JP2006231803A - インク漏れ検知装置およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インク漏れ検知装置およびインクジェット記録装置 Download PDF

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JP2006231803A JP2005052182A JP2005052182A JP2006231803A JP 2006231803 A JP2006231803 A JP 2006231803A JP 2005052182 A JP2005052182 A JP 2005052182A JP 2005052182 A JP2005052182 A JP 2005052182A JP 2006231803 A JP2006231803 A JP 2006231803A
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憲一 熊耳
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Abstract

【課題】 インクの色や絶縁性に関わらずインク漏れの検知が可能なインク漏れ検知装置を提供する。
【解決手段】 インクの漏れを検知すべき場所に、発泡スチロール(発泡ポリスチレン)からなる検知用固体1が配置され、その上方にマイクロスイッチ2が配置されている。通常、接片2aは検知用固体1の上面に当接してマイクロスイッチ2がON状態になっている。何らかのトラブルにより溶剤系インク4が漏れて、検知用固体1まで流れてきてそれに接触すると、溶剤系インク4によって検知用固体1が溶かされてその高さが低くなり、接片2aが検知用固体1の上面から離れて、マイクロスイッチ2がOFF状態になる。制御部3が、マイクロスイッチ2がON状態からOFF状態に変わったことを認識すると、インク漏れが発生したと判断される。
【選択図】図2

Description

本発明は、インク漏れ検知装置と、それを有するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、例えば、インクジェット記録ヘッドのノズルが、固化したインクやごみ等によって詰まるのを防止または解消するために、記録とは無関係にインクジェット記録ヘッドからインクを吐出して、固化したインクやごみ等を外部に排出する処理を行う場合がある。このような処理を行う場合には、通常、記録部の外方に設けられたヘッドキャップによってインクジェット記録ヘッドを覆い、そのヘッドキャップに向けてインクを吐出する。ヘッドキャップは、インクジェット記録装置の筐体内配置された廃液タンクに、廃液チューブを介して接続されている。したがって、ヘッドキャップに吐出された廃液(廃インク)は、廃液チューブを通って廃液タンク内に収容される。
仮に、この廃液インクからインクがあふれ出したり、廃液チューブからインクが漏れたりすると、筐体内の他部材を汚してしまう。特に、筐体内に配置されており、インクジェット記録装置の様々な動作を電気的に制御する制御基板がインクに濡れると、電気的短絡を生じたり、電気配線部が腐食または変質を生じて、使用不能になってしまう可能性がある。
そこで、特許文献1には、廃液タンクの周囲に設けられた部材にインクが付着したかどうかを検知する光学検知手段が設けられている構成が開示されている。
特開2003−291375号公報
特許文献1に開示されている構成では、黒色または濃い色のインクを用いる場合には、光学検知手段によるインク漏れ検知が可能であるが、透明や薄い色のインクを用いる場合には、インク漏れの検知が困難である。また、光学検知手段に代えて電気的な検知手段を設けると、インク自体が絶縁性のものである場合にはインク漏れを検知できないという問題がある。
そこで本発明の目的は、インクの色や絶縁性に関わらずインク漏れの検知が可能なインク漏れ検知装置と、それを有するインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明のインク漏れ検知装置は、インクを収容するインク容器および/またはインクが流れるインク経路の外部に設けられており、そのインクによって溶解させられる材料からなる検知用固体と、検知用固体の形状の変化を検知する検知素子とを有することを特徴とする。この構成によると、インク容器および/またはインク経路からインクが漏れ、そのインクが検知用固体に接触すると、検知用固体が溶かされて形状が変化し、その形状変化を検知素子が検知することによって、インク漏れの検知が可能である。
検知素子は、検知用固体の上部に接触する接片を有するマイクロスイッチであってもよい。
本発明のインクジェット記録装置は、筐体内に設けられている、インク容器および/またはインク経路と、筐体内に設けられている、前記した構成のインク漏れ検知装置とを有することを特徴とする。さらに、検知用固体は、インクとの接触を避けるべき部材の近傍に配置されていると、特にインクとの接触を避けるべき部材へ向かうインクを的確に検知できるので、非常に効率的なインク漏れ検知ができる。また、検知用固体が、筐体の底面のうち、他の部分よりも低い位置に配置されていると、インク漏れ検知の精度が高くなる。
本発明によると、漏れたインクと接触することによって溶かされた検知用固体の形状変化を検知素子が検知して、インク漏れを検知することができる。使用されるインクに応じた検知用固体を選択すれば、そのインクの色や絶縁性に関わらず、信頼性の高いインク漏れ検知が可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1,2に本発明の一実施形態であるインク漏れ検知装置の概略図が示されている。本実施形態では、発泡スチロール(発泡ポリスチレン)からなる検知用固体1が配置され、その上面にマイクロスイッチ2の接片2aが当接している。マイクロスイッチ2は制御部3に接続されている。接片2aは検知用固体1の上面に押されて、マイクロスイッチ2がON状態になっている。マイクロスイッチ2は、概略的に示している保持部材2bによって保持されている。
図1に示す初期状態において、溶剤系インク4が検知用固体1に接触すると、溶剤系インク4に接触した部分から検知用固体1が溶かされて、検知用固体1が小さくなり、形状が変化する。そして、図2に示すように、検知用固体1の高さが低くなって接片2aが検知用固体1の上面から離れると、マイクロスイッチ2がOFF状態になる。制御部3が、マイクロスイッチ2がON状態からOFF状態に変わったことを認識すると、インク漏れが発生したと判断して、動作の停止や使用者への警告などの処理を行う。
このように本実施形態によると、インク漏れが生じてインクが検知用固体1に接する位置まで流れてくると、検知用固体1が溶かされて形状および体積が変化し、その変化をマイクロスイッチ2が検知して制御部3に伝達することによって、インク漏れを検知することができる。なお、発泡スチロールは、溶剤に接触開始してから数秒のうちに溶かされて形状および体積が変化するので、本実施形態のインク漏れ検知装置はインク漏れを迅速に検知することができる。
図3は、本発明のインク漏れ検知装置を内蔵したインクジェット記録装置の内部構成を示す概略図である。このインクジェット記録装置は、複数のインクタンク5から、色の異なる溶剤系インク4を、インク供給チューブ6を介してインクジェット記録ヘッド7へ供給する構成である。インクジェット記録ヘッド7は、キャリッジ8に搭載されて、レール15に沿って図3左右方向に往復移動可能であり、プラテン9上の図示しない記録媒体にインクを吐出することにより記録を行うものである。プラテン9の側方には、インクジェット記録ヘッド7のノズル詰まりを予防または解消するために記録とは無関係にインクを吐出する際に、そのインク(廃インク)を受けるヘッドキャップ10が設けられている。
このように構成されている記録部の下方には、電気部品等を収容する筐体である電装収納部11が設けられている。インクタンク5は電装収納部11の側方に配置されている。この電装収納部11内に、ヘッドキャップ10から廃液チューブ12を介して接続されている廃液タンク13と、詳述しないがこのインクジェット記録装置の動作の少なくとも一部を電気的に制御するための制御基板14が収容されている。そして、廃液チューブ12および廃液タンク13と制御基板14との間に、前記した検知用固体1とマイクロスイッチ2が配置されている。なお、便宜上、図3では省略しているが、マイクロスイッチ2は、保持部材2bを介して電装収納部11に固定されているとともに、制御部3に接続されている。
このインクジェット記録装置によると、溶剤系インク4に濡れると電気的短絡や電気配線等の腐食または変質を起こすおそれがあり、溶剤系インク4との接触を避けるべき部材である制御基板14の近傍に、かつその制御基板14と廃液チューブ12および廃液タンク13との間に、本発明のインク漏れ検知装置が配置されている。従って、廃液チューブ12および廃液タンク13から漏れたインクが制御基板14に触れる前に、またはそれと殆ど同時に、インク漏れ検知装置がインク漏れを検知できる構成になっている。この構成によると、溶剤系インク4との接触を避けるべき部材(制御基板14)へ向かうインクを的確に検知でき、非常に効率的である。
また、図4にはこのインクジェット記録装置の変形例が示されている。図4に示す構成では、電装収納部11の底面のうち、本発明のインク漏れ検知装置の検知用固体1が配置されている位置が部分的に低くなっている。従って、廃液チューブ12および廃液タンク13から漏れたインクが、他の部分よりも低い位置にある検知用固体1に向かって流れ易く、検知される可能性が高くなっている。それ以外は前記した構成と同様であるので説明は省略する。
図3,4に示す例では、電気部品等を収容する筐体である電装収納部11内に、本発明のインク漏れ検知装置を配置しているが、インクジェット記録装置全体の外装を構成する筐体内に本発明のインク漏れ検知装置を配置してもよい。筐体内におけるインク漏れ検知装置の位置は任意に設定できるが、図3,4に示す例のように、インクと触れることが特に好ましくない部分、またはそのような部材の近傍や、漏れたインクが通過しやすい場所に、本発明のインク漏れ検知装置を配置することが好ましい。なお、これらの個所に、本発明のインク漏れ検知装置の検知用固体1のみを配置し、その形状変化を検出するスイッチは多少離れた位置に配置することも可能である。
また、図3,4に示す例のように、本発明のインク漏れ検知装置(検知用固体1)を廃液チューブ12および廃液タンク13の近傍に配置する構成に限られず、インク供給チューブ6およびインクタンク5の近傍にも配置してもよい。
以上説明した本発明のインク漏れ検知装置は、通常はインクに接触することはなく、トラブルによって漏れたインクが接触する可能性がある位置に検知用固体1を配置することによって、効率よくインク漏れの検知が可能である。検知用固体1を、使用されるインクによって溶かされる性質を持った材料により形成しさえすれば、インクの色や絶縁性など、他の性質に関わらず、精度の良いインク漏れ検知が可能である。インクと検知用固体の組み合わせは、前記した溶剤系インクと発泡スチロールの組み合わせに限られず、他の組み合わせにすることも可能である。
また、検知用固体の形状変化を検出する検知素子は、前記したマイクロスイッチに限られず、図示しないが、検知用固体の形状変化によって電気回路の導通と遮断が切り替えられるような電気的スイッチや、例えば着色された検知用固体の形状変化を光学的に検知する光学スイッチ等であってもよい。なお、本明細書中で、「検知用固体1の形状変化」とはその体積変化や消失も含む表現である。
本発明のインク漏れ検知装置の構成を示す概略図である。 図1に示すインク漏れ検知装置のインク漏れ検知状態を示す概略図である。 図1に示すインク漏れ検知装置を内蔵したインクジェット記録装置を示す概略図である。 図3に示すインクジェット記録装置の変形例を示す概略図である。
符号の説明
1 検知用固体
2 マイクロスイッチ
2a 接片
2b 保持部材
3 制御部
4 溶剤系インク
5 インクタンク
6 インク供給チューブ
7 インクジェット記録ヘッド
8 キャリッジ
9 プラテン
10 ヘッドキャップ
11 電装収納部
12 廃液チューブ
13 廃液タンク
14 制御基板
15 レール

Claims (5)

  1. インクを収容するインク容器および/またはインクが流れるインク経路の外部に設けられており、前記インクによって溶解させられる材料からなる検知用固体と、
    前記検知用固体の形状の変化を検知する検知素子とを有するインク漏れ検知装置。
  2. 前記検知素子は、前記検知用固体の上部に接触する接片を有するマイクロスイッチである、請求項1に記載のインク漏れ検知装置。
  3. 筐体内に設けられている、前記インク容器および/または前記インク経路と、
    前記筐体内に設けられている、請求項1または2に記載のインク漏れ検知装置とを有するインクジェット記録装置。
  4. 前記検知用固体は、インクとの接触を避けるべき部材の近傍に配置されている、請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記検知用固体は、前記筐体の底面のうち、他の部分よりも低い位置に配置されている、請求項3または4に記載のインクジェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013203065A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Riso Kagaku Corp 画像記録装置
US9074962B2 (en) 2010-08-16 2015-07-07 Canon Kabushiki Kaisha Liquid leakage detector, liquid transport apparatus and method of detecting liquid leakage
US11872820B2 (en) 2021-02-26 2024-01-16 Kyocera Document Solutions Inc. Liquid leakage detection device including two absorption layers and pair of terminals, and ink jet recording apparatus

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