JP2013166474A - 車両側部構造 - Google Patents

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    • B62D27/02Connections between superstructure or understructure sub-units rigid
    • B62D27/023Assembly of structural joints

Abstract

【課題】ロッカよりも車両上方側に入力された荷重によるロッカの閉断面の変形を抑制する。
【解決手段】車両側部の下縁部に沿って車両前後方向に延在するロッカの内部にバルクヘッド50F,50Rが設けられる。バルクヘッド50F,50Rはロッカインナパネルの上側のフランジ部とロッカアウタパネルの上側のフランジ部との間に挟まれて接合された第一フランジ部52F,52Rと、第一フランジ部52F,52Rから下方に延びる第二フランジ部60F,60Rと、前記第一フランジ部52F,52Rから前記ロッカインナパネルの内面又は前記ロッカアウタパネルの内面に少なくとも一部が当接するように延在し前記内面に接合された第三フランジ部58F,58Rと、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両側部構造に関する。
特許文献1には、ロッカインナパネルとロッカアウタパネルとで閉断面を構成し車両側面の下縁部に沿って車両前後方向に延びるロッカが開示されている。更に、この先行技術では、ロッカ内部の閉断面を車両前後方向に仕切る複数の縦壁状の縦バルクヘッドを、車両前後方向に間隔をあけて設置することで、ロッカの断面崩れを抑制している。
しかし、上記先行技術は、ロッカよりも車両上方側に荷重が入力されると、ロッカの閉断面が平行四辺形状に変形を起こす可能性があり、この点において改善の余地がある。
なお、その他関連する技術が特許文献2〜特許文献5に開示されている。
特開2008−296600号公報 特開2009−161056号公報 特開2006−273296号公報 特開2006−224702号公報 特開2007−283794号公報
本発明は、上記事実を考慮し、ロッカよりも車両上方側に入力された荷重によるロッカの閉断面の変形を抑制することができる車両側部構造を提供することが目的である。
請求項1に記載の車両側部構造は、断面ハット形状のロッカアウタパネルと断面ハット形状のロッカインナパネルとのそれぞれ開口側を向き合わせて上下のフランジ部が接合されることで閉断面が構成され、車両側部の下縁部に沿って車両前後方向に延在するロッカと、前記ロッカの内部に設けられ、前記ロッカインナパネルの上側のフランジ部と前記ロッカアウタパネルの上側のフランジ部との間に挟まれて接合された第一フランジ部と、前記第一フランジ部から下方に延びる第二フランジ部と、前記第一フランジ部から前記ロッカインナパネルの内面又は前記ロッカアウタパネルの内面に少なくとも一部が当接するように延在し前記内面に接合された第三フランジ部と、を含んで構成されたバルクヘッドと、を備えている。
請求項1に記載の車両側部構造では、バルクヘッドの第三フランジ部がロッカインナパネルの内面又はロッカアウタパネルの内面に接合さていると共に、第一フランジ部がロッカインナパネルの上側のフランジ部とロッカアウタパネルの上側のフランジ部との間に挟まれて接合されている。これにより、車両前後方向を軸方向とするバルクヘッドの回転が抑制され、この結果、ロッカの閉断面の変形が効果的に抑制される。
特に、ロッカよりも車両上方側に入力された荷重によって、ロッカの閉断面の(断面形状を矩形状と仮定又は矩形状に近似した場合)平行四辺形状の変形を、ロッカの内部に設けられたバルクヘッドが効果的に抑制する。
また、第一フランジ部には、第二フランジ部と第三フランジ部とが連結され、三者が一体的に構成されているので、第一フランジ部の根元部分への応力集中が抑制され、応力集中による第一フランジ部の根元部分の破断等が防止される。
このように、バルクヘッドの第一フランジ部がロッカインナパネルの上側のフランジ部とロッカアウタパネルの上側のフランジ部との間に挟まれて接合されることで、ロッカの閉断面が平行四辺形状に変形することが抑制される。更に、第一フランジ部に第二フランジ部と第三フランジ部とが連結され三者が一体的に構成されることで、第一フランジ部の根元部分への応力集中が抑制される。そして、これらによって、ロッカの閉断面の変形が効果的に抑制される。
請求項2記載の車両側部構造は、前記バルクヘッドは、前記第二フランジ部及び前記第三フランジ部に対して互いに交差し、車両前後方向を板厚方向として配置された縦壁部を有し、前記第二フランジ部と前記縦壁部とで成す角部の稜線の延長線上又は延長線の近傍で、前記第一フランジ部が前記ロッカインナパネルの上側のフランジ部及び前記ロッカアウタパネルの上側のフランジ部に溶接されている。
請求項2記載の車両側部構造では、第二フランジと縦壁部とで成す角部の稜線の延長線上又は延長線の近傍で、第一フランジ部がロッカインナパネルの上側のフランジ部及びロッカアウタパネルの上側のフランジ部に溶接されている。よって、第一フランジ部の根元部分への応力集中が効果的に抑制され、応力集中による第一フランジ部の破断等がより確実に防止される。
請求項3に記載の車両側部構造は、前記第三フランジ部の上壁部は、前記ロッカインナパネルの上壁部との間に隙間をあけて閉断面が形成されるように配置され、前記第三フランジ部の前記上壁部と前記ロッカインナパネルとによって形成された前記閉断面内に、車両前後方向に延在する補強部材が設けられている、
請求項3に記載の車両側部構造では、第三フランジ部の上壁部とロッカインナパネルとによって形成された閉断面内に車両前後方向に延在する補強部材を設けることで、補強部材をバルクヘッドの前後で分割することなく、補強部材をロッカの内部に車両前後方向に沿って設けることができる。
請求項4に記載の車両側部構造は、前記バルクヘッドは、前記ロッカの内部に車両前後方向に間隔をあけて対を成して設けられ、前記対を成すバルクヘッドは、前記対を成すバルクヘッドは、前記第一フランジ部同士が連結され一体化されると共に、前記第二フランジ部同士が連結され一体化されている。
請求項4に記載の車両側部構造では、対を成すバルクヘッドにおける第一フランジ部同士が連結され一体化されると共に第二フランジ部同士が連結され一体化されている。これにより、剛性が向上すると共に、車両前後方向を軸方向とするバルクヘッドの回転が更に抑制される。したがって、ロッカの閉断面の変形が更に効果的に抑制される。
請求項1に記載の発明によれば、本発明が適用されていない構成と比較し、ロッカの閉断面の変形を効果的に抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第二フランジと縦壁部とで成す角部の稜線の延長線から離れた位置で第一フランジ部が溶接されている構成と比較し、第一フランジ部の根元部分への応力集中を効果的に抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、補強部材をバルクヘッドの前後で分割して設ける構成と比較し、ロッカがより強固に補強される。
請求項4に記載の発明によれば、対を成すバルクヘッドが一体化されていない構成と比較し、ロッカの閉断面の変形を更に効果的に抑制することができる。
本実施形態に係る車両側部構造が適用された車両側部を車両幅方向外側から見た場合の側面図である。 本実施形態に係る車両側部構造が適用された車両側部のロッカ内部を車両幅方向外側から見た場合の側面図である。 図1の3−3線に沿った断面図である。 図2に示す車両後側のバルクヘッドを示す斜視図である。 ロッカの閉断面が平行四辺形状に変形する様子を模式的に示す説明図であり、(A)は変形前の状態の図であり、(B)が平行四辺形状に変形した状態の図である。 変形例のバルクヘッドを模式的に示す斜視図である。
図1〜図6を用いて、本発明の実施形態に係る車両側部構造について説明する。なお、図中の矢印FRは車両前方側を示し、矢印UPは車両上方側を示し、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。また、図中の「×印」は、スポット溶接の打点を示している。
図1に示されるように、車両側部10の車両前方側には、図示しないフロントサイドドアによって開閉されるフロント側ドア開口部12が形成されており、車両側部10の車両後方側には、同様に図示しないリヤサイドドアによって開閉されるリヤ側ドア開口部14が形成されている。
車両側部10におけるフロント側ドア開口部12とリヤ側ドア開口部14との間(車両前後方向中間部)には、略車両上下方向を長手方向として配置された閉断面構造のセンターピラー16が設けられている。車両側部10におけるフロント側ドア開口部12及びリヤ側ドア開口部14の下縁部(フロントサイドドア及びリヤサイドドアの下側)、すなわち車両側部10の下縁部11には、車両前後方向を長手方向として配置された閉断面構造のロッカ20が設けられている。
図3に示されるように、ロッカ20は、車両幅方向内側に配置され且つ開口側を車両幅方向外側に向けた断面ハット形状のロッカインナパネル30と、ロッカインナパネル30の車両幅方向外側に配置され且つ開口側を車両幅方向内側に向けた断面ハット形状のロッカアウタパネル40と、を有している。
ロッカインナパネル30は、上壁部34と側壁部35と下壁部36とで断面略ハット形状を形成し、上壁部34の先端からは車両上側に向かって上側フランジ部32が延出され、下壁部36の先端からは車両下側に向かって下側フランジ部38が延出されている。同様に、ロッカアウタパネル40は、上壁部44と側壁部45と下壁部46とで断面略ハット形状を形成し、上壁部44の先端からは車両上側に向かって上側フランジ部42が延出され、下壁部46の先端からは車両下側に向かって下側フランジ部48が延出されている。
そして、ロッカインナパネル30の上側フランジ部32及び下側フランジ部38とロッカアウタパネル40の上側フランジ部42及び下側フランジ部48とを、それぞれ重ね合わせてスポット溶接することによって、内部に閉断面22が形成されたロッカ20が構成されている。なお、正確には、ロッカインナパネル30の上側フランジ部32とロッカアウタパネル40の上側フランジ部42との間には、後述するバルクヘッド50F,50Rの第一フランジ部52F,52Rが間に挟まれた状態(三枚が重なった状態)で、スポット溶接されている。
また、センターピラー16の車両幅方向外側を構成するセンタピラーアウタパネル18の下端部が、ロッカアウタパネル40の側壁部45の外面45Nに接合されている。
図1及び図2に示されるように、ロッカ20の内部におけるセンターピラー16との結合部分(センターピラー16の下端部)には、バルクヘッド50Fとバルクヘッド50Rとが、車両前後方向に間隔をあけて設けられている。また、本実施形態では、図3に示されるように、バルクヘッド50F,50Rは、ロッカ20の内部におけるロッカインナパネル30側に設けられている。
なお、バルクヘッド50F及びバルクヘッド50Rは、図1及び図2における左右方向(車両前後方向)の向きが逆、すなわち左右対称である以外は、同様の構成である。よって、以降、F、Rを区別する必要がある場合は符号の後にF、Rの何れかを付して説明し、F,Rを区別する必要がない場合はF,Rを省略して説明することがある。また、図3及び図4ではバルクヘッド50Fは図示さていないが、バルクヘッド50Rも上述したように左右対称である以外は同様の構成である。
図2〜図4に示されるように、バルクヘッド50F,50Rは、それぞれ、第一フランジ部52F,52R、第二フランジ部60F,60R、及び第三フランジ部58F,58Rを有している。
図3に示されるように、第一フランジ部52は、前述したようにロッカインナパネル30の上側フランジ部32とロッカアウタパネル40の上側フランジ部42との間に挟まれた状態(三枚重ねの状態)で、スポット溶接によって接合されている。
図2及び図4に示されるように、第二フランジ部60は、第一フランジ部52から下方に略垂直に延び、下端61が下側フランジ部38、48の接合部位(図3参照)に近接して配置されている。
図3に示されるように、第三フランジ部58は、上壁部54と側壁部55と下壁部56とで断面略コ字状を形成している(図4も参照)。第三フランジ部58は、第一フランジ部52からロッカインナパネル30の内面30Aに少なくとも一部が当接するように延在している。なお、本実施形態では、第三フランジ部58の上壁部54は、ロッカインナパネル30の上壁部34との間に隙間をあけて配設され、これによりロッカ20の閉断面22内に更に閉断面21が形成されている。また、第三フランジ部58の側壁部55はロッカインナパネル30の側壁部35に合わせられ、下壁部56はロッカインナパネル30の下壁部36に合わせられ、それぞれスポット溶接によって接合されている。
図4に示されるように、縦壁部62は、第二フランジ部60及び第三フランジ部58に対して互いに交差し、車両前後方向に見た場合に第二フランジ部60及び第三フランジ部58で囲まれた範囲に車両前後方向を板厚方向として設けられている。
図2に示されるように、縦壁部62Fと縦壁部62Rとは、車両前後方向に間隔をあけて対向して配置されている。また、縦壁部62Fの中央部分には、車両前側が凹んで後側に凸となった凸部64Fが形成され、同様に縦壁部62Rの中央部分には、車両後側が凹んで後前側に凸となった凸部64Rが形成されている(図3及び図4も参照)。
別の観点から説明すると、図3に示されるように、バルクヘッド50F,50Rは、ロッカ20の内部の閉断面22におけるロッカインナパネル30側に、縦壁部62Fと縦壁部62Rとが対向して配置され、ロッカ20の内部の閉断面22のロッカインナパネル30側を(閉断面21部分を除いて)車両前後方向に仕切るように設けられている(図2を参照)。
図2に示されるように、車両後側のバルクヘッド50Rの第二フランジ部60Rは縦壁部62Rから車両前側に向かって延出され、第三フランジ部58は縦壁部62Rから車両後側に向かって延出されている(図4も参照)。同様に、車両前側のバルクヘッド50Fの第二フランジ部60Fは縦壁部62Fから車両後側に向かって延出され、第三フランジ部58は縦壁部62Rから車両前側に向かって延出されている。
そして、第一フランジ部52は第二フランジ部60及び第三フランジ部58から上方に延出され、前述したように、ロッカインナパネル30の上側フランジ部32とロッカアウタパネル40の上側フランジ部42との間に挟まれて接合されている。
また、第一フランジ部52F,52Rのスポット溶接の打点DF,DRは、第二フランジ部60F,60Rと縦壁部62F,62Fとで成す角部の稜線KF,KRの延長線GF,GR上(又は延長線GF,GRの近傍)に位置する(図4も参照)。
図3に示されるように、ロッカ20の内部における第三フランジ部58の上壁部54とロッカインナパネル30とで形成された閉断面21内に、図1及び図2に示されるように、車両前後方向に延在する補強部材80が設けられている。つまり、一本の長尺状の補強部材80が、バルクヘッド50F,50Rに対して側面視で重なるように、ロッカ20の内部に、車両前後方向を長手方向として設けられている。
図3に示されるように、補強部材80は、上辺部82と側辺部84とで断面略L字形状に構成されている。そして、補強部材80の上辺部82がロッカインナパネル30の上壁部34に接合され、側辺部84がロッカインナパネル30の側壁部35に対向して配置されている。
(作用及び効果)
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
車両幅方向外側から内側に向かってロッカ20よりも車両上方側に入力された荷重、本実施形態ではセンターピラー16に車両幅方向外側から入力された荷重によって、ロッカ20の閉断面22が変形する(閉断面22に断面崩れが発生する)。具体的には、図5(A)に示されるように閉断面22の断面形状を矩形状に近似した場合(矩形状と仮定した場合)、略垂直である側壁部35と側壁部45とが、図5(B)に示されるように傾斜して閉断面22が平行四辺形状に変形する。
しかし、ロッカ20の閉断面22内にバルクヘッド50が設けられたことにより、図6で示すようなロッカ20の閉断面22の平行四辺形状の変形が抑制される(閉断面22の断面崩れが抑制される)。
具体的には、バルクヘッド50の第三フランジ部58がロッカインナパネル30の内面30Mに接合されていると共に、第一フランジ部52が上側フランジ部32と上側フランジ部42との間に挟まれて接合されている。これにより、車両前後方向を軸方向とするバルクヘッド50の回転が抑制され、その結果、ロッカ20の閉断面22の平行四辺形状の変形が効果的に抑制される。
また、第一フランジ部52には、第二フランジ部60と第三フランジ部58とが連結され、三者が一体的に構成されているので、第一フランジ部52の根元部分53(図3参照)への応力集中が抑制される。また、第二フランジ部60と縦壁部62とで成す角部の稜線Kの延長線G上(又は延長線Gの近傍)で、第一フランジ部52がスポット溶接されている(延長線G(又はその近傍に打点が位置している)。よって、第一フランジ部52の根元部分53への応力集中が効果的に抑制される。したがって、第一フランジ部52の根元部分53に応力が集中することによる第一フランジ部52の破断等が防止される。よって、ロッカ20の閉断面22の平行四辺形状の変形が効果的に抑制される。
また、バルクヘッド50がある断面にも補強部材80を通す場合であっても、補強部材80を閉断面22内に設けることで、バルクヘッドの前後で補強部材を分割することを容易に避けることができる。また、本実施形態においては、一本の長尺状の補強部材80が、バルクヘッド50F,50Rに対して側面視で重なるように、ロッカ20の内部に、車両前後方向を長手方向として設けられている。よって、バルクヘッド50F,50Rと補強部材80との両方でロッカ20が補強されると共に、補強部材をバルクヘッド50F,50Rの前後で分割して設ける構成と比較し、ロッカ20がより強固に補強される。
(変形例)
つぎに、本実施形態の変形例について、図6を用いて説明する。
図6に示されるように、変形例のバルクヘッド70は、図2に示すバルクヘッド50F,50Rの第一フランジ部52F,52Rが連結され一体化された第一フランジ部72と、第二フランジ部60F,60Rが連結され一体化された第二フランジ部74と、を有している。つまり、バルクヘッド50Fとバルクヘッド50Rとが一体化されている。そして、この第一フランジ部72が、ロッカインナパネル30の上側フランジ部32とロッカアウタパネル40の上側フランジ部42との間に挟まれた状態(三枚が重なった状態)で、スポット溶接されている(図3を参照)。
なお、本変形例においても、第一フランジ部72のスポット溶接の打点DF,DRは、第二フランジ部74と縦壁部62F,62Fとで成す角部の稜線KF,KRの延長線GF,GR上(又は延長線GF,GRの近傍)に位置する。
このように、バルクヘッド50Fとバルクヘッド50Rとが一体化されたバルクヘッド70は、二つが一体化されていない構成よりも剛性が向上すると共に車両前後方向を軸方向とするバルクヘッド70の回転が効果的に抑制される。よって、ロッカ20の閉断面22の平行四辺形状の変形が、更に効果的に抑制される。
(その他)
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態及び変形例では、バルクヘッド50F,50R及びバルクヘッド70は、ロッカ20の内部におけるロッカインナパネル30側に設けられていたが、これに限定されない。バルクヘッドはロッカ20の内部におけるロッカアウタパネル40側に設けられていてもよいし、あるいはロッカインナパネル30側とロッカアウタパネル40側の両方に設けられていてもよい。更に、ロッカインナパネル30側とロッカアウタパネル40側とにまたがって設けられていてもよい。
また、バルクヘッドに下側に延出する下側第一フランジ部を設け、下側第一フランジ部をロッカインナパネル30の下側フランジ部38とロッカアウタパネル40の下側フランジ部48との間に挟んで接合してもよい。
また、上記実施形態では、バルクヘッド50は、ロッカ20の内部に車両前後方向に対向して二つ設けたが、これに限定されない。バルクヘッド50を一つのみ設けてもよいし、三つ以上設けてもよい。また、上記変形例のバルクヘッド70をロッカ20の内部に複数設けてもよい。更に、バルクヘッド50とバルクヘッド70との両方をロッカ20の内部に設けてもよい。
なお、第三フランジ部はロッカインナパネルの内面又はロッカアウタパネルの内面に少なくとも一部が当接するように延在していればよく、また、第三フランジ部とロッカインナパネルの内面又はロッカアウタパネルの内面との接合箇所は、少なくとも一箇所あればよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 車両側部
11 下縁部
20 ロッカ
21 閉断面
22 閉断面
30 ロッカインナパネル
30M 内面(ロッカインナパネルの内面)
32 上側フランジ部(上側のフランジ部)
40 ロッカアウタパネル
42 上側フランジ部(上側のフランジ部)
50F バルクヘッド
50R バルクヘッド
52F 第一フランジ部
52R 第一フランジ部
58F 第三フランジ部
58R 第三フランジ部
60F 第二フランジ部
60R 第二フランジ部
62F 縦壁部
62R 縦壁部
70 バルクヘッド
72 第一フランジ部
74 第二フランジ部
80 補強部材
KF 稜線
KR 稜線
GF 延長線
GR 延長線

Claims (4)

  1. 断面ハット形状のロッカアウタパネルと断面ハット形状のロッカインナパネルとのそれぞれ開口側を向き合わせて上下のフランジ部が接合されることで閉断面が構成され、車両側部の下縁部に沿って車両前後方向に延在するロッカと、
    前記ロッカの内部に設けられ、前記ロッカインナパネルの上側のフランジ部と前記ロッカアウタパネルの上側のフランジ部との間に挟まれて接合された第一フランジ部と、前記第一フランジ部から下方に延びる第二フランジ部と、前記第一フランジ部から前記ロッカインナパネルの内面又は前記ロッカアウタパネルの内面に少なくとも一部が当接するように延在し前記内面に接合された第三フランジ部と、を含んで構成されたバルクヘッドと、
    を備える車両側部構造。
  2. 前記バルクヘッドは、前記第二フランジ部及び前記第三フランジ部に対して互いに交差し、車両前後方向を板厚方向として配置された縦壁部を有し、
    前記第二フランジ部と前記縦壁部とで成す角部の稜線の延長線上又は延長線の近傍で、前記第一フランジ部が前記ロッカインナパネルの上側のフランジ部及び前記ロッカアウタパネルの上側のフランジ部に溶接されている、
    請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記第三フランジ部の上壁部は、前記ロッカインナパネルの上壁部との間に隙間をあけて閉断面が形成されるように配置され、
    前記第三フランジ部の前記上壁部と前記ロッカインナパネルとによって形成された前記閉断面内に、車両前後方向に延在する補強部材が設けられている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造。
  4. 前記バルクヘッドは、前記ロッカの内部に車両前後方向に間隔をあけて対を成して設けられ、
    前記対を成すバルクヘッドは、前記第一フランジ部同士が連結され一体化されると共に、前記第二フランジ部同士が連結され一体化されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両側部構造。
JP2012031037A 2012-02-15 2012-02-15 車両側部構造 Pending JP2013166474A (ja)

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