JP2013167019A - めっき浴および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スズ−銀合金電気めっき浴、およびこの浴を使用してはんだ性能基準を満たすスズ−銀含有層を電気めっきする方法の提供。
【解決手段】水溶性二価スズイオン源、水溶性銀イオン源、水、酸電解質、およびアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤を含む電気めっき浴。この浴は、低減された空隙形成および改良されたダイ内均一性を有するスズ−銀はんだ析出物を形成する。
【選択図】なし

Description

本発明は概して電解金属めっきの分野に関する。特に本発明は電解スズ−合金めっきの分野に関する。
スズ合金は商業的に、特にスズ合金が多くの場合はんだとして使用されるエレクトロニクス産業において重要である。かつて最も一般的なスズ合金はんだであったスズ−鉛の使用は、鉛に対する増大する規制のせいで減少している。スズ−銀、スズ−銅、スズ−ビスマス、スズ−銀−銅、および他の鉛非含有スズ合金がスズ−鉛はんだの一般的な代替品である。これらはんだは多くの場合めっき浴を使用して基体上に析出される。電気めっきが鉛非含有スズ合金を基体上に析出させる一般的な方法である。
物品を金属コーティングで電気めっきする方法は概してめっき液中の2つの電極間に電流を通すことを伴い、その電極の一方がめっきされるべき物品である。典型的なスズ−合金めっき液は溶解したスズ(二価のスズ)、1種以上の溶解した合金形成金属、例えば、銀または銅、浴に導電性をもたらすのに充分な量の酸電解質、例えば、メタンスルホン酸、並びにめっきの均一性および金属析出物の品質を向上させる有標の添加剤を含む。このような添加剤には錯化剤、界面活性剤および結晶粒微細化剤などが挙げられる。
米国特許第5,911,866号は、芳香族チオール化合物および芳香族スルフィド化合物から選択される化合物を含む酸性スズ−銀合金電気めっき浴を開示する。この特許はアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤の使用を開示していない。この芳香族化合物はスズ−銀電気めっき浴に、多くの用途におけるはんだ性能の要求基準を満たすのに充分な性能を提供しない。
米国特許第7,628,903号は、特定のスルフィド化合物を含む従来の銀および銀−合金電気めっき浴を開示する。この特許はこれら電気めっき浴が良好な安定性を有すると主張している。しかし、長期貯蔵または長期使用の際にこのスルフィド化合物は重合しまたは分解して、電気めっき浴から銀の沈殿を生じさせることが見いだされた。
米国特許第5,911,866号明細書 米国特許第7,628,903号明細書
貯蔵および長期間の使用の際の充分な安定性を有し、かつ様々な用途におけるはんだ性能基準を満たすスズ−銀合金析出物を提供するスズ−合金電気めっき浴、特に、スズ−銀合金電気めっき浴に対する必要性が依然としてある。
本発明は水溶性二価スズイオン源;水溶性銀イオン源;水;酸電解質;およびアルコキシ化(alkoxylated)アミンオキシド界面活性剤を含む電気めっき組成物を提供する。この電気めっき組成物は1種以上のアジュバントをさらに含むことができる。
本発明によって、水溶性二価スズイオン源、水溶性銀イオン源、水、酸電解質、およびアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤を含む電気めっき組成物を基体と接触させ:並びに一定時間電位を適用して、前記基体上にスズ−銀含有層を析出させることを含む、基体上にスズ−銀合金を析出させる方法も提供される。
本明細書全体にわたって使用される場合、文脈が明らかに他のことを示さない限りは、以下の略語は以下の意味を有するものとする:ASD=A/dm=アンペア/平方デシメートル;℃=摂氏度;g=グラム;L=リットル;Å=オングストローム;μm=ミクロン=マイクロメートル;mm=ミリメートル;min=分;DI=脱イオン;および、mL=ミリリットル。他に示されない限りは、全ての量は重量パーセント(重量%)であり、全ての比率はモル比である。全ての数値範囲は包括的であり、かつこのような数値範囲が合計で100%となることに制約されるのが明らかである場合を除いて任意に組み合わせ可能である。
本明細書全体にわたって使用される場合、用語「めっき」とは金属電気めっきをいう。「析出」および「めっき」は本明細書全体にわたって交換可能に使用される。「ハライド」とはクロリド、ブロミド、ヨージドおよびフルオリドをいう。
スズ−銀電気めっき浴におけるアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤の使用は、従来の非イオン性界面活性剤と比較して向上したダイ内均一性を提供したことが驚くべきことに認められた。本スズ−銀電気めっき浴におけるアミンオキシド界面活性剤とメルカプト置換窒素含有複素環化合物との組合わせは、空隙を実質的に含まないスズ−銀析出物を提供し、かつ従来のスズ−銀電気めっき浴と比較して向上したダイ内均一性を有することがさらに認められた。
基体上にスズ−銀含有合金が電気めっきされうるあらゆる基体が本発明において有用である。この基体には、これに限定されないが、プリント配線板、リードフレーム、相互接続および半導体基体のような電子デバイスが挙げられる。本明細書において使用される場合、用語「半導体基体」には、半導体素子のアクティブまたは操作可能な部分を含む1以上の半導体層または構造を有するあらゆる基体が挙げられる。用語「半導体基体」は、半導体材料を含むあらゆる構造物、例えば、これに限定されないが、バルク半導体材料、例えば、半導体ウェハ(単独またはその上に他の材料を含む集合体の状態)並びに半導体材料層(単独でまたは他の材料を含む集合体の状態)などを意味すると定義される。半導体素子は半導体基体上に少なくとも1つのマイクロ電子素子がバッチ製造されたかまたはされている半導体基体をいう。本明細書において使用される場合、用語「ウェハ」は「基体」、「半導体基体」、「半導体素子」、および様々なレベルの相互接続のための様々なパッケージ、例えば、シングルチップウェハ、マルチチップウェハ、様々なレベルのためのパッケージ、またははんだ接続を必要とする他の集合体を包含することが意図される。特に適する基体はパターン形成されたウェハ、例えば、パターン形成されたシリコンウェハおよびパターン形成されたガリウム−ヒ素ウェハである。このウェハは任意の適切なサイズであり得る。好ましいウェハ直径は200mm〜300mmであるが、より小さなおよびより大きな直径を有するウェハが本発明に従って電気めっきされてよい。
本発明のスズ−銀合金電気めっき浴は水溶性二価スズイオン源、水溶性銀イオン源、水、酸電解質、およびアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤を含む。場合によっては、この電気めっき浴は1種以上のアジュバントをさらに含む。本スズ−銀合金電気めっき浴は水溶性二価スズイオン源、水溶性銀イオン源、水、酸電解質、アルコキシ化アミンオキシド界面活性剤、およびメルカプト置換窒素含有複素環化合物を含む。
本発明において、あらゆる水溶性二価スズ塩が適切に使用されうる。このスズ化合物の例には、これに限定されないが、スズ酸化物および塩、例えば、ハロゲン化スズ、硫酸スズ、アルカンスルホン酸スズ、例えば、メタンスルホン酸スズ、アリールスルホン酸スズ、例えば、フェニルスルホン酸スズ、フェノールスルホン酸スズ、およびトルエンスルホン酸スズ、アルカノールスルホン酸スズなどが挙げられる。ハロゲン化スズが使用される場合には、そのハロゲン化物は塩化物であるのが好ましい。このスズ化合物が酸化スズ、硫酸スズ、塩化スズ、アルカンスルホン酸スズまたはアリールスルホン酸スズであるのが好ましい。より好ましくは、このスズ塩はメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、2−ヒドロキシエタン−1−スルホン酸、2−ヒドロキシプロパン−1−スルホン酸または1−ヒドロキシプロパン−2−スルホン酸の第一スズ塩であり、さらにより好ましくはメタンスルホン酸スズである。スズ塩の混合物が使用されてもよい。本発明において有用なスズ化合物は概して様々なソースから市販されており、さらなる精製をすることなく使用されうる。あるいは、本発明において有用なスズ化合物は文献によって知られている方法によって製造されうる。
本電気めっき浴において使用される水溶性スズイオン源の量は広範囲にわたって変動しうる。水溶性スズイオン源の適する量は5〜100g/L、好ましくは5〜85g/L、より好ましくは10〜85g/Lである。スズイオン源の適する用は適用によって変化しうる。例えば、低速プロセスには5〜25g/Lのスズイオン源が使用されることができ、高速プロセスについては30〜85g/Lである。
本発明においてはあらゆる水溶性銀イオン源が使用されうる。適する銀化合物の例には、これに限定されないが、酸化銀、硝酸銀、メタンスルホン酸銀、ヨウ化銀、塩化銀および硫酸銀が挙げられる。酸化銀およびメタンスルホン酸銀が好ましい。水溶性銀化合物の混合物が使用されうる。
スズ−銀合金に望まれる銀の量に応じた広範囲の量の水溶性銀化合物が本電気めっき浴において使用されうる。銀化合物のこの量の選択は当業者の能力の範囲内である。10重量%以下、例えば、0.1〜10重量%の銀を有するスズ−銀合金が望まれる場合には、本電気めっき浴における銀化合物の代表的な量は0.05〜10g/Lの範囲であり得る。好ましくは、銀化合物の量は0.1〜10g/L、より好ましくは0.1〜8g/L、およびさらにより好ましくは0.1〜5g/Lである。高速プロセスについては、銀化合物の適する量は0.5〜8g/Lである。
溶液可溶性であって、かつ電解質組成物に別なふうに悪影響を及ぼさないあらゆる酸性電解質が本発明において使用されうる。好適な酸性電解質には、これに限定されないが、アルカンスルホン酸、例えば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸およびプロパンスルホン酸;アリールスルホン酸、例えば、フェニルスルホン酸、トルエンスルホン酸、フェノールスルホン酸、およびクレゾールスルホン酸;硫酸;スルファミン酸;並びに、鉱酸、例えば、塩酸、臭化水素酸およびフルオロホウ酸が挙げられる。アルカンスルホン酸およびアリールスルホン酸が好ましい酸電解質であり、アルカンスルホン酸がより好ましい。メタンスルホン酸が特に好ましい。酸性電解質の混合物、例えば、これに限定されないが、アルカンスルホン酸と硫酸との混合物が特に有用である。よって、1種より多い酸性電解質が本発明において有利に使用されうる。本発明において有用な酸性電解質は概して市販されており、さらなる精製なしで使用されうる。あるいは、酸性電解質は文献に知られている方法によって製造されうる。典型的には、本電気めっき浴における酸性電解質の量は、10〜400g/L、好ましくは100〜400g/L、より好ましくは150〜350g/Lの範囲である。
本電気めっき浴は1種以上のアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤を含む。様々なアミンオキシド界面活性剤が知られているが、低発泡性アミンオキシド界面活性剤が使用されるのが好ましい。好ましいアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤は、#2スピンドルでブルックフィールド(Brookfield)LVT粘度計を用いて測定して、5000センチポアズ(cps)未満の粘度を有する。典型的にはこの粘度は周囲温度(約20℃)で決定される。好ましいアルコキシ化アミンオキシドは下記式を有する:
Figure 2013167019
式中、Rは(C−C22)アルキル基および置換(C−C22)アリール基から選択され;Rはアルコキシ化単位;mは0〜7であり、かつRのモル数を表し;nは0または1であり;並びに、RおよびRはそれぞれ少なくとも1つのアルコキシ化単位であって、RおよびRに存在するアルコキシ化単位の総数は3〜30である。アルコキシ化単位とはアミンに付加されている個々のアルキレンオキシド単位をいう。適するアルキレンオキシド単位には、エチレンオキシ、プロピレンオキシ、ブチレンオキシおよびこれらの混合物、例えば、異性体が挙げられる。Rは好ましくは(C−C22)アルキル基から選択される。Rは、スチレンオキシド、エチレンオキシ、プロピレンオキシ、ブチレンオキシおよびこれらの混合のような様々なアルキレンオキシド単位から選択されうる。Rについてのアルコキシ化単位はエチレンオキシ、プロピレンオキシ、ブチレンオキシおよびこれらの混合から選択されるのが好ましい。RおよびRのために好ましいアルコキシ化単位には、エチレンオキシ、プロピレンオキシ、およびブチレンオキシ単位、例えば、これらの混合が挙げられる。RおよびRはそれぞれエチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位、およびこれらの混合から選択される。より好ましくは、RおよびRはそれぞれエチレンオキシ単位である。好ましいアミンオキシド界面活性剤は、RおよびRに存在する5〜20モルのアルコキシ化単位を含む。より好ましくは、RおよびRは5〜15モルのアルコキシ化単位を含む。特に適するアミンオキシド界面活性剤は、RおよびRのそれぞれが、エチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位およびこの混合から選択されるアルコキシ化単位を3.5〜10モル含んでなるものである。好ましくは、m=0である。n=1であるのが好ましい。より好ましいのは、m=0およびn=1のアミンオキシドであり、より好ましくはRは(C−C22)アルキル基である。さらにより好ましいアミンオキシドはm=0、n=1、Rは(C−C22)アルキル基であり、RおよびRがそれぞれエチレンオキシ単位であるものである。
アルコキシ化アミンオキシド界面活性剤は概して市販されているか、または米国特許第5,972,875に開示されるもののような既知の手順に従って製造されうる。好ましいアミンオキシド界面活性剤はエアプロダクツから入手可能なトマミン(Tomamine)ブランドの下で販売されるもの、例えば、称号AO−14−2、AO−728、AO−405およびAO−455を有するものである。アミンオキシド界面活性剤は本電気めっき浴において、0.1〜50g/L、好ましくは0.1〜25g/L、より好ましくは0.5〜25g/L、さらにより好ましくは1〜20g/L、さらにより好ましくは5〜20g/Lの量で使用される。
上述の成分に加えて、本電気めっき浴は場合によっては、1種以上の「アジュバント」を含む。本明細書において使用される場合、アジュバントは、主成分(スズおよび銀化合物、酸性電解質、水、アミンオキシド界面活性剤)の他に、この組成物に添加されうる添加剤または化合物であり、これらは主成分の有効性に寄与する。適するアジュバントの例には、これに限定されないが、メルカプト置換窒素含有複素環化合物、光沢剤、酸化防止剤、追加の界面活性剤、結晶粒微細化剤、導電助剤、並びにそれらの塩、およびそれらの混合物が挙げられる。アジュバントのリストは排他的ではなく、スズ−銀析出の有効性を向上させるあらゆる化合物または構成要素が本発明の実践のために使用されうる。このアジュバントは従来の量で使用されうる。
本発明の電気めっき浴は、場合によっては、1種以上のメルカプト置換窒素含有複素環化合物を含み、そして好ましくは、このメルカプト置換窒素含有複素環化合物を含む。このメルカプト置換窒素含有複素環化合物の選択は限定されないが、ただし、それは1以上のメルカプト(チオール)置換基を有する。好ましくは、メルカプト置換窒素含有複素環化合物は1〜5個のメルカプト置換基、より好ましくは1〜4個、さらにより好ましくは1〜3個、さらにより好ましくは1または2個のメルカプト置換基を有する。このメルカプト置換窒素含有複素環化合物は好ましくは、1〜3個の窒素含有複素環を含む。この窒素含有複素環は1〜4個の窒素原子、および好ましくは3〜4個の窒素原子を含む。適するメルカプト置換窒素含有複素環化合物には、限定されないが、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、プリン、チアゾリン、テトラゾール、トリアゾール、ベンゾトリアゾール、チアジアゾールおよびピリミジンから選択されるメルカプト置換窒素含有複素環が挙げられる。好ましくは、窒素複素環は5〜6員環を含み、より好ましくは窒素含有環はトリアゾールおよびテトラゾールから選択され、さらにより好ましくは、窒素複素環はトリアゾールである。場合によっては、それぞれの窒素含有複素環は、芳香族、ヘテロ芳香族、炭素環、複素環、飽和または不飽和であり得る1以上の他の環と縮合されることができる。この適する他の環には、これに限定されないが、フェニル、ナフチル、シクロヘキシル、シクロペンチル、フリル、チオフェニル、モルホリニル、ピペリジニルなどが挙げられる。この化合物は、場合によっては、アルキル、アリール、アミノ、アミノアルキル、ヒドロキシル、ハロ、カルボキシル、カルボキシアルキル、アルコキシなどの1以上で置換されていてよい。本明細書において使用される場合、用語「アルキル」には、線状、分岐および環式アルキルが挙げられ、並びに用語「アリール」には芳香族炭化水素および芳香族複素環が挙げられる。好ましいメルカプト置換窒素含有複素環化合物はメルカプト置換トリアゾール、メルカプト置換ベンゾトリアゾールおよびメルカプト置換テトラゾールである。
本発明に有用なメルカプト置換窒素含有複素環化合物は典型的には、95〜500,好ましくは95〜450、より好ましくは98〜400、さらにより好ましくは98〜275原子質量単位の範囲の分子量を有する。これら化合物は典型的には、1容積%のメタンスルホン酸を含むDI水中で室温(約20℃)で20g/L以上の水溶解度を有する。
好ましいメルカプト置換窒素含有複素環化合物は下記構造(I)を有するものである:
Figure 2013167019
式中、Aは5〜6員の複素環を形成する部分を表し;それぞれのRは独立して、(C−C12)アルキル、置換(C−C12)アルキル、(C−C15)アリール、置換(C−C15)アリール、(C−C20)アラルキル、置換(C−C20)アラルキル、NR、−S−R、ヒドロキシ、(C−C12)アルコキシ、およびCORから選択され;RおよびRのそれぞれは独立してH、(C−C12)アルキル、および(C−C15)アリールから選択され;Rは(C−C12)アルキル、置換(C−C12)アルキル、(C−C15)アリール、および置換(C−C15)アリールから選択され;Rは(CHNR、RおよびORから選択され;m=1〜5;n=0〜4;x=0〜6;RおよびRは一緒になって、5〜6員複素環を形成していてよく;並びに、2以上のR基は一緒になって縮合またはスピロ環式5〜6員環(当該5〜6員環は飽和、不飽和または芳香族であり得る)を形成していてよい。m=1〜3が好ましく、より好ましくは1〜2、最も好ましくは1である。n=0〜3の式(I)の化合物が好ましく、より好ましくはn=0〜2の化合物である。好ましくは、Aは2〜4個の窒素、より好ましくは3〜4個の窒素を含む環を形成する。Aはテトラゾールまたはトリアゾール環を形成する部分を表すのがさらに好ましい。それぞれのRは好ましくは独立して、(C−C12)アルキル、置換(C−C12)アルキル、(C−C15)アリール、置換(C−C15)アリール、NR、ヒドロキシ、(C−C12)アルコキシ、およびCORから選択され;より好ましくは、(C−C12)アルキル、置換(C−C12)アルキル、NR、ヒドロキシ、およびCORから選択される。好ましくは、RおよびRのそれぞれは独立してH、および(C−C12)アルキルから選択され;より好ましくは、H、および(C−C)アルキルから選択される。Rは好ましくは、(C−C)アルキル、置換(C−C)アルキル、(C−C12)アリール、および置換(C−C12)アリールから選択され;より好ましくは(C−C)アルキル、(C−C12)アリール、および置換(C−C12)アリールから選択される。Rは(CHNR(ここで、x=0〜6)、(C−C12)アルキル、(C−C15)アリール、およびORから選択され;並びにより好ましくは(C−C12)アルキル、(C−C15)アリール、およびORから選択される。本明細書において使用される場合、「置換(C−C12)アルキル」はアルキル基上の1以上の水素が、(CHNR(ここで、x=0〜6)、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシおよびCORから選択される1以上の置換基で置き換えられていることを意味する。同様に、「置換(C−C15)アリール」はアリール基上の1以上の水素が、(CHNR(ここで、x=0〜6)、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシおよびCORから選択される1以上の置換基で置き換えられていることを意味する。同様に「置換(C−C20)アラルキル」とは、アラルキル基上の1以上の水素が、(CHNR(ここで、x=0〜6)、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシおよびCORから選択される1以上の置換基で置き換えられていることを意味する。
典型的には、メルカプト置換窒素含有複素環化合物には、6−メルカプトプリン;4−メルカプト−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;2−メルカプトピリジン;2−メルカプトピリミジン;4,6−ジヒドロキシ−2−メルカプトピリミジン;2−メルカプトベンゾイミダゾール;2−メルカプトベンゾチアゾール;2−メルカプトイミダゾール;2−メルカプト−5−メチルベンゾイミダゾール;2−メルカプト−1−メチルイミダゾール;5−メルカプト−1−メチルテトラゾール;1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾール;2−メルカプト−5−メチル−1,3,4−チアジアゾール;2−メルカプト−4−メチル−5−チアゾール酢酸;3−メルカプト−4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール;3−メルカプト−1H−1,2,4−トリアゾール;5−メルカプト−3−アミノ−1,2,4−トリアゾール;3−メルカプト−5−フェニル−1H−1,2,4−トリアゾール;2−メルカプトニコチン酸;および6−メルカプトニコチン酸が挙げられる。好ましいメルカプト置換窒素含有複素環化合物は5−メルカプト−1−メチルテトラゾール;1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾール;3−メルカプト−4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール;3−メルカプト−1H−1,2,4−トリアゾール;5−メルカプト−3−アミノ−1,2,4−トリアゾール;および3−メルカプト−5−フェニル−1H−1,2,4−トリアゾールである。
上記メルカプト置換窒素含有複素環化合物の全てはその塩も含み、この塩においては1以上のチオール水素がアンモニウムまたはアルカリもしくはアルカリ土類金属で置換えられている。好ましくは、この塩においては、1以上のチオール水素がリチウム、ナトリウムまたはカリウムと置き換えられている。
好ましいメルカプト置換窒素含有複素環化合物は下記式のトリアゾールである:
Figure 2013167019
式中、Rは水素、(C−C12)アルキル、置換(C−C12)アルキル、(C−C20)アラルキル、置換(C−C20)アラルキル、(C−C15)アリール、または置換(C−C15)アリールであり;並びに、Xは水素、アンモニウム、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である。好ましくは、Rは水素、(C−C)アルキルであり、並びにXは水素、ナトリウムまたはカリウムである。より好ましくは、Rは水素、メチルまたはエチルであり、並びにXは水素、またはナトリウムであり;さらにより好ましくはXは水素である。
好ましいメルカプト置換窒素含有複素環化合物は下記式のテトラゾールである:
Figure 2013167019
式中、Rは水素、(C−C12)アルキル、置換(C−C12)アルキル、(C−C20)アラルキル、置換(C−C20)アラルキル、(C−C15)アリール、または置換(C−C15)アリールであり;並びに、Xは水素、アンモニウム、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である。好ましくは、Rは水素、(C−C)アルキルであり、並びにXは水素、ナトリウムまたはカリウムである。より好ましくは、Rは水素、メチルまたはエチルであり、並びにXは水素、またはナトリウムであり;さらにより好ましくはXは水素である。
メルカプト置換窒素含有複素環化合物は、例えば、シグマアルドリッチコーポレーション(米国、ミズーリ州、セントルイス)などから一般的に市販されており、または文献において充分に知られている方法によって製造されうる。この化合物はさらに精製することなく使用されることができ、または使用前にさらに精製されうる。メルカプト置換窒素含有複素環化合物は本発明の電気めっき浴中に、様々な量、例えば、0.01〜25g/L、好ましくは0.5〜25g/L、より好ましくは0.5〜20g/L、さらにより好ましくは0.5〜15g/L、さらにより好ましくは0.5〜10g/Lで使用されうる。
光沢表面が望まれる場合には、光沢剤が使用されうる。適する光沢剤には、これに限定されないが、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、カルボン酸誘導体、アミンまたはこれらの混合物が挙げられる。適する光沢剤の具体的な例は米国特許第4,582,576号および第4,246,077号に認められうる。この光沢剤は、めっき浴あたり、50mg/L(ミリグラム/リットル)〜5g/L、典型的には100mg/L〜250mg/Lの量で使用されうる。鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリウム、ヒ素、セレン、パラジウム、カドミウム、インジウム、アンチモン、テルル、タリウム、鉛およびビスマスの化合物も適している。ポリエチレングリコールおよびその誘導体、例えば、ポリエチレングリコールエーテル(それらが水溶性である程度まで)も適する光沢剤である。ポリエチレングリコールおよびその誘導体は唯一の光沢剤として使用されることができ、またはそれらは上述の他の光沢剤と共に使用されうる。
酸化防止剤が、スズを可溶性の二価の状態に保つのを助けるために、本組成物に添加されうる。適する酸化防止剤には、これに限定されないが、ヒドロキノンおよびヒドロキシル化芳香族化合物、例えば、レゾルシノール、カテコールなど、例えば、これら芳香族化合物のスルホン酸誘導体が挙げられる。これら酸化防止剤は米国特許第4,871,429号に開示される。他の適する酸化防止剤または還元剤には、これに限定されないが、バナジウム化合物、例えば、バナジルアセチルアセトナート、バナジウムトリアセチルアセトナート、ハロゲン化バナジウム、オキシハロゲン化バナジウム、バナジウムアルコキシド、およびバナジルアルコキシドが挙げられる。この還元剤の量は当業者に周知であるが、典型的には0.1g/L〜5g/Lの範囲である。
アルコキシ化アミンオキシド界面活性剤に加えて、1種以上の第2の界面活性剤が場合によっては本電気めっき浴中で使用されうる。この第2の界面活性剤には、これに限定されないが、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、およびカチオン性界面活性剤が挙げられる。好ましくは、この任意成分の第2の界面活性剤は非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、および両性界面活性剤の1種以上から選択される。適する非イオン性界面活性剤には、2〜300モルのエチレンオキシド(EO)および/またはプロピレンオキシド(PO)が以下のいずれかと縮合されている界面活性剤が挙げられる:(C−C20)アルカノール、フェノール類、ナフトール類、ビスフェノール類、(C−C25)アルキルフェノール、アリールアルキルフェノール、(C−C25)アルキルナフトール、(C−C25)アルコキシ化リン酸(塩)、ソルビタンエステル、スチレン化フェノール、ポリアルキレングリコール、(C−C22)脂肪族アミン、(C−C22)脂肪族アミド、または(C−C25)アルコキシ化リン酸(塩)など。
結晶粒微細化剤(grain refiner)が、場合によっては、本スズ−銀電気めっき浴において使用され、好ましくは1種以上の結晶粒微細化剤が使用される。スズ電気めっきにおいて様々な結晶粒微細化剤が知られており、そのような結晶粒微細化剤のいずれも本発明において適切に使用されうる。この化合物はスズ合金析出物に良好な粒子構造を提供し、かつ同時にこの組成物から析出されるスズ合金相互接続バンプ(はんだバンプ)に均質なマッシュルーム型形状を提供する。好ましくは、結晶粒微細化剤はフラボン化合物である。このフラボン化合物には、これに限定されないが、クリシン、フィセチン、ミリセチン、ルチン、並びにペンタヒドロキシフラボン、例えばモリンおよびクエルシトリンが挙げられる。適するフラボン化合物は米国特許第7,968,444号に開示されるものである。フラボン化合物は1〜200mg/L、好ましくは10〜100mg/L、より好ましくは25〜85mg/Lの量で存在しうる。
場合によっては、電気めっき操作ウィンドウをさらに向上させるために、1種以上の結晶粒微細化剤/安定化剤化合物が、場合によってはこの組成物中に含まれることができる。1種以上の結晶粒微細化剤/安定化剤化合物が本発明の組成物中に存在することが好ましい。この結晶粒微細化剤/安定化剤化合物には、これらに限定されないが、ヒドロキシル化ガンマ−ピロン、例えば、マルトール、エチルマルトール、コウジ酸、メコン酸およびコメン酸;ヒドロキシル化ベンゾキノン、例えば、クロラニル酸およびジヒドロキシベンゾキノン;ヒドロキシル化ナフトール、例えば、クロモトロプ酸;アントラキノン;ヒドロキシル化ピリジン;シクロペンタンジオン;ヒドロキシ−フラノン;ヒドロキシ−ピロリドン;およびシクロヘキサンジオンが挙げられる。この化合物は2〜10,000mg/L、および好ましくは50〜2000mg/Lの量で組成物中に含まれうる。
導電性酸およびその塩も本組成物において使用されることができ、これらには、限定されないが、ホウ酸、カルボン酸、ヒドロキシ酸およびこれら酸の塩(これらが水溶性である範囲まで)が挙げられる。好ましいのは、ギ酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、グルコン酸、グルカル酸、グルクロン酸およびこれら酸の塩である。この導電性酸および塩は従来の量で使用される。
三元または四元スズ−銀合金が望まれる場合には、1種以上の他の合金形成金属の水溶性塩が、場合によっては、本発明の電気めっき浴に添加されうる。他の合金形成金属の例には、限定されないが、銅、インジウム、亜鉛、ビスマス、マンガンおよびアンチモンが挙げられる。この他の合金形成金属およびそれらの水溶性塩の選択は当業者の能力の範囲内である。この水溶性塩の従来の量が使用されうる。
本発明の電気めっき浴は水溶性二価スズイオン源、水溶性銀イオン源、酸電解質、アルコキシ化アミンオキシド界面活性剤、および下記任意成分[任意成分:メルカプト置換窒素含有複素環化合物、光沢剤、酸化防止剤、追加の界面活性剤、結晶粒微細化剤、導電性酸およびその塩、他の合金形成金属の水溶性塩、並びにこれらの混合物]のいずれかをこの組成物の残部である水と共に一緒にすることにより製造される。これら成分は任意の順に一緒にされうる。使用される水は好ましくはDI水である。上記成分のそれぞれの量は具体的な用途に応じて適宜調節されかつ選択されうる。この組成物が調製されたら、望まれない物質が、例えば、ろ過によって除去されることができ、次いで、組成物の最終容積を調節するために追加の水が典型的には添加される。この組成物は増大しためっき速度のために、任意の既知の手段、例えば、かき回し、ポンプ移送、または再循環によって攪拌されうる。本スズ−銀合金電気めっき組成物は酸性であり、すなわち、その組成物は7未満のpHを有する。典型的には、本電気めっき組成物は0から7未満のpH、好ましくは0から5以下、より好ましくは0から2以下、さらにより好ましくは0から1以下のpHを有する。
好ましくは、本電気めっき浴はシアン化物イオン、有機溶媒、ジスルフィド化合物およびジチオカルバミン酸の1種以上を実質的に含まない。より好ましくは、本組成物はシアン化物イオンおよびジチオカルバミン酸の1種以上を含まない。用語「実質的に含まない」とは、組成物がその成分を1重量%未満しか含まず、好ましくはその成分を0.5重量%未満しか含まないことを意味する。
本電気めっき組成物はスズ−銀を含む金属合金層を析出させるのに適しており、この場合、スズおよび銀は様々な量で存在しうる。この金属合金層には、限定されないが、スズ−銀、スズ−銀−銅、スズ−銀−銅−アンチモン、スズ−銀−銅−マンガン、スズ−銀−ビスマス、スズ−銀−インジウム、スズ−銀−亜鉛−銅およびスズ−銀−インジウム−ビスマスが挙げられる。好ましくは、本電気めっき組成物はスズ−銀、またはスズ−銀−銅、および好ましくはスズ−銀の合金を析出させる。本電気めっき浴から析出される合金は、原子吸光分析法(AAS)、X線蛍光(XRF)、誘導結合プラズマ(ICP)または示差走査熱量測定(DSC)で測定される場合に、合金の重量を基準にして、0.01〜99.99重量%の範囲の量のスズおよび99.99〜0.01重量%の範囲の量の銀を含む。好ましくは、本発明を用いて析出されるスズ−銀合金は75〜99.99重量%のスズおよび0.01〜10重量%の銀および何らかの他の合金形成金属を含む。より好ましくは、スズ−銀合金析出物は95〜99.9重量%のスズおよび0.1〜5重量%の銀および何らかの他の合金形成金属を含む。スズ−銀合金が好ましい析出物であり、かつ好ましくは、90〜99.9重量%のスズおよび10〜0.1重量%の銀を含む。より好ましくは、スズ−銀合金析出物は95〜99.9重量%のスズおよび5〜0.1重量%の銀を含む。多くの用途のためには、合金の共晶組成物が使用されうる。本発明に従って析出された合金は実質的に鉛を含まず、すなわち、この合金は1重量%以下、より好ましくは0.5重量%以下、さらにより好ましくは0.2重量%以下しか鉛を含まず、さらにより好ましくは鉛を含まない。
本発明の電解質組成物は、スズ−銀合金が望まれ、かつ低発泡性電気めっき浴の使用が望まれる様々なめっき方法において有用である。めっき方法には、これに限定されないが、水平もしくは垂直ウェハめっき、バレルめっき、ラックめっき、高速めっき、例えば、リールツーリール(reel−to−reel)およびジェットめっき、並びにラックレスめっきが挙げられる。基体を上記電解質組成物と接触させ、この電解質に電流を流して、基体上にスズ−銀合金を析出させる工程によって、スズ−銀合金が基体上に析出されうる。めっきされうる基体には、これらに限定されないが、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル合金、ニッケル−鉄含有物質、電子部品、プラスチック、および半導体ウェハ、例えば、シリコン、もしくはガリウムヒ素ウェハが挙げられる。めっきされうるプラスチックには、これらに限定されないが、プラスチック積層物、例えば、プリント配線板、特に銅クラッドプリント配線板が挙げられる。電解質組成物は電子部品、例えば、リードフレーム、半導体ウェハ、半導体パッケージ、コンポーネント、コネクタ、接点、チップキャパシタ、チップ抵抗器、プリント配線板およびウェハ相互接続バンプめっき用途の電気めっきのために使用されうる。基体は当該技術分野において知られたあらゆる方法で電解質組成物と接触させられうる。典型的には、基体は電解質組成物を含む浴中に配置される。
スズ−銀合金をめっきするのに使用される具体的な電流密度は具体的なめっき方法に応じて決まる。概して、電流密度は1A/dm以上、例えば、1〜200A/dm、好ましくは2〜30A/dm、より好ましくは2〜20A/dm、さらにより好ましくは5〜20A/dm、さらにより好ましくは8〜20A/dmである。
スズ−銀合金は、15℃以上、好ましくは15℃〜66℃の範囲、より好ましくは20℃〜55℃の温度で析出されうる。概して、所定の温度および電流密度で、より長い時間基体がめっきされると、析出物がより厚くなり、これに対して、その時間がより短くなると、析出物がより薄くなる。よって、得られるスズ−銀合金析出物の厚みを制御するために、基体がめっき組成物中にとどまっている時間の長さが使用されうる。一般に、金属析出速度は15μm/分もの高さであり得る。典型的には、析出速度は1〜10μm/分、および好ましくは3〜8μm/分の範囲であり得る。
本電解質組成物は上述のような様々な用途に使用されうるが、スズ−銀合金組成物の代表的な用途はウェハ−レベル−パッケージングのための相互接続バンプ(はんだバンプ)形成のためである。この方法は複数の相互接続バンプパッドを有する半導体ダイ(ウェハダイ)を提供し、相互接続バンプパッド上にシード層を形成し、半導体ダイを本電気めっき組成物と接触させ、この電気めっき組成物に電流を流して、スズ−銀合金相互接続バンプ層を基体上に析出させることにより相互接続バンプパッド上にスズ−銀合金相互接続バンプ層を析出させ、次いでこの相互接続バンプ層をリフローして、はんだバンプを形成することを含む。
一般に、素子は、半導体基体上に、複数の導電性相互接続バンプパッドが形成されている半導体基体を含む。半導体基体は、単結晶シリコンウェハ、シリコン−ゲルマニウム基体、ガリウム−ヒ素基体、シリコン−オン−サファイア(SOS)基体、またはシリコン−オン−インシュレータ(SOI)基体であることができる。導電性相互接続バンプパッドは、典型的にはスパッタリングのような物理蒸着(PVD)によって形成される金属、金属複合材料、または金属合金の1以上の層であることができる。典型的な導電性相互接続バンプパッド材料には、限定されないが、アルミニウム、銅、窒化チタンおよびこれらの合金が挙げられる。
不動態化層(passivation layer)が相互接続バンプパッド上に形成され、そこにこの相互接続バンプパッドに伸びる開口部がエッチングプロセスによって、典型的にはドライエッチングによって形成される。不動態化層は典型的には絶縁物質であり、例えば、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素または酸化ケイ素、例えば、ホスホシリケートガラス(PSG)である。このような物質は化学蒸着(CVD)法、例えばプラズマ(plasma enhanced)CVD(PECVD)によって析出されうる。
複数の金属または金属合金層から典型的に形成されるアンダーバンプ(under bump)金属化(UBM)構造が素子上に析出させられる。UBMは形成されるべき相互接続バンプのための接着剤層および電気的接点ベース(シード層)として機能する。UBM構造を形成する層はPVD、たとえばスパッタリングまたは蒸発、またはCVDプロセスによって析出させられうる。限定されるものではないが、UBM構造は、例えば、順に、下部クロム層、銅層および上部スズ層を含む複合体構造であることができる。
フォトレジスト層が素子に適用され、次いで標準的なフォトリソグラフィック露光および現像技術が行われて、その中に開口またはバイア(めっき用バイア)を有するパターン形成されたフォトレジスト層(すなわち、めっき用マスク)を形成する。めっき用マスクの寸法(めっき用マスクの厚さおよびパターン内の開口のサイズ)が、I/OパッドおよびUBM上に析出させられるスズ−銀層のサイズおよび位置を画定する。この析出物の直径は典型的には、5〜300μm、好ましくは10〜150μmの範囲である。この析出物の高さは典型的には、10〜150μm、好ましくは15〜150μm、より好ましくは20〜80μmの範囲である。適するフォトレジスト材料は市販されており(例えば、米国、マサチューセッツ州、マルボロのダウエレクトロニックマテリアルズから)、および当該技術分野において周知である。
相互接続バンプ材料は、上記電気めっき組成物を使用する電気めっきプロセスによって素子上に析出させられる。相互接続バンプ材料には、例えば、適切なスズ−銀合金が挙げられる。この合金は上述のような組成を有することができる。この組成物をその共晶濃度で使用することが望まれる場合がある。バンプ材料はめっき用バイアによって画定された領域に電気めっきされる。この目的のためには、水平または垂直ウェハめっきシステム、例えば、噴水めっき(fountain plating)システムが、直流(DC)またはパルスめっき技術と共に典型的に使用される。このめっきプロセスにおいては、相互接続バンプ材料は完全にバイアを充填し、めっき用マスクの上面部分の上方に伸びて、マッシュルーム型金属析出物を生じさせる。これは、リフロー後に所望のボールサイズを達成するのに充分な容積の相互接続バンプ材料が析出されるのを確実にする。バイアめっきプロセスにおいては、フォトレジストの厚みは、適切な容積の相互接続バンプ材料がめっき用マスクバイア内に収容されるように充分厚い。相互接続バンプ材料をめっきする前に、銅またはニッケルの層がめっき用バイア内に電気めっきされることができる。このような層は、リフローの際に相互接続バンプに対する濡れ性のベースとして機能することができる。
相互接続バンプ材料の析出の後で、適切な溶媒または他の除去剤を用いてめっき用マスクが剥離される。このような溶媒は当該技術分野において周知である。UBM構造は次いで既知の技術を用いて選択的にエッチングされて、相互接続バンプの周りのおよび相互接続バンプ間のフィールド領域から全ての金属を取り除く。
次いで、ウェハは場合によって、フラックス処理され、そして相互接続バンプ材料が溶融し、流れてトランケートされた実質的に球状となる温度でリフローオーブン中で加熱される。加熱技術は当該技術分野で知られており、例えば、赤外線、伝導および対流技術並びにこれらの組み合わせが挙げられる。リフローされた相互接続バンプは概してUBM構造の端と同一の広がりを持つ。熱処理工程は、相互接続バンプ材料の具体的な組成に応じて、不活性ガス雰囲気中でまたは空気中で、特定の処理温度および時間で行われることができる。
あるいは、本電気めっき組成物ははんだ析出物上にスズ−銀合金キャッピング層を析出させるために使用されうる。例えば、スズ−銀合金は、フリップチップ相互接続の製造に使用されるような銅ピラーの頂部上に析出されることができる。銅ピラー上のキャッピング層として使用される場合には、そのキャップされた銅ピラーの全高が20〜50μmの範囲であることができ、かつ30〜45μmの直径を有することができる。さらなる代替法においては、そのようなキャップされたはんだ析出物が複数のキャッピング層を含むことができる。本スズ−銀合金析出物と共に使用されうる他の適するキャッピング層は純粋なスズおよびスズ−合金、例えば、スズ−ビスマスおよびスズ−銅を含む。複数のキャッピング層が使用される場合には、スズ−銀合金層は典型的には最上層である。
実施例1
従来のスズ−銀電気めっき浴(比較1)が、米国特許第7,968,444号の実施例5に基づいて、メタンスルホン酸スズからの75g/Lのスズ、メタンスルホン酸銀からの0.4g/Lの銀、275mL/Lの70%メタンスルホン酸、2.7g/Lの3,6−ジチア−1,8−オクタンジオール、1g/Lのエチルマルトール、界面活性剤として4g/Lのエトキシ化ビスフェノールA(13エチレンオキシド単位)、50mg/Lのペンタヒドロキシフラボン、1g/Lのヒドロキノンモノスルホン酸カリウム塩、およびDI水(残部)を一緒にすることによって調製された。
第2のスズ−銀電気めっき浴(比較2)が、界面活性剤がスズおよびスズ合金電気めっきにおいて使用される別の一般的な界面活性剤である、30%EO基、70%PO基および平均分子量1850を有するEO/PO/EOコポリマー(プルロニック(Pluronic)L43)に代えられた以外は、比較1と同じように調製された。
本発明のスズ−銀電気めっき浴(サンプル1)が、界面活性剤が下記式
Figure 2013167019
(式中、Rが(C−C11)アルキルである)のアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤に代えられた以外は、比較1と同じように調製された。
スズ−銀(SnAg)ウェハバンピング試験:
NeXXめっきツールにおいて、比較1、比較2およびサンプル1の電気めっき浴をそれぞれ用いて、200mmのパターン形成されたシリコンウェハ上にSnAgはんだバンプが電気めっきされた。このパターン形成されたウェハは75μm直径のバイアおよび3つの異なるピッチサイズ(150、225および375μm)、3〜20%のめっき可能面積、75μmのネガティブドライフィルムレジスト高さ、および1kÅ Ti/3kÅ Cuのシードを有していた。5μmの高さの銅スタッドがUBM層として使用され、SnAgはんだバンプとウェハとの間の接着を増強させた。このウェハは素早い振動を伴って垂直めっきされた。白金めっきチタンが不溶性アノードとして使用され、12〜20Å/dmの電流密度が使用された。
表面形状測定装置(KLA Tencor)を用いて、それぞれのウェハ上で11個のバンプの高さが測定されて、方程式
Figure 2013167019
(式中、hmaxはダイにおける最も高いSnAgバンプの高さであり、hminはダイにおける最も低いSnAgバンプの高さであり、およびhaveはSnAgはんだバンプの平均高さである)
によって、ダイ内(within−die;WID)均一性(または、共平面性)を得た。共平面性の値(すなわち、ダイ内均一性)が小さくなるほど、SnAgはんだバンプがより均一になる。はんだバンプの均一性はウェハの部品の適切な取り付けを確実にするのに重要である。
上にあるように製造されたこの三種類の電気めっき浴のそれぞれを用いて、スズ−銀層がウェハ上に析出された。得られたはんだバンプの分析の結果が以下の表に示される。
Figure 2013167019
このデータから認められうるように、アルコキシ化アミンオキシド界面活性剤を使用したサンプル1は、従来の非イオン性界面活性剤を使用した電気めっき浴から得られたものよりも、有意により均一なスズ−銀はんだバンプ(より小さな%の共平面性値)を示した。
実施例2
75g/Lのメタンスルホン酸スズ、275mL/Lのメタンスルホン酸、0.7g/Lのメタンスルホン酸銀、1.5g/Lの4−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−チオール(メルカプト置換窒素含有複素環化合物)、5g/Lの界面活性剤、10mL/Lのペンタヒドロキシフラボン、1g/Lの2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸カリウム塩(酸化防止剤)および水(残部)を一緒にすることによって、一連の電気めっき浴が調製された。それぞれの電気めっき浴に使用された界面活性剤は以下に報告される。
Figure 2013167019
これら電気めっき浴のそれぞれが、実施例1の方法に従って200mmウェハ上にスズ−銀はんだを析出させるために使用された。得られた析出物は実施例1に記載される様にダイ内均一性(共平面性)について評価された。得られたスズ−銀析出物は空隙(この空隙ははんだジョイントの一体性に有害である)の存在を測定するために断面分析によっても評価された。データは以下の表に報告される。
Figure 2013167019
上記データは、アルコキシ化アミンオキシド界面活性剤を含むスズ−銀電気めっき浴だけが、従来の電気めっき用界面活性剤よりも良好なダイ内均一性を有すると共に、空隙のないはんだ析出物を提供したことを明らかに示す。
実施例3
75g/Lのメタンスルホン酸スズ、275mL/Lのメタンスルホン酸、0.7g/Lのメタンスルホン酸銀、1.5g/Lの1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾール(メルカプト置換窒素含有複素環化合物)、20g/Lの(実施例1からの)サンプル1で使用されたアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤、10mL/Lのペンタヒドロキシフラボン、1g/Lの2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸カリウム塩(酸化防止剤)および水(残部)を一緒にすることによって、電気めっき浴(サンプル3)が調製された。
この電気めっき浴が実施例1の方法に従って使用されて、スズ−銀はんだを200mmウェハ上に析出させた。得られた析出物は実施例1に記載される様にダイ内均一性(共平面性)について評価されて、比較3の電気めっき浴から得られた析出物よりも良好なダイ内均一性を有することが認められた。
実施例4
以下の電気めっき浴(サンプル4)を用いて実施例3の手順が繰り返される:70g/Lのメタンスルホン酸スズ、255mL/Lのメタンスルホン酸、0.8g/Lのメタンスルホン酸銀、1.2g/Lの1H−1,2,4−トリアゾール−3−チオール(メルカプト置換窒素含有複素環化合物)、10g/Lの(実施例1からの)サンプル1で使用されたアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤、10mL/Lのペンタヒドロキシフラボン、1g/Lの2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸カリウム塩(酸化防止剤)および水(残部)。
実施例5
以下の電気めっき浴(サンプル5)を用いて実施例3の手順が繰り返される:75g/Lのメタンスルホン酸スズ、275mL/Lのメタンスルホン酸、0.65g/Lのメタンスルホン酸銀、2.5g/Lの1H−1,2,4−トリアゾール−3−チオール(メルカプト置換窒素含有複素環化合物)、15g/Lのビス−(2−ヒドロキシエチル)−イソデシルオキシプロピルアミンオキシド界面活性剤(トマミンAO−14−2)、12mL/Lのペンタヒドロキシフラボン、1g/Lの2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸カリウム塩(酸化防止剤)および水(残部)。
実施例6
以下の電気めっき浴(サンプル6)を用いて実施例3の手順が繰り返される:75g/Lのメタンスルホン酸スズ、325mL/Lのメタンスルホン酸、0.6g/Lのメタンスルホン酸銀、3.0g/Lの5−フェニル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−チオール(メルカプト置換窒素含有複素環化合物)、10g/Lのアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤(トマミンAO−405)、5mL/Lの没食子酸、1g/Lの2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸カリウム塩(酸化防止剤)および水(残部)。
実施例7
75g/Lのメタンスルホン酸スズ、125mL/Lのメタンスルホン酸、0.7g/Lのメタンスルホン酸銀、2.2g/Lの4−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−チオール(メルカプト置換窒素含有複素環化合物)、20g/Lの(実施例1からの)サンプル1で使用されたアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤、10mL/Lのペンタヒドロキシフラボン、1g/Lの2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸カリウム塩(酸化防止剤)および水(残部)を一緒にすることによって、電気めっき浴(サンプル7)が調製された。
サンプル7の電気めっき浴が、比較1の電気めっき浴と共に、実施例1のSnAgウェハバンピング試験にかけられた。ウェハはサンプル7の浴および比較1の浴のそれぞれを用いて12A/dmでめっきされた。それぞれのウェハ上の9つのダイ内の11個のバンプの高さが測定された。それぞれのウェハ上のダイ内均一性が実施例1の手順に従って計算されそして以下に報告される。
Figure 2013167019
上記表に認められうるように、サンプル7電気めっき浴でめっきされたそれぞれのダイは比較1の電気めっき浴でめっきされたダイよりも有意に良好なダイ内均一性を有していた。
ウェハ上の9つのダイにおけるバンプの高さを含めることによりウェハ内均一性が計算された。結果が以下に示される。
Figure 2013167019
上記表に認められうるように、サンプル7の電気めっき浴でめっきされたウェハは、比較1の電気めっき浴でめっきされたウェハよりも有意に良好なウェハ内均一性を有していた。
実施例8
75g/Lのメタンスルホン酸スズ、125mL/Lのメタンスルホン酸、0.6g/Lのメタンスルホン酸銀、5g/Lの(実施例1からの)サンプル1で使用されたアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤、12mL/Lのペンタヒドロキシフラボン、1g/Lの2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸カリウム塩(酸化防止剤)および水(残部)を一緒にすることによって、一連のスズ−銀電気めっき浴が調製された。それぞれの電気めっき浴は銀に対するモル比に基づいて様々な量の4−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−チオール(MTT)(メルカプト置換窒素含有複素環化合物)も含んでいた。サンプル8〜12のそれぞれのAg:MTTのモル比は以下に報告される。
Figure 2013167019
実施例1の一般的な手順に従って、サンプル8〜12および比較1のそれぞれでウェハが電気めっきされた。サンプル8〜12のそれぞれからのめっきされたウェハは比較1と比べて、ダイ内均一性の70%の向上(70%低い)を示したと共に、サンプル9および11は最も良好な(最も低いパーセンテージの)ダイ内均一性を示した。

Claims (10)

  1. 水溶性二価スズイオン源、水溶性銀イオン源、水、酸電解質、およびアルコキシ化アミンオキシド界面活性剤を含む電気めっき組成物。
  2. 前記アルコキシ化アミンオキシド界面活性剤が式
    Figure 2013167019
    (式中、Rは(C−C22)アルキル基および置換(C−C22)アリール基から選択され;Rはアルコキシ化単位であり;mは0〜7であり、かつRのモル数を表し;nは0または1であり;並びに、RおよびRはそれぞれ少なくとも1つのアルコキシ化単位であって、RおよびRに存在するアルコキシ化単位の総数は3〜30である)
    を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記アルコキシ化単位がエチレンオキシ、プロピレンオキシ、ブチレンオキシおよびこれらの混合から選択される請求項2に記載の組成物。
  4. およびRがそれぞれエチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位およびこれらの混合から選択される請求項2に記載の組成物。
  5. m=0である請求項2に記載の組成物。
  6. メルカプト置換窒素含有複素環化合物をさらに含む請求項1に記載の組成物。
  7. 前記メルカプト置換窒素含有複素環化合物が、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、プリン、チアゾリン、テトラゾール、トリアゾール、チアジアゾールおよびピリミジンから選択される窒素含有複素環を含む請求項6に記載の組成物。
  8. 前記メルカプト置換窒素含有複素環化合物が下記構造(I)
    Figure 2013167019
    (式中、Aは5〜6員の複素環を形成する部分を表し;それぞれのRは独立して、(C−C12)アルキル、置換(C−C12)アルキル、(C−C15)アリール、置換(C−C15)アリール、(C−C20)アラルキル、置換(C−C20)アラルキル、NR、−S−R、ヒドロキシ、(C−C12)アルコキシ、およびCORから選択され;RおよびRのそれぞれは独立してH、(C−C12)アルキル、および(C−C15)アリールから選択され;Rは(C−C12)アルキル、置換(C−C12)アルキル、(C−C15)アリール、および置換(C−C15)アリールから選択され;Rは(CHNR、RおよびORから選択され;m=1〜5;n=0〜4;およびx=0〜6;RおよびRは一緒になって、5〜6員複素環を形成していてよく;並びに、2以上のR基は一緒になって縮合またはスピロ環式5〜6員環(当該5〜6員環は飽和、不飽和または芳香族であり得る)を形成していてよい。)
    を有する、請求項6に記載の組成物。
  9. Aがテトラゾールまたはトリアゾール環を形成する部分を表す請求項8に記載の組成物。
  10. 請求項1の組成物を基体と接触させ:
    一定時間電位を適用して、前記基体上にスズ−銀含有層を析出させる;
    ことを含む、スズ−銀層を析出させる方法。
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