JP2013202976A - クランパ装置、製本装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚みの異なる複数の用紙束をそれぞれ安定して挟み込んで保持することができるクランパ装置、製本装置を提供する。
【解決手段】クランパ装置10は、複数枚の用紙を重ね合わせた厚みの異なる複数の用紙束Hをそれぞれ保持するクランパ装置10において、用紙束Hの一方の面側に配置され、用紙束Hの一方の面に面接触する第1のクランプ部11と、用紙束Hの他方の面側に配置され、用紙束Hの他方の面に面接触する第2のクランプ部12と、用紙束Hを挟み込んで保持するように第1のクランプ部11及び第2のクランプ部12のうち少なくとも一方を駆動するクランプ駆動部13と、用紙束Hのそれぞれの厚みに基づいて、クランプ駆動部13によって駆動する第1のクランプ部11及び第2のクランプ部12のうち少なくとも一方の駆動量を制御する制御部60とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の用紙を重ね合わせた用紙束を挟み込んで保持するクランパ装置、製本装置に関するものである。
従来、複数の用紙を重ね合わせた用紙束を、その両面側からクランプ板で挟み込んで保持するクランパ装置があった(例えば、特許文献1)。
しかし、このようなクランパ装置は、クランプ板の間隔が一定に設定されているため、特定の厚みの用紙束については十分に保持することができたが、特定の厚みよりも薄い用紙束を保持する場合、用紙束に対するクランプ板の挟み込む力が弱くなり、クランパ装置から用紙束が落下したり、用紙束が斜めに保持されたりする問題があった。
また、逆に、特定の厚みよりも厚い用紙束を保持する場合、用紙束に対するクランプ板の挟み込む力が強くなり、用紙束が変形する等の問題が生じる場合があった。
特開2006−137013号公報
本発明の課題は、厚みの異なる複数の用紙束をそれぞれ安定して挟み込んで保持することができるクランパ装置、製本装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、複数の用紙束(H)をそれぞれ保持するクランパ装置(10)において、前記用紙束の一方の面側に配置され、前記用紙束の一方の面に面接触する第1のクランプ部(11)と、前記用紙束の他方の面側に配置され、前記用紙束の他方の面に面接触する第2のクランプ部(12)と、前記用紙束を挟み込んで保持するように前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方を駆動するクランプ駆動部(13)と、前記用紙束のそれぞれの厚みに基づいて、前記クランプ駆動部によって駆動する前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方の駆動量を制御する制御部(60)と、を備えるクランパ装置(10)である。
第2の発明は、第1の発明のクランパ装置(10)において、前記用紙束は、厚みの情報を記録した情報記録部(M)を備え、このクランパ装置は、前記用紙束の前記情報記録部を検出する検出部(62)を備え、前記制御部は、前記検出部が検出した前記情報記録部の厚みの情報に基づいて、前記クランプ駆動部を制御すること、を特徴とするクランパ装置である。
第3の発明は、第2の発明のクランパ装置(10)において、前記用紙束の前記厚みの情報に対応した前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方の駆動量のデータテーブルを記憶する記憶部(61)を備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記データテーブルに基づいて前記クランプ駆動部を制御すること、を特徴とするクランパ装置である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかのクランパ装置(10)において、前記クランプ駆動部は、偏心カム(13a)によって前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方を駆動すること、を特徴とするクランパ装置である。
第5の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかのクランパ装置において、前記クランプ駆動部は、空圧式又は油圧式のシリンダ(13a−2)によって前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方を駆動すること、を特徴とするクランパ装置(10−2)である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかのクランパ装置(10)と、前記クランパ装置によって保持された前記用紙束の背部分に糊を塗布する糊付装置(20)と、前記糊付装置によって糊が塗布された前記用紙束に表紙(I)を貼付する表紙貼付装置(40)と、前記表紙を前記用紙束に対して圧着する圧着装置(50)と、を備える製本装置(1)である。
本発明によれば、用紙束の厚みに応じた適切な力で用紙束を保持することができる。これにより、クランパ装置の挟持する力が弱いことによる用紙束のクランパ装置からの落下等を回避したり、挟持する力が強いことによる用紙束の変形を回避したりすることができる。
第1実施形態の製本装置1の全体構成を示す図である。 第1実施形態のクランパ装置10の概略を示す図である。 第1実施形態の製本装置1のブロック図である。 第2実施形態のクランパ装置10−2の概略図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の製本装置1の全体構成を示す図である。
図2は、第1実施形態のクランパ装置10の動作を説明する図である。
図2(a)は、クランパ装置10の概略図を示す。
図2(b)は、クランパ装置10が厚みの薄い用紙束Hを保持した状態を示す図である。
図2(c)は、クランパ装置10が厚みの厚い用紙束Hを保持した状態を示す図である。
図3は、第1実施形態の製本装置1のブロック図である。
製本装置1は、複数の用紙が重ね合わされた用紙束Hに糊付けをし、表紙Iを貼付して冊子Tを製本する装置である。ここで、用紙束Hとは、表表紙と裏表紙とを除く冊子Tの中身をいう。
図1及び図3に示すように、製本装置1は、クランパ装置10、背糊付装置20、横糊付装置30、表紙貼付装置40、圧着装置50、制御部60、記憶部61、情報検出部62、用紙束搬入検出部63、用紙束搬出検出部64等を備える。
クランパ装置10は、厚みの異なる用紙束Hの両面側を挟み込んで保持し、保持した状態で用紙束Hを製本装置1内の各部に搬送する装置である。クランパ装置10は、不図示の搬送レールに複数設けられ、それぞれが搬送レール上を移動することにより、保持した用紙束Hを背糊付装置20、横糊付装置30、表紙貼付装置40、圧着装置50に順次搬送する。
図2(a)に示すように、クランパ装置10は、固定クランプ部11、可動クランプ部12、カム駆動部13を備える。クランパ装置10は、カム駆動部13を駆動することによって、可動クランプ部12が固定クランプ部11に対して移動し、固定クランプ部11及び可動クランプ部12との間に配置される用紙束Hを挟み込んで保持する。
固定クランプ部11は、用紙束Hの一方の面に面接触する板状の部材である。固定クランプ部11は、その一端部にガイド孔11aを備える。
可動クランプ部12は、用紙束Hの他方の面に面接触する板状の部材であり、固定クランプ部11に対面した位置に配置される。可動クランプ部12は、固定クランプ部11のガイド孔11aに対向する位置に、軸体部12aが設けられている。
軸体部12aは、その一端部が固定クランプ部11のガイド孔11aに挿入され、可動クランプ部12を固定クランプ部11に対して移動可能にガイドする。また、軸体部12aの固定クランプ部11及び可動クランプ部12の間には、コイルばね12bが挿入されており、可動クランプ部12が固定クランプ部11に接近するとコイルばね12bが圧縮される構造となっている。
カム駆動部13は、カム板13a、駆動モータ13b、回転角度検出部13c等を備える。カム駆動部13は、カム板13aを回転させることにより、可動クランプ部12を固定クランプ部11に対して駆動させる部分である。
カム板13aは、その縁部Sと回転中心Oとの距離Rが角度に応じて異なる板状の部材であり、その縁部Sが、軸体部12aの固定クランプ部11側とは反対側の端部に接触するようにして配置されている。具体的には、カム板13aは、その板面に水平な面内の、回転中心Oを通過する中心線Jに対して、線対称に形成されている。そして、中心線Jと縁部Sとの交点であって、距離Rが最も短い位置を縁部S1とし、最も長い位置を縁部S2とした場合に、カム板13aは、縁部SがS1からS2まで移動する間に、距離Rが徐々に増加するように形成されている。
ここで、説明を容易にするために、カム板13aの縁部S1が軸体部12aと接触する位置を、カム板13aの初期位置とする。また、カム板13aの回転角度θは、軸体部12aの軸方向と、回転中心O及び縁部S1を結ぶ線とがなす角度とする。例えば、カム板13aが、図2(a)に示すように、初期位置にある場合、カム板13aの回転角度θは、0度となり、図2(b)に示すように、縁部S2が軸体部12aと接触している場合は、回転角度θは、180度となる。
カム板13aは、駆動モータ13bの回転軸と固定されており、回転中心Oを中心として回転角度θ=0度〜180度の間を回転する。これにより、カム板13aは、駆動モータ13bの回転駆動力を軸体部12aの軸方向の駆動力に変換し、駆動モータ13bが回転することによって、軸体部12aを押し出して可動クランプ部12を固定クランプ部11に対して移動させる。
駆動モータ13bは、カム板13aを回転させるサーボモータである。駆動モータ13bは、制御部60に接続され、制御部60から出力される駆動信号に基づいてカム板13aを回転させる。
回転角度検出部13cは、駆動モータ13bの回転角度を検出し、制御部60に検出信号を出力して駆動モータ13bの回転角度を精度よく制御するフィードバック用のセンサである。回転角度検出部13cは、例えばロータリーエンコーダである。
図1に示すように、背糊付装置20は、クランパ装置10により搬送された用紙束Hの冊子Tの背となる背部分Bに糊付けを行う装置である。背糊付装置20は、背糊ローラ21、ドクタブレード22、背糊収容部23、回転モータ24等を備える。
背糊ローラ21は、用紙束Hの背部分Bに糊Nを塗布する円筒状のローラであり、円筒の中心を回転軸として回転する。背糊ローラ21は、そのローラ面21a(円筒面)に糊Nを付着した状態で回転し、クランパ装置10に搬送される用紙束Hの背部分Bと接触することによって、背部分Bに糊Nを塗布する。背糊ローラ21は、回転モータ24によって、回転する。
ドクタブレード22は、背糊ローラ21のローラ面21aに付着した糊Nを掻き出して、ローラ面21a上の糊量を調整する部分である。ドクタブレード22は、円筒状の背糊ローラ21の高さとほぼ同等の幅寸法を有する刃先部22aが設けられ、その刃先部22aがローラ面21a上の糊Nに接触することによって、ローラ面21a上から余分な糊Nを掻き出す。
背糊収容部23は、用紙束Hの背部分Bに塗布する糊Nを収容した容器である。背糊収容部23に収容される糊Nの面に、回転する背糊ローラ21のローラ面21aが接触することによって、背糊ローラ21のローラ面21aに特定量の糊Nが付着する。ここで、糊Nは、本実施形態では熱可塑性の合成樹脂等から構成されるホットメルトである。
回転モータ24は、背糊ローラ21を回転させるサーボモータである。回転モータ24は、制御部60に接続され、制御部60から出力される駆動信号に基づいて回転する。
横糊付装置30は、背糊付装置20で背部分Bに糊付けされた用紙束Hの横部分Cに糊付けを行う装置である。横糊付装置30は、横糊ローラ31、ドクタブレード32、横糊収容部33、回転モータ34等を備える。ここで、用紙束Hの横部分Cとは、背部分Bと隣接し、用紙束Hの表面及び裏面の端部のうち冊子Tの表紙Iを接着する領域である。なお、図1には、用紙束Hの表面側の横部分Cのみが示されている。
横糊ローラ31は、用紙束Hの横部分Cに糊Nを塗布する円筒状のローラであり、円筒の中心を回転軸として回転する。横糊ローラ31は、用紙束Hの表面及び裏面の横部分Cに対して糊Nを塗布するため、クランパ装置10によって搬送される用紙束Hを挟み込むようにして2台設置されている。横糊ローラ31は、用紙束Hを挟みこむようにして接触することで、用紙束Hの横部分Cに糊Nを塗布する。横糊ローラ31は、回転モータ34によって回転する。
ドクタブレード32は、横糊ローラ31のローラ面31aに付着した糊Nを掻き出して、ローラ面31a上の糊量を調整する部分であり、2台ある横糊ローラ31のそれぞれに対して設けられている。ドクタブレード32は、円筒状の横糊ローラ31の高さとほぼ同等の幅寸法を有する刃先部32aが設けられ、その刃先部32aがローラ面31a上の糊Nに接触することによって、ローラ面31a上から余分な糊Nを掻き出す。
横糊収容部33は、用紙束Hの横部分Cに塗布する糊Nを収容した容器であり、2台ある横糊ローラ31のそれぞれに対して設けられている。
回転モータ34は、横糊ローラ31を回転させるサーボモータである。回転モータ34は、制御部60に接続され、制御部60から出力される駆動信号に基づいて回転する。
表紙貼付装置40は、糊Nが塗布された用紙束Hの背部分Bに表紙Iを貼付する装置である。表紙貼付装置40は、表紙送り機構部41(図3参照)を備え、表紙送り機構部41によって搬送される表紙Iを、クランパ装置10で搬送される用紙束Hの背部分Bに配置して押し当てて、表紙Iを用紙束Hの背部分Bに貼付する。表紙送り機構部41は、制御部60に接続され、制御部60の出力信号に基づいて駆動する。
圧着装置50は、糊Nが塗布された用紙束Hの横部分Cに表紙Iを貼付して、用紙束Hと表紙Iとを圧着する装置である。圧着装置50は、ニッパ51、台座52、ニッパ駆動部53(図3参照)等を備える。
ニッパ51は、クランパ装置10により搬送される用紙束Hの表面側及び裏面側にそれぞれ配置された部材である。ニッパ51は、用紙束Hの表面及び裏面を覆うようにして表紙Iを折り曲げる。また、ニッパ51は、不図示のヒータが設けられており、折り曲げた表紙Iの用紙束Hの横部分Cに重なる領域に対して、用紙束Hの表面側及び裏面側から圧力を加え、横部分Cに塗布された糊Nを溶融し、用紙束Hと表紙Iとを圧着する。
台座52は、背部分Bに貼付された表紙Iを用紙束Hに圧着する部分である。台座52は、不図示のヒータが設けられており、用紙束Hの背部分Bに塗布された糊Nを溶融させて表紙Iを用紙束Hに圧着させる。
ニッパ駆動部53は、上述したように、表紙Iを折り曲げ、また、表紙Iを用紙束Hに圧着するようにニッパ51を駆動するアクチュエータ等を備える。ニッパ駆動部53は、制御部60に接続され、制御部60の出力信号に基づいて駆動する。
制御部60は、製本装置1の各部を統括制御する制御回路であり、例えばCPU(中央処理装置)等から構成される。制御部60は、記憶部61に記憶された各種プログラム等を適宜読み出して実行することにより、前述した製本装置1の各部と協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
図3に示すように、制御部60は、クランパ装置10の駆動モータ13b、回転角度検出部13c、背糊付装置20の回転モータ24、横糊付装置30の回転モータ34、表紙貼付装置40の表紙送り機構部41、圧着装置50のニッパ駆動部53、記憶部61、情報検出部62、用紙束搬入検出部63、用紙束搬出検出部64と接続される。
記憶部61は、製本装置1の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。また、記憶部61は、用紙束Hの表面に設けられたバーコードM(情報記録部)に記録された用紙束Hの厚みの情報に対応した可動クランプ部12の駆動量のデータテーブルを記憶している。
本実施形態では、記憶部61は、表1に示すように、紙の種類に応じた一枚当たりの厚み情報のデータテーブルと、表2に示すように、用紙束Hの厚みの範囲に応じたカム板13aの回転角度θが段階的に規定されたデータテーブルとを記憶している。また、バーコードMには、厚みの情報として、用紙束Hに使用されている紙の種類とその枚数とが記録されている。
Figure 2013202976
Figure 2013202976
情報検出部62は、用紙束Hの表面に設けられたバーコードMを読み取るセンサである。情報検出部62は、製本装置1の用紙束Hの供給部に設けられ、製本装置1内に供給される用紙束Hの厚みの情報を検出する。情報検出部62は、読み取ったバーコードMの情報を制御部60へ出力する。
用紙束搬入検出部63は、製本装置1に供給された用紙束Hが、クランパ装置10の固定クランプ部11及び可動クランプ部12の間に配置されたか否かを検出するセンサである。用紙束搬入検出部63は、検出信号を制御部60に出力する。
用紙束搬出検出部64は、圧着装置50による表紙Iの圧着が完了した用紙束Hが、圧着装置50から搬出されたか否かを検出するセンサである。用紙束搬出検出部64は、検出信号を制御部60に出力する。
次に、製本装置1の動作について説明する。
図1に示すように、製本装置1に厚みの異なる複数の用紙束Hが順次供給されたら、制御部60は、情報検出部62によって、供給された用紙束HのバーコードMを検出し、記憶部61からデータテーブルを参照し、用紙束Hの厚みの情報を得て、検出した厚みの情報に応じたクランパ装置10のカム駆動部13の回転角度θを読み出す。例えば、読み出したバーコードMの情報が、A紙200枚、B紙50枚、C紙10枚、D紙5枚である場合、制御部60は、表1に示すデータテーブルに基づいて、用紙束Hの厚みが43mmであると計算する。そして、制御部60は、表2に示すデータテーブルに基づいて、カム駆動部13のカム板13aの回転角度θが90度であると読み出す。
次に、制御部60は、用紙束搬入検出部63の出力信号に基づいて固定クランプ部11と可動クランプ部12との間に用紙束Hが配置されたか否かを確認する。制御部60は、用紙束Hの配置を確認したら、図2(c)に示すように、データテーブルから読み出した回転角度θに基づいて、カム駆動部13の駆動モータ13bを駆動してカム板13aを初期位置から90度回転させ、可動クランプ部12を固定クランプ部11側に駆動し、製本装置1に供給された用紙束Hを挟み込んで保持する。なお、このとき、固定クランプ部11と可動クランプ部12との間に設けられたコイルばね12bは、圧縮された状態となる。
クランパ装置10は、用紙束Hの厚みの情報に基づいて可動クランプ部12の駆動量を制御しているので、用紙束の厚みに応じた適切な力で用紙束を保持することができる。また、クランパ装置10は、上述したように製本装置1内に複数備えられているため、製本装置1は、厚みの異なる複数の用紙束Hが順次供給される場合であっても、各用紙束Hの厚みの情報を順次検出して、各用紙束Hを各クランパ装置10によって適切に保持することができる。
クランパ装置10が用紙束Hを適切に保持したら、制御部60は、保持した用紙束Hを背糊付装置20に搬送する。そして、制御部60は、糊Nが付着した背糊ローラ21を回転させ、用紙束Hの背部分Bに糊Nを塗布する。
用紙束Hの背部分Bに糊Nが塗布されたら、制御部60は、用紙束Hを横糊付装置30に搬送する。そして、制御部60は、糊Nが付着した横糊ローラ31を回転させ、用紙束Hの表面及び裏面の横部分Cに糊Nを塗布する。
続いて、用紙束Hの横部分Cに糊Nが塗布されたら、制御部60は、用紙束Hを表紙貼付装置40に搬送し、用紙束Hの背部分Bに表紙Iを貼付する。そして、制御部60は、表紙Iを貼付した用紙束Hを圧着装置50に搬送し、用紙束Hの横部分Cに対しても表紙Iを貼付して、用紙束Hの背部分B及び横部分Cに対して表紙Iを圧着する。
最後に、制御部60は、用紙束搬出検出部64の出力信号に基づいて、表紙Iを圧着した用紙束Hが圧着装置50から搬出されたか否かを検出する。制御部60は、用紙束Hの圧着装置50からの搬出を確認したら、クランパ装置10を駆動して保持した用紙束Hを開放する。具体的には、制御部60は、クランパ装置10のカム駆動部13を駆動させ、カム板13aの回転角度を0度の位置、すなわち初期位置に戻す。これにより、用紙束Hを挟み込んでいた可動クランプ部12は、圧縮されたコイルばね12bの復元力により、固定クランプ部11から離れる方向へ移動して用紙束Hを開放する。
以上により、用紙束Hに表紙Iを適正に貼り付けた冊子Tが完成する。
本実施形態の発明には、以下のような効果がある。
(1)製本装置1は、用紙束Hの厚さに基づいて、可動クランプ部12の駆動量を制御しているので、用紙束Hの厚みに応じた適切な力で用紙束Hを保持することができる。これにより、厚みの薄い用紙束Hを保持する場合に、クランパ装置10の保持する力が弱すぎることがなく、用紙束Hのクランパ装置10からの落下等を回避することができる。また、厚みの厚い用紙束Hを保持する場合に、保持する力が強すぎることがなく、用紙束Hの変形を回避することもできる。
(2)製本装置1は、バーコードMに記録された用紙束Hの厚みの情報に基づいて、可動クランプ部12の駆動量を制御しているので、厚みの異なる用紙束Hを連続して保持する場合においても、それぞれの用紙束Hの厚みに応じた適切な力で用紙束Hを保持することができる。
(3)製本装置1は、データテーブルに基づいて可動クランプ部12の駆動量を制御するので、より具体的に本発明の効果を実現することができる。
(4)製本装置1は、カム板13aによって可動クランプ部12を駆動するので、簡易な構成で本発明を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態のクランパ装置10−2の概略図である。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態の製本装置1−2は、クランパ装置10−2が、シリンダ駆動部13−2によって可動クランプ部12−2を駆動する点で第1実施形態の製本装置1と相違する。
図4に示すように、クランパ装置10−2は、固定クランプ部11−2、可動クランプ部12−2、シリンダ駆動部13−2等を備える。
シリンダ駆動部13−2は、エアシリンダ13a−2、サーボバルブ13b−2、圧力検出部13c−2等を備える。シリンダ駆動部13−2は、エアシリンダ13a−2を駆動することにより、可動クランプ部12−2を固定クランプ部11−2に対して移動させる。
エアシリンダ13a−2は、シリンダ内部に圧縮された空気が給排気されることによって、ピストンロッドを駆動させる単動式の空圧シリンダである。エアシリンダ13a−2は、そのピストンロッドの先端部が、軸体部12a−2の固定クランプ部11−2側とは反対側の端部に接続されている。
これにより、エアシリンダ13a−2は、所定の圧力に圧縮された空気がサーボバルブ13b−2から供給されると、ピストンロッドが軸体部12a−2を押し出して、可動クランプ部12−2を固定クランプ部11−2に対して移動させる。このとき、コイルばね12b−2は圧縮される。また、エアシリンダ13a−2に供給された空気の圧力が下がると、圧縮されたコイルばね12b−2が、ばねの復元力によってピストンロッドを押し戻し、可動クランプ部12−2は、固定クランプ部11から離れる方向に移動する。
サーボバルブ13b−2は、エアシリンダ13a−2に所定の圧力に圧縮された空気を給排気する電磁式のバルブである。サーボバルブ13b−2は、制御部60−2と接続され、制御部60−2から出力される駆動信号に基づいて圧縮された空気をエアシリンダ13a−2に供給し、ピストンロッドを移動させる。
圧力検出部13c−2は、エアシリンダ13a−2内の空気の圧力を検出し、制御部60−2に検出信号を出力するフィードバック用のセンサである。
記憶部61は、用紙束HのバーコードMに記録された用紙束Hの厚みの情報に対応したシリンダ駆動部13−2の駆動量のデータテーブルを記憶している。
本実施形態では、表3に示すように、データテーブルでは、用紙束Hの厚みの情報に応じたエアシリンダ13a−2への空気の供給圧力が段階的に規定されている。
以上より、本実施形態によれば、製本装置1−2は、第1実施形態の製本装置1と同様に、用紙束Hの厚さに基づいて可動クランプ部12−2の駆動量を制御しているので、用紙束Hの厚みに応じた適切な力で用紙束Hを保持することができる。また、シリンダ駆動部13−2が、エアシリンダ13a−2により可動クランプ部12−2を駆動するので、簡易な構成で本発明を実現することができる。
Figure 2013202976
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)各実施形態において、クランパ装置は、可動クランプ部のみ駆動して用紙束Hを保持する例を示したが、これに限定されない。例えば、可動クランプ部だけでなく、固定クランプ部も駆動可能にして、用紙束Hを保持させるようにしてもよい。なお、この場合、それぞれのクランプ部にカム駆動部等の駆動部分を設ける必要がある。
(2)第1実施形態において、カム板13aは、回転角度θが0度〜180度の間で、その縁部Sと回転中心Oとの距離Rが変化するように形成する例を示したが、これに限定されない。例えば、回転角度θが0度〜270度の間で、その縁部Sと回転中心Oとの距離Rが変化するように形成してもよい。こうすることで、より高精度に可動クランプ部12を駆動させることができる。
(3)第2実施形態において、シリンダ駆動部13−2は、エアシリンダ13a−2を備える例で説明したが、これに限定されない。例えば、油圧式のシリンダを備えてもよい。また、シリンダ駆動部13−2のエアシリンダ13a−2は、単動式のシリンダである例を示したが、これに限定されず、例えば複動式のシリンダを使用することも可能である。
1、1−2 製本装置
10、10−2 クランパ装置
11、11−2 固定クランプ部
11a、11a−2 ガイド孔
12、12−2 可動クランプ部
12a、12a−2 軸体部
13 カム駆動部
13a カム板
13b 駆動モータ
13c 回転角度検出部
13−2 シリンダ駆動部
13a−2 エアシリンダ
13b−2 サーボバルブ
13c−2 圧力検出部
20 背糊付装置
30 横糊付装置
40 表紙貼付装置
50 圧着装置
60 制御部
61 記憶部
62 情報検出部

Claims (6)

  1. 複数の用紙束をそれぞれ保持するクランパ装置において、
    前記用紙束の一方の面側に配置され、前記用紙束の一方の面に面接触する第1のクランプ部と、
    前記用紙束の他方の面側に配置され、前記用紙束の他方の面に面接触する第2のクランプ部と、
    前記用紙束を挟み込んで保持するように前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方を駆動するクランプ駆動部と、
    前記用紙束のそれぞれの厚みに基づいて、前記クランプ駆動部によって駆動する前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方の駆動量を制御する制御部と、
    を備えるクランパ装置。
  2. 請求項1に記載のクランパ装置において、
    前記用紙束は、厚みの情報を記録した情報記録部を備え、
    このクランパ装置は、前記用紙束の前記情報記録部を検出する検出部を備え、
    前記制御部は、前記検出部が検出した前記情報記録部の厚みの情報に基づいて、前記クランプ駆動部を制御すること、
    を特徴とするクランパ装置。
  3. 請求項2に記載のクランパ装置において、
    前記用紙束の前記厚みの情報に対応した前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方の駆動量のデータテーブルを記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記データテーブルに基づいて前記クランプ駆動部を制御すること、
    を特徴とするクランパ装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のクランパ装置において、
    前記クランプ駆動部は、偏心カムによって前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方を駆動すること、
    を特徴とするクランパ装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のクランパ装置において、
    前記クランプ駆動部は、空圧式又は油圧式のシリンダによって前記第1のクランプ部及び前記第2のクランプ部のうち少なくとも一方を駆動すること、
    を特徴とするクランパ装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のクランパ装置と、
    前記クランパ装置によって保持された前記用紙束の背部分に糊を塗布する糊付装置と、
    前記糊付装置によって糊が塗布された前記用紙束に表紙を貼付する表紙貼付装置と、
    前記表紙を前記用紙束に対して圧着する圧着装置と、
    を備える製本装置。
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