JP2013193940A - 炭酸リチウムを製造する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 その製造方法は、リチウム含有かん水を原料として、脱硫処理工程、蒸発濃縮工程および電気透析工程を経て調製される濃縮かん水に、アンモニアの共存下において、石灰石を焼成して得られる炭酸ガスを導入する炭酸化工程により炭酸リチウムの結晶を析出させ、その析出させた結晶を固液分離して回収することを特徴とするものである。
【選択図】 図5
Description
より詳しくは、リチウム含有かん水を原料として、蒸発濃縮工程、脱硫処理工程および電気透析工程を経て調製される濃縮かん水に、アンモニアの共存下において、石灰石を焼成して得られる炭酸ガスを導入する炭酸化工程により炭酸リチウム結晶を析出させ、その析出させた結晶を固液分離して回収することを特徴とする炭酸リチウムを製造する方法に関するものである。
そのリチウム資源としてはリチウム鉱石及びリチウム含有かん水が主要なソースとなっている。
他方、かん水タイプとしては、塩湖かん水が最も重要となる。アンデス山脈等の造山帯においては、急激な隆起により形成された山上の湖に、周囲の海成岩石類から溶出した塩化ナトリウム等の水溶性成分が河川水等に伴って流れ込み、これが長い年月をかけて濃縮し、塩類が析出、堆積することで塩湖が形成されている。
この中でも、リチウム濃度が高いものが、リチウム資源として開発の対象となる。現在、リチウム回収の操業が行われているチリ・アタカマ塩湖かん水のリチウム濃度は2g/L、アルゼンチン・オムブレムエルト塩湖かん水では0.5g/L、アメリカ・シルバーピーク塩湖では0.3g/Lなどの報告がある(非特許文献1)。
蒸発濃縮工程においては、上述したリチウム濃度から、炭酸化工程に必要な高濃度域までリチウムを濃縮する。チリ・アタカマ塩湖かん水の場合、天日による蒸発濃縮により、1年以上の期間をかけて、約60g/Lまでリチウム濃度を上昇させる。
しかしながら、上記したような炭酸リチウムの製造においては、妨害成分特にマグネシウムや硫酸イオンの含有量が多いかん水の場合、現在のチリ・アタカマ塩湖での製造方法が適用できない。
本発明者らは、既に上記課題に取り組んできており、炭酸ナトリウムを用いず、塩化リチウムを含む水溶液にアンモニアと、炭酸ガスとを混合して炭酸化反応を行った後、生成した固体を固液分離して回収することを特徴とする炭酸リチウムの製造方法を開発し、特許出願している(特願2010−266077号)。
(1)カルシウム化合物を含有する脱硫剤を添加し、かん水中に含有される硫酸イオンを石膏として除去して、脱硫かん水とし、
(2)脱硫かん水を蒸発濃縮し、晶析物を固液分離して一次濃縮かん水とし、
(3)一次濃縮かん水を、一価選択透過性イオン交換膜を使って電気透析処理して、二次濃縮かん水とし、
(4)二次濃縮かん水を、再び蒸発濃縮し、晶析物を固液分離する工程を経て三次濃縮かん水を調製し、
その三次濃縮かん水にアンモニアの共存下において、石灰石を焼成して得られる炭酸ガスを導入する炭酸化工程により炭酸リチウム結晶を析出させ、その析出させた結晶を固液分離して回収することを特徴とするものである。
さらに、炭酸化工程においては、炭酸ガスが導入される濃縮かん水のリチウム濃度を、20〜55g/Lとし、共存させるアンモニア量は、NH3/Liモル比で0.8〜2.0、導入する炭酸ガス量は、CO2/Liモル比で0.3〜1.5とするのが好適である。
さらに、脱硫処理工程で添加されるカルシウム化合物を含有する脱硫剤としては、アンモニア回収工程におけるアンモニアガス回収後の塩化カルシウムを含有する残液を使用することが好適である。
加えて、炭酸化工程後の固液分離により回収される炭酸リチウム結晶を通液洗浄することが好適である。
本発明の炭酸リチウムの製造方法について概要を示すと、それは、リチウム含有かん水を原料として、脱硫処理工程、蒸発濃縮工程および電気透析工程を経て調製される濃縮かん水に、アンモニアの共存下において、石灰石を焼成して得られる炭酸ガスを導入する炭酸化工程により炭酸リチウムの結晶を析出させ、その析出させた結晶を固液分離して回収することを特徴とするものである。
予備的な処理として、濃縮操作を行っておくことで、続く脱硫処理工程や電気透析工程での処理液量が低減でき、設備コストや操業コストを抑制することができる。
(1)原料かん水に、カルシウム化合物を含有する脱硫剤を添加し、かん水中に含有される硫酸イオンを石膏として除去して、脱硫かん水とし、
(2)脱硫かん水を、蒸発濃縮し、晶析物を固液分離して一次濃縮かん水とし、
(3)一次濃縮かん水を、一価選択透過性イオン交換膜を用いて電気透析処理して、二次濃縮かん水とし、
(4)二次濃縮かん水を、再び蒸発濃縮し晶析物を固液分離して三次濃縮かん水とする。
(1)の脱硫工程においてはリチウム濃縮の妨害成分となる硫酸イオンの除去を行う。 硫酸イオンの除去については、カルシウム化合物を含有する脱硫剤を添加して、石膏(硫酸カルシウム、CaSO4・2H2O)を析出させて固液分離により除去する。硫酸イオンを除去する程度については、かん水中のリチウムイオンと残存する硫酸イオンとが結合して形成される硫酸リチウムが析出しない範囲まで低減させることが好ましく、硫酸イオン濃度として25g/L以下、より望ましくは15g/L以下とすることが良い。これを超える硫酸イオンが残存した場合、後の二次濃縮の際に、硫酸リチウムが析出し、リチウムが損失することがある。なお、脱硫のために添加されるカルシウム化合物を含有する脱硫剤については後述する。
また、蒸発濃縮の手法については、特段の制約はなく、蒸発缶等の化学装置を適用することもできるが、蒸発池を使った天日蒸発濃縮が最も合理的である。
電気透析では、溶存するイオン成分を、電気的に泳動させ、そこに陽イオン交換膜及び陰イオン交換膜を交互に介在させることで、陽イオン交換膜を透過する陽イオンと、陰イオン交換膜を透過する陰イオンとが、濃縮液中に濃縮される仕組みになっている。
逆に、一価選択透過性の陰イオン交換膜では、正電荷を持つ第4アンモニウム塩基などが導入された陰イオン交換膜の膜表層に、弱い負電荷の層を形成させ、電荷の大きな多価陰イオンを反発させることで、一価陰イオンを選択的に透過させることができる。
この現象を利用することで、回収目的成分であるリチウムと、特に炭酸化工程での妨害成分となるマグネシウムとを効果的に分離することが可能となる。なお、電気透析の運転条件については、常法に従い、液組成、処理量、各イオン成分の設計輸率などに合わせて、適切な膜面積、流量、電流密度等に調整されることが望ましい。
蒸発濃縮の手法については、特段の制約はなく、蒸発缶等の化学装置を適用することもできるが、蒸発池を使った天日蒸発濃縮が最も合理的である。
炭酸化反応:2LiCl+2NH4OH+CO2→Li2CO3↓+2NH4Cl+H2O
(反応式1)
したがって、電気透析後の二次濃縮かん水の再濃縮においては、リチウム濃度が20〜55g/Lとなるよう濃縮することが好適である。
そのような場合には、水酸化マグネシウムの沈殿は、炭酸リチウムの純度低下に繋がることから、吸収塔から濃縮かん水を取り出し水酸化マグネシウム沈殿をろ過等により固液分離し、分離後の濃縮かん水を吸収塔に戻すことが望ましい。
石灰石の焼成反応 : CaCO3 → CaO + CO2↑ (反応式2)
その焼成に用いる石灰炉については、各種焼成炉が特段の制約なく使用でき、それにはメルツ炉、ベッケンバッハ炉、竪型炉、コマ炉、ロータリーキルン等が例示できる。
炭酸化工程が完了した後は、遠心脱水機、遠心分離機、加圧ろ過機、減圧ろ過機、フィルタプレス等の固液分離装置により、析出した炭酸リチウム結晶と、分離液とが回収される。
このアンモニア回収反応は下記の反応式3の通りとなる。
アンモニア回収反応:2NH4Cl+Ca(OH)2→CaCl2+2H2O+2NH3↑
(反応式3)
なお、アンモニア吸収、炭酸化、固液分離、アンモニア回収の各工程において、多少のアンモニアが損失することもあるので、その場合は、アンモニア吸収の工程において、適宜不足分のアンモニアを加えることが望ましい。
酸化カルシウムあるいは水酸化カルシウムの添加については、炭酸化反応後の分離液に固体のまま、あるいは懸濁液の状態で添加、撹拌する装置を使っても良いし、アンモニア蒸留塔に直接添加する方式でも良い。
このアンモニア回収後の残液については、原料かん水の前処理として行われる脱硫工程において添加されるカルシウム化合物を含有する脱硫剤として、リサイクルすることが好適である。
この脱硫反応は、下記反応式4の通りとなる。
脱硫反応:CaCl2+Li2SO4+2H2O→2LiCl+CaSO4・2H2O↓
(反応式4)
特に、酸化カルシウムあるいは水酸化カルシウムについては、炭酸化工程で用いる炭酸ガスを得るための石灰炉で生産される生石灰(酸化カルシウム)あるいはこれに加水して得られる消石灰(水酸化カルシウム)を用いることができる。
したがって、適量の水や炭酸リチウム飽和水溶液等で通液洗浄することが好適である。
また、炭酸化工程でのアンモニアの循環利用や、石灰石の焼成によって得られる炭酸ガスと酸化カルシウムとを、それぞれ炭酸化工程とアンモニア回収工程に有効利用すること、さらにはアンモニア回収残液の脱硫剤としてのリサイクル使用など、使用原料類の有効利用や廃棄物の低減等、環境配慮型の新プロセスとして有効である。
〈原料かん水〉
南米産塩湖かん水を予備濃縮処理し、それを原料かん水として、炭酸リチウムの製造を行った。
前記予備濃縮した原料かん水17.5Lに、アンモニア回収工程におけるアンモニア回収後の塩化カルシウムを含有する残液の組成を模した模擬液2.3Lを撹拌しながら徐々に添加し、石膏を析出させた後、吸引ろ過にて固形分を除去して脱硫かん水を調製した。
それら模擬液組成及び脱硫かん水の組成は、表2及び表3に記載の通りである。
前記一次濃縮かん水を、一価選択透過性イオン交換膜(陽イオン膜:AGCエンジニアリング製、セレミオンCSO、陰イオン膜:AGCエンジニアリング製、セレミオンASV)を使った電気透析処理装置により、マグネシウム及び硫酸イオンの除去を行い、二次濃縮かん水を調製した。その二次濃縮かん水の組成は、表5に記載の通りである。
二次濃縮かん水の組成
二次濃縮かん水を、再び、40℃に加温して蒸発濃縮を行い、晶析物を固液分離して炭酸化工程に供する三次濃縮かん水を調製した。その三次濃縮かん水の組成は、表6に記載の通りである。
炭酸化工程に供する三次濃縮かん水の組成
三次濃縮かん水0.5Lに、アンモニア5g(NH3/Li比=1.1)を吸収させた後、炭酸ガスを27mL/分の速度で120分間導入して炭酸化反応(CO2/Li比=0.5)を行い、炭酸リチウムを析出させた。析出した炭酸リチウムは、吸引ろ過機で脱水、0.5Lの脱塩水で通液洗浄した後、105℃で乾燥させて、炭酸リチウム結晶として回収した。回収物の化学分析を行ったところ、炭酸リチウム純度は99.7%であった。
そして、炭酸化工程後の残液については、消石灰13gを含むスラリーを添加(Ca/NH3=0.55)して撹拌した後、110℃で蒸留して、アンモニアを回収した。
また、アンモニアを回収した残液を用いて、表1に示す組成の原料かん水の脱硫処理を行ったところ、上記脱硫処理と同様の脱硫性能が得られ、アンモニア回収残液が脱硫剤として利用可能であることが確認された。
Claims (9)
- リチウム含有かん水を原料として、
(1)カルシウム化合物を含有する脱硫剤を添加し、かん水中に含有される硫酸イオンを石膏として除去して、脱硫かん水とし、
(2)脱硫かん水を蒸発濃縮し、晶析物を固液分離して一次濃縮かん水とし、
(3)一次濃縮かん水を、一価選択透過性イオン交換膜を使って電気透析処理して、二次濃縮かん水とし、
(4)二次濃縮かん水を、再び蒸発濃縮し、晶析物を固液分離する工程を経て三次濃縮かん水を調製し、
その三次濃縮かん水に、アンモニアの共存下において、石灰石を焼成して得られる炭酸ガスを導入する炭酸化工程により炭酸リチウム結晶を析出させ、その析出させた結晶を固液分離して回収することを特徴とする、炭酸リチウムの製造方法。 - 炭酸化工程において、炭酸ガスが導入される濃縮かん水のリチウム濃度を、20〜55g/Lとする請求項1に記載の炭酸リチウムの製造方法。
- 炭酸化工程において、共存させるアンモニア量を、NH3/Liモル比で、0.8〜2.0とする請求項1または2に記載の炭酸リチウムの製造方法。
- 炭酸化工程において、導入する炭酸ガス量を、CO2/Liモル比で、0.3〜1.5とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の炭酸リチウムの製造方法。
- 炭酸化工程において使用するアンモニアとして、炭酸化工程後に固液分離した分離液に、炭酸ガスを得るための石灰石の焼成において得られる酸化カルシウム又はそれを更に消化して得られる水酸化カルシウムを添加し、分離液中に含有される塩化アンモニウムと酸化カルシウム又は水酸化カルシウムとの反応により生成するアンモニアガスを回収し、これを循環利用する請求項1ないし4のいずれか1に記載の炭酸リチウムの製造方法。
- アンモニアの回収工程において、添加される酸化カルシウム又は水酸化カルシウム量をCa/NH3モル比で、0.3〜1.0とする請求項5に記載の炭酸リチウムの製造方法。
- 脱硫処理工程で添加されるカルシウム化合物を含有する脱硫剤として、アンモニア回収工程におけるアンモニアガス回収後の塩化カルシウムを含有する残液を使用する請求項5又は6に記載の炭酸リチウムの製造方法。
- 炭酸化工程後の固液分離により回収される炭酸リチウム結晶を通液洗浄する請求項1ないし7のいずれか1に記載の炭酸リチウムの製造方法。
- 請求項1ないし8のいずれか1に記載の方法により製造された炭酸リチウム。
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