JP2004130701A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】廃インクの排出の制御を容易にし、排出された廃インクを容易に回収できるインクジェット記録装置を提供すること。
【解決手段】(a)インクジェット記録装置に着脱自在に装着され、インクを貯蔵するインクタンクと、(b)インクタンクから供給されるインクを印刷用紙に噴射させて印刷を行う印字ヘッドにおいて発生した廃インクを一時的に保持するリザーバタンクと、(c)インクタンクと一体的に形成され、廃インクを格納する廃インクタンクと、(d)リザーバタンクから廃インクタンクに廃インクを排出する排出部と、(e)廃インクタンクが空であるか否かを判別し、空の廃インクタンクにリザーバタンク内の所定量の廃インクを排出するように排出部を制御する制御部とを備える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット方式のプリンタやファクシミリ等のインクジェット記録装置及びその制御方法に係り、特に、印字ヘッドにおいて発生する廃インクの管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、インクジェットプリンタなどのインクジェット記録装置では、インクジェットヘッドの目詰まり防止やノズル周辺に付着した異物除去のために実行されるヘッドクリーニング動作によって、印刷には使用されることのない「廃インク」が発生する。
【0003】
このような背景から、廃インクを収容するための廃インクタンクをインクジェットプリンタ内に備える技術が開示されている(例えば、特許文献1,特許文献2を参照)。また、廃インクを吸収するための吸収剤を内蔵するインクジェットプリンタに関する技術が開示されている(例えば、特許文献3を参照)。さらに、インクタンクに廃インク吸収機能を備えたインクカートリッジに関する技術が開示されている(例えば、特許文献4,特許文献5を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−268303号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平11−334110号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平6−210875号公報
【0007】
【特許文献4】
特開平11−157098号公報
【0008】
【特許文献5】
特開2000−141703号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、廃インクタンク、廃インク吸収剤、廃インク吸収機能等の廃インク収集部をインクジェットプリンタ内に設けた場合、印刷用インクのインクタンクの交換以外にも、廃インク収集部が廃インクで満杯になった時には廃インク収集部の交換も行わなければならず、インクジェットプリンタのメンテナンスが非常に面倒になる。また、所定量以上の廃インクが発生した場合には、廃インク収集部で廃インクを全て回収することができなくり、廃インクが溢れ出てしまう。
【0010】
また、廃インクが発生する度毎に廃インクを廃インクタンクに収集させる場合には、廃インクタンクの空き容量の検知や廃インクの排出の制御が複雑となる。例えばCMYK(Cyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(黄)・blacK(黒))の各色が一体になったインクカートリッジと一個の廃インクタンクが一体化されている場合には、一個の廃インクタンクの容量を管理するだけでよいので、廃インクが溢れ出ることを防止するための廃インク排出制御が比較的容易である。ところが、例えば使用されるインク各色が個々に独立したインクタンクと各インクタンクにそれぞれ一体となった廃インクを備えているインクカートリッジの場合には、各廃インクタンクの残容量などを管理しながら、各廃インクタンクに振り分ける必要が生じるので、廃インク排出制御が複雑となる。
【0011】
本発明は、このような状況を鑑みて成されたものであり、廃インクの排出の制御を容易にし、また、排出された廃インクを容易に回収できる、インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によるインクジェット記録装置は、インクを印刷用紙に噴射させて印刷を行うインクジェット記録装置であって、(a)インクジェット記録装置に着脱自在に装着され、インクを貯蔵するインクタンクと、(b)インクタンクから供給されるインクを印刷用紙に噴射させて印刷を行う印字ヘッドにおいて発生した廃インクを一時的に保持するリザーバタンクと、(c)インクタンクと一体的に形成され、廃インクを格納する廃インクタンクと、(d)リザーバタンクから廃インクタンクに廃インクを排出する排出部と、(e)廃インクタンクが空であるか否かを判別し、空の廃インクタンクにリザーバタンク内の所定量の廃インクを排出するように排出部を制御する制御部とを備えることを特徴とする。より好ましくは、上記インクタンクは、インクの色毎に独立して設けられており、上記廃インクタンクは、インクタンク毎にそれぞれ対になって一体的に形成される。
【0013】
このような構成によれば、制御部は廃インクタンクの空き状況を、「空き」か「空きでない」かの2種類のステータスで管理するだけで良く、また、空の廃インクタンクにリザーバタンク内の廃インクを単純に所定量排出するように排出部を制御すれば良く、複雑な制御を行うことなく廃インクを排出し回収することができる。また、廃インクの排出先が各色の廃インクタンクに分散され、廃インクタンクの容量を小さくすることが可能であり、単色のインクを交換する時に、廃インクも一緒に廃棄することができる。
【0014】
なお、リザーバタンク内の廃インクを空の廃インクタンクに排出する際の所定量は、1つの廃インクタンクの容量以下であることが望ましい。
【0015】
また、廃インクタンクの空き状況を管理する方式としては、廃インクタンクが空であるか否かを示す情報を廃インクタンク毎に記憶するメモリを備え、制御部は、このメモリに記憶された情報により廃インクタンクが空であるか否かを判別し、さらに制御部は、廃インクを排出した廃インクタンクのメモリに満杯であることを示す情報を書き込む。
【0016】
また、制御部は、空の廃インクタンクが複数ある場合、インクの供給頻度が最も高いインクタンクと一体的に形成された廃インクタンクに廃インクを排出するように前記排出部を制御するように構成することで、各色のインクの使用量に偏りがある場合でも、廃インクを廃インクタンクに適切に振り分けることができる。
【0017】
さらに、リザーバタンク内の廃インク量を検出する廃インクセンサを備え、制御部は、廃インクセンサの検出結果に基づいて、リザーバタンクが保持する廃インクが所定量を超えたことを検知した場合、所定量の廃インクを排出するように排出部を制御するように構成することもできる。
【0018】
さらにまた、制御部は、所定の消費量のインクが消費されたインクタンクと一体的に形成された廃インクタンクが空であるか否かを判別し、判別した当該廃インクタンクが空である場合に、廃インクセンサにより検知したリザーバタンクが保持する廃インクが所定量以上であればリザーバタンク内の所定量の廃インクを当該廃インクタンクに排出し、リザーバタンクが保持する廃インクが所定量未満であればリザーバタンク内の廃インクを全て当該廃インクタンクに排出するように排出部を制御するように構成することもできる。
【0019】
また、排出部をポンプにより構成し、制御部は、ポンプの駆動時間に基づいて、廃インクタンクから排出する廃インクの量を検知し、所定量を排出するように制御するようにしても良い。
【0020】
また、より好ましくは、廃インクタンクを密閉構造とすることで、廃インクの漏れを防止することができる。
【0021】
また、廃インクタンクが一体的に形成された上記インクタンクの代わりに、全体が廃インクを格納するように形成された廃インク専用タンクをインクジェット記録装置に装着し、制御部は、廃インク専用タンクにリザーバタンク内の廃インクを強制的に排出するように制御することで、リザーバタンク内の廃インクが所定量を大幅に超えた場合にも対処することができる。
【0022】
また、リザーバタンク内の廃インクを廃インクタンクに、複数回に分けて前記所定量を排出するようにしても良いし、1回で前記所定量を排出するように排出部を制御するようにしても良い。
【0023】
また、本発明によるインクジェット記録装置の制御方法は、着脱自在に装着されインクをインク色毎に貯蔵するインクタンクと、インクタンクから供給されるインクを印刷用紙に噴射させて印刷を行う印字ヘッドにおいて発生した廃インクを一時的に保持するリザーバタンクと、インクタンク毎にそれぞれ対になって一体的に形成され廃インクを格納する廃インクタンクと、リザーバタンクから廃インクタンクに廃インクを排出する排出部とを有するインクジェット記録装置を制御する制御方法であって、(a)印字ヘッドにおいて発生した廃インクをリザーバタンクに保持させる段階と、(b)廃インクタンク毎にメモリに記憶されている、廃インクタンクが空であるか否かを示す情報により、廃インクタンクが空であるか否かを判別する段階と、(c)リザーバタンク内の所定量の廃インクを空の廃インクタンクに排出するように排出部を制御する段階と、(d)廃インクを排出した廃インクタンクのメモリに満杯であることを示す情報を書き込む段階とを含むことを特徴とする。
【0024】
好ましくは、インクジェット記録装置に新たなインクタンクが装着された時点で、装着された当該インクタンクに一体的に形成されている廃インクタンクが空であるか否かを判別し、リザーバタンク内の所定量の廃インクを、判別した空の廃インクタンクに排出するように排出部を制御する。
【0025】
また、好ましくは、インクジェット記録装置は、リザーバタンク内の廃インク量を検出する廃インクセンサを備え、廃インクセンサによりリザーバタンクが保持する廃インクが所定量以上であることを検知した時点で、空の廃インクタンクがあるか否かを判別し、リザーバタンク内の所定量の廃インクを、判別した空の廃インクタンクに排出するように排出部を制御する。
【0026】
また、好ましくは、所定の消費量のインクが消費されたインクタンクと一体的に形成された廃インクタンクが空であるか否かを判別し、判別した当該廃インクタンクが空である場合に、廃インクセンサにより検知したリザーバタンクが保持する廃インクが所定量以上であればリザーバタンク内の所定量の廃インクを当該廃インクタンクに排出し、リザーバタンクが保持する廃インクが所定量未満であればリザーバタンク内の廃インクを全て当該廃インクタンクに排出するように排出部を制御する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の参照符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
【0028】
[インクジェットプリンタの構成]
本実施の形態によるインクジェットプリンタは、図1に示すように、インクタンク1a,1b,1c,1d、印字ヘッド2a,2b,2c,2d、パージトレイ6、リザーバタンク3、廃インクタンク4a,4b,4c,4d、ポンプ5、ポンプ5制御部7などを備える。
【0029】
インクタンク1a,1b,1c,1dは、それぞれインクジェットプリンタに着脱自在に独立して装着され、CMYK各色の不揮発性印刷用インクを格納している。印字ヘッド2a,2b,2c,2dは、インクタンク1a,1b,1c,1dから供給されるCMYK各色のインクを印刷用紙(図示せず)に噴射させて印刷を行う。リザーバタンク3は、印字ヘッド2a,2b,2c,2dに対して実施されるクリーニング動作によりパージトレイ6に排出される廃インクを一時的に保持する。
【0030】
ポンプ5は、リザーバタンク3内に保持された廃インクを廃インクタンク4a,4b,4c,4dに送り込む排出部である。尚、排出部は、図1に示したようなポンプ5以外にも、例えば、弁などで構成されていても良く、特にリザーバタンク3が廃インクタンク4a,4b,4c,4dよりも上方に配置されている場合には、ポンプ5よりも安価な弁を排出部とすることができる。
【0031】
廃インクタンク4a,4b,4c,4dは、各インクタンク1a,1b,1c,1d毎にそれぞれ対になって一体的に形成され、廃インクを格納する。そして、インクが消費されてインク切れになった各インクタンク1a,1b,1c,1dはそれぞれ個別に、廃インクが格納された廃インクタンク4a,4b,4c,4dとともに、新しいインクタンクに交換される。なお、廃インクタンク4a,4b,4c,4dの注入口は弁やシール等による密閉構造にすることが望ましい。このような構成によれば、廃インクタンク4a,4b,4c,4dから廃インクが漏れることを防止することができる。また、廃インクタンク4a,4b,4c,4dは、ボトル型でもよいし、アルミパックのようなものであってもよい。
【0032】
制御部7は、ポンプ5、印字ヘッド2a〜2d、情報書込部9などの処理動作を制御し、廃インクタンク4a,4b,4c,4dが空であるか否かを判別し、空の廃インクタンク4a,4b,4c,4dにリザーバタンク3内の所定量Sの廃インクを排出するようにポンプ5を制御する。リザーバタンク3から排出する廃インクの所定量Sは、廃インクタンク4a,4b,4c,4dの1つ分の容量と同じ量もしくはそれより小さい量とし、制御部7は、ポンプ5の駆動時間(あるいはポンプ5の駆動回数)に基づいて、リザーバタンク3から廃インクタンク4a,4b,4c,4dに排出される廃インクの量を制御する。
【0033】
制御部7は、リザーバタンク3内の廃インクを廃インクタンク4a,4b,4c,4dに、複数回に分けて上記所定量Sを排出するようにポンプ5を制御するようにしても良いし、1回で上記所定量Sを排出するようにポンプ5を制御するようにしても良い。
【0034】
各インクタンク1a,1b,1c,1dは、一体的に設けられている各廃インクタンク4a,4b,4c,4dが空であるか否かを示す情報をそれぞれ記憶するメモリ8a,8b,8c,8dを備え、この情報は制御部7が情報書込部9を制御することより8a,8b,8c,8dに書き込まれる。制御部7は、メモリ8a,8b,8c,8dに記憶された上記情報により廃インクタンク4a,4b,4c,4dが空であるか否かを判別する。また、ポンプ5を制御して廃インクを排出した廃インクタンク4a,4b,4c,4dのメモリ8a,8b,8c,8dに満杯であることを示す情報を書き込む。尚、制御部7が「廃インクタンク4a,4b,4c,4dが空であるか否か」を判別する際には、メモリ8a,8b,8c,8dに記憶された「空であるか否かを示す情報」による判別に限らず、「満杯であることを示す情報」の有無によって判別しても良い。
【0035】
また、制御部は、空の廃インクタンク4a,4b,4c,4dが複数ある場合、インクの供給頻度が最も高いインクタンク1a,1b,1c,1dと一体的に形成された廃インクタンク4a,4b,4c,4dに廃インクを排出するようにポンプ5を制御する。尚、空の廃インクタンク4a,4b,4c,4dが複数ある場合の廃インクの排出先を選出する際には、「インクの供給頻度」以外にも、例えば、「装着時間」あるいは「インクの供給量」が最も多いインクタンク1a,1b,1c,1dと一体的に形成された廃インクタンク4a,4b,4c,4dを廃インクの排出先として選出しても良いし、「インクの供給頻度」「装着時間」「インクの供給量」などの条件項目を組み合わせて排出先を選出しても良い。
【0036】
リザーバタンク3は、保持している廃インク量を検出するための廃インクセンサ10を備え、廃インクセンサ10の検出信号は制御部7に出力される。この廃インクセンサ10は、図5に示すように、重量検知式センサ30、多段式の光学式センサ(あるいは静電容量式センサ)10、フロート式センサ20等のいずれか1つもしくは複数の組み合わせにより構成される。
【0037】
例えば、重量検知式センサ30では、リザーバタンク3内の廃インク量が変化すると、重量検知式センサ30内部のひずみゲージが変位し、重量検知式センサ30からの出力電圧値が変化する。従って、重量検知式センサ30を利用した場合には、重量検知式センサ30から出力される電圧値に基づいてリザーバタンク3内の廃インク量を管理し、例えば所定の電圧値になったときに廃インク排出動作を開始する等して、リザーバタンク3から廃インクタンク4a〜4dに所定量Sの廃インクを排出することが可能となる。
【0038】
制御部7は、廃インクセンサ10(20,30)の検出結果に基づいて、リザーバタンク3が保持する廃インクが所定量Sを超えたことを検知した場合、所定量Sの廃インクを排出するようにポンプ5を制御する。
【0039】
[インクジェットプリンタの動作]
上記のような構成を有するインクジェットプリンタは、以下に示すように動作して、リザーバタンク3から廃インクタンク4a〜4dに送り込む廃インクを制御することで、廃インクの管理を簡略化することができる。
【0040】
以下、図2,図3,図4に示すフローチャートを参照して、第1〜第3実施例によるインクジェットプリンタの制御処理について説明する。なお、以下の説明においては、リザーバタンク3の容量を 150cm、廃インクタンク4a〜4dの容量を 100cmとし、リザーバタンク3から廃インクタンク4a〜4dに排出する廃インクの所定量Sを 100cmとする。
【0041】
〔第1実施例〕
本実施例においては、インクジェットプリンタに、新たなインクタンク(例えばインクタンク1d)が装着された時点で、装着された当該インクタンク1dに一体的に形成されている廃インクタンク4dが空であるか否かを判別し、リザーバタンク3内の所定量S(100cm)の廃インクを、判別した空の廃インクタンク4dに排出するようにポンプ5を制御する。
【0042】
図2のフローチャートに示すように、ステップS0において、ユーザがインク交換等の目的で新しいインクタンク(例えばインクタンク1d)をインクジェットプリンタにセットし、制御部7は、インクタンク1dがセットされたことを検知する。
【0043】
ステップS1の処理において、制御部7が、セットされたインクタンク1dに備えられているメモリ8dの情報を参照して、セットされたインクタンク1dに一体的に設けられている廃インクタンク4dが空であるか否かを判別する。そして、判別の結果、廃インクタンク4dが空でない場合、処理を終了する。一方、判別の結果、廃インクタンク4dが空である場合には、ステップS2の処理に進む。
【0044】
ステップS2の処理において、制御部7が、廃インクセンサ10の検出信号に基づいて、リザーバタンク3内の廃インク量が 100cm3 以上であるか否かを判別する。そして、判別の結果、リザーバタンク3内の廃インク量が 100cm3 以上でない場合、廃インクを排出する必要がないと判断し、処理を終了する。一方、判別の結果、リザーバタンク3内の廃インク量が 100cm以上である場合には、ステップS3の処理に進む。
【0045】
ステップS3の処理において、制御部7が、ポンプ5の駆動回数や廃インクセンサ10の検出信号を参照しながら、セットされたインクタンク1dに一体的に設けられている廃インクタンク4dに所定量Sの 100cmの廃インクを排出する。
【0046】
次に、ステップS4の処理において、制御部7が、情報書込部9を制御して、インクタンク1dのメモリ8dに、当該廃インクタンク4dが一杯である旨の情報(廃インクタンク満タン情報)を書き込む。
【0047】
このように、制御部7は、廃インクタンク4a,4b,4c,4dの空き状況を、「空き」か否かの2種類のステータスで管理するだけで良く、また、空の廃インクタンク4a,4b,4c,4dにリザーバタンク3内の廃インクを単純に所定量Sの 100cmを排出するようにポンプ5を制御すれば良いため、複雑な制御を行うことなく廃インクを排出し回収することができる。
【0048】
〔第2実施例〕
本実施例においては、廃インクセンサ10によりリザーバタンク3が保持する廃インクが所定量S(100cm)を以上であることを検知した時点で、空の廃インクタンク4a,4b,4c,4dがあるか否かを判別し、リザーバタンク3内の所定量S(100cm)の廃インクを、判別した空の廃インクタンク4a,4b,4c,4dに排出するようにポンプ5を制御する。
【0049】
図3のフローチャートに示すように、ステップS10において、制御部7は、廃インクセンサ10(20,30)によりリザーバタンク3内に保持されている廃インク量が所定量S(100cm)以上であるか否かを判別する。そして、判別の結果、リザーバタンク3内の廃インク量が 100cm3 以上でない場合、廃インクを排出する必要がないと判断し、処理を終了する。一方、判別の結果、リザーバタンク3内の廃インク量が 100cm3 以上である場合には、ステップS11の処理に進む。
【0050】
ステップS11の処理において、制御部7が、インクタンク1a〜1dに備えられているメモリ8a〜8d内の情報を参照して、廃インクタンク4a〜4dの中に空の廃インクタンクがあるか否かを判別する。
【0051】
そして、判別の結果、廃インクタンク4a〜4dの中に空の廃インクタンクがない場合、空の廃インクタンクがない旨のアラームを表示して処理を終了する。
【0052】
ここで、廃インクの排出先として空の廃インクタンクがない場合、例えば図6に示すように、廃インクタンク4dが一体的に形成されたインクタンク1dの代わりに、全体が廃インクを格納するように形成された廃インク専用タンク44を装着し、制御部7は、廃インク専用タンク44にリザーバタンク3内の廃インクを強制的に排出するようにポンプ5を制御するようにしても良い。また、廃インク専用タンク44を利用して、リザーバタンク3が保持している廃インクを全て除去し、インクジェットプリンタの修理やメンテナンスを行うこともできる。
【0053】
図3のフローチャートに戻って、ステップS11の判別の結果、廃インクタンク4a〜4dの中に空の廃インクタンクがある場合には、ステップS12の処理に進む。
【0054】
ステップS12の処理において、制御部7が、空の廃インクタンク4a〜4dの中からリザーバタンク3から廃インクを排出する廃インクタンクを決定する。ここで、制御部は、空の廃インクタンク4a,4b,4c,4dが複数ある場合、例えばインクの供給頻度が最も高いインクタンク1a,1b,1c,1dと一体的に形成された廃インクタンク4a,4b,4c,4dを、廃インクの排出先に決定する。あるいは、装着時間が最も長いインクタンク1a,1b,1c,1dと一体的に形成された廃インクタンク4a,4b,4c,4d、もしくはインクの供給量が最も多いインクタンク1a,1b,1c,1dと一体的に形成された廃インクタンク4a,4b,4c,4dを、廃インクの排出先として決定する。このように廃インクの排出先を決めることで、交換頻度が高いインクタンクの廃インクタンクに優先的に廃インクを排出することができる。ここでは、インクタンク1aを最もインクの供給頻度の高いインクタンクとし、廃インクタンク4aを廃インクの排出先に決定したものとする。
【0055】
次に、ステップS13の処理において、制御部7が、ポンプ5の駆動回数や廃インクセンサ10の検出信号を参照しながら、ステップS12の処理で決定した廃インクタンク4aに所定量Sの 100cm3 の廃インクを排出する。
【0056】
次に、ステップS14の処理では、制御部7が、情報書き込み部9を制御して、廃インクを排出した廃インクタンク4aに対応するインクタンク1aのメモリ8aに、廃インクタンクが満杯である旨の情報を書き込む。
【0057】
〔第3実施例〕
本実施例においては、いずれかのインクタンク1a,1b,1c,1dのインクが所定の消費量を消費された時点で、対応する廃インクタンク4a,4b,4c,4dが空であるか否かを判別し、判別した当該廃インクタンクが空である場合、廃インクセンサ10により検知したリザーバタンク3内の廃インクが所定量S(100cm)以上であればリザーバタンク3内の所定量S(100cm)の廃インクを当該廃インクタンク4a,4b,4c,4dに排出し、リザーバタンク33内の廃インクが所定量S(100cm)未満であればリザーバタンク3内の廃インクを全て当該廃インクタンク4a,4b,4c,4dに排出するようにポンプ5を制御する。つまり、所定の消費量のインクが消費されたインクタンク1a,1b,1c,1dと一体的に構成されている廃インクタンク4a,4b,4c,4dが空であるある場合に、リザーバタンク3内の廃インク量に関わらず、当該廃インクタンク4a,4b,4c,4dにリザーバタンク3内の廃インクを排出する。
【0058】
図4のフローチャートに示すように、ステップS20において、制御部7は、いずれかのインクタンク1a,1b,1c,1dのインクが所定の消費量(例えば、インクタンク1a,1b,1c,1dに充填されているインクの初期量の90%)消費されたか否かを判別する。なお、インクタンク1a,1b,1c,1d内のインクが所定の消費量消費されたか否かの判別は、例えば印字ヘッドの印字回数やクリーニング回数等に基づいて行う。
【0059】
ステップS20における判別の結果、いずれのインクタンク1a,1b,1c,1dにおいても所定の消費量のインクが消費されていない場合、制御部7は、廃インクを排出する必要がないと判断し、処理を終了する。
【0060】
一方、ステップS20における判別の結果、いずれかのインクタンク1a,1b,1c,1dにおいて所定の消費量のインクが消費されている場合には、ステップS21の処理に進む。
【0061】
ステップS21の処理において、制御部7が、所定の消費量のインクが消費されたインクタンク1a〜1dに備えられているメモリ8a〜8d内の情報を参照して、対応する廃インクタンク4a〜4dが空であるか否かを判別する。そして、判別の結果、対応する廃インクタンク4a〜4dが空でない場合、処理を終了する。
【0062】
一方、ステップS21の処理における判別の結果、対応する廃インクタンク4a〜4dが空である場合には、ステップS22の処理に進む。
【0063】
ステップS22の処理において、制御部7が、廃インクセンサ10の検出信号に基づいて、リザーバタンク3内の廃インク量が所定量Sの 100cm3 以上であるか否かを判別する。そして、判別の結果、廃インク量が所定量Sの 100cm3 未満の場合、ステップS23の処理に進み、制御部7は、ステップS23の処理において、ポンプ5を制御してリザーバタンク3内の全ての廃インクを、対応する空の廃インクタンクに排出する。このステップS23の処理によれば、廃インクタンクが空の状態で印刷用インクを使い終わったインクタンクが廃棄されることを防止することができる。
【0064】
一方、ステップS22における判別の結果、リザーバタンク3内の廃インク量が所定量Sの 100cm3 以上であると判別した場合には、制御部7は、ステップS24の処理において、ポンプ5の駆動回数や廃インクセンサ10の検出信号を参照しながら、リザーバタンク3内の所定量Sの 100cm3 の廃インクを、対応する空の廃インクタンクに排出する。
【0065】
ステップS25の処理では、制御部7が、情報書き込み部9を制御して、廃インクを排出した廃インクタンクに対応するインクタンクのメモリ8a〜8d内に、廃インクタンクが一杯である旨の情報を書き込む。
【0066】
以上、本発明の実施の形態について説明したように、リザーバタンク3に廃インクを一時的に保持し、リザーバタンク3から空の廃インクタンク4a,4b,4c,4dに所定量Sの廃インクを排出するように制御することで、複雑な制御を行うことなく廃インクを排出することができ、また、各色毎に廃インクタンクを備えている場合であっても、各色の廃インクタンクの容量を簡単に管理することができる。つまり、制御部7は、廃インクタンク4a,4b,4c,4dの空き状況を、「空き」か「空きでない」かの2種類のステータスで管理するだけで良く、また、空の廃インクタンク4a,4b,4c,4dにリザーバタンク3内の廃インクを単純に所定量Sの 100cmを排出するようにポンプ5を制御すれば良いため、複雑な制御を行うことなく廃インクを排出し回収することができる。
【0067】
また、廃インクタンク4a〜4dが空であるか否かを示す情報が廃インクタンク4a〜4d毎にメモリ8a〜8d内に記憶されるので、空でない廃インクタンク4a〜4dに廃インクを排出して、廃インクが溢れることを防止することができる。
【0068】
また、各廃インクタンク4a〜4dがそれぞれ各インクタンク1a〜1dと一体的に設けられているので、インク色毎にインク使用量に偏りがある場合であっても、廃インクが廃インクタンク4a〜4dから溢れることを防止することができる。また、廃インクを各色毎の廃インクタンクに分散して排出することができるので、廃インクタンク4a〜4dの容量を小さくすることもできる。また、単色のインクを交換する時に、廃インクも一緒に廃棄することができる。
【0069】
また、廃インクタンク4a〜4dは密閉構造を有しているので、廃インクが廃インクタンク4a〜4dから漏れることを防止できる。
【0070】
以上、本発明における実施の形態を詳細に説明したが、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の色々な形で実施することができる。例えば、本実施形態においては、インクタンク1a,1b,1c,1dは、それぞれCMYKの4色の不揮発性印刷用インクをそれぞれ格納している例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、K(黒)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)の6色のインク、もしくはC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、K(黒)、オレンジ(Or)、グリーン(Gr)の6色のインクを、それぞれ格納する6個のインクタンクと、それと一体的に形成される6個の廃インクタンクによって構成しても良い。いずれにしても、廃インクタンクの空き状況を、「空き」か「空きでない」かの2種類のステータスで管理し、また、空の廃インクタンクにリザーバタンク内の廃インクを単純に所定量Sを排出するようにポンプを制御すれば、複雑な制御を行うことなく廃インクを排出し回収することができる。
【0071】
また、本実施形態においては、インクジェットプリンタを例に説明したが、他のインクジェット記録装置、例えば、インクジェット方式の複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等にも適用し、実施することができる。
【0072】
このように、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、廃インクの排出の制御を容易にし、排出された廃インクを容易に回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるインクジェットプリンタの概略構成を例示する模式図である。
【図2】第1実施例によるインクジェットプリンタの制御処理手順を例示するフローチャートである。
【図3】第2実施例によるインクジェットプリンタの制御処理手順を例示するフローチャートである。
【図4】第3実施例によるインクジェットプリンタの制御処理手順を例示するフローチャートである。
【図5】図1に示すインクジェットプリンタにおける、リザーバタンクの廃インクセンサの概略構成を例示する模式図である。
【図6】図1に示すインクジェットプリンタにおいて、単色のインクタンクの代わりに廃インク専用センサを装着した例を示す模式図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d…インクタンク
2a,2b,2c,2d…印字ヘッド
3…リザーバタンク
4a,4b,4c,4d…廃インクタンク
5…ポンプ
6…パージトレイ
7…制御部
8a,8b,8c,8d…メモリ
9…情報書込部
10…廃インクセンサ
20…フロート式センサ
30…重量検知式センサ
44…廃インク専用タンク

Claims (15)

  1. インクを印刷用紙に噴射させて印刷を行うインクジェット記録装置であって、
    前記インクジェット記録装置に着脱自在に装着され、前記インクを貯蔵するインクタンクと、
    前記インクタンクから供給される前記インクを前記印刷用紙に噴射させて印刷を行う印字ヘッドにおいて発生した廃インクを一時的に保持するリザーバタンクと、
    前記インクタンクと一体的に形成され、前記廃インクを格納する廃インクタンクと、
    前記リザーバタンクから前記廃インクタンクに前記廃インクを排出する排出部と、
    前記廃インクタンクが空であるか否かを判別し、空の廃インクタンクに前記リザーバタンク内の所定量の廃インクを排出するように前記排出部を制御する制御部と
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インクタンクは、前記インクの色毎に独立して設けられ、
    前記廃インクタンクは、前記インクタンク毎にそれぞれ対になって一体的に形成されること
    を特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記廃インクタンクが空であるか否かを示す情報を前記廃インクタンク毎に記憶するメモリを備え、
    前記制御部は、前記メモリに記憶された前記情報により前記廃インクタンクが空であるか否かを判別し、前記廃インクを排出した廃インクタンクのメモリに満杯であることを示す情報を書き込むこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御部は、空の廃インクタンクが複数ある場合、前記インクの供給頻度が最も高いインクタンクと一体的に形成された廃インクタンクに前記廃インクを排出するように前記排出部を制御すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記リザーバタンク内の廃インク量を検出する廃インクセンサを備え、
    前記制御部は、前記廃インクセンサの検出結果に基づいて、前記リザーバタンクが保持する前記廃インクが前記所定量を超えたことを検知した場合、前記所定量の前記廃インクを排出するように前記排出部を制御すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記リザーバタンク内の廃インク量を検出する廃インクセンサを備え、
    前記制御部は、所定の消費量の前記インクが消費されたインクタンクと一体的に形成された廃インクタンクが空であるか否かを判別し、判別した当該廃インクタンクが空である場合に、前記廃インクセンサにより検知した前記リザーバタンクが保持する前記廃インクが前記所定量以上であれば前記リザーバタンク内の前記所定量の廃インクを当該廃インクタンクに排出し、前記リザーバタンクが保持する前記廃インクが前記所定量未満であれば前記リザーバタンク内の廃インクを全て当該廃インクタンクに排出するように前記排出部を制御すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記排出部は、ポンプで構成され、
    前記制御部は、前記ポンプの駆動時間に基づいて、排出させる前記廃インクの量を制御すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記廃インクタンクは密閉構造であること
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記廃インクタンクが一体的に形成された前記インクタンクの代わりに、全体が前記廃インクを格納するように形成された廃インク専用タンクを装着し、
    前記制御部は、前記廃インク専用タンクに前記リザーバタンク内の廃インクを強制的に排出するように前記排出部を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記制御部は、前記リザーバタンク内の廃インクを前記廃インクタンクに、複数回に分けて前記所定量排出するように前記排出部を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記制御部は、前記リザーバタンク内の廃インクを前記廃インクタンクに、1回で前記所定量排出するように前記排出部を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  12. 着脱自在に装着されインクをインク色毎に貯蔵するインクタンクと、前記インクタンクから供給される前記インク前記印刷用紙に噴射させて印刷を行う印字ヘッドにおいて発生した廃インクを一時的に保持するリザーバタンクと、前記インクタンク毎にそれぞれ対になって一体的に形成され前記廃インクを格納する廃インクタンクと、前記リザーバタンクから前記廃インクタンクに前記廃インクを排出する排出部とを有するインクジェット記録装置を制御する制御方法であって、
    前記印字ヘッドにおいて発生した廃インクを前記リザーバタンクに保持させる段階と、
    前記廃インクタンク毎にメモリに記憶されている、前記廃インクタンクが空であるか否かを示す情報により、前記廃インクタンクが空であるか否かを判別する段階と、
    前記リザーバタンク内の所定量の廃インクを空の廃インクタンクに排出するように排出部を制御する段階と、
    前記廃インクを排出した廃インクタンクの前記メモリに満杯であることを示す情報を書き込む段階と
    を含むことを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
  13. 前記インクジェット記録装置に新たなインクタンクが装着された時点で、装着された当該インクタンクに一体的に形成されている廃インクタンクが空であるか否かを判別し、前記リザーバタンク内の前記所定量の廃インクを、判別した空の廃インクタンクに排出するように前記排出部を制御すること
    を特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記インクジェット記録装置は、前記リザーバタンク内の廃インク量を検出する廃インクセンサを備え、
    前記廃インクセンサにより前記リザーバタンクが保持する前記廃インクが前記所定量以上であることを検知した時点で、
    空の廃インクタンクがあるか否かを判別し、前記リザーバタンク内の前記所定量の廃インクを、判別した空の廃インクタンクに排出するように前記排出部を制御すること
    を特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  15. 前記インクジェット記録装置は、前記リザーバタンク内の廃インク量を検出する廃インクセンサを備え、
    所定の消費量の前記インクが消費されたインクタンクと一体的に形成された廃インクタンクが空であるか否かを判別し、判別した当該廃インクタンクが空である場合に、前記廃インクセンサにより検知した前記リザーバタンクが保持する前記廃インクが前記所定量以上であれば前記リザーバタンク内の前記所定量の廃インクを当該廃インクタンクに排出し、前記リザーバタンクが保持する前記廃インクが前記所定量未満であれば前記リザーバタンク内の廃インクを全て当該廃インクタンクに排出するように前記排出部を制御すること
    を特徴とする請求項12に記載の制御方法。
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