JP2002112749A - 落下式蒸気殺菌装置並びに落下式蒸気殺菌方法 - Google Patents

落下式蒸気殺菌装置並びに落下式蒸気殺菌方法

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JP2002112749A JP2000304410A JP2000304410A JP2002112749A JP 2002112749 A JP2002112749 A JP 2002112749A JP 2000304410 A JP2000304410 A JP 2000304410A JP 2000304410 A JP2000304410 A JP 2000304410A JP 2002112749 A JP2002112749 A JP 2002112749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌時間が短縮できながらも充分な殺菌効果
が得られ、且つ装置のサニタリイ性、汎用性、多様性等
も向上した落下式蒸気殺菌装置を提供する。 【解決手段】 重力落下式の蒸気殺菌装置において、蒸
気が充填されて殺菌処理を行う処理室20Rは、装置外
部との間で通気状態とならないように処理室20Rの投
入口側及び排出口側にシャッタ装置(シャッタアッセン
ブリ3)を具え、且つこれら投入口側及び排出口側のシ
ャッタ装置の間には、底部に排出ダンパ27を有するイ
ンナーホッパーユニット24を一つ以上具える構成とし
た。また特に処理室20R及びその前後の移送経路は、
インナーホッパーユニットが内部に設けられた取付フラ
ンジ形状及び径寸法を共通化した筒状体を、縦方向に複
数連結して形成されたものとしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流動自在な粉粒状材
料、例えば胡椒原粒、そば粒、茶葉、トウガラシ、スパ
イス、乾燥野菜及び小麦粉等の食材の殺菌に用いるのに
適切な落下式蒸気殺菌装置並びに方法に関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景】従来この種の粉粒状の材料を殺菌ないし
は滅菌処理するにあたっては、加熱殺菌の手法が多く用
いられている。一般的にはドラム状の缶体を横臥状態に
寝かした回転胴内に適宜スクリューや攪拌羽根を具えた
蒸気殺菌装置が用いられている。このような横回転胴タ
イプの蒸気殺菌装置にあっては、材料の送りを強制的に
行っているが、それにしても蒸気殺菌装置への材料の投
入から排出に至るまでの所要時間を短縮するには限界が
あった。加えてこの種の殺菌装置は、一定時間経過後、
あるいは処理材料が変わる都度、内部の洗浄、清掃を行
い、コンタミネーションを予防することが不可欠である
が、一体の缶体構造では、これら作業が行いづらいこと
は否めずメンテナンスに労力を要する。
【0003】上述したような横回転胴タイプの蒸気殺菌
装置の問題点を考慮し、材料が粉粒状であることを活か
し、このものをバラバラに重力により落下させ、そして
この落下の間に殺菌処理を行わせることによって、コン
パクトに且つ高速に殺菌処理できるようにした縦胴タイ
プの落下式蒸気殺菌装置も提案されている(特開平11
−103802号「粉粒物質の加熱処理方法及び装
置」)。しかしながらこの先行技術はそれ以上の技術開
示ないしは工夫はなく、被殺菌物によって殺菌時間の変
更を行えないなどの汎用性等の点で難点があり、実機と
して実用に供するまでには完成されておらず市場にも提
供されていなかった。
【0004】
【開発を試みた技術的課題】本発明もこのような縦胴タ
イプの蒸気殺菌処理態様を踏襲するものであるが、更に
実機として要求される汎用性、多様性及びサニタリイ性
等を向上させながらも充分な殺菌効果を得られる落下式
蒸気殺菌装置並びに方法の開発を試みたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
落下式蒸気殺菌装置は、密閉され得る処理室を、被殺菌
物の重力落下による移送経路途中に設け、この処理室に
高圧の蒸気を充填した状態で、被殺菌物を通過させて前
記蒸気にこの被殺菌物を曝して加熱殺菌を行う装置にお
いて、前記処理室が装置外部との間で通気状態とならな
いように、処理室の投入口側及び排出口側に前後の移送
経路と遮断状態とすることのできるシャッタ装置を具
え、これら投入口側のシャッター装置と排出口側のシャ
ッター装置との間には、底部に排出ダンパを有するイン
ナーホッパーユニットを一つ以上具えることを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、また処理室の入
口側及び出口側にシャッタ装置があるため、処理室へ外
気が流入せず、また内部の蒸気も投入口及び排出口側か
ら漏れ出ない。また排出ダンパの開閉時間をコントロー
ルすることにより被殺菌物の殺菌時間のコントロールが
行え、被殺菌物の種類に応じた適切な殺菌時間に設定す
ること、また数回の被殺菌物の貯留・落下により被殺菌
物の攪拌的な作用が生じ蒸気との接触を助長させること
が可能となる。
【0006】また請求項2記載の落下式蒸気殺菌装置
は、前記要件に加え、前記遮断装置は、二重シャッター
またはロータリーシャッタバルブであることを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、処理室内の密閉
性が高い。
【0007】更に請求項3記載の落下式蒸気殺菌装置
は、前記要件に加え、前記処理室には、処理室内の蒸気
の入替えを行うための蒸気導入口及び蒸気排出口が設け
られることを特徴として成るものである。この発明によ
れば、常に新鮮な蒸気により殺菌がなされる。また蒸気
が供給されるとともに排気されるため、蒸気の流れを形
成することができ、混入する外気の影響を少なくするこ
とができるとともに、殺菌ホッパー内の蒸気の拡散が促
される。
【0008】更にまた請求項4記載の落下式蒸気殺菌装
置は、前記要件に加え、前後の移送経路を含めた装置全
体が、移送方向にセグメント状態に分断できる連結自在
な構成としたことを特徴として成るものである。この発
明によれば、落下式蒸気殺菌装置をセグメント状態に分
断できるため、掃除等のメンテナンスが確実に且つ短時
間に行える。更に各セグメント状の部材の組み合わせを
変えることにより、処理目的に応じた好的な仕様が得ら
れる。
【0009】更にまた請求項5記載の落下式蒸気殺菌装
置は、前記請求項4記載の要件に加え、前記処理室及び
その前後の移送経路は、底部に排出ダンパを有するイン
ナーホッパーユニットが内部に設けられた筒状体を、縦
方向に複数連結して形成されたものであり、且つ相互の
取付フランジ形状及び径寸法は共通化したものであるこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、イ
ンナーホッパーユニットにより被殺菌物の投入から排出
までの案内がスムーズに行われる。また部材が共通化さ
れるため製造コストを安く抑えることが可能である。
【0010】更にまた請求項6記載の落下式蒸気殺菌装
置は、前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に
加え、前記処理室の前段に殺菌処理を行う前に被殺菌物
を予め予備加熱しておく予備加熱室が設けられているこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、予
備加熱によって被殺菌物の温度が上昇して蒸気の温度と
の差が減少するため、被殺菌物の水分(蒸気)付着量を
少なくすることが可能となり、被殺菌物の変色、香りの
飛び、蒸れ等が減少し、後処理も簡単となる。
【0011】更にまた請求項7記載の落下式蒸気殺菌方
法は、密閉され得る処理室を、被殺菌物の重力落下によ
る移送経路途中に設け、この処理室に高圧の蒸気を充填
した状態で、被殺菌物を通過させて前記蒸気にこの被殺
菌物を曝して加熱殺菌を行う蒸気殺菌方法において、前
記処理室の投入口側及び排出口側に、前後の移送経路と
遮断状態とすることのできるシャッタ装置を設けて処理
室が装置外部との間で通気状態とならないようにすると
もに、前記処理室に被殺菌物の落下を一時的に停止する
通路閉鎖手段を設け、この通路閉鎖手段を開閉すること
により処理室内における被殺菌物の殺菌時間をコントロ
ールすることを特徴として成るものである。この発明に
よれば、排出ダンパの開閉時間をコントロールすること
により被殺菌物の殺菌時間のコントロールが行え、被殺
菌物の種類に応じた適切な殺菌時間に設定することが可
能である。また数回の被殺菌物の貯留・落下により被殺
菌物の攪拌的な作用が生じ蒸気との接触を助長させるこ
とが可能となる。
【0012】更にまた請求項8記載の落下式蒸気殺菌方
法は、前記請求項7記載の要件に加え、前記処理室に
は、処理室内の蒸気の入替えを行うための蒸気導入口及
び蒸気排出口が設けられ、この蒸気導入口から蒸気排出
口へ至る蒸気の流れにより、供給される原料と共に前記
処理室内に侵入する外気の影響を阻止することを特徴と
して成るものである。この発明によれば、処理室での外
気の影響が阻止されるため、確実な殺菌が行われるとと
もに、殺菌効率に優れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づき説明する。なお以下の説明にあたっては、まず本
発明に係る落下式蒸気殺菌装置について説明し、次いで
この落下式蒸気殺菌装置の作動状態の説明と併せて本発
明に係る落下式蒸気殺菌方法について説明する。図中符
号Sに示すものが落下式蒸気殺菌装置であり、このもの
は機枠1と、高圧の蒸気Jを充填した状態で被殺菌物A
の殺菌を行う処理部2と、この処理部2の投入口側及び
排出口側に処理部2の気密性を高めるためにそれぞれ設
けられる二重シャッターたるシャッタアッセンブリ3
と、前記処理部2へ被殺菌物Aを供給する投入部4と、
この投入部4と処理部2との間に設けられ、被殺菌物A
の予備加熱を行う予備加熱部5と、処理部2の後段に設
けられる排出待機部6と、排出待機部6の後段に設けら
れる排出部7とを主要部材として成る。なお被殺菌物A
は流動自在な粉粒状材料のものであり、具体例として
は、胡椒原粒、そば粒、茶葉、トウガラシ、スパイス、
乾燥野菜及び小麦粉等が挙げられる。なお蒸気Jとして
は本実施の形態では一例として高圧の過熱蒸気を用いる
ものであるが、その他適宜、高圧の飽和蒸気を用いて殺
菌を行うようにしても構わない。
【0014】以下各部材について詳細に説明する。まず
機枠1について説明する。機枠1は、一例として直方体
枠状に形成されたメインフレーム11に、シャッタアッ
センブリ3を支持するためのバルブ支持サブフレーム1
2が設けられて成る。処理部2、投入部4、予備加熱部
5、排出待機部6及び排出部7は、昇降ブラケット13
によりメインフレーム11の縦フレームに対し昇降自在
に係止され、昇降シフタ14により昇降移動される。な
お昇降シフタ14としてはエアシリンダ、油圧シリン
ダ、モータシリンダ等の適宜のシフト機器を用いること
ができる。一方、シャッタアッセンブリ3を構成する各
バルブユニット30は、ハンガブラケット15によりバ
ルブ支持サブフレーム12に対し水平方向にスライド自
在に吊持され、図示を省略するシフタにより水平移動さ
れる。なお符号Bに示す部材が固定金具であり、これに
より各バルブユニット30とその上下の機器及び二基の
殺菌ホッパー21が一体的に連結固定される。以上のよ
うな支持構造によって、本発明の落下式蒸気殺菌装置S
は、詳しくは後述するがセグメント状に分断可能な支持
がなされている。
【0015】次に処理部2について説明する。処理部2
は、内部に蒸気殺菌を行うための処理室20Rを形成す
る円筒状の処理バレル20と、この内部に設けられるイ
ンナーホッパユニット24とから成る。本実施の形態で
は、インナーホッパユニット24を収容した処理バレル
20を二基縦に並べて連接して処理部2を構成するが、
インナーホッパユニット24を収容した処理バレル20
は、その他三基や四基連接して構成することが可能であ
るし、あるいは一基で構成することも可能である。また
処理する被殺菌物Aによっては、処理室20Rにインナ
ーホッパユニット24を設けない構造とすることも可能
である。
【0016】処理バレル20について更に説明すると、
このものは上下端にフランジ21を有し、一例として下
端のフランジ21には、固定金具Bを受け入れる切欠溝
21aが形成されている。また処理バレル20の周側面
には、蒸気導入口22と蒸気排気口23が設けられ、こ
こにそれぞれパイプ22P、23Pが接続されて、新規
の蒸気Jが定常的に処理室20Rに導入されるととも
に、処理室20R内の蒸気Jが排出される。因みに供給
される蒸気Jの蒸気圧力は、一例として0.03〜0.
5MPに設定されるものであり、また蒸気排気口23も
しくはパイプ23Pには流量調節弁が設けられ、排気量
が適宜の量に調整される。
【0017】インナーホッパユニット24について更に
説明すると、このものは上方に投入口25aを有し下方
に排出口25bを有するホッパー本体25と、前記排出
口25bに設けられる排出ダンパ27とから成る。ホッ
パー本体25は、上広がりのロート状を成し、下端は排
出ダンパ27が傾斜面に取り付けられるように斜めにカ
ットされた形状をしている。そして上部には蒸気の導入
及び排出が行われる蒸気口26が開口されている。なお
ホッパー本体25は、金属板により形成されるものであ
るが、被殺菌物Aの種類によっては金網やパンチングメ
タル等の通気性素材で形成するようにしてもよい。また
排出ダンパ27は、被殺菌物Aの落下を一時的に停止す
る通路閉鎖手段であり、リンク機構28を介してダンパ
用シフタ29により開閉される。因みにダンパ用シフタ
29としてはエアシリンダ、油圧シリンダ、モータシリ
ンダ等の適宜のシフト機器を用いることができる。
【0018】次に二重シャッターを構成するシャッタア
ッセンブリ3について説明する。シャッタアッセンブリ
3は、処理室20Rが落下式蒸気殺菌装置S外部との間
で通気状態とならないように処理部2の投入口側及び排
出口側にそれぞれ設けられるものであり、バルブユニッ
ト30が二基ずつにより構成される。具体的には投入部
4と予備加熱部5との間に投入側上部バルブユニット3
0Aが設けられ、予備加熱部5と処理部2との間に投入
側下部バルブユニット30Bが設けられる。また処理部
2と排出待機部6との間に排出側上部バルブユニット3
0Cが設けられ、排出待機部6と排出部7との間に排出
側下部バルブユニット30Dが設けられる。上記投入側
上部バルブユニット30A、投入側下部バルブユニット
30B、排出側上部バルブユニット30C及び排出側下
部バルブユニット30Dは、同一のバタフライ弁タイプ
のバルブユニット30が用いられるものであり、この具
体構成は、バルブボディー31に円板状のバルブフラッ
プ32が回動自在に支持され、このバルブフラップ32
はバルブボディー31に支持ブラケット33により連結
されるバルブシフタ34により回動駆動される。
【0019】次に予備加熱部5について説明する。予備
加熱部5は、処理部2での蒸気Jによる加熱殺菌に先立
って、被殺菌物Aを予熱しておくものであり、本実施の
形態では一例として熱風Hにより予熱を行う。なお予備
加熱部5は予熱を行わないようにしてもよいし、また処
理部2と同様に蒸気Jで予熱する構成を採ることも可能
である。予備加熱部5は、円筒状の予備加熱バレル50
と、この中に設置されるインナーホッパユニット54と
から成るものであり、具体的にはこれら予備加熱バレル
50及びインナーホッパユニット54は、前記処理部2
の処理バレル20及びインナーホッパユニット24と同
一構成のものが用いられる。すなわち予備加熱バレル5
0は、上下端にフランジ51を有し、一例として下端の
フランジ51には、固定金具Bを受け入れる切欠溝51
aが形成されている。また予備過熱バレル50の周側面
には、熱風導入口52と蒸気排気口53が設けられ、こ
こにそれぞれパイプ52P、53Pが接続されて、熱風
Hが導入、排出される。また予備過熱バレル50には、
外気と圧力バランスをとるための貫通孔が適宜設けられ
る。
【0020】一方インナーホッパユニット54は、上方
に投入口55aを有し下方に排出口55bを有するホッ
パー本体55と、排出口55bに設けられる排出ダンパ
57とから成る。ホッパー本体55は、上広がりのロー
ト状を成し、上部には熱風Hの導入及び排出が行われる
熱風口56が開口されている。また排出ダンパ57は、
リンク機構58を介してダンパ用シフタ59により開閉
される。
【0021】次に投入部4及び排出待機部6について説
明する。まず投入部4は、処理部2に被殺菌物Aを送り
込む装置であるが、本実施の形態ではその前段の予備加
熱部5に被殺菌物Aが一端投入される。一方排出部7
は、処理部2で殺菌された被殺菌物Aを受け取り、外部
に排出する装置である。なお投入部2に連結される符号
8に示す装置は投入移送部であり、このものは具体的に
は例えば投入傾斜コンベヤ等を用いるものであり、移送
される被殺菌物Aを所定量ずつ投入部4に投入する。以
上のような投入部4及び排出待機部6は、前記処理部2
及び予備加熱部5とほぼ同一構成のものを用いるもので
あり、投入部4及び排出待機部6は、円筒状の投入バレ
ル40及び排出待機バレル60と、この中に設置される
インナーホッパユニット44、64とから成る。投入バ
レル40及び排出待機バレル60は、上下端にフランジ
41、61を有し、一例として下端のフランジ41、6
1には、固定金具Bを受け入れる切欠溝41a、61a
が形成されている。なお排出待機バレル60には、外気
と圧力バランスをとるための貫通孔が適宜設けられる。
【0022】一方インナーホッパユニット44、64
は、上方に投入口45a、65aを有し下方に排出口4
5b、65bを有するホッパー本体45、65と、前記
排出口45b、65bに設けられる排出ダンパ47、6
7とから成る。排出ダンパ47、67は、リンク機構4
8、68を介してダンパ用シフタ49、69により開閉
される。
【0023】次に排出部7について説明する。排出部7
は上部にフランジ71を有した円筒状の排出バレル70
により構成されるもので、これには振動コンベヤやスク
リューコンベヤ等の排出移送部9が連結されるものであ
る。
【0024】以上が落下式蒸気殺菌装置Sの基本的な構
造であるが、少なくとも前記処理バレル20及び予備加
熱バレル50には、電熱線等のヒータやウォームジャケ
ット等の適宜の加熱装置が設けられ、本落下式蒸気殺菌
装置Sの外周面は、適宜保温材で覆って断熱が行われ
る。
【0025】本発明の落下式蒸気殺菌装置Sは、以上の
ような具体的な形態を有するものであって、以下この作
動態様を説明するとともに、本発明の落下式蒸気殺菌方
法について説明する。 (1)投入、予備加熱(図6(a)参照) まず投入移送部8により、投入部4のインナーホッパユ
ニット44に被殺菌物Aが投入されると、排出ダンパ4
7が開放して下方へ被殺菌物Aを排出する。このとき投
入側上部バルブユニット30Aのバルブフラップ32は
開放されており、被殺菌物Aは予備過熱部5の処理室5
0のインナーホッパユニット54へ投下される。なお上
記投入側上部バルブユニット30Aのバルブフラップ3
2が開放している際には、投入側下部バルブユニット3
0Bのバルブフラップ32は閉じた状態であり、外気が
処理室20Rに流入したり、反対に処理室20R内の蒸
気Jが流出されないようにされている。また投入部4か
ら予備過熱部5へ被殺菌物Aを受け入れた後適宜のタイ
ミングで投入側上部バルブユニット30Aのバルブフラ
ップ32は閉じられる。予備加熱部5では、一例として
熱風Hが予備加熱バレル50の熱風導入口52から供給
され、ホッパー本体55の熱風口56や排出口55bか
らインナーホッパユニット54内に充満されており、被
殺菌物Aは、殺菌処理の前処理として予備加熱がなされ
る。なお図6(a)(b)(c)(d)は、所定の時間
間隔で被殺菌物Aが連続して投入される場合のシャッタ
アッセンブリ3におけるバルブフラップ32の開閉タイ
ミングの一例を示すものであり、現実には被殺菌物Aの
種類や被殺菌物Aが投入される間隔により、種々の開閉
タイミングが採られる。
【0026】 (2)蒸気加熱殺菌処理(図6(b)(c)参照) 予備加熱部5で予備加熱がなされた被殺菌物Aは、予備
加熱部5の排出ダンパ57と、その下方の投入側下部バ
ルブユニット30Bのバルブフラップ32が開放するこ
とにより、処理部2のインナホッパユニット24内に投
下される。そして本発明の特徴としてこの投入側下部バ
ルブユニット30Bのバルブフラップ32が開放する時
には、前記投入側上部バルブユニット30Aのバルブフ
ラップ32が閉じられるものであり、処理室20R内の
雰囲気が外部に漏れないように構成されている。因みに
図6(c)(d)中、符号A′に示すものは、次に投入
された被殺菌物であるが、この次の被殺菌物A′の投入
タイミングは、種々の形態が採り得る。処理部2では、
蒸気Jが処理バレル20の蒸気導入口22から供給さ
れ、ホッパー本体25の蒸気口26、投入口25a及び
排出口25bからインナーホッパユニット24内に充満
されており、被殺菌物Aは、この蒸気J内を自然落下し
て蒸気Jに曝されることにより殺菌される。なお本発明
の落下式蒸気殺菌方法によれば蒸気Jは供給されるとと
もに蒸気排気口23から排気されるため、蒸気Jの流れ
を形成することができ、シャッタアッセンブリ3と共に
混入する外気の影響を少なくすることができるととも
に、殺菌ホッパー21内の蒸気Jの拡散が促され、且つ
常に新鮮な蒸気Jが充填される。なお本発明の落下式蒸
気殺菌方法の特徴として上下の各インナーホッパユニッ
ト24の排出ダンパ27は、被殺菌物Aの種類や量に応
じて殺菌時間を異ならせるように適宜の時間間隔で開閉
が行われる。因みに常時開放した状態のみの実施の形態
を採る場合には、開閉自在な排出ダンパ27は必要では
ない。この場合には排出側上部バルブユニット30Cの
バルブフラップ32の回転軸付近に、被殺菌物Aが排出
されず、必ずバルブフラップ32の開口部に排出される
ように例えばホッパー本体25の排出口25bを形成し
ておけばよい。
【0027】(3)排出(図6(c)(d)参照) 排出側上部バルブユニット30Cのバルブフラップ32
が開放されると、排出待機部6内に殺菌された被殺菌物
Aが受け入れられる。このとき排出側下部バルブユニッ
ト30Dのバルブフラップ32は、閉じた状態とされて
おり、処理室20R内の雰囲気が外気の影響を受けない
ようにされている。そして排出側上部バルブユニット3
0Cのバルブフラップ32を閉じ、排出側下部バルブユ
ニット30Dのバルブフラップ32を開いて被殺菌物A
を排出部7から排出移送部9へ排出する。
【0028】(4)メンテナンス(各機器の分断) 次に清掃等のメンテナンス作業を行う際には、固定金具
Bを外し、図7(a)に示すように一番上部の投入部4
を上方へ昇降シフタ14により移動し、また一番下部の
排出部7を下方へ昇降シフタ14により移動する。次に
投入側上部バルブユニット30Aのバルブフラップ32
及び排出側下部バルブユニット30Dのバルブフラップ
32を図示を省略するシフタ等により横スライドして退
去する。次に図7(b)に示すように予備加熱部5を昇
降シフタ14により上方へ移動させ、排出待機部6を昇
降シフタ14により下方へ移動させる。次に投入側下部
バルブユニット30Bのバルブフラップ32及び排出側
上部バルブユニット30Cのバルブフラップ32を図示
を省略するエアシリンダ等のシフタにより横スライドし
て退去させる。以上のように分離することにより極めて
清掃等のメンテナンス作業が容易に且つ確実に行える。
もちろん修理等の場合で一部を点検するだけの場合は、
その個所とその周辺を分離するだけでもよい。
【0029】
【他の実施の形態】以上が本発明の基本的な実施の形態
であるが、その他種々の改変が行い得る。例えば図8
(a)に示されるように、蒸気Jの供給を、例えばパイ
プ22Pを処理ホッパー本体25内の下方まで臨ませ、
直接被殺菌物Aに噴霧するように供給してもよい。
【0030】また蒸気Jの供給を、図8(b)に示すよ
うにパイプ22Pをホッパー本体25内の斜め上方へ向
けて臨ませ、蒸気Jを斜め上方へ向けて供給するように
してもよい。この場合処理室20R内での被処理物Aの
浮遊時間を長くすることが可能である。また更に処理室
20R内で旋回流が発生するような蒸気Jの供給方法を
採ってもよい。
【0031】また前記基本的な実施の形態では、各機器
の連結を固定金具Bにより行うものであったが、例えば
各機器のフランジにおいてボルト及びナット等により連
結するようにしてもよい。またもちろん分断も昇降ブラ
ケット13、昇降シフタ14及びハンガブラケット15
等を用いて機械的に行う実施の形態を前記基本的な実施
の形態では示したが、手作業にて分断するような構成を
採ってもよい。
【0032】また図9(a)に示されるように処理部2
は、投入部4、排出待機部6、予備加熱部5と比較して
大径に形成して実施してもよい。
【0033】また図9(b)に示されるように、落下式
蒸気殺菌装置Sは必ずしも垂直に設けなくともよく、被
殺菌物Aの種類等によっては、より落下時間が遅くなる
ように傾斜して設けるよう変更しても構わない。
【0034】またシャッタ装置としては、前記基本的な
実施の形態で示したような二重シャッター(シャッタア
ッセンブリ3)を適用するほか、図10に示すようなロ
ータリーシャッタバルブ10を適用することが可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の落下式蒸気殺菌装置によ
れば、蒸気Jが充填される処理部2の入口側及び出口側
にシャッタ装置(シャッタアッセンブリ3)があるた
め、処理室20R内の蒸気が外部へ漏れ出ない。また排
出ダンパ27等の通路閉鎖手段の開閉時間をコントロー
ルすることにより被殺菌物Aの殺菌時間のコントロール
が行え、被殺菌物Aの種類に応じた適切な殺菌時間に設
定すること、数回の被殺菌物Aの貯留・落下により被殺
菌物Aの攪拌的な作用が生じ蒸気Jとの接触を助長させ
ることが可能となる。
【0036】また請求項2記載の落下式蒸気殺菌装置に
よれば、遮断装置は、二重シャッター(シャッタアッセ
ンブリ3)またはロータリーシャッタバルブ10である
ため、処理室20R内の密閉性が高い。
【0037】更に請求項3記載の落下式蒸気殺菌装置に
よれば、処理室20Rには、処理室20R内の蒸気Jの
入替えを行うための蒸気導入口22及び蒸気排出口23
が設けられるため、被殺菌物Aは常に新鮮な蒸気Jによ
り殺菌がなされる。また蒸気Jが供給されるとともに排
気されるため、蒸気Jの流れを形成することができ、混
入する外気の影響を少なくすることができるとともに、
処理室20R内の蒸気Jの拡散が促される。
【0038】更にまた請求項4記載の落下式蒸気殺菌装
置によれば、落下式蒸気殺菌装置Sをセグメント状態に
分断できるため、掃除等のメンテナンスが楽に且つ短時
間に行える。また各セグメント状の部材の組み合わせを
変えることにより、処理目的に応じた好的な仕様が得ら
れる。
【0039】更にまた請求項5記載の落下式蒸気殺菌装
置によれば、処理室20R及びその前後の移送経路は、
底部に排出ダンパ27、47、57、67を有したイン
ナーホッパーユニット24、44、54、64を内部に
設けた筒状体を縦方向に複数連結して形成されたもので
あるため、被殺菌物Aの投入から排出までの案内がスム
ーズに行われる。またセグメント状態に分断される各機
器は、相互の取付フランジ形状及び径寸法を共通化した
ものであるため、製造コストを安く抑えることが可能で
ある。
【0040】更にまた請求項6記載の落下式蒸気殺菌装
置によれば、処理室20Rの前段に予備加熱室50Rが
設けられ、殺菌処理を行う前に被殺菌物Aの予め予備加
熱がなされるため、被殺菌物Aの温度が上昇して蒸気J
の温度との差が減少するため、被殺菌物Aの水分(蒸
気)付着量を少なくすることが可能となり、被殺菌物A
の変色、香りの飛び、蒸れ等が減少し、後処理が簡単と
なる。
【0041】更にまた請求項7記載の落下式蒸気殺菌方
法によれば、排出ダンパ27等の通路閉鎖手段の開閉時
間をコントロールすることにより被殺菌物Aの殺菌時間
のコントロールが行え、被殺菌物Aの種類に応じた適切
な殺菌時間に設定することが可能である。また数回の被
殺菌物の貯留・落下により被殺菌物の攪拌的な作用が生
じ蒸気Jとの接触を助長させることが可能となる。
【0042】更にまた請求項8記載の落下式蒸気殺菌方
法によれば、処理室20Rには、処理室20R内の蒸気
Jの入替えを行うための蒸気導入口22及び蒸気排出口
23が設けられ、この蒸気導入口22から蒸気排出口2
3へ至る蒸気の流れにより、供給される原料と共に前記
処理室20R内に侵入する外気の影響を阻止されるた
め、確実な殺菌が行われるとともに、殺菌効率に優れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の落下式蒸気殺菌装置の全体構造並びに
処理部周辺を拡大して示す斜視図である。
【図2】落下式蒸気殺菌装置の全体構造を示す正面図で
ある。
【図3】同上側面図である。
【図4】処理部を水平に破断した状態で示す同上平面図
である。
【図5】処理部、予備過熱部、投入部、排出待機部の構
成を示す拡大正面図並びに処理部の拡大平面図である。
【図6】落下式蒸気殺菌装置の作動態様を段階的に示す
側面図である。
【図7】同上メンテナンス時の各機器の分断の様子を二
段階に分けて示す正面図である。
【図8】処理部における蒸気の供給を、直接ホッパー本
体内にパイプを挿入して供給するようにした他の二種の
実施の形態を示す縦断側面図である。
【図9】本発明の落下式蒸気殺菌装置の他の二種の実施
の形態を示す正面図並びに側面図である。
【図10】シャッター装置としてロータリーシャッタバ
ルブを用いて本発明の落下式蒸気殺菌装置を構成した実
施の形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 機枠 11 メインフレーム 12 バルブ支持サブフレーム 13 昇降ブラケット 14 昇降シフタ 15 ハンガブラケット 2 処理部 20 処理バレル 20R 処理室 21 フランジ 21a 切欠溝 22 蒸気導入口 22P パイプ 23 蒸気排気口 23P パイプ 24 インナーホッパユニット 25 ホッパー本体 25a 投入口 25b 排出口 26 蒸気口 27 排出ダンパ 28 リンク機構 29 ダンパ用シフタ 3 シャッタアッセンブリ 30 バルブユニット 30A 投入側上部バルブユニット 30B 投入側下部バルブユニット 30C 排出側上部バルブユニット 30D 排出側下部バルブユニット 31 バルブボディー 32 バルブフラップ 33 支持ブラケット 34 バルブシフタ 4 投入部 40 投入バレル 40R 処理室 41 フランジ 41a 切欠溝 44 インナーホッパユニット 45 ホッパー本体 45a 投入口 45b 排出口 47 排出ダンパ 48 リンク機構 49 ダンパ用シフタ 5 予備加熱部 50 予備加熱バレル 50R 予備加熱室 51 フランジ 51a 切欠溝 52 熱風導入口 52P パイプ 53 熱風排気口 53P パイプ 54 インナーホッパユニット 55 ホッパー本体 55a 投入口 55b 排出口 56 熱風口 57 排出ダンパ 58 リンク機構 59 ダンパ用シフタ 6 排出待機部 60 排出待機バレル 61 フランジ 61a 切欠溝 64 インナーホッパユニット 65 ホッパー本体 65a 投入口 65b 排出口 67 排出ダンパ 68 リンク機構 69 ダンパ用シフタ 7 排出部 70 排出バレル 71 フランジ 8 投入移送部 9 排出移送部 10 ロータリーシャッタバルブ A 被殺菌物 B 固定金具 S 落下式蒸気殺菌装置 J 蒸気 H 熱風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤堀 雄彦 静岡県小笠郡小笠町下平川5372−4 (72)発明者 宇野 由高 静岡県島田市稲荷2−2−3 (72)発明者 八木 紀寛 静岡県小笠郡菊川町本所32−1 Fターム(参考) 4B021 LA44 LP01 LT01 LW02 LW07 LW09 MK13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉され得る処理室を、被殺菌物の重力
    落下による移送経路途中に設け、この処理室に高圧の蒸
    気を充填した状態で、被殺菌物を通過させて前記蒸気に
    この被殺菌物を曝して加熱殺菌を行う装置において、前
    記処理室が装置外部との間で通気状態とならないよう
    に、処理室の投入口側及び排出口側に前後の移送経路と
    遮断状態とすることのできるシャッタ装置を具え、これ
    ら投入口側のシャッター装置と排出口側のシャッター装
    置との間には、底部に排出ダンパを有するインナーホッ
    パーユニットを一つ以上具えることを特徴とする落下式
    蒸気殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記遮断装置は、二重シャッターまたは
    ロータリーシャッタバルブであることを特徴とする請求
    項1記載の落下式蒸気殺菌装置。
  3. 【請求項3】 前記処理室には、処理室内の蒸気の入替
    えを行うための蒸気導入口及び蒸気排出口が設けられる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の落下式蒸気殺
    菌装置。
  4. 【請求項4】 前後の移送経路を含めた装置全体が、移
    送方向にセグメント状態に分断できる連結自在な構成と
    したことを特徴とする請求項1、2または3記載の落下
    式蒸気殺菌装置。
  5. 【請求項5】 前記処理室及びその前後の移送経路は、
    底部に排出ダンパを有するインナーホッパーユニットが
    内部に設けられた筒状体を、縦方向に複数連結して形成
    されたものであり、且つ相互の取付フランジ形状及び径
    寸法は共通化したものであることを特徴とする請求項4
    記載の落下式蒸気殺菌装置。
  6. 【請求項6】 前記処理室の前段に殺菌処理を行う前に
    被殺菌物を予め予備加熱しておく予備加熱室が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5
    記載の落下式蒸気殺菌装置。
  7. 【請求項7】 密閉され得る処理室を、被殺菌物の重力
    落下による移送経路途中に設け、この処理室に高圧の蒸
    気を充填した状態で、被殺菌物を通過させて前記蒸気に
    この被殺菌物を曝して加熱殺菌を行う蒸気殺菌方法にお
    いて、前記処理室の投入口側及び排出口側に、前後の移
    送経路と遮断状態とすることのできるシャッタ装置を設
    けて処理室が装置外部との間で通気状態とならないよう
    にするともに、前記処理室に被殺菌物の落下を一時的に
    停止する通路閉鎖手段を設け、この通路閉鎖手段を開閉
    することにより処理室内における被殺菌物の殺菌時間を
    コントロールすることを特徴とする落下式蒸気殺菌方
    法。
  8. 【請求項8】 前記処理室には、処理室内の高圧の蒸気
    の入替えを行うための蒸気導入口及び蒸気排出口が設け
    られ、この蒸気導入口から蒸気排出口へ至る蒸気の流れ
    により、供給される原料と共に前記処理室内に侵入する
    外気の影響を阻止することを特徴とする請求項7記載の
    落下式蒸気殺菌方法。
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