JP2005335916A - 商品仕分けシステム - Google Patents
商品仕分けシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005335916A JP2005335916A JP2004159453A JP2004159453A JP2005335916A JP 2005335916 A JP2005335916 A JP 2005335916A JP 2004159453 A JP2004159453 A JP 2004159453A JP 2004159453 A JP2004159453 A JP 2004159453A JP 2005335916 A JP2005335916 A JP 2005335916A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- stacking
- loop
- pallets
- stacking device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
【課題】仕掛りパレットが無駄な周回をするのを防止し、商品投入作業とトラックヘの積み込み作業の待ち時間を削減して、作業能率化を図る商品仕分けシステムを得る。
【解決手段】商品が投入されたパレット14を出荷先別に段積み装置9に段積みするための段積み挿入手段が設けられている。段積み挿入手段は、段積み装置9に段積みされたパレット14の一部を載置して支持するリフタ手段20と、リフタ手段20の上部に設けられ、段積みされたパレット14の残りの一部を空中に保持するパレット保持手段21と、リフタ手段20によって支持されているパレット14と、パレット保持手段21によって保持されているパレット14との間に、新たなパレット14を挿入するパレット挿入手段22とから構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】商品が投入されたパレット14を出荷先別に段積み装置9に段積みするための段積み挿入手段が設けられている。段積み挿入手段は、段積み装置9に段積みされたパレット14の一部を載置して支持するリフタ手段20と、リフタ手段20の上部に設けられ、段積みされたパレット14の残りの一部を空中に保持するパレット保持手段21と、リフタ手段20によって支持されているパレット14と、パレット保持手段21によって保持されているパレット14との間に、新たなパレット14を挿入するパレット挿入手段22とから構成されている。
【選択図】図2
Description
この発明は商品仕分けシステムに関し、特に、複数の出荷先別に用意された各パレットに商品を投入することによって当該商品の仕分けを行う商品仕分けシステムに関する。
順次、品種単位で供給される多品種の商品を、供給される都度、出荷先別に仕分けする場合の従来例としては、固定場所に置かれた出荷先別のパレットに作業者が手作業にて商品を順次入れていく、いわゆる種まき方式が知られている(例えば、特許文献1(図8)参照。)。
この種まき方式は、図7に示されるように、仕分け作業者101が商品棚103から所望の商品を2〜3種類取り出して台車105に乗せ、出荷先別に分類されている固定棚107のパレット109に商品を、種をまくが如く入れていき、出荷先パレット109に全ての商品が揃った時点で出荷される、というものである。
一方、図8に示すような、パレット113を搬送する回転式搬送装置110を使用した回転パレット方式による従来例も提案されている。この従来例は、2台の回転式搬送装置110を備え、作業者111が当該2台の回転式搬送装置110の間に配置され、作業者111が、作業者111の後方にある製品供給ライン112から製品を取り出して、2台の回転式搬送装置110に対して交互に、それらに載置されて搬送されているパレット113に当該製品を入れていく、という方法である(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
しかしながら、図7の種まき方式による従来例によれば、作業者101の動線が長く、作業能率が悪い。しかも、1つのパレット109当たりに多種類の商品を必要とする場合には、全ての商品をパレット109内に入れるのに数回の作業を繰り返さなければならず、作業時間が長くなるとともに、出荷作業も一度に行うことはできず、非能率的である、という問題点があった。
図7の種まき方式による従来例によれば、更に、近年のコンビニエンスストア出店数の増加によって、出荷先店舗数が増えると共に1店舗あたりの注文数が減少したため、従来の種まき方式ではパレットを置くための固定場所が増加すると共に、固定場所1個所あたりの段積み段数が低くなり、仕分場所のスペース効率が低下する、という問題点があった。
また、図8の回転パレット方式による従来例においては、作業者の投入位置にパレット113が戻ってくるためには、往列の下流端までパレット113が搬送された後に復列の下流端へ戻ってくるといった無駄な周回動作があり、作業者の投入位置まで搬送する時間が多くかかるとともに、余分な動力等のエネルギーを浪費するという問題点があった。
また、図8の回転パレット方式による従来例においては、当該商品を注文している小売店が少なく、商品の投入を要するパレット113が少ない場合には、所望のパレット113を作業者の投入位置に搬送するまでの待ち時間が発生すること、また、段積み単位でパレット113を搬送するため、注文量のばらつきにより、商品投入高さがまちまちになり作業効率が悪くなり、さらに、段積み単位で回転停止を繰り返すため、動作速度の高速化に限界があるなどの問題点があった。
さらに、図8の回転パレット方式による従来例においては、トラックに搭載するためにパレット113を積み直したあと、その高く積み上げた状態のパレット113を回転式搬送装置110により搬送する場合には、不安定であるとともに、搬送の時間が余分にかかるという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、仕掛りパレットが無駄な周回をするのを防止し、商品投入作業とトラックヘの積み込み作業の待ち時間を削減して、作業能率化を図るための商品仕分けシステムを得ることを目的としている。
この発明は、複数の出荷先別に用意された各パレットに1種類以上の商品を投入することによって当該商品の仕分けを行う商品仕分けシステムであって、前記パレットをループ状に搬送するループ式搬送手段と、前記商品が投入された1以上の前記パレットを前記出荷先別に段積みする段積み装置と、前記ループ式搬送手段によって搬送されている前記パレットを取り出して、前記段積み装置の段積みにおける任意の段に、当該パレットを挿入する段積み挿入手段とを備えたことを特徴とする商品仕分けシステムである。
この発明は、複数の出荷先別に用意された各パレットに1種類以上の商品を投入することによって当該商品の仕分けを行う商品仕分けシステムであって、前記パレットをループ状に搬送するループ式搬送手段と、前記商品が投入された1以上の前記パレットを前記出荷先別に段積みする段積み装置と、前記ループ式搬送手段によって搬送されている前記パレットを取り出して、前記段積み装置の段積みにおける任意の段に、当該パレットを挿入する段積み挿入手段とを備えたことを特徴とする商品仕分けシステムであるので、仕掛りパレットが無駄な周回をするのを防止し、商品投入作業とトラックヘの積み込み作業の待ち時間を削減して、作業能率化を図ることができる。
実施の形態1.
図1(a)は、この発明の実施の形態1にかかる商品仕分けシステムの構成を示した上面図、図1(b)は側面図である。この発明の商品仕分けシステムは、製造工場の出荷場、配送センター、ディストリビュートセンターなどで品種単位かつ大量に順次供給される商品を、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店からの多品種少量の注文に応じて仕分ける場合に特に適している。
図1(a)は、この発明の実施の形態1にかかる商品仕分けシステムの構成を示した上面図、図1(b)は側面図である。この発明の商品仕分けシステムは、製造工場の出荷場、配送センター、ディストリビュートセンターなどで品種単位かつ大量に順次供給される商品を、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店からの多品種少量の注文に応じて仕分ける場合に特に適している。
図1に示されるように、本実施の形態における商品仕分けシステムは、仕分けした商品を投入するためのパレットを載置させて所定の軌道上をループ状に搬送する1台以上のループ式搬送手段1A〜1D(図1では4台)と、ループ式搬送手段1A〜1Dから送り出されてきたパレットを所定の商品投入位置まで搬送して、商品投入後に、再び、当該ループ式搬送手段1A〜1Dに返送する1台の商品投入搬送手段2と、ループ式搬送手段1A〜1Dの上部に設けられ、商品が満載になったパレット14をループ式搬送手段1A〜1Dから取り出して、出荷先店舗別に順次段積みする段積み装置9とを備えている。
また、図2に示すように、段積み装置9には、満載になったパレット14をループ式搬送手段1A〜1Dから取り出して、段積み装置9の段積みおける任意の段に当該パレットを挿入して、出荷先店舗別に順次段積みするための段積み挿入手段を備えている。段積み挿入手段は、段積みされたパレット14を載置して支持するリフタ手段20と、リフタ手段20の上部に設けられ、段積みされたパレット14の全部あるいは一部を空中に保持するパレット保持手段21と、リフタ手段20によって支持されているパレット14と、パレット保持手段21によって保持されているパレット14との間に、新たなパレットを挿入するパレット挿入手段22とから構成されている。リフタ手段20は、図2に示すように、パレット14を載せるための天板20aと、当該天板20aを支えるためのX字型に交差した支脚20bとを有している。当該支脚20bは、それらが交差している中央の位置を支点として開閉することにより、床から天板20aまでの高さを任意に変えることができる構成になっている。また、パレット保持手段21は、図2に示すように、段積み装置9に段積みされたパレット14を両側から挟持して保持するものであり、爪であっても、パッド等の挟む構造であっても良いが、本説明では、パッド構造で説明する。また、パレット挿入手段22は、1つのパレット14を支えて、図2(e)に示すように、リフタ手段20の天板上に載せられているパレット14と、パレット保持手段21によって挟持されて持ち上げられているパレット14との間に、当該1つのパレット14を挿入するためのものである。パレット挿入手段22は、例えば、回動するアーム等から構成する。このように、リフタ手段20とパレット保持手段21とパレット挿入手段22とは、満載のパレット14を段積み装置9に段積みする際に、トラックに搭載する順番にパレットが積み上がるように、段積みにおける任意の段(任意の位置)に満載になったパレット14を挿入することができる段積み挿入手段を構成している。
また、本実施の形態では、新たなパレット(空パレット)を商品投入搬送手段2に自動供給する空パレット供給装置3、商品投入搬送手段2の所定の商品投入位置4に搬送されてきたパレットに関して作業者5に対する投入指示情報を提供する作業指示装置6、及び、これらの装置全体の制御を司る計算機12などがさらに設けられている。
なお、パレットにはパレット識別用のバーコードラベルが貼付されるが、当該バーコードラベルには、パレットを識別するためのID情報を含むバーコードが印字されているとともに、出荷先店舗情報(出荷先店舗名など)、商品情報(商品名、商品分類、製造者名など)、段積み情報(段積みされる段積み装置のアドレス番号など)が併せて印字されている。これにより、各作業者が容易にパレットの正誤判断を行うことができるので、出荷後の誤配送防止を行うことができる。
各ループ式搬送手段1A〜1Dは、図1に示されるように、往列・復列二台のローラコンベアを並列に設置することによって構成されている。往列および復列は、搬送方向が互いに逆向きになっている。これにより、往列の下流端11まで搬送されたパレットは横送り機構によって復列の上流端位置13に移載される。同様に、復列の下流端7に到達したパレットは横送り機構(横送り手段)によって往列の上流端位置8に移載される。このようにすることによって、ループ状の搬送が行なわれる。また、各ループ式搬送手段1A〜1Dの復列の下流端7には分岐機構(移載手段)が設けられており、これによりループ状の搬送から抜けて、各ループ式搬送手段1A〜1Dから商品投入搬送手段2の下段ヘパレットを搬出移載することができる。同様に、往列上流端8にも分岐機構(返送手段)があり、商品投入搬送手段2の下段からパレットを各ループ式搬送手段1A〜1Dに搬入移載する。なお、移載手段および返送手段は、例えば、短いベルトコンベアか、あるいは、回動するアーム等から構成するようにすればよい。
商品投入搬送手段2は、図1(b)に示されるように、往列・復列二台のベルト搬送手段を上下二段に設置することで構成されている。下段搬送手段は、各ループ式搬送手段1A〜1Dに接続されている。下段搬送手段の下流端部に到達したパレットはリフター機構によって上段搬送手段の上流端に移載される。上段搬送手段では空パレット供給装置3から供給されるパレットと合流した後に、商品投入位置4まで搬送されパレットを一時停止して、作業者5による商品投入を行う。商品の投入を完了したパレット14は上段搬送手段の下流端まで搬送された時点で下段搬送手段に移載され、下段搬送手段で搬送した後に、各ループ式搬送手段1A〜1Dに移載される。
段積み装置9は、各ループ式搬送手段1A〜1Dの上部に、出荷先の店舗数に応じた台数が並べて設置されている(すなわち、原則として、出荷先に対して1対1に段積み装置9が設けられている。)。しかしながら、出荷先の数が多い場合等には、1つの段積み装置9に対して複数の出荷先が割り当てられる。各段積み装置9には、出荷先の店舗別のアドレス番号が採番されている。1つの段積み装置9に対して複数の出荷先が割り当てられている場合には、複数のアドレス番号が採番されている。ループ式搬送手段1A〜1D上を搬送されるパレット14は、満載後に、当該パレット14に貼付られたパレット識別用バーコードラベルから読みとれる出荷先の店舗を示すアドレス番号に一致するアドレス番号の段積み装置9の位置に到達した時点で停止し、ループ式搬送手段1A〜1Dの搬送手段下部に設置されたリフタ手段20、パレット保持手段21およびパレット挿入手段22によって、図1の矢印Xで示されるように、段積み装置9に段積みされる。各段積み装置9にパレット14が段積みされた状態が、図1(b)に示されている。
商品の仕分が全て完了した時点では、段積み装置9に段積みされた出荷先店舗別のパレット14は、段積み単位でループ式搬送手段1A〜1D上に移載される。移載された段積み単位はループ式搬送手段1A〜1D上を往列方向に搬送することによって出荷場に搬送される。この際、復列コンベアは反転動作し、往列コンベアと同一の方向に段積み単位を搬送することによって段積み単位を出荷する。
なお、上記の説明において、リフタ手段20、パレット保持手段21およびパレット挿入手段22によって、満載になったパレット14が段積み装置9に段積みされると述べたが、満載になった順に段積みしていった場合には、1つの段積み装置9に対して複数の出荷先が割り当てられる場合等には、図9の如くパレットが混載されてしまうので、トラックに積み込む前に、図10に示すように、パレット14を各出荷先ごとに積み直さなければならなくなる。そこで、本実施の形態においては、満載のパレット14を段積みする際に、出荷先別にトラックに搭載する順番に積み上がるように、段積み装置9の段積みにおける任意の段(任意の位置)にパレット14をリフタ手段20、パレット保持手段21およびパレット挿入手段22によって挿入することが可能な構成になっている。
すなわち、本実施の形態は、1つの段積み装置9にパレット14を混載させて段積みするときに、商品出荷の時点で混載段積みを想定し、計算機12の制御により、出荷先毎に分類されて段積みされるように、パレット14を段積みしていく方法である。計算機12が、商品出荷の時点における混載段積みを計算し、段積み装置9の下半分が出荷先aに出荷されるパレット14で、上半分が出荷先bに出荷されるパレットといったように、所望の段積みになるように制御して、該当するパレット14を積んでいく。例えば、全10段を積んだ後に、下から4段目に次のパレット14を挿入する必要がある場合を例に挙げて説明する。図2(a)のように、段積み装置9の上部には、パレット14を保持するためのパレット保持手段21が設けられている。図2(a)は、既に、パレット14を10段を積んだ状態であるとし、パレット保持手段21により、当該10段のパレット14のうち下方の1以上のパレットを挟持して、全てのパレット14を支持している。このとき、図2(b)のように、下からリフタ手段20を上昇させ、10段のパレット14のうちの最下段のパレット14の下面に天板20aが接触するように、天板20aの位置を合わせる。次に、パレット保持手段21を開放し、リフタ手段20上に10段のパレット14を載せる。次に、その状態のまま、図2(c)のように、リフタ手段20を3段分下げる。その後、パレット保持手段21を閉じて、上の7段分のパレット14を保持する。その後、図2(d)のように、リフタ手段20を搬送高さより下げる(すなわち、少なくとも1段分以上さらに下げる。)。その後、図2(e)のように、パレット挿入手段22により該当パレット14を4段目に挿入する。挿入後、図2(f)のように、リフタ手段20を上昇させ、下部のパレット14といま搬入した該当パレット14を上部の7段のパレット14とを結合させる。この後、パレット保持手段21を開放し、リフタ手段20をさらに上昇させ、図2(g)のように、11段のパレット14を上部まで持ち上げる。次に、パレット保持手段21を閉じて、11段のパレット14を保持して、図2(h)のように、リフタ手段20を、図2(a)の初期状態の位置まで下げる。この動作により、該当のパレット14は下から4段目に積み込まれる。
以上のように、本実施の形態においては、リフタ手段20、パレット保持手段21およびパレット挿入手段22により、満載のパレット14を段積み装置9に段積みする際に、トラックに搭載する順番に積み上がるように、仕分け時に、段積み装置9内の任意の位置に満載になったパレット14を積み込むことができるようにしたので、満載になった順に段積み装置9内の所望の位置にパレット14を積み込むことができ、積み込む番になるまで満載になったパレットを無駄に周回させることを不要とするとともに、仕分け後にパレットを積み直す必要がないので、商品投入作業とトラックへの積み込み作業の待ち時間を削減して、作業能率化を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、図3に示すように、実施の形態1におけるループ式搬送手段1A〜1Dの各段積み装置9が設けられている位置に横送り機構(横送り手段)を付加したものである。当該横送り機構は、ループ式搬送手段1A〜1Dの往列および復列の一方によって搬送しているパレットを、往列および復列の他方に横送りするためのものであるため、各段積み装置9が設けられている位置に横送り機構を備えたため、当該往列および復列の任意の位置でのパレットの横送りが可能となる。これによって、ループ式搬送手段1A〜1Dの往列および復列の一方によって搬送しているパレット14を、当該往列および復列の任意の位置で、往列および復列の他方に横送りして移載させることができるので、無駄な周回動作を割愛し、ループ式搬送手段1A〜1Dを駆動するための動力の効率化をはかることができる。
実施の形態2は、図3に示すように、実施の形態1におけるループ式搬送手段1A〜1Dの各段積み装置9が設けられている位置に横送り機構(横送り手段)を付加したものである。当該横送り機構は、ループ式搬送手段1A〜1Dの往列および復列の一方によって搬送しているパレットを、往列および復列の他方に横送りするためのものであるため、各段積み装置9が設けられている位置に横送り機構を備えたため、当該往列および復列の任意の位置でのパレットの横送りが可能となる。これによって、ループ式搬送手段1A〜1Dの往列および復列の一方によって搬送しているパレット14を、当該往列および復列の任意の位置で、往列および復列の他方に横送りして移載させることができるので、無駄な周回動作を割愛し、ループ式搬送手段1A〜1Dを駆動するための動力の効率化をはかることができる。
すなわち、本実施の形態においては、各段積み装置9の下段に、復列から往列へのパレット14の移載、あるいは、往列から復列へのパレット14の移載を行うための横送り機構が設けられている。横送り機構は、計算機12の制御により駆動される。なお、本実施の形態の他の構成については、上記の実施の形態1と同じであるため、同一符号を付して示すとともに、上記の図1および図2を参照することとし、ここでは、その説明を省略する。
上述の実施の形態1では、仕掛かり中のパレット14はループ式搬送手段lA〜1Dの往列下流端11に到達した時点で、復列上流端13に移載することによって、ループ構成していたが、本実施の形態では、往列および復列の中途の全ての位置、すなわち、段積み装置9が存在する位置のすべてに横送り機構が設けてあり、相互の移載を可能なものとし、図3(a)に示すように、任意の位置で移載させることにより、最短の距離(最短のループ)で投入搬送手段2への搬送が可能な構成としている。
投入搬送手段2から返送された仕掛かり中のパレット14は、まず、ループ式搬送手段lA〜1Dに供給され、該当の段積み装置9まで搬送され、段積みされる。次の商品が準備され該当のパレット14を投入搬送手段2へ搬送する必要が発生すると、段積み装置9から、いずれかのループ式搬送手段1A〜1D上へ戻すが、このとき、当該ループ式搬送手段1A〜1Dが復列であれば、そのまま搬送し、往列であれば、横送り機能により、その位置で復列に移載する。
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、ループ式搬送手段1A〜1Dの往列の下流端に流していた分を削除でき、最短の距離(最短のループ)での投入搬送手段2への搬送を可能としたので、高速な仕分けを行うことができ、さらなる作業能率化を図ることができる。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3に係る商品仕分けシステムの構成を示したものである。実施の形態3に係る商品仕分けシステムの構成は、上述の実施の形態1の構成と基本的に同一の構成であるが、図5のフロー図の通り、仕掛かり中のパレット14(仕掛パレット)を一時的にストックし、無用な搬送を削減している。なお、図4においては、出荷先店舗別に順次段積みするためのリフタ手段20とパレット保持手段21とパレット挿入手段22とが図示されていないが、本実施の形態においても、これらの構成に相当するものが設けられていて、出荷先店舗別に順次段積みすることが可能であることとする。
図4は、実施の形態3に係る商品仕分けシステムの構成を示したものである。実施の形態3に係る商品仕分けシステムの構成は、上述の実施の形態1の構成と基本的に同一の構成であるが、図5のフロー図の通り、仕掛かり中のパレット14(仕掛パレット)を一時的にストックし、無用な搬送を削減している。なお、図4においては、出荷先店舗別に順次段積みするためのリフタ手段20とパレット保持手段21とパレット挿入手段22とが図示されていないが、本実施の形態においても、これらの構成に相当するものが設けられていて、出荷先店舗別に順次段積みすることが可能であることとする。
満載になったパレット14(満載パレット)の場合は、段積みすることが仕分けの終了を意味するが、仕掛かり中のパレット14の場合は、仮の段積みとし、当該パレット14に投入すべき商品が準備できると、当該パレット14をいずれかのループ式搬送手段1A〜1D上へ戻し、投入搬送手段2の投入位置4まで搬送する。このように、本実施の形態においては、いずれのパレット14であっても、該当するアドレスが付された段積み装置9の位置で停止し、段積み装置9のリフタ手段20等によって段積み装置9に段積みされる。したがって、仕掛かり中のパレット14が次に投入すべき商品が準備されるまで、ループ式搬送手段lA〜1D上を周回することがなくなり、ループ式搬送手段lA〜1Dを駆動する時間が短縮できる。なお、リフタ手段20等からなる段積み挿入手段は、先端が上下駆動されるアーム等から構成して、パレット14を持ち上げるようにすればよい。なお、当該パレット14が、満載になったパレット14であった場合は、段積みにて一連の動作は終了するが、仕掛かり中のパレット14の場合は一時的なストックであり、次に投入する商品が準備できれば、ループ式搬送手段上ヘリフトダウンし、ループ式搬送手段上へ戻す。
上述した動作を図5のフロー図に基づいてさらに具体的に説明する。まず、ステップS1において、空パレット供給装置3から空のパレット14が供給される。次に、ステップS2において、当該パレット14に対して投入搬送手段2の商品投入位置4において商品が投入される。次に、ステップS3において、当該パレット14が満載であるか否かの判定がなされる(パレット選別手段)。満載であった場合には、ステップS4において、段積み挿入手段に対して段積みするようにとの指示が計算機12から出力され、それにより、段積み装置9に当該パレット14が段積みされ、処理が終了する(段積み指示手段)。一方、満載でなかった場合には、ステップS5において、段積み挿入手段に対して段積みするようにとの指示が計算機12から出力され、それにより、段積み装置9に当該パレット仮段積みされる(仮段積み指示手段)。次に、ステップS6において、投入搬送手段2において新たに投入すべき次の商品の準備が完了したか否かを判定し、完了していない場合にはステップS5に戻り、完了していた場合にはステップS7に進む。ステップS7において、仮段積みしたパレット14をループ式搬送手段1A〜1Dのいずれかに返送し(パレット返送手段)、そこから投入搬送手段2まで搬送する。すなわち、計算機12が、仮段積みされたパレット14に対して次の商品を投入するタイミングを管理し、当該タイミングに合わせて仕掛中のパレット14を段積み装置9から取り出してループ式搬送手段1A〜1Dのいずれかに返送するように制御している。次に、ステップS8において、投入搬送手段2の商品投入位置4において当該商品をパレット14に投入する。次に、ステップS9において、パレット14が満載であるか否かの判定がなされ、満載であった場合には、ステップS10において、段積み装置9に段積みされ、処理が終了する。一方、満載でなかった場合には、ステップS5に戻る。
以上のように、本実施の形態においては、上記の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、商品(品種A)を発注している出荷先向けの全てのパレット14に商品を投入した後、品種の異なる商品(品種B)の仕分投入を行う場合に、計算機12に記憶されているデータに基づいて、商品(品種B)を投入すべき店舗のパレット14が、既に段積み装置9に仮にストックされているか否かを検索し、ストックされている場合には、当該パレット14を段積み装置9からループ式搬送手段1A〜1D上へ移載するようにしたので、仕掛かり中のパレット14が次に投入すべき商品が準備されるまで、ループ式搬送手段lA〜1D上を周回することがなくなり、無用な搬送を割愛でき、仕分け時間の短縮が図れる。
実施の形態4.
実施の形態4は、図6に示すように、実施の形態1のループ式搬送手段1A〜1Dを上段に配置し、段積み装置9を下段に配置して、パレット14を矢印Yで示すように下方向へ積む構成にしたものである。なお、本実施の形態の他の構成については、上記の実施の形態1〜3と同じであるため、同一符号を付して示すとともに、上記の図1〜図5を参照することとし、ここでは、その説明を省略する。なお、図6においては、出荷先店舗別に順次段積みするためのリフタ手段20とパレット保持手段21とパレット挿入手段22とが図示されていないが、本実施の形態においても、これらの構成に相当するものが設けられていて、出荷先店舗別に順次段積みすることが可能であることとする。
実施の形態4は、図6に示すように、実施の形態1のループ式搬送手段1A〜1Dを上段に配置し、段積み装置9を下段に配置して、パレット14を矢印Yで示すように下方向へ積む構成にしたものである。なお、本実施の形態の他の構成については、上記の実施の形態1〜3と同じであるため、同一符号を付して示すとともに、上記の図1〜図5を参照することとし、ここでは、その説明を省略する。なお、図6においては、出荷先店舗別に順次段積みするためのリフタ手段20とパレット保持手段21とパレット挿入手段22とが図示されていないが、本実施の形態においても、これらの構成に相当するものが設けられていて、出荷先店舗別に順次段積みすることが可能であることとする。
上記の実施の形態1によれば、仕分けが終了した後、ループ式搬送手段1A〜1D上で満載になったパレット14を搬送させる必要がある。しかしながら、本実施の形態によれば、満載となったパレット14を下段に設けられた段積み装置9へ下ろし、最下段のパレット14を、トラックヘの搬送用の台車30に直接積上げる事が可能になる。このために、仕分けが終了した時点でフロア上に配置でき、トラック搭載用の台車30に積み替える必要が無く、パレット14の仕分け動作の高速化が図れる。
以上のように、本実施の形態によれば、上記の実施の形態1〜3と同様の効果が得られるとともに、さらに、満載となったパレット14を、ループ式搬送手段1A〜1Dの下段に設けられた段積み装置9へ下ろし、最下段のパレット14を、トラックヘの搬送用の台車30に直接積上げるようにしたので、仕分けが終了した時点でフロア上に配置でき、トラック搭載用の台車30に積み替える必要が無く、パレット14の仕分け動作の高速化が図れる。
1A,1D,1C,1D ループ式搬送手段、2 投入搬送手段、3 空パレット供給装置、4 商品投入位置、5 作業者、6 作業指示装置、7 復列下流端、8 往列上流端、9 段積み装置、11 往列下流端、12 計算機、13 復列上流端、20 リフタ手段、21 パレット保持手段、22 パレット挿入手段。
Claims (5)
- 複数の出荷先別に用意された各パレットに1種類以上の商品を投入することによって当該商品の仕分けを行う商品仕分けシステムであって、
前記パレットをループ状に搬送するループ式搬送手段と、
前記商品が投入された1以上の前記パレットを前記出荷先別に段積みする段積み装置と、
前記ループ式搬送手段によって搬送されている前記パレットを取り出して、前記段積み装置の段積みにおける任意の段に、当該パレットを挿入する段積み挿入手段と
を備えたことを特徴とする商品仕分けシステム。 - 前記ループ式搬送手段は、搬送方向が互いに逆の並行して設けられた1対の往列と復列とから構成されているものであって、
前記往列および復列の一方によって搬送している前記パレットを、当該往列および復列の任意の位置で、前記往列および復列の他方に横送りして移載させる横送り手段を
さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の商品仕分けシステム。 - 前記段積み装置は、前記ループ式搬送手段の上部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の商品仕分けシステム。
- 前記段積み装置は、前記ループ式搬送手段の下部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の商品仕分けシステム。
- 前記ループ式搬送手段によって搬送されている前記パレットを、商品の投入を継続して行う仕掛パレットと商品が満載になった満載パレットとに選別するパレット選別手段と、
前記パレット選別手段により満載パレットと選別された前記パレットを前記段積み装置に段積みするように前記段積み挿入手段に指示する段積み指示手段と、
前記パレット選別手段により仕掛パレットと選別された前記パレットを前記段積み装置に仮段積みするように前記段積み挿入手段に指示する仮段積み指示手段と、
仮段積みされた前記仕掛パレットに対して商品を投入するタイミングを管理し、当該タイミングに合わせて前記仕掛パレットを前記段積み装置から取り出して前記ループ式搬送手段に返送するパレット返送手段と
を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の商品仕分けシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004159453A JP2005335916A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 商品仕分けシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004159453A JP2005335916A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 商品仕分けシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005335916A true JP2005335916A (ja) | 2005-12-08 |
Family
ID=35489899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004159453A Pending JP2005335916A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 商品仕分けシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005335916A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012165070A1 (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-06 | 村田機械株式会社 | ピッキング及び仕分けシステム |
JP2013216437A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | 出荷待機設備及びその方法 |
EP3003932A1 (en) * | 2013-06-06 | 2016-04-13 | Ocado Innovation Limited | Storage and retrieval system |
-
2004
- 2004-05-28 JP JP2004159453A patent/JP2005335916A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012165070A1 (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-06 | 村田機械株式会社 | ピッキング及び仕分けシステム |
CN103596858A (zh) * | 2011-05-27 | 2014-02-19 | 村田机械株式会社 | 拣选以及分拣系统 |
JPWO2012165070A1 (ja) * | 2011-05-27 | 2015-02-23 | 村田機械株式会社 | ピッキング及び仕分けシステム |
US9286590B2 (en) | 2011-05-27 | 2016-03-15 | Murata Machinery, Ltd. | Picking and assorting system |
JP2013216437A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | 出荷待機設備及びその方法 |
EP3003932A1 (en) * | 2013-06-06 | 2016-04-13 | Ocado Innovation Limited | Storage and retrieval system |
US20160145058A1 (en) * | 2013-06-06 | 2016-05-26 | Ocado Innovation Limited | A system or method for stacking containers |
US9845208B2 (en) * | 2013-06-06 | 2017-12-19 | Ocado Innovation Limited | System or method for stacking containers |
US10435255B2 (en) | 2013-06-06 | 2019-10-08 | Ocado Innovation Limited | System or method for stacking containers |
EP3003932B1 (en) * | 2013-06-06 | 2023-08-16 | Ocado Innovation Limited | Storage and retrieval system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4883616B2 (ja) | 仕分装置 | |
CN112074470B (zh) | 拣选系统 | |
JP5825348B2 (ja) | ピッキング及び仕分けシステム | |
JP3673441B2 (ja) | 商品ピッキング設備 | |
KR102657809B1 (ko) | 물품 재배열 장치 | |
JP4709586B2 (ja) | 物品配送仕分けシステム | |
KR20070052689A (ko) | 자동 창고 | |
JP5303914B2 (ja) | 自動倉庫の仕分けシステム | |
JP2004010289A (ja) | 物流設備 | |
JP2005335916A (ja) | 商品仕分けシステム | |
JP4011307B2 (ja) | 自動倉庫の入出庫制御装置 | |
JP4367310B2 (ja) | 仕分けシステム | |
JP2016210547A (ja) | ピッキングシステム | |
JP3895722B2 (ja) | 商品仕分システム | |
JP4453428B2 (ja) | 仕分け保管システム | |
JP2020083510A (ja) | ピッキングシステム | |
JP4660166B2 (ja) | 収納容器投入装置 | |
JP7439709B2 (ja) | 物品移載装置 | |
JP2736010B2 (ja) | 仕分け装置 | |
JP2002167014A (ja) | 自動倉庫および自動倉庫の出庫方法 | |
JP2000062919A (ja) | 物品のピッキング方法およびその装置 | |
JPH0753017A (ja) | 配膳ピッキングシステム | |
JPH0741116A (ja) | 発送装置 | |
JP2019018992A (ja) | 仕分けシステム | |
JP4565553B2 (ja) | 物品分配装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060516 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060712 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060905 |