次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る遊技機1の全体的な構成について説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
遊技機1は、図1及び図2が示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠5と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、遊技盤4と、窓枠5と、下皿ユニット6と、が設けられる。
遊技盤4は、略平板状に形成される部材である。遊技盤4は、中枠3の下側を除く略全面に渡って配置される。遊技盤4は、中枠3に着脱可能に取り付けられる。遊技盤4の前側面には、遊技球が転動する領域である遊技領域7が形成される(図3参照)。
窓枠5は、略平板状に形成される枠体である。窓枠5は、遊技盤4の前方に配置される。窓枠5は、中枠3の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。窓枠5の略中央には、略円形状の窓枠開口部8が開口される。窓枠開口部8は、透明板13により被覆される。これによって、遊技者は、前方から透明板13を介して窓枠5の後方に配置された遊技盤4(より詳細には、遊技領域7)を視認することができる。窓枠開口部8の下方には、発射前の遊技球が貯溜される上皿9が配設される。窓枠開口部8の左右上方には、スピーカ10がそれぞれ配設される。
下皿ユニット6は、中枠3の下側であって窓枠5の下方に取り付けられる。下皿ユニット6の略中央には、上皿9から溢れた遊技球が貯溜される下皿11が配設される。下皿ユニット6の右側部であって下皿11の右方には、発射ハンドル12が配設される。発射ハンドル12は、回動操作されることによって上皿9に貯溜された遊技球を遊技盤4の遊技領域7へ向けて発射可能に構成される。
次に、遊技領域7の構成について、図3及び図4を用いてさらに詳細に説明する。
遊技領域7は、遊技盤4の前側面にガイドレール20によって区画形成される。ガイドレール20は、略円弧状に形成された帯状の部材である。ガイドレール20は、遊技盤4の前側面に正面視で略円形状を形成するように配置される。つまり、遊技領域7は、ガイドレール20により正面視で略円形状に区画形成される。遊技領域7内には、図示せぬ複数の遊技釘が植設される。発射ハンドル12の回動操作によって遊技領域7内に放出された遊技球は、前記遊技釘に衝突しながら当該遊技領域7内を下方へ向けて落下する(転動する)。
遊技領域7内には、可変入賞装置22と、始動ゲート23と、大入賞装置24と、普通図柄表示装置25と、特別図柄表示装置26と、装飾図柄表示装置27と、ルーレット役物28が設けられる。
可変入賞装置22(普通電動役物)は、遊技領域7内の中央下部に配置される。可変入賞装置22には、始動口29が設けられる。始動口29は、上面が開口されたポケット状に形成され、その内部に遊技球が入球(入賞)可能に構成される。始動口29の左右上方には、一対の可動片30が配設される。一対の可動片30は、相互に対向して配置される。一対の可動片30には、可変入賞装置22に設けられた可動片用ソレノイド31の出力軸が連動連結される。そして、一対の可動片30は、可動片用ソレノイド31の出力軸の作動によって、下端を支点として相互に近接又は離間する方向に回動する。そして、一対の可動片30が下端を支点として相互に近接する方向に回動した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は当該一対の可動片30に干渉されて始動口29に入賞することができない(閉塞状態)。一方、一対の可動片30が下端を支点として相互に離間する方向に回動した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は当該一対の可動片30に干渉されず始動口29に入賞することができる(開放状態)。
このように、可変入賞装置22は、その作動により遊技球が入賞可能な開放状態及び入賞不能な閉塞状態を任意に切り替え可能に構成される。また、始動口29の内部には、近接スイッチからなる始動口センサ32が配設される。始動口センサ32は、遊技球が始動口29(可変入賞装置22)に入賞すると当該入賞を検知して、始動口入賞信号を出力する。
始動ゲート23は、遊技領域7内の左部に配置される。始動ゲート23は、上下方向に貫通した平面視略コの字状に形成され、その内側を遊技球が通過可能に構成される。始動ゲート23の内側には、近接スイッチからなる始動ゲートセンサ33が配設される。始動ゲートセンサ33は、遊技球が始動ゲート23を通過すると当該通過を検知して、始動ゲート通過信号を出力する。
大入賞装置24(特別電動役物)は、遊技領域7内の下部であって、可変入賞装置22の下方に配置される。大入賞装置24には、大入賞口34が設けられる。大入賞口34は、正面視で左右方向に細長い略矩形状であって、遊技領域7が前後方向に貫通して形成される。大入賞口34は、大入賞口扉35によって被覆される。大入賞口扉35は、下端を支点として遊技領域7に対して前後回りに回動可能に支持される。大入賞口扉35には、大入賞装置24に設けられた大入賞口扉用ソレノイド36の出力軸が連動連結される。そして、大入賞口扉35は、大入賞口扉用ソレノイド36の出力軸の作動によって、下端を支点として前回りに回動し、遊技領域7から前方へ向けて突出した(板面を上下方向へ向けた)姿勢となる。そして、遊技領域7内を転動する遊技球は、大入賞口扉35の上面側に上方から衝突し、当該大入賞口扉35によって大入賞口34に入球(入賞)するように案内される。つまり、大入賞口扉35が下端を支点として前回りに回動した場合、遊技領域7内を転動する遊技球が大入賞口34に入賞することができる(開放状態)。一方、大入賞口扉35が大入賞口34を被覆している場合、遊技領域7内を転動する遊技球は大入賞口34に入賞することができない(閉塞状態)。
このように、大入賞装置24は、その作動により遊技球が入賞可能な開放状態及び入賞不能な閉塞状態を任意に切り替え可能に構成される。また、大入賞口34の内部には、近接スイッチからなる大入賞口センサ37が配設される。大入賞口センサ37は、遊技球が大入賞口34(大入賞装置24)に入賞すると当該入賞を検知して、大入賞口入賞信号を出力する。
普通図柄表示装置25は、普通図柄39の変動を表示し、普通図柄遊技の当り判定の結果を表示(報知)する装置である。普通図柄表示装置25は、遊技領域7内の右下部に配置される。普通図柄表示装置25には、普通図柄39を表示するためのドットマトリクス形のLED表示部38が設けられる。
なお、本実施形態では、普通図柄39の図柄要素として、「○」及び「×」の図柄が使用される。「○」及び「×」の図柄は、LED表示部38に、交互に変動しながら表示される。そして、普通図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、「○」の図柄で変動が停止される。一方、普通図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると、「×」の図柄で変動が停止される。
特別図柄表示装置26は、特別図柄41の変動を表示し、特別図柄遊技の大当り判定の結果を表示(報知)する装置である。特別図柄表示装置26は、遊技領域7内の右下部であって、普通図柄表示装置25に隣接して配置される。
なお、本実施形態では、特別図柄41を表示するための7セグメントLED表示部40が設けられる。特別図柄41は、7セグメントLED表示部40にて変動しながら表示される。そして、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると、所定の当り図柄で変動が停止される。一方、特別図柄遊技の大当り判定の結果がハズレであると、所定のハズレ図柄で変動が停止される。
装飾図柄表示装置27は、複数の装飾図柄43・43・43の変動を表示し、装飾図柄遊技の当り判定の結果(特別図柄遊技の大当り判定の結果)を表示(報知)する装置である。装飾図柄表示装置27には、装飾図柄43・43・43の表示領域としての液晶表示部42が設けられる。装飾図柄表示装置27は、液晶表示部42を前方へ向けた状態で、遊技領域7の略中央に開口された開口部44に取り付けられる。液晶表示部42には、左・中・右の3つの変動領域が形成される。3つの変動領域では、装飾図柄43・43・43がそれぞれ独立して変動するように表示される。そして、装飾図柄43・43・43の変動が停止すると、3つの装飾図柄43・43・43が横一列に並んだ状態で表示される。
なお、装飾図柄43・43・43の変動が停止する順番は、リーチ演出等の特定の演出内容がない場合には、3つの変動領域のうちの左から順番に停止される。また、リーチ演出等の特定の演出内容がある場合には、3つの変動領域のうちの右から順番に停止されたり、中から順番に停止されたり、その停止される順番が変化する。
なお、本実施形態では、装飾図柄43・43・43の図柄要素として、「0」「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」の数字図柄が使用される。
ここで、「装飾図柄43の変動」とは、「0」から「7」までの図柄が、所定の変動時間内で順番に繰り返して(循環して)変化することを指すものである。そして、所定の変動時間が経過すると、装飾図柄43の変動が停止され、「0」から「7」までのうち一つの装飾図柄43が確定図柄となる。そして、液晶表示部42の3つの変動領域に停止(確定)した装飾図柄43・43・43の組み合わせに応じて、装飾図柄遊技の当り判定の結果が表示される。なお、装飾図柄43・43・43の変動は、特定図柄表示装置26における特別図柄41の変動が停止すると同時に停止する。また、装飾図柄遊技の当り判定の結果は、特別図柄遊技の大当り判定の結果に応じて決定される。つまり、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当り、一方、特別図柄遊技の大当り判定の結果がハズレであると、装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレとなる。
なお、本実施形態では、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、液晶表示部42の3つの変動領域に停止した装飾図柄43・43・43の組み合わせは、相互に同一種類の図柄となる。つまり、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、液晶表示部42の3つの変動領域に停止した装飾図柄43・43・43の組み合わせは、「000」「111」「222」「333」「444」「555」「666」「777」のうちいずれかの組み合わせとなる。
なお、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、遊技状態が大当り遊技状態へ移行する。ここで、「大当り遊技状態」とは、大入賞装置24(特別電動役物)が作動して、当該大当り遊技状態となる前の遊技状態(通常の遊技状態)よりも有利となる遊技状態が遊技者に付与された遊技状態を指すものである。また、「大当り遊技」とは、大当り遊技状態での遊技を指すものである。
より詳細には、遊技状態が大当り遊技状態へ移行すると、大入賞装置24の開放状態と閉塞状態とが連続して切り替えられ、遊技球の大入賞口34への入賞機会が通常の遊技状態と比較して相対的に増加する。大入賞装置24の開放状態と閉塞状態との連続した切り替えは、所定の回数(例えば、15回)だけ行われる。なお、大入賞装置24の1回当りの開放状態は、所定の時間(例えば、30秒)を経過した場合か、又は所定の個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口34に入賞した場合に終了し、閉塞状態へと切り替えられる。
なお、装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると、液晶表示部42の3つの変動領域に停止した装飾図柄43・43・43の組み合わせは、「000」「111」「222」「333」「444」「555」「666」「777」以外の組み合わせとなる。
ここで、装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレである場合の演出内容は、3つの変動領域に表示された装飾図柄43・43・43がそれぞれ停止する順番や、停止した組み合わせによって、「リーチハズレ」(リーチ演出あり)と「完全ハズレ」(リーチ演出なし)とに区分される。
また、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42には、特別図柄変動保留回数表示部45が設けられる。特別図柄変動保留回数表示部45には、特別図柄遊技の(変動)保留回数が表示される。特別図柄遊技の(変動)保留回数は、上限を4回として、遊技球の始動口29への入賞に応じて加算され、あるいは特別図柄41の変動に応じて減算されて表示される。
ルーレット役物28(演出役物)は、その動作と、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示する映像と、によって演出を行う装置である。ルーレット役物28は、遊技領域7内の中央上部であって、装飾図柄表示装置の取り付けられる開口部の上方に配置される。ルーレット役物28は、正面視で略長方形状に構成されており、その前面が前側に凸の曲面となるように構成されている。ルーレット役物28の後面は平面上に構成されている。また、ルーレット役物28はその長手方向両端部にはそれぞれ予告図柄が設けられている。本実施形態では、予告図柄は、予告図柄Aと予告図柄Bの二種類で構成されており、予告図柄Aが「激アツ」、予告図柄Bが「チャンス」の文字が記載された図柄で構成されている。なお、「激アツ」とは、「激しくアツい(可能性が高い)」の意味であり、チャンスと比較して、当り判定の結果が当りとなって大当り遊技状態へ移行する可能性が高いということを意味する。
また、ルーレット役物28には、回動動作を行う際の回動中心となる位置にルーレット役物用モータ129の出力軸が連動連結される。本実施形態では、回動中心は、ルーレット役物28の中心に設けられている。ルーレット役物28は、ルーレット役物用モータ129の出力軸の作動によって出力軸を中心として正面視時計回り及び反時計回り方向に回動する。ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になるように出力軸を中心として回動した場合を横状態とする。一方、ルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になるように出力軸を中心として回動した場合を縦状態とする。このように、ルーレット役物28は、出力軸を中心として回動することにより、横状態または縦状態を任意に切り替え可能に構成される。そして、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示する映像とともに、横状態または縦状態のルーレット役物28を用いることで、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りとなって大当り遊技状態への移行を想起させるような予告演出を行う。
次に、主として遊技機1の遊技動作を制御する主制御回路50の構成について、図4から図9を用いて説明する。
主制御回路50は、図4に示すように、主として、主制御CPU51と、主制御ROM55と、主制御RAM54と、主制御入出力回路(I/O)52と、により構成される。
これらの主制御CPU51と主制御ROM55と主制御RAM54と主制御入出力回路(I/O)52とは、バスによって相互に接続されている。主制御ROM55には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。主制御RAM54には、主制御CPU51による処理事項が一時的に記憶されている。そして、主制御CPU51は、主制御RAM54をワークエリアとし、主制御ROM55に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいて制御動作を実行する。また、主制御CPU51には、主制御クロック回路53が接続される。主制御クロック回路53は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎に主制御CPU51に入力される。
主制御入出力回路(I/O)52は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、始動口センサ32,始動ゲートセンサ33,大入賞口センサ37等と、電気的に接続されている。また、主制御入出力回路(I/O)52は、主制御CPU51から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、可動片用ソレノイド31,大入賞口扉用ソレノイド36,サブ制御回路90のサブ制御入出力回路(I/O)92等と、電気的に接続されている。
主制御RAM54には、図5に示すように、主制御クロック回路53から主制御CPU51にクロック信号が入力される毎に「0」から「199」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納される大当りカウンタ60が設けられる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、主制御クロック回路53から主制御CPU51にクロック信号が入力される毎に「0」から「199」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納される変動パターン選択カウンタ61が設けられる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄遊技の特別図柄41の変動表示時間の計測等に使用される特図用タイマカウンタ62が設けられる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄遊技の特別図柄41の(変動)保留回数の計測に使用される特図変動保留回数カウンタ64が設けられる。特図変動保留回数カウンタ64には、「0」から「4」までの数値が格納される。前記数値は、遊技球の始動口29への入賞毎に1ずつ加算され、あるいは特別図柄41の変動毎に1ずつ減算される。なお、特別図柄遊技の(変動)保留回数の上限は4回であり、特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値は最大で「4」となる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、各種のカウンタのカウンタ値が適宜に記憶される複数のカウンタ値記憶エリア66が設けられる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、大当り遊技状態であるか否かを示す大当り遊技状態フラグ67(条件装置)が設けられる。大当り遊技状態フラグ67は、大当り遊技状態でない場合には、オフ状態(条件装置が停止)に設定される。一方、大当り遊技状態フラグ67は、大当り遊技状態である場合には、オン状態(条件装置が作動)に設定される。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、大入賞装置24が作動中であるか否かを示す大入賞装置作動フラグ68が設けられる。大入賞装置作動フラグ68は、大入賞装置24が作動中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、大入賞装置作動フラグ68は、大入賞装置24が作動中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が変動中であるか否かを示す特別図柄変動表示フラグ69が設けられる。特別図柄変動表示フラグ69は、特別図柄41が変動中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、特別図柄変動表示フラグ69は、特別図柄41が変動中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中であるか否かを示す特別図柄停止図柄表示フラグ70が設けられる。特別図柄停止図柄表示フラグ70は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、特別図柄停止図柄表示フラグ70は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御ROM55には、図6に示すように、大当り判定テーブル記憶エリア75が設けられる。大当り判定テーブル記憶エリア75には、大当り判定テーブル83が格納される。大当り判定テーブル83とは、大当りカウンタ60のカウンタ値に基づいて特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであるか否かの判定に使用されるものである。
大当り判定テーブル83は、図7に示すように、大当りカウンタ60のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「判定結果」と、により構成される。なお、本実施形態では、大当りカウンタ60のカウンタ値が「7」である場合に、判定結果が大当りとされ、カウンタ値がそれ以外である場合に、判定結果がハズレとされる。つまり、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると判定される確率は、1/200に設定されている。
また、主制御ROM55には、図6に示すように、大当り変動パターン選択テーブル記憶エリア78が設けられる。大当り変動パターン選択テーブル記憶エリア78には、大当り変動パターン選択テーブル86が格納される。大当り変動パターン選択テーブル86とは、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると判定された場合に、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値に基づいて変動パターンを選択する際に使用されるものである。
大当り変動パターン選択テーブル86は、図8に示すように、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「変動パターン」と、により構成される。なお、本実施形態では、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「0」から「20」である場合に、変動パターンとして「変動パターンE」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンE」が選択される確率は、21/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「21」から「80」である場合に、変動パターンとして「変動パターンF」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンF」が選択される確率は、60/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「81」から「199」である場合に、変動パターンとして「変動パターンG」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンG」が選択される確率は、119/200に設定されている。
また、主制御ROM55には、図6に示すように、ハズレ変動パターン選択テーブル記憶エリア79が設けられる。ハズレ変動パターン選択テーブル記憶エリア79には、ハズレ変動パターン選択テーブル87aが格納される。ハズレ変動パターン選択テーブル87aとは、装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると判定された場合に(特別図柄遊技がハズレであると判定された場合に)、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値に基づいて変動パターンを選択する際に使用されるものである。
ハズレ変動パターン選択テーブル87aは、図9に示すように、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「変動パターン」と、により構成される。なお、本実施形態では、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「0」から「160」である場合に、変動パターンとして「変動パターンA」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンA」が選択される確率は、161/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「161」から「190」である場合に、変動パターンとして「変動パターンB」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンB」が選択される確率は、30/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「191」から「194」である場合に、変動パターンとして「変動パターンC」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンC」が選択される確率は、4/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「195」から「199」である場合に、変動パターンとして「変動パターンD」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンD」が選択される確率は、5/200に設定されている。
次に、主として遊技の演出動作を制御するサブ制御回路90の構成について、図4、及び図10から図12を用いて説明する。
サブ制御回路90は、図4に示すように、主として、サブ制御CPU91と、サブ制御ROM95と、サブ制御RAM94と、サブ制御入出力回路(I/O)92と、により構成される。
これらのサブ制御CPU91とサブ制御ROM95とサブ制御RAM94とサブ制御入出力回路(I/O)92とは、バスによって相互に接続されている。サブ制御ROM95には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。サブ制御RAM94には、サブ制御CPU91による処理事項が一時的に記憶されている。そして、サブ制御CPU91は、サブ制御RAM94をワークエリアとし、サブ制御ROM95に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいて制御動作を実行する。サブ制御CPU91には、サブ制御クロック回路93が接続される。サブ制御クロック回路93は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎にサブ制御CPU91に入力される。
サブ制御入出力回路(I/O)92は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、主制御回路50の主制御入出力回路(I/O)52等と、電気的に接続されている。また、サブ制御入出力回路(I/O)92は、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、表示制御回路100の表示制御入出力回路(I/O)102等と、電気的に接続されている。また、サブ制御入出力回路(I/O)92は、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、ルーレット役物制御回路120の動作制御入出力回路(I/O)122等と、電気的に接続されている。
また、サブ制御RAM94には、図10に示すように、サブ制御クロック回路93からサブ制御CPU91にクロック信号が入力される毎に「0」から「99」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納されるサブ制御変動パターン選択カウンタ96が設けられる。
また、サブ制御ROM95には、図11に示すように、演出内容選択テーブル記憶エリア97が設けられる。演出内容選択テーブル記憶エリア97には、演出内容選択テーブル98が格納される。演出内容選択テーブル98とは、主制御回路50により選択された変動パターンと、当該変動パターンがサブ制御回路90に受信された際のサブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値とに基づいて演出パターンを選択する際に使用されるものである。
演出内容選択テーブル98は、図12に示すように、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「演出パターン」と、により構成される。
ここで、「演出パターン」とは、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示される装飾図柄43・43・43の演出内容を設定するものである。なお、「演出パターン」は、その内容に応じて、「リーチ当り」と、「リーチハズレ」と、「完全ハズレ」と、に区分される。「リーチ当り」とは、リーチ演出の後に装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りであると報知される演出内容である。「リーチハズレ」とは、リーチ演出の後に装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると報知される演出内容である。「完全ハズレ」とは、リーチ演出がなく装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると報知される演出内容である。また、「リーチ当り」は、その内容に応じて、「ノーマルリーチ当り」と、「スーパーリーチ1当り」と、「スーパーリーチ2当り」と、「スーパーリーチ3当り」と、「スーパーリーチ4当り」と、に区分される。また、「リーチハズレ」は、その内容に応じて、「ノーマルリーチハズレ」と、「スーパーリーチ1ハズレ」と、「スーパーリーチ2ハズレ」と、「スーパーリーチ3ハズレ」と、「スーパーリーチ4ハズレ」と、に区分される。
なお、本実施形態では、図12に示すように、選択された変動パターンが「変動パターンA」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンA」(演出内容として「完全ハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンA」である場合に、演出内容として「完全ハズレ」が選択される確率は、100/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンB」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンB」(演出内容として「ノーマルリーチハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンB」である場合に、演出内容として「ノーマルリーチハズレ」が選択される確率は、100/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンC」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「69」である場合に、演出パターンとして「演出パターンC1」(演出内容として「スーパーリーチ1ハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンC」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ1ハズレ」が選択される確率は、70/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンC」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「70」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンC2」(演出内容として「スーパーリーチ2ハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンC」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ2ハズレ」が選択される確率は、30/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンD」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「89」である場合に、演出パターンとして「演出パターンD1」(演出内容として「スーパーリーチ3ハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンD」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ3ハズレ」が選択される確率は、90/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンD」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「90」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンD2」(演出内容として「スーパーリーチ4ハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンD」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ4ハズレ」が選択される確率は、10/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンE」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンE」(演出内容として「ノーマルリーチ当り」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンE」である場合に、演出内容として「ノーマルリーチ当り」が選択される確率は、100/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンF」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「69」である場合に、演出パターンとして「演出パターンF1」(演出内容として「スーパーリーチ1当り」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンE」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ1当り」が選択される確率は、70/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンF」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「70」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンF2」(演出内容として「スーパーリーチ2当り」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンF」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ2当り」が選択される確率は、30/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンG」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「69」である場合に、演出パターンとして「演出パターンG1」(演出内容として「スーパーリーチ3当り」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンG」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ3当り」が選択される確率は、90/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンG」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「70」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンG2」(演出内容として「スーパーリーチ4当り」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンG」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ4当り」が選択される確率は、10/100に設定されている。
このように、本実施形態では、上述の如く、1つの変動パターンに対して1つの演出パターンが選択されるように構成される。
次に、主として装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の表示を制御する表示制御回路100の構成について、図4を用いて説明する。
表示制御回路100は、図4に示すように、主として、表示制御CPU101と、表示制御ROM105と、表示制御RAM104と、VDP106と、VROM107と、VRAM108と、表示制御入出力回路(I/O)102と、により構成される。
これらの表示制御CPU101と表示制御ROM105と表示制御RAM104とVDP106とVROM107とVRAM108と表示制御入出力回路(I/O)102とは、バスによって相互に接続されている。表示制御ROM105には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。表示制御RAM104には、表示制御CPU101による処理事項が一時的に記憶されている。VROM107には、表示プログラムや各種の表示処理に使用される表示データ等が予め記憶されている。VRAM108には、VDP106による処理事項が一時的に記憶されている。なお、表示制御CPU101には、表示制御クロック回路103が接続される。表示制御クロック回路103は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎に表示制御CPU101に入力される。
表示制御CPU101は、表示制御RAM104をワークエリアとし、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)に基づいて表示制御ROM105に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいた信号(コマンド)を設定し、VDP106に出力する。VDP106は、表示制御CPU101からの信号(コマンド)に応じた表示データをVROM107から選択し、LCD回路109を介して装飾図柄表示装置27に送信する。
ここで、「表示データ」とは、装飾図柄43・43・43の変動(演出)や背景画面等を表示する複数のビデオデータや、表示制御CPU101からの信号(コマンド)に応じた前記ビデオデータの表示位置や表示タイミング等に関するデータを指すものである。つまり、VDP106は、表示制御CPU101からの信号(コマンド)に応じて、例えば装飾図柄43・43・43の変動と共に演出を表示する等、大当り遊技状態への移行を想起させるような演出を装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示して、遊技者の興趣を高めることができる。
表示制御入出力回路(I/O)102は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、サブ制御回路90のサブ制御入出力回路(I/O)92等と、電気的に接続されている。また、表示制御入出力回路(I/O)102は、VDP106から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、LCD回路109等と、電気的に接続されている。
次に、主としてルーレット役物28の動作を制御するルーレット役物制御回路120の構成について、図4を用いて説明する。
ルーレット役物制御回路120は、図4に示すように、主として、動作制御CPU121と、動作制御ROM125と、動作制御RAM124と、動作制御入出力回路(I/O)122と、により構成される。
これらの動作制御CPU121と、動作制御ROM125と、動作制御RAM124と、動作制御入出力回路(I/O)122とは、バスによって相互に接続されている。動作制御ROM125には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。動作制御RAM124には、動作制御CPU121による処理事項が一時的に記憶されている。
動作制御CPU121は、動作制御RAM124をワークエリアとし、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)に基づいて動作制御ROM125に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいた信号(コマンド)を設定し、ルーレット役物用モータ129に送信する。ルーレット役物28は、信号(コマンド)に応じた動作タイミングや動作時間で動作する。つまり、ルーレット役物用モータ129は、動作制御CPU121からの信号(コマンド)に応じて、例えば装飾図柄43・43・43の変動と共に予告演出を表示する等、大当り遊技状態への移行を想起させるような演出を行い、遊技者の興趣を高めることができる。
動作制御入出力回路(I/O)122は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、サブ制御回路90のサブ制御入出力回路(I/O)92等と、電気的に接続されている。また、表示制御入出力回路(I/O)112は、送信部として、ルーレット役物用モータ129と、電気的に接続されている。
次に、遊技機1の遊技の流れについて、図13のフローチャートを用いて簡単に説明する。
まず、ステップS001において、遊技球が始動ゲート23を通過した場合に、普通図柄遊技が行われる。普通図柄遊技では、始動ゲート23に遊技球が通過した際に、普通図柄遊技の当り判定が行われる。普通図柄遊技の当り判定の結果は、普通図柄表示装置25に表示された普通図柄39によって遊技者に報知される。
ステップS002において、ステップS001における普通図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、普通電動役物(可変入賞装置22)が作動して普通電動役物遊技が行われる。普通電動役物(可変入賞装置22)が作動して開放状態になると、始動口29に遊技球が入賞可能となる。
ステップS003において、ステップS002における始動口29に遊技球が入賞すると、特別図柄遊技が行われる。特別図柄遊技では、始動口29に遊技球が入賞した際に、特別図柄遊技の大当り判定が行われる。特別図柄遊技の大当り判定の結果は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41によって遊技者に報知される。
ステップS004において、ステップS003における特別図柄遊技の大当り判定が行われた後に、装飾図柄遊技が行われる。装飾図柄遊技では、特別図柄遊技の大当り判定の結果に応じた当り判定が行われる。装飾図柄遊技の当り判定の結果は、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43によって遊技者に報知される。
なお、装飾図柄遊技では、当り判定の結果が遊技者に報知される前に、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りとなって大当り遊技状態への移行を想起させるような予告演出が装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示される。
ステップS005において、ステップS003における特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると、ステップS004における装飾図柄遊技の当り判定の結果が報知された後に、特別電動役物(大入賞装置24)が作動して、特別電動役物遊技が行われる。特別電動役物(大入賞装置24)が作動すると、大入賞口34に遊技球が入賞可能となる。
次に、主制御回路50の特別図柄遊技の処理について、図14及び図15のフローチャートを用いて説明する。
ステップS101において、主制御CPU51は、始動口29に遊技球が入賞したか否かを判定する。
主制御CPU51は、始動口29に遊技球が入賞したと判定した場合、つまり主制御CPU51が始動口センサ32の始動口入賞信号を受信した場合には、ステップS102へ移行する。
一方、主制御CPU51は、始動口29に遊技球が入賞していないと判定した場合、つまり主制御CPU51が始動口センサ32の始動口入賞信号を受信していない場合には、ステップS104へ移行する。
ステップS102において、主制御CPU51は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が4回以上であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が4回以上であると判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値が「4」である場合には、ステップS104へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が4回以上でない判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値が「4」でない場合には、ステップS103へ移行する。
ステップS103において、主制御CPU51は、現在の大当りカウンタ60のカウンタ値及び変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値を読み出して、適宜のカウンタ値記憶エリア66に格納する。
主制御CPU51は、ステップS103の処理を行った後、ステップS104へ移行する。
ステップS104において、主制御CPU51は、条件装置が作動中であるか否かを判定する。
なお、条件装置とは、役物連続作動装置が作動するための条件となる装置である。条件装置は、特別図柄41が予め設定された所定の当り図柄で停止されると作動を開始する。条件装置の作動開始によって役物連続作動装置が作動し、これによって遊技状態が大当り遊技状態へ移行する。
主制御CPU51は、条件装置が作動中である場合、つまり大当り遊技状態フラグ67がオン状態である場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
一方、主制御CPU51は、条件装置が作動中でない場合、つまり大当り遊技状態フラグ67がオフ状態である場合には、ステップS105へ移行する。
ステップS105において、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が変動中であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が変動中である場合、つまり特別図柄変動表示フラグ69がオン状態である場合には、ステップS112へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が変動中でない場合、つまり特別図柄変動表示フラグ69がオフ状態である場合には、ステップS106へ移行する。
ステップS106において、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中である場合、つまり特別図柄停止図柄表示フラグ70がオフ状態である場合には、ステップS116へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中でない場合、つまり特別図柄停止図柄表示フラグ70がオン状態である場合には、ステップS107へ移行する。
ステップS107において、主制御CPU51は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が0回であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が0回であると判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値が「0」である場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
一方、主制御CPU51は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が0回でないと判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値が「0」でない場合には、ステップS108へ移行する。
ステップS108において、主制御CPU51は、特別図柄遊技の大当り判定を行う。
主制御CPU51は、ステップS103において適宜のカウンタ値記憶エリア66に格納された大当りカウンタ60のカウンタ値と、大当り判定テーブル記憶エリア75に記憶された大当り判定テーブル83において当該カウンタ値に対応する判定結果と、により特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであるか否かを判定する。そして、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると判定すると、大当り遊技状態フラグ67をオフ状態からオン状態に設定する。
主制御CPU51は、ステップS108の処理を行った後、ステップS109へ移行する。
ステップS109において、主制御CPU51は、変動パターン(変動時間)の選択を行う。
なお、この変動パターンの選択についての詳細な説明は後述する。
主制御CPU51は、ステップS109の処理を行った後、ステップS110へ移行する。
ステップS110において、主制御CPU51は、ステップS109において選択された変動パターン(変動時間)に関する信号をサブ制御回路90へ送信する。
主制御CPU51は、ステップS110の処理を行った後、ステップS111へ移行する。
ステップS111において、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41の変動を開始させる。
主制御CPU51は、ステップS111の処理を行った後、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
また、ステップS105から移行されたステップS112において、主制御CPU51は、特別図柄41の変動時間が予め設定された所定の時間(特別図柄変動時間)を経過したか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄41の変動時間が特別図柄変動時間を経過した場合、つまり特図用タイマカウンタ62のカウンタ値がステップS109において選択された変動パターンを経過した場合には、ステップS113へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄41の変動時間が特別図柄変動時間を経過していない場合、つまり特図用タイマカウンタ62のカウンタ値がステップS109において選択された変動パターンを経過していない場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
ステップS113において、主制御CPU51は、確定信号をサブ制御回路90へ送信する。
主制御CPU51は、ステップS113の処理を行った後、ステップS114へ移行する。
ステップS114において、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41の変動を停止させる。
主制御CPU51は、ステップS114の処理を行った後、ステップS115へ移行する。
ステップS115において、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の表示時間(特別図柄停止図柄表示時間)を設定する。
主制御CPU51は、ステップS115の処理を行った後、ステップS116へ移行する。
ステップS116において、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の表示時間が、ステップS115において設定された特別図柄停止図柄表示時間を経過したか否かを判定する。
主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の表示時間が特別図柄停止図柄表示時間を経過した場合、つまり特図用タイマカウンタ62のカウンタ値が、ステップS115において設定された特別図柄停止図柄表示時間を経過した場合には、ステップS117へ移行する。
一方、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の表示時間が特別図柄停止図柄表示時間を経過していない場合、つまり特図用タイマカウンタ62のカウンタ値が、ステップS115において設定された特別図柄停止図柄表示時間を経過していない場合には、特別電動役物遊技に移行する。
ステップS117において、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の組み合わせが条件装置を作動させることとなる図柄の組み合わせであるか否かを判定する。
主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の組み合わせが条件装置を作動させることとなる図柄の組み合わせである場合、つまり大当りフラグがオン状態である場合には、ステップS118へ移行する。
一方、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の組み合わせが条件装置を作動させることとなる図柄の組み合わせでない場合、つまり大当りフラグがオフ状態である場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
ステップS118において、主制御CPU51は、条件装置の作動を開始する。
主制御CPU51は、ステップS118の処理を行った後、ステップS119へ移行する。
ステップS119において、主制御CPU51は、条件装置の作動を開始に応じて役物連続作動装置の作動を開始する。
役物連続作動装置は、遊技状態を大当り遊技状態とするのに必要な装置である。役物連続装置の作動が開始されると、大当り遊技状態フラグ67がオフ状態からオン状態とされ、遊技状態が大当り遊技状態へ移行する。
主制御CPU51は、ステップS119の処理を行った後、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
次に、ステップS109における変動パターンの選択について、図16のフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップS201において、主制御CPU51は、大当りであるか否かを判定する。
主制御CPU51は、大当りである場合、つまり大当り遊技状態フラグ67がオン状態である場合には、ステップS202へ移行する。
一方、主制御CPU51は、大当りでない場合、つまり大当り遊技状態フラグ67がオフ状態である場合には、ステップS203へ移行する。
ステップS202において、主制御CPU51は、大当り変動パターン選択テーブル86を使用して、変動パターンを選択する。
主制御CPU51は、ステップS103において適宜のカウンタ値記憶エリア66に格納された変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値と、大当り変動パターン選択テーブル記憶エリア78に記憶された大当り変動パターン選択テーブル86において当該カウンタ値に対応する判定結果と、により変動パターンを選択する。
なお、本実施形態では、上述の如く、変動パターンとして「変動パターンE」、「変動パターンF」又は「変動パターンG」が選択される(図8参照)。
主制御CPU51が、ステップS202の処理を行った後、遊技状態が大当り遊技状態である場合の変動パターンの選択は終了する。
ステップS203において、主制御CPU51は、ハズレ変動パターン選択テーブル87aを使用して、変動パターンを選択する。
主制御CPU51は、ステップS103において適宜のカウンタ値記憶エリア66に格納された変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値と、ハズレ変動パターン選択テーブル記憶エリア79に記憶されたハズレ変動パターン選択テーブル87aにおいて当該カウンタ値に対応する判定結果と、により変動パターンを選択する。
なお、本実施形態では、上述の如く、変動パターンとして「変動パターンA」、「変動パターンB」、「変動パターンC」又は「変動パターンD」が選択される(図9参照)。
主制御CPU51が、ステップS203の処理を行った後、遊技状態が大当り遊技状態でない場合の変動パターンの選択は終了する。
次に、主制御回路50から変動パターンに関する信号を受信した後の、サブ制御回路90の装飾図柄遊技の処理について、図17のフローチャートを用いて説明する。
ステップS301において、サブ制御CPU91は、主制御回路50にて選択された変動パターン(特別図柄変動時間)に関する信号を受信したか否かを判定する。
サブ制御CPU91は、主制御回路50にて選択された変動パターンに関する信号を受信したと判定した場合には、ステップS302へ移行する。
一方、サブ制御CPU91は、主制御回路50にて選択された変動パターンに関する信号を受信していないと判定した場合には、ステップS304へ移行する。
ステップS302において、サブ制御CPU91は、演出内容選択テーブル記憶エリア97に記憶された演出内容選択テーブル98と、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値と、に基づいて、主制御回路50にて選択された変動パターンに対応する演出内容を選択する。
なお、上述(図12参照)の如く、変動パターンとして「変動パターンA」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンA」が選択され、演出内容として「完全ハズレ」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンB」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンB」が選択され、演出内容として「ノーマルリーチハズレ」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンC」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンC1」又は「演出パターンC2」が選択され、演出内容として「スーパーリーチ1ハズレ」又は「スーパーリーチ2ハズレ」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンD」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンD1」又は「演出パターンD2」が選択され、演出内容として「スーパーリーチ3ハズレ」又は「スーパーリーチ4ハズレ」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンE」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンE」が選択され、演出内容として「ノーマルリーチ当り」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンF」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンF1」又は「演出パターンF2」が選択され、演出内容として「スーパーリーチ1当り」又は「スーパーリーチ2当り」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンG」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンG1」又は「演出パターンG2」が選択され、演出内容として「スーパーリーチ3当り」又は「スーパーリーチ4当り」が選択される。
サブ制御CPU91は、ステップS302の処理を行った後、ステップS303へ移行する。
ステップS303において、サブ制御CPU91は、ステップS302における演出内容の選択結果に関する信号を、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動を開始するために、表示制御回路100に送信する。また、サブ制御CPU91は、ステップS302における演出内容の選択結果に関する信号を、ルーレット役物制御回路120に送信する。
サブ制御CPU91は、ステップS303の処理を行った後、ステップS304へ移行する。
ステップS304において、サブ制御CPU91は、主制御回路50から確定信号を受信したか否かを判定する。
サブ制御CPU91は、主制御回路50から確定信号を受信したと判定した場合には、ステップS305へ移行する。
一方、サブ制御CPU91は、主制御回路50から確定信号を受信していないと判定した場合には、再びステップS301へ移行する。
ステップS305において、サブ制御CPU91は、主制御回路50からの確定信号の受信に関する信号(装飾図柄43・43・43の変動の停止命令)を、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動を停止するために、表示制御回路100に送信する。また、サブ制御CPU91は、主制御回路50からの確定信号の受信に関する信号をルーレット役物制御回路120に送信する。
サブ制御CPU91は、ステップS305の処理を行った後、再びステップS301へ移行する。
次に、サブ制御回路90から演出パターンに関する信号を受信した後の、表示制御回路100の装飾図柄遊技の処理について、図18のフローチャートを用いて説明する。
ステップS401において、表示制御CPU101は、サブ制御回路90にて選択された演出パターンに関する信号を受信したか否かを判定する。
表示制御CPU101は、サブ制御回路90にて選択された演出パターンに関する信号を受信したと判定した場合には、ステップS402へ移行する。
一方、表示制御CPU101は、サブ制御回路90にて選択された変動パターンに関する信号を受信していないと判定した場合には、ステップS403へ移行する。
ステップS402において、表示制御CPU101は、演出を開始する。表示制御CPU101は、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動を表示(開始)する。つまり、表示制御CPU101は、装飾図柄43・43・43の変動に関する信号をVDP106に送信する。VDP106は、表示制御CPU101から送信された装飾図柄43・43・43の変動に関する信号に応じた表示データをVROM107から選択し、LCD回路109を介して装飾図柄表示装置27に送信する。
ステップS403において、表示制御CPU101は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号(装飾図柄43・43・43の変動の停止命令)を受信したか否かを判定する。
表示制御CPU101は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号(装飾図柄43・43・43の変動の停止命令)を受信したと判定した場合には、ステップS404へ移行する。
一方、表示制御CPU101は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号(装飾図柄43・43・43の変動の停止命令)を受信していないと判定した場合には、再びステップS401へ移行する。
ステップS404において、表示制御CPU101は、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動の停止を表示する。つまり、表示制御CPU101は、装飾図柄43・43・43の変動停止に関する信号をVDP106に送信する。VDP106は、表示制御CPU101から送信された装飾図柄43・43・43の変動停止に関する信号を、LCD回路109を介して装飾図柄表示装置27に送信する。
表示制御CPU101は、ステップS404の処理を行った後、再びステップS401へ移行する。
次に、サブ制御回路90から演出パターンに関する信号を受信した後の、ルーレット役物制御回路120の装飾図柄遊技の処理について、図19のフローチャートを用いて説明する。
ステップS411において、動作制御CPU121は、サブ制御回路90にて選択された演出パターンに関する信号を受信したか否かを判定する。
動作制御CPU121は、サブ制御回路90にて選択された演出パターンに関する信号を受信したと判定した場合には、ステップS412へ移行する。
一方、動作制御CPU121は、サブ制御回路90にて選択された変動パターンに関する信号を受信していないと判定した場合には、ステップS413へ移行する。
ステップS412において、動作制御CPU121は、演出を開始する。動作制御CPU121は、演出パターンに応じて必要な場合に限り、ルーレット役物用モータ129を駆動(開始)する。
ステップS413において、動作制御CPU121は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号を受信したか否かを判定する。
動作制御CPU121は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号を受信したと判定した場合には、ステップS414へ移行する。
一方、動作制御CPU121は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号を受信していないと判定した場合には、再びステップS411へ移行する。
ステップS414において、動作制御CPU121は、装飾図柄43・43・43の変動停止に関する信号に対応して、演出を終了する。なお、本実施形態においては、装飾図柄43・43・43の変動停止前においても、ルーレット役物用モータ129に駆動停止信号を送信する場合がある。すなわち演出中であってもルーレット役物用モータ129の駆動を停止する場合がある。
動作制御CPU121は、ステップS414の処理を行った後、再びステップS411へ移行する。
次に、サブ制御回路90のサブ制御CPU91から演出パターンに関する信号を受信した後の、各演出パターンにおける、VDP106の演出の表示(装飾図柄表示装置27の液晶表示部42への表示)及び、ルーレット役物用モータ129の動作(ルーレット役物28の動作)について、図20から図30を用いて説明する。
変動パターンが「A」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「A」が、が選択されるようになっている。演出パターン「A」は完全ハズレの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンAの表示内容としては、第一に、図20(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図20(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図20(c)から(e)に示すように、装飾図柄43・43・43が三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に,図20(d)に示すように、右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43とが異なる値となる。なお、装飾図柄43・43・43が三つの変動領域のうちの左、右の順に表示(停止)されているが、装飾図柄43・43・43が、それぞれ同時に表示(停止)されてもよい。
変動パターンが「B」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「B」が選択されるようになっている。演出パターン「B」はノーマルリーチハズレの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンBの表示内容としては、第一に、図21(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図21(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図21(c)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に,図21(d)に示すように、右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43とが同じ値となる。
第四に、図21(d)に示すように、中央の変動領域における装飾図柄43の落下のスピードが遅くなるように表示される。
第五に、図21(e)に示すように、中央の変動領域の装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が異なる。なお、装飾図柄43・43・43が三つの変動領域のうちの左、右の順に表示(停止)されているが、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうち左右同時に表示(停止)されてもよい。
変動パターンが「C」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「69」である場合には演出パターン「C1」が、「70〜99」の場合には演出パターン「C2」が選択されるようになっている。演出パターン「C1」はスーパーリーチ1ハズレの場合に用いられる演出パターンである。演出パターン「C2」はスーパーリーチ2ハズレの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンC1の表示内容としては、第一に、図22(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図22(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図22(c)及び(d)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43とが同じ値となる。
第四に、図22(e)に示すように、中央の変動領域における装飾図柄43の落下のスピードが遅くなるように表示され、さらに中央の変動領域における装飾図柄43が他の変動領域における装飾図柄43よりも大きくなる。
第五に、図22(f)に示すように、中央の変動領域の大きい装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が異なる。
第六に、図22(g)に示すように、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。全ての装飾図柄43・43・43が表示(停止)された後は、中央の変動領域の装飾図柄43と左右の装飾図柄43・43とは、同じ大きさになる。
なお、装飾図柄43・43・43が三つの変動領域のうちの左、右の順に表示(停止)されているが、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうち左右同時に表示(停止)されてもよい。
演出パターンC2においては、VDP106の演出の表示(装飾図柄表示装置27の液晶表示部42への表示)及び、ルーレット役物用モータ129の動作が連動して一つの演出を行う。なお、演出パターンC2は、本発明に係る「第二の予告演出」の一実施形態である。
演出パターンC2の演出内容としては、第一に、図23(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図23(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図23(c)及び(d)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43とが同じ値となる。
第四に、図23(e)に示すように、左右の変動領域の装飾図柄43・43が縮小し、液晶表示部42の下部に表示され、液晶表示部42の中央部に「ルーレットチャンス」の文字が表示される。ここで、「ルーレットチャンス」とは、ルーレット役物28を用いた演出が行われることを遊技者に期待させる文字であり、遊技者の期待を高め、興趣を高めることができる。
第五に、図23(f)から図23(i)に示すように、液晶表示部42の中央部に表示された「ルーレットチャンス」の文字が消滅して、ルーレット役物用モータ129が駆動して出力軸を回動させることにより、出力軸を中心としてルーレット役物28が回動を開始する。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第一の制御」の一実施形態である。
ルーレット役物28は回動動作において、図23(f)及び(h)に示すように、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態と、図示せぬルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態とを交互に繰り返す。また、液晶表示部42の中央の変動領域には、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態において、予告図柄が表示される。予告図柄は、予告図柄Cと予告図柄Dの二種類で構成されており、予告図柄Cが「ハズレ」、予告図柄Dが「大当り」の文字が記載された図柄で構成されている。例えば、予告図柄Aが左側(予告図柄Bが右側)に位置しているときには予告図柄Cが表示され、予告図柄Bが左側(予告図柄Aが右側)に位置しているときには予告図柄Dが表示される。これにより、ルーレット役物28と液晶表示部42によって遊技者は、予告絵柄A、予告絵柄D、予告絵柄B、予告絵柄Cの順番にルーレットの出目が変化していることを視認することが可能となる。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第二の制御」の一実施形態である。
第六に、図23(j)に示すように、ルーレット役物用モータ129が停止して出力軸を停止させることにより、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態で停止する。なお、かかる処理は、本発明に係る「第三の制御」の一実施形態である。また、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態で停止するのと同時に、液晶表示部42の中央の変動領域には、「ハズレ」の文字が記載された予告図柄Cが表示される。なお、かかる処理は、本発明に係る「第五の制御」の一実施形態である。よって、液晶表示部42の中央の変動領域に表示される映像は、上述の如き構成に限定するものではない。例えば、液晶表示部42の中央の変動領域には、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態において、「当り」、「チャンス」、「激アツ」、のいずれかの文字が表示されたのちに「ハズレ」の文字が記載された予告図柄Cを表示してもよい。
第七に、図23(k)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が元の大きさに拡大され、液晶表示部42の左右の変動領域に表示され、中央の変動領域の装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が異なる。
変動パターンが「D」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「89」である場合には演出パターン「D1」が、「90〜99」の場合には演出パターン「D2」が選択されるようになっている。演出パターン「D1」はスーパーリーチ3ハズレの場合に用いられる演出パターンである。演出パターン「D2」はスーパーリーチ4ハズレの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンD1においては、VDP106の演出の表示(装飾図柄表示装置27の液晶表示部42への表示)及び、ルーレット役物用モータ129の動作が連動して一つの演出を行う。なお、演出パターンD1は、本発明に係る「第一の予告演出」の一実施形態である。
演出パターンD1の演出内容としては、第一に、図24(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図24(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図24(c)及び(d)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43・43とが同じ値となる。
第四に、図24(e)に示すように、左右の変動領域の装飾図柄43・43が縮小し、液晶表示部42の下部に表示され、液晶表示部42の中央部に「ルーレットチャンス」の文字が表示される。ここで、「ルーレットチャンス」とは、ルーレット役物28を用いた演出が行われることを遊技者に期待させる文字であり、遊技者の期待を高め、興趣を高めることができる。
第五に、図24(f)から(h)に示すように、液晶表示部42の中央部に表示された「ルーレットチャンス」の文字が消滅して、ルーレット役物用モータ129が駆動して出力軸を回動させることにより、出力軸を中心としてルーレット役物28が回動を開始する。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第一の制御」の一実施形態である。
ルーレット役物28は回動動作において、図24(f)及び(h)に示すように、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態と、図示せぬルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態とを交互に繰り返す。また、液晶表示部42の中央の変動領域には、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態において、予告図柄が表示される。予告図柄は、予告図柄Cと予告図柄Dの二種類で構成されており、予告図柄Cが「ハズレ」、予告図柄Dが「大当り」の文字が記載された図柄で構成されている。例えば、予告図柄Aが左側(予告図柄Bが右側)に位置しているときには予告図柄Cが表示され、予告図柄Bが左側(予告図柄Aが右側)に位置しているときには予告図柄Dが表示される。これにより、ルーレット役物28と液晶表示部42によって遊技者は、予告絵柄A、予告絵柄D、予告絵柄B、予告絵柄Cの順番にルーレットの出目が変化していることを視認することが可能となる。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第二の制御」の一実施形態である。
第六に、図24(i)に示すように、ルーレット役物用モータ129が停止して出力軸を停止させることにより、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行となり、「チャンス」が記載された予告図柄Aがルーレット役物28の下部になって液晶表示部42と重なるように停止する。なお、かかる処理は、本発明に係る「第三の制御」の一実施形態である。また、図24(i)に示すように、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態で停止するのと同時に、液晶表示部42の中央の変動領域であって、ルーレット役物28と重なる部分の周囲には、液晶表示部に表示された風景の対向色となるような色の画像が点滅して表示される。なお、かかる処理は、本発明に係る「第四の制御」の一実施形態である。よって、液晶表示部42の中央の変動領域に表示される映像は、上述の如き構成に限定するものではない。
第七に、図24(j)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が液晶表示部42の上部に表示され、液晶表示部42のほぼ全面に主人公の図柄201および敵の図柄202が格闘するバトル映像が表示される。
第八に、図24(k)に示すように、バトル映像の結末として主人公の図柄201が敵の図柄202を倒さない外れの映像が表示される。
第九に、図24(l)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が元の大きさに拡大され、液晶表示部42の左右の変動領域に表示され、中央の変動領域の装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が異なる。
演出パターンD2においては、VDP106の演出の表示(装飾図柄表示装置27の液晶表示部42への表示)及び、ルーレット役物用モータ129の動作が連動して一つの演出を行う。なお、演出パターンD2は、本発明に係る「第一の予告演出」の一実施形態である。
演出パターンD2の演出内容としては、第一に、図25(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図25(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図25(c)及び(d)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43・43とが同じ値となる。
第四に、図25(e)に示すように、左右の変動領域の装飾図柄43・43が縮小し、液晶表示部42の下部に表示され、液晶表示部42の中央部に「ルーレットチャンス」の文字が表示される。ここで、「ルーレットチャンス」とは、ルーレット役物28を用いた演出が行われることを遊技者に期待させる文字であり、遊技者の期待を高め、興趣を高めることができる。
第五に、図25(f)から(h)に示すように、液晶表示部42の中央部に表示された「ルーレットチャンス」の文字が消滅して、ルーレット役物用モータ129が駆動して出力軸を回動させることにより、出力軸を中心としてルーレット役物28が回動を開始する。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第一の制御」の一実施形態である。
ルーレット役物28は回動動作において、図25(f)及び(h)に示すように、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態と、図示せぬルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態とを交互に繰り返す。また、液晶表示部42の中央の変動領域には、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態において、予告図柄が表示される。予告図柄は、予告図柄Cと予告図柄Dの二種類で構成されており、予告図柄Cが「ハズレ」、予告図柄Dが「大当り」の文字が記載された図柄で構成されている。例えば、予告図柄Aが左側(予告図柄Bが右側)に位置しているときには予告図柄Cが表示され、予告図柄Bが左側(予告図柄Aが右側)に位置しているときには予告図柄Dが表示される。これにより、ルーレット役物28と液晶表示部42によって遊技者は、予告絵柄A、予告絵柄D、予告絵柄B、予告絵柄Cの順番にルーレットの出目が変化していることを視認することが可能となる。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第二の制御」の一実施形態である。
第六に、図25(i)に示すように、ルーレット役物用モータ129が停止して出力軸を停止させることにより、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行となり、「激アツ」が記載された予告図柄Bがルーレット役物28の下部になって液晶表示部42と重なるように停止する。なお、かかる処理は、本発明に係る「第三の制御」の一実施形態である。また、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態で停止するのと同時に、液晶表示部42の中央の変動領域であって、ルーレット役物28と重なる部分の周囲には、液晶表示部に表示された風景の対向色となるような色の画像が点滅して表示される。なお、かかる処理は、本発明に係る「第四の制御」の一実施形態である。よって、液晶表示部42の中央の変動領域に表示される映像は、上述の如き構成に限定するものではない。
第七に、図25(j)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が液晶表示部42の上部に表示され、液晶表示部42のほぼ全面に主人公の図柄201および敵の図柄202が格闘するバトル映像が表示される。
第八に、図25(k)に示すように、バトル映像の結末として主人公の図柄201が敵の図柄202を倒さない外れの映像が表示される。
第九に、図25(l)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が元の大きさに拡大され、液晶表示部42の左右の変動領域に表示され、中央の変動領域の装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が異なる。
変動パターンが「E」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「E」が選択されるようになっている。演出パターン「E」はノーマルリーチ当りの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンEの表示内容としては、第一に、図26(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図26(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図26(c)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に,図26(d)に示すように、右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43とが同じ値となる。
第四に、図26(d)に示すように、中央の変動領域における装飾図柄43の落下のスピードが遅くなるように表示される。
第五に、図26(e)に示すように、中央の変動領域の装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が同一になる。なお、装飾図柄43・43・43が三つの変動領域のうちの左、右の順に表示(停止)されているが、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうち左右同時に表示(停止)されてもよい。
変動パターンが「F」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「69」である場合には演出パターン「F1」が、「70〜99」の場合には演出パターン「F2」が選択されるようになっている。演出パターン「F1」はスーパーリーチ1当りの場合に用いられる演出パターンである。演出パターン「F2」はスーパーリーチ2当りの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンF1の表示内容としては、第一に、図27(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図27(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図27(c)及び(d)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43とが同じ値となる。
第四に、図27(e)に示すように、中央の変動領域における装飾図柄43の落下のスピードが遅くなるように表示され、さらに中央の変動領域における装飾図柄43が他の変動領域における装飾図柄43よりも大きくなる。
第五に、図27(f)に示すように、中央の変動領域の大きい装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が同一となる。
第六に、図27(g)に示すように、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。全ての装飾図柄43・43・43が表示(停止)された後は、中央の変動領域の装飾図柄43と左右の装飾図柄43・43とは、同じ大きさになる。
なお、装飾図柄43・43・43が三つの変動領域のうちの左、右の順に表示(停止)されているが、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうち左右同時に表示(停止)されてもよい。
演出パターンF2においては、VDP106の演出の表示(装飾図柄表示装置27の液晶表示部42への表示)及び、ルーレット役物用モータ129の動作が連動して一つの演出を行う。なお、演出パターンF2は、本発明に係る「第二の予告演出」の一実施形態である。
演出パターンF2の演出内容としては、第一に、図28(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図28(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図28(c)及び(d)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43とが同じ値となる。
第四に、図28(e)に示すように、左右の変動領域の装飾図柄43・43が縮小し、液晶表示部42の下部に表示され、液晶表示部42の中央部に「ルーレットチャンス」の文字が表示される。ここで、「ルーレットチャンス」とは、ルーレット役物28を用いた演出が行われることを遊技者に期待させる文字であり、遊技者の期待を高め、興趣を高めることができる。
第五に、図28(f)から図28(i)に示すように、液晶表示部42の中央部に表示された「ルーレットチャンス」の文字が消滅して、ルーレット役物用モータ129が駆動して出力軸を回動させることにより、出力軸を中心としてルーレット役物28が回動を開始する。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第一の制御」の一実施形態である。
ルーレット役物28は回動動作において、図28(f)及び(h)に示すように、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態と、図示せぬルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態とを交互に繰り返す。また、液晶表示部42の中央の変動領域には、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態において、予告図柄が表示される。予告図柄は、予告図柄Cと予告図柄Dの二種類で構成されており、予告図柄Cが「ハズレ」、予告図柄Dが「大当り」の文字が記載された図柄で構成されている。例えば、予告図柄Aが左側(予告図柄Bが右側)に位置しているときには予告図柄Cが表示され、予告図柄Bが左側(予告図柄Aが右側)に位置しているときには予告図柄Dが表示される。これにより、ルーレット役物28と液晶表示部42によって遊技者は、予告絵柄A、予告絵柄D、予告絵柄B、予告絵柄Cの順番にルーレットの出目が変化していることを視認することが可能となる。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第二の制御」の一実施形態である。
第六に、図28(j)に示すように、ルーレット役物用モータ129が停止して出力軸を停止させることにより、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態で停止する。なお、かかる処理は、本発明に係る「第三の制御」の一実施形態である。また、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態で停止するのと同時に、液晶表示部42の中央の変動領域には、「大当り」の文字からなる予告図柄Dが表示される。なお、かかる処理は、本発明に係る「第五の制御」の一実施形態である。よって、液晶表示部42の中央の変動領域に表示される映像は、上述の如き構成に限定するものではない。例えば、液晶表示部42の中央の変動領域には、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態において、「ハズレ」、「チャンス」、「激アツ」、のいずれかの文字が表示されたのちに「大当り」の文字からなる予告図柄Dを表示してもよい。
第七に、図28(k)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が元の大きさに拡大され、液晶表示部42の左右の変動領域に表示され、中央の変動領域の装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が同一となる。
変動パターンが「G」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「69」である場合には演出パターン「G1」が、「70〜99」の場合には演出パターン「G2」が選択されるようになっている。演出パターン「G1」はスーパーリーチ3当りの場合に用いられる演出パターンである。演出パターン「G2」はスーパーリーチ4当りの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンG1においては、VDP106の演出の表示(装飾図柄表示装置27の液晶表示部42への表示)及び、ルーレット役物用モータ129の動作が連動して一つの演出を行う。なお、演出パターンG1は、本発明に係る「第一の予告演出」の一実施形態である。
演出パターンG1の演出内容としては、第一に、図29(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図29(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図29(c)及び(d)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43とが同じ値となる。
第四に、図29(e)に示すように、左右の変動領域の装飾図柄43・43が縮小し、液晶表示部42の下部に表示され、液晶表示部42の中央部に「ルーレットチャンス」の文字が表示される。ここで、「ルーレットチャンス」とは、ルーレット役物28を用いた演出が行われることを遊技者に期待させる文字であり、遊技者の期待を高め、興趣を高めることができる。
第五に、図29(f)から(h)に示すように、液晶表示部42の中央部に表示された「ルーレットチャンス」の文字が消滅して、ルーレット役物用モータ129が駆動して出力軸を回動させることにより、出力軸を中心としてルーレット役物28が回動を開始する。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第一の制御」の一実施形態である。
ルーレット役物28は回動動作において、図29(f)及び(h)に示すように、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態と、図示せぬルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態とを交互に繰り返す。また、液晶表示部42の中央の変動領域には、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態において、予告図柄が表示される。予告図柄は、予告図柄Cと予告図柄Dの二種類で構成されており、予告図柄Cが「ハズレ」、予告図柄Dが「大当り」の文字が記載された図柄で構成されている。例えば、予告図柄Aが左側(予告図柄Bが右側)に位置しているときには予告図柄Cが表示され、予告図柄Bが左側(予告図柄Aが右側)に位置しているときには予告図柄Dが表示される。これにより、ルーレット役物28と液晶表示部42によって遊技者は、予告絵柄A、予告絵柄D、予告絵柄B、予告絵柄Cの順番にルーレットの出目が変化していることを視認することが可能となる。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第二の制御」の一実施形態である。
第六に、図29(i)に示すように、ルーレット役物用モータ129が停止して出力軸を停止させることにより、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行となり、「チャンス」が記載された予告図柄Aがルーレット役物28の下部になって液晶表示部42と重なるように停止する。なお、かかる処理は、本発明に係る「第三の制御」の一実施形態である。また、図29(i)に示すように、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態で停止するのと同時に、液晶表示部42の中央の変動領域であって、ルーレット役物28と重なる部分の周囲には、液晶表示部に表示された風景の対向色となるような色の画像が点滅して表示される。なお、かかる処理は、本発明に係る「第四の制御」の一実施形態である。よって、液晶表示部42の中央の変動領域に表示される映像は、上述の如き構成に限定するものではない。
第七に、図29(j)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が液晶表示部42の上部に表示され、液晶表示部42のほぼ全面に主人公の図柄201および敵の図柄202が格闘するバトル映像が表示される。
第八に、図29(k)に示すように、バトル映像の結末として主人公の図柄201が敵の図柄202を倒す当りの映像が表示される。
第九に、図29(l)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が元の大きさに拡大され、液晶表示部42の左右の変動領域に表示され、中央の変動領域の装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が同一となる。
演出パターンG2においては、VDP106の演出の表示(装飾図柄表示装置27の液晶表示部42への表示)及び、ルーレット役物用モータ129の動作が連動して一つの演出を行う。なお、演出パターンG2は、本発明に係る「第一の予告演出」の一実施形態である。
演出パターンG2の演出内容としては、第一に、図30(a)に示すように、VDP106によって、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の全体に、停止した装飾図柄43・43・43が、横一列に並んだ状態が表示される。
第二に、図30(b)に示すように、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42に表示された装飾図柄43・43・43の変動が開始される。つまり、横一列に並んで表示されていた(停止していた)装飾図柄43・43・43が、それぞれ上から下に循環するように落下し始める様子が表示される。
第三に、図30(c)及び(d)に示すように、装飾図柄43・43・43が、三つの変動領域のうちまず左から表示(停止)され、次に右が表示(停止)される。この際、左の変動領域に表示された装飾図柄43と右の変動領域に表示された装飾図柄43とが同じ値となる。
第四に、図30(e)に示すように、左右の変動領域の装飾図柄43・43が縮小し、液晶表示部42の下部に表示され、液晶表示部42の中央部に「ルーレットチャンス」の文字が表示される。ここで、「ルーレットチャンス」とは、ルーレット役物28を用いた演出が行われることを遊技者に期待させる文字であり、遊技者の期待を高め、興趣を高めることができる。
第五に、図30(f)から(h)に示すように、液晶表示部42の中央部に表示された「ルーレットチャンス」の文字が消滅して、ルーレット役物用モータ129が駆動して出力軸を回動させることにより、出力軸を中心としてルーレット役物28が回動を開始する。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第一の制御」の一実施形態である。
ルーレット役物28は回動動作において、図30(f)及び(h)に示すように、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態と、図示せぬルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態とを交互に繰り返す。また、液晶表示部42の中央の変動領域には、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態において、予告図柄が表示される。予告図柄は、予告図柄Cと予告図柄Dの二種類で構成されており、予告図柄Cが「ハズレ」、予告図柄Dが「大当り」の文字が記載された図柄で構成されている。例えば、予告図柄Aが左側(予告図柄Bが右側)に位置しているときには予告図柄Cが表示され、予告図柄Bが左側(予告図柄Aが右側)に位置しているときには予告図柄Dが表示される。これにより、ルーレット役物28と液晶表示部42によって遊技者は、予告絵柄A、予告絵柄D、予告絵柄B、予告絵柄Cの順番にルーレットの出目が変化していることを視認することが可能となる。
なお、かかる処理は、本発明に係る「第二の制御」の一実施形態である。
第六に、図30(i)に示すように、ルーレット役物用モータ129が停止して出力軸を停止させることにより、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行となり、「激アツ」が記載された予告図柄Bがルーレット役物28の下部になって液晶表示部42と重なるように停止する。なお、かかる処理は、本発明に係る「第三の制御」の一実施形態である。また、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行になる状態で停止するのと同時に、液晶表示部42の中央の変動領域であって、ルーレット役物28と重なる部分の周囲には、液晶表示部に表示された風景の対向色となるような色の画像が点滅して表示される。なお、かかる処理は、本発明に係る「第四の制御」の一実施形態である。よって、液晶表示部42の中央の変動領域に表示される映像は、上述の如き構成に限定するものではない。
第七に、図30(j)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が液晶表示部42の上部に表示され、液晶表示部42のほぼ全面に主人公の図柄201および敵の図柄202が格闘するバトル映像が表示される。
第八に、図30(k)に示すように、バトル映像の結末として主人公の図柄201が敵の図柄202を倒す当りの映像が表示される。
第九に、図30(l)に示すように、縮小されていた左右の変動領域の装飾図柄43・43が元の大きさに拡大され、液晶表示部42の左右の変動領域に表示され、中央の変動領域の装飾図柄43が表示(停止)される。この際、中央の変動領域の装飾図柄43は、左右の装飾図柄43・43と値が同一となる。
次に、演出パターンC2、D1、D2、F2、G1、及びG2におけるルーレット役物28の回動制御について、図31を用いて説明する。なお、演出パターンC2とF2、D1とG1、D2とG2におけるルーレット役物28の回動制御はそれぞれ同一の制御となるため、以下では、C2、D1及びD2におけるルーレット役物28の回動制御について説明する。
演出パターンC2(F2)において、ルーレット役物28は、図31(a)に示すように、演出開始時から時刻T1までの間は停止状態にある。停止状態とは、ルーレット役物用モータ129が停止し、出力軸が停止した状態であって、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態である。時刻T1とは、液晶表示部42の中央部に「ルーレットチャンス」の文字が表示されてから所定時間経過した時刻である。
ルーレット役物28は、時刻T1から時刻T2までの間は回転状態にある。すなわち、ルーレット役物用モータ129が駆動し、出力軸が回動した状態にある。時刻T2とは、液晶表示部42の中央の変動領域に「ハズレ」の文字が記載された予告図柄Cが表示される時刻である。時刻T2からは、再びルーレット役物28は停止状態になる。
この回転状態においては、ルーレット役物モータ129が連続的に回動し、ルーレット役物28が高速で連続的に回転する。なお、回転状態における回転は、高速で連続的な回転に限定されるものではなく、例えば、ルーレット役物モータ129を断続的に回動させ、ルーレット役物28をコマ送りで回転させることもできる。
演出パターンD1(G1)において、ルーレット役物28は、図31(b)に示すように、演出開始時から時刻T1までの間は停止状態にある。停止状態とは、ルーレット役物用モータ129が停止し、出力軸が停止した状態であって、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態である。時刻T1とは、液晶表示部42の中央部に「ルーレットチャンス」の文字が表示されてから所定時間経過した時刻である。ルーレット役物28は、時刻T1から時刻T3までの間は回転状態にある。すなわち、ルーレット役物用モータ129が駆動し、出力軸が回動した状態にある。時刻T3とは、液晶表示部42のルーレット役物28と重なる部分の周囲に、液晶表示部に表示された風景の対向色となるような色の画像が点滅して表示される開始時刻である。
ルーレット役物28は、時刻T3から時刻T4までの間は上向き状態となる。上向き状態とは、ルーレット役物28がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行となり、「チャンス」が記載された予告図柄Aがルーレット役物28の下部になるように停止する状態である。時刻T4とは、時刻T3から所定時間が経過した時刻である。時刻T4から時刻T5までは、再びルーレット役物28は回転状態になる。時刻T5は、バトル映像が表示される開始時刻である。時刻T5からは、再びルーレット役物28は停止状態になる。
演出パターンD2(G2)において、ルーレット役物28は、図31(c)に示すように、演出開始時から時刻T1までの間は停止状態にある。停止状態とは、ルーレット役物用モータ129が停止し、出力軸が停止した状態であって、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態である。時刻T1とは、液晶表示部42の中央部に「ルーレットチャンス」の文字が表示されてから所定時間経過した時刻である。ルーレット役物28は、時刻T1から時刻T6までの間は回転状態にある。すなわち、ルーレット役物用モータ129が駆動し、出力軸が回動した状態にある。時刻T6とは、液晶表示部42のルーレット役物28と重なる部分の周囲に、液晶表示部に表示された風景の対向色となるような色の画像が点滅して表示される開始時刻である。
ルーレット役物28は、時刻T6から時刻T7までの間は下向き状態となる。下向き状態とは、液晶表示部42がルーレット役物28の長手方向が上下方向と平行となり、「激アツ」が記載された予告図柄Bがルーレット役物28の下部になるように停止する状態である。時刻T7とは、時刻T6から所定時間が経過した時刻である。時刻T7から時刻T8までは、再びルーレット役物28は回転状態になる。時刻T8は、バトル映像が表示される開始時刻である。時刻T8からは、再びルーレット役物28は停止状態になる。
なお、本実施形態では、サブ制御回路90にて演出パターンが選択される構成であるが、これに限定するものではない。例えば、表示制御回路100にて演出パターンが選択される構成であってもよい。
また、予告図柄A及び予告図柄Bは、本発明の「キャラクタ」の一実施形態である。よって、ルーレット役物28の長手方向両端部に設けられる図柄は上記文字に限定するものではない。例えば、予告図柄が「チャンス」や「激アツ」以外の文字で構成されていてもよいし、主人公や敵キャラ等のデザインで構成されていてもよい。また、二種類以上の予告図柄が設けられていてもよい。
また、第二の制御において、液晶表示部42の中央の変動領域に表示される映像は、上述の如き構成に限定するものではなく、図柄の比率を変更して期待度を変更することも可能である。例えば、予告図柄Cと予告図柄Dを両方とも大当りとすることも可能である。また、例えば、液晶表示部42の中央の変動領域には、ルーレット役物28の長手方向が左右方向と平行になる状態において、「チャンス」、「激アツ」、のいずれかの文字が表示されてもよい。
また、液晶表示部42の中央の変動領域に表示される映像は、ルーレット役物28が長手方向が左右方向と平行になる状態のときのみ表示されるように構成してもよく、例えば、ルーレット役物28が回転状態にあるときには、液晶表示部42の中央の変動領域に、回転状態を表す渦状の背景が表示され、停止時のみ、液晶表示部42の中央の変動領域に予告図柄が表示される構成としてもよい。
以上のように、遊技機1は、遊技球が転動する遊技領域7を有する遊技盤4と、前記遊技領域7に配置されて、遊技球が入賞可能な始動口29と、遊技球の前記始動口への入賞に基づいて、遊技者に有利となる遊技状態を付与する大当り遊技を開始するか否かの大当り判定を行う大当り判定手段(主制御回路50)と、前記大当り判定手段による大当り判定の判定結果を遊技者に報知するための演出情報を選択する演出情報選択手段(主制御回路50・サブ制御回路90)と、前記演出情報選択手段により選択された演出情報を実行する演出情報実行手段(表示制御回路100・ルーレット役物制御回路120)と、前記演出情報実行手段の実行によって前記演出情報選択手段により選択された演出情報を表示領域内に表示して前記大当り判定の判定結果を遊技者に報知する図柄表示装置(装飾図柄表示装置27)と、前記図柄表示装置の近傍に配置され、前記演出情報実行手段の実行によって前記演出情報選択手段により選択された演出情報に応じた動作を行うものであって、キャラクタが配置される演出役物(ルーレット役物28)と、を備え、前記演出情報は、前記大当り判定の判定結果が遊技者に報知される前に前記図柄表示装置の表示領域(液晶表示部42)内に表示する映像と前記演出役物の動作等によって演出するものであって、前記大当り判定の判定結果を遊技者に想起させるためのルーレット予告演出を含み、前記ルーレット予告演出は、第一の予告演出と第二の予告演出とを含み、前記演出情報実行手段は、前記演出情報選択手段によって選択されたルーレット予告演出が前記第一の予告演出であった場合に、前記演出役物の動作を開始する第一の制御と、前記表示領域内に演出役物の動作に合わせて映像を表示するものであり、演出役物の動作と映像とでルーレットが作動しているように表示する第二の制御と、前記演出役物の動作を停止する第三の制御と、ルーレットの出目として、前記演出役物に配置されるキャラクタ(予告図柄A及び予告図柄B)が停止出目であることを遊技者に報知する第四の制御と、を行い、前記演出情報選択手段によって選択されたルーレット予告演出が第二の予告演出であった場合に、前記第一・第二・第三の制御と、ルーレットの出目として、前記表示領域内に表示したキャラクタ(予告図柄C及び予告図柄D)が停止出目であることを遊技者に報知する第五の制御と、を行う、ものである。
このような構成によって、ルーレット役物28の動作と映像とでルーレットが作動しているように表示して、ルーレット役物28に配置される予告図柄Aまたは予告図柄Bが停止出目であることを遊技者に報知し、または、ルーレットの出目として、表示領域7内に表示した予告図柄Cまたは予告図柄Dが停止出目であることを遊技者に報知することにより、遊技者の興趣を高めることができる。
また、ルーレットの出目として、表示領域7内に表示する出目を変更することにより、ルーレットの出目のバリエーションを容易に増やすことができる。