JP2013202024A - 種子の消毒装置 - Google Patents

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崇啓 野田
Yasuyuki Hidaka
靖之 日高
Mio Yokoe
未央 横江
Hiroshi Iyoda
浩志 伊與田
Toru Nakamura
透 中村
Waichiro Matsuda
和一郎 松田
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Abstract

【課題】種子を適切に消毒する。
【解決手段】種籾消毒装置10では、蒸気処理部26において、供給ホッパ24の下端から流下された種籾16が曝露室30を自由落下されると共に、曝露室30に蒸気が導入されることで、曝露室30において、自由落下される種籾16に蒸気が曝露されて、種籾16が消毒される。このため、種籾16の全面を蒸気に曝露できて加熱できると共に、種籾16の表面の一部が内パイプ28からの伝熱により加熱されることを抑制できて、種籾16の全面を均一に加熱でき、種籾16を適切に消毒できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、種子を消毒する種子の消毒装置に関する。
水稲の種子(種籾)の伝染性病害(いもち病、ばか苗病、苗立枯細菌病、籾枯細菌病、ごま葉枯病、褐条病等)に対する対策(消毒)は、その重要性から高い防除効果が求められている。
下記特許文献1に記載された種籾消毒装置では、照射トレーに収容された種籾を、蒸気の照射によって加熱して消毒する。
ここで、このような種籾消毒装置では、種籾の全面を蒸気に曝露できて種籾を適切に消毒できるのが望ましい。
特開2009−213364公報
本発明は上記事実を考慮し、種子を適切に消毒できる種子の消毒装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の種子の消毒装置は、種子を供給する供給部と、蒸気が導入され、前記供給部が供給した種子が落下されつつ蒸気により加熱されて消毒される加熱部と、を備え、前記加熱部は、蒸気が導入されると共に種子が落下される内筒と、前記内筒の外周側に配置され、前記内筒に導入された蒸気が前記内筒との間に導入される外筒と、を有している。
請求項2に記載の種子の消毒装置は、請求項1に記載の種子の消毒装置において、前記加熱部に導入された蒸気を上側又は下側へ吸引する。
請求項3に記載の種子の消毒装置は、請求項1又は請求項2に記載の種子の消毒装置において、前記加熱部に導入された蒸気を前記加熱部に対する種子の供給側及び排出側の少なくとも一方側以外へ吸引して排出する排出部を備えている。
請求項4に記載の種子の消毒装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の種子の消毒装置において、前記加熱部で加熱された種子を保温する保温部を備えている。
請求項1に記載の種子の消毒装置では、加熱部に蒸気が導入されており、供給部が供給した種子が加熱部で蒸気により加熱されて消毒される。
ここで、加熱部で種子が落下されつつ蒸気により加熱される。このため、種子の全面を蒸気に曝露でき、種子を適切に消毒できる。
また、加熱部が内筒を有しており、内筒に蒸気が導入されると共に、内筒で種子が落下される。
ここで、加熱部では、内筒の外周側に外筒が配置されており、内筒に導入された蒸気が内筒と外筒との間に導入される。このため、内筒からの放熱を抑制でき、加熱部に導入する蒸気の熱量を低減できる。
請求項2に記載の種子の消毒装置では、加熱部に導入された蒸気が上側又は下側へ吸引される。このため、加熱部の蒸気雰囲気を均一化でき、全ての種子を均一に蒸気に曝露できる。
請求項3に記載の種子の消毒装置では、加熱部に導入された蒸気を排出部が加熱部に対する種子の供給側及び排出側の少なくとも一方側以外へ吸引して排出する。このため、加熱部に導入された蒸気が加熱部に対する種子の供給側及び排出側の少なくとも一方側に流入することを抑制でき、加熱部に対する種子の供給側及び排出側の少なくとも一方側で種子が不要に蒸気に曝露されることを抑制できる。
請求項4に記載の種子の消毒装置では、加熱部で加熱された種子を保温部が保温する。このため、保温部でも種子を消毒でき、種子の消毒時間を容易に調整できる。
本発明の実施の形態に係る種籾消毒装置の主要部を示す側方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る種籾消毒装置における蒸気処理部を示す側方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る種籾消毒装置における蒸気処理部の主要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る種籾消毒装置を示すブロック図である。
図1には、本発明の種子の消毒装置が適用された実施の形態に係る種籾消毒装置10の主要部が側方から見た断面図にて示されており、図4には、種籾消毒装置10がブロック図にて示されている。
図1及び図4に示す如く、本実施の形態に係る種籾消毒装置10には、上部において、供給部12(種子供給部)が設けられている。
供給部12には、投入手段としての漏斗状の投入ホッパ14が設けられており、投入ホッパ14には、上側から種子としての種籾16(水稲の種子)が投入される。
投入ホッパ14の下側には、円筒状の供給筒18が設けられており、供給筒18は、軸方向を上下方向(鉛直方向)に平行に配置されている。供給筒18の上端近傍には、投入ホッパ14の下端が連通されており、投入ホッパ14に投入された種籾16は、投入ホッパ14の下端から供給筒18内に流下される。
供給筒18内には、供給スクリュー20が設けられており、供給スクリュー20は、供給筒18と同軸上に配置されている。供給スクリュー20の外周部には、螺旋板状の供給螺旋20Aが設けられており、供給筒18の内周と供給螺旋20Aの外周との間には、種籾16が通過しない寸法の隙間が設けられている。
供給筒18の上端には、供給モータ22が固定されており、供給モータ22は、供給スクリュー20に連結されている。このため、供給モータ22が駆動されて、供給スクリュー20(供給螺旋20Aを含む)が軸周りに回転されることで、供給筒18内に流下された種籾16が、供給螺旋20Aによって下側へ搬送されて、供給筒18の下端から流下される。また、供給モータ22の駆動速度が制御(調整)されることで、供給スクリュー20の回転速度が制御されて、供給螺旋20Aによる種籾16の下側への搬送速度を制御可能にされている。
供給筒18の下側には、供給ホッパ24が設けられており、供給ホッパ24には、供給筒18の下端から流下された種籾16が上側から流下される。
供給筒18の下側には、加熱部としての蒸気処理部26が設けられている。
図2に詳細に示す如く、蒸気処理部26には、内筒としての長尺円筒状の内パイプ28が設けられており、内パイプ28は、軸方向を上下方向に平行に配置されている。内パイプ28内は、曝露室30にされて、上側から供給ホッパ24の下端部が挿入されており、供給ホッパ24に上側から流下された種籾16は、供給ホッパ24の下端から曝露室30に供給(流下)されて、曝露室30を重力により自由落下される。
内パイプ28の外周側には、外筒としての長尺円筒状の外パイプ32が設けられており、外パイプ32は、内パイプ28と同軸上に配置されている。内パイプ28と外パイプ32との間は、吸引室34にされており、吸引室34の上端は曝露室30の上端に連通されると共に、吸引室34の下端は閉塞されている。
内パイプ28の下端部は、外パイプ32より下側に延出されており、内パイプ28の下端部には、種籾16が通過しない寸法の導入孔36が所定数貫通形成されている。図3に詳細に示す如く、本実施の形態では、内パイプ28の下端部に導入孔36が多数形成されており、多数の導入孔36は、内パイプ28の下端部の周方向及び軸方向において、等間隔に配置されている。
図1、図3及び図4に示す如く、内パイプ28の下端部(所定数の導入孔36)には、蒸気生成部としての蒸気調製部38が連通されている。蒸気調製部38では、ボイラ(水蒸気発生手段)が水蒸気(例えば乾球温度及び湿球温度が100℃で湿度が100%の飽和水蒸気)を発生すると共に、1次ヒータ(空気過熱手段)が空気を所定空気温度(例えば200℃)に過熱する。さらに、ボイラが発生した水蒸気と1次ヒータが過熱した空気とを割合を制御しつつ混合して蒸気にした後、2次ヒータ(蒸気過熱手段)が蒸気を過熱する。これにより、所定蒸気温度(例えば乾球温度が100℃以上300℃以下(120以上250℃以下が好ましい)かつ湿球温度が80℃以上90℃以下で湿度が50%程度)かつ所定露点温度(例えば湿球温度が60℃以上100℃以下)の蒸気を生成する。
外パイプ32の下側部分(上下方向中央部より下側の部分であり、好ましくは下端部)には、吸引部としての排出部40が連通されており、排出部40は、蒸気処理部26の内パイプ28と外パイプ32との間の吸引室34の空気を吸引して排出(排気)する。このため、蒸気調製部38が生成した所定蒸気温度かつ所定露点温度の蒸気が、内パイプ28下端部の所定数の導入孔36から内パイプ28内の曝露室30に吸引(導入)されて、曝露室30で下側から上側に吸引された後に、曝露室30の上端から吸引室34の上端に吸引されて、吸引室34で上側から下側に吸引される。
図2に示す如く、所定蒸気温度かつ所定露点温度の蒸気が曝露室30で下側から上側に吸引されることで、曝露室30が蒸気雰囲気にされる。このため、供給ホッパ24の下端から曝露室30を自由落下される種籾16に当該蒸気が所定曝露時間(種籾16が供給ホッパ24の下端から曝露室30を自由落下される時間)曝露される。
常温の種籾16に所定蒸気温度かつ所定露点温度の蒸気が曝露されると、種籾16の表面で結露(凝縮)が生じて湿熱により種籾16の表面温度が所定露点温度まで速やかに上昇すると共に、種籾16の表面に結露した水分が蒸発するまで種籾16の表面温度が所定露点温度に維持される。なお、種籾16に当該蒸気が曝露され続けて種籾16の表面に結露した水分が蒸発すると、種籾16の表面温度が、所定露点温度を越えて上昇して、最終的に所定蒸気温度に達する。
これにより、供給ホッパ24の下端から曝露室30を自由落下される種籾16に所定蒸気温度かつ所定露点温度の蒸気が所定曝露時間(種籾16の表面に結露する水分が蒸発する前までの時間)曝露されることで、種籾16が高過ぎない所定露点温度で湿熱により効率良く加熱されて消毒される(種籾16の表面に付着する又は種籾16の籾殻と種皮(玄米の表面皮)との間に潜む菌(病原菌)が殺菌される)。また、当該蒸気が所定蒸気温度に制御されることで、種籾16の表面に結露する水分の量が制御されて、種籾16の表面の性状に影響が出ることが抑制される。
図1及び図4に示す如く、蒸気処理部26の下側には、種子保温部としての保温部42が設けられている。
保温部42には、略円筒状の連通筒44が設けられており、連通筒44の上端は、内パイプ28の下端に連通されている。
連通筒44の下側には、円筒状の保温筒46が設けられており、保温筒46は、軸方向を上下方向に平行に配置されている。保温筒46の上端近傍には、連通筒44の下端が連通されており、内パイプ28の下端から流下される種籾16は、連通筒44内を流下されて保温筒46内に流下される。
保温筒46内には、保温スクリュー48が設けられており、保温スクリュー48は、保温筒46と同軸上に配置されている。保温スクリュー48の外周部には、螺旋板状の保温螺旋48Aが設けられており、保温筒46の内周と保温螺旋48Aの外周との間には、種籾16が通過しない寸法の隙間が設けられている。
保温筒46の上端には、保温モータ50が固定されており、保温モータ50は、保温スクリュー48に連結されている。このため、保温モータ50が駆動されて、保温スクリュー48(保温螺旋48Aを含む)が軸周りに回転されることで、保温筒46内に流下された種籾16が、保温螺旋48Aによって下側へ搬送されて、保温筒46の下端から排出(流下)される。また、保温モータ50の駆動速度が制御(調整)されることで、保温スクリュー48の回転速度が制御されて、保温螺旋48Aによる種籾16の下側への搬送速度を制御可能にされている。
保温部42内(連通筒44内及び保温筒46内)は、ヒータ等により所定保温温度(所定蒸気温度より低い温度かつ所定露点温度より高い温度)に保温されており、保温部42では、種籾16が連通筒44内及び保温筒46内において所定保温温度に保温されて消毒される。
上述の如く、供給部12において、供給モータ22の駆動速度が制御されて、供給スクリュー20の供給螺旋20Aによる種籾16の下側への搬送速度が制御されることで、供給ホッパ24の下端から蒸気処理部26(曝露室30)を介して保温部42への種籾16の供給速度(供給能力)が設定されている。さらに、保温部42において、保温モータ50の駆動速度が制御されて、保温スクリュー48の保温螺旋48Aによる種籾16の下側への搬送速度が制御されることで、保温筒46の下端からの種籾16の排出速度(排出能力)が設定されている。このため、保温部42(連通筒44内及び保温筒46内)で種籾16が所定保温温度に保温される時間が所定保温時間に設定されており、種籾16の消毒時間は、所定曝露時間と所定保温時間との合計である所定消毒時間に設定されている。また、所定消毒時間が短時間(例えば2秒以上3秒以下)にされることで、種籾16の内部(玄米)において温度が上昇して含水率が変化する前(種籾16の内部がダメージを受ける前)に、種籾16の消毒が終了される。
保温部42の下側には、冷却搬送部52が設けられている。
冷却搬送部52には、冷却部54が設けられており、冷却部54には、保温筒46の下端から排出された種籾16が流下される。
冷却部54には、搬送手段としてのブロア56が接続されており、冷却部54に流下された種籾16は、ブロア56が送風する常温の空気によって搬送される。このため、冷却部54に流下された種籾16は、表面温度が常温に比し高いことにより表面に結露した水分が蒸発すると共に、ブロア56が送風する常温の空気によって冷却される。これにより、種籾16が保存に適した水分に乾燥される。
冷却部54には、分離手段としての気粒分離器58が接続されており、気粒分離器58は、ブロア56が送風する空気と種籾16とを分離する。
冷却搬送部52の気粒分離器58には、回収手段としての回収箱60が接続されており、回収箱60内には、気粒分離器58によってブロア56が送風する空気から分離された種籾16が回収(収容)される。なお、仮に回収箱60内の種籾16の乾燥が不十分である場合には、冷却手段としてのファン等(図示省略)によって回収箱60内に常温の空気を短時間通風することで、種籾16を冷却して乾燥してもよい。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の種籾消毒装置10では、供給部12において、投入ホッパ14に上側から投入された種籾16が供給筒18内に流下されると共に、供給モータ22が駆動されることで、供給筒18内に流下された種籾16が、供給スクリュー20の供給螺旋20Aによって下側へ搬送されて、供給ホッパ24の下端から流下される。
蒸気処理部26では、供給ホッパ24の下端から流下された種籾16が内パイプ28内の曝露室30を自由落下される。さらに、内パイプ28と外パイプ32との間の吸引室34の空気を排出部40が吸引して排出することで、蒸気調製部38が生成した所定蒸気温度かつ所定露点温度の蒸気が、内パイプ28下端部の所定数の導入孔36から曝露室30に吸引されて、曝露室30で下側から上側に吸引された後に、曝露室30の上端から吸引室34の上端に吸引されて、吸引室34で上側から下側に吸引される。
このため、曝露室30において、供給ホッパ24の下端から自由落下される種籾16に所定蒸気温度かつ所定露点温度の蒸気が所定曝露時間曝露されることで、種籾16が所定露点温度で加熱されて消毒される。
保温部42では、内パイプ28の下端から流下された種籾16が、連通筒44内を流下されて保温筒46内に流下されることで、連通筒44内及び保温筒46内において所定保温温度に所定保温時間保温されて消毒される。さらに、保温モータ50が駆動されることで、保温筒46内に流下された種籾16が、保温スクリュー48の保温螺旋48Aによって下側へ搬送されて、保温筒46の下端から排出される。
冷却搬送部52では、冷却部54に保温筒46の下端から排出された種籾16が流下されることで、ブロア56が送風する常温の空気によって種籾16が搬送されると共に、種籾16が乾燥される。さらに、ブロア56が送風する空気から種籾16を気粒分離器58が分離することで、回収箱60内に種籾16が回収される。
ここで、蒸気処理部26の曝露室30では、種籾16が、自由落下されつつ蒸気に曝露されることで、加熱されて消毒される。このため、種籾16の全面を蒸気に曝露できて加熱できると共に、種籾16の表面の一部が内パイプ28からの伝熱により加熱されることを抑制できて、種籾16の全面を均一に加熱でき、かつ、一部の種籾16が内パイプ28からの伝熱により加熱されることを抑制できて、全ての種籾16を均一に加熱できる。これにより、種籾16を適切に消毒できる。
さらに、蒸気処理部26の曝露室30では、下端部に吸引された蒸気が下側から上側へ吸引される。このため、曝露室30の蒸気雰囲気を均一化でき、全ての種籾16を均一に蒸気に曝露できて加熱できることで、種籾16を一層適切に消毒できる。
また、蒸気処理部26では、排出部40によって曝露室30の蒸気が吸引室34を介して外パイプ32の外周側へ吸引されて排出される。このため、曝露室30の蒸気が供給部12の投入ホッパ14内、供給筒18内及び供給ホッパ24内と保温部42の連通筒44内及び保温筒46内とに流入することを抑制でき、供給部12及び保温部42において種籾16が不要に蒸気に曝露されることを抑制できて、種籾16の消毒を容易に制御できる。しかも、曝露室30の内圧が高くなることを抑制でき、曝露室30に蒸気を容易に導入できる。
さらに、蒸気処理部26では、排出部40によって内パイプ28内の曝露室30の蒸気が内パイプ28と外パイプ32との間の吸引室34に導入される。このため、曝露室30からの放熱を吸引室34によって抑制でき、曝露室30に導入する蒸気の熱量を低減できる。
また、蒸気処理部26の曝露室30で種籾16が蒸気を曝露されて消毒されるのみならず、保温部42の連通筒44内及び保温筒46内で種籾16が保温されて消毒される。このため、種籾16の消毒時間を容易に調整できる。
特に、供給部12において、供給モータ22の駆動速度が制御されて、供給スクリュー20の供給螺旋20Aによる種籾16の下側への搬送速度が制御されることで、供給ホッパ24の下端から蒸気処理部26(曝露室30)を介して保温部42への種籾16の供給速度(供給能力)が制御される。さらに、保温部42において、保温モータ50の駆動速度が制御されて、保温スクリュー48の保温螺旋48Aによる種籾16の下側への搬送速度が制御されることで、保温筒46の下端からの種籾16の排出速度(排出能力)が制御される。このため、保温部42(連通筒44内及び保温筒46内)で種籾16が所定保温温度に保温される所定保温時間を容易に調整でき、種籾16の消毒時間である所定消毒時間(所定曝露時間と所定保温時間との合計)を容易に調整できる。
なお、本実施の形態では、供給部12の供給筒18と蒸気処理部26の内パイプ28及び外パイプ32と保温部42の保温筒46との軸方向を上下方向に平行に配置した。しかしながら、供給部12の供給筒18と蒸気処理部26の内パイプ28及び外パイプ32と保温部42の保温筒46との少なくとも1つの軸方向を上下方向に対し傾斜させてもよい。
また、本実施の形態では、蒸気処理部26の曝露室30で蒸気が下側から上側へ吸引される。しかしながら、蒸気処理部26の曝露室30で蒸気が上側から下側へ吸引されてもよい。
さらに、本実施の形態では、蒸気処理部26の外パイプ32の下側部分(特に下端部)に排出部40を連通した。しかしながら、蒸気処理部26の外パイプ32の上側部分(特に上端部)に排出部40を連通してもよい。
また、本実施の形態では、内パイプ28の下端部(導入孔36形成部分)が内パイプ28の下端部以外の部分に比し内径を小さくされて、内パイプ28の下端部直上部分が内径を下方へ向かうに従い徐々に小さくされている。しかしながら、内パイプ28の下端部(導入孔36形成部分)が内パイプ28の下端部以外の部分と内径を等しくされて、内パイプ28が内径を軸方向全体において一定にされてもよい。さらに、内パイプ28の下端部(導入孔36形成部分)が内パイプ28の下端部以外の部分に比し内径を大きくされて、内パイプ28の下端部直上部分が内径を下方へ向かうに従い徐々に大きくされてもよい。
10 種籾消毒装置(種子の消毒装置)
12 供給部
16 種籾(種子)
26 蒸気処理部(加熱部)
28 内パイプ(内筒)
32 外パイプ(外筒)
42 保温部

Claims (4)

  1. 種子を供給する供給部と、
    蒸気が導入され、前記供給部が供給した種子が落下されつつ蒸気により加熱されて消毒される加熱部と、
    を備え、
    前記加熱部は、
    蒸気が導入されると共に種子が落下される内筒と、
    前記内筒の外周側に配置され、前記内筒に導入された蒸気が前記内筒との間に導入される外筒と、
    を有する種子の消毒装置。
  2. 前記加熱部に導入された蒸気を上側又は下側へ吸引する請求項1記載の種子の消毒装置。
  3. 前記加熱部に導入された蒸気を前記加熱部に対する種子の供給側及び排出側の少なくとも一方側以外へ吸引して排出する排出部を備えた請求項1又は請求項2記載の種子の消毒装置。
  4. 前記加熱部で加熱された種子を保温する保温部を備えた請求項1〜請求項3の何れか1項記載の種子の消毒装置。
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