JP2013192784A - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチの切替え動作の信頼性を高める。
【解決手段】実施形態の脱水兼用洗濯機は、クラッチを洗い用クラッチ位置とさせて回転槽内に水を給水弁により溜めた状態で撹拌体を回転させる洗い運転を実行させ、この洗い運転の終了後であって且つ回転槽内に水をそのまま溜めた状態で、クラッチを洗い用クラッチ位置から脱水用クラッチ位置へ切替えるためにクラッチ切替手段を作動させる制御手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、脱水兼用洗濯機に関する。
脱水兼用洗濯機では、洗い槽兼脱水槽である回転槽の内底部に撹拌体を備え、洗い運転時には、モータの回転を撹拌体にのみ伝達して撹拌体を回転駆動し、脱水運転時には、前記モータの回転を撹拌体及び回転槽の双方に伝達してそれらを一体的に高速回転させるようになっている。そして、クラッチを、二位置間(脱水用クラッチ位置と洗い用クラッチ位置との間)で移動させることにより、回転槽と撹拌体との連結及び切離しを行う構成が知られている。なお、クラッチと排水弁とが連動する構成である。
特許第3609288号
上記脱水兼用洗濯機では、クラッチを洗い用クラッチ位置から脱水用クラッチ位置に切替える場合、排水弁も開いてしまうため、回転槽内部の水が減少して、洗濯物が撹拌体に乗ってしまい、撹拌体がロック状態となってクラッチの切替えができないおそれがある。
そこで、クラッチの切替え動作の信頼性を高め得る脱水兼用洗濯機を提供する。
実施形態の脱水兼用洗濯機は、洗い運転及び脱水運転を行う脱水兼用洗濯機において、洗濯物が収容される回転槽と、前記回転槽内に設けられ、モータにより回転される撹拌体と、前記回転槽を回転させる槽軸の外周に常時係合した状態で上下動可能とされ、下降することにより前記回転槽が当該撹拌体と連結した状態になる脱水用クラッチ位置と、上昇することにより前記回転槽が前記撹拌体から切離された状態になる洗い用クラッチ位置との間で切替可能に設けられたクラッチと、クラッチ用駆動装置を備えこのクラッチ用駆動装置の駆動により前記クラッチを前記脱水用クラッチ位置及び前記洗い用クラッチ位置に切替えるクラッチ切替手段と、排水弁用駆動装置を備えこの排水弁用駆動装置により開閉され前記回転槽内の水を排出するための排水弁と、前記回転槽内へ水を供給するための給水弁と、前記クラッチを前記洗い用クラッチ位置とさせて前記回転槽内に水を前記給水弁により溜めた状態で前記撹拌体を回転させる洗い運転を実行させ、この洗い運転の終了後であって且つ前記回転槽内に水をそのまま溜めた状態で、前記クラッチを洗い用クラッチ位置から前記脱水用クラッチ位置へ切替えるために前記クラッチ切替手段を作動させる制御手段とを備えてなる。
第1実施形態による脱水兼用洗濯機の全体構成を概略的に示す縦断側面図 クラッチの脱水用クラッチ位置におけるクラッチ部分の拡大縦断面図 クラッチの洗い用クラッチ位置におけるクラッチ部分の拡大縦断面図 モータ及び回転伝達機構部分の縦断面図 モータ及びクラッチ部分の分解斜視図 クラッチの縦断面図 被嵌合部及び嵌合部の歯部の形状を示す拡大図 共回り防止装置にクラッチレバーを組付けた状態の斜視図 共回り防止装置にクラッチレバーを組付けた状態の縦断面図 共回り防止装置の斜視図 図10のX−X線に沿う支持部の外壁部の縦断面図 クラッチレバーの上下反転した状態の斜視図 図12のY−Y線に沿うクラッチレバーの軸部部分の縦断面図 脱水運転時におけるクラッチレバーの斜面部と操作レバーの斜面部との関係を示す縦断背面図 ギアドモータと操作レバーとの関係を示すもので、洗い用クラッチ位置状態(a)及び脱水用クラッチ位置状態(b)の底面図 (a)はクラッチが脱水用クラッチ位置にある状態の概略側面図、(b)は洗い用クラッチ位置にある状態の概略側面図、(c)は中間位置にある状態の概略側面図 電気的構成を概略的に示す図 洗濯コースの行程の一例を示す図 連結機構及び検知スイッチ部分の平面図 同じく一部破断の側面図 (a)回転体から連結体までの部分の平面図、(b)動作状態が異なる状態での図21(a)相当図 脱水方向クラッチ切替指令が出力された場合のクラッチ用ギアドモータ制御のフローチャート クラッチ用ギアドモータが正常動作した場合のタイムチャート クラッチ用ギアドモータが異常動作した場合のタイムチャート 脱水方向クラッチ切替指令出力時のクラッチ制御のフローチャート 第2実施形態を示す図25相当図 第3実施形態を示す図25相当図
以下、第1の実施形態の脱水兼用洗濯機について図1〜図25を参照して説明する。
図1に示す脱水兼用洗濯機1は、ほぼ矩形箱状をなす外箱2を有している。外箱2内には、脱水時などに水を受ける水槽3が弾性吊持機構4を介して設けられている。水槽3内には、回転槽5が回転可能に設けられている。回転槽5は、内部に洗濯物が収容される洗い槽兼脱水槽として機能するものである。回転槽5内の底部には、水流生成用の撹拌体6が設けられている。
水槽3の外底部には、詳しくは後述するが、インバータ駆動方式のアウタロータ形のモータ7、およびそのモータ7の回転駆動力を回転槽5及び撹拌体6へ伝達する回転伝達機構8が設けられている。これらモータ7及び回転伝達機構8により、洗い行程時などにおいては、撹拌体6が正逆回転されて回転槽5内に撹拌による水流が生成され、脱水行程時などにおいては、回転槽5が撹拌体6と一体的に高速回転されるようになっている。
水槽3の底部には、回転槽5からの排水を行う排水路9が設けられている。排水路9には、排水弁10を介して排水ホース11が接続されている。排水弁10は、排水弁用ギアドモータ12(図15、図17参照)により開閉される。さらに、水槽3の底部には、水槽3からの排水を行う排水口13が設けられている。排水口13は、排水ホース11に接続されている。排水路9には、エアトラップ14が設けられている。
回転槽5の上端部には、円環状のバランスリング15が設けられている。また、回転槽5の上端部の壁面には、脱水孔16が複数形成されている。これにより、脱水時において、回転槽5内の水は、回転槽5とバランスリング15との間、および脱水孔16を通って回転槽5の外側に移動するようになる。また、水槽3の上端部には、一部のみ示すように、ほぼ円環状をなす桶カバー17が設けられている。桶カバー17の開口部は、回転槽5の上面開口部に連通している。
外箱2の上端部には、プラスチック製のトップカバー18が設けられている。詳しく図示はしないが、このトップカバー18は、中央にほぼ円形の洗濯物出入口を有する矩形枠状をなすと共に、薄形の中空箱状をなしている。トップカバー18の上面部には、洗濯物出入口を開閉するための二つ折りタイプの蓋19が設けられている。
トップカバー18の後辺部には、回転槽5内に水道水を給水を行うための給水機構部20が設けられている。給水機構部20は、給水弁22を途中に有する第1給水管21と、注水ケース23と、第2給水管24とを有している。第1給水管21は、一端部が水道の蛇口に接続されている図示しないホースと連結し、他端部が注水ケース23と連結している。注水ケース23は、箱状をなし、内部に洗剤や柔軟剤が適宜収容されるものである。第2給水管24は、蛇腹状をなし、一端部が注水ケース23と連結し、他端部が回転槽5の上端部まで延びている。これにより、給水弁22が開放すると、水道水が図示しないホース、第1給水管21、給水弁22、注水ケース23および第2給水管24を通って回転槽5内に供給される。また、水道水が注水ケース23内を通ることにより、注水ケース23内に収容されている洗剤なども、水道水とともに回転槽5内に供給される。
前記給水弁22は図示しない給水弁用駆動装置例えば電磁ソレノイドを備えていて、この電磁ソレノイドのオンオフによって開閉される。
トップカバー18の前部には、操作パネル31が設けられている。この操作パネル31には、図示しないが、電源スイッチ、スタート/一時停止スイッチ、洗濯のコースを選択するコース選択スイッチ、洗濯の各行程の行程時間や実行回数などを設定するマニュアル設定スイッチ、水位設定スイッチなどが設けられている。
また、エアトラップ14内の圧力は、図示しないエアチューブを介して設けられた水位センサ44(図17にのみ図示)によって検出されるようになっている。さらに、蓋19部分には、蓋19の開閉を検知するための蓋スイッチ45(図17にのみ図示)が設けられている。
図17に示す制御装置46は、マイクロコンピュータを主体に、ROM46a、RAM46b、タイマ46cなどを備えている。制御装置46は、後述する制御手段、クラッチ切替指令手段、異常判定手段、クラッチ用駆動装置制御手段として機能するものである。
外箱2内には、ポンプモータ48(図17参照)により駆動され風呂水等を給水するための図示しない風呂水ポンプも設けられている。
ここで、モータ7及び回転伝達機構8について、図2から図15を参照して述べる。図4は、これらモータ7及び回転伝達機構8部分の構成を示している。水槽3の外底部には、中空ハウジング51が設けられている。中空ハウジング51は、上フレーム52と下フレーム53とを外周側部分にて結合して構成されている。上フレーム52の中央部には、上向きに凸となる円筒部52aが形成されている。下フレーム53の中央部には、下向きに凸となる円筒部53aが形成されている。
円筒部52a内には、ボールベアリングからなる軸受54が設けられている。また、円筒部53a内にもボールベアリングからなる軸受55が設けられている。軸受54,55は、円管状の槽軸56を支持している。槽軸56のうち軸受54から突出する上端部外周には、支持筒57が設けられている。支持筒57の上端にはフランジ部57aが形成されている。フランジ部57aは、回転槽5に固定されている。これにより、槽軸56が回転すると、回転槽5も当該槽軸56と一体に回転する。なお、円筒部52aの内周面と支持筒57の外周面との間には、シール部材58が設けられている。
槽軸56内には、撹拌軸59が設けられている。撹拌軸59は、槽軸56の内周部上下部に設けられたメタル軸受60、60よって槽軸56に対して回転自在に支持されている。又、支持筒57の上端部内周部にはシール61が設けられている。撹拌軸59の上端部は、撹拌体6に連結されている。撹拌軸59の下端部は、モータ7に連結されている。これにより、モータ7が駆動して撹拌軸59が回転すると、撹拌体6も当該撹拌軸59と一体に回転する。
モータ7は、図4にも示すように、円環状をなすステータ62と、薄形円筒容器状をなすロータ63とを備えている。ステータ62は、ステータコア64と、当該ステータコア64の外周の各ティース部に巻装された三相の巻線65とから構成されている。ステータ62は、下フレーム53の下面に対して下方からねじ止めによって取付けられている。ロータ63は、ロータマグネット66とロータヨーク67とをインサート成形によって一体的に有して構成されている。ロータマグネット66は、ステータ62の外周に僅かな隙間を存して配置されている。ロータヨーク67は、ロータマグネット66の外周に位置している。
ロータ63の中心部には、円筒状のボス部68が取着されている。ボス部68内には、撹拌軸59の下端部がセレーション結合状態に挿入されている。従って、ロータ63の回転は常に撹拌軸59にダイレクトに伝達される。なお、図2及び図3にも示すように、このボス部68の上端は、槽軸56の下端よりも僅かに下方に位置している。また、ボス部68の外径寸法は、槽軸56の外径寸法よりも大きく構成されている。
槽軸56の下端外周部には、クラッチ69が設けられている。また、下フレーム53の下面部には、クラッチ69を上下動させて、クラッチ69を脱水用クラッチ位置および洗い用クラッチ位置に切替えるクラッチ切替手段32、および嵌合部を有した共回り防止装置71が設けられる。
クラッチ69は、回転槽5を回転させる槽軸56の外周に常時係合した状態で上下動可能とされ、下降することにより回転槽5が撹拌体6と連結した状態になる脱水用クラッチ位置と、上昇することにより回転槽5が撹拌体6から切離された状態になる洗い用クラッチ位置との間で切替可能に設けられている。具体的には、クラッチ69は、合成樹脂この場合ガラスフィラー入りのポリアセタール樹脂製であり、図2及び図3、図6にも示すように、全体としてほぼ円筒状をなしている。クラッチ69の内周部は、上半部で径小、下半部で径大とされた段付き形状となっている。このクラッチ69の上半部の内周面全周には上下方向に延びる係合部たる上部内セレーション部72が形成され、下半部の内周面全周には上下方向に延びる下部内セレーション部73が形成されている。
槽軸56の下端部であって軸受55から下方に突出した部位の外周部には、図2、図3、図5に示すように、上部内セレーション部72に対応して上下方向に延びる摺動案内部たるセレーション部74が形成されている。一方、ボス部68の上部外周部にも、下部内セレーション部73(図2、図3参照)に対応して係合部たるセレーション部75が形成されている。クラッチ69は、上部内セレーション部72がセレーション部74に常に係合されることにより、槽軸56の下端部外周に上下動自在且つ周方向に一体的に回転するように嵌め合わされている。
これにより、クラッチ69が図2および図4に示す下降した位置である脱水用クラッチ位置にあるときには、クラッチ69の上部内セレーション部72が槽軸56のセレーション部74に係合すると共に、下部内セレーション部73がボス部68のセレーション部75に係合する。その結果、ボス部68と、撹拌軸59と、槽軸56とが一体的に回転するようになる。
槽軸56の下端部外周部であってクラッチ69と軸受55の下端部との間には、コイルばね76が配設されている。コイルばね76は、クラッチ69を常に下降位置である脱水用クラッチ位置に向けて付勢している。クラッチ69は、槽軸56及び撹拌軸59と同心状態をなしている。
クラッチ69の上端部外周部には、図6にも示すように、円形鍔状のフランジ部69aが一体に形成されている。フランジ部69aの上面外周部には、被嵌合部77が形成されている。被嵌合部77は、円周方向に並んだ複数の歯部77aを有するいわばウォームギアの如き形態である。歯部77aの上端部の先端部は、図7に示すように、山形である。歯部77aの山形の両側の傾斜面の傾斜角度αは、水平方向に対して45度未満とされている。
共回り防止装置71は、例えばガラスフィラー入りのポリアセタール樹脂製であり、図2、図3、図9等に示すように、下フレーム53の円筒部53aの外周に嵌り込む大きさの薄形の円筒状をなしている。共回り防止装置71の上端外周には、フランジ部71aが一体に形成されている。フランジ部71aは、下フレーム53の底面にねじ止めによって固定されている。また、共回り防止装置71が円筒部53aの外周に位置して設けられているため、回転伝達機構8部分全体を上下方向にさほど大形化することなく配設されている。
共回り防止装置71の内周面の下半部には、図8〜図10にも示すように、歯部78aを有する嵌合部78が設けられている。そして、嵌合部78の歯部78aがクラッチ69の上昇位置にて歯部77a同士間の谷部に嵌ることにより、嵌合部78が被嵌合部77と嵌合する構成である。歯部78aの下端部の先端部も、図7に示すように、被嵌合部77の歯部77aと同様な山形である。歯部78aの山形の両側の傾斜面の傾斜角度αは、水平方向に対して45度未満とされている。さらに、共回り防止装置71には、後述するクラッチレバー79を支持するための一対の支持部80,80が一体に設けられている。
これにより、クラッチ69が図3に示す上昇した位置である洗い用クラッチ位置にあるときには、クラッチ69はボス部68から切離され、上部内セレーション部72がセレーション部74に係合するのみとなり、被嵌合部77が嵌合部78に嵌合する。その結果、クラッチ69が下フレーム53ひいては水槽3に固定され回転不能とされ、撹拌軸59のみが回転可能となる。尚、詳しく図示はしないが、クラッチ69の脱水用クラッチ位置と洗い用クラッチ位置との途中の位置において、クラッチ69の下部内セレーション部73がボス部68のセレーション部75に一部結合され、且つ被嵌合部77の歯部77aが嵌合部78に一部嵌合する状態を有する寸法関係とされている。
クラッチ切替手段32は、図4に示すようにコイルばね76、クラッチ69を上下動させるクラッチレバー79、このクラッチレバー79を揺動させる操作レバー81、クラッチレバー付勢手段たる引張ばね82などから構成されている。クラッチレバー79は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂製であり、図12に示すように、平行に延びる一対の腕部79a,79aを基端側で繋いだ形態のほぼU字状をなしている。クラッチレバー79の基端部中央部には、後側に突出する突出部79bが形成されている。突出部79bの上面には、図8にも示すような斜面部83が形成されている。
各腕部79aの先端部には、当接ピン84が互いに向き合うように設けられている。当接ピン84は、クラッチ69のフランジ部69aの下面側に係止してそれを押し上げるための作動部として機能するものである。一対の当接ピン84,84は、フランジ部69aのうち直径方向両端の2か所に当接するようになっている。また、腕部79aの基端側部分には、図13に示すように、後述する支持部80(図10など参照)に軸支される内側軸部85及び及び外側軸部86が同軸となるように一体に設けられている。このうち外側軸部86は、先端部に斜め上向きの傾斜面86aが形成されている。なお、図13では、傾斜面86aが斜め下向きで示されている。
共回り防止装置71の一対の支持部80,80は、図8〜図10、図14にも示すように、共回り防止装置71のやや後部寄り部分に円筒状部分を左右に挟むように対向して設けられ、フランジ部71aの下面から下方に延びる角筒状をなしている。支持部80は、左右に対向する板状の内壁部80a及び板状の外壁部80bを有している。内壁部80aの下端部には、図10に示すように、下方に開放するU字状の溝部87が形成されている。外壁部80bには、係止孔部88が形成されている。尚、図11に示すように、外壁部80bのうち内面には、係止孔部88から下方に延びて、肉厚がほぼ半分とされた如き案内凹部89が形成されている。
クラッチレバー79の腕部79aの基端側は、図14に示すように支持部80の内壁部80a及び外壁部80b間に挟まれて支持されている。また、内側軸部85は、U字状の溝部87に下方から差込まれてその溝部87内に保持されている。また、外側軸部86は、傾斜面86aが案内凹部89を摺動するように案内されて係止孔部88内に挿入されている。これにより、クラッチレバー79は、図8及び図9に示すように、中間部分が支持部80に軸支されて、上下方向、例えば図4及び図9に示す矢印A及びB方向に揺動可能になる。
操作レバー81は、図4及び図14に示すように、中間部が下フレーム53に軸支されて水平方向、例えば図14及び図15に示す矢印C及びD方向に回動可能に設けられている。操作レバー81の先端部の下面には、図14にも示すように、斜面部90が形成されている。斜面部90は、クラッチレバー79の基端部の斜面部83に接している。この操作レバー81は、図4、図15に示すばね81aにより常時矢印C方向へ回動付勢されている。
引張ばね82は、図4及び図9に示すように、共回り防止装置71とクラッチレバー79において内側軸部85および外側軸部86よりも基端部側の部位との間に掛け渡され、当該クラッチレバー79を矢印A方向に付勢している。これにより、クラッチレバー79の斜面部83は、操作レバー81の斜面部90に常に接した状態となる。
図15に示すように、排水弁10は、排水弁用駆動装置としての例えば排水弁用ギアドモータ12に接続されている。
同じく図15に示すように、前記操作レバー81の一端部は、連結機構100を介してクラッチ用駆動装置としてのクラッチモータ例えばクラッチ用ギアドモータ47に連結されている。このクラッチ用ギアドモータ47はその回転軸47b(図19参照)が一方向(矢印M方向)に一定速度で回転されるように制御装置46により制御される。
前記連結機構100は図19〜図21に示すように、クラッチ用ギアドモータ47の回転軸47bに連結された回転体101と、一端部がこの回転体101の偏心部位に回転自在に枢支された第1のレバー102と、一端部がレバー102の他端部に回転自在に枢支された第2のレバー103と、この第2のレバー103の他端部に連結された連結体104とを備えて構成されている。前記連結体104が操作レバー81に連結されている。回転体101は、この図19、図20、図21(a)において、初期回転角度位置にある。
前記クラッチ用ギアドモータ47には、検出カム106と検知スイッチ107とからなる初期位置検出手段105が設けられている。すなわち、前記回転体101には、円盤状の検出カム106が回転軸47bと同心状に設けられており、この検出カム106の外周の1箇所には、初期回転角度位置を検出するための凹部106aが形成されている。そして、前記検知スイッチ107は前記検出カム106の外周に摺接する電極板107aと、この電極板107aと対向する電極板107bとから構成されており、電極板107aの凸部107cが前記検出カム106の凹部106aに相対的に遭遇したときに電極板107bから離間して初期回転角度位置検出信号SG(図17参照)を出力(初期回転角度位置を検出)し、電極板107aが検出カム106の凹部106a以外の外周に摺接しているときには導通状態であって初期回転角度位置検出信号SGは出力していない。
図19の状態(洗い用クラッチ位置)では、上述した初期位置検出手段105により初期回転角度位置が検出された状態にあり、制御装置46が、予め定められたタイミング(後述する)で脱水用クラッチ位置へのクラッチ切替指令Tdを駆動回路47aに出力すると、駆動回路47aによりクラッチ用ギアドモータ47が定速で1/2回転相当の時間Tk通電されて駆動し、回転軸47b(回転体101)が1/2回転する。すると、連結機構100を介して、操作レバー81が図15(a)の矢印D方向へ回動され、これによりクラッチ69が脱水用クラッチ位置に切り替えられる(図15(b))。又、この脱水用クラッチ位置から、制御装置46が脱水方向クラッチ切替指令Sdを駆動回路47aに出力すると、駆動回路47aによりクラッチ用ギアドモータ47が駆動され、これにより回転体101が回転することにより操作レバー81がばね81aのばね力により矢印C方向へ回動して脱水用クラッチ位置となる。このとき前記初期回転角度位置検出信号SGが出力される。すると、制御装置46がクラッチ用ギアドモータ47に対するモータオフ指令を出力し、当該クラッチ用ギアドモータ47が停止される(図15(b)参照)。
そして、制御装置46は、クラッチ用駆動装置制御手段としての機能も備えており、自身が脱水方向クラッチ切替指令Sd(モータオン指令)を出力した場合に、図22に示すようにクラッチ用ギアドモータ47の制御を実行する。ステップT1でタイムカウントを開始し、クラッチ用ギアドモータ47が1/2回転する時間である所定時間Tkが経過すれば(ステップT2)、モータオフ指令を出力する(ステップT3)。そしてクラッチ用ギアドモータ47が1回転以上の回転角度(例えば1.1〜1.5回転の間のうちの任意の回転角度)回転する時間である所定時間Tsが経過するまでの間に(ステップT4)、初期回転角度位置検出信号SGの入力の有無を判断し(ステップT5)、入力が無ければ、ステップT6で、正常であると判定する。すなわち、クラッチ用ギアドモータ47が前記所定時間Tkで正常に停止し、クラッチ用ギアドモータ47や駆動回路47aに接点溶着や駆動回路47aのリレー溶着などの異常が無い(図23参照)と判定する。
又、前記ステップT5で初期回転角度位置検出信号SGの入力が有ると判断されると、ステップT7で、異常発生と判定する。すなわち、クラッチ用ギアドモータ47が決められた所定時間Tkで停止せず(1/2回転で停止せず)に、クラッチ用ギアドモータ47が異常に長く回転している、つまり、クラッチ用ギアドモータ47や駆動回路47aに接点溶着や駆動回路47aのリレー溶着などの異常が発生している(図24参照)と判定する。
図15(a)では排水弁10が閉塞された状態を示し、操作レバー81は、前述したようにクラッチ69を洗い用クラッチ位置に位置させた状態である。図15(b)は排水弁10が開放された状態となっており、操作レバー81は、前述したようにクラッチ69を脱水用クラッチ位置に位置させた状態である。
これにて、洗剤洗い運転及びすすぎ洗い運転においては、操作レバー81は図15(a)の状態、言い換えると図14の状態から矢印C方向に回動した状態にあって、クラッチレバー79の基端部を押し下げており、これにより、当該基端部が矢印B方向に揺動し、図3に示すようにクラッチレバー79の先端の当接ピン84がクラッチ69をコイルばね76のばね力に抗して上方に押上げて洗い用クラッチ位置に移動するようになっている。
これに対し、シャワーすすぎ運転及び最終脱水運転においては、操作レバー81は図15(a)の状態から矢印D方向に回動されて図15(b)に示す状態となり、斜面部90が斜面部83を相対的に摺動することにより、図2、図4及び図14に示すように、クラッチレバー79の基端部が矢印A方向に揺動し、当接ピン84が下降し、これにより、クラッチ69がコイルばね76のばね力によって脱水用クラッチ位置に移動するようになっている。なお、このクラッチ69の脱水用クラッチ位置では、当接ピン84がクラッチ69のフランジ部69aから若干量だけ下方に離間するようになっている。
クラッチ69のフランジ部69aの下面には、図2〜図4に示すように、当該クラッチ69の動作位置を検出するために円環状の永久磁石94が同心状態に取り付けられている。この永久磁石94は、例えばプラスチックマグネットから形成されており、図16に示すように上半分がN極に着磁され、下半分がS極に着磁されている。すなわち、永久磁石94には、上下に異なる磁極が形成されている。
また、図3、図4に示すように、共回り防止装置71のうち永久磁石94の移動域に対応する部位に、永久磁石94の磁極を検出する位置検出器95が取付けられている。位置検出器95は、この永久磁石94とで、クラッチ69が脱水用クラッチ位置にあるか洗い用クラッチ位置にあるかを検出するクラッチ位置検出手段34を構成するものである。
前記位置検出器95は、上側磁極検出手段としての上側ホールIC95aと、下側磁極検出手段としての下側ホールIC95bとを上下に有している。これら両ホールIC95a,95bは、検出する磁極に応じて出力電圧が例えば5Vから0Vの間で異なるものである。すなわち、両ホールIC95a,95bは、出力電圧により磁極検出を行うものである。
この場合、図16(a)に示すように、クラッチ69が脱水用クラッチ位置(図2参照、永久磁石94が下側位置)にあるときに、両ホールIC95a,95bが相対的に永久磁石94のN極と接近する(S極よりはN極に近い)ことで、両ホールIC95a,95bが永久磁石94のN極検出相当の電圧(例えば1.25V未満の電圧)を出力する。この場合、制御装置46は、両入力が上記N極検出相当の電圧(例えば1.25V未満の電圧)であることをもって、両ホールIC95a,95bがN極を検出したと判定し、これをもって、クラッチ69が脱水用クラッチ位置にあることを検出する。
また、図3および図16(b)に示すように、クラッチ69が洗い用クラッチ位置、すなわち永久磁石94が上側位置にあるときに、両ホールIC95a,95bが相対的に永久磁石94のS極と接近する(N極よりはS極に近い)ことで当該S極を検出し、それぞれS極検出相当の電圧(例えば3.75V以上の電圧)を出力する。この両ホールIC95a,95bの出力は、図17に示す制御装置46に与えられ、この制御装置46は両入力が上記S極検出相当の電圧(例えば3.75V以上の電圧)であることをもって、両ホールIC95a,95bがS極を検出したと判定し、これをもって、クラッチ69が洗い用クラッチ位置にあることを検出する。
さらに、図16(c)に示すように、クラッチ69が洗い用クラッチ位置と脱水用クラッチ位置との中間にあるときには、永久磁石94が両ホールIC95a,95bの中間に位置するようになり、上側ホールIC95aが相対的に永久磁石94のN極と接近し、下側ホールIC95bがS極と接近する。これにより上側ホールIC95aがN極検出相当の電圧(1.25V未満の電圧)を出力し、下側ホールIC95bがS極検出相当の電圧(3.75V以上の電圧)を出力する。そして制御装置46は、上側ホールIC95aからの入力がN極検出相当の電圧であって、下側ホールIC95bからの入力電圧がS極検出相当の電圧であることをもって、クラッチ69が中間位置にあることを検出する。
上述した永久磁石94と位置検出器95とからなるクラッチ位置検出手段34により、上側ホールIC95a及び下側ホールIC95bの磁極検出結果に基づいてクラッチ69の位置が脱水用クラッチ位置であるか洗い用クラッチ位置であるかを区別して検出され、さらに中間位置もこれらと区別して検出するものである。
図17は、前記制御装置46を中心とした電気的構成を概略的に示している。ここで、交流電源Vacを直流に変換する直流電源回路110には、モータ駆動回路としてのインバータ主回路111が接続されている。インバータ主回路111は、6個のスイッチング素子111a〜111fを3相ブリッジ接続して構成されている。インバータ主回路111には、モータ7の各相の巻線65が接続されている。
インバータ主回路111の各スイッチング素子111a〜111fは、制御装置46によりインバータ制御回路112を介してオン、オフ制御されるようになっている。また、モータ7には、ロータ63の位置検出を行なう複数の位置検出素子113(1個のみ図示)が設けられている。位置検出素子113の位置検出の信号は、モータ7の回転速度検出にも用いられるようになっている。これにて、モータ7は、制御装置46により、可変速且つ正逆転可能に駆動制御されるようになっている。
制御装置46には、操作パネル31の各種スイッチの押圧操作の信号が入力され、また、水位センサ44、蓋スイッチ45からの検出信号及び両ホールIC95a,95bからの磁極検出用信号である出力電圧が入力される。そして、制御装置46は、モータ7を制御し、駆動回路114を介して給水弁22を制御し、駆動回路115を介して排水弁用ギアドモータ12を制御し、駆動回路116を介してポンプモータ48を制御し、さらに駆動回路47aを介してクラッチ用ギアドモータ47を制御する。さらに、制御装置46は、報知手段として機能するブザー117も制御する。ブザー117は、クラッチ69などの異常をユーザに報知させるものである。
これにて、制御装置46は、使用者による操作パネル31の各種スイッチの押圧操作による入力信号等に基づき、ROM46a等に記憶された制御プログラムおよびRAM46bに書き込まれたデータに基づき、モータ7や給水弁22、排水弁用ギアドモータ12、クラッチ用ギアドモータ47等の各機構を制御して、洗い、すすぎ(第1脱水、シャワーすすぎ、第2すすぎ)、脱水に大別される3行程からなる洗濯運転を自動で実行させるようになっている。
次に、実施形態の作用について図18を参照して説明する。
図18は、洗濯コースのうち「標準コース」の詳細を示しており、ここで、洗い行程では、洗濯物重量検出動作、給水動作、布質検出動作、給水動作、洗剤洗い運転に細分化された行程が順に実行され、すすぎ行程では、排水動作、第1脱水運転、シャワーすすぎ運転、給水動作、すすぎ洗い運転(ためすすぎ)に細分化された行程が順に実行され、脱水行程では、排水動作、最終脱水運転の行程が順に実行される。具体的には、各行程で下記の制御が行われる。
(洗い行程)
「洗濯物重量検出動作」は、回転槽5内に洗濯物を収容した状態でモータ7に一定の電力を与えて撹拌体6を回転させて得られた回転数と、回転槽5内に洗濯物が収容されていない状態でモータ7に一定の電力を与えて撹拌体6を回転させて得られている回転数との比較から、洗濯物重量(重量)を検出するものであり、洗濯物重量検出手段に相当し、制御装置46がソフトウエア構成により備えている。この検出データは水位設定などに用いる。
洗濯物重量検出直後の「給水動作」は、排水弁10を閉塞し、給水弁22の開閉を制御して回転槽5内に布質検出に用いる所定量の水を供給するものである。
「布質検出動作」は、回転槽5内に一定量の水が収容された状態でモータ7に一定の電力を与えて撹拌体6を回転させ、撹拌体6の回転数の大きさにより洗濯物の布質、例えば、「ごわごわ」、「標準」、「しなやか」の3段階のいずれかを検出するものである。この検出データは、水流の強弱度合いの設定などに用いる。
布質検出後の「給水動作」は、排水弁10の閉塞を維持した状態で、回転槽5内に設定された水位に達するまで水を供給するものである。
「洗剤洗い運転」は、洗い運転に相当し、回転槽5に水が溜められて当該回転槽5が回転しない状態で、撹拌体6を間欠的に正逆回転させるものである。
(すすぎ行程)
「排水動作」は、排水弁10を開放し回転槽5内の水を排出するものである。
「第1脱水運転」は、脱水運転に相当し、回転槽5及び撹拌体6を回転させ、回転槽5内の水を除去するためのものである。
「シャワーすすぎ運転」は、注水しながらの脱水運転である。つまり、排水弁10を開放した状態で、回転槽5及び撹拌体6を回転させるとともに、回転槽5内の洗濯物に水を供給するものである。シャワーすすぎ運転においては、洗濯物に水道水がかけられることによって当該洗濯物がすすがれる。
「給水動作」は、排水弁10の閉塞を維持した状態で、回転槽5内に設定された水位に達するまで水を供給するものである。
「すすぎ洗い運転」は、洗い運転に相当し、いわゆるためすすぎのことである。この「すすぎ洗い運転」では、回転槽5内に一定量の水が収容された状態で、撹拌体6を間欠的に正逆回転させる。この「すすぎ洗い運転」においては、回転槽5に溜められた水道水によって洗濯物がすすがれる。
(脱水行程)
「排水動作」は、排水弁10を開放し回転槽5内の水を排出するものである。
「最終脱水運転」は、脱水運転に相当し、回転槽5及び撹拌体6を回転させ、回転槽5内の水を除去するためのものである。
これにより、洗濯運転が終了する。
上述したすすぎ行程の第1脱水運転、並びに最終脱水運転では、モータ7を正方向に高速で回転させる脱水が実行される。また、洗剤洗い運転及びすすぎ洗い運転では、モータ7は脱水よりも低速で正逆方向に交互に回転される。
さて、制御装置46は、図18に示すタイミングTm1、Tm3で脱水用クラッチ位置へのクラッチ切替制御を実行するとともに、タイミングTm2、Tm4で洗い位置へクラッチ切替制御を実行する。
ここで、上記タイミングTm1、Tm3で行うクラッチ切替制御(クラッチ切離し制御)について、図25を参照して説明する。洗剤洗い運転が予め定められた終了条件(設定時間満了)で終了するか、あるいはすすぎ洗い運転が予め定められた終了条件(設定時間満了)で終了すると(ステップS1の「YES」)、洗い用クラッチ位置から脱水用クラッチ位置へ切替えるためのクラッチ切替指令Sd(以下、脱水方向クラッチ切替指令Sdという。これはクラッチ用ギアドモータ47に対するオン指令である)を駆動回路47a(クラッチ用ギアドモータ47)に出力する(ステップS2)。つまり、クラッチ69を洗い用クラッチ位置から前記脱水用クラッチ位置へ切替えるためにクラッチ切替手段32を作動させる。このとき、回転槽5内は、水がこの洗い運転で給水された設定水位のままであり、つまり未だ溜められた状態であり、従って、洗濯物は水の浮力を受けていて、通常では撹拌体6に対する大きな荷重としては作用していない。
クラッチ69の被嵌合部77と共回り防止装置71の嵌合部78とが撹拌体6の回転方向で圧接するなどして、クラッチ69が共回り防止装置71から抜脱困難状態(撹拌体6がロックした状態)でなければ、前記クラッチ切替指令Sd(駆動回路47aを介してクラッチ用ギアドモータ47が1/2回転相当の時間Tk駆動する指令)により、駆動回路47aを介してクラッチ用ギアドモータ47が1/2回転相当の時間Tk駆動して、当該クラッチ用ギアドモータ47が一方向(矢印M方向)に1/2回転する。これにて、クラッチ切替手段32の操作レバー81を図15(a)の状態から矢印D方向に回動し、クラッチ69が下方へ移動する。ここでクラッチ状態が上記抜脱困難状態であれば、操作レバー81が回動し得ずにクラッチ位置が切替わらない(回転槽5と撹拌体6との切離しができない)こともある。
ステップS3では、クラッチ69が脱水用クラッチ位置に切替わったか(クラッチ切替えが成功したか)否かをクラッチ位置検出手段34により判断し、切替わったことが判断されると(ステップS3の「YES」)、ステップS4で排水動作を実行し、次の制御(第1脱水運転前の排水動作又は最終脱水運転前の排水動作)に移行する(ステップS5)。
前記ステップS3で「NO」(クラッチが切替わらないと判断)であると、ステップS6に移行して、リトライ回数が予め定められた規定回数以下であるか否かを判断し、規定回数以下であると、ステップS7に移行して、回転槽5内へ水を、1回当たり所定水位増加するように給水するとともに、リトライ回数をカウントする。そしてステップS9で撹拌体6を回転させる布ほぐし動作を行った後、ステップS2に戻って、再度、脱水方向クラッチ切替指令Sdを出力する。この場合、水量が増加しているから、洗濯物が撹拌体6から浮き上がることが期待でき、撹拌体6に対する洗濯物による荷重の軽減が期待できる。
次のステップS3では、再度、クラッチ69が脱水用クラッチ位置に切替わったか否かが判断される。なお、前記ステップS6で、リトライ回数が規定回数を超えると、クラッチ切替えに異常が発生したとして、ステップS8に移行し、クラッチ切替異常の趣旨を報知(図示しない表示器で表示、あるいはブザー117で報知)する。
なお、図18におけるタイミングTm2、Tm4でのクラッチ切替制御は、次のように行う。すなわち、シャワーすすぎ運転又は最終脱水運転においては、クラッチ69は図2、図15(b)に示す脱水用クラッチ位置にあり、回転体101の回転角度位置は図21(b)の状態にある。上記シャワーすすぎ運転又は最終脱水運転が予め設定された終了条件(例えば設定時間満了など)で終了すると、脱水用クラッチ位置から洗い用クラッチ位置へ切替えるためのクラッチ切替指令Sa(以下、洗い方向クラッチ切替指令Saという。これはクラッチ用ギアドモータ47に対するオン指令である)を出力し、検知スイッチ107が初期回転角度位置検出信号SGを発生したところでモータオフ指令を出力する。
これにより、クラッチ用ギアドモータ47が一方向へ回転して前記モータオフ指令で停止し、このクラッチ用ギアドモータ47の回転により操作レバー81が図15(b)の矢印C方向へ回動され、クラッチ69が洗い用クラッチ位置に切替えられる。クラッチ位置検出手段34により、クラッチ69が洗い用クラッチ位置に至ったことが検出されると、予定された次の制御を実行する。すなわち、次の制御とは、タイミングTm2の場合は「給水動作」であり、タイミングTm4の場合は洗濯運転終了処理(例えば終了報知など)である。
上述した実施形態においては、クラッチ69を脱水用クラッチ位置と洗い用クラッチ位置とに切替えるクラッチ切替手段32がクラッチ用駆動装置であるクラッチ用ギアドモータ47を備え、又、排水弁10が自身を開閉する排水弁用駆動装置である排水弁用ギアドモータ12を備えているから、クラッチ69の切替えと排水弁10の開閉とを夫々個別に行うことができる。
そして、制御装置46により構成される制御手段が、前記クラッチ69を洗い用クラッチ位置とさせて回転槽5内に水を給水弁22により溜めた状態で撹拌体6を回転させる洗い運転(洗剤洗い運転、すすぎ洗い運転)を実行させ、この洗い運転の終了後であって且つ回転槽5内に水をそのまま溜めた状態で、前記クラッチ69を洗い用クラッチ位置から前記脱水用クラッチ位置へ切替えるために前記クラッチ切替手段32を作動させるから、クラッチ69を脱水用クラッチ位置へ切替える際に、回転槽5内に溜められた水により洗濯物が浮力を受け、撹拌体6に対する大きな荷重としては作用せず、つまり、クラッチ69の被嵌合部77と共回り防止装置71の嵌合部78とが撹拌体6の回転方向の一方方向で圧接したままで撹拌体6の動きがロックされてしまうことがなく、よって、クラッチ69が共回り防止装置71から容易に抜脱されることになり、クラッチ69の切替え動作の信頼性が向上する。
又、本実施形態においては、クラッチ69が脱水用クラッチ位置にあるか洗い用クラッチ位置にあるかを検出するクラッチ位置検出手段34を備えたから、クラッチ切替えが成功したか否かを判定することができ(図25のステップS3)、クラッチ切替え成功が判定されれば予定された次の制御を実行し(ステップS4)不成功が判定されれば所定水位給水といったリトライ処理(ステップS7)などを実行するなどの制御も可能となる。
又、本実施形態においては、制御装置46における制御手段が、クラッチ69を洗い用クラッチ位置から脱水用クラッチ位置へ切替えるためにクラッチ切替手段32を作動させたとき、クラッチ位置検出手段34が脱水用クラッチ位置を検出しないとき(ステップS3の「NO」)には、給水弁22による給水を行う(ステップS7)から、水量が増加したことによって洗濯物が撹拌体6から浮きやすくなり、次にクラッチ切替えを行う場合(ステップS2)にクラッチ切替えが成功する確率が高くなる。
又、上記実施形態においては、クラッチ用駆動装置であるクラッチ用ギアドモータ47が、その回転軸47bが一方向に一定速度で回転されるクラッチ用モータから構成され、このクラッチ用ギアドモータ47が、回転軸47bの1回転のうちの一つの初期回転角度位置を検出する初期位置検出手段105を備え、クラッチ切替手段32が、脱水方向クラッチ切替指令Sd(脱水用クラッチ位置へのクラッチ切替指令)を受けると、前記初期回転角度位置から回転軸47bの1/2回転相当の時間Tkで前記クラッチ用ギアドモータ47を駆動させることで、クラッチ69を洗い用クラッチ位置から脱水用クラッチ位置に切替え、さらに洗い方向クラッチ切替指令Sa(洗い用クラッチ位置へのクラッチ切替指令)を受けると、前記回転軸47bをこの脱水用クラッチ位置相当の前記回転軸角度位置からさらに一方向へ前記初期位置検出手段105が前記初期回転角度位置を検出するまで回転させることで前記クラッチ69を洗い用クラッチ位置へ切替える構成とした。さらに、前記脱水方向クラッチ切替指令Sdを受けてから前記回転軸47bが1回転する以上の時間Tsが経過するまでに前記前記初期位置検出手段105が前記初期回転角度位置を検出したときには、異常と判定する異常判定手段(図22のステップT7)を設ける構成とした。
この実施形態によれば、クラッチ切替手段32を駆動するクラッチ用ギアドモータ47や駆動回路47aに接点溶着や駆動回路47aのリレー溶着などの異常が発生している場合に、これを検出することができる。
なお、前記クラッチ位置検出手段34は、脱水用クラッチ位置と、洗い用クラッチ位置と、不完全切替え位置とを検出できるようにしたが、例えば、クラッチ69側に一つの磁石を設け、洗い用クラッチ位置でこの磁石と対応する静止部位に磁極応動素子(リードスイッチなど)を設けて、洗い用クラッチ位置とそれ以外を区別して検出するようにしても良い。又、脱水用クラッチ位置とそれ以外を区別して検出するようにしても良い。
次に第2実施形態について図26を参照して説明する。制御装置46は、モータ7が備えた位置検出素子113の位置検出の信号から前記撹拌体6が動いたか否かを検知する撹拌体動作検知手段としての機能も備えている。そして、この制御装置46の制御内容が若干第1実施形態と異なる。図26のステップU1〜ステップU5は図25のステップS1〜ステップS5と同じである。ステップU3の「NO」(クラッチ切替えが不成功)であると、ステップU6で今の水位が溢水水位以上であるか否かを判断し、溢水水位以上でなければ、ステップU7に移行して、1回当たり所定水位増加するように給水する。そしてステップU8では、モータ7を回転させて撹拌体6を回転動作させる。次のステップU9では、撹拌体動作検知手段により前記撹拌体6が動いたか否かを検知する。そして、このステップU9で撹拌体6が動いたことが検知されると、再度ステップU2に移行して、脱水方向クラッチ切替指令Sdを出力する。
ここで、撹拌体6が動いたことが検知されるということは、クラッチ69が共回り防止装置71から抜脱困難状態(撹拌体6がロックした状態)でないということであり、クラッチ切替えの成功確率がほぼ100%と予測できる。
従って、前記ステップU2で脱水方向クラッチ切替指令Sdが出力されると、極めて高い確率でクラッチ69が脱水用クラッチ位置に切替わる。
なお、クラッチ切替えが成功しないまま水位が溢水水位以上となると、ステップU10で異常報知を行う。
この第2実施形態では、制御手段である制御装置46が、撹拌体6が動作したか否かを検知する撹拌体動作検知手段としての機能を備え、そして、脱水方向クラッチ切替指令Sdを出力してクラッチ69を洗い用クラッチ位置から前記脱水用クラッチ位置へ切替えるためにクラッチ切替手段32を作動させても(ステップU2)、クラッチ位置検出手段34が脱水用クラッチ位置を検出しないとき、つまりクラッチ切替えが成功しないときには(ステップU3の「NO」)、給水を行うと共に(ステップU7)、前記モータ7に駆動指令を出力して撹拌体6を動作させ(ステップU8)、この撹拌体6が動作しないときには、その都度給水を行い(ステップU7)、前記撹拌体動作検知手段が撹拌体6の動作を検知したときにはステップU7は実行しない(前記給水を停止する)。
この第2実施形態によれば、撹拌体動作検知手段が撹拌体6の動作を検知したときに給水を停止するから、最小限の水によりクラッチ切替えを行うことができる。
図27は第3実施形態を示している。この実施形態では制御装置46における制御手段の制御が、洗濯物重量検出手段の検出結果を加味した制御となっている点が第1実施形態(図25)と異なる。すなわち、図25と同一制御内容のステップには同一符号を付している。
すなわち、洗剤洗い運転が予め定められた終了条件(設定時間満了)で終了するか、あるいはすすぎ洗い運転が予め定められた終了条件(設定時間満了)で終了すると(ステップS1の「YES」)、ステップSaで洗濯物重量検出結果が大(所定量以上か)であるか否かを判断し、大であれば、ステップS2〜ステップS8を実行する。
ステップSaで、洗濯物重量検出結果が小(所定量未満)であると判断されると、例外として、ステップS10〜ステップS16が実行される。
ステップS10では、排水動作を実行すると共に、ステップS11で脱水方向クラッチ切替指令Sdを出力して(ステップS2)。クラッチ69を洗い用クラッチ位置から前記脱水用クラッチ位置へ切替えるためにクラッチ切替手段32を作動させる。このステップS9の排水動作実行制御の趣旨は、次にある。すなわち、洗濯物重量が小であるということは、撹拌体6に対する荷重がもともと小さいから、クラッチ切替えと並行して排水を開始しても(水量を減らしても)、クラッチ切替えに成功する確率が極めて高いというところにある。このように洗濯物重量が小の場合に排水を早めに開始することで、行程を早く進めることができるようになる。
なお、ステップS11〜ステップS14、ステップS16は前記ステップS2〜ステップS6、ステップS8と同じ制御内容であるが、ステップS14の「YES」に続くステップS15では、排水を停止し、元の水位に1回当たり所定水位増加させた水位まで給水し、そしてリトライ回数をカウントする。上記「元の水位に1回当たり所定水位増加させた水位まで給水する」趣旨は、ステップS10で一旦排水を開始したから、元の水位まで給水を回復させ且つさらに所定水位増加させて給水量を元の水位よりも多くするところにある。
なお、ステップS12では、クラッチ切替えの成功確率が極めて高いので、通常はステップS12、ステップS13に移行するが、安全を期してステップS14〜ステップS17を用意している。
この第3実施形態によれば、洗濯物重量検出手段による洗濯物重量検出結果が小であるときには、例外として、前記排水弁による排水を開始するとともにクラッチ切替手段32を作動させるから、クラッチ切替えの成功確率が極めて高いと予想される洗濯物重量小のときには、例外として給水はせず排水を開始することで行程進行時間を迅速化できる。
なお、上記各実施形態では、クラッチ69を、回転槽5が撹拌体6と連結した状態になる脱水用クラッチ位置と、回転槽5が撹拌体6から切離され且つ水槽3に固定される洗い用クラッチ位置とに切替えるようにしたが、この洗い用クラッチ位置としては回転槽5が撹拌体6から切離されているが水槽3には固定されない状態もある。
以上説明した実施形態の脱水兼用洗濯機は、制御手段が、クラッチを洗い用クラッチ位置とさせて回転槽内に水を給水弁により溜めた状態で撹拌体を回転させる洗い運転を実行させ、この洗い運転の終了後であって且つ前記回転槽内に水をそのまま溜めた状態で、前記クラッチを洗い用クラッチ位置から脱水用クラッチ位置へ切替えるためにクラッチ切替手段を作動させる。これによれば、クラッチの切替え動作の信頼性を高め得る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は実施形態による脱水兼用洗濯機、5は回転槽、6は撹拌体、7はモータ、10は排水弁、12は排水弁用ギアドモータ(排水弁用駆動装置)、22は給水弁、32はクラッチ切替手段、34はクラッチ位置検出手段、46は制御装置(制御手段、撹拌体動作検知手段、洗濯物重量検出手段、クラッチ用駆動装置制御手段、異常判定手段)、47はクラッチ用ギアドモータ(クラッチ用駆動装置、クラッチ用モータ)、56は槽軸、69はクラッチ、105は初期位置検出手段を示す。

Claims (6)

  1. 洗い運転及び脱水運転を行う脱水兼用洗濯機において、
    洗濯物が収容される回転槽と、
    前記回転槽内に設けられ、モータにより回転される撹拌体と、
    前記回転槽を回転させる槽軸の外周に常時係合した状態で上下動可能とされ、下降することにより前記回転槽が当該撹拌体と連結した状態になる脱水用クラッチ位置と、上昇することにより前記回転槽が前記撹拌体から切離された状態になる洗い用クラッチ位置との間で切替可能に設けられたクラッチと、
    クラッチ用駆動装置を備えこのクラッチ用駆動装置の駆動により前記クラッチを前記脱水用クラッチ位置及び前記洗い用クラッチ位置に切替えるクラッチ切替手段と、
    排水弁用駆動装置を備えこの排水弁用駆動装置により開閉され前記回転槽内の水を排出するための排水弁と、
    前記回転槽内へ水を供給するための給水弁と、
    前記クラッチを前記洗い用クラッチ位置とさせて前記回転槽内に水を前記給水弁により溜めた状態で前記撹拌体を回転させる洗い運転を実行させ、この洗い運転の終了後であって且つ前記回転槽内に水をそのまま溜めた状態で、前記クラッチを洗い用クラッチ位置から前記脱水用クラッチ位置へ切替えるために前記クラッチ切替手段を作動させる制御手段と
    を備えてなる脱水兼用洗濯機。
  2. さらに、前記クラッチが前記脱水用クラッチ位置にあるか前記洗い用クラッチ位置にあるかを検出するクラッチ位置検出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の脱水兼用洗濯機。
  3. 前記制御手段が、前記クラッチを洗い用クラッチ位置から前記脱水用クラッチ位置へ切替えるために前記クラッチ切替手段を作動させたとき、前記クラッチ位置検出手段が脱水用クラッチ位置を検出しないときには、前記給水弁による給水を行うことを特徴とする請求項2に記載の脱水兼用洗濯機。
  4. さらに、前記撹拌体が動作したか否かを検知する撹拌体動作検知手段を備え、
    前記制御手段が、前記クラッチを洗い用クラッチ位置から前記脱水用クラッチ位置へ切替えるために前記クラッチ切替手段を作動させたとき、前記クラッチ位置検出手段が脱水用クラッチ位置を検出しないときには、前記給水弁による給水を行うと共に、前記モータに駆動指令を出力し、この撹拌体が動作したことを前記撹拌体動作検知手段が検知したときには前記給水を停止することを特徴とする請求項2又は3に記載の脱水兼用洗濯機。
  5. さらに、洗濯物の重量を検出する洗濯物重量検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記クラッチを前記洗い用クラッチ位置とさせて前記回転槽内に水を前記給水弁により溜めた状態で前記撹拌体を回転させる洗い行程を実行させ、前記洗濯物重量検出手段による洗濯物重量検出結果が大であるときには、この洗い行程の終了後であって且つ前記回転槽内に水をそのまま溜めた状態で、前記クラッチを洗い用クラッチ位置から前記脱水用クラッチ位置へ切替えるために前記クラッチ切替手段を作動させ、前記洗濯物重量検出手段による洗濯物重量検出結果が小であるときには、例外として、前記排水弁による排水を開始するとともに前記クラッチ切替手段を作動させることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の脱水兼用洗濯機。
  6. 前記クラッチ用駆動装置は、回転軸が一方向に一定速度で回転されるクラッチ用モータから構成され、
    このクラッチ用モータは、回転軸の1回転のうちの一つの初期回転角度位置を検出する初期位置検出手段を備え、
    さらに前記クラッチ用駆動装置を制御するクラッチ用駆動装置制御手段を備え、
    前記クラッチ用駆動装置制御手段は、脱水用クラッチ位置へのクラッチ切替指令を受けると、前記初期回転角度位置から回転軸の1/2回転相当の時間で前記クラッチ用モータを駆動させることで、前記クラッチを洗い用クラッチ位置から脱水用クラッチ位置に切替え、さらに洗い用クラッチ位置へのクラッチ切替指令を受けると、前記回転軸をこの脱水用クラッチ位置相当の前記回転軸角度位置からさらに一方向へ前記初期位置検出手段が前記初期回転角度位置を検出するまで回転させることで前記クラッチを洗い用クラッチ位置へ切替える構成であり、
    さらに、前記脱水用クラッチ位置へのクラッチ切替指令を受けてから前記回転軸が1回転する以上の時間を経過するまでに前記前記初期位置検出手段が前記初期回転角度位置を検出したときには、異常と判定する異常判定手段を設けたことを特徴とする1から5までのいずれかに記載の脱水兼用洗濯機。
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