JP2016093122A - 種子消毒装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消毒された種子の発芽率を効果的に制御する。【解決手段】種子消毒装置10では、振動フィーダ22の処理部24Bにおいて、種子14が蒸気を含む気流によって加熱されて消毒される。ところで、気流による加熱後の種子14温度を制御すれば、消毒された種子14の発芽率を制御できる。ここで、制御装置56が、気流による種子14の加熱処理を調整することで、気流による加熱後の種子14温度を制御する。このため、消毒された種子14の発芽率を効果的に制御できる。【選択図】図1

Description

本発明は、種子を消毒する種子消毒装置に関する。
例えば水稲の種子(種籾)の伝染性病害(いもち病、ばか苗病、苗立枯細菌病、もみ枯細菌病、ごま葉枯病、褐条病等)に対する対策(消毒)は、その重要性から高い防除効果が求められている。
下記特許文献1に記載された種籾消毒装置では、処理振動フィーダによって搬送される種籾が蒸気によって加熱されて消毒される。
ここで、このような種籾消毒装置では、種籾の十分な消毒効果を確保しつつ消毒された種籾の発芽率の低下を抑制できるのが望ましい。
特開2012−55259号公報
本発明は上記事実を考慮し、消毒された種子の発芽率を効果的に制御できる種子消毒装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の種子消毒装置は、種子を蒸気により加熱して消毒する加熱手段と、前記加熱手段による種子の加熱処理を調整し、加熱終了時の種子の温度を制御する制御手段と、を備えている。
請求項2に記載の種子消毒装置は、請求項1に記載の種子消毒装置において、前記制御手段は、前記加熱手段に供給する種子の種類、前記加熱手段に供給する種子の温度、前記加熱手段に供給する種子の水分、前記加熱手段への種子の供給量、前記加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流温度、前記加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流湿度、前記加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流量、及び、前記加熱手段による種子の加熱時間の少なくとも1つを調整することで前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を制御する。
請求項3に記載の種子消毒装置は、請求項1又は請求項2に記載の種子消毒装置において、前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を検出する検出手段を備えている。
請求項4に記載の種子消毒装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の種子消毒装置において、前記制御手段は、前記加熱手段に供給する種子の種類、前記加熱手段に供給する種子の温度、前記加熱手段に供給する種子の水分、前記加熱手段への種子の供給量、前記加熱手段が種子に供給する蒸気量、前記加熱手段が種子に蒸気と共に供給する空気量、前記加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流の湿球温度、及び、前記加熱手段による種子の加熱時間の少なくとも1つに基づき前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を推定する。
請求項5に記載の種子消毒装置は、請求項3又は請求項4に記載の種子消毒装置において、前記制御手段は、前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度に基づき前記加熱手段による種子の加熱処理を調整する。
請求項6に記載の種子消毒装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の種子消毒装置において、前記制御手段は、前記加熱手段が水稲の種子を消毒する場合に前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を74.0℃以上78.5℃以下に制御する。
請求項7に記載の種子消毒装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の種子消毒装置において、前記制御手段は、前記加熱手段が小麦の種子を消毒する場合に前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を71.0℃以上73.0℃以下に制御する。
請求項1に記載の種子消毒装置では、加熱手段が種子を蒸気により加熱して消毒する。
ところで、加熱手段による加熱終了時の種子の温度を制御することで、消毒された種子の発芽率を効果的に制御できることが判明した。
ここで、制御手段が、加熱手段による種子の加熱処理を調整し、加熱終了時の種子の温度を制御する。このため、消毒された種子の発芽率を効果的に制御できる。
請求項2に記載の種子消毒装置では、制御手段が、加熱手段に供給する種子の種類、加熱手段に供給する種子の温度、加熱手段に供給する種子の水分、加熱手段への種子の供給量、加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流温度、加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流湿度、加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流量、及び、加熱手段による種子の加熱時間の少なくとも1つを調整することで、加熱手段による加熱終了時の種子の温度を制御する。このため、加熱手段による加熱終了時の種子の温度を適切に制御できる。
請求項3に記載の種子消毒装置では、検出手段が加熱手段による加熱終了時の種子の温度を検出する。このため、加熱手段による加熱終了時の種子の温度を確認できる。
請求項4に記載の種子消毒装置では、制御手段が、加熱手段に供給する種子の種類、加熱手段に供給する種子の温度、加熱手段に供給する種子の水分、加熱手段への種子の供給量、加熱手段が種子に供給する蒸気量、加熱手段が種子に蒸気と共に供給する空気量、加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流の湿球温度、及び、加熱手段による種子の加熱時間の少なくとも1つに基づき、加熱手段による加熱終了時の種子の温度を推定する。このため、加熱手段による加熱終了時の種子の温度を検出する必要をなくすことができる。
請求項5に記載の種子消毒装置では、制御手段が、加熱手段による加熱終了時の種子の温度に基づき、加熱手段による種子の加熱処理を調整する。このため、加熱手段による加熱終了時の種子の温度を適切に制御できる。
請求項6に記載の種子消毒装置では、加熱手段が水稲の種子を消毒する場合に、制御手段が加熱手段による加熱終了時の種子の温度を74.0℃以上78.5℃以下に制御する。このため、種子の消毒による発芽率の低下を効果的に抑制できると共に、種子の消毒効果を効果的に高くできる。
請求項7に記載の種子消毒装置では、加熱手段が小麦の種子を消毒する場合に、制御手段が加熱手段による加熱終了時の種子の温度を71.0℃以上73.0℃以下に制御する。このため、種子の消毒による発芽率の低下を効果的に抑制できると共に、種子の消毒効果を効果的に高くできる。
本発明の実施形態に係る種子消毒装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る種子消毒装置の気流供給装置を示すブロック図である。 試験1の試験条件を示す表である。 試験1の3号機の試験結果を示すグラフである。 試験1の4号機の試験結果を示すグラフである。 試験2の試験結果を示すグラフである。 試験3の試験結果を示すグラフである。 試験4の試験結果を示す表である。 試験5の試験結果を示す表である。 試験6の第1試験条件を示す表である。 試験6の第1試験結果を示すグラフである。 試験6の第1試験の解析結果を示すグラフである。 試験6の第2試験条件を示す表である。 試験6の第2試験結果を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る種子消毒装置の別例の主要部を示す斜視図である。
[構成]
図1には、本発明の実施形態に係る種子消毒装置10(種籾消毒装置)が側面図にて示されている。なお、図1では、種子消毒装置10の前方を矢印FRで示し、上方をUPで示す。
図1に示す如く、本実施形態に係る種子消毒装置10には、投入手段としての漏斗状の投入ホッパ12が設けられており、投入ホッパ12には、上側から種子14(水稲、麦等の種子)が投入される。投入ホッパ12には、種子状態検出手段としての種子温度計16及び種子水分計18が設けられており、種子温度計16及び種子水分計18は、それぞれ投入ホッパ12内の種子14の温度及び水分を検出可能にされている。
投入ホッパ12の下端部には、供給手段としてのロータリバルブ20が設けられており、投入ホッパ12に投入された種子14は、ロータリバルブ20によって、投入ホッパ12の下端から流下される。また、ロータリバルブ20は、投入ホッパ12の下端からの種子14の流下量(下記トラフ24への供給量)を調整可能にされている。
投入ホッパ12の下側には、加熱手段を構成する搬送手段としての振動フィーダ22が設けられている。
振動フィーダ22には、載置部材としての長尺板状のトラフ24が設けられており、トラフ24は、長手方向を前後方向側へ向けて配置されている。トラフ24は、幅方向に沿った断面がU字状にされており、トラフ24の底壁は、平板状にされている。トラフ24の後側部分は、供給部24Aにされており、トラフ24の前側部分は、処理部24B(熱処理部)にされている。供給部24Aの後部の上側には、投入ホッパ12の下端が配置されており、投入ホッパ12の下端から流下される種子14は、供給部24Aの底壁上に供給される。
トラフ24の供給部24Aにおける下側には、振動手段(時間調整手段)としての振動装置26が接続されており、振動装置26は、トラフ24を長手方向(前後方向側)へ往復振動させる。このため、トラフ24の底壁上に供給された種子14が、薄層状(特に単層状)に均一に分散されると共に、転動される。
トラフ24は、前方へ向かうに従い下方へ向かう方向へ僅かに傾斜されている。これにより、振動装置26がトラフ24を長手方向へ往復振動させることで、トラフ24の底壁上の種子14にトラフ24の往復振動による前側への搬送力のみならず重力による前側への移動力も作用されて、種子14がトラフ24の底壁上を前側へ徐々に搬送されると共に、種子14がトラフ24の底壁上を前側へ搬送される速度が一定に制御される。また、振動装置26によるトラフ24の長手方向への往復振動の振幅が調整されることで、種子14がトラフ24の底壁上を前側へ搬送される速度が調整されて、種子14がトラフ24の底壁上を前側へ搬送される時間が調整される。
トラフ24の処理部24Bの底壁には、多数の通気孔(図示省略)が間隔を最大限に小さくされて貫通形成されており、通気孔は、種子14に比し小さくされて、処理部24Bの底壁上の種子14が通気孔を介して落下不能にされている。
処理部24Bの後側部分の下側には、矩形筒状の導入筒28が配置されており、導入筒28は、トラフ24の長手方向への往復振動を許容している。導入筒28内は、処理部24Bの底壁によって被覆されており、導入筒28内は、処理部24B底壁の通気孔を介して処理部24B内に連通されている。
導入筒28内には、加熱手段を構成する蒸気供給手段としての気流供給装置30(蒸気調製装置)が連通されている。
図2に示す如く、気流供給装置30には、ボイラ32が設けられており、ボイラ32は、蒸気(例えば乾球温度及び湿球温度が100℃で湿度が100%の飽和水蒸気)を発生する。ボイラ32には、電磁弁34が接続されており、電磁弁34は、ボイラ32が発生した蒸気の通過を許可する。電磁弁34には、減圧弁36が接続されており、減圧弁36は、電磁弁34を通過した蒸気が通過すると共に、通過する蒸気の圧力を一定に維持して通過する蒸気の量(流量)を調整する。減圧弁36には、蒸気流量計38が接続されており、蒸気流量計38は、減圧弁36を通過した蒸気が通過すると共に、通過する蒸気の量(流量)を検出する。
気流供給装置30には、送風機40が設けられており、送風機40は、空気を送風する。送風機40には、空気流量計42が接続されており、空気流量計42は、送風機40が送風した空気が通過すると共に、通過する空気の量(流量)を検出する。空気流量計42には、加熱ヒータ44が接続されており、加熱ヒータ44は、空気流量計42を通過した空気が通過すると共に、通過する空気を加熱する。加熱ヒータ44には、逆止弁46が接続されており、逆止弁46は、加熱ヒータ44が加熱した空気が通過すると共に、通過した空気が加熱ヒータ44側に逆流することを防止する。
蒸気流量計38及び逆止弁46は、蒸気過熱ヒータ48に接続されており、蒸気過熱ヒータ48は、蒸気流量計38を通過した蒸気と逆止弁46を通過した空気との混合気体を加熱しつつ通過させて、気流(調製蒸気)を生成する。
図1に示す如く、蒸気過熱ヒータ48は、導入筒28に接続されており、蒸気過熱ヒータ48が生成した気流(蒸気を含む)は、導入筒28内及びトラフ24の処理部24B底壁の多数の通気孔を介して、処理部24B内に下側から供給されて、処理部24Bの底壁上の種子14が気流に曝露される。このため、種子14が気流によって加熱されると共に、種子14が処理部24Bの底壁上を前側へ搬送される時間が種子14の気流による加熱時間にされる。また、気流による加熱が終了した種子14は、処理部24Bの底壁前端から流下される。
導入筒28内には、気流検出手段としての気流温度計50が設けられており、気流温度計50は、導入筒28内の気流の温度(乾球温度)を検出する。導入筒28内には、気流検出手段としての湿球温度計51が設けられており、湿球温度計51は、導入筒28内の気流の湿球温度を検出する。
トラフ24の処理部24Bの上側には、排気フード52が設けられており、排気フード52は、処理部24Bの上側に通過した気流を排気させる。
トラフ24(処理部24B)の前端の下側には、冷却部としてのコンベア54が設けられており、コンベア54は、処理部24Bの底壁前端から流下された種子14が載置されることで、種子14を自然放冷によって冷却しつつ前側に搬送する。これにより、種子消毒装置10による種子14の消毒処理(加熱処理及び冷却処理)が終了される。
種子消毒装置10には、制御手段としての制御装置56が設けられており、制御装置56には、上記種子温度計16、種子水分計18、ロータリバルブ20、振動装置26、ボイラ32、電磁弁34、減圧弁36、蒸気流量計38、送風機40、空気流量計42、加熱ヒータ44、蒸気過熱ヒータ48、気流温度計50、湿球温度計51及びコンベア54が電気的に接続されている。制御装置56には、種子温度計16、種子水分計18、蒸気流量計38、空気流量計42、気流温度計50及び湿球温度計51からの情報が入力されると共に、制御装置56は、ロータリバルブ20、振動装置26、ボイラ32、電磁弁34、減圧弁36、送風機40、加熱ヒータ44、蒸気過熱ヒータ48及びコンベア54の作動を調整する。
[試験1]
試験1では、図3に示す如く、種子消毒装置10についての試験機である3号機、4号機を使用して、加熱後の種子14温度(加熱終了時の種子14の温度)と種子14(消毒された種子14)の発芽率との関係を求めた。なお、3号機と4号機とは、図3に示す項目において異なっている。
試験1では、トラフ24の処理部24Bにおける加熱直後の種子14(処理部24Bの底壁前端から下方に100mm以上250mm以下の位置を流下する種子14)を魔法瓶内に容量の330ml回収した後に、魔法瓶内をゴム栓で密閉した。その後、魔法瓶内に種子14を1分間放置して、魔法瓶内の種子14の温度を保ちつつ安定化させてから、魔法瓶内の中心部の温度を検出手段としてのK型の熱電対58(図15に示されるものと同一のもの)により検出した。この熱電対58により検出した温度を「加熱後の種子14温度(加熱終了時の種子14の温度)」と定義した。
また、種子14の発芽率は、主要農産物種子法に定める「稲の発芽審査方法」に準じて試験を行った。
図3の「気流条件」の欄では、「気流温度」が気流温度計50の検出温度であり、「蒸気量」が蒸気流量計38の検出量であり、「空気量」が空気流量計42の検出量である。図3の「種子条件」の欄では、「種子水分」が種子水分計18の検出水分であり、「種子温度」が種子温度計16の検出温度である。図3の「種子と気流の接触条件」の欄では、「種子供給量」がロータリバルブ20による投入ホッパ12下端からの種子14の流下量であり、「振幅」が振動装置26によるトラフ24の長手方向への往復振動の振幅であり、「加熱時間」が処理部24Bにおける種子14の気流による加熱時間である。図3の「加熱後の種子の冷却方法」の欄は、冷却部における種子14の冷却方法である。図3の「延べ試験条件件数」の欄では、1点が種子14の上記魔法瓶4個分である。
図4及び図5に、試験1の結果を示す。図4及び図5では、1個の○が、図3の「延べ試験条件件数」の1点であり、種子14の上記魔法瓶4個分の平均値である。
図4に示す如く、3号機では、加熱後の種子14温度が78.5℃以下であれば、種子14の発芽率が発芽審査基準値(90%)以上である。図5に示す如く、4号機では、加熱後の種子14温度が78.5℃以下であれば、種子14の発芽率が発芽審査基準値以上である。
このため、加熱後の種子14温度と種子14の発芽率とは、強い関係性があり、水稲(コシヒカリ)の種子14の場合、加熱後の種子14温度を78.5℃以下(好ましくは75.0℃±1.0℃以下)に制御すれば、種子14の発芽率を発芽審査基準値以上に制御できる。特に、図4に示す如く、加熱後の種子14温度が75.0℃以下であれば、種子14の発芽率が95%を超えるため、加熱後の種子14温度を75.0℃以下に制御するのが望ましい。
[試験2]
試験2では、水稲の種子14の伝染性病害であるばか苗病菌の罹病種子14(自然感染籾、「甚」発生ほ場から採取)について、試験1の3号機を使用して、加熱後の種子14温度とばか苗病菌の殺菌率(種子14の消毒効果)との関係を求めた。
図6に、試験2の結果を示す。図6の○は、試験1の図4及び図5の○と同一である。
図6に示す如く、加熱後の種子14温度とばか苗病菌の殺菌率とには、高い相関関係(R=0.78、ピアソンの無相関検定の結果、1%以下の危険率で両者に相関あり)が認められる。このため、加熱後の種子14温度を制御すれば、種子14の消毒効果を制御できる。また、ばか苗病菌の殺菌率は、好ましくは80%以上であるため、加熱後の種子14温度を74.0℃以上に制御するのが好ましい。
[試験3]
試験3(2014年3月実施)では、試験1の4号機を使用し、加熱後の種子14温度を75℃に設定して、産地及び品種の少なくとも一方が異なる15種類の2013年度産の水稲の種子14の発芽率を調査した。さらに、比較対象として、無消毒処理の当該15種類の種子14の発芽率も調査した。
図7に示す如く、4号機を使用した消毒処理(加熱処理及び冷却処理であり、図7の蒸気処理)の場合、何れの種類の種子14でも、発芽率が発芽審査基準値(90%)以上である。さらに、この消毒処理(図7の蒸気処理)の場合は、無消毒処理(図7の無処理)の種子14との間に有意差を認められなかった(危険率1%)。
このため、加熱後の種子14温度を75℃に設定することは、多くの水稲の種子14に対して汎用的に利用できる。
[試験4]
試験4では、試験1の3号機を使用し、加熱後の種子14温度を75℃に設定して、種子伝染性病虫害によって汚染された水稲の種子14を対象に消毒処理(加熱処理及び冷却処理)を行った。さらに、この消毒処理を行った種子14につき、病原菌の生死判定や育苗による病害防除効果判定等を実施して、加熱後の種子14温度を75℃に設定した場合における消毒性能を評価した。また、消毒性能の評価は、相対比較法とし、慣用技術である温湯浸漬消毒(温湯60℃で浸漬時間が10分又は15分)を比較対象とした。
図8に示す如く、3号機を使用した場合には、大半の病害に対して、温湯浸漬消毒と同等の消毒性能を有し、一部の病害に対しては、温湯浸漬消毒に優る消毒性能を有している。
このため、加熱後の種子14温度を75℃に設定する際の消毒性能は、実用的に利用できる。
[試験5]
試験5では、小麦及び大麦の種子14について、加熱後の種子14温度と種子14の発芽率及び種子14の消毒効果との関係を調査した。
図9に示す如く、小麦及び大麦の種子14についても、加熱後の種子14温度と種子14の発芽率及び種子14の消毒効果とは、強い関係性があり、加熱後の種子14温度を制御すれば、種子14の発芽率及び種子14の消毒効果を高くできる。小麦の種子14については、加熱後の種子14温度を71.0℃以上73.0℃以下に制御することで、種子14の発芽率及び種子14の消毒効果を効果的に高くできる。大麦の種子14については、加熱後の種子14温度を71.4℃以上77.4℃以下に制御することで、種子14の発芽率を効果的に高くできるのみならず、これまで全く殺菌できなかった黒節病菌を殺菌することができる。
このため、加熱後の種子14温度を制御することは、水稲以外の種子14に対しても利用できる。
[試験6]
試験6では、図10に示す如く、試験1の4号機を使用し、加熱後の種子14温度を実測(検出)して、図11の頻度分布となった。加熱後の種子14温度は、最大82.7℃で最小70.3℃であった。なお、図10の各欄は、試験1の図3の各欄と同様の意義である。
次に、加熱後の種子14温度を推定するため、以下の式1を作成した。
加熱後の種子14温度=A1×蒸気量+A2×空気量+A3×種子供給量
+A4×振幅+A5×種子温度+B ・・・式1
なお、式1の蒸気量、空気量、種子供給量、振幅、及び、種子温度は、試験1の図3と同様の意義である。また、A1〜A5は、係数であり、Bは、切片(定数)である。
式1を図10によるサンプル60点(延べ試験条件数)に当てはめて、最も精度良く加熱後の種子14温度を推定できる重回帰式を作成した。重回帰式の作成は、ステップワイズ法で行った。
図12は、式1の検量線を用いて、加熱後の種子14温度の推定値を評価したグラフである。図12の○は、試験1の図4及び図5の○と同一である。決定係数Rは、0.98であり、加熱後の種子14温度の実測値と推定値との差の大きさを示すSEC(重回帰式の標準誤差)は、0.39(℃)であった。このため、加熱後の種子14温度を高い精度で推定できる。
また、SECは、Standard Error Of Calibrationの略で、一般的な標準誤差と同様に扱ってもよい。このため、SECの2倍(測定値の±0.78℃)のエリアに推定値のデータが入る確率は、95%となる。さらに、図12の破線は、検量線から±1.0℃のエリアを示しており、大半の実測値が当該エリアに入っていることからも、検量線の精度を評価できる。
なお、式1の蒸気量又は空気量に代えて、湿球温度計51が検出した気流の湿球温度を使用してもよい。さらに、式1に種子消毒装置10の保有熱を変数として加えてもよい。
次に、図13に示す如く、試験1の4号機を使用し、上記の検量線の精度を評価した。なお、図13の各欄は、試験1の図3の各欄と同様の意義である。
図14に評価結果を示す。図14の○は、試験1の図4及び図5の○と同一である。
図14に示す如く、検量線は、高い精度で加熱後の種子14温度を推定可能であった。
以上により、蒸気量、空気量、種子供給量、振幅、及び、種子温度を実測すれば、加熱後の種子14温度を、70℃〜82℃前後の範囲であれば、高い精度(SEC=0.39)で推定できることが明らかになった。このため、検量線を使用して、加熱後の種子14温度(特に75.0℃±1.0℃以内)を推定できる。
なお、種子14の品種間差や種子水分(試験1の図3と同様の意義)を考慮した検量線に対する補正値を作成してもよい。さらに、加熱後の種子14温度を推定する温度範囲を狭くしてもよい(例えば72℃〜78℃)。
[作用]
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の種子消毒装置10では、投入ホッパ12に上側から種子14が投入される。また、種子温度計16及び種子水分計18がそれぞれ投入ホッパ12内の種子14の温度及び水分を検出する。
投入ホッパ12に投入された種子14は、ロータリバルブ20によって、投入ホッパ12の下端から流下される。また、ロータリバルブ20が投入ホッパ12の下端からの種子14の流下量を調整する。
投入ホッパ12の下端から流下される種子14は、振動フィーダ22のトラフ24の供給部24Aの底壁上に供給される。また、振動装置26がトラフ24を長手方向へ往復振動させることで、トラフ24の底壁上に供給された種子14が、薄層状に均一に分散されると共に、転動されて、前側へ徐々に一定速度で搬送される。さらに、振動装置26によるトラフ24の長手方向への往復振動の振幅が調整されることで、種子14がトラフ24の底壁上を前側へ搬送される速度が調整される。
気流供給装置30では、ボイラ32が蒸気を発生することで、ボイラ32が発生した蒸気が、電磁弁34に通過を許可されて、減圧弁36及び蒸気流量計38を通過する。これにより、減圧弁36が通過する蒸気の量を調整し、蒸気流量計38が通過する蒸気の量を検出する。
さらに、気流供給装置30では、送風機40が空気を送風することで、送風機40が送風した空気が空気流量計42、加熱ヒータ44及び逆止弁46を通過する。これにより、空気流量計42が通過する空気の量を検出し、加熱ヒータ44が通過する空気を加熱し、逆止弁46が通過した空気が加熱ヒータ44側に逆流することを防止する。
蒸気流量計38を通過した蒸気と逆止弁46を通過した空気とは、蒸気過熱ヒータ48に到達する前に混合されて、蒸気過熱ヒータ48によって加熱されつつ蒸気過熱ヒータ48を通過することで、気流が生成される。
蒸気過熱ヒータ48によって生成された気流(蒸気を含む)は、振動フィーダ22において、導入筒28内及びトラフ24の処理部24B底壁の多数の通気孔を介して、処理部24B内に下側から供給されて、処理部24Bの底壁上の種子14が気流に曝露される。このため、種子14が、処理部24Bの底壁上を前側へ搬送される間、気流によって加熱され、その後に処理部24Bの底壁前端から流下される。また、気流温度計50が導入筒28内の気流の温度を検出すると共に、湿球温度計51が導入筒28内の気流の湿球温度を検出する。さらに、処理部24Bを上側に通過した気流が排気フード52を介して排気される。
処理部24Bの底壁前端から流下された種子14は、コンベア54に載置されて、コンベア54が冷却しつつ前側に搬送する。
以上により、種子消毒装置10による種子14の消毒処理が終了する。
ところで、試験1〜試験5によれば、加熱後の種子14温度(処理部24Bにおける加熱終了時の種子14の温度)を制御すれば、種子14(消毒された種子14)の発芽率及び種子14の消毒効果を制御できる。
ここで、制御装置56が、ロータリバルブ20(図3の種子供給量)、振動装置26(図3の加熱時間)、減圧弁36(図3の蒸気量)、送風機40(図3の空気量)、加熱ヒータ44(図3の気流温度)、及び、蒸気過熱ヒータ48(図3の気流温度)の少なくとも1つを調整して(図3の種子温度、種子水分及び種子14の品種の少なくとも1つを調整してもよい)、気流(蒸気を含む)による種子14の加熱処理を調整することで、加熱後の種子14温度を制御する。このため、加熱後の種子14温度を適切に制御でき、種子14の発芽率及び種子14の消毒効果を効果的に制御できる。
さらに、水稲の種子14を消毒する場合には、制御装置56が、加熱後の種子14温度を74.0℃以上78.5℃以下(好ましくは75.0℃±1.0℃)に制御する。このため、試験1〜試験4の試験結果から、種子14の消毒による発芽率の低下を効果的に抑制できると共に、種子14の消毒効果を効果的に高くできる。
また、試験6によれば、蒸気流量計38の検出量(図3の蒸気量)、空気流量計42の検出量(図3の空気量)、ロータリバルブ20による種子14流下量(図3の種子供給量)、振動装置26によるトラフ24の長手方向への往復振動の振幅(図3の振幅)、及び、種子温度計16の検出温度(図3の種子温度)に基づき、式1の検量線を使用して、加熱後の種子14温度を推定できる。
ここで、制御装置56が、蒸気流量計38の検出量(図3の蒸気量)、空気流量計42の検出量(図3の空気量)、ロータリバルブ20による種子14流下量(図3の種子供給量)、振動装置26によるトラフ24の長手方向への往復振動の振幅(図3の振幅)、及び、種子温度計16の検出温度(図3の種子温度)に基づき(図3の蒸気量又は空気量に代えて湿球温度計51が検出した気流の湿球温度に基づいてもよく、追加的に種子消毒装置10の保有熱、図3の品種及び図3の種子水分に基づいてもよい)、式1の検量線を使用して、加熱後の種子14温度を推定する。このため、加熱後の種子14温度を検出する必要をなくすことができると共に、リアルタイムで加熱後の種子14温度を推定できる。
さらに、制御装置56が、推定した加熱後の種子14温度に基づき、気流(蒸気を含む)による種子14の加熱処理を調整する。このため、加熱後の種子14温度に誤差が発生した場合でも、当該誤差をなくすことができ、加熱後の種子14温度を適切に制御できる。
また、図15に示す如く、本実施形態において、振動フィーダ22におけるトラフ24(処理部24B)の前端下側において、加熱後の種子14温度を熱電対58が検出してもよい。
この場合、処理部24Bの底壁前端から下方に100mm以上250mm以下の範囲に、収容部材としての保温断熱ビン60が設けられており、保温断熱ビン60は、側面視断面逆台形箱状にされて、水平断面積が上側から下側に向かうに従い小さくされている。保温断熱ビン60の上面は、開口されており、保温断熱ビン60内には、処理部24Bの底壁前端から流下する種子14が上側から収容される。保温断熱ビン60は、内部の種子14を下側に徐々に排出可能にされており、種子14は、保温断熱ビン60内に所定時間(例えば1分間)収容される。保温断熱ビン60には、熱電対58が設けられており、熱電対58は、保温断熱ビン60内の中心部の温度を加熱後の種子14温度として検出する。また、熱電対58は、制御装置56に電気的に接続されている。
ここで、熱電対58が加熱後の種子14温度を検出する。このため、加熱後の種子14温度をリアルタイムで検出できる。
さらに、制御装置56が、熱電対58が検出した加熱後の種子14温度に基づき、気流による種子14の加熱処理を調整する。このため、加熱後の種子14温度に誤差が発生した場合でも、当該誤差をなくすことができ、加熱後の種子14温度を適切に制御できる。
なお、本実施形態では、熱電対58が加熱後の種子14温度を検出する。しかしながら、赤外線センサ等が加熱後の種子14温度を検出してもよい。
10 種子消毒装置
14 種子
22 振動フィーダ(加熱手段)
30 気流供給装置(加熱手段)
56 制御装置(制御手段)
58 熱電対(検出手段)

Claims (7)

  1. 種子を蒸気により加熱して消毒する加熱手段と、
    前記加熱手段による種子の加熱処理を調整し、加熱終了時の種子の温度を制御する制御手段と、
    を備えた種子消毒装置。
  2. 前記制御手段は、前記加熱手段に供給する種子の種類、前記加熱手段に供給する種子の温度、前記加熱手段に供給する種子の水分、前記加熱手段への種子の供給量、前記加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流温度、前記加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流湿度、前記加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流量、及び、前記加熱手段による種子の加熱時間の少なくとも1つを調整することで前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を制御する請求項1記載の種子消毒装置。
  3. 前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を検出する検出手段を備えた請求項1又は請求項2記載の種子消毒装置。
  4. 前記制御手段は、前記加熱手段に供給する種子の種類、前記加熱手段に供給する種子の温度、前記加熱手段に供給する種子の水分、前記加熱手段への種子の供給量、前記加熱手段が種子に供給する蒸気量、前記加熱手段が種子に蒸気と共に供給する空気量、前記加熱手段が種子に供給する蒸気を含む気流の湿球温度、及び、前記加熱手段による種子の加熱時間の少なくとも1つに基づき前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を推定する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の種子消毒装置。
  5. 前記制御手段は、前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度に基づき前記加熱手段による種子の加熱処理を調整する請求項3又は請求項4記載の種子消毒装置。
  6. 前記制御手段は、前記加熱手段が水稲の種子を消毒する場合に前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を74.0℃以上78.5℃以下に制御する請求項1〜請求項5の何れか1項記載の種子消毒装置。
  7. 前記制御手段は、前記加熱手段が小麦の種子を消毒する場合に前記加熱手段による加熱終了時の種子の温度を71.0℃以上73.0℃以下に制御する請求項1〜請求項5の何れか1項記載の種子消毒装置。
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