JP5504858B2 - 印刷装置、印刷方法、コンピュータープログラム - Google Patents
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Description
印刷すべき画像を構成する各画素の入力階調データを補正した総合インク量データに基づいて、単位面積あたりの濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のドットの形成を判断し、該N種類のドットの分布によって多階調の画像を記録する印刷装置であって、処理を行う対象画素である注目画素を移動させることにより前記各画素を順次処理する際、前記入力階調データを、前記注目画素の近傍の処理済みの画素から分配された値である拡散誤差値により補正して総合インク量データを求めるインク量データ補正部と、前記注目画素に対応する前記総合インク量データに基づいて、前記N種類のドットのうちの少なくとも2種類のドットについて、ドットインク量データを決定するドット決定部と、該2種類のドットのうちのひとつである第1のドットのドットインク量データを、予め設定された第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第1のドットを形成するか否かの判断する第1の判断部と、前記第1判断部が前記第1のドットを形成しないと判断した場合に、前記第1のドットのドットインク量データに基づいて、前記2種類のドットのうちの他方である第2のドットのドットインク量データを補正し、前記補正した第2のドットのドットインク量データを、前記第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第2のドットを形成するか否かの判断する第2の判断部と、前記第1または第2の判断部が、ドットを形成すると判断した場合に、前記総合インク量データと、前記判断部が形成すると判断した前記第1または第2のドットに基づく所定の値との差分値を誤差値として算出し、前記注目画素の近傍の未処理画素に前記拡散誤差値として分配する誤差拡散部とを備える印刷装置。
適用例1に記載の印刷装置であって、更に、前記入力階調データを、該入力階調データより階調数の高い高階調データに変換し、該高階調データを前記インク量データ補正部に対して前記入力階調データとして与える高階調変換部を備える印刷装置。
この印刷装置によると、データの階調数の高めて処理を行っているので、より高精細な処理が可能である。
適用例2に記載の印刷装置であって、前記高階調変換部は、前記入力階調データを、該入力階調データより階調数の高いデータに変換するとともに、前記入力階調データが、少なくとも、前記N種類のドットのうちの単位面積当たりの濃度が最小たる最小ドットが形成される所定の範囲にある場合には、該入力階調データ間の相対的な大小関係の序列を維持したまま、階調を割増しすることによって前記高階調データを生成し、前記ドット決定部は、前記高階調データに基づく前記総合インク量データから前記ドットインク量データを決定する際に、前記高階調変換部が前記割増しをした階調を解消した前記ドットインク量データに補正しながら変換する印刷装置。
前記第1の閾値は、閾値マトリックスを構成する各閾値が所定のノイズ特性を有するように配置が定められた閾値マトリックスに対応した閾値である適用例1ないし適用例3のいずれか記載の印刷装置。
この印刷装置によると、ノイズ特性を有する閾値マトリックスに対応した閾値を用いているので、例えばブルーノイズ特性を有するマトリックスを用いると、視覚的にドットの粒状感が目立たないドット配置が可能である。
適用例1ないし適用例4のいずれか記載の印刷装置であって、前記N種類のドットとは3種類以上のドットであり、前記ドット決定部は、前記第1のドットおよび前記第2のドットに加え、前記N種類のドットのうちの前記第1,第2のドットとは異なる第3のドットのドットインク量データを決定し、さらに、前記第2判断部が前記第2のドットを形成しないと判断した場合に、該第2の判断部が補正した第2のドットのドットインク量データを、前記第3のドットのドットインク量データに基づいて更に補正して、該補正した第3のドットインク量データを、予め設定され、前記第1の閾値とは異なる第2の閾値と比較して、前記注目画素に前記第3のドットを形成するか否かの判断する第3の判断部を備える印刷装置。
前記第2のドットは、前記第3のドットよりドットの大きさが相対的に大きいドットである、適用例5記載の印刷装置。
この印刷装置によると、第3のドットは第2のドットより小さいので、単位面積あたりの濃度の比較的小さいドットに対して、第1,第2のドットとは異なる特性を備えることができる。
前記単位面積あたりの濃度の異なるN種類のドットとは、該各ドットの大きさの異なるドットである、適用例1ないし適用例6のいずれか記載の印刷装置。
この印刷装置によると、形成するドットの大きさを制御することによって高画質な画像の印刷が可能である。
適用例7記載の印刷装置であって、さらに、前記第1,第2のドットと色相が略同一でインク濃度の異なる2種類以上の濃淡インクによるドットの形成が可能であり、前記濃淡インクのうちの2種類の濃淡インクにおいて、濃度の高い方のインクである濃インクのインク量データである濃インク量データを処理する濃インク処理部と、前記2種類の濃淡インクにおいて、濃度の低い方のインクである淡インクのインク量データである淡インク量データを前記入力階調データとして前記インク量データ補正部に与える淡インク処理部とを備える印刷装置。
適用例8記載の印刷装置であって、前記濃インク処理部は、前記濃インク量データを入力し、前記濃インク量データを単位面積あたりの濃度の異なる所定数の種類の濃ドットインク量データに変換し、該所定数の種類の濃ドットインク量データのうちの少なくとも1種類の濃ドットインク量データを、予め設定された閾値である濃インク用閾値と比較し、該濃ドットインク量データに基づいて該濃インクのドットを形成するか否かの判断をし、前記濃インクのドットを形成すると判断した場合に、該濃ドットインク量データに応じた値である濃ドット基準値を算出し、前記濃インク量データと前記濃ドット基準値との差分値に基づく値である濃インク補正値を算出し、前記補正インク量データ算出部に対し、前記階調インク量データと前記拡散誤差値とに基づいて算出した値に、更に、前記濃インク補正値を参照させて前記補正インク量データを算出させる印刷装置。
前記第1のドットは、前記第2のドットよりもドットの大きさが相対的に大きいドットである、適用例7ないし適用例9のいずれか記載の印刷装置。
この印刷装置によると、2種類のドットうち、大きい方のドット(第1のドット)の形成結果を、小さい方のドット(第2のドット)の形成結果に反映させたドットの形成が可能である。
前記単位面積あたりの濃度の異なるN種類のドットとは、該各ドットにおけるインク濃度が異なるドットである、適用例1ないし適用例5のいずれか記載の印刷装置。
この印刷装置によると、形成するドットのインク濃度を制御することによって高画質な画像の印刷が可能である。
印刷すべき画像を構成する各画素の入力階調データを補正した総合インク量データに基づいて、単位面積あたりの濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のドットの形成を判断し、該N種類のドットの分布によって多階調の画像を記録する印刷方法であって、前記各画素を順次処理する際、注目画素に対応する前記総合インク量データに基づいて、前記N種類のドットのうちの少なくとも2種類のドットについて、ドットインク量データを決定するドット決定工程と、該2種類のドットのうちのひとつである第1のドットのドットインク量データを、予め設定された第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第1のドットを形成するか否かの判断する第1の判断工程と、前記第1判断工程において前記第1のドットを形成しないと判断した場合に、前記第1のドットのドットインク量データに基づいて、前記2種類のドットのうちの他方である第2のドットのドットインク量データを補正し、前記補正した第2のドットのドットインク量データを、前記第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第2のドットを形成するか否かの判断する第2の判断工程と、前記第1または第2の判断工程において、ドットを形成すると判断した場合に、前記総合インク量データと、前記判断工程において形成すると判断した前記第1または第2のドットに基づく所定の値との差分値を誤差値として算出し、前記注目画素の近傍の画素に拡散誤差値として分配する誤差拡散工程と、前記入力階調データを、前記注目画素の近傍の処理済みの画素から分配された拡散誤差値により補正して総合インク量データを求めるインク量データ補正工程とを備える印刷方法。
印刷すべき画像を構成する各画素の入力階調データを補正した総合インク量データに基づいて、単位面積あたりの濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のドットの形成を判断し、印刷装置に該N種類のドットの分布によって多階調の画像を記録させる印刷処理をコンピューターに実現させるコンピュータープログラムであって、前記各画素を順次処理する際、注目画素に対応する前記総合インク量データに基づいて、前記N種類のドットのうちの少なくとも2種類のドットについて、ドットインク量データを決定するドット決定機能と、該2種類のドットのうちのひとつである第1のドットのドットインク量データを、予め設定された第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第1のドットを形成するか否かの判断する第1の判断機能と、前記第1判断機能において前記第1のドットを形成しないと判断した場合に、前記第1のドットのドットインク量データに基づいて、前記2種類のドットのうちの他方である第2のドットのドットインク量データを補正し、前記補正した第2のドットのドットインク量データを、前記第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第2のドットを形成するか否かの判断する第2の判断機能と、前記第1または第2の判断部が、ドットを形成すると判断した場合に、前記総合インク量データと、前記判断部が形成すると判断した前記第1または第2のドットに基づく所定の値との差分値を誤差値として算出し、前記注目画素の近傍の画素に拡散誤差値として分配する誤差拡散機能と、前記入力階調データを、前記注目画素の近傍の処理済みの画素から分配された拡散誤差値により補正して総合インク量データを求めるインク量データ補正機能とをコンピューターに実現させるコンピュータープログラム。
A.第1実施例:
(A1)装置構成:
図1は、本発明の実施形態としての印刷システム10の概略構成図である。印刷システム10は、オフセット印刷用の網点画像データの校正用の印刷システムであり、図示するように、印刷制御装置としてのコンピューター100と、コンピューター100の制御の下で実際に画像を印刷するプリンター200などから構成されている。印刷システム10は、全体が一体となって広義の印刷装置として機能する。なお、印刷システム10は、多階調データも印刷可能であってもよい。
上述の印刷システム10における網点データ印刷処理について説明する。網点データ印刷処理とは、印刷システム10を用いて、網点画像データである画像データORGを印刷する処理である。本実施例における網点データ印刷処理は、印刷システム10のユーザーが、画像データORGの印刷実行操作を行うことで開始される。図4は、CPU102が行う網点データ印刷処理の流れを示したフローチャートである。網点データ印刷処理が開始されると、コンピューター100は、画像データORGを入力する(ステップS110)。本実施例においては、画像データORGの解像度は2400dpi、スクリーン線数は150lpiである。
次に、ハーフトーン処理(図4:ステップS300)について説明する。図6は、CPU102がハーフトーンモジュール35として行うハーフトーン処理の流れを示したフローチャートである。具体例として、色成分C(シアン)の階調データに対するハーフトーン処理について説明する。ハーフトーン処理は、ハーフトーンモジュール35がC(シアン)の階調データを受信することによって開始される。以下、シアンの階調データを階調インク量データDとも呼ぶ。本実施例におけるハーフトーン処理は、処理対象となっている画素である注目画素の階調インク量データDに対する一連の処理を、順次、注目画素を移動させながら全画素について繰り返し行うが、その際、注目画素における一連の処理によって算出された誤差値eをいくつかの値に分割し、拡散誤差値deとして、注目画素の周囲の画素に分配する処理を行っている。なお、拡散誤差値deの分配については、後で詳しく説明する。
次に、本発明における第2実施例について説明する。第2実施例と第1実施例との違いはハーフトーン処理の内容である。従って、装置の構成、および、網点データ印刷処理の全体説明は省略し、第2実施例におけるハーフトーン処理について説明する。図9は、第2実施例におけるハーフトーン処理の流れを示すフローチャートである。第2実施例におけるハーフトーン処理は、ハーフトーンモジュール35に入力された階調インク量データDの階調数より階調数を上げて、より高精細に処理を行う。本実施例では、8bitの階調インク量データDを、12bitの高階調インク量データ(以下、HDとも呼ぶ)に変換する高階調変換処理を行い、高階調インク量データを用いて第1実施例と同様のディザマトリックスの閾値を用いた誤差拡散処理を行う。
次に、本発明における第3実施例について説明する。第3実施例における装置構成は第1実施例と同様であるので説明は省略する。第3実施例と第1実施例とは、ハーフトーン処理の処理内容が異なる。また、第3実施例においては、ハーフトーンモジュール35は、CMYKの各色成分の階調データの入力に加え、ライトシアン(Lc)とライトマゼンダ(Lm)の色成分の階調データを入力する。このC、M、Y、K、Lc、Lmの6色の色成分の階調データは、第1実施例の図4のフローで示した色変換処理(図4:ステップS140)において、予め用意された色変換テーブルLUTに従って、CMYK−CMYKLcLm変換を行うことによって4色成分から6色成分に変換してもよいし、別に用意した色変換テーブルによって行ってもよい。または、もとの網点データである画像データORGの段階で、6色(C、M、Y、K、Lc、Lm)の成分からなるデータであるとしてもよい。
次に第4実施例について説明する。第4実施例は、第3実施例における淡インク処理の処理内容が異なるのみであるので、装置構成および濃インク処理の説明は省略する。従って、第4実施例における淡インク処理について説明する。図15は、第4実施例における淡インク処理の流れを示したフローチャートである。CPU102が淡インク量データLDを入力すると、淡インク量データLDに対して高階調変換処理を行い、高階調淡インク量データHLDを算出する。また、濃インク量データDDに対しても高階調変換処理を行い、高階調濃インク量データHDDを算出する(ステップS653)。高階調変換処理については、第2実施例で説明した方法を用いる。つまり、各インク量データの低階調領域であるハイライト領域を割増して高階調変換し、その後に行われるドット決定処理によって、割増しした階調分を補正する。
次に、第5実施例について説明する。第5実施例は、第3,第4実施例のような濃インク及び淡インクに対してのハーフトーン処理ではなく、第1実施例と同様、C、M、Y、Kの各階調インク量データDを入力しハーフトーン処理を行う。第5実施例と第1実施例との違いはハーフトーン処理の内容である。特に、大、中、小ドットの各ドットを形成するか否かの判断を行う処理が異なる。以下、第5実施例におけるハーフトーン処理について説明する。図16は、第5実施例におけるハーフトーン処理の流れを示したフローチャートである。ハーフトーンモジュール35に階調インク量データDが入力されると(ステップS752)、CPU102は、処理済みの画素から分配された拡散誤差値deを階調インク量データDに加算し、拡散誤差補正データDxを算出する(ステップS755)。拡散誤差補正データDxを算出すると、次にCPU102は、拡散誤差補正データDxを大ドット、中ドット、小ドットの3つの大きさのドットで階調表現するためにドット決定処理を行い、ドットインク量データDs,Dm,Dlを算出する(ステップS758)。ここまでの処理は第1実施例におけるハーフトーン処理と同様の処理である。
(F1)変形例1:
上記実施例においては、拡散誤差値deは、注目画素の近傍に位置する未処理の4画素に分配するとしたが、それに限ることなく、注目画素の近傍に位置する1画素以上の未処理の画素に分配する処理であればよい。例えば、近傍8画素としてもよいし、近傍16画素にdeを分配するとしてもよい。また誤差値eを拡散誤差値deに分割する割合も、上記実施例では等しく4分割(de=e/4)としたが、例えば、近傍4画素に拡散誤差値deを分配する際に、注目画素と水平または垂直方向に隣接している近傍2画素にはde=e*5/16を分配し,注目画素と対角方向で隣接している近傍2画素にはde=e*3/16として、拡散誤差値deを分配するなど、注目画素との距離や位置関係に応じて分配の割合を変えるとしてもよい。
上記実施例においては、上述したハーフトーン処理を、オフセット印刷に用いる網点データに対して適用したが、他の印刷用データに適用しても良い。数画素単位で階調変化が急である画像データに対しては、本実施例と同様の効果を奏する。例えば、テクスチャマッピングを用いて、特殊な質感(例えば、木目や金属の質感)を表現した画像等にも有効である。また、通常の写真画像やフラフィックなどの連続階調の画像データにも適用できるのは勿論である。
20…アプリケーションプログラム
22…ビデオドライバー
30…プリンタードライバー
32…多値化モジュール
33…解像度変換モジュール
34…色変換モジュール
35…ハーフトーンモジュール
36…印刷制御モジュール
100…コンピューター
102…CPU
108…周辺機器インターフェース
109…ディスクコントローラ
112…ビデオインターフェース
114…ディスプレイ
116…バス
118…ハードディスク
124…フレキシブルディスク
126…コンパクトディスク
200…プリンター
230…キャリッジモーター
231…駆動ベルト
232…プーリ
233…摺動軸
235…モーター
236…プラテン
240…キャリッジ
242…インクカートリッジ
250…印刷ヘッド
252…ノズル列
260…制御回路
266…操作パネル
P…印刷媒体
D…階調インク量データ
e…誤差値
LDx1…拡散誤差補正データ
LDx2…拡散誤差補正データ
V1…量子化結果値
V2…量子結果値
HD…高階調インク量データ
DD…濃インク量データ
LD…淡インク量データ
TM…ディザマトリックス
de…拡散誤差値
th…閾値
Dl…ドットインク量データ
Dm…ドットインク量データ
km…インク重量比
Ds…ドットインク量データ
ks…インク重量比
kx…濃インク反映係数
Dx…拡散誤差補正データ
HDD…高階調濃インク量データ
HLD…高階調淡インク量データ
ORG…画像データ
DDV…濃インク補正値
Dl0…ドットインク量データ
Dm0…ドットインク量データ
LUT…色変換テーブル
DDl…ドットインク量データ
DDm…ドットインク量データ
LDs…ドットインク量データ
DDs…ドットインク量データ
Claims (11)
- 印刷すべき画像を構成する各画素の入力階調データを補正した総合インク量データに基づいて、各ドットの大きさの異なるN種類(Nは2以上の整数)のドットの形成を判断し、該N種類のドットの分布によって多階調の画像を記録する印刷装置であって、
処理を行う対象画素である注目画素を移動させることにより前記各画素を順次処理する際、前記入力階調データを、前記注目画素の近傍の処理済みの画素から分配された値である拡散誤差値により補正して総合インク量データを求めるインク量データ補正部と、
前記注目画素に対応する前記総合インク量データに基づいて、前記N種類のドットのうちの少なくとも2種類のドットについて、ドットインク量データを決定するドット決定部と、
該2種類のドットのうちのひとつである第1のドットのドットインク量データを、予め設定された第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第1のドットを形成するか否かを判断する第1の判断部と、
前記第1判断部が前記第1のドットを形成しないと判断した場合に、前記第1のドットのドットインク量データに基づいて、前記2種類のドットのうちの他方である第2のドットのドットインク量データを補正し、前記補正した第2のドットのドットインク量データを、前記第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第2のドットを形成するか否かを判断する第2の判断部と、
前記第1または第2の判断部が、ドットを形成すると判断した場合に、前記総合インク量データと、前記判断部が形成すると判断した前記第1または第2のドットに基づく所定の値との差分値を誤差値として算出し、前記注目画素の近傍の未処理画素に前記拡散誤差値として分配する誤差拡散部と
を備える印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、更に、
前記入力階調データを、該入力階調データより階調数の高い高階調データに変換し、該高階調データを前記インク量データ補正部に対して前記入力階調データとして与える高階調変換部を備える印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置であって、
前記高階調変換部は、
前記入力階調データを、該入力階調データより階調数の高いデータに変換するとともに、前記入力階調データが、少なくとも、前記N種類のドットのうち、最小のドットが形成される所定の範囲にある場合には、該入力階調データ間の相対的な大小関係の序列を維持したまま、階調を割増しすることによって前記高階調データを生成し、
前記ドット決定部は、
前記高階調データに基づく前記総合インク量データから前記ドットインク量データを決定する際に、前記高階調変換部が前記割増しをした階調を解消した前記ドットインク量データに補正しながら変換する
印刷装置。 - 前記第1の閾値は、閾値マトリックスを構成する各閾値が所定のノイズ特性を有するように配置が定められた閾値マトリックスに対応した閾値である請求項1ないし請求項3のいずれか記載の印刷装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか記載の印刷装置であって、
前記N種類のドットとは3種類以上のドットであり、
前記ドット決定部は、前記第1のドットおよび前記第2のドットに加え、前記N種類のドットのうちの前記第1,第2のドットとは異なる第3のドットのドットインク量データを決定し、
さらに、前記第2判断部が前記第2のドットを形成しないと判断した場合に、該第2の判断部が補正した第2のドットのドットインク量データを、前記第3のドットのドットインク量データに基づいて更に補正して、該補正した第3のドットインク量データを、予め設定され、前記第1の閾値とは異なる第2の閾値と比較して、前記注目画素に前記第3のドットを形成するか否かを判断する第3の判断部を備える
印刷装置。 - 前記第2のドットは、前記第3のドットよりドットの大きさが相対的に大きいドットである、請求項5記載の印刷装置。
- 請求項1から6のいずれか記載の印刷装置であって、さらに、
前記第1,第2のドットと色相が略同一でインク濃度の異なる2種類以上の濃淡インクによるドットの形成が可能であり、
前記濃淡インクのうちの2種類の濃淡インクにおいて、濃度の高い方のインクである濃インクのインク量データである濃インク量データを処理する濃インク処理部と、
前記2種類の濃淡インクにおいて、濃度の低い方のインクである淡インクのインク量データである淡インク量データを前記入力階調データとして前記インク量データ補正部に与える淡インク処理部と
を備える印刷装置。 - 請求項7記載の印刷装置であって、
前記濃インク処理部は、
前記濃インク量データを入力し、前記濃インク量データを各ドットの大きさの異なる所定数の種類の濃ドットインク量データに変換し、該所定数の種類の濃ドットインク量データのうちの少なくとも1種類の濃ドットインク量データを、予め設定された閾値である濃インク用閾値と比較し、該濃ドットインク量データに基づいて該濃インクのドットを形成するか否かの判断をし、前記濃インクのドットを形成すると判断した場合に、該濃ドットインク量データに応じた値である濃ドット基準値を算出し、前記濃インク量データと前記濃ドット基準値との差分値に基づく値である濃インク補正値を算出し、前記インク量データ補正部に対し、前記入力階調データと前記拡散誤差値とに基づいて算出した値に、更に、前記濃インク補正値を参照させて前記総合インク量データを算出させる
印刷装置。 - 前記第1のドットは、前記第2のドットよりもドットの大きさが相対的に大きいドットである、請求項1ないし請求項8のいずれか記載の印刷装置。
- 印刷すべき画像を構成する各画素の入力階調データを補正した総合インク量データに基づいて、各ドットの大きさの異なるN種類(Nは2以上の整数)のドットの形成を判断し、該N種類のドットの分布によって多階調の画像を記録する印刷方法であって、
前記各画素を順次処理する際、注目画素に対応する前記総合インク量データに基づいて、前記N種類のドットのうちの少なくとも2種類のドットについて、ドットインク量データを決定するドット決定工程と、
該2種類のドットのうちのひとつである第1のドットのドットインク量データを、予め設定された第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第1のドットを形成するか否かを判断する第1の判断工程と、
前記第1判断工程において前記第1のドットを形成しないと判断した場合に、前記第1のドットのドットインク量データに基づいて、前記2種類のドットのうちの他方である第2のドットのドットインク量データを補正し、前記補正した第2のドットのドットインク量データを、前記第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第2のドットを形成するか否かを判断する第2の判断工程と、
前記第1または第2の判断工程において、ドットを形成すると判断した場合に、前記総合インク量データと、前記判断工程において形成すると判断した前記第1または第2のドットに基づく所定の値との差分値を誤差値として算出し、前記注目画素の近傍の画素に拡散誤差値として分配する誤差拡散工程と、
前記入力階調データを、前記注目画素の近傍の処理済みの画素から分配された拡散誤差値により補正して総合インク量データを求めるインク量データ補正工程と
を備える印刷方法。 - 印刷すべき画像を構成する各画素の入力階調データを補正した総合インク量データに基づいて、各ドットの大きさの異なるN種類(Nは2以上の整数)のドットの形成を判断し、印刷装置に該N種類のドットの分布によって多階調の画像を記録させる印刷処理をコンピューターに実現させるコンピュータープログラムであって、
前記各画素を順次処理する際、注目画素に対応する前記総合インク量データに基づいて、前記N種類のドットのうちの少なくとも2種類のドットについて、ドットインク量データを決定するドット決定機能と、
該2種類のドットのうちのひとつである第1のドットのドットインク量データを、予め設定された第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第1のドットを形成するか否かを判断する第1の判断機能と、
前記第1判断機能において前記第1のドットを形成しないと判断した場合に、前記第1のドットのドットインク量データに基づいて、前記2種類のドットのうちの他方である第2のドットのドットインク量データを補正し、前記補正した第2のドットのドットインク量データを、前記第1の閾値と比較して、前記注目画素に前記第2のドットを形成するか否かを判断する第2の判断機能と、
前記第1または第2の判断部が、ドットを形成すると判断した場合に、前記総合インク量データと、前記判断部が形成すると判断した前記第1または第2のドットに基づく所定の値との差分値を誤差値として算出し、前記注目画素の近傍の画素に拡散誤差値として分配する誤差拡散機能と、
前記入力階調データを、前記注目画素の近傍の処理済みの画素から分配された拡散誤差値により補正して総合インク量データを求めるインク量データ補正機能と
をコンピューターに実現させるコンピュータープログラム。
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