JP2006346928A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランニングコストを維持しつつ、簡便かつ高精度で不吐出のノズルを検出し、出力画像の劣化を少なくする。
【解決手段】読取部120によって、画像形成部110による出力動作中に、画像形成部110により記録媒体に出力された画像を、出力画像データとして読取り、評価部102によって、入力画像データと出力画像データとを比較し、両者に差に基づいて、複数のノズルの中から不吐出ノズルを検出する。そして、評価部102により不吐出ノズルが検出された場合、搬送部130が記録媒体を後退させ、画像形成部110よって、搬送部130により後退搬送された記録媒体に、正常な他のノズルを用いて画像を再出力する。また、一定条件下では、画像形成部110内に設けられた回復処理部111によって、不吐出ノズルを正常なノズルに回復させる処理を行う。
【選択図】 図1

Description

ノズルからインクを吐出して画像を出力する画像形成装置及び画像形成方法に関するものであり、特に、ノズルに不具合が生じた場合の対応及び再出力を行う画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来技術として、コンピュータから印字データ(元データ)を取り込んで、用紙(記録媒体)に出力するインクジェットプリンタ装置であって、出力動作が終了した後、用紙に出力した画像を読取り、元データと読取った画像データとを比較して出力が正常に行われたか否かを判断し、出力が正常でなかったと判断された場合に、正常なノズル位置を不吐出ノズルの位置まで移動させ、補間印字を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、インクの予備吐出行うと同時にインクの不吐出検出を行って、不吐出ノズルがあると判断された場合は、ノズルの回復処理を行い、インク無しと判定されたノズルに対してのみ再度予備吐出を行うことで、不吐出ノズルの検出を行う技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−94615号公報 特開2001−315352号公報
しかし、上記特許文献1では、出力動作中には出力画像の読取りは行われず、出力動作が終了した後にデータを比較して補間印字を行うため、出力動作中の画像不良に対して出力画像の補間印字を行うことができない。また、出力動作中に不吐出ノズルの回復処理を行うこともできないため、噴射曲がり(所定の位置とは異なる場所に印字してしまう)等の画像を劣化させる現象に対処することができないという問題があった。
また、上記特許文献2は、不吐出ノズルの検出を行う際に、ノズルチェックのためだけにインクを吐出する必要があり、画像出力以外にインクを消費することになるため、ランニングコストが上がり利用者の負担が増加するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ランニングコストを維持しつつ、簡便かつ高精度で不吐出ノズルの検出を行うとともに、出力画像の劣化を少なくする画像形成装置及び画像形成方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、入力された画像データを記録媒体に出力する画像形成装置において、前記画像データを、入力画像データとして記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶された前記入力画像データに基づいて複数のノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を出力する画像形成手段と、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、前記画像形成手段による出力動作中に、前記画像形成手段によって前記記録媒体に出力された画像を、出力画像データとして読取る読取手段と、前記入力画像データと前記出力画像データとを比較し、両者に差に基づいて、複数のノズルの中からインクの正常な吐出が不可能なノズルである不吐出ノズルを検出する評価手段と、を備え、前記搬送手段は、前記評価手段により前記不吐出ノズルが検出された場合、前記記録媒体を後退させ、前記画像形成手段は、前記搬送手段によって後退搬送された前記記録媒体に、正常な他のノズルを用いて画像を再出力すること、を特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段内に、前記不吐出ノズルを正常なノズルに回復させる処理を行う回復処理手段を備えること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記搬送手段は、前記記録媒体を載置して搬送する搬送ベルトと、工場出荷時における前記搬送ベルトの状態を、初期ベルトデータとして記憶する搬送ベルト記憶手段とを備え、前記読取手段は、更に、利用者による前記搬送ベルトの状態の読取り指示があった場合に、前記搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、前記評価手段は、更に、前記初期ベルトデータと前記搬送ベルトデータとを比較して前記搬送ベルトの汚れを検出すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記評価手段は、更に、前記初期ベルトデータの濃度と前記搬送ベルトデータの濃度とを比較し、濃度差に基づいて前記搬送ベルトの汚れを検出すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記読取手段は、更に、電源投入された際に、前記搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取ること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項3〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記評価手段によって、前記搬送ベルトの汚れが検出された場合に、汚れが検出された旨を報知する報知手段を備えること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、前記画像記憶手段に記憶された前記入力画像データに基づいて複数のノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を出力する画像形成ステップと、前記記録媒体を搬送する搬送ステップと、前記画像形成ステップによる出力動作中に、前記画像形成ステップによって前記記録媒体に出力された画像を、出力画像データとして読取る読取ステップと、前記入力画像データと前記出力画像データとを比較し、両者に差に基づいて、複数のノズルの中からインクの正常な吐出が不可能なノズルである不吐出ノズルを検出する評価ステップと、を含み、前記搬送ステップは、前記評価ステップにより前記不吐出ノズルが検出された場合、前記記録媒体を後退させ、前記画像形成ステップは、前記搬送ステップによって後退搬送された前記記録媒体に、正常な他のノズルを用いて画像を再出力すること、を特徴とする画像形成方法。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の画像形成方法において、前記読取ステップは、更に、利用者による前記記録媒体を載置して搬送する搬送ベルトの状態の読取り指示があった場合に、前記搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、前記評価ステップは、更に、搬送ベルト記憶手段に記憶された工場出荷時における前記搬送ベルトの状態である初期ベルトデータと、前記搬送ベルトデータとを比較して前記搬送ベルトの汚れを検出すること、を特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、読取手段によって、画像形成手段による出力動作中に、画像形成手段によって記録媒体に出力された画像を、出力画像データとして読取り、評価手段によって、入力画像データと出力画像データとを比較し、両者に差に基づいて、複数のノズルの中からインクの正常な吐出が不可能なノズルである不吐出ノズルを検出し、搬送手段によって、評価手段により不吐出ノズルが検出された場合、記録媒体を後退させ、画像形成手段によって、搬送手段により後退搬送された記録媒体に、正常な他のノズルを用いて画像を再出力する。
このため、出力動作中の記録媒体を読取り、記録画像を補完することができ、不吐出ノズルがあっても出力画像に対して、高精細化を達成できる。また、入力画像データと出力画像データを比較することにより微細な個々のノズルの状態を把握することができるため、ノズルチェックのためだけにインクを吐出することなく、簡便かつ高精度で不吐出ノズルを検出することができ、ランニングコストを維持できる。更に、搬送ベルトによって記録媒体を搬送することによって、コックリング(記録媒体の波打ち現象)等を制御することができ、搬送能力が向上するという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、画像形成手段内に設けられた回復処理手段によって、不吐出ノズルを正常なノズルに回復させる処理を行う。従って、出力動作中にノズルの吐出不良があった場合でも、ノズルの回復処理を行うことができるため、噴射曲がり等の出力画像を劣化させる現象に対処することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、読取手段によって、利用者による搬送ベルトの状態の読取り指示があった場合に、搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、評価手段によって、初期ベルトデータと搬送ベルトデータとを比較して搬送ベルトの汚れを検出する。このため、搬送ベルトの汚れによる記録媒体の汚れを抑え、正確な出力画像のデータを読取ることができる。また、搬送ベルトの汚れによる帯電不良や、搬送不良の発生を防ぐことができ、正確かつ高精度な画像を出力することができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、評価手段によって、初期ベルトデータの濃度と搬送ベルトデータの濃度とを比較し、濃度差に基づいて前記搬送ベルトの汚れを検出する。このため、両データの濃度差から正確かつ的確に搬送ベルトの汚れを検出することができ、正確な出力画像のデータを読取ることができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、読取手段によって、電源投入された際に、前記搬送ベルトの汚れ状態を搬送ベルトデータとして読取る。従って、電源投入する毎に、搬送ベルトデータと初期ベルトデータとを比較するため、利用者の手を煩わせずに簡便に搬送ベルトの汚れを検出することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、報知手段によって、評価手段により前記搬送ベルトの汚れが検出された場合に、汚れが検出された旨を報知する。このため、利用者や画像形成装置の点検者等が搬送ベルト汚れの状態を把握することができ、搬送ベルトのクリーニングや交換を行うことにより、記録媒体を汚すことなく正確な出力画像を読取ることができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、読取ステップによって、画像形成ステップによる出力動作中に、画像形成ステップによって記録媒体に出力された画像を、出力画像データとして読取り、評価ステップによって、入力画像データと出力画像データとを比較し、両者に差に基づいて、複数のノズルの中からインクの正常な吐出が不可能なノズルである不吐出ノズルを検出し、搬送ステップによって、評価ステップにより不吐出ノズルが検出された場合、記録媒体を後退させ、画像形成ステップによって、搬送ステップによって後退搬送された記録媒体に、正常な他のノズルを用いて画像を再出力する。
このため、出力動作中の記録媒体を読取り、記録画像を補完することができ、不吐出ノズルがあっても出力画像に対して、高精細化を達成できる。また、入力画像データと出力画像データを比較することにより微細な個々のノズルの状態を把握することができるため、ノズルチェックのためだけにインクを吐出することなく、簡便かつ高精度で不吐出ノズルを検出することができ、ランニングコストを維持できる。更に、搬送ベルトによって記録媒体を搬送することによって、コックリング(記録媒体の波打ち現象)等を制御することができ、搬送能力が向上するという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、読取ステップによって、利用者による搬送ベルトの状態の読取り指示があった場合に、搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、評価ステップによって、搬送ベルト記憶手段に記憶された初期ベルトデータと搬送ベルトデータとを比較して搬送ベルトの汚れを検出する。このため、搬送ベルトの汚れによる記録媒体の汚れを抑え、正確な出力画像のデータを読取ることができる。また、搬送ベルトの汚れによる帯電不良や、搬送不良の発生を防ぐことができ、正確かつ高精度な画像を出力することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置及び画像形成方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態では、本発明の画像形成装置をインクジェットプリンタに適用した例を示す。但し、インクジェットプリンタに限られず、複写機、ファクシミリ等のインクを噴射して画像形成処理を行うものであれば、本発明を適用することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ100は、ノズルからインクを吐出して画像を出力し、不吐出ノズルが検出された場合には、画像を再出力し、一定条件下でノズルの回復処理を行うものであり、画像記憶部101と、評価部102と、制御部103と、画像形成部110と、読取部120と、搬送部130とを主に備えている。
画像記憶部101は、PC(Personal Computer)またはスキャナ等から入力された画像データを、入力画像データとして保存するメモリ等の記憶媒体である。
画像形成部110は、画像記憶部101に記憶されている入力画像データに基づいて、インクを吐出することにより紙媒体に画像を出力するものであり、回復処理部111と、印字ヘッド112とを備えている。また、画像形成部110は、不吐出ノズルにより画像が作像不良であった場合に、他の正常なノズルを使用し、画像を再出力する。ここで、不吐出ノズルとは、インクの正常な吐出が不可能なノズルであり、曲がり、着弾不良の状態も含まれる。画像形成部110の詳細については、図2において後述する。
読取部120は、画像形成部110によって出力された画像を、出力画像データとして読取り、評価部102に送信するものであり、CCD(Charge Coupled Device)121と、光源122とを備えている。読取部120の詳細についても、図2において後述する。
評価部102は、画像記憶部101に記憶されている入力画像データと、読取部120から受信した出力画像データとを比較し、両画像データの差に基づいて、出力画像の欠けている画素、色味の異なる画素を検出することにより、当該画素の位置からインクが吐出されているかを検証するものである。そして、評価部102は、インクが吐出されていない箇所はノズルの目詰まりと認識し、インクを吐出が不可能である不吐出ノズルの識別情報を制御部103に送信する。
搬送部130は、後述する搬送ベルト131、搬送ローラ132a、132b、搬送ローラ132a、132bを駆動するモータ(図示せず)によって主に構成され、画像が出力される紙媒体等の記録媒体を搬送するものである。
制御部103は、PC、スキャナ等から入力される入力画像データを画像記憶部101に保存したり、入力画像データに従って、電気パルスの発生の制御を行い、印字ヘッド112からインクを吐出させる制御を行うものである。また、制御部103は、搬送ローラ132a、132bの駆動モータを制御して、搬送ベルト131に載置された紙媒体を搬送する制御等を行う。
次に、図2について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ100における画像形成部110と、読取部120と、搬送部130についての機械的構造を示す模式図である。
画像形成部110の印字ヘッド112は、バブルジェット方式やピエゾ方式などの方法で駆動され、印字ヘッドに複数装備されたノズルのノズル開口部113からインクを紙媒体210に吐出して画像を出力(印刷)するものである。
ここで、バブルジェット方式とは、インクを装填した細い金属パイプの一部に熱を加えることにより、インクに発泡を起こし、その圧力によりインクを噴出する方式である。また、ピエゾ方式とは、印字ヘッドにピエゾ素子(piezo actuator)を使用した方式であり、ピエゾ素子は、電圧を与えると変形する性質を持ち、この変形を利用してインクの噴出を行なう。
画像形成部110の回復処理部111(図示せず)は、不吐出ノズルの程度に応じて回復処理を行うものである。具体的には、回復処理部111は、不吐出ノズルが一定数より多い場合は回復処理を行い、不吐出ノズルが一定数より少ない場合で且つ連続出力(印刷)動作中には、出力される紙媒体の生産性を考え回復処理を行わない。ここで、一定数は任意に定めることができる。また、回復処理部111は、画像の出力動作中に適度な回数の回復処理を行っても回復しないノズルに関して、不吐出ノズルの数に含めずに上記処理を行うか否か判断する。
読取部120のCCD121は、紙媒体210に出力された画像に対して光を照射し、その反射光をミラー123によって反射させ、光電変換することにより画像データとして読み取るものである。
読取部120の光源122は、CCD121によって画像を読取るために、紙媒体210の表面に向けて光線を発するものである。
搬送部130は、搬送ベルト131、搬送ローラ132a、132b、搬送ローラ132a、132bの駆動モータ(図示せず)によって主に構成され、画像が出力される紙媒体210を搬送するものである。具体的には、画像を出力するために紙媒体210をノズルの位置に搬送したり、出力した画像を読取るために紙媒体210を光源122の照射する位置に搬送するものである。また、搬送部130は、不吐出ノズルがあった場合、他の正常なノズルによって画像を再出力するために、紙媒体210を他の正常なノズルの位置に搬送する。
搬送ベルト131は、紙媒体210を載置して搬送するものであり、駆動モータにより搬送ローラ132a、132bが回転することによって、これに連動させて紙媒体210をノズルの位置や読取り位置に搬送する。また、搬送ベルト131は、評価部102によって不吐出ノズルが検出され、画像を再出力する場合、駆動モータにより搬送ローラ132a、132bが逆回転することによって、これに連動させて紙媒体210を他の正常なノズルの位置まで後退搬送する。搬送ローラ132a、132bの逆回転のタイミングは、バンド毎又はページ毎となる。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ100における画像出力処理について説明する。図3−1、図3−2は、本発明の第1の実施の形態におけるインクジェットプリンタ100における画像出力処理の手順を示すフローチャートである。
まず、制御部103は、PCまたはスキャナ等から入力された画像データを、入力画像データとして画像記憶部101に保存する(ステップS301)。次に、制御部103は、画像形成部110に、画像記憶部101に保存されている入力画像データに基づいて紙媒体210に画像を出力するよう指示を送出する(ステップS302)。そして、画像形成部110は、入力画像データに基づいて、紙媒体210に画像を出力する(ステップS303)。
次に、制御部103は、搬送部130に設けられた搬送ベルト131により、紙媒体210を読取部120による読取り位置まで搬送する(ステップS304)。そして、画像形成部110により紙媒体210に出力された画像を、読取部120によって、出力画像データとして読取る(ステップS305)。読取部120は、画像形成部110による画像の出力動作中であっても、出力を完了した画像を順次読取っていく。
次に、読取部120により読取った出力画像データを評価部102に送信する(ステップS306)。評価部102は、画像記憶部101に保存されている入力画像データと、読取部120から受信した出力画像データとを比較し、出力画像の欠けている画素、色味の異なる画素を検出する(ステップS307)。そして、評価部102は、比較した両画像データに差があるか否かの判断をする(ステップS308)。評価部102は、両画像データに差がないと判断した場合(ステップS308:No)は、正常なノズルによって出力されたものと判断し、処理を抜ける。
一方、評価部102は、両画像データに差があると判断した場合(ステップS308:Yes)、インクが吐出されていない箇所はノズルの目詰まりと認識し、インクを吐出しなかった不吐出ノズルを検出する。そして、評価部102は、検出した不吐出ノズルの識別情報を制御部103に送信する(ステップS309)。
次に、制御部103は、受信した不吐出ノズルの識別情報から正常な他のノズルを選択し、画像形成部110に、正常な他のノズルを使用し、紙媒体210に、再度画像を出力するよう指示を送出する(ステップS310)。そして、制御部103は、画像形成部110による画像の出力動作中であっても、駆動モータにより搬送ローラ132a、132bを逆回転させて、搬送ベルト131に載置された紙媒体210を、正常な他のノズルの位置まで後退搬送させる(ステップS311)。次に、画像形成部110は、正常な他のノズルを使用し、入力画像データに基づいて紙媒体210に画像を再出力して補完する(ステップS312)。
次に、制御部103は、不吐出ノズルの回復処理が必要か否かの判断をする(ステップS313)。制御部103は、不吐出ノズルの回復処理が不要であると判断した場合(ステップS313:No)は、そのまま処理を抜ける。具体的には、後述する回復処理(ワイピング、ヘッド吸引、空吐出)などでは、回復不可能で、ノズルを取り替える修理等でなければ対応不可能な場合である。
一方、制御部103は、不吐出ノズルの回復処理が必要であると判断した場合(ステップS313:Yes)は、回復処理部111によって、不吐出ノズルの回復処理を行う(ステップS314)。
ここで、不吐出ノズルの回復処理とは、ワイピング、ヘッド吸引、空吐出が挙げられる。図4−1、図4−2、図4−3は、上記回復処理について説明するための模式図である。
図4−1は、ワイピングの処理方法を示す図である。図4−1に示すように、ワイピングとは、印字ヘッドに付着したインクミスト汚れや紙粉等を取り除くため、キャリッジ400下方に設けられたワイパ411にて印字ヘッド表面を拭き取る処理のことである。
図4−2は、ヘッド吸引の処理方法を示す図である。図4−2に示すように、ヘッド吸引とは、印字ヘッド表面にキャップを密着させ、ポンプ421の力によって吸引することであり、固着したインク又は紙粉を取り除く処理のことである。
図4−3は、空吐出の処理方法を示す図である。図4−3に示すように、空吐出とは、ノズル内に溜まったインクが一定時間空気に触れていると固着してしまうため、一定時間間隔で空吐出受け431にインクを吐出する動作(インクを捨てる)をすることである。このような処理により、不吐出ノズルが回復されることになる。
次に、制御部103は、画像形成部110により予め画像記憶部101に記憶されているテストパターンを出力することによって(ステップS315)、不吐出ノズルの状態の点検を行い、テストパターンを正確に出力されれば処理を終了する。一方、テストパターンを正確に出力されなかった場合は、制御部103は、再度回復処理を行うか、若しくは、そのまま終了する。
このように、本実施の形態では、読取部120は、画像形成部110による出力動作中に、画像形成部110によって紙媒体210に出力された画像を、出力画像データとして読取り、評価部102は、入力画像データと出力画像データとを比較し、両者に差に基づいて、複数のノズルの中から不吐出ノズルを検出する。そして、評価部102により不吐出ノズルが検出された場合、搬送部130が紙媒体210を後退させ、画像形成部110は、搬送部130により後退搬送された紙媒体210に、正常な他のノズルを用いて画像を再出力する。また、一定条件下で画像形成部110内に設けられた回復処理部111は、不吐出ノズルを正常なノズルに回復させる処理を行う。
このため、出力動作中に、紙媒体210を読取って、記録画像を補完することができ、不吐出ノズルがあっても、出力画像に対して高精細化を達成できる。また、入力画像データと出力画像データを比較することにより微細な個々のノズルの状態を把握することができるため、ノズルチェックのためだけにインクを吐出することなく、簡便かつ高精度で不吐出ノズルを検出することができ、ランニングコストを維持できる。更に、搬送ベルト131によって紙媒体210を搬送することによって、コックリング等を制御することができ、搬送能力が向上する。また、出力動作中にノズルの吐出不良があった場合でも、ノズルの回復処理を行うことができるため、噴射曲がり等の出力画像を劣化させる現象に対処することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態のインクジェットプリンタは、不吐出ノズルによる画像不良が生じた場合、正常な他のノズルで出力画像を補完し、一定条件下で不吐出ノズルの回復処理を行っていたが、第2の実施の形態のインクジェットプリンタは、さらに、搬送ベルトの汚れ状態についても検出する処理を加えるものである。以下に、添付図面を参照して、第2の実施の形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ500は、第1の実施の形態の処理に加えて、更に、搬送ベルトの状態を読取り、搬送ベルトの汚れを検出するものであり、画像記憶部101と、搬送ベルト状態記憶部504と、評価部502と、制御部503と、画像形成部110と、読取部520と、搬送部130と、報知部505とを主に備えている。
ここで、画像記憶部101と、画像形成部110と、搬送部130の構成及び機能は、第1の実施の形態におけるインクジェットプリンタ100と同様であるので、説明を省略する。
読取部520は、画像形成部110によって出力された画像を、出力画像データとして読取り、評価部502に送信するものであり、CCD521と、光源522とを備えている。また、読取部520は、工場出荷時の搬送ベルトの状態を、初期ベルトデータとして読取る。更に、読取部520は、画像を出力して使用した後の、搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、評価部502に送信する。
CCD521は、紙媒体に出力された画像に対して光を照射し、その反射光をミラーによって反射させ、光電変換することにより画像データとして読み取るものである。また、CCD521は、搬送ベルトに対して光を照射し、その反射光をミラーによって反射させ、光電変換することにより搬送ベルトの状態を読み取るものである。
光源522は、CCD521によって画像を読取るために、紙媒体の表面に向けて光線を発するものである。また、光源522は、CCD521によって搬送ベルトの状態を読取るために、搬送ベルトの表面に向けて光線を発するものである。
搬送ベルト状態記憶部504は、読取部520によって、読取られた初期ベルトデータを保存するメモリ等の記憶媒体である。
評価部502は、画像記憶部101に保存されている入力画像データと、読取部520から受信した出力画像データとを比較して、両画像データの差に基づいて出力画像の欠けている画素、色味の異なる画素を検出することにより所定の位置にインクが吐出されているかを検証するものである。そして、評価部502は、インクが吐出されていない箇所はノズルの目詰まりと認識し、インクを吐出が不可能である不吐出ノズルの情報を制御部503に送信する。また、評価部502は、搬送ベルト状態記憶部504に保存されている初期ベルトデータの濃度と、読取部520から受信した出力使用後の搬送ベルトデータの濃度とを比較して、比較した両ベルトデータの濃度差に基づいて、搬送ベルトが汚れているか否かを検証するものである。そして、評価部502は、搬送ベルトの汚れを検出した場合、搬送ベルト汚れを検出した旨を制御部503に送信する。
報知部505は、搬送ベルトの汚れが検出された場合、利用者またはインクジェットプリンタの点検者等に搬送ベルト汚れを検出した旨を報知するものである。
制御部503は、PCまたはスキャナ等から入力される入力画像データを画像記憶部101に保存したり、入力画像データに従って、電気パルスの発生の制御を行い、印字ヘッド112からインクを吐出させる制御を行うものである。また、制御部503は、搬送ローラの駆動モータを制御して、搬送ベルトに載置された紙媒体を搬送する制御等を行う。更に、制御部503は、初期ベルトデータを搬送ベルト状態記憶部504に保存したり、搬送部130に設けられた搬送ローラの駆動モータを回転させ、搬送ベルトを搬送する制御を行うものである。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ500における搬送ベルトの汚れ検出処理について説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ500における搬送ベルト汚れ検出処理の手順を示すフローチャートである。
まず、読取部520によって、工場出荷時の搬送ベルトの状態を読取る(ステップS601)。制御部503は、読取部520によって読取られた搬送ベルトの状態を、初期ベルトデータとして搬送ベルト状態記憶部504に保存し、これをリファレンスデータとする(ステップS602)。そして、画像形成部110よって、出力処理を行われる(ステップS603)。
次に、利用者による搬送ベルトの状態の読取り指示がなされると、読取部520は、出力処理によって使用された後の搬送ベルトの汚れ状態を読取る(ステップS604)。そして、読取部520は、読取った搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして評価部502に送信する(ステップS605)。
評価部502は、搬送ベルト状態記憶部504に保存されている初期ベルトデータの濃度と、読取部520から受信した搬送ベルトデータ濃度を比較する(ステップS606)。そして、評価部502は、比較した両ベルトデータの濃度差に基づいて、搬送ベルトデータとして読取られた搬送ベルトが汚れているか否かの判断をする(ステップS607)。評価部502は、搬送ベルトが汚れていないと判断した場合(ステップS607:No)は、そのまま処理を抜ける。
一方、評価部502は、搬送ベルトが汚れていると判断した場合(ステップS607:Yes)は、搬送ベルト汚れを検出した旨を制御部503に送信する(ステップS608)。そして、報知部505によって、搬送ベルト汚れを検出した旨が利用者やインクジェットプリンタの点検者等に報知される(ステップS609)。
このように、本実施の形態では、読取部520によって、利用者による搬送ベルトの状態の読取り指示があった場合に、搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、評価部502によって、初期ベルトデータの濃度と搬送ベルトデータの濃度とを比較し、両ベルトデータの濃度差に基づいて搬送ベルトの汚れを検出する。また、報知部505は、搬送ベルト汚れが検出された場合に、汚れが検出された旨を報知する。
このため、搬送ベルトの汚れによる紙媒体の汚れを抑え、正確な出力画像のデータを読取ることができる。また、搬送ベルトの汚れによる帯電不良や、搬送不良の発生を防ぐことができ、正確かつ高精度な画像を出力することができる。更に、利用者やインクジェットプリンタの点検者等が搬送ベルトの汚れ状況を把握することができ、搬送ベルトのクリーニングや交換を行うことにより、紙媒体を汚すことなく正確な出力画像を読取ることができる。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態にかかるインクジェットプリンタは、利用者による搬送ベルトの読取り指示があった場合に、搬送ベルトの汚れ状態を読取るが、第3の実施の形態では、インクジェットプリンタ(装置)の電源投入時に搬送ベルトの汚れ状態を読取るものである。以下に、添付図面を参照して、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態について、第2の実施の形態における図5を参照して説明する。本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ500は、第1の実施の形態の処理に加えて、更に、電源投入時の搬送ベルトの状態を読取り、搬送ベルトの汚れを検出するものであり画像記憶部101と、搬送ベルト状態記憶部504と、評価部502と、制御部503と、画像形成部110と、読取部520と、搬送部130と、報知部505とを主に備えている。
ここで、画像記憶部101と、搬送ベルト状態記憶部504と、制御部503と、画像形成部110と、CCD521と、光源522と、搬送部130と、報知部505との構成及び機能は、第2の実施の形態におけるインクジェットプリンタ500と同様であるので、説明を省略する。
読取部520は、画像形成部110によって出力された画像を、出力画像データとして読取り、評価部502に送信するものであり、CCD521と、光源522とを備えている。また、読取部520は、工場出荷時の搬送ベルトの状態を、初期ベルトデータとして読取る。更に、読取部520は、インクジェットプリンタの電源投入時の搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、評価部502に送信する。
評価部502は、画像記憶部101に保存されている入力画像データと、読取部520から受信した出力画像データとを比較して、両画像データの差に基づいて出力画像の欠けている画素、色味の異なる画素を検出することにより所定の位置にインクが吐出されているかを検証するものである。そして、評価部502は、インクが吐出されていない箇所はノズルの目詰まりと認識し、インクを吐出が不可能である不吐出ノズルの情報を制御部503に送信する。また、評価部502は、搬送ベルト状態記憶部504に保存されている初期ベルトデータの濃度と、読取部520から受信した電源投入時の搬送ベルトデータの濃度とを比較して、比較した両ベルトデータの濃度差に基づいて、搬送ベルトが汚れているか否かを検証するものである。そして、評価部502は、搬送ベルトの汚れを検出した場合、搬送ベルト汚れを検出した旨を制御部503に送信する。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ500における搬送ベルトの汚れ検出処理について説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ500における搬送ベルト汚れ検出処理の手順を示すフローチャートである。
読取部520による工場出荷時の搬送ベルトの状態の読取りから、画像形成部110による出力処理までの処理および流れ(ステップS701〜S704)については、図6の第2の実施の形態で説明した処理および流れ(ステップS601〜S604)と同様である。
次に、インクジェットプリンタの電源が投入されると、読取部520は、電源投入時の搬送ベルトの汚れ状態を読取る(ステップS704)。そして、読取部520は、電源投入時に読取った搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして評価部502に送信する(ステップS705)。
評価部502による搬送ベルト状態記憶部504に保存されている初期ベルトデータの濃度と、読取部520から受信した搬送ベルトデータ濃度との比較以降の処理および流れ(ステップS706〜S709)については、図6の第2の実施の形態で説明した処理および流れ(ステップS606〜S609)と同様である。
このように、インクジェットプリンタの電源投入された際に、読取部521により搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、評価部502によって、初期ベルトデータの濃度と搬送ベルトデータの濃度とを比較して搬送ベルトの汚れを検出する。また、報知部505によって、評価部502により搬送ベルトの汚れが検出された場合に、汚れが検出された旨を報知する。
このため、搬送ベルトの汚れによる紙媒体の汚れを抑え、正確な出力画像のデータを読取ることができる。また、搬送ベルトの汚れによる帯電不良や、搬送不良の発生を防ぐことができ、正確かつ高精度な画像を出力することができる。また、両データの濃度差から正確かつ的確に搬送ベルトの汚れを検出することができ、正確な出力画像のデータを読取ることができる。さらに、電源投入する毎に、搬送ベルトデータの濃度と初期ベルトデータの濃度とを比較するため、利用者の手を煩わせずに簡便に搬送ベルトの汚れを検出することができる。また、利用者やインクジェットプリンタの点検者等に搬送ベルトの汚れ状況を把握することができ、搬送ベルトのクリーニングや交換を行うことにより、紙媒体を汚すことなく正確な出力画像を読取ることができる。
第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの機械的構造を示す模 式図である。 本発明の第1の実施の形態におけるインクジェットプリンタ100に おける画像出力処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるインクジェットプリンタ100に おける画像出力処理の手順を示すフローチャート(続き)である。 ワイピングの処理方法を示す図である。 ヘッド吸引の処理方法を示す図である。 空吐出の処理方法を示す図である。 第2の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成を示すブロック 図である。 第2の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ500における搬送ベ ルト汚れ検出処理の手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ500における搬送ベ ルト汚れ検出処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100,500 インクジェットプリンタ
101 画像記憶部
102,502 評価部
103,503 制御部
110 画像形成部
111 回復処理部
112 印字ヘッド
113 ノズル開口部
120,520 読取部
121,521 CCD
122,522 光源
123 ミラー
130 搬送部
131 搬送ベルト
132a,132b 搬送ローラ
210 紙媒体
400 キャリッジ
411 ワイパ
421 ポンプ
431 空吐出受け
504 搬送ベルト状態記憶部
505 報知部

Claims (8)

  1. 入力された画像データを記録媒体に出力する画像形成装置において、
    前記画像データを、入力画像データとして記憶する画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段に記憶された前記入力画像データに基づいて複数のノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を出力する画像形成手段と、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記画像形成手段による出力動作中に、前記画像形成手段によって前記記録媒体に出力された画像を、出力画像データとして読取る読取手段と、
    前記入力画像データと前記出力画像データとを比較し、両者に差に基づいて、複数のノズルの中からインクの正常な吐出が不可能なノズルである不吐出ノズルを検出する評価手段と、を備え、
    前記搬送手段は、前記評価手段により前記不吐出ノズルが検出された場合、前記記録媒体を後退させ、
    前記画像形成手段は、前記搬送手段によって後退搬送された前記記録媒体に、正常な他のノズルを用いて画像を再出力すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段内に、前記不吐出ノズルを正常なノズルに回復させる処理を行う回復処理手段を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送手段は、前記記録媒体を載置して搬送する搬送ベルトと、
    工場出荷時における前記搬送ベルトの状態を、初期ベルトデータとして記憶する搬送ベルト記憶手段と、を備え、
    前記読取手段は、更に、利用者による前記搬送ベルトの状態の読取り指示があった場合に、前記搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、
    前記評価手段は、更に、前記初期ベルトデータと前記搬送ベルトデータとを比較して前記搬送ベルトの汚れを検出すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記評価手段は、更に、前記初期ベルトデータの濃度と前記搬送ベルトデータの濃度とを比較し、濃度差に基づいて前記搬送ベルトの汚れを検出すること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  5. 前記読取手段は、更に、電源投入された際に、前記搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取ること、
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  6. 前記評価手段によって、前記搬送ベルトの汚れが検出された場合に、汚れが検出された旨を報知する報知手段を備えること、
    を特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像記憶手段に記憶された前記入力画像データに基づいて、複数のノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を出力する画像形成ステップと、
    前記記録媒体を搬送する搬送ステップと、
    前記画像形成ステップによる出力動作中に、前記画像形成ステップによって前記記録媒体に出力された画像を、出力画像データとして読取る読取ステップと、
    前記入力画像データと前記出力画像データとを比較し、両者に差に基づいて、複数のノズルの中からインクの正常な吐出が不可能なノズルである不吐出ノズルを検出する評価ステップと、を含み、
    前記搬送ステップは、前記評価ステップにより前記不吐出ノズルが検出された場合、前記記録媒体を後退させ、
    前記画像形成ステップは、前記搬送ステップによって後退搬送された前記記録媒体に、正常な他のノズルを用いて画像を再出力すること、
    を特徴とする画像形成方法。
  8. 前記読取ステップは、更に、利用者による前記記録媒体を載置して搬送する搬送ベルトの状態の読取り指示があった場合に、前記搬送ベルトの汚れ状態を、搬送ベルトデータとして読取り、
    前記評価ステップは、更に、搬送ベルト記憶手段に記憶された工場出荷時における前記搬送ベルトの状態である初期ベルトデータと、前記搬送ベルトデータとを比較して前記搬送ベルトの汚れを検出すること、
    を特徴とする請求項7に記載の画像形成方法。
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