JP2013214724A - 液処理方法、液処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

液処理方法、液処理装置及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2013214724A
JP2013214724A JP2013018800A JP2013018800A JP2013214724A JP 2013214724 A JP2013214724 A JP 2013214724A JP 2013018800 A JP2013018800 A JP 2013018800A JP 2013018800 A JP2013018800 A JP 2013018800A JP 2013214724 A JP2013214724 A JP 2013214724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
liquid
hydrophobizing
supplying
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013018800A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6044371B2 (ja
Inventor
Jun Nonaka
純 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2013018800A priority Critical patent/JP6044371B2/ja
Publication of JP2013214724A publication Critical patent/JP2013214724A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6044371B2 publication Critical patent/JP6044371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67028Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like
    • H01L21/6704Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing
    • H01L21/67051Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing using mainly spraying means, e.g. nozzles
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02041Cleaning
    • H01L21/02043Cleaning before device manufacture, i.e. Begin-Of-Line process
    • H01L21/02052Wet cleaning only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02041Cleaning
    • H01L21/02057Cleaning during device manufacture
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67028Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S134/00Cleaning and liquid contact with solids
    • Y10S134/902Semiconductor wafer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】基板の表面にウォーターマークが発生するのを抑制しつつ、疎水化ガスを使って前記表面を疎水化することが可能な液処理方法を提供する。
【解決手段】基板保持部21、22、23に保持され、回転する基板Wの表面に薬液ノズルから薬液を供給して液処理を行い、次いで、基板Wを回転させながらその表面にリンス液ノズルからリンス液を供給し、薬液をリンス液と置換する。この後、基板Wの表面を疎水化するための疎水化ガスを疎水化ガスノズルから供給することと、疎水化ガスが供給された後の基板Wの表面にリンス液を供給することと、を交互に繰り返して前記基板を疎水化し、次いで、前記基板Wを回転させることによりリンス液を除去して基板Wを乾燥する。
【選択図】図3

Description

本発明は、液処理が行われた基板を疎水化する技術に関する。
基板である半導体ウエハ(以下、ウエハという)に対して液処理を行う枚葉式のスピン洗浄装置(液処理装置)では、回転するウエハの表面に例えばアルカリ性や酸性の薬液を供給し、この薬液をウエハの表面に広げることによって、ウエハ表面のごみや自然酸化物などを除去している。ウエハ表面に残存する薬液はリンス液などにより除去され、ウエハを回転させたままリンス液の供給を止めると、残ったリンス液が振り切られて乾燥したウエハが得られる。
ところが半導体装置の高集積化や高アスペクト比化に伴い、上述のリンス液を除去する処理などにおいて、いわゆるパターン倒れの問題が大きくなってきている。パターン倒れは、パターン内に入り込んだリンス液が振り切られる際に、パターンを形成する凹凸の例えば凸部の左右に残っている液体が不均一に乾燥することにより、この凸部を左右に引っ張る表面張力のバランスが崩れ、液体が多く残っている方向に凸部が倒れる現象である。
このパターン倒れの発生を抑えつつウエハ表面に残ったリンス液を除去する手法として、ウエハ表面を疎水化し、ウエハとリンス液との接触角を大きくすることによりパターンに作用する表面張力を低減する技術がある(特許文献1)。
特許文献1に記載の技術では、処理対象のウエハを疎水化剤の液体と接触させることにより、ウエハの表面の疎水化を行っている。一方で疎水化剤の中には高価なものもあり、その使用量を低減するため、気化させた疎水化剤や疎水化剤のミストを含む気体(以下疎水化ガスという)を用いてウエハ表面を疎水化する試みもなされている(特許文献2)。
本発明者は、疎水化ガスを用いてウエハ表面を疎水化する技術の開発を進めていたところ、疎水化ガスによる処理を終え、リンス洗浄を行った後のウエハの表面が多数のパーティクルで汚染されてしまう場合があることを新たに見出した。
特開平7−273083号公報:段落0027、0053〜0055、図2 特開2010−258068号公報:段落0035、図4(a)
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板の表面にウォーターマークが発生するのを抑制しつつ、疎水化ガスを使って前記表面を疎水化することが可能な液処理方法、液処理装置、及び前記方法を記憶した記憶媒体を提供することにある。
本発明に係る液処理方法は、基板を水平に保持し、鉛直軸周りに回転させる基板保持部と、
前記基板の表面に薬液を供給する薬液ノズルと、
前記基板の表面に疎水化ガスを供給する疎水化ガスノズルと、
前記基板の表面にリンス液を供給するリンス液ノズルと、を備えた液処理装置を用いた液処理方法であって、
前記基板保持部に保持され、回転する基板の表面に前記薬液ノズルから薬液を供給して液処理を行うことと、
次いで、前記基板を回転させながら前記基板の表面に前記リンス液ノズルからリンス液を供給し、前記薬液を前記リンス液に置換することと、
この後、前記基板を回転させながら前記基板の表面に、この基板の表面を疎水化するための疎水化ガスを前記疎水化ガスノズルから供給することと、前記疎水化ガスが供給された後の前記基板を回転させながら前記基板の表面に前記リンス液を供給することとを交互に繰り返し、前記基板を疎水化することと、
次いで、前記基板を回転させることにより前記リンス液を除去して、前記基板を乾燥することと、を含むことを特徴とする。
上述の液処理方法は以下の特徴を備えていてもよい。
(a)前記基板を疎水化する期間では、疎水化ガスを供給している基板表面のリンス液が乾燥する前に、次のリンス液の供給を開始すること。
(b)前記基板を疎水化する期間では、基板の表面に形成されたパターン内に存在するリンス液の液面の位置を次第に低下させながら、前記パターン内に疎水化ガスを進入させ、前記パターンの深さ方向に疎水化された領域の面積を広げていくこと。
(c)前記基板を疎水化する期間では、基板の表面にリンス液を供給することで終え、
前記基板を乾燥する期間の基板の回転数は、前記基板を疎水化する期間の基板の回転数よりも低速であること。
(d)前記基板を疎水化する期間では、基板の表面にリンス液を供給することで終え、
前記基板を乾燥する期間の基板の回転数は、前記基板を疎水化する期間の基板の回転数よりも低速であり、前記基板を乾燥する期間では、回転する基板の表面にリンス液を供給しながら、前記リンス液の供給位置を基板の中央部から周縁部へ向けて移動させることにより、基板の表面のリンス液を基板の外へ押し出して除去すること。
(e)前記基板を疎水化することと、乾燥することの間に、基板の表面に溶剤を供給して、前記疎水化ガスの副生成物を除去すること。
(f)前記リンス液及び疎水化ガスの供給を交互に繰り返す回数は、パターンが形成されていない基板の表面に対するリンス液の接触角が予め設定された角度以上となる回数であること。
本発明は、基板の表面への疎水化ガスの供給と、リンス液の供給とを基板上に残る液滴を乾燥させない状態で交互に繰り返すことにより、基板の表面の疎水化された領域を段階的に広げていくとともに、ウォーターマークの発生を抑制できる。
実施の形態に係わる液処理装置の縦断側面図である。 前記液処理装置の平面図である。 処理液及びガスのウエハへの供給タイミングを示す説明図である。 前記液処理装置の作用を示す第1の説明図である。 前記液処理装置の作用を示す第2の説明図である。 前記液処理装置の作用を示す第3の説明図である。 前記液処理装置の作用を示す第4の説明図である。 前記液処理装置の作用を示す第5の説明図である。 パターンの深さ方向に疎水化された領域を広げる様子を示す説明図である。 疎水化領域がウエハの径方向に広がっていく様子を示す説明図である。
本発明の実施の形態に係わる液処理装置の構成について図1、図2を参照しながら説明する。図1に示すように、液処理装置は、ウエハWを水平に支持する複数個、例えば3個の支持ピン23が設けられた円板状の支持プレート21と、支持プレート21の下面に連結され、上下方向に伸びる回転軸22と、を備えている。支持プレート21や支持ピン23、回転軸22は、本液処理装置の基板保持部に相当する。
回転軸22の下端側にはプーリ33が設けられており、このプーリ33の側方には回転モータ31が配置されている。これらプーリ33と回転モータ31の回転軸とに駆動ベルト32を捲回することにより、支持プレート21上のウエハWを鉛直軸周りに回転させる回転駆動部30を構成している。回転モータ31は、支持プレート21の回転速度、即ち、当該支持プレート21に支持されたウエハWの回転速度を変化させることができる。また、回転軸22は、ベアリング34を介して当該液処置装置が配置された筐体の床板12に固定されている。
支持プレート21は、その中央部が円形に切りかかれていて、その切り欠き内には、円板状の昇降プレート24が配置されている。昇降プレート24の上面には、外部のウエハ搬送機構との間での受け渡し時にウエハWを裏面(下面)側から支持するための複数個、例えば3個のリフトピン26が設けられている。
昇降プレート24の下面には、回転軸22内を上下方向に貫通するリフト軸25が連結されており、このリフト軸25の下端には、当該リフト軸25を昇降させるための昇降機構35が設けられている。
また、支持プレート21の外方には、支持ピン23によって支持されたウエハWをその周縁及び斜め上方側から覆うカップ11が設けられている。
本実施の形態の液処理装置は、薬液をウエハWの表面に切り替えて供給し、当該面の液処理を行う。本例では、ウエハWの表面に付着している有機性の汚れやパーティクルを除去するためのSC−1(アンモニアと過酸化水素との混合水溶液)を薬液として使用する。
薬液を供給する手段として、液処理装置は液ノズル411を備えている。液ノズル411は、回転するウエハWの表面(上面)の中央部に、薬液(SC−1)と、リンス液であるDIWを供給する役割を果たす。当該液ノズル411は、薬液を供給するという観点において薬液ノズルに相当し、リンス液を供給するという観点においてリンス液ノズルに相当している。
また本液処理装置は、ウエハWの表面に疎水化剤の一種であるシリル化剤のガス(疎水化ガス)及びウエハWの乾燥時に使用するNガスを供給するためのガスノズル412、並びに疎水化ガスの供給後に用いられ、処理液の一種であるIPA(IsoPropyl Alcohol)の供給を行うIPAノズル413が設けられている。シリル化剤のガスとNガス、IPAは、薬液やDIWとは異なる流路を通って各々ガスノズル412、IPAノズル413に供給される。
これらのノズル411〜413はノズルブロック42の下面側に設けられており、このノズルブロック42はノズルアーム43の先端部に取り付けられている。ノズルアーム43の基端部は、ガイドレール45上を走行自在なスライダー44によって支持されている。そして、このスライダー44をガイドレール45の一端と他端との間で移動させることにより、ウエハWの中央部(ウエハWの回転中心)の上方の位置(図2中、実線で示してある)と、ウエハWの上方から側方へと退避した位置(同図中、一点鎖線で示してある)との間でノズルブロック42(即ち、液ノズル411、ガスノズル412、及びIPAノズル413)を移動させることができる。なお便宜上、図1においてはカップ11の記載を省略してあるが、ノズルブロック42を退避させる位置はカップ11よりも外側に設定されている。ここで、液ノズル411、ガスノズル412、IPAノズル413は、共通のノズルブロック42に設ける場合に限られるものではなく、各々のノズル411〜413専用のノズルブロックや移動機構などを利用してもよい。
ノズルアーム43やノズルブロック42には、液ノズル411、ガスノズル412、及びIPAノズル413に各々接続された不図示の液流路やガス流路が設けられている。
液ノズル411に接続された流路には各処理液(薬液及びDIW)のタンクと、流量調節機構とを備えたDIW供給部64、薬液供給部65が接続されている。
そして、前記液流路と各処理液の供給部64、65とを繋ぐ接続管路上に設けられた開閉バルブV4、V5を開閉することにより、液ノズル411からウエハWへと各処理液を切り替えて供給することができる。
次に、ガスノズル412に接続された流路には、シリル化剤であるトリメチルシリルジメチルアミン(TriMethyl Silyl DiMethyl Amine;以下、TMSDMAと記す。)の薬液タンクやこれを気化してガス状にするガス化機構、並びに流量調節機構を備えたTMSDMA供給部62と、Nガスボンベとその流量調節機構を備えたNガス供給部63とが接続されている。
前記ガス流路とTMSDMAガス、Nガスの供給部62、63とを繋ぐ接続管路上に設けられた開閉バルブV2、V3を開閉することにより、ガスノズル412からウエハWへとTMSDMAガスやNガスを切り替えて供給することができる。疎水化ガス(TMSDMAガス)を供給するという観点において、ガスノズル412は疎水化ガスノズルに相当している。
TMSDMAは、ウエハWの表面をシリル化することにより当該表面を疎水化して、リンス処理時に用いられるDIWを除去する際に、ウエハWとDIWとの接触角を大きくする役割を果たす。この結果、ウエハWの表面に形成されたパターンに作用する力が低減され、パターン倒れを発生させずにDIWを除去することができる。本例におけるシリル化とは、ウエハWの表面のSi原子と結合している親水性の官能基、例えばOH基などを、Si原子を含む疎水性の官能基と置換することにより、ウエハWの表面を疎水化する処理であり、TMSDMAの場合にはトリメチルシリル基との置換が行われる。
TMSDMAは、例えば液体の状態でTMSDMA供給部62内のタンクに貯留され、加熱器機構などによって加熱されてガス化すると共に、キャリアガス供給部621から供給されるキャリアガス(Nガスなどが用いられる)により希釈されてガスノズル412に供給される。
IPAノズル413に接続された流路には、溶剤であるIPAのタンクと、流量調節機構とを備えたIPA供給部61が接続されている。前記液流路とIPA供給部61とを繋ぐ接続管路上に設けられた開閉バルブV1を開閉することにより、IPAノズル413からウエハWへとIPAを供給することができる。後述するように、IPAは溶剤として利用されるので、当該IPAノズル413は、溶剤ノズルに相当している。
以上に述べた構成を備えた液処理装置は、図1、図2に示すように制御部7と接続されている。制御部7は例えば図示しないCPUと記憶部とを備えたコンピュータからなり、記憶部には液処理装置の作用、即ち支持プレート21上に支持されたウエハWを回転させ、予め設定されたスケジュールに基づいて処理液を切り替えて供給し、ウエハWの液処理や疎水化処理、乾燥を行った後、当該ウエハWを搬出するまでの制御についてのステップ(命令)群が組まれたプログラムが記録されている。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカード等の記憶媒体に格納され、そこからコンピュータにインストールされる。
またこの制御部7は、TMSDMAガス、DIWやIPAなどの供給タイミング、供給時間や供給量、ウエハWの回転速度などを調節することにより、背景技術にて説明した、疎水化ガスを用いてウエハWの表面を疎水化する際に発生するパーティクル汚染を低減することができる。
上記パーティクルの発生原因について、発明者は、以下のメカニズムによりパーティクルが形成されていることを見出した。
主要なパーティクルの発生原因は、疎水化ガス供給時にウエハWの表面の液滴が乾燥することによるウォーターマークの発生である。例えば、薬液処理を終えた後、回転するウエハWの表面にDIWを供給して薬液との置換、リンス洗浄を行い、次いで連続的に疎水化ガスを供給してウエハWの表面全体を疎水化しつつリンス液を除去する処理シーケンスについて考える。
このようにリンス洗浄に次いで連続的に供給される疎水化ガスをウエハWの表面に満遍なく行き渡らせてウエハWの全面を疎水化するには、例えば1000rpm以上の回転速度でウエハWを回転させることが好ましい。この回転に伴ってウエハWの表面に形成される旋回流に乗って疎水化ガスがウエハWの表面に満遍なく行き渡る。一方で500rpm未満といった低回転速度で疎水化ガスを供給しても、リンス液が振り切られずにパターン面が露出しない部分が存在するため、疎水化ガスがパターン内に入り込むことができず、疎水化されない領域が残ってしまう。
一方、このように比較的高速でウエハWを回転させると、ウエハWの表面からDIWが振り切られる際に、一部のDIWが微小な液滴として残ってしまうことが分かった。この液滴がウエハWの表面で乾燥すると、ウォーターマークを形成してウエハWを汚染するパーティクルとなってしまう。
そこで本例の液処理装置は、疎水化ガスをウエハWの全面に行き渡らせつつウォーターマークの形成を抑えるために、DIWの供給とTMSDMAガス(疎水化ガス)の供給とを交互に繰り返し行って、ウエハWの表面が疎水化される領域をウエハWの径方向、及びパターン内の深さ方向に段階的に広げていく処理を行う。また、ウエハWを乾燥させる際に、ウエハWの回転速度を低下させて、ウエハWの表面への微小な液滴の残存を抑える機能も備えている。これらの処理の詳細な内容については、後述の作用説明にて述べる。
以下、これらの機能を備えた液処理装置の動作について、各種の処理液やガスの供給タイミングを示す図3、処理中におけるウエハWの表面の状態を模式的に示した図4〜図8を参照しながら説明する。なお、図3(a)〜(e)は、時間の経過に対して、各ノズル411〜413からの処理液やガスの供給/停止タイミングを模式的に示しているが、これら処理液やガスの供給時間を厳密に表すものではない。
液処理装置は、ノズルヘッド42をカップ11の外側に退避させ、また支持プレート21を停止させた状態で待機している。そして外部のウエハ搬送機構が、ウエハWを保持したフォークを支持プレート21の上方側まで進入させると、昇降プレート24を上昇させてフォークと交差させ、昇降プレート24のリフトピン26上にウエハWを受け渡す。
フォークが支持プレート21の上方から退避した後、昇降プレート24を降下させ、支持プレート21の支持ピン23上にウエハWを載置する。次いで回転モータ31を作動させ、支持プレート21上のウエハWを回転させた後、ウエハWが所定の回転速度に到達したらノズルブロック42をウエハWの中央部の上方位置まで移動させる。
しかる後、液ノズル411から予め設定された時間だけSC−1を供給し、有機性の汚れやパーティクルの除去を行う。次いで、ウエハWの回転速度を上昇させると共に、液ノズル411から供給する処理液をDIWに切り替えてリンス処理を行い、ウエハWの表面のSC−1を洗い流す(図4)。
SC−1がDIWによって洗い流されたらDIWの供給を止めて、図3(b)、図3(c)の「疎水化処理」の期間に示すように、TMSDMAガス、DIWをウエハWの中心に向けて交互に供給してウエハWの表面を段階的に疎水化する処理を実行する。このときのウエハWの回転速度は、ウエハWの表面にTMSDMAガスが行き渡ることが可能な回転速度、例えば1000rpm以上となっている。
直径300mmのウエハWの場合について例を挙げると、この疎水化処理においては、TMSDMAガスは5〜20l/min(0℃、1気圧の標準状態基準)の範囲の5l/minの供給量で、0.5〜2秒の範囲の例えば1秒間供給される。一方、DIWは、1〜3l/minの範囲の2l/minの供給量で、0.5〜5秒の範囲の例えば0.5秒間供給される。
ここでTMSDMAガスの供給時には、図5に示すようにウエハWの表面が露出し、このTMSDMAガスと接触したウエハWの表面が疎水化される。一方で、遠心力の作用により振り切られたDIWがウエハWの表面でちぎれて微小液滴81として残り、ウォーターマークの原因となる(図5、図6に白抜きの丸で模式的に示してある)。
そこで、微小液滴81が乾燥してウォーターマークが形成される前の比較的短い時間でウエハWの表面に供給する流体をDIWに切り替える(図6)。DIWの供給により、微小液滴81が洗い流されるためウォーターマークの形成が抑えられる。
しかしながら、0.5〜2秒程度の短時間だけTMSDMAガスを供給しても、ウエハWの表面全体に亘って、パターン内部まで十分な疎水性を持たせるためには十分ではない。そこで、微小液滴81を洗い流したら、ウエハWの表面に供給する流体をTMSDMAガスに切り替える。こうしてDIWとTMSDMAガスとを交互に供給する。
ここで図9(a)〜図9(e)で、疎水化処理に関し詳細に説明する。
まずDIWを供給する(図9(a))。次にDIWの供給を止めDIWで覆われたウエハWを回転させながら、その表面にTMSDMAガスを供給すると、リンス液が振り切られたパターンの上端部にTMSDMAガスが接触し、このパターンの上端部が疎水化される(図9(b))。この際、パターン間にはDIWが残っている。次にDIWを再び供給する。ウエハはDIWで覆われた状態になるとともに、DIWは疎水化されたパターンの上端部に残っている微小液滴81を洗い流す(図9(c))。
次いで、DIWの供給を止め、DIWで覆われたウエハWを回転させながら、その表面にTMSDMAガスを供給すると、既に疎水化されているパターンの上端部からはDIWが速やかに流れ去り、パターン内のDIWの液面が露出する。さらにDIWが振り切られてパターン内のDIWの液面が下がると、このパターン内にTMSDMAガスが進入し、パターンの側面部分が疎水化される(図9(d))。この際、パターン間にはDIWが残っている。このとき発生した微小液滴81は、次のDIW供給により洗い流される(図9(e))。
こうして、DIWとTMSDMAガスとの供給を交互に繰り返すことにより、図9(a)〜(g)に示すようにパターン内のDIWの液面を次第に低下させながら、パターンの深さ方向に疎水化された領域の面積を広げることができる。パターンの内部まで疎水化がされた疎水化領域83は、図10に模式的に示すように、ウエハ中心から径方向外方に向けてDIWの液面が徐々に下がっていくため、露出したパターンの側面部分が徐々に疎水化される。そのためウエハWの径方向に向けて徐々に広がっていく。そして、TMSDMAガス、DIWの交互供給を例えば数回〜数百回繰り返し、ウエハWの表面全体が一様に疎水化領域83となったら、TMSDMAガスとDIWとの交互供給を終える。
前記交互供給の繰り返し回数は、パターン倒れが発生せずにウエハWを乾燥させることが可能な疎水性を得ることができる程度の回数だけ行われる。パターン倒れが発生するか否かは、例えばパターンが形成されていないウエハWの表面に対するDIWの接触角を目安として評価することができ、80〜90°以上の接触角が得られる程度の繰り返し回数が好適に選択される。
このように、TMSDMAガスとDIWとの交互供給を繰り返す疎水化処理を行う事により、基板の表面の疎水化された領域を段階的に広げていくとともに、ウォーターマークの発生を抑制できる。
しかる後、当該DIWを除去してウエハWの乾燥を行う(図3(b)の「リンス洗浄及び乾燥処理」の期間)。
この乾燥処理の際、高速で回転させたウエハWからDIWを除去する場合には、DIWがちぎれることによる微小液滴81の形成を抑えきれない場合もある。そこで本例の液処理装置は、ウエハWの回転速度を30〜100rpm程度まで減速させ、当該DIWを供給する液ノズル411(ノズルブロック42)をウエハWの中央部から周縁部へ向けて移動させる(図8)。
ウエハWの回転を低速にすることにより、DIWが液膜を形成した状態を保ったままウエハWの周方向に広がり、液ノズル411の移動によって当該液溜まりが形成されている領域をウエハWの周縁部に向けて押し出すように移動させることができる。この結果、液溜まりのちぎれによる液滴の発生を抑えつつ、DIWと接していない乾燥した領域をウエハWの中央部から周縁部へ向けて広げることができる。押し出されたDIWは、ウエハWの外周縁部にて当該ウエハWから滴下し、除去される。
またこのとき、図8に示すようにDIWを供給する液ノズル411よりもウエハWの中央部側に位置しているガスノズル412からN2ガスを供給するとよい(図3(d)の「リンス洗浄及び乾燥処理」の期間、図8)。当該N2ガスがDIWを押し流す役割を果たし、低速で回転するウエハWの表面に供給され、比較的小さな遠心力しか作用しないDIWがウエハWの表面に残ることを抑えることができる。
こうして液ノズル411がウエハWの周縁部よりも外側に到達したらDIWの供給を停止し、次いでガスノズル412がウエハWの周縁部よりも外側に到達したらN2ガスの供給を停止する(図3(d)、(e))。液ノズル411がウエハWの周縁部に到達したときウエハWの回転速度が低速になっているので、DIWの液流が支持ピン23と接触しても液跳ねが発生しにくく、ウエハWの表面への液滴の付着を抑えることができる。
液ノズル411、ガスノズル412のスキャンを完了したら、ノズルブロック42をウエハWの上方から退避させると共に、ウエハWの回転を停止する。しかる後、昇降プレート24を上昇させてウエハWを持ち上げ、外部のウエハ搬送機構に処理済みのウエハWを受け渡した後、昇降プレート24を降下させて次のウエハWの搬入を待つ。
さらに、本発明者は、DIWの供給にて上述の疎水化処理を終える場合、ウエハWの表面には疎水化ガスがDIWと接触した際に生成した反応副生成物82が残る場合がある(図5、図6中、黒塗りの丸で示してある)ことを見出した。そして、この反応副生成物82がDIWでは除去しにくい一方、溶剤であるIPAを用いると除去可能であることを見出した。
そこで疎水化処理と乾燥処理の間に溶剤処理を行うと更に良い。つまり、乾燥処理前であり、疎水化処理後のDIWの液膜が形成されている状態のウエハWの表面に、反応副生成物82を除去する溶剤であるIPAを供給する(図3(e)の「溶剤処理」の期間、図7)。この結果、ウエハWの表面から反応副生成物82が除去され、疎水化ガスを用いることにより発生する2種類のパーティクルの付着、残存を抑えることができる。IPA供給時のウエハWの回転速度としては、ウエハWの表面全体にIPAの液膜が形成される程度の300〜2000rpmの範囲を例示することができる。
なお、TMSDMAガスの供給にて疎水化処理を終える場合には、ウエハWの表面には反応副生成物82及び微小液滴81が残存しているが、微小液滴81はIPAに可溶なので、TMSDMAガスの停止後、図3(e)、図7の溶剤処理を行ってもよい。
本実施の形態に係わる液処理装置によれば以下の効果がある。ウエハWの表面へのTMSDMAガスの供給と、DIWの供給とを交互に繰り返すことにより、ウエハWの表面の疎水化された領域をパターン内部の深さ方向及びウエハWの直径方向に段階的に広げていく。TMSDMAガスとDIWとの交互供給により、TMSDMAガスの供給時に発生する微小液滴81をDIWの供給により洗い流すことができる。
さらに、薬液をDIWにて置換した後のウエハWの表面にTMSDMAガスを供給することにより生成した副生成物をIPAにより除去するので、当該副生成物によるウエハWの汚染を低減できる。さらに、疎水化されたウエハWの表面の処理液をDIWに置換し、当該DIWを除去する際に、ウエハWの回転速度を低下させ、DIWを供給する液ノズル411をウエハWの中央部側から周縁部側へと移動させることにより、DIWのちぎれを抑えつつ当該DIWを液膜に取り込みながらウエハWの周縁部側へ押し出してウエハWを乾燥させることができる。またこのときウエハWの中央部側からNガスを供給することにより、低速で回転するウエハWの中央部側へとDIWが広がることを抑えることができる。
ここで疎水化剤として使用するシリル化剤はTMSDMAに限定されるものではない。例えばDIWと接触することにより反応副生成物を生成する他のシリル化剤としてヘキサメチルジシラザン(HMDS)、トリメチルシリルジエチルアミン(TMSDEA)などを挙げることができる。これらのシリル化剤から生成する反応副生成物も、疎水化処理後に溶剤であるIPAを供給することによってウエハWのパーティクル汚染を抑制することができる。
また、溶剤によって除去することが可能な反応副生成物を生成する疎水化剤であれば、シリル化剤に限らず他の種類の疎水化ガスを用いる場合にも本発明は適用することができる。このように、溶剤を用いて反応副生成物を除去する手法は、これ単独でウエハWのパーティクルによる汚染を低減する効果があるので、疎水化ガスを連続的に供給してウエハを乾燥する処理にも適用することもできる。
この他、反応副生成物を除去可能な溶剤は、IPAに限定されるものではなく例えばアセトンなどを利用してもよい。
さらにここで、液体疎水化剤(例えば液体のシリル化剤)を用いてウエハWを疎水化するときの反応副生成物の除去について述べておく。一般的に液体疎水化剤は、DIWと混合しにくいため、下記の処理シーケンスのようにIPAによる置換を介してDIWと疎水化剤との置換が行われる。
処理シーケンス例:(1)薬液処理→(2)DIWによるリンス洗浄→(3)DIWをIPAと置換→(4)IPAを液体疎水化剤と置換して疎水化処理→(5)液体疎水化剤をIPAと置換→(6)IPAをDIWと置換してリンス洗浄→(7)DIWの除去(乾燥処理)。
一方で、近年はDIW(水)とも混合しやすい疎水化剤も開発されつつあり、その場合にはリンス洗浄後のウエハWの表面に疎水化剤を満遍なく供給するという観点からは、上記(3)の置換操作は不要となる。同様に、疎水化処理後のウエハWの表面にDIWを満遍なく供給するという観点では(5)の置換操作も不要となる。
しかしながら(3)の置換操作を省略すると、疎水化剤がDIWと直接接触することとなり、大量の反応副生成物が発生するおそれがある。そこで(3)の置換操作を省略した場合であっても、(5)のIPA供給を残すことにより、IPAの溶剤としての機能を利用して反応副生成物の除去を行うことができるといえる。
なお、例えばTMSDMAは、IPAとの接触によっても反応副生成物を生成するが、この反応副生成物は上述の処理シーケンスの例ではIPA自身の溶剤作用により除去されるので問題とはなっていない。
W ウエハ
21 支持プレート
22 回転軸
23 支持ピン
411 液ノズル
412 ガスノズル
413 IPAノズル
81 微小液滴
82 反応副生成物
83 疎水化領域

Claims (12)

  1. 基板を水平に保持し、鉛直軸周りに回転させる基板保持部と、
    前記基板の表面に薬液を供給する薬液ノズルと、
    前記基板の表面に疎水化ガスを供給する疎水化ガスノズルと、
    前記基板の表面にリンス液を供給するリンス液ノズルと、を備えた液処理装置を用いた液処理方法であって、
    前記基板保持部に保持され、回転する基板の表面に前記薬液ノズルから薬液を供給して液処理を行うことと、
    次いで、前記基板を回転させながら前記基板の表面に前記リンス液ノズルからリンス液を供給し、前記薬液を前記リンス液に置換することと、
    この後、前記基板を回転させながら前記基板の表面に、この基板の表面を疎水化するための疎水化ガスを前記疎水化ガスノズルから供給することと、前記疎水化ガスが供給された後の前記基板を回転させながら前記基板の表面に前記リンス液を供給することとを交互に繰り返し、前記基板を疎水化することと、
    次いで、前記基板を回転させることにより前記リンス液を除去して、前記基板を乾燥することと、を含むことを特徴とする液処理方法。
  2. 前記基板を疎水化する期間では、疎水化ガスを供給している基板表面のリンス液が乾燥する前に、次のリンス液の供給を開始することを特徴とする請求項1に記載の液処理方法。
  3. 前記基板を疎水化する期間では、基板の表面に形成されたパターン内に存在するリンス液の液面の位置を次第に低下させながら、前記パターン内に疎水化ガスを進入させ、前記パターンの深さ方向に疎水化された領域の面積を広げていくことを特徴とする請求項1または2に記載の液処理方法。
  4. 前記基板を疎水化する期間では、基板の表面にリンス液を供給することで終え、
    前記基板を乾燥する期間の基板の回転数は、前記基板を疎水化する期間の基板の回転数よりも低速であることを特徴とする請求項1または2に記載の液処理方法。
  5. 前記基板を疎水化する期間では、基板の表面にリンス液を供給することで終え、
    前記基板を乾燥する期間の基板の回転数は、前記基板を疎水化する期間の基板の回転数よりも低速であり、前記基板を乾燥する期間では、回転する基板の表面にリンス液を供給しながら、前記リンス液の供給位置を基板の中央部から周縁部へ向けて移動させることにより、基板の表面のリンス液を基板の外へ押し出して除去することを特徴とする請求項1または2に記載の液処理方法。
  6. 前記基板を疎水化することと、乾燥することの間に、基板の表面に溶剤を供給して、前記疎水化ガスの副生成物を除去することを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の液処理方法。
  7. 前記リンス液及び疎水化ガスの供給を交互に繰り返す回数は、パターンが形成されていない基板の表面に対するリンス液の接触角が予め設定された角度以上となる回数であることを特徴とする請求項1または2に記載の液処理方法。
  8. 基板の表面に、液処理を行う液処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、前記プログラムは請求項1または2に記載された液処理方法を実行するためにステップが組まれていることを特徴とする記憶媒体。
  9. 基板を水平に保持し、鉛直軸周りに回転させる基板保持部と、
    前記基板の表面に薬液を供給する薬液ノズルと、
    前記基板の表面に疎水化ガスを供給する疎水化ガスノズルと、
    前記基板の表面にリンス液を供給するリンス液ノズルと、
    前記基板保持部に保持され、回転する基板の表面に前記薬液ノズルから薬液を供給することと、次いで、前記基板を回転させながら当該基板の表面に前記リンス液ノズルからリンス液を供給することと、この後、前記基板を回転させながら当該基板の表面に、この基
    板の表面を疎水化するための疎水化ガスを前記疎水化ガスノズル供給することと、疎水化ガスが供給された後の基板を回転させながら当該基板の表面にリンス液を供給することと、を交互に繰り返すことと、次いで、前記基板保持部を回転させることにより前記基板を回転しながらリンス液を除去し乾燥することと、を実行する制御部と、を備えたことを特徴とする液処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記基板を疎水化する期間では、疎水化ガスを供給している基板表面のリンス液が乾燥する前に、次のリンス液の供給を開始することを実行する請求項9に記載の液処理装置
  11. 前記制御部は、
    前記基板を疎水化する期間では、基板の表面にリンス液を供給することで終え、
    前記基板を乾燥する期間の基板の回転数は、前記基板を疎水化する期間の基板の回転数よりも低速であることを実行する請求項9または10に記載の液処理装置。
  12. 前記基板の表面に溶剤を供給する溶剤ノズルをさらに備え、
    前記制御部は、前記基板の表面を疎水化することと、乾燥することの間に、前記基板表面に前記溶剤ノズルから、溶剤を供給することを実行する請求項9に記載の液処理装置。
JP2013018800A 2012-03-06 2013-02-01 液処理方法、液処理装置及び記憶媒体 Active JP6044371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013018800A JP6044371B2 (ja) 2012-03-06 2013-02-01 液処理方法、液処理装置及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012049293 2012-03-06
JP2012049293 2012-03-06
JP2013018800A JP6044371B2 (ja) 2012-03-06 2013-02-01 液処理方法、液処理装置及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013214724A true JP2013214724A (ja) 2013-10-17
JP6044371B2 JP6044371B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=49116368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013018800A Active JP6044371B2 (ja) 2012-03-06 2013-02-01 液処理方法、液処理装置及び記憶媒体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8956465B2 (ja)
JP (1) JP6044371B2 (ja)
KR (1) KR101497288B1 (ja)
TW (1) TWI544535B (ja)
WO (1) WO2013132881A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016063885A1 (ja) * 2014-10-21 2016-04-28 東京エレクトロン株式会社 基板液処理方法及び基板液処理装置並びに基板液処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2016082227A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 東京エレクトロン株式会社 基板液処理方法及び基板液処理装置並びに基板液処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
WO2023090171A1 (ja) * 2021-11-22 2023-05-25 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6484144B2 (ja) * 2014-10-17 2019-03-13 東京エレクトロン株式会社 基板液処理装置及び基板液処理方法並びに基板液処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
CN106206247A (zh) * 2015-05-25 2016-12-07 宁波时代全芯科技有限公司 清洗半导体元件的方法
JP2017157800A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 東京エレクトロン株式会社 液処理方法、基板処理装置、及び記憶媒体
KR20170110199A (ko) 2016-03-22 2017-10-11 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 방법
JP6569574B2 (ja) * 2016-03-24 2019-09-04 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP6798185B2 (ja) * 2016-08-08 2020-12-09 東京エレクトロン株式会社 液処理方法、基板処理装置及び記憶媒体
JP6687486B2 (ja) 2016-08-31 2020-04-22 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法
JP7116534B2 (ja) * 2017-09-21 2022-08-10 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
KR102316239B1 (ko) 2019-10-17 2021-10-25 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 방법
CN115668459A (zh) * 2020-05-21 2023-01-31 中央硝子株式会社 半导体基板的表面处理方法及表面处理剂组合物
EP4155375A1 (en) * 2020-05-21 2023-03-29 Central Glass Company, Limited Surface treatment method for semiconductor substrates, and surface treatment agent composition
US20230415204A1 (en) * 2022-06-23 2023-12-28 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Wet cleaning tool and method

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070861A (ja) * 1999-06-29 2001-03-21 Tokyo Electron Ltd 液処理方法及び液処理装置
JP2009252855A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Tokyo Electron Ltd 基板洗浄方法、基板洗浄装置及び記憶媒体
JP2010114467A (ja) * 2008-06-16 2010-05-20 Toshiba Corp 半導体基板の表面処理剤
JP2010258068A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Tokyo Electron Ltd 液処理装置および液処理方法
JP2011009537A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Tokyo Electron Ltd 液処理装置、液処理方法および記憶媒体
JP2011135002A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法、その基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体及び基板処理装置
JP2012044065A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07273083A (ja) 1994-03-30 1995-10-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 微細パターン形成法
JP4043455B2 (ja) * 2004-05-28 2008-02-06 東京エレクトロン株式会社 液処理装置及び液処理方法
JP5361790B2 (ja) * 2010-04-28 2013-12-04 株式会社東芝 半導体基板の表面処理方法
JP5248652B2 (ja) * 2011-04-27 2013-07-31 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理方法および基板処理装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070861A (ja) * 1999-06-29 2001-03-21 Tokyo Electron Ltd 液処理方法及び液処理装置
JP2009252855A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Tokyo Electron Ltd 基板洗浄方法、基板洗浄装置及び記憶媒体
JP2010114467A (ja) * 2008-06-16 2010-05-20 Toshiba Corp 半導体基板の表面処理剤
JP2010258068A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Tokyo Electron Ltd 液処理装置および液処理方法
JP2011009537A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Tokyo Electron Ltd 液処理装置、液処理方法および記憶媒体
JP2011135002A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法、その基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体及び基板処理装置
JP2012044065A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016063885A1 (ja) * 2014-10-21 2016-04-28 東京エレクトロン株式会社 基板液処理方法及び基板液処理装置並びに基板液処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2016082227A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 東京エレクトロン株式会社 基板液処理方法及び基板液処理装置並びに基板液処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
CN106796875A (zh) * 2014-10-21 2017-05-31 东京毅力科创株式会社 基板液体处理方法、基板液体处理装置以及存储有基板液体处理程序的计算机可读存储介质
WO2023090171A1 (ja) * 2021-11-22 2023-05-25 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20140037977A (ko) 2014-03-27
TWI544535B (zh) 2016-08-01
TW201351493A (zh) 2013-12-16
KR101497288B1 (ko) 2015-02-27
US8956465B2 (en) 2015-02-17
WO2013132881A1 (ja) 2013-09-12
US20140338706A1 (en) 2014-11-20
JP6044371B2 (ja) 2016-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6044371B2 (ja) 液処理方法、液処理装置及び記憶媒体
JP6223839B2 (ja) 基板液処理方法、基板液処理装置および記憶媒体
JP5789400B2 (ja) 液処理方法及び液処理装置
TWI596686B (zh) 基板處理方法
KR101523348B1 (ko) 에칭 방법, 에칭 장치 및 기억 매체
US9275881B2 (en) Liquid processing apparatus, liquid processing method, and storage medium
JP6289241B2 (ja) 液処理方法、液処理装置及び記憶媒体
JP6118758B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法並びに基板処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2012023209A (ja) 基板洗浄装置、これを備える塗布現像装置、および基板洗浄方法
JP5242508B2 (ja) 液処理装置、液処理方法および記憶媒体
JP2009054985A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JPWO2005050724A1 (ja) 基板洗浄方法、基板洗浄装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5098964B2 (ja) ウエハの洗浄方法及び記憶媒体
JP6139890B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体製造装置
JP2007019161A (ja) パターン形成方法及び被膜形成装置
JP6449097B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置並びに基板処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
KR101950047B1 (ko) 기판 세정 건조 방법 및 기판 현상 방법
KR20150002430A (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP4157481B2 (ja) 現像方法
JP5262829B2 (ja) 現像装置及び現像方法
JP4723631B2 (ja) 現像処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び現像処理装置
JP5475152B2 (ja) 液処理装置、液処理方法および記憶媒体
JP5693199B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2008294307A (ja) 半導体基板の洗浄乾燥装置及び洗浄乾燥方法
JP2007158121A (ja) 基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6044371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250