JPH0753017A - 配膳ピッキングシステム - Google Patents
配膳ピッキングシステムInfo
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- JPH0753017A JPH0753017A JP20215593A JP20215593A JPH0753017A JP H0753017 A JPH0753017 A JP H0753017A JP 20215593 A JP20215593 A JP 20215593A JP 20215593 A JP20215593 A JP 20215593A JP H0753017 A JPH0753017 A JP H0753017A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】自動倉庫に保管している保管物を必要数量ピッ
キングし、残余を自動倉庫に戻す配膳ピッキングシステ
ムにおけるピッキング作業者間の、同一保管物に対する
同一入出庫サイクル中の配膳（出庫）要求により発生す
る作業者手待ち時間の削減。 【構成】作業エリア２ａの作業者から自動倉庫１に出庫
要求をかけると、保管物がバーコードを付与した保管用
トレー６に収納されかつ出庫用コンベア３を介して出庫
する。保管物は、作業エリア２ａの作業終了後、返却用
コンベア４に払い出される。バーコードリーダ７による
読取りで引続き出庫該当品であればバイパス設備５に引
き渡させる。この後、バイパス設備５から出庫用コンベ
ア３に払い出され要求作業エリアに搬送される。バイパ
ス設備５により、他の作業者と同一保管物を要求してい
る作業者には、保管物が一旦自動倉庫１に戻らなくても
供給されることになり手待ち時間が著しく短縮できる。
キングし、残余を自動倉庫に戻す配膳ピッキングシステ
ムにおけるピッキング作業者間の、同一保管物に対する
同一入出庫サイクル中の配膳（出庫）要求により発生す
る作業者手待ち時間の削減。 【構成】作業エリア２ａの作業者から自動倉庫１に出庫
要求をかけると、保管物がバーコードを付与した保管用
トレー６に収納されかつ出庫用コンベア３を介して出庫
する。保管物は、作業エリア２ａの作業終了後、返却用
コンベア４に払い出される。バーコードリーダ７による
読取りで引続き出庫該当品であればバイパス設備５に引
き渡させる。この後、バイパス設備５から出庫用コンベ
ア３に払い出され要求作業エリアに搬送される。バイパ
ス設備５により、他の作業者と同一保管物を要求してい
る作業者には、保管物が一旦自動倉庫１に戻らなくても
供給されることになり手待ち時間が著しく短縮できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、配膳ピッキングシステ
ムに関し、特にコンピュータの制御のもとに運用される
自動倉庫に保管している保管物を搬送設備によってピッ
キング作業者に届けて必要数量ピッキングさせ、残余を
自動倉庫に自動的に戻入する配膳ピッキングシステムに
おいて、ピッキング作業者間の同一入出庫サイクル中の
同一保管物に対する複数の配膳（出庫）要求が発生した
場合の作業者手待ち状態を排除し高速配膳を行なう配膳
ピッキングシステムに関する。
ムに関し、特にコンピュータの制御のもとに運用される
自動倉庫に保管している保管物を搬送設備によってピッ
キング作業者に届けて必要数量ピッキングさせ、残余を
自動倉庫に自動的に戻入する配膳ピッキングシステムに
おいて、ピッキング作業者間の同一入出庫サイクル中の
同一保管物に対する複数の配膳（出庫）要求が発生した
場合の作業者手待ち状態を排除し高速配膳を行なう配膳
ピッキングシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動倉庫の保管物の配膳ピッキン
グシステムとしては、図３に示すものが一般的に運用さ
れている。
グシステムとしては、図３に示すものが一般的に運用さ
れている。
【０００３】図３に示す配膳ピッキングシステムは、図
示しないコンピュータの制御のもとに保管物の入出庫管
理と保管管理とを行なう設備としての自動倉庫１と、コ
ンピュータの制御のもとに自動倉庫１に保管してある保
管物を必要数取り出し残余を再び自動倉庫１に戻入する
ピッキングのための入出庫要求を行なう図示しない入力
端末を備えた複数のピッキング作業エリア２ａ，２ｂ，
２ｃおよび２ｄと、定速度で回転する回転ローラＲを整
列して配設した第１の自動搬送路を有する出庫搬送設備
としての出庫用コンベア３および第２の自動搬送路を有
する返却搬送設備としての返却用コンベア４と、ピッキ
ングされる複数の保管物を内包し出庫用コンベア３およ
び返却用コンベア４上を搬送される保管用トレー６と、
返却用コンベア４に近接配備されて保管用トレー６のバ
ーコードを読み取るバーコードリーダ７とを備える。
示しないコンピュータの制御のもとに保管物の入出庫管
理と保管管理とを行なう設備としての自動倉庫１と、コ
ンピュータの制御のもとに自動倉庫１に保管してある保
管物を必要数取り出し残余を再び自動倉庫１に戻入する
ピッキングのための入出庫要求を行なう図示しない入力
端末を備えた複数のピッキング作業エリア２ａ，２ｂ，
２ｃおよび２ｄと、定速度で回転する回転ローラＲを整
列して配設した第１の自動搬送路を有する出庫搬送設備
としての出庫用コンベア３および第２の自動搬送路を有
する返却搬送設備としての返却用コンベア４と、ピッキ
ングされる複数の保管物を内包し出庫用コンベア３およ
び返却用コンベア４上を搬送される保管用トレー６と、
返却用コンベア４に近接配備されて保管用トレー６のバ
ーコードを読み取るバーコードリーダ７とを備える。
【０００４】ピッキング作業エリア２ａ，２ｂ，２ｃお
よび２ｄに配置されたピッキング作業者が入力端末を介
して所望の保管物を入力端末から要求すると、該当保管
物が自動倉庫１から出庫し、出庫用コンベア３上を保管
用トレー６に内包されてピッキング作業者に搬送され
る。ピッキング作業終了後、残余の保管物を内包した保
管用トレー６は返却用コンベア４上を搬送されて再び自
動倉庫１の所定の保管位置に戻入される。同一の保管物
に対するピッキングの要求が相次いで発生した場合は、
先行するピッキング作業が完了して保管物が一旦自動倉
庫１に戻入された後、同様にして要求順にピッキング先
業者に出庫される。バーコードリーダ７は、返却用コン
ベア４で移動する戻入のための保管物を収納する保管用
トレー６に付与した品名および保管に関する情報を含む
バーコードを読み取りコンピュータに通知する。
よび２ｄに配置されたピッキング作業者が入力端末を介
して所望の保管物を入力端末から要求すると、該当保管
物が自動倉庫１から出庫し、出庫用コンベア３上を保管
用トレー６に内包されてピッキング作業者に搬送され
る。ピッキング作業終了後、残余の保管物を内包した保
管用トレー６は返却用コンベア４上を搬送されて再び自
動倉庫１の所定の保管位置に戻入される。同一の保管物
に対するピッキングの要求が相次いで発生した場合は、
先行するピッキング作業が完了して保管物が一旦自動倉
庫１に戻入された後、同様にして要求順にピッキング先
業者に出庫される。バーコードリーダ７は、返却用コン
ベア４で移動する戻入のための保管物を収納する保管用
トレー６に付与した品名および保管に関する情報を含む
バーコードを読み取りコンピュータに通知する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の配膳ピ
ッキングシステムでは、自動倉庫１に保管された保管物
がピッキング作業者の要求により自動出庫され、出庫用
コンベア４等の出庫搬送設備の第１の自動搬送路によっ
てピッキング作業者まで搬送される。ピッキング作業者
が必要数の保管物をピッキングした後、残余の保管物は
返却用コンベア４等の返却搬送設備の第２の自動搬送路
により自動倉庫１まで返送され所定の棚に保管される。
この出庫要求発生から作業終了、棚保管までの一サイク
ルの入出庫時間内に他のピッキング作業者が同じ保管物
を要求した場合、この作業者は直前に先行要求したピッ
キング作業者のための一入出庫サイクルの時間終了後、
自動倉庫１からの出庫および搬送を経て保管物を受取る
こととなって、手待ち状態が発生して作業効率が悪化
し、特に多数の作業者が同一保管物を要求している場合
には要求作業者全員に該当保管物を供給するための時間
が著しく増大するという問題点があった。
ッキングシステムでは、自動倉庫１に保管された保管物
がピッキング作業者の要求により自動出庫され、出庫用
コンベア４等の出庫搬送設備の第１の自動搬送路によっ
てピッキング作業者まで搬送される。ピッキング作業者
が必要数の保管物をピッキングした後、残余の保管物は
返却用コンベア４等の返却搬送設備の第２の自動搬送路
により自動倉庫１まで返送され所定の棚に保管される。
この出庫要求発生から作業終了、棚保管までの一サイク
ルの入出庫時間内に他のピッキング作業者が同じ保管物
を要求した場合、この作業者は直前に先行要求したピッ
キング作業者のための一入出庫サイクルの時間終了後、
自動倉庫１からの出庫および搬送を経て保管物を受取る
こととなって、手待ち状態が発生して作業効率が悪化
し、特に多数の作業者が同一保管物を要求している場合
には要求作業者全員に該当保管物を供給するための時間
が著しく増大するという問題点があった。
【０００６】本発明の目的は上述した問題点を解決し、
同一保管物に対して複数のピッキング作業者による一入
出庫サイクル中の出庫要求が出された場合でも、保管物
受領までの待ち時間を著しく短縮しうる配膳ピッキング
システムを提供することにある。
同一保管物に対して複数のピッキング作業者による一入
出庫サイクル中の出庫要求が出された場合でも、保管物
受領までの待ち時間を著しく短縮しうる配膳ピッキング
システムを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のシステムは、コ
ンピュータの制御のもとに保管物の入出庫と保管とを自
動制御する自動倉庫と、所望の前記保管物の出庫と返却
のための要求入力を行なう入力端末を有しかつ前記保管
物の出庫と残余の返却とを含むピッキング作業を行なう
ピッキング作業者を配置する複数のピッキング作業エリ
アと、前記ピッキング作業者の要求にもとづいて前記自
動倉庫から自動出庫された前記保管物を要求元の前記ピ
ッキング作業エリアまで第１の自動搬送路を通して搬送
する出庫搬送設備と、ピッキング作業の終了後に前記ピ
ッキング作業者の要求にもとづいて残余の前記保管物を
前記自動倉庫に第２の自動搬送路を通して戻入する返却
搬送設備とを備える配膳ピッキングシステムにおいて、
同一の前記保管物に対して複数の前記ピッキング作業者
から一入出庫サイクル間に出庫要求が出された場合には
最先行する前記出庫要求を行なった前記ピッキング作業
者に該当の前記保管物を前記第１の自動搬送路を通して
搬送し、ピッキング作業後に前記第２の自動搬送路を通
して前記自動倉庫に戻入される残余の前記該当保管物を
前記第２の自動搬送路で抽出して前記第１の自動搬送路
に移動させ次の要求順の前記ピッキング作業者に搬送し
て配膳する構成を有する。
ンピュータの制御のもとに保管物の入出庫と保管とを自
動制御する自動倉庫と、所望の前記保管物の出庫と返却
のための要求入力を行なう入力端末を有しかつ前記保管
物の出庫と残余の返却とを含むピッキング作業を行なう
ピッキング作業者を配置する複数のピッキング作業エリ
アと、前記ピッキング作業者の要求にもとづいて前記自
動倉庫から自動出庫された前記保管物を要求元の前記ピ
ッキング作業エリアまで第１の自動搬送路を通して搬送
する出庫搬送設備と、ピッキング作業の終了後に前記ピ
ッキング作業者の要求にもとづいて残余の前記保管物を
前記自動倉庫に第２の自動搬送路を通して戻入する返却
搬送設備とを備える配膳ピッキングシステムにおいて、
同一の前記保管物に対して複数の前記ピッキング作業者
から一入出庫サイクル間に出庫要求が出された場合には
最先行する前記出庫要求を行なった前記ピッキング作業
者に該当の前記保管物を前記第１の自動搬送路を通して
搬送し、ピッキング作業後に前記第２の自動搬送路を通
して前記自動倉庫に戻入される残余の前記該当保管物を
前記第２の自動搬送路で抽出して前記第１の自動搬送路
に移動させ次の要求順の前記ピッキング作業者に搬送し
て配膳する構成を有する。
【０００８】また本発明のシステムは、コンピュータの
制御のもとに保管物の入出庫と保管とを自動制御する自
動倉庫と、所望の前記保管物の出庫と返却のための要求
入力を行なう入力端末を有しかつ前記保管物の出庫と残
余の返却とを含むピッキング作業を行なうピッキング作
業者を配置する複数のピッキング作業エリアと、前記ピ
ッキング作業者の要求にもとづいて前記自動倉庫から自
動出庫された前記保管物を要求元の前記ピッキング作業
エリアまで第１の自動搬送路を通して搬送する出庫搬送
設備と、ピッキング作業の終了後に前記ピッキング作業
者の要求にもとづいて残余の前記保管物を前記自動倉庫
に第２の自動搬送路を通して戻入する返却搬送設備とを
備える配膳ピッキングシステムにおいて、同一の前記保
管物に対して複数の前記ピッキング作業者から一入出庫
サイクル間に出庫要求が出された場合には出庫要求が最
先行する前記ピッキング作業者によるピッキング作業終
了後に前記第２の自動搬送路を通して返却搬送状態にあ
る前記保管物を検知し前記第２の自動搬送路から排出し
て取り出す返却保管物抽出手段と、前記返却保管物抽出
手段で抽出した前記残余の保管物を空間的に移動させて
前記第１の自動搬送路に載置して次の要求順の前記ピッ
キング作業者に搬送する高速配膳手段とを備える。
制御のもとに保管物の入出庫と保管とを自動制御する自
動倉庫と、所望の前記保管物の出庫と返却のための要求
入力を行なう入力端末を有しかつ前記保管物の出庫と残
余の返却とを含むピッキング作業を行なうピッキング作
業者を配置する複数のピッキング作業エリアと、前記ピ
ッキング作業者の要求にもとづいて前記自動倉庫から自
動出庫された前記保管物を要求元の前記ピッキング作業
エリアまで第１の自動搬送路を通して搬送する出庫搬送
設備と、ピッキング作業の終了後に前記ピッキング作業
者の要求にもとづいて残余の前記保管物を前記自動倉庫
に第２の自動搬送路を通して戻入する返却搬送設備とを
備える配膳ピッキングシステムにおいて、同一の前記保
管物に対して複数の前記ピッキング作業者から一入出庫
サイクル間に出庫要求が出された場合には出庫要求が最
先行する前記ピッキング作業者によるピッキング作業終
了後に前記第２の自動搬送路を通して返却搬送状態にあ
る前記保管物を検知し前記第２の自動搬送路から排出し
て取り出す返却保管物抽出手段と、前記返却保管物抽出
手段で抽出した前記残余の保管物を空間的に移動させて
前記第１の自動搬送路に載置して次の要求順の前記ピッ
キング作業者に搬送する高速配膳手段とを備える。
【０００９】また本発明のシステムは、前記返却保管物
抽出手段による前記返却搬送状態にある前記保管物の検
知を、前記保管物を複数収納する保管容器に付与したバ
ーコードを読み取ることによって行なう構成を有する。
抽出手段による前記返却搬送状態にある前記保管物の検
知を、前記保管物を複数収納する保管容器に付与したバ
ーコードを読み取ることによって行なう構成を有する。
【００１０】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は、本発明の一実施例の構成を示す斜視図であ
る。
る。図１は、本発明の一実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【００１１】本実施例は、図３に示す従来例と同じ保管
物の入出庫、保管を行なう自動倉庫１と、ピッキング作
業者を配置しピッキング作業を行なう複数のピッキング
作業エリア２ａ，２ｂ，２ｃおよび２ｄと、自動回転す
る回転ローラＲを並置して自動倉庫１から出庫した保管
物を要求ピッキング作業者が配置されたピッキング作業
エリア２ａ〜２ｄのいずれかに届ける第１の自動搬送路
としての出庫用コンベア３と、ピッキング後の保管物を
返却する第２の自動搬送路としての返却用コンベア４
と、保管物を収納しかつ品名および保管に関する情報を
含むバーコードを付与した保管用トレー６と、返却用コ
ンベア４を移動する保管物をバーコードを介して検出し
図示しないコンピュータに通知するバーコードリーダ７
と、同一保管物に対して複数のピッキング作業者から一
入出庫サイクル間に出庫要求が出された場合には、該当
保管物を返却用コンベア４上からラッチして再び出庫用
コンベア３に搭載して次の要求順のピッキング作業者に
高速配膳するバイパス設備５とを備える。
物の入出庫、保管を行なう自動倉庫１と、ピッキング作
業者を配置しピッキング作業を行なう複数のピッキング
作業エリア２ａ，２ｂ，２ｃおよび２ｄと、自動回転す
る回転ローラＲを並置して自動倉庫１から出庫した保管
物を要求ピッキング作業者が配置されたピッキング作業
エリア２ａ〜２ｄのいずれかに届ける第１の自動搬送路
としての出庫用コンベア３と、ピッキング後の保管物を
返却する第２の自動搬送路としての返却用コンベア４
と、保管物を収納しかつ品名および保管に関する情報を
含むバーコードを付与した保管用トレー６と、返却用コ
ンベア４を移動する保管物をバーコードを介して検出し
図示しないコンピュータに通知するバーコードリーダ７
と、同一保管物に対して複数のピッキング作業者から一
入出庫サイクル間に出庫要求が出された場合には、該当
保管物を返却用コンベア４上からラッチして再び出庫用
コンベア３に搭載して次の要求順のピッキング作業者に
高速配膳するバイパス設備５とを備える。
【００１２】いま、例としてピッキング作業エリア２ａ
のピッキング作業者から自動倉庫１に出庫要求をするも
のとする。ここで自動倉庫１内に要求保管物が保管され
ていれば出庫用コンベヤ３に自動倉庫１から払い出す。
その後、例えばピッキング作業エリア２ｂのピッキング
作業者が一入出庫サイクル間に同一の保管物の出庫を要
求すると該当保管物は自動倉庫１に保管されていない。
この場合、要求した保管物とピッキング作業エリア２ｂ
の作業者とがコンピュータに登録され、これが引続き出
庫該当品とされる。出庫用コンベヤ３からピッキング作
業エリア２ａのピッキング作業者に保管物が保管用トレ
ー６で搬送され、ピッキング作業エリア２ａの作業者は
その保管物を受取りピッキング作業を行なう。ピッキン
グ作業エリア２ａのピッキング作業者は作業が終了する
と残りの保管物を自動倉庫１に戻入するために返却用コ
ンベヤ４に払い出す。返却用コンベヤ４上のバーコード
リーダ７は出庫該当の保管品を保管用トレー６に付与し
たバーコードラベルを読み取って判断する。出庫該当の
保管物の場合は、バイパス設備５によって出庫用コンベ
ヤ３へ移す。その他の入庫予定の保管物はそのまま返却
用コンベヤ４により搬送され、自動倉庫１の所定の棚に
保管される。
のピッキング作業者から自動倉庫１に出庫要求をするも
のとする。ここで自動倉庫１内に要求保管物が保管され
ていれば出庫用コンベヤ３に自動倉庫１から払い出す。
その後、例えばピッキング作業エリア２ｂのピッキング
作業者が一入出庫サイクル間に同一の保管物の出庫を要
求すると該当保管物は自動倉庫１に保管されていない。
この場合、要求した保管物とピッキング作業エリア２ｂ
の作業者とがコンピュータに登録され、これが引続き出
庫該当品とされる。出庫用コンベヤ３からピッキング作
業エリア２ａのピッキング作業者に保管物が保管用トレ
ー６で搬送され、ピッキング作業エリア２ａの作業者は
その保管物を受取りピッキング作業を行なう。ピッキン
グ作業エリア２ａのピッキング作業者は作業が終了する
と残りの保管物を自動倉庫１に戻入するために返却用コ
ンベヤ４に払い出す。返却用コンベヤ４上のバーコード
リーダ７は出庫該当の保管品を保管用トレー６に付与し
たバーコードラベルを読み取って判断する。出庫該当の
保管物の場合は、バイパス設備５によって出庫用コンベ
ヤ３へ移す。その他の入庫予定の保管物はそのまま返却
用コンベヤ４により搬送され、自動倉庫１の所定の棚に
保管される。
【００１３】図２は、図１のバイパス設備５の構成を模
式的に示す斜視図である。
式的に示す斜視図である。
【００１４】図２に示すバイパス設備５は、返却保管物
抽出手段を構成するバーコードリーダ７，プッシャー１
１および取込用コンベア８と、高速配膳手段を構成する
リフター１０および払出し用コンベア９と、返却保管物
抽出手段および高速配膳手段いずれにもかかわるシステ
ムコンピュータとしてのコンピュータ１３とを有し、図
２にはなお出庫用コンベア３と返却用コンベア４とを併
記して示す。リフター１０はコンピュータ１３の送出す
る昇降信号１０３によって昇降運動する昇降台１２を有
し、昇降台１２にはコンピュータ１３の送出する回転制
御信号１０２によって回転方向が正転，逆転される回転
ローラ１２１が配設され、さらに回転ローラ１２１上を
移動する保管物の移動によって接点が接続され移動限界
を示す移動完了信号１０４を出力する図示しないマイク
ロスイッチが配設されている。またプッシャー１１は、
コンピュータ１３の送出するプッシュ／バック信号１０
５によって返却用コンベア４上の保管物を収納した保管
用トレー６を取込用コンベア８上に押し出したのち再び
原位置にバックする。取込用コンベア８は回転ローラ８
１を配設し、その回転によってプッシャー１１によって
送り込まれた保管用トレー６をリフター１０の昇降台１
２上に移動させる。払出し用コンベア９は、昇降台１２
から送り込まれる保管用トレー６を回転ローラ９１によ
って出庫用コンベア３上に押し出す。
抽出手段を構成するバーコードリーダ７，プッシャー１
１および取込用コンベア８と、高速配膳手段を構成する
リフター１０および払出し用コンベア９と、返却保管物
抽出手段および高速配膳手段いずれにもかかわるシステ
ムコンピュータとしてのコンピュータ１３とを有し、図
２にはなお出庫用コンベア３と返却用コンベア４とを併
記して示す。リフター１０はコンピュータ１３の送出す
る昇降信号１０３によって昇降運動する昇降台１２を有
し、昇降台１２にはコンピュータ１３の送出する回転制
御信号１０２によって回転方向が正転，逆転される回転
ローラ１２１が配設され、さらに回転ローラ１２１上を
移動する保管物の移動によって接点が接続され移動限界
を示す移動完了信号１０４を出力する図示しないマイク
ロスイッチが配設されている。またプッシャー１１は、
コンピュータ１３の送出するプッシュ／バック信号１０
５によって返却用コンベア４上の保管物を収納した保管
用トレー６を取込用コンベア８上に押し出したのち再び
原位置にバックする。取込用コンベア８は回転ローラ８
１を配設し、その回転によってプッシャー１１によって
送り込まれた保管用トレー６をリフター１０の昇降台１
２上に移動させる。払出し用コンベア９は、昇降台１２
から送り込まれる保管用トレー６を回転ローラ９１によ
って出庫用コンベア３上に押し出す。
【００１５】返却用コンベア４でピッキング作業が完了
して自動倉庫１に返却のための搬送中の保管用トレー６
（保管物）に再びピッキング要求が発生したとする。こ
のピッキング要求はピッキング作業者の入力によってコ
ンピュータ１３に伝えられ、コンピュータ１３はバーコ
ードリーダ７の送出する検出信号１０１の待受状態とな
っている。
して自動倉庫１に返却のための搬送中の保管用トレー６
（保管物）に再びピッキング要求が発生したとする。こ
のピッキング要求はピッキング作業者の入力によってコ
ンピュータ１３に伝えられ、コンピュータ１３はバーコ
ードリーダ７の送出する検出信号１０１の待受状態とな
っている。
【００１６】バーコードリーダ７は返却用コンベア４上
を移動する該当保管物を収納した保管用トレー６のバー
コードを読み取ると検出信号１０１をコンピュータ１３
に送出する。コンピュータ１３は、検出信号１０１を入
力されるとプッシャー１１にプッシュ／バック信号１０
５を送出し、プッシャー１１はこれにより保管用トレー
６を取込用コンベア８上に押し出して原位置にバックす
る。
を移動する該当保管物を収納した保管用トレー６のバー
コードを読み取ると検出信号１０１をコンピュータ１３
に送出する。コンピュータ１３は、検出信号１０１を入
力されるとプッシャー１１にプッシュ／バック信号１０
５を送出し、プッシャー１１はこれにより保管用トレー
６を取込用コンベア８上に押し出して原位置にバックす
る。
【００１７】取込用コンベア８上に押し出された保管用
トレー６は回転ローラ８１の回転によってリフター１０
の昇降台１２上に押し出される。昇降台１２の回転ロー
ラ１２１は、はじめは取込用コンベア８の回転ローラ８
１と同じ回転方向で回転して取込用コンベア８上を移動
する保管用トレー６をさらに同方向に移動させる。昇降
台１２上での保管用トレー６の移動が昇降台１２に配設
したマイクロスイッチを圧接する状態まで達すると、昇
降台１２からは保管用トレーの移動限界を示す移動完了
信号１０４がコンピュータ１３に送出される。コンピュ
ータ１３からは回転制御信号１０２が出力されて回転ロ
ーラ１２１の回転が停止され、さらに昇降信号１０３が
出力されて昇降台１２が保管用トレー６を搭載したまま
払出し用コンベアと略同一の高さまで上昇する。この段
階でコンピュータ１３からの回転制御信号１０２がリフ
ター１０に送出され、昇降台１２の回転ローラ１２１が
保管用トレー６の取込み時とは逆回転の回転を与えら
れ、保管用トレー６を払出し用コンベア９上に移動させ
る。払出し用コンベア９は取込用コンベア８の回転ロー
ラ８１とは回転方向が逆の回転ローラ９１を備え、保管
用トレー６を出庫用コンベア３上に押し出す。昇降台１
３のマイクロスイッチは、搭載する保管用トレー６の移
動とともに接点接続が断となり、これに対応する移動完
了信号１０４がコンピュータ１３に送出され、コンピュ
ータ１３からは昇降台１２を取込用コンベア８と略同一
の高さまで下降させる昇降信号１０３が送出され、こう
して保管用トレー６に対するバイパス操作が完了し、一
入出庫サイクル中の同一保管物に対する出庫処理時間を
著しく短縮することができる。
トレー６は回転ローラ８１の回転によってリフター１０
の昇降台１２上に押し出される。昇降台１２の回転ロー
ラ１２１は、はじめは取込用コンベア８の回転ローラ８
１と同じ回転方向で回転して取込用コンベア８上を移動
する保管用トレー６をさらに同方向に移動させる。昇降
台１２上での保管用トレー６の移動が昇降台１２に配設
したマイクロスイッチを圧接する状態まで達すると、昇
降台１２からは保管用トレーの移動限界を示す移動完了
信号１０４がコンピュータ１３に送出される。コンピュ
ータ１３からは回転制御信号１０２が出力されて回転ロ
ーラ１２１の回転が停止され、さらに昇降信号１０３が
出力されて昇降台１２が保管用トレー６を搭載したまま
払出し用コンベアと略同一の高さまで上昇する。この段
階でコンピュータ１３からの回転制御信号１０２がリフ
ター１０に送出され、昇降台１２の回転ローラ１２１が
保管用トレー６の取込み時とは逆回転の回転を与えら
れ、保管用トレー６を払出し用コンベア９上に移動させ
る。払出し用コンベア９は取込用コンベア８の回転ロー
ラ８１とは回転方向が逆の回転ローラ９１を備え、保管
用トレー６を出庫用コンベア３上に押し出す。昇降台１
３のマイクロスイッチは、搭載する保管用トレー６の移
動とともに接点接続が断となり、これに対応する移動完
了信号１０４がコンピュータ１３に送出され、コンピュ
ータ１３からは昇降台１２を取込用コンベア８と略同一
の高さまで下降させる昇降信号１０３が送出され、こう
して保管用トレー６に対するバイパス操作が完了し、一
入出庫サイクル中の同一保管物に対する出庫処理時間を
著しく短縮することができる。
【００１８】なお、本実施例ではバイパス設備を１台と
しているが、ピッキング作業エリア数の増加と共通保管
物の増加とにともない、複数台設置することも同様に実
施可能である。
しているが、ピッキング作業エリア数の増加と共通保管
物の増加とにともない、複数台設置することも同様に実
施可能である。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ピッキン
グ作業者の要求によって自動倉庫の保管物の入出庫を行
なう配膳ピッキングシステムにおいて、同一保管物に対
する一入出庫サイクル中に複数のピッキング作業者から
配膳要求されている同一の保管物を１度自動倉庫から出
庫したあとは、バイパス設備によって自動倉庫に戻入す
ることなく出庫搬送設備に受け渡すことにより、作業者
に搬送されるまでの時間を従来よりも大幅に短縮する効
果を有する。
グ作業者の要求によって自動倉庫の保管物の入出庫を行
なう配膳ピッキングシステムにおいて、同一保管物に対
する一入出庫サイクル中に複数のピッキング作業者から
配膳要求されている同一の保管物を１度自動倉庫から出
庫したあとは、バイパス設備によって自動倉庫に戻入す
ることなく出庫搬送設備に受け渡すことにより、作業者
に搬送されるまでの時間を従来よりも大幅に短縮する効
果を有する。
【図１】本発明の一実施例の配膳ピッキングシステムの
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図２】図１のバイパス設備５の構成を模式的に示す斜
視図である。
視図である。
【図３】従来の配膳ピッキングシステムの構成を示す斜
視図である。
視図である。
１ 自動倉庫 ２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ ピッキング作業エリア ３ 出庫用コンベア ４ 返却用コンベア ５ バイパス設備 ６ 保管用トレー ７ バーコードリーダ ８ 取込用コンベア ９ 払出し用コンベア １０ リフター １１ プッシャー １２ 昇降台 １３ コンピュータ
Claims (3)
- 【請求項１】 コンピュータの制御のもとに保管物の入
出庫と保管とを自動制御する自動倉庫と、所望の前記保
管物の出庫と返却のための要求入力を行なう入力端末を
有しかつ前記保管物の出庫と残余の返却とを含むピッキ
ング作業を行なうピッキング作業者を配置する複数のピ
ッキング作業エリアと、前記ピッキング作業者の要求に
もとづいて前記自動倉庫から自動出庫された前記保管物
を要求元の前記ピッキング作業エリアまで第１の自動搬
送路を通して搬送する出庫搬送設備と、ピッキング作業
の終了後に前記ピッキング作業者の要求にもとづいて残
余の前記保管物を前記自動倉庫に第２の自動搬送路を通
して戻入する返却搬送設備とを備える配膳ピッキングシ
ステムにおいて、同一の前記保管物に対して複数の前記
ピッキング作業者から一入出庫サイクル間に出庫要求が
出された場合には最先行する前記出庫要求を行なった前
記ピッキング作業者に該当の前記保管物を前記第１の自
動搬送路を通して搬送し、ピッキング作業後に前記第２
の自動搬送路を通して前記自動倉庫に戻入される残余の
前記保管物を前記第２の自動搬送路で抽出して前記第１
の自動搬送路に移動させ次の要求順の前記ピッキング作
業者に搬送して配膳することを特徴とする配膳ピッキン
グシステム。 - 【請求項２】 コンピュータの制御のもとに保管物の入
出庫と保管とを自動制御する自動倉庫と、所望の前記保
管物の出庫と返却のための要求入力を行なう入力端末を
有しかつ前記保管物の出庫と残余の返却とを含むピッキ
ング作業を行なうピッキング作業者を配置する複数のピ
ッキング作業エリアと、前記ピッキング作業者の要求に
もとづいて前記自動倉庫から自動出庫された前記保管物
を要求元の前記ピッキング作業エリアまで第１の自動搬
送路を通して搬送する出庫搬送設備と、ピッキング作業
の終了後に前記ピッキング作業者の要求にもとづいて残
余の前記保管物を前記自動倉庫に第２の自動搬送路を通
して戻入する返却搬送設備とを備える配膳ピッキングシ
ステムにおいて、同一の前記保管物に対して複数の前記
ピッキング作業者から一入出庫サイクル間に出庫要求が
出された場合には出庫要求が最先行する前記ピッキング
作業者によるピッキング作業終了後に前記第２の自動搬
送路を通して返却搬送状態にある前記保管物を検知し前
記第２の自動搬送路から排出して取り出す返却保管物抽
出手段と、前記返却保管物抽出手段で抽出した前記残余
の保管物を空間的に移動させて前記第１の自動搬送路に
載置して次の要求順の前記ピッキング作業者に搬送する
高速配膳手段とを備えることを特徴とする配膳ピッキン
グシステム。 - 【請求項３】 前記返却保管物抽出手段による前記返却
搬送状態にある前記保管物の検知を前記保管物を複数収
納する保管容器に付与したバーコードを読み取ることに
よって行なうことを特徴とする請求項２記載の配膳ピッ
キングシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20215593A JPH0753017A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | 配膳ピッキングシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20215593A JPH0753017A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | 配膳ピッキングシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0753017A true JPH0753017A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16452876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20215593A Pending JPH0753017A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | 配膳ピッキングシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753017A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0781721A (ja) * | 1993-09-16 | 1995-03-28 | Hitachi Ltd | 自動倉庫制御方式 |
| JP2010208812A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Nec Infrontia Corp | 自動スーパーシステム |
| WO2020066885A1 (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社Ｐａｌｔａｃ | ピッキング荷合わせシステム |
| CN112551016A (zh) * | 2019-09-10 | 2021-03-26 | 北京京东乾石科技有限公司 | 一种存储合流一体化方法和装置 |
| WO2021223885A1 (en) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 | Dematic Gmbh | Warehouse for order fulfilment with a product storage and at least one order fulfillment area |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5116568A (en) * | 1974-07-31 | 1976-02-09 | Itoki Kosakusho | Butsupinshunoyokino jidohanshutsu kakunosochi |
| JPS5153376A (en) * | 1974-11-02 | 1976-05-11 | Itoki Kosakusho | Butsupinshunoyokino jidohanshutsu kakunosochi |
-
1993
- 1993-08-16 JP JP20215593A patent/JPH0753017A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5116568A (en) * | 1974-07-31 | 1976-02-09 | Itoki Kosakusho | Butsupinshunoyokino jidohanshutsu kakunosochi |
| JPS5153376A (en) * | 1974-11-02 | 1976-05-11 | Itoki Kosakusho | Butsupinshunoyokino jidohanshutsu kakunosochi |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0781721A (ja) * | 1993-09-16 | 1995-03-28 | Hitachi Ltd | 自動倉庫制御方式 |
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| JP2020050472A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社Ｐａｌｔａｃ | ピッキング荷合わせシステム |
| CN112551016A (zh) * | 2019-09-10 | 2021-03-26 | 北京京东乾石科技有限公司 | 一种存储合流一体化方法和装置 |
| CN112551016B (zh) * | 2019-09-10 | 2023-09-22 | 北京京东乾石科技有限公司 | 一种存储合流一体化方法和装置 |
| WO2021223885A1 (en) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 | Dematic Gmbh | Warehouse for order fulfilment with a product storage and at least one order fulfillment area |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980707 |