JP2018030292A - 液体収容体および液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視認部による液面の視認性が向上する液体収容体、およびこの液体収容体を備えた液体噴射装置を提供する。【解決手段】インクを収容可能な液体収容室55と、液体収容室にインクを注入可能な注入口64と、液体収容室に収容されたインクの液面KSを視認可能に、液体収容室を形成する側壁に設けられた視認部68と、液体収容室を、重力方向と交差する方向において注入口からインクが注入される注入口側液体収容室55Aと視認部を含む視認部側液体収容室55Bとに隔てる隔壁56と、隔壁と液体収容室を形成する底壁60との間に設けられ、注入口側液体収容室と視認部側液体収容室とを連通させる液体連通部57と、を備える液体収容体30、およびこの液体収容体を備えた液体噴射装置。【選択図】図3

Description

本発明は、液体収容体およびこの液体収容体を備えた液体噴射装置に関する。
液体をノズルから噴射する液体噴射部に対して液体収容体に収容された液体がチューブ等を介して供給され、供給された液体が液体噴射部から媒体の一例である用紙などに噴射されて用紙に画像等を印刷する液体噴射装置がある。このような液体噴射装置に備えられる液体収容体には、液体噴射部への供給によって収容された液体の収容量が減少した場合、その液体収容体に設けられた注入口から液体収容体へ液体を注入(補充)することが可能な構成を有するものがある。
ところで、このような構成を有する液体収容体において、注入口から液体を注入する際に、液体の落下に伴って注入された液体に泡(気泡)が発生し、発生した泡が注入口から溢れ出す場合がある。そこで、従来、液体収容体(液体収容容器)において、液体を注入した際に発生した泡が注入口(液体注入口)から溢れ出す可能性を低減する技術がある(例えば特許文献1)。
特開2015−120356号公報
しかしながら、従来の技術は、液体収容体内において注入口よりも反重力方向側となる上方に空間部を設け、この空間部に、発生した泡を留めるようにしたものである。このため、発生した泡が注入口から溢れ出る可能性を低減することはできるものの、発生した泡が液体収容体内における注入口の下方位置において存在する可能性を低減するものではない。この結果、注入口付近に備えられた、注入(補充)される液体の収容量の上限となる液面の位置を示す上限表示部(上限線)において、注入された液体の液面の視認性が存在する泡によって悪化するという課題がある。
なお、このような課題は、液体を収容可能な液体収容室と、液体収容室に液体を注入可能な注入口と、液体収容室に収容された液体の液面を視認可能に設けられた視認部と、を備える液体収容体においては、概ね共通して発生するものである。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、視認部による液面の視認性が向上する液体収容体、およびこの液体収容体を備えた液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体収容体は、液体を収容可能な液体収容室と、前記液体収容室に前記液体を注入可能な注入口と、前記液体収容室に収容された前記液体の液面を視認可能に、前記液体収容室を形成する側壁に設けられた視認部と、前記液体収容室を、重力方向と交差する方向において前記注入口から前記液体が注入される注入口側液体収容室と前記視認部を含む視認部側液体収容室とに隔てる隔壁と、前記隔壁と前記液体収容室を形成する底壁との間に設けられ、前記注入口側液体収容室と前記視認部側液体収容室とを連通させる液体連通部と、を備える。
この構成によれば、液体注入時に発生した泡が注入口側液体収容室から視認部側液体収容室へ流入することを抑制できるので、視認部による液面の視認性が向上する。
上記液体収容体において、前記液体収容室の前記側壁には、少なくとも前記視認部の前記液体収容室側となる内壁に撥液処理が施されていることが好ましい。
この構成によれば、視認部における液面の視認性が向上する。
上記液体収容体においては、前記視認部側液体収容室および前記注入口側液体収容室のうち少なくとも前記視認部側液体収容室を大気と連通させる大気連通部を備えることが好ましい。
この構成によれば、視認部によって視認される液面の位置が収容量に応じた位置となるので、注入によって液体を収容可能な液体収容体として好適である。
上記液体収容体において、前記液体連通部は、前記注入口側液体収容室の前記底壁のうち前記注入口から注入される前記液体が落下する落下領域より重力方向側に位置することが好ましい。
この構成によれば、注入口側液体収容室に注入された液体が落下領域に落下した際に発生した泡が、注入口側液体収容室から視認部側液体収容室へ流入することを抑制できるので、視認部による液面の視認性が向上する。
上記液体収容体において、前記視認部には前記液体収容室における前記液体の収容量の下限となる液面位置を示す下限表示部が備えられ、前記液体連通部は、前記下限表示部よりも重力方向側に位置することが好ましい。
この構成によれば、注入口側液体収容室内の液体の液面が液体連通部より下がることを抑制するので、注入口側液体収容室から視認部側液体収容室へ泡が流入することを低減でき、視認部における液面の視認性が向上する。
上記液体収容体において、前記視認部には前記液体収容室における前記液体の収容量の上限となる液面位置を示す上限表示部が備えられ、前記液体収容室は、前記上限表示部よりも反重力方向側に、前記注入口側液体収容室と前記視認部側液体収容室とを連通させる上方連通部を備えることが好ましい。
この構成によれば、視認部側液体収容室内の液体の液面の位置と注入口側液体収容室内の液体の液面の位置との差が抑制されるので、視認部における液面の位置精度が向上する。
上記課題を解決する液体噴射装置は、液体をノズルから噴射する液体噴射部と、前記液体噴射部が噴射する前記液体を収容可能な上記液体収容体と、を備える。
この構成によれば、液体注入時に発生した泡が注入口側液体収容室から視認部側液体収容室へ流入することを抑制できるので、視認部による液面の視認性が向上する。
液体収容体を備える複合機とされた液体噴射装置の斜視図。 液体噴射装置の内部構造を示す平面図。 図2の3−3線矢視部分断面図。 第1実施形態の液体収容体の構造を示す斜視図。 第1実施形態の液体収容体について液体注入時の状態を示す部分断面図。 第2実施形態の液体収容体について液体注入時の状態を示す部分断面図。 第3実施形態の液体収容体について液体注入時の状態を示す部分断面図。 第4実施形態の液体収容体について液体注入時の状態を示す部分断面図。
以下、液体噴射装置について図面を参照して説明する。なお、本実施形態の液体噴射装置は、例えば液体の一例であるインクを媒体の一例である用紙に噴射することにより印刷を行うインクジェット式のプリンターであって、更にスキャナーなどの画像読取装置を備える複合機として構成されている。また、そのプリンターは、印刷方式が用紙の搬送方向と交差する主走査方向にインクをノズルから噴射する液体噴射部として機能する液体噴射ヘッドを移動させて印刷を行う、所謂シリアル方式のプリンターである。そして以下では、用紙の搬送方向に沿う方向を「前後方向」、液体噴射ヘッドが印刷時に移動する主走査方向を「左右方向」、そして鉛直方向のうち重力方向を下方向、反重力方向を上方向とも称して説明する。
図1に示すように、複合機11は、印刷機能を有する液体噴射装置12と、読取機能を有する画像読取装置13とを備えている。液体噴射装置12は、直方体状の筐体14を有し、その筐体14の上に画像読取装置13が配置されている。液体噴射装置12の筐体14と画像読取装置13とは、上方から平面視した場合の形状がほぼ一致している。
液体噴射装置12における筐体14の前面上部で左右方向のほぼ中央となる位置には、複合機11における各種動作を操作するための操作パネル部15が設けられている。この操作パネル部15は、例えば電源ボタン16やタッチパネル方式の液晶表示画面17及び操作ボタン18等を有し、手前側となる前面側から正面視した場合に横長の矩形状となる形状をしている。
また、液体噴射装置12における筐体14の前面側において、操作パネル部15の下側となる位置には、液体噴射装置12の筐体14内で印刷された用紙Pを前方側に排出する矩形の排出口19が開口している。排出口19の下からは、排出口19から排出される用紙Pを支持する矩形板状の排出トレイ20が、排出方向である前後方向にスライド移動可能に設けられている。
筐体14の前面における排出トレイ20の下側には、カセット装着部21が設けられ、そのカセット装着部21には、印刷に用いる複数枚の用紙Pを積層状態で収容可能な給紙カセット22が前後方向への挿抜自在に装着されている。なお、給紙カセット22は、カセット装着部21に装着された場合に、その前端が筐体14の前面と前後方向において略同じ位置となる大きさに形成されている。
また、図1に示すように、液体噴射装置12の筐体14における前面側壁14aのカセット装着部21よりも左右方向の端部側(図1では、前方から見て右端部側)となる位置には、例えばガラスや透明樹脂材料などで構成された矩形状の透明窓23が設けられている。そして、液体噴射装置12の筐体14内において、透明窓23の裏側となる位置には、上下方向及び左右方向の寸法が透明窓23の上下方向及び左右方向の寸法にほぼ相当する大きさの液体供給ユニット29が収容されている。液体供給ユニット29は、複数(本実施形態では4つ)の液体収容体30(30a〜30d)を含んで一体的に取り扱い可能とされた構造体であり、後述するように、各液体収容体30a〜30dにはインクが注入可能とされている。
また、図1および図2に示すように、液体噴射装置12の筐体14における前面側壁14aの透明窓23よりも上側となる位置には、前下がり勾配の傾斜部24が形成されている。傾斜部24の上方域は、筐体14上に支持された画像読取装置13における前面寄りで且つ右端部寄りの部分により覆われている。
そして、この傾斜部24には矩形状の開口部25が形成され、その開口部25には、開口部25を閉塞する閉じ位置(図3参照)と開口部25を開放する開き位置(図5参照)との間で変位可能なカバー部材26が設けられている。すなわち、筐体14における傾斜部24の下端寄りで開口部25内に臨む位置には、左右一対の左右方向に沿う回転軸27が設けられ、カバー部材26は、その回転軸27に対して基端部が回動自在に支持されている。そのため、カバー部材26は、回転軸27を回転中心として回動することにより、閉じ位置と開き位置との間で開閉動作する。
なお、図2においては、筐体14内に収容された液体供給ユニット29を、その上方の筐体14が取り除かれた状態で平面視による実線で示すとともに、取り除かれた筐体14の傾斜部24に形成された開口部25を二点鎖線で示している。また、カバー部材26については、開き位置にある場合のカバー部材26を平面視による実線で示している。
カバー部材26における左右方向に沿う先端縁の略中央位置には、カバー部材26を閉じ位置から開き位置に変位させるときにユーザーが指先を引っ掛けるための指掛け部26aが切り欠き形成されている。さらに、開き位置にした際に上方に向く面となるカバー部材26の裏面には、図2に示すように、複数(本実施形態では4つ)の前後方向に沿う凹溝28(28a〜28d)が形成されている。ちなみに、各凹溝28(28a〜28d)は、透明窓23の裏側に左右方向へ並列に配置された各液体収容体30(30a〜30d)と前後方向においてそれぞれ同一線上に位置するように設けられている。
図2に示すように、液体噴射装置12の筐体14内における後面寄りで且つ左端寄りの位置には従動プーリー31が設けられる一方、同じく後面寄りで且つ右端寄りの位置にはモーター(図示略)によって回転駆動可能な駆動プーリー32が設けられている。両プーリー31,32には無端状のタイミングベルト33が巻き掛けられ、タイミングベルト33の一部はキャリッジ34の後部に設けられた連結部35に連結されている。なお、キャリッジ34の下面側には、複数(本実施形態では4色)のインクを用紙Pに図示しないノズルから噴射して印刷を行う液体噴射部の一例である液体噴射ヘッド36が搭載されている。
また、液体噴射装置12における筐体14内でタイミングベルト33の前側となる位置には、用紙Pの搬送方向である前後方向と直交する左右方向に長い直方体状の支持台37が配置されている。支持台37は用紙Pが印刷時に搬送方向に搬送されるとき、その下面を支持する台であり、その支持台37における液体噴射ヘッド36との対向面には、左右方向に長い略矩形状の領域に亘って多孔質のインク吸収材38が露出している。そして、この支持台37の前側と後側に、キャリッジ34を移動自在に支持して左右方向に延びる前後一対のレール39が設けられている。したがって、モーターの駆動によって駆動プーリー32が回転駆動されると、その駆動力がタイミングベルト33を介して連結部35に伝達され、キャリッジ34が前後一対のレール39にガイドされて左右方向に往復移動する。
また、液体噴射装置12における筐体14内で前側のレール39よりも前側となる位置には、平面視で矩形の支持フレーム部40が設けられ、その支持フレーム部40上には、CPU等を備えた制御部として機能する回路基板41が支持されている。回路基板41上には、複数(本実施形態では一例として2つだけ図示)のコネクター42,43が固定されている。また、支持フレーム部40において回路基板41の後部側の長辺に沿う後端縁寄りの部分には、左右方向に沿って長く延びる垂直のガイド壁44が形成されている。
ガイド壁44における左右方向の略中央となる箇所には、切欠凹部45が形成されている。そして、その切欠凹部45よりも右端部寄りでキャリッジ34側となるガイド壁44の後面には、その一端を液体供給ユニット29に接続された可撓性を有する液体供給チューブ46の中途部分を固定する固定部材47が設けられている。液体供給チューブ46における固定部材47よりも他端側の部分は、ガイド壁44の後面に沿って延びた後に折り返され、その他端がキャリッジ34の前部に設けられた接続部48を経由してキャリッジ34上に搭載された各サブタンク49に接続されている。
サブタンク49は、液体供給チューブ46によって供給される各インクを一時貯留してから液体噴射ヘッド36へ供給する。この場合、キャリッジ34上にサブタンク49を搭載せずに、液体供給チューブ46がアダプター(図示略)を介して液体噴射ヘッド36に接続されるようにしてもよい。なお、液体供給チューブ46は、液体供給ユニット29が備える複数(本実施形態では4つ)の液体収容体30a〜30dの個数と等しい複数本(本実施形態では4本)が引き回されるものであるが、図2等では図面の簡略化のため、4本のうち3本を省略して1本だけ描いている。また、これら4本の液体供給チューブは互いに一体に形成された4連の多連チューブで構成してもよい。
また、キャリッジ34の接続部48からは一端側が液体噴射ヘッド36などに接続された信号線50が導出され、信号線50の他端側はガイド壁44におけるキャリッジ34側の後面に沿って延びてから切欠凹部45を通った後、コネクター42を介して回路基板41に接続されている。また、回路基板41上の他のコネクター43には、一端側が液体供給ユニット29に接続された信号線51の他端側が接続されている。
次に、液体噴射ヘッド36にインクを供給する液体供給ユニット29について説明する。
図2に示すように、液体供給ユニット29は、複数の液体収容体30a〜30dと、液体収容体30a〜30dに接続されたインク流路を内部に形成した流路形成部材52と、複数の液体収容体30a〜30dをそれらの厚さ方向に重なるように並べた状態で流路形成部材52と共にセットするセット部材53と、を含んで構成されている。そして、液体供給ユニット29は、セット部材53に複数の液体収容体30a〜30dが流路形成部材52と共にセットされて一体的に取り扱い可能とされた状態で、筐体14内における前面寄りで且つ右端部寄りとなる位置に固定される保持部材54に対して位置決め状態で保持される。
複数の液体収容体30a〜30dは、ブラックインクが収容される液体収容体30aと、シアンインクが収容される液体収容体30bと、マゼンタインクが収容される液体収容体30cと、イエローインクが収容される液体収容体30dで構成されている。これら4つの液体収容体30a〜30dは、それぞれの長手方向が筐体14の前面側から奥行方向である前後方向に沿う態様で且つ液体噴射ヘッド36が用紙Pに印刷するときの主走査方向である左右方向に並んだ状態でセット部材53内にセットされる。そして、そのセット時には、他の3つの液体収容体30b〜30dよりも大容量タイプのブラックインクの液体収容体30aが、液体噴射装置12の筐体14内に取り付けられた場合に、図2に示すように左右方向で最も右端側に位置するようにセットされる。なお、各液体収容体が全て同じサイズであってもよい。
複数の液体収容体30a〜30dは、セット部材53等を介して筐体14内に並列配置された状態で、その並び方向に沿う左右方向を厚さ方向、鉛直方向に沿う高さ方向を短手方向、用紙Pの搬送方向に沿う筐体14の前後方向を長手方向とする略直方体状のインクタンクである。そして、各液体収容体30a〜30dは、厚さ方向の寸法のみが異なる同じ構造を有している。
(第1実施形態の液体収容体)
次に液体噴射装置12が備える第1実施形態の液体収容体30の構成について説明する。なお、ここでは、代表して、ブラックインクが収容される液体収容体30aの構成を液体収容体30の構成として説明する。
図3に示すように、本実施形態の液体収容体30は、天壁と側壁と底壁とによって形成された液体収容室55が内部に設けられている。すなわち、液体収容体30がセット部材53等を介して筐体14内に並列配置されたときに、天壁は液体収容室55の鉛直方向の反重力方向側の壁面を形成し、底壁は、液体収容室55の鉛直方向の重力方向側の壁面を形成する。そして、側壁は、天壁と底壁のとの間を繋ぐように液体収容室55の水平方向における前後および左右の計4つの壁面を形成する。
天壁は、長手方向に沿う矩形の水平壁部61と、その水平壁部61の前端に連なる前下がり勾配の斜面壁部62とを含んで構成されている。水平壁部61には、液体収容室55を大気と連通させる大気連通部63Aが設けられている。なお、この大気連通部63Aは、例えば細長い溝が蛇行して形成された蛇溝と呼ばれる細い流路構造や、空気等の気体の通過は許容する一方で液体の通過は規制する防水透湿性素材等で構成される。
斜面壁部62は、液体収容体30がセット部材53等を介して筐体14内にセットされた状態において、筐体14の前面側壁14aに形成された透明窓23よりも上方寄りに位置し、その筐体14の前面側壁14aに近づくに連れて鉛直方向の下方に向かうように傾斜している。そして、その斜面壁部62には、液体収容室55内に外部からインクを注入可能とする注入口64が形成されている。なお、注入口64はゴム等の栓65によって通常時には閉栓されている(図2参照)。
更に、斜面壁部62には、注入口64よりも筐体14の前面側壁14a側に液体収容室55を大気と連通させる大気連通部63Bが設けられている。この大気連通部63Bは、大気連通部63Aと同様に、例えば細長い溝が蛇行して形成された蛇溝と呼ばれる細い流路構造や、空気等の気体の通過は許容する一方で液体の通過は規制する防水透湿性素材等で構成される。
なお、図3に示すように、液体収容体30は、筐体14内に配置された場合に、その斜面壁部62が、筐体14における前面側壁14aの上部に形成された傾斜部24の裏面側に位置する。そして、液体収容体30の斜面壁部62に形成された注入口64は、傾斜部24の開口部25に設けられたカバー部材26が開口部25を閉塞する閉じ位置にある場合、そのカバー部材26により隠蔽されて外部に露出しない。その一方、カバー部材26が開口部25を開放する開き位置にある場合、液体収容体30の斜面壁部62に形成された注入口64は、そのカバー部材26により隠蔽されないため、開口部25を介して外部に露出する。すなわち、カバー部材26は、注入口64を外部に露出させる開き位置と、注入口64を外部に露出させない閉じ位置との間を変位可能とされている。
また、筐体14内において、閉じ位置にあるカバー部材26の裏側となる位置には、回転軸27と平行な左右方向に延びる棒状の係止部材66が、カバー部材26が閉じ位置から開き位置に変位した場合に係止する係止機構の一例として設けられている。すなわち、係止部材66は、カバー部材26が回転軸27を回転中心にして回転したときに当該カバー部材26の基端部が通過する領域内において左右方向に延びるように設けられている。そのため、係止部材66は、カバー部材26が閉じ位置から開き位置に変位したときに、そのカバー部材26の基端部に対して回動方向の前方から係止し、カバー部材26が開き位置から更に開き方向へ回動変位することを規制する。
また、図3に示すように、液体収容室55の前方の側壁である前壁部67には、液体収容室55内のインクの液面KSを視認可能とする透明樹脂等で形成された視認部68が設けられている。この視認部68には、液体収容室55に注入されるインクの収容量(注入量)の上限となる液面位置を示す上限表示部69、及び液体収容室55におけるインクの収容量(残量)の下限となる液面位置を示す下限表示部70が備えられている。視認部68は、筐体14における透明窓23が形成された前面側壁14aと前後方向で対向する壁部であり、透明窓23を介してユーザーによって視認可能とされている。
本実施形態の液体収容体30は、隔壁56によって2つの収容室に隔てられた(仕切られた)液体収容室55を備える。すなわち、図3に示すように、液体収容室55は、上下方向に延びる平板状の隔壁56によって、重力方向と交差する方向において注入口64からインクが注入される注入口側液体収容室55Aと、視認部68を含む視認部側液体収容室55Bとに隔てられている。
隔壁56の上端は、斜面壁部62に対して注入口64と大気連通部63Bとの間で接続されている。これにより、注入口側液体収容室55Aは大気連通部63Aによって大気と連通し、視認部側液体収容室55Bは大気連通部63Bによって大気と連通する。
隔壁56の下端は、液体収容室55の重力方向の壁面である底壁60と所定寸法の隙間を有する位置まで延在している。換言すれば、隔壁56と、液体収容室55を形成する底壁60との間に、注入口側液体収容室55Aと視認部側液体収容室55Bとを連通させる隙間が液体連通部57として設けられている。なお、本実施形態では、液体連通部57は、下限表示部70よりも重力方向側に位置している。
また、液体収容体30における液体収容室55の後方の側壁である後壁部72には、その下端近傍において、液体収容室55(注入口側液体収容室55A)内からインクを外部に供給する液体供給口73が形成されている。また、後壁部72には、液体収容室55の底壁60との間に隙間流路59を形成するとともに、形成した隙間流路59と液体供給口73との間を繋ぐ流路を形成するL字形状の屈曲壁72aが、液体収容室55側に突出形成されている。
さらに、液体供給口73から外部に供給されたインクが液体噴射ヘッド36に供給されるように、液体収容体30の後壁部72に対して流路形成部材52が接合される。流路形成部材52は、樹脂材料等で所定厚さに形成された板状部材であり、その内部には液体収容体30の液体供給口73から供給されるインクを液体供給チューブ46に向けて流動させる流路74が形成されている。さらに、流路形成部材52内には図3に破線で示すように流路74の途中にダイアフラム等からなるポンプ75が設けられ、このポンプ75の駆動により液体収容体30a〜30d側から液体噴射ヘッド36側にインクが供給される。
なお、図3に破線で示すように、液体収容体30には、液体収容室55内のインクの残量を検出するための残量検知部76が必要に応じて設けられている。残量検知部76は、例えば発光素子と受光素子を有するフォトインタラプタ等で構成され、液体収容体30のそれぞれに設けられる。そして、残量検知部76から液体収容室55内のインクの残量がニアエンド状態(消尽間近)であることを示す検出信号が信号線51を介して回路基板41に伝送されると、筐体14の前面の操作パネル部15における液晶表示画面17には、インクの注入を促すメッセージが表示される。
ここで、第1実施形態の液体収容体30の構造について、その一例を説明する。
図4に示すように、本実施形態の液体収容体30は、右方向が開口する箱状の容器とされた収容体本体部30Aに対して、その開口と略同じ形状を有する平板状(もしくはシート状)の収容体蓋部30Bが、収容体本体部30Aの開口を塞ぐように接着(あるいは溶着)されて形成されている。
詳しくは、収容体本体部30Aは、天壁である水平壁部61と斜面壁部62、液体収容室55の前後の側壁である前壁部67と後壁部72、底壁60、および液体収容室55の左の側壁である左壁部71Lによって、その右側が開口する箱状の容器となっている。この箱状の容器内において、隔壁56および屈曲壁72aが、それぞれ左壁部71Lから突出する平板状のリブで形成されている。
これらの水平壁部61、斜面壁部62、前壁部67、後壁部72、底壁60、隔壁56および屈曲壁72aのそれぞれの右側端(端面)に対して収容体蓋部30Bが接着されることによって、液体収容体30が形成されるとともに、収容体本体部30Aの箱状の容器内は液体収容室55として形成される。したがって、収容体蓋部30Bは液体収容室55の右の側壁である右壁部71Rとして機能する。また、この液体収容室55の形成時において、液体収容室55は、隔壁56によって上下方向(重力方向)と交差する前後方向(水平方向)において注入口側液体収容室55Aと視認部側液体収容室55Bとに隔てられる。
視認部68は、インクの液面KSを視認可能な透明樹脂もしくは半透明樹脂で平板状に形成され、液体収容体30(収容体本体部30A)の前壁部67に設けられた矩形の開口に対して、その周囲が接着(あるいは溶着)されて嵌め込まれている。したがって、視認部68は液体収容室55の側壁である前壁部67の一部を形成する。なお、上限表示部69及び下限表示部70は、視認部68において、その板面に凹部や凸部を形成したり、その板面に線を印刷したりして備えられる。
また、本実施形態では、この視認部68の液体収容室55(視認部側液体収容室55B)側の壁面となる内壁に、例えばフッ素化合物やケイ素化合物等の塗布によって、インクに対して撥液性を有する撥液処理が施されている。なお、ここで撥液処理が施されるとは、例えば視認部68として機能する部材がインクに対する撥液性を有する材料で形成されることを含む。
次に、上記のように構成された液体収容体30の作用について以下説明する。
液体噴射装置12において、液体収容体30(液体収容室55)からインクが供給され、視認部68においてインクの液面KSの位置が下限表示部70の近傍であることをユーザーが認識した場合、ユーザーは液体収容体30に対するインクの注入作業を行う。あるいは、残量検知部76の検知結果に基づく液晶表示画面17の報知メッセージ等により、液体収容体30の液体収容室55のインク残量がニアエンド状態であることをユーザーが認識した場合、ユーザーは液体収容体30に対するインクの注入作業を行う。なお、ここでは、4つある液体収容体30(30a〜30d)のうち、他の3つの液体収容体30b〜30dよりも大容量タイプであって、前面側から見た場合に一番右側に配置された液体収容体30(30a)にインクを注入する場合を事例にして液体収容体30の作用を説明する。
図5に示すように、インクの注入作業を行う場合、ユーザーは、先ず筐体14の上面に支持されている画像読取装置13を筐体14の後部に設けられたヒンジ(不図示)を支点として前端側が持ち上がるように傾斜させ、その後、リンク部材77を支えにして画像読取装置13を前上がりの傾斜した状態に維持する。すると、筐体14においてカバー部材26が設けられた傾斜部24の上方域が大きく開放されるので、ユーザーは、閉じ位置にあるカバー部材26の指掛け部26aに指先を引っ掛けて手前に引くことにより、カバー部材26を開放動作させる。そして、カバー部材26が図5に示す開き位置へ回動変位した状態で、注入口64から栓65を取り外すことによって注入口64を開放し、開放された注入口64から液体収容室55内へインクを注入する。
このとき、カバー部材26は、開き位置において基端部が係止部材66に係止し、それ以上の開き方向への回動変位が規制されることにより、安定的に開き位置に保持される。そして次に、このようにカバー部材26が開き位置にある状態において、ユーザーは、そのカバー部材26の裏面(図5では斜め上方を向く面)上に、注入用のインクを貯留した液体注入部材の一例であるインクボトル90を載置する。
なお、本実施形態におけるインクボトル90は、一例として、胴体部が円筒状をなすと共に、その先端部が胴体部の中心軸線に沿って延びる細長い注出口部90aとして形成されている。そして、液体収容体30(30a)の注入口64に注出口部90aを差し込んだ場合に、インクボトル90の胴体部の周面が凹溝28(28a)に係合するとともに、注出口部90aの周りに形成されたリブ状のストッパー部90bが液体収容体30(30a)の斜面壁部62における注入口64の周縁に当接する。その結果、図5に示すように、インクボトル90は、ユーザーによって手で保持されていなくても、注出口部90aが液体収容体30(30a)の注入口64に差し込まれた状態を維持する。
一方、インクボトル90において、注出口部90aの設けられた側とは反対側の基端部(すなわち、インクボトル90の底部)には、インクボトル90内に空気を導入可能とする空気導入部92が形成されている。本実施形態では、空気導入部92は、一例として、雌ねじ孔により構成される。そして、その空気導入部92には、空気導入部92を密閉可能な蓋部材93が普段は装着されている。ちなみに、この蓋部材93は、図5に示すように、液体収容室55に対してインクを注出する際に、ユーザーによって空気導入部92の密閉を解除するように操作される。本実施形態では、一例として、雄ねじ部が形成されたねじ式蓋により蓋部材93は構成されている。そして、インク注入時には、雌ねじ孔からなる空気導入部92から雄ねじ部を有する蓋部材93が取り外されることで、空気導入部92の密閉が解除され、注出口部90aからのインクの注出が促進され、注入口64に差し込まれたインクボトル90内から液体収容体30(30a)の液体収容室55内へインクが注入される。
このとき、注出口部90aから注出されたインクボトル90内のインクは、注出口部90aからその表面張力等により液滴(インク滴)となって重力方向に降下し、重力方向に位置する底壁60における所定の領域すなわち落下領域に落下する。この落下領域におけるインク(液滴)の落下により、下限表示部70の近傍に位置するインクの液面KSにインクの泡BLが発生する。
このとき、本実施形態の液体収容体30においては、液体連通部57が下限表示部70よりも重力方向側に位置しているので、下限表示部70の近傍に位置する注入口側液体収容室55A内のインクの液面KSは、液体連通部57よりも上方に位置する。この結果、インクの液面KSに発生した泡BLは、液体連通部57よりも反重力方向側となる上方に留まり、注入口側液体収容室55Aから視認部側液体収容室55Bへ流入することが抑制される。したがって、注入口側液体収容室55Aに注入されたインクは、泡BLを殆ど含まない状態で液体連通部57を介して注入口側液体収容室55Aから視認部側液体収容室55Bへ流入する。
その後、注入口側液体収容室55Aへインクが継続して注入されるのに伴い、図5において白抜き矢印で示すように、インクの液面KSが上限表示部69に向かって上昇する。このとき、注入口側液体収容室55Aにおいては泡BLが存在した状態でインクの液面KSが上昇するものの、視認部側液体収容室55Bにおいては泡BLが殆ど存在しない状態でインクの液面KSが上昇する。
なお、このインクの液面KSの上昇に際して、注入口側液体収容室55A内の空気は大気連通部63Aを介して容器外に放出され、視認部側液体収容室55B内の空気は大気連通部63Bを介して容器外に放出される。これにより、注入口側液体収容室55Aのインクの液面KSの位置と視認部側液体収容室55Bのインクの液面KSの位置とはほぼ一致し、視認部68によって視認される液面KSの位置は注入によって液体収容室55内に収容されたインクの収容量に応じた位置となる。
したがって、ユーザーは、インクの注入作業時において視認部68を介して液体収容室55内のインクの液面KSの変化(上昇)を適切に視認可能である。そして、液体収容室55内のインクの液面KSの高さが視認部68の上部に備えられた上限表示部69まで上昇したら、ユーザーは、空気導入部92に蓋部材93を取り付けて空気導入部92を再び密閉した後、注入口64からインクボトル90の注出口部90aを抜き出し、その注入口64を再び栓65により塞ぐ。そして、開き位置状態にあるカバー部材26を閉じ位置まで回動変位させ、各液体収容体30の注入口64をカバー部材26によって覆う。これでインクの注入作業が終了する。
なお、視認部68においてインクの液面KSの位置が下限表示部70の近傍よりも重力方向側に下がった状態で注入作業を開始する場合がある。この場合、液体収容室55(注入口側液体収容室55A)内のインクの液面KSは下限表示部70よりも重力方向側に位置している液体連通部57としての隙間内に存在することがある。
このような場合においても、液体連通部57は隔壁56の下端と底壁60との間で形成されているので、インクの液面KSと隔壁56の下端との間に生ずる隙間は、液体連通部57としての隙間よりも狭くなる。したがって、注入口側液体収容室55A内に発生する泡BLは、注入口側液体収容室55A側に留まる確率が高くなる。この結果、発生したインクの泡BLは、注入口側液体収容室55Aから液体連通部57を介して視認部側液体収容室55Bへ流入することが抑制される。なお、インクの泡BLが注入口側液体収容室55Aから視認部側液体収容室55Bへ流入した場合、視認部68の内壁に施された撥液処理によって、流入したインクの泡BLが視認部68の内壁へ付着することが抑制される。
上記第1実施形態の液体収容体30によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)インク注入時に発生した泡BLが注入口側液体収容室55Aから視認部側液体収容室55Bへ流入することを抑制できるので、視認部68によるインクの液面KSの視認性が向上する。
(2)視認部68の液体収容室55側(視認部側液体収容室55B側)となる内壁に施された撥液処理によって、視認部68におけるインクの液面KSの視認性が向上する。
(3)視認部側液体収容室55Bを大気と連通させる大気連通部63Bにより、視認部68によって視認されるインクの液面KSの位置が収容量に応じた位置となるので、液体収容体30は、注入によってインクを収容可能な液体収容体として好適である。
(4)注入口側液体収容室55A内のインクの液面KSは下限表示部70よりも重力方向側に位置する液体連通部57より下がることが抑制されるので、注入口側液体収容室55Aから視認部側液体収容室55Bへ泡BLが流入することが低減され、視認部68におけるインクの液面KSの視認性が向上する。
(第2実施形態の液体収容体)
次に、液体噴射装置12が備える第2実施形態の液体収容体30の構成について説明する。なお、本実施形態の液体収容体30では、液体収容室55を注入口側液体収容室55Aと視認部側液体収容室55Bとに隔てる隔壁56の構成が第1実施形態の液体収容体30とは異なり、その他の構成は第1実施形態とほぼ同様である。そのため、以下では第1実施形態と相違する構成について主に説明し、その他の構成については同一符号を付すことにして、重複した説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の液体収容体30は、液体収容室55を注入口側液体収容室55Aと視認部側液体収容室55Bの2つの収容室に隔てる隔壁56において、上限表示部69よりも反重力方向側に、注入口側液体収容室55Aと視認部側液体収容室55Bとを連通させる上方連通部58を備える。
すなわち、液体収容室55は、上下方向に延びる平板状の隔壁56において、斜面壁部62の注入口64と大気連通部63Bとの間に接続される上端近傍に、上下方向に所定幅を有し左右方向に所定長さを有するスリット状の隙間が上方連通部58として形成されている。そして、この上方連通部58は、視認部68に備えられた上限表示部69よりも反重力方向側に位置している。
第2実施形態の液体収容体30においては、液体収容室55に注入口64からインクを注入する場合、上記第1実施形態の液体収容体30とは異なる作用が得られる。この作用について説明する。
液体収容室55へのインクの注入に伴ってインクの液面KSが上昇するとき、上記第1実施形態の液体収容体30(図5参照)では、注入口側液体収容室55A内の空気は、インクの液面KSの上昇に伴って大気連通部63Aを介して大気に放出される。一方、視認部側液体収容室55B内の空気は、インクの液面KSの上昇に伴って大気連通部63Bを介して大気に放出される。このため、大気連通部63Aから放出される空気と、大気連通部63Bから放出される空気との間の体積差に応じて、注入口側液体収容室55A内の空気圧と視認部側液体収容室55B内の空気圧とに差異が生じる場合がある。このような場合、注入口側液体収容室55Aのインクの液面KSの位置と視認部側液体収容室55Bのインクの液面KSの位置とが一致しないことが起こり得る。
これに対して、図6に示すように、第2実施形態の液体収容体30においては、注入口側液体収容室55A内の空気と視認部側液体収容室55B内の空気とが、上方連通部58を介して連通する。したがって、液体収容室55へのインクの注入に伴ってインクの液面KSが上昇するとき、原理的に、注入口側液体収容室55Aの空気圧と視認部側液体収容室55Bの空気圧とが同じ値になる。この結果、注入口側液体収容室55Aのインクの液面KSの位置と視認部側液体収容室55Bのインクの液面KSの位置との間に差異が生じないように抑制される。
なお、図6に白抜き矢印で示すように、液体収容室55へのインクの注入に伴ってインクの液面KSが上限表示部69まで上昇したとき、注入口側液体収容室55A内のインクの液面KSは上方連通部58よりも重力方向側に位置する。この結果、インクの液面KSに発生した泡BLは、上方連通部58よりも重力方向側となる下方に留まり、注入口側液体収容室55Aから上方連通部58を介して視認部側液体収容室55Bへ流入することが抑制される。
上記第2実施形態の液体収容体30によれば、第1実施形態における上記(1)〜(4)の効果に加えて、更に次のような効果を得ることができる。
(5)上方連通部58によって、視認部側液体収容室55B内のインクの液面KSの位置と注入口側液体収容室55A内のインクの液面KSの位置との差が抑制されるので、視認部68における液面KSの位置精度が向上する。また、上方連通部58は上限表示部69よりも上方に位置し、注入口側液体収容室55A内のインクの泡BLの視認部側液体収容室55Bへの流入を抑制するので、視認部68における液面KSの位置精度が向上する。
(第3実施形態の液体収容体)
次に、液体噴射装置12が備える第3実施形態の液体収容体30の構成について説明する。なお、本実施形態の液体収容体30では、液体収容室55を形成する底壁60の構成が、第1実施形態の液体収容体30とは異なり、その他の構成は第1実施形態とほぼ同様である。そのため、以下では第1実施形態と相違する構成について主に説明し、その他の構成については同一符号を付すことにして、重複した説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の液体収容体30は、注入口側液体収容室55Aの底壁60のうち注入口64から注入されるインクが落下する落下領域が、液体連通部57よりも反重力方向側に位置する壁面とされている。
すなわち、液体収容室55を形成する底壁60は、その壁面が隔壁56との間で液体連通部57を形成する低底壁60Bと、その壁面が低底壁60Bの壁面よりも反重力方向側に位置する高底壁60Aとによって構成されている。この高底壁60Aの壁面のうちの少なくとも一部は、注入口64から注入されるインクが落下する落下領域とされ、液体連通部57は、注入口側液体収容室55Aの底壁60におけるこのインクの落下領域よりも重力方向側に位置する。
なお、本実施形態では、インクの落下領域となる高底壁60Aは壁面が低底壁60Bと略平行な平坦面とされ、図7において二点鎖線で示すように、注入口64の鉛直方向(重力方向)への投影領域64Sが、この平坦面内に位置するように形成されている。ちなみに、本実施形態では、高底壁60Aは、その前後方向の寸法が底壁60の前後方向の寸法よりも短く、その左右方向の寸法が底壁60の左右方向の寸法よりも短い領域を有する底壁60の一部が反重力方向側に突出して形成され、この突出した一部の領域を除く残りの領域部分が低底壁60Bを形成する。
第3実施形態の液体収容体30においては、液体収容室55に注入口64からインクを注入する場合、上記第1実施形態の液体収容体30とは異なる作用が得られる。この作用について説明する。
図7に示すように、注出口部90aから液体収容室55に注入されたインクは、注入口側液体収容室55Aの高底壁60Aにおける落下領域となる壁面に落下する。このインクの落下により、注入口側液体収容室55Aの高底壁60Aの壁面にインクの泡BLが発生する。
このとき、高底壁60Aは、その壁面(落下領域)が液体連通部57よりも重力方向側に位置しているので、発生した泡BLは、液体連通部57よりも反重力方向側となる上方に留まり、注入口側液体収容室55Aから視認部側液体収容室55Bへ流入することが抑制される。
上記第3実施形態の液体収容体30によれば、第1実施形態における上記(1)〜(4)の効果に加えて、更に次のような効果を得ることができる。
(6)注入口側液体収容室55Aに注入されたインクの落下に際して落下領域に発生した泡BLが、注入口側液体収容室55Aから視認部側液体収容室55Bへ流入しないように抑制されるので、視認部68によるインクの液面KSの視認性が向上する。
(第4実施形態の液体収容体)
次に、液体噴射装置12が備える第4実施形態の液体収容体30の構成について説明する。なお、本実施形態の液体収容体30では、液体収容室55を形成する底壁60の構成が第3実施形態の液体収容体30の底壁60を変形させた構成であり、その他の構成は第3実施形態とほぼ同様である。そのため、以下では第3実施形態と相違する構成について主に説明し、その他の構成については同一符号を付すことにして、重複した説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の液体収容体30は、第3実施形態の液体収容体30の注入口側液体収容室55Aの高底壁60Aにおいて、天壁に向かって突出した突出底壁60Cが形成されている。ちなみに、突出底壁60Cは、その突出端が左右方向を軸方向とする円筒面とされた山形状で形成されている。あるいは、その突出端が球面(半球面)とされた錐体の形状で形成されている。そして、この突出底壁60Cは、その突出端が注入口64に最も近くなるように形成されている。
第4実施形態の液体収容体30においては、液体収容室55に注入口64からインクを注入する場合、上記第3実施形態の液体収容体30とは異なる作用が得られる。この作用について説明する。
図8に示すように、液体収容室55に注入されたインクは、注出口部90aから注入口側液体収容室55Aの突出底壁60Cに向かって重力方向に降下し、注入口64から最も近い突出底壁60Cにおける突出端に落下する。このとき、注入されたインクが注出口部90aから突出底壁60Cの突出端に到達するまでの距離が短くなるので、インクは突出端への落下時において液滴化し難く、また突出端に到達した時の速度(落下速度)も小さくなる。この結果、このインクの突出底壁60Cへの落下に伴う泡BLの発生が抑制される。さらに、突出底壁60Cの突出端に落下したインクは、その後、山形状の斜面あるいは錐体形状の斜面(側面)に沿って流動するので、この流動に伴って発生する泡BLも少なくなる。なお、インクの注入時において、インクボトル90の注出口部90aが注入口64に対して鉛直方向に沿って差し込まれる構成の場合は、突出底壁60Cは、その突出端が注入口64の真下に位置する形状で高底壁60Aに形成されることが好ましい。
上記第4実施形態の液体収容体30によれば、第1実施形態における上記(1)〜(4)の効果、および第3実施形態における上記(6)の効果に加えて、更に次のような効果を得ることができる。
(7)注出口部90aから注入されたインクの落下領域(突出底壁60C)への落下に伴う泡BLの発生が少なくなるので、注入口側液体収容室55Aから視認部側液体収容室55Bへの泡BLの流入が抑制される。したがって、視認部68によるインクの液面KSの視認性が向上する。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記第4実施形態の液体収容体30の突出底壁60Cの突出端は、円筒面や球面でなく、山折り面や頂角の形状であってもよい。
・上記第4実施形態の液体収容体30の突出底壁60Cを、上記第1実施形態の液体収容体30の底壁60あるいは上記第2実施形態の液体収容体30の底壁60に形成してもよい。
・上記第2実施形態の液体収容体30の構成(上方連通部58)を、上記第3実施形態の液体収容体30あるいは上記第4実施形態の液体収容体30に採用してもよい。
・上記の各実施形態の液体収容体30において、注入口側液体収容室55A内と連通する大気連通部63Aは必ずしも設けられなくてもよい。すなわち、少なくとも視認部側液体収容室55Bを大気と連通させる大気連通部63Bを備える構成であってもよい。
例えば、上記第2実施形態の液体収容体30では、視認部側液体収容室55B内の空気と注入口側液体収容室55A内の空気とが上方連通部58を介して連通するので、注入口側液体収容室55A内と大気とが大気連通部63Bを介して連通することになる。したがって大気連通部63Aは設けられなくてもよい。あるいは、上記第1、第3、第4の各実施形態の液体収容体30において、注入口64を介して注入口側液体収容室55A内と大気が連通可能な場合は、大気連通部63Aは設けられなくてもよい。
・上記の各実施形態の液体収容体30において、注入口側液体収容室55Aを大気と連通させる大気連通部63Aおよび視認部側液体収容室55Bを大気と連通させる大気連通部63Bの双方を備えなくてもよい。例えば、上記の各実施形態の液体収容体30において、供給したインクの液量に応じた空気が液体収容室55内に送り込まれる構成を有する場合は、大気連通部63A,63Bは設けられなくてもよい。
・上記の各実施形態の液体収容体30において、液体連通部57は、必ずしも視認部68に備えられた下限表示部70よりも重力方向側に位置しなくてもよい。例えば、注入口側液体収容室55Aを形成する底壁60と隔壁56の下端との間隔が、発生した泡BLの平均的な大きさ(直径)よりも狭い寸法とされ、注入口側液体収容室55Aから視認部側液体収容室55Bへの泡BLの流入が低減される場合は、このように構成してもよい。あるいは、残量検知部76によって検出された液体収容室55内のインクの下限残量を示す液面KSの位置が、液体連通部57よりも上方(反重力方向)に位置する場合は、このように構成してもよい。
・上記の各実施形態の液体収容体30において、視認部68の液体収容室55側となる内壁に必ずしも撥液処理が施されなくてもよい。例えば、インクの液面KSの位置が確認可能である場合は、撥液処理は不要である。
・上記の各実施形態の液体収容体30において、収容体本体部30Aは、その全体がインクの液面KSが視認可能な透明もしくは半透明の材料で形成され、液体収容室55を形成する前壁部67のうちの一部の壁面が視認部68として機能する構成であってもよい。この場合、液体収容室55の前壁部67には、その液体収容室55側となる内壁において、少なくとも視認部68として機能する部分に撥液処理が施されることが好ましい。
・上記の各実施形態の液体収容体30において、天壁は斜面壁部62を含まず水平壁部61のみで構成されてもよい。すなわち、液体収容体30は左右方向視で四角形であってもよい。この場合、注入口64と大気連通部63Bは、水平壁部61の前端近傍に形成されることが好ましい。
・上記各実施形態の液体収容体30は、インクの色毎に独立して形成されていてもよいし、複数の色(全ての色であってもよい)の液体収容体30が一体形成をされて一体となっていてもよい。
・上記実施形態の液体噴射装置12は、シリアルプリンターに限定されず、ラインプリンター又はページプリンターであってもよい。また、液体噴射装置12は、画像読取装置13を備えず印刷機能だけを備えた単独構成であって、複合機には含まれないものであってもよい。
・上記実施形態の液体噴射装置12は、例えば、長尺の媒体の一例である用紙Pに印刷(記録)を行うラージフォーマットのプリンターであってもよい。この場合、液体噴射装置12は、用紙Pがロール状に巻かれた状態から巻き解かれて支持台37上に搬送されるようにしてもよい。
・上記実施形態の液体噴射装置12は、4色のインクを用いるものを記載してきたが、1色のインクのみを用いるものでも良いし、2色や3色あるいは5色以上のインクを用いるものであってもよい。液体収容体30(液体収容室55)の数や液体供給チューブ46等の数は、使用するインクの色数に対応させればよい。
・上記実施形態の液体噴射装置12において、媒体は、植物性の紙、樹脂製のフィルム、金属箔、金属フィルム、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシート等の様々なものを採用可能である。
・上記実施形態の液体噴射装置12は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
11…複合機、12…液体噴射装置、13…画像読取装置、14…筐体、14a…前面側壁、23…透明窓、24…傾斜部、25…開口部、26…カバー部材、26a…指掛け部、27…回転軸、28…凹溝、30,30a,30b,30c,30d…液体収容体、46…液体供給チューブ、47…固定部材、51…信号線、52…流路形成部材、53…セット部材、54…保持部材、55…液体収容室、55A…注入口側液体収容室、55B…視認部側液体収容室、56…隔壁、57…液体連通部、58…上方連通部、59…隙間流路、60…底壁、61…水平壁部、62…斜面壁部、63A,63B…大気連通部、64…注入口、65…栓、66…係止部材、67…前壁部、68…視認部、69…上限表示部、70…下限表示部、72…後壁部、72a…屈曲壁、73…液体供給口、74…流路、75…ポンプ、76…残量検知部、KS…液面。

Claims (7)

  1. 液体を収容可能な液体収容室と、
    前記液体収容室に前記液体を注入可能な注入口と、
    前記液体収容室に収容された前記液体の液面を視認可能に、前記液体収容室を形成する側壁に設けられた視認部と、
    前記液体収容室を、重力方向と交差する方向において前記注入口から前記液体が注入される注入口側液体収容室と前記視認部を含む視認部側液体収容室とに隔てる隔壁と、
    前記隔壁と前記液体収容室を形成する底壁との間に設けられ、前記注入口側液体収容室と前記視認部側液体収容室とを連通させる液体連通部と、
    を備えることを特徴とする液体収容体。
  2. 前記液体収容室の前記側壁には、少なくとも前記視認部の前記液体収容室側となる内壁に撥液処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収容体。
  3. 前記視認部側液体収容室および前記注入口側液体収容室のうち少なくとも前記視認部側液体収容室を大気と連通させる大気連通部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の液体収容体。
  4. 前記液体連通部は、前記注入口側液体収容室の前記底壁のうち前記注入口から注入される前記液体が落下する落下領域より重力方向側に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体収容体。
  5. 前記視認部には前記液体収容室における前記液体の収容量の下限となる液面位置を示す下限表示部が備えられ、
    前記液体連通部は、前記下限表示部よりも重力方向側に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体収容体。
  6. 前記視認部には前記液体収容室における前記液体の収容量の上限となる液面位置を示す上限表示部が備えられ、
    前記液体収容室は、前記上限表示部よりも反重力方向側に、前記注入口側液体収容室と前記視認部側液体収容室とを連通させる上方連通部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体収容体。
  7. 液体をノズルから噴射する液体噴射部と、
    前記液体噴射部が噴射する前記液体を収容可能な請求項1から6のいずれか一項に記載の液体収容体と、
    を備えることを特徴とする液体噴射装置。
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