JP2013183083A - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体素子が実装された基板を配線基板の設置面に対して縦に設けた電子部品を製造する際、FPCを用いることなく、半導体素子が実装された基板と配線基板とを電気的に接続することができる電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る電子部品の製造方法は、IC11の第1の面に平行な面と配線基板13の第2の面との交角である第1の角度が0度よりも大きく180度よりも小さい状態で、第2の面にIC11を搭載する工程と、水平面15fに対し0度よりも大きい第2の角度α2で傾斜する第3の面15dを有するステージ15の第3の面15dに配線基板13の第2の面とは反対側を向く面を向けた状態で、第3の面に配線基板13を搭載する工程と、ステージ15側にIC11の第1の面とは反対側を向く面を向けた状態でボンディングワイヤーAで第1の面に位置する第1の電極と第2の面に位置する第2の電極とを接続する工程とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品の製造方法に関する。
加速度や回転角速度等の物理量の検出ができるセンサーモジュール(モーションセンサー)に使用されるセンサー素子として、例えば、所謂ダブルT型のジャイロセンサー水晶振動子がパッケージ内に収容されたジャイロセンサー(圧電発振器)が知られている(特許文献1)。
水平方向の物理量を検出することを目的としたセンサーモジュールは、配線基板の設置面とセンサー素子の主面との成す角度が垂直となっている(つまり、前記設置面に対して縦にセンサー素子を設けている)。また、近年、多軸方向における物理量を検出することを目的として、単一のモジュールに複数のセンサー素子を設けることで、複数軸(多軸)における物理量を検出するセンサーモジュールの開発が行われている。
特開2005−292079号公報
上記のセンサーモジュールは、図8に例示するように、配線基板13とセンサー素子11cが実装された基板(半導体素子11)とをFPC(Flexible Printed Circuits)61を用いて接続する場合がある。FPC61を用いて配線基板13と半導体素子11とを電気的に接続する場合には、例えば、半導体素子11とFPC61とをスタッドバンプ62を介して接続する工程やFPC61を折り曲げる工程、FPC61と配線基板13とを接続する工程といった複数の工程を必要とすることがある。また、使用するFPC61自身が高価である。
以上のように、半導体素子を配線基板の設置面に対して縦に設けたセンサーモジュールを製造する際、配線基板と半導体素子との接続にFPCを用いると、その製造コストが高くなることがある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、例えば半導体素子を配線基板の設置面に対して縦に設けた電子部品を製造する際、FPCを用いることなく、半導体素子と配線基板とを電気的に接続することができる電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、半導体素子の第1の面に平行な面と配線基板の第2の面との交角である第1の角度が0度よりも大きく180度よりも小さい状態で、前記第2の面に前記半導体素子を搭載する工程と、水平面に対し0度よりも大きい第2の角度で傾斜する第3の面を有する支持体の前記第3の面に前記配線基板の前記第2の面が形成されている面とは反対側を向く面を向けた状態で、前記第3の面に前記配線基板を搭載する工程と、前記半導体素子を搭載する工程及び前記配線基板を搭載する工程の後に、前記支持体側に前記半導体素子の前記第1の面が形成されている面とは反対側を向く面を向けた状態で、導電部材で前記第1の面に位置する第1の電極と前記第2の面に位置する第2の電極とを接続する工程と、を含むことを特徴とする電子部品の製造方法である。
上記態様の電子部品の製造方法であれば、配線基板を搭載する支持体の第3の面が水平面に対して0度より大きい角度で傾斜しているため、半導体素子の第1の面と配線基板の第2の面とを水平面に対して傾斜させることができる。このため、例えばワイヤーボンディング法に用いられるキャピラリーの先端を第1の面または第2の面に接近させることができる。よって、例えばワイヤーボンディング法を用いて第1の電極と第2の電極とをボンディングワイヤーで接続することができる。ゆえに、配線基板の第2の面に対して半導体素子を例えば縦置きした場合であっても、半導体素子と配線基板との接続にFPCを用いる必要がない。このため、上記態様の製造方法で製造した電子部品であれば、FPCを用いた電子部品と比較して、電子部品の製造コストを下げることができる。
なお、上述の「半導体素子」として、後述する実施形態では「素子付きIC11」が例示されている。また、「第1の面」として、後述する実施形態では「面11a」が例示されている。また、「第1の面の裏面」として、後述する実施形態では「面11b」が例示されている。また、「第1の電極」として、後述する実施形態では「ICパッド11d」が例示されている。また、「平行な面」として、後述する実施形態では「面11e」が例示されている。また、「第2の面」として、後述する実施形態では「面13a」が例示されている。また、「第2の面の裏面」として、後述する実施形態では「面13b」が例示されている。また、「第2の電極」として、後述する実施形態では「ランド13c」が例示されている。また、「第3の面」として、後述する実施形態では「面15d」が例示されている。また、「支持体」として、後述する実施形態では「ボンディングステージ15」が例示されている。
また、本発明の別の態様は、前記配線基板を搭載する工程では、前記第2の面と前記第3の面とは平行であり、前記第2の角度は、90度から前記第1の角度の半分の角度を引いた角度であることとしてもよい。
上記態様の製造方法であれば、水平面に対して垂直な線で第1の角度を二等分することができる(つまり、前記垂直な線と前記第1の面との交角と、前記垂直な線と前記第2の面との交角とを同じ角度にすることができる)。このため、例えば半導体素子の第1の電極と配線基板の第2の電極とをワイヤーボンディングする際にキャピラリーを前記第1の面と前記第2の面の両方から最も離すことができる。よって、ワイヤーボンディングする際にキャピラリーが半導体素子または配線基板と接触して半導体素子または配線基板が破損するのを防ぐことができる。
また、本発明の別の態様は、前記第2の面に前記半導体素子を搭載する工程の前に、前記第1の電極と前記第2の電極のうち少なくとも一方にスタッドバンプを形成しておくこととしてもよい。
上記態様の製造方法であれば、第1の電極と第2の電極のうち少なくとも一方に予めスタッドバンプを形成する。このため、前記スタッドバンプを形成しなかった場合と比較して、例えばキャピラリーを第1の電極と第2の電極のうち少なくとも一方から遠ざけた状態で第1の電極と第2の電極とをワイヤーボンディングすることができる。よって、キャピラリーが半導体素子または配線基板に接触し半導体素子または配線基板が破損する可能性を低減させることができる。
本発明の実施形態に係る電子部品を模式的に示す図。 本発明の実施形態に係る電子部品の製造方法を模式的に示す図。 本発明の実施形態に係る電子部品を模式的に示す図。 本発明の実施形態に係る電子部品の変形例1を模式的に示す図。 本発明の実施形態に係る電子部品の変形例2を模式的に示す図。 本発明の実施形態に係る電子部品の変形例2の製造方法を模式的に示す図。 本発明の実施形態に係る電子部品の変形例3を模式的に示す図。 従来技術に係る電子部品を模式的に示す図。
以下に、本発明を適用した実施形態に係る電子部品及び電子部品の製造方法について、図面を参照しつつ順次説明する。ただし、本発明は以下の実施形態のみに限定されるものではない。
(1)電子部品10
図1(a)は、本実施形態に係る電子部品10を模式的に示す図である。図1(a)に示すように、電子部品10は、素子付きIC11と、素子付きIC11を支持するセラミックブロック12と、素子付きIC11及びセラミックブロック12を搭載する配線基板13と、素子付きIC11と配線基板13とを電気的に接続する導電部材14と、素子付きIC11を覆い、接着剤19を介して配線基板13に搭載された蓋体17を含んで構成されている。
(配線基板13)
配線基板13は、素子付きIC11及びセラミックブロック12を搭載する基板であり、例えば板状の部材からなる。配線基板13は、面13a及び面13aの裏面13bを有しており、面13bは、面13aに対して平行な面である。また、面13a側には第2の電極(以下、「ランド」ともいう。)13cを備えている。また、面13b側に設けられた第3の電極13dを備えている。第3の電極13dは電極13cと接続されていてもよい。なお、ランド13cの数は、単数であってもよいし複数であってもよい。また、配線基板13の材質及び形状は特に限定されるものではない。また、配線基板13上には素子付きIC11を覆うように接着剤19を介して蓋体17が設けられていてもよい。このとき、蓋体17内は例えば真空状態となっていてもよい。
(セラミックブロック12)
セラミックブロック12は、配線基板13に搭載され、素子付きIC11を支持する支持部材であり、例えば絶縁体で形成された直方体のブロックである。セラミックブロック12は、面12a及び面12aに対して垂直な面12bを有している。セラミックブロック12は、セラミックブロック12の面12aの全面と配線基板13の面13aとが接した状態で配線基板13に搭載されている。なお、セラミックブロック12は、絶縁体で形成されたものであればよく、材質及び形状は特に限定されるものではない。
(素子付きIC11)
素子付きIC11は、例えばICチップ11h、センサー素子11c及び第1の電極(以下、「ICパッド」ともいう。)11dを備えている。素子付きIC11は、面11a及び面11aの裏面11bを有しており、面11a側にICパッド11dを備えている。また、素子付きIC11は、面11a側にセンサー素子11cを備えている。センサー素子11cは、面11aに設けられた電極11gと金属電極18を介して接続されるように、面11a側に搭載されていてもよい。このとき、センサー素子11cは水晶振動子で形成されていてもよい。または、センサー素子11cはICチップ11hの中に埋め込まれるようにして設けられていてもよい。なお、センサー素子11cの数は、単数であっても良いし複数であってもよい。また、ICパッド11dの数は、単数であってもよいし複数であってもよい。更に金属電極18及びそれに接続される電極11gは、単数であってもよいし、複数であってもよい。センサー素子11cは面11aに対向する面、若しくは面11aに対して垂直な方向の加速度や回転角速度等の物理量を検出するセンサー素子であってもよい。
ICチップ11hは、例えばシリコンで構成されている。このICチップ11hには、IC素子(図示せず)が形成されていてもよい。このIC素子は、例えばセンサー素子11cに予め設定された電圧を印加する機能を有していてもよい。また、このIC素子は、例えばセンサー素子11cから出力される信号を受け取って信号処理し、ICパッド11dに出力する機能を有していてもよい。また、ICチップ11hは、例えばシリコンの表面に配線(図示せず)が形成されていて、電極11gとICパッド11dとを電気的に接続していてもよい。
或いは、ICチップ11hはIC素子を備えたものでなくてもよく、例えば単なる配線基板であってもよい。この配線基板は、例えば電極11gとICパッド11dとを接続する配線(図示せず)が形成されていてもよい。
素子付きIC11は、素子付きIC11の面11bとセラミックブロック12の面12bとが接した状態で、セラミックブロック12に支持されている。また、素子付きIC11は、素子付きIC11及びセラミックブロック12を配線基板13に搭載した状態では、配線基板13と接していなくてもよい。また、素子付きIC11は、センサー素子11cよりもICパッド11dの方が配線基板13に近い状態で、配線基板13に搭載されている。
なお、図1(b)は、素子付きIC11及びセラミックブロック12を配線基板13に搭載した様子(つまり、素子付きIC11と配線基板13を導電部材14で接続する前の様子)を模式的に示す図である。
図1(a)では、素子付きIC11の面11aに対して平行な面11eと配線基板13の面13aとの交角を第1の角度α1とした場合、第1の角度α1が90度となっているが、この第1の角度α1は90度に限定されるものではない。第1の角度α1は、例えば、0度よりも大きく180度よりも小さければよい。
(導電部材14)
導電部材14は、素子付きIC11と配線基板13とを電気的に接続する部材であり、例えばボンディングワイヤーAである。導電部材14の材料は、例えば金(Au)である。導電部材14がICパッド11dとランド13cとを接続しているため、素子付きIC11と配線基板12とが電気的に接続される。
(2)電子部品の製造方法
図2は、本実施形態に係る電子部品10の製造方法を模式的に示す図である。電子部品10の製造方法では、上述の素子付きIC11、セラミックブロック12、配線基板13、導電部材14、及び後述するボンディングステージ15を用いる。なお、図2では、センサー素子11cについては記載を省略しているが、本実施形態に係る電子部品10の製造方法では、センサー素子11cが面11aに備わった素子付きIC11を用いている。
そこで、まず、ボンディングステージ15について図2(a)を参照しつつ説明する。その後、電子部品10の製造方法について図2(b)〜(d)を参照しつつ説明する。
(ボンディングステージ15)
ボンディングステージ15は、ICパッド11dとランド13cとを導電部材14(例えば、ボンディングワイヤーA)で接続する際に使用するステージであり、図2(a)に示すように、板状の部材で構成されている。ボンディングステージ15は、面15a及び面15aの裏面15bを有しており、面15a側には板状の部材の一部を切欠いて形成した切欠き部15cを有している。この切欠き部15cは、配線基板13の面13bが配置される面15d及び面15dと接する面15eを含んで構成されており、面15d及び面15eはそれぞれ水平面15fに対して傾斜している。
ここで、面15dと水平面15fとの交角を第2の角度α2とした場合、この第2の角度α2は90度から第1の角度α1の半分の角度を引いた角度と等しくなっている。つまり、電子部品10における第1の角度α1は90度であることから、ボンディングステージ15における第2の角度α2は45度となっている。また、面15dと面15eとから成る角度は90度となっている。
ボンディングステージ15は、面15bと面15dとの間を水平面15fに対して垂直方向に貫通する貫通穴(以下、「吸着穴」ともいう。)15gを有している。このため、面15bには、吸着穴15gが露出している。
なお、図2(a)には2つの吸着穴15gが例示されているが、吸着穴15gは2つに限定されるものではない。また、図2(a)には第2の角度α2が45度である場合が例示されているが、第2の角度α2は45度に限定されるものではない。例えば、第1の角度α1が120度である場合には、第2の角度α2は30度となる。
(電子部品の製造方法)
まず、第1の角度α1が0度よりも大きく180度よりも小さい状態で、素子付きIC11を配線基板13の面13a側にセラミックブロック12を介して搭載する(図1(b)を参照)。この際、センサー素子11cよりもICパッド11dの方が配線基板13に近い状態で、素子付きIC11を搭載する。また、配線基板13に接しないように、素子付きIC11を搭載する。なお、図1(b)では、第1の角度α1が90度となっている。
次に、上述のボンディングステージ15の面15d上に、図1(b)に示した素子付きIC11及びセラミックブロック12を搭載した配線基板13を配置する。図2(b)に示すように、素子付きIC11及びセラミックブロック12を搭載した配線基板13をボンディングステージ15の面15d上に、配線基板13の面13bの全面が面15dと接する状態で配置する。この際、素子付きIC11の面11bがボンディングステージ15の面15e側を向いた状態で配置する。つまり、素子付きIC11及びセラミックブロック12を搭載した配線基板13を、セラミックブロック12の方が素子付きIC11よりもボンディングステージ15の面15e側に近い状態で、面15d上に配置する。なお、配線基板13を面15d上に配置する際、面15dに露出した吸着穴15gを配線基板13の面13bで塞ぐ。
素子付きIC11及びセラミックブロック12を搭載した配線基板13を面15d上に配置した後、吸着穴15gから吸着穴15g内にある空気を、例えばポンプを用いて排気する。上述のように、吸着穴15gは配線基板13の面13bで塞がれているので、上述の排気により、配線基板13を第3の面15d上に固定することができる。
次に、ICパッド11dとランド13cとを、例えばボンディングワイヤーAで接続する。このボンディングワイヤーAによる接続では、公知技術であるワイヤーボンディング法を用いることができる。まず、図2(c)に示すように、例えばワイヤーボンディング法で用いられるキャピラリー16を、水平面15fに対して垂直な方向(図2(c)のZ軸方向)からICパッド11d側に向かって接近させる。その後、キャピラリー16を用いて、ボンディングワイヤーAの一端をICパッド11dに接触させ、ボンディングワイヤーAの一端とICパッド11dとを電気的に接続する。その後、ワイヤーを形成しつつキャピラリー16をICパッド11d側からランド13c方向に向かって移動させ、ランド13cに接近させる。その後、キャピラリー16の先端をランド13cに接触させ、ボンディングワイヤーAの他端とランド13cとを電気的に接続する。
最後に、図2(d)に示すように、キャピラリー16を、ランド13c側から水平面15fに対して垂直な方向(図2(c)のZ軸方向)に向かって遠ざける。こうして、ICパッド11dとランド13cとをボンディングワイヤーAで接続する工程は完了する。その後、配線基板13上に接着剤19を介して蓋体17を搭載する。
このようにして、図1(a)に示した電子製品10の製造が完了する。
以上のように、本実施形態に係る電子部品10の製造方法であれば、配線基板13を搭載するボンディングステージ15の面15dが水平面に対して傾斜しているため、素子付きIC11の面11aと配線基板13の面13aとを水平面に対して傾斜させることができる。また、素子付きIC11の面11bはボンディングステージ15の面15e側を向いている(つまり、セラミックブロック12の方が素子付きIC11よりもボンディングステージ15の面15e側に近い。)。このため、例えばワイヤーボンディング法に用いられるキャピラリー16の先端を素子付きIC11の面11aと配線基板13の面13aとに接近させることができる。よって、例えばワイヤーボンディング法を用いてICパッド11dとランド13cとをボンディングワイヤーAで接続することができる。ゆえに、配線基板13の面13aに対して素子付きIC11を例えば縦置きした場合であっても、素子付きIC11と配線基板13との接続にFPCを用いる必要がない。このため、本実施形態に係る製造方法であれば、FPCを用いた製造方法と比較して、素子付きIC11と配線基板13とを接続するために要する工程数を少なくすることができるので電子部品の製造コストを下げることができる。また、FPCを用いないので、材料費を抑えることができ、電子部品の製造コストを下げることができる。また、ワイヤーボンディング法は既存技術であるため、接続信頼性を高めることができる。また、FPCを折り曲げるための装置等を新たに導入する必要がなく、傾斜をつけたステージと真空吸着するためのポンプだけがあればよいので、設備投資を抑えることができる。
また、本実施形態に係る電子部品10の製造方法では、上述のように、面15dと水平面15fとの交角を第2の角度α2とした場合、この第2の角度α2が90度から第1の角度α1の半分の角度を引いた角度と等しくてもよい。この場合、水平面15fに対して垂直な線で第1の角度α1を二等分することができる(つまり、前記垂直な線と素子付きIC11の面11aとの交角と、前記垂直な線と配線基板13の面13aとの交角とは同じ角度になる)。このため、例えばICパッド11dとランド13cとをワイヤーボンディングする際にキャピラリー16を素子付きIC11の面11aと配線基板13の面13aの両方から最も離すことができる。よって、ワイヤーボンディングする際にキャピラリー16が素子付きIC11または配線基板13と接触して素子付きIC11または配線基板13が破損するのを防ぐことができる。
なお、本実施形態に係る電子部品10の製造方法では、ICパッド11dとランド13cとをボンディングワイヤーAで接続する際、ICパッド11dまたはランド13cとボンディングワイヤーAとを直接接続したが、これに限定されるものではない。例えば、配線基板13に素子付きIC11を搭載する前に、ICパッド11dとランド13cのうち少なくとも一方にスタッドバンプを形成してもよい。図3(b)は、ICパッド11dとランド13cの両方にスタッドバンプB1、B2を形成した様子を模式的に示すものである。その後、ICパッド11dとランド13cとをスタッドバンプB1、B2を介してボンディングワイヤーB3で接続し、電子部品20を完成させてもよい(図3(a)を参照)。
なお、図3(a)及び(b)では、蓋体17、接着剤19及び第3の電極13dの記載を省略している。
この製造方法であれば、ICパッド11dとランド13cのうち少なくとも一方に予めスタッドバンプを形成している。このため、スタッドバンプを形成しなかった場合と比較して、キャピラリー16を素子付きIC11と配線基板13のうち少なくとも一方から遠ざけた状態でワイヤーボンディングすることができる。よって、キャピラリー16が素子付きIC11または配線基板13に接触し素子付きIC11または配線基板13が破損する可能性を低減させることができる。
また、本実施形態では、配線基板13に素子付きIC11を搭載した後、素子付きIC11が搭載された配線基板13をボンディングステージ15の面15dに配置する工程について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、まず、ボンディングステージ15の面15dに配線基板13を配置し、その後、第1の角度α1が0度よりも大きく180度よりも小さい状態で、配線基板13に素子付きIC11を搭載してもよい。この場合であっても、上述の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では、ICパッド11dとランド13cとをボンディングワイヤーAで接続する際、ICパッド11dにボンディングワイヤーAの一端を接続した後、ランド13cにボンディングワイヤーAの他端を接続する工程について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、まずランド13cにボンディングワイヤーAの一端を接続した後、ICパッド11dにボンディングワイヤーAの他端を接続してもよい。この場合であっても、上述の作用効果を得ることができる。なお、ランド13c、ICパッド11dの順でボンディングワイヤーAを接続する場合には、ICパッド11dを保護するために、予めICパッド11dにスタッドバンプを形成しておくのがよい。
(変形例1)
図4は、図1(a)に示した電子部品10の変形例に係る電子部品30を模式的に示す図である。この電子部品30と上述の電子部品10とでは、配線基板13に対するセンサー素子11cとICパッド11dとの相対的な位置が異なっているが、その他については同じである。つまり、上述の電子部品10の素子付きIC11は、センサー素子11cよりもICパッド11dの方が配線基板13に近い状態で配線基板13に搭載されている。一方で、本変形例に係る電子部品30の素子付きIC11は、ICパッド11dよりもセンサー素子11cの方が配線基板13に近い状態で配線基板13に搭載されている。
なお、この電子部品30の製造方法は、上述の電子部品10の製造方法と同じであるため、その説明は省略する。また、蓋体17、接着剤19及び第3の電極13dについて、本変形例以降の変形例の説明では図示を省略する。
本変形例の態様であれば、ICパッド11dにボンディングワイヤーCの一端を接続する際にセンサー素子11cとキャピラリー16とが干渉しない。このため、ICパッド11dとランド13cとをボンディングワイヤーCで接続する際、キャピラリー16がセンサー素子11cに接触し素子付きIC11が破損する可能性を低減させることができる。
(変形例2)
図5は、図1(a)に示した電子部品10の変形例に係る電子部品40を模式的に示す図である。この電子部品40と上述の電子部品10とでは、導電部材14の形状が異なっているが、その他については同じである。つまり、上述の電子部品10では、ICパッド11dとランド13cとはボンディングワイヤーAで接続されているが、本変形例に係る電子部品40では、ICパッド11dとランド13cとはスタッドバンプDで接続されている。
この電子部品40の製造方法は、電子部品10の製造方法と概ね同じであるが、ICパッド11dとランド13cとの接続工程(図6(c)を参照)が異なっている。よって、この接続工程について説明し、他の工程については省略する。なお、図6では、センサー素子11cについては記載を省略しているが、本実施形態に係る電子部品40の製造方法でも、電子部品10の製造方法と同様に、センサー素子11cが面11aに備わった素子付きIC11を用いている。
上述の電子部品10の製造方法では、ICパッド11dとランド13cとをワイヤーボンディング法を用いて接続したが、電子部品40の製造方法では、ICパッド11dとランド13cとをスタッドバンプボンディング法を用いて接続する。図6(a)及び(b)に示す工程は、上述の図2(a)及び(b)に示す工程と同じである。電子部品40の製造方法では、図6(a)及び(b)に示す工程の後に、水平面15fに対して垂直な方向(図6(c)のZ軸方向)からICパッド11dとランド13cとの間に向かってキャピラリー16の先端を接近させる(図6(c))。次に、ICパッド11dとランド13cとを跨ぐようにスタッドバンプDを形成し、その後、キャピラリー16を水平面15fに対して垂直な方向(図6(c)のZ軸方向)に向かって遠ざける。こうして、電子部品40を製造する。
本変形例の態様であれば、ICパッド11dとランド13cとを一回の接続工程で接続することができる。このため、FPCを用いた場合と比較して、電子部品の製造工程数を少なくすることができ、電子部品の製造コストを下げることができる。また、FPCを用いないので、材料費を抑えることができ、電子部品の製造コストを下げることができる。また、スタッドバンプボンディング法は既存技術であるため、接続信頼性を高めることができる。
(変形例3)
図7は、図1(a)に示した電子部品10の変形例に係る電子部品50を模式的に示す図である。この電子部品50と図3(a)に示す電子部品20とでは、ICパッド11dとランド13cとを接続する導電部材の形状が異なっているが、その他については同じである。つまり、上述の電子部品20では、ICパッド11d上に予め形成したスタッドバンプB1と、ランド13c上に予め形成したスタッドバンプB2とをボンディングワイヤーB3で接続している。一方、電子部品50では、ICパッド11d上に予め形成したスタッドバンプE1と、ランド13c上に予め形成したスタッドバンプE2とをスタッドバンプE3で接続している。
なお、図7には、スタッドバンプE1及びスタッドバンプE2が記載されているが、これに限定されるものではない。上述の電子部品20の場合と同様に、スタッドバンプE1とスタッドバンプE2のうち少なくとも一方が形成されていればよい。
この電子部品50の製造方法は、電子部品20の製造方法と概ね同じであるが、ICパッド11dとランド13cとの接続工程が異なっている。よって、この接続工程について説明し、他の工程については省略する。
上述の電子部品20の製造方法では、ICパッド11dとランド13cとをワイヤーボンディング法を用いて接続したが、電子部品50の製造方法では、ICパッド11dとランド13cとをスタッドバンプボンディング法を用いて接続する。電子部品50の製造方法で用いるスタッドバンプボンディング法は、電子部品40の製造方法で用いたスタッドバンプボンディング法(図6を参照)と同じである。つまり、水平面15fに対して垂直な方向から、スタッドバンプE1が形成されたICパッド11dとスタッドバンプE2が形成されたランド13cとの間に向かってキャピラリー16の先端を接近させる。次に、スタッドバンプE1とスタッドバンプE2とを跨ぐようにスタッドバンプE3を形成し、その後、キャピラリー16を水平面15fに対して垂直な方向に向かって遠ざける。こうして、電子部品50を製造する。
本変形例の態様であれば、ICパッド11dとランド13cとを一回の接続工程で接続することができる。また、本変形例の態様であれば、ICパッド11dとランド13cのうち少なくとも一方に予めスタッドバンプを形成している。このため、スタッドバンプを形成しなかった場合と比較して、スタッドバンプボンディングする際に用いられるキャピラリー16をICパッド11dとランド13cのうち少なくとも一方から遠ざけた状態でスタッドバンプボンディングすることができる。よって、キャピラリー16が素子付きIC11または配線基板13に接触し素子付きIC11または配線基板13が破損する可能性を低減させることができる。
10 電子部品、11 素子付きIC、11a 面、11b 面、11c センサー素子、11d 第1の電極、11e 面、11g 電極、11h ICチップ、12 セラミックブロック、12a 面、13 配線基板、13a 面、13b 面、13c 第2の電極、13d 第3の電極、14 導電部材、15 ボンディングステージ、15a 面、15b 面、15c 切欠き部、15d 面、15e 面、15f 水平面、15g 吸着穴、16 キャピラリー、17 蓋体、18 電極、19 接着剤、20 電子部品、30 電子部品、40 電子部品、50 電子部品、60 センサーモジュール、61 FPC、62 スタッドバンプ、α1 第1の角度、α2 第2の角度、A ボンディングワイヤー、B1 スタッドバンプ、B2 スタッドバンプ、B3 ボンディングワイヤー、C ボンディングワイヤー、D スタッドバンプ、E1 スタッドバンプ、E2 スタッドバンプ、E3 スタッドバンプ

Claims (3)

  1. 半導体素子の第1の面に平行な面と配線基板の第2の面との交角である第1の角度が0度よりも大きく180度よりも小さい状態で、前記第2の面に前記半導体素子を搭載する工程と、
    水平面に対し0度よりも大きい第2の角度で傾斜する第3の面を有する支持体の前記第3の面に前記配線基板の前記第2の面が形成されている面とは反対側を向く面を向けた状態で、前記第3の面に前記配線基板を搭載する工程と、
    前記半導体素子を搭載する工程及び前記配線基板を搭載する工程の後に、前記支持体側に前記半導体素子の前記第1の面が形成されている面とは反対側を向く面を向けた状態で、導電部材で前記第1の面に位置する第1の電極と前記第2の面に位置する第2の電極とを接続する工程と、
    を含むことを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記配線基板を搭載する工程では、前記第2の面と前記第3の面とは平行に搭載され、
    前記第2の角度は、90度から前記第1の角度の半分の角度を引いた角度であることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記第2の面に前記半導体素子を搭載する工程の前に、前記第1の電極と前記第2の電極のうち少なくとも一方にスタッドバンプを形成しておくことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子部品の製造方法。
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