JP2013203065A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
廃液が流れる廃液管からの廃液漏れを確実に検知する画像記録装置を提供する。
【解決手段】
インクジェットヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を記録する画像記録装置において、画像記録処理と干渉しない第1の位置と、パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口より吐出されたインクを廃液として受け取る第2の位置とを移動するインクパンと、前記インクパンが受け取った廃液を貯留する廃液タンクと、前記インクパンの移動に伴って変位し、前記インクパンが受け取った廃液を前記インクパンから前記廃液タンクへ送る廃液管と、前記廃液管を通過した廃液量を検知する廃液量検知部と、前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量と前記廃液量検知部が検知した廃液量とを比較し、前記廃液管の液漏れを判断する液漏れ判断部とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
【選択図】 図3
廃液が流れる廃液管からの廃液漏れを確実に検知する画像記録装置を提供する。
【解決手段】
インクジェットヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を記録する画像記録装置において、画像記録処理と干渉しない第1の位置と、パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口より吐出されたインクを廃液として受け取る第2の位置とを移動するインクパンと、前記インクパンが受け取った廃液を貯留する廃液タンクと、前記インクパンの移動に伴って変位し、前記インクパンが受け取った廃液を前記インクパンから前記廃液タンクへ送る廃液管と、前記廃液管を通過した廃液量を検知する廃液量検知部と、前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量と前記廃液量検知部が検知した廃液量とを比較し、前記廃液管の液漏れを判断する液漏れ判断部とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
【選択図】 図3
Description
本発明は、廃液管から廃液が漏れることを検知する画像記録装置に関する。
一般的に、ヘッドからインクを吐出して記録媒体上に画像を記録するインクジェット方式の画像記録装置が知られている。このような画像記録装置には、一般的に、所定期間画像記録を行った後、インクの詰まりを解消するパージ処理やヘッドのインク吐出面の異物を除去するワイピング処理を行うことで、ヘッドをメンテナンスするメンテナンスユニットが設けられている。
具体的に、インクパンをヘッド下へ移動させた後、ヘッドからインクを所定量吐出するパージ処理が行われ、メンテナンスユニットをヘッドのインク吐出口に当接させて吐出面を払拭するワイピング処理が行われる。その後、インクパンに吐出されたインクは廃液として、廃液管(廃液チューブ)を通ってインクパンの下方の廃液タンクへと排出される。
特許文献1に記載の画像記録装置は、クリーニングユニット(メンテナンスユニット)のインクパンの排出口と廃液タンクとの高低差を十分に保ちつつ、装置全体を大型化しないため、インクパンを可動式にしている。
しかしながら、特許文献1記載の装置は、インクパンを可動する際、インクパンと廃液タンクとを接続する廃液管もこれに伴って変位するため、廃液管に負荷がかかる。
このように、メンテナンスを繰り返す度、廃液管に負荷がかかり続けることで、廃液管が劣化してひび割れし、廃液管から廃液が漏れ出す虞がある。そして、最悪の場合、装置内に廃液が漏れて、汚染が生じてしまう。
本発明は、廃液が流れる廃液管からの廃液漏れを確実に検知する画像記録装置を提供することを目的としたものである。
本発明に係る画像記録装置の第1の特徴は、インクジェットヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を記録する画像記録装置において、画像記録処理と干渉しない第1の位置と、パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口より吐出されたインクを廃液として受け取る第2の位置とを移動するインクパンと、前記インクパンが受け取った廃液を貯留する廃液タンクと、前記インクパンの移動に伴って変位し、前記インクパンが受け取った廃液を前記インクパンから前記廃液タンクへ送る廃液管と、前記廃液管を通過した廃液量を検知する廃液量検知部と、前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量と前記廃液量検知部が検知した廃液量とを比較し、前記廃液管の液漏れを判断する液漏れ判断部とを備える。
また、本発明に係る画像記録装置の第2の特徴は、前記液漏れ判断部は、前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量を累積した累積吐出廃液量が第1の所定量以上となる毎に前記廃液管の液漏れ判断する。
さらに、本発明に係る画像記録装置の第3の特徴は、前記液漏れ判断部は、前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量を累積した累積吐出廃液量が前記廃液管への廃液の付着を考慮した第2の所定量以上となった場合、前記廃液管の液漏れ判断し、前記廃液管の液漏れ判断する際に、前記第2の所定量未満であった場合の前記累積吐出廃液量と前記廃液量検知部により検知されていた廃液量を廃液として扱わない。
さらに、本発明に係る画像記録装置の第4の特徴は、前記液漏れ判断部は、前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量と前記廃液量検知部が検知した廃液量との差が所定の閾値以上の場合に液漏れしていると判断し、前記所定の閾値は、前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量を累積した累積廃液量に基づいた閾値とする。
本発明に係る画像記録装置の第1の特徴によれば、メンテナンスのためパージ処理がされた後、ヘッドから吐出された廃液量と廃液管を通過して検知部に検知された廃液量とを比較するため、廃液管からの廃液漏れを確実に検知することができる。
本発明に係る画像記録装置の第2の特徴によれば、吐出された累積吐出廃液量が所定量以上となった場合、廃液漏れ判断を開始するようにした。一度のパージ処理でインク吐出口から吐出される廃液量が比較的少量である。少量の廃液量を用いて比較すると、累積吐出廃液量と検知された廃液量との差が微少なので、廃液管から液漏れを誤って判断する恐れがある。そこで、吐出された累積吐出廃液量がある程度まとまった量以上となった場合、廃液漏れ判断を開始することで、廃液管から液漏れしている場合、累積吐出廃液量と検知部に検知された廃液量との差が顕著になり、廃液管からの廃液漏れ検知精度が向上する。
本発明に係る画像記録装置の第3の特徴によれば、累積吐出廃液量が廃液管への廃液の付着を考慮した所定量を用いて、廃液管から液漏れの判断し、所定量を超えるまでの累積吐出廃液量と検知された廃液量を考慮しないことで、廃液管から液漏れ検知精度が向上する。たとえば、廃液管が新しい場合、はじめは廃液管に廃液がこびりついて、廃液タンクで検知される廃液量が少ない傾向があり、吐出された廃液量と検知部で検知された廃液量とが一致しにくい。そこで、累積吐出廃液量が廃液管へのこびりつきが緩和されるであろう所定量以上になった場合、液漏れ判断を開始し、それまでの累積吐出廃液量と検知された廃液量を考慮しないで液漏れ判断することで、廃液管から液漏れ検知精度が向上する。
本発明に係る画像記録装置の第4の特徴によれば、吐出された廃液量を累積した累積廃液量に適した閾値を変更して、廃液管からの液漏れか否かを判断するので、廃液漏れ検知精度が向上する。たとえば、廃液管が新しい場合、はじめは廃液管に廃液がこびりついて、廃液タンクで検知される廃液量が少ない傾向があり、吐出された廃液量と検知部で検知された廃液量とが一致しにくい。なので、廃液タンクで検知される廃液量が少ないことを考慮して液漏れ検知する閾値を設定することが望ましい。一方、吐出された廃液量が多いと廃液管にあまりこびりつかないので、これを考慮して液漏れ検知する閾値を設定することが望ましい。そこで、吐出された廃液の累積量に応じて、液漏れ検知する閾値を変更することで、液漏れ検知精度が向上する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、画像記録装置の全体図である。図2は、画像記録装置のブロック図である。図3は、インクパンと廃液タンクとの関係図である。図4は、パージ処理毎に液漏れを判断するフロー図である。図5は、吐出された廃液量が所定量以上の場合、液漏れを判断するフロー図である。
図1は、画像記録装置の全体図である。図2は、画像記録装置のブロック図である。図3は、インクパンと廃液タンクとの関係図である。図4は、パージ処理毎に液漏れを判断するフロー図である。図5は、吐出された廃液量が所定量以上の場合、液漏れを判断するフロー図である。
図1のように、画像記録装置100は、印刷部110、給紙台120、レジストローラ122、給紙トレイ130、排紙口140、排紙台150、搬送ベルト160、切り替え部170、給紙系搬送路FR、通常搬送経路CR、スイッチバック経路SR、インクパン180、廃液タンク182、廃液管184、表示部214とを備えている。
図1のように、印刷部110は、インクの吐出口(ノズル)を、主走査方向に複数配列したライン型のインクジェットヘッド112を複数備え、それぞれのインクジェットヘッド112から黒又はカラーインクを吐出してライン単位で各色の画像を重ね合わせるようにして形成する画像記録装置である。なお、本実施形態では、ライン型のインクジェットヘッドだが、シリアル型のインクジェットヘッドを用いてもよい。また、ライン型インクジェットヘッドは千鳥配列でも良い。
図1のように、筐体側面の外部に露出した給紙台120と、筐体内部に設けられた給紙トレイ130は、印刷用紙を積載して、印刷するタイミングに合わせて印刷用紙を供給している。
排紙台150は、印刷済の印刷用紙を排出する排紙口140を通った印刷用紙を積載する。また、排紙台150は、筐体から突出したトレイ形状をしており、ある程度の厚みを有している。排紙台150は傾斜しており、傾斜の下位置に形成された壁により、排紙口140から排紙された印刷用紙が自然に整えられて重なっていくようになっている。
給紙台120、給紙トレイ130のいずれかから給紙された印刷用紙は、ローラ等によって筐体内の給紙系搬送路FRに沿って搬送されてレジストローラ122に導かれる。レジストローラ122のさらに搬送方向側には、複数のインクジェットヘッド112が設けられている。印刷用紙は、インクジェットヘッド112の対向面に設けられた搬送ベルト160によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、各印字インクジェットヘッド112から吐出されたインクによりライン単位で画像形成される。
搬送ベルト160は、時計回り方向に回転して印刷用紙を搬送する。また、搬送ベルト160の上面には、その印刷用紙の搬送方向に沿って4つのインクジェットヘッド112が並べて配置されている。
給紙系経路FRを通ってレジストローラ122には、両面印刷時に片面印刷済の印刷用紙も搬送されてくる。このため、レジストローラ122の直前部分には、給紙された印刷用紙の搬送経路と、裏面印刷の用紙が循環して搬送されてくる経路とが合流する合流地点が存在する。本実施形態では、この合流地点を基準に、給紙機構側の経路を給紙系搬送路FRと称し、それ以外の経路を通常搬送経路CRと称するものとする。
印刷済の印刷用紙は、さらに、ローラ等によって筐体内を搬送される。印刷用紙の片側の面のみに印刷を行う片面印刷の場合は、スイッチバック経路SRには搬送されず、切り替え部170により排紙口140に導かれて排紙台150に排紙される。
印刷用紙の両面に印刷を行う両面印刷の場合は、表面(以下、最初に印刷される面を「表面」、表面の反対の面を「裏面」とする。)印刷終了時には排紙口140に導かれずに、裏面印刷用に搬送路を切り替える切り替え部170によりスイッチバック経路SRに搬送される。スイッチバック経路SRにおいて、通常搬送経路CRから用紙が受け渡され、用紙を往復させて通常搬送経路CRに戻すことにより用紙の表裏を反転させるスイッチバックを行う。
そして、スイッチバックした後、再度レジストローラ122に導かれ、表面と同様の手順によって裏面の印刷が行われる。裏面の印刷が行われ、両面に画像が形成された印刷用紙は、切り替え部170により排紙口140に導かれて排紙台150に排紙される。なお、本実施形態では、図1のように、両面印刷時のスイッチバック経路SRにおけるスイッチバックを、排紙台150内に設けられた空間を利用して行うようにしている。
画像記録装置100は、インクジェットヘッド112をメンテナンスするパージ処理を行う。パージ処理は、メンテナンス時に、吐出口から所定量のインクを吐出させ、インクジェットヘッド112内の異物を除去することで、吐出性能を維持する処理である。なお、本実施形態では、各インクジェットヘッド112は、ノズル又はノズルブロック毎にインクの吐出が可能である。パージの際に吐出する量は、ユーザの設定により変更することができる。
インクパン180は、メンテナンス時でなければ、図3(a)のようにインクジェットヘッド112の吐出口からの吐出に干渉しない位置で待機する。このような位置を第1の位置とする。また、図3(b)のように、インクパン180は、パージ処理の際、インクジェットヘッド112直下に待機した状態で、インクジェットヘッド112が吐出した廃液を受け取る位置で待機する。このような位置を第2の位置とする。なお、本実施形態では、インクパン180は、箱型の形状であるが、インクジェットヘッド112が吐出したインクがインクパン以外の部材にインクが付着しない程度の大きさであれば箱型の形状でなくてもよい。
図1及び図3のように、インクパン180内の廃液は、廃液管184を通って、搬送ベルト160下の廃液タンク182へ貯留される。
廃液タンク
図3のように、廃液タンク182は、廃液管184を通って流れてきた廃液を貯留している。
図3のように、廃液タンク182は、廃液管184を通って流れてきた廃液を貯留している。
図2のように、画像記録装置100は、制御部200を備えており、制御部200は、時間計測部202と液漏れ判断部204とを備えており、記憶部206、廃液量検知部208、駆動部210、印刷部110、表示部214、画像データ受信部216、画像処理部218と接続されている。
時間計測部202は、メンテナンスする周期や廃液漏れ判断を開始する周期を知るため、時間計測して記憶部206に記憶している。なお、本実施形態では、インクジェットヘッド112が吐出動作をしないで放置されている時間を計測する。
液漏れ判断部204は、パージ処理の際に吐出された廃液量と廃液量検知部208が検知した廃液量とから廃液漏れを検知している。
記憶部206は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)とを備えており、廃液量検知部208が検知した情報や印刷部110が印刷するための印刷設定情報、搬送スケジューリングするための搬送情報などを記憶している。
廃液量検知部208は、廃液管184を通過した廃液を検知する重量検知部220を備えている。重量検知部220は、廃液タンク182に貯留された廃液の重量から廃液量を検知する。また、制御部200は、検知された廃液量を記憶部206に記憶させる。ここで、廃液管184を通過したとは、実際に廃液管184を通過して廃液タンク182へ流れた廃液を意味する。なお、本実施形態では、廃液管184を流れる廃液量を重量検知部220による廃液の重量を検出する方法だが、廃液管184を流れた廃液の流量を直接検知する方法でもよい。
駆動部210は、モータと図示しないモータの駆動力を伝達する部材とを備えている。駆動部210は、パージ処理の際、インクパン180を第2の位置に移動させ、インクジェットヘッド112から吐出した廃液を受け取らせる。駆動部210は、パージ処理が終われば、インクパン180を第1の位置に移動して待機させる。インクパン180が第1の位置と第2の位置を移動するに伴って、廃液管184が変位する。なお、変位には、伸縮等で変形することも含まれる。たとえば、廃液管184がベローズ構造であれば、インクパン180の移動に伴って、廃液管184が伸縮することをいう。また、駆動部210は、搬送するためのローラや搬送ベルト160を駆動させる。
印刷部110は、吐出口からインクを吐出するインクジェットヘッドである。印刷部110は、画像データ受信部216が受信した画像データに基づいた吐出指令を制御部200から受け、吐出口からインクを吐出して画像を形成する。
表示部214は、画像を表示するパネルであり、ユーザから印刷設定などの入力指示を受ける。なお、本実施形態では、表示する画像や印刷設定の情報は、記憶部206のRAMやROMから読み出して表示している。
画像データ受信部216は、印刷等のジョブデータを受信する通信インターフェースであり、受信したジョブデータに含まれる画像データを制御部200に受け渡す。制御部200は、画像処理部218に画像データを受け渡す。
画像処理部218は、画像データ受信部216から受信した画像データに画像処理を施す。たとえば、色変換やRGB画像をCMYK画像に変換するような画像処理を施す。制御部200は、画像処理部218が画像処理した画像データを印刷部110に受け渡し、印刷部110に印刷処理させる。
(第1実施例)
以下、液漏れ判断について、図4のフローを用いて説明する。第1実施例では、液漏れ判断部204がパージ処理毎に液漏れを判断する。
以下、液漏れ判断について、図4のフローを用いて説明する。第1実施例では、液漏れ判断部204がパージ処理毎に液漏れを判断する。
制御部200は、インクジェットヘッド112内の異物を除去するため、インクジェットヘッド112をメンテナンスする時期になると判断すると、メンテナンスを開始する(S400)。ここで、メンテナンスを開始する時期は、時間計測部202が所定時間経過したことを計測したときである。なお、本実施形態では、メンテナンスを開始する時期は、所定時間経過したときであるが、パージ処理の回数が所定回数になったときをメンテナンス開始する時期にしてもよい。
メンテナンスを開始したら、パージ処理を行うため、駆動部210がインクパン180を図3(b)の状態であるインクジェットヘッド112直下の第2の位置へ移動させる(S402)。
インクパン180が第2の位置に移動されると、制御部200からの吐出指令により、インクジェットヘッド112からインクパン180に所定量のインクが吐出されるパージ処理が実行され、インクジェットヘッド112内の異物を除去する(S404)。
パージ処理が完了したら、駆動部210は、インクパン180を図3(a)の状態である第1の位置へ移動させる。(S406)。
インクパン180を第1の位置へ移動完了後、液漏れ判断部204は、廃液管184からの液漏れ判断を開始する(S408)。
重量検知部220は、廃液管184を通って、廃液タンク182へ流れ込んだ廃液量を検知する(S410)。なお、重量検知部220が検知を開始するタイミングは、液漏れ判断部204が液漏れ判断を開始する前であってもよい。
制御部200は、パージ処理によりインクジェットヘッド112から吐出された廃液量と重量検知部220により検知された廃液量との差を算出(比較)する(S412)。なお、算出する方法としては、吐出された廃液量と重量検知部220により検知された廃液量との差をとる方法を採用している。
制御部200は、算出された差が所定の閾値以上か否かを判断する(S414)。
S414において、算出された差が所定の閾値未満の場合、液漏れしていないと判断して(S416)、液漏れ判断動作を終了後(S418)、メンテナンスを終了する(S420)。
S414において、インクジェットヘッド112が吐出した廃液量と重量検知部220が検知した廃液量との差を算出した結果、算出された差が所定の閾値以上である場合、液漏れ判断部204が液漏れしていると判断する(S422)。このように、インクジェットヘッド112が吐出した廃液量と重量検知部220が検知した廃液量との差を算出した結果から液漏れを判断するので、確実に廃液管184からの液漏れを検知できる。
制御部200は、表示部214に液漏れしている旨を表示して、ユーザに液漏れを報知する(S424)。
報知後、液漏れ判断動作を終了し(S418)、メンテナンスを終了する(S420)。
(第2実施例)
以下、液漏れ判断について、第1実施例と異なるところを図5のフローを用いて説明する。液漏れ判断部204がインクジェットヘッド112から吐出された廃液量が所定量以上の場合に液漏れを判断する。
以下、液漏れ判断について、第1実施例と異なるところを図5のフローを用いて説明する。液漏れ判断部204がインクジェットヘッド112から吐出された廃液量が所定量以上の場合に液漏れを判断する。
パージ処理するための吐出量は、予めROMに記憶されており、異物の混入度合いにより、インクを多く吐出するか少なく吐出するかを調整可能である。制御部200は、インクジェットヘッド112から吐出された廃液量を積算し、累積吐出廃液量としてROMに記憶する(S500)。
制御部200は、インクジェットヘッド112から吐出された廃液量が第1の所定量以上か否かを判断する(S502)。なお、廃液量に限らず、パージ回数が所定回数以上に液漏れ判断するようにしてもよい。第1の所定量とは、液漏れ判断部204の液漏れ検知精度が向上する程度にまとまった廃液量をいう。
S502において、ROMに記憶された累積吐出廃液量が第1の所定量以上と判断した場合、液漏れ判断を開始して(S504)、重量検知部220は、廃液管184を通って、廃液タンク182へ流れ込んだ廃液量を検知する(S506)。このように、廃液量が第1の所定量以上となる毎に液漏れ検知を繰り返し行うようにしたので、廃液漏れが生じている場合には、吐出された廃液量と重量検知部220により検知された廃液量との差が顕著になった状態で廃液漏れを判断できるので、廃液管184からの廃液漏れ検知精度が向上する。
また、S502において廃液漏れ判断を開始するタイミングをROMに記憶された累積吐出廃液量が第2の所定量以上になったときとしてもよい。第2の所定量とは、廃液管184に廃液が付着することが緩和するであろう廃液量をいう。この場合、累積吐出廃液量が第2の所定量未満の場合にROMに記憶された累積吐出廃液量と重量検知部220が検知した廃液量を液漏れ判断の廃液として扱わないで、廃液管184からの廃液漏れ判断する。たとえば、第2の所定量を超えるまでの累積吐出廃液量と重量検知部220が検知した廃液量を液漏れ判断の廃液として扱わず、第2の所定量を超えた後に累積してROMに記憶された累積吐出廃液量と重量検知部220が検知した廃液量とを算出して、液漏れ判断する。このようにすることで、廃液管184にこびりついた廃液を考慮しないで、廃液管184からの廃液漏れ判断できるので、廃液管184からの廃液漏れ検知精度が向上する。なお、第2の所定量を用いる場合、累積吐出廃液量に限らず、インクジェットヘッド112から吐出された廃液量を扱ってもよい。
制御部200は、ROMに記憶された累積吐出廃液量に基づいた閾値を変更する(S508)。吐出された廃液量は、最初のうちは、廃液管184などに廃液が付着して、検知された廃液量と相違しやすい。一方、ある程度吐出を繰り返すと、廃液管184などに廃液が付着しにくく、吐出された廃液量と検知された廃液量とが一致しやすい。このように、一律の閾値でなく、吐出された廃液量を累積した累積吐出廃液量に基づいた閾値に変えることで、廃液管184からの廃液漏れ検知精度が向上する。
制御部200は、ROMに記憶された累積吐出廃液量と重量検知部220により検知された廃液量との差を算出し(S510)、算出された差が所定の閾値以上か否かを判断する(S512)。
S512において、算出された差が所定の閾値未満である場合、制御部200は、液漏れ判断部204が液漏れしていないと判断する(S514)。その後、液漏れ判断動作を終了する(S516)。
一方、S512において、算出された差が所定の閾値以上である場合、制御部200は、液漏れ判断部204が液漏れしていると判断する(S518)。
制御部200は、表示部214に液漏れしている旨を表示して、ユーザに液漏れを報知する(S520)。報知後、液漏れ判断動作を終了する(S516)。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。
100 画像記録装置
110 印刷部
112 インクジェットヘッド
120 給紙台
122 レジストローラ
130 給紙トレイ
140 排紙口
150 排紙台
160 搬送ベルト
170 切り替え部
180 インクパン
182 廃液タンク
184 廃液管
200 制御部
202 時間計測部
204 液漏れ判断部
206 記憶部
208 廃液量検知部
210 駆動部
212 印刷部
214 表示部
216 画像データ受信部
218 画像処理部
220 重量検知部
110 印刷部
112 インクジェットヘッド
120 給紙台
122 レジストローラ
130 給紙トレイ
140 排紙口
150 排紙台
160 搬送ベルト
170 切り替え部
180 インクパン
182 廃液タンク
184 廃液管
200 制御部
202 時間計測部
204 液漏れ判断部
206 記憶部
208 廃液量検知部
210 駆動部
212 印刷部
214 表示部
216 画像データ受信部
218 画像処理部
220 重量検知部
Claims (4)
- インクジェットヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を記録する画像記録装置において、
画像記録処理と干渉しない第1の位置と、パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口より吐出されたインクを廃液として受け取る第2の位置とを移動するインクパンと、
前記インクパンが受け取った廃液を貯留する廃液タンクと、
前記インクパンの移動に伴って変位し、前記インクパンが受け取った廃液を前記インクパンから前記廃液タンクへ送る廃液管と、
前記廃液管を通過した廃液量を検知する廃液量検知部と、
前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量と前記廃液量検知部が検知した廃液量とを比較し、前記廃液管の液漏れを判断する液漏れ判断部と
を備えたことを特徴とする画像記録装置。 - 前記液漏れ判断部は、前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量を累積した累積吐出廃液量が第1の所定量以上となる毎に前記廃液管の液漏れ判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記液漏れ判断部は、前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量を累積した累積吐出廃液量が前記廃液管への廃液の付着を考慮した第2の所定量以上となった場合、前記廃液管の液漏れ判断し、
前記廃液管の液漏れ判断する際に、前記第2の所定量未満であった場合の前記累積吐出廃液量と前記廃液量検知部により検知されていた廃液量を廃液として扱わない
ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の画像記録装置。 - 前記液漏れ判断部は、前記パージ処理の際に前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量と前記廃液量検知部が検知した廃液量との差が所定の閾値以上の場合に液漏れしていると判断し、
前記所定の閾値は、前記インクジェットヘッドの吐出口から吐出された廃液量を累積した累積廃液量に基づいた閾値とする
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置。
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