JP2017013242A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手を向上させた印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置12は、媒体に液体を用いて印刷を行う印刷部と、印刷部に供給する液体を収容可能な液体収容室55及び液体収容室に液体を注入可能な液体注入口64を有する液体収容体30と、印刷部及び液体収容体を内部に収容する筐体14とを備え、筐体は、筐体内に収容された液体収容体の液体注入口との間に注入用空間部67を介在させた状態で液体注入口の鉛直方向の上方に位置する上壁部66と、筐体内に収容された液体収容体の液体注入口及び注入用空間部よりも鉛直方向と交差する方向の外側方に位置する開閉扉23とを有し、開閉扉材は、液体注入口及び注入用空間部を外部に露出させない閉じ位置と液体注入口及び注入用空間部を外部に露出させる開き位置との間を変位可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、インク等の液体を注入可能な液体収容体から供給される液体を用いて印刷を行う印刷装置に関する。
印刷装置の一例として、媒体に印刷部からインク等の液体を噴射することにより画像等を印刷するインクジェット式のプリンターが知られている。そして、こうしたプリンターとして、従来から、印刷部が設けられたプリンター本体とは別に、印刷に使うインク等の液体を注入可能なタンク等の液体収容体を備え、その液体収容体から液体供給チューブを介して供給される液体を用いて印刷を行うプリンターが存在していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−79909号公報
ところで、上記のプリンターにおいて、液体収容体に液体を注入する作業はユーザーにより行われる。
したがって、こうしたプリンターでは、なお一層の使い勝手の向上が求められている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使い勝手を向上させた印刷装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体に液体を用いて印刷を行う印刷部と、前記印刷部に供給する前記液体を収容可能な液体収容室及び当該液体収容室に前記液体を注入可能な液体注入口を有する液体収容体と、前記印刷部及び前記液体収容体を内部に収容する筐体とを備え、前記筐体は、当該筐体内に収容された前記液体収容体の前記液体注入口との間に注入用空間部を介在させた状態で前記液体注入口の鉛直方向の上方に位置する第1カバー部材と、当該筐体内に収容された前記液体収容体の前記液体注入口及び前記注入用空間部よりも鉛直方向と交差する方向の外側方に位置する第2カバー部材とを有し、前記第2カバー部材は、前記液体注入口及び前記注入用空間部を外部に露出させない閉じ位置と前記液体注入口及び前記注入用空間部を外部に露出させる開き位置との間を変位可能である。
この構成によれば、筐体内に収容された液体収容体に液体を注入する場合、液体注入口の鉛直方向の上方に第1カバー部材を位置させた状態のままで、第2カバー部材を閉じ位置から開き位置に変位させれば、液体収容体の液体注入口及び当該液体注入口に対する注入用空間部が鉛直方向と交差する方向の外側方に向けて露出する。そのため、液体注入口に対して、鉛直方向と交差する方向の外側方から、注入用空間部を利用して液体を容易に注入できる一方、その注入作業時には、鉛直方向の上方から埃や異物等が液体注入口の周りに降下したり当該液体注入口から液体収容体内に入ったりする虞を低減できる。したがって、従来よりも、ユーザーによる使い勝手を向上させることができる。
また、上記印刷装置において、前記第1カバー部材は固定壁であることが好ましい。
第1カバー部材が、固定壁ではなく、液体注入口の上方に位置する閉じ位置と液体注入口の上方に位置しない開き位置との間を回動変位自在な開閉部材で構成されていると、液体の注入作業時に、ユーザーが誤って第1カバー部材を閉じ位置から開き位置に変位させることがあり得る。そして、その場合には、上方に開閉部材が位置しないので上方に向けて露出した液体注入口に対して、埃や異物等を鉛直方向の上方から降下させてしまう虞がある。この点、上記構成によれば、第1カバー部材は固定壁であるため、常に液体注入口の上方に位置することになり、そのような埃や異物等を鉛直方向の上方から液体注入口に向けて降下させる虞を低減させることができる。
また、上記印刷装置において、前記液体収容体は、前記筐体内に収容された状態で前記第2カバー部材と対向する側の上方寄りの位置に、前記第2カバー部材に近づくに連れて鉛直方向の下方に向かう斜面部を有し、前記液体注入口は、前記斜面部に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、液体注入口は、筐体の外側方に対して斜め上向きに開口することになるため、ユーザーは鉛直方向と交差する方向の外側方から液体注入口に対して液体を注入し易くなる。
また、上記印刷装置において、前記液体注入口を前記斜面部と垂直な方向において投影した場合に前記第1カバー部材は前記液体注入口と重ならないことが好ましい。
この構成によれば、液体注入口に対して外部から液体注入部材などを位置合せする場合にも、第1カバー部材が邪魔になる虞を低減できるため、液体の注入作業を容易に行うことができる。
また、上記印刷装置において、前記液体収容体は、前記筐体内に収容された状態で前記第2カバー部材と対向する側に前記液体収容室内を外部から視認可能とする視認部を有することが好ましい。
この構成によれば、液体注入口から液体収容体の液体収容室内に液体を注入するとき、ユーザーは、液体収容室内における液体の液面の高さの変化を視認しながら液体の注入を行えるので、注入作業がし易くなる。
また、上記印刷装置において、前記視認部には、前記液体収容室に対する前記液体の注入上限を示す上限部及び前記液体収容室内の液体残量の下限水準を示す下限部のうち少なくとも一方が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、上限部が設けられている場合には、液体の注入し過ぎで液体注入口から液体が溢れる虞を低減でき、下限部が設けられている場合には、液体残量が少なくなったときの液体の注入し忘れを抑制することができる。
また、上記印刷装置において、前記第2カバー部材は、前記閉じ位置にあるときに前記液体収容体の前記視認部を外部から視認可能とする窓部を有することが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、第2カバー部材を閉じ位置にした状態のままで、筐体内に収容されている液体収容体の液体収容室内における液体の液面の高さを視認することができる。
また、上記印刷装置において、前記第2カバー部材は、前記閉じ位置にあるときに前記液体収容体の前記視認部における前記上限部及び前記下限部のうち少なくとも一方の位置に接触する液体吸収部材を有することが好ましい。
この構成によれば、液体の注入時に液体注入口から漏れ出た液体が液体収容体の視認部を伝って流れた場合でも、上限部及び下限部の少なくとも一方の位置には第2カバー部材が有する液体吸収材が接触し、その位置に至った液体を吸収するので、第2カバー部材を閉じ位置から開き位置に変位させたとき、上限部及び下限部の少なくとも一方が汚れにより視認できなくなる虞を低減できる。
印刷装置を含む複合機の一実施形態の斜視図。 印刷装置の内部構造を示す平面図。 印刷装置における図2の3−3線矢視部分断面図。 印刷装置における液体収容体への液体注入時の部分断面図。 変形例の印刷装置における液体収容体への液体注入時の部分断面図。
以下、印刷装置を含む複合機の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態の印刷装置は、例えば液体の一例であるインクを媒体の一例である用紙に噴射することにより印刷を行うインクジェット式のプリンターで構成されている。また、そのプリンターは、印刷方式が用紙の搬送方向と交差する主走査方向に印刷部として機能する液体噴射ヘッドを移動させて印刷を行う、所謂シリアル方式のプリンターである。そして以下では、プリンターを使用するユーザーがその操作パネル部を操作するときに位置すると想定される方向及びその逆方向を「前後方向」、重力方向に沿う鉛直方向を「上下方向」、そして、前後方向及び上下方向と交差する方向を「左右方向」とも称して説明する。
図1に示すように、複合機11は、印刷機能を有する印刷装置12と、読取機能を有する画像読取装置13とを備えている。印刷装置12は、直方体状の筐体14を有し、その筐体14の上に画像読取装置13が配置されている。印刷装置12の筐体14と画像読取装置13とは、上方から平面視した場合の形状がほぼ一致している。
印刷装置12における筐体14の前面上部で左右方向のほぼ中央となる位置には、複合機11における各種動作を操作するための操作パネル部15が設けられている。そのため、印刷装置12を含む複合機11のユーザーは、印刷を行う場合などにおいて操作パネル部15を操作するときには、筐体14に対して操作パネル部15が設けられた側である前方に位置することになる。この操作パネル部15は、例えば電源ボタン16やタッチパネル方式の液晶表示画面17及び操作ボタン18等を有し、手前側となる前面側から正面視した場合に横長の矩形状となる形状をしている。
また、印刷装置12における筐体14の前面側において、操作パネル部15の下側となる位置には、印刷装置12の筐体14内で印刷された用紙Pを前方側に排出する矩形の排出口19が開口している。排出口19の下からは、排出口19から排出される用紙Pを支持する矩形板状の排出トレイ20が、排出方向である前後方向にスライド移動可能に設けられている。筐体14の前面における排出トレイ20の下側には、カセット装着部21が設けられ、そのカセット装着部21には、印刷に用いる複数枚の用紙Pを積層状態で収容可能な給紙カセット22が前後方向への挿抜自在に装着されている。なお、給紙カセット22は、カセット装着部21に装着された場合に、その前端が筐体14の前面と前後方向において略同じ位置となる大きさに形成されている。
また、図1に示すように、印刷装置12の筐体14における前面であってカセット装着部21よりも左右方向の端部側(図1では、右端部側)となる位置には、矩形板状の開閉扉23が、その下端に設けられた左右方向に沿う回動軸24(図3参照)を回動中心として図1に実線矢印で示す前後方向への開閉動作(変位)自在に設けられている。なお、開閉扉23における回動軸24が設けられた側とは反対側の端縁の一部には、印刷装置12のユーザーが開閉扉23を開閉動作させる際に指先を引っ掛け可能な切欠状の指掛部25が形成されている。
また、開閉扉23の裏面には、インクを吸収して保持可能なポリウレタンの発泡材等からなる液体吸収材の一例であるインク吸収材26,27が設けられている。開閉扉23の裏面において、指掛部25の近傍には、幅狭のインク吸収材26が取り付けられる一方、回動軸24の近傍には、幅広のインク吸収材27が取り付けられている。なお、インク吸収材26,27は、開閉扉23の裏面の指掛部25を除く全面に設けてもよいし、開閉扉23の裏面に設けなくてもよい。
印刷装置12の筐体14内において、開閉扉23の裏側となる位置、すなわち前面寄りで且つ端部寄り(この場合は右端部寄り)となる位置には、上下方向及び左右方向の寸法が開閉扉23の上下方向及び左右方向の寸法にほぼ相当する大きさの液体供給ユニット29が収容されている。液体供給ユニット29は、複数(本実施形態では4つ)の液体収容体30(30a〜30d)を含んで一体的に取り扱い可能とされた構造体であり、後で述べるように、各液体収容体30a〜30dにはインクが注入可能とされている。
図2に示すように、印刷装置12の筐体14内における後面寄りで且つ左端寄りの位置には従動プーリー31が設けられる一方、同じく後面寄りで且つ右端寄りの位置にはモーター(図示略)によって回転駆動可能な駆動プーリー32が設けられている。両プーリー31,32には無端状のタイミングベルト33が巻き掛けられ、タイミングベルト33の一部はキャリッジ34の後部に設けられた連結部35に連結されている。なお、キャリッジ34の下面側には、複数(本実施形態では4色)のインクを用紙Pに噴射して印刷を行う印刷部の一例である液体噴射ヘッド36が搭載されている。
また、印刷装置12における筐体14内でタイミングベルト33の前側となる位置には、用紙Pの搬送方向である前後方向と直交する左右方向に長い直方体状の支持台37が配置されている。支持台37は用紙Pが印刷時に搬送方向に搬送されるとき、その下面を支持する台であり、その支持台37における液体噴射ヘッド36との対向面には、左右方向に長い略矩形状の領域に亘って多孔質のインク吸収材38が露出している。そして、この支持台37の前側と後側に、キャリッジ34を移動自在に支持して左右方向に延びる前後一対のレール39が設けられている。したがって、モーターの駆動によって駆動プーリー32が回転駆動されると、その駆動力がタイミングベルト33を介して連結部35に伝達され、キャリッジ34が前後一対のレール39にガイドされて左右方向に往復移動する。
また、印刷装置12における筐体14内で前側のレール39よりも前側となる位置には、平面視で矩形の支持フレーム部40が設けられ、その支持フレーム部40上には、CPU等を備えた制御部として機能する回路基板41が支持されている。回路基板41上には、複数(本実施形態では一例として2つだけ図示)のコネクター42,43が固定されている。また、支持フレーム部40において回路基板41の後部側の長辺に沿う後端縁寄りの部分には、左右方向に沿って長く延びる垂直のガイド壁44が形成されている。
ガイド壁44における左右方向の略中央となる箇所には、切欠凹部45が形成されている。そして、その切欠凹部45よりも右端部寄りでキャリッジ34側となるガイド壁44の後面には、その一端を液体供給ユニット29に接続された可撓性を有する液体供給チューブ46の中途部分を固定する固定部材47が設けられている。液体供給チューブ46における固定部材47よりも他端側の部分は、ガイド壁44の後面に沿って延びた後に折り返され、その他端がキャリッジ34の前部に設けられた接続部48を経由してキャリッジ34上に搭載された各サブタンク49に接続されている。
サブタンク49は、液体供給チューブ46によって供給される各インクを一時貯留してから液体噴射ヘッド36へ供給する。この場合、キャリッジ34上にサブタンク49を搭載せずに、液体供給チューブ46がアダプター(図示略)を介して液体噴射ヘッド36に接続されるようにしてもよい。なお、液体供給チューブ46は、液体供給ユニット29が備える複数(本実施形態では4つ)の液体収容体30a〜30dの個数と等しい複数本(本実施形態では4本)が引き回されるものであるが、図2等では図面の簡略化のため、4本のうち3本を省略して1本だけ描いている。また、これら4本の液体供給チューブは互いに一体に形成された4連の多連チューブで構成してもよい。
また、キャリッジ34の接続部48からは一端側が液体噴射ヘッド36などに接続された信号線50が導出され、信号線50の他端側はガイド壁44におけるキャリッジ34側の後面に沿って延びてから切欠凹部45を通った後、コネクター42を介して回路基板41に接続されている。また、回路基板41上の他のコネクター43には、一端側が液体供給ユニット29に接続された信号線51の他端側が接続されている。
次に、印刷装置12において液体噴射ヘッド36にインクを供給する液体供給装置として機能する液体供給ユニット29について説明する。
図2及び図3に示すように、液体供給ユニット29は、複数の液体収容体30a〜30dと、液体収容体30a〜30dに接続されたインク流路を内部に形成した流路形成部材52と、複数の液体収容体30a〜30dをそれらの厚さ方向に重なるように並べた状態で流路形成部材52と共にセットするセット部材53と、を含んで構成されている。そして、液体供給ユニット29は、セット部材53に複数の液体収容体30a〜30dが流路形成部材52と共にセットされて一体的に取り扱い可能とされた状態で、筐体14内における前面寄りで且つ右端部寄りとなる位置に保持部として固定される保持部材54に対して位置決め状態で保持される。なお、保持部材54は筐体14に対してねじ止め機構(図示略)を介して固定され、そのような保持部材54に対して、液体供給ユニット29も、ねじ止め機構(図示略)又は接着剤(図示略)などを用いて固定されることにより移動不能に位置決めされている。
複数の液体収容体30a〜30dは、ブラックインクが収容される液体収容体30aと、シアンインクが収容される液体収容体30bと、マゼンタインクが収容される液体収容体30cと、イエローインクが収容される液体収容体30dで構成されている。これら4つの液体収容体30a〜30dは、それぞれの長手方向が筐体14の前面側から奥行方向である前後方向に沿う前面取り付け態様となるように、液体噴射ヘッド36が用紙Pに印刷するときの主走査方向である左右方向に並んだ状態でセット部材53内にセットされる。そして、そのセット時には、他の3つの液体収容体30b〜30dよりも大容量タイプのブラックインクの液体収容体30aが、印刷装置12の筐体14内に取り付けられた場合に、図2に示すように左右方向で最も右端側に位置するようにセットされる。なお、各液体収容体が全て同じサイズであってもよい。
複数の液体収容体30a〜30dは、セット部材53等を介して筐体14内に並列配置された状態で、その並び方向に沿う左右方向を厚さ方向、鉛直方向に沿う高さ方向を短手方向、用紙Pの搬送方向に沿う筐体14の前後方向を長手方向とする略直方体状のインクタンクであり、その内部にはインクを収容可能な液体収容室55を有している。液体収容体30a〜30dにおいて、セット部材53等を介して筐体14内に並列配置されたときに鉛直方向の上方を向く面は、長手方向に沿う矩形の水平面部61と、その水平面部61の前端に連なる前下がり勾配の斜面部62を含んでいる。
水平面部61には、液体収容室55内を大気と連通させる大気連通部63が設けられている。なお、この大気連通部63は、例えば細長い溝が蛇行して形成された蛇溝と呼ばれる細い流路構造や空気等の気体の通過は許容する一方で液体の通過は規制する防水透湿性素材等で構成される。一方、斜面部62は、液体収容体30がセット部材53等を介して筐体14内にセットされた状態において、閉じ位置(図3に実線で示す位置)にある開閉扉23と対向する側の上方寄りに位置し、開閉扉23に近づくに連れて鉛直方向の下方に向かうように傾斜している。そして、その斜面部62には、液体収容室55内に外部からインクを注入可能とする液体注入口64が形成されている。なお、液体注入口64はゴム等の栓65によって通常時には閉栓されている。
図3に示すように、液体収容体30は、筐体14内に配置された場合に、その水平面部61及び斜面部62が、筐体14内において上壁部66の鉛直方向の下方に位置する。この上壁部66は、開閉扉23等のような変位自在な壁部とは異なり、筐体14において底壁等と共に固定壁として機能する壁部であり、その上面に画像読取装置13を支持している。因みに、画像読取装置13は、その上面が開閉動作自在な原稿カバー13aにより覆われ、その上面を形成するガラス板13bに載置された原稿(図示略)の画像をガラス板13bの下方に設けられたイメージスキャナー13cにより読み取り、その読取画像を回路基板41に伝送する。
また、筐体14内に収容された液体収容体30において、特に、液体注入口64が形成された斜面部62は、水平方向に沿って延びる水平面部61とは異なり、前下がり勾配であるため、筐体14の上壁部66との間に、図3における正面視で断面略三角形状をなす一定容積の空間部が注入用空間部67として形成される。この点で、筐体14の上壁部66は、筐体14内に収容された液体収容体30の液体注入口64との間に注入用空間部67を介在させた状態で液体注入口64の鉛直方向の上方に位置する第1カバー部材に相当する。なお、図3に示すように、筐体14の上壁部66は、液体収容体30の液体注入口64を斜面部62と垂直な方向において投影した場合に液体注入口64と重ならないように、液体収容体30の斜面部62に対する位置関係が設定されている。
その一方、液体収容体30は、筐体14内に配置された場合に、その液体注入口64及び注入用空間部67よりも前面側に位置する開閉扉23により前方から隠蔽される。この点で、開閉扉23は、筐体14内に収容された液体収容体30の液体注入口64及び注入用空間部67よりも鉛直方向と交差する方向の外側方、すなわち、前面側に位置する第2カバー部材に相当する。開閉扉23は、回動軸24を回動中心にして開閉動作することにより、筐体14内に配置された液体収容体30の液体注入口64及びその直上の注入用空間部67を外部に露出させない閉じ位置と、それらを筐体14の外部に向けて露出させる開き位置(図3に二点鎖線で示す位置)との間を変位可能である。
また、液体収容体30a〜30dにおいて筐体14の前面の開閉扉23を開いたときに前方に露出する壁部である前壁部68には、液体収容室55内のインクの液面を視認可能とする透明樹脂等で形成された視認部69が設けられている。この視認部69には、液体収容室55に対するインクの注入上限を示す上限部70及び液体収容室55内のインク残量の下限水準を示す下限部71が設けられている。そして、開閉扉23が閉じ位置にあるときには、視認部69の上限部70の位置に開閉扉23の裏面に設けられた幅狭のインク吸収材26が接触する一方、視認部69の下限部71の位置に開閉扉23の裏面に設けられた幅広のインク吸収材27が接触する。因みに、開閉扉23は閉じ位置になる直前からインク吸収材26,27を上限部70及び下限部71の位置に接触させ、その後、インク吸収材26,27を収縮させつつ閉じ位置に至る。
また、液体収容体30a〜30dにおける後壁部72の下端部には、液体収容室55内からインクを外部に供給する液体供給口73が形成されている。そして、この液体供給口73からインクを供給されるように液体収容体30a〜30dの後壁部72に対して流路形成部材52が接合される。流路形成部材52は、樹脂材料等で所定厚さに形成された板状部材であり、その内部には液体収容体30a〜30dの液体供給口73から供給されるインクを液体供給チューブ46に向けて流動させる流路74が形成されている。さらに、流路形成部材52内には図3に破線で示すように流路74の途中にダイアフラム等からなるポンプ75が設けられ、このポンプ75の駆動により液体収容体30a〜30d側から液体噴射ヘッド36側にインクが供給されるようにしている。
図3に示すように、液体収容体30には、液体収容室55内のインクの残量を検出するための残量検知部76が設けられている。残量検知部76は、例えば発光素子と受光素子を有するフォトインタラプタ等で構成され、4つの液体収容体30a〜30dごとに設けられている。そして、残量検知部76から液体収容室55内のインクの残量がニアエンド状態(消尽間近)であることを示す検出信号が回路基板41に伝送されると、筐体14の前面の操作パネル部15における液晶表示画面17には、インクの注入を促すメッセージが表示される。
そこで次に、上記のように構成された印刷装置12の作用につき、特に液体収容体30の液体収容室55に液体注入口64からインクを注入する場合の作用に着目して以下説明する。
さて、残量検知部76の検知結果に基づく液晶表示画面17の報知メッセージ等により液体収容体30の液体収容室55のインク残量がニアエンド状態となったことを認識した場合、ユーザーは、インク残量がニアエンド状態にある液体収容室55に対するインクの注入作業を行う。なお、以下では、4つある液体収容体30(30a〜30d)のうち、他の3つの液体収容体30b〜30dよりも大容量タイプであって、前面側から見た場合に一番右側に配置された液体収容体30(30a)にインクを注入する場合を事例にして説明する。
図4に示すように、インクの注入作業を行う場合、ユーザーは、先ず筐体14の前面の開閉扉23を閉じ位置から開き位置に回動変位させる。すると、筐体14内に並列配置されている各液体収容体30(30a〜30d)の液体注入口64及びそれらの直上の注入用空間部67が筐体14の前方に向けて(すなわち、鉛直方向と交差する外側方に向けて)露出する。そして、インク残量がニアエンド状態の液体収容体30(30a)の液体注入口64から栓65が外される。
この場合、液体収容体30(30a)の液体注入口64は前下がり勾配の斜面部62に形成されており、しかも斜面部62と垂直な方向において液体注入口64を投影した場合において筐体14の上壁部66は液体注入口64に重ならない。そのため、ユーザーは、筐体14の前面側から容易に液体注入口64にアクセスでき、液体注入口64から栓65を取り外した後、その栓65が取り外された液体注入口64に対して液体注入部材の一例であるインクボトル80を容易に位置合せする。
そして次に、図4に示すように、インクボトル80の細長い注入口部80aを栓65が取り外されている液体注入口64内に差し込む。すると、インクボトル80内から液体収容体30(30a)の液体収容室55内にインクが注入される。このとき、ユーザーは、液体収容体30(30a)における前壁部68の視認部69を介して液体収容室55内のインクの液面の変化を視認可能である。
そして、インクの注入が開始された後において液体収容室55内のインクの液面の高さが視認部69の上部に記された上限部70まで上昇すると、ユーザーは、液体注入口64からインクボトル80の注入口部80aを抜き出し、その液体注入口64を再び栓65により塞ぐ。そして、開き位置状態にある開閉扉23を閉じ位置まで回動変位させると、筐体14内に並列配置されている各液体収容体30(30a〜30d)は、液体注入口64及び注入用空間部67が開閉扉23により前方から隠蔽されて外部に露出しない状態になり、これでインクの注入作業が終了する。
なお、以上のようなインクの注入作業時において、インクボトル80の注入口部80aから液体収容体30(30a)の液体注入口64内へ上手くインクを注入できず、誤って液体注入口64の周りにインクを漏れさせてしまう場合がある。そのような場合、漏れたインクは液体収容体30(30a)の斜面部62から前壁部68の視認部69を伝って流れる。そのため、視認部69に記された上限部70(及び下限部71)が汚れてしまう虞がある。
この点、本実施形態の場合には、開閉扉23の裏面側に設けられたインク吸収材26,27が、開閉扉23が閉じ位置にあるときに視認部69における上限部70(及び下限部71)の位置に接触し、その視認部69の表面からインクを吸収する。そのため、インクの注入作業を開始するために開閉扉23を閉じ位置から開き位置へと回動変位させて液体収容体30(30a)の前壁部68(視認部69)を筐体14の前方に向けて露出させたとき、その前壁部68における視認部69の上限部70(及び下限部71)はインク汚れのない状態で露出される。
以上説明した本実施形態の印刷装置12によれば次のような効果を得ることができる。
(1)筐体14内に収容された液体収容体30(30a〜30d)にインクを注入する場合、液体注入口64の上方に筐体14の上壁部66を位置させた状態のままで、開閉扉23を閉じ位置から開き位置に変位させれば、液体収容体30の液体注入口64及びそれらの直上の注入用空間部67が筐体14の前方に向けて露出する。そのため、液体注入口64に対して、筐体14の前方側から、注入用空間部67を利用してインクを容易に注入できる一方、その注入作業時には、鉛直方向の上方から埃や異物等が液体注入口64の周りに降下したり液体注入口64から液体収容室55内に入ったりする虞を低減できる。したがって、本実施形態の印刷装置12は、従来よりも、ユーザーによる使い勝手を向上させることができる。
(2)液体注入口64の上方に設けられる第1カバー部材が、筐体14の上壁部66のような固定壁ではなく、液体注入口64の上方に位置する閉じ位置と上方に位置しない開き位置との間を回動変位自在な開閉部材で構成されていると、インクの注入作業時に、ユーザーが誤って第1カバー部材を閉じ位置から開き位置に変位させることがあり得る。そして、その場合には、上方に開閉部材が位置しないので上方に向けて露出した液体注入口64に対して、埃や異物等を鉛直方向の上方から降下させてしまう虞がある。この点、本実施形態によれば、第1カバー部材は筐体14において固定壁として機能する上壁部66であるため、液体注入口64の上方に常に位置することになり、そのような埃や異物等を鉛直方向の上方から液体注入口64に向けて降下させる虞を低減させることができる。
(3)液体注入口64は、液体収容体30(30a〜30d)の斜面部62に形成されており、前方斜め上向きに開口することになるため、ユーザーは筐体14の前方側(すなわち、鉛直方向と交差する方向の外側方)から液体注入口64に対してインクを注入し易くなる。
(4)液体収容室55内を視認可能とする視認部69には上限部70が設けられているので、ユーザーは、その上限部70を見ながらインクを注入することにより、液体収容室55からインクが溢れる虞を低減できる。また、開閉扉23を開き位置に回動変位させて液体収容体30(30a〜30d)における視認部69の下限部71を見ることにより、インク残量が少なくなったときのインクの注入し忘れを抑制することができる。
(5)ユーザーは、液体注入口64から液体収容体30(30a〜30d)の液体収容室55内にインクを注入するとき、液体収容室55内におけるインクの液面の高さの変化を視認部69を通して確認しながらインクの注入を行えるので、注入作業がし易くなる。
(6)インクの注入時に液体注入口64から漏れ出たインクが液体収容体30(30a〜30d)の視認部69を伝って流れた場合でも、上限部70及び下限部71の位置には開閉扉23が有するインク吸収材26,27が接触し、その位置に至ったインクを吸収する。そのため、開閉扉23を閉じ位置から開き位置に変位させたとき、上限部70及び下限部71がインク汚れにより視認できなくなる虞を低減できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。また、以下に示す変形例は1つ又は複数を組み合わせてもよい。
・図5に示すように、液体収容体30a〜30dにおいて、セット部材53等を介して筐体14内に並列配置されたときに鉛直方向の上方を向く面は、長手方向に沿う矩形の水平面部61と、その水平面部61の前端に下方への段差を介して連なる段差面部62aを含む構成でもよい。この場合、液体注入口64は段差面部62aに形成される。そして、段差面部62aと筐体14の上壁部66との間には、図5における正面視で断面略四角形状をなす一定容積の空間部が注入用空間部67として形成される。そのため、インク残量がニアエンド状態となった液体収容体30(30a〜30d)に対するインクの注入時において、ユーザーは、上記実施形態の場合と同様に、注入用空間部67を利用して筐体14の前方側から容易に液体注入口64にアクセスしてインク注入を行うことができる。なお、この場合は、図5に示すようにインクボトル81は注入口部81aが湾曲した形状をしていると、更に注入作業がし易いので好ましい。
・図5に示すように、開閉扉23は、インク吸収材26が取り付けられた位置とインク吸収材27が取り付けられた位置との間が貫通孔であったり透明であったりする窓部23aであってもよい。この場合は、開閉扉23を閉じ位置にした状態のままで、筐体14内に収容されている液体収容体30(30a〜30d)の液体収容室55内におけるインクの液面の高さを視認することができる。この窓部23aは、上限部70及び下限部71が筐体14の前面側から見えないようになっている。上限部70を見る必要があるのは液体収容体30a〜30dにインクを注入する際であり、その際は、開閉扉23を開き位置にしているので、窓部23aから上限部70が見えなくても問題は無い。また、窓部23a越しでは下限部71の上までしか見えないことで、インクの液面が下限部71に達する前にユーザーにインクが無くなることが近いことを認識させて、下限部71に達するまでに余裕をもってユーザーにインクを注入させるようにすることができる。
・開閉扉23の裏面に取り付けるインク吸収材26,27は、開閉扉23が閉じ位置になったとき上方に位置するインク吸収材26だけであってもよい。この場合でも、斜面部62から前壁部68の視認部69に伝って流れるインクは上側のインク吸収材26で吸収できるので、視認部69のインク汚れを抑制できる。
・液体収容体30(30a〜30d)の前壁部68の視認部69において、上限部70及び下限部71は、上限部70だけでもよいし、下限部71だけでもよい。
・液体収容体30(30a〜30d)の前壁部68には視認部69が設けられていなくてもよい。
・開閉扉23は、水平方向に沿う回動軸24を回動中心とする回動変位ではなく、鉛直方向に沿う回動軸を回動中心とする回動変位であってもよい。また、開閉扉23は、閉じ位置と開き位置との間を回動変位するのではなく、閉じ位置と開き位置との間をスライド移動する構成であってもよい。
・開閉扉23は、筐体14の前面ではなく、筐体14の左右何れかの側面に設けられていてもよい。但し、その場合には、筐体14内において各液体収容体30(30a〜30d)は、液体注入口64及び注入用空間部67が開閉扉23を開き位置に変位させたときに、左右何れかの外側方に向けて露出されるように配置されていることが必要である。
・上記各実施形態において、印刷装置12は、媒体に印刷することができるものであれば、ドットインパクトプリンターやレーザープリンターであってもよい。また、印刷装置12は、印刷機能だけを備えた単独構成であって、複合機には含まれないものであってもよい。さらに、印刷装置12は、シリアルプリンターに限定されず、ラインプリンター又はページプリンターであってもよい。
・上記各実施形態において、印刷装置12は、4色のインクを用いるものを記載してきたが、1色のインクのみを用いるものでも良いし、2色や3色あるいは5色以上のインクを用いるものであってもよい。液体収容室55の数や液体供給チューブ46等の数は、使用するインクの色数に対応させればよい。
・液体収容体30は、インクの色毎に独立して形成されていてもよいし、複数の色(全ての色であってもよい)の液体収容体30が一体形成をされて一体となっていてもよい。
・複数の液体収容体30a〜30dを一体的に取り扱い可能な一体成型にすることで、実施形態において複数の液体収容体30a〜30dをセットするために用いたセット部材53を設けなくてもよい。また、保持部材54を設けず液体供給ユニット29を筐体14に直接固定してもよい。
・ポンプ75は備えていなくてもよい。
・水平面部61は、上壁部66と接するように設けられていてもよい。この場合、大気連通部63は、液体収容室55の上端と上壁部66の側端とを連通させることが望ましい。
・媒体は、植物性の紙、樹脂製のフィルム、金属箔、金属フィルム、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシート等の様々なものを採用可能である。
・上記実施形態において、印刷装置12は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
12…印刷装置、14…筐体、23…開閉扉(第2カバー部材)、23a…窓部、26,27…インク吸収材(液体吸収材)、30(30a〜30d)…液体収容体、36…液体噴射ヘッド(印刷部)、55…液体収容室、62…斜面部、64…液体注入口、66…上壁部(第1カバー部材、固定壁)、67…注入用空間部、69…視認部、70…上限部、71…下限部。

Claims (8)

  1. 媒体に液体を用いて印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部に供給する前記液体を収容可能な液体収容室及び当該液体収容室に前記液体を注入可能な液体注入口を有する液体収容体と、
    前記印刷部及び前記液体収容体を内部に収容する筐体と
    を備え、
    前記筐体は、
    当該筐体内に収容された前記液体収容体の前記液体注入口との間に注入用空間部を介在させた状態で前記液体注入口の鉛直方向の上方に位置する第1カバー部材と、
    当該筐体内に収容された前記液体収容体の前記液体注入口及び前記注入用空間部よりも鉛直方向と交差する方向の外側方に位置する第2カバー部材と
    を有し、
    前記第2カバー部材は、
    前記液体注入口及び前記注入用空間部を外部に露出させない閉じ位置と前記液体注入口及び前記注入用空間部を外部に露出させる開き位置との間を変位可能である
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1カバー部材は固定壁であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記液体収容体は、前記筐体内に収容された状態で前記第2カバー部材と対向する側の上方寄りの位置に、前記第2カバー部材に近づくに連れて鉛直方向の下方に向かう斜面部を有し、前記液体注入口は、前記斜面部に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記液体注入口を前記斜面部と垂直な方向において投影した場合に前記第1カバー部材は前記液体注入口と重ならないことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記液体収容体は、前記筐体内に収容された状態で前記第2カバー部材と対向する側に前記液体収容室内を外部から視認可能とする視認部を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記視認部には、前記液体収容室に対する前記液体の注入上限を示す上限部及び前記液体収容室内の液体残量の下限水準を示す下限部のうち少なくとも一方が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記第2カバー部材は、前記閉じ位置にあるときに前記液体収容体の前記視認部を外部から視認可能とする窓部を有することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記第2カバー部材は、前記閉じ位置にあるときに前記液体収容体の前記視認部における前記上限部及び前記下限部のうち少なくとも一方の位置に接触する液体吸収部材を有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の印刷装置。
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