JP2014114146A - エレベーター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベーター装置の大型化を防止しつつ、作業に必要な足場を確保する。
【解決手段】エレベーター装置1は、透明部材からなる透明部45を有し、昇降路2内を昇降する乗りかご4と、乗りかご4の上面部41に設けられた上収納部46と、乗りかご4の下面部42に設けられた下収納部50と、上作業台100と、下作業台200と、を備える。上作業台100は、上収納部48に、上面部42の延在方向に摺動可能に係合し、上収納部48に収納された収納状態と、上収納部48から露出した露出状態に設定可能である。下作業台200は、下収納部50に、下面部42の延在方向に摺動可能に係合し、下収納部50に収容された収納状態と、下収納部50から露出した露出状態に設定可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベーター装置に関し、特に作業者が足場とする作業台を有するエレベーター装置に関するものである。
一部がガラスなどの透明部材で形成され、乗員が外の景色を眺めることを可能とする、いわゆる展望用のエレベーターが知られている。このようなエレベーターの点検や清掃作業(以下、メンテナンスと称する場合がある)の際に、作業者がガラスで形成されている部分を足場として利用すると、ガラスに傷がついたり、割れてしまったりする。したがって、ガラスを保護しつつ、メンテナンスに必要な足場を確保するため、エレベーターを設置する建屋側にメンテナンス用の作業台を設置することが行われている。
しかし、建屋側にメンテナンス用の作業台を設置するためのスペースがない場合、メンテナンスに必要な足場を確保することができない。そこで、乗りかごにメンテナンス用の作業台を設けたエレベーター装置が提案されている。
特許文献1には、かご室を有し、そのかご室の少なくとも天井の一部を含む外壁が透明部材からなる透明部となっている展望エレベーターが記載されている。この展望エレベーターは、かご室における天井の上に起伏動可能に作業台を設け、この作業台をエレベーターの運転時には起立させて透明部から離反させる。また、この展望エレベーターは、メンテナンス等の作業時には、この作業台を倒伏させてその透明部を覆い、かご室における天井上の作業員の移動可能な領域を拡張させる。
特許第4619016号公報
しかし、特許文献1の展望エレベーターでは、展望エレベーターの運転時には作業台を起立させることから、展望エレベーターの上下方向の大きさが、作業台によって拡大されてしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、エレベーター装置の大型化を防止しつつ、メンテナンスに必要な足場を確保することができるエレベーター装置を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のエレベーター装置は、かごと、作業台と、収納部と、を備える。かごは、透明部材からなる透明部を有し、昇降路内を昇降する。収納部は、かごの上部又は底部に設けられる。作業台は、収納部に、かごの上部又は底部の延在方向に摺動可能に係合し、収納部に収納された収納状態と、収納部から露出した露出状態と、に設定可能である。
本発明のエレベーター装置では、作業台を、かごの上部又は底部の延在方向に摺動させて、収納部から露出した露出状態に設定することで、作業に必要な足場を確保することができる。また、エレベーター装置の稼動時など足場が不要なときは、作業台を、かごの上部又は底部の延在方向に摺動させて収納部に収納して、収納状態に設定することできる。このため、エレベーター装置の大型化を防止することができる。
本発明によれば、エレベーター装置の大型化を防止しつつ、メンテナンスに必要な足場を確保することができる。
本発明の実施形態に係るエレベーター装置の模式図である。 エレベーター装置の乗りかごを示す斜視図である。 エレベーター装置の下作業台を示す斜視図である。 図3のX−X線断面図である。 図1のエレベーター装置の作用を説明する斜視図である。 図5のY−Y線断面図である。 上作業台を回転させ、下作業台を上方へ移動させた状態のエレベーター装置の斜視図である。 図7のエレベーター装置の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態に係るエレベーター装置1について、図1〜図8を参照して説明する。説明は以下の順序で行う。
1.エレベーター装置1の構成の概要
2.上作業台(第1の作業台)の構成
3.下作業台(第2の作業台)の構成
4.エレベーター装置1の作用
なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
<エレベーター装置1の構成の概要>
まず、図1及び図2を参照して、エレベーター装置1の構成の概要について説明する。
図1は、エレベーター装置1の模式図である。図2は、エレベーター装置1の乗りかご4を示す斜視図である。
図1に示すように、エレベーター装置1は、建物内に形成された昇降路2内に設置されたガイドレール3に沿って昇降路2内を昇降する乗りかご4と、乗りかご4に対して主ロープ5を介して連結された釣合錘6と、を備えている。昇降路2の一部(乗りかご4の後述する透明部45に対向する部分)は、ガラスなどの透明部材で形成されている。
以下の説明において、昇降路2の底部と平行な平面における1方向をX方向と称し、同平面上においてX方向に直交する方向をY方向と称し、また、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向(上下方向)と称する。
また、エレベーター装置1は、主ロープ5が巻き掛けられた巻上機7と、巻上機7の駆動を制御する制御盤8と、を備えている。
巻上機7及び制御盤8は、昇降路2に形成された機械室21内に配置されている。
乗りかご4は、略直方体状に形成されている。また、乗りかご4は、略正方系形の平板状に形成された上面部41及び下面部42を備えている。本実施形態では、上面部41が乗りかご4の上部を形成し、下面部42が乗りかご4の底部を形成している。
また、乗りかご4は、上面部41及び下面部42の外縁部をそれぞれ連結する4つの側面部43a,43b,43c,43dを備えている。以下の説明において、側面部43a,43b,43c,43dを側面部43と総称する場合がある。
主ロープ5に連結されたエレベーター装置1の上面部41と下面部42は、Z方向に所定の距離を空けて、平行に対向する。また、側面部43aと側面部43cは、X方向に所定の距離を空けて平行に対向し、側面部43bと側面部43dは、Y方向に所定の距離を空けて平行に対向する。
上面部41、下面部42及び側面部43は、乗りかご4の内部に、かご室(図示省略)を形成する。
側面部43aには、かご室に連通し、エレベーター装置1の乗員が出入りする出入口(図示省略)が形成されている。側面部43aには、出入口を塞ぐドア部44が設けられている。以下の説明において、乗りかご4のX方向における中心から側面部43a側を乗りかご4の前側と称し、その反対側を後側と称する場合がある。
図2に示すように、乗りかご4には、透明部材、本実施形態ではガラスからなる透明部45が形成されている。なお、透明部材としてガラスに代えて他の光を透過する部材、例えば透明樹脂を用いてもよい。
透明部45は、上面部41の一部を形成する上面透明部45aと、側面部43b,43c,43dの一部を形成する側面透明部45b,45c,45dによって構成されている。側面透明部45cは、略正方形の平板状に形成され、側面部43cの上端部から下端部近傍までを形成している。
側面透明部45b,45dは、縦長の略矩形平板状に形成され、側面部43b,43dのX方向の略中央部から側面部43c側の端部(後端部)までを形成している。側面部43b,43dの側面部43c側の端部(後端部)は、側面透明部45cのY方向の両端部に接合されている。
上面透明部45aは、横長の略矩形平板状に形成され、上面部41のX方向の略中央部から側面部43c側の端部(後端部)までを形成している。上面透明部45aのY方向の両端部は、側面透明部45b,45dの上端部に接合され、X方向の側面部43c側の端部(後端部)は、側面透明部45cの上端部に接合されている。
エレベーター装置1の乗員は、透明部45及び昇降路2を介して、エレベーター装置1外を展望することができる。すなわち、本実施形態のエレベーター装置1は、いわゆる展望用エレベーター装置である。
乗りかご4の下面部42には、外装パネル46が設けられている。外装パネル46は、下面部42の後側を覆って乗りかご4を装飾するために用いられる部材である。外装パネル46は、大パネル461と、2つの小パネル462と、から構成されている。
大パネル461は、横長の略区形平板状に形成され、上端部が下面部42の下面における側面部43c側の端部(後端部)に接合されている。2つの小パネル462は、横長の略区形平板状に形成され、上端部が下面部42の下面におけるY方向の両端部にそれぞれ接合されている。小パネル462の互いに対向する側面部(内側の側面部)には、上下方向に延びるガイドレール463が形成されている。
大パネル461のY方向の長さは、側面部43cのY方向の長さより短く設定されている。したがって、大パネル461のY方向の両端部と、2つの小パネル462の側面部43c側の端部(後端部)との間には、所定の隙間Sが形成されている。
上面部41における側面部43a側(前側)には、第1の作業台としての上作業台100を収納する上収納部48が設けられている。上収納部48及び上作業台100の構成については、後述する。
乗りかご4の下部には、第2の作業台としての下作業台200を収納する下収納部50が設けられている。下収納部50及び下作業台200の構成については、後述する。
<2.上作業台100の構成>
次に、図2を参照して、上作業台100の構成について説明する。
図2に示すように、上作業台100は、Y方向に長い略矩形平板状に形成されている。上作業台100の互いに対向する長辺部の長さは、上面部41のY方向の長さよりもやや短く設定されている。また上作業台100の互いに対向する短辺部の長さは、上面部41のX方向における側面部43a側の端部(前端部)から上面透明部45aの前端部までの長さと略等しく設定されている。
上作業台100は、上面部41の前側に設けられている上収納部48に支持されている。上収納部48は、略矩形平板状の平板部481と、平板部481の長手方向の両端部に設けられた2つの上支持部482と、を有している。
平板部481の互いに対向する長辺部の長さは、上面部41のY方向の長さと略等しく設定されている。また平板部481の互いに対向する短辺部の長さは、上作業台100の短辺部の長さと略等しく設定されている。
平板部481の中心には、下方向に突出する回転軸483が設けられている。回転軸483は、上面部41の軸受け部(図示省略)に回転可能に係合している。したがって、上収納部48は、乗りかご4に回転可能に支持されている。
上支持部482は、略直方体状に形成されている。上支持部482は、平板部481の長手方向の両端部に設けられている。
上支持部482の上面部及び下面部は、略矩形状に形成されており、互いに対向する長辺部の長さは、平板部481の短辺部の長さに略等しく設定されている。
上支持部482の互いに対向する側面には、平板部481の長手方向に凹む凹部484が上支持部482の長手方向に亘って形成されている。凹部484には、上作業台100の長手方向の両端部が摺動(スライド)可能に係合している。これによって、上収納部48は、上作業台100を、上作業台100が上面部41の延在方向に摺動可能となるように支持している。
上作業台100は、平板部481を上方から覆うように上収納部48に収納されている。このように上作業台100が、上収納部48に収容されて、上面透明部45aを覆わない(対向しない)状態を上作業台100の収納状態と称する。
<3.下作業台200の構成>
次に、図3及び図4を参照して、下作業台200について説明する。
図3は、下作業台200の斜視図である。図4は、図3のX−X線断面図である。なお、図3においては、外装パネル46と下作業台200の一部を仮想線(2点鎖線)で示している。
図3に示すように、下作業台200は、作業台本体210と、高さ調節機構220と、を有している。下作業台200は、小パネル462の下部に設けられている下支持部49にX方向に摺動(スライド)可能に支持されている。
下支持部49は、略直方体状に形成されている連結部491と、連結部491の下端部からY方向に曲折して内側に延びる延出部492と、を有している。連結部491の上面部は、小パネル462の下面部と略同一の形状をしている。連結部491の上面部は、小パネル462の下面部に接着剤で接着され、または、ボルト締結されることによって、固定されている。なお、下支持部49と小パネル462とを一体的に形成してもよい。
連結部491の内側の側面部には、X方向に沿ってガイドレール493が形成されている。ガイドレール493のX方向の一端部は上方へ曲折するように形成されており、小パネル462の側面部の内側に形成されたガイドレール463に接続されている。
延出部492は、略矩形平板状に形成され、上面にX方向に延びるガイドレール494(図4参照)が形成されている。また、延出部492の上面部は、下面部42とZ方向に平行に対向している。
作業台本体210は、略矩形平板状に形成された上面部211と、上面部211の外縁部から鉛直方向に延びる側面部212と、を有している。
側面部212は、上面部211の互いに対向する一方の長辺部の外延部から鉛直方向に延びる側面部212aと、他方の長辺部から鉛直方向に延びる側面部212cと、を有している。また、側面部212は、側面部212a及び側面部212cのY方向の端部を連結し、互いに対向する側面部212b及び側面部212dを有している。側面部212b,212dの下端部は、延出部492の上面部に摺動(スライド)可能に載置される。
側面部212aのY方向の両端部には、X方向に突出する突出部213が設けられている。突出部213のY方向の長さは、大パネル461と小パネル462との間の所定の隙間Sの長さよりもやや短く設定されている。
側面部212b及び側面部212dの側面部212a側の端部には、Y方向に突出する棒状の突出ピン214が設けられている。突出ピン214は、下支持部49のガイドレール493に係合している。また、突出ピン214の先端には、出没自在に設けられた爪部(図示省略)が設けられている。突出ピン214の爪部を、ガイドレール493に接続されている小パネル462のガイドレール463の任意の位置で出すことによって、突出ピン214を小パネル462に移動不能に固定することができる。
また、側面部212b及び側面部212dには、Y方向に貫通する係合孔215が設けられている。この係合孔215は、側面部212b及び側面部212dにおける側面部212c側の端部から略中央部まで形成されている。
高さ調節機構220は、作業台本体210の内側に収容されている。高さ調節機構220は、第1可動部221と、第2可動部230と、を有している。第1可動部221は、略直方体状に形成されている第1可動部本体222と、第1可動部本体222よりもZ方向の長さが短い(高さが低い)略矩形平板状に形成された補強部223と、を有している。
第1可動部本体222のX方向の一端部は、第1可動部本体222の下面と補強部223の下面とが面一となるように、補強部223に連続している。このため、第1可動部221の一端部には、段部225が形成されている。
第1可動部221の下面部は、延出部492のガイドレール494に係合しており、第1可動部221は、X方向に移動可能に下支持部49に支持されている。
第1可動部本体222のX方向の他端部には、第2可動部230の後述する回転軸232を軸支する軸受け部224が設けられている。
軸受け部224は、回転軸232を図3に示すR方向に回転可能に軸支している。一方で、軸受け部224は、回転軸232がR方向に対して逆方向に回転することを規制し、軸受け部224に設けられた解除ボタン(図示省略)が作業者により操作(押下)された場合のみ、逆方向への回転を許容する。
第2可動部230は、略矩形平板状に形成された第2可動部本体231と、第2可動部本体231のX方向の一端部に設けられた回転軸232と、第2可動部本体231の他端部に設けられ、Y方向に突出する棒状の係合ピン233と、を有している。係合ピン233は、作業台本体210の係合孔215に係合している。係合ピン233の先端には、出没自在に設けられた爪部(図示省略)が設けられている。係合ピン233の爪部を、係合孔215の任意の位置で出すことによって、係合ピン233を作業台本体210の側面部212b,212dに移動不能に固定することができる。
延出部492に作業台本体210の側面部212b,212dの下端部が載置されると、作業台本体210は、外装パネル46及び下支持部49で区画される空間内に収容される。この下作業台200の状態を、下作業台200の収納状態と称する。したがって、外装パネル46及び下支持部49は、下作業台200を収納する下収納部50を構成する。
<4.エレベーター装置1の作用>
次に、本実施形態におけるエレベーター装置1の作用について、図5〜図8を参照して、説明する。
図5は、エレベーター装置1の作用を説明する斜視図である。図6は、図5のY−Y線断面図である。図7は、上作業台100を回転させ、下作業台200を上方へ移動させた状態のエレベーター装置1の斜視図である。図8は、図7のエレベーター装置1の要部拡大図である。
メンテナンスに必要な足場を確保する際、作業者によって、上収納部48に収納された上作業台100が、出入口が形成された側面部43aから離れる方向に引き出されると、上作業台100は、凹部484に沿って、上面部41の延在方向に摺動する。そして、上作業台100は、図5に示すように、上収納部48内から露出される。ここで、上作業台100が上収納部48から露出した状態を、上作業台100の露出状態と称する。このように、上収納部48に支持されている上作業台100は、収納状態と、露出状態とに設定可能である。
露出状態の上作業台100は、上面透明部45aを上方から覆って、上面透明部45aとZ方向に対向している。
また、下収納部50に収容された下作業台200の作業台本体210が、作業者によって、出入口が形成された側面部43aから離れる方向に引き出されると、側面部212aが高さ調節機構220の段部225に係合する(図6参照)。そして高さ調節機構220は、側面部212aに押圧され、延出部492のガイドレール494にガイドされて移動する。
また、延出部492の上面部に載置されている作業台本体210の側面部212b,212dが、延出部492の上面部上を摺動する。また、作業台本体210の突出ピン214は、下支持部49のガイドレール493にガイドされて移動する。
このように、下作業台200が、延出部492に沿って、乗りかご4の下面部42の延在方向に摺動する。そして、図5に示すように、下作業台200が下収納部50内から露出する。ここで、下作業台200が下収納部50から露出した状態を、下作業台200の露出状態と称する。このように、下支持部49に支持されている下作業台200は、収納状態と、露出状態とに設定可能である。
図6に示すように、露出状態に設定された下作業台200の突出部213は、大パネル461と小パネル462との間の所定の隙間S内に配置される。
また、図7に示すように、回転軸483を中心に上収納部48を、例えばR2方向に回転させて、上作業台100を回転前の基準位置から回転位置に移動させることができる。なお、上収納部48は、上作業台100が収納状態又は露出状態のいずれの状態であっても、回転可能である。なお、回転方向はR2の逆方向であってもよい。
また、図7に示すように、露出状態の下作業台200を上方へ移動させることができる。図8に示すように、作業台本体210を水平に保ったまま上方へ移動させると、第2可動部230の係合ピン233は、側面部212b,212dの係合孔215を区画する内縁を摺動して係合孔215内を移動する。この移動に伴い第2可動部本体231及び回転軸232がR方向に回動する。そして、係合ピン233の爪部を係合孔215の任意の位置で出すと、係合ピン233が側面部212b,212dに移動不能に固定される。また、作業台本体210を水平に保ったまま上方へ移動させると、作業台本体210の突出ピン214は、小パネル462のガイドレール463にガイドされて移動する。そして、突出ピン214の爪部をガイドレール463上の任意の位置で出すと、突出ピン214が小パネル462に移動不能に固定される。このように、作業台本体210を水平に保ったまま、下作業台200を上方へ移動させることができる。なお、突出ピン214に爪部を設けることに代えて、大パネル461と小パネル462との間の所定の隙間Sに突出して、作業台本体210を支持する支持部を大パネル461又は小パネル462に設けてもよい。
また、メンテナンスが終了して足場が不要になったときは、露出状態の上作業台100を、上収納部48内に摺動させて収納し、収納状態に設定することができる。
また、上方へ移動させた下作業台200を、下方へ移動させて、下収納部50内に摺動させて収納し、収納状態に設定することができる。このとき、作業台本体210の側面部212cが第2可動部230の第2可動部本体231を押圧して、高さ調節機構220が、延出部492のガイドレール494にガイドされて、下収納部50内に移動する。
本実施形態のエレベーター装置1では、上作業台100及び下作業台200を露出状態に設定することで、メンテナンスに必要な足場を確保することができる。また、足場が不要なときは、上作業台100及び下作業台200を収納状態に設定することできる。このため、エレベーター装置の大型化を防止することができる。
また、収納状態の上作業台100は、乗りかご4の上面部41の上面透明部45a以外の部分を覆うように収納される。また、収納状態の下作業台200は、エレベーター装置1外から看守されない。したがって、上作業台100及び下作業台200を乗りかご4に取り付けてもエレベーター装置1の見栄えは損なわれない。
また、連結部491の内側の側面部にガイドレール493が形成され、小パネル462の内側の側面部にガイドレール463が形成されている。このため、下作業台200を移動させるためのガイドレール463及びガイドレール493は、エレベーター装置1外から看守されない。したがって、エレベーター装置1の見栄えは損なわれない。
また、回転軸483を中心に上収納部48を回転させて、上作業台100を回転前の基準位置から回転位置に移動させることができるので、足場の位置をメンテナンスに好適な位置に適宜調整することができる。
また、収納状態の上作業台100は、上面透明部45aを覆わない(に対向しない)ので、エレベーター装置1の乗員は、上作業台100に視界を遮られることなく、エレベーター装置1外を展望できる。
また、露出状態の下作業台200を上方へ移動させることができるので、足場の高さをメンテナンスに好適な位置に適宜調整することができる。
以上、本発明のエレベーター装置の実施の形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、本実施形態では、乗りかご4に上作業台100及び下作業台200を設置した態様を説明した。しかし、上作業台100又は下作業台200のどちらか一方のみを設置してもよい。
また、外装パネル46の設置を省略し、下支持部49を乗りかご4の下面部42に直接接合させてもよい。この場合、下支持部49のみで、下収納部を形成する。
1…エレベーター装置、 2…昇降路、 3…ガイドレール、 乗りかご(かご)4、 41…上面部、 42…下面部、 43…側面部、 44…ドア部、 45…透明部、 46…外装パネル、 48…上収納部、 49…下支持部、 50…下収納部、 100…上作業台100、 下作業台…200、 210…作業台本体、 211…上面部、 212…側面部、 213…突出部、 214…突出ピン、 215…係合孔、 220…高さ調節機構、 221…第1可動部、 222…第1可動部本、 223…補強部、 224…軸受け部、 225…段部、 230…第2可動部、
231…第2可動部本体、 232…回転軸、 233…係合ピン、 461…大パネル、 462…小パネル、 463…ガイドレール、 481…平板部、 482…上支持部、 483…回転軸、 484…凹部、 491…連結部、 492…延出部、 493…ガイドレール、 494…ガイドレール

Claims (4)

  1. 透明部材からなる透明部を有し、昇降路内を昇降するかごと、
    前記かごの上部又は底部に設けられる収納部と、
    前記収納部に、前記かごの上部又は底部の延在方向に摺動可能に係合し、前記収納部に収納された収納状態と、前記収納部から露出した露出状態と、に設定可能である作業台と、を備えた
    エレベーター装置。
  2. 前記収納部は、前記かごの底部に設けられ、
    前記露出状態の作業台を上下方向に案内するガイド部を備える
    請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. 前記収納状態の前記作業台は、前記透明部を覆わない
    請求項1に記載のエレベーター装置。
  4. 前記収納部は、上下方向に延びる回転軸を中心に回転可能に設けられている
    請求項1に記載のエレベーター装置。
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