JP2013216462A - 呼びボタン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】枠部材の開口縁側にはみ出した接着剤の取り除きを容易とする呼びボタン装置を提供することを課題とする。
【解決手段】エレベータの乗りかごを呼ぶ呼びボタン装置は、乗降口周囲の右側枠部16Rに形成された開口17に露出して配置される呼びボタンと、右側枠部16Rの裏側に接着剤で固着され、開口17に重ね合わせられる裏側開口17が形成された裏側部材28と、裏側部材28に取り付けられ、呼びボタンを進退動可能に保持する保持部材と、右側枠部16Rおよび裏側部材28に設けられ、裏側部材28を右側枠部16Rに対して位置決めする位置決め手段50と、を備える。裏側部材28には、裏側部材28を右側枠部16Rに固着する際に不要な接着剤を収容する裏側副開口17が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、エレベータ乗場に設けられた呼びボタン装置に関する。
エレベータ乗場は一般に建物の壁面側に設置されており、乗りかごへの乗降時に左右方向に開閉するドアと、床面を除く左右、上方の三方のドア周囲を囲う枠部材(三方枠)とが設けられている。枠部材には、通常、乗りかごが到着したことを知らせる到着灯と、乗りかごを呼ぶときに操作する呼びボタン装置とが配置されている。
この呼びボタン装置としては、枠部材の開口から露出する呼びボタンと、枠部材の裏側に接着剤で固着され、枠部材の開口に重ね合わせられる、乗場から見て奥側の開口(以下、裏側開口という)が形成された裏側部材と、裏側部材の裏面側に取り付けられ、呼びボタンを奥側方向(前後方向)に進退動可能なように保持する保持部材と、を備えた構成にされたものが広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-157204号公報
ところで、呼びボタン装置を設置する際には、裏側部材の前面側に接着剤を全面にわたって塗布し、枠部材の裏面側を上側に向けて枠部材の裏面側に裏側部材を押圧して接着している。
ここで、裏側部材と枠部材との間から開口周縁側にはみ出す接着剤の逃げ用空間を形成しておく必要がある。このため、裏側部材の裏側開口を枠部材の開口に比べて少し大きめの寸法で形成しておき、枠部材の開口の周囲に接着剤の逃げ用空間が均一な幅で形成されるように、裏側部材を枠部材に位置合わせして載せ、更に、枠部材と裏側部材との間に接着剤をムラ無く充填させるために裏側部材上に重しを適宜載せる。そして、接着剤が固化した後、重しを取り外し、枠部材と裏側部材との周囲にはみ出た接着剤を工具などにより取り除く。
しかしながら、枠部材と裏側部材との間からはみ出した接着剤が枠部材の開口縁にまで被ってしまっており、このはみ出した接着剤を十分に取り除かないと、呼びボタンを取付けた後の操作時に、固化した接着剤に呼びボタンが接触してセってしまい、動作不良を起こす可能性があった。なお、呼びボタンが接触してセってしまうとは、呼びボタンを押し込んだときに、固化した接着剤に呼びボタンが接触して呼びボタンが元の位置に戻らない現象のことをいう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、枠部材の開口縁側にはみ出した接着剤の取り除きを容易とする呼びボタン装置を提供することを課題とする。
実施形態に係る呼びボタン装置は、エレベータの乗りかごを呼ぶ呼びボタン装置であって、乗降口周囲の枠構成部材に形成された開口に露出して配置される呼びボタンと、前記枠構成部材の裏側に接着剤で固着され、前記開口に重ね合わせられる裏側開口が形成された裏側部材と、前記裏側部材に取り付けられ、前記呼びボタンを進退動可能に保持する保持部材と、前記枠構成部材および前記裏側部材に設けられ、前記裏側部材を前記枠構成部材に対して位置決めする位置決め手段と、を備え、前記裏側部材には、前記裏側部材を前記枠構成部材に固着する際に不要な接着剤を収容する裏側副開口が形成されている。
第1実施形態で説明するエレベータ乗場の外観図。 図1の矢視X−Xの断面図。 図3(a)および(b)は、それぞれ、第1実施形態に係る呼びボタン装置を構成する裏側部材の裏面側の斜視図、および、裏側部材の裏側開口、裏側副開口を示す平面図。 第1実施形態で、裏側部材を右側枠部に位置決めすることを示す斜視図。 第2実施形態で、裏側部材の裏側開口および裏側副開口を示す平面図。 第3実施形態で、裏側部材の裏側開口および裏側副開口を示す平面図。 第4実施形態で、裏側部材の裏側開口および裏側副開口を示す平面図。 第5実施形態で、裏側部材の裏側開口および裏側副開口を示す平面図。 従来例の呼びボタン装置を構成する裏側部材の裏面側の斜視図。 従来例で、裏側部材を右側枠部に位置決めすることを示す斜視図。 従来例で、枠部材と裏側部材との間から接着剤がはみ出すことを説明する斜視図。
以下、に、添付図面を参照して、実施形態に係る呼びボタン装置について説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態で説明するエレベータ乗場の外観図である。このエレベータ乗場10の壁面には乗降口12が形成され、この乗降口12を開閉する鉄板製のドア14と、ドア14の周囲に配置されている枠部材16(上側および左右側の三方の周囲に配置されている三方枠)とが設けられている。ドア14としては、例えば、一対のドアパネルを備え、このドアパネルが左右に移動することにより乗降口12が開閉される。
枠部材16は、3つの枠構成部材16A、すなわち、左側枠部16Lと上側枠部16Uと右側枠部16Rとで構成されている。左側枠部16L、上側枠部16Uおよび右側枠部16Rは、いずれも、エレベータ乗場10の正面側およびドア側の壁面を形成するように折り曲げ加工されたプレート状の部材である。
図2は、図1の矢視X−Xの断面図である。右側枠部16Rは、乗場正面側の壁面を形成している正面部16Fと、正面部16Fに連続し正面部16Fとドア14との間の壁面を形成している内側部16Nと、正面部16Fに連続してL字状に奥側(エレベータ乗場10で乗りかごに乗る方向側)に折れ曲がってなる立ち上がり部16Eとで構成される。そして、この右側枠部16Rには、乗りかごが到着すると点灯する到着灯18(図1参照)と、エレベータの乗りかごを呼ぶ呼びボタン装置20とが設けられている。このように呼びボタン装置20が右側枠部16Rに組み込まれて配置されていることにより、建物の壁面に呼びボタン装置設置用の開口を形成しなくてもよく、意匠性・操作性の観点で好ましい。
図3(a)および(b)は、それぞれ、裏側部材の裏面側の斜視図、および、裏側部材の裏側開口を示す平面図である。図4は、本実施形態で裏側部材を右側枠部に位置決めすることを示す斜視図である。図1〜図4に示すように、呼びボタン装置20は、右側枠部16Rの所定位置に形成された開口17U、17L(呼びボタン用の通し孔)からそれぞれ突出する呼びボタン22U、22Lと、開口17U、17Lにそれぞれ重ね合わせられる裏側開口26U、26Lが形成された裏側部材28と、を備えている。また、呼びボタン装置20は、裏側部材28の裏面側に取り付けられ呼びボタン22Uを正面側に向けて付勢しつつ進退動可能に保持する保持部材(操作ユニット)30Uを備えており、呼びボタン22Lについても同様の保持部材30L(図1参照)を備えている。更に、呼びボタン装置20は、保持部材30U、30Lを保護するための箱34を備えている。そして、保持部材30U、30Lには電線ケーブル36が接続され、箱34とエレベータ昇降路用のふさぎ板38とを貫通して昇降路40へと伸びている。
(裏側部材)
図2、図3に示すように、裏側部材28は略L字状に折り曲げられた部材であって、鉄板等の不燃材で製作されており、正面部28Fと、正面部28Fに連続してL字状に奥側に折れ曲がっている立ち上がり部28Eと、奥側に向けて正面部28Fの裏側に立設する複数本のボルト29P、29Qとで構成される。ボルト29P、29Qには、ナットがネジ係合する雄ネジが形成されている。この裏側部材28は、右側枠部16Rの裏側に、立ち上がり部28Eを立ち上がり部16Eに当接させるとともに正面部28Fを正面部16Fに当接させつつ接着剤で固着されるようになっている。
立ち上がり部16Eと立ち上がり部28Eとには、裏側部材28を枠部材(右側枠部16R)に対して位置決めする位置決め手段50が設けられている。位置決め手段50は、右側枠部16Rの立ち上がり部16Eから内側(裏側部材側)に向けて突出する位置合わせ用凸部52と、裏側部材28の立ち上がり部28Eに形成され、位置合わせ用凸部52によってそれぞれ位置決めされる位置合わせ用孔部54と、で構成される。位置合わせ用孔部54は、裏側部材28の長手方向、すなわち、裏側部材28を右側枠部16Rに固定したときに裏側部材28の上部と下部とにそれぞれ位置するように2つ形成されており、これに対応して位置合わせ用凸部52も上下方向に沿って配列されるように2つ形成されている。位置合わせ用凸部52は、例えばプレス加工で形成されている。
裏側開口26U、26Lは、それぞれ、呼びボタン22U、22Lが挿通する矩形状(略正方形状)の開口である。また、裏側部材28は、裏側開口26Uの四隅にそれぞれ連通する4つの裏側副開口25Uを有する。この結果、裏側開口26Uと裏側副開口25Uとによって、本実施形態では、開口四隅に矩形状(略正方形状)の切欠き27Uが形成されたようになっている。裏側開口26Lについても同様である。本実施形態では、開口26U、26Lの寸法は、呼びボタン22の外形よりも周囲にやや大きく(例えば0.5mm程度大きく)加工されており、裏側開口26U、26Lの寸法は、更に周囲にやや大きく(例えば1mm程度大きく)加工されている。
裏側開口26Uの両サイドには上記のボルト29Pがそれぞれ配置されており、裏側開口26Lの両サイドにもボルト29Pがそれぞれ配置されている。ボルト29Pは例えば溶接によって固定されている。呼びボタンを保持する保持部材30U、30Lは、それぞれ、ボルト29Pで裏側部材28の裏側にネジ固定されるようになっている。また、上記の箱34は裏側部材28のボルト29Qにネジ止めされている。
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用、効果を説明する。エレベータ乗場10に呼びボタン装置20を設置する際、作業者は、図4に示すように、右側枠部16Rを作業台に載せた後、裏側部材28を片手に持ち接着面28S(右側枠部16Rに接着する面)に全面にわたって接着剤を塗る。
次に、裏側部材28の位置合わせ用孔部54を右側枠部16Rの位置合わせ用凸部52で位置決めし、裏側部材28の接着面28Sを右側枠部16Rの底面16Bに貼り合わせる。なお、この位置合わせによって、裏側部材28の横幅方向の位置合わせが併せてなされるように、右側枠部16Rおよび裏側部材28の加工が予めなされている。
次に、ハンドバイス60等により、立ち上がり部16Eと立ち上がり部28Eとの相互位置を固定する。
更に、裏側部材28の裏面28Bに重し58を適宜載せて荷重をかける。この結果、接着剤は接着面全体にムラ無く充填されていき、次第に裏側部材28の外周側、裏側副開口25側、および、裏側開口26側に不要な接着剤がはみ出してくる。ここで、裏側開口26側にはみ出そうとする接着剤の大部分が裏側副開口25にまわり込んで収容される。
接着剤が固化した後、重し58を取り外し、裏側部材28の外周側にはみ出た接着剤と、右側枠部16Rの開口17U、17Lの開口縁17Eにはみ出た接着剤とを工具などにより取り除く。
以上説明したように、本実施形態では、作業者が、裏側部材28の位置合わせ用孔部54を右側枠部16Rの位置合わせ用凸部52に合わせることで裏側部材28の位置決めを瞬時に行うことができる。
また、ハンドバイス60などにより裏側部材28の立ち上がり部28Eと右側枠部16Rの立ち上がり部16Eとの相互位置を固定することで、裏側部材28の裏面28Bに重し58を適宜載せて荷重をかけても位置合わせがずれることが防止される。
更に、裏側部材28と右側枠部16Rとの接着時に裏側開口26に接着剤がはみ出る力が生じるが、はみ出た接着剤の大部分を裏側副開口25に溜めておくことができ、呼びボタンの通し孔である右側枠部16Rの開口17U、17Lの開口縁17E(図4参照)にまで接着剤が被ってしまうことがほとんどなくなる。従って、接着剤の取り除きにかかる時間を大幅に短縮できることに加え、接着剤の取り除きが不十分で呼びボタン22U、22Lがセって動作不良を起こしてしまう可能性を大幅に低減させることができる。
なお、図1では、建屋の最下階と最上階とを除くフロアのエレベータ乗場10における呼びボタン装置20を図示しており、2つの呼びボタン22U、22Lが設けられているが、最下階や最上階の乗場のように呼びボタンが1つのみ設けられていても、同様の構造にすることができる。
また、本実施形態では、位置決め手段50が位置合わせ用凸部52と位置合わせ用孔部54とで構成される例で説明したが、裏側部材28を右側枠部16Rに位置合わせ可能である限り、位置決め手段50は他の構成とすることが可能である。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図5は、本実施形態に係る呼びボタン装置の裏側部材の裏側開口および裏側副開口を示す平面図である。本実施形態では、第1実施形態に比べ、裏側副開口の構成が異なる。
本実施形態では、裏側部材の裏側副開口が裏側開口26とは分離されている。本実施形態では、裏側副開口は、裏側開口26の四隅部の外側に配置された4つの折れ曲がり状孔部70で構成されている。各折れ曲がり状孔部70は、四隅部を外側から囲う形状にされている。
本実施形態では、第1実施形態で奏する効果に加え、裏側部材を右側枠部16Rに貼り合わせる際、第1実施形態に比べ、裏側開口26側にはみ出る接着剤を裏側開口26とは分離した折れ曲がり状孔部70に更に溜めておくことができるので、接着剤の取り除きが更に容易となる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図6は、本実施形態に係る呼びボタン装置の裏側部材の裏側副開口を示す平面図である。本実施形態では、第1実施形態に比べ、裏側副開口の構成が異なる。
本実施形態では、裏側部材の裏側副開口が裏側開口26とは分離されている。本実施形態では、裏側副開口は、裏側開口26の周囲に配置された複数の矩形状開口72(長方形状開口)で構成されている。
本実施形態では、第1実施形態で奏する効果に加え、板金加工で裏側副開口(矩形状開口72)を形成する際に裏側部材の変形を低減させることができ、平坦度の向上による接着品質の向上を図ることができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。図7は、本実施形態に係る呼びボタン装置の裏側部材の裏側副開口を示す平面図である。本実施形態では、第1実施形態に比べ、裏側副開口の構成が異なる。
本実施形態では、裏側部材の裏側副開口が裏側開口26とは分離されている。本実施形態では、裏側副開口は、裏側開口26の周囲に配置された複数の円孔状開口74で構成されている。
本実施形態では、第1実施形態で奏する効果に加え、板金加工で裏側副開口(円孔状開口74)を形成する際に裏側部材の変形を低減させることができ、平坦度の向上による接着品質の向上を図ることができる。
[第5実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図8は、本実施形態に係る呼びボタン装置の裏側部材の裏側副開口を示す平面図である。本実施形態では、第1実施形態に比べ、裏側副開口の構成が異なる。
本実施形態では、裏側部材の裏側副開口が裏側開口26とは分離されている。本実施形態では、裏側副開口は、裏側開口26の周囲に配置された複数の長孔76で構成されている。この長孔76は、裏側開口26の開口縁に沿って長い形状にされている。そして、長孔76の両端部76Eが、長孔外方向へ凸の湾曲形状にされている。
本実施形態では、第1実施形態で奏する効果に加え、板金加工で裏側副開口(長孔76)を形成する際に裏側部材の変形を低減させることができ、平坦度の向上による接着品質の向上を図ることができる。
<比較検討例>
図9は、従来例の呼びボタン装置を構成する裏側部材の裏面側の斜視図である。図10は、従来例で、裏側部材を右側枠部に位置決めすることを示す斜視図である。図11は、従来例で、枠部材と裏側部材との間から接着剤がはみ出すことを説明する斜視図である。
図9〜図11に示すように、従来例の呼びボタン装置は、ドア周囲の枠部材を構成する右側枠部116Rの開口117U、117Lからそれぞれ露出する呼びボタン(図示せず)と、右側枠部116Rの裏側に接着剤で固着される裏側部材128と、裏側部材128の裏面側に取り付けられ、呼びボタンをそれぞれ奥側方向(前後方向)に進退動可能なように保持する保持部材(図示せず)と、を備えている。
裏側部材128は鉄板製の平板形状となっており、裏側部材128には、開口117U、117Lにそれぞれ重ね合わせられる裏側開口126U、126Lが形成されている。開口117U、117Lの寸法は、呼びボタンの外形よりも周囲にやや大きく(例えば0.5mm程度大きく)加工されており、裏側開口126U、126Lの寸法は、更に周囲にやや大きく(例えば1mm程度大きく)加工されている。そして、裏側部材128の裏面側に、保持部材を固定するためのボルト129Pが合計4本立設し、保持部材を保護する箱(図示せず)を固定するためのボルト129Qも合計4本立設している。
従来例の呼びボタン装置をエレベータ乗場に設置する際、作業者は、右側枠部116Rを作業台に載せた後、裏側部材128を片手に持ち接着面128S(右側枠部116Rの正面部の裏面側に接着する面)に全面にわたって接着剤を塗る。
そして、右側枠部116Rに裏側部材128を位置合わせして載置する。その際、開口117U、117Lにそれぞれ裏側開口126U、126Lが重ね合わせられるように、すなわち、開口117U、117Lの周囲に接着剤の逃げ用空間Sが均一な幅Wで形成されるように、裏側部材128を右側枠部116Rに位置合わせして載せる。更に、右側枠部116Rと裏側部材128との間に接着剤をムラ無く充填させるために裏側部材上に重し158を適宜載せる。接着剤が固化した後、重し158を取り外し、裏側部材128の外周側にはみ出た接着剤と、開口117U、117Lの開口縁117Eにはみ出た接着剤とを工具などにより取り除く。なお、接着剤のこのはみ出しを確認することで、裏側部材128の接着面全体にわたり接着剤をムラなく充填できたことの確証が得られる。
このような従来例では、右側枠部116Rと裏側部材128との間からはみ出した接着剤Kが右側枠部116Rの開口縁117Eにまで被ってしまっている。従って、このはみ出した接着剤Kが固化したものに呼びボタンが接触してセってしまうことを防止するために、はみ出した接着剤Kを工具などで十分に取り除く必要がある。特に開口117Eの四隅部では、接着剤Kのはみ出し量が多くなりやすい上に取り除き作業が複雑である。
また、重し158による荷重の不均等により、接着剤の固化中に裏側部材128が位置合わせした位置からずれてしまうため、再度の位置合わせが必要になることが多い。このため、裏側部材128右側枠部116Rに接着させる工程では時間がかる。
一方、第1実施形態では、右側枠部16Rに裏側部材28を貼り合わせた際に接着剤にはみ出す力が作用しても、はみ出した接着剤は裏側副開口25に収容される。従って、右側枠部16Rの開口17U、17Lの開口縁17Eにまで接着剤が被ってしまうことがほとんどなくなる。よって、接着剤の取り除きにかかる時間を大幅に短縮できることに加え、接着剤の取り除きが不十分で呼びボタン22U、22Lがセって動作不良を起こしてしまう可能性を大幅に低減させることができる。第2〜第5実施形態では、この効果に加え、裏側部材の変形を低減させる効果も奏する。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲はそれらに限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
12 乗降口
16A 枠構成部材
17U、L 開口
20 呼びボタン装置
22U、L 呼びボタン
25U、L 裏側副開口
26U、L 裏側開口
28 裏側部材
30U、L 保持部材
50 位置決め手段
70 折れ曲がり状孔部(裏側副開口)
72 矩形状開口
74 円孔状開口
76 長孔
117U、L 開口
126U、L 裏側開口
128 裏側部材

Claims (5)

  1. エレベータの乗りかごを呼ぶ呼びボタン装置であって、
    乗降口周囲の枠構成部材に形成された開口に露出して配置される呼びボタンと、
    前記枠構成部材の裏側に接着剤で固着され、前記開口に重ね合わせられる裏側開口が形成された裏側部材と、
    前記裏側部材に取り付けられ、前記呼びボタンを進退動可能に保持する保持部材と、
    前記枠構成部材および前記裏側部材に設けられ、前記裏側部材を前記枠構成部材に対して位置決めする位置決め手段と、
    を備え、
    前記裏側部材には、前記裏側部材を前記枠構成部材に固着する際に不要な接着剤を収容する裏側副開口が形成されていることを特徴とする呼びボタン装置。
  2. 前記裏側副開口が前記裏側開口とは分離されていることを特徴とする請求項1記載の呼びボタン装置。
  3. 前記裏側副開口が複数の矩形状開口で構成されることを特徴とする請求項2記載の呼びボタン装置。
  4. 前記裏側副開口が複数の円孔状開口で構成されることを特徴とする請求項2記載の呼びボタン装置。
  5. 前記裏側副開口は、前記裏側開口の開口縁に沿って長い複数の長孔で構成され、
    前記長孔の両端部が、長孔外方向へ凸の湾曲形状にされていることを特徴とする請求項2記載の呼びボタン装置。
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