の信号が得られ、その結果、次数接続計算器216は、次数の接続誤差を低減できる。また、図11においてBPF235として1種類のみを記載したが、バンド幅が異なる複数のBPFを準備しておき、発生するドップラーシフト量などに応じて使用するBPFを切り換えてもよい。
第3実施形態ではヘテロダイン方式とBPFを用いた位相算出法で説明した。しかし、ホモダイン方式においてはBPFの代わりにLPFを用いれば同等の効果が得られる為、本発明はホモダイン方式にも応用可能である。
Claims (9)
- 被計測物で反射された計測光と参照面で反射された参照光との干渉光を検出して前記被計測物の面位置を計測する計測装置であって、
前記干渉光を検出して干渉信号を出力する検出器と、
前記検出器から出力された干渉信号から得られる、前記計測光と前記参照光との光路長差に対応する位相を有するサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求める処理部と、
を備え、
前記処理部は、前記サイン信号及びコサイン信号に含まれるノイズ成分を低減するように前記サイン信号及びコサイン信号を補正する補正処理部を含む、
ことを特徴とする計測装置。 - 前記処理部は、前記被計測物の面形状の設計値、前記検出器から出力された干渉信号の強度のばらつき、及び、前記干渉信号から得られた信号の強度のばらつきの少なくともいずれかに基づいて前記補正処理部による補正を行うか否かの判定を行い、
前記補正を行うと判定された場合に、前記補正処理部は、前記サイン信号及びコサイン信号を補正し、前記処理部は、補正されたサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求め、
前記補正を行わないと判定された場合に、前記処理部は、補正されなかったサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求める、
ことを特徴とする請求項1に記載の計測装置。 - 被計測物で反射された計測光と参照面で反射された参照光との干渉光を検出して前記被計測物の面位置を計測する計測装置であって、
前記干渉光を検出して干渉信号を出力する検出器と、
前記検出器から出力された干渉信号から得られる、前記計測光と前記参照光との光路長差に対応する位相を有するサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求める処理部と、
を備え、
前記処理部は、前記干渉信号に含まれるノイズ成分を低減するように前記干渉信号を補正する補正処理部を含む、
ことを特徴とする計測装置。 - 前記処理部は、前記被計測物の面形状の設計値、前記器から出力された検出された干渉信号の強度のばらつき、及び、前記干渉信号から得られた信号の強度のばらつきの少なくともいずれかに基づいて前記補正処理部による補正を行うか否かの判定を行い、
前記補正を行うと判定された場合に、前記補正処理部は前記干渉信号を補正し、前記処理部は、補正された干渉信号から導き出されたサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求め、
前記補正を行わないと判定された場合に、前記処理部は、補正されなかった干渉信号から導き出されたサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求める、
ことを特徴とする請求項3に記載の計測装置。 - 前記補正処理部は、前記ノイズ成分を低減する少なくとも1つのフィルタを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の計測装置。
- 前記補正処理部は、互いに周波数特性が異なる複数のフィルタを含み、前記処理部は、前記被計測物の面形状の設計値、前記検出された干渉信号の強度のばらつき、及び、前記干渉信号から得られた信号の強度のばらつきの少なくともいずれかに基づいて前記ノイズ成分の低減に使用するフィルタを切り替えることを特徴とする請求項5に記載の計測装置。
- 被計測物で反射された計測光と参照面で反射された参照光との干渉光を検出して前記被計測物の面位置を計測する計測装置であって、
第1波長の第1光を生成する第1光源と、
第2波長の第2光を生成する第2光源と、
前記第1光を用いて生成された第1干渉光を検出して第1干渉信号を出力する第1検出器と、
前記第2光を用いて生成された第2干渉光を検出して第2干渉信号を出力する第2検出器と、
前記第1干渉信号及び前記第2干渉信号に基づいて前記面位置を求める処理部と、
を備え、
前記処理部は、前記第1干渉信号及び前記第2干渉信号から前記第1波長及び前記第2波長の合成波長に対応する干渉信号の位相を有するサイン信号及びコサイン信号を求め、求められたサイン信号及びコサイン信号に含まれるノイズ成分を低減するように前記サイン信号及びコサイン信号を補正し、補正されたサイン信号及びコサイン信号を用いて前記面位置を求め、
前記合成波長は、前記第1波長及び前記第2波長よりも長い、
ことを特徴とする計測装置。 - 被計測物で反射された計測光と参照面で反射された参照光との干渉光を検出して前記被計測物の面位置を計測する計測方法であって、
前記干渉光を検出して干渉信号を出力する工程と、
前記出力された干渉信号から得られる、前記計測光と前記参照光との光路長差に対応する位相を有するサイン信号及びコサイン信号を、前記サイン信号及びコサイン信号に含まれるノイズ成分を低減するように補正する工程と、
補正されたサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求める工程と、
を含むことを特徴とする計測方法。 - 被計測物で反射された計測光と参照面で反射された参照光との干渉光を検出して前記被計測物の面位置を計測する計測方法であって、
前記干渉光を検出して干渉信号を出力する工程と、
前記出力された前記干渉信号に含まれるノイズ成分を低減するように前記干渉信号を補正する工程と、
前記補正された干渉信号から前記計測光と前記参照光との光路長差に対応する位相を有するサイン信号及びコサイン信号を求め、求められたサイン信号及びコサイン信号に基づいて前記面位置を求める工程と、
含むことを特徴とする計測方法。
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