JPH11309201A - 殺菌機 - Google Patents
殺菌機Info
- Publication number
- JPH11309201A JPH11309201A JP10156542A JP15654298A JPH11309201A JP H11309201 A JPH11309201 A JP H11309201A JP 10156542 A JP10156542 A JP 10156542A JP 15654298 A JP15654298 A JP 15654298A JP H11309201 A JPH11309201 A JP H11309201A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stirring
- cylinder
- supply port
- sterilizer
- sterilized
- Prior art date
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- Pending
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 殺菌時間のバラツキを無くし、回転胴をスク
リュー又は攪拌羽根形式とすることにより殺菌時間の調
整の精度を向上させ、被殺菌物が回転胴内等に付着する
ことを軽減させる殺菌機を提供すること。 【解決手段】 密封状態の上端部に被殺菌物供給口2が
設けられ、下端部に被殺菌物排出口3が設けらた缶体
と、上記供給口から排出口に亘って回転する攪拌胴5を
配設し、上記缶体内に蒸気の供給管25を設け、攪拌胴
の回転支持ローラ21を枠体22に設け、該枠体を缶体
内に付設したレール23上を移動させて取り外し自在と
し、攪拌胴内と被殺菌物供給口とに連絡し筒8に覆われ
た螺旋状の巻線を缶体内に出入れ自在に設けた殺菌機に
おいて、被殺菌物供給口と排出口との動作を殺菌部分の
通過時間を介して連結制御し、上記攪拌胴5の全長に螺
旋状の巻線を延長させた螺旋状の巻線9又は攪拌羽根を
付設したものである。
リュー又は攪拌羽根形式とすることにより殺菌時間の調
整の精度を向上させ、被殺菌物が回転胴内等に付着する
ことを軽減させる殺菌機を提供すること。 【解決手段】 密封状態の上端部に被殺菌物供給口2が
設けられ、下端部に被殺菌物排出口3が設けらた缶体
と、上記供給口から排出口に亘って回転する攪拌胴5を
配設し、上記缶体内に蒸気の供給管25を設け、攪拌胴
の回転支持ローラ21を枠体22に設け、該枠体を缶体
内に付設したレール23上を移動させて取り外し自在と
し、攪拌胴内と被殺菌物供給口とに連絡し筒8に覆われ
た螺旋状の巻線を缶体内に出入れ自在に設けた殺菌機に
おいて、被殺菌物供給口と排出口との動作を殺菌部分の
通過時間を介して連結制御し、上記攪拌胴5の全長に螺
旋状の巻線を延長させた螺旋状の巻線9又は攪拌羽根を
付設したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物、加工食品、
薬品原料、お茶、乾燥野菜、農水産物等の粉粒物等の湿
熱の殺菌効果を充分に発揮させる流動型蒸気殺菌機に関
する。
薬品原料、お茶、乾燥野菜、農水産物等の粉粒物等の湿
熱の殺菌効果を充分に発揮させる流動型蒸気殺菌機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、蒸気殺菌装置は、バッチ式も、連
続式のものも殺菌室内の温度をいかにして均一化する
か、また処理能力をいかにアップするか、いかに早く殺
菌するか等に力点がおかれていた。また、飽和蒸気及び
過熱蒸気でもって加圧加熱処理して、粉粒物の加熱変
性、加熱殺菌等をせんとするもの(特公昭62−475
00号公報)、飽和蒸気、過熱蒸気等の過熱媒体で連続
的に過熱殺菌するもの(実公昭63−5508号公
報)、低圧の過熱蒸気で管路内を浮遊移送させて加熱殺
菌するもの(特公平1−20859号公報)等種々の発
明、考案がなされている。
続式のものも殺菌室内の温度をいかにして均一化する
か、また処理能力をいかにアップするか、いかに早く殺
菌するか等に力点がおかれていた。また、飽和蒸気及び
過熱蒸気でもって加圧加熱処理して、粉粒物の加熱変
性、加熱殺菌等をせんとするもの(特公昭62−475
00号公報)、飽和蒸気、過熱蒸気等の過熱媒体で連続
的に過熱殺菌するもの(実公昭63−5508号公
報)、低圧の過熱蒸気で管路内を浮遊移送させて加熱殺
菌するもの(特公平1−20859号公報)等種々の発
明、考案がなされている。
【0003】そして、加圧殺菌等させるには、主にバッ
チ式で、加圧過熱蒸気を用いるので高圧にたいしてのシ
ール等が問題になる。また、飽和蒸気殺菌等させるもの
では、低圧ではあるが乾き度等が問題になる。本願発明
者等は、先に特開平8−89222号公報を提案した、
このものは連続式で飽和水蒸気と過熱水蒸気との二連系
として容器内の殺菌等の条件を可変にすると共に、ウエ
ットな飽和蒸気殺菌等とドライな過熱蒸気殺菌等とを選
択したり或いは両方の蒸気を加減したりを可能にすると
共に、出口の含水率を一定に調節して、次の例えば乾燥
工程へ効率よく送り出すことができうるというものであ
る。さらに、リーフ、粒、粉等の多種な原料に対応でき
て、多種多量の原料をその品質を損なわずに簡単に扱え
て、蒸気の供給を均一にすると共に、蒸気流動を進めて
ムラをなくすことを見出だし先願として出願したもの
(特開平10−75990号公報)である。そして、さ
らに加圧殺菌機の圧力を仕切る弁座上に原料がのる場合
には、弁が開動作を始め、少しでも弁に隙間が生ずる
と、その隙間から蒸気が弁座上に乗っている「塊まり状
態」の原料にすぐに影響をおよぼす、局部的な影響は好
ましくないものであり、この現象を無くし、それでいて
通過量を多くとることができる供給手段と排出手段とを
提供することである。また、高圧蒸気の場でお茶、乾燥
野菜、農水産物等を好適に蒸したり、或いは活性炭等を
賦活させるに好適な装置をも提案した。そこで、これら
の発明を考察すると、被殺菌物供給口がバッチで殺菌部
分が流動で、排出口がバッチで、この3部分が制御で連
結されていない。その結果として、殺菌時間のバラツキ
を生じていることを見出だした。
チ式で、加圧過熱蒸気を用いるので高圧にたいしてのシ
ール等が問題になる。また、飽和蒸気殺菌等させるもの
では、低圧ではあるが乾き度等が問題になる。本願発明
者等は、先に特開平8−89222号公報を提案した、
このものは連続式で飽和水蒸気と過熱水蒸気との二連系
として容器内の殺菌等の条件を可変にすると共に、ウエ
ットな飽和蒸気殺菌等とドライな過熱蒸気殺菌等とを選
択したり或いは両方の蒸気を加減したりを可能にすると
共に、出口の含水率を一定に調節して、次の例えば乾燥
工程へ効率よく送り出すことができうるというものであ
る。さらに、リーフ、粒、粉等の多種な原料に対応でき
て、多種多量の原料をその品質を損なわずに簡単に扱え
て、蒸気の供給を均一にすると共に、蒸気流動を進めて
ムラをなくすことを見出だし先願として出願したもの
(特開平10−75990号公報)である。そして、さ
らに加圧殺菌機の圧力を仕切る弁座上に原料がのる場合
には、弁が開動作を始め、少しでも弁に隙間が生ずる
と、その隙間から蒸気が弁座上に乗っている「塊まり状
態」の原料にすぐに影響をおよぼす、局部的な影響は好
ましくないものであり、この現象を無くし、それでいて
通過量を多くとることができる供給手段と排出手段とを
提供することである。また、高圧蒸気の場でお茶、乾燥
野菜、農水産物等を好適に蒸したり、或いは活性炭等を
賦活させるに好適な装置をも提案した。そこで、これら
の発明を考察すると、被殺菌物供給口がバッチで殺菌部
分が流動で、排出口がバッチで、この3部分が制御で連
結されていない。その結果として、殺菌時間のバラツキ
を生じていることを見出だした。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、第1乃至第3
に、被殺菌物供給口の動作又は被殺菌物供給口と排出口
との動作を殺菌部分の通過時間を介して連結制御するこ
とにより、殺菌時間のバラツキを極力少なくすこと。第
4に、第1乃至第3のいずれかの課題に加えて、開閉自
在な圧力を仕切る弁をスイングバルブとしたことによ
り、開閉動作を短時間でスムーズに行うこと。第5に、
第1乃至第4のいずれかの課題に加えて、横型の缶体の
上記供給口から排出口に亘って回転する攪拌胴を配設し
たので、蒸気の供給で完全な殺菌が可能で、リーフ、
粒、粉、等の多種類な原料に対応でき、簡単に扱えて多
種、多量の原料を原料品質を損なわず、充分な攪拌でム
ラをなくし、湿熱の殺菌効果が充分に発揮できる流動型
で被殺菌物の色素、組織、風味等の品質劣化を防ぎ、コ
ンパクトで安価な殺菌機を提供すること。第6に、第1
乃至第5のいずれかの課題に加えて、缶体の少なくとも
一方の鏡面を開閉式の蓋とし、回転する攪拌胴の回転支
持ローラを枠体に設け、該枠体を缶体内に付設したレー
ル上を移動させて攪拌胴を缶体内より取り外し自在とし
たことにより、缶体内や攪拌胴内等の清掃が簡単にで
き、又攪拌胴や攪拌手段の交換が簡単にでき段取り替え
が簡単で容易にでき、多種多用な原料に対応する際の操
作性がよくなり、より確実に、より正確に達成できる殺
菌機であること。第7に、第1乃至第6のいずれかの課
題に加えて、攪拌胴の被殺菌物供給口側より攪拌胴内と
被殺菌物供給口とに連絡し筒に覆われた攪拌手段と、該
攪拌手段を延長させて攪拌胴内と被殺菌物排出口に亘っ
て攪拌胴の回転方向と同方向へ回転させると共に、この
攪拌手段を缶体内に出入れ自在に設けたことにより、被
殺菌物のリーフ、粒、粉、等の多種類な原料でも、被殺
菌物が攪拌胴内により均一に散布の状態で供給できて、
どんな被殺菌物であっても充分により均一な殺菌のでき
る殺菌機を提供すること。第8に、第7の課題に加え
て、攪拌手段を螺旋状の巻線又は攪拌羽根としたことに
より、回転胴内の付着を軽減させると共に、殺菌時間の
調整を精度向上できる殺菌機を提供すること。第9に、
第7又は第8の課題に加えて、螺旋状の巻線又は攪拌羽
根のセンターを筒や攪拌胴との中心より偏心させ、螺旋
状の巻線又は攪拌羽根の下部を筒や攪拌胴と最も接近さ
せたことにより、筒や攪拌胴に対して螺旋状の巻線又は
攪拌羽根の回転による噛み込みが局部的になり、筒や攪
拌胴への付着物の剥離が、量的、確率的に少なくできる
殺菌機を提供すること。
に、被殺菌物供給口の動作又は被殺菌物供給口と排出口
との動作を殺菌部分の通過時間を介して連結制御するこ
とにより、殺菌時間のバラツキを極力少なくすこと。第
4に、第1乃至第3のいずれかの課題に加えて、開閉自
在な圧力を仕切る弁をスイングバルブとしたことによ
り、開閉動作を短時間でスムーズに行うこと。第5に、
第1乃至第4のいずれかの課題に加えて、横型の缶体の
上記供給口から排出口に亘って回転する攪拌胴を配設し
たので、蒸気の供給で完全な殺菌が可能で、リーフ、
粒、粉、等の多種類な原料に対応でき、簡単に扱えて多
種、多量の原料を原料品質を損なわず、充分な攪拌でム
ラをなくし、湿熱の殺菌効果が充分に発揮できる流動型
で被殺菌物の色素、組織、風味等の品質劣化を防ぎ、コ
ンパクトで安価な殺菌機を提供すること。第6に、第1
乃至第5のいずれかの課題に加えて、缶体の少なくとも
一方の鏡面を開閉式の蓋とし、回転する攪拌胴の回転支
持ローラを枠体に設け、該枠体を缶体内に付設したレー
ル上を移動させて攪拌胴を缶体内より取り外し自在とし
たことにより、缶体内や攪拌胴内等の清掃が簡単にで
き、又攪拌胴や攪拌手段の交換が簡単にでき段取り替え
が簡単で容易にでき、多種多用な原料に対応する際の操
作性がよくなり、より確実に、より正確に達成できる殺
菌機であること。第7に、第1乃至第6のいずれかの課
題に加えて、攪拌胴の被殺菌物供給口側より攪拌胴内と
被殺菌物供給口とに連絡し筒に覆われた攪拌手段と、該
攪拌手段を延長させて攪拌胴内と被殺菌物排出口に亘っ
て攪拌胴の回転方向と同方向へ回転させると共に、この
攪拌手段を缶体内に出入れ自在に設けたことにより、被
殺菌物のリーフ、粒、粉、等の多種類な原料でも、被殺
菌物が攪拌胴内により均一に散布の状態で供給できて、
どんな被殺菌物であっても充分により均一な殺菌のでき
る殺菌機を提供すること。第8に、第7の課題に加え
て、攪拌手段を螺旋状の巻線又は攪拌羽根としたことに
より、回転胴内の付着を軽減させると共に、殺菌時間の
調整を精度向上できる殺菌機を提供すること。第9に、
第7又は第8の課題に加えて、螺旋状の巻線又は攪拌羽
根のセンターを筒や攪拌胴との中心より偏心させ、螺旋
状の巻線又は攪拌羽根の下部を筒や攪拌胴と最も接近さ
せたことにより、筒や攪拌胴に対して螺旋状の巻線又は
攪拌羽根の回転による噛み込みが局部的になり、筒や攪
拌胴への付着物の剥離が、量的、確率的に少なくできる
殺菌機を提供すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1に、密封状態の一方の上端部に被殺菌
物供給口が設けられ、他方の下端部に被殺菌物排出口が
設けられている缶体と、上記缶体内に蒸気の供給管と、
被殺菌物供給口に開閉自在な圧力を仕切る対の弁と、こ
の各弁の交互の開閉に応じて各ホッパー内の原料を落し
込むダンパーとを設けを設けた殺菌機において、上記被
殺菌物供給口の動作を殺菌部分の通過時間を介して連結
制御したことを特徴とする殺菌機である。第2に、密封
状態の一方の上端部に被殺菌物供給口が設けられ、他方
の下端部に被殺菌物排出口が設けられている缶体と、上
記缶体内に蒸気の供給管と、この各弁の交互の開閉に応
じて各ホッパー内の原料を落し込むダンパーとを設けを
設けた殺菌機において、被殺菌物供給口の動作と排出口
の動作とを殺菌部分の通過時間を介して連結制御したこ
とを特徴とする殺菌機である。第3に、上記連結制御を
タイマー設定としたことを特徴とする請求項1又は請求
項2に記載の殺菌機である。第4に、上記開閉自在な圧
力を仕切る弁をスイングバルブとしたことを特徴とする
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の殺菌機で
ある。第5に、密封状態の一方の上端部に被殺菌物供給
口が設けられ、他方の下端部に被殺菌物排出口が設けら
れている横架された缶体と、該横型の缶体の上記供給口
から排出口に亘って回転する攪拌胴を配設すると共に、
上記缶体内に蒸気の供給管とを設けたことを特徴とする
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の殺菌機で
ある。第6に、密封状態の缶体の少なくとも一方の鏡面
を開閉式の蓋とし、回転する攪拌胴の回転支持ローラを
枠体に設け、該枠体を缶体内に付設したレール上を移動
させて攪拌胴を缶体内より取り外し自在としたことを特
徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の
殺菌機である。第7に、攪拌胴の被殺菌物供給口側より
攪拌胴内と被殺菌物供給口とに連絡し筒に覆われた攪拌
手段と、該攪拌手段を延長させて攪拌胴内と被殺菌物排
出口に亘って攪拌胴の回転方向と同方向へ回転させると
共に、この攪拌手段を缶体内に出入れ自在に設けたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記
載の殺菌機である。第8に、上記攪拌手段を螺旋状の巻
線又は攪拌羽根としたことを特徴とする請求項7に記載
の殺菌機である。第9に、上記攪拌手段の螺旋状の巻線
又は攪拌羽根のセンターを筒や攪拌胴との中心より偏心
させ、螺旋状の巻線又は攪拌羽根の下部を筒や攪拌胴と
最も接近させたことを特徴とする請求項7又は請求項8
に記載の殺菌機である。
するために、第1に、密封状態の一方の上端部に被殺菌
物供給口が設けられ、他方の下端部に被殺菌物排出口が
設けられている缶体と、上記缶体内に蒸気の供給管と、
被殺菌物供給口に開閉自在な圧力を仕切る対の弁と、こ
の各弁の交互の開閉に応じて各ホッパー内の原料を落し
込むダンパーとを設けを設けた殺菌機において、上記被
殺菌物供給口の動作を殺菌部分の通過時間を介して連結
制御したことを特徴とする殺菌機である。第2に、密封
状態の一方の上端部に被殺菌物供給口が設けられ、他方
の下端部に被殺菌物排出口が設けられている缶体と、上
記缶体内に蒸気の供給管と、この各弁の交互の開閉に応
じて各ホッパー内の原料を落し込むダンパーとを設けを
設けた殺菌機において、被殺菌物供給口の動作と排出口
の動作とを殺菌部分の通過時間を介して連結制御したこ
とを特徴とする殺菌機である。第3に、上記連結制御を
タイマー設定としたことを特徴とする請求項1又は請求
項2に記載の殺菌機である。第4に、上記開閉自在な圧
力を仕切る弁をスイングバルブとしたことを特徴とする
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の殺菌機で
ある。第5に、密封状態の一方の上端部に被殺菌物供給
口が設けられ、他方の下端部に被殺菌物排出口が設けら
れている横架された缶体と、該横型の缶体の上記供給口
から排出口に亘って回転する攪拌胴を配設すると共に、
上記缶体内に蒸気の供給管とを設けたことを特徴とする
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の殺菌機で
ある。第6に、密封状態の缶体の少なくとも一方の鏡面
を開閉式の蓋とし、回転する攪拌胴の回転支持ローラを
枠体に設け、該枠体を缶体内に付設したレール上を移動
させて攪拌胴を缶体内より取り外し自在としたことを特
徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の
殺菌機である。第7に、攪拌胴の被殺菌物供給口側より
攪拌胴内と被殺菌物供給口とに連絡し筒に覆われた攪拌
手段と、該攪拌手段を延長させて攪拌胴内と被殺菌物排
出口に亘って攪拌胴の回転方向と同方向へ回転させると
共に、この攪拌手段を缶体内に出入れ自在に設けたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記
載の殺菌機である。第8に、上記攪拌手段を螺旋状の巻
線又は攪拌羽根としたことを特徴とする請求項7に記載
の殺菌機である。第9に、上記攪拌手段の螺旋状の巻線
又は攪拌羽根のセンターを筒や攪拌胴との中心より偏心
させ、螺旋状の巻線又は攪拌羽根の下部を筒や攪拌胴と
最も接近させたことを特徴とする請求項7又は請求項8
に記載の殺菌機である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の殺菌機について、
図1乃至図12の実施例に基づいて説明する。図1に示
し、従来例の図13をも参照に説明するに、一対の桟1
a、1bと縦横の桟1c、1dで略直方体の枠体1を構
成し、その上方の縦の桟1cに斜上方へ延設した台形の
枠体1e…を形成し、該枠体の上端に横架する密封状態
の一方の上端部に被殺菌物供給口2が設けられ、他方の
下端部に被殺菌物排出口3が設けられている好ましくは
横架された缶体4と、該横型の缶体4の上記供給口2か
ら排出口3に亘って回転する攪拌胴5を配設し、この攪
拌胴5の上端の上記供給口より被殺菌物を攪拌胴内に供
給し、被殺菌物が攪拌胴内を通過する時間を制御する手
段として、回転変速することにより通過する時間を制御
した。またこの被殺菌物が攪拌胴内を通過する時間を制
御する手段として、上記横架された缶体の出口への下り
勾配の傾斜角を枠体1の四隅の下面に設けたレベルアジ
ャスター7…で調整してもよい。この出口へ下り勾配の
傾斜角は好ましくは3度前後としてある。また、被殺菌
物供給口の動作と排出口の動作とを殺菌部分の通過時間
を介して連結制御した、この連結制御をタイマー設定と
し通過する時間を変える殺菌機である。なお、缶体4と
後述の案内筒42、42aとを断熱材で被覆したり、二
重壁にしその内部に蒸気を供給してもよい。また、横型
の缶体4は、縦型でもよい。
図1乃至図12の実施例に基づいて説明する。図1に示
し、従来例の図13をも参照に説明するに、一対の桟1
a、1bと縦横の桟1c、1dで略直方体の枠体1を構
成し、その上方の縦の桟1cに斜上方へ延設した台形の
枠体1e…を形成し、該枠体の上端に横架する密封状態
の一方の上端部に被殺菌物供給口2が設けられ、他方の
下端部に被殺菌物排出口3が設けられている好ましくは
横架された缶体4と、該横型の缶体4の上記供給口2か
ら排出口3に亘って回転する攪拌胴5を配設し、この攪
拌胴5の上端の上記供給口より被殺菌物を攪拌胴内に供
給し、被殺菌物が攪拌胴内を通過する時間を制御する手
段として、回転変速することにより通過する時間を制御
した。またこの被殺菌物が攪拌胴内を通過する時間を制
御する手段として、上記横架された缶体の出口への下り
勾配の傾斜角を枠体1の四隅の下面に設けたレベルアジ
ャスター7…で調整してもよい。この出口へ下り勾配の
傾斜角は好ましくは3度前後としてある。また、被殺菌
物供給口の動作と排出口の動作とを殺菌部分の通過時間
を介して連結制御した、この連結制御をタイマー設定と
し通過する時間を変える殺菌機である。なお、缶体4と
後述の案内筒42、42aとを断熱材で被覆したり、二
重壁にしその内部に蒸気を供給してもよい。また、横型
の缶体4は、縦型でもよい。
【0007】また、攪拌胴5の被殺菌物供給口側より攪
拌胴内と被殺菌物供給口とに連絡し筒8に覆われた攪拌
手段を缶体内に出入れ自在にし、この攪拌手段として螺
旋状の巻線9(スクリューともいう、以下、螺旋状の巻
線という)とし、攪拌胴内の被殺菌物供給口側の一部に
設けてある。この攪拌胴5の被殺菌物供給口側より攪拌
胴内と被殺菌物供給口2とに連絡し筒8に覆われた攪拌
手段の螺旋状の巻線9を延長させて攪拌胴内と被殺菌物
排出口3に亘って攪拌胴の回転方向と同方向へ回転させ
る、又は図示していないがTの字型の羽根を回転軸に螺
旋状に付設した攪拌羽根を取付けた攪拌回転軸を配設し
てもよい。その螺旋状の巻線9の回転駆動のためのモー
タ10を缶体4の鏡面を開閉式の平坦な蓋29に設けた
垂直回転軸16に延設した水平な案内バー11上で摺動
自在になるようにリング12、12にて垂下し、回転駆
動力の伝達軸13と筒に覆われた攪拌手段の軸14とを
摺動させることで着脱自在に(例えば軸14にピンを貫
通した状態で設けこのピンに噛み合うような凹部を伝達
軸13に設けて嵌め合わせる)嵌合手段15させて動力
を伝達させる、好ましくは、この攪拌手段のみを缶体内
から取り出せれるように出入れ自在に設けた。この平坦
な蓋29は缶体の側部に設けた垂直回転軸46に延設し
た湾曲案内バー47にフック48と蓋29の上縁に付設
した半円環49との係合で大きく開閉できると共に蓋2
9の縁と缶体のフランジとをパワークランプ、ボルト・
ナット等で締め付け閉蓋する構造であり、また中央部に
取手を付設した凸状の蓋28も図示しているように上述
と同じ構造であるので説明を省略する。また、上記攪拌
手段を覆う筒8内には、攪拌手段の螺旋状の巻線9を支
持し、かつ蒸気の通路孔を穿設すると共に攪拌手段の軸
14と共に回転する回転円盤17と、該回転円盤に対峙
した蒸気の通路孔を穿設した固定円盤18とが収納さ
れ、これらの円盤17、18によって蒸気の供給管19
より供給される蒸気の流れが均一にされる。この筒8の
一端は攪拌胴5の被殺菌物供給口側の一部に入り込んだ
状態で開口され、略中央上部が開口されていて被殺菌物
供給口側とに連絡し、さらに回転駆動力の伝達軸13と
攪拌手段の軸14とが着脱自在とさせる部位が缶体4の
鏡面を開閉式の蓋29の外部に位置するまで延設してあ
る。さらに、上記筒8は図示していないが回転円盤17
と固定円盤18と間等の部位で縁切され缶体の外部に露
出した筒部の結露をドレン抜きしてドレンが攪拌胴5に
入り込むのを防止している。この筒8の外端はパワーク
ランプ33で閉められる開閉蓋34が上述の案内バー1
1上で摺動自在になるようにリング12と結合されてい
る。なお、攪拌手段の軸14と共に回転する回転円盤1
7と、該回転円盤に対峙した蒸気の通路孔を穿設した固
定円盤18との間に図示いていない逆流防止の金属製等
のフィルター等を設け、該フィルター等は回転円盤17
と共に回転させても、或いは固定円盤18と結合させ非
回転としてもよい。
拌胴内と被殺菌物供給口とに連絡し筒8に覆われた攪拌
手段を缶体内に出入れ自在にし、この攪拌手段として螺
旋状の巻線9(スクリューともいう、以下、螺旋状の巻
線という)とし、攪拌胴内の被殺菌物供給口側の一部に
設けてある。この攪拌胴5の被殺菌物供給口側より攪拌
胴内と被殺菌物供給口2とに連絡し筒8に覆われた攪拌
手段の螺旋状の巻線9を延長させて攪拌胴内と被殺菌物
排出口3に亘って攪拌胴の回転方向と同方向へ回転させ
る、又は図示していないがTの字型の羽根を回転軸に螺
旋状に付設した攪拌羽根を取付けた攪拌回転軸を配設し
てもよい。その螺旋状の巻線9の回転駆動のためのモー
タ10を缶体4の鏡面を開閉式の平坦な蓋29に設けた
垂直回転軸16に延設した水平な案内バー11上で摺動
自在になるようにリング12、12にて垂下し、回転駆
動力の伝達軸13と筒に覆われた攪拌手段の軸14とを
摺動させることで着脱自在に(例えば軸14にピンを貫
通した状態で設けこのピンに噛み合うような凹部を伝達
軸13に設けて嵌め合わせる)嵌合手段15させて動力
を伝達させる、好ましくは、この攪拌手段のみを缶体内
から取り出せれるように出入れ自在に設けた。この平坦
な蓋29は缶体の側部に設けた垂直回転軸46に延設し
た湾曲案内バー47にフック48と蓋29の上縁に付設
した半円環49との係合で大きく開閉できると共に蓋2
9の縁と缶体のフランジとをパワークランプ、ボルト・
ナット等で締め付け閉蓋する構造であり、また中央部に
取手を付設した凸状の蓋28も図示しているように上述
と同じ構造であるので説明を省略する。また、上記攪拌
手段を覆う筒8内には、攪拌手段の螺旋状の巻線9を支
持し、かつ蒸気の通路孔を穿設すると共に攪拌手段の軸
14と共に回転する回転円盤17と、該回転円盤に対峙
した蒸気の通路孔を穿設した固定円盤18とが収納さ
れ、これらの円盤17、18によって蒸気の供給管19
より供給される蒸気の流れが均一にされる。この筒8の
一端は攪拌胴5の被殺菌物供給口側の一部に入り込んだ
状態で開口され、略中央上部が開口されていて被殺菌物
供給口側とに連絡し、さらに回転駆動力の伝達軸13と
攪拌手段の軸14とが着脱自在とさせる部位が缶体4の
鏡面を開閉式の蓋29の外部に位置するまで延設してあ
る。さらに、上記筒8は図示していないが回転円盤17
と固定円盤18と間等の部位で縁切され缶体の外部に露
出した筒部の結露をドレン抜きしてドレンが攪拌胴5に
入り込むのを防止している。この筒8の外端はパワーク
ランプ33で閉められる開閉蓋34が上述の案内バー1
1上で摺動自在になるようにリング12と結合されてい
る。なお、攪拌手段の軸14と共に回転する回転円盤1
7と、該回転円盤に対峙した蒸気の通路孔を穿設した固
定円盤18との間に図示いていない逆流防止の金属製等
のフィルター等を設け、該フィルター等は回転円盤17
と共に回転させても、或いは固定円盤18と結合させ非
回転としてもよい。
【0008】また、上記攪拌胴5の内壁に螺旋状に多数
の桟20(又は攪拌翼)…を配設し被殺菌物が攪拌胴内
を通過する時間と被殺菌物の攪拌とを調整してある。そ
して、この攪拌胴5の回転は缶体4の一方の枠体1に設
けたフランジに取付けた上述のモータ6の回転数によっ
て制御され、攪拌胴5を回転させる回転支持ローラ21
を枠体22に設け、該枠体22を缶体4内に付設したレ
ール23上を移動させて攪拌胴5を缶体4内より取り外
し自在としてある。また、攪拌胴5の被殺菌物供給口2
側より蒸気の噴出する供給管24を取り付けてある。こ
のモータ6の動力はチェーン35でスプロケット36に
伝達され、缶体4の鏡面を開閉式の蓋29の外部に付設
した軸受とソケット、グランドパッキン等を備えた筒と
で回転軸37を支え、さらに上述のように攪拌胴5と回
転支持ローラ21とを枠体22と共に外すために蓋29
の側に回転軸37に嵌め込んだスプリングで付勢される
ピン50と、このピン50と係合する孔を設けた盤51
とにより着脱自在な動力伝達機構となっており、この機
構ば既知のスプリングや磁力等で付勢されるクラッチ等
でもよい。さらに、この回転軸37には上記攪拌胴5を
回転させる回転支持ローラ21…が2個付設されてい
る。また、この回転軸37は枠体22に支持されてい
て、この回転軸と対峙した位置の枠体22に攪拌胴5を
回転支持する遊びローラ21aを付設した軸37aが設
けてある。さらに、図2、図3に示すように、上記攪拌
手段の螺旋状の巻線9又は攪拌羽根のセンターを筒8と
攪拌胴5との中心より偏心させ螺旋状の巻線又は攪拌羽
根の下部を筒と攪拌胴とを最も接近させて取り付けてあ
る。なお、モータ6はインバータにより可変速させる。
また、攪拌胴5、筒8、被殺菌物供給口・排出口部位等
を四弗化エチレン樹脂、フッ素樹脂加工等をするとよ
い。
の桟20(又は攪拌翼)…を配設し被殺菌物が攪拌胴内
を通過する時間と被殺菌物の攪拌とを調整してある。そ
して、この攪拌胴5の回転は缶体4の一方の枠体1に設
けたフランジに取付けた上述のモータ6の回転数によっ
て制御され、攪拌胴5を回転させる回転支持ローラ21
を枠体22に設け、該枠体22を缶体4内に付設したレ
ール23上を移動させて攪拌胴5を缶体4内より取り外
し自在としてある。また、攪拌胴5の被殺菌物供給口2
側より蒸気の噴出する供給管24を取り付けてある。こ
のモータ6の動力はチェーン35でスプロケット36に
伝達され、缶体4の鏡面を開閉式の蓋29の外部に付設
した軸受とソケット、グランドパッキン等を備えた筒と
で回転軸37を支え、さらに上述のように攪拌胴5と回
転支持ローラ21とを枠体22と共に外すために蓋29
の側に回転軸37に嵌め込んだスプリングで付勢される
ピン50と、このピン50と係合する孔を設けた盤51
とにより着脱自在な動力伝達機構となっており、この機
構ば既知のスプリングや磁力等で付勢されるクラッチ等
でもよい。さらに、この回転軸37には上記攪拌胴5を
回転させる回転支持ローラ21…が2個付設されてい
る。また、この回転軸37は枠体22に支持されてい
て、この回転軸と対峙した位置の枠体22に攪拌胴5を
回転支持する遊びローラ21aを付設した軸37aが設
けてある。さらに、図2、図3に示すように、上記攪拌
手段の螺旋状の巻線9又は攪拌羽根のセンターを筒8と
攪拌胴5との中心より偏心させ螺旋状の巻線又は攪拌羽
根の下部を筒と攪拌胴とを最も接近させて取り付けてあ
る。なお、モータ6はインバータにより可変速させる。
また、攪拌胴5、筒8、被殺菌物供給口・排出口部位等
を四弗化エチレン樹脂、フッ素樹脂加工等をするとよ
い。
【0009】さらに、缶体4内に蒸気の供給管25を略
攪拌胴の全長に亘って攪拌胴5の下方に配設し、この供
給管25の蒸気噴出口を下向き或いは図1のように上向
きとし、この上向きにした場合は図1のように水平部の
蒸気噴出口の下部適所に水抜き孔73を設けるとよい。
さらに、この蒸気の供給管25に流量調節バルブを設け
てある。また、飽和蒸気等を利用した場合に缶体内の両
側壁に配設した蒸気管26にエロフイン27を取り付け
缶体内の乾き度を調節してある。そして、上述の攪拌手
段の螺旋状の巻線9を覆う筒の端の回転円盤17に対峙
した蒸気の通路孔を穿設した固定円盤18に向けた蒸気
の供給管19と、攪拌胴5の被殺菌物供給口2側よりか
らの蒸気の噴出する供給管24との各蒸気の供給管1
9、24に図示していない流量調節バルブを設けると共
に各蒸気の乾き度をも変えれるようにしてある。なお、
蒸気管25へ供給する蒸気は減圧弁を介して缶体4内が
例えば2.4kg/cm2Gで137度にしてある。こ
の数値は被殺菌物によって異なり変えれる。さらに、こ
の発明において、蒸気とは飽和蒸気、過熱蒸気、高圧蒸
気、低圧蒸気を言い被殺菌物によって変えれる。また、
エロフイン27付の蒸気管26は7kg/cm2Gで1
70度にして付設してもよい。さらに、ドレンパイプ3
8を付設し、缶体4の内底を蒲鉾状等にして両サイドに
ドレンを導くようにしてある。符号40は圧力計、符号
41は温度計、符号43は安全弁、符号44は排蒸気
口、符号45は攪拌胴の出口と被殺菌物排出口とを被覆
する図示していないボルト等で枠体22に着脱自在なカ
バーで背面上部位或いは下部位に多数で被殺菌物に適合
した排気孔を穿設することで、蒸気のみが該排気孔より
排出し、一部の蒸気は該カバー45で下向きに偏向され
ると共に攪拌胴から被殺菌物は自重で排出口へスムーズ
に導かれ飛散することがなく、カバー45が蒸気の流動
案内をもするし、水滴等が被殺菌物に滴下するのを防止
できるものである。
攪拌胴の全長に亘って攪拌胴5の下方に配設し、この供
給管25の蒸気噴出口を下向き或いは図1のように上向
きとし、この上向きにした場合は図1のように水平部の
蒸気噴出口の下部適所に水抜き孔73を設けるとよい。
さらに、この蒸気の供給管25に流量調節バルブを設け
てある。また、飽和蒸気等を利用した場合に缶体内の両
側壁に配設した蒸気管26にエロフイン27を取り付け
缶体内の乾き度を調節してある。そして、上述の攪拌手
段の螺旋状の巻線9を覆う筒の端の回転円盤17に対峙
した蒸気の通路孔を穿設した固定円盤18に向けた蒸気
の供給管19と、攪拌胴5の被殺菌物供給口2側よりか
らの蒸気の噴出する供給管24との各蒸気の供給管1
9、24に図示していない流量調節バルブを設けると共
に各蒸気の乾き度をも変えれるようにしてある。なお、
蒸気管25へ供給する蒸気は減圧弁を介して缶体4内が
例えば2.4kg/cm2Gで137度にしてある。こ
の数値は被殺菌物によって異なり変えれる。さらに、こ
の発明において、蒸気とは飽和蒸気、過熱蒸気、高圧蒸
気、低圧蒸気を言い被殺菌物によって変えれる。また、
エロフイン27付の蒸気管26は7kg/cm2Gで1
70度にして付設してもよい。さらに、ドレンパイプ3
8を付設し、缶体4の内底を蒲鉾状等にして両サイドに
ドレンを導くようにしてある。符号40は圧力計、符号
41は温度計、符号43は安全弁、符号44は排蒸気
口、符号45は攪拌胴の出口と被殺菌物排出口とを被覆
する図示していないボルト等で枠体22に着脱自在なカ
バーで背面上部位或いは下部位に多数で被殺菌物に適合
した排気孔を穿設することで、蒸気のみが該排気孔より
排出し、一部の蒸気は該カバー45で下向きに偏向され
ると共に攪拌胴から被殺菌物は自重で排出口へスムーズ
に導かれ飛散することがなく、カバー45が蒸気の流動
案内をもするし、水滴等が被殺菌物に滴下するのを防止
できるものである。
【0010】さらにまた、密封状態の缶体4の少なくと
も一方で好ましくは両方の鏡面を開閉式の蓋28、29
としたことにより、缶体内や攪拌胴内等の清掃が簡単に
でき、又攪拌胴や攪拌手段の交換が簡単にでき段取り替
えが容易にできるのである。また、上記被殺菌物供給口
2と排出口3とに交互に既知の往復運動を回転運動に変
える機構39により空気圧で開閉する対のスイングバル
ブ30、31を設け、供給口と排出口との缶体側のスイ
ングバルブが閉の状態が完了した時に大気に解放するよ
うに電磁弁等を設け、被殺菌物供給口と排出口とに設け
た対のスイングバルブ間の案内筒42や図示していない
シュートにヒータ32を付設してある。スイングバルブ
はこの種の殺菌機に用いられているスライド弁でもよ
い。なお、上記被殺菌物供給口2から図示していないダ
ンパー付のシュートで2秒間隔で対の各スイングバルブ
を交互に開閉し、4回の8秒で被殺菌物が1l供給さ
れ、短時間で設定温度(例えば133度で2.0kg/
cm2G)に達し殺菌し、排出口側の対の各スイングバ
ルブを開閉し18〜24秒で排出口より排出される。
も一方で好ましくは両方の鏡面を開閉式の蓋28、29
としたことにより、缶体内や攪拌胴内等の清掃が簡単に
でき、又攪拌胴や攪拌手段の交換が簡単にでき段取り替
えが容易にできるのである。また、上記被殺菌物供給口
2と排出口3とに交互に既知の往復運動を回転運動に変
える機構39により空気圧で開閉する対のスイングバル
ブ30、31を設け、供給口と排出口との缶体側のスイ
ングバルブが閉の状態が完了した時に大気に解放するよ
うに電磁弁等を設け、被殺菌物供給口と排出口とに設け
た対のスイングバルブ間の案内筒42や図示していない
シュートにヒータ32を付設してある。スイングバルブ
はこの種の殺菌機に用いられているスライド弁でもよ
い。なお、上記被殺菌物供給口2から図示していないダ
ンパー付のシュートで2秒間隔で対の各スイングバルブ
を交互に開閉し、4回の8秒で被殺菌物が1l供給さ
れ、短時間で設定温度(例えば133度で2.0kg/
cm2G)に達し殺菌し、排出口側の対の各スイングバ
ルブを開閉し18〜24秒で排出口より排出される。
【0011】さらには、上述の供給口2と排出口3との
缶体側のスイングバルブが閉の状態が完了した時に大気
に解放するように電磁弁等を設ける構造に加えて、図
4、図7乃至図12に示すように、上記被殺菌物供給口
2と排出口3とのそれぞれに交互に既知の往復運動を回
転運動に変える機構39により空気圧で開閉する圧力を
仕切る対の弁30、31を設け、好ましくは対のスイン
グバルブとするとよい。この各対の弁30、31の開閉
に連動してその上方に設けた各々のホッパー52、53
内の原料を落し込むダンパー54、55を設けてある。
このダンパー54、55の開閉動作は、エアーシリンダ
56、57の伸縮をクランク機構58、59によって回
転運動に変えて各ダンパーでホッパーの出口を開閉す
る。さらに、上記開閉自在な圧力を仕切る対の弁と各対
のダンパーを付設したホッパーとをフランジ付の案内筒
42、42aで連結しである。また、上記対の仕切り弁
間の案内筒42aに加圧加熱気体の供給口60と排出口
61とを付設し、各対の仕切り弁間のホッパー52と排
出口側のホッパー53とに気体流を起すための連通孔6
2、62aを付設した。さらに図12に示すように、供
給口60と排出口61とを上記気体の供給口と排出口と
の共通な通路とし、案内筒42aからの略水平で所望の
長さの管路67aに排出用電磁弁68を付設した枝管路
69を直角に分岐し、さらにこの略水平な管路67の途
中に供給用電磁弁70と、その先端側にヒーター71と
を付設し、この管路67の外端に空気又は蒸気を送り込
むコンプレッサー72とを取り付けてある。この管路6
7内の圧力は缶体内圧力と略同じである。さらに、図示
していないが、他の実施例として、上記開閉自在な圧力
を仕切るスイングバルブとホッパーの重り付きダンパー
とを開状態で連結させ開閉動作を連動させてもよいし、
重り付きダンパーに代えてバネ等の付勢力で閉動作とし
てもよい。さらには、上記対の上方の案内筒42に洗浄
水供給口63を付設してある。これらの案内筒42や図
示していないシュートにヒータ32を付設してある。な
お、各ホッパー52、53の出口側を傾斜した出口と
し、ダンパー54、55の開く角度を小さくしてもよ
い。また、排出口側はこの種の殺菌機に用いられている
ロータリ弁、スライド弁でもよい。さらに、符号64は
溝付きパッキン、65は四弗化エチレン樹脂等のカバー
付き平パッキンである。さらにまた、各ホッパーと案内
筒とは、ホッパー上部を溶接で案内筒内壁に取り付ける
か、或いはホッパー上端にフランジを形成し、各案内筒
のフランジとを重合した状態でボルト66で締めてもよ
い。
缶体側のスイングバルブが閉の状態が完了した時に大気
に解放するように電磁弁等を設ける構造に加えて、図
4、図7乃至図12に示すように、上記被殺菌物供給口
2と排出口3とのそれぞれに交互に既知の往復運動を回
転運動に変える機構39により空気圧で開閉する圧力を
仕切る対の弁30、31を設け、好ましくは対のスイン
グバルブとするとよい。この各対の弁30、31の開閉
に連動してその上方に設けた各々のホッパー52、53
内の原料を落し込むダンパー54、55を設けてある。
このダンパー54、55の開閉動作は、エアーシリンダ
56、57の伸縮をクランク機構58、59によって回
転運動に変えて各ダンパーでホッパーの出口を開閉す
る。さらに、上記開閉自在な圧力を仕切る対の弁と各対
のダンパーを付設したホッパーとをフランジ付の案内筒
42、42aで連結しである。また、上記対の仕切り弁
間の案内筒42aに加圧加熱気体の供給口60と排出口
61とを付設し、各対の仕切り弁間のホッパー52と排
出口側のホッパー53とに気体流を起すための連通孔6
2、62aを付設した。さらに図12に示すように、供
給口60と排出口61とを上記気体の供給口と排出口と
の共通な通路とし、案内筒42aからの略水平で所望の
長さの管路67aに排出用電磁弁68を付設した枝管路
69を直角に分岐し、さらにこの略水平な管路67の途
中に供給用電磁弁70と、その先端側にヒーター71と
を付設し、この管路67の外端に空気又は蒸気を送り込
むコンプレッサー72とを取り付けてある。この管路6
7内の圧力は缶体内圧力と略同じである。さらに、図示
していないが、他の実施例として、上記開閉自在な圧力
を仕切るスイングバルブとホッパーの重り付きダンパー
とを開状態で連結させ開閉動作を連動させてもよいし、
重り付きダンパーに代えてバネ等の付勢力で閉動作とし
てもよい。さらには、上記対の上方の案内筒42に洗浄
水供給口63を付設してある。これらの案内筒42や図
示していないシュートにヒータ32を付設してある。な
お、各ホッパー52、53の出口側を傾斜した出口と
し、ダンパー54、55の開く角度を小さくしてもよ
い。また、排出口側はこの種の殺菌機に用いられている
ロータリ弁、スライド弁でもよい。さらに、符号64は
溝付きパッキン、65は四弗化エチレン樹脂等のカバー
付き平パッキンである。さらにまた、各ホッパーと案内
筒とは、ホッパー上部を溶接で案内筒内壁に取り付ける
か、或いはホッパー上端にフランジを形成し、各案内筒
のフランジとを重合した状態でボルト66で締めてもよ
い。
【0012】次ぎに、動作について説明すると、上方の
ホッパー内の原料は、上方の弁が開くと上方のホッパー
のダンバーが開き、下方のホッパー内に原料を投入し、
上方のダンパーと弁とが閉り、加熱加圧気体が下方の案
内筒内に送り込まれるとともに、下方の弁が開くと下方
のホッパーのダンパーが開き原料が缶体4内へ供給され
るとともに上方のホッパーにも原料が供給され、この動
作を繰り返す、この動作は排出側でも同様に繰り返され
る、被殺菌物の殺菌温度、含水率又は蒸気の乾き度等の
条件に適合するように、各蒸気の供給管19、24の流
量調節バルブを調節し、かつ各モータ6、10の回転数
を制御し又は缶体4を取付けた台枠1の傾斜角度を調整
し、シュートのダンパー等から被殺菌物供給口2より螺
旋状の巻線9による攪拌手段と上記制御された回転の攪
拌胴5とにて攪拌されながら蒸気殺菌され、排出口3か
ら出てくる。攪拌通過時間を高速化し、その通過時間を
タイマー時間として置き換え、供給、排出のタイミング
を設定し殺菌時間のムラをなくした。さらに、殺菌部分
の通過時間の調整向上のために攪拌手段をを延長させて
攪拌胴内と被殺菌物排出口に亘って攪拌胴の回転方向と
同方向へ回転させることで可能となった、また、攪拌手
段を螺旋状の巻線又は攪拌羽根なので、回転胴内の付着
を軽減させると共に、殺菌時間の調整を精度向上でき
る。
ホッパー内の原料は、上方の弁が開くと上方のホッパー
のダンバーが開き、下方のホッパー内に原料を投入し、
上方のダンパーと弁とが閉り、加熱加圧気体が下方の案
内筒内に送り込まれるとともに、下方の弁が開くと下方
のホッパーのダンパーが開き原料が缶体4内へ供給され
るとともに上方のホッパーにも原料が供給され、この動
作を繰り返す、この動作は排出側でも同様に繰り返され
る、被殺菌物の殺菌温度、含水率又は蒸気の乾き度等の
条件に適合するように、各蒸気の供給管19、24の流
量調節バルブを調節し、かつ各モータ6、10の回転数
を制御し又は缶体4を取付けた台枠1の傾斜角度を調整
し、シュートのダンパー等から被殺菌物供給口2より螺
旋状の巻線9による攪拌手段と上記制御された回転の攪
拌胴5とにて攪拌されながら蒸気殺菌され、排出口3か
ら出てくる。攪拌通過時間を高速化し、その通過時間を
タイマー時間として置き換え、供給、排出のタイミング
を設定し殺菌時間のムラをなくした。さらに、殺菌部分
の通過時間の調整向上のために攪拌手段をを延長させて
攪拌胴内と被殺菌物排出口に亘って攪拌胴の回転方向と
同方向へ回転させることで可能となった、また、攪拌手
段を螺旋状の巻線又は攪拌羽根なので、回転胴内の付着
を軽減させると共に、殺菌時間の調整を精度向上でき
る。
【0013】さらには、螺旋状の巻線又は攪拌羽根のセ
ンターを筒と攪拌胴との中心より偏心させ螺旋状の巻線
又は攪拌羽根の下部を筒又は攪拌胴と最も接近させたこ
とにより、筒と攪拌胴螺旋状の巻線又は攪拌羽根との回
転による噛み込みが局部的になり、筒や攪拌胴への付着
物の剥離が、量的、確率的に少なくできるし、異なる被
殺菌物のため攪拌胴5を変えたり缶体4内等を清掃等を
したい場合は、攪拌胴5を載置している枠体22を缶体
4内に付設したレール23上を移動させて攪拌胴を缶体
内より取り出し交換したり清掃したりして次の段取りを
する。また供給口2や案内筒42の洗浄水供給口63か
ら洗浄水を入れ排出口から排水して缶体内と供給・排出
口とを洗浄できる。なお、上記実施例では蒸気殺菌装置
について説明したが、本発明は、粉粒物等の加熱変性、
加熱殺菌、蒸す、賦活等を含む広い概念である。
ンターを筒と攪拌胴との中心より偏心させ螺旋状の巻線
又は攪拌羽根の下部を筒又は攪拌胴と最も接近させたこ
とにより、筒と攪拌胴螺旋状の巻線又は攪拌羽根との回
転による噛み込みが局部的になり、筒や攪拌胴への付着
物の剥離が、量的、確率的に少なくできるし、異なる被
殺菌物のため攪拌胴5を変えたり缶体4内等を清掃等を
したい場合は、攪拌胴5を載置している枠体22を缶体
4内に付設したレール23上を移動させて攪拌胴を缶体
内より取り出し交換したり清掃したりして次の段取りを
する。また供給口2や案内筒42の洗浄水供給口63か
ら洗浄水を入れ排出口から排水して缶体内と供給・排出
口とを洗浄できる。なお、上記実施例では蒸気殺菌装置
について説明したが、本発明は、粉粒物等の加熱変性、
加熱殺菌、蒸す、賦活等を含む広い概念である。
【0014】
【発明の効果】第1乃至第3に、供給口の圧力を仕切る
弁座上に直接原料が触れることを極力少なくして、弁が
開動作を始めても原料にすぐに影響をおよぼすことをな
くし、弁への付着カミ入みもなくし、被殺菌物の通過量
を大きくすると共に、被殺菌物供給口の動作又は被殺菌
物供給口と排出口との動作を殺菌部分の通過時間を介し
て連結制御することにより、殺菌時間のバラツキを略な
くすことができると共に、同じ殺菌力であると、高温短
時間の設定ができ、品質的なダメージが少なくすること
ができる。第4に、第1乃至第3のいずれかの効果に加
えて、開閉自在な圧力を仕切る弁をスイングバルブとし
たことにより、開閉動作を短時間でスムーズに行うこと
ができる。第5に、第1乃至第4のいずれかの効果に加
えて、横型の缶体の上記供給口から排出口に亘って回転
する攪拌胴を配設したので、蒸気の供給で完全な殺菌が
可能で、リーフ、粒、粉、等の多種類な原料に対応で
き、簡単に扱えて多種、多量の原料を原料品質を損なわ
ず、充分な攪拌でムラをなくし、湿熱の殺菌効果が充分
に発揮できる流動型で被殺菌物の色素、組織、風味等の
品質劣化を防ぎ、コンパクトで安価な殺菌機である。第
6に、第1乃至第5のいずれかの効果に加えて、缶体の
少なくとも一方の鏡面を開閉式の蓋とし、回転する攪拌
胴の回転支持ローラを枠体に設け、該枠体を缶体内に付
設したレール上を移動させて攪拌胴を缶体内より取り外
し自在としたことにより、缶体内や攪拌胴内等の清掃が
簡単にでき、又攪拌胴や攪拌手段の交換が簡単にでき段
取り替えが簡単で容易にでき、多種多用な原料に対応す
る際の操作性がよくなり、より確実に、より正確に達成
できる殺菌機である。第7に、第1乃至第6のいずれか
の効果に加えて、攪拌胴の被殺菌物供給口側より攪拌胴
内と被殺菌物供給口とに連絡し筒に覆われた攪拌手段
と、該攪拌手段を延長させて攪拌胴内と被殺菌物排出口
に亘って攪拌胴の回転方向と同方向へ回転させると共
に、この攪拌手段を缶体内に出入れ自在に設けたことに
より、被殺菌物のリーフ、粒、粉、等の多種類な原料で
も、被殺菌物が攪拌胴内により均一に散布の状態で供給
できて、どんな被殺菌物であっても充分により均一な殺
菌のできる殺菌機である。第8に、第7の効果に加え
て、攪拌手段を螺旋状の巻線又は攪拌羽根としたことに
より、回転胴内の付着を軽減させると共に、殺菌時間の
調整を精度向上できる殺菌機である。第9に、第7又は
第8の効果に加えて、螺旋状の巻線又は攪拌羽根のセン
ターを筒と攪拌胴との中心より偏心させ、螺旋状の巻線
又は攪拌羽根の下部を筒や攪拌胴と最も接近させたこと
により、筒や攪拌胴に対して螺旋状の巻線又は攪拌羽根
の回転による噛み込みが局部的になり、筒や攪拌胴への
付着物の剥離が、量的、確率的に少なくできる殺菌機で
ある。
弁座上に直接原料が触れることを極力少なくして、弁が
開動作を始めても原料にすぐに影響をおよぼすことをな
くし、弁への付着カミ入みもなくし、被殺菌物の通過量
を大きくすると共に、被殺菌物供給口の動作又は被殺菌
物供給口と排出口との動作を殺菌部分の通過時間を介し
て連結制御することにより、殺菌時間のバラツキを略な
くすことができると共に、同じ殺菌力であると、高温短
時間の設定ができ、品質的なダメージが少なくすること
ができる。第4に、第1乃至第3のいずれかの効果に加
えて、開閉自在な圧力を仕切る弁をスイングバルブとし
たことにより、開閉動作を短時間でスムーズに行うこと
ができる。第5に、第1乃至第4のいずれかの効果に加
えて、横型の缶体の上記供給口から排出口に亘って回転
する攪拌胴を配設したので、蒸気の供給で完全な殺菌が
可能で、リーフ、粒、粉、等の多種類な原料に対応で
き、簡単に扱えて多種、多量の原料を原料品質を損なわ
ず、充分な攪拌でムラをなくし、湿熱の殺菌効果が充分
に発揮できる流動型で被殺菌物の色素、組織、風味等の
品質劣化を防ぎ、コンパクトで安価な殺菌機である。第
6に、第1乃至第5のいずれかの効果に加えて、缶体の
少なくとも一方の鏡面を開閉式の蓋とし、回転する攪拌
胴の回転支持ローラを枠体に設け、該枠体を缶体内に付
設したレール上を移動させて攪拌胴を缶体内より取り外
し自在としたことにより、缶体内や攪拌胴内等の清掃が
簡単にでき、又攪拌胴や攪拌手段の交換が簡単にでき段
取り替えが簡単で容易にでき、多種多用な原料に対応す
る際の操作性がよくなり、より確実に、より正確に達成
できる殺菌機である。第7に、第1乃至第6のいずれか
の効果に加えて、攪拌胴の被殺菌物供給口側より攪拌胴
内と被殺菌物供給口とに連絡し筒に覆われた攪拌手段
と、該攪拌手段を延長させて攪拌胴内と被殺菌物排出口
に亘って攪拌胴の回転方向と同方向へ回転させると共
に、この攪拌手段を缶体内に出入れ自在に設けたことに
より、被殺菌物のリーフ、粒、粉、等の多種類な原料で
も、被殺菌物が攪拌胴内により均一に散布の状態で供給
できて、どんな被殺菌物であっても充分により均一な殺
菌のできる殺菌機である。第8に、第7の効果に加え
て、攪拌手段を螺旋状の巻線又は攪拌羽根としたことに
より、回転胴内の付着を軽減させると共に、殺菌時間の
調整を精度向上できる殺菌機である。第9に、第7又は
第8の効果に加えて、螺旋状の巻線又は攪拌羽根のセン
ターを筒と攪拌胴との中心より偏心させ、螺旋状の巻線
又は攪拌羽根の下部を筒や攪拌胴と最も接近させたこと
により、筒や攪拌胴に対して螺旋状の巻線又は攪拌羽根
の回転による噛み込みが局部的になり、筒や攪拌胴への
付着物の剥離が、量的、確率的に少なくできる殺菌機で
ある。
【図1】本発明の殺菌機の破断した要部の正面図であ
る。
る。
【図2】本発明の殺菌機の一部拡大した正面図である。
【図3】本発明の図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明の殺菌機の一部破断した平面図である。
【図5】本発明の殺菌機の側面図である。
【図6】本発明の殺菌機の攪拌部の一部を省略した概略
動作の斜視図である。
動作の斜視図である。
【図7】本発明の殺菌機の供給側の要部断面の正面図で
ある。
ある。
【図8】本発明の図7の平面図である。
【図9】本発明の図7の供給側の一部断面の正面図であ
る。
る。
【図10】本発明の図9の側面図である。
【図11】本発明の殺菌機の排出側の要部断面の正面図
である。
である。
【図12】本発明の殺菌機の供給・排出側へ加熱加圧気
体の供給・排出回路図である。
体の供給・排出回路図である。
【図13】従来の殺菌機の一部破断した正面図である。
1、22 枠体 2
被殺菌物供給口 3 被殺菌物排出口 4
缶体 5 攪拌胴 6、10
モータ 7 レベルアジャスター 8
筒 9、9a 螺旋状の巻線 11
案内バー 12 リング 13
伝達軸 14 軸 15
嵌合手段 16、46 垂直回転軸 17
回転円盤 18 固定円盤 19、24、2
5 蒸気の供給管 20 桟 21、21a
ローラ 23 レール 26
蒸気管 27 エロフイン 28、29
蓋 30、31 スイングバルブ 32、71
ヒータ 33 パワークランプ 34
開閉蓋 35 チェーン 36
スプロケット 37 回転軸 38
ドレンパイプ 40 圧力計 41
温度計 42、42a 案内筒 43
安全弁 44 排蒸気口 45
カバー 50、51 クラッチ機構 52、53
ホッパー 54、55 ダンパー 56、57
エアーシリンダ 58、59 クランク機構 60、61
加圧加熱気体の供給 口、排出口 62、62a
連通孔 63 洗浄水供給口 64
溝付きパッキン 65 平パッキン 66
ホルト・ナット 67、67a 管路 68
排出用電磁弁 69、69a 分岐管路 70
供給用電磁弁 72 コンプレッサー 73
水抜き孔
被殺菌物供給口 3 被殺菌物排出口 4
缶体 5 攪拌胴 6、10
モータ 7 レベルアジャスター 8
筒 9、9a 螺旋状の巻線 11
案内バー 12 リング 13
伝達軸 14 軸 15
嵌合手段 16、46 垂直回転軸 17
回転円盤 18 固定円盤 19、24、2
5 蒸気の供給管 20 桟 21、21a
ローラ 23 レール 26
蒸気管 27 エロフイン 28、29
蓋 30、31 スイングバルブ 32、71
ヒータ 33 パワークランプ 34
開閉蓋 35 チェーン 36
スプロケット 37 回転軸 38
ドレンパイプ 40 圧力計 41
温度計 42、42a 案内筒 43
安全弁 44 排蒸気口 45
カバー 50、51 クラッチ機構 52、53
ホッパー 54、55 ダンパー 56、57
エアーシリンダ 58、59 クランク機構 60、61
加圧加熱気体の供給 口、排出口 62、62a
連通孔 63 洗浄水供給口 64
溝付きパッキン 65 平パッキン 66
ホルト・ナット 67、67a 管路 68
排出用電磁弁 69、69a 分岐管路 70
供給用電磁弁 72 コンプレッサー 73
水抜き孔
Claims (9)
- 【請求項1】密封状態の一方の上端部に被殺菌物供給口
が設けられ、他方の下端部に被殺菌物排出口が設けられ
ている缶体と、上記缶体内に蒸気の供給管と、被殺菌物
供給口に開閉自在な圧力を仕切る対の弁と、この各弁の
交互の開閉に応じて各ホッパー内の原料を落し込むダン
パーとを設けを設けた殺菌機において、 上記被殺菌物供給口の動作を殺菌部分の通過時間を介し
て連結制御したことを特徴とする殺菌機。 - 【請求項2】密封状態の一方の上端部に被殺菌物供給口
が設けられ、他方の下端部に被殺菌物排出口が設けられ
ている缶体と、上記缶体内に蒸気の供給管と、この各弁
の交互の開閉に応じて各ホッパー内の原料を落し込むダ
ンパーとを設けを設けた殺菌機において、 上記被殺菌物供給口の動作と排出口の動作とを殺菌部分
の通過時間を介して連結制御したことを特徴とする殺菌
機。 - 【請求項3】上記連結制御をタイマー設定としたことを
特徴とする請求項1又は請求項2に記載の殺菌機。 - 【請求項4】上記開閉自在な圧力を仕切る弁をスイング
バルブとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
いずれか1項に記載の殺菌機。 - 【請求項5】密封状態の一方の上端部に被殺菌物供給口
が設けられ、他方の下端部に被殺菌物排出口が設けられ
ている横架された缶体と、該横型の缶体の上記供給口か
ら排出口に亘って回転する攪拌胴を配設すると共に、上
記缶体内に蒸気の供給管とを設けたことを特徴とする請
求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の殺菌機。 - 【請求項6】密封状態の缶体の少なくとも一方の鏡面を
開閉式の蓋とし、回転する攪拌胴の回転支持ローラを枠
体に設け、該枠体を缶体内に付設したレール上を移動さ
せて攪拌胴を缶体内より取り外し自在としたことを特徴
とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の殺
菌機。 - 【請求項7】攪拌胴の被殺菌物供給口側より攪拌胴内と
被殺菌物供給口とに連絡し筒に覆われた攪拌手段と、該
攪拌手段を延長させて攪拌胴内と被殺菌物排出口に亘っ
て攪拌胴の回転方向と同方向へ回転させると共に、この
攪拌手段を缶体内に出入れ自在に設けたことを特徴とす
る請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の殺菌
機。 - 【請求項8】上記攪拌手段を螺旋状の巻線又は攪拌羽根
としたことを特徴とする請求項7に記載の殺菌機。 - 【請求項9】上記攪拌手段の螺旋状の巻線又は攪拌羽根
のセンターを筒や攪拌胴との中心より偏心させ、螺旋状
の巻線又は攪拌羽根の下部を筒や攪拌胴と最も接近させ
たことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の殺菌
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10156542A JPH11309201A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 殺菌機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10156542A JPH11309201A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 殺菌機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11309201A true JPH11309201A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=15630084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10156542A Pending JPH11309201A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 殺菌機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11309201A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100880594B1 (ko) | 2007-04-18 | 2009-01-30 | 황토랑양파즙 영농조합법인 | 스팀 교반 가열탱크 |
JP2009034038A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Nisshin Seifun Group Inc | 粉粒体の熱処理装置 |
CN117482262A (zh) * | 2024-01-02 | 2024-02-02 | 齐齐哈尔市第一医院 | 一种医用材料快速消毒装置 |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP10156542A patent/JPH11309201A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100880594B1 (ko) | 2007-04-18 | 2009-01-30 | 황토랑양파즙 영농조합법인 | 스팀 교반 가열탱크 |
JP2009034038A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Nisshin Seifun Group Inc | 粉粒体の熱処理装置 |
CN117482262A (zh) * | 2024-01-02 | 2024-02-02 | 齐齐哈尔市第一医院 | 一种医用材料快速消毒装置 |
CN117482262B (zh) * | 2024-01-02 | 2024-03-05 | 齐齐哈尔市第一医院 | 一种医用材料快速消毒装置 |
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