JP2013183546A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回生電流による直流電圧の増大を抑制できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】インバータ3は電源線LH,LLの間に印加される直流電圧を交流電圧に変換して、交流電圧を誘導性負荷6に印加する。コンデンサC1は電源線LH,LLの間に設けられる。ダイオードD1は電源線LH,LLの間でコンデンサC1と直列に接続され、コンデンサC1との直列経路においての電源線LH側にアノードを有する。スイッチ素子S1はダイオードD1と並列に接続される。電流検出部4は電源線LHからコンデンサC1を経由して電源線LLへと流れる回生電流を検出する。スイッチング制御部51はインバータ3を制御する機能を有し、インバータ3が交流電圧を誘導性負荷6に印加した状態において回生電流が所定値よりも大きいことを契機としてスイッチ素子S1を導通させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
インダイレクトマトリックスコンバータでは、例えば逆阻止性を有する電流形コンバータと、電圧形インバータとが直流リンクを介して互いに接続される。かかるインダイレクトマトリックスコンバータではインバータからの回生電流を流すべく、直流リンクにクランプ回路が設けられる。例えばクランプ回路は互いに直列に接続されたコンデンサおよびダイオードを有し、DCスナバと同じ構成を有する。
なお本発明に関連する技術として特許文献1が開示されている。
特開2011−15604号公報
しかしながら、回生電流が流れるとクランプ回路のコンデンサが充電され、その両端電圧が増大する。当該両端電圧が増大することによって、インバータ、コンバータに過電圧が印加され得る。
そこで、本発明の目的は、回生電流による直流電圧の増大を抑制できる電力変換装置を提供する。
本発明にかかる電力変換装置の第1の態様は、正極側の第1の電源線(LH)と負極側の第2の電源線(LL)との間に印加される直流電圧を交流電圧に変換して、前記交流電圧を誘導性負荷(6)に印加するインバータ(3)と、前記第1及び前記第2の電源線の間に設けられるコンデンサ(C1)と、前記第1及び前記第2の電源線の間で前記コンデンサと直列に接続され、前記コンデンサとの直列経路において前記第1の電源線側にアノードを有するダイオード(D1)と、前記ダイオードと並列に接続されるスイッチ素子(S1)と、前記第1の電源線から前記コンデンサを経由して前記第2の電源線、そしてインバータ(3)へと流れる回生電流を検出する電流検出部(4)と、前記インバータと前記スイッチ素子とをそれぞれ制御する機能を有し、前記インバータが前記交流電圧を前記誘導性負荷に印加した状態において前記回生電流が所定値よりも大きいことを契機として前記スイッチ素子(S1)を導通させるスイッチング制御部(51)とを備える。
本発明にかかる電力変換装置の第2の態様は、第1の態様にかかる電力変換装置であって、前記電流検出部(4)は、前記第1又は前記第2の電源線(LH,LL)を流れる電流を、前記回生電流が流れる方向を負として検出し、検出された前記電流に、正の値を有する所定のオフセット量(ΔI)を加算して前記スイッチング制御部に出力し、前記スイッチング制御部(51)は、前記電流検出部からの前記電流が、前記所定のオフセット量と前記所定値(Iref1)の差たる第2所定値(Iref11)よりも小さいことを契機として、前記スイッチ素子を導通させる。
本発明にかかる電力変換装置の第3の態様は、第2の態様にかかる電力変換装置であって、前記スイッチング制御部(51)は、前記電流検出部からの前記電流が、前記所定のオフセット量(ΔI)より大きい第3所定値(Iref21)よりも大きいことを契機として、前記インバータを停止させる。
本発明にかかる電力変換装置の第4の態様は、第1の態様にかかる電力変換装置であって、前記電流検出部(4)は、前記第1又は前記第2の電源線(LH,LL)を流れる電流を、前記回生電流が流れる方向を正として検出し、検出された前記電流に、正の値を有する所定のオフセット量(ΔI)を加算して前記スイッチング制御部に出力し、前記スイッチング制御部(51)は、前記電流検出部からの前記電流が、前記所定のオフセット量と前記所定値(Iref1)との和たる第2所定値(Iref11)よりも大きいことを契機として、前記スイッチ素子を導通させる。
本発明にかかる電力変換装置の第5の態様は、第4の態様にかかる電力変換装置であって、前記スイッチング制御部(51)は、前記電流検出部からの前記電流が、前記所定のオフセット量(ΔI)より小さい第3所定値(Iref21)よりも小さいことを契機として、前記インバータを停止させる。
本発明にかかる電力変換装置の第6の態様は、第2から第5のいずれか一つの態様にかかる電力変換装置であって、前記電流検出部(4)は、前記第1又は第2の電源線(LH,LL)に設けられたシャント抵抗(41)を有し、前記第1又は前記第2の電源線を流れる電流として、前記シャント抵抗の一端の電位に対する前記他端の電位を検出し、前記シャント抵抗の前記一端の前記電位よりも小さい電位に対する前記他端の電位を検出することで、前記電流に前記所定のオフセット量を加算する。
本発明にかかる電力変換装置の第7の態様は、第1から第6のいずれか一つの態様にかかる電力変換装置であって、前記直列経路において前記コンデンサ及び前記ダイオードと直列に接続される第2のコンデンサ(C2)と、前記コンデンサと前記ダイオードとの間の点と、前記第2の電源線との間に設けられ、前記第2の電源線側にアノードを有する第2のダイオード(D2)と、前記第2のコンデンサと前記ダイオードとの間の点と、前記第1の電源線との間に設けられ前記第1の電源線側にカソードを有する第3のダイオード(D3)とを更に備え、前記インバータの出力相数と2との積で前記交流電圧の周期を除算して得られる期間における前記回生電流の最大値が、前記所定値以下の第4所定値よりも小さいときに、前記スイッチング制御部(51)は前記スイッチ素子を非導通とする。
本発明にかかる電力変換装置の第1の態様によれば、誘導性負荷の負荷力率が低下すれば回生電流が増大する。回生電流が所定値よりも大きいことを契機としてスイッチ素子が導通することにより、当該回生電流によってその両端電圧が増大したコンデンサの電荷を、その後に力行電流(第1の電源線(LH)からインバータを経由して第2の電源線(LL)に流れる電流)が流れるときに放電させることができる。よって負荷力率が低いときのコンデンサの両端電圧の増大を抑制することができる。
本発明にかかる電力変換装置の第2の態様によれば、電流にオフセット量を加算するので、その大きさがオフセット量よりも小さい回生電流を正の値として検出することができる。よって、正の領域で電流を扱うスイッチング制御部を採用することができる。
本発明にかかる電力変換装置の第3の態様によれば、回生電流と力行電流との両方を検出しつつ、力行電流が大きいことを契機としてインバータを停止することができる。即ち、第3所定値を適宜に設定することで過電流からインバータを保護できる。
本発明にかかる電力変換装置の第4の態様によれば、電流にオフセット量を加算するので、その大きさがオフセット量よりも小さい力行電流を正の値として検出することができる。よって、正の領域で電流を扱うスイッチング制御部を採用することができる。
本発明にかかる電力変換装置の第5の態様によれば、回生電流と力行電流との両方を検出しつつ、力行電流が大きいことを契機としてインバータを停止することができる。即ち、第3所定値を適宜に設定することで過電流からインバータを保護できる。
本発明にかかる電力変換装置の第6の態様によれば、力行電流と回生電流とによって生じるシャント抵抗の電圧において、高電位となるシャント抵抗の端は、力行電流と回生電流とによって異なる。言い換えれば、シャント抵抗の一端の基準電位に対する他端の電位の正負は相違するものの、基準電位をオフセットするので、スイッチング制御部では回生電流および力行電流による電位として正の値を有する電位として取り扱うことができる。
本発明にかかる電力変換装置の第7の態様によれば、回生電流が小さいときにはコンデンサをクランプコンデンサとして機能させることができる。
電力変換装置の概念的な構成の一例を示す図である。 相電圧と線電流との一例を示す図である。 検出される電流と、オフセットされた後の電流とを示す図である。 検出される電流と、オフセットされた後の電流とを示す図である。 制御部の概念的な構成の一例を示す図である。 検出される電圧と、オフセットされた後の電圧とを示す図である。 クランプ回路の概念的な一例を示す図である。 クランプ回路の概念的な一例を示す図である。
図1に示すように、本電力変換装置はクランプ回路2とインバータ3とを備えている。インバータ3はその入力側で電源線LH,LLと接続される。電源線LH,LLの間には直流電圧が印加される。なおここでは電源線LHに印加される電位は電源線LLに印加される電位よりも高い。インバータ3はこの直流電圧を交流電圧に変換し、当該交流電圧を交流線Pu,Pv,Pwに印加する。
図1の例示では、インバータ3はたとえば三相のインバータであるが、これに限らず、単相のインバータであっても、三相以上のインバータであってもよい。以下では、インバータ3が三相のインバータである場合について説明する。インバータ3は例えばスイッチング素子Su1,Sv1,Sw1,Su2,Sv2,Sw2とダイオードDu1,Dv1,Dw1,Du2,Dv2,Dw2とを備えている。スイッチング素子Sy1,Sy2(yはu,v,wを代表する)は例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタなどである。スイッチング素子Sy1,Sy2は電源線LH,LLの間で相互に直列に接続されている。交流線Pyはスイッチング素子Sy1,Sy2の間の点から引き出される。ダイオードDy1,Dy2はそれぞれスイッチング素子Sy1,Sy2に並列に接続され、そのアノードを電源線LL側に向けて設けられる。
これらのスイッチング素子Sy1,Sy2は後述する制御部5によって適宜に制御される。この制御によってインバータ3は電源線LH,LLの間の直流電圧を交流電圧に変換し、これを交流線Pu,Pv,Pwに印加することができる。このような制御は公知な技術であるので詳細な説明は省略するものの、その一例について概説する。
スイッチング素子Sy1,Sy2を互いに排他的に導通させる。これによって、スイッチング素子Sy1,Sy2の両方が同時に導通することによる電源線LH,LLの短絡を防止する。スイッチング素子Sy1,Sy2のスイッチングパターンとしては例えば次の8種類が採用される。ここでスイッチング素子Sy1が導通することを「1」で示し、スイッチング素子Sy2が導通することを「0」で示し、相毎に数字を並べて表すと、スイッチングパターンは(000)(001)(010)(011)(100)(101)(110)(111)の8種類である。例えばスイッチング素子Su1,Sv2,Sw2が導通するスイッチングパターンは(100)である。また各スイッチングパターンが採用されるときに交流線Pu,Pv,Pwに印加される電圧のベクトル(以下、電圧ベクトルと呼ぶ)を、上記数字を二進数と把握しこれを十進数に変換して電圧ベクトルV0〜V7と表す。例えばスイッチングパターン(100)が採用されているときの電圧ベクトルは電圧ベクトルV4となる。
この8種類のスイッチングパターンを適宜に切り替えることで、インバータ3は交流線Pu,Pv,Pwに交流電圧を出力することができる。例えば図2を参照して、電圧位相が例えば30度から90度までの60度区間では、電圧ベクトルV5,V4と電圧ベクトルV0(或いはV7、若しくはV0及びV7、以下同様)とを繰り返し切り替えて採用する。また電圧位相が例えば90度から150度までの60区間では電圧ベクトルV4,V6と電圧ベクトルV0とを繰り返し切り替えて採用する。
図2の例示では、60度区間の境界ごとに電圧ベクトルの符号が付されており、これによって、当該境界で挟まれる60度区間においてそれらの電圧ベクトルが採用されることを示している。例えば電圧位相が210度から270度までの60度区間では、電圧ベクトルV2,V3が採用される。なお、全ての60度区間において電圧ベクトルV0は採用され得るので、図2においては図示していない。
そして、各領域で採用される電圧ベクトルのデューティ(所定時間(例えばキャリア周期)内における各電圧ベクトルの割合)を適宜に調整することで、インバータ3は適宜に正弦波近似の交流電圧を出力できる。図2の例示では、一例として交流線Puに印加される相電圧Vuの近似値が正弦波で示されている。
なお、上述の制御は一例であって他の制御が採用されてもよい。例えば電圧位相が0度から60度の区間において電圧ベクトルV5のみを採用し、続く60度区間毎に電圧ベクトルV4,V6,V2,V3,V1がこの順で採用されてもよい。これは、相電圧Vuとして、電圧位相が0度から180度の区間で高電位を採り、180度から360度の区間で低電位を採る矩形波を採用する場合の制御である。
再び図1を参照して、交流線Pu,Pv,Pwは誘導性負荷6に接続される。誘導性負荷6は例えばモータであって交流線Pu,Pv,Pwに印加される交流電圧に応じて回転する。
クランプ回路2はダイオードD1とコンデンサC1とスイッチ素子S1とを備える。コンデンサC1は電源線LH,LLの間に設けられる。ダイオードD1は電源線LH,LLの間でコンデンサC1と直列に接続される。ダイオードD1はコンデンサC1との直列経路においてそのアノードを電源線LH側に向けて設けられる。スイッチ素子S1は例えば絶縁ゲートバイポーラなどであってコンデンサC1と並列に接続される。スイッチ素子S1も後述の制御部5によって制御される。
スイッチ素子S1が非導通すると、スイッチ素子S1に並列接続されるダイオードD1が機能する。ダイオードD1はコンデンサC1が電源線LHへと放電することを防止するので、コンデンサC1の両端電圧は、電源線LH,LLの間の直流電圧の最大値に維持される。すなわち、コンデンサC1はいわゆるクランプコンデンサとして機能する。またこのときクランプ回路2はいわゆるDCスナバとしても機能することができる。
一方、スイッチ素子S1が導通すると、コンデンサC1はスイッチ素子S1を介して電源線LHへと放電することができる。つまりコンデンサC1はいわゆる平滑コンデンサとして機能することができる。
図1の例示では電源線LH,LLの間に直流電圧を印加する構成としてコンバータ1が示されている。コンバータ1は交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換してこれを電源線LH,LLに印加する。図1の例示ではコンバータ1は例えば電流形コンバータであって、例えばダイオードDr1,Dr2,Ds1,Ds2,Dt1,Dt2とスイッチング素子Sr1,Sr2,Ss1,Ss2,St1,St2とを有している。
スイッチング素子Sx1,Sx2(以下、xはr,s,tを代表する)は例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタなどである。ダイオードDx1とスイッチング素子Sx1とは交流線Pxと電源線LHとの間で互いに直列に接続される。ダイオードDx1は、そのカソードを電源線LH側に向けて配置される。即ち、ダイオードDr1,Ds1,Dt1はそれぞれ電源線LHから交流線Pr,Ps,Ptへとスイッチング素子Sr1,Ss1,St1を介して電流が流れることを防止する。
ダイオードDx2とスイッチング素子Sx2とは交流線Pxと電源線LLとの間で互いに直列に接続される。ダイオードDx2は、そのアノードを電源線LL側に向けて配置される。即ち、ダイオードDr2,Ds2,Dt2はそれぞれ交流線Pr,Ps,Ptから電源線LLへとスイッチング素子Sr2,Ss2,St2を介して電流が流れることを防止する。
これらのスイッチング素子Sx1,Sx2は不図示の制御部によって制御され、より詳細には例えば交流線Pxに印加される交流電圧に基づいて適切に制御される。これにより、コンバータ1は交流線Pr,Ps,Ptに印加される交流電圧を直流電圧に変換して、これを電源線LH,LLの間に印加することができる。
なお、図1の例示ではスイッチング素子Sx1,Sx2とダイオードDx1,Dx2とが設けられているものの、これに限らない。例えばダイオードDx1とスイッチング素子Sx2との一組の替わりに、及び/又はダイオードDx2とスイッチング素子Sx2との一組の替わりに、逆電圧の耐性に優れた逆阻止型スイッチング素子(例えばRB−IGBT(リバースブロッキング絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)など)が採用されてもよい。
また電力変換装置には電流検出部4が設けられる。電流検出部4は、インバータ3から電源線LH、ダイオードD1(或いはスイッチ素子S1)及びコンデンサC1を経由して電源線LLへと流れる電流、即ちインバータ3からの回生電流を検出する。
図1の例示では電流検出部4は、クランプ回路2とインバータ3との間で電源線LLを流れる電流を検出する。なお電流検出部4は、クランプ回路2とインバータ3との間で電源線LHを流れる電流を検出しても良い。電流検出部4は、電源線LHからインバータ3を経由して電源線LLに流れる電流(以下、力行電流とも呼ぶ)と区別して回生電流を検出する。電流検出部4の具体的な構成の一例については後に詳述する。
制御部5はスイッチング制御部51を備えている。スイッチング制御部51はインバータ3を制御する機能を有する。即ち、スイッチング制御部51は例えば上述のようにインバータ3を制御すべくスイッチング素子Sy1,Sy2へとスイッチング信号Syを出力する。
またスイッチング制御部51はスイッチ素子S1を制御する機能を有する。即ち、スイッチング制御部51はスイッチ素子S1へとスイッチング信号Szを出力する。
またここでは、制御部5はマイクロコンピュータと記憶装置を含んで構成される。マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップ(換言すれば手順)を実行する。上記記憶装置は、例えばROM(Read-Only-Memory)、RAM(Random-Access-Memory)、書き換え可能な不揮発性メモリ(EEPROM(Electrically-Erasable-Programmable-ROM)等)、ハードディスク装置などの各種記憶装置の1つ又は複数で構成可能である。当該記憶装置は、各種の情報やデータ等を格納し、またマイクロコンピュータが実行するプログラムを格納し、また、プログラムを実行するための作業領域を提供する。なお、マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップに対応する各種手段として機能するとも把握でき、あるいは、各処理ステップに対応する各種機能を実現するとも把握できる。また、制御部5はこれに限らず、それぞれ制御部5によって実行される各種手順、あるいは実現される各種手段又は各種機能の一部又は全部をハードウェアで実現しても構わない。
スイッチング制御部51はスイッチング信号Syを出力してインバータ3に交流電圧を出力させている状態で、電流検出部4によって検出された回生電流が所定値Iref1よりも大きいことを契機として、スイッチ素子S1を導通させる。
このようなスイッチ素子S1の制御による効果を説明するに当たって、まず、電源線LH,LLに流れる電流と、誘導性負荷6側の力率(以下、負荷力率と呼ぶ)との関係について述べる。この関係を説明するために、交流線Pu,Pv,Pwを流れる線電流iu,iv,iwと電源線LH,LLを流れる電流との関係についても併せて説明する。以下では、インバータ3から誘導性負荷6に流れる線電流の方向を正の方向と定義する。
図2の中央のグラフで示すように、相電圧Vuと線電流iuとの位相が互いに等しい、即ち負荷力率が1である場合について考慮する。図2から理解できるように、電圧ベクトルV4は電圧位相が30度から150度の120度区間H1で適宜に採用される。電圧ベクトルV4が採用されるときにはスイッチング素子Su1が導通する。一方、相電圧Vuと線電流iuの位相が互いに等しいのでこの120度区間H1では線電流iuは正である。よってこの120度区間H1において電圧ベクトルV4が採用されると、線電流iuは、電源線LHからスイッチング素子Su1を経由して交流線Puを正の方向に流れる(図1も参照)。即ち線電流iuは力行電流として流れる。
次に、図2の下側のグラフで示すように、相電圧Vuと線電流iuとの位相差が30度を超える、即ち負荷力率が√3/2を下回る場合について考慮する。このとき120度区間H1のうち最初の区間Hu1において、線電流iuが負となる。一方で電圧ベクトルV4が採用されているときにはスイッチング素子Su2は非導通である。よって、この区間Hu1において電圧ベクトルV4が採用されると、線電流iuは交流線PuからダイオードDu1を経由して電源線LHへと流れる(図1も参照)。そして電圧ベクトルV4が採用されているときにはスイッチング素子Sv1,Sw1が非導通であるので、ダイオードDu1を経由した電流は誘導性負荷6側を流れずにクランプ回路2へと流れる。即ち、回生電流が流れる。
また電圧ベクトルV6が適宜に採用される電圧位相90度から150度までの120度区間のうち最初の区間Hw1では線電流iwは正である。電圧ベクトルV6が採用されるときにはスイッチング素子Sw1は非導通であるので、区間Hw1において電圧ベクトルV6が採用されると、線電流iwは電源線LLからダイオードDw2を介して交流線Pwを正の方向に流れる(図1も参照)。電圧ベクトルV6が採用されているときにはスイッチング素子Su2,Sy2は非導通であるので、これらを介した電流が電源線LLを介してダイオードDw2へと流れることはなく、クランプ回路2を経由した電流が電源線LLを介してダイオードDw2を流れる。即ち、回生電流が流れる。
他の区間Hu2,Hy1,Hy2,Hw2においても同様に所定の電圧ベクトルが採用されるときに回生電流が流れる。
このような回生電流が流れる度に、回生電流がコンデンサC1を流れてコンデンサC1が充電される。これによってコンデンサC1の両端電圧が増大する。しかるに本実施の形態ではスイッチング制御部51は電流検出部4によって検出された回生電流が所定値Iref1よりも大きいことを契機としてスイッチ素子S1を導通させる。よって回生電流が流れることによってコンデンサC1が充電されたとしても、その後に力行電流が流れる期間にコンデンサC1を放電させることができる。したがって、負荷力率が低下することに伴うコンデンサC1の両端電圧の増大を抑制することができる。
また上述の例では負荷力率が低下したことに伴う回生電流について説明したが、回生電流を流す要因については不問である。本実施の形態では、どのような要因で回生電流が流れようとも、その回生電流による直流電圧の増大を抑制できるからである。
<電流検出部4>
電流検出部4は電源線LH,LLを流れる電流I1をその方向に応じて検出する。より詳細には、図3に例示するように、電流検出部4は回生電流を負の値として検出し力行電流を正の値として検出する。よって回生電流が大きいほど、電流I1としては小さい値を採る。そして電流検出部4は検出した電流I1に、正の値を有するオフセット量ΔIを加算する。オフセット量ΔIは所定値Iref1よりも大きい値である。図3の例示では、電流I1にオフセット量ΔIを加算した値が電流I2として示されている。よって回生電流は電流I2においてオフセット量ΔIより小さい値として検出される。電流検出部4はかかる電流I2をスイッチング制御部51へと出力する。
スイッチング制御部51は、電流検出部4からの電流I2が所定値Iref11よりも小さいことを契機として、スイッチ素子S1を導通させる。なお所定値Iref11はオフセット量ΔIと所定値Iref1との差である。よって、電流I2が所定値Iref11よりも小さいことは回生電流が所定値Iref1よりも大きいことを意味する。
以上のとおり電流I1にオフセット量ΔIを加算するので、その大きさがオフセット量ΔIよりも小さい回生電流を正の値として検出することができる。よって、スイッチング制御部51として、正の領域で電流を扱うものを採用することができる。換言すれば、スイッチング制御部51は正の電流I2と正の所定値Iref11との比較により、回生電流と所定値Iref1との比較を実行することができる。このような電流検出部4およびスイッチング制御部51の具体例については後に詳述する。
またスイッチング制御部51は、電流I2が所定値Iref21より大きいことを契機として、インバータ3を停止させてもよい。所定値Iref21はオフセット量ΔIよりも大きい。これによって、力行電流が所定の所定値Iref2(=所定値Iref21−オフセット量ΔI)よりも大きいことを契機として、インバータ3が停止される。よって所定値Iref21(所定値Iref2)を適切な値に設定することで、インバータ3に過電流が流れることを防止することができる。
以上の通り、インバータ3の過電流を検出するための、力行電流と所定値Iref2との比較と、回生電流の増大を検出するための、回生電流と所定値Iref1との比較との両方を、正の領域で実現することができる。したがって、スイッチング制御部51として正の領域で電流を扱うものを採用することができる。
なお、スイッチング制御部51は、コンバータ1及び/又はインバータ3に対して、電流検出部4によって検出される力行電流に基づく任意の制御を行っても良い。例えば力行電流に基づいて誘導性負荷6を流れる線電流を検出し、当該線電流に基づいて効率が最大となるようにコンバータ1及び/又はインバータ3を制御しても良い。また力行電流が所定値を超えることを契機として、誘導性負荷6の負荷を低減する制御(垂下制御、例えば回転速度を低下させる制御)をコンバータ1及び/又はインバータ3に対して行ってもよく、或いは誘導性負荷6を停止させてもよい(停止制御)。これらの制御はいずれも公知な技術であるので詳細な説明は省略する。
また必ずしも回生電流を負の値として検出する必要はなく、図4に例示するように正の値として検出しても良い。この場合、電流検出部4は電流I1に対して所定のオフセット量ΔI(>所定値Iref2)を加算して電流I2を算出し、スイッチング制御部51は電流I2が所定値Iref11(=ΔI+Iref1)よりも大きいときにスイッチ素子S1を導通させればよい。またスイッチング制御部51は電流I2が所定値Iref21(=ΔI−Iref2)よりも小さいときにインバータ3を停止させてもよい。
<電流検出部4の具体的な一例>
図1,5に例示するように、電流検出部4はシャント抵抗41と電圧検出部42とを備えている。シャント抵抗41はクランプ回路2とインバータ3との間において例えば電源線LLに設けられる。なおシャント抵抗41はクランプ回路2とインバータ3との間において電源線LHに設けられても良い。以下では、シャント抵抗41が電源線LLに設けられる場合について説明する。シャント抵抗41の両端電圧は理想的にはシャント抵抗41を流れる電流I1に比例する。よって、電圧検出部42は電流I1に替えてシャント抵抗41の両端電圧V11を検出する。ここでは一例として、シャント抵抗41のインバータ3側の一端の電位に対する他端の電位を両端電圧として検出する。よって、図6に示すように、回生電流が流れるときにはシャント抵抗41の両端電圧V11が正の値を採り、力行電流が流れている場合には両端電圧V11は負の値を採る。
図5には、電圧検出部42の内部構成の概念的な構成の一例が示されている。なおシャント抵抗41の一端412がインバータ3側の端であり、シャント抵抗41の他端411がクランプ回路2側の端である。
シャント抵抗41の両端電圧V11は図5に例示するように例えばローパスフィルタ421によって高調波成分が除去される。図5の例示ではローパスフィルタ421は抵抗R11〜R14とコンデンサC11とを備えている。抵抗R11,R12は互いに直列に接続され、抵抗R13,R14は互いに直列に接続される。コンデンサC11は抵抗R11,R12の間の接続点と、抵抗R13,R14の間の接続点との間に設けられる。抵抗R11の抵抗R12とは反対側の一端はシャント抵抗41の他端411に接続され、抵抗R13の抵抗R14とは反対側の一端はシャント抵抗41の一端412に接続される。抵抗R12の抵抗R11とは反対側の一端P1と、抵抗R14の抵抗R13とは反対側の一端P2との間の電圧V12がローパスフィルタ421の出力電圧となる。なお、ローパスフィルタ421は必須の要件ではない。
ローパスフィルタ421からの電圧V12はオフセット増幅部422によって、オフセットされつつ増幅されて電圧V13としてスイッチング制御部51に出力される。ただし必ずしも増幅される必要はなく、要するに電圧V12に対して正の値を有する所定のオフセット量ΔVを加算すればよい。これによって、図6に示すように、力行電流による両端電圧V11が負の値を採ったとしても、その絶対値がオフセット量ΔVよりも小さい場合には、オフセット増幅部422から出力される電圧V13は正の値を採る。よって、スイッチング制御部51では、回生電流が流れようとも力行電流が流れようとも、その電流値が反映された電圧V13を正の領域で取り扱うことができる。以下、オフセット増幅部422の具体例について詳述する。
図5の例示では、オフセット増幅部422は、オペアンプOP1と、抵抗R21〜R24とコンデンサC21〜C24とを備えている。オペアンプOP1は直流電源E22が入力されて動作する。直流電源E22にはコンデンサC23,C24が並列接続され、例えば直流電源E22の直流電圧を平滑する(安定させる)。ローパスフィルタ421の出力端となる端P1,P2はそれぞれオペアンプOP1の反転入力端子及び非反転入力端子に接続される。抵抗R23とコンデンサC21とは互いに並列接続され、当該並列接続体の一端が非反転入力端子に接続される。抵抗R21,R22は直流電源E21と接地との間で互いに直列に接続され、これらの接続点が抵抗R23とコンデンサC21とからなる並列接続体の他端に接続される。なお抵抗R22は抵抗R21に対して接地側に配置される。オペアンプOP1の出力端子と反転入力端子との間には抵抗R24が設けられ、コンデンサC22が抵抗R24に並列に接続される。オフセット増幅部422はオペアンプOP1の出力端子と接地との間の電圧V13を出力する。
このようなオフセット増幅部422に入力される電圧V12は、抵抗R24の抵抗値及び抵抗R23の抵抗値などで決定されるゲインが乗算され、さらに抵抗R22に生じる電圧の分、オフセットされて、電圧V13としてスイッチング制御部51に出力される。
なおオフセット増幅部422のオフセット動作は要するに次のようにして実現されるとよい。即ち、オフセット増幅部422はシャント抵抗41の一端412の電位よりも低い基準電位(例えば接地)に対する他端411の電位を検出して電圧V13として出力するとよい。このとき、基準電位と一端412の電位との差は例えば次で説明するように設定すればよい。即ち、例えば力行電流が最も大きく流れるときに電圧V11(一端412に対する他端411の電位差)は負の値を有して最も小さくなる。よって、基準電位と一端412の電位との差を最も小さい電圧V11の絶対値よりも大きく設定する。これにより、力行電流が最も大きく流れたとしても、電圧V13としては正の値を出力することができる。
なお図5の例示では、回生電流が流れるときにはシャント抵抗41の両端電圧V11が正の値を採り、力行電流が流れている場合には両端電圧V11は負の値を採る。よって、力行電流が最も大きく流れるときに電圧V11は負の値を有して最も小さくなる。一方、力行電流が流れるときにシャント抵抗41の電圧V11が正の値を採り、回生電流が流れているときに電圧V11が負の値を採るように、電流検出部42を構成しても良い。これはシャント抵抗41の一端412を回生電流が正の場合とは逆にコンバータ3に接続すればよい。このとき、回生電流が最も大きく流れるときに電圧V11が負の値を有して最も小さくなる。したがって、基準電位と一端412の電位との差を、最も小さい電圧V11の絶対値よりも大きく設定する。これにより、回生電流が最も大きく流れたとしても、電圧V13としては正の値を出力することができる。
スイッチング制御部51は、比較部511と、スイッチ信号出力部512,513とを備えている。比較部511には電圧V13が入力され、電圧V13と所定値Vref1(>オフセット量ΔV)とを比較し、電圧V13が所定値Vref1よりも大きいときにその旨をスイッチ信号出力部512に出力する。なお電圧V13が所定値Vref1よりも大きいことは回生電流が所定値Iref1よりも大きいことを意味する。また比較部511は電圧V13と所定値Vref2(<オフセット量ΔV)とを比較し、電圧V13が所定値Vref2よりも小さいときにその旨をスイッチ信号出力部513に出力する。なお電圧V13が所定値Vref2よりも小さいことは力行電流が所定値Iref2よりも大きいことを意味する。
図5の例示では、比較部511は比較器OP2,OP3と、抵抗R31〜R34と、コンデンサC31〜C33を備えている。比較器OP2には電圧V13と所定値Vref1とが入力されて、これらを比較する。所定値Vref1は抵抗R31,R32とコンデンサC31とによって生成される。抵抗R31,R32は直流電源E31と接地との間で互いに直列に接続される。抵抗R32は抵抗R31に対して接地側に配置される。コンデンサC31は抵抗R32に並列に接続される。コンデンサC31は抵抗R32に生じる電圧を平滑する(安定させる)。比較器OP2には抵抗R31,R32の接続点が入力され、抵抗R32に生じる電圧が所定値Vref1として入力される。比較器OP2は電圧V13が所定値Vref1よりも大きいときに、その旨をスイッチ信号出力部512に通知する。
比較器OP3には電圧V13と所定値Vref2とが入力されて、これらを比較する。所定値Vref2は抵抗R33,R34とコンデンサC33とによって生成される。抵抗R33,R34は直流電源E33と接地との間で互いに直列に接続される。抵抗R34は抵抗R33に対して接地側に配置される。コンデンサC33は抵抗R34に並列に接続される。コンデンサC33は抵抗R34に生じる電圧を平滑する(安定させる)。比較器OP3には抵抗R33,R34の接続点が入力され、抵抗R34に生じる電圧が所定値Vref2として入力される。比較器OP3は電圧V13が所定値Vref2よりも小さいときに、その旨をスイッチ信号出力部513に通知する。
なお図5では、比較器OP2,OP3が一つの集積回路として構成されており、かかる集積回路に直流電源E32が接続される。コンデンサC32は直流電源E32と並列に接続されて例えば直流電源E32の直流電圧を平滑する(安定させる)。
スイッチ信号出力部512は、比較器OP2から電圧V13が所定値Vref1よりも大きい旨の通知を受けると、スイッチ素子S1を導通すべくスイッチング信号Szを出力する。スイッチ信号出力部513は、比較器OP3から電圧V13が所定値Vref2よりも小さい旨の通知を受け取ると、インバータ3を停止すべく、スイッチング信号Syの出力を停止する。
なお、直流電源E21,E22,E31〜E33は互いに共通の電源であってもよく、互いに異なる電源であってもよい。
また図5の例示では、シャント抵抗41のインバータ3側の一端412に対する他端411の電位を両端電圧V11として検出しているものの、これに限らず、逆であってもよい。これは図4を参照した説明と同様であるので、繰り返しの説明を省略する。
<クランプ回路>
図7に例示するように、図1のクランプ回路2と比較して、クランプ回路2はコンデンサC2とダイオードD2,D3とを更に備えていても良い。ダイオードD1とコンデンサC1,C2とは電源線LH,LLの間で互いに直列に接続される。当該直列経路において、ダイオードD1は電源線LH側にアノードを有し、コンデンサC1,C2の間に設けられる。また当該直列経路において、コンデンサC1はダイオードD1に対して電源線LH側に設けられる。ダイオードD2はコンデンサC1とダイオードD1との間の接続点と、電源線LLとの間に設けられる。ダイオードD2は電源線LL側にアノードを有する。ダイオードD3はコンデンサC2とダイオードD1との間の接続点と、電源線LHとの間に設けられる。ダイオードD3は電源線LH側にカソードを有する。
このクランプ回路によれば、スイッチ素子S1が非導通するときには、コンデンサC1,C2は互いに直列接続された状態で充電され、互いに並列接続された状態で放電する。かかるクランプ回路2によれば、例えば特許文献1に記載のとおり、誘導性負荷6の負荷力率に応じてコンデンサC1,C2が充放電を行なうことができる。ただし、図7のクランプ回路2であっても、負荷力率が低下すれば直流電圧は増大する。よって、図7のクランプ回路2においても、回生電流が所定値Iref1よりも大きいことを契機としてスイッチ素子S1が導通すれば、力行電流が流れるときにコンデンサC1,C2が放電することができるので、直流電圧の増大を抑制することができる。
図8の例示では、図7のクランプ回路2に比して、抵抗R1とスイッチング素子S2とを更に備えている。抵抗R1はコンデンサC1,C2とダイオードD1との直列経路において、コンデンサC1,C2の間でダイオードD1と直列に接続される。またダイオードD1と抵抗R1の直列体はダイオードD2,D3に挟まれる。スイッチ素子S2は例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタであって、抵抗R1と並列に接続される。スイッチング素子S2もスイッチング制御部51によって制御される。
抵抗R1はコンデンサC1,C2の充電経路、即ち上記直列経路に存在するので、例えば起動時にコンデンサC1,C2へと流れる突入電流を低減することができる。また交流線Pr,Ps,Ptに印加される交流電圧が例えば瞬時に低下し、その後に交流電圧が回復する際にも、コンデンサC1,C2へと突入電流が流れ得るところ、抵抗R1はこの突入電流も低減することができる。一方で、コンデンサC1,C2へと回生電流が流れた場合には抵抗R1での電圧降下の分、電源線LH,LLの間の直流電圧が増大する。よって、回生電流が所定値Iref1よりも大きいことを契機として、スイッチング素子S2も導通させてもよい。これによって、回生電流が抵抗R1を避けて流れるので、抵抗R1の電圧降下による直流電圧の増大を回避することができる。よってスイッチ素子S1,S2の両方を導通させると、直流電圧の増大を最も抑制できる。また抵抗R1を短絡することで抵抗R1に電流が流れないので、抵抗R1の発熱を抑え、抵抗R1の電力容量を最小限に抑えることが出来る。
なお、図8の例示では、抵抗R1に並列接続されるダイオードD11が更に設けられている。ダイオードD11は、コンデンサC1,C2の充電経路において電源線LL側にアノードを有する。これは、スイッチング素子S2がダイオードD11の順方向には電流を流さない場合を想定しているためである。即ち、コンデンサC1,C2を平滑コンデンサとして機能させるためには、双方向でコンデンサC1,C2を充放電する必要がある。しかるに図8の例示では、スイッチング素子S2が片方向にしか導通しないので、ダイオードD11によって逆方向にも導通できるようにしているのである。よって、例えばスイッチング素子S2が双方向スイッチであれば、ダイオードD11は不要である。
なお、誘導性負荷6の通常運転ではスイッチング素子S2を非導通にするとよい。特許文献1に記載の通り、例えば交流線Pr,Ps,Ptの交流電圧の変動に伴ってコンバータ1によって比較的高い直流電圧が電源線LH,LLに印加されることがある。この場合、コンデンサC1,C2に大きな電流が流れて、過電流停止する可能性があるところ、抵抗R1がこのような電流を低減することができるからである。
<スイッチ素子S1の非導通>
図7,8に例示する電力変換装置では、スイッチ素子S1が非導通であるときのコンデンサC1,C2の両端電圧は、特許文献1に記載のように、例えば負荷力率に基づいて決定される。これは、コンデンサC1,C2が負荷力率に応じて充放電を行うことに拠り、負荷力率が小さいほどコンデンサC1,C2の両端電圧は高い。
一方、負荷力率が小さいほど回生電流の最大値は大きい。これは図2を参照した次の説明により理解できる。即ち、負荷力率が小さいほど相電圧と線電流との間の位相差が大きい。よって負荷力率が小さいほど期間Hu1,Hu2,Hv1,Hv2,Hw1,Hw2が大きくなる。例えば期間Hu1が増大すれば線電流iuの絶対値が増大する。期間Hu1では線電流iuが回生電流として流れるので、線電流iuの絶対値と回生電流の最大値は互いに等しい。よって、負荷力率が小さいほど回生電流の最大値は大きい。
以上のとおり、負荷力率に応じて、コンデンサC1,C2の両端電圧と回生電流の最大値とが決まる。
そこで、コンデンサC1,C2の両端電圧が所定の基準値を超えないときに、スイッチング制御部51はスイッチ素子S1を非導通としてもよい。即ち、所定期間における回生電流の最大値が、所定値Iref3(≦所定値Iref1、図3,4も参照)よりも小さいときに、スイッチ素子S1を非導通してもよい。所定期間としては、例えばインバータ1が三相交流電圧を出力する場合には三相交流電圧の1/6周期以上の期間が採用されてもよい。図2を参照して説明したとおり、1/6周期(60度区間)において回生電流が流れる期間(期間Hu1など)が現れ、当該期間において回生電流の最大値を採るからである。
なお所定期間をより一般化すると、n(nは2以上の整数)相交流電圧を出力する場合には、所定期間として1/(2n)周期以上の期間を採用すればよい。また、相数に限らず交流電圧の半周期における回生電流の最大値を検出しても良い。誘導性負荷6の通常運転において力行電流が流れる期間と回生電流が流れる期間とが交互に現れるものの、交流電圧の半周期は回生電流が流れる期間を含むからである。
以上のように所定期間における回生電流の最大値が、所定値Iref3(≦所定値Iref1)よりも小さいときにスイッチ素子S1を非導通にする。よって、このときコンデンサC1,C2を非線形クランプコンデンサとして機能させることができる。またこのときであっても、コンデンサC1,C2の両端電圧を所定の基準値以下にすることができる。しかもこのとき、本電力変換装置(コンバータ1およびインバータ3)を、いわゆるインダイレクトマトリックスコンバータとして機能させることができる。なお図1には図示を省略するものの、このインダイレクトマトリックスコンバータではコンバータ1の入力側にLCフィルタが設けられる。このインダイレクトマトリックスコンバータでは、コンバータ1およびインバータ3を適切に制御することにより、LCフィルタに入力する電流の高調波成分を低減することができる。またこのとき、スイッチ素子S1の導通損も回避できる。
なお、どのような要因で回生電流が流れようとも構わない。要するに、交流電圧の1/(2n)周期以上の期間における回生電流の最大値が所定値Iref3よりも小さいときにスイッチ素子S1を非導通とすればよい。
また所定値Iref3として所定値Iref1よりも小さい値を採用しても良い。これによって、回生電流の最大値が所定値Iref3を下回った直後に所定値Iref3を超えたとしても、回生電流が所定値Iref1を超えない限り、スイッチ素子S1は導通しない。したがって、スイッチ素子S1のスイッチ回数を低減できる。これによりスイッチ素子S1のスイッチング損失も低減出来る。また回生電流の最大値が所定値Iref3を下回った時点から所定時間経過後にスイッチ素子S1を非導通としてもよい。これも、回生電流の最大値が所定値Iref3を下回った直後に所定値Iref3を超えることによってスイッチ素子S1が再び導通する場合を考慮した制御である。即ち、スイッチ素子S1のスイッチング回数を低減して、不要な制御を回避しているのである。
3 インバータ
4 電流検出部
41 シャント抵抗
51 スイッチング素子
C1 コンデンサ
D1 ダイオード
S1 スイッチ素子
本発明にかかる電力変換装置の第6の態様は、第2から第5のいずれか一つの態様にかかる電力変換装置であって、前記電流検出部(4)は、前記第1又は第2の電源線(LH,LL)に設けられたシャント抵抗(41)を有し、前記第1又は前記第2の電源線を流れる電流として、前記シャント抵抗の一端の電位に対する他端の電位を検出し、前記シャント抵抗の前記一端の前記電位よりも小さい電位に対する前記他端の前記電位を検出することで、前記電流に前記所定のオフセット量を加算する。
クランプ回路2はダイオードD1とコンデンサC1とスイッチ素子S1とを備える。コンデンサC1は電源線LH,LLの間に設けられる。ダイオードD1は電源線LH,LLの間でコンデンサC1と直列に接続される。ダイオードD1はコンデンサC1との直列経路においてそのアノードを電源線LH側に向けて設けられる。スイッチ素子S1は例えば絶縁ゲートバイポーラなどであってダイオードD1と並列に接続される。スイッチ素子S1も後述の制御部5によって制御される。
なお図5の例示では、回生電流が流れるときにはシャント抵抗41の両端電圧V11が正の値を採り、力行電流が流れている場合には両端電圧V11は負の値を採る。よって、力行電流が最も大きく流れるときに電圧V11は負の値を有して最も小さくなる。一方、力行電流が流れるときにシャント抵抗41の電圧V11が正の値を採り、回生電流が流れているときに電圧V11が負の値を採るように、電圧検出部42を構成しても良い。これはシャント抵抗41の一端412を回生電流が正の場合とは逆にコンバータに接続すればよい。このとき、回生電流が最も大きく流れるときに電圧V11が負の値を有して最も小さくなる。したがって、基準電位と一端412の電位との差を、最も小さい電圧V11の絶対値よりも大きく設定する。これにより、回生電流が最も大きく流れたとしても、電圧V13としては正の値を出力することができる。
図8の例示では、図7のクランプ回路2に比して、抵抗R1とスイッチ素子S2とを更に備えている。抵抗R1はコンデンサC1,C2とダイオードD1との直列経路において、コンデンサC1,C2の間でダイオードD1と直列に接続される。またダイオードD1と抵抗R1の直列体はダイオードD2,D3に挟まれる。スイッチ素子S2は例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタであって、抵抗R1と並列に接続される。スイッチ素子S2もスイッチング制御部51によって制御される。
抵抗R1はコンデンサC1,C2の充電経路、即ち上記直列経路に存在するので、例えば起動時にコンデンサC1,C2へと流れる突入電流を低減することができる。また交流線Pr,Ps,Ptに印加される交流電圧が例えば瞬時に低下し、その後に交流電圧が回復する際にも、コンデンサC1,C2へと突入電流が流れ得るところ、抵抗R1はこの突入電流も低減することができる。一方で、コンデンサC1,C2へと回生電流が流れた場合には抵抗R1での電圧降下の分、電源線LH,LLの間の直流電圧が増大する。よって、回生電流が所定値Iref1よりも大きいことを契機として、スイッチ素子S2も導通させてもよい。これによって、回生電流が抵抗R1を避けて流れるので、抵抗R1の電圧降下による直流電圧の増大を回避することができる。よってスイッチ素子S1,S2の両方を導通させると、直流電圧の増大を最も抑制できる。また抵抗R1を短絡することで抵抗R1に電流が流れないので、抵抗R1の発熱を抑え、抵抗R1の電力容量を最小限に抑えることが出来る。
なお、図8の例示では、抵抗R1に並列接続されるダイオードD11が更に設けられている。ダイオードD11は、コンデンサC1,C2の充電経路において電源線LL側にアノードを有する。これは、スイッチ素子S2がダイオードD11の順方向には電流を流さない場合を想定しているためである。即ち、コンデンサC1,C2を平滑コンデンサとして機能させるためには、双方向でコンデンサC1,C2を充放電する必要がある。しかるに図8の例示では、スイッチ素子S2が片方向にしか導通しないので、ダイオードD11によって逆方向にも導通できるようにしているのである。よって、例えばスイッチ素子S2が双方向スイッチであれば、ダイオードD11は不要である。
なお、誘導性負荷6の通常運転ではスイッチ素子S2を非導通にするとよい。特許文献1に記載の通り、例えば交流線Pr,Ps,Ptの交流電圧の変動に伴ってコンバータ1によって比較的高い直流電圧が電源線LH,LLに印加されることがある。この場合、コンデンサC1,C2に大きな電流が流れて、過電流停止する可能性があるところ、抵抗R1がこのような電流を低減することができるからである。
そこで、コンデンサC1,C2の両端電圧が所定の基準値を超えないときに、スイッチング制御部51はスイッチ素子S1を非導通としてもよい。即ち、所定期間における回生電流の最大値が、所定値Iref3(≦所定値Iref1、図3,4も参照)よりも小さいときに、スイッチ素子S1を非導通してもよい。所定期間としては、例えばインバータが三相交流電圧を出力する場合には三相交流電圧の1/6周期以上の期間が採用されてもよい。図2を参照して説明したとおり、1/6周期(60度区間)において回生電流が流れる期間(期間Hu1など)が現れ、当該期間において回生電流の最大値を採るからである。
3 インバータ
4 電流検出部
41 シャント抵抗
51 スイッチング制御部
C1 コンデンサ
D1 ダイオード
S1 スイッチ素子

Claims (7)

  1. 正極側の第1の電源線(LH)と負極側の第2の電源線(LL)との間に印加される直流電圧を交流電圧に変換して、前記交流電圧を誘導性負荷(6)に印加するインバータ(3)と、
    前記第1及び前記第2の電源線の間に設けられるコンデンサ(C1)と、
    前記第1及び前記第2の電源線の間で前記コンデンサと直列に接続され、前記コンデンサとの直列経路において前記第1の電源線側にアノードを有するダイオード(D1)と、
    前記ダイオードと並列に接続されるスイッチ素子(S1)と、
    前記第1の電源線から前記コンデンサを経由して前記第2の電源線へと流れる回生電流を検出する電流検出部(4)と、
    前記インバータと前記スイッチ素子とをそれぞれ制御する機能を有し、前記インバータが前記交流電圧を前記誘導性負荷に印加した状態において前記回生電流が所定値よりも大きいことを契機として前記スイッチ素子を導通させるスイッチング制御部(51)と
    を備える、電力変換装置。
  2. 前記電流検出部(4)は、前記第1又は前記第2の電源線(LH,LL)を流れる電流を、前記回生電流が流れる方向を負として検出し、検出された前記電流に、正の値を有する所定のオフセット量(ΔI)を加算して前記スイッチング制御部に出力し、
    前記スイッチング制御部(51)は、前記電流検出部からの前記電流が、前記所定のオフセット量と前記所定値(Iref1)の差たる第2所定値(Iref11)よりも小さいことを契機として、前記スイッチ素子を導通させる、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記スイッチング制御部(51)は、前記電流検出部からの前記電流が、前記所定のオフセット量(ΔI)より大きい第3所定値(Iref21)よりも大きいことを契機として、前記インバータを停止させる、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記電流検出部(4)は、前記第1又は前記第2の電源線(LH,LL)を流れる電流を、前記回生電流が流れる方向を正として検出し、検出された前記電流に、正の値を有する所定のオフセット量(ΔI)を加算して前記スイッチング制御部に出力し、
    前記スイッチング制御部(51)は、前記電流検出部からの前記電流が、前記所定のオフセット量と前記所定値(Iref1)との和たる第2所定値(Iref11)よりも大きいことを契機として、前記スイッチ素子を導通させる、請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記スイッチング制御部(51)は、前記電流検出部からの前記電流が、前記所定のオフセット量(ΔI)より小さい第3所定値(Iref21)よりも小さいことを契機として、前記インバータを停止させる、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記電流検出部(4)は、前記第1又は第2の電源線(LH,LL)に設けられたシャント抵抗(41)を有し、前記第1又は前記第2の電源線を流れる電流として、前記シャント抵抗の一端の電位に対する前記他端の電位を検出し、前記シャント抵抗の前記一端の前記電位よりも小さい電位に対する前記他端の電位を検出することで、前記電流に前記所定のオフセット量を加算する、請求項2から5のいずれか一つに記載の電力変換装置。
  7. 前記直列経路において前記コンデンサ及び前記ダイオードと直列に接続される第2のコンデンサ(C2)と、
    前記コンデンサと前記ダイオードとの間の点と、前記第2の電源線との間に設けられ、前記第2の電源線側にアノードを有する第2のダイオード(D2)と、
    前記第2のコンデンサと前記ダイオードとの間の点と、前記第1の電源線との間に設けられ前記第1の電源線側にカソードを有する第3のダイオード(D3)と
    を更に備え、
    前記インバータの出力相数と2との積で前記交流電圧の周期を除算して得られる期間以上の期間における前記回生電流の最大値が、前記所定値以下の第4所定値よりも小さいときに、前記スイッチング制御部(51)は前記スイッチ素子を非導通とする、請求項1から6のいずれか一つに記載の電力変換装置。
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