JP2015077449A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】予告演出によって、遊技者の興趣を高めることができるパチンコ遊技機を提供する。【解決手段】演出情報を選択するサブ制御回路と、第一の定常位置P1から作動位置P3に自由落下可能な第一可動役物28と、作動位置P3から第二の定常位置P2に自由落下可能な第二可動役物29と、サブ制御回路の選択結果に基づいて第一及び第二可動役物28、29の動作を制御する役物制御回路とを備える。役物制御回路は、サブ制御回路により所定の演出情報が選択された場合に、第二可動役物29と、第一可動役物28とを略同時に自由落下させる。【選択図】図24

Description

本発明は、パチンコ遊技機の技術に関し、特にパチンコ遊技機の予告演出の技術に関する。
従来、遊技者に有利な状態を付与する大当り遊技を開始するか否かを図柄表示装置に表示された変動図柄によって遊技者に報知するパチンコ遊技機において、遊技者に報知する前に当該図柄表示装置に表示される予告演出によって遊技者の興趣を高めるパチンコ遊技機の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の技術では、図柄表示装置の周囲から図柄表示装置の前方に移動可能な役物が開示されている。前記役物は、所定の演出において、図柄表示装置の周囲から突然図柄表示装置の前方に移動することにより、遊技者にインパクトを与えている。
特開2011−224077号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、役物が図柄表示装置の前方に移動した後に、更なるインパクトを遊技者に与えることができず、遊技者の興趣を十分に高めることができなかった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされるものであり、その解決しようとする課題は、予告演出によって、遊技者に新たなインパクトを与えることにより、遊技者の興趣を高めることができるパチンコ遊技機を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、遊技球が入賞可能な始動口と、遊技球の前記始動口への入賞に基づいて、遊技者に有利となる遊技状態を付与する大当り遊技を開始するか否かの大当り判定を行う大当り判定手段と、前記大当り判定手段による大当り判定の判定結果を遊技者に報知するための演出情報を選択する演出情報選択手段と、第一の位置から第二の位置へと自由落下可能な第一可動役物と、前記第二の位置から第三の位置へと自由落下可能な第二可動役物と、前記演出情報選択手段の選択結果に基づいて前記第一及び第二可動役物の動作を制御する役物制御手段とを備え、前記役物制御手段は、前記演出情報選択手段により所定の演出情報が選択された場合に、前記第二可動役物と、前記第一可動役物とを略同時に自由落下させるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
遊技者に対して、第二可動役物から第一行動役物に突如切り替わったかのような錯覚を与えることができ、遊技者の興趣を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の全体的な構成を示した正面図。 同じく、窓枠が開放された状態の構成を示した斜視図。 同じく、遊技盤の構成を示した正面図。 同じく、主制御回路、サブ制御回路、及び表示制御回路の構成を示したブロック図。 同じく、第一可動役物及び第二可動役物を示した正面図。 同じく、第一可動役物及び第二可動役物を示した背面図。 同じく、第一可動役物及び第二可動役物を示した正面図であって(a)第二可動役物が作動位置にある場合、(b)第一可動役物が作動位置にある場合、(c)後ろ側可動役物が作動位置よりも下方にある場合、をそれぞれ示す図。 同じく、主制御回路の主制御RAMの構成を示した図。 同じく、主制御回路の主制御ROMの構成を示した図。 同じく、主制御回路の主制御ROMに記憶された大当り判定テーブルの制御データを示した図。 同じく、主制御回路の主制御ROMに記憶された大当り変動パターン選択テーブルの制御データを示した図。 同じく、主制御回路の主制御ROMに記憶されたハズレ変動パターン選択テーブルの制御データを示した図。 同じく、サブ制御回路のサブ制御RAMの構成を示した図。 同じく、サブ制御回路のサブ制御ROMの構成を示した図。 同じく、サブ制御回路のサブ制御ROMに記憶された演出内容選択テーブルの制御データを示した図。 同じく、遊技の流れについて示したフローチャート。 同じく、主制御回路の特別図柄遊技の処理を示したフローチャート。 同じく、図17における処理の続きを示したフローチャート。 同じく、主制御回路の特別図柄遊技の処理における変動パターンの選択の処理を示したフローチャート。 同じく、サブ制御回路の装飾図柄遊技の処理を示したフローチャート。 同じく、表示制御回路の装飾図柄遊技の処理を示したフローチャート。 同じく、役物制御回路の装飾図柄遊技の処理を示したフローチャート。 同じく、予告演出として「演出パターンB」及び「演出パターンE」における第一可動役物及び第二可動役物の動作を示した模式図。 同じく、予告演出として「演出パターンC」及び「演出パターンF」における第一可動役物及び第二可動役物の動作を示した模式図。 同じく、予告演出として「演出パターンD」及び「演出パターンG」における第一可動役物及び第二可動役物の動作を示した模式図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る遊技機1の全体的な構成について説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
遊技機1は、図1及び図2が示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠5と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、遊技盤4と、窓枠5と、下皿ユニット6と、が設けられる。
遊技盤4は、略平板状に形成される部材である。遊技盤4は、中枠3の下側を除く略全面に渡って配置される。遊技盤4は、中枠3に着脱可能に取り付けられる。遊技盤4の前側面には、遊技球が転動する領域である遊技領域7が形成される(図3参照)。
窓枠5は、略平板状に形成される枠体である。窓枠5は、遊技盤4の前方に配置される。窓枠5は、中枠3の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。窓枠5の略中央には、略円形状の窓枠開口部8が開口される。窓枠開口部8は、透明板13により被覆される。これによって、遊技者は、前方から透明板13を介して窓枠5の後方に配置された遊技盤4(より詳細には、遊技領域7)を視認することができる。窓枠開口部8の下方には、発射前の遊技球が貯溜される上皿9が配設される。窓枠開口部8の左右上方には、スピーカ10がそれぞれ配設される。
下皿ユニット6は、中枠3の下側であって窓枠5の下方に取り付けられる。下皿ユニット6の略中央には、上皿9から溢れた遊技球が貯溜される下皿11が配設される。下皿ユニット6の右側部であって下皿11の右方には、発射ハンドル12が配設される。発射ハンドル12は、回動操作されることによって上皿9に貯溜された遊技球を遊技盤4の遊技領域7へ向けて発射可能に構成される。
次に、遊技領域7の構成について、図3及び図4を用いてさらに詳細に説明する。
遊技領域7は、遊技盤4の前側面にガイドレール20によって区画形成される。ガイドレール20は、略円弧状に形成された帯状の部材である。ガイドレール20は、遊技盤4の前側面に正面視で略円形状を形成するように配置される。つまり、遊技領域7は、ガイドレール20により正面視で略円形状に区画形成される。遊技領域7内には、図示せぬ複数の遊技釘が植設される。発射ハンドル12の回動操作によって遊技領域7内に放出された遊技球は、前記遊技釘に衝突しながら当該遊技領域7内を下方へ向けて落下する(転動する)。
遊技領域7内には、可変入賞装置22と、始動ゲート23と、大入賞装置24と、普通図柄表示装置25と、特別図柄表示装置26と、装飾図柄表示装置27と、第一可動役物28と、第二可動役物29と、が設けられる。
可変入賞装置22(普通電動役物)は、遊技領域7内の中央下部に配置される。可変入賞装置22には、始動口30が設けられる。始動口30は、上面が開口されたポケット状に形成され、その内部に遊技球が入球(入賞)可能に構成される。始動口30の左右上方には、一対の可動片31が配設される。一対の可動片31は、相互に対向して配置される。一対の可動片31には、可変入賞装置22に設けられた可動片用ソレノイド32の出力軸が連動連結される。そして、一対の可動片31は、可動片用ソレノイド32の出力軸の作動によって、下端を支点として相互に近接又は離間する方向に回動する。そして、一対の可動片31が下端を支点として相互に近接する方向に回動した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は当該一対の可動片31に干渉されて始動口30に入賞することができない(閉塞状態)。一方、一対の可動片31が下端を支点として相互に離間する方向に回動した場合、遊技領域7内を転動する遊技球は当該一対の可動片31に干渉されず始動口30に入賞することができる(開放状態)。
このように、可変入賞装置22は、その作動により遊技球が入賞可能な開放状態及び入賞不能な閉塞状態を任意に切り替え可能に構成される。また、始動口30の内部には、近接スイッチからなる始動口センサ33が配設される。始動口センサ33は、遊技球が始動口30(可変入賞装置22)に入賞すると当該入賞を検知して、始動口入賞信号を出力する。
始動ゲート23は、遊技領域7内の左部に配置される。始動ゲート23は、上下方向に貫通した平面視略コの字状に形成され、その内側を遊技球が通過可能に構成される。始動ゲート23の内側には、近接スイッチからなる始動ゲートセンサ34が配設される。始動ゲートセンサ34は、遊技球が始動ゲート23を通過すると当該通過を検知して、始動ゲート通過信号を出力する。始動ゲート23を遊技球が通過した場合には、普通図柄遊技が行われ、普通図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、可変入賞装置22が作動して普通電動役物遊技が行われる。可変入賞装置22が作動して開放状態になると、始動口30に遊技球が入賞可能となる。
大入賞装置24(特別電動役物)は、遊技領域7内の下部であって、可変入賞装置22の下方に配置される。大入賞装置24には、大入賞口35が設けられる。大入賞口35は、正面視で左右方向に細長い略矩形状であって、遊技領域7が前後方向に貫通して形成される。大入賞口35は、大入賞口扉36によって被覆される。大入賞口扉36は、下端を支点として遊技領域7に対して前後回りに回動可能に支持される。大入賞口扉36には、大入賞装置24に設けられた大入賞口扉用ソレノイド37の出力軸が連動連結される。そして、大入賞口扉36は、大入賞口扉用ソレノイド37の出力軸の作動によって、下端を支点として前回りに回動し、遊技領域7から前方へ向けて突出した(板面を上下方向へ向けた)姿勢となる。そして、遊技領域7内を転動する遊技球は、大入賞口扉36の上面側に上方から衝突し、当該大入賞口扉36によって大入賞口35に入球(入賞)するように案内される。つまり、大入賞口扉36が下端を支点として前回りに回動した場合、遊技領域7内を転動する遊技球が大入賞口35に入賞することができる(開放状態)。一方、大入賞口扉36が大入賞口35を被覆している場合、遊技領域7内を転動する遊技球は大入賞口35に入賞することができない(閉塞状態)。
このように、大入賞装置24は、その作動により遊技球が入賞可能な開放状態及び入賞不能な閉塞状態を任意に切り替え可能に構成される。また、大入賞口35の内部には、近接スイッチからなる大入賞口センサ38が配設される。大入賞口センサ38は、遊技球が大入賞口35(大入賞装置24)に入賞すると当該入賞を検知して、大入賞口入賞信号を出力する。
普通図柄表示装置25は、普通図柄40の変動を表示し、普通図柄遊技の当り判定の結果を表示(報知)する装置である。普通図柄表示装置25は、遊技領域7内の右下部に配置される。普通図柄表示装置25には、普通図柄40を表示するためのドットマトリクス形のLED表示部39が設けられる。普通図柄表示装置25は、遊技球が始動ゲート23を通過した場合に行われる普通図柄遊技の当り判定の結果を表示するものである。
なお、本実施形態では、普通図柄40の図柄要素として、「○」及び「×」の図柄が使用される。「○」及び「×」の図柄は、LED表示部39に、交互に変動しながら表示される。そして、普通図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、「○」の図柄で変動が停止される。一方、普通図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると、「×」の図柄で変動が停止される。
特別図柄表示装置26は、特別図柄42の変動を表示し、特別図柄遊技の大当り判定の結果を表示(報知)する装置である。特別図柄表示装置26は、遊技領域7内の右下部であって、普通図柄表示装置25に隣接して配置される。
なお、本実施形態では、特別図柄42を表示するための7セグメントLED表示部41が設けられる。特別図柄42は、7セグメントLED表示部41にて変動しながら表示される。そして、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると、所定の当り図柄で変動が停止される。一方、特別図柄遊技の大当り判定の結果がハズレであると、所定のハズレ図柄で変動が停止される。
装飾図柄表示装置27は、複数の装飾図柄44・44・44の変動を表示し、装飾図柄遊技の当り判定の結果(特別図柄遊技の大当り判定の結果)を表示(報知)する装置である。装飾図柄表示装置27には、装飾図柄44・44・44の表示領域としての液晶表示部43が設けられる。装飾図柄表示装置27は、液晶表示部43を前方へ向けた状態で、遊技領域7の略中央に開口された開口部45に取り付けられる。液晶表示部43には、左・中・右の3つの変動領域が形成される。3つの変動領域では、装飾図柄44・44・44がそれぞれ独立して変動するように表示される。そして、装飾図柄44・44・44の変動が停止すると、3つの装飾図柄44・44・44が横一列に並んだ状態で表示される。
なお、装飾図柄44・44・44の変動が停止する順番は、リーチ演出等の特定の演出内容がない場合には、3つの変動領域のうちの左から順番に停止される。また、リーチ演出等の特定の演出内容がある場合には、3つの変動領域のうちの右から順番に停止されたり、中から順番に停止されたり、その停止される順番が変化する。
なお、本実施形態では、装飾図柄44・44・44の図柄要素として、「0」「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」の数字図柄が使用される。
ここで、「装飾図柄44の変動」とは、「0」から「7」までの図柄が、所定の変動時間内で順番に繰り返して(循環して)変化することを指すものである。そして、所定の変動時間が経過すると、装飾図柄44の変動が停止され、「0」から「7」までのうち一つの装飾図柄44が確定図柄となる。そして、液晶表示部43の3つの変動領域に停止(確定)した装飾図柄44・44・44の組み合わせに応じて、装飾図柄遊技の当り判定の結果が表示される。なお、装飾図柄44・44・44の変動は、特別図柄表示装置26における特別図柄42の変動が停止すると同時に停止する。また、装飾図柄遊技の当り判定の結果は、特別図柄遊技の大当り判定の結果に応じて決定される。つまり、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当り、一方、特別図柄遊技の大当り判定の結果がハズレであると、装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレとなる。
なお、本実施形態では、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、液晶表示部43の3つの変動領域に停止した装飾図柄44・44・44の組み合わせは、相互に同一種類の図柄となる。つまり、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、液晶表示部43の3つの変動領域に停止した装飾図柄44・44・44の組み合わせは、「000」「111」「222」「333」「444」「555」「666」「777」のうちいずれかの組み合わせとなる。
なお、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、遊技状態が大当り遊技状態へ移行する。ここで、「大当り遊技状態」とは、大入賞装置24(特別電動役物)が作動して、当該大当り遊技状態となる前の遊技状態(通常の遊技状態)よりも有利となる遊技状態が遊技者に付与された遊技状態を指すものである。また、「大当り遊技」とは、大当り遊技状態での遊技を指すものである。
より詳細には、遊技状態が大当り遊技状態へ移行すると、大入賞装置24の開放状態と閉塞状態とが連続して切り替えられ、遊技球の大入賞口35への入賞機会が通常の遊技状態と比較して相対的に増加する。大入賞装置24の開放状態と閉塞状態との連続した切り替えは、所定の回数(例えば、15回)だけ行われる。なお、大入賞装置24の1回当りの開放状態は、所定の時間(例えば、30秒)を経過した場合か、又は所定の個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口35に入賞した場合に終了し、閉塞状態へと切り替えられる。
なお、装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると、液晶表示部43の3つの変動領域に停止した装飾図柄44・44・44の組み合わせは、「000」「111」「222」「333」「444」「555」「666」「777」以外の組み合わせとなる。
ここで、装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレである場合の演出内容は、3つの変動領域に表示された装飾図柄44・44・44がそれぞれ停止する順番や、停止した組み合わせによって、「リーチハズレ」(リーチ演出あり)と「完全ハズレ」(リーチ演出なし)とに区分される。
また、装飾図柄表示装置27の液晶表示部43には、特別図柄変動保留回数表示部46が設けられる。特別図柄変動保留回数表示部46には、特別図柄遊技の(変動)保留回数が表示される。特別図柄遊技の(変動)保留回数は、上限を4回として、遊技球の始動口30への入賞に応じて加算され、あるいは特別図柄42の変動に応じて減算されて表示される。
次に、第一可動役物28及び第二可動役物について図5から図7を用いて説明する。
第一可動役物28は、その動作によって演出を行う装置である。図5に示すように、第一可動役物28は、演出時以外において配置される第一の定常位置P1と、演出時において配置される作動位置P3との間を移動する。第一可動役物28の第一の定常位置P1は、装飾図柄表示装置27の周囲に設けられており、本実施形態においては、遊技領域7内の中央上部であって、装飾図柄表示装置27の取り付けられる開口部45の上方に設けられる。作動位置P3は、装飾図柄表示装置27の前方に設けられている。第一可動役物28は、前側可動役物47と、後側可動役物48と、から構成されている。
また、第一可動役物28の側方には第一可動役物28を上下方向に移動可能に固定するレール50が設けられている。
レール50は、装飾図柄表示装置27の周囲に設けられており、本実施形態においては、遊技領域7内の右側方部であって、遊技盤4の後方に設けられている。レール50の上下にはストッパ50aが設けられており、第一可動役物28及び第二可動役物29がレール50から抜けるのを防止している。
また、レール50の中途部には、図6に示すように、後述する突起47dと係合するためのレール側突起50bが設けられている。
前側可動役物47は、第一の定常位置P1において、後側可動役物48の前方に配置される役物であり、役物本体47aと、アーム47bと、滑動部材47cと、を有している。
役物本体47aは、遊技者に対して、演出を表示するために使用される部材であり、演出時以外において第一の定常位置P1に配置される。本実施形態においては、円形状に形成されている。また、役物本体47aの中心には文字が記載されており、本実施形態においては「A」の文字が記載されている。
アーム47bは、直方体状に形成されており、一端が役物本体47aに連結されており、他端が滑動部材47cに連結されている。
また、図6に示すように、アーム47bの後面には突起47dが設けられている。突起47dは、アーム47bの後面から後方に向かって突出している。
滑動部材47cは、レール50に係合しており、レール50に沿って上下方向へ滑動可能に構成されている。
後側可動役物48は、第一の定常位置P1において、前側可動役物47の後方に配置される役物であり、役物本体48aと、アーム48bと、滑動部材48cと、を有している。
役物本体48aは、遊技者に対して、演出を表示するために使用される部材であり、演出時以外において第一の定常位置P1に配置される。本実施形態においては、円形状に形成されている。また、役物本体48aの中心には文字が記載されており、本実施形態においては、図7(c)に示すように「B」の文字が記載されている。第一の定常位置P1に配置されている際には、前側可動役物47の役物本体47aと重なる位置に配置されているため、前側可動役物47の役物本体47aに隠された状態となっている。
アーム48bは、一端が役物本体48aに連結されており、他端が滑動部材48cに連結されている。また、アーム48bは横方向と平行な部分と、下方へ傾斜した部分とから構成されている。
滑動部材48cは、レール50に係合しており、レール50に沿って上下方向へ滑動可能に構成されている。滑動部材48cは、前側可動役物47の滑動部材47cよりも下方に配置されている。また、滑動部材48cは、前側可動役物47の滑動部材47cと同一のレール50上に配置されているため、前側可動役物47の滑動部材47cよりも上方へ移動することができないように構成されている。
滑動部材48cには図示せぬ動力伝達機構が接続されており、動力伝達機構から伝達された動力によって上方へ移動させることが可能となっている。例えば、本実施形態においては、動力伝達機構はワイヤーで構成されており、ワイヤーを第一可動役物用モータ129で巻き取ることにより、滑動部材48cを上方へ移動させる。滑動部材48cを上方へ移動させると、滑動部材48cの上端が、前側可動役物47の滑動部材47cの下端と当接する。さらに滑動部材48cを上方へ移動させることにより、前側可動役物47の滑動部材47cもともに上方へと移動する。これにより、前側可動役物47及び後側可動役物48を上方へ移動させることが可能となる。また、ワイヤーのテンションを緩めることにより滑動部材48cを重力によって下方へ落下させることもできる。ワイヤーを緩める量を調節することにより、後側可動役物48の落下量を調整することができる。
第二可動役物29は、その動作によって演出を行う装置である。第二可動役物29は、演出時以外において配置される第二の定常位置P2と、演出時において配置される作動位置P3との間を移動する。第二可動役物29の第二の定常位置P2は、装飾図柄表示装置27の周囲に設けられており、本実施形態においては、遊技領域7内の中央下部であって、装飾図柄表示装置27の取り付けられる開口部45の下方に設けられる。作動位置P3は、装飾図柄表示装置27の前方に設けられており、第一可動役物28の作動位置P3と同一の位置に設けられている。すなわち、第一可動役物28及び第二可動役物29が同時に作動位置P3に配置されることはない。
第二可動役物29は、役物本体29aと、アーム29bと、滑動部材29cとを有している。
役物本体29aは、遊技者に対して、演出を表示するために使用される部材であり、演出時以外において第二の定常位置P2に配置される。本実施形態においては、円形状に形成されている。
アーム29bは、一端が役物本体29aに連結されており、他端が滑動部材29cに連結されている。また、アーム29bは横方向と平行な部分と、下方へ傾斜した部分とから構成されている。
滑動部材29cは、レール50に係合しており、レール50に沿って上下方向へ滑動可能に構成されている。滑動部材29cは、後側可動役物48の滑動部材48cよりも下方に配置されている。また、滑動部材29cは、後側可動役物48の滑動部材48cと同一のレール50上に配置されているため、後側可動役物48の滑動部材48cよりも上方へ移動することができないように構成されている。
滑動部材29cには図示せぬ動力伝達機構が接続されており、動力伝達機構から伝達された動力によって上方へ移動させることが可能となっている。例えば、本実施形態においては、動力伝達機構はワイヤーで構成されており、ワイヤーを第二可動役物用モータ130で巻き取ることにより、滑動部材29cを上方へ移動させる。また、ワイヤーのテンションを緩めることにより滑動部材29cを重力によって下方へ落下させることもできる。
次に、第一可動役物及び第二可動役物の動作について図5及び図7を用いて説明する。
通常時、すなわち、演出情報が選択されていない状態、または、第一可動役物28及び第二可動役物29の動作が行われない演出情報が選択された場合においては、第一可動役物28及び第二可動役物29は、図5に示すように、それぞれ第一の定常位置P1及び第二の定常位置P2に配置されている。すなわち、第一可動役物用モータ129がワイヤーを巻き上げることにより、第一可動役物28の後側可動役物48が第一の定常位置P1に配置される。前側可動役物47は後側可動役物に押し上げられて第一の定常位置P1に配置される。第二可動役物29は、図示せぬワイヤーのテンションを緩めることによりレールの下端に設けられたストッパ50aと当接することにより第二の定常位置P2に配置されている。
また、一定の演出情報が選択された状態においては、第一可動役物28及び第二可動役物29は、演出情報に応じて図7の(a)から(c)に示す位置へ移動するように動作する。
図7(a)に示す状態においては、第一可動役物28は、通常時と同じく第一の定常位置P1に配置されている。また、第二可動役物29は、作動位置P3に配置される。すなわち、第二可動役物用モータ130を駆動して図示せぬワイヤーを巻き上げることにより、第二可動役物29を上昇させて作動位置P3まで移動させる。
図7(b)に示す状態においては、第一可動役物28は、作動位置P3に配置される。図7(b)に示す状態は、図7(a)に示す状態から移行する。すなわち、図示せぬワイヤーのテンションを一部緩めることにより、第一の定常位置P1にあった第一可動役物28の後側可動役物48が作動位置P3へ落下して固定される。前側可動役物47は突起47dがレール側突起50bと係合することにより、作動位置P3で固定される。また、作動位置P3にあった第二可動役物29は、通常時と同じく第二の定常位置P2へと落下させる。
図7(c)に示す状態においては、第一可動役物28の前側可動役物47は、図7(b)に示す状態と同じく、突起47dがレール側突起50bと係合することにより、作動位置P3に配置される。図7(c)に示す状態は、図7(b)に示す状態から移行する。
第一可動役物28の前側可動役物47は、作動位置P3よりも下方に配置される。すなわち、図示せぬワイヤーのテンションを一部緩めることにより、前側可動役物47が作動位置P3よりも下方に落下させ、作動位置P3にあった前側可動役物47と第二可動役物29とを当接させる。また、第二可動役物29は、図7(b)に示す状態と同じく第二の定常位置P2に配置されている。
このように構成することにより、遊技者は第一可動役物28及び第二可動役物29によって表示される演出を視認することが可能となる。また、図7(c)に示す状態においては、「A」「B」の文字を縦に並べた状態で視認することが可能となる。例えば「A」「B」が熟語を構成する二文字である場合には、遊技者は「AB」と順に視認することで熟語を認識することが可能となる。
次に、主として遊技機1の遊技動作を制御する主制御回路54の構成について、図4及び図8から図12を用いて説明する。
主制御回路54は、図4に示すように、主として、主制御CPU55と、主制御ROM59と、主制御RAM58と、主制御入出力回路(I/O)56と、により構成される。
これらの主制御CPU55と主制御ROM59と主制御RAM58と主制御入出力回路(I/O)56とは、バスによって相互に接続されている。主制御ROM59には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。主制御RAM58には、主制御CPU55による処理事項が一時的に記憶されている。そして、主制御CPU55は、主制御RAM58をワークエリアとし、主制御ROM59に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいて制御動作を実行する。また、主制御CPU55には、主制御クロック回路57が接続される。主制御クロック回路57は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎に主制御CPU55に入力される。
主制御入出力回路(I/O)56は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、始動口センサ33,始動ゲートセンサ34,大入賞口センサ38等と、電気的に接続されている。また、主制御入出力回路(I/O)56は、主制御CPU55から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、可動片用ソレノイド32,大入賞口扉用ソレノイド37,サブ制御回路90のサブ制御入出力回路(I/O)92等と、電気的に接続されている。
主制御RAM58には、図8に示すように、主制御クロック回路57から主制御CPU55にクロック信号が入力される毎に「0」から「199」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納される大当りカウンタ60が設けられる。
また、主制御RAM58には、図8に示すように、主制御クロック回路57から主制御CPU55にクロック信号が入力される毎に「0」から「199」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納される変動パターン選択カウンタ61が設けられる。
また、主制御RAM58には、図8に示すように、特別図柄遊技の特別図柄42の変動表示時間の計測等に使用される特図用タイマカウンタ62が設けられる。
また、主制御RAM58には、図8に示すように、特別図柄遊技の特別図柄42の(変動)保留回数の計測に使用される特図変動保留回数カウンタ64が設けられる。特図変動保留回数カウンタ64には、「0」から「4」までの数値が格納される。前記数値は、遊技球の始動口29への入賞毎に1ずつ加算され、あるいは特別図柄42の変動毎に1ずつ減算される。なお、特別図柄遊技の(変動)保留回数の上限は4回であり、特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値は最大で「4」となる。
また、主制御RAM58には、図8に示すように、各種のカウンタのカウンタ値が適宜に記憶される複数のカウンタ値記憶エリア66が設けられる。
また、主制御RAM58には、図8に示すように、大当り遊技状態であるか否かを示す大当り遊技状態フラグ67(条件装置)が設けられる。大当り遊技状態フラグ67は、大当り遊技状態でない場合には、オフ状態(条件装置が停止)に設定される。一方、大当り遊技状態フラグ67は、大当り遊技状態である場合には、オン状態(条件装置が作動)に設定される。
また、主制御RAM58には、図8に示すように、大入賞装置24が作動中であるか否かを示す大入賞装置作動フラグ68が設けられる。大入賞装置作動フラグ68は、大入賞装置24が作動中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、大入賞装置作動フラグ68は、大入賞装置24が作動中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM58には、図8に示すように、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が変動中であるか否かを示す特別図柄変動表示フラグ69が設けられる。特別図柄変動表示フラグ69は、特別図柄42が変動中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、特別図柄変動表示フラグ69は、特別図柄42が変動中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM58には、図8に示すように、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が停止図柄表示時間中であるか否かを示す特別図柄停止図柄表示フラグ70が設けられる。特別図柄停止図柄表示フラグ70は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が停止図柄表示時間中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、特別図柄停止図柄表示フラグ70は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が停止図柄表示時間中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御ROM59には、図9に示すように、大当り判定テーブル記憶エリア75が設けられる。大当り判定テーブル記憶エリア75には、大当り判定テーブル83が格納される。大当り判定テーブル83とは、大当りカウンタ60のカウンタ値に基づいて特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであるか否かの判定に使用されるものである。
大当り判定テーブル83は、図10に示すように、大当りカウンタ60のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「判定結果」と、により構成される。なお、本実施形態では、大当りカウンタ60のカウンタ値が「7」である場合に、判定結果が大当りとされ、カウンタ値がそれ以外である場合に、判定結果がハズレとされる。つまり、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると判定される確率は、1/200に設定されている。
また、主制御ROM59には、図9に示すように、大当り変動パターン選択テーブル記憶エリア78が設けられる。大当り変動パターン選択テーブル記憶エリア78には、大当り変動パターン選択テーブル86が格納される。大当り変動パターン選択テーブル86とは、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると判定された場合に、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値に基づいて変動パターンを選択する際に使用されるものである。
大当り変動パターン選択テーブル86は、図11に示すように、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「変動パターン」と、により構成される。なお、本実施形態では、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「0」から「20」である場合に、変動パターンとして「変動パターンE」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンE」が選択される確率は、21/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「21」から「80」である場合に、変動パターンとして「変動パターンF」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンF」が選択される確率は、60/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「81」から「199」である場合に、変動パターンとして「変動パターンG」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンG」が選択される確率は、119/200に設定されている。
また、主制御ROM59には、図9に示すように、ハズレ変動パターン選択テーブル記憶エリア79が設けられる。ハズレ変動パターン選択テーブル記憶エリア79には、ハズレ変動パターン選択テーブル87aが格納される。ハズレ変動パターン選択テーブル87aとは、装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると判定された場合に(特別図柄遊技がハズレであると判定された場合に)、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値に基づいて変動パターンを選択する際に使用されるものである。
ハズレ変動パターン選択テーブル87aは、図12に示すように、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「変動パターン」と、により構成される。なお、本実施形態では、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「0」から「160」である場合に、変動パターンとして「変動パターンA」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンA」が選択される確率は、161/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「161」から「190」である場合に、変動パターンとして「変動パターンB」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンB」が選択される確率は、30/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「191」から「194」である場合に、変動パターンとして「変動パターンC」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンC」が選択される確率は、4/200に設定されている。また、変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値が「195」から「199」である場合に、変動パターンとして「変動パターンD」が選択される。つまり、変動パターンとして「変動パターンD」が選択される確率は、5/200に設定されている。
次に、主として遊技の演出動作を制御するサブ制御回路90の構成について、図4、及び図13から図15を用いて説明する。
サブ制御回路90は、図4に示すように、主として、サブ制御CPU91と、サブ制御ROM95と、サブ制御RAM94と、サブ制御入出力回路(I/O)92と、により構成される。
これらのサブ制御CPU91とサブ制御ROM95とサブ制御RAM94とサブ制御入出力回路(I/O)92とは、バスによって相互に接続されている。サブ制御ROM95には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。サブ制御RAM94には、サブ制御CPU91による処理事項が一時的に記憶されている。そして、サブ制御CPU91は、サブ制御RAM94をワークエリアとし、サブ制御ROM95に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいて制御動作を実行する。サブ制御CPU91には、サブ制御クロック回路93が接続される。サブ制御クロック回路93は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎にサブ制御CPU91に入力される。
サブ制御入出力回路(I/O)92は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、主制御回路54の主制御入出力回路(I/O)52等と、電気的に接続されている。また、サブ制御入出力回路(I/O)92は、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、表示制御回路100の表示制御入出力回路(I/O)102等と、電気的に接続されている。また、サブ制御入出力回路(I/O)92は、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、役物制御回路120の動作制御入出力回路(I/O)122等と、電気的に接続されている。
また、サブ制御RAM94には、図13に示すように、サブ制御クロック回路93からサブ制御CPU91にクロック信号が入力される毎に「0」から「99」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納されるサブ制御変動パターン選択カウンタ96が設けられる。
また、サブ制御ROM95には、図14に示すように、演出内容選択テーブル記憶エリア97が設けられる。演出内容選択テーブル記憶エリア97には、演出内容選択テーブル98が格納される。演出内容選択テーブル98とは、主制御回路54により選択された変動パターンと、当該変動パターンがサブ制御回路90に受信された際のサブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値とに基づいて演出パターンを選択する際に使用されるものである。
演出内容選択テーブル98は、図15に示すように、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「演出パターン」と、により構成される。
ここで、「演出パターン」とは、装飾図柄表示装置27の液晶表示部43に表示される装飾図柄44・44・44の演出内容を設定するものである。なお、「演出パターン」は、その内容に応じて、「リーチ当り」と、「リーチハズレ」と、「完全ハズレ」と、に区分される。「リーチ当り」とは、リーチ演出の後に装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りであると報知される演出内容である。「リーチハズレ」とは、リーチ演出の後に装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると報知される演出内容である。「完全ハズレ」とは、リーチ演出がなく装飾図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると報知される演出内容である。また、「リーチ当り」は、その内容に応じて、「ノーマルリーチ当り」と、「スーパーリーチ1当り」と、「スーパーリーチ2当り」と、に区分される。また、「リーチハズレ」は、その内容に応じて、「ノーマルリーチハズレ」と、「スーパーリーチ1ハズレ」と、「スーパーリーチ2ハズレ」と、に区分される。
なお、本実施形態では、図15に示すように、選択された変動パターンが「変動パターンA」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンA」(演出内容として「完全ハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンA」である場合に、演出内容として「完全ハズレ」が選択される確率は、100/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンB」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンB」(演出内容として「ノーマルリーチハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンB」である場合に、演出内容として「ノーマルリーチハズレ」が選択される確率は、100/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンC」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンC」(演出内容として「スーパーリーチ1ハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンC」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ1ハズレ」が選択される確率は、100/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンD」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンD」(演出内容として「スーパーリーチ2ハズレ」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンD」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ2ハズレ」が選択される確率は、100/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンE」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンE」(演出内容として「ノーマルリーチ当り」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンE」である場合に、演出内容として「ノーマルリーチ当り」が選択される確率は、100/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンF」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンF」(演出内容として「スーパーリーチ1当り」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンF」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ1当り」が選択される確率は、100/100に設定されている。
また、選択された変動パターンが「変動パターンG」であって、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値が「0」から「99」である場合に、演出パターンとして「演出パターンG」(演出内容として「スーパーリーチ2当り」)が選択される。つまり、選択された変動パターンが「変動パターンG」である場合に、演出内容として「スーパーリーチ2当り」が選択される確率は、100/100に設定されている。
このように、本実施形態では、上述の如く、1つの変動パターンに対して1つの演出パターンが選択されるように構成される。
次に、主として装飾図柄表示装置27の液晶表示部43の表示を制御する表示制御回路100の構成について、図4を用いて説明する。
表示制御回路100は、図4に示すように、主として、表示制御CPU101と、表示制御ROM105と、表示制御RAM104と、VDP106と、VROM107と、VRAM108と、表示制御入出力回路(I/O)102と、により構成される。
これらの表示制御CPU101と表示制御ROM105と表示制御RAM104とVDP106とVROM107とVRAM108と表示制御入出力回路(I/O)102とは、バスによって相互に接続されている。表示制御ROM105には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。表示制御RAM104には、表示制御CPU101による処理事項が一時的に記憶されている。VROM107には、表示プログラムや各種の表示処理に使用される表示データ等が予め記憶されている。VRAM108には、VDP106による処理事項が一時的に記憶されている。なお、表示制御CPU101には、表示制御クロック回路103が接続される。表示制御クロック回路103は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎に表示制御CPU101に入力される。
表示制御CPU101は、表示制御RAM104をワークエリアとし、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)に基づいて表示制御ROM105に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいた信号(コマンド)を設定し、VDP106に出力する。VDP106は、表示制御CPU101からの信号(コマンド)に応じた表示データをVROM107から選択し、LCD回路109を介して装飾図柄表示装置27に送信する。
ここで、「表示データ」とは、装飾図柄44・44・44の変動(演出)や背景画面等を表示する複数のビデオデータや、表示制御CPU101からの信号(コマンド)に応じた前記ビデオデータの表示位置や表示タイミング等に関するデータを指すものである。つまり、VDP106は、表示制御CPU101からの信号(コマンド)に応じて、例えば装飾図柄44・44・44の変動と共に演出を表示する等、大当り遊技状態への移行を想起させるような演出を装飾図柄表示装置27の液晶表示部43に表示して、遊技者の興趣を高めることができる。
表示制御入出力回路(I/O)102は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、サブ制御回路90のサブ制御入出力回路(I/O)92等と、電気的に接続されている。また、表示制御入出力回路(I/O)102は、VDP106から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、LCD回路109等と、電気的に接続されている。
次に、主として第一可動役物及び第二可動役物の動作を制御する可動役物制御回路120の構成について、図4を用いて説明する。
可動役物制御回路120は、図4に示すように、主として、動作制御CPU121と、動作制御ROM125と、動作制御RAM124と、動作制御入出力回路(I/O)122と、により構成される。
これらの動作制御CPU121と、動作制御ROM125と、動作制御RAM124と、動作制御入出力回路(I/O)122とは、バスによって相互に接続されている。動作制御ROM125には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。動作制御RAM124には、動作制御CPU121による処理事項が一時的に記憶されている。
動作制御CPU121は、動作制御RAM124をワークエリアとし、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)に基づいて動作制御ROM125に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいた信号(コマンド)を設定し、第一可動役物用モータ129及び第二可動役物用モータ130に送信する。第一可動役物28及び第二可動役物用モータ130は、信号(コマンド)に応じた動作タイミングや動作時間で動作する。つまり、第一可動役物用モータ129及び第二可動役物用モータ130は、動作制御CPU121からの信号(コマンド)に応じて、例えば装飾図柄44・44・44の変動と共に予告演出を表示する等、大当り遊技状態への移行を想起させるような演出を行い、遊技者の興趣を高めることができる。
動作制御入出力回路(I/O)122は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、サブ制御回路90のサブ制御入出力回路(I/O)92等と、電気的に接続されている。また、表示制御入出力回路(I/O)112は、送信部として、第一可動役物用モータ129及び第二可動役物用モータ130と、電気的に接続されている。
次に、遊技機1の遊技の流れについて、図16のフローチャートを用いて簡単に説明する。
まず、ステップS001において、遊技球が始動ゲート23を通過した場合に、普通図柄遊技が行われる。普通図柄遊技では、始動ゲート23に遊技球が通過した際に、普通図柄遊技の当り判定が行われる。普通図柄遊技の当り判定の結果は、普通図柄表示装置25に表示された普通図柄40によって遊技者に報知される。
ステップS002において、ステップS001における普通図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、普通電動役物(可変入賞装置22)が作動して普通電動役物遊技が行われる。普通電動役物(可変入賞装置22)が作動して開放状態になると、始動口30に遊技球が入賞可能となる。
ステップS003において、ステップS002における始動口30に遊技球が入賞すると、特別図柄遊技が行われる。特別図柄遊技では、始動口30に遊技球が入賞した際に、特別図柄遊技の大当り判定が行われる。特別図柄遊技の大当り判定の結果は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42によって遊技者に報知される。
ステップS004において、ステップS003における特別図柄遊技の大当り判定が行われた後に、装飾図柄遊技が行われる。装飾図柄遊技では、特別図柄遊技の大当り判定の結果に応じた当り判定が行われる。装飾図柄遊技の当り判定の結果は、装飾図柄表示装置27の液晶表示部43に表示された装飾図柄44・44・44によって遊技者に報知される。
なお、装飾図柄遊技では、当り判定の結果が遊技者に報知される前に、装飾図柄遊技の当り判定の結果が当りとなって大当り遊技状態への移行を想起させるような予告演出が装飾図柄表示装置27の液晶表示部43に表示される。
ステップS005において、ステップS003における特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると、ステップS004における装飾図柄遊技の当り判定の結果が報知された後に、特別電動役物(大入賞装置24)が作動して、特別電動役物遊技が行われる。特別電動役物(大入賞装置24)が作動すると、大入賞口35に遊技球が入賞可能となる。
次に、主制御回路54の特別図柄遊技の処理について、図17及び図18のフローチャートを用いて説明する。
ステップS101において、主制御CPU55は、始動口30に遊技球が入賞したか否かを判定する。
主制御CPU55は、始動口30に遊技球が入賞したと判定した場合、つまり主制御CPU55が始動口センサ33の始動口入賞信号を受信した場合には、ステップS102へ移行する。
一方、主制御CPU55は、始動口30に遊技球が入賞していないと判定した場合、つまり主制御CPU55が始動口センサ33の始動口入賞信号を受信していない場合には、ステップS104へ移行する。
ステップS102において、主制御CPU55は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が4回以上であるか否かを判定する。
主制御CPU55は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が4回以上であると判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値が「4」である場合には、ステップS104へ移行する。
一方、主制御CPU55は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が4回以上でないと判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値が「4」でない場合には、ステップS103へ移行する。
ステップS103において、主制御CPU55は、現在の大当りカウンタ60のカウンタ値及び変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値を読み出して、適宜のカウンタ値記憶エリア66に格納する。
主制御CPU55は、ステップS103の処理を行った後、ステップS104へ移行する。
ステップS104において、主制御CPU55は、条件装置が作動中であるか否かを判定する。
なお、条件装置とは、役物連続作動装置が作動するための条件となる装置である。条件装置は、特別図柄42が予め設定された所定の当り図柄で停止されると作動を開始する。条件装置の作動開始によって役物連続作動装置が作動し、これによって遊技状態が大当り遊技状態へ移行する。
主制御CPU55は、条件装置が作動中である場合、つまり大当り遊技状態フラグ67がオン状態である場合には、主制御回路54の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
一方、主制御CPU55は、条件装置が作動中でない場合、つまり大当り遊技状態フラグ67がオフ状態である場合には、ステップS105へ移行する。
ステップS105において、主制御CPU55は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が変動中であるか否かを判定する。
主制御CPU55は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が変動中である場合、つまり特別図柄変動表示フラグ69がオン状態である場合には、ステップS112へ移行する。
一方、主制御CPU55は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が変動中でない場合、つまり特別図柄変動表示フラグ69がオフ状態である場合には、ステップS106へ移行する。
ステップS106において、主制御CPU55は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が停止図柄表示時間中であるか否かを判定する。
主制御CPU55は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が停止図柄表示時間中である場合、つまり特別図柄停止図柄表示フラグ70がオフ状態である場合には、ステップS116へ移行する。
一方、主制御CPU55は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42が停止図柄表示時間中でない場合、つまり特別図柄停止図柄表示フラグ70がオン状態である場合には、ステップS107へ移行する。
ステップS107において、主制御CPU55は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が0回であるか否かを判定する。
主制御CPU55は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が0回であると判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値が「0」である場合には、主制御回路54の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
一方、主制御CPU55は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が0回でないと判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ64のカウンタ値が「0」でない場合には、ステップS108へ移行する。
ステップS108において、主制御CPU55は、特別図柄遊技の大当り判定を行う。
主制御CPU55は、ステップS103において適宜のカウンタ値記憶エリア66に格納された大当りカウンタ60のカウンタ値と、大当り判定テーブル記憶エリア75に記憶された大当り判定テーブル83において当該カウンタ値に対応する判定結果と、により特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであるか否かを判定する。そして、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると判定すると、大当り遊技状態フラグ67をオフ状態からオン状態に設定する。
主制御CPU55は、ステップS108の処理を行った後、ステップS109へ移行する。
ステップS109において、主制御CPU55は、変動パターン(変動時間)の選択を行う。
なお、この変動パターンの選択についての詳細な説明は後述する。
主制御CPU55は、ステップS109の処理を行った後、ステップS110へ移行する。
ステップS110において、主制御CPU55は、ステップS109において選択された変動パターン(変動時間)に関する信号をサブ制御回路90へ送信する。
主制御CPU55は、ステップS110の処理を行った後、ステップS111へ移行する。
ステップS111において、主制御CPU55は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42の変動を開始させる。
主制御CPU55は、ステップS111の処理を行った後、主制御回路54の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
また、ステップS105から移行されたステップS112において、主制御CPU55は、特別図柄42の変動時間が予め設定された所定の時間(特別図柄変動時間)を経過したか否かを判定する。
主制御CPU55は、特別図柄42の変動時間が特別図柄変動時間を経過した場合、つまり特図用タイマカウンタ62のカウンタ値がステップS109において選択された変動パターンを経過した場合には、ステップS113へ移行する。
一方、主制御CPU55は、特別図柄42の変動時間が特別図柄変動時間を経過していない場合、つまり特図用タイマカウンタ62のカウンタ値がステップS109において選択された変動パターンを経過していない場合には、主制御回路54の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
ステップS113において、主制御CPU55は、確定信号をサブ制御回路90へ送信する。
主制御CPU55は、ステップS113の処理を行った後、ステップS114へ移行する。
ステップS114において、主制御CPU55は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄42の変動を停止させる。
主制御CPU55は、ステップS114の処理を行った後、ステップS115へ移行する。
ステップS115において、主制御CPU55は、変動を停止した特別図柄42の表示時間(特別図柄停止図柄表示時間)を設定する。
主制御CPU55は、ステップS115の処理を行った後、ステップS116へ移行する。
ステップS116において、主制御CPU55は、変動を停止した特別図柄42の表示時間が、ステップS115において設定された特別図柄停止図柄表示時間を経過したか否かを判定する。
主制御CPU55は、変動を停止した特別図柄42の表示時間が特別図柄停止図柄表示時間を経過した場合、つまり特図用タイマカウンタ62のカウンタ値が、ステップS115において設定された特別図柄停止図柄表示時間を経過した場合には、ステップS117へ移行する。
一方、主制御CPU55は、変動を停止した特別図柄42の表示時間が特別図柄停止図柄表示時間を経過していない場合、つまり特図用タイマカウンタ62のカウンタ値が、ステップS115において設定された特別図柄停止図柄表示時間を経過していない場合には、特別電動役物遊技に移行する。
ステップS117において、主制御CPU55は、変動を停止した特別図柄42の組み合わせが条件装置を作動させることとなる図柄の組み合わせであるか否かを判定する。
主制御CPU55は、変動を停止した特別図柄42の組み合わせが条件装置を作動させることとなる図柄の組み合わせである場合、つまり大当りフラグがオン状態である場合には、ステップS118へ移行する。
一方、主制御CPU55は、変動を停止した特別図柄42の組み合わせが条件装置を作動させることとなる図柄の組み合わせでない場合、つまり大当りフラグがオフ状態である場合には、主制御回路54の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
ステップS118において、主制御CPU55は、条件装置の作動を開始する。
主制御CPU55は、ステップS118の処理を行った後、ステップS119へ移行する。
ステップS119において、主制御CPU55は、条件装置の作動を開始に応じて役物連続作動装置の作動を開始する。
役物連続作動装置は、遊技状態を大当り遊技状態とするのに必要な装置である。役物連続装置の作動が開始されると、大当り遊技状態フラグ67がオフ状態からオン状態とされ、遊技状態が大当り遊技状態へ移行する。
主制御CPU55は、ステップS119の処理を行った後、主制御回路54の特別図柄遊技の処理を、図13のフローチャートに戻す。
次に、ステップS109における変動パターンの選択について、図19のフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップS201において、主制御CPU55は、大当りであるか否かを判定する。
主制御CPU55は、大当りである場合、つまり大当り遊技状態フラグ67がオン状態である場合には、ステップS202へ移行する。
一方、主制御CPU55は、大当りでない場合、つまり大当り遊技状態フラグ67がオフ状態である場合には、ステップS203へ移行する。
ステップS202において、主制御CPU55は、大当り変動パターン選択テーブル86を使用して、変動パターンを選択する。
主制御CPU55は、ステップS103において適宜のカウンタ値記憶エリア66に格納された変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値と、大当り変動パターン選択テーブル記憶エリア78に記憶された大当り変動パターン選択テーブル86において当該カウンタ値に対応する判定結果と、により変動パターンを選択する。
なお、本実施形態では、上述の如く、変動パターンとして「変動パターンE」、「変動パターンF」又は「変動パターンG」が選択される(図8参照)。
主制御CPU55が、ステップS202の処理を行った後、遊技状態が大当り遊技状態である場合の変動パターンの選択は終了する。
ステップS203において、主制御CPU55は、ハズレ変動パターン選択テーブル87aを使用して、変動パターンを選択する。
主制御CPU55は、ステップS103において適宜のカウンタ値記憶エリア66に格納された変動パターン選択カウンタ61のカウンタ値と、ハズレ変動パターン選択テーブル記憶エリア79に記憶されたハズレ変動パターン選択テーブル87aにおいて当該カウンタ値に対応する判定結果と、により変動パターンを選択する。
なお、本実施形態では、上述の如く、変動パターンとして「変動パターンA」、「変動パターンB」、「変動パターンC」又は「変動パターンD」が選択される(図9参照)。
主制御CPU55が、ステップS203の処理を行った後、遊技状態が大当り遊技状態でない場合の変動パターンの選択は終了する。
次に、主制御回路54から変動パターンに関する信号を受信した後の、サブ制御回路90の装飾図柄遊技の処理について、図20のフローチャートを用いて説明する。
ステップS301において、サブ制御CPU91は、主制御回路54にて選択された変動パターン(特別図柄変動時間)に関する信号を受信したか否かを判定する。
サブ制御CPU91は、主制御回路54にて選択された変動パターンに関する信号を受信したと判定した場合には、ステップS302へ移行する。
一方、サブ制御CPU91は、主制御回路54にて選択された変動パターンに関する信号を受信していないと判定した場合には、ステップS304へ移行する。
ステップS302において、サブ制御CPU91は、演出内容選択テーブル記憶エリア97に記憶された演出内容選択テーブル98と、サブ制御変動パターン選択カウンタ96のカウンタ値と、に基づいて、主制御回路54にて選択された変動パターンに対応する演出内容を選択する。
なお、上述(図12参照)の如く、変動パターンとして「変動パターンA」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンA」が選択され、演出内容として「完全ハズレ」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンB」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンB」が選択され、演出内容として「ノーマルリーチハズレ」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンC」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンC」選択され、演出内容として「スーパーリーチ1ハズレ」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンD」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンD」が選択され、演出内容として「スーパーリーチ2ハズレ」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンE」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンE」が選択され、演出内容として「ノーマルリーチ当り」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンF」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンF」が選択され、演出内容として「スーパーリーチ1当り」が選択される。また、変動パターンとして「変動パターンG」が選択された場合には、演出パターンとして「演出パターンG」が選択され、演出内容として「スーパーリーチ2当り」が選択される。
サブ制御CPU91は、ステップS302の処理を行った後、ステップS303へ移行する。
ステップS303において、サブ制御CPU91は、ステップS302における演出内容の選択結果に関する信号を、装飾図柄表示装置27の液晶表示部43に表示された装飾図柄44・44・44の変動を開始するために、表示制御回路100に送信する。また、サブ制御CPU91は、ステップS302における演出内容の選択結果に関する信号を、役物制御回路120に送信する。
サブ制御CPU91は、ステップS303の処理を行った後、ステップS304へ移行する。
ステップS304において、サブ制御CPU91は、主制御回路54から確定信号を受信したか否かを判定する。
サブ制御CPU91は、主制御回路54から確定信号を受信したと判定した場合には、ステップS305へ移行する。
一方、サブ制御CPU91は、主制御回路54から確定信号を受信していないと判定した場合には、再びステップS301へ移行する。
ステップS305において、サブ制御CPU91は、主制御回路54からの確定信号の受信に関する信号(装飾図柄44・44・44の変動の停止命令)を、装飾図柄表示装置27の液晶表示部43に表示された装飾図柄44・44・44の変動を停止するために、表示制御回路100に送信する。また、サブ制御CPU91は、主制御回路54からの確定信号の受信に関する信号を役物制御回路120に送信する。
サブ制御CPU91は、ステップS305の処理を行った後、再びステップS301へ移行する。
次に、サブ制御回路90から演出パターンに関する信号を受信した後の、表示制御回路100の装飾図柄遊技の処理について、図21のフローチャートを用いて説明する。
ステップS401において、表示制御CPU101は、サブ制御回路90にて選択された演出パターンに関する信号を受信したか否かを判定する。
表示制御CPU101は、サブ制御回路90にて選択された演出パターンに関する信号を受信したと判定した場合には、ステップS402へ移行する。
一方、表示制御CPU101は、サブ制御回路90にて選択された変動パターンに関する信号を受信していないと判定した場合には、ステップS403へ移行する。
ステップS402において、表示制御CPU101は、演出を開始する。表示制御CPU101は、装飾図柄表示装置27の液晶表示部43に表示された装飾図柄44・44・44の変動を表示(開始)する。つまり、表示制御CPU101は、装飾図柄44・44・44の変動に関する信号をVDP106に送信する。VDP106は、表示制御CPU101から送信された装飾図柄44・44・44の変動に関する信号に応じた表示データをVROM107から選択し、LCD回路109を介して装飾図柄表示装置27に送信する。
ステップS403において、表示制御CPU101は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号(装飾図柄44・44・44の変動の停止命令)を受信したか否かを判定する。
表示制御CPU101は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号(装飾図柄44・44・44の変動の停止命令)を受信したと判定した場合には、ステップS404へ移行する。
一方、表示制御CPU101は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号(装飾図柄44・44・44の変動の停止命令)を受信していないと判定した場合には、再びステップS401へ移行する。
ステップS404において、表示制御CPU101は、装飾図柄表示装置27の液晶表示部43に表示された装飾図柄44・44・44の変動の停止を表示する。つまり、表示制御CPU101は、装飾図柄44・44・44の変動停止に関する信号をVDP106に送信する。VDP106は、表示制御CPU101から送信された装飾図柄44・44・44の変動停止に関する信号を、LCD回路109を介して装飾図柄表示装置27に送信する。
表示制御CPU101は、ステップS404の処理を行った後、再びステップS401へ移行する。
次に、サブ制御回路90から演出パターンに関する信号を受信した後の、役物制御回路120の装飾図柄遊技の処理について、図22のフローチャートを用いて説明する。
ステップS411において、動作制御CPU121は、サブ制御回路90にて選択された演出パターンに関する信号を受信したか否かを判定する。
動作制御CPU121は、サブ制御回路90にて選択された演出パターンに関する信号を受信したと判定した場合には、ステップS412へ移行する。
一方、動作制御CPU121は、サブ制御回路90にて選択された変動パターンに関する信号を受信していないと判定した場合には、ステップS413へ移行する。
ステップS412において、動作制御CPU121は、演出を開始する。動作制御CPU121は、演出パターンに応じて必要な場合に限り、第一可動役物用モータ129もしくは第二可動役物用モータ130を駆動(開始)する。
ステップS413において、動作制御CPU121は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号を受信したか否かを判定する。
動作制御CPU121は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号を受信したと判定した場合には、ステップS414へ移行する。
一方、動作制御CPU121は、サブ制御回路90から確定信号の受信に関する信号を受信していないと判定した場合には、再びステップS411へ移行する。
ステップS414において、動作制御CPU121は、装飾図柄44・44・44の変動停止に関する信号に対応して、演出を終了する。なお、本実施形態においては、装飾図柄44・44・44の変動停止前においても、第一可動役物用モータ129及び第二可動役物用モータ130に駆動停止信号を送信する場合がある。すなわち演出中であっても第一可動役物用モータ129及び第二可動役物用モータ130の駆動を停止する場合がある。
動作制御CPU121は、ステップS414の処理を行った後、再びステップS411へ移行する。
次に、サブ制御回路90のサブ制御CPU91から演出パターンに関する信号を受信した後の、各演出パターンにおける、第一可動役物28の動作及び第二可動役物29の動作について説明する。
変動パターンが「A」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「A」が、が選択されるようになっている。演出パターン「A」は完全ハズレの場合に用いられる演出パターンであり、この場合には第一可動役物28及び第二可動役物29は動作しない。
変動パターンが「B」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「B」が選択されるようになっている。演出パターン「B」はノーマルリーチハズレの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンBにおける第一可動役物28及び第二可動役物29の演出内容としては、装飾図柄表示装置27が演出を行っている間に、第一に、図23(a)及び(b)に示すように、第二可動役物29を第二の定常位置P2から作動位置P3へと上昇させる。すなわち、第二可動役物用モータ130を駆動して図示せぬワイヤーを巻き上げることにより、第二可動役物29を上昇させる。第二に、図23(c)に示すように、作動位置P3にあった第二可動役物29を作動位置P3から第二の定常位置P2へと落下させる。すなわち、ワイヤーのテンションを緩めることにより、第二可動役物29を重力によって下方へ落下させる。
変動パターンが「C」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「C」が選択されるようになっている。演出パターン「C」はスーパーリーチ1ハズレの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンCにおける第一可動役物28及び第二可動役物29の演出内容としては、装飾図柄表示装置27が演出を行っている間に、第一に、図24(a)及び(b)に示すように、第二可動役物29を第二の定常位置P2から作動位置へと上昇させる。すなわち、第二可動役物用モータ130を駆動して図示せぬワイヤーを巻き上げることにより、第二可動役物29を上昇させる。第二に、図24(c)に示すように、作動位置P3にあった第二可動役物29を作動位置P3から第二の定常位置P2へと落下させる。すなわち、ワイヤーのテンションを緩めることにより第二可動役物29を重力によって下方へ落下させる。それと同時に、図24(c)に示すように、第一の定常位置P1にあった第一可動役物28を作動位置P3へと落下させる。すなわち、ワイヤーのテンションを緩めることにより第一可動役物28を重力によって下方へ落下させる。第一可動役物28の前側可動役物47及び後側可動役物48は正面視で重なった位置に配置されており、後側可動役物48は前側可動役物47に隠れて遊技者からは見えないように配置されている。第三に、図24(d)に示すように、第一可動役物28を作動位置P3から第一の定常位置P1へと上昇させる。すなわち、第一可動役物用モータ129を駆動して図示せぬワイヤーを巻き上げることにより、後側可動役物48を上昇させて、後側可動役物48と共に前側可動役物47も上昇させる。
変動パターンが「D」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「D」が選択されるようになっている。演出パターン「D」はスーパーリーチ2ハズレの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンDにおける第一可動役物28及び第二可動役物29の演出内容としては、装飾図柄表示装置27が演出を行っている間に、第一に、図25(a)及び(b)に示すように、第二可動役物29を第二の定常位置P2から作動位置P3へと上昇させる。すなわち、第二可動役物用モータ130を駆動して図示せぬワイヤーを巻き上げることにより、第二可動役物29を上昇させる。第二に、図25(c)に示すように、作動位置P3にあった第二可動役物29を作動位置P3から第二の定常位置P2へと落下させる。すなわち、ワイヤーのテンションを緩めることにより第二可動役物29を重力によって下方へ落下させる。それと同時に、図25(c)に示すように、第一の定常位置P1にあった第一可動役物28のうち前側可動役物47を作動位置P3へと落下させ、後側可動役物48を作動位置P3よりも下方に落下させる。すなわち、ワイヤーのテンションを緩めることにより第一可動役物28のうち後側可動役物48を作動位置よりも下方へ落下させる。この際、前側可動役物47も同時に落下するが、前側可動役物47に設けられた突起47dと、レール50に設けられたレール側突起50bとが係合することにより、前側可動役物47は作動位置P3において支持されることとなる。第三に、図25(d)に示すように、第一可動役物28を第一の定常位置P1へと上昇させる。すなわち、第一可動役物用モータ129を駆動して図示せぬワイヤーを巻き上げることにより、後側可動役物48を上昇させて、後側可動役物48と共に前側可動役物47も上昇させる。
変動パターンが「E」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「E」が選択されるようになっている。演出パターン「B」はノーマルリーチ当りの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンEにおける第一可動役物28及び第二可動役物29の演出内容は、演出パターンBにおける第一可動役物28及び第二可動役物29の演出内容と同様であるので、説明を省略する。
変動パターンが「F」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「F」が選択されるようになっている。演出パターン「F」はスーパーリーチ1当りの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンFにおける第一可動役物及び第二可動役物の演出内容は、演出パターンCにおける第一可動役物28及び第二可動役物29の演出内容と同様であるので、説明を省略する。
変動パターンが「G」である場合には、演出パターンカウンタ170の値が「0」〜「99」である場合には演出パターン「G」が選択されるようになっている。演出パターン「G」はスーパーリーチ2当りの場合に用いられる演出パターンである。
演出パターンGにおける第一可動役物28及び第二可動役物29の演出内容は、演出パターンDにおける第一可動役物28及び第二可動役物29の演出内容と同様であるので、説明を省略する。
なお、本実施形態では、サブ制御回路90にて演出パターンが選択される構成であるが、これに限定するものではない。例えば、表示制御回路100にて演出パターンが選択される構成であってもよい。
また、第一可動役物28は本実施形態に係る構成に限定するものではなく、例えば一つの可動役物で構成することも可能である。また、第一可動役物の役物本体は、本実施形態に係る構成に限定するものではなく、例えば、文字の形状に形成したもので構成することも可能である。
また、第二可動役物29は本実施形態に係る構成に限定するものではなく、例えば役物本体が前側部材と後側部材とで構成され、前側部材が後側部材に対して相対的に回転するような構造にすることも可能である。
また、第一可動役物28及び第二可動役物29の落下させる方法は本実施形態に係る自由落下による落下に限定されるものではなく、例えば、モータ等の動力を使用して落下させることも可能である。
また、第一可動役物28及び第二可動役物29の配置は本実施形態に係る配置に限定されるものではなく、例えば、第一可動役物28及び第二可動役物29を装飾図柄表示装置27の左右に配置することも可能であるし、第一可動役物28を装飾図柄表示装置27の左上に、第二可動役物を装飾図柄表示装置27の右下にそれぞれ配置することも可能である。
以上のように、遊技機1は、遊技球が転動する遊技領域7を有する遊技盤4と、前記遊技領域7に配置されて、遊技球が入賞可能な始動口30と、遊技球の始動口30への入賞に基づいて、遊技者に有利となる遊技状態を付与する大当り遊技を開始するか否かの大当り判定を行う大当り判定手段(主制御回路54)と、前記大当り判定手段による大当り判定の判定結果を遊技者に報知するための演出情報を選択する演出情報選択手段(主制御回路54・サブ制御回路90)と、前記演出情報選択手段により選択された演出情報を実行する演出情報実行手段(表示制御回路100・役物制御回路120)と、前記演出情報実行手段の実行によって前記演出情報選択手段により選択された演出情報を表示領域内に表示して前記大当り判定の判定結果を遊技者に報知する表示装置(装飾図柄表示装置27)と、前記表示装置の周囲に位置する第一の定常位置P1に配置され、表示装置の前方に位置する作動位置P3に移動可能な第一可動役物28と、前記表示装置の周囲であって、前記第一可動役物の第一の定常位置P1とは異なる第二の定常位置P2に配置され、前記作動位置P3に移動可能な第二可動役物29と、を備えるものであって、前記演出情報は、所定の演出情報を含み、該所定の演出情報は、前記第一可動役物28及び第二可動役物29の動作によって演出され、前記演出情報実行手段の実行によって前記演出情報選択手段により前記所定の演出情報が選択されたとき、第二可動役物29を第二の定常位置P2から作動位置P3に移動させた後、第二可動役物29を第二の定常位置P2へと移動させるのと略同時に第一可動役物28を第一の定常位置P1から作動位置P3へと移動させるものである。
このように構成することにより、表示装置を見ていた遊技者に対して、第二可動役物29が表示画面の前方に移動した後、第二可動役物29から第一行動役物28に突如切り替わったかのような錯覚を与えることができ、遊技者の興趣を高めることができる。
また、第二の定常位置P2は表示装置(装飾図柄表示装置27)の下方周囲に位置し、第一の定常位置P1は表示装置の上方周囲に位置し、第二可動役物29は作動位置P3から第二の定常位置P2へ自由落下可能とし、第一可動役物28は第一の定常位置P1から作動位置P3へ自由落下可能とし、第二可動役物29を第二の定常位置P2から作動位置P3に移動させた後、第二可動役物29と、第一可動役物28とを略同時に自由落下させるものである。
このように構成することにより、第二可動役物29が第一可動役物28に切り替わるための時間が短くなるため、錯覚が起きやすくなり、遊技者の興趣を高めることができる。
1:遊技機,4:遊技盤,7:遊技領域,29:始動口,27:装飾図柄表示装置,28:第一役物,29:第二役物,54:主制御回路,90:サブ制御回路

Claims (1)

  1. 遊技球が入賞可能な始動口と、
    遊技球の前記始動口への入賞に基づいて、遊技者に有利となる遊技状態を付与する大当り遊技を開始するか否かの大当り判定を行う大当り判定手段と、
    前記大当り判定手段による大当り判定の判定結果を遊技者に報知するための演出情報を選択する演出情報選択手段と、
    第一の位置から第二の位置へと自由落下可能な第一可動役物と、
    前記第二の位置から第三の位置へと自由落下可能な第二可動役物と、
    前記演出情報選択手段の選択結果に基づいて前記第一及び第二可動役物の動作を制御する役物制御手段とを備え、
    前記役物制御手段は、前記演出情報選択手段により所定の演出情報が選択された場合に、前記第二可動役物と、前記第一可動役物とを略同時に自由落下させることを特徴とするパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017136258A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 株式会社平和 遊技機

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