JP5382578B2 - 糊付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、糊付け装置に関し、特に、糊シートの糊付着面に用紙を押し付けて糊を転写させる糊付け装置に関する。
片面に糊が付着した糊シートが知られている。この糊シートを用いて用紙に糊を転写させる場合、糊シートの糊付着面に用紙を押し付けた後、糊シートから用紙を剥がす必要がある。このため、例えば、糊シートに用紙を1枚付着させたまま糊シートを移送して用紙をめくり、さらに糊シートの移送を進めることによって糊シートから用紙に糊を転写させる糊付け装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−216677号公報
上述の特許文献に記載される技術では、用紙に糊を転写させるたびに、糊シートを保持するシート保持具や、糊シートを用紙に押し付ける押圧部、およびシートを牽引するシート牽引ロールなどを上下に移動させる必要がある。しかしながら、これらの機構や部材の重量を削減するには限界がある。特に糊シートの交換頻度を抑制するためにはより多くの糊シートを予め保持する必要があり、これにより糊シートの重量が大きくなる場合がある。このような大きな重量の機構や部材を上下に移動させるには、移動機構も大型化する可能性があり、装置のコスト低減が困難となる。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易な構成で糊シートの糊を用紙に転写することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の糊付け装置は、糊が付着された糊シートの糊付着面に向けて用紙を押し付ける押し付け機構と、糊シートから離間させる方向に用紙を押して糊シートから用紙を剥がす剥がし部材と、を備える。
この態様によれば、重量の軽い用紙を糊シートに対して離間させることで糊シートを用紙から剥がすことができる。このため、より簡易な構造で糊シートから用紙を剥がすことができる。
糊シートと用紙との接合個所の周辺において用紙を把持する把持機構をさらに備えてもよい。剥がし部材は、糊シートに接合した用紙が把持機構により把持されている状態でその用紙を押して糊シートから用紙を剥がしてもよい。この態様によれば、用紙を押したときの用紙の移動を抑制することができ、糊シートから用紙をより適切に剥がすことができる。
剥がし部材は、把持機構により把持された把持個所より接合個所に近い位置で用紙を押す。この態様によれば、把持個所より接合個所から遠い位置で用紙を押す場合よりも、糊シートから用紙をより適切に剥がすことができる。
剥がし部材は、接合個所に向かう方向に進みながら斜めに用紙を押してもよい。この態様によれば、他の方向に用紙を押す場合に比べて用紙をより容易に剥がすことができる。
剥がし部材が用紙を押すときに剥がし部材と用紙との間に介在する緩衝部材をさらに備えてもよい。剥がし部材によって用紙を直接押す場合、剥がし部材と用紙との間に擦れが発生する可能性がある。この態様によれば、このような擦れによる用紙表面の損傷を回避することができる。
糊シートの糊付着面に向けて押し付けられたときに用紙の一方の搬送方向端部の周辺が糊シートとの接合個所となるよう、搬送される用紙を一旦停止させる停止手段をさらに備えてもよい。剥がし部材は、その搬送方向端部と接合個所を挟んで反対側で用紙を押してもよい。
糊が転写された用紙を重ね合わせていわゆる平綴じ冊子を作成する場合、用紙の端部周辺に糊を転写させる必要がある。この態様によれば、このように用紙の端部周辺にも適切に糊シートから糊を転写させることができる。このため、糊シートから用紙に糊を転写させて容易に平綴じ冊子を作成することができる。
糊シートの糊付着面に向けて押し付けられたときに、用紙の一方の搬送方向端部の周辺が糊シートとの接合個所となるよう用紙を一旦停止させる停止手段をさらに備えてもよい。把持機構は、その搬送方向端部と接合個所を挟んで反対側で用紙を把持してもよい。
この態様によれば、搬送方向端部と接合個所から見て同じ側で用紙を把持する場合に比べて把持できる領域が広いため、剥がし部材で容易に用紙を押すことが可能となる。このため、糊シートから用紙をより容易に剥がすことができる。
剥がし部材によって用紙が押されるときに糊シートの送りを抑止する送り抑止手段をさらに備えてもよい。この態様によれば、用紙を押したときの糊シートの移動を抑制することができ、糊シートから用紙を適切に剥がすことができる。
剥がし部材を移動させる移動部材をさらに備えてもよい。押し付け機構は、複数の接合個所にて用紙に糊シートを接合させるよう設けられてもよい。剥がし部材は、それぞれが複数の接合個所の各々にて用紙を糊シートから剥がすよう複数設けられてもよい。移動部材は、複数の剥がし部材を共に移動させてもよい。この態様によれば、移動部材を移動させることで複数の剥がし部材を移動させて複数の接合個所において糊シートから用紙を剥がすことができる。このため、複数の接合個所の各々に対応して移動部材を設ける場合に比べ、装置の構成を簡素なものとすることができる。
本発明によれば、簡易な構成で糊シートの糊を用紙に転写することができる。
第1の実施形態に係る製本装置の全体構成図である。 第1の実施形態に係る糊付け機構の正面図である。 第1の実施形態に係る糊付け機構の上面図である。 糊付け機構に搬入された用紙の先端が平綴じ用ストッパによって係止されたときの糊付け機構を示す図である。 押し付け部材が上昇して用紙が糊シートの糊付着面に押し付けられたときの糊付け機構を示す図である。 押し付け部材が下降し、さらに下把持部材が上昇して用紙が把持されたときの糊付け機構を示す図である。 剥がし部材が移動することによって用紙が糊シートから剥がされたときの糊付け機構を示す図である。 (a)は、剥がし部材によって用紙が下方に押し付けられる前の糊付け機構を模式的に示す図であり、(b)は、剥がし部材によって用紙が下方に押し付けられたときの糊付け機構を模式的に示す図である。 糊の転写工程が終了し用紙が搬出される直前の糊付け機構を示す図である。 第2の実施形態に係る糊付け機構の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る糊付け機構の構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る製本装置10の全体構成図である。製本装置10は、給紙装置12、中綴じ折り装置14、断裁装置16、スタッカ18、および管理装置20を有する。中綴じ折り装置14には、糊付け機構30、圧着機構40、および折り機構70が設けられている。製本装置10は、これら給紙装置12、糊付け機構30、圧着機構40、折り機構70、および断裁装置16の各々の作動を制御する給紙制御部110、糊付け制御部112、圧着制御部114、折り制御部116、および断裁制御部118を有する。これらの制御部は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAMを有し、制御対象となる機構や装置内に設けられるアクチュエータなどの作動を制御する。
給紙装置12は、Aトレイ22A、Bトレイ22B(以下、必要に応じてこれらを「トレイ22」と総称する)を有する。トレイ22には、印刷、電子写真方式、インクジェット方式などによる画像形成方法によって画像が形成された用紙が積載される。
Aトレイ22AおよびBトレイ22Bの各々に対応して、分離給送機構24が設けられている。分離給送機構24は、対応するトレイ22に積載された用紙のうち最上位の用紙を分離して送り出す。第1の実施形態に係る分離給送機構24はエア吸引式のものが採用されている。エア吸引式の分離給送機構は公知であるため、その詳細な説明は省略する。なおエア吸引式の分離給送機構に代えて、いわゆるフリクション式の分離給送機構が設けられてもよいことは勿論である。
また、給紙装置12は、トレイ22の各々を昇降させる昇降機構(図示せず)、およびトレイ22の各々に積載された用紙の高さを検知する用紙高さセンサ(図示せず)を有する。給紙制御部110は、トレイ22に積載された用紙のうち最上位の用紙が給紙可能高さに達したことが検知されたときにトレイ22の上昇を停止させる。こうして給紙制御部110は、トレイ22の最上位に積載された用紙の高さを給紙可能高さに維持し、分離給送機構24による用紙の連続的な送り出しを可能としている。
給紙装置12は、スイッチバック反転機構26を有する。管理装置20においてユーザにより反転を指定する入力がなされた場合に、スイッチバック反転機構26はAトレイ22Aから送り出された用紙を反転させて用紙搬送路に戻す。Aトレイ22Aから送り出された用紙が搬送される用紙搬送路、およびBトレイ22Bから送り出された用紙が搬送される用紙搬送路は、共通搬送路28で合流する。共通搬送路28に搬送された用紙は、給紙装置12の搬送路36に搬出される。
糊付け機構30は、搬送ローラ32によって搬送路36上を搬送される用紙に、糊カートリッジ34に搭載される糊シートの糊を転写させる。糊付け機構30の構成については後述する。糊付け機構30を経た用紙は、ローラ38によって圧着機構40に搬出される。
圧着機構40は、用紙載置台42、平綴じ用ストッパ43、中綴じ用ストッパ44、送り出し部材46、およびプッシャ48を有する。用紙載置台42は、搬送路36よりも低い位置にて水平方向に広がるよう配置され、搬送路36から搬出された用紙が載置される。平綴じ用ストッパ43および中綴じ用ストッパ44は、搬送される用紙を一旦停止させる停止手段として機能するものであり、ソレノイド(図示せず)がオンされることにより用紙載置台42より上方に進出可能に設けられている。圧着制御部114は、用紙を平綴じする場合には平綴じ用ストッパ43を進出させ、用紙を中綴じする場合には中綴じ用ストッパ44を進出させる。
圧着制御部114は、用紙載置台42に用紙が載置されるたびに送り出し部材46を移動させて用紙の先端を平綴じ用ストッパ43または中綴じ用ストッパ44に押し当てて揃える。また、圧着制御部114は、用紙の先端を揃えた直後にプッシャ48を下降させて最上位の用紙を下方に押し、糊が転写された個所において用紙同士を圧着させる。プッシャ48の下端には、糊が転写された個所が当接しないよう上方に凹む凹部が設けられている。これにより、プッシャ48によって用紙同士が圧着されるときに、最上位の用紙の糊転写個所にプッシャ48が貼り付くことを回避している。
糊付け制御部112は冊子に含まれる用紙のうち最後に搬送される用紙のみ糊を転写させずに糊付け機構30を通過させる。こうして最後の用紙の圧着が完了すると、冊子の綴じ処理が完了する。綴じ処理が完了すると、圧着制御部114は、平綴じ用ストッパ43または中綴じ用ストッパ44を下降させた後、送り出し部材46を移動させて冊子を折り機構70に搬出する。
折り機構70は、用紙束搬送ローラ72、折りストッパ74、折りナイフ76、折りローラ78、およびベルト搬送機構80を有する。用紙束搬送ローラ72は、用紙束が搬送される搬送プレート50を上下で挟むように一対設けられる。用紙束搬送ローラ72は、折り処理時に用紙束の挟持を解除することができるよう、上方の用紙束搬送ローラ72が上方に移動可能とされている。
折りストッパ74は、搬送プレート50の用紙搬送方向下流側(以下「下流側」という)端部近傍に、搬送プレート50上面より上方に突出するよう配置される。折りストッパ74はボールネジ機構を介してストッパ移動モータ(図示せず)に接続されており、ストッパ移動モータが作動することにより用紙搬送方向に移動する。搬送プレート50の上面は用紙載置台42と連続しており、圧着機構40から搬送プレート50上に用紙束が送り込まれる。送り込まれた用紙束は、前端部が折りストッパ74に当接したところで用紙搬送方向の位置決めがされる。折りストッパ74は、当接した用紙束の折りラインが、折りナイフ76に当接する位置になるよう、予め用紙搬送方向に移動されている。なお、第1の実施形態に係る製本装置10では、用紙搬送方向と垂直な方向(以下、「用紙幅方向」という)が折りラインと平行な方向となる。
搬送プレート50の上方には一対の折りローラ78が、軸方向が用紙幅方向に向くよう、用紙搬送方向に並設されている。折りナイフ76は、折りナイフ駆動モータ(図示せず)が作動することにより一対の折りローラ78の間と搬送プレート50の下方とを上昇および下降することが可能となっている。折りストッパ74により用紙束が用紙搬送方向の位置決めがされた状態で折りナイフ76を上昇させることにより、用紙束が一対の折りローラ78の間に巻き込まれる。一対の折りローラ78は、ギヤ機構などを介して折りローラ駆動モータに接続されている。折りローラ駆動モータが作動することにより、巻き込んだ用紙束を折りたたみながら上方に搬送するように一対の折りローラ78が駆動される。一対の折りローラ78によって折りたたまれた冊子は、一対の折りローラ78のニップ部から上方に向かう綴じ折り冊子搬送路82を通ってベルト搬送機構80に送り込まれる。ベルト搬送機構80は、作成された冊子を断裁装置16の用紙搬送路92に送り出す。
なお、中綴じ折り装置14には、平綴じスタッカ84が設けられている。糊付け機構30および圧着機構40によって平綴じ処理が施された冊子は、折り機構70において折り処理が施されることなく、この平綴じスタッカ84に排出される。
断裁装置16は、三方断裁機構90を有する。三方断裁機構90は、ストッパ94、サイドガイド(図示せず)、用紙押さえ部96、小口断裁刃98、および一対の天地断裁刃(図示せず)を有する。
ストッパ94は、ソレノイド(図示せず)をオン・オフすることにより、用紙搬送路92に進退可能とされている。冊子の小口を断裁する場合、各々の冊子が送り込まれる前にストッパ94を用紙搬送路92に突出させておく。ストッパ94はボールネジ機構を介してストッパ移動モータ(図示せず)に接続されており、ストッパ移動モータが作動することにより用紙搬送方向に移動する。
三方断裁機構90に搬送された冊子は、背がストッパ94に当接する直後のタイミングで搬送が停止される。冊子の天地は、ストッパ94に当接する以前に一対のサイドガイドによって位置決めされる。用紙押さえ部96は、モータ(図示せず)が作動することにより、ストッパ94に当接した冊子に向けて下降する。
小口断裁刃98は、用紙押さえ部96より用紙搬送方向上流側(以下、「上流側」という)の用紙搬送路92上方に設けられ、小口断裁モータ(図示せず)が作動することにより下降する。天地断裁刃は、用紙搬送路92上方に用紙押さえ部96を挟んでそれぞれ一つずつ設けられ、天地断裁モータ(図示せず)が作動することにより下降する。これら一対の天地断裁刃は、中心振り分け方式により相互に離間または近接する方向に移動可能とされており、天地断裁刃移動モータ(図示せず)が作動するによって、ギヤ機構などを介して相互に離間または近接する方向に移動する。
サイドガイドの間を通過することにより天、地の位置が揃えられ、且つストッパ94により用紙搬送方向の位置決めがされた状態で、用紙押さえ部96が下降して冊子が押さえつけられる。この状態で、まず小口断裁刃98が小口を断裁し、次に一対の天地断裁刃が、冊子の天と地を断裁する。こうして最終的な中綴じ折り冊子が作成される。断裁処理が施された冊子は、スタッカ18上に搬送される。なお、三方断裁機構90に代えて、小口のみを断裁する小口断裁機構が設けられてもよい。
管理装置20は、管理PC(Personal Computer)100、ディスプレイ102、キーボード104、マウス106によって構成される。管理PC100は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどを有し、給紙装置12、中綴じ折り装置14、および断裁装置16とデータの送受信可能に接続されている。ディスプレイ102、キーボード104、およびマウス106は管理PC100に接続されている。
管理PC100は、ディスプレイ102に設定画面を表示することにより、ユーザによって各種の設定入力が可能な状態とする。ユーザは、設定画面が表示された状態でキーボード104やマウス106を使って各種の設定入力をすることができる。ディスプレイ102に表示されたスタートボタンがユーザによってクリックされると、管理PC100は、設定内容を示す情報と共に製本処理を開始する旨を示すスタート信号を、給紙制御部110、糊付け制御部112、圧着制御部114、折り制御部116、および断裁制御部118に送信する。
図2は、第1の実施形態に係る糊付け機構30の正面図である。糊付け機構30は、糊カートリッジ34、ストッパ機構180、押し付け機構190、把持機構200、および剥がし機構220を有する。
糊カートリッジ34は、ケース150、供給リール152、巻き取りリール154、アイドラローラ158、第1送りローラ160、第2送りローラ162、受圧部材164、用紙ガイド166、およびブレーキ168を有する。理解が容易となるよう、図2では、ケース150は断面を示している。
供給リール152には、糊シート156が巻回されている。糊シート156は、基材である柔軟性のあるシートの一方の面に糊が付けられて構成されている。供給リール152は、糊が付着された糊付着面が外側となるようこの糊シート156が巻回された状態で回転可能にケース150に取り付けられる。糊シート156の糊付着面が用紙に押し付けられ、その後用紙が糊シート156から剥がされると、押し付けられた部分の糊はシートから剥がれて用紙に付着する。このような糊シートは公知であるため、糊シート156の構成に関する詳細な説明は省略する。巻き取りリール154は、供給リール152より下流側において供給リール152と水平方向に並ぶようケース150に取り付けられる。
受圧部材164は、供給リール152および巻き取りリール154より下方に配置される。受圧部材164は厚い板状に形成される。受圧部材164は、4つの端面の一つである受圧面164aが下方に向き且つ用紙幅方向に延在すると共に用紙搬送路より僅かに上方に位置するよう配置される。受圧部材164の上流側にはアイドラローラ158が配置され、下流側には第1送りローラ160および一対の第2送りローラ162が配置される。アイドラローラ158は、受圧部材164の上流側において軸方向が用紙幅方向に向くよう配置される。第1送りローラ160および一対の第2送りローラ162は、受圧部材164の下流側において軸方向が用紙幅方向に向くよう配置される。
供給リール152に巻回された糊シート156は、アイドラローラ158の外周面、受圧部材164の受圧面164a、および第1送りローラ160の外周面のそれぞれに当接し、巻き取りリール154まで引き回される。第1送りローラ160の外周には、第1送りローラ160とともに糊シート156を挟持するよう一対の第2送りローラ162が配置される。巻き取りリール154および第1送りローラ160は、共通駆動源によって回転される。糊付け制御部112は、糊シート156から用紙へ糊が転写されるたびに第1送りローラ160を駆動して糊シート156を所定長さ送る。なお、巻き取りリール154と共通駆動源との間にはトルクリミッターが設けられている。これにより、巻き取りが進むことによって巻き取りリール154に巻回される糊シート156の径が大きくなっても、適切に糊シート156を巻き取り可能としている。
ブレーキ168は、供給リール152に適切な制動力を与える。これによりブレーキ168は、押し付け部材192によって用紙が押されるときに糊シート156の送りを抑止する。したがってブレーキ168は、糊シートの送り抑止手段として機能する。なお、ブレーキ168は、供給リール152への制動力の付与および付与解除が切替可能に設けられていてもよい。糊付け制御部112は、剥がし部材222によって糊シート156から用紙が剥がされるときに供給リール152に制動力を与えるようブレーキ168を制御してもよい。
用紙ガイド166は、樹脂などの弾性体によって平板状に形成された部材であり、平綴じ用ストッパ182の当接面より上流側において受圧部材164の受圧面164aと用紙搬送路との間に略水平に配置される。用紙ガイド166は、糊付け機構30に搬入された用紙2が受圧部材164に干渉しないよう、用紙2を案内する。なお、用紙ガイド166のうち受圧面164aの鉛直下方には切り欠きが設けられている。これにより、用紙が糊シート156に押し付けられるときに用紙と糊シート156との間に用紙ガイド166が介在することを回避している。
ストッパ機構180は、平綴じ用ストッパ182、中継部材184、およびソレノイド186を有する。平綴じ用ストッパ182は平板状に形成され、受圧部材164の受圧面164aより僅かに下流側の位置から下方且つ下流側に斜めに延在するよう配置される。平綴じ用ストッパ182の上端には、垂直に立ち上がる係止部が設けられる。ソレノイド186は、平綴じ用ストッパ182を、中継部材184を介してその延在方向に移動させて用紙搬送路に対して進退させる。
押し付け機構190は、押し付け部材192、中継部材194、およびソレノイド196を有する。押し付け部材192はゴムなどの弾性体によって平板状に形成され、受圧部材164の受圧面164aに対向するよう受圧部材164の下方に水平に配置される。糊付け制御部112は、ソレノイド196をオンすることにより中継部材194を介して押し付け部材192を上昇させる。これにより受圧面164aと押し付け部材192との間にある用紙は、受圧面164aに接する糊シート156の糊付着面に押しつけられ、用紙と糊シート156とが接合する。以下、用紙のうち糊シート156と接合する個所を「接合個所」という。第1の実施形態では、受圧部材164の受圧面164aの位置が接合個所となる。用紙の糊シート156に対する圧着を解除する場合、糊付け制御部112は、ソレノイド196をオフすることにより押し付け部材192を下降させる。
把持機構200は、上把持部材202、下把持部材204、クランク機構206、およびソレノイド208を有する。上把持部材202は、受圧部材164より上流側且つ用紙搬送路より僅かに上方に配置される。上把持部材202はゴムなど用紙との摩擦抵抗値が高い弾性体によって平板状に形成され、用紙搬送路と平行となるよう配置される。下把持部材204は、受圧部材164より下流側かつ用紙搬送路より僅かに下方に配置される。下把持部材204もまたゴムなど用紙との摩擦抵抗値が高い弾性体によって平板状に形成され、用紙搬送路と平行且つ、用紙搬送路を挟んで上把持部材202と対向するよう配置される。
下把持部材204は昇降可能に設けられる。糊付け制御部112は、ソレノイド208をオンすることによりクランク機構206を介して下把持部材204を上昇させる。こうして上把持部材202と下把持部材204により、用紙搬送路にある用紙が把持される。
図2に示すように、把持機構200は、糊シート156と用紙との接合個所の周辺において用紙を把持する。以下、用紙のうち上把持部材202と下把持部材204とによって把持される個所を「把持個所」という。用紙の把持を解除するとき、糊付け制御部112は、ソレノイド208をオフすることにより下把持部材204を下降させる。
図2に示すように、平綴じ用ストッパ182は、用紙の一方の搬送方向端部(第1の実施形態では前端部)の周辺が糊シート156との接合個所となるよう用紙を一旦停止させる。把持機構200は、その搬送方向端部と接合個所を挟んで反対側で用紙を把持する。これにより、用紙2の端部周辺に糊を転写させる場合においても、用紙2を下方に適切に押し付けることができる。
剥がし機構220は、剥がし部材222、移動部材224、クランク機構226、およびソレノイド228を有する。剥がし部材222は平板状に形成され、受圧部材164の受圧面164aよりも上流側において糊カートリッジ34と用紙搬送路との間に配置される。剥がし部材222は、接合個所に向かうにしたがって少しずつ低くなるよう傾斜して配置される。剥がし部材222のうち接合個所に近い端部には、水平方向に対する角度がより大きくなるよう曲げられた曲げ部が設けられている。
剥がし部材222は、自身の延在方向と平行且つ接合個所に向かう方向に移動可能に設けられている。剥がし部材222には係止溝222aが設けられており、この係止溝222aに幅方向に延在する移動部材224が係止されている。糊付け制御部112は、ソレノイド228をオンすることによりクランク機構226を介して移動部材224を移動させ、剥がし部材222をその延在方向に沿って接合個所に向かう方向に移動させる。これにより剥がし部材222は、糊シート156から離間させる方向に用紙を押して糊シート156から用紙を剥がす。
剥がし部材222の下方には、緩衝部材210が配置されている。緩衝部材210は樹脂で作られたフィルム状の弾性部材であり、表面は滑らかとなっている。緩衝部材210は、剥がし部材222が用紙を押すときに剥がし部材222と用紙との間に介在するよう配置される。このように緩衝部材210を設けることによって、剥がし部材222に押されるときの用紙の損傷を回避することができる。
図3は、第1の実施形態に係る糊付け機構30の上面図である。図3に示すように、糊カートリッジ34は、用紙幅方向に複数(第1の実施形態では2つ)並設される。中綴じ折り装置14の筐体250には、用紙幅方向に延在するよう下流側に第1支持軸252および上流側に第2支持軸254が並設されている。複数の糊カートリッジ34の各々は、下流側に設けられた被支持部150aが第1支持軸252に支持され、上流側に設けられた被支持部150bが第2支持軸254に支持されることにより、中綴じ折り装置14内に固定される。
図3では、平綴じ用ストッパ182によって係止されたときの用紙2の位置を示している。なお、製本装置10には中綴じ用ストッパ260が設けられている。中綴じ用ストッパ260は、用紙搬送方向に移動可能に設けられている。ユーザは、管理PC100に対して平綴じ折り処理および中綴じ折り処理のどちらかを選択する入力をすることができる。また、ユーザは、管理PC100に用紙サイズを入力することができる。糊付け制御部112は、ユーザによって中綴じ折り処理が選択された場合、入力された用紙サイズを利用して、用紙先端が係止されたときに糊シート156との接合個所が用紙の搬送方向中央に位置するよう、中綴じ用ストッパ260を移動させる。
押し付け部材192は、複数の糊カートリッジ34の受圧部材164の受圧面164aに当接するよう、用紙幅方向に延在して設けられる。こうして押し付け機構190は、複数の接合個所にて用紙2に糊シート156を接合させる。剥がし部材222は、それぞれが複数の接合個所の各々にて用紙2を糊シートから剥がすよう複数設けられる。移動部材224は、複数の剥がし部材222を共に移動させるよう、用紙幅方向に延在して設けられると共に複数の剥がし部材222の各々の係止溝222aに係止される。これにより、移動部材224を移動させることで複数の接合個所において用紙2を糊シート156から剥がすことができる。
上把持部材202は、糊カートリッジ34の各々に設けられている。一方、下把持部材204は用紙2の幅方向の長さより長く設けられており、2つの上把持部材202の双方の下方を通過するよう、用紙幅方向に延在して配置される。これにより、単一の下把持部材204を上昇させることで、2つの受圧面164aの各々の近傍にて用紙2を簡易に把持することが可能となる。
図4は、糊付け機構30に搬入された用紙の先端が平綴じ用ストッパ182によって係止されたときの糊付け機構30を示す図である。以下、用紙を平綴じするための糊付け処理について説明し、用紙を中綴じするための糊付け処理についての説明は省略する。
糊付け制御部112は、用紙2が糊付け機構30に搬入される前に平綴じ用ストッパ182を予め上昇させておき、また、押し付け部材192および下把持部材204を予め下降させておく。このため、糊付け機構30に搬入された用紙2は、先端が平綴じ用ストッパ182に係止されて位置決めされる。こうして平綴じ用ストッパ182は、糊シート156の糊付着面に向けて押し付けられたときに用紙の前端部周辺が糊シート156との接合個所となるよう、搬送される用紙を一旦停止させる。剥がし部材222は、用紙の前端部と接合個所を挟んで反対側で用紙を押す。
図5は、押し付け部材192が上昇して用紙が糊シート156の糊付着面に押し付けられたときの糊付け機構30を示す図である。糊付け制御部112は、用紙2の先端が平綴じ用ストッパ182に当接するタイミングで押し付け部材192を上昇させ、位置決めされた用紙2を糊シート156の糊付着面に押し付ける。このとき、用紙ガイド166は弾性変形して用紙2を挟んで押し付け部材192によって押し上げられ、緩衝部材210もまた弾性変形して用紙2によって押し上げられる。
図6は、押し付け部材192が下降し、さらに下把持部材204が上昇して用紙2が把持されたときの糊付け機構30を示す図である。糊付け制御部112は、押し付け部材192を上昇させた後、速やかに押し付け部材192を下降させる。糊付け制御部112は、押し付け部材192の下降後、下把持部材204を上昇させ、上把持部材202と下把持部材204とによって用紙2を把持する。このように押し付け部材192が下降しても用紙2は糊シート156に貼り付いたままの状態となる。なお、糊付け制御部112は、押し付け部材192を下降させる前、または下降と同時に下把持部材204を上昇させて用紙2を把持させてもよい。
図7は、剥がし部材222が移動することによって用紙2が糊シート156から剥がされたときの糊付け機構30を示す図である。押し付け部材192の下降が完了すると、糊付け制御部112は、剥がし部材222を受圧部材164の受圧面164aに向かう方向且つ下方に移動させる。これにより剥がし部材222は、糊シート156に接合した用紙2が把持機構200により把持されている状態で、接合個所に向かう方向に進みながら斜めに用紙2を押し、糊シート156から用紙を剥がす。このように用紙2を押すことにより、糊シート156から適切に剥がすことができる。剥がし部材222によって用紙2が下方に押し付けられるとき、剥がし部材222と用紙2との間には緩衝部材210が介在する。これにより用紙2への損傷が回避される。
また、剥がし部材222は、把持機構200により把持された把持個所より接合個所に近い位置で用紙2を糊シート156から離間する方向に押す。具体的には、剥がし部材222は、把持個所と接合個所の間の位置で用紙2を押す。これにより、糊シート156から用紙2をより適切に剥がすことができる。
図8(a)は、剥がし部材222によって用紙2が下方に押し付けられる前の糊付け機構30を模式的に示す図である。ここで、受圧面164aのうち最下流個所をP1、最上流個所をP2とする。また、把持個所の最下流個所をP3とする。このとき、P1とP2との距離をAとする。また、P2とP3との間における用紙2の長さをBとする。図8(a)ではP2とP3の間の用紙2を直線的に示しているが、実際にはP2とP3の間において用紙2には若干のたるみが生じ得る。したがって、Bは実際にはP2とP3との距離よりも長くなり得る。
図8(b)は、剥がし部材222によって用紙2が下方に押し付けられたときの糊付け機構30を模式的に示す図である。剥がし部材222によって用紙2が押し付けられる個所をP4とし、P2からP4までの距離をC、P4からP3までの距離をE、P1からP4までの距離をDとする。
剥がし部材222によって用紙2が下方に押し付けられると、P2とP3との間の用紙2のたるみが徐々に無くなる。用紙2のたるみが完全に無くなり、さらにB<C+EとなったときからP2において糊シート156から用紙2が剥がれ始め、A+B<D+EとなったときにP1において糊シート156から用紙2が剥がれ両者の分離が完了する。
図9は、糊の転写工程が終了し用紙2が搬出される直前の糊付け機構30を示す図である。糊シート156からの用紙2の剥離が完了すると、糊付け制御部112は、剥がし部材222を初期位置に戻し、下把持部材204および平綴じ用ストッパ182をそれぞれ下降させる。次に糊付け制御部112は、搬送ローラ32を再び回転させ、糊が転写された用紙2を下流側に搬送する。糊付け制御部112は、このような動作を繰り返すことにより、用紙2に順次糊付け処理を施す。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係る糊付け機構300の構成を示す図である。第2の実施形態に係る製本装置の構成および動作は、特に言及しない限り第1の実施形態に係る製本装置10と同様である。以下、第1の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
糊付け機構300は、把持機構200に代えて把持機構310が設けられ、剥がし機構220に代えて剥がし機構320が設けられ、さらに平綴じ用ストッパ182が設けられず中綴じ用ストッパ260のみが設けられる以外は、第1の実施形態に係る糊付け機構30と同様に構成される。
中綴じ折り冊子を作成する場合、糊付け制御部112は、中綴じ用ストッパ260に用紙2の先端が当接したときに受圧面164aの下方に用紙2の搬送方向中央が位置するよう、中綴じ用ストッパ260を用紙搬送方向に予め移動させておく。なお、第2の実施形態では、中綴じ用ストッパ260が平綴じ用ストッパとしても機能する。平綴じ冊子を作成する場合、糊付け制御部112は、中綴じ用ストッパ260に用紙2の先端が当接したときに受圧面164aの下方に用紙2の後端近傍が位置するよう、中綴じ用ストッパ260を用紙搬送方向に予め移動させておく。
ここで、受圧面164aの下流側には、用紙先端が中綴じ用ストッパ260に確実に当接するまで用紙を補助的に搬送するための搬送手段(例えば、搬送ローラまたはサクションベルトなど)が設けられている。中綴じ用ストッパ260の用紙搬送方向への移動を完了すると、糊付け制御部112は、用紙2の搬入前に中綴じ用ストッパ260を用紙搬送路より上方に進出させておく。次に糊付け制御部112は、上述の搬送手段により中綴じ用ストッパ260に先端が当接するまで用紙2を搬送させ、用紙2を位置決めする。
把持機構310は、上把持部材312および下把持部材314を有する。上把持部材312および下把持部材314の材質および形状は、それぞれ上述の上把持部材202および下把持部材204と同様である。上把持部材312は、受圧部材164より上流側且つ用紙搬送路より僅かに上方において用紙搬送路と平行となるよう配置される。下把持部材314は、受圧部材164より下流側かつ用紙搬送路より僅かに下方において、用紙搬送路と平行且つ、用紙搬送路を挟んで上把持部材312と対向するよう配置される。
下把持部材314はソレノイド(図示せず)によって昇降可能に設けられる。糊付け制御部112は、ソレノイドをオンすることにより下把持部材314を上昇させ、上把持部材312および下把持部材314により用紙を把持させる。
剥がし機構320は、剥がし部材322を有する。剥がし部材322は、受圧部材164の受圧面164aより下流側に設けられる点で上述の剥がし部材222と異なる。一方、剥がし部材322は、上述の剥がし部材222と同様に、糊シート156に接合した用紙2が把持機構310により把持されている状態で、接合個所に向かう方向に進みながら斜めに用紙2を押し、糊シート156から用紙を剥がす。このとき剥がし部材322は、把持機構310により把持された把持個所より接合個所に近い位置で糊シート156から離間する方向に用紙2を押す。第2の実施形態においても、剥がし部材322は、把持個所と接合個所との間の位置で用紙を押す。
剥がし部材322の下方には、剥がし部材322に押されるときの用紙の損傷を回避するための緩衝部材316が設けられている。緩衝部材316の材質は上述の緩衝部材210と同様である。緩衝部材316は、剥がし部材322が用紙を押すときに剥がし部材322と用紙との間に介在するよう配置される。なお、緩衝部材316は、上流側に進むほど上方に進むよう上流側の端部が傾斜した形状とされている。これにより緩衝部材316は、下方に用紙が搬送されるときに用紙の先端が剥がし部材322に当接しないよう用紙を案内する。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態に係る糊付け機構400の構成を示す図である。第3の実施形態に係る製本装置の構成および動作は、特に言及しない限り第1の実施形態に係る製本装置10と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
糊付け機構400は、剥がし機構220に代えて剥がし機構410が設けられる以外は、第1の実施形態に係る糊付け機構30と同様に構成される。剥がし機構410は、剥がし部材412を有する。ただし、剥がし機構410には緩衝部材は設けられていない。剥がし部材412の先端は曲面となっており、さらに剥がし部材222よりも直角に近い角度で下降して用紙を下方に押し付けるよう設けられている。これにより、剥がし部材412と用紙との間の擦れを抑制し、用紙を押し付けるときの用紙への損傷を抑制している。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 製本装置、 14 中綴じ折り装置、 30 糊付け機構、 34 糊カートリッジ、 36 搬送路、 112 糊付け制御部、 150 ケース、 156 糊シート、 164 受圧部材、 164a 受圧面、 166 用紙ガイド、 168 ブレーキ、 180 ストッパ機構、 182 平綴じ用ストッパ、 190 押し付け機構、 192 押し付け部材、 200 把持機構、 202 上把持部材、 204 下把持部材、 210 緩衝部材、 220 剥がし機構、 222 剥がし部材、 224 移動部材、 310 把持機構、 316 緩衝部材、 322 剥がし部材、 412 剥がし部材。

Claims (9)

  1. 糊が付着された糊シートの糊付着面に向けて用紙を押し付ける押し付け機構と、
    前記糊シートから離間させる方向に用紙を押して前記糊シートから用紙を剥がす剥がし部材と、
    を備えることを特徴とする糊付け装置。
  2. 前記糊シートと用紙との接合個所の周辺において用紙を把持する把持機構をさらに備え、
    前記剥がし部材は、前記糊シートに接合した用紙が前記把持機構により把持されている状態でその用紙を押して前記糊シートから用紙を剥がすことを特徴とする請求項1に記載の糊付け装置。
  3. 前記剥がし部材は、前記把持機構により把持された把持個所より前記接合個所に近い位置で用紙を押すことを特徴とする請求項2に記載の糊付け装置。
  4. 前記剥がし部材は、前記接合個所に向かう方向に進みながら斜めに用紙を押すことを特徴とする請求項2または3に記載の糊付け装置。
  5. 前記剥がし部材が用紙を押すときに前記剥がし部材と用紙との間に介在する緩衝部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の糊付け装置。
  6. 前記糊シートの糊付着面に向けて押し付けられたときに用紙の一方の搬送方向端部の周辺が前記糊シートとの接合個所となるよう、搬送される用紙を一旦停止させる停止手段をさらに備え、
    前記剥がし部材は、その搬送方向端部と前記接合個所を挟んで反対側で用紙を押すことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の糊付け装置。
  7. 前記糊シートの糊付着面に向けて押し付けられたときに、用紙の一方の搬送方向端部の周辺が前記糊シートとの接合個所となるよう用紙を一旦停止させる停止手段をさらに備え、
    前記把持機構は、その搬送方向端部と前記接合個所を挟んで反対側で用紙を把持することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の糊付け装置。
  8. 前記剥がし部材によって用紙が押されるときに前記糊シートの送りを抑止する送り抑止手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の糊付け装置。
  9. 前記剥がし部材を移動させる移動部材をさらに備え、
    前記押し付け機構は、複数の接合個所にて用紙に前記糊シートを接合させるよう設けられ、
    前記剥がし部材は、それぞれが前記複数の接合個所の各々にて用紙を前記糊シートから剥がすよう複数設けられ、
    前記移動部材は、前記複数の剥がし部材を共に移動させることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の糊付け装置。
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