JP5058556B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このように遊技機では、遊技者の興趣を高めるため、様々な演出を講じており、遊技機における演出効果は、遊技者の遊技機選択における重要な要素の一つであるともいえる。そこで、昨今この種の遊技機にあっては、さまざまな演出が講じられており、演出効果により遊技の興趣を向上させている。
例えば、特許文献1に開示のように、弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)において、遊技者が操作可能な図柄停止ボタンと連動する図柄表示手段を備え、スロットマシンのように遊技者の操作に応じて各列の図柄を停止させることで、パチンコ遊技中において模擬的にスロットマシンの遊技を演出させる遊技機が提供されている。
前記遊技盤の裏側領域に配され、所定の可変表示開始条件が成立すると、複数の図柄表示領域のそれぞれにおいて複数種類の図柄が可変表示する図柄表示手段と、
図柄表示手段の図柄の停止が、遊技者により操作可能な操作手段と、
遊技球が所定の入賞口へ入賞することによって遊技球の払い出しを行なう払出手段とを備える遊技機において、
所定の払出条件が成立した時に、前記払出手段により払い出される遊技球とは異なる形態の擬似価値媒体を排出するための擬似価値媒体排出機構が備えられており、
擬似価値媒体排出機構は、
擬似価値媒体を貯留する貯留手段と、
前記所定の払出条件として、前記操作手段の操作によって特定の図柄組合せが成立した時に、擬似価値媒体を排出する排出手段と、
排出手段から排出された擬似価値媒体が流下する流下通路と、
流下通路を流下する擬似価値媒体を視認可能にする窓部とを備え、
前記窓部を前記遊技盤における前記図柄表示手段の下方領域に設けたことを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、遊技盤6の遊技領域に打ち出された遊技球によって遊技を行うパチンコ機で、遊技者が操作可能なスロットマシンの図柄表示手段18を備え、その図柄表示手段18の所定の表示結果に応じ、価値媒体としての遊技球とは異なる擬似価値媒体としてのメダルの払出を演出の一つとして擬似的に行うことにより、実物の価値媒体が払い出されているような演出を行うことができるため、スロットマシンの演出をより臨場感を持たせて行うことができ、演出効果を飛躍的に向上させることができる。
遊技盤6は、図1に示すように、透光性部材からなる遊技盤ベース7に、後述する特別図柄変動表示装置13の変動表示を起動すると共に、遊技状態を大当りとするか否かの抽選処理を起動する始動領域としての第一始動入賞口8及び第二始動入賞口9、その第二始動入賞口9を拡開するためのチューリップ式の普通電動役物10、大当り遊技時に開放するアタッカと称する特別電動役物を構成する大入賞口11、後述する普通図柄変動表示装置14を作動させるゲート12、遊技球の流下に変化を与える図示しない多数の遊技釘などの種々の遊技部材を備えて遊技領域を構成している。
遊技盤ベース7の全体を構成する透光性部材は無色透明とするが、有色透明部材を採用することも可能である。また仕様によっては遊技盤ベース7を無色透明部材と有色透明部材とで構成したり、遊技盤ベース7に色彩・模様を施したりすることも可能であり、前記特別図柄変動表示装置13や図柄表示手段(液晶表示装置)18の表示に悪影響を及ぼさない範囲内で設計変更可能である。この場合、模様は無色透明の線図が好ましいが、遊技盤ベース7の裏面側に配設される図柄表示手段(液晶表示装置)18や特別図柄変動表示装置13の構成によっては有色模様を施すことも可能である。
なお、前記大当り判定手段は後述する遊技機の主制御回路21のメインCPU44で実行され、そのメインCPU44が大当り判定手段として機能する。
ただし、本発明の範囲内でその他の演出画像、例えば遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報などによる演出表示領域を備えることも可能である。
また、装飾図柄19の表示領域の大小及び形状は特に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。表示領域全体の大小及び形状も任意で、本実施例のように遊技盤6全体が透明な部材からなる場合には、遊技盤6全体の大きさに対応した大きい領域にわたる大きな表示領域とすることができる。
また、装飾図柄19は、3つの図柄でなくてもよく、また変動表示の態様も上下方向に限られるものではなく、横方向あるいは前後方向などでもよい。
また、本実施例では、3つの列のそれぞれの停止表示が、それぞれ1つずつ表示される実施の形態であるが、一つの列に複数、例えば3つずつ停止表示される形態などであってもよい。
また、特別図柄変動表示装置13の変動表示が大当り以外の表示の場合、すなわち非大当り表示態様となるときには、図柄表示手段(液晶表示装置)18に停止表示された図柄の表示結果が特定の停止表示態様、例えば、「スイカ」「スイカ」「スイカ」、「ベルの図」「ベルの図」「ベルの図」などの3つ揃い、又は、左図柄に「チェリー」が停止、又は前記何れの組合せにもならないハズレの何れかの態様で停止表示される。これら「スイカ」「ベルの図」などを小役という。
図柄表示手段(液晶表示装置)18に表示される液晶表示は図柄表示制御手段によって制御される。前記図柄表示制御手段は、後述する遊技機の副制御回路22のサブCPU65で実行され、サブCPU65が図柄表示制御手段として機能する。
上皿3の前面側には、前記図柄表示手段に変動表示される図柄の変動を、遊技者により停止操作可能な操作手段(図柄停止ボタン)20が備えられている。
このようにハンドル5を遊技機の左側に備えたことにより、この操作手段(図柄停止ボタン)20の操作が右手で行え、ボタン操作がし易い。
また、特に左利きの遊技者にとってハンドル操作がし易くなる。
なお、ハンドル5は、遊技者側から見た状態で右側に備えられる形態であってもよく特に限定解釈されるものではない。
この操作手段20の配設個所、配設個数若しくは形状などは特に限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
この操作手段20は、後述するサブCPU65に電気的に接続されている。そして、左図停止ボタン20aが押下されると左図停止信号が、中図停止ボタン20bが押下されると中図停止信号が、右図停止ボタン20cが押下されると右図停止信号がそれぞれサブCPU65に入力されるようになっている。すなわち、それぞれの停止信号は、それぞれが対応する図柄を停止表示させるための信号であり、これら信号を受信したサブCPU65により、図柄表示手段(液晶表示装置)18に変動表示中の対応図柄列の図柄を停止表示させるための制御が行われる。つまり、左図停止ボタン20a、中図停止ボタン20b、右図停止ボタン20cは、変動表示される各装飾図柄19(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)を停止させる機能を有している。
ただし、本発明において、特別図柄が大当り図柄である場合は、常に上述のボーナス図柄のいずれかで停止表示されるようにサブCPU65によって制御されている。また、特別図柄が非大当り図柄である場合には、たとえ遊技者が各停止ボタン20a…の押下作動をしたとしても、常に上述のボーナス図柄では停止表示されないようにサブCPU65によって制御されているため、ボーナス図柄での停止表示態様はされない。
また、本実施例では、前記開閉扉2が配設される本体枠1の前面側上部に、該本体枠1上部に備えられる左右のスピーカ24を覆うように任意形状のカバー部材25が配設されている。
そして、本実施例では、擬似価値媒体循環ユニット27を構成するこれら各構成が、本体枠1内の図柄表示手段の下方左隅に形成した設置空間に配設され、図1及び図3に示すように、前記流下通路35の前面に対向する開閉扉2の下方左隅位置に、流下通路35を流下する擬似価値媒体を視認可能にする窓部43を備えている。
そして、メダル排出口33を備えたホッパ29の前面から下り傾斜状に延設した誘導板34の先端(遊端)34aを、流下通路35の上部受入口35aに臨ませ、メダル排出口33から排出されたメダルを流下通路35内へと誘導案内している。
この流下通路35は、その全体が透光性部材からなり、前記窓部43を介して遊技者側から視認可能に構成されているものであれば特にその材質(透明な合成樹脂、ガラスなど)、形状などに限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
第二の回収コンベア38は、図2乃至図7に示すように、第一の回収コンベア37によって下流排出側37aに搬送され、該下流排出側37aから落下したメダルを遊技機内方に向けて搬送するように駆動させている。
これら各モータの駆動は、副制御回路22のサブCPU65に接続されている擬似価値媒体循環ユニット制御回路75によって制御されている。
第二の搬送コンベア41は、図2乃至図7に示すように、第一の搬送コンベア40によって下流排出側40aに搬送され、該下流排出側40aから落下したメダルを、図示しないモータによって、第三の搬送コンベア42方向、すなわち遊技者側から見て向かって左方向へと搬送するように駆動させている。
第三の搬送コンベア42は、図2乃至図7に示すように、第二の搬送コンベア41によって下流排出側41aに搬送され、該下流排出側41aから落下したメダルを、図示しないモータによってホッパ29の投入口方向(遊技者方向)へと搬送するように駆動させている。
これら各モータの駆動は、副制御回路22のサブCPU65に接続されているモータ制御回路によって制御されている。
また、本実施例では、回収手段36としてのコンベアを第一の回収コンベア37と第二の回収コンベア38とで構成し、搬送手段39としてのコンベアを第一の搬送コンベア40と第二の搬送コンベア41と第三の搬送コンベア42とで構成するものとしているが、設置空間によって、それぞれのコンベア数を増減させることも可能であり、本発明の範囲内で設計変更可能である。
例えば、回収手段36としてのコンベアを第一の回収コンベアのみとするとともに、搬送手段39としてのコンベアを、第一の回収コンベアからホッパ29のメダル投入口30まで第一の搬送コンベア40と第二の搬送コンベア41で構成し、第二の搬送コンベア41の上流排出側を直接ホッパ29のメダル投入口30に臨ませる構成として採用することも可能である。
そして、遊技者が、左図柄停止ボタン20a、中図柄停止ボタン20b、右図柄停止ボタン20cをそれぞれ押下すると、それぞれのボタンの押下作動によってそれぞれの停止信号がサブCPU65に送られ、それぞれの装飾図柄19が停止表示される。
装飾図柄19の表示結果が「7」「7」「7」などのボーナス図柄、あるいは「スイカ」「スイカ」「スイカ」などの小役が揃うと、それに応じた枚数のメダルがホッパ29より排出される。
本実施例における配当表の一例を図10に示す。非大当たり表示態様、「チェリー」入賞役の場合には2枚、「ベルの図」入賞役の場合には8枚、「スイカ」入賞役の場合には15枚、また、大当り表示態様、例えば8ラウンド大当たり態様の場合で「BAR」入賞役の場合には15枚、15ラウンド大当り態様の場合で「7」入賞役の場合には15枚、15ラウンド大当り態様の場合で「V」入賞役の場合には15枚としている。なお、この配当表は一例であって、特に限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
ただし、本発明において、特別図柄が大当り図柄である場合、常に上述のボーナス図柄のいずれかで停止表示されるようにサブCPU65によって制御されている。また、特別図柄が非大当り図柄である場合には、たとえ遊技者が各停止ボタン20a…の押下作動をしたとしても、常に上述のボーナス図柄では停止表示されず、ボーナス図柄以外のいずれかの図柄の組合せで停止表示されるようにサブCPU65によって制御されているため、ボーナス図柄での停止表示態様はされない。
そして、第一の搬送コンベア40に落下したメダルは、第一の搬送コンベア40によって遊技機の裏側へと揚送される。そして、遊技機の裏側へと揚送されたメダルは、第二の搬送コンベア41の上面に落下し、第二の搬送コンベア41によって、遊技者側から見て向かって左方向へと揚送され、第三の搬送コンベア42の上面に落下する。そして、第三の搬送コンベア42によって、ホッパ29のメダル投入口30方向へと送られて、ホッパ29内の貯留部31へと落下回収される。
図9は、本実施例による遊技機の制御系のブロック図である。
遊技制御手段としての主制御回路21は、制御手段であるメインCPU44、メインROM(読み出し専用メモリ)45、メインRAM(読み書き可能メモリ)46及びI/O47を備えている。この主制御回路21は、遊技の進行の制御を行う。
メインCPU44には、メインROM45、メインRAM46等が接続されており、このメインROM45に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU44には、後述する各種の手段として機能することとなる。メインROM45には、メインCPU44により遊技機の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当り判定をする際に参照される大当り判定テーブルや、大当り判定手段(メインCPU44)の判定結果によって所定の変動パターンを決定する際に参照される変動パターンテーブル等の各種テーブルが記憶されている。
この払出制御回路58には、遊技球の払出を行う払出装置63が接続され、発射制御回路61には、遊技球の発射を行う発射装置62とハンドル5が接続されている。また、払出制御回路58は、カードユニット59と接続されており、払出制御回路58とカードユニット59は、カードユニット59に挿入されたCRカードに係るデータを送受信し、球貸し操作パネル60の操作によって遊技球を貸し出す。
副制御回路22は、主制御回路21からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
上述したVDP69は、サブCPU65、画像データが記憶されている画像データROM68、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ70、初期リセット回路71と接続されている。
また、プログラムROM66には、演出パターン等が複数種類記憶されている。この演出パターンは、演出表示の進行に関するものである。演出表示は、図柄の変動表示に応じて実行されるものである。
次に、本発明による遊技機の一実施形態の動作について、主制御回路21の動作と副制御回路22の動作とに分けて説明する。
以下において、本発明の一実施形態に係る主制御回路21のメインCPU44の動作について、図面を参照しながら説明する。
図11は、本発明の一実施例に係るメインCPU44の動作の一部であるメイン処理を示すフロー図である。
ステップ10(S10)において、メインCPU44は、メインRAM46に記憶された各種設定を前回電源断となったときの設定に復帰する(又は、メインRAM46に記憶された各種設定を初期化する)。
図12は、本発明の一実施例に係るメインCPU44の動作の一部であるシステムタイマ割込処理を示すフロー図である。システムタイマ割込処理は、メイン処理の実行中において、所定時間毎に割り込んで実行される処理である。
ステップ100(S100)において、メインCPU44は、レジスタに格納されている情報を退避させる。
以下に、上述したメイン処理のステップ30(S30)(図11参照)において実行される特別図柄制御処理について説明する。
特別図柄制御処理は、図13に示すように、ステップ30-1(S30-1)において、メインCPU44は、制御状態フラグをロードする処理を実行する。なお、制御状態フラグとは、特別図柄ゲームにおける遊技の状態を示すフラグであり、メインCPU44は、この制御状態フラグに基づいて、ステップ30-2(S30-2)〜ステップ30-10(S30-10)における各処理を実行するか否か判別する。
一方、メインCPU44は、大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致しない場合には、特別図柄のハズレ図柄(非大当り図柄)を決定するとともに、変動表示パターン選択用乱数値に基づいて、変動表示パターンを決定する。
以下に、上述した特別図柄制御処理のステップ30-2(S30-2)において実行される特別図柄記憶チェック処理について説明する。
特別図柄記憶チェック処理は、図14に示すように、ステップ30-2-1(S30-2-1)において、メインCPU44は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)であるか否か判定する。また、メインCPU44は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)である場合には、ステップ30-2-2(S30-2-2)の処理に移り、制御状態フラグが特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)でない場合には、特別図柄記憶チェック処理を終了する。
また、メインCPU44は、特別図柄保留記憶数データの値が"0"である場合には、ステップ30-2-3(S30-2-3)の処理に移り、特別図柄保留記憶数データの値が"1"以上である場合には、ステップ30-2-4(S30-2-4)の処理に移る。
具体的には、メインCPU44は、大当り判定テーブルを参照し、大当り判定テーブルに記憶されている大当り判定値と、始動記憶データに含まれる大当り判定用乱数値とが一致するか否か判定する。
また、このように記憶された特別図柄を示すデータは、主制御回路21のメインCPU44から副制御回路22のサブCPU65に導出図柄指定コマンドとして供給される。これによって、副制御回路22において、特別図柄に対応する装飾図柄19、すなわち「7」「V」「BAR」のいずれかの装飾図柄19で図柄表示手段(液晶表示装置)18に停止表示されることとなる。この処理が終了した場合には、ステップ30-2-9(S30-2-9)に処理を移す。
以下において、本実施例に係る副制御回路22におけるサブCPU65の動作(メイン処理)について、図面を参照しながら説明する。図15は、本実施例に係るサブCPU65の動作(メイン処理)を示すフロー図である。
ステップ200(S200)において、サブCPU65は、ワークRAM67に記憶された各種設定を前回電源断となったときの設定に復帰する。(又は、ワークRAM67に記憶された各種設定を初期化する。)
すなわち、例えば変動パターン指定コマンド、導出図柄指定コマンドなどを受信したか否かを判別し、そのコマンドに応じた演出制御データをワークRAM67の所定領域にセットする。
そして、サブCPU65は、それぞれのデータに応じた演出決定処理を実行する。
例えば、サブCPU65は、それぞれのコマンドに基づいて、演出表示装置に変動表示する装飾図柄19(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)を停止表示させるための制御データ、及び停止表示態様の結果、擬似価値媒体循環ユニット27を駆動させて所定枚数のメダルを払い出すための制御データなどを、ワークRAM67の所定領域にセットすることとなる。
例えば、サブCPU65は、表示制御回路72を制御することによって、少なくとも大当り、非大当りといった特別図柄の変動表示の結果に基づいて、図柄表示手段(液晶表示装置)18上にて装飾図柄19の変動表示制御を行うこととなる。
すなわち、大当りの場合に図柄表示手段(液晶表示装置)18上にてどのような装飾図柄19を停止表示させるか、非大当りの場合に図柄表示手段(液晶表示装置)18上にてどのような装飾図柄19を停止表示させるかの制御を行うこととなる。
具体的には、例えば、特別図柄の変動表示の結果が大当りの場合、装飾図柄19の各図柄列を、「7」「7」「7」又は「V」「V」「V」又は「BAR」「BAR」「BAR」のボーナス図柄の3つ揃いで停止表示する演出処理を行う。
また、特別図柄の変動表示の結果が非大当りの場合、装飾図柄19の各図柄列を、「スイカ」「スイカ」「スイカ」、「ベル」「ベル」「ベル」などの小役の3つ揃いで停止表示、左図柄列を「チェリー」で停止表示、あるいはそれ以外のハズレ図柄で停止表示する演出処理を行う。
具体的には、サブCPU65は、ホッパ29及び各コンベアに接続されているモータを駆動させる擬似価値媒体循環ユニット27を制御することによって、所定枚数のメダルが払い出される演出処理を行う。
例えば、装飾図柄19の各図柄列が「7」「7」「7」又は「V」「V」「V」または「BAR」「BAR」「BAR」で停止する大当りの場合及び、「スイカ」「スイカ」「スイカ」で停止する場合には15枚のメダルがホッパ29から払い出される演出処理を行い、「ベル」「ベル」「ベル」で停止する場合には8枚のコインが払い出される演出処理を行い、左図柄が「チェリー」で停止する場合には2枚のコインがホッパ29から払い出される演出処理を行う。なお、ハズレ図柄で停止表示される態様の場合には擬似価値媒体循環ユニット27によるメダル払出演出処理は実行されない。
副制御回路22では、所定のタイミング(例えば、コマンドを受信したタイミングなど)によりコマンド割込処理を実行することとなる。
図に示すように、サブCPU65は、レジスタの退避ステップ300(S300)を行い、主制御回路21から受信した各種の受信コマンドを、ワークRAM67の所定領域に位置付けられたコマンドバッファに格納するステップ310(S310)。そして、サブCPU65は、ステップにおいて退避させたレジスタを復帰させるステップ320(S320)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンは終了する。
副制御回路22では、所定のタイミング(例えば表示装置における垂直同期のタイミング(1/60s)など、一定の周期毎など)によりVDP割込処理を実行することとなる。図に示すように、サブCPU65は、レジスタの退避ステップ400(S400)を行い、ワークRAM67の所定領域に位置付けられたVDPカウンタを“1”増加させて記憶するステップ410(S410)。このVDPカウンタは、画像を表示させるためのカウンタであり、画像を表示させるタイミングをカウントする。具体的には、垂直同期のタイミング毎に呼び出される本処理を実行する度に、VDPカウンタが“1”増加することとなる。これによって、表示制御処理において、サブCPU65は、VDPカウンタが“2”増加する毎に、表示制御を行うためのデータを表示制御回路72に供給することとなる。つまり、本処理を実行するサブCPU65は、画像を表示するタイミングをカウントしている。そして、サブCPU65は、ステップにおいて退避させたレジスタを復帰させるステップ420(S420)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンは終了する。
副制御回路22では、所定のタイミング(例えば、2msなど、一定の周期毎など)によりタイマ割込処理を実行することとなる。
図に示すように、サブCPU65は、レジスタの退避ステップ500(S500)を行い、各種タイマの更新処理を実行するステップ510(S510)。そして、サブCPU65は、スイッチ入力処理を実行するステップ520(S520)。この処理において、サブCPU65は、遊技者の操作に応じた各種の処理を実行することとなる。特に、サブCPU65は、左図柄停止ボタン20a、中図柄停止ボタン20b、右図柄停止ボタン20cからの操作信号を検知することとなる。
そして、サブCPU65は、装飾図柄19の停止(リール停止)制御処理を実行するステップ530(S530)。
サブCPU65は、左図柄停止ボタン20a、中図柄停止ボタン20b、右図柄停止ボタン20cの操作等に応じて、装飾図柄19の停止表示の表示制御を行う。
サブCPU65は、遊技者が左図柄停止ボタン20a、中図柄停止ボタン20b、右図柄停止ボタン20cを押下操作して装飾図柄19の停止(リールの停止)を行おうとしたときにおいて、特別図柄の表示態様が大当り態様に決定していた場合には、たとえ、表示領域に表示されている領域から4コマの範囲内にボーナス図柄がない場合でも、装飾図柄19の表示位置を差し替え、ボーナス図柄が表示領域内に表示されるように表示制御する。すなわち、ボーナス図柄が3つ揃いとなるようにリール停止制御を行う。
そして、サブCPU65は、ステップにおいて退避させたレジスタを復帰させるステップ540(S540)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
(変形例1)
(変形例2)
(変形例3)
(変形例4)
(変形例5)
(変形例6)
32 排出手段
35 流下通路
43 窓部
36 回収手段
39 搬送手段
Claims (4)
- 遊技球が流下する透光性部材からなる遊技盤と、
前記遊技盤の裏側領域に配され、所定の可変表示開始条件が成立すると、複数の図柄表示領域のそれぞれにおいて複数種類の図柄が可変表示する図柄表示手段と、
図柄表示手段の図柄の停止が、遊技者により操作可能な操作手段と、
遊技球が所定の入賞口へ入賞することによって遊技球の払い出しを行なう払出手段とを備える遊技機において、
所定の払出条件が成立した時に、前記払出手段により払い出される遊技球とは異なる形態の擬似価値媒体を排出するための擬似価値媒体排出機構が備えられており、
擬似価値媒体排出機構は、
擬似価値媒体を貯留する貯留手段と、
前記所定の払出条件として、前記操作手段の操作によって特定の図柄組合せが成立した時に、擬似価値媒体を排出する排出手段と、
排出手段から排出された擬似価値媒体が流下する流下通路と、
流下通路を流下する擬似価値媒体を視認可能にする窓部とを備え、
前記窓部を前記遊技盤における前記図柄表示手段の下方領域に設けたことを特徴とする遊技機。 - 流下通路を流下する擬似価値媒体を回収する回収手段と、
回収された擬似価値媒体を貯留手段へと搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 擬似価値媒体は、遊技者によって触接不能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 操作手段による操作に応じて停止した複数の図柄表示領域における図柄の組み合わせの表示結果に応じ、擬似価値媒体の排出数を決定する排出数決定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
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