JP2013201313A - ワーク剥離装置および剥離方法 - Google Patents

ワーク剥離装置および剥離方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013201313A
JP2013201313A JP2012069120A JP2012069120A JP2013201313A JP 2013201313 A JP2013201313 A JP 2013201313A JP 2012069120 A JP2012069120 A JP 2012069120A JP 2012069120 A JP2012069120 A JP 2012069120A JP 2013201313 A JP2013201313 A JP 2013201313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
substrate
work
peeling
suction plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012069120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5990969B2 (ja
Inventor
Shoichi Nakayama
正一 中山
Masahiro Ito
正弘 伊東
Reo Hanada
玲央 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2012069120A priority Critical patent/JP5990969B2/ja
Publication of JP2013201313A publication Critical patent/JP2013201313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5990969B2 publication Critical patent/JP5990969B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】熱発泡シートを介して互いに貼り合わされた第1及び第2の基板を含むワークを熱処理して第1の基板から第2の基板を剥離する際、熱発泡シートを面内で均一に加熱すると共に、剥離後の基板の反りを防止する。
【解決手段】ワーク剥離装置10は、ワーク1を吸着保持する吸着プレート11と、ワーク1を加熱する加熱手段及びワーク1を吸着する吸着手段を有する加熱テーブル12とを備える。吸着プレート11は、ワーク1の第1の基板側の第1の主面を吸着保持して加熱テーブル12上に搬送し、吸着プレート11の吸着面を接触させたままワーク1を加熱テーブル12上に載置して、ワーク1の第2の基板側の第2の主面を加熱する。吸着プレート11はさらに、加熱テーブル12上で加熱されることで熱発泡シートの粘着力が低下又は消滅し、かつ加熱テーブル12側からも吸着されたワーク1を吸着保持して持ち上げて、ワーク1から第2の基板を剥離する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワーク剥離装置および剥離方法に関し、特に、熱発泡シートによって接着された基板を剥離する装置および剥離方法に関するものである。
電子回路の実装基板として多層基板が広く用いられている(例えば特許文献1参照)。多層基板は、絶縁層と配線層とを交互に積層してなるプリント配線基板であり、基板の表裏面のみならず内層にも配線層を有することにより、配線の高密度化、ひいては電子部品の高密度実装が可能である。
近年、電子機器の低背化に伴い、多層基板にも薄型化が求められている。しかし、多層基板を薄くしていくとハンドリングが難しくなり、また強度不足によって加工時の応力にも耐えられない。そのため、薄型な多層基板の製造では、十分な強度を持つ支持基板上に基材を貼り付け、強度を確保した上で加工する方法が採用されている。
所定の加工を終えた多層基板は支持基板から剥離されるが、剥離を容易にするため、支持基板と多層基板との接着には熱発泡シートが好ましく用いられる(特許文献2参照)。従来、支持基板から多層基板を剥離する場合には、支持基板上に形成された多層基板からなるワークを恒温槽内にセットした後、熱発泡シートの発泡温度である200℃以上に加熱することで両者を分離させていた。
特開2007−188986号公報 特開2009−40930号公報
しかしながら、恒温槽内では槽内を均一な温度に制御することが難しく、これにより基板面内の温度ムラが発生し、熱発泡シートが均一に発泡せず、被着体である多層基板を均一に剥離できない場合がある。また、多層基板の表裏面の線膨張係数の違いから、剥離後の多層基板に反りが発生していた。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、熱発泡シートを介して貼り付けられた多層基板を支持基板から剥離する際、熱発泡シートを面内で均一に加熱すると共に、剥離後の多層基板の反りを防止することが可能なワーク剥離装置及び剥離方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるワーク剥離装置は、熱発泡シートを介して互いに貼り合わされた第1及び第2の基板を含むワークを熱処理して前記第1の基板から前記第2の基板を剥離するものであって、前記ワークを吸着保持する吸着プレートと、前記ワークを加熱する加熱手段及び前記ワークを吸着する吸着手段を有する加熱テーブルとを備え、前記吸着プレートは、前記ワークの前記第1の基板側の第1の主面を吸着保持して前記加熱テーブル上に搬送し、前記吸着プレートの吸着面を接触させたまま前記ワークを前記加熱テーブル上に載置して、前記ワークの前記第2の基板側の第2の主面を加熱し、前記加熱テーブル上で加熱されることで前記熱発泡シートの粘着力が低下又は消滅し、かつ前記加熱テーブル側からも吸着された前記ワークを吸着保持して持ち上げて、前記ワークから前記第2の基板を剥離することを特徴とする。
また、本発明によるワーク剥離方法は、熱発泡シートを介して互いに貼り合わされた第1及び第2の基板を含むワークを熱処理して前記第1の基板から前記第2の基板を剥離する方法であって、前記ワークの前記第1の基板側の主面を吸着プレートによって吸着保持する工程と、前記ワークを前記加熱テーブル上に搬送し、前記吸着プレートによる吸着面を前記ワークの前記主面に接触させた状態のまま前記ワークを前記加熱テーブル上で加熱して、前記熱発泡シートの粘着力を低下又は消滅させる工程と、前記加熱テーブル上で加熱された前記ワークの両面を吸着保持しながら前記吸着プレートを持ち上げて、前記ワークから前記第2の基板を剥離する工程とを備えることを特徴とする。
熱発泡シートを介して貼り付けられた第1の基板を第2の基板から剥離する際、熱発泡シートを第2の基板側から面内で均一に加熱して発泡分離させることができる。また、加熱時及び冷却直後には吸着プレートによって平面が規制されるので、冷却による反りの発生を抑制することができる。
前記ワークを冷却する冷却テーブルをさらに備え、前記吸着プレートは、前記加熱テーブル上で加熱されて前記第2の基板が剥離された前記ワークを前記冷却テーブルに搬送して載置することが好ましい。第2の基板が剥離されたワークを冷却テーブル上に搬送して載置し、冷却テーブル上で冷却することにより、吸着プレートから切り離された後も冷却テーブル上で冷却することができる。したがって、剥離後の第1の基板の反りを防止することができる。
前記冷却テーブルは水冷構造を有することが好ましい。この構成によれば、剥離後の第1の基板を効率良く冷却し、これにより剥離後の反りを確実に防止することができる。
前記吸着プレートは、前記ワークを前記冷却テーブル上で吸着保持して前記加熱テーブル上に搬送することが好ましい。この構成によれば、分離後の冷却に用いる冷却テーブルを準備テーブルとして用いることができる。また、冷却テーブルの温度は水冷されることで比較的安定しているため、ワークを最初に冷却テーブル上に置くことで、工程開始時のワークの温度を一定にすることができ、加熱温度や加熱時間を一定にすることができる。
前記加熱テーブルは、前記吸着プレートよりも弱い吸引力で前記ワークを吸着することが好ましい。この構成によれば、吸着プレートによる吸着がはずれることを防止しつつ、上下両方からの吸引力によって第1の基板と第2の基板とを確実に分離させることができる。
前記第1の基板は多層基板であり、前記第2の基板は金属製の支持基板であることが好ましい。薄型な多層基板は金属製の支持基板上に搭載された状態で加工され、加工後には支持基板から剥離されることから、本発明によるワーク剥離装置を用いることにより、多層基板の反りを防止しつつ、熱発泡シートを面内で均一に加熱して発泡分離させることができる。
前記多層基板は、絶縁層と配線層とを交互に積層してなり、前記絶縁層は、芯材に樹脂を含浸させてなるコア基板と、前記コア基板上に積層された樹脂層からなる少なくとも一層のビルドアップ層とを含むことが好ましい。このような多層基板は、表裏面の線膨張係数が異なることから、加熱時の基板の反りが大きい。しかし、本発明によるワーク剥離装置を用いることにより、多層基板の反りを防止しつつ、熱発泡シートを面内で均一に加熱して発泡分離させることができる。
本発明によれば、熱発泡シートを介して互いに貼り合わされた第1及び第2の基板を含むワークを熱処理して第1の基板から第2の基板を剥離する際、熱発泡シートを面内で均一に加熱すると共に、剥離後の基板の反りを防止することが可能なワーク剥離装置及び剥離方法を提供することができる。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるワーク剥離装置の処理対象であるワークの構造を示す略断面図である。 図2は、本発明の好ましい実施形態によるワーク剥離装置の構成を示す模式図である。 図3は、ワーク1の剥離工程を説明するための模式図である。 図4は、ワーク1の剥離工程を説明するための模式図である。 図5は、ワーク1の剥離工程を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態によるワーク剥離装置の処理対象であるワークの構造を示す略断面図である。
図1に示すように、ワーク1は、支持基板2上に多層基板3が貼り付けられたものである。支持基板2と多層基板3との接着には熱発泡シート7が用いられている。支持基板2の材料は、特に限定されるものではないが、ニッケルやステンレスなどの金属板を用いることができる。支持基板2の厚さは、必要な機械的強度が確保される限り特に限定されないが、例えば50〜2000μm程度に設定すればよい。
多層基板3は、絶縁層4と配線層5とを交互に積層してなるプリント配線基板である。多層基板3には、絶縁層4を貫通して上下の配線層どうしを電気的に接続するスルーホール電極6が設けられている。多層基板3にはチップキャパシタや半導体ICチップなどのチップ部品が表面実装されていてもよい。また、多層基板3の内部には半導体ICチップが埋め込まれていてもよい。
本実施形態による多層基板3は、いわゆるビルドアップ工法により製造された基板であり、コア基板4aとビルドアップ層4bとを有している。コア基板4aは、例えばガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させてなる芯材(ガラスエポキシ基板)の表裏面に導体層が形成されたものである。ビルドアップ層4bは、未硬化又は半硬化状態の熱硬化性樹脂層と導体層との積層シートをコア基板4a上に重ねて熱圧着した後、導体層をパターニングすることにより形成することができる。
電子機器の低背化に対応するため、本実施形態による多層基板3は非常に薄く、例えば1mm以下の厚さを有している。多層基板3を薄くするためには、コア基板4aを薄くする必要がある。しかし、コア基板4aを薄くすると、実用に供する基板強度を確保することができず、スルーホール電極6やビルドアップ層4bの形成が困難となる。また、一枚の大きな基板から多数の基板を取得する集合基板では、集合基板の厚みに比べて平面方向の面積が大きく、基板強度が大幅に不足し、製造上の取り扱いが非常に難しくなる。そのため、薄型な多層基板3の製造では、コア基板4aを支持基板2に貼り付けて補強した上で加工を進め、多層基板3が完成した後に支持基板2を除去する方法が採用されている。
上記のように、多層基板3と支持基板2とは熱発泡シート7を介して互いに貼り合わされている。特に限定されるものではないが、熱発泡シート7は、熱膨張型微小球を有する熱膨張性粘着剤層を備えた加熱剥離型粘着シートである。具体的には、日東電工株式会社製の商品名「リバアルファ」や「リバクリーン」を挙げることができる。熱発泡シートは、加熱することにより粘着力が低下又は消滅するので、被着体を容易に剥離させることができる。以下、ワーク1の多層基板から支持基板を剥離する方法について詳細に説明する。
図2は、本発明の好ましい実施形態によるワーク剥離装置の構成を示す模式図である。
図2に示すように、このワーク剥離装置10は、ワーク1を吸着保持する吸着プレート11と、ワーク1を加熱する加熱テーブル12と、ワーク1を冷却する冷却テーブル13とを備えている。
吸着プレート11はワーク1の主面に接触する吸着面11aを有し、吸着面11aには多数の小さな通気孔11bが設けられている。通気孔11bはバキューム装置11cに接続されている。ワーク1を吸着面11aに接触させて通気孔11bから吸引することにより、ワーク1の全面が吸着プレート11に吸着保持される。特に限定されないが、通気孔11bの直径は0.8〜1.0mmであることが好ましい。
吸着プレート11の吸着面11aはワーク1の主面よりも広いことが好ましい。この構成によれば、ワーク1の全面を吸着面11aに接触させることができる。したがって、後述する熱剥離工程においてワーク1の面内を均一に矯正することができ、これによりワーク1の反りを確実に抑制することができる。
吸着プレート11は搬送機構14によって駆動されて冷却テーブル13と加熱テーブル12との間を移動する。特に限定されないが、搬送機構14は、垂直方向及び水平方向に駆動するシリンダ機構からなる。シリンダの出力調整はレギュレータにて行われ、速度調整はスピードコントローラにて行われる。
加熱テーブル12は加熱手段を有している。加熱テーブル12の温度は、ワーク1の熱発泡シートを剥離状態にすることができる温度に加熱できればよく、通常は300℃以下である。特に限定されないが、熱源にはカートリッジヒーターを用いることが好ましい。加熱テーブル12の温度は温度調整機能によって制御される。
また、加熱テーブル12はワーク1の吸着手段を有している。加熱テーブル12はワーク1の主面に接触する吸着面12aを有し、吸着面12aには多数の小さな通気孔12bが設けられている。通気孔12bはバキューム装置12cに接続されている。
ワーク1が載置されたとき、ワーク1は加熱テーブル12からの熱によって加熱される。さらにワーク1の支持基板2側の主面(第2の主面)は、加熱テーブル12からの吸引力によって吸着される。このとき、加熱テーブル12は吸着プレート11よりも少し弱い吸引力で吸引することが好ましい。ワーク1の両面を吸着保持した状態で吸着プレート11を上昇させて、ワーク1を上下方向に引っ張ることにより、ワーク1から支持基板2を剥離させる。熱発泡シート7が所定の剥離温度に達した時点でワーク1の多層基板3が熱発泡シート7との界面から剥離するので、支持基板2と多層基板3とを容易に分離することができる。
冷却テーブル13は水冷機構13aを有しており、外部から供給される冷却水によって強制的に冷却される。冷却水には常温水を用いればよい。冷却テーブル13は主に剥離処理後のワーク1の冷却に用いられるが、本実施形態においては、吸着プレート11が剥離処理前のワーク1をハンドリングする際の作業テーブルとしても用いられる。冷却されたワーク1の取り出しや冷却テーブル13上へのワーク1のセットは、手作業で行ってもよく、機械作業で自動的に行ってもよい。冷却テーブル13の温度は温度調整機能によって制御されてもよいが、制御されなくてもかまわない。また、本実施形態による冷却テーブル13は、吸着機能を有しないが、加熱テーブル12と同様の吸着機能を設けてもかまわない。
図3及び図4は、ワーク1の剥離工程を説明するための模式図である。また、図5は、ワーク1の剥離工程を示すフローチャートである。
図3〜図5に示すように、ワーク1の剥離工程では、まず冷却テーブル13上にワーク1をセットする(図3(a)、ステップS11)。このとき、ワーク1は多層基板3側の主面(第1の主面)が上向きの状態でセットされる。また、吸着プレート11は冷却テーブル13の上方の退避位置にある。加熱テーブル12は熱発泡シートを剥離状態にできる所定の温度に維持されているが、吸引動作は停止している。
次に、吸着プレート11を降下させてワーク1を吸着保持する(図3(b)、ステップS12)。そして、吸着プレート11を上昇させてワーク1を持ち上げ、そのまま加熱テーブル12の上方に移動する(図3(c)、ステップS13)。
次に、吸着プレート11を降下させてワーク1を加熱テーブル12に接触させる(図3(d)、ステップS14)。このとき吸着プレート11はワーク1の吸着保持状態を維持してもよく、一時的に解除してもよいが、ワーク1と吸着プレート11との接触状態は維持される。ワーク1が加熱テーブル12と接触することによりワーク1は加熱され、熱発泡シートの粘着性は低下又は消滅する。
次に、吸着プレート11と加熱テーブル12の両側からワーク1を吸着保持した状態で吸着プレート11を上昇させてワーク1を持ち上げることにより、ワーク1から支持基板2を剥離する(図4(a)、ステップS15)。このとき、加熱テーブル12側の吸引力を吸着プレート11側よりも強くすることが好ましい。この吸着プレート11の上昇動作により、ワーク1を熱発泡シートとの界面から分離することができる。
次に、ワーク1を吸着プレート11で吸着保持したまま冷却テーブル13側に移動し(図4(b)、ステップS16)、吸着プレート11を降下させてワーク1を冷却テーブル13上に載置する(図4(c)、ステップS17)。さらに、吸着プレート11の吸着状態を解除し、吸着プレート11を上昇させてワーク1から切り離す(図4(d)、ステップS18)。ワーク1は冷却テーブル13上で一定時間冷却された後に取り出され、一連の剥離工程が終了する。
以上説明したように、本実施形態によるワーク剥離装置10は、吸着プレート11と加熱テーブル12とでワーク1を挟み込んだ状態でワーク1を加熱して剥離可能状態にし、ワーク1の両面をハンドリングしながら吸着プレート11を上昇させてワーク1から支持基板を剥離するので、剥離後のワーク1の反りを吸着プレート11によって規制することができる。また、剥離後のワーク1を水冷式の冷却テーブル13上に載置することでワーク1を効率よく冷却することができ、ワーク1の反りを抑制することができる。
また本実施形態においては、ワーク1をハンドリングする際の作業テーブルとして冷却テーブル13を使用するので、専用の作業テーブルを省略することができ、設備の効率化を図ることができる。また、冷却テーブルの温度は水冷されることで比較的安定しているため、ワークを最初に冷却テーブル上に置くことで、工程開始時のワーク1の温度を一定にすることができ、加熱テーブルによる加熱温度や加熱時間のばらつきを抑えることができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能であり、それらも本発明の範囲に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、熱発泡シートによって多層基板が支持基板上に貼り付けられたワークを例に挙げたが、本発明はそのようなワークに限定されるものではなく、熱発泡シートによって貼り付けられた2枚の基板を分離する種々の場合に用いることができる。
また、上記実施形態においては、水冷構造の冷却テーブル13を用いているが、水冷構造のない冷却テーブル13を用いることも可能である。例えば、ファンなどによって空冷する方式も可能である。冷却テーブル13上でワークを吸着保持した後、熱剥離を行っているが、冷却テーブル13以外の場所でワークの吸着保持を行っても構わない。
1 ワーク
2 支持基板
3 多層基板
4 絶縁層
4a コア基板
4b ビルドアップ層
5 配線層
6 スルーホール電極
7 熱発泡シート
10 ワーク剥離装置
11 吸着プレート
11a 吸着面
11b 通気孔
11c バキューム装置
12 加熱テーブル
12a 吸着面
12b 通気孔
12c バキューム装置
13 冷却テーブル
13a 水冷機構
14 搬送機構

Claims (10)

  1. 熱発泡シートを介して互いに貼り合わされた第1及び第2の基板を含むワークを熱処理して前記第1の基板から前記第2の基板を剥離するワーク剥離装置であって、
    前記ワークを吸着保持する吸着プレートと、
    前記ワークを加熱する加熱手段及び前記ワークを吸着する吸着手段を有する加熱テーブルとを備え、
    前記吸着プレートは、
    前記ワークの前記第1の基板側の第1の主面を吸着保持して前記加熱テーブル上に搬送し、前記吸着プレートの吸着面を接触させたまま前記ワークを前記加熱テーブル上に載置して、前記ワークの前記第2の基板側の第2の主面を加熱し、
    前記加熱テーブル上で加熱されることで前記熱発泡シートの粘着力が低下又は消滅し、かつ前記加熱テーブル側からも吸着された前記ワークを吸着保持して持ち上げて、前記ワークから前記第2の基板を剥離することを特徴とするワーク剥離装置。
  2. 前記ワークを冷却する冷却テーブルをさらに備え、
    前記吸着プレートは、前記加熱テーブル上で加熱されて前記第2の基板が剥離された前記ワークを前記冷却テーブルに搬送して載置する、請求項1に記載のワーク剥離装置。
  3. 前記冷却テーブルは水冷構造を有する、請求項2に記載のワーク剥離装置。
  4. 前記吸着プレートは、前記ワークを前記冷却テーブル上で吸着保持して前記加熱テーブル上に搬送する、請求項2又は3に記載のワーク剥離装置。
  5. 前記加熱テーブルは、前記吸着プレートよりも弱い吸引力で前記ワークを吸着する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のワーク剥離装置。
  6. 前記第1の基板は多層基板であり、前記第2の基板は金属製の支持基板である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のワーク剥離装置。
  7. 前記多層基板は、絶縁層と配線層とを交互に積層してなり、
    前記絶縁層は、芯材に樹脂を含浸させてなるコア基板と、前記コア基板上に積層された樹脂層からなる少なくとも一層のビルドアップ層とを含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のワーク剥離装置。
  8. 熱発泡シートを介して互いに貼り合わされた第1及び第2の基板を含むワークを熱処理して前記第1の基板から前記第2の基板を剥離するワーク剥離方法であって、
    前記ワークの前記第1の基板側の主面を吸着プレートによって吸着保持する工程と、
    前記ワークを前記加熱テーブル上に搬送し、前記吸着プレートによる吸着面を前記ワークの前記主面に接触させた状態のまま前記ワークを前記加熱テーブル上で加熱して、前記熱発泡シートの粘着力を低下又は消滅させる工程と、
    前記加熱テーブル上で加熱された前記ワークの両面を吸着保持しながら前記吸着プレートを持ち上げて、前記ワークから前記第2の基板を剥離する工程とを備えることを特徴とするワーク剥離方法。
  9. 前記第2の基板が剥離された前記ワークを冷却テーブル上に搬送して載置し、前記冷却テーブル上で冷却する工程をさらに含む、請求項8に記載のワーク剥離方法。
  10. 前記ワークを吸着プレートによって吸着保持する工程において、前記ワークを前記冷却テーブル上で吸着保持して前記加熱テーブル上に搬送する、請求項9に記載のワーク剥離方法。
JP2012069120A 2012-03-26 2012-03-26 ワーク剥離装置および剥離方法 Active JP5990969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012069120A JP5990969B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 ワーク剥離装置および剥離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012069120A JP5990969B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 ワーク剥離装置および剥離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013201313A true JP2013201313A (ja) 2013-10-03
JP5990969B2 JP5990969B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=49521298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012069120A Active JP5990969B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 ワーク剥離装置および剥離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5990969B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010056370A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Tdk Corp 配線基板の製造方法
JP2010278065A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Nitto Denko Corp ウエハマウント方法とウエハマウント装置
JP2013168417A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Nitto Denko Corp 基板搬送方法および基板搬送装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010056370A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Tdk Corp 配線基板の製造方法
JP2010278065A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Nitto Denko Corp ウエハマウント方法とウエハマウント装置
JP2013168417A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Nitto Denko Corp 基板搬送方法および基板搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5990969B2 (ja) 2016-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008218450A (ja) 配線基板の製造方法及び電子部品装置の製造方法
JP2011077138A (ja) 保護テープ剥離方法およびその装置
JP2007019198A (ja) 積層基板および該積層基板を有する電子機器
JP2014130856A (ja) 配線基板の製造方法
JP2012033737A (ja) 半導体ウェーハの取り扱い方法
WO2016190209A1 (ja) 積層装置および積層方法
JP2011138873A (ja) 部品内蔵型多層プリント配線板及びその製造方法
JP5990969B2 (ja) ワーク剥離装置および剥離方法
JP6188051B2 (ja) 部品製造方法、接合剥離装置、および複合キャリア
JP2017201600A (ja) 有機elパネルの製造方法
JP2013041999A (ja) モジュール部品の製造方法、モジュール部品の製造装置及びモジュール部品集合体
JP2006245471A (ja) 電子部品接合装置及び接合方法
KR20150143539A (ko) 밀봉 시트 부착 방법 및 밀봉 시트 부착 장치
JP2004186482A (ja) 熱接着フィルム貼付方法およびその装置
JP2015053441A (ja) ダイボンダ及びボンディング方法
WO2015087763A1 (ja) 封止シート貼付け方法
JP4801644B2 (ja) 基板保持装置、基板処理装置および基板処理方法
JP2009105226A (ja) 保持用治具、取り外し補助装置、物品搬送設備、物品の取り外し方法
JP2001119124A (ja) フレキシブル配線板の加工方法およびフレキシブル配線板の固定装置
JP2013201322A (ja) 配線基板の製造方法
JP2012209322A (ja) 配線基板の製造方法
JP5249184B2 (ja) フラットパネルディスプレイの実装装置および実装方法
JP5227554B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2013191756A (ja) 保持装置及び基板処理装置
JP2016009821A (ja) 配線基板の製造方法よびその製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5990969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150