JP2013180702A - 鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造 - Google Patents

鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドルパイプ周りを煩雑化させることなく電圧変換器を配置しつつ、ハンドルパイプの周辺に電装品を設置し、この電装品と電圧変換器とを接続する場合に、当該電装品と電圧変換器との距離を短く抑えて利便性を確保できる鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造を提供する。
【解決手段】前輪を回動可能に支持するフロントフォークに連結する操舵軸が車体フレームに操向可能に支持され、前記操舵軸の上部に設けられたハンドルホルダ41L、42Lにハンドルパイプが10固定される操舵系におけるハンドルホルダ又はハンドルホルダの近傍の部位であって、ハンドルパイプ以外の部位に、鞍乗型車両に搭載されるバッテリから供給される電圧を変圧する電圧変換器70を配置する。
【選択図】図8

Description

本発明は、鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造に関する。
発電機であるダイナモを備え、このダイナモから供給される交流電流を直流に変換する回路等を備える電圧変換器(電装品ホルダ)を、ハンドルパイプに取り付ける自転車が特許文献1に開示されている。この自転車では、ダイナモからの電力を、電圧変換器を通して自転車に設置した複数の電装品に供給することができ、ハンドルパイプ周辺に設置される電装品と電圧変換器との距離を短く抑えることを目的とするものである。
特開2005−104258号公報
ところで、上記特許文献1に開示される技術は自転車に関するものであるが、自動二輪車等の鞍乗型車両においても適用可能と考えられ、この場合、自動二輪車等が搭載するバッテリに上記のような電圧変換器を接続する態様が考えられる。
ところが、内燃機関やモータを積載する鞍乗型車両では、通常、自転車よりもハンドルパイプに取り付けられる部材が多く、ハンドルパイプ周辺にブレーキケーブル、灯火器や計器類又はスイッチ等のハーネス等が配索されているため、電圧変換器をハンドルパイプに配置すると、ハンドルパイプ周辺が煩雑になる場合がある。また、電圧変換器をハンドルパイプに直接固定した場合には、ハンドルパイプの着脱作業の度に、電圧変換器も取り外す必要があるため、メンテナンスの作業性にも課題がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、第1に、ハンドルパイプ周りを煩雑化させないように電圧変換器を配置しつつ、ハンドルパイプの周辺に電装品を設置し、この電装品と電圧変換器とを接続する場合に、当該電装品と電圧変換器との距離を短く抑えて利便性を確保できる鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造を提供することを目的とする。さらに第2に、電圧変換器の配置により、ハンドルパイプの着脱時の良好な作業性を確保できる鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、前輪(6)を回動可能に支持するフロントフォーク(7)に連結する操舵軸(9)が車体フレーム(11)に操向可能に支持され、前記操舵軸(9)の上部に設けられたハンドルホルダ(40)にハンドルパイプ(10)が固定される操舵系(S)を備える鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造であって、前記操舵系(S)における前記ハンドルホルダ(40)又は前記ハンドルホルダ(40)の近傍の部位であって、前記ハンドルパイプ(10)以外の部位に、前記鞍乗型車両に搭載されるバッテリ(B)から供給される電圧を変圧する電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造において、前記ハンドルホルダ(40)の近傍に配置され、前記操舵系(S)における前記ハンドルホルダ(40)の下方の部位を上方から覆うカバー部材(48)が、前記操舵軸(9)に固定され、前記カバー部材(48)に前記電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造において、前記カバー部材(48)の上面に、前記電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造において、前記カバー部材(48)の上面に下方にへこむ穴部(125)が形成され、該穴部(125)に前記電圧変換器(70)が収容されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造において、車両側面視において前記操舵軸(9)の操舵軸線(L1)よりも前側に、前記電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造において、前記ハンドルホルダ(40)は、前記操舵軸(9)を挟んで左右に振り分けて配置された左ホルダ(41L,42L)及び右ホルダ(41R,42R)を備え、前記電圧変換器(70)は、その少なくとも一部が前記操舵軸(9)の軸方向視で、前記左ホルダ(41L,42L)及び右ホルダ(41R,42R)の間に位置するように配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造において、前記操舵軸(9)の軸方向視で、左ホルダ(41L,42R)及び右ホルダ(41R,42R)の前端を結んだ直線よりも後方に、前記電圧変換器(70)の少なくとも一部が位置するように、該電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項2〜7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造において、前記カバー部材(48)には、上下方向に貫通し、少なくとも前記ハンドルパイプ(10)に設けられる部材に接続されるケーブルを挿通させる配索孔(50)が形成され、前記配索孔(50)に、前記電圧変換器(70)と前記バッテリ(B)とを接続するコード(74)が挿通されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項2〜8のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造において、前記電圧変換器(70)を上方から覆う庇部材(122)が、前記ハンドルホルダ(40)に固定されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両における電圧変換器において、前記ハンドルホルダ(40)に、該ハンドルホルダ(40)の外側に張り出す取付部材(122)が固定され、該取付部材(122)の下面に、前記電圧変換器(70)が固定されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造において、前記ハンドルパイプ(10)に設けられる部材に接続されるケーブルが前記操舵系(S)の操舵軸(9)の前方に配索され、前記電圧変換器(70)と前記バッテリ(B)とを接続するコード(74)が、前記操舵軸(9)の前方に配索されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、操舵系におけるハンドルパイプ以外の部位に電圧変換器を配置することで、ハンドルパイプ周りが煩雑化するのを抑制しつつ、操舵系におけるハンドルホルダ又はハンドルホルダの近傍の部位に電圧変換器を配置することで、ハンドルパイプ又はその近傍に電装品を設置し、この電装品と電圧変換器とを接続する場合に、当該電装品と電圧変換器との距離を短く抑えることができるので、組み付け性やメンテナンスのやり易さ等の利便性を確保できる。また、電圧変換器が操舵系の回動中心部又はその近傍の位置に配されることになるため、バッテリと電圧変換器との間のハーネスの揺動を小さく抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、操舵系におけるハンドルパイプ以外の部位であって、ハンドルホルダとも異なる操舵軸に固定されたカバー部材に電圧変換器を配置することで、電圧変換器をカバー部材から取り外さずにハンドルパイプを着脱できるようにすることができるので、ハンドルパイプの近くに電圧変換器を配置したにもかかわらず、ハンドルパイプの着脱等の作業性を良好に維持できる。
請求項3に記載の発明によれば、カバー部材の下面に配置される場合に比べ、操作し易い位置に電圧変換器が配置されるため、メンテナンス性及び取扱性を良好にすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、電圧変換器を安定した状態で保持できる。
請求項5に記載の発明によれば、操舵軸の前方にバッテリと電圧変換器とを接続するコードを配索する場合に、該コードを短縮化できるとともに、操舵によるコードの揺動を抑制し易くでき、コードの保護性を向上させ易くすることができる。
請求項6,7に記載の発明によれば、電圧変換器を操舵軸に極力近づけて配置することができ、電圧変換器が回動中心部に近くなることから、電圧変換器とバッテリとの間のハーネスの揺動を更に小さくでき、また、カバー部材に電圧変換器を配置し易くなる。
請求項8に記載の発明によれば、電圧変換器とバッテリとを接続するコードと、例えばブレーキケーブル等とを集約させ、コード及びブレーキケーブル等をコンパクトに安定した状態で配索できる。
請求項9に記載の発明によれば、電圧変換器を雨等から保護することができる。
請求項10に記載の発明によれば、電圧変換器を雨等から保護でき、取付部材と電圧変換器とを小組みしてハンドルホルダに固定することができるため、組付け作業性を良好にすることができる。
請求項11に記載の発明によれば、電圧変換器とバッテリとを接続するコードと、例えばブレーキケーブル等とを集約することができ、コード及びブレーキケーブル等をコンパクトに配索できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のハンドルパイプ周辺を車両上方から斜め前下方に俯瞰した俯瞰図である。 上記自動二輪車の操舵系の分解斜視図である。 上記自動二輪車の携帯端末ホルダの斜視図である。 上記自動二輪車の携帯端末ホルダを上方から見た図である。 上記携帯端末ホルダに携帯情報端末を取り付けた状態の斜視図である。 上記携帯端末ホルダに携帯情報端末を取り付けた状態のハンドル周辺を車両上方から斜め前下方に俯瞰した図である。 図5のX−X線に沿う断面図である。 上記自動二輪車が備えるハンドルカバーに配置された電圧変換器の拡大図である。 上記自動二輪車のハンドルパイプ周辺を車両上方から後下方に俯瞰した俯瞰図である。 上記自動二輪車の車両前部の内部を示した図である。 上記自動二輪車のメインハーネスを示した図である。 上記自動二輪車におけるバッテリと電圧変換器の電気回路図である。 上記携帯端末ホルダに取り付けられる携帯情報端末を収容する携帯情報端末用ケースを示した図であり、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は平面図、(D)は底面図、(E)は背面図、(F)は(E)の要部拡大図である。 図14(A)のY−Y線に沿う断面図である。 図15の要部拡大図である。 図1の要部拡大図である。 上記実施形態の変形例1を説明する図である。 上記実施形態の変形例2を説明する図である。 上記実施形態の変形例3を説明する図である。 上記実施形態の変形例4を説明する図であり、(A)は携帯端末ホルダに携帯情報端末用ケースを取り付ける前の状態を示し、(B)は、携帯端末ホルダに携帯情報端末用ケースを取り付けた状態を示した図である。 上記実施形態の変形例5を説明する図であり、(A)は携帯端末ホルダに携帯情報端末用ケースを取り付ける前の状態を示し、(B)は、携帯端末ホルダに携帯情報端末用ケースを取り付けた状態を示した図である。 変形例5においてコイル及び基板の配置を変更した携帯情報端末用ケースを示し、(A)は断面図であり、(B)は背面図である。 上記実施形態の変形例6を説明する図であり、携帯情報端末用ケースの断面図である。 上記実施形態の変形例7を説明する図であり、ハンドルホルダの斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
図1は本発明の実施形態が適用されたスクータ型の自動二輪車1を示している。この自動二輪車1は、エンジン2と動力伝達機構3とを一体としたスイングユニット4を備え、スイングユニット4の後部で後輪5を回動可能に支持するとともに、スイングユニット4の前方に、操舵系Sを構成する前輪6を配置している。前輪6は、左右一対のフロントフォーク7,7の下部に回動可能に支持され、左右のフロントフォーク7,7の上部にはブリッジ8が架設され、ブリッジ8の車幅方向中央には、操舵軸であるステアリングシャフト9が立設されている。
ステアリングシャフト9の上方にハンドルパイプ10が設けられ、ハンドルパイプ10は車幅方向に延在する単一のパイプ材から構成されている。本実施形態における操舵系Sは、主に、前輪6、フロントフォーク7,7、ステアリングシャフト9、及びハンドルパイプ10等で構成されている。ここで、図中L1は、操舵系Sの操舵軸線を示している。
ステアリングシャフト9は、複数のフレーム部材を溶接等により一体とした車体フレーム11の前端に設けられたヘッドパイプ12に回動可能に支持されており、当該車両の車体フレーム11は、上記ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から下方に延びるメインフレーム13と、メインフレーム13の下部側面に接続して後方に向けて延びた後、後上方に延びる左右一対のサイドフレーム14,14と、サイドフレーム14,14の上端と接続し、後上方に延びる左右一対のシートフレーム15,15と、を備えている。なお、メインフレーム13は厳密には鉛直方向に対してやや傾斜し、ヘッドパイプ12から後下方に延びている。
スイングユニット4は、サイドフレーム14,14の後側下部にリンク部材14Aを介して支持されており、上下方向に揺動可能とされている。スイングユニット4の上方には、乗員が着座するシート16が配置され、シート16は前後方向に延在し、運転者が着座するメインシート17と、同乗者が着座するピリオンシート18と、を一体に形成する。
自動二輪車1は樹脂材料からなる複数のカバー部材で構成される車体カバーCVによって覆われており、前輪6の上方かつヘッドパイプ12の前方にはフロントカバー21が配置されている。また、フロントカバー21の両側部後縁部には、側面視で角部を前方に配したL字状の左右一対のフロントサイドカバー22,22が連なっており、フロントサイドカバー22,22は、そのL字状の一辺をフロントカバー21の両側部後縁部に連ねて、他辺を後方に延ばす形状に形成されている。
フロントカバー21は、上面視で車両前方に向けて先細りとなる流線形状に形成されており、その上部には、車幅方向中心線に沿って後方から前方に向けて次第に先細りとなる切欠きが形成され、この切欠きの内側にはスクリーン21Aが設けられている。スクリーン21Aは、フロントカバー21の上記切欠きの縁部等に固定され、側面視で前方から後方に向けて後上方に立ち上がっており、スクリーン21Aによって前方からの走行風が後上方に流れるようになっている。また、フロントカバー21はフロントライト及び左右ウインカを一体に有している。
フロントサイドカバー22,22の左右の後部間の空間は、車幅方向に延びる上部インナーカバー23及び下部インナーカバー24によって覆われ、上部インナーカバー23の後壁部は、ステアリングシャフト9に沿って上下方向に延在し、該後壁部の下端はヘッドパイプ12の下端の後方に位置している。一方で、下部インナーカバー24は、上部インナーカバー23の上記後壁部の下端に連なって後方に延びており、下部インナーカバー24の後端はシート16の前端の前方直近の位置に至っている。
上部インナーカバー23の後壁部の上部における車幅方向中央の領域には、後方に向けて膨出した膨出部23Aが形成され、この膨出部23Aはステアリングシャフト9の径方向の外側で、このステアリングシャフト9の外周面に沿う弧状とされている。また、下部インナーカバー24の下方には燃料タンクTが配置されており、下部インナーカバー24には、燃料タンクTの図示省略する給油口を外部に開放させるための給油口リッド24Aが開閉可能に設けられている。
ここで、シート16の前方であって、下部インナーカバー24の上方には、乗員が乗り降りする際に足を通す足くぐり空間19が形成され、運転者は足くぐり空間19に足を通し、シート16に着座して車体前後方向の中央下部に設けられた左右のステップフロア20,20に足を載せることで自動二輪車1に乗車する。ここで、上記ステップフロア20,20は、フロントサイドカバー22,22の下部に連なって後方に延びる左右一対のロアカバー25,25に一体に設けられており、ロアカバー25,25は、スイングユニット4の上方まで延びている。
また、ロアカバー25,25の下方には、左右一対のアンダーカウル26,26が設けられ、ロアカバー25,25とシート16との間の空間は、前端をフロントサイドカバー22,22の後端に連ねて後方に延びる左右一対のリヤサイドカバー29,29によって覆われている。
左右のリヤサイドカバー29,29の間においてシート16の下方には、収納ボックス30が設けられ、シート16は、収納ボックス30によって支持され、前端を軸中心として後方から収納ボックス30を開閉可能とされている。また、収納ボックス30の前端部には、バッテリ収納部31が設けられ、このバッテリ収納部31には、バッテリBが収容されている。また、メインフレーム13の下部の後方には、エンジンコントロールユニット(以下、ECUと呼ぶ)32が設けられている。ECU32は、車両に搭載された各種センサ等の情報を取得する等し、例えばエンジンの燃料噴射量等を制御する制御装置である。
次に、図2はハンドルパイプ10周辺の上面図であり、ハンドルパイプ10とスクリーン21Aとの間に配置され、スピードメータ等の各種計器類を備えるインストルメントパネル33が示されている。インストルメントパネル33は、その表示面を、左右のフロントサイドカバー22,22の上部とスクリーン21Aとで囲まれる空間を覆う板状のフロントインナーパネル34に形成された開口から露出させるように、このフロントインナーパネル34に支持されている。
ここで、フロントインナーパネル34の後部における車幅方向中央の領域には、前方に向けてへこんだ切欠き部34Aが形成され、この切欠き部34Aはステアリングシャフト9の径方向の外側で、このステアリングシャフト9の外周面に沿う弧状とされている。この切欠き部34Aの左右端部は、上記上部インナーカバー23の膨出部23Aの左右端部に当接しており、切欠き部34Aと膨出部23Aとによって円形の空間Kが形成される。ここで、図1も参照しつつ、ステアリングシャフト9の上端部は空間Kから上方に突出しており、ハンドルパイプ10は空間Kの上方でステアリングシャフト9に固定されている。
図3は、操舵系Sの分解斜視図であり、本実施形態においてステアリングシャフト9は、ヘッドパイプ12内に挿入されて回動可能に支持されるシャフト本体35と、シャフト本体35においてヘッドパイプ12から上方に突出した該シャフト本体35の上部に連結するハンドルポスト36と、を備えている。ハンドルポスト36は、シャフト本体35の上部を内側に挿入してボルト37によって回動不能に連結される筒部38と、筒部38の上端を塞ぐように連結され、車幅方向両側に延びる長方形状のステー部39と、を備えている。
ハンドルパイプ10は、ステー部39に固定されるハンドルホルダ40によって固定され、本実施形態においてハンドルホルダ40は、ステー部39の上面に固定され上方に突出する左右一対の下側ホルダ41L,41Rと、これら下側ホルダ41L,41Rに上方から当接し、これら下側ホルダ41L,41Rとハンドルパイプ10を挟み込んで固定する左右一対の上側ホルダ42L,42Rと、を備えている。下側ホルダ41L,41R及び上側ホルダ42L,42Rは、ステー部39において操舵軸線L1を挟んで左右に振り分けて配置される。
下側ホルダ41L,41Rの上部にはそれぞれハンドルパイプ10を載置するべく下方にへこんだ弧状のハンドル受け部41A,41Aが形成されるとともに、ハンドル受け部41A,41Aを挟んで両側にボルト締結孔41B・・・が形成されている。一方で、上側ホルダ42L,42Rの下部にはそれぞれハンドルパイプ10を押さえ込むべく上方にへこんだ弧状のハンドル当接部42A,42Aが形成されるとともに、ハンドル当接部42A,42Aを挟んで両側にボルト締結孔41B・・・に合わさせる貫通孔42B・・・が形成されている。
上側ホルダ42は、ボルト締結孔41B・・・に締結されるボルト45を貫通孔42B・・・に挿通させ、上記ハンドル当接部42A,42Aをハンドルパイプ10に当接させた状態で上記貫通孔42B・・・に挿通させたボルト45をボルト締結孔41B・・・に締結させることで、ハンドルパイプ10を下側ホルダ41L,41Rとともに固定する。
ここで、本実施形態では、ハンドルポスト36のステー部39に、前半部46と後半部47とを連結して円板状を形成するハンドルカバー48が固定され、図2も参照し、このハンドルカバー48はステー部39の上面を上方から覆っている。後半部47は、上面視で半円状に形成されており、ステー部39に上方から嵌合されている。後半部47には、左右の下側ホルダ41L,41Rを挿通させる左右の通し孔48A,48Aが形成され、通し孔48A,48Aそれぞれの外周縁には、下側ホルダ41L,41Rの周囲を覆う周壁部49,49が形成されている。なお、周壁部49,49には、ハンドルパイプ10との干渉を避けるための切欠きが形成されている。
ステー部39に後半部47が嵌合された際には、下側ホルダ41L,41Rは通し孔48A,48Aを通り、その上部を周壁部49,49の上端開口から外側に露出させる状態となる。一方、前半部46は弧状に形成され、その両端部を後半部47の左右端部に締結される。この前半部46と後半部47との連結状態では、図2に示すように、前半部46と後半部47は外形が円形をなし、前半部46の後縁と後半部47の前縁との間には隙間が設けられ、この隙間は各種ケーブルを挿通させる配索孔50として機能する。ここで後半部47の前縁は前方に向けて弧状に突出しており、前半部46は、その両端部を、後半部47の前記弧状に突出した部位を挟んで両側に連結させており、配索孔50は弧状(三日月形状)になっている。なお、図3においては説明便宜上、二点鎖線で配索孔50を示している。また、本実施形態では前半部46と後半部47との二部材でハンドルカバー48を構成したが、一部材で円形のものとして、上記のような配索孔50を設けてもよい。
図2に戻り、上記ハンドルカバー48は、切欠き部34Aと膨出部23Aとによって形成される円形の空間Kの上方において、切欠き部34Aと膨出部23Aの縁部に上下方向で近接配置されており、ハンドルカバー48は、操舵系Sにおけるハンドルホルダ40の下方の部位を上方から覆っている。また、図2に示すように、ハンドルカバー48の配索孔50には、前後ブレーキケーブル51,52、スロットルケーブル53、ハンドルスイッチケーブル54等の各種ケーブルが通され、複数のケーブルが集約されている。なお、ハンドルスイッチケーブル54は、ハンドルパイプ10に設けられたスイッチボックスから信号をECU32等に出力するためのケーブルである。また、前後ブレーキケーブル51,52等は、ステアリングシャフト9の前方を通されて、車両適所に導かれる。
ところで、図2〜図6を参照し、本実施形態では、上側ホルダ42の上部に、携帯端末ホルダ55が設けられ、図6に示すように、この携帯端末ホルダ55に、携帯情報端末Pを収容した携帯情報端末用ケースCを取り付けることが可能になっている。また、図4、図5に示すように、携帯端末ホルダ55には、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57が設けられ、携帯端末ホルダ55に携帯情報端末Pを収容した携帯情報端末用ケースCを取り付けた状態で、携帯情報端末Pに対する充電が可能になっている。
以下、携帯端末ホルダ55について詳述すると、図3〜図5、及び図8を参照し、この携帯端末ホルダ55は、上側ホルダ42L,42Rを上方及び前後左右から覆い、ボルト45によって上側ホルダ42L,42Rとともに下側ホルダ41L,41Rに固定(共締めで締結)される台座部55Aと、台座部55Aの上部に形成された凹部58(図8参照)内おいて車幅方向に沿って設けられた第1軸部59に回動可能に支持されるとともに、第1軸部59の直交方向に延びる略円柱状の支持体60と、支持体60の先端側から挿入されて該支持体60の延在方向に沿って延び、該支持体60に対して回動可能に支持された第2軸部61と、第2軸部61に回動不能に連結し、該軸部61の径方向の外側に張り出した円板状の基部62と、基部62に立設され、携帯情報端末用ケースCを係止する一対の第1係止部63及び第2係止部64と、を備えている。図5を参照し、この携帯端末ホルダ55は、操舵軸線L1の延長線上に位置しており、詳しくは操舵軸線L1上に基部62の略中央が位置するように配置され、前記第1係止部63及び第2係止部64によって操舵軸線L1上で携帯情報端末用ケースCを保持するようになっている。
本実施形態において台座部55Aは上面視で略矩形状に形成され、上側ホルダ42L,42Rを上方から覆う上壁部55Uと、上壁部55Uの前縁から下方に延び、上側ホルダ42L,42Rを前方から覆う前壁部55Fと、上壁部55Uの左縁から下方に延び、上側ホルダ42L,42Rを左方から覆う左壁部55Lと、上壁部55Uの右縁から下方に延び、上側ホルダ42L,42Rを右方から覆う右壁部55Rと、を有している。上壁部55Uは後方に向かうに従い次第に下方に延びており、上壁部55Uの後部によって上側ホルダ42L,42Rが後方から覆われている。
上壁部55Uには、ボルト45を挿通させるボルト挿通孔55Vが4つ形成され、これらボルト挿通孔55Vにボルト45を挿通させ下側ホルダ41L,41Rの各締結孔ボルト締結孔41B・・・に締結させることで、台座部55Aが固定される。
基部62は、支持体60が台座部55Aに設けられ、ハンドルパイプ10の延在方向に平行に配置されるとともにハンドルパイプ10の後方に配置された第1軸部59に回動可能に支持されることで、第1軸部59を軸中心に上下方向に揺動可能になっている。また、支持体60に回動可能に支持された第2軸部61に、基部62が回動不能に連結することで、基部62は、第2軸部61を軸中心に回動可能になっている。なお、図8においてL2は第1軸部59の軸線を示し、L3は第2軸部61の軸線を示している。また、第1軸部59は、支持体60の姿勢を一定状態で保持可能に回動可能に支持しており、支持体60も第2軸部61の姿勢を一定状態で保持可能に回動可能に支持している。このように姿勢を保持させる機構として、本実施形態では、第1軸部59の外周側に設けられた第1角度調節部200と、第2軸部61の外周側に設けられた第2角度調節部201と、が設けられている。これら角度調節部はどのようなものであってあっても構わないが、例えばラチェット機構を利用したものや、軸部とこれを支持する軸受け面との間に弾性材料を配置したりするもの等であってもよい。なお、図8においては、基部62については説明便宜上、断面を示していない。
第1係止部63と第2係止部64は、それぞれ断面L字状に形成され、一方の端部を基部62の上面に連結するとともに、他方の端部(以下、先端と呼ぶ)がそれぞれ反対方向に向くように基部62において離間した状態で立設されている。また、第1係止部63と第2係止部64は、軸線L3を挟んで軸線L3の径方向で対向するように位置している。ここで、図8においてL4は、軸線L3の径方向において第1係止部63と第2係止部64とが並ぶ並設方向を示している。
本実施形態では第1係止部63は、その基部62側に位置する端部に挿通されたシャフト65によって図8の回転矢印に示すように回動可能に支持されるが、基部62から軸線L3に沿って立設される状態から第2係止部64側と反対側の方向への揺動は規制されている。このような揺動を規制する機構は図示省略するが、例えば第1係止部63に基部62に当接して回動を規制するようなストッパを設ければよい。また、シャフト65にはコイルばね66が挿通されており、このコイルバネ66によって付勢されることで、第1係止部63は、上記基部62から軸線L3に沿って立設される状態に保持されるようになっている。一方で、第2係止部64は、基部62と一体的に形成されている。
なお、本実施形態では、第1係止部63が回動支持され揺動する構成であるが、基部62の面方向に沿ってスライドする構造であってもよい。
ここで、本実施形態では上記プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57からなる電力供給部が、第2係止部64のL字状の屈曲部における立設方向上に位置する部位64A、すなわち携帯情報端末P側に向く部位64Aに設けられており、当該部位64Aにおいてプラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57は離間して設けられている。
すなわち、第1係止部63と第2係止部64とが並ぶ方向において第1係止部63と第2係止部64と、を含むその間において、第2係止部64に、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57が設けられている。
そして、図8に示すように、第2係止部64及び基部62には軸線L3に沿って案内孔67が貫設され、この案内孔67にはプラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57に導通する接続線68が通されている。
ここで、本実施形態では揺動する部分を第1係止部63のみとして揺動不能な第2係止部64に接続線68を取り付けたため、接続線68のたわみの管理が容易となる。すなわち、この場合、揺動等で生じる接続線68のたわみを抑制できるため、たわみの管理が容易となるため、設計自由度を向上できる。また本実施形態では、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57が、第1係止部63及び第2係止部64の並設方向L4に直交する方向に沿って配置される構成であるが、L4に沿って配置される構成としてもよい。
第1係止部63と第2係止部64は、携帯情報端末用ケースCに形成される一対の係止孔に第1係止部63を適宜揺動させることで挿入され、上記係止孔内において、第1係止部63と第2係止部64のうちの一方の先端で、一方向から携帯情報端末用ケースCに当接して携帯情報端末用ケースCを位置決めするとともに、他方の先端で、前記一方向と反対の方向を向く他方向から携帯情報端末用ケースCに当接して携帯情報端末用ケースCを位置決めして、携帯情報端末用ケースCを取り付けるようにする。なお、この取り付けの具体的な説明は後述する。
次に、上記接続線68について説明すると、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57は接続線68を通してバッテリBからの電力を携帯情報端末Pに供給するものであり、接続線68はバッテリBの電圧を降圧する電圧変換器70に接続されている。
ここで、図2、図8、図10を参照し、本実施形態では、電圧変換器70が、ハンドルカバー48の後半部47の上面において、操舵軸線L1の軸方向視で左右の下側ホルダ41L,41R及び上側ホルダ42L,42Rの間であって、その一部が左右の下側ホルダ41L,41R及び上側ホルダ42L,42Rの前端を結んだ直線L6よりも後方に位置するように配置されている。さらに詳しくは、車両側面視において操舵軸線L1よりも前側に、電圧変換器70が配置されている。また図9に示すように、電圧変換器70は後半部47の上面に当接する一対のフランジ部71,71を有し、これらフランジ部71,71にボルト72を挿通して固定されている。
そして、図9に示すように、接続線68は、電圧変換器70にコネクタ73を介して着脱可能に接続され、電圧変換器70から上方に延ばされて台座部55A内に配置され、図8に示すように、台座部55A内から第1軸部59の内部を通されて、その後、第1軸部59の適所から外部に引き出されて案内孔67を通り、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57に接続されている。
一方で、図10〜図12を参照し、電圧変換器70とバッテリBは、中継コード74及びメインハーネス75を通してバッテリBに接続する。図12に示すように、メインハーネス75は、バッテリBから車両に搭載される補機やセンサに電力を供給する配線や、前記センサで検知した情報をECU32に出力する配線等を複数束ねたものであり、車両前後方向に延在し、図10及び図11に示すように、前記各配線のコネクタを複数束ねたカプラ76を、ヘッドパイプ12の前方に配するように車両に設けられている。
そして、図10に示すように、中継コード74は、電圧変換器70からハンドルカバー48の配索孔50を通されて下方に延ばされ、ステアリングシャフト9及びヘッドパイプ12の前方を通された後、前方に延ばされて、カプラ76内に含まれている図示省略するコネクタに接続されている。なお、カプラ76内には、ハンドルスイッチケーブル54が接続されるコネクタ等も含まれている。
ここで、図13には、バッテリBと電圧変換器70とを接続する電気回路図が示されている。同図に示すように、電圧変換器70は、メインスイッチMSの下流側に配されており、メインスイッチMSが運転者のキー操作に伴いオン状態になったときに、バッテリBと導通するようになっている。これにより、停車時の意図しない充電を防止できる。
次に、携帯情報端末用ケースCについて説明する。図14(A)は携帯情報端末用ケースCの正面図、図14(B)は携帯情報端末用ケースCの左側面図、図14(C)は携帯情報端末用ケースCの平面図、図14(D)は携帯情報端末用ケースCの底面図、図14(E)は携帯情報端末用ケースCの背面図であり、図14(F)は図14(E)の要部拡大図である。また、図15は、図14(A)のY−Y線に沿う断面図であり、図16は、図15の要部拡大図である。以下では、携帯情報端末用ケースCについて、図14の方向を基準に説明するものとし、平面図で示される側を上側、底面図で示される側を下側と規定する。
携帯情報端末用ケースCは、携帯情報端末Pを収容する長方形状のケースであり、携帯情報端末Pの背面及び側面全周を覆うとともに、携帯情報端末Pの正面を開放させる開口を有するケース本体80と、ケース本体80の開口を開閉可能に覆う蓋部材81と、を備えている。ケース本体80は、携帯情報端末Pの背面を覆う背面壁部82と、背面壁部82の外周縁から立設され、携帯情報端末Pの側面全周を覆う側壁部83と、を備え、これら背面壁部82と側壁部83とで囲まれる空間に携帯情報端末Pを収容し、蓋部材81によって、携帯情報端末Pの表示部(液晶画面)が設けられる正面を覆う。以下では、ケース本体80を蓋部材81が閉じた状態で外部に露出する、これらケース本体80及び蓋部材81の面を外面、露出しない面を内面と呼ぶ場合がある。
側壁部83の外面は、背面壁部82から次第に外側に張り出す形状に形成されており、図15に示すように、側壁部83において上側に位置する上側側壁部84の延在方向における中央の部位には切欠きが形成され、この切欠き内には、上側側壁部84の延在方向に沿って延びるヒンジ軸85が設けられている。蓋部材81は、その長手方向一端側に、ヒンジ軸85に回動可能に支持される被支持部86を備え、この被支持部86をヒンジ軸85に支持されることで、ケース本体80を開閉可能に構成されている。
一方、側壁部83において下側に位置する下側側壁部87は、上側側壁部84よりも厚肉に形成され、その延在方向における中央の部位には外面から内面側にへこむ凹部88が形成されている。この凹部88内には、下側側壁部87の延在方向に沿って延びるシャフト89が設けられるとともに、このシャフト89に回動可能に支持された状態で操作片90が収容されている。
操作片90は、断面視で弧状に形成され、ケース本体80の左右方向に一定の幅を有し、その弧面の外面がケース本体80の外側に向いてケース本体80の外面と連なり一体性を表出するように設けられている。操作片90は、その弧状の端部のうちの背面壁部82側に位置する端部側をシャフト89に支持されている。そして操作片90における背面壁部82側に位置する端部は、当該操作片90において蓋部材81側の端部がシャフト89の軸周りにケース本体80の外側に向けて回動された際、凹部88の内面に当接するようになっている。これにより、操作片90はケース本体80の外側に向けた回動が規制されるようになっている。そして、操作片90は、該操作片90における背面壁部82側に位置する端部が凹部88の内面に当接又は近接した状態から、蓋部材81側の端部をシャフト89の軸周りにケース本体80の内側に向けて回動操作することが可能となっている。
そして、図16を参照し、操作片90の弧面の内面には、側壁部83に沿って蓋部材81側に延び、先端を下側側壁部87の外側に向けるL字状の係止片91が一体に形成されており、これに対し、蓋部材81は、その長手方向の他端側の内面に、係止片91の先端に、その先端を係止させるL字状の被係止片92を有している。蓋部材81は、被係止片92の先端を係止片91の先端に側壁部83の立設方向で係止されることで閉じ状態を保持され、操作片90が回動操作されて係止状態が解除されることで、開放されるようになっている。
また、図14(A)に示すように蓋部材81には、携帯情報端末Pの正面側に設けられた表示部を視認可能とする長方形状の窓部93が形成され、図15に示すように、この窓部93には、一対の透明板材料94,94が平行の状態で配置され、二重シール構造で窓部93が閉塞されている。これにより、透明板材料94,94のそれぞれの曇り防止が図られる。なお、これら透明板材料94,94は、本実施形態では、窓部93の周縁に接着で固着される。
また、ケース本体80の内側には、携帯情報端末Pの背面及び側面に接するとともに、携帯情報端末Pの正面を開放させる、弾性材料からなるスペーサ95が着脱可能に設けられ、本実施形態では、スペーサ95内に、携帯情報端末Pが弾性支持状態で収容されるようになっている。なお、図14においては説明便宜上スペーサ95にドットを付して示している。
スペーサ95は、携帯情報端末Pの背面に接する背面当接壁部96と、背面当接壁部96の周縁から立設されてケース本体80の側壁部83の先端部よりも、その先端部を突出させ、その内面で携帯情報端末Pの側面に接する側面当接壁部97と、側面当接壁部97から、側壁部83の先端側に張り出すフランジ部98と、を一体に有している。図14(B)〜(D)に示すように、フランジ部98は、蓋部材81が閉じた状態で、側壁部83の先端と蓋部材81の周縁とに挟まれ、かつ当該携帯情報端末用ケースCの外側から視認可能とされている。また、図14(F)に示すように、フランジ部98の外周縁は、本実施形態では、側壁部83の外面及び蓋部材81の外面と略面一、或いはこれら外面よりも外側から膨出する形状となっており、使用者が当該携帯情報端末用ケースCを把持した際に、使用者の手とフランジ部98とが接し易く、すべり難くなり、すべり止めとして機能している。
また、図15、図16に示すように、本実施形態では、スペーサ95の側面当接壁部97において下側側壁部87に当接する下側壁部95Aに、携帯情報端末Pの長手方向の端部に設けられる充電口(図示省略)に接続される充電コネクタ100が設けられている。詳しくは、図16に示すように、下側壁部95Aは一部切欠かれており、この切欠き内に配されたシャフト101に、充電コネクタ100が、図中回転矢印に参照されるように、スペーサ95の開放方向から下側壁部95Aの内側方向にかけて回動可能に支持されている。そして充電コネクタ100は、その先端を下側壁部95Aから突出させている。
一方、図14(E)、図15に示すように、ケース本体80の背面壁部82の外面の略中央の領域には、携帯情報端末Pの背面側に向けてへこみ、携帯端末ホルダ55の上記第1係止部63を収容する第1係止孔102、及び上記第2係止部64を収容する第2係止孔103が形成され、第2係止孔103内には、充電コネクタ100に電気的に接続するプラス側接点104及びマイナス側接点105が設けられている。
ここで、背面壁部82及び側壁部83の下側側壁部87の内面には、これらに跨って連なる溝部106が形成されており、この溝部106内にコード106Aを配置して、充電コネクタ100とプラス側接点104及びマイナス側接点105と、が接続されている。
図8を参照し、第1係止孔102及び第2係止孔103はそれぞれ、第1係止部63及び第2係止部64に整合する断面L字状に形成されており、図15に示すように、プラス側接点104及びマイナス側接点105は、第1係止孔102及び第2係止孔103内において、背面壁部82の外側に指向する面に設けられている。
なお、充電コネクタ100には、携帯情報端末Pの充電口に設けられたプラス側充電用接点及びマイナス側充電用接点に接続する、図示省略する端子が設けられている。
図8、及び図14〜図16を参照し、上述のような携帯情報端末用ケースCを携帯端末ホルダ55に対して取り付ける際は、携帯端末ホルダ55の第2係止部64を、携帯情報端末用ケースCの第2係止孔103内に挿入しつつ、第1係止部63を揺動させて第1係止孔102内に挿入する。
そして、第1係止部63と第2係止部64が第1係止孔102及び第2係止孔103に挿入された状態では、第2係止部64のプラス側充電端子56とマイナス側充電端子57がそれぞれ、プラス側接点104とマイナス側接点105に電気的に接続され、これらプラス側接点104とマイナス側接点105とを介して携帯情報端末Pのプラス側充電用接点及びマイナス側充電用接点に電気的に接続されることになり、これにより充電が可能な状態となる。
そして、バッテリBからの電力は電圧変換器70によって降圧されて携帯情報端末Pに供給されることになる。
また、第1係止部63と第2係止部64が第1係止孔102及び第2係止孔103に挿入された状態では、第1係止部63と第2係止部64がL字状の断面であることから、これらの先端側は、第1係止孔102及び第2係止孔103内で、携帯情報端末用ケースCが基部62から離間する方向においても該携帯情報端末用ケースCを係止するので、安定性が確保される。
また、図15を参照し、携帯情報端末Pを携帯情報端末用ケースCに収容する際は、先ずIに示すように蓋部材81を開け、スペーサ95の開放方向に充電コネクタ100を向けた状態で、この充電コネクタ100に携帯情報端末Pの充電口を接続した上で、IIに示すように、この接続状態を維持して携帯情報端末Pとともに充電コネクタ100をスペーサ95の側面当接壁部97の内側方向に向けるようにしてスペーサ内に携帯情報端末Pを収容する。
ところで、図1,図17を参照し、V1〜V3はシート16に着座した運転者の視野における視線の一部を示している。運転者の視点は、インストルメントパネル33及び携帯情報端末用ケースCよりも上方に位置し、側面視で、携帯情報端末用ケースCの前下方にインストルメントパネル33が位置している。
そして、V1は、運転者がインストルメントパネル33の上端を真直ぐに見た場合の視線であり、V2は、視線V1に対してわずかに下方に傾斜した視線であり、運転者が携帯情報端末用ケースCの上端を真直ぐに見た場合の視線である。
ここで、視線V2を注目すると、視線V2上にはインストルメントパネル33の略下端が位置しており、インストルメントパネル33の下部は携帯情報端末用ケースCによって大きく隠されない状態となっている。このため、インストルメントパネル33の視認性が確保されるようになっている。
したがって、図中θ1(以下、第1視野角θ1)は、運転者のインストルメントパネル33の側面視における視野領域ともいえる。なお、正確には、この第1視野角θ1は、運転者がインストルメントパネル33の上端を真直ぐに見た場合の視線V1と、運転者が携帯情報端末用ケースCの上端(インストルメントパネル33の略下端)を真直ぐに見た場合の視線V2と、が側面視でなす角度である。
また、上述のように視線V2上にインストルメントパネル33の略下端が位置する場合、インストルメントパネル33の略下端を真直ぐに見た場合に携帯情報端末用ケースCの上端が見えることで、携帯情報端末Pの視認性が確保されるともいえる。
すなわち、本実施形態では、携帯情報端末用ケースCがインストルメントパネル33の視認性に影響を及ぼさず、運転者にとって容易に携帯情報端末Pを視認できる位置で該ケースCが保持される構成になっている。なお、この例では、携帯情報端末用ケースCを水平方向に最も近づく方向に前傾させた状態を基準に、視線V2上におけるインストルメントパネル33と携帯情報端末用ケースCとの位置関係を規定している。
そして、V3は、運転者が携帯情報端末用ケースCの下端を見た視線であり、視線V2に対してわずかに下方に傾斜した視線である。そして、θ2(以下、第2視野角θ2)は、運転者の携帯情報端末用ケースCの側面視における概略視野領域を示している。つまり、第2視野角θ2は、運転者が携帯情報端末用ケースCの上端を真直ぐに見た場合の視線V2と、運転者が携帯情報端末用ケースCの下端を真直ぐに見た場合の視線V3と、が側面視でなす角度である。
ここで、本実施形態では、携帯情報端末用ケースCが後方から前方に向けて前上方に延びるように保持されるため、第2視野角θ2の角度が抑えられる。これにより、運転者は、容易に携帯情報端末P全体を視認できるようになっている。
また、本実施形態では、図17から明らかなように、第1視野角θ1+第2視野角θ2<90度の関係となっている。
また、図中直線LPは、インストルメントパネル33の表示部面方向の側面視において前上方に延びる延在方向を示し、図中直線LCは、携帯情報端末用ケースCの面方向の側面視において前上方に延びる延在方向を示している。
また、図中θαは、視線V1と直線LPとが側面視でなす第1アイポイント角を示し、図中θβは、視線V2と直線LCとが側面視でなす第2アイポイント角を示している。
また、図中θα’は、運転者が地面と平行な水平方向に沿って前方を見た水平視線Hと、直線LPと、が側面視でなすパネル傾斜角を示し、図中θβ’は、運転者が地面と平行な水平方向に沿って前方を見た水平視線Hと、直線LCと、が側面視でなす端末傾斜角を示している。なお、veは、運転者の視点で水平視線Hと直交する鉛直線を示している。
ここで、本実施形態では、90度≦θα≦180度、90度≦θβ≦180度の関係が成立している。また、θα’>θβ’の関係が成立し、携帯情報端末用ケースCが、インストルメントパネル33よりも側面視で、鉛直線veに対して前方に向けて大きく傾く状態となる関係が成立している。
なお、以上で述べた角度の規定は、本実施形態では、携帯情報端末用ケースCに携帯情報端末Pが内部に収納されているため、携帯情報端末用ケースCの上端・下端を基準としたものであるが、携帯情報端末用ケースCを取り除き、携帯情報端末Pの上端・下端を基準にした場合であっても上記と同様に成立している。
そして、携帯情報端末用ケースCを携帯端末ホルダ55に対して取り付けた状態においては、図6、図8を併せて参照し、携帯端末ホルダ55において支持体60を、第1軸部59(軸線L2)を中心に回動することで、携帯情報端末用ケースCを上下に揺動させることができる。また、図7、図8を併せて参照し、基部62を、支持体60に対して第2軸部61(軸線L3)を中心に回動することで、携帯情報端末用ケースCを左右に回動させることができる。そして、このような回動調整により、携帯情報端末Pを使用者の好みに応じた姿勢とすることができる。
なお、携帯情報端末用ケースCを携帯端末ホルダ55から取り外す際は、第1係止部63を揺動させるように携帯情報端末用ケースCを傾けることで、容易に取り外すことができる。
以上に記載した本発明の実施形態では、操舵系Sにおけるハンドルパイプ10以外の部位に電圧変換器70を配置することで、ハンドルパイプ10周りが煩雑化するのを抑制しつつ、操舵系Sにおけるハンドルホルダ40の近傍の部位に電圧変換器70を配置することで、例えばハンドルパイプ10に電装品(携帯情報端末P)を設置し、この電装品と電圧変換器70とを接続する場合に、当該電装品と電圧変換器70との距離を短く抑えることができるので、組み付け性やメンテナンスのやり易さ等の利便性を確保できる。また、電圧変換器70が操舵系Sの回動中心部又はその近傍に配されることになるため、バッテリBと電圧変換器70との間のハーネスの揺動を小さく抑えることができる。
また、ハンドルホルダ40の近傍に配置され、操舵系Sにおけるハンドルホルダ40の下方の部位を上方から覆うカバー部材であるハンドルカバー48が、操舵軸におけるハンドルポスト36のステー部39に固定され、ハンドルカバー48に電圧変換器70が配置されているため、電圧変換器70をハンドルカバー48から取り外さずにハンドルパイプ10を着脱できるので、電圧変換器70を配置したにもかかわらず、ハンドルパイプ10着脱等の作業性を良好に維持できる。
また、ハンドルカバー48の上面に電圧変換器70が配置されているので、ハンドルカバー48の下面に配置される場合に比べ、操作し易い位置に電圧変換器70が配置されるため、メンテナンス性及び取扱性を良好にすることができる。また、車両側面視において操舵軸線L1よりも前側に、電圧変換器70が配置されているので、ステアリングシャフト9の前方にバッテリBと電圧変換器70とを接続するコードを配索する場合に、該コードを短縮化できるとともに、操舵によるコードの揺動を抑制し易くでき、コードの保護性を向上させ易くすることができる。
さらに、本実施形態では、ハンドルホルダ40は、操舵軸を挟んで左右に振り分けて配置された下側ホルダ41L,41R及び上側ホルダ42L,42Rを備え、電圧変換器70は、その少なくとも一部が操舵軸線L1の軸方向視で、左右の下側ホルダ41L,41R及び上側ホルダ42L,42Rの間に位置するように配置され、詳しくは、操舵軸線L1の軸方向視で、左右の下側ホルダ41L,41R及び上側ホルダ42L,42Rの前端を結んだ直線よりも後方に、その少なくとも一部が位置するように配置されているが、この場合は、電圧変換器70が回動中心部に近くなることから、電圧変換器70とバッテリBとの間のハーネスの揺動を更に小さくでき、また、ハンドルカバー48に電圧変換器70を配置し易くなる。
またさらに、ハンドルカバー48には、上下方向に貫通し、ハンドルパイプ10に設けられる部材に接続されるケーブルを挿通させる配索孔50が形成され、この配索孔50には、電圧変換器70とバッテリBとを接続する中継コード74が挿通されているが、この場合、中継コード74と、例えば前後ブレーキケーブル51,52等とを集約させ、中継コード74及び前後ブレーキケーブル51,52等をコンパクトに安定した状態で配索できる。また、ハンドルパイプ10に設けられる部材に接続される例えば、前後ブレーキケーブル51,52が操舵系Sの操舵軸の前方に配索され、中継コード74が、操舵軸の前方に配索されるが、この場合も、中継コード74及び前後ブレーキケーブル51,52等をコンパクトに配索できる。
次に、図18を用いて上記実施形態の変形例1を説明する。なお、以下で説明する各変形例において上記実施形態と同様の構成要素については同一符号で示し、詳しい説明は省略する。また、方向は車両の向きを基準としている。
変形例1では、上側ホルダ42L,42Rの上部に、板状の庇部材122が配され、この庇部材122は、ボルト45・・・によって固定され、上側ホルダ42L,42Rの外側に向けて前後左右に張り出した状態となっている。庇部材122の上面には、車幅方向に延びる回動軸123を軸中心に回動可能なステー124が支持され、ステー124の先端には、上述の実施形態と同様の基部62が運転者側に第1係止部63及び第2係止部64を向けるように固定されている。
そして、この変形例1では、庇部材122の下面に電圧変換器70が固定され、電圧変換器70は、庇部材122によって上方から覆われている。なお、電圧変換器70は、そのフランジ部71を庇部材122の下面に当接させ、フランジ部71を挿通するボルトによって庇部材122に固定されている。
この変形例1の態様では、電圧変換器70を上方から覆う庇部材122が、ハンドルホルダ40に固定されていることで、電圧変換器70を雨等から保護することができる。また、庇部材122に電圧変換器70が固定されていることで、庇部材122と電圧変換器70とを小組みしてハンドルホルダ40に固定することができるため、組付け作業性を良好にすることができる。
次に、図19を用いて上記実施形態の変形例2を説明する。この変形例2では、上述の変形例1の庇部材122に電圧変換器70を取り付けずに、ハンドルカバー48の上部に下方にへこむ穴部125が形成され、この穴部125に電圧変換器70が収容されている。一方で、庇部材122は電圧変換器70を上方から覆う部材としてのみ機能している。また、穴部125の下部には、カバー48を貫通して、電圧変換器70から延びる中継コード74を配線するための貫通孔125Aが形成されている。
このような変形例2の態様では、電圧変換器70を安定した状態で保持できる。
次に、図20を用いて上記実施形態の変形例3を説明する。
この変形例3では、図20に示すように、携帯端末ホルダが、ハンドルホルダ40に取り付けられるベース板130と、ベース板130の上面において車幅方向に延びるように配置された回動軸131によって回動可能に支持されたステー132と、ステー132の先端に固定された保持板133と、保持板133に形成された球面受け部134に揺動自在、かつ姿勢を一定状態で保持可能に嵌入されるとともに、一部を球面受け部134から露出させたボールジョイント部135と、ボールジョイント部135の球面受け部134から露出した部位に連結した円板状の基部136と、基部136に立設された一対の係止片137,137と、備えている。
ボールジョイント部135は、弾性材料で形成されており、球面受け部134に圧入されている。係止片137,137はそれぞれ断面L字状に形成され、一方の端部を基部136に連結し、他方の端部を互いに向き合わせる状態で、基部136に立設されている。そして、一方の係止片137の基端側の内面には、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57が配設されている。
一方、携帯情報端末用ケースCは、その背面壁部82に、一対の係止片137,137に係止される被係止片138を備えている。この被係止片138は、背面壁部82に当接した状態で固定された板状のベース部139と、ベース部139に立設された断面L字状の一対の爪部140,140を備えている。一対の爪部140,140は、ベース部139から屈曲部までの部位を互いに接近する方向に延ばすとともに、屈曲部から先端までの部位を互いに離間する方向に延ばす形状に形成されている。また、一対の爪部140,140の先端は、爪部140,140の中間位置を通り、これらの立設方向に延びる軸線を基準とした場合に、立設方向に向かう従い漸次上記軸線に近づく傾斜面に形成されている。そして、一対の爪部140,140のうちの一方の先端には、プラス側接点104及びマイナス側接点105が設けられている。
この変形例3において、携帯情報端末用ケースCを携帯端末ホルダに取り付ける場合は、上記一対の爪部140,140を一対の係止片137,137の間に押し込むようにして係止する。この際、爪部140,140は、ベース部139から屈曲部までの部位を互いに接近する方向に延ばす形状に形成されていることから、各先端の傾斜面をそれぞれ係止片137,137に当接させることで、爪部140,140を容易に撓ませスムーズに爪部140,140の先端を係止片137,137の内側に係止することができるようになっている。そして、爪部140,140の先端が係止片137,137の内側に係止された状態では、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57と、プラス側接点104及びマイナス側接点105とが導通される。
次に、図21を用いて上記実施形態の変形例4を説明する。
この変形例4では、上述の実施形態と、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57の位置が異なっている。また、これに伴い、携帯情報端末用ケースCのプラス側接点104及びマイナス側接点105の構成も異なっている。なお、この点以外の構造は上述の実施形態と同様のものとする。
図21(A)に示すように、この変形例4では、第1係止部63と第2係止部64とが並ぶ方向における第1係止部63と第2係止部64との間において、基部62に、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57が配置されている。プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57はそれぞれ長方形状の板体で形成され、長手方向の一端を基部62に固着し、他端を基部62から離間させた状態で保持されている。そして、基部62と、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57の各先端側の部位との間には、スプリング145が設けられ、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57の各先端側の部位は基部62から離間する方向に付勢されている。
一方で、携帯情報端末用ケースCにおいては、ケース本体80の背面壁部82において第1係止孔102と第2係止孔103との間に、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57の位置に対応して、プラス側接点104及びマイナス側接点105が設けられている。ここで、この変形例では、第1係止部63及び第2係止部64は係止のみのものとして構成できるため、それぞれを揺動可能としてもよい。
この変形例4の態様においては図21(B)に示すように、携帯情報端末用ケースCを携帯端末ホルダに取り付けた際は、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57が、プラス側接点104及びマイナス側接点105にそれぞれ付勢された状態で当接する。したがって、充電の安定性が確保される。このような態様は、例えば振動が比較的大きいものにおいても有効に用いることができる。
次に、図22を用いて上記実施形態の変形例5を説明する。
この変形例5では、上述の実施形態と、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57の位置が異なっており、非接触充電方式を採用している。また、これに伴い、携帯情報端末用ケースCのプラス側接点104及びマイナス側接点105の構成も異なっている。なお、この点以外の構造は上述の実施形態と同様のものとする。
図22(A)に示すように、この変形例4では、第1係止部63と第2係止部64とが並ぶ方向における第1係止部63と第2係止部64との間において、基部62に、送信側コイル150を収容した電力供給部151が設けられている。電力供給部151は、基部62に形成された穴部152内に挿入され、穴部152の底部と電力供給部151との間にはスプリング153が設けられ、電力供給部151は、スプリング153に付勢された状態で穴部152の底部側に押し込み可能に保持されている。また、送信側コイル150は、バッテリBからの電流を流通可能に構成されている。なお、図中151Aは、電力供給部151の外周面から外側に張り出すストッパを示しており、このストッパ151Aは電力供給部151の穴部152からの飛び出しを抑えている。
ここで、この変形例では、第1係止部63及び第2係止部64は係止のみのものとして構成できるため、それぞれを揺動可能としてもよい。
一方で、携帯情報端末用ケースCにおいては、ケース本体80の背面壁部82内に受信側コイルユニット154が設けられている。この受信側コイルユニット154は、充電コネクタ100に接続されている。受信側コイルユニット154は、背面壁部82内において携帯端末ホルダ55側である外面側に配置されたコイル154Aと、コイル154Aよりも内面側に配置された基板154Bと、を有している、基板154Bは、コイル154Aで発生した交流電流を直流電流に変換し、充電コネクタ100に供給する回路を備えている。
この変形例5の態様において、図22(B)に示すように、携帯情報端末用ケースCを携帯端末ホルダに取り付けた際は、電力供給部151が付勢された状態でケース本体80の背面壁部82に当接する。そして、送信側コイル150に電流を流し、これにより生じた磁束を受信側コイルユニット154のコイル154Aに通すようにすることで、受信側コイルユニット154に電流が流れ、充電コネクタ100に電力を供給することが可能となる。このような変形例5では、防水性に優れる。
また、この例では、コイル154Aと基板154Bとを背面壁部82の厚み方向に重ねて配置したものを説明したが、これらの位置はその他の態様でもよく、例えば図23(A),(B)に示すように、基板154Bを、コイル154Aから背面壁部82の面方向にオフセットしてもよい。なお、図23では、ヒンジ軸85側に基板154Bをオフセットしたが、反対側であってもよい。
次に、図24を用いて上記実施形態の変形例6を説明する。
この変形例6では、上述の実施形態と携帯情報端末用ケースCの構造が異なる。なお、この点以外の構造は上述の実施形態と同様のものとする。
図24に示すように、変形例6では、スペーサ95の背面当接壁部96に例えば矩形状の開口155が形成され、この開口155は、ケース本体80の背面壁部82の内面をケース本体80の収容空間側に露出させる。開口155の内側には、該開口と略同一形状の熱伝導性シート156が設けられ、熱伝導性シート156は、携帯情報端末Pが収容された際に、携帯情報端末Pの背面に接する状態となるように構成されている。熱伝導性シート156は、例えばシリコーン等を含んだ材料で構成されている。
一方、ケース本体80の背面壁部82には、第1係止孔102及び第2係止孔103が設けられた領域を挟んで両側に、一対の例えば矩形状の開口157,157が形成され、これら開口157,157は、ケース本体80の収容空間を外部に連通させる。そして、これら開口157,157には、放熱部材158,158が設けられている。そして、これら放熱部材158,158は、ケース本体80の収容空間側の面で熱伝導性シート156に接し、ケース本体80の外部側の面が背面壁部82の外面と面一の状態となるように構成されている。なお、放熱部材158は、例えばアルミニウム合金等の放熱性能に優れたものを用いるのが好ましい。
このように変形例6では、ケース本体80内に収容された携帯情報端末Pの熱を、熱伝導性シート156及び放熱部材158,158を通して外部に放出できるため、このような構成は、鞍乗型車両等の比較的高温の環境下で特に効果的に用いることができる。
なお、この例ではスペーサ95を設けているが、スペーサ95を設けない場合には、放熱部材158の収容空間側の面が、該携帯情報端末Pが収容された際に該携帯情報端末Pの背面に接する状態となるように、放熱部材158を開口157内に設けるようにする。
次に図25は変形例7を示す図である。この変形例では、上側ホルダ42の貫通孔42Bの外側の位置に、貫通孔42Bとは別のボルト締結孔42Cが形成されている。そして、このボルト締結孔42Cによって、携帯端末ホルダ55の台座部55Aを上側ホルダ41に締結する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において例えば上記各変形例のような種々の変更を加えることが可能である。
なお、上述した変形例以外の変形例としては、例えば上述の実施形態では、第2係止部64にプラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57を設ける例を説明したが、第1係止部63にこれらを設ける態様等が挙げられる。また、第1係止部63と第2係止部64とに振り分けて、プラス側充電端子56と、マイナス側充電端子57と、を設ける態様等も挙げられる。
また、上述の実施形態では、蓋部材81の窓部93に二重の透明板材料94,94を設ける構成としたが、透明板材料94を一枚のみ設け、この透明板材料94に曇り防止材を成膜して、曇り対策をしてもよい。なお、上記曇り防止材としては、例えば界面活性剤を含む溶剤等を用いることができる。また、透明板材料94を通電材料として、タッチパネルを使用可能としてもよい。
また、上述の実施形態では、図8に示すように、電圧変換器70が、ハンドルカバー48の後半部47の上面において、操舵軸線L1の軸方向視で左右の下側ホルダ41L,41Rの間であって、その一部が左右の下側ホルダ41L,41Rの前端を結んだ直線よりも後方に位置するように配置されている例を説明したが、ハンドルカバー48の前部に配置されていてもよい。
この場合には、操舵軸の前方にバッテリBと電圧変換器70とを接続するコードを配索する場合に、該コードを短縮化できるとともに、操舵によってコードが引っ張られて揺動するのを抑制し易くでき、コードの保護性を向上させ易くすることができる。
また、図8に示すように、上述の実施形態では、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57からなる電力供給部が、第2係止部64のL字状の屈曲部における立設方向上に位置する部位64A、すなわち携帯情報端末P側に向く部位64Aに設けられる例を説明したが、同図のβに示すように、第2係止部64の先端側であって、基部62に向く面に設けてもよい。
この場合は、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57を外部に極力露出させない状態として、プラス側充電端子56及びマイナス側充電端子57の防水性及び保護性を係止孔挿入前の状態においても良好にすることができる。そして、この場合は、携帯情報端末用ケースCの係止孔におけるプラス側接点104及びマイナス側接点105の位置は、係止孔における携帯情報端末P側に向く面に設ける。
また、上記実施形態における携帯情報端末Pは所謂スマートフォンの他、タブレット端末やナビゲーション装置等の電力供給を受けることができる全ての情報端末を含む。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
6 前輪
7 フロントフォーク
9 ステアリングシャフト(操舵軸)
10 ハンドルパイプ
11 車体フレーム
40 ハンドルホルダ
41L,41R 下側ホルダ(左ホルダ、右ホルダ)
42L,42R 上側ホルダ(左ホルダ、右ホルダ)
48 ハンドルカバー(カバー部材)
50 配索孔
70 電圧変換器
74 中継コード(コード)
122 庇部材(取付部材)
125 穴部
B バッテリ
S 操舵系

Claims (11)

  1. 前輪(6)を回動可能に支持するフロントフォーク(7)に連結する操舵軸(9)が車体フレーム(11)に操向可能に支持され、前記操舵軸(9)の上部に設けられたハンドルホルダ(40)にハンドルパイプ(10)が固定される操舵系(S)を備える鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造であって、
    前記操舵系(S)における前記ハンドルホルダ(40)又は前記ハンドルホルダ(40)の近傍の部位であって、前記ハンドルパイプ(10)以外の部位に、前記鞍乗型車両に搭載されるバッテリ(B)から供給される電圧を変圧する電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  2. 前記ハンドルホルダ(40)の近傍に配置され、前記操舵系(S)における前記ハンドルホルダ(40)の下方の部位を上方から覆うカバー部材(48)が、前記操舵軸(9)に固定され、
    前記カバー部材(48)に前記電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  3. 前記カバー部材(48)の上面に、前記電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  4. 前記カバー部材(48)の上面に下方にへこむ穴部(125)が形成され、該穴部(125)に前記電圧変換器(70)が収容されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  5. 車両側面視において前記操舵軸(9)の操舵軸線(L1)よりも前側に、前記電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  6. 前記ハンドルホルダ(40)は、前記操舵軸(9)を挟んで左右に振り分けて配置された左ホルダ(41L,42L)及び右ホルダ(41R,42R)を備え、
    前記電圧変換器(70)は、その少なくとも一部が前記操舵軸(9)の軸方向視で、前記左ホルダ(41L,42L)及び右ホルダ(41R,42R)の間に位置するように配置されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  7. 前記操舵軸(9)の軸方向視で、前記左ホルダ(41L,42L)及び右ホルダ(41R,42R)の前端を結んだ直線よりも後方に、前記電圧変換器(70)の少なくとも一部が位置するように、該電圧変換器(70)が配置されていることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  8. 前記カバー部材(48)には、上下方向に貫通し、少なくとも前記ハンドルパイプ(10)に設けられる部材に接続されるケーブルを挿通させる配索孔(50)が形成され、
    前記配索孔(50)に、前記電圧変換器(70)と前記バッテリ(B)とを接続するコード(74)が挿通されていることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  9. 前記電圧変換器(70)を上方から覆う庇部材(122)が、前記ハンドルホルダ(40)に固定されていることを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  10. 前記ハンドルホルダ(40)に、該ハンドルホルダ(40)の外側に張り出す取付部材(122)が固定され、
    該取付部材(122)の下面に、前記電圧変換器(70)が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
  11. 前記ハンドルパイプ(10)に設けられる部材に接続されるケーブルが前記操舵系(S)の操舵軸(9)の前方に配索され、
    前記電圧変換器(70)と前記バッテリ(B)とを接続するコード(74)が、前記操舵軸(9)の前方に配索されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の鞍乗型車両における電圧変換器の配置構造。
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