JP2013216437A - 出荷待機設備及びその方法 - Google Patents
出荷待機設備及びその方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013216437A JP2013216437A JP2012087848A JP2012087848A JP2013216437A JP 2013216437 A JP2013216437 A JP 2013216437A JP 2012087848 A JP2012087848 A JP 2012087848A JP 2012087848 A JP2012087848 A JP 2012087848A JP 2013216437 A JP2013216437 A JP 2013216437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- conveyor
- order
- store
- sorting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 29
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 59
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 59
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 20
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 6
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims 1
- 239000008186 active pharmaceutical agent Substances 0.000 abstract description 12
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 13
- 235000008429 bread Nutrition 0.000 description 12
- JDDUQGRUPLKDNT-IDTAVKCVSA-N (2r,3r,4s,5s)-2-(6-aminopurin-9-yl)-5-(2-methylpropylsulfanylmethyl)oxolane-3,4-diol Chemical compound O[C@@H]1[C@H](O)[C@@H](CSCC(C)C)O[C@H]1N1C2=NC=NC(N)=C2N=C1 JDDUQGRUPLKDNT-IDTAVKCVSA-N 0.000 description 11
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 10
- 230000008569 process Effects 0.000 description 8
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 6
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 5
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 5
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 2
- 241000220317 Rosa Species 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】 商品を店別の番重に仕分けて仕分けられた番重をバッチ的に出荷待機場GBAの番重搬送コンベアBCへ送る仕分け設備SIを備え、番重を段積みしたコラムを一時貯えるストレージコンベアSC1〜SC12と、コラムに仕分け設備SIから送られる所定の番重を所定位置に挿入できる挿入型段積み装置DSと、ストレージコンベアにあるコラムを挿入型段積み装置DSへ送る出側メインコンベアMCOと、挿入型段積み装置DSから送り出されるコラム又は番重をストレージコンベアへ戻す入側メインコンベアMCIとを設け、これら装置を制御するコンピュータを用いた制御部CONTROLがある。
【選択図】図1
Description
次のバッチでも同様に、店単位に仕分けして、前回のバッチで出来た同一店のコラムの上に重ねていく。
全バッチが終了して、作成された店別のコラムをトラックに積み込むときにはトラック単位に店の配送逆順に積み込む必要がある。また出荷待機場で一時保管されているコラムは1店/コラムであり、コラムの高さは高いもの、低いもの種々雑多となり、そのまま積み込むと積載効率が悪くなる。これを解消するため、複数のコラムを店の配送逆順に重ねて多店/コラムにする。1コラムの高さはトラックの荷高さ以下とし、一定の高さに揃えて積み込む。一定の高さに揃えることを均し作業と呼ばれている。
即ち最終的に均されたコラムの通りの1コラムの下から配送逆順に店の番重が段積みされた多店/1コラムの仮想のコラムを想定し、随時入荷されてくる商品を仕分けし、仕分けされた店の番重を仮想のコラムのしかるべき位置に挿入型段積み装置で段積みしていき、次第にコラムが成長していき最終的なコラムになるようにし且つコラムは出荷場のトラック号車に対応したストレージコンベア上に、前方から後方に向かって配送逆順に並んでいて、そのまま、トラックに積み込めば、トラックは順路で、トラック後方に積まれたコラムから降ろし、そのコラムの上から順番にそのお店の分だけを取れば良いようにする技術に関する。
a:全バッチが終了するまではコラムは1店/コラムであり、1店毎に1ロケーションを必要とし、店数が多いと、膨大なスペースが必要となる。
小口の店は低いコラムとなり、コラムの上方に、無駄な空間が生じる。
また番重の種類が複数になり、番重の種類毎にスペースを取ろうとすれば、更に多くのスペースが必要になる。
b:全バッチの仕分けが完了してその後、均し作業を行うのは2度手間であり、作業の重複である。
c:全バッチが完了して、トラックに積み込む前に、人手により短時間に均し作業を多くの人員が集中的に必要となり、作業人員の平準化が出来ない。
d:均し作業は店毎のコラムを幾つか重ねて均一の高さに揃えていく作業で、コラム同士を重ねる作業は重労働であり、女子や高年齢者には不向きな作業である。
e: 1店で1コラムのロケーションを割り当てるため、1店で1コラムを超える場合は出来上がったコラムを別の場所に一時的に保管しておき、出荷直前の均しの時に、そのコラムを持ってきて、トラックの積み付け順序の位置に合せる等の作業が発生する。これまた2度手間であり、誤配のもとになる。
この技術に関し、パン等の仕分けを行う技術として、下記特許文献1に示すように、仕分け先である店単位に予め決められたパン番重を置く場所(番地)が決められていて、人が品種毎にパンを搬送し、その品種を店単位に注文の数だけ番重に投入して仕分けていく方法の改良発明が開示されている。改良点は1品種ずつ持っていくのではなく複数品種を持っていき、品種を切り替えて、該当品種の注文数が表示され、その数を番重に入れていく点である。店ごとのパン番重に投入して仕分けを行うと同時に、その番重が満杯になれば、新しく空の番重を追加し重ねていくと自然に店単位にコラムが形成されていく。
また1品種あるいは精々2〜4品種を全店のロケーション迄人手搬送するため、品種が多くなれば搬送回数が多くなり歩行距離が多くなる。また店数が多くなれば、店単位にロケーションを確保するため、全店分のロケーションのスペースが大きくなり、従ってそこまで行く歩行距離も伸びてくる。即ち品種数と店数の積で総歩行距離が伸びてくる。即ち仕分けの生産性が落ちてくる。その分人数を多く必要とし、省人効果が得られない。
出荷場は複数の通路の両側に各店に割り当てられたロケーションがあり、人はその通路を歩行しコラムを搬送し、持ってきたコラムの上から順番に番重を該当のロケーションに置いていけば良い。既に番重が置いてある場合は、その上に重ねて置いていけば良い。自動倉庫から番重を出してきて、段積してコラムを形成する時、出荷待機場の通路単位に、コラムの最大高さに相当する枚数分自動倉庫に溜まっている通路から出庫し出庫する順序は、段積された番重を歩行順に搬送し途中所定のロケーションで、コラムの上から順に降ろしていけば良いよう降ろし順にソートしていく技術が開示されている。
また上記2つの公報の技術とも、コラムは1店/コラムであるので、全店分のロケーションのスペースが大きくなり、省スペース化が必要である。
また、多くの人員を必要とし、省人化も必要である。
大抵の1店のコラムは低いコラムとなり、コラムの上方のスペースは空いていて無駄な空間となっている。均し作業を出荷待機場で、一旦店単位に1コラムを形成して、後から複数店のコラム同士を重ね合わせてコラムの高さを揃えていくと、スペースは小さくならないので、コラムは店単位でなく、均しが終わった時点での最終のコラムの数とし、多店/コラムになるようにできれば究極の最少スペースとなる。しかし、それには下記の課題1,2,3〜7がある。
課題2:バッチ単位でみた場合、納品されてくる商品は必ずしも、全て予定通りの時刻に納品されてくるとは限らない、納品された商品を店単位に仕分けして、何枚の番重になるか確実には決まらない。これらの概略計算できるようにすること。
課題3:店ごとの番重数が凡そ計算できたとすれば、トラック単位の総コラム数は計算できる。バッチ単位に仕分が進行していき、番重が計算された仮想のコラムのその店の所定の位置を計算し、その位置に番重を挿入していくことを可能にすること。
課題4:随時納品されてくる商品をバッチ単位で仕分けていき仕分けされた番重が仮想コラムのその店の仮想所定位置に挿入されていき最終バッチの終了時にはトラック単位に積み込む全コラムが略計算通りに形成させること。
課題5:前記課題1〜4までの計算が如何に実際と誤差が少なくすること。
課題6:また多少の誤差が生じてもトラックへの積み込み、出荷に支障の無いように誤差を吸収できること。
課題7:課題1〜4が解決できれば、究極の省スペース化が出来る、課題1〜3が全て自動的に出来れば、特許文献2のように店単位の番重に注文の商品を注文数だけ、仕分け場の投入ステーションで人が投入した後は全て無人で自動で搬送段積され、自動で均しが出来る。これが出来れば究極の省人・省力化が出来る。完全無人の自動化が出来るようにすること。
1) 仕分け場に随時納品される商品を適当な時間バッチ単位で店単位に仕分ける手段を備え、店単位に仕分けた番重を、仕分け場から出荷待機場までの中間位置に配置されている挿入型段積み装置まで搬送する番重搬送コンベアを備え、出荷待機場には番重を段積みしたコラムをストレージするストレージコンベアを並設し、各ストレージコンベアの出荷トラック側の前方出口側に1本の出側メインコンベアを配置して、任意のストレージコンベアから該出側メインコンベアに切り出されたコラムを出側メインコンベアから挿入型段積み装置までコラムを搬送する出側コラム搬送コンベアを備え、また該ストレージコンベアの後方入口側に1本の入側メインコンベアを配置し、該入側メインコンベアから任意のストレージコンベアに分岐できるように各ストレージコンベアに対応して分岐装置を配置し、又挿入型段積み装置から送り出されるコラムを入側メインコンベアへ搬送する入側コラム搬送コンベアを設け、入側メインコンベア,ストレージコンベア,出側メインコンベア,出側コラム搬送コンベア,挿入型段積み装置,入側コラム搬送コンベア,入側メインコンベアは循環経路を形成し、挿入型段積み装置は仕分け場から番重搬送コンベアによって搬送されてきた番重を出荷待機場の出側メインコンベアと出側コラム搬送コンベアによって搬送されてきたコラムの所定の段の位置に挿入でき且つコラムをそのまま通過させることもできる装置であり、上記設備で構成されていて、仕分け場では随時納品される商品を出荷トラック号車単位に仕分けし、配送逆順あるいは配送順の店単位に番重を流し、出荷待機場からは同じトラック号車に対応したストレージコンベア上のコラムを前方から出側メインコンベアへ順番に切り出し、更に出側コラム搬送コンベアで挿入型段積み装置まで搬送し、挿入型段積み装置でコラムの所定の段の位置に仕分け場から搬送されてきた番重を挿入し、挿入された該コラムは入側コラム搬送コンベアと入側メインコンベアを介して出荷待機場の元のストレージコンベアに戻る様にコンピュータを用いた制御部でもって自動的搬送制御され、バッチ毎に各コラムが漸次成長し、全バッチが終了した時点では目的の予定のコラムに成長し、各コラムの下から順番に番重が配送逆順あるいは配送順に段積されていて、且つ各コラムの高さはトラックの荷高さ以下で、トラックの積載率を上げるために多店/1コラムで各コラムとも略同じ高さに段積みされていて、出荷待機場のストレージコンベア上にはコラムが前方から、配送逆順あるいは配送順に並ぶように、省スペースで略全自動で行うことを特徴とした出荷待機設備
2) 前記1)記載の出荷待機設備を用い、制御部のコンピュータによって出荷単位の仕分け作業を行う前に、受注データあるいは出荷予定データ及び商品毎の入数のデータベースを基に、商品店単位の番重に投入した場合にできる店単位の総番重数を予め計算し、計算結果をコンピュータの記憶装置に記憶し、次にトラックが配送する逆順の店の番重を仮想的に段積みし、1本の背の高い仮想コラムを想定し、そのコラムの番重を下から順番に、トラックに積載可能な高さ制限以内の仮想コラムを分割していき、分割した各コラムにコラム番号を付し、且つ各コラム内の店毎の番重の数も計算し、計算結果を記憶装置に記憶しておき、仕分け場から流れて来る番重を段積する指示データを作成してそのデータを記憶し、
実際に商品が随時納品されてきて、仕分け場では適当な時間バッチ単位で、出荷トラック号車単位に仕分けし、配送逆順あるいは配送順に店単位の番重を出側メインコンベアと出側コラム搬送コンベアで下流の挿入型段積み装置まで搬送し、一方出荷待機場では仕分け場と同じトラック号車のストレージコンベア前方から既存のコラムを切り出し、挿入型段積み装置まで搬送し、挿入型段積み装置では、仕分け場から搬送されてきた番重を、該コラムとコンピュータで照合し、合致していればコラム指示データを参照に制御装置を介してそのコラムの合致するコラム番号の所定の位置に自動で挿入し段積みしていき、段積みが終わったコラムは元のストレージコンベアに戻すように搬送制御し、以下同様に随時納品される度にバッチを繰り返し、漸次コラムが形成され、全バッチ終了時点では、自動的に目的とする予定のコラム即ち、各コラムは番重が下から順番に配送逆順あるいは配送順に段積みされていて、且つ各コラムの高さはトラックの荷高さ以下で、トラックの積載率を上げるために、多店番重/1コラムで、出荷待機場のストレージコンベア上にコラムが前方から、配送逆順あるいは配送順に並ぶように制御されていて、改めてコラムの均し作業を行う必要がないように、略同じ高さに段積みされるように制御したことを特徴とした省スペースで実現する出荷待機方法
3) 制御部のコンピュータによって出荷単位の仕分け作業を行う前に、その商品が全て揃っているものとして受注データあるいは出荷予定データ及び商品毎の入数のデータベースを基に、商品店単位の番重に投入した場合にできる店単位の予定の番重数を予め計算で求め、実際に、随時納品されてくる商品を対象に、選んで注文した商品を注文した数量だけ店単位の番重に入れていく場合の実績番重数とは条件が異なるために誤差が生じる誤差を出来るだけ小さくするために、予定番重数を求める際に最大積載率のパラメータkeを設け、そのパラメータで補正して予定番重数を決定し、また実績番重数を求める際も別のパラメータηを設け、実績番重数が多くなり過ぎ、1コラムの高さが、トラックの荷高さを大幅に超えたり、コラム数が予定数より多くなり、トラックに積載不可になることのないように、パラメータkeとパラメータηを適切に決め、実績番重数と予定番重数との誤差が極力小さくなるように制御したことを特徴とする、前記2)記載の出荷待機方法
4) 制御部のコンピュータによって番重の種類が複数あり、特に番重の高さが異なる場合、番重数の枚数だけの管理では1コラムの高さをトラックに積載可能な高さに制限することはできないので、高さの異なる番重毎にその枚数を管理し番重枚数と番重高さの積でコラムの高さを表現し、その値がトラックの積載可能な高さを超えないようにし、番重の種類が複数あり、特にその高さが異なる場合でも仮想コラムの高さ及び実際のコラムの高さを載せれるようにしたことを可能にしたことを特徴とした、前記2)又は3)記載の出荷待機方法
5) 番重の種類が異なる場合は番重の種類毎に纏まるように番重の種類ごとに枝番を付しておき、1枚ずつ流れて来る番重を段積時に配送順及び枝番で降順または昇順にソートして、挿入して容器の種類をまとめることで、受け取りの確認が容易に済み、また間違いが少なくなるようにすることを特徴とした、前記2)〜4)の何れかに記載の出荷待機方法
6) 制御部のコンピュータでもって、随時納品される商品店単位の番重に投入し、店単位に仕分ける仕分け作業を行う時、店単位に複数のアイテムを混載して番重に投入した結果、その時のアイテムだけでは、その番重の積載記載率が規定の積載率のパラメータkoの値より低く且つその店に対する未仕分け商品がある場合、その番重を自動倉庫に一旦保管しておき、後から納品されてきた商品を、その番重を自動倉庫から出庫してきて、決められた仕分順序に従って、その番重に追加投入し、その番重に追加すべき商品がある限りはその動作を繰り返し、その番重の積載率が最低積載率規定の積載率のパラメータkoの値を超えるか、未仕分け品がなくなるまで自動倉庫に入れ、番重の積載率を高めるように制御したことを特徴にした、前記2)〜5)の何れかに記載の出荷待機方法
にある。
本発明の設備のレイアウトについて説明する。
出荷待機場には対象トラックのトラック号車番号に対応した複数のストレージコンベアを並設し、該ストレージコンベアはトラック積み込み側が前方で、コラムがストレージコンベアの後方から入り、前方から出るようにする。該並設したストレージコンベアの前方から、コラムが目の前の1本の出側メインコンベアに合流できるように各ストレージコンベア前方には分岐装置を備える。また該並設したストレージコンベアの後方には、1本の入側メインコンベアを備えていて、入側メインコンベアから各ストレージコンベアの任意の列に分岐できるように入側メインコンベアには移載装置を備えている。
出側メインコンベアに移載されたコラムは下流側に搬送され、途中挿入型段積装置で、新たな番重を所定のコラムの所定の場所に挿入して段積していく。新たな番重を段積したコラムは入側メインコンベアを通って並設したストレージコンベアの元の列に戻る様にしてある。
本発明の店毎の予定総番重数の計算について説明する。
本発明の店毎の予定総番重数の計算は、受注データを基に、店毎に、注文された商品を注文数だけ、異品種混載で番重に投入した場合に、該店毎の予定番重数を計算で求める。コンピュータのデータベースの商品マスターに予め、商品ごとに商品サイズを基にその商品が番重に何個入るかの数「入数」を登録しておく。入数の逆数と注文数の積が番重内の容積率となる。商品を重ねないで1段で番重に入れる場合は面積率となる。その容積率と面積率を総称して積載率とすれば積載率が1を超えると1番重に入りきらない。商品の形状、サイズは異なり立方体(正方形)に近いものもあれば直方体(長方形)で長いものもあり、組み合わせた結果積載率が1以下でも入るとは限らない。
実際積載率kxの値が1以下の場合は入る、1以上は入らない。
また最大積載率keはパラメータで、実績値を考慮し適宜変えることが可能である。
本発明の予定コラム数及びコラム番号について説明する。
受注データを基に、計算した店毎の番重数を、トラック毎に各店の配送逆順にその店の番重数を仮想的に重ねていき背の高い1本のコラムを仮想的に作成する。そのコラムをトラックに積載可能な高さ単位に下から分割してコラム番号を付していく。
トラック毎のコラム番号の最大値がそのトラックに積み込むコラム数である。
本発明の実際の仕分け時の実績番重数について説明する。
上記段落0020で計算した予定番重数の計算はあくまで、店毎に注文した全商品が揃っていた場合の計算であり、実際の仕分けは随時納品されてくる商品を、適量溜まった時点で仕分けを開始する。即ちバッチ単位で、店毎に受注データを基に納品された商品を注文数だけ番重に投入して仕分けていく。商品の組み合わせは、そのバッチで納品された商品に限定され、前記で計算した予定番重数の時とは条件が異なる。詰め合わせ効率ηをパラメータとして設定しておく。店毎にそのバッチ内の対象商品に対して商品毎の入数の逆数とその商品の注文数の積を、詰め合わせ効率ηで除して求めた値が1を超えない範囲を1番重として計算した店単位の実績総番重数をn2として計算する。
前記で計算した予定番重数nの方が、ここで計算した実績総番重数n2より若干多くなるように、またその誤差が予め設定した最大誤差を超えないようにパラメータkeとηを決める。
本発明の仕分けの処理順番について説明する。
随時納品されてくる商品が適量溜まった時点でバッチを開始する。仕分けの順序は任意のトラック単位に処理できるが、基本的にはトラック号車番号の若い番号から昇順に処理していく。またトラック号車番号単位に配送逆順の店単位に処理していく。
本発明の仕分けの処理について説明する。
仕分け場には随時納品された商品を表示ランプ及び数量表示付の棚に一時格納しておいて、仕分け処理される商品の商品コード、数量を人が入力しコンピュータの記憶部に登録する。
前段の順序で店単位に仕分けていく。そのバッチで処理する店を処理順序に従って、受注データを基に店単位に詰め合わせすべき商品と数量がコンピュータからの出力で表示棚に表示される。棚の前に人が居て、更に人の前に1本のコンベアが配置されている。
上流から仕分け順番の店の空番重もしくは仕掛番重が流れて来る。
その店の番重に投入すべき商品のランプが表示される。表示された商品を表示された数量だけ人がピッキングし流れてきた番重に投入する。
本発明の出荷待機場のストレージコンベアからの挿入型段積み装置への搬送について説明する。
仕分けと同期して、仕分けと同じ順序のトラック号車番号単位に挿入型段積装置に到着するように、コンピュータ制御により、該当のストレージコンベア上にコラムを並んでいる順番にコラム単位に出側メインコンベアに払い出す。仕分けがトラック号車番号の若い順に仕分ける場合、出側メインコンベアの下流側から上流側に向かってストレージコンベアをトラック号車番号の若い順に割り付けていれば、単純に下流側から上流側に向かってストレージコンベアからコラムを払い出せば良い。
本発明のコラムの形成について説明する。
仕分け場で仕分けされた番重は前記の処理順序通りに1枚ずつ番重が挿入型段積装置のNo2リフタ迄搬送されてきて、挿入型段積装置のNo2リフタ前のコンベアにストレージされる。流れてきた番重は以下の情報(積み込むトラック号車番号、ストレージコンベア番号、コラム番号、店コード、コラム単位の配送順番)を持ってコンベア上を流れてくる。
コラム番号の詳細データ即ち、受注データを基に作成した、予定情報がコラム番号単位に店番、店の配送順番や店単位に番寸別のコラム内の予定番重数をコンピュータのデータベースに書き込まれていて、必要な時にコラム番号IDをキーに呼び出すことができる。
初期状態、即ち1バッチ目はまだ出荷待機場にはコラムは一つも出来ていないので、トラック号車単位の全部の既存コラムが欠番である。
同一コラム番号の全ての番重を積み終わったらそのコラムは挿入型段積み装置から払い出し(コラム送出ポートに送り)、次のコラムの番重を段積していく。この場合、欠番のコラム番号はスキップして次の積むべきコラムに段積する。
2バッチ目は仕分けと同期して前に記述した順番で複数の番重が積み重ねられたコラム単位で流れてきて挿入型段積装置のNo1リフタ前のコンベアにストレージされる。仕分け場から1枚ずつ流れてくる番重の順番と出荷場からコラム単位に流れてくる順番は同期しているので、トラック号車番号、コラム番号が一致していればそのコラムのしかるべき位置に仕分け場から流れてきた番重を挿入型段積み装置で段積みしていく。
本発明の挿入型段積装置について、簡単に説明する。
挿入型段積装置のNo1リフタ側でコラムを操作し、コラムの挿入すべき位置に1枚分の番重が入るだけの空間を空け、挿入型段積装置のNo2リフタ側で1枚ずつの番重をコラムの空いた空間に挿入する。
持ち上げる時下方の番重も一緒に持ち上がらないように、下方の番重をクランプしておく(図示せず)。その空間に仕分け場から流れてきた番重を挿入型段積装置のNo2リフタで挿入する。
3バッチ目以降は2バッチ目同様に既存コラムに新規番重を挿入していく。
バッチを重ねるに従い、コラムの数も増えてくるし、各コラムの高さも次第に高くなっていく。また大口店では1店で複数のコラムが出来て来る場合もある。
No2リフターから払い出されたコラムは搬送コンベアで出荷待機場のストレージコンベアの所定のレーンに搬送される。2度目以降は元のレーンに戻る。即ち循環経路となる。
本発明の均しについて説明する。
最終バッチ時に仕分け場で仕分作業をしながら、出荷待機場で略同期してコラムを形成している。仕分け作業が終了すると若干遅れてコラムの形成も終了する。
多店番重/コラムのコラムが出荷待機場のストレージコンベアに並んでいる。しかも各ストレージコンベア上のコラムは配送逆順に並んでいる。また同一コラムは下から上に配送逆順に並んでいる。しかもコラムの高さは略同じ高さに揃っていて且つ制限高さ以下である。特に均し作業せずに、均しが自動的に出来ている。このままトラックに積み込めば良い。最後のコラムの上から順番に配送順に店が並んでいる。最後のコラムはトラックの最後尾に積載されていてそのコラムの一番上の店から順に店に届ければ良い。
本発明のトラックへの積み込みについて説明する。
最終バッチの仕分けが終わり、仕分けられた番重が全て段積されて、トラック単位の全コラムが完成した時には自動的に均しも完了している。
出側メインコンベアは停止し、トラックに対応したストレージコンベアから払い出されたコラムは挿入型段積装置側に搬送されずに分岐装置で送り出しコンベアに搬送されてトラック側に送られ、送り出しコンベアから下降しキャリアに乗せられる。人がキャリアでトラックに積み込む。
あるいは分岐装置からフォークリフト等で受け取りトラックへ積み込むこともある。
本実施例ではパン工場から送られてくる商品のパンを配送先の店別に番重に入れて、番重を段積みしてコラムとしてトラックで配送する配送センターでのコラム出荷の自動均し設備である。
食パン用の5寸番重と食パン以外の2寸番重の2種である。
トラック1車で、2寸換算で約450番重積み込みが可能である。
即ちトラック1車2寸換算で20段*22コラム=440番重を基本とする。
図中、Gは実施例の出荷待機設備、GBAは出荷待機場、SIは仕分け設備、SIBAは仕分け場、Bは番重、Cはコラム、KCは仮想の予定コラムを示す。
本実施例の全体レイアウトを図1に示す。
図上部に出荷トラック1号車のトラックTR1から12号車のトラックTR12がトラックバースに着床している。
出荷待機場GBAには、各トラックTR1〜TR12に対応して12列のストレージコンベアSC1〜SC12が並んでいる。
左側から右に向かってストレージコンベア1列〜ストレージコンベア12列とする。
ストレージコンベアSC1〜SC12はトラックTR1〜TR12に近い方が前方で出口である。ストレージコンベアSC1〜SC12の前方には、並設されているストレージコンベアSC1〜SC12の右側(12列)から左側(1列)に向かって1本の出側メインコンベアMCOが配置されている。またストレージコンベアSC1〜SC12の後方には左(1列)から右(12列)に向かって1本の入側メインコンベアMCIが配置されている。
入側メインコンベアMCI上を左から右に流れてきたコラムCは該当のストレージコンベアSC1〜SC12に分岐し、ストレージコンベアSC1〜SC12上にコラムが一時保管される。
図面の左側にはNo1リフタ100とNo2リフタ105で構成される挿入型段積装置DSが配置してある。
図面下部は自動倉庫207,208と仕分け場SIBAを配置してある。
受注データを基に予定総番重数を計算する。
実施例では、12台のトラックTR1〜TR12の内1台のトラック分の仕分け及び均しについて具体的な説明をする。
事例としてトラック1台分についてのみ計算結果を説明する。
受注データのサンプルを店E1,E2,E3の3店分を下記表1に示す。
記憶部の商品マスターに予め、アイテム毎にそのアイテム毎に番重に何個入るかの「入数」が登録してある。店毎に注文のアイテム毎に注文数を入数で除して番重数を計算する。
例として1店だけE1を例としてまとめたものを下記表2に示す。
最大積載率keを5寸番重も、2寸番重も0.8とした。
店E1の例では5寸が2枚、2寸が9枚計11枚の番重数が予定番重数となる。
以下の店E2〜E34に対しても同様の計算をする。全店34店分の番重数を番寸毎に予定番重数を計算する。店毎に5寸番重と2寸番重に分けて番重数及び番重総数を計算したものを下記表3に示す。
前述(店毎の予定総番重数の計算)の受注データを元に計算した予定番重数を基に予定コラムを生成する。
予定番重数を重ねて段積した時の番寸毎の高さを店毎及び番寸毎に計算して求める。
上記で計算したE1の例では5寸番重が2枚で段積み高さは10寸となる。
2寸番重が9枚で18寸となる。E1の合計段積高さは28寸となる。
分割して出来上がった6本のコラムの詳細を表10に示す。
一番上のデータが1番下に段積みされている。配送順が74なので最後に配送されることを意味する。データ上の上から2枚(積んだ状態では下から2枚)が5寸番重でその後下から11番目迄2寸が番重が店E1の番重である。そのあとからE2の番重で下から12番目が5寸で、下から15番目までが2寸番重である。1コラムの高さは「寸累計」に示すように39寸である。これからわかるように、コラム番号1はE1,E2の2店分が段積されている。
次の番重が5寸であるため、これ以上段積出来ないので、38寸で打ち切られた。
その後下から5番目から15番目迄が店E5である。店E5は全て2寸である。続いて下から16番目即ち一番上が店E6の5寸番重が段積される。
コラム番号6は番重数は16枚で、コラムの高さは38寸である。
これも続く番重が5寸なので38寸で打ち切られている。
以上コラム生成について詳細に説明した。
(店毎の予定総番重数の計算)で計算した予定番重数の計算は、店毎に注文した全商品が揃っていた場合の計算であり、これに対して実績番重数は、随時納品されてくる商品を人が納品検品し、アイテムと数量をコンピュータに登録する。
1バッチ目を開始する時点で、実績番重を計算する。
店E1〜E34に対して店毎に1バッチ目に納品されてきた商品を対象に店毎に受注データを基に納品された商品を注文数だけ番重Bに割り当てていく。
予定番重数を計算するときに用いたパラメータとして最大積載率keが0.8〜0.85であったのに対してバッチ時詰め合わせパラメータηは0.85〜0.9として、実際の番重数が予定より番重数が多くならないように調整している。本実施例では実際には予定番重数を計算するときに用いたパラメータとして最大積載率keを0.8とし、バッチ時詰め合わせパラメータηは0.85とした。
全て2寸番重で20段の場合は1枚の違いは5%にしか影響しないが、全て5寸番重8段の場合1枚の違いが12.5%の違いになる。
1バッチ目で処理された商品は全て2寸番重対応の商品ばかりで、その商品を注文した店は1号車で配送する店全店で34店に対して21店であった。そのお店に対して、品種毎に注文数を入数で除して、バッチ時詰め合わせパラメータηで除して整数化した番重数を1バッチ目番重数として表12に示す。
あくまでも問題にするのは予定コラム高さに対する実績コラムの高さの比率である。
随時納品されてくる商品が適量(約1バッチ分の量)溜まった時点でバッチを開始する。
次に本実施例での順序について具体的に説明する。本実施例では12台のトラックTR1〜TR12のトラック号車番号1号車のトラックTR1から順に12号車のトラックTR12まで処理する。先ず1号車のトラックTR1で配送する店の配送順の逆(配送逆順)に処理する。即ち1号車のトラックTR1で配送する店は受注データから店E1〜E34の34店の順序で処理する。しかし注文した商品が全て一度に納品されるわけではない。
納品された商品を注文していない店は当然仕分けはスキップされる。
仕分け場には随時納品された商品は格納棚204の表示ランプ及び数量表示付きの4列3段で12間口の棚に格納する。1番重に単品が入っていて数量は一部の端数番重を除くと、そのアイテムの入り数だけ入っている。また各棚間口は、奥行きに複数個の番重を格納出来る。
同一品種を複数番重格納することも出来るし、異なる品種の番重を複数個格納することも出来る。
同一品種は出来るだけ纏めて、同じ棚間口に入れることが望ましい、複数間口にまたがると仕分けの効率が落ちる。また同一アイテムで1番重が端数の場合があるが、端数番重は最後の番重にした方が良い。
1番重で全部入る場合は問題ないが、2番重以上になる場合は、1番重に入る最適の組み合わせの商品を選んで組み合わせる。
最低積載率ko以上の番重は番重搬入コンベアBCで出荷待機場GBAの挿入型段積装置DSのNo2リフタ105側に搬送される。
仕分け場で仕分けされた番重は前記(仕分けの処理順序)の仕分けの処理順序通りに1枚ずつ番重が挿入型段積装置DSのNo2リフタ105迄コンベア上を搬送されてきて、挿入型段積装置のNo2リフタ105前のコンベアにストレージされる。1バッチ目はストレージコンベアSC1〜SC12にはまだコラムは一つも出来ていないので、仕分け場SIBAから1枚ずつ流れてきた番重の店に対応したコラムを生成していく。制御部CONTROLのコンピュータは仕分け場SIBAから順番に流れてくる店に対応したコラム番号を表14から算出し、段積みして出来たコラムにコラム番号(コラムID)を与える。
コンピュータは表14を基に、その店の番重を所定の枚数段積みし、所定のコラム番号を割り出しそのコラムに付し、ストレージコンベアSC1へと搬送される。ストレージコンベアSC1上には先頭からコラム番号の小さい順番にコラムが並んでいるが、当然欠番のコラムもある。コラムには、複数店の混在のものもあれば、1店だけのコラムもある。コラムの高さは高いもの、低いものまちまちである。
バッチを重ねるに従い、コラムの数も増えてくるし、各コラムの高さも次第に高くなっていく。また大口店では1店で複数のコラムができる場合もある。
同様にバッチ毎のコラム番号1〜4迄の成長過程を表17に示す。
予定コラム高さに対する実績コラム高さの比率の全22コラム分を表18に示す。
しかも、番重・コラムの作業者による移動の労力はほとんどなく、省力・究極の省スペースの効率的な自動均し作業を可能としている。
GBA 出荷待機場
SI 仕分け設備
SIBA 仕分け場
B 番重
BC 番重搬送コンベア
TD1〜TD12 移載装置
C コラム
CCO 出側コラム搬送コンベア
CCI 入側コラム搬送コンベア
CONTROL 制御部
E1〜E34 店
DS 挿入型段積み装置
MCO 出側メインコンベア
MCI 入側メインコンベア
SC1〜SC12 ストレージコンベア
TC1〜TC12 送出しコンベア
TR1〜TR12 トラック
BD1〜BD12 分岐装置
100 No1リフタ
101 昇降柱
102 昇降キャレッジ
103 開閉アーム
104 把持パット
105 No2リフタ
106 昇降柱
107 昇降キャレッジ
108 伸縮スライドフォーク
109 コラム受けポート
110 番重ポート
111 コラム送出ポート
200 投入作業コンベア
201 空番重送りコンベア
202 商品投入ステーション
203 投入作業員
204 格納棚
205 番重送りコンベア
206 番重格納コンベア
207 自動倉庫1
208 自動倉庫2
209 出入コンベア
210 戻しコンベア
Claims (6)
- 仕分け場に随時納品される商品を適当な時間バッチ単位で店単位に仕分ける手段を備え、店単位に仕分けた番重を、仕分け場から出荷待機場までの中間位置に配置されている挿入型段積み装置まで搬送する番重搬送コンベアを備え、出荷待機場には番重を段積みしたコラムをストレージするストレージコンベアを並設し、各ストレージコンベアの出荷トラック側の前方出口側に1本の出側メインコンベアを配置して、任意のストレージコンベアから該出側メインコンベアに切り出されたコラムを出側メインコンベアから挿入型段積み装置までコラムを搬送する出側コラム搬送コンベアを備え、また該ストレージコンベアの後方入口側に1本の入側メインコンベアを配置し、該入側メインコンベアから任意のストレージコンベアに分岐できるように各ストレージコンベアに対応して分岐装置を配置し、又挿入型段積み装置から送り出されるコラムを入側メインコンベアへ搬送する入側コラム搬送コンベアを設け、入側メインコンベア,ストレージコンベア,出側メインコンベア,出側コラム搬送コンベア,挿入型段積み装置,入側コラム搬送コンベア,入側メインコンベアは循環経路を形成し、挿入型段積み装置は仕分け場から番重搬送コンベアによって搬送されてきた番重を出荷待機場の出側メインコンベアと出側コラム搬送コンベアによって搬送されてきたコラムの所定の段の位置に挿入でき且つコラムをそのまま通過させることもできる装置であり、上記設備で構成されていて、仕分け場では随時納品される商品を出荷トラック号車単位に仕分けし、配送逆順あるいは配送順の店単位に番重を流し、出荷待機場からは同じトラック号車に対応したストレージコンベア上のコラムを前方から出側メインコンベアへ順番に切り出し、更に出側コラム搬送コンベアで挿入型段積み装置まで搬送し、挿入型段積み装置でコラムの所定の段の位置に仕分け場から搬送されてきた番重を挿入し、挿入された該コラムは入側コラム搬送コンベアと入側メインコンベアを介して出荷待機場の元のストレージコンベアに戻る様にコンピュータを用いた制御部でもって自動的搬送制御され、バッチ毎に各コラムが漸次成長し、全バッチが終了した時点では目的の予定のコラムに成長し、各コラムの下から順番に番重が配送逆順あるいは配送順に段積されていて、且つ各コラムの高さはトラックの荷高さ以下で、トラックの積載率を上げるために多店/1コラムで各コラムとも略同じ高さに段積みされていて、出荷待機場のストレージコンベア上にはコラムが前方から、配送逆順あるいは配送順に並ぶように、省スペースで略全自動で行うことを特徴とした出荷待機設備。
- 請求項1記載の出荷待機設備を用い、制御部のコンピュータによって出荷単位の仕分け作業を行う前に、受注データあるいは出荷予定データ及び商品毎の入数のデータベースを基に、商品店単位の番重に投入した場合にできる店単位の総番重数を予め計算し、計算結果をコンピュータの記憶装置に記憶し、次にトラックが配送する逆順の店の番重を仮想的に段積みし、1本の背の高い仮想コラムを想定し、そのコラムの番重を下から順番に、トラックに積載可能な高さ制限以内の仮想コラムを分割していき、分割した各コラムにコラム番号を付し、且つ各コラム内の店毎の番重の数も計算し、計算結果を記憶装置に記憶しておき、仕分け場から流れて来る番重を段積する指示データを作成してそのデータを記憶し、
実際に商品が随時納品されてきて、仕分け場では適当な時間バッチ単位で、出荷トラック号車単位に仕分けし、配送逆順あるいは配送順に店単位の番重を出側メインコンベアと出側コラム搬送コンベアで下流の挿入型段積み装置まで搬送し、一方出荷待機場では仕分け場と同じトラック号車のストレージコンベア前方から既存のコラムを切り出し、挿入型段積み装置まで搬送し、挿入型段積み装置では、仕分け場から搬送されてきた番重を、該コラムとコンピュータで照合し、合致していればコラム指示データを参照に制御装置を介してそのコラムの合致するコラム番号の所定の位置に自動で挿入し段積みしていき、段積みが終わったコラムは元のストレージコンベアに戻すように搬送制御し、以下同様に随時納品される度にバッチを繰り返し、漸次コラムが形成され、全バッチ終了時点では、自動的に目的とする予定のコラム即ち、各コラムは番重が下から順番に配送逆順あるいは配送順に段積みされていて、且つ各コラムの高さはトラックの荷高さ以下で、トラックの積載率を上げるために、多店番重/1コラムで、出荷待機場のストレージコンベア上にコラムが前方から、配送逆順あるいは配送順に並ぶように制御されていて、改めてコラムの均し作業を行う必要がないように、略同じ高さに段積みされるように制御したことを特徴とした省スペースで実現する出荷待機方法。 - 制御部のコンピュータによって出荷単位の仕分け作業を行う前に、その商品が全て揃っているものとして受注データあるいは出荷予定データ及び商品毎の入数のデータベースを基に、商品店単位の番重に投入した場合にできる店単位の予定の番重数を予め計算で求め、実際に、随時納品されてくる商品を対象に、選んで注文した商品を注文した数量だけ店単位の番重に入れていく場合の実績番重数とは条件が異なるために誤差が生じる誤差を出来るだけ小さくするために、予定番重数を求める際に最大積載率のパラメータkeを設け、そのパラメータで補正して予定番重数を決定し、また実績番重数を求める際も別のパラメータηを設け、実績番重数が多くなり過ぎ、1コラムの高さが、トラックの荷高さを大幅に超えたり、コラム数が予定数より多くなり、トラックに積載不可になることのないように、パラメータkeとパラメータηを適切に決め、実績番重数と予定番重数との誤差が極力小さくなるように制御したことを特徴とする、請求項2記載の出荷待機方法。
- 制御部のコンピュータによって番重の種類が複数あり、特に番重の高さが異なる場合、番重数の枚数だけの管理では1コラムの高さをトラックに積載可能な高さに制限することはできないので、高さの異なる番重毎にその枚数を管理し番重枚数と番重高さの積でコラムの高さを表現し、その値がトラックの積載可能な高さを超えないようにし、番重の種類が複数あり、特にその高さが異なる場合でも仮想コラムの高さ及び実際のコラムの高さを載せれるようにしたことを可能にしたことを特徴とした、請求項2又は3記載の出荷待機方法。
- 番重の種類が異なる場合は番重の種類毎に纏まるように番重の種類ごとに枝番を付しておき、1枚ずつ流れて来る番重を段積時に配送順及び枝番で降順または昇順にソートして、挿入して容器の種類をまとめることで、受け取りの確認が容易に済み、また間違いが少なくなるようにすることを特徴とした、請求項2〜4の何れかに記載の出荷待機方法。
- 制御部のコンピュータでもって、随時納品される商品店単位の番重に投入し、店単位に仕分ける仕分け作業を行う時、店単位に複数のアイテムを混載して番重に投入した結果、その時のアイテムだけでは、その番重の積載記載率が規定の積載率のパラメータkoの値より低く且つその店に対する未仕分け商品がある場合、その番重を自動倉庫に一旦保管しておき、後から納品されてきた商品を、その番重を自動倉庫から出庫してきて、決められた仕分順序に従って、その番重に追加投入し、その番重に追加すべき商品がある限りはその動作を繰り返し、その番重の積載率が最低積載率規定の積載率のパラメータkoの値を超えるか、未仕分け品がなくなるまで自動倉庫に入れ、番重の積載率を高めるように制御したことを特徴にした、請求項2〜5の何れかに記載の出荷待機方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012087848A JP5823906B2 (ja) | 2012-04-06 | 2012-04-06 | 出荷待機設備及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012087848A JP5823906B2 (ja) | 2012-04-06 | 2012-04-06 | 出荷待機設備及びその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013216437A true JP2013216437A (ja) | 2013-10-24 |
JP5823906B2 JP5823906B2 (ja) | 2015-11-25 |
Family
ID=49589057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012087848A Active JP5823906B2 (ja) | 2012-04-06 | 2012-04-06 | 出荷待機設備及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5823906B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150120625A (ko) * | 2014-04-18 | 2015-10-28 | 주식회사 코로텍 | 화물 자동분류 시스템 |
JP2019038648A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | マツダエース株式会社 | 仕分けシステム |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11292217A (ja) * | 1998-04-07 | 1999-10-26 | Toyo Kanetsu Kk | 商品取扱い方法 |
JP2000255783A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-09-19 | Nkk Corp | 荷物の積み付け計画方法 |
JP2002211757A (ja) * | 2001-01-18 | 2002-07-31 | Daifuku Co Ltd | 配送支援システム |
JP2005335916A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 商品仕分けシステム |
JP2006069707A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Kahma Co Ltd | 搬送処理装置 |
JP2006347668A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 物品配送仕分けシステム |
JP2007246199A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | 物品仕分け設備 |
EP1925574A1 (en) * | 2006-11-22 | 2008-05-28 | Ebm Techniek B.V. | Method and apparatus for distibuting products among a number of customers |
JP2009298556A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | 商品を出荷先別に仕分ける方法 |
JP2010202291A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | バラ品の仕分けパレット詰め合わせ方法 |
-
2012
- 2012-04-06 JP JP2012087848A patent/JP5823906B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11292217A (ja) * | 1998-04-07 | 1999-10-26 | Toyo Kanetsu Kk | 商品取扱い方法 |
JP2000255783A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-09-19 | Nkk Corp | 荷物の積み付け計画方法 |
JP2002211757A (ja) * | 2001-01-18 | 2002-07-31 | Daifuku Co Ltd | 配送支援システム |
JP2005335916A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 商品仕分けシステム |
JP2006069707A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Kahma Co Ltd | 搬送処理装置 |
JP2006347668A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 物品配送仕分けシステム |
JP2007246199A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | 物品仕分け設備 |
EP1925574A1 (en) * | 2006-11-22 | 2008-05-28 | Ebm Techniek B.V. | Method and apparatus for distibuting products among a number of customers |
JP2009298556A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | 商品を出荷先別に仕分ける方法 |
JP2010202291A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | バラ品の仕分けパレット詰め合わせ方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150120625A (ko) * | 2014-04-18 | 2015-10-28 | 주식회사 코로텍 | 화물 자동분류 시스템 |
KR101642447B1 (ko) | 2014-04-18 | 2016-07-25 | 주식회사 코로텍 | 화물 자동분류 시스템 |
JP2019038648A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | マツダエース株式会社 | 仕分けシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5823906B2 (ja) | 2015-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6279730B2 (ja) | 選別ステーションで保管ユニットを調製することによる注文調達方法 | |
JP7007271B2 (ja) | 選別ステーションにおいて所望の順序で保管ユニットを保管設備から利用可能にすることによる注文調達方法 | |
JP2018012586A (ja) | 物品並べ替え装置及びそれを備えた物品保管設備 | |
KR102657809B1 (ko) | 물품 재배열 장치 | |
CN110963226B (zh) | 基于多层料箱存储库的货到人工作站输送线路由控制方法 | |
JP4046038B2 (ja) | 仕分け設備 | |
JP2004010289A (ja) | 物流設備 | |
JP5823906B2 (ja) | 出荷待機設備及びその方法 | |
JP2007076831A (ja) | 搬送システム | |
JP2006193279A (ja) | 物品の搬送具単位の払出し方法 | |
JP4475093B2 (ja) | 仕分けシステム | |
JP4367310B2 (ja) | 仕分けシステム | |
JP6844402B2 (ja) | 物品保管設備及び物品保管設備における容器の入庫方法 | |
JP4388595B2 (ja) | ピッキング方法及びピッキング装置 | |
JP7271822B2 (ja) | 無人移送車によるピッキングシステム | |
JP4321847B2 (ja) | 出荷先単位に物品を荷揃えする方法 | |
JP4928384B2 (ja) | 仕分け設備 | |
JP2005145578A (ja) | 物品入庫システム | |
JP3617422B2 (ja) | 物流設備 | |
JP4370376B2 (ja) | ピッキング方法及びピッキング装置 | |
JP4296254B2 (ja) | ピッキング装置及び方法 | |
JP5135508B2 (ja) | ピッキング方法及びピッキング装置 | |
JPH07110684B2 (ja) | 物流倉庫における出庫指示装置 | |
JP2008156128A (ja) | 物品の荷揃え方法 | |
JP2538401B2 (ja) | 物流倉庫における出庫指示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140812 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150417 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150421 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150618 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151006 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151008 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5823906 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |