JP2013201972A - 苗移植機 - Google Patents

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Hitoshi Yamazaki
仁史 山崎
Manabu Namoto
学 名本
Kazuhiko Ishii
和彦 石井
Yusuke Okuhira
雄右 奥平
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】油圧バルブを閉じても、苗植付装置の油圧バルブ内から作動油が漏れ出し、昇降用油圧シリンダが少しずつ伸びて苗植付部が下降する不具合を防止した苗移植機を提供すること。
【解決手段】苗を積載する苗植付部4を昇降自在に機体後部に設け、該苗植付部4の下部に圃場に苗を植え付ける苗植付装置52とけ、苗植付部4を昇降させる昇降アクチュエータ46に作動油を供給する油圧バルブVと該苗植付装置52の作動の入切及び前記苗植付部4の昇降を操作する作業操作レバー16を設けた苗移植機において、作業操作レバー16の操作位置を検出する操作検知手段16aにより作業操作レバー16が中立位置に操作されたことが検知されると、油圧バルブVをロック状態に切り替える構成としたことにより、油圧バルブVから作動油が漏れて昇降アクチュエータ46が作動して苗植付部4が下降する不具合を防止できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、対地作業装置付きの苗移植機に関する。
フロート付きの苗植付部を備えた苗移植機において、苗植付部を油圧シリンダで昇降させる構成が知られている。
なお、本明細書では苗移植機の前進方向を前側、後退方向を後側といい、前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左側、右側ということにする。
特開2011−19373号公報 特開2009−022290号公報
引用文献1、2の苗移植機には、圃場面に接地して凹凸に合わせて回動し、この回動量に応じて油圧バルブを開閉して昇降用油圧シリンダを伸縮させて苗植付装置の植付高さを適正な高さに変更する機構が備えられている。また、この回動量の大小を圃場条件に合わせて変更する苗植付部の油圧感度を切り替える油圧操作レバーが設けられている。
しかしながら、この油圧感度を切り替える油圧操作レバーを操作して油圧回路の油圧バルブを閉じても、苗植付部の重量によって内圧が高まると油圧バルブ内から作動油が漏れ出し、昇降用油圧シリンダが少しずつ伸びて苗植付部が下降し、作業再開時の苗植付部の下降距離が変わってしまう問題がある。
苗植付部の下降距離が短くなっていることに気付かず作業を再開すると、作業者が苗植付部を下降させ過ぎて植付始めの際の苗が深く植えられ過ぎ、生育不良を起こす問題や、圃場と苗植付部の下部の接触により、苗植付部が破損する問題がある。
また、油圧バルブを閉じる操作をする際、切替ワイヤの長さなどの構造上の条件によっては、油圧バルブを閉じる位置を通り越して油圧を上げる位置にまで誤操作されてしまい、内圧が高まってリリーフ弁が短時間に連続して開閉することにより、不快な異音が発生する問題がある。
本発明の課題は、油圧バルブを閉じても、苗植付装置の油圧バルブ内から作動油が漏れ出し、昇降用油圧シリンダが少しずつ伸びて苗植付部が下降する不具合をなくした苗移植機を提供することである。
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、圃場を走行する走行車体(2)と、走行車体(2)の後部に取り付けられた、圃場に苗を植え付ける苗植付装置(52)を有する昇降自在な苗植付部(4)と、苗植付部(4)を昇降させる昇降アクチュエータ(昇降用油圧シリンダ)(46)と、苗植付部(4)の昇降度合いに応じて該昇降アクチュエータ(46)に作動油を供給する油圧回路内に設けた油圧バルブ(V)と、苗植付部(4)の苗植付装置(52)による苗植付作業の入切操作を行う作業操作レバー(16)を設けた苗移植機であって、
該作業操作レバー(16)が中立位置(植付作業切りで且つ植付部昇降停止)に操作されると油圧バルブ(V)がロック状態に切り替わる構成としたことを特徴とする苗移植機である。
請求項2記載の発明は、前記作業操作レバー(16)の操作角度を検知する検知手段(16a)を設け、該検知手段(16a)の検知した操作位置を認識する制御装置(100)を設け、該制御装置(100)の信号によって前記油圧バルブ(V)をロック状態に切り替える閉鎖アクチュエータ(H)を設け、前記作業操作レバー(16)が中立位置に操作されたことを前記検知手段(16a)が検知すると該閉鎖アクチュエータ(H)を作動させて前記油圧バルブ(V)をロック状態に切り替える制御構成としたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項3記載の発明は、前記作業操作レバー(16)の中立位置の側方に回動自在に油圧ロックカム(28)を設け、該油圧ロックカム(28)の他端部に引張アーム(29)を設け、前記油圧バルブ(V)をロック状態にするために、該引張アーム(29)の一端を連結した切替ワイヤ(30)を設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項4記載の発明は、前記走行車体(2)に作業者が搭乗する作業座席(31)を設け、該作業座席(31)の前側に前記作業操作レバー(16)を含む操縦部を設け、該作業操作レバー(16)の中立位置を含めた操作位置を決めるためのレバーガイド(21)を設け、前記作業操作レバー(16)の中立位置の側方にあるレバーガイド(21)に油圧ロックガイド部(21a)を形成し、該油圧ロックガイド部(21a)に作業操作レバー(16)が移動可能な構成とし、前記作業操作レバー(16)の下端部に切替ワイヤ(30)の一端を連結し、前記作業操作レバー(16)を油圧ロックガイド部(21a)に操作すると切替ワイヤ(30)に引っ張られて油圧バルブ(V)がロック状態になる構成としたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項5記載の発明は、前記油圧操作レバー(16)の操作位置に形成される複数の操作溝(74a,74b,74c,74d,74e;74f,74g)を有する平面視L字型の操作板(74)に設け、該平面視L字型の操作板(74)の長辺部に油圧感度切替用の操作溝(74a,74b,74c,74d)を形成し、
該平面視L字型の操作板(74)の短辺部に油圧ロック溝(74f)と静音ロック溝(74g)を形成し、静音ロック溝(74g)を油圧ロック溝(74f)よりも長辺部の前記油圧感度切替用の操作溝(74a,74b,74c,74d,74e)寄りの位置に形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の苗移植機である。
請求項1記載の発明によれば、作業操作レバー16を中立位置に操作したときに油圧バルブVが「油圧ロック」状態になることにより、苗植付部4の重量等の影響で、油圧バルブVから作動油が漏れ、この作動油が昇降アクチュエータ46を作動させて苗植付部4を下降させることを防止できるので、苗や肥料の補充作業中に苗植付部4が下がることがなく、作業再開前に苗植付部4を上昇させる操作が不要となり、作業能率が向上する。
また、苗植付部4の高さが停車中に変わらないので、作業を再開した際に苗植付部4を下げ過ぎることを防止でき、植付深さが深くなり過ぎて苗が生育不良を起こすことが防止されると共に、苗植付部4の破損を防止できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、作業操作レバー操作角度の検知手段16aが作業操作レバー16を中立位置に操作したことを検知すると、閉鎖アクチュエータHが作動して油圧バルブVを「油圧ロック」状態に切り替える構成としたことにより、作業操作レバー16を中立位置に操作したときには油圧バルブVからの作動油の漏れがなくなるため、苗植付部4の上下位置が確保され、作業再開後の調整操作が不要となり、作業能率が従来技術より向上する。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、作業操作レバー16を中立位置に操作すると、作業操作レバー16に押されて油圧ロックカム28が回動し、引張アーム29が切替ワイヤ30を引っ張って油圧バルブVを「油圧ロック」状態とする構成としたことにより、作業操作レバー16を中立位置に操作したときには自動的に油圧バルブVからの作動油の漏れがなくなるため、苗植付部4の上下位置が確保され、作業再開後の調整操作が不要となり、作業能率が向上する。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、作業操作レバー16を中立位置から油圧ロックガイド部21aに操作すると、切替ワイヤ30を引っ張って油圧バルブVを「油圧ロック」状態とする構成としたことにより、前記中立位置では自動的に油圧バルブVからの作動油の漏れがなくなるため、苗植付部4の上下位置が確保され、作業再開後の調整操作が不要となり、作業能率が向上する。
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、静音油圧ロック溝74gを、長辺部の油圧感度切替用の操作溝(74a,74b,74c,74d,74e)寄りの位置に形成したことにより、油圧バルブVの操作時に油圧バルブVを「油圧ロック」状態とする位置を越えて、油圧が上昇する位置に切り替わることを防止できるので、油圧バルブVが異音を生じることが防止され、静音作業が可能になり、作業者の労力が軽減される。
本発明の実施例の乗用型苗移植機の側面図である。 図1の乗用型苗移植機の平面図である。 図1の乗用型苗移植機の制御ブロック図である。 図1の乗用型苗移植機の作業操作レバー位置を基準とする油圧バルブの制御を示すブロック図である 図1の乗用型苗移植機の作業操作レバーと油圧バルブの連動関係を示す図である。 図1の乗用型苗移植機の別実施例の作業操作レバーと油圧バルブの連動関係を示す図である。 本実施例の油圧操作レバー操縦溝付近の平面図(図7(a))と従来技術の油圧操作レバー操縦溝付近の平面図(図7(b))である。 図1の乗用型苗移植機のフロートの底面に溝を設けた構成を示す正面図(図8(a))と側面図(図8(b))と、底面の溝の深さを示す側面図(図8(c),図8(d))である。 図1の乗用型苗移植機の複数のフロートの連動機構の斜視図である。 図1の乗用型苗移植機の斜視図である。 図1の乗用型苗移植機のセンターマスコットに振り子を取り付けた場合の構成を示す機体背面図(図11(a),図11(b))及び振り子の正面図(図11(c))である。 図10の乗用型苗移植機のセンターマスコット部分の側面図(図12(a))と正面図(図12(b))である。 図1乗用型苗移植機の一実施例の車体平面図(図13(a))と、フロアステップの第1格子部材の側面図(図13(b))である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明を用いた一実施例である乗用型苗移植機の側面図と平面図である。この乗用型苗移植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着されている。
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10,10及び左右一対の後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13,13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10,10が各々取り付けられている。
また、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
さらに、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸(図示せず)を支点にして後輪ギアケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギアケース18,18から外向きに突出する後輪車軸11aに後輪11,11が取り付けられている。
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、静油圧式無段変速装置(HST)23などを介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。
そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ギアケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース(図示せず)に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動される。
エンジン20の上部に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。フロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は多数の穴が設けられており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38を設けても良い。昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。
そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降用油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
苗植付部4は4条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口51a,…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a,…に供給すると苗送りベルト54,…により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a,…に供給された苗を圃場に植え付ける苗植付装置52,…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ(図示せず)等を備えている。苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。
これらフロート55,56,56を、圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55,56,56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,…により苗が植え付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動がフロート昇降センサ94(図1,図4)により検出され、その検出結果に応じ前記昇降用油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
苗植付部4には整地装置の一例であるロータ27(27a,27b)が取り付けられている。また、苗載台51は苗植付部4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65の支持ローラ65a(図1)をレールとして左右方向にスライドする構成である。
施肥装置5は、肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61,…によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62,…でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド(図示せず),…まで導き、施肥ガイド,…の前側に設けた作溝体64(図1),…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータ53で駆動するブロア58で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ59を経由して施肥ホース62,…に吹き込まれ、施肥ホース62,…内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
図示しないロータ駆動部からの駆動力を後輪11とロータ27a,27bに伝達する後輪ギアケース(リアファイナルケース)18内に設けた入力ギア(図示せず)に伝動され、さらに整地出力ベベルギア(図示せず)を前端部に装着した自在継手85を介して整地伝動軸72に動力伝達される。
苗植付部4を昇降自在にするリンク機構3をリンクベースフレーム42に装着するが、リンク機構3のリンクベースフレーム42への取付支点を後輪11の車軸11aよりも機体前側に配置した。これにより、苗植付部4を上昇させると苗植付部4が後退しつつ上昇する構成となるため、苗植付部4の昇降により図示しない整地伝動軸が連結状態または非連結状態に切り替わるため、苗植付部4が所定高さ以下になると整地装置27a,27bが作動する構成とすることができるので、旋回の開始及び終了時、苗植付作業の開始及び終了時等に整地装置27a,27bの操作が不要となり、作業能率と操作性が従来より向上する。
整地ロータ27a,27bの駆動部には、苗載台51の前記支持枠体65の両側辺部材65bに上端を回動自在に支持された梁部材66と該梁部材66の両端に固着した支持アーム67と該支持アーム67に回動自在に取り付けられたロータ支持フレーム68が設けられている。また、ロータ昇降用モータ(図示せず)が梁部材66の軸方向延長線上に設けられている。ロータ支持フレーム68の下端には整地ロータ27(27a,27b)の駆動軸(図示せず)が取り付けられている。また、該ロータ支持フレーム68の下端部近くは伝動ケース50に回動自在に取り付けられた連結部材71(図1)に連結している。
また、図示しないロータ昇降用モータに代えて支持アーム67に支持されたロータ高さ調節レバー69(図1)の操作により支持アーム67を前後方向に回動させてロータ支持フレーム68を上下動させても良い。
図3に本実施例に関連する制御ブロック図を示す。
フロート55,56により、圃場の凹凸を検知して昇降油圧シリンダ46に作動油を供給する油圧回路(図示せず)内の油圧バルブVを介して走行車体2の内部に装着しているので、フロート55,56が圃場の凹凸面に応じて上下動することで、前記油圧バルブVを開閉させるための構成(後述の図4に示す作業操作レバー位置を基準とする油圧バルブの制御、又は図5又は図6に示す作業操作レバー16と油圧バルブVの連動構成)と苗植付装置52による苗植付作業の入切操作を行う作業操作レバー16の操作を連動させることができる。
なお、本実施例には苗移植機が旋回した後で、苗の植始め位置を後輪11の回転数に基づいて自動的に行う制御モード(自動植付開始モード)の設定ができる構成を備えている。この制御モード設定は旋回開始タイミングをハンドル34の旋回角度を検知する旋回角度センサ34aで検知し、該旋回角度センサ34aで検知した旋回開始時からの走行距離を車輪(旋回内側に後輪11)の回転数に基づき測定し、前記走行距離が所定値に達すると作業操作レバー16の操作をしなくても、自動的に昇降用油圧シリンダ46が苗植付部4を下降させて、苗植付装置52が作動して苗の植え付けを開始する自動植付開始モードに設定する。
作業座席31の右側方に苗植付部4の昇降や苗植付装置52の作動を操作する作業操作レバー16を設け、作業座席31の左側方に油圧感度の切替を行う油圧操作レバー17を設けている。
作業操作レバー16の操作位置を検知できる作業操作レバー位置検知センサ(ポテンショメータ)16a(図4)を該レバー16の基部近くに配置しておけば、自動植付開始モードを利用して作業操作レバー16が中立位置に移動操作されたことを該ポテンショメータ16aが検知すると、制御装置100が信号を発し、図4に示す走行車体2の内部に装着される油圧回路(図示せず)の油圧バルブVの開閉を切り替えるシリンダモータ22を「閉」方向に作動させることによって、油圧バルブVを「ロック状態」に切り替えることにより、作業操作レバー16の中立操作時には油圧バルブVからの作動油の漏れがなくなるため、昇降油圧シリンダ46が作業者の意図しない伸張作動をして苗植付部4が下降することが防止され、苗植付部4の上下位置が確保され、作業再開後の調整操作が不要となり、作業能率が向上する。図4に示す構成を本明細書では電子制御式の油圧バルブVの開閉機構という。
作業操作レバー16を中立位置に操作したときに油圧バルブVが「閉」になることにより、油圧バルブVから作動油が漏れて昇降油圧シリンダ46が作動して苗植付部4が下降することを防止できるので、苗や肥料の補充作業中に苗植付部4が下がることがなく、作業再開前に苗植付部4を上昇させる操作が不要となり、作業能率が向上する。
また、苗植付部4の高さが停車中に変わらないので、作業を再開した際に苗植付部4を下げ過ぎることが防止でき、植付深さが深くなり過ぎて苗が生育不良を起こすことが防止されると共に、苗植付部4の破損を防止できる。
また、作業操作レバー16を中立位置に操作したときに前記油圧バルブVを開閉させる機械的な連動機構として図5や図6に示すように、作業操作レバー16を中立位置に操作すると、機械的な連動機構を解して油圧バルブVをロック状態に切り替える構成を採用してもよい。
図5に平面図で示す作業操作レバーガイド21にあるように、前記作業操作レバー16が中立位置に操作されると、該作業操作レバー16と接触した油圧ロックカム28が作業操作レバー16に押され、該油圧ロックカム28の回動軸28aを支点として矢印(イ)方向に回動し、これに伴って前記作業操作レバー16に接触したカム部分とは反対側の油圧ロックカム28の基部が固着したアーム29の先端に接続したワイヤ30を矢印(ロ)方向に引っ張る。前記作業操作レバー16が中立位置に操作されると同時にワイヤ30が矢印(ロ)方向に引っ張られることで、植付クラッチ(図示省略)が「切」となり苗植付装置52の駆動が停止し、昇降油圧シリンダ46の伸縮作動が停止して苗植付部4の昇降がその位置で停止するとともに、該昇降油圧シリンダ46に作動油の送油を行う油圧バルブVがロック状態となる。
上記したとおり、作業操作レバー16を「中立」位置に操作すると油圧ロックカム28が回動し、引張アーム29が切替ワイヤ30を油圧バルブVがロック状態となる方向に引っ張る構成としたことにより、作業操作レバー16が「中立」位置にあるときには油圧バルブVから作動油が漏れ出すことが防止されるため、苗植付装置4の上下位置が確保され、作業再開後の調整操作が不要となり、作業能率が向上する。
また、図6に平面図で示す別実施例の作業操作レバーガイド21にあるように、前記作業操作レバー16が中立位置でレバーガイド21の中央からガイド長手方向に直交する方向にガイド溝21aを設けておき、作業操作レバー16が中立位置に来るとレバーガイド21の中央からガイド長手方向直交する方向にあるガイド溝21aにレバー16を挿入することで油圧シリンダ46と苗植付装置52の植付クラッチ(図示せず)を確実にロックする構成とすることもできる。ガイド溝21aを油圧ロック溝と呼ぶことにすると作業操作レバー16を「中立」位置から油圧ロック溝21aに傾斜操作(矢印A方向)すると前記作業操作レバー16に接続した切替ワイヤ30が引っ張られ、この引っ張り動作に伴い該切替ワイヤ30が油圧バルブVを矢印B方向に回転させて油圧ロック状態となる方向に引っ張る構成としたことにより、作業操作レバー16が「中立」位置にあるときには油圧バルブVから作動油が漏れ出すことが防止されるため、苗植付部4の上下位置が確保され、作業再開後の調整操作が不要となり、作業能率が従来技術より向上する。
このように、図4,図5,図6に示す3つの方法で作業操作レバー16を中立位置に操作したときに油圧バルブVがロック状態になることにより、上昇状態の苗植付部4の重量等の影響で油圧バルブVから作動油が漏れ出し、昇降用油圧シリンダ46が伸長作動して苗植付部4が下降する不具合を防止できるので、苗や肥料の補充作業中に苗植付装置4が下がることがなく、作業再開前に苗植付部4を上昇させる操作が不要となり、作業能率が向上する。
また、作業操作レバー16を中立位置に操作したときに油圧バルブVがロック状態になることにより、苗植付装置4の高さが停車中に変わらないので、苗の植付作業を再開した際に苗植付装置4を下げ過ぎることがなくなる。そのため、苗の植付深さが深くなり過ぎて苗が生育不良を起こすことが防止されると共に、苗植付装置4の破損を防ぐことができる。
図7(a)の平面図に本実施例の油圧操作レバー17の操縦溝を示すように、油圧操作レバー17(作業操作レバー16とは異なる)の操縦溝74a,74b,74c,74d,74e;74f,74gを有する操作板74を平面視L字型に形成してレバーガイド73に隣接した位置に配置した。図7(b)には従来の油圧操作レバー17の操縦溝74a’ ,74b’ ,74c’ ,74d’ ,74e’を有する操作板74’を示す。図7(a),図7(b)共に油圧感度の感度切替用の操作溝74a,74b,74c,74d,74e;74a’ ,74b’ ,74c’ ,74d’ ,74e’をそれぞれ操作板74,74’に一列状に形成し、油圧操作レバー17,17’にそれぞれ設けた突起17a,17a’が5つの操作溝74a,74b,74c,74d,74e又は操作溝74a’ ,74b’ ,74c’ ,74d’ ,74e’のいずれかにそれぞれ入ることで感度を設定できるようになっており、図7(a),図7(b)には感度を74a,74a’,…「鈍感側」〜74e,74e’ ,…「敏感側」まで5段階に切り替え可能なように帯状の操作板74,74’にそれぞれ操作溝を形成している。
さらに、図7(a)と図7(b)に示す操作溝74aと操作溝74a’の感度1以下の領域に油圧ロック溝74f,74f’を設けているが、図7(a)に示す油圧ロック溝74fに油圧操作レバー17の突起17bが入ると、又は図7(b)に示す油圧ロック溝74f’に油圧操作レバー17’の突起17a’が入ると、油圧操作レバー17,17’に接続された図示しないワイヤがきつく張り過ぎた場合に油圧が上がり過ぎて、異音を発生することがある(図7(a)と図7(b)の油圧ロック溝74f,74f’にそれぞれ油圧操作レバー17,17’の突起17b,17a’が入るとどちらも異音が発生する)。
そこで図7(a)に示すように本実施例では油圧感度の感度切替用の操作溝74a,74b,74c,74d,74eを一列状に配置した操作板74の長辺部を形成し、さらに操作板74の長辺部に直交する方向に2つの副溝74f,74gを設けた短辺部を設け、全体で平面視L字型の油圧操作レバー17を支持する5つの操作溝74a,74b,74c,74d,74eと2つの副溝74f,74gを形成し、短辺部側の2つの副溝74f,74gの内の長辺部側の最鈍感溝74aに近い副溝74gを静音ロック溝74gとし、長辺部側の最鈍感溝74aから遠い副溝74fをメインの油圧ロック溝とした。さらに操作板74の平面視L字型のコーナ部を乗り越えて油圧操作レバー17のレバー部分と機体側とを弾性支持するバネ75を設けて、常時油圧操作レバー17の突起部17a,17b側が操作板74の溝形成部側に付勢されるようにしている。
こうして、油圧ロック溝74fに油圧操作レバー17の突起部17bが入ることで該油圧操作レバー17をロック状態に維持できるが、万一異音が発生すると、油圧ロック溝74fから油圧操作レバー17を外して隣の静音ロック溝74gに移すことで異音の発生を防ぐことができる。
このように静音油圧ロック溝74gを操作板74の長辺部の感度切替部寄りに形成したことにより、油圧バルブVの操作時に油圧バルブVの「閉」位置を越えて「油圧上」位置に切り替わることを防止できるので、油圧バルブVが異音を生じさせることが防止され、静音作業が可能になり、作業者の労力が軽減される。
図8に示すように、フロート55,56の底面には水抜け用の溝55a,56aを前後方向に長く設けているが、水の多い圃場では溝を深くするとフロート55,56の底面から後方への水抜けが良く、フロート55,56の周囲に排出した水が隣接位置に植え付けた苗を倒すことがない。また水が少ない圃場では溝55a,56aを浅くするとフロート55,56により整地した圃場面に溝跡ができ難くなる。
図8(a)にフロート55,56の側面図、図8(b)にフロート55,56の正面図を示すように、フロート55,56の溝55a,56aの深さを調節できるようにした。図8(c)にはピン76を有する溝深さ調節具77の斜視図を示し、図8(d)にフロート55,56の溝55a,56aの深さを深くした場合と浅くした場合のフロート55,56の側面図をそれぞれ示す。
図8(c)に示す溝55a,56aの深さ調節用のピン76の溝深さ調節具77への挿入位置が変えられるように、溝深さ調節具77に高さ方向に複数の穴を設けておき、該溝深さ調節具77の下端部に溝55a,56aの左右方向の幅と前後方向に長さを有する溝板78を固着している。
従って溝深さ調節具77とピン76により、容易にフロート55,56の上面の中央部から上下方向に溝深さ調節具77を移動調節が可能となり、圃場の水量に応じて溝深さを変更でき、また植え付け済みの隣接位置にある苗を倒すおそれがない。
図9の苗植付部4のフロート55,56部分の斜視図に示すように、苗植付部4が圃場面と接する位置に並列状に配置されるフロート55,56の上面には、苗植付部4の要部への取付部(図示せず)に1本のアーム79を掛け渡しておき、例えば中央のセンターフロート55へのアーム取付部80aをフロート高さ調節可能な構成とすることで、フロート55,56底部の溝高さを変更することができる。
また2つのサイドフロート56,56へのアーム取付部80b,80bだけをフロート高さ調節可能な構成とすることでも、フロート55,56底部の溝高さを変更することができる。
こうして圃場の水量に応じて溝深さを変更でき、また植え付け済みの隣接位置にある苗を倒すおそれがない。
図10に苗移植機の全体側面図を示す。また、センターマスコット24の機体の部分背面図である図11(a)に示すようにセンターマスコット24が鉛直方向にある場合、図11(b)のセンターマスコット24の上端が紙面左側に傾いた場合を示すように、センターマスコット24に振り子47を、回動軸47aを回動支点として左右方向に回動自在に取り付け、センターマスコット24の長手方向にセンターライン24cを設けると、走行車体2が傾いたときに、その傾斜角度が分かる。
特に振り子47で走行車体2が傾斜角度を分かるようにすると、操縦者が走行車体2の転倒のおそれがないように走行車体2を運転できる。特に図11(c)に示すように振り子47に転倒の危険があるゾーン47bを色分けなどで表示しておくと、分かりやすい。
また、図示しない線引きマーカで圃場状に線引きされたラインがあれば、走行車体2が傾いたままでも、センターマスコット24を前記線引きされた圃場上のラインに沿って走行車体2を走行させると植付済みの隣接する条の苗と正確な間隔を設けて苗の植付が可能となる。
また、前記振り子47を左右方向に駆動力で回動させる振り子回動モータ47d(図11(a)参照)を設け、該振り子回動モータ47dにピニオンギア47eを設けると共に、該ピニオンギア47eと噛み合い振り子47を左右方向に回動させるラックギア47fをセンターマスコット24に装着する。そして、前記振り子47の左右方向への傾斜角度を検知する振り子傾斜センサ47cを設け、前記走行車体2に左右方向の傾斜を検知する車体傾斜センサ48(図3,図4参照)を設け、走行車体2が圃場を走行する際に該車体傾斜センサ48が左右方向の傾斜を検出すると、該車体傾斜センサ48の検出した傾斜角度と同じ角度を前記振り子傾斜センサ47cが検出するまで振り子回動モータ47dを作動させ、振り子47を走行車体2の傾斜角度に合わせて回動させる制御を行う構成とする。
上記制御により、圃場の凹凸等によって走行車体2が傾斜した状態で走行するときであっても、振り子47が走行車体2の傾斜に連動して自動的に回動するので、直進の目安とする位置がずれることが防止され、苗の植付条間が正確になり、苗の植付精度が向上する。
図12(a)の苗移植機の先端部のセンターマスコット24部分の機体側面図、図12(b)の機体の背面から見たセンターマスコット24部分の図に示すように、走行車体2の前端部に回動自在に支持された環状のフロントアーム25の下端部を回動自在に取り付け、センターマスコット24の握り部24aとセンターマスコット24の下端部にある回動部24bの中間位置にフロントアーム25の回動支点25aを設ける。
このようにセンターマスコット24の握り部24aには障害物がないため、従来より操作性が向上する。
また環状のフロントアーム25の上部にはセンターマスコット24が前方に回動できるように空間部を設けている。この構成により、センターマスコット24が操縦者に近すぎると操縦者が感じる場合には、図12(a)に一点鎖線で示すように、センターマスコット24を遠方に回動させることが可能となる。
なお、回動部24bはセンターマスコット24を左右方向に回動させるための回動支点となる部分であり、圃場の出入口などで機体が左右に傾斜している際、作業者がフロントアーム25を持ちやすい角度にするためのものである。
苗載台51の苗送りベルト54近くには苗の有無を検知する苗減少センサ81(図3の制御ブロック図のみに示す)を設けており、また肥料ホッパ60内には肥料量が所定値になると検知する肥料減少センサ82(図3の制御ブロック図だけに示す)を設けている。 前記苗減少センサ81や肥料減少センサ82がそれぞれ苗や肥料が十分にあることを検知しなければ、苗移植機が苗の植付作業を行っていないと判断し、座席31又はフロアステップ35から操縦者が離れたとき(操縦者が離れたことは、公知の座席31の下方やフロアステップ35の下方に感圧センサや、ある程度の重量がかかると「入」になるスイッチで検知する)は、作業者が苗や肥料の補充を行うべく、座席31から離れた、または機体から降りたと判断し、エンジン20をストップさせる制御構成を備えている。
こうして、苗減少センサ81・肥料減少センサ82のいずれか、あるいは両方が苗減少・肥料減少を検知した状態で、且つ座席31に設けた着席検知部材・フロアステップ35に設けた搭乗検知部材のいずれか、あるいは両方が作業者の不在を検知した状態では、エンジン20を停止させる。
これにより、苗や肥料の補充の際にエンジン20のアイドリング状態が継続されることが防止され、燃費の低減が図られると共に、排気による周辺環境の汚染が防止される。
また、苗や肥料の補充作業中に身体が接触して各操作部材に触れることがあっても、エンジン20が停止しているので機体及び各作業部が作動することがないので、意図しない動作の発生が防止され、苗や肥料が無駄になることが防止されると共に、苗の植付精度が従来技術より向上する。
近年、圃場整備などのために、コンクリート畦畔が増えていきている。そのため苗移植機が前記畦畔から脱出するためには後輪11がスタックするために歩み板(作業車両をトラック等の荷台に積み込む際や、圃場に出入りさせる際に用いる板)を用いることが多くなっている。しかし、歩み板を常時苗移植機に搭載しておくことは歩み板分の設備コスト及び歩み板搭載用スペースの確保が必要となる。
そこで本実施例では、例えば図13(a)の苗移植機の平面図に示すようにフロアステップ35に一部を左右一対の第1格子部材35aで構成し、その第1格子部材35aを取り外し自在としておき、これを必要なときに歩み板として利用することができる。該第1格子部材35aには要所に滑り止めを設けておくと、ステップ35上で作業をする者が滑ることがなく、またこれを歩み板として利用するときにも後輪11が空転することがない。
また図13(b)に第1格子部材35aの側面図を示すように、第1格子部材35aの下方部に取付ステー35a1設けておけば、第1格子部材35aを歩み板として利用するときに取付ステー35a1が圃場上で滑り止めとして機能して歩み板の安定性を増す。
また、第1格子部材53aの前後方向の長さを前後輪10,11のホイールベースより短くしておき、第1格子部材35aをフロアステップ35内のスペース確保と歩み板としての作業性を発揮できる。
また図13(a)に示すように、座席31の後方に設けた延長ステップとして左右一対の第2格子部材35bを設けておけば、該第2格子部材35bも歩み板として利用できる。
また第2格子部材35bを左右の第2格子部材35bを後輪11,11の左右幅よりも広く構成することにより、第2格子部材35bも歩み板とすることができる。以上の幅を確保することで第2格子部材35bを歩み板として利用することもできる。
1 施肥装置付き乗用型苗移植機 2 走行車体
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 施肥装置 10 前輪
11 後輪 11a 後輪車軸
12 ミッションケース 13 前輪ファイナルケース
15 メインフレーム 16 作業操作レバー
17 油圧操作レバー 18 後輪ギアケース
19 畦クラッチレバー 20 エンジン
21 レバーガイド 22 シリンダモータ
23 静油圧式無段変速装置(HST)
24 センターマスコット 25 フロントアーム
26 植付伝動軸
27(27a,27b) 整地ロータ
28 ロックカム 29 引張アーム
30 切替ワイヤ 31 座席
32 フロントカバー 34 ハンドル
35 フロアステップ 36 リヤステップ
37 ロータカバー 38 予備苗載台
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 46 昇降用油圧シリンダ
47 振り子 48 車体傾斜センサ
50 伝動ケース 51 苗載台
52 苗植付装置 53 ブロア用電動モータ
54 苗送りベルト 55 センターフロート
56 サイドフロート 58 ブロア
59 エアチャンバ 60 肥料ホッパ
61 繰出部 62 施肥ホース
64 作溝体 65 苗植付部支持枠体
65b 両側辺部材 66 梁部材
67 支持アーム 68 ロータ支持フレーム
69 ロータ高さ調節レバー 71 連結部材
72 整地伝動軸 73 油圧レバーガイド
74 操作板 75 バネ
76 ピン 77 溝深さ調節具
78 溝板 79 アーム
80 アーム取付部 81 苗減少センサ
82 肥料減少センサ 85 自在継手
94 フロート昇降センサ(昇降リンクスイッチ)
100 制御装置 V 油圧バルブ

Claims (5)

  1. 圃場を走行する走行車体(2)と、走行車体(2)の後部に取り付けられた、圃場に苗を植え付ける苗植付装置(52)を有する昇降自在な苗植付部(4)と、苗植付部(4)を昇降させる昇降アクチュエータ(46)と、苗植付部(4)の昇降度合いに応じて該昇降アクチュエータ(46)に作動油を供給する油圧回路内に設けた油圧バルブ(V)と、苗植付部(4)の苗植付装置(52)による苗植付作業の入切操作を行う作業操作レバー(16)を設けた苗移植機であって、
    該作業操作レバー(16)が中立位置に操作されると油圧バルブ(V)がロック状態に切り替わる構成としたことを特徴とする苗移植機。
  2. 前記作業操作レバー(16)の操作角度を検知する検知手段(16a)を設け、該検知手段(16a)の検知した操作位置を認識する制御装置(100)を設け、該制御装置(100)の信号によって前記油圧バルブ(V)をロック状態に切り替える閉鎖アクチュエータ(H)を設け、前記作業操作レバー(16)が中立位置に操作されたことを前記検知手段(16a)が検知すると該閉鎖アクチュエータ(H)を作動させて前記油圧バルブ(V)をロック状態に切り替える制御構成としたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  3. 前記作業操作レバー(16)の中立位置の側方に回動自在に油圧ロックカム(28)を設け、該油圧ロックカム(28)の他端部に引張アーム(29)を設け、前記油圧バルブ(V)をロック状態にするために、該引張アーム(29)の一端を連結した切替ワイヤ(30)を設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  4. 前記走行車体(2)に作業者が搭乗する作業座席(31)を設け、該作業座席(31)の前側に前記作業操作レバー(16)を含む操縦部を設け、該作業操作レバー(16)の中立位置を含めた操作位置を決めるためのレバーガイド(21)を設け、前記作業操作レバー(16)の中立位置の側方にあるレバーガイド(21)に油圧ロックガイド部(21a)を形成し、該油圧ロックガイド部(21a)に作業操作レバー(16)が移動可能な構成とし、前記作業操作レバー(16)の下端部に切替ワイヤ(30)の一端を連結し、前記作業操作レバー(16)を油圧ロックガイド部(21a)に操作すると切替ワイヤ(30)に引っ張られて油圧バルブ(V)がロック状態になる構成としたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  5. 前記油圧操作レバー(16)の操作位置に形成される複数の操作溝(74a,74b,74c,74d,74e;74f,74g)を有する平面視L字型の操作板(74)に設け、該平面視L字型の操作板(74)の長辺部に油圧感度切替用の操作溝(74a,74b,74c,74d)を形成し、
    該平面視L字型の操作板(74)の短辺部に油圧ロック溝(74f)と静音ロック溝(74g)を形成し、静音ロック溝(74g)を油圧ロック溝(74f)よりも長辺部の前記油圧感度切替用の操作溝(74a,74b,74c,74d,74e)寄りの位置に形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の苗移植機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015084662A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 井関農機株式会社 苗移植機
CN105522917A (zh) * 2014-10-20 2016-04-27 株式会社丸山制作所 车辆的行驶安全装置

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