JP2013175211A - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示部とタッチパネルとからなる画像表示装置において、複数の画像91を個々の画像に隣接させて一覧表示する第1の表示モードと、複数の画像91の中から、タッチパネルによって選択された1つを拡大表示する第2の表示モードと、第1の表示モードにおいて、タッチパネルが操作され、複数のタッチ画像96がタッチされると、このタッチされた複数のタッチ画像に基づいて、複数の候補画像92第1の表示モードより離散的に表示する第3の表示モードに、移行させる制御を行う。
【選択図】図4
Description
可能な画像表示装置に関する。
れている。このため、表示部を有効に操作部材として活用できるタッチパネルの利用が増
加している。例えば、特許文献1には、マニュアルにて各種パラメータを設定する際に、
タッチパネルを用いたカメラが開示されている。このカメラは、タッチパネルの押圧に係
わる条件で撮影パラメータを変更している。
像を扱う傾向にある。これらの画像を一括してプリントするようなフィルムカメラの時代
の使い方より、むしろ、選択した画像をブログやSNSにアップするような使い方が一般
的になってきている。すなわち、大量の画像の中からどうやって画像を選択するかが重要
なテーマとなってきている。
大量の画像の中から画像を選択するにあたって、使い勝手が十分とは言い難い。すなわち
、大量の画像を限られたスペースに表示すると、どうしても個々の画像の間隔が狭くなっ
てしまう。このため、画像選択時に、正しくタッチすることが困難である。この点、上述
の特許文献1に記載のカメラにおいては、タッチ部分の間隔については考慮されていない
。
し確実に操作できるようにした画像表示装置および画像表示方法を提供することを目的と
する。
装置および画像表示方法を提供することができる。
する。図1は、本発明の一実施形態に係わるカメラの構成を示すブロック図であり、カメ
ラ10は被写体を撮影し、画像を取得するデジタルカメラである。カメラ10は、画像処
理及び制御部1、撮像部2、顔検出部3、記録部4、操作判定部6、表示部8、タッチパ
ネル8b、時計部9、通信部12を有している。
し、画像データを画像処理及び制御部1等に出力する。画像処理及び制御部1は、撮像部
2から出力される画像データの画像処理を行う。また、画像処理及び制御部1は、予め記
憶部(不図示)に格納されたプログラムに従って、カメラ10全体の制御を行う。
かを判定し、存在する場合にはその位置を検出する。前述の画像処理及び制御部1は、顔
検出部3からの顔情報を、ピント合わせや露出を制御する際のターゲットとして用いる。
表示部8は、画像データに基づいて、被写体像をライブビュー表示する。撮影者はこのラ
イブビュー表示を観察しながら、撮影時の構図決めやシャッタチャンスを決定する。
等の操作部材の操作状態を判定する。時計部4は、日時情報を出力する。記録部4は、画
像データを記録する記録媒体である。画像処理及び制御部1は、操作判定部6によって撮
影指示の操作がなされたことを判定すると、画像データとこの画像データに関連付けて撮
影時の日時情報を記録部4に記録する。撮影日時に基づいて画像管理を可能とするためで
ある。
信するための通信を行う。通信手段としては、USBケーブル等による有線通信、赤外線
や無線による通信等を利用可能であり、また、ホットスポット等においてネットワークを
介して外部のサーバーと通信することにより、撮影した画像をブログ等にアップしたり、
また、パーソナルコンピュータに画像を送信することが可能である。
は表示部8とタッチパネル8bの制御を行う。表示部8は、記録部4に記録されている撮
影画像を再生可能であり、一覧表示されている再生画像の中から、タッチパネル8bのタ
ッチ状態に応じて画像選択が可能である。ここで選択された画像は、前述の通信部12を
介して外部に送信可能である。表示制御部1bは、タッチパネル8bのタッチ状態等の操
作状態や、画像の表示状態に応じて、表示形態を変更し、画像選択が容易になるようにす
る。
すタッチパネル8bは、いわゆる抵抗型タッチパネルであり、2枚の透明フィルム101
、102から構成されている。2枚の透明フィルム101、102には、それぞれ複数の
帯からからなる透明抵抗膜103、104が設けられており、これらの透明抵抗膜103
、104が互いに直交するように向かい合わせて配設する。
透明抵抗膜103、104が接して導通する。透明抵抗膜103、104のそれぞれの端
部電極(図示の矢印の方向)における電気信号の変化を検出することにより、いずれの透
明抵抗膜103、104が接したか否かが分かる。接触した透明抵抗膜103、104を
特定することにより、その交点位置から押圧された位置を判定することができる。
R12に分割されるとすると、同じ位置でさらに強く押圧すると、図2(c)に示すよう
に、抵抗がR21、R22に変化する。このときの抵抗値の関係は、透明抵抗膜103と
透明抵抗膜104の接触面積が増加し、接触していない部分が少なくなることから、R1
1>R21、R12>R22となる。したがって、抵抗値の変化を検出することにより、
ユーザがタッチパネル8bを押しこんだか、強く押しこんだかを判定することができる。
8b、液晶80内に光センサ80bが所定の間隔で2次元的に配列されており、液晶80
の背面にはバックライト80aが設けられている。この光電センサ型のタッチパネルは、
液晶上に配置されるのではなく、液晶内に一体に組み込まれる。
1によって反射され、光センサ80bによって検出される。いずれの光センサ80が指8
1からの反射光を検出したによって、タッチ位置を検出することができる。ユーザの指8
1の位置は、図3(a)に示すように、液晶80より少し浮いた位置にある場合と、図3
(b)に示すように、液晶80の表面に密着している場合では、指81からの反射光を検
出する光センサ80bの位置が異なる。したがって、いずれの光センサ80bが検出した
かを判定することによって、ユーザの指81の位置や、またいずれの方向からタッチされ
たか等のタッチ具合について判定することができる。すなわち、光電センサ型のタッチパ
ネルでは、タッチ過程を検出でき、タッチパネルから遠い第1のタッチ段階と、タッチパ
ネルに近い第2のタッチ段階とに、少なくとも2段階に区別することが可能である。
いて説明する。多数の画像を見る場合には、ユーザは操作部を操作し、撮影画像を表示部
8に一覧表示する。図4(a)(b)は、この一覧表示の例を示しており、図4(a)で
は9コマの撮影画像を再生表示し、図4(b)では16コマの撮影画像を再生表示してい
る様子を示す。この例より明らかなように、画像が多くなればなるほど、画像全体を把握
しやすいが、個々の画像が小さくなり、画像間隔が狭くなることから、タッチパネル8b
上での選択は困難になる。すなわち、図4(c)では、25コマの一覧表示であるが、こ
の中から1つの画像を選択しようとすると、画像91が小さく、画像間隔がd1と狭いた
めに、複数コマのタッチ画像96に触れてしまう(図4(c)の例では、斜線を施した5
コマをタッチしている)。
選択するために、タッチパネル8bをタッチすると、図4(d)に示すように、候補画像
92の間が間隔d2に広げられて表示される。すなわち、隣の画像がタッチされないよう
に、図4(c)の状態から図4(d)の状態に、表示を移行させている。これによって画
像の間隔が開き、かつ、候補画像92(図4(c)(d)の例ではタッチされた5画像を
含め9画像)を表示するようにしている。このため、ユーザは、意図する画像をタッチす
ることにより、簡単かつ確実に画像を選択することができる。
説明する。このカメラ制御のフローに入ると、まず、電源スイッチがオンか否かの判定を
行う(S101)。この判定の結果、電源スイッチがオンでなかった場合には、このカメ
ラ制御のフローを終了する。終了するとスリープ状態に入り、電源スイッチがオンとなる
と、割り込み処理が行われ、ステップS101より実行する。
撮影モードか否かの判定を行う(S102)。この判定の結果、撮影モードに設定されて
いる場合には、次に、ライブビュー表示を行う(S103)。ライブビュー表示は、撮像
部2によって取得した画像データに基づいて、表示部8に被写体像を動画表示するもので
あり、撮影者は、このライブビュー表示を見て、構図を決定する。また、この際、顔検出
部3によって顔を検出した場合には、この顔のある部分にピント合わせや露出合わせを行
うようにしても良い。
ーズ釦を操作し、撮影を指示したか否かを操作判定部6によって判定する。この判定の結
果、レリーズされていなかった場合には、ステップS102に戻り、前述の動作を実行す
る。一方、ステップS104における判定の結果、レリーズされた場合には、静止画によ
る撮影を行う(S105)。ここでは、撮像部2によって取得した画像データを記録部4
に記録する。撮影が終わると、ステップS101に戻る。
否かの判定を行う(S111)。再生モードは、記録部4に記録されている撮影画像を表
示部8に再生表示するモードである。このステップS111における判定の結果、再生モ
ードでなかった場合には、ステップS102に戻り、前述の動作を実行する。一方、ステ
ップS111における判定の結果、再生モードであった場合には、画像再生を行う(S1
12)。ここでの画像再生は、1コマでの再生であり、例えば、最終画像が再生表示され
る。
かの判定を行う(S114)。ここでは、再生表示するにあたって、サムネイル表示を指
示するための操作部材(メニュー画面での設定を含む)が操作されたか否かの判定を行う
。この判定の結果、一覧表示でなかった場合には、画像の切り換えを行うか否かの判定を
行う(S131)。このステップでは、再生画像の送り操作用または戻し操作用の操作部
材が操作されたか否かを判定する。
像の切り換えを行う(S132)。すなわち、操作部材の操作に応じて、ステップS11
2における画像再生と同じ形式で1コマの画像が再生表示される。一方、ステップS13
1における判定の結果、画像切換えでなかった場合には、送信か否かの判定を行う(S1
33)。この判定は、送信釦等の操作部材がユーザによって操作されたか否かによって行
う。
)。ここでは、表示部8に再生表示されている画像の画像データをコピーし、有線または
無線等により通信部12を介して外部に送信する。この送信を行うと、またはステップS
132における画像切換えを行うと、またはステップS133における判定の結果、送信
でなかった場合には、ステップS101に戻る。
を加算する(S121)。続いて、変数Nの2乗の画像が読み出され(S122)、一覧
表示される(S123)。ステップS121を通過するたびに、変数Nは加算されるので
、最初は、4コマ画像で一覧表示され、次は9コマ画像で一覧表示され、その次は16コ
マ画像で一覧表示される。一覧表示することにより、ユーザは多数の画像の中から探して
いる画像を見つけ出すことができる。なお、このときの一覧表示されている画像の間隔は
、図4(c)に示すようにd1である。
124)。この判定の結果、タッチされていた場合には、次に、複数タッチか否かの判定
を行う(S125)。ここで、複数タッチか否かは図4(c)に示すように、複数のタッ
チ画像96に触れている場合である。
の複数コマ間が大きくなるようにする(S127)。ここでは、タッチされたコマ数に応
じて、図4(d)に示したように、画像の間隔をd2に広げ、選びやすいように表示をし
直す。このタッチ部複数コマ間大のサブルーチンについては、図6を用いて後述する。
チがなされているか否かの判定を行う(S128)。ここで、押し込かは、抵抗型タッチ
パネルの場合には、図2(c)に示すように強い押圧力で押された場合であり、光電セン
サ型タッチパネルの場合には、図3(b)に示すように、指81がタッチパネル8bに近
づいた状態である(前述の第2のタッチ段階)。このステップS128における判定の結
果、押し込みがなされた場合には、ステップS124に戻り、前述の動作を実行する。一
方、判定の結果、押し込みなかった場合にはステップS121に戻る。これによって、図
4(d)に示すタッチ部の複数のコマの間隔を広げた状態において、タッチを止めると、
図4(c)に示すような一覧表示の状態(ステップS123)に戻している。これはタッ
チされた複数のコマを拡大表示した際に、ユーザの意図するコマが含まれていなかった場
合に、再度、一覧表示に戻すことにより、やり直しを簡単にし、検索性を向上させるため
である。従って、意図しない画像が選択されそうになった場合には、押しこまず、指を離
せば良い。
いる画像を拡大表示する(S126)。ここではタッチされているのが1コマだけである
ので、このタッチされている1コマの画像を拡大表示する。拡大表示すると、ステップS
113に戻る。
了するか否かの判定を行う(S141)。ここでは、再生モードを終了するために再生釦
が操作されたか否か等によって判定する。この判定の結果、終了でなかった場合には、ス
テップS114に戻るので、一覧表示を続行すれば、さらに多数の画像を見ることができ
る。一方、ステップS141における判定の結果、再生終了であった場合には、ステップ
S101に戻り、前述の動作となる。
るが、その前に、ユーザによってタッチパネル8bを複数個所、タッチされた場合に、ど
のように候補画像を表示するかについて、図7ないし図9を用いて説明する。図8は、L
個×L個におけるLが3の場合を示す。図8(a)は3×3に画面を分割したところであ
り、この状態では分割コマ91、93(説明上、2画像を例に挙げるが、他の画像でも同
じである)の間隔が狭く、ユーザは画像を選択するにあたって狙いを定めにくい。そこで
、図8(b)に示すように、各分割コマ93a、93bのほぼ中央部に、各分割コマ93
a、93bの面積の約半分くらいに候補画像92a、92bを表示する部分(図中斜線部
)を設けている。そして、表示の際には、図8(c)に示すように、画像92a、92b
を表示する。これによって、ユーザは確実に選びたい画像を容易かつ確実にタッチするこ
とができる。
像96の数が、(L−1)×(L−1)より大きく、L×Lまでの間に入るLを演算する
。このLは、タッチ画像数Mの平方根の整数部に、1を加えることにより求められる。例
えば、タッチ画像数Mが5の場合には、タッチ画像数Mの平方根の整数部は2であること
から、これに1を加算して、L=3となる。この場合には、3×3=9と9分割すれば良
い。
の画像を候補画像として表示する。この候補画像の選択の仕方について、図7を用いて説
明する。図7(a)は、ユーザにより、斜線を施した7つのタッチ画像96(図では、代
表として1つのタッチ画像のみに符号を付してある)が、タッチされた状態を示す。この
ような場合に、表示部8に候補画像92として表示する画像としては、タッチ画像96以
外に、それらに隣接したコマで、上下または左右のいずれから、囲まれた範囲のコマを「
みなしタッチ画像」として候補画像とする。図7(a)に示した例では、2つのみなし画
像97a、97bも加え、図7(b)に示すように、斜線部で施した9つの画像を候補画
像96として選択する。これによって、ユーザがタッチしたと思ったところと、実際にタ
ッチパネル8bが反応した位置の誤差を吸収することができる。また、図7(c)に示す
ように、図中、斜線で施した7つのタッチ画像96の左下にある2つの画像が欠けたよう
な場合も、みなしタッチ画像97c、97dを候補画像96として扱う。
場合には、不足分をタッチ画像の重心位置を考慮し、重心側の画像を候補画像として扱う
。例えば、図7(d)に示す例では、左側のタッチ画像96aは破線部内の2つであり、
右側のタッチ画像96bは破線部内の3つであることから、タッチ画像96a、96bの
重心位置はタッチ画像の中では右側にある。そこで、タッチ画像96bの右側の3つの画
像をみなしタッチ画像97e、97f、97gを候補画像96として扱う。したがって、
図7(d)の場合には、タッチ画像に加えて、みなしタッチ画像97e〜97gと、左下
側のみなし画像97hも含めて、9つの画像を候補画像としてあつかう。
フローチャートを用いて説明する。
25において、複数コマタッチしたか否かの判定を行っているので、このときタッチして
いたタッチ画像96のコマ数Mを判定する。続いて、コマ数Mの平方根を求め、この値に
小数部がないか否かの判定を行う(S232)。
41)、L×L個のマスを配置する(S242)。この場合には、図8において説明した
ように、小数部がないことから、単純に整数Lの二乗のマスを配置する。すなわち、この
場合は、タッチコマ数Mは整数Lの二乗であり、各画像のアスペクト比を変えずに、表示
し直すことができる。例えば、ユーザが2の二乗である4つの画像をタッチすると、この
場合にはLは2であり、画面を4分割(上下に2分割、左右に2分割)する。また、ユー
ザが3の二乗である9つの画像をタッチすると、この場合には、Lは3であり、画面を9
分割(上下に3分割、左右に3分割)する。
1/2)の整数部を求め(S233)、L×L個のマスを配置する(S234)。図7を
用いて説明したように、タッチコマ数Mの平方根を求めた結果、小数部が生じた場合には
、タッチされたコマの周囲のみなしタッチ画像も含め、整数Lの二乗となる画面(マス)
に分割するようにしている。ここで、縦・横共にLで分割するのは、アスペクト比を変更
しないようにするためである。したがって、マスの数としては、ステップS242および
S234において、タッチコマ数Mが2〜4の場合には4分割表示とし、タッチコマ数M
が5〜9の場合には、9分割表示を行う。
コマがあったコマが有るか否かの判定を行い(S235)、この判定の結果がYESの場
合には、図7(a)(c)において説明したように、対称コマ(みなしタッチ画像97a
〜97d)もタッチコマとする(S236)。すなわち、ステップS234で配置したマ
スの数より、ユーザがタッチした画像の数が少ないことから、ステップS235およびS
236において、ユーザがタッチした画像の周辺からみなしタッチ画像を選択し、タッチ
画像と共に候補画像として扱い、画面分割のマスを決定する。
あった場合には、次に、タッチコマ(タッチ画像96)がL×Lよりも少ないかを判定す
る(S237)。このステップでは、ステップS235、S236において上下左右にみ
なしタッチ画像の選択を行った場合でも、まだ、L×L個の画像に足りなかった場合、す
なわち、図7(d)における状態か否かの判定を行う。この判定の結果、タッチコマ(タ
ッチ画像)がL×Lより少なかった場合には、次に、L×L−タッチコマ分の隣接画像を
追加する(S245)。このステップでは、図7(d)において説明したように、タッチ
画像の重心位置を考慮し、みなしタッチ画像97e〜97gを追加する。
ける判定の結果、Noであった場合には、各マス中央にタッチコマを並べる(S238)
。このステップでは、図8(b)(c)を用いて説明したように、分割された各コマの中
央部分に、対応する画像を表示する。
際に、図4(a)(b)に示すように、多数の画像が隣接している場合でもあっても、タ
ッチした画像の周辺の画像が分散し、画像の間隔が広がり、意図する画像を確認しやすく
なるのと、的確に狙ってタッチすることができる。もちろん、ユーザがタッチした画像が
、図9(a)に示すように、4個以下なら、図9(b)に示すように、4つのコマが大き
く表示され、そこからさらに選択できる。
像がタッチされることは多くはないかもしれないが、液晶等の表示パネルの解像度が向上
し、図9(c)に示すような100分割程度の画面では、本実施形態のように、タッチ画
像やその周辺の画像を分散表示させることによって、確実に意図する画像を表示させるこ
とができる。
場合に、ユーザによって複数の画像がタッチされた際に、これらのタッチ画像96の間隔
を広げて候補画像92を表示するようにしている。このため、候補画像の中から、誤って
意図しない画像を選択する可能性を低くすることができる。
施形態においては、ユーザにタッチされた複数のタッチ画像数Mに応じて、縦横にL個、
分割し、それぞれのマスの中央部に候補画像を配置していた。すなわち、タッチ画像数M
に応じて分割数が決まり、これに応じて自動的に候補画像92の間隔が決まっていた。こ
れに対して、第2実施形態においては、タッチしたユーザの指の幅Pに応じて、候補画像
92の間隔を変更するようにしている。すなわち、ユーザが画像をタッチする範囲を判定
し、この範囲内に候補画像92が配置されないように、候補画像92の間隔を制御するよ
うにしている。
つのタッチ画像を代表として符号96cを付す)をユーザがタッチしたとする。このとき
、直線上に3コマ分の画像がタッチされていることから、ユーザの指の太さPは、画像3
コマ分あると推定される。したがって、候補画像を表示する際には、ユーザの指の太さP
を考慮して候補画像の間隔を決める。図示した例では、上下左右に、(3−1)/2=1
コマずつ間隔をあけ、この間には候補画像を表示しないようにする。また、指の太さPが
5コマ分ある場合には、上下左右に、(5−1)/2=2コマずつ間をあけるようにする
。
複数コマ間大のサブルーチンを図11に示すフローに変更するだけである。そこで、この
フローを中心に説明する。
値Pを検出する(S301)。この最大値Pは、図10(a)に示すように、直線上に並
んでいる画像の数の最大値である。なお、列方向に限らず、横方向や斜め方向の最大値を
求めても良い。
(S302)。すなわち、算出された上下左右(P−1)/2の間では、使えないコマと
して扱い、図10(b)に示すように(ここではP=3)、候補画像92を配置する表示
域を決定する。次に、タッチされた位置中心の画像が中央になるようにする(S311)
。すなわち、タッチされた重心位置のタッチ画像96cを中心にして候補画像92を表示
する。そして、中央画像を中心に同じ並びで、各表示域に候補画像92を表示する(S3
12)。つまり、ステップS311で配置された候補画像の周りに上下左右の方向関係は
変えないで、それぞれ、(P−1)/2だけの間を空けて、図10(b)に示すように候
補画像92を配置する。画像表示を行うと元のフローに戻る。
などを考慮し、画像の間隔を決めている。このため、一覧表示の際に画像の誤選択が起こ
らないようにすることができる。
いて算出していた。しかし、これに限らず、上下と左右はそれぞれ別々に最大値Pを求め
、上下と左右での画像間隔を異なるようにしても勿論かまわない。
よび第2実施形態においては、タッチされると、候補画像92の間隔を広げてはいたが、
個々の候補画像92の大きさはそのままであった。第3実施形態においては、個々の候補
画像92の間隔を広げると共に、中央部に位置する候補画像98について他の画像より拡
大表示する。
複数コマ間大のサブルーチンを図14に示すフローに変更するだけである。そこで、この
フローについて説明する。
と同様に、タッチされた1列のピクセル数の最大値Pを検出し(S301)、タッチされ
たときの指の幅Pに基づいて、(P−1)/2を求め、この値の分だけ離して候補画像の
表示域を配置する(S302)。図12および図13に示す例では、指の幅Pは5であり
、このPを用いて間隔を求めると、(5−1)/2=2となる。そこで、複数ある候補画
像96の内、中央にある候補画像98をタッチした際に、隣接する候補画像99の端部に
、指がかからないように、中央にある候補画像98の中心と隣接する候補画像99の端部
までの間隔を、2つの候補画像の拡大前の画像分だけ、間隔を空ける。これによって、指
の太さが5画像分ある場合でも、拡大された中央の候補画像98の中心から、左右上下2
つの拡大前の画像相当分、タッチしてしまったとしても、隣接する候補画像99に触れる
ことはない。
、隣接画像との間隔を左右、または上下に拡大前の1画像分ずつ設けるためで、P−1−
1の計算式から得られた式である。また、この拡大前の1画像だけでは、隣接画像に触れ
てしまうので、画像そのものを拡大して、指の幅が拡大画像と上述の間隔(拡大前の1画
像分ずつ)を含めて中に収まるようにしている。図12および図13に示す例では、中央
の候補画像98の画像幅は、指の幅Pが5であることから、5−2=3となり、画像3個
分の幅とする。続いて、周囲の候補画像99の画像幅を、(パネル幅―2)/2とする(
S304)。図示の例では、表示パネルの幅は画像10個分であることから、周囲の候補
画像99の画像幅は、(10−5)/2=2 (小数点以下、切り捨て)となる。なお、
周辺の候補画像99をタッチした時に、指の幅によっては、例えば中央の候補画像98を
タッチしてしまう可能性がある。しかし、この場合は、候補画像99が表示部8の端部に
あるので、指の半分が表示部8から外れてしまうようなタッチが期待でき、これによって
誤操作を防止することができる。
)。このステップでは、ステップS303において求めた画像幅の大きさ(図示の例では
、3画像分)で、タッチされた中心位置に合った画像を中央の候補画像98として配置す
る。続いて、中央の候補画像98を中心に同じ並びで各表示域に候補画像99を配置する
(S312)。前述したように、周辺の候補画像は、誤操作し難いように、中央の候補画
像98から極力離して配置する。この場合、必然的に上下左右と四隅など画面内の端部に
配置されることになるが、このときの候補画像99の大きさは、中央の候補画像98と画
面内の残りの領域、および上述した間隔(拡大前の1画像分)によって決定される。この
大きさの候補画像99を8か所に配置する。中央の候補画像98は、画面タブでの指のは
み出しを期待できないので、大きく表示されることになる。候補画像の表示を行うと、元
のフローに戻る。
8、99を大きくして表示している。このため、候補画像98、99が見やすくなると共
に、隣接する画像との距離を十分とるようにしているので、誤って意図しない画像をタッ
チすることがない。
も大きくしたが、これに限らず、周辺の大きさは変えず、中央のみ大きくしても良いし、
また、周辺も中央と同じくらい大きくするようにしても良い。いずれにしても、一覧表示
の際よりも大きくすることにより、ユーザは候補画像の中から選択することが容易となる
。
は、中央の候補画像98の大きさが小さくなる可能性がある。そこで、そのような対策と
して、周辺の候補画像99の方が大きくなる場合には、中央の候補画像98を大きくする
ようにしても良い。このような本実施形態の変形例におけるフローについて、図15を用
いて説明する。
ステップS311とS312は、第3実施形態の図14に示すフローと同じである。相違
するのは、ステップS304とS311の間にステップS305とS306を挿入した点
にあるので、この相違点を中心に説明する。
ると、次に、周囲の候補画像99と中央の候補画像98の幅を比較し、周囲の候補画像9
9の方が中央の候補画像98より大きいか否かの判定を行う(S305)。この判定の結
果、周囲の候補画像99の方が大きかった場合には、次に、画面を等分に9分割する(S
306)。等分にすることにより、中央の候補画像98を周囲の候補画像99より大きく
する処理となる。すなわち、周辺に拡大した候補画像99が、中央の候補画像98よりも
大きい場合には、図13に示したような配置の表示では、中央の候補画像98が周辺の候
補画像99より小さくなるレイアウトとなる。この場合には、少なくとも、周辺の候補画
像99と中央の候補画像98の大きさを同じにしても差し支えない。したがって、この場
合には、画面を9分割したのと同等のレイアウトとする。
る判定の結果、周囲の候補画像98の方が小さかった場合には、第3実施形態と同様に、
ステップS311以下を実行し、処理が終わると元のフローに戻る。
に、タッチパネル8bで複数個所がタッチされた場合には、タッチされた周辺も含めて、
候補画像の間隔を広げ、すなわち離散的に表示させている。このため、表示部8上の個々
の画像を確認し、選択するための操作を確実に行うことができる。
には、タッチされた画像の数や、タッチされている範囲に基づいて、候補画像の数や間隔
を変更するようにしている。このため、ユーザが誤って意図しない候補画像を選択するお
それを減少させることができる。
大している。このため、候補画像の中から画像を選択する際に、個々の画像を確認しやす
くなり、誤って意図しない候補画像を選択するおそれを減少させることができる。
、タッチ過程)に応じて、表示状態を変更するようにしている。すなわち、弱いタッチ状
態やパネルに近い第2のタッチ段階では、一覧表示(第2の表示モード)に戻るようにし
ている。このため、ユーザは弱いタッチ状態や第2のタッチ段階にすることにより、一覧
表示に簡単に戻ることができ、誤って別のところをタッチしても、やり直すことができる
。
と、光電センサ型のタッチパネルを挙げたが、これに限らず、他の方式のタッチパネル、
例えば、静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、マトリックス方式等、種々の方式
のタッチパネルを使用することができる。これらのタッチパネルにおいても、タッチの強
さやタッチの過程に応じて、表示モード等を変更するようにしても良い。
示する際の各候補画像の大きさについて、実施形態中に記載した式は一例であり、ここの
設計思想に応じて、適宜変更しても勿論かまわない。
いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメ
ラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、
携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)等に内蔵されるカメラで
も構わない。いずれにしても、多数の静止画、動画を記録し、これを再生可能な画像表示
装置であればあれば、本発明を適用することができる。
逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されてい
る複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形
態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態
にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
部、4・・・記録部、6・・・操作判定部、8・・・表示部、8b・・・タッチパネル、
9・・・時計部、12・・・通信部、80・・・液晶、80a・・・バックライト、80
b・・・光センサ、81・・・指、91・・・(一覧表示)画像、92・・・候補画像、
92a・・・候補画像、92b・・・候補画像、93a・・・分割コマ、93b・・・分
割コマ、96・・・タッチ画像、96a〜96c・・・タッチ画像、97a〜97h・・
・みなしタッチ画像、98・・・中央の候補画像、99・・・周辺の候補画像、101・
・・透明フィルム、102・・・透明フィルム、103・・・透明抵抗膜、104・・・
透明抵抗膜
Claims (6)
- 表示パネルとタッチパネルとからなる画像表示装置において、
複数の候補画像を個々の候補画像に隣接させて一覧表示する第1の表示モードと、
上記複数の候補画像の中から、上記タッチパネルによって選択された1つを拡大表示する第2の表示モードと、
上記第1の表示モードにおいて、上記タッチパネルがタッチされる範囲を判定し、上記範囲に相当する候補画像が、上記範囲に複数含まれないように離散的表示をする第3の表示モードに、移行させる制御を行う表示制御部と、
を具備することを特徴とする画像表示装置。 - 上記表示制御部は、上記第3の表示モードにおいて、上記タッチパネルの操作状態を判
定して、上記第2の表示モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装
置。 - 上記タッチパネルがタッチされる範囲は、該範囲内の候補画像数が整数の二乗になるように選ばれることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 表示パネルとタッチパネルとからなる画像表示方法において、
複数の候補画像を個々の候補画像に隣接させて一覧表示する第1の表示制御ステップと、
上記複数の候補画像の中から、上記タッチパネルによって選択された1つを拡大表示する第2の表示制御ステップと、
上記第2の表示制御ステップに先立ち、上記第1の表示ステップにおいて、上記タッチパネルがタッチされる範囲を判定し、上記範囲に相当する候補画像が、上記範囲に複数含まれないように離散的表示をする第3の表示制御ステップと、
を具備することを特徴とする画像表示方法。 - 上記画像表示制御方法は、上記第3の表示制御ステップにおいて、上記タッチパネルの操作状態を判定して、上記第2の表示制御ステップを実行することを特徴とする請求項4に記載の画像表示方法。
- 上記タッチパネルがタッチされる範囲は、該範囲内の候補画像数が整数の二乗になるように選ばれることを特徴とする請求項4に記載の画像表示方法。
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