JP2013207535A - 閾値マトリクス生成方法、画像データ生成方法、画像データ生成装置、画像記録装置および閾値マトリクス - Google Patents

閾値マトリクス生成方法、画像データ生成方法、画像データ生成装置、画像記録装置および閾値マトリクス Download PDF

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Abstract

【課題】格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供する。
【解決手段】画像記録装置1の閾値マトリクス生成部では、閾値マトリクスが生成されるマトリクス領域において、階調レベルの増加に伴ってドットを追加する順序を示す点灯順序が決定され、各マトリクス要素の閾値が決定される。点灯順序の決定では、点灯順序が未決定の未決定マトリクス要素と決定済みの既決定マトリクス要素との間の距離に基づいて仮評価値要素が求められ、両マトリクス要素が行方向または列方向にて同じ位置に位置し、両マトリクス要素間の距離が要素ピッチの2倍に等しい場合、評価値に基づく評価が低くなるように仮評価値要素が補正されて評価値要素が求められる。そして、評価値要素の合計である評価値に基づく評価が最も高い未決定マトリクス要素の点灯順序が決定される。これにより、格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、多階調の元画像をハーフトーン化する際に元画像と比較される閾値マトリクス、および、当該閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成方法に関し、また、画像データ生成方法、画像データ生成装置および画像記録装置にも関する。
従来より、多階調(すなわち、連続階調)の元画像を閾値マトリクスを利用してハーフトーン化し、記録媒体に記録することが行われている。閾値マトリクスの生成方法としては、特許文献1に示すように、先に点灯する画素からできるだけ離れた画素が次の点灯画素になるように、先に点灯する画素との間の距離に基づいて評価値を求め、当該評価値に基づいて点灯順序を決定する方法が知られている。
特開2008−294702号公報
ところで、特許文献1のような方法で生成した閾値マトリクスを使用して画像を記録すると、特定の階調域において、ドットが格子状に配置される領域が生じる場合がある。ドットが格子状に配置された領域は、ドットがランダムに配置された周囲の領域との比較により、画像を見る者に違和感を与える。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、多階調の元画像をハーフトーン化する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成方法であって、a)閾値マトリクスが生成される領域として行方向および列方向に複数のマトリクス要素が配列されたマトリクス領域において、階調レベルの増加に伴ってドットを追加する順序を示す点灯順序が未決定のマトリクス要素である1つの未決定マトリクス要素について、元画像のハーフトーン化時の前記閾値マトリクスの反復適用を考慮しつつ、点灯順序が決定済みのマトリクス要素である各既決定マトリクス要素との位置関係に基づいて評価値要素を求める工程と、b)前記各既決定マトリクス要素に係る評価値要素を合計して、前記未決定マトリクス要素に係る評価値を求める工程と、c)全ての未決定マトリクス要素について前記a)工程および前記b)工程を実施する工程と、d)前記全ての未決定マトリクス要素のうち評価値に基づく評価が最も高い1つの未決定マトリクス要素の点灯順序を決定する工程と、e)前記全ての未決定マトリクス要素の点灯順序が決定されるまで前記a)工程ないし前記d)工程を繰り返す工程と、f)前記点灯順序に従って、前記マトリクス領域内の各マトリクス要素の閾値を決定する工程とを備え、少なくとも前記複数のマトリクス要素の個数に対する既決定マトリクス要素の個数の割合が所定の範囲内にある場合に、前記a)工程が、a1)前記未決定マトリクス要素と前記各既決定マトリクス要素との間の前記行方向の距離および前記列方向の距離に基づいて前記評価値要素を求める工程と、a2)前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との前記位置関係が、予め定められた特定位置関係である場合に、前記評価値に基づく評価が低くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正し、または、前記位置関係が前記特定位置関係ではない場合に、前記評価値に基づく評価が高くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正する工程とを備え、前記特定位置関係が、前記各既決定マトリクス要素が前記未決定マトリクス要素と前記行方向または前記列方向に関して同じ位置に位置する関係である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記特定位置関係が、さらに、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との間の距離が所定の距離以下であるという条件を含む。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記特定位置関係が、さらに、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との間の距離が、マトリクス要素のピッチの2倍であるという条件を含む。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記a)工程が、a3)前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との前記位置関係が、予め定められた他の特定位置関係である場合に、前記評価値に基づく評価が高くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正し、または、前記位置関係が前記他の特定位置関係ではない場合に、前記評価値に基づく評価が低くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正する工程と、さらに備え、前記他の特定位置関係が、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素とを含む線状領域が延びる方向と前記行方向との為す角度が45°である。
請求項5に記載の発明は、多階調の元画像をハーフトーン化する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成方法であって、a)閾値マトリクスが生成される領域として行方向および列方向に複数のマトリクス要素が配列されたマトリクス領域において、階調レベルの増加に伴ってドットを追加する順序を示す点灯順序が未決定のマトリクス要素である1つの未決定マトリクス要素について、元画像のハーフトーン化時の前記閾値マトリクスの反復適用を考慮しつつ、点灯順序が決定済みのマトリクス要素である各既決定マトリクス要素との位置関係に基づいて評価値要素を求める工程と、b)前記各既決定マトリクス要素に係る評価値要素を合計して、前記未決定マトリクス要素に係る評価値を求める工程と、c)全ての未決定マトリクス要素について前記a)工程および前記b)工程を実施する工程と、d)前記全ての未決定マトリクス要素のうち評価値に基づく評価が最も高い1つの未決定マトリクス要素の点灯順序を決定する工程と、e)前記全ての未決定マトリクス要素の点灯順序が決定されるまで前記a)工程ないし前記d)工程を繰り返す工程と、f)前記点灯順序に従って、前記マトリクス領域内の各マトリクス要素の閾値を決定する工程とを備え、少なくとも前記複数のマトリクス要素の個数に対する既決定マトリクス要素の個数の割合が所定の範囲内にある場合に、前記a)工程が、a1)前記未決定マトリクス要素と前記各既決定マトリクス要素との間の前記行方向の距離および前記列方向の距離に基づいて評価値要素を求める工程と、a2)前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との前記位置関係が、予め定められた特定位置関係である場合に、前記評価値に基づく評価が高くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正し、または、前記位置関係が前記特定位置関係ではない場合に、前記評価値に基づく評価が低くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正する工程とを備え、前記特定位置関係が、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素とを含む線状領域が延びる方向と前記行方向との為す角度が45°である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記特定位置関係が、さらに、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との間の前記行方向の距離および前記列方向の距離がそれぞれ、所定の距離以下であるという条件を含む。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記特定位置関係が、さらに、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との間の前記行方向の距離および前記列方向の距離がそれぞれ、マトリクス要素のピッチに等しいという条件を含む。
請求項8に記載の発明は、画像データを生成する画像データ生成方法であって、g)請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスを準備する工程と、h)多階調の元画像と前記閾値マトリクスとを比較することにより、前記元画像をハーフトーン化したハーフトーン画像データを生成する工程とを備える。
請求項9に記載の発明は、画像データを生成する画像データ生成装置であって、請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスを記憶するマトリクス記憶部と、多階調の元画像と前記閾値マトリクスとを比較することにより、前記元画像をハーフトーン化したハーフトーン画像データを生成する画像データ生成部とを備える。
請求項10に記載の発明は、画像記録装置であって、記録媒体上のドット記録位置にドットを記録するドット出力要素と、前記記録媒体上の前記ドット記録位置を前記記録媒体に対して相対的に移動させる移動機構と、請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスを記憶するマトリクス記憶部と、多階調の元画像と前記閾値マトリクスとを比較することにより、前記元画像をハーフトーン化したハーフトーン画像データを生成する画像データ生成部と、前記記録媒体上の前記ドット記録位置の前記記録媒体に対する相対移動に並行して、前記ハーフトーン画像データに基づいて前記ドット出力要素の出力制御を行う出力制御部とを備える。
請求項11に記載の発明は、多階調の元画像をハーフトーン化する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスであって、請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成されたものである。
本発明では、格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することができる。
一の実施の形態に係る画像記録装置の構成を示す図である。 吐出ユニットを示す底面図である。 制御ユニットの機能を示すブロック図である。 ハーフトーン画像データの生成の流れを示す図である。 元画像および閾値マトリクスを示す図である。 閾値マトリクスの生成の流れを示す図である。 閾値マトリクスの生成の流れの一部を示す図である。 マトリクス領域を示す図である。 複数のマトリクス領域を示す図である。 複数のマトリクス領域を示す図である。 複数のマトリクス領域を示す図である。 比較例の画像記録装置により記録された画像を示す図である。 実施の形態に係る画像記録装置により記録された画像を示す図である。 ドット数のばらつきを示す図である。 閾値マトリクスの生成の流れの一部を示す図である。 閾値マトリクスの生成の流れの一部を示す図である。 実施の形態に係る画像記録装置により記録された画像を示す図である。 閾値マトリクスの生成の流れの一部を示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る画像記録装置1の構成を示す図である。画像記録装置1は、印刷用紙である記録媒体9上にインクの微小液滴を吐出することにより、複数の記録媒体9上にカラー画像を順次記録する枚様式の印刷装置(いわゆる、インクジェットプリンタ)である。
図1に示すように、画像記録装置1は、複数の記録媒体9を図1中の(+Y)方向である移動方向に移動する移動機構2、移動機構2による搬送途上の記録媒体9に向けてインクの微小液滴を吐出する吐出ユニット3、移動機構2に記録媒体9を供給する供給部51、印刷終了後の記録媒体9を移動機構2から受け取る排出部52、並びに、これらの機構を制御する制御ユニット4を備える。吐出ユニット3は、移動機構2の上方((+Z)側)に配置され、図示省略のフレームに固定される。
移動機構2は、複数のステージ21と、環状のガイド22と、ベルト駆動機構23とを備える。複数のステージ21は、それぞれが1枚のシート状の記録媒体9を吸着保持する。ガイド22は、複数のステージ21が接続されたベルトを内部に備え、複数のステージ21を案内する。ベルト駆動機構23は、ガイド22内のベルトを図1中における反時計回りに移動させることにより、記録媒体9を保持するステージ21を吐出ユニット3の下方(すなわち、(−Z)側)において(+Y)方向に移動する。
図2は吐出ユニット3を示す底面図である。吐出ユニット3は、それぞれが互いに異なる色のインクを記録媒体9に向けて吐出する複数(本実施の形態では、4個)の吐出部であるヘッド31を備え、これらのヘッド31は同様の構造を有する。複数のヘッド31はY方向(すなわち、移動方向)に配列されて吐出ユニット3の取付部30に取り付けられる。各ヘッド31は、記録媒体9の移動方向であるY方向に垂直なX方向に配列される複数の吐出口33を有する。図2では、吐出口33の個数を実際によりも少なく描いている。なお、複数の吐出口33は、必ずしもX方向に配列される必要はなく、Y方向に対して交差する方向に配列されていればよい。
図2中の最も(−Y)側のヘッド31はK(ブラック)の色のインクを吐出し、Kのヘッド31の(+Y)側のヘッド31はC(シアン)の色のインクを吐出し、Cのヘッド31の(+Y)側のヘッド31はM(マゼンタ)の色のインクを吐出し、最も(+Y)側のヘッド31はY(イエロー)の色のインクを吐出する。なお、吐出ユニット3では、ライトシアン、ライトマゼンタ、ホワイト等の他の色用のインクジェットヘッド等も設けられてよい。
画像記録装置1では、X方向に関し、各ヘッド31が記録媒体9上の記録領域の全体に亘って(本実施の形態では、記録媒体9のX方向の全体に亘って)設けられる。そして、制御ユニット4の出力制御部41(図3参照)により吐出ユニット3と移動機構2とが制御され、記録媒体9が、吐出ユニット3の複数のヘッド31に対向する位置を1回だけ通過することにより、記録媒体9への画像の記録が完了する。
換言すれば、画像記録装置1では、記録媒体9上において上記移動方向に垂直な幅方向の全幅に亘って配列される複数のドット記録位置に、各ヘッド31の複数のドット出力要素である複数の吐出口33からインクの微小液滴をそれぞれ吐出してドットを記録し、記録媒体9上の当該複数のドット記録位置を、上記移動方向に記録媒体9に対して相対的に1回だけ移動させることにより、記録媒体9に対するシングルパス印刷が行われる。
制御ユニット4は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶するROM、および、各種情報を記憶するRAMをバスラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっている。図3は、制御ユニット4の機能を示すブロック図である。図3では、制御ユニット4に接続される画像記録装置1の構成の一部を併せて示す。制御ユニット4は、上述の出力制御部41と、各種演算を行う演算部42と、閾値マトリクス生成部43とを備える。閾値マトリクス生成部43は、多階調の元画像のハーフトーン化に利用される閾値マトリクスを生成する。閾値マトリクスの生成方法については後述する。
演算部42は、画像メモリ421と、複数のマトリクス記憶部422(SPM(Screen Pattern Memory)とも呼ばれる。)と、比較器423(ハーフトーン化回路)とを備える。画像メモリ421は、外部から入力されるカラーの元画像のデータ(以下、「元画像データ」という。)を記憶する。複数のマトリクス記憶部422は、複数の色成分について閾値マトリクス生成部43により生成された閾値マトリクスがそれぞれ記憶されるメモリである。比較器423は、元画像データと閾値マトリクスとを色成分毎に比較する比較部である。なお、当該比較部はソフトウェアにて実現されてもよい。
出力制御部41は、吐出制御部411と、移動制御部412とを備える。移動制御部412は、演算部42からの出力に基づいて、移動機構2による記録媒体9の吐出ユニット3に対する相対移動を制御する。吐出制御部411は、演算部42からの出力に基づいて、記録媒体9の相対移動に同期して吐出ユニット3の複数の吐出口33からのインクの吐出を制御する。
次に、画像記録装置1が画像を記録する動作について、図4を参照しつつ説明する。画像記録装置1では、後述する生成方法(図6.Aおよび図6.B参照)にて生成された閾値マトリクスが、マトリクス記憶部422に記憶されることにより準備される(ステップS11)。また、外部のコンピュータから演算部42の画像メモリ421にカラーの元画像データが入力されて記憶される。
図5は、元画像70および閾値マトリクス81を抽象的に示す図である。元画像70および閾値マトリクス81のそれぞれでは、移動方向に対応する列方向(図5中にてy方向として示す。)、および、行方向に垂直な行方向(図5中にてx方向として示す。)に複数の画素または複数の要素が配列されている。以下の説明では、元画像70は0〜255までの階調範囲にて表現されるものとする。
元画像70を示す元画像データが画像メモリ421(図3参照)に記憶されると、元画像データを色成分毎に閾値マトリクス81と比較することにより、元画像データが示す多階調の画像を表現するためのカラーのハーフトーン画像データ(実際には、記録媒体9上に記録された場合にFMスクリーンにより表現される画像)が生成される。以下の説明では、元画像に基づいて当該元画像を表現するハーフトーン画像を記録媒体9上に記録する処理のみならず、元画像データからハーフトーン画像データを生成する処理もハーフトーン化と呼ぶ。
元画像のハーフトーン化の際には、図5に示すように元画像70が示す全体の領域を同一の大きさの多数の領域に分割してハーフトーン化の単位となる繰り返し領域71が設定される。各マトリクス記憶部422(図3参照)は1つの繰り返し領域71に相当する記憶領域を有し、この記憶領域の各アドレス(座標)に閾値が設定されることにより閾値マトリクス81を記憶している。そして、概念的には元画像70の各繰り返し領域71と各色成分の閾値マトリクス81とを重ね合わせ、繰り返し領域71の各画素の当該色成分の階調値(画素値)と閾値マトリクス81の対応する閾値とが比較されることにより、記録媒体9上のその画素の位置に記録(当該色のドットの形成)を行うか否かが決定される。
実際には、図3の比較器423が有するアドレス発生器からのアドレス信号に基づいて画像メモリ421から元画像データの1つの画素の階調値が色成分毎に読み出される。一方、アドレス発生器では元画像70中の当該画素に相当する繰り返し領域71中の位置を示すアドレス信号も生成され、各色成分の閾値マトリクス81における1つの閾値が特定されてマトリクス記憶部422から読み出される。そして、画像メモリ421からの階調値とマトリクス記憶部422からの閾値とが比較器423にて色成分毎に比較されることにより、各色成分の2値の出力画像データにおけるその画素の位置(アドレス)の階調値が決定される。したがって、一の色成分に着目した場合に、図5に示す多階調の元画像70において、階調値が閾値マトリクス81の対応する閾値よりも大きい位置には、例えば、階調値「1」が付与され(すなわち、ドットが置かれ)、残りの画素には階調値「0」が付与され(すなわち、ドットは置かれず)、2値の出力画像データが当該色成分のハーフトーン画像データとして生成される(ステップS12)。
以上のように、図3に示す演算部42は、入力された元画像データが有する複数の階調値と、閾値マトリクス81が有する複数の閾値とを、比較器423により互いに対応する画素位置(閾値マトリクス81では要素位置)において比較することにより、元画像データをハーフトーン化してハーフトーン画像データを生成する。換言すれば、比較器423は、ハーフトーン画像データを生成する画像データ生成部であり、演算部42は、閾値マトリクス生成部43により生成された閾値マトリクス81を記憶し、閾値マトリクス81と多階調の元画像とを比較することにより、元画像をハーフトーン化してハーフトーン画像データを生成する画像データ生成装置である。
図1の画像記録装置1では、出力制御部41の移動制御部412により、移動機構2による記録媒体9の移動速度や移動量等が制御されることにより、記録媒体9上の複数のドット記録位置が記録媒体9に対して相対移動する。そして、吐出制御部411により、当該相対移動に並行して、ハーフトーン画像データに基づいて各ヘッド31の複数の吐出口33からのインクの吐出(すなわち、ドットの出力)が制御される。
具体的には、画像記録装置1では、元画像70において最初に記録される部分(例えば、最も(−y)側の複数の繰り返し領域71)のハーフトーン画像データ(の部分)が各色に対して生成されると、移動制御部412が移動機構2を駆動することにより記録媒体9の移動が開始される。そして、上記ハーフトーン化処理(ハーフトーン画像データの生成処理)と並行して、記録媒体9の吐出ユニット3に対する移動方向への相対移動に同期して各ヘッド31における複数の吐出口33からのインクの吐出が吐出制御部411により制御される。
ここで、ハーフトーン画像データは記録媒体9上に画像を記録するためのデータであるため、ハーフトーン画像データの複数の画素は記録媒体9上に配列して設定されていると捉えることができ、吐出制御部411では、ドット形成部である吐出ユニット3の記録媒体9に対する相対移動に同期して、各吐出口33の記録媒体9上の吐出位置(すなわち、ドットの形成位置)に対応するハーフトーン画像データの階調値が「1」である場合には当該吐出位置にドットが形成され、ハーフトーン画像データの階調値が「0」である場合には当該吐出位置にはドットは形成されない。
このようにして、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのそれぞれに関して、複数の吐出口33にそれぞれ対応する記録媒体9上の複数の吐出位置を記録媒体9に対して相対的に移動しつつ、複数の吐出位置における元画像70の階調値と、元画像をハーフトーン化するための閾値マトリクス81の対応する閾値との比較結果であるハーフトーン画像データに基づいて、各ヘッド31の複数の吐出口33からのインクの吐出が制御される(すなわち、各吐出口33からのインクの吐出量が決定される)。
画像記録装置1では、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローに関して、ハーフトーン画像データを生成しつつ当該ハーフトーン画像データに従って画像を記録する動作が並行して行われ、記録媒体9上にカラーの元画像を表現するカラーのハーフトーン画像が記録される(ステップS13)。
次に、図6.Aおよび図6.Bを参照しつつ、閾値マトリクス生成部43による閾値マトリクスの生成、すなわち、閾値マトリクスにおける複数のマトリクス要素の閾値の決定について説明する。制御ユニット4の閾値マトリクス生成部43では、まず、一の色の閾値マトリクスが生成される領域として、図7に示すように、幅方向に対応する行方向、および、移動方向に対応する列方向に複数のマトリクス要素811が配列されたマトリクス領域80が設定される。複数のマトリクス要素811は、同一のピッチ(以下、「要素ピッチ」という。)にて行方向および列方向に配列される。図7では、マトリクス要素811の個数を実際よりも少なくしてマトリクス領域80を簡略化して描いてる。また、図7では、各マトリクス要素811を細線にて示す(図8ないし図10においても同様)。
閾値マトリクス生成部43では、階調レベルの増加に伴ってドットを追加するマトリクス要素811の順序を示す点灯順序が、マトリクス領域80の全てのマトリクス要素811について決定され、当該点灯順序に基づいてマトリクス領域80内の各マトリクス要素811の閾値が決定される。
具体的には、まず、閾値マトリクス81に含まれる複数のマトリクス要素811のうち一のマトリクス要素811の点灯順序が「1」に決定される。すなわち、閾値マトリクス81に対応する画像領域にドットが形成される場合、当該一のマトリクス要素811に対応する画素には必ずドットが形成される。本実施の形態では、図7に示す閾値マトリクス81において平行斜線を付して示す左上の角部のマトリクス要素811の点灯順序が「1」に決定される。なお、点灯順序が「1」に決定されるマトリクス要素811の位置は任意に定められてよく、左上の角部のマトリクス要素811以外のマトリクス要素811が、点灯順序「1」のマトリクス要素とされてもよい。図7では、点灯順序が決定されたマトリクス要素811に、点灯順序を示す数字を丸で囲んで示す(図9および図10においても同様)。
続いて、マトリクス領域80において、点灯順序が未決定のマトリクス要素811である未決定マトリクス要素が1つ選択される(ステップS21)。そして、選択された未決定マトリクス要素と、点灯順序が決定済みのマトリクス要素811である既決定マトリクス要素との位置関係に基づいて評価値要素が求められる。既決定マトリクス要素が複数存在する場合には、各既決定マトリクス要素について評価値要素が求められる。
実際には、元画像70において繰り返し領域71が上下左右に繰り返されることから、評価値要素の算出に際しては、元画像70のハーフトーン化時の閾値マトリクス81の反復適用を考慮し、図8に示すように、9つのマトリクス領域80を正方形状に並べた上で、中央のマトリクス領域80の上記未決定マトリクス要素と、9つのマトリクス領域80のそれぞれにおいて同位置に位置する各既決定マトリクス要素との位置関係に基づいて、各既決定マトリクス要素に係る評価値要素が求められる(ステップS22)。評価値要素の具体的な求め方については後述する。
次に、各既決定マトリクス要素に係る評価値要素が合計され、未決定マトリクス要素に係る評価値が求められる(ステップS23)。評価値は、全ての既決定マトリクス要素、および、選択された未決定マトリクス要素が着色されたと仮定した場合の着色領域の分布の偏りを示す。着色領域の分布の偏りが少ないと、評価値に基づく評価は高くなる。本実施の形態では、評価値が小さいほど評価が高い。
評価値が求められていない未決定マトリクス要素が存在する場合は(ステップS24)、ステップS21に戻り、一の未決定マトリクス要素の選択、各既決定マトリクス要素に係る評価値要素の算出、および、評価値要素の合計である評価値の算出(ステップS21〜S23)が行われる。画像記録装置1では、全ての未決定マトリクス要素について、ステップS21〜S23が実施されて評価値が求められる(ステップS24)。
続いて、全ての未決定マトリクス要素について求められた評価値を参照して、評価値に基づく評価が最も高い1つの未決定マトリクス要素の点灯順序が「2」に決定される(ステップS25)。評価値に基づく評価は、図8に示す9つのマトリクス領域80において、点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素から最も離れた位置の未決定マトリクス要素のものが最も高くなるため、図7に示すマトリクス領域80では、平行斜線を付して示す左から3番目かつ上から3番目のマトリクス要素811の点灯順序が「2」に決定される。
そして、未決定マトリクス要素が存在する場合(ステップS26)、ステップS21に戻って上述のステップS21〜S25が行われ、1つの未決定マトリクス要素の点灯順序が「3」に決定される。
以下、点灯順序が「3」であるマトリクス要素811の具体的な求め方について、図6.Bを参照しつつ説明する。図6.Bは、1つの既決定マトリクス要素に係る評価値要素の算出の流れを示す。以下の説明では、図8、並びに、後述する図9および図10に示す9つのマトリクス領域80を区別するために、各マトリクス領域80にマトリクス番号を付す。中央のマトリクス領域80のマトリクス番号は「0」であり、上段の3つのマトリクス領域80のマトリクス番号は、左から順に「1」「2」「3」である。また、中段の左側および右側のマトリクス領域80のマトリクス番号はそれぞれ「4」「5」であり、下段の3つのマトリクス領域80のマトリクス番号は、左から順に「6」「7」「8」である。
ステップS21において、図9中に既決定マトリクス要素(以下、符号811bを付す。)とは異なる平行斜線を付して示すように、マトリクス番号が「0」のマトリクス領域80の左から3番目、かつ、上から1番目の未決定マトリクス要素(以下、符号811aを付す。)が選択されると、まず、点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bに係る評価値要素が求められる。具体的には、選択された未決定マトリクス要素811aと、点灯順序が「1」の9つの既決定マトリクス要素811bとの間の列方向の距離をdxiとし、行方向の距離をdyiとして、距離dxiおよび距離dyiに基づいて数1にて仮評価値要素Etmpが求められる(ステップS221)。添え字のiは0〜8の整数であり、上述の9つのマトリクス領域80のマトリクス番号を示す。
Figure 2013207535
複数のマトリクス要素811の要素ピッチを1とすると、数1は、以下の数2のようになり、点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpは、約0.77となる。
Figure 2013207535
画像記録装置1では、既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの位置関係が、予め定められた特定の位置関係(以下、「特定位置関係」という。)である場合に、上述の評価値に基づく評価が低くなるように(本実施の形態では、評価値が大きくなるように)、既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpが補正される(ステップS222,S223)。
第1の実施の形態に係る画像記録装置1では、上記特定位置関係は、既決定マトリクス要素811bが未決定マトリクス要素811aと行方向または列方向に関して同じ位置に位置し、さらに、距離dxiまたは距離dyiの一方が要素ピッチの2倍に等しい位置関係である。
図9では、マトリクス番号「0」および「5」のマトリクス領域80における点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bが、選択された未決定マトリクス要素811a(以下、「図9の未決定マトリクス要素811a」という。)と特定位置関係にある。そこで、数2内のこれら2つの既決定マトリクス要素811bに関する部分に、数3に示すように補正係数(本実施の形態では、3)が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約1.77である。
Figure 2013207535
続いて、点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpが、以下の数4により求められる(ステップS221)。当該仮評価値要素Etmpも、約0.77となる。
Figure 2013207535
図9の未決定マトリクス要素811aは、マトリクス番号「0」および「2」のマトリクス領域80の点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bと特定位置関係にある。このため、数4の仮評価値要素Etmpのうち、マトリクス番号「0」および「2」のマトリクス領域80における点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bに関する部分に、補正係数である3が乗算され、補正済みの評価値要素Eが数5のように求められる(ステップS222,S223)。補正済みの評価値要素Eは、約1.77である。
Figure 2013207535
そして、点灯順序「1」および「2」の既決定マトリクス要素811bに係る補正済みの評価値要素Eが合計され、図9に示す未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは、約3.53となる(ステップS23)。仮に、上述の補正が行われない場合、評価値Vは約1.53となる。すなわち、上述の補正により、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは大きくなり、評価値Vに基づく評価は低くなる。
一方、ステップS21において、図10中に既決定マトリクス要素811bとは異なる平行斜線を付して示すように、マトリクス番号「0」のマトリクス領域80の左から2番目、かつ、上から2番目の未決定マトリクス要素811a(以下、「図10の未決定マトリクス要素811a」という。)が選択されると、図9の場合と同様に、まず、点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpが、数6のように求められる(ステップS221)。仮評価値要素Etmpは約0.91である。
Figure 2013207535
図10では、図10の未決定マトリクス要素811aと特定位置関係にある既決定マトリクス要素811bが存在しないため、仮評価値要素Etmpは補正されることなく、評価値要素Eは仮評価値要素Etmpに等しい値、すなわち約0.91となる(ステップS222,S224)。換言すれば、仮評価値要素Etmpを、そのまま評価値要素Eとする。
また、点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpも、数7のように求められ、図10の未決定マトリクス要素811aと特定位置関係にある既決定マトリクス要素811bが存在しないため、評価値要素Eは仮評価値要素Etmpに等しく、約0.91となる(ステップS221,S222,S224)。
Figure 2013207535
そして、点灯順序「1」および「2」の既決定マトリクス要素811bに係る補正済みの評価値要素Eが合計され、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは、約1.82となる(ステップS23)。
ステップS24では、図9および図10の未決定マトリクス要素811aを含む全ての未決定マトリクス要素811aの評価値Vが求められ(ステップS24)、評価値Vに基づく評価が最も高い未決定マトリクス要素811a、すなわち、評価値Vが最も小さい未決定マトリクス要素811aが求められる。仮にステップS223の補正が行われなければ、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値V(約1.53)が最も小さくなるが、上述のように、ステップS223の補正により、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは約3.53となり、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値V(約1.82)が最も小さくなる。したがって、図10の未決定マトリクス要素811a、すなわち、点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bの右下、かつ、点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bの左上の未決定マトリクス要素811aの点灯順序が「3」に決定される(ステップS25)。
その後、全ての未決定マトリクス要素811aの点灯順序が決定されるまで、ステップS21〜S25が繰り返される(ステップS26)。そして、マトリクス領域80の全マトリクス要素811について決定された点灯順序に従って、マトリクス領域80内の各マトリクス要素811の閾値が決定される(ステップS27)。本実施の形態では、当該点灯順序を、記録媒体9に記録される画像の階調数に基づいて正規化することにより閾値が取得され、当該閾値が各マトリクス要素811に付与される。
以上に説明したように、画像記録装置1の閾値マトリクス生成部43では、仮評価値要素Etmpが、未決定マトリクス要素811aと既決定マトリクス要素811bとの間の行方向の距離および列方向の距離に基づいて求められ、未決定マトリクス要素811aと既決定マトリクス要素811bとの位置関係が特定位置関係(すなわち、未決定マトリクス要素811aと既決定マトリクス要素811bとが行方向または列方向に関して同じ位置に位置する位置関係)である場合に、評価値Vに基づく評価が低くなるように、仮評価値要素Etmpが補正されて評価値要素Eが求められる。これにより、記録媒体9に画像を記録する際に格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することができる。
上述のように、特定位置関係は、さらに、未決定マトリクス要素811aと既決定マトリクス要素811bとの間の距離が要素ピッチの2倍であるという条件を含む。したがって、要素ピッチの2倍に等しい距離だけ離間して行方向および列方向に配列される格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することができる。
図11は、ステップS223の補正が行われない画像記録装置(以下、「比較例の画像記録装置」という。)により記録された画像を示す図であり、図12は、本実施の形態に係る画像記録装置1により記録された画像を示す図である。図11および図12の画像は、階調値が77(30%階調値)のチント画像である。
図11に示すように、比較例の画像記録装置により記録された画像は、格子状にドットが配置された領域が周囲の領域から浮き上がるような違和感を、画像を見る者に与えてしまう。また、比較例の画像記録装置により記録された画像では、格子状にドットが配置された領域が多数存在するため、これらの領域が隣接し、その境界が線状に視認されてしまう。その結果、もやもやとした短い線が画像の広い範囲に亘って多数存在するような違和感を、画像を見る者に与えてしまう。これに対し、図12に示す画像では、格子状のドット配置が抑制されるため、画像を見る者に上述のような違和感を与えることを抑制することができる。
図13は、画像記録装置1により記録される画像の階調と行方向のドット数のばらつきとの関係を示す図である。図13の横軸は、各階調値の最大階調値に対する割合を示す。実線85は、画像記録装置1により記録される画像の行方向のドット数のばらつきを示す。図13では、比較例の画像記録装置により記録される画像の行方向のドット数のばらつきも、破線86にて併せて示す。行方向のドット数のばらつきは、記録された画像の各列における描画割合(すなわち、各列に形成されたドットの個数を各列の画素数により除算したもの)を求め、全ての列における描画割合の最大値と最小値との差として求められる。本実施の形態に係る画像記録装置1では、上述のように、格子状のドット配置の発生が抑制することができるため、各階調における行方向のドット数のばらつきを低減することもできる。
上述の閾値マトリクスの生成方法は、特開2009−61727号公報に示されるように、ドット形成可能な画素が市松状に設定される(すなわち、行方向および列方向のそれぞれにおいて、ドット形成可能な画素とドット形成されない画素とが交互に配列される)画像記録装置の閾値マトリクスの生成にも適している。
画像記録装置1では、図6.Bに示すステップS221〜S224に代えて、図14に示すように、ステップS226〜S229が行われてもよい。ステップS226では、ステップS221と同様に、未決定マトリクス要素811aと既決定マトリクス要素811bとの間の列方向の距離および行方向の距離に基づいて仮評価値要素Etmpが求められる(ステップS226)。続いて、既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの位置関係が、上述の特定位置関係であるか否かが判断され(ステップS227)、特定位置関係である場合には、仮評価値要素Etmpを、そのまま評価値要素Eとする(ステップS228)。
一方、既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの位置関係が特定位置関係ではない場合、評価値Vに基づく評価が高くなるように(本実施の形態では、評価値Vが小さくなるように)、既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpが補正される(ステップS229)。
例えば、図9中にて平行斜線を付して示す未決定マトリクス要素811aについては、マトリクス番号「0」および「5」のマトリクス領域80における点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bが特定位置関係にある。このため、上述の数2に示す仮評価値要素Etmp(約0.77)のうち、マトリクス番号「1」〜「4」、並びに、マトリクス番号「6」〜「8」のマトリクス領域80における点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bに関する部分に、数8に示すように補正係数(本実施の形態では、0.3)が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約0.58である。
Figure 2013207535
また、図9の未決定マトリクス要素811aは、マトリクス番号「0」および「2」のマトリクス領域80の点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bと特定位置関係にある。このため、上述の数4に示す仮評価値要素Etmp(約0.77)のうち、マトリクス番号「1」、並びに、マトリクス番号「3」〜「8」のマトリクス領域80における点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bに関する部分に、数9に示すように補正係数である0.3が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約0.58である。
Figure 2013207535
そして、点灯順序「1」および「2」の既決定マトリクス要素811bに係る補正済みの評価値要素Eが合計され、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは、約1.16となる(ステップS23)。仮に、上述の補正が行われない場合、評価値Vは約1.53であるため、上述の補正により、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは少し小さくなり、評価値Vに基づく評価は高くなる。
一方、図10中にて平行斜線を付して示す未決定マトリクス要素811aについては、マトリクス番号「0」〜「8」の全マトリクス領域80における点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bが特定位置関係にない。このため、上述の数6に示す仮評価値要素Etmp(約0.91)の全体に、数10に示すように補正係数である0.3が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約0.27である。
Figure 2013207535
また、図10の未決定マトリクス要素811aは、マトリクス番号「0」〜「8」の全マトリクス領域80における点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bと特定位置関係にない。このため、上述の数7に示す仮評価値要素Etmp(約0.91)の全体に、数11に示すように補正係数である0.3が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約0.27である。
Figure 2013207535
そして、点灯順序「1」および「2」の既決定マトリクス要素811bに係る補正済みの評価値要素Eが合計され、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは、約0.55となる(ステップS23)。仮に、上述の補正が行われない場合、評価値Vは約1.82であるため、上述の補正により、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは小さくなり、評価値Vに基づく評価は高くなる。
その後、上記と同様に、図9および図10の未決定マトリクス要素811aを含む全ての未決定マトリクス要素811aの評価値Vが求められ(ステップS24)、評価値Vに基づく評価が最も高い未決定マトリクス要素811a、すなわち、評価値Vが最も小さい未決定マトリクス要素811aが求められる。
仮にステップS229の補正が行われなければ、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値V(約1.53)が最も小さくなる。しかしながら、上述のように、ステップS229の補正により、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは約1.16となり、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは約0.55となり、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vが最も小さくなる。したがって、図6.Bに示す補正が行われる場合と同様に、図10の未決定マトリクス要素811aの点灯順序が「3」に決定される(ステップS25)。
これにより、上記と同様に、記録媒体9に画像を記録する際に格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクス、特に、要素ピッチの2倍に等しい距離だけ離間して行方向および列方向に配列される格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することができる。
画像記録装置1では、仮評価値要素Etmpに対し、図6.Bの補正、および、図14の補正が共に行われてもよい。すなわち、未決定マトリクス要素811aが、閾値マトリクスの反復適用を考慮して各既決定マトリクス要素811bと特定位置関係にある場合には、評価値Vに基づく評価が低くなるように各既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpを補正し、さらに、閾値マトリクスの反復適用を考慮して各既決定マトリクス要素811bと特定位置関係にない場合には、評価値Vに基づく評価が高くなるように各既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpを補正することにより、評価値要素Eが求められてもよい。
画像記録装置1における特定位置関係は、必ずしも上述の位置関係には限定されず、各既決定マトリクス要素811bが未決定マトリクス要素811aと行方向または列方向に関して同じ位置に位置する関係であればよい。これにより、記録媒体9に画像を記録する際に格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することができる。また、特定位置関係は、各既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの間の距離が所定の距離以下であるという条件をさらに含んでいてもよい。これにより、当該所定の距離以下の距離だけ離間して行方向および列方向に配列される格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することができる。
画像記録装置1では、図6.Bに示すステップS221〜S224に代えて、図15に示すように、ステップS321〜S324が行われてもよい。ステップS321では、ステップS221と同様に、未決定マトリクス要素811aと既決定マトリクス要素811bとの間の列方向の距離および行方向の距離に基づいて仮評価値要素Etmpが求められる。
ステップS322では、既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの位置関係が、ステップS222の特定位置関係とは異なる他の特定位置関係であるか否かが判断される。ステップS322の他の特定位置関係は、各既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとを含む線状領域が延びる方向と行方向との為す角度が45°であり(すなわち、各既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの間の行方向の距離dxiと列方向の距離dyiとが等しく)、さらに、各既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの間の行方向の距離dxiおよび列方向の距離dyiがそれぞれ、要素ピッチに等しい位置関係である。
そして、既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの位置関係が、上述の他の特定位置関係である場合に、評価値Vに基づく評価が高くなるように(本実施の形態では、評価値Vが小さくなるように)、各既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpが補正される(ステップS323)。また、他の特定位置関係ではない場合には、仮評価値要素Etmpを、そのまま評価値要素Eとする(ステップS324)。
例えば、図9中にて平行斜線を付して示す未決定マトリクス要素811aについては、マトリクス番号「0」〜「8」の全マトリクス領域80における点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bが、上述の他の特定位置関係にない。このため、数2に示す仮評価値要素Etmpは補正されることなく、評価値要素Eは仮評価値要素Etmpに等しい値、すなわち約0.77となる。換言すれば、仮評価値要素Etmpを、そのまま評価値要素Eとする。
また、図9の未決定マトリクス要素811aは、マトリクス番号「0」〜「8」の全マトリクス領域80における点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bとも、他の特定位置関係にない。このため、数4に示す仮評価値要素Etmpは補正されることなく、評価値要素Eは仮評価値要素Etmpに等しい値、すなわち約0.77となる。そして、点灯順序「1」および「2」の既決定マトリクス要素811bに係る補正済みの評価値要素Eが合計され、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは、約1.53となる(ステップS23)。
一方、図10中にて平行斜線を付して示す未決定マトリクス要素811aについては、マトリクス番号「0」のマトリクス領域80における点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bが、上述の他の特定位置関係にある。そこで、上述の数6に示す仮評価値要素Etmp(約0.91)の当該1つの既決定マトリクス要素811bに関する部分に、数12に示すように補正係数(本実施の形態では、0.3)が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約0.56である。
Figure 2013207535
また、図10の未決定マトリクス要素811aは、マトリクス番号「0」のマトリクス領域80における点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bと上述の他の特定位置関係にある。このため、上述の数7に示す仮評価値要素Etmp(約0.91)の当該1つの既決定マトリクス要素811bに関する部分に、数13に示すように補正係数である0.3が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約0.56である。
Figure 2013207535
そして、点灯順序「1」および「2」の既決定マトリクス要素811bに係る補正済みの評価値要素Eが合計され、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは、約1.12となる(ステップS23)。仮に、上述の補正が行われない場合、評価値Vは約1.82であるため、上述の補正により、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは小さくなり、評価値Vに基づく評価は高くなる。
その後、上記と同様に、図9および図10の未決定マトリクス要素811aを含む全ての未決定マトリクス要素811aの評価値Vが求められ(ステップS24)、評価値Vに基づく評価が最も高い未決定マトリクス要素811a、すなわち、評価値Vが最も小さい未決定マトリクス要素811aが求められる。仮にステップS323の補正が行われなければ、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値V(約1.53)が最も小さくなる。しかしながら、上述のように、ステップS323の補正により、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vが約1.12となり、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vが最も小さくなる。したがって、図6.Bに示す補正が行われる場合と同様に、図10の未決定マトリクス要素811aの点灯順序が「3」に決定される(ステップS25)。
これにより、記録媒体9に画像を記録する際に格子状のドット配置の発生を抑制し、行方向との為す角度が45°である配列方向にドットが配列されやすい閾値マトリクスを提供することができる。また、上記配列方向にドットが配列される場合に、ドット間の行方向および列方向の距離がそれぞれ要素ピッチに等しくなりやすい閾値マトリクスを提供することができる。
図16は、画像記録装置1において、ステップS323の補正が行われた場合に記録される画像を示す図である。図16の画像も、図11および図12と同様に、階調値が77(30%階調値)のチント画像である。図16に示す画像では、比較例の画像記録装置により記録された図11に示す画像と比較して、格子状のドット配置の発生が抑制されるため、画像を見る者に図11の画像にて感じる上述のような違和感を与えることを抑制することができる。
また、図15に示す補正が行われることにより、図6.Bに示す補正が行われる場合と同様に、各階調における行方向のドット数のばらつきを低減することもできる。さらに、図15に示す補正が行われる閾値マトリクスの生成方法は、ドット形成可能な画素が市松状に設定される画像記録装置の閾値マトリクスの生成にも適している。
画像記録装置1では、図15に示すステップS321〜S324に代えて、図17に示すように、ステップS326〜S329が行われてもよい。ステップS326では、ステップS321と同様に、未決定マトリクス要素811aと既決定マトリクス要素811bとの間の列方向の距離および行方向の距離に基づいて仮評価値要素Etmpが求められる。続いて、既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの位置関係が、上述の他の特定位置関係であるか否かが判断され(ステップS327)、他の特定位置関係である場合には、仮評価値要素Etmpを、そのまま評価値要素Eとする(ステップS328)。
一方、既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの位置関係が他の特定位置関係ではない場合、評価値Vに基づく評価が低くなるように(本実施の形態では、評価値Vが大きくなるように)、既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpが補正される(ステップS329)。
例えば、図9中にて平行斜線を付して示す未決定マトリクス要素811aについては、マトリクス番号「0」〜「8」の全マトリクス領域80における点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bが、上述の他の特定位置関係にない。このため、数2に示す仮評価値要素Etmp(約0.77)の全体に、数14に示すように補正係数(本実施の形態では、3)が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約2.31である。
Figure 2013207535
また、図9の未決定マトリクス要素811aは、マトリクス番号「0」〜「8」の全マトリクス領域80における点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bと、他の特定位置関係にない。このため、上述の数4に示す仮評価値要素Etmp(約0.77)の全体に、数15に示すように補正係数である3が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約2.31である。
Figure 2013207535
そして、点灯順序「1」および「2」の既決定マトリクス要素811bに係る補正済みの評価値要素Eが合計され、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは、約4.62となる(ステップS23)。仮に、上述の補正が行われない場合、評価値Vは約1.53であるため、上述の補正により、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは大きくなり、評価値Vに基づく評価は低くなる。
一方、図10中にて平行斜線を付して示す未決定マトリクス要素811aについては、マトリクス番号「0」のマトリクス領域80における点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bが、他の特定位置関係にある。このため、上述の数6に示す仮評価値要素Etmp(約0.91)のうち、マトリクス番号「1」〜「8」のマトリクス領域80における点灯順序が「1」の既決定マトリクス要素811bに関する部分に、数16に示すように補正係数である3が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約1.73である。
Figure 2013207535
また、図10の未決定マトリクス要素811aは、マトリクス番号「0」のマトリクス領域80の点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bと、他の特定位置関係にある。このため、上述の数7に示す仮評価値要素Etmp(約0.91)のうち、マトリクス番号「1」〜「8」のマトリクス領域80における点灯順序が「2」の既決定マトリクス要素811bに関する部分に、数17に示すように補正係数である3が乗算され、補正済みの評価値要素Eが求められる。補正済みの評価値要素Eは、約1.73である。
Figure 2013207535
そして、点灯順序「1」および「2」の既決定マトリクス要素811bに係る補正済みの評価値要素Eが合計され、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは、約3.46となる(ステップS23)。仮に、上述の補正が行われない場合、評価値Vは約1.82であるため、上述の補正により、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vも大きくなり、評価値Vに基づく評価は低くなる。
その後、上記と同様に、図9および図10の未決定マトリクス要素811aを含む全ての未決定マトリクス要素811aの評価値Vが求められ(ステップS24)、評価値Vに基づく評価が最も高い未決定マトリクス要素811a、すなわち、評価値Vが最も小さい未決定マトリクス要素811aが求められる。
仮にステップS329の補正が行われなければ、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値V(約1.53)が最も小さくなる。しかしながら、上述のように、ステップS329の補正により、図9の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは約4.62となり、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vは約3.46となり、図10の未決定マトリクス要素811aに係る評価値Vが最も小さくなる。したがって、図15に示す補正が行われる場合と同様に、図10の未決定マトリクス要素811aの点灯順序が「3」に決定される(ステップS25)。
これにより、上述のように、記録媒体9に画像を記録する際に格子状のドット配置の発生を抑制し、行方向との為す角度が45°である配列方向にドットが配列されやすい閾値マトリクスを提供することができる。また、上記配列方向にドットが配列される場合に、ドット間の行方向および列方向の距離がそれぞれ要素ピッチに等しくなりやすい閾値マトリクスを提供することができる。
画像記録装置1では、仮評価値要素Etmpに対し、図15の補正、および、図17の補正が共に行われてもよい。すなわち、未決定マトリクス要素811aが、閾値マトリクスの反復適用を考慮して各既決定マトリクス要素811bと上述の他の特定位置関係にある場合には、評価値Vに基づく評価が高くなるように各既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpを補正し、さらに、閾値マトリクスの反復適用を考慮して各既決定マトリクス要素811bと他の特定位置関係にない場合には、評価値Vに基づく評価が低くなるように各既決定マトリクス要素811bに係る仮評価値要素Etmpを補正することにより、評価値要素Eが求められてもよい。
画像記録装置1における他の特定位置関係は、必ずしも上述の位置関係には限定されず、各既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとを含む線状領域が延びる方向と行方向との為す角度が45°である位置関係であればよい。これにより、記録媒体9に画像を記録する際に格子状のドット配置の発生を抑制し、行方向との為す角度が45°である配列方向にドットが配列されやすい閾値マトリクスを提供することができる。また、他の特定位置関係は、各既決定マトリクス要素811bと未決定マトリクス要素811aとの間の行方向の距離および列方向の距離がそれぞれ、所定の距離以下であるという条件をさらに含んでいてもよい。これにより、当該所定の距離以下の距離だけ離間して行方向および列方向に配列される格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することができる。
画像記録装置1では、仮評価値要素Etmpに対し、図6.Bの補正および/または図14の補正に加えて、図15および/または図17の補正が行われて評価値要素Eが求められてもよい。この場合も、記録媒体9に画像を記録する際に格子状のドット配置の発生を抑制する閾値マトリクスを提供することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上述の補正に係る補正係数の大きさは適宜変更されてよい。また、決定しようとする点灯順序が所定の点灯順序未満のときの補正係数と、決定しようとする点灯順序が所定の点灯順序以上のときの補正係数が異なっていてもよい。あるいは、補正係数は、点灯順序の関数とされ、決定しようとする点灯順序が大きくなるに従って漸次増大または漸次減少してもよい。
画像記録装置1では、必ずしも、全ての未決定マトリクス要素811aの点灯順序の決定の際に図6.B、図14、図15および図17の少なくとも1つに示す補正(以下、単に「上述の補正」という。)が行われる必要はない。画像記録装置1では、少なくとも、既決定マトリクス要素811bの個数が所定の範囲内にある場合、すなわち、マトリクス領域80の全てのマトリクス要素811の個数に対する既決定マトリクス要素811bの個数の割合が所定の範囲内にある場合に、上述の補正が行われていればよい。これにより、格子状のドット配置の発生を適切な階調値の範囲において抑制する閾値マトリクスを提供することができる。
例えば、所定の点灯順序未満の点灯順序が決定される際に上述の補正が行われ、所定の点灯順序以上の点灯順序の決定の際には、上述の補正が行われなくてもよい。逆に、所定の点灯順序未満の点灯順序が決定される際には上述の補正が行われず、所定の点灯順序以上の点灯順序の決定の際に、上述の補正が行われてもよい。また、第1点灯順序以上第2点灯順序未満の点灯順序が決定される際に上述の補正が行われ、第1点灯順序未満の点灯順序の決定、および、第2点灯順序以上の点灯順序の決定の際には、上述の補正が行われなくてもよい。さらには、全点灯順序のうち、複数の範囲において上述の補正が行われ、他の範囲においては上述の補正が行われなくてもよい。
上述の画像記録装置では、記録媒体9が吐出ユニット3に対してY方向に相対的に移動するのであれば、例えば、停止している記録媒体9の上方にて、吐出ユニット3が移動機構2によりY方向に移動してもよい。画像記録装置の構造は、例えば、インターレス印刷を行う画像記録装置に適用されてもよく、また、長尺状のロール紙に画像を記録する画像記録装置に適用されてもよい。記録媒体9は、印刷用紙以外にフィルムや金属薄板等であってもよい。
上述の閾値マトリクスの生成方法により生成された閾値マトリクスは、他の構造の画像記録装置にて利用されてもよい。例えば、当該閾値マトリクスは、光源部から出射された光ビームを、ポリゴンミラー等により対象物である刷版上にて走査することにより、刷版上に画像を記録する画像記録装置にて利用されてもよい。この場合、光ビームを出射する光源部がドット出力要素となり、ポリゴンミラー等が、刷版上のドット記録位置を刷版に対して相対的に移動させる移動機構となる。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 画像記録装置
2 移動機構
9 記録媒体
33 吐出口
41 出力制御部
42 演算部
70 元画像
80 マトリクス領域
81 閾値マトリクス
422 マトリクス記憶部
423 比較器
811 マトリクス要素
811a 未決定マトリクス要素
811b 既決定マトリクス要素
S11〜S13,S21〜S27,S221〜S224,S226〜S229,S321〜S324,S326〜S329 ステップ

Claims (11)

  1. 多階調の元画像をハーフトーン化する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成方法であって、
    a)閾値マトリクスが生成される領域として行方向および列方向に複数のマトリクス要素が配列されたマトリクス領域において、階調レベルの増加に伴ってドットを追加する順序を示す点灯順序が未決定のマトリクス要素である1つの未決定マトリクス要素について、元画像のハーフトーン化時の前記閾値マトリクスの反復適用を考慮しつつ、点灯順序が決定済みのマトリクス要素である各既決定マトリクス要素との位置関係に基づいて評価値要素を求める工程と、
    b)前記各既決定マトリクス要素に係る評価値要素を合計して、前記未決定マトリクス要素に係る評価値を求める工程と、
    c)全ての未決定マトリクス要素について前記a)工程および前記b)工程を実施する工程と、
    d)前記全ての未決定マトリクス要素のうち評価値に基づく評価が最も高い1つの未決定マトリクス要素の点灯順序を決定する工程と、
    e)前記全ての未決定マトリクス要素の点灯順序が決定されるまで前記a)工程ないし前記d)工程を繰り返す工程と、
    f)前記点灯順序に従って、前記マトリクス領域内の各マトリクス要素の閾値を決定する工程と、
    を備え、
    少なくとも前記複数のマトリクス要素の個数に対する既決定マトリクス要素の個数の割合が所定の範囲内にある場合に、前記a)工程が、
    a1)前記未決定マトリクス要素と前記各既決定マトリクス要素との間の前記行方向の距離および前記列方向の距離に基づいて前記評価値要素を求める工程と、
    a2)前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との前記位置関係が、予め定められた特定位置関係である場合に、前記評価値に基づく評価が低くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正し、または、前記位置関係が前記特定位置関係ではない場合に、前記評価値に基づく評価が高くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正する工程と、
    を備え、
    前記特定位置関係が、前記各既決定マトリクス要素が前記未決定マトリクス要素と前記行方向または前記列方向に関して同じ位置に位置する関係であることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  2. 請求項1に記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記特定位置関係が、さらに、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との間の距離が所定の距離以下であるという条件を含むことを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  3. 請求項1に記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記特定位置関係が、さらに、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との間の距離が、マトリクス要素のピッチの2倍であるという条件を含むことを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記a)工程が、
    a3)前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との前記位置関係が、予め定められた他の特定位置関係である場合に、前記評価値に基づく評価が高くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正し、または、前記位置関係が前記他の特定位置関係ではない場合に、前記評価値に基づく評価が低くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正する工程と、
    さらに備え、
    前記他の特定位置関係が、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素とを含む線状領域が延びる方向と前記行方向との為す角度が45°であることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  5. 多階調の元画像をハーフトーン化する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成方法であって、
    a)閾値マトリクスが生成される領域として行方向および列方向に複数のマトリクス要素が配列されたマトリクス領域において、階調レベルの増加に伴ってドットを追加する順序を示す点灯順序が未決定のマトリクス要素である1つの未決定マトリクス要素について、元画像のハーフトーン化時の前記閾値マトリクスの反復適用を考慮しつつ、点灯順序が決定済みのマトリクス要素である各既決定マトリクス要素との位置関係に基づいて評価値要素を求める工程と、
    b)前記各既決定マトリクス要素に係る評価値要素を合計して、前記未決定マトリクス要素に係る評価値を求める工程と、
    c)全ての未決定マトリクス要素について前記a)工程および前記b)工程を実施する工程と、
    d)前記全ての未決定マトリクス要素のうち評価値に基づく評価が最も高い1つの未決定マトリクス要素の点灯順序を決定する工程と、
    e)前記全ての未決定マトリクス要素の点灯順序が決定されるまで前記a)工程ないし前記d)工程を繰り返す工程と、
    f)前記点灯順序に従って、前記マトリクス領域内の各マトリクス要素の閾値を決定する工程と、
    を備え、
    少なくとも前記複数のマトリクス要素の個数に対する既決定マトリクス要素の個数の割合が所定の範囲内にある場合に、前記a)工程が、
    a1)前記未決定マトリクス要素と前記各既決定マトリクス要素との間の前記行方向の距離および前記列方向の距離に基づいて評価値要素を求める工程と、
    a2)前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との前記位置関係が、予め定められた特定位置関係である場合に、前記評価値に基づく評価が高くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正し、または、前記位置関係が前記特定位置関係ではない場合に、前記評価値に基づく評価が低くなるように前記各既決定マトリクス要素に係る前記評価値要素を補正する工程と、
    を備え、
    前記特定位置関係が、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素とを含む線状領域が延びる方向と前記行方向との為す角度が45°であることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  6. 請求項5に記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記特定位置関係が、さらに、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との間の前記行方向の距離および前記列方向の距離がそれぞれ、所定の距離以下であるという条件を含むことを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  7. 請求項5に記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記特定位置関係が、さらに、前記各既決定マトリクス要素と前記未決定マトリクス要素との間の前記行方向の距離および前記列方向の距離がそれぞれ、マトリクス要素のピッチに等しいという条件を含むことを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  8. 画像データを生成する画像データ生成方法であって、
    g)請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスを準備する工程と、
    h)多階調の元画像と前記閾値マトリクスとを比較することにより、前記元画像をハーフトーン化したハーフトーン画像データを生成する工程と、
    を備えることを特徴とする画像データ生成方法。
  9. 画像データを生成する画像データ生成装置であって、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスを記憶するマトリクス記憶部と、
    多階調の元画像と前記閾値マトリクスとを比較することにより、前記元画像をハーフトーン化したハーフトーン画像データを生成する画像データ生成部と、
    を備えることを特徴とする画像データ生成装置。
  10. 画像記録装置であって、
    記録媒体上のドット記録位置にドットを記録するドット出力要素と、
    前記記録媒体上の前記ドット記録位置を前記記録媒体に対して相対的に移動させる移動機構と、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスを記憶するマトリクス記憶部と、
    多階調の元画像と前記閾値マトリクスとを比較することにより、前記元画像をハーフトーン化したハーフトーン画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記記録媒体上の前記ドット記録位置の前記記録媒体に対する相対移動に並行して、前記ハーフトーン画像データに基づいて前記ドット出力要素の出力制御を行う出力制御部と、を備えることを特徴とする画像記録装置。
  11. 多階調の元画像をハーフトーン化する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスであって、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成されたことを特徴とする閾値マトリクス。
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