JP2009155074A - エレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2台のエレベータの乗りかごのうち一方のエレベータの乗りかごを点検運転する場合に、点検作業者が誤操作することを防止するとともに、エレベータ利用者の安全性および利便性を向上させることができるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置を提供する。
【解決手段】本発明によるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置1は、乗場壁面2に固定された外ボックス4と、外ボックス4内に取り出し自在に設けられ、乗場ボタン6と、乗場階表示部7とを含むフェースプレート8と、フェースプレート8の裏面側に設けられたボックス本体10と、ボックス本体10に内蔵されたメンテナンスボックス11とを有する内ボックス5とを備えている。外ボックス4の側壁4aに、内ボックス5が二つの方向に各々引き出し自在となる案内手段20が設けられている。また、外ボックス4の側壁4aに、内ボックス5が外ボックス4から引き出されたことを検出する第1検出手段23と第2検出手段24が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、2台の乗場出入口間の乗場壁面に設けられたエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置に係り、とりわけ点検作業者が誤操作することを防止するとともに、エレベータ利用者の安全性および利便性をより一層向上させたエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置に関する。
従来より、2台の乗場出入口間の乗場壁面に、各エレベータの乗りかごを呼ぶ共通の乗場ボタンと、各々のエレベータの乗りかごが位置している乗場の階を表示する乗場階表示部とを含む共用のフェースプレートが設けられている。また、例えば最上階の乗場に、各々のエレベータの乗りかごの点検操作を行うメンテナンスボックスが設けられることがあり、この場合は、2台の乗場出入口間の乗場壁面に、各エレベータの乗りかごに対応する一対のフェースプレートが設置されている。この一対のフェースプレートは、対応するエレベータの乗りかごを呼ぶ乗場ボタンと、当該エレベータの乗りかごが位置している乗場の階を表示する乗場階表示部とを各々含んでいる。また各フェースプレートの裏面側には、当該エレベータの乗りかごの点検操作を行うメンテナンスボックスが、乗場壁面に各々設けられている。
このようにメンテナンスボックスが設けられた最上階の乗場において一方のエレベータの乗りかごを点検運転する場合、まず当該一方のエレベータの乗りかごに対応するフェースプレートが乗場壁面から取り外される。その後、乗場壁面内に設けられたメンテナンスボックスを操作し、当該一方のエレベータの乗りかごを点検運転させることができる。この場合、他方のエレベータの乗りかごに対応するフェースプレートは乗場壁面から外されることなく、他方のエレベータの乗りかごは通常運転を継続することができる。このため、当該他方のエレベータの乗りかごに対応するフェースプレートの乗場ボタンを利用して、エレベータ利用者が当該他方のエレベータの乗りかごに乗車することができ、エレベータ利用者の安全性および利便性を確保することができるようになっている。
しかしながら、最上階の乗場に設置され裏面側にメンテナンスボックスが設けられたフェースプレートは、他の階の乗場に設置された裏面側にメンテナンスボックスがないフェースプレートに対して、メンテナンスボックスの有無による構造の違いがある。このため、最上階の乗場において裏面側にメンテナンスボックスが設けられたフェースプレートと、他の階の乗場におけるフェースプレートとを同一の意匠にすることが困難となる。
このような問題を改善するために、各エレベータの乗りかごを呼ぶ共通の乗場ボタンと、各々の乗りかごが位置している乗場の階を表示する乗場階表示部とを含む共用のフェースプレートと、このフェースプレートの裏面側に各エレベータの乗りかごに対応する一対のメンテナンスボックスとを有し、2台の乗場出入口間の乗場壁面に設置されたエレベータの点検ボックス装置が知られている。このようなエレベータの点検ボックス装置において、一方のエレベータの乗りかごを点検運転する場合、まず、フェースプレートを乗場壁面から取り外して、メンテナンスボックス近傍の乗場床と乗場壁面に渡って立て掛ける。その後、当該一方のエレベータに対応するメンテナンスボックスを操作し、当該一方のエレベータの乗りかごを点検運転させる。この間、他方のエレベータの乗りかごに対応するメンテナンスボックスは操作されることがないため、当該他方のエレベータの乗りかごは通常運転を継続することができる。
このようなエレベータの点検ボックス装置において、通常運転を行っている当該他方のエレベータの乗りかごを利用する場合、立て掛けられたフェースプレートを乗場壁面に取り付けし直して、フェースプレートの乗場ボタンを押してエレベータの乗りかごを呼ぶ必要がある。そして乗場ボタンを押した後、フェースプレートを再び取り外して、当該一方のエレベータの乗りかごの点検運転を再開する必要がある。このため、エレベータ利用者がエレベータを利用する利便性が損なわれるとともに、点検作業者の作業効率を向上させることが困難である。
このような問題を改善するために、フェースプレートを取り外した場合に、メンテナンスボックスにフェースプレートが掛けられるように構成されたエレベータの点検ボックス装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなエレベータの点検ボックス装置を用いた場合、乗場壁面から取り外されたフェースプレートは、メンテナンスボックスに掛けることができるため、エレベータ利用者がエレベータを利用する際、フェースプレートの押しボタンを容易に押すことができる。
特開2005−247570号公報
しかしながら、このようなエレベータの点検ボックス装置を用いて一方のエレベータの乗りかごを点検運転する場合、乗場壁面からフェースプレートを取り外した後、一対のメンテナンスボックスのうち、点検運転を行う当該一方のエレベータの乗りかごに対応するメンテナンスボックスを操作し、当該一方のエレベータの乗りかごを点検運転させている。このため、点検作業者が誤って、通常運転を継続する他方のエレベータの乗りかごに対応するメンテナンスボックスを操作して、当該他方のエレベータの乗りかごを点検運転させてしまう場合が考えられる。この場合、当該エレベータの乗りかごに乗車しているエレベータの利用者の安全性が損なわれる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、2台のエレベータの乗りかごのうち一方のエレベータの乗りかごを点検運転する場合に、点検作業者が誤操作することを防止して、他方のエレベータの乗りかごを通常運転させることができ、かつエレベータ利用者の安全性および利便性をより一層向上させることができるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置を提供することを目的とする。
本発明は、2台の乗場出入口間の乗場壁面に設けられたエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置において、乗場壁面に固定された外ボックスと、外ボックス内に取り出し自在に設けられ、エレベータの乗りかごを呼ぶ乗場ボタンと、各々の乗りかごが位置している乗場の階を表示する乗場階表示部とを含むフェースプレートと、フェースプレートの裏面側に設けられ、外方に突出する突起部を含むボックス本体と、ボックス本体に内蔵され、各々のエレベータの乗りかごの点検操作を行う一対のメンテナンスボックスとを有する内ボックスと、外ボックス内側に設けられ、ボックス本体の突起部に係合して、内ボックスが二つの方向に各々引き出し自在となる案内手段と、内ボックスが外ボックスから二つの方向のうち一方向に引き出されたことを検出して、一方のエレベータの乗りかごが点検運転中である旨の信号を発する第1検出手段と、内ボックスが外ボックスから二つの方向のうち他方向に引き出されたことを検出して、他方のエレベータの乗りかごが点検運転中である旨の信号を発する第2検出手段と、を備えたことを特徴とするエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置である。
本発明は、案内手段は、外ボックスの側壁内側に設けられた水平溝と、水平溝の内ボックスの引き出し側において上下方向に分岐して形成された一対の分岐溝とを有することを特徴とするエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置である。
本発明は、内ボックスのボックス本体背面に、切換手段が設けられ、第1検出手段は、外ボックスの側壁に設けられ、内ボックスの突起部が上方の分岐溝の先端にきたとき、内ボックス側の切換手段により押圧される第1スイッチからなり、第2検出手段は、外ボックスの側壁に設けられ、内ボックスの突起部が下方の分岐溝の先端にきたとき、内ボックス側の切換手段により押圧される第2スイッチからなることを特徴とするエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置である。
本発明は、案内手段は、外ボックスの上壁内側および下壁内側のいずれか一方に設けられた直線溝と、直線溝の内ボックスの引き出し側において左右方向に分岐して形成された一対の分岐溝とを有することを特徴とするエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置である。
本発明は、内ボックスのボックス本体背面に、切換手段が設けられ、第1検出手段は、外ボックスの上壁または下壁に設けられ、内ボックスの突起部が左方の分岐溝の先端にきたとき、内ボックス側の切換手段により押圧される第1スイッチからなり、第2検出手段は、外ボックスの上壁または下壁に設けられ、内ボックスの突起部が右方の分岐溝の先端にきたとき、内ボックス側の切換手段により押圧される第2スイッチからなることを特徴とするエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置である。
本発明は、内ボックスのフェースプレートは、第1検出手段が、内ボックスが外ボックスから二つの方向のうち一方向に引き出されたことを検出した場合、一方のエレベータの乗りかごが点検運転を行っていることを表示する第1点検表示部と、第2検出手段が、内ボックスが外ボックスから二つの方向のうち他方向に引き出されたことを検出した場合、他方のエレベータの乗りかごが点検運転を行っていることを表示する第2点検表示部と、を更に含んでいることを特徴とするエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置である。
本発明によれば、メンテナンスボックスを有する内ボックスを、乗場壁面に固定された外ボックスから二つの方向のうち一方向に引き出すことにより、2台のエレベータの乗りかごのうち一方のエレベータの乗りかごを確実に点検運転させることができる。この場合、他方のエレベータの乗りかごは点検運転させられることなく、確実に通常運転を継続することができる。このことにより、点検作業者が誤操作することを確実に防止するとともに、エレベータ利用者が、通常運転しているエレベータの乗りかごを安全に利用することができる。
また本発明によれば、内ボックスのボックス本体の突起部が外ボックス内側に設けられた案内手段に係合するため、内ボックスは、乗場壁面に固定された外ボックスから取り外されることなく、外ボックスに保持される。このことにより、エレベータ利用者は、内ボックスのフェースプレート表面に設けられた押しボタンを容易に押すことができる。このため、2台のエレベータの乗りかごのうち一方のエレベータの乗りかごが点検運転している場合においても、エレベータ利用者の利便性をより一層向上させることができる。
発明を実施するための形態
第1の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。ここで、図1乃至図5は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置を示す図である。このうち図1は、エレベータの乗場を示す概略図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置において内ボックスを引き出した状態を示す上面図であって外ボックス内の構成を示した図であり、図3は、図2の正面図であり、図4は、図2の側面図であって外ボックス内の構成を示した図であり、図5は、本発明の第1の実施の形態における第1点検表示部および第2点検表示部を示す図である。
まず、図1乃至図4により、本発明によるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置について説明する。ここでエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置は、図1に示すように、2台の乗場出入口間の乗場壁面に設けられ、一方のエレベータの乗りかごを点検運転させるとともに他方のエレベータの乗りかごの通常運転を継続させるためのものである。
次に、2台のエレベータの乗場出入口が設けられたエレベータの乗場について説明する。エレベータの乗場には、第1エレベータの乗りかご16に対してエレベータ利用者が乗り降りする第1エレベータの乗場出入口14と、第2エレベータの乗りかご17に対してエレベータ利用者が乗り降りする第2エレベータの乗場出入口15とが設置されている。そして第1エレベータ乗場出入口14と第2エレベータ乗場出入口15との間の乗場壁面2に、本発明によるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置1が設けられている。
このエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置1は、図2乃至図4に示すように、乗場壁面2に固定された外ボックス4と、外ボックス4内に取り出し自在に設けられた内ボックス5とを備えている。このうち内ボックス5は、エレベータの乗りかご3を呼ぶ乗場ボタン6と、各々のエレベータの乗りかご16、17が位置している乗場の階を表示する乗場階表示部7とを含むフェースプレート8を有している。また、このフェースプレート8の裏面側に、外方に突出するピン(突起部)9を含むボックス本体10が設けられ、このボックス本体10に、各々のエレベータの乗りかご16、17の点検操作を行う一対のメンテナンスボックス11が内蔵されている。
また図4に示すように、外ボックス4の両側壁4aの内側に、内ボックス5のボックス本体10のピン9に係合して、内ボックス5が二つの方向に各々引き出し自在となる2つの案内手段20が各々設けられている。各案内手段20は、外ボックス4の側壁4aの内側に設けられ、後端21aを含む水平溝21と、水平溝21の内ボックス5の引き出し側において上下方向に分岐して形成された一対の分岐溝22とを有し、水平溝21および一対の分岐溝22に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が係合するようになっている。このように外ボックス4の両側壁4aに2つの水平溝21と一対の分岐溝22とを有する案内手段20が各々設けられることにより、内ボックス5を両側で確実に保持しながら、内ボックス5を外ボックス4からスムースに引き出すことができる。
また図2乃至図4に示すように、外ボックス4の側壁4aに設けられた上方の分岐溝22の先端22a近傍に、第1スイッチ(第1検出手段)23が設けられている。この第1スイッチ23は、内ボックス5が外ボックス4から二つの方向のうち上方向に引き出された際作動して、第1エレベータの乗りかご16が点検運転中である旨の信号を発するようになっている。また内ボックス5のボックス本体10背面に、ブラケット(切換手段)25が設けられ、このブラケット25は、内ボックス5のボックス本体10のピン9が上方の分岐溝22の先端22aにきたとき、第1スイッチ23を押圧する。
同様に外ボック4の側壁4aに設けられた下方の分岐溝22の先端22b近傍に、第2スイッチ(第2検出手段)24が設けられている。この第2スイッチ24は、内ボックス5が外ボックス4から二つの方向のうち下方向に引き出された際作動して、第2エレベータの乗りかご17が点検運転中である旨の信号を発するようになっている。この第2スイッチ24は、内ボックス5のボックス本体10のピン9が下方の分岐溝22の先端22bにきたとき、内ボックス5側のブラケット25により押圧される。
また、図5に示すように、内ボックス5のフェースプレート8は、内ボックス5が外ボックス4から上方向に引き出されたことを第1スイッチ23が検出した場合、第1エレベータの乗りかご16が点検運転を行っていることを表示する第1点検表示部12を含んでいる。またフェースプレート8は、内ボックス5が外ボックス4から下方向に引き出されたことを第2スイッチ24が検出した場合、第2エレベータの乗りかご17が点検運転を行っていることを表示する第2点検表示部13を含んでいる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、第1エレベータの乗りかご16および第2エレベータの乗りかご17が通常運転を行っている場合、エレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置1の内ボックス5は、乗場壁面2に固定された外ボックス4内に収納されている。この際、内ボックス5のボックス本体10のピン9は、外ボックス4の側壁4aに設けられた水平溝21に係合して水平溝の後端21aに位置している(図2乃至図4参照)。
次に、第1エレベータの乗りかご16を点検運転させる場合、内ボックス5が外ボックス4から二つの方向のうち上方向に引き出される。この際まず、図4に示すように、内ボックス5のボックス本体10のピン9は、外ボックス4の側壁4aに設けられた案内手段20の水平溝21に予め係合しており、この状態で内ボックス5が外ボックス4から水平に引き出される。次に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が、水平溝21の引き出し側において上下方向に分岐して形成された分岐溝22のうち上方の分岐溝22に係合するように、内ボックス5が外ボックス4に対して上方向に引き上げられる。次に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が水平溝21から上方の分岐溝22に移行して、内ボックス5が外ボックス4から引き上げられ、上方の分岐溝22の形状に対応して内ボックス5が外ボックス4からさらに引き出される。その後、内ボックス4のボックス本体10のピン9が上方の分岐溝22の先端22aに達する。この場合、ボックス本体10のピン9が分岐溝22の先端22aに係合するため、外ボックス4内で内ボックス5が堅固に保持される。同時に内ボックス5のボックス本体10に内蔵されたメンテナンスボックス11が乗場壁面2内から引き出され、メンテナンスボックス11を操作することができる。
同時に、内ボックス5のボックス本体10背面に設けられたブラケット25により、外ボックス4の側壁4aにおける上方の分岐溝22の先端22a近傍に設けられた第1スイッチ23が押圧される。次に、ブラケット25によって押圧された第1スイッチ23により、第1エレベータの乗りかご16が点検運転中である旨の信号が発せられる。このことにより、図5に示すように、フェースプレート8表面に設けられた第1点検表示部12により、第1エレベータの乗りかご16が点検運転中であることが表示される。その後、第1エレベータの乗りかご16の点検運転が行われる。
この間、外ボックス4の下方の分岐溝22の先端22b近傍に設けられた第2スイッチ24は、内ボックス5のボックス本体10背面に設けられたブラケット25により押圧されることはない。このため、第2スイッチ24により、第2エレベータの乗りかご17が点検運転中である旨の信号が発せられることがなく、第2エレベータの乗りかご17は通常運転を継続することができる。
この間、図4に示すように、上述のように内ボックス5のボックス本体10のピン9が、外ボックス4の側壁4aに設けられた上方の分岐溝22の先端22aに係合しているため、内ボックス5は、外ボックス4から取り外されることなく外ボックス4に保持されている。このため、エレベータ利用者が、通常運転を行っている第2エレベータの乗りかご17に乗車する場合、外ボックス4から引き出されて保持されている内ボックス5のフェースプレート8の乗場ボタン6を押して、第2エレベータの乗りかご17を呼ぶことができる。
同様に、第2のエレベータの乗りかご17を点検運転させる場合、図4に示すように、内ボックス5のボックス本体10のピン9は、外ボックス4の側壁4aに設けられた案内手段20の水平溝21に予め係合しており、この状態で内ボックス5が外ボックス4から水平に引き出される。次に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が、水平溝21の引き出し側において上下方向に分岐して形成された分岐溝22のうち下方の分岐溝22に係合するように、内ボックス5が外ボックス4に対して下方向に引き下げられる。次に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が水平溝21から下方の分岐溝22に移行して、内ボックス5が外ボックス4から引き下げられ、下方の分岐溝22の形状に対応して内ボックス5が外ボックス4からさらに引き出される。その後、内ボックス5のボックス本体10のピン9が下方の分岐溝22の先端22bに達する。この場合、ボックス本体10のピン9が分岐溝22の先端22bに係合するため、外ボックス4内で内ボックス5が堅固に保持される。同時に内ボックス5のボックス本体10に内蔵されたメンテナンスボックス11が乗場壁面2内から引き出され、メンテナンスボックス11を操作することができる。
同時に、内ボックス5のボックス本体10背面に設けられたブラケット25により、外ボックス4の側壁4aにおける下方の分岐溝22の先端22b近傍に設けられた第2スイッチ24が押圧される。次に、ブラケット25によって押圧された第2スイッチ24により、第2エレベータの乗りかご17が点検運転中である旨の信号が発せられる。このことにより、図5に示すように、フェースプレート8表面に設けられた第2点検表示部13により、第2エレベータの乗りかご17が点検運転中であることが表示される。その後、第2エレベータの乗りかご17の点検運転が行われる。
この間、外ボックス4の上方の分岐溝22の先端22a近傍に設けられた第1スイッチ23は、内ボックス5のボックス本体10背面に設けられたブラケット25により押圧されることはない。このため、第1スイッチ23により、第1エレベータの乗りかご16が点検運転中である旨の信号が発せられることがなく、第1エレベータの乗りかご16は通常運転を継続することができる。
この間、図4に示すように、上述のように内ボックス5のボックス本体10のピン9が、外ボックス4の側壁4aに設けられた下方の分岐溝22の先端22bに係合しているため、内ボックス5は、外ボックス4から取り外されることなく外ボックス4に保持されている。このため、エレベータ利用者が、通常運転を行っている第1エレベータの乗りかご16に乗車する場合、外ボックス4から引き出されて保持されている内ボックス5のフェースプレート8の乗場ボタン6を押して、第1エレベータの乗りかご16を呼ぶことができる。
このように本実施の形態によれば、第1のエレベータの乗りかご16を点検運転する場合、メンテナンスボックス11を有する内ボックス5を、乗場壁面2に固定された外ボックス4から二つの方向のうち上方向に引き出すことにより、第1のエレベータの乗りかご16を点検運転させることができる。この場合、第2のエレベータの乗りかご17は点検運転させられることなく、確実に通常運転を継続することができる。またこの場合、内ボックス本体10のピン9が外ボックス4の側壁4aに設けられた上方の分岐溝22の先端22aにおいて分岐溝22に係合するため、内ボックス5は、乗場壁面2に固定された外ボックス4から取り外されることなく、外ボックス4に保持される。このことにより、エレベータ利用者は、内ボックス5のフェースプレート8表面に設けられた押しボタン6を容易に押すことができる。
また、本実施の形態によれば、第2のエレベータの乗りかご17を点検運転する場合、メンテナンスボックス8を有する内ボックス5を、乗場壁面2に固定された外ボックス4から二つの方向のうち下方向に引き出すことにより、第2のエレベータの乗りかご17を点検運転させることができる。この場合、第1のエレベータの乗りかご16は点検運転させられることなく、確実に通常運転を継続することができる。またこの場合、内ボックス本体10のピン9が外ボックス4の側壁4aに設けられた下方の分岐溝22の先端22bにおいて分岐溝22に係合するため、内ボックス5は、乗場壁面2に固定された外ボックス4から取り外されることなく、外ボックス4に保持される。このことにより、エレベータ利用者は、内ボックス5のフェースプレート8表面に設けられた押しボタン6を容易に押すことができる。
この結果、点検作業者が誤操作することを防止するとともに、エレベータ利用者が、通常運転しているエレベータの乗りかごを安全かつ快適に利用することができる。
第2の実施の形態
次に、図6乃至図8により、本発明の第2の実施の形態におけるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置について説明する。ここで図6は、本発明の第2の実施の形態におけるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置において内ボックスを引き出した状態を示す上面図であって外ボックス内の構成を示した図であり、図7は、図6の正面図であり、図8は、図6の側面図であって外ボックス内の構成を示した図である。
図6乃至図8に示す第2の実施の形態において、エレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置は、案内手段が外ボックスの上壁および下壁に設けられている点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図6乃至図8において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6乃至図8に示すように、外ボックス4の上壁4bの内側および下壁4cの内側に、内ボックス5のボックス本体10のピン9に係合して、内ボックス5が二つの方向に各々引き出し自在となる案内手段30が各々設けられている。各案内手段30は、外ボックス4の上壁4bの内側および下壁4cの内側に設けられた直線溝31と、直線溝31の内ボックス5の引き出し側において左右方向に分岐して形成された一対の分岐溝32とを有し、直線溝31および一対の分岐溝32に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が係合するようになっている。
また、外ボックス4の上壁4bに設けられた左方の分岐溝32の先端32a近傍に、第1スイッチ(第1検出手段)33が設けられている。この第1スイッチ33は、内ボックス5が外ボックス4から二つの方向のうち左方向に引き出された際作動して、第1エレベータの乗りかご16が点検運転中である旨の信号を発するようになっている。また内ボックス5のボックス本体10背面に、ブラケット(切換手段)35が設けられ、このブラケット35は、内ボックス5のボックス本体10のピン9が左方の分岐溝32の先端32aにきたとき、第1スイッチ33を押圧する。
同様に外ボック4の上壁4bにおける右方の分岐溝32の先端32b近傍に、第2スイッチ(第2検出手段)34が設けられている。この第2スイッチ34は、内ボックス5が外ボックス4から二つの方向のうち右方向に引き出された際作動して、第2エレベータの乗りかご17が点検運転中である旨の信号を発するようになっている。この第2スイッチ34は、内ボックス5のボックス本体10のピン9が右方の分岐溝32の先端32bにきたとき、内ボックス5側のブラケット35により押圧される。
第1エレベータの乗りかご16を点検運転させる場合、内ボックス5が外ボックス4から二つの方向のうち左方向に引き出される。この際まず、図6に示すように、内ボックス5のボックス本体10のピン9は、外ボックス4の上壁4bに設けられた案内手段30の直線溝31に予め係合しており、この状態で内ボックス5が外ボックス4から直線状に引き出される。次に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が、直線溝31の引き出し側において左右方向に分岐して形成された分岐溝32のうち左方の分岐溝32に係合するように、内ボックス5が外ボックス4に対して左方向に移動する。次に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が直線溝31から左方の分岐溝32に移行して、内ボックス5が外ボックス4に対して左方向に移動し、内ボックス4のボックス本体10のピン9が左方の分岐溝32の先端32aに達する。この場合、ボックス本体10のピン9が分岐溝32の先端32aに係合するため、外ボックス4内で内ボックス5が堅固に保持される。同時に内ボックス5のボックス本体10に内蔵されたメンテナンスボックス11が乗場壁面2内から引き出され、メンテナンスボックス11を操作することができる。
同時に、内ボックス5のボックス本体10背面に設けられたブラケット35により、外ボックス4の上壁4bにおける左方の分岐溝32の先端32a近傍に設けられた第1スイッチ33が押圧される。次に、ブラケット35によって押圧された第1スイッチ33により、第1エレベータの乗りかご16が点検運転中である旨の信号が発せられる。このことにより、図5に示すように、フェースプレート8表面に設けられた第1点検表示部12により、第1エレベータの乗りかご16が点検運転中であることが表示される。その後、第1エレベータの乗りかご16の点検運転が行われる。
この間、外ボックス4の右方の分岐溝32の先端32b近傍に設けられた第2スイッチ34は、内ボックス5のボックス本体10背面に設けられたブラケット35により押圧されることはない。このため、第2スイッチ34により、第2エレベータの乗りかご17が点検運転中である旨の信号が発せられることがなく、第2エレベータの乗りかご17は通常運転を継続することができる。
この間、図6に示すように、上述のように内ボックス5のボックス本体10のピン9が、外ボックス4の上壁4bに設けられた左方の分岐溝32の先端32aに係合しているため、内ボックス5は、外ボックス4から取り外されることなく外ボックス4に保持されている。このため、エレベータ利用者が、通常運転を行っている第2エレベータの乗りかご17に乗車する場合、外ボックス4から引き出されて保持されている内ボックス5のフェースプレート8の乗場ボタン6を押して、第2エレベータの乗りかご17を呼ぶことができる。
同様に、第2のエレベータの乗りかご17を点検運転させる場合、図6に示すように、内ボックス5のボックス本体10のピン9は、外ボックス4の上壁4bに設けられた案内手段30の直線溝31に予め係合しており、この状態で内ボックス5が外ボックス4から直線状に引き出される。次に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が、直線溝31の引き出し側において左右方向に分岐して形成された分岐溝32のうち右方の分岐溝32に係合するように、内ボックス5が外ボックス4に対して右方向に移動する。次に、内ボックス5のボックス本体10のピン9が直線溝31から右方の分岐溝32に移行して、内ボックス5が外ボックス4に対して右方向に移動し、内ボックス5のボックス本体10のピン9が右方の分岐溝32の先端32bに達する。この場合、ボックス本体10のピン9が分岐溝32の先端32bに係合するため、外ボックス4内で内ボックス5が堅固に保持される。同時に内ボックス5のボックス本体10に内蔵されたメンテナンスボックス11が乗場壁面2内から引き出され、メンテナンスボックス11を操作することができる。
同時に、内ボックス5のボックス本体10背面に設けられたブラケット35により、外ボックス4の上壁4bにおける右方の分岐溝32の先端32b近傍に設けられた第2スイッチ34が押圧される。次に、ブラケット35によって押圧された第2スイッチ34により、第2エレベータの乗りかご17が点検運転中である旨の信号が発せられる。このことにより、図5に示すように、フェースプレート8表面に設けられた第2点検表示部13により、第2エレベータの乗りかご17が点検運転中であることが表示される。その後、第2エレベータの乗りかご17の点検運転が行われる。
この間、外ボックス4の左方の分岐溝32の先端32a近傍に設けられた第1スイッチ33は、内ボックス5のボックス本体10背面に設けられたブラケット35により押圧されることはない。このため、第1スイッチ33により、第1エレベータの乗りかご16が点検運転中である旨の信号が発せられることがなく、第1エレベータの乗りかご16は通常運転を継続することができる。
この間、図6に示すように、上述のように内ボックス5のボックス本体10のピン9が、外ボックス4の上壁4bに設けられた右方の分岐溝32の先端32aに係合しているため、内ボックス5は、外ボックス4から取り外されることなく外ボックス4に保持されている。このため、エレベータ利用者が、通常運転を行っている第1エレベータの乗りかご16に乗車する場合、外ボックス4から引き出されて保持されている内ボックス5のフェースプレート8の乗場ボタン6を押して、第1エレベータの乗りかご16を呼ぶことができる。
このように本実施の形態によれば、第1のエレベータの乗りかご16を点検運転する場合、メンテナンスボックス11を有する内ボックス5を、乗場壁面2に固定された外ボックス4から二つの方向のうち左方向に引き出すことにより、第1のエレベータの乗りかご16を点検運転させることができる。この場合、第2のエレベータの乗りかご17は点検運転させられることなく、確実に通常運転を継続することができる。またこの場合、内ボックス本体10のピン9が外ボックス4の上壁4bに設けられた左方の分岐溝32の先端32aにおいて分岐溝32に係合するため、内ボックス5は、乗場壁面2に固定された外ボックス4から取り外されることなく、外ボックス4に保持される。このことにより、エレベータ利用者は、内ボックス5のフェースプレート8表面に設けられた押しボタン6を容易に押すことができる。
また、本実施の形態によれば、第2のエレベータの乗りかご17を点検運転する場合、メンテナンスボックス8を有する内ボックス5を、乗場壁面2に固定された外ボックス4から二つの方向のうち右方向に引き出すことにより、第2のエレベータの乗りかご17を点検運転させることができる。この場合、第1のエレベータの乗りかご16は点検運転させられることなく、確実に通常運転を継続することができる。またこの場合、内ボックス本体10のピン9が外ボックス4の上壁4bに設けられた右方の分岐溝32の先端32bにおいて分岐溝32に係合するため、内ボックス5は、乗場壁面2に固定された外ボックス4から取り外されることなく、外ボックス4に保持される。このことにより、エレベータ利用者は、内ボックス5のフェースプレート8表面に設けられた押しボタン6を容易に押すことができる。
この結果、点検作業者が誤操作することを防止するとともに、エレベータ利用者が、通常運転しているエレベータの乗りかごを安全かつ快適に利用することができる。
図1は、図1は、エレベータの乗場を示す概略図。 図2は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置において内ボックスを引き出した状態を示す上面図であって外ボックス内の構成を示した図。 図3は、図2の正面図。 図4は、図2の側面図であって外ボックス内の構成を示した図。 図5は、本発明の第1の実施の形態における第1点検表示部および第2点検表示部を示す図。 図6は、本発明の第2の実施の形態におけるエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置において内ボックスを引き出した状態を示す上面図であって外ボックス内の構成を示した図。 図7は、図6の正面図。 図8は、図6の側面図であって外ボックス内の構成を示した図。
符号の説明
1 エレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置
2 乗場壁面
4 外ボックス
4a 側壁
4b 上壁
4c 下壁
5 内ボックス
6 乗場ボタン
7 乗場階表示部
8 フェースプレート
9 ピン(突起部)
10 ボックス本体
11 メンテナンスボックス
12 第1点検表示部
13 第2点検表示部
14 第1エレベータの乗場出入口
15 第2エレベータの乗場出入口
16 第1エレベータの乗りかご
17 第2エレベータの乗りかご
20 案内手段
21 水平溝
21a 後端
22 分岐溝
22a 先端
22b 先端
23 第1スイッチ(第1検出手段)
24 第2スイッチ(第2検出手段)
25 ブラケット(切換手段)
30 案内手段
31 直線溝
32 分岐溝
32a 先端
32b 先端
33 第1スイッチ(第1検出手段)
34 第2スイッチ(第2検出手段)
35 ブラケット(切換手段)

Claims (6)

  1. 2台の乗場出入口間の乗場壁面に設けられたエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置において、
    乗場壁面に固定された外ボックスと、
    外ボックス内に取り出し自在に設けられ、エレベータの乗りかごを呼ぶ乗場ボタンと、各々の乗りかごが位置している乗場の階を表示する乗場階表示部とを含むフェースプレートと、フェースプレートの裏面側に設けられ、外方に突出する突起部を含むボックス本体と、ボックス本体に内蔵され、各々のエレベータの乗りかごの点検操作を行う一対のメンテナンスボックスとを有する内ボックスと、
    外ボックス内側に設けられ、ボックス本体の突起部に係合して、内ボックスが二つの方向に各々引き出し自在となる案内手段と、
    内ボックスが外ボックスから二つの方向のうち一方向に引き出されたことを検出して、一方のエレベータの乗りかごが点検運転中である旨の信号を発する第1検出手段と、
    内ボックスが外ボックスから二つの方向のうち他方向に引き出されたことを検出して、他方のエレベータの乗りかごが点検運転中である旨の信号を発する第2検出手段と、を備えたことを特徴とするエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置。
  2. 案内手段は、外ボックスの側壁内側に設けられた水平溝と、水平溝の内ボックスの引き出し側において上下方向に分岐して形成された一対の分岐溝とを有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置。
  3. 内ボックスのボックス本体背面に、切換手段が設けられ、
    第1検出手段は、外ボックスの側壁に設けられ、内ボックスの突起部が上方の分岐溝の先端にきたとき、内ボックス側の切換手段により押圧される第1スイッチからなり、
    第2検出手段は、外ボックスの側壁に設けられ、内ボックスの突起部が下方の分岐溝の先端にきたとき、内ボックス側の切換手段により押圧される第2スイッチからなることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置。
  4. 案内手段は、外ボックスの上壁内側および下壁内側のいずれか一方に設けられた直線溝と、直線溝の内ボックスの引き出し側において左右方向に分岐して形成された一対の分岐溝とを有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置。
  5. 内ボックスのボックス本体背面に、切換手段が設けられ、
    第1検出手段は、外ボックスの上壁または下壁に設けられ、内ボックスの突起部が左方の分岐溝の先端にきたとき、内ボックス側の切換手段により押圧される第1スイッチからなり、
    第2検出手段は、外ボックスの上壁または下壁に設けられ、内ボックスの突起部が右方の分岐溝の先端にきたとき、内ボックス側の切換手段により押圧される第2スイッチからなることを特徴とする請求項4に記載のエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置。
  6. 内ボックスのフェースプレートは、第1検出手段が、内ボックスが外ボックスから二つの方向のうち一方向に引き出されたことを検出した場合、一方のエレベータの乗りかごが点検運転を行っていることを表示する第1点検表示部と、
    第2検出手段が、内ボックスが外ボックスから二つの方向のうち他方向に引き出されたことを検出した場合、他方のエレベータの乗りかごが点検運転を行っていることを表示する第2点検表示部と、を更に含んでいることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエレベータの乗りかご用乗場メンテナンス装置。
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JP7515306B2 (ja) 2020-06-03 2024-07-12 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 保守時案内機能付き乗り場操作装置

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