JP2018131060A - サイドシル部の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】側突時の衝撃荷重を効率良く受けて吸収し、サイドシルの各部分やフロアパネル、クロスメンバ等の周辺部品に効率良く伝達して分散でき、サイドシルの局所的な変形やサイドシル等の車体内側への移動を低減させる。【解決手段】車両前方視で閉断面形状のサイドシル31を構成するサイドシルインナパネル32及びサイドシルストレングス33は、上面部32a,33a、側面部32b,33b及び下面部32c,33cを有し、インナパネル32とストレングス33とは、サイドシル31の下部で車両下方へ延びる下部接合フランジ32e,33eにて接合され、サイドシル31にはフロアパネル6が接合され、インナパネル32とストレングス33とは、幅方向寸法がほぼ同じ大きさであり、ストレングス33の下面部33cの内側端の高さは、インナパネル32の下部接合フランジ32eの上下方向中間部の位置に合わせられ、下側クロスメンバ7の外側端部7aは、下部接合フランジ32eに隣接配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両のサイドシル部の構造に関する。
従来から、4ドアタイプの車両では、車体の左右両側面にフロントサイドドアとリヤサイドドアが設けられている。これらフロントサイドドアとリヤサイドドアとは、車体側面の前後に形成されたドア開口部にセンタピラーを挟んで前後にそれぞれ設けられ、前後のドア開口部を開閉するように構成されている。
また、フロントサイドドアとリヤサイドドアとの間を仕切るセンタピラーは、サイドボディアウタパネルとセンタピラーインナパネルとによって閉断面形状に形成されており、センタピラーインナパネルは、上部側がルーフパネルの側部に接合されているとともに、下部側が車体側部のサイドシル部に接合されている。
サイドシル部は、車体内側に配置されるサイドシルインナパネルと、車体外側に配置されるサイドシルストレングスとを互いに接合することによって構成されるサイドシルを備えており、該サイドシルは、車両前方視で閉断面形状に形成されている(例えば、特許文献1〜3参照)。しかも、サイドシルのサイドシルインナパネルには、フロアパネルの外側端部が接合されている。
このようなサイドシル部では、車両の側突時に外部から衝撃荷重を受けると、サイドシルストレングスが捩じれながら山折れの状態で屈曲変形することが起こり、このサイドシルストレングスの山折れに伴って、サイドシル及びセンタピラーが車体内側に向かって移動してくるおそれがある。そこで、従来のサイドシル部の構造では、サイドシルストレングスの山折れやサイドシル及びセンタピラーの車体内側への移動を低減させるために、サイドシルの閉断面部内に補強部材を配置したり、あるいは、サイドシルインナパネルとフロアパネルとの間に補強部材を設けたりするなどの対策が施されている。
特開平11−334652号公報 特開2005−153705号公報 特開2009−149265号公報
しかしながら、上述した従来のサイドシル部の構造においては、車両の側突時に起こるサイドシルストレングスの山折れやサイドシルの車体内側への移動などの低減対策として、サイドシルの閉断面部内に補強部材を配置したり、サイドシルインナパネルとフロアパネルとの間に補強部材を設けたりする必要があるので、部品点数及び取付作業工数が増え、重量増大とコスト高を招くおそれがあった。
また、従来のサイドシル部の構造においては、サイドシルが単純な閉断面形状に形成されている上に、周辺部品がサイドシルの形状、大きさ、位置等と関係なく形成されて配置されているので、車両の側突時に受ける衝撃荷重を効率良く吸収し、かつサイドシルの各部分や周辺部品などに効率良く伝達して分散できないおそれがある。したがって、従来のサイドシル部の構造では、車両の側突時の衝撃荷重によるサイドシルの局所的な変形や回転、サイドシル及びセンタピラーの車体内側への移動を低減させることができないという問題を有している。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、補強部材を別途設けることなく、車両の側突時に外部から加わる衝撃荷重を効率良く受けて吸収し、サイドシルの各部分やフロアパネル、クロスメンバ等の周辺部品に効率良く伝達して分散でき、衝撃荷重によるサイドシルの局所的な変形や回転、サイドシルやセンタピラーの車体内側への移動を低減させ、剛性向上及び軽量化を図ることが可能なサイドシル部の構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、車体側部に設けられ、車体内側のサイドシルインナパネルと車体外側のサイドシルストレングスとから構成される車両前方視で閉断面形状のサイドシルを備え、前記サイドシルインナパネル及び前記サイドシルストレングスのそれぞれは、上面部、側面部及び下面部を有し、前記サイドシルインナパネルと前記サイドシルストレングスとは、前記サイドシルの下部において車両下方へ延びる下部接合フランジによって互いに接合されているとともに、前記サイドシルにはフロアパネルが接合されているサイドシル部の構造において、前記サイドシルインナパネルと前記サイドシルストレングスとは、車両幅方向の寸法がほぼ同じ大きさに形成され、前記サイドシルストレングスの下面部内側端の高さは、前記サイドシルインナパネルの下部接合フランジの上下方向中間部の位置に合わせて配置され、前記フロアパネルの下面側に設けられる下側クロスメンバの外側端部は、前記サイドシルインナパネルの下部接合フランジに隣接して配置されている。
本発明において、前記下側クロスメンバは、前記フロアパネルとの接合によって車両側方視で閉断面形状に形成され、前記サイドシルストレングスの下面部内側端の高さは、前記下側クロスメンバの外側端部の上下方向中間部の位置に合わせて配置され、前記下側クロスメンバの外側端部から車両下方へ延びるフランジは、前記サイドシルインナパネル及び前記サイドシルストレングスの下部接合フランジと共に3枚合わせで接合されている。
また、本発明において、前記サイドシルインナパネルの下面部内側端の高さと前記フロアパネルの外側端部の高さとが略一致するように設定され、前記フロアパネルの上面側に設けられる上側クロスメンバが、前記下側クロスメンバの配設位置と対応させながら前記サイドシルインナパネルに隣接して配置されている。
さらに、本発明において、前記サイドシルインナパネルの側面部には、車体内側へ向かって張り出した張出部が前記上側クロスメンバと対応して設けられ、前記上側クロスメンバの外側端部が前記張出部に接合されている。
そして、本発明において、前記下側クロスメンバの内側端部は、車両前後方向に延在するサイドメンバに接合され、前記サイドメンバと前記サイドシルインナパネルとの間が、前記下側クロスメンバと前記フロアパネルとで形成される閉断面部によって連結されている。
また、本発明において、前記サイドシルインナパネルの下面部及び前記サイドシルストレングスの下面部は、略水平に配置されている。
上述の如く、本発明に係るサイドシル部の構造は、車体側部に設けられ、車体内側のサイドシルインナパネルと車体外側のサイドシルストレングスとから構成される車両前方視で閉断面形状のサイドシルを備え、前記サイドシルインナパネル及び前記サイドシルストレングスのそれぞれは、上面部、側面部及び下面部を有し、前記サイドシルインナパネルと前記サイドシルストレングスとは、前記サイドシルの下部において車両下方へ延びる下部接合フランジによって互いに接合されているとともに、前記サイドシルにはフロアパネルが接合されており、前記サイドシルインナパネルと前記サイドシルストレングスとは、車両幅方向の寸法がほぼ同じ大きさに形成され、前記サイドシルストレングスの下面部内側端の高さは、前記サイドシルインナパネルの下部接合フランジの上下方向中間部の位置に合わせて配置され、前記フロアパネルの下面側に設けられる下側クロスメンバの外側端部は、前記サイドシルインナパネルの下部接合フランジに隣接して配置されている。
このため、本発明に係るサイドシル部の構造においては、車両の側突時にサイドシルの外部側方から加わる衝撃荷重は、サイドシルストレングスの側面部で受けてから、サイドシルストレングスの上面部及び下面部に分散されることになる。そして、サイドシルストレングスの下面部に分散された荷重は、サイドシルインナパネルの下部接合フランジの上下方向中間部で受けてから、サイドシルインナパネルの下面部と下側クロスメンバとに分散されることになる。サイドシルインナパネルの下面部に分散された荷重は、サイドシルインナパネルの側面部及びフロアパネルの外側端部で分散され、下側クロスメンバに分散された荷重は、フロアパネルの中央部側へ分散されることになる。
したがって、本発明に係るサイドシル部の構造によれば、車両の側突時にサイドシルの外部側方から加わる衝撃荷重を効率良く吸収できるとともに、サイドシルの各部分やフロアパネル、クロスメンバ等の周辺部品へ円滑かつ効率的に伝達して分散させることができ、衝撃荷重によるサイドシルの局所的な変形や回転を抑え、サイドシルストレングスの上下面部をバランス良く変形させることができ、サイドシルやセンタピラーの車体内側への移動を低減させることができるとともに、補強部材の削減などでコストダウン及び軽量化を実現できる。
また、本発明において、前記下側クロスメンバは、前記フロアパネルとの接合によって車両側方視で閉断面形状に形成され、前記サイドシルストレングスの下面部内側端の高さは、前記下側クロスメンバの外側端部の上下方向中間部の位置に合わせて配置され、前記下側クロスメンバの外側端部から車両下方へ延びるフランジは、前記サイドシルインナパネル及び前記サイドシルストレングスの下部接合フランジと共に3枚合わせで接合されているので、サイドシルインナパネルの下部接合フランジの上下方向中間部に分散された側突時の荷重を下側クロスメンバへ円滑かつ確実に伝達することが可能となり、当該荷重を効率良く吸収できる。しかも、パネルなどのフランジが3枚合わせで接合されているので、接合部分の結合剛性を十分に確保できるとともに、サイドシルの下部における側突時の荷重吸収性能を向上させることができる。
さらに、本発明において、前記サイドシルインナパネルの下面部内側端の高さと前記フロアパネルの外側端部の高さとが略一致するように設定され、前記フロアパネルの上面側に設けられる上側クロスメンバが、前記下側クロスメンバの配設位置と対応させながら前記サイドシルインナパネルに隣接して配置されているので、サイドシルインナパネルとフロアパネルとの間に段差がなく、サイドシルインナパネルからフロアパネルへの荷重伝達が円滑に行われることになり、荷重の伝達効率を高めることができる。また、下側クロスメンバの上面がフロアパネルの下面側に対応して平らになっているので、下側クロスメンバに段差が存在せず、下側クロスメンバとして必要な剛性を確保することができる。この構成に加えて、上側クロスメンバが下側クロスメンバと対応してフロアパネルの上面に配置されているので、車両の側突時に外部側方からサイドシルに加わる衝撃荷重を上側クロスメンバにより車体内側に効率良く分散することができる。
そして、本発明において、前記サイドシルインナパネルの側面部には、車体内側へ向かって張り出した張出部が前記上側クロスメンバと対応して設けられ、前記上側クロスメンバの外側端部が前記張出部に接合されているので、サイドシルインナパネルの側面部の剛性を確保することが可能となる。本発明のサイドシル部の構造では、剛性を有する張出部によって上側クロスメンバなどを車体内側へ向かって押圧することが可能となるため、側方からの衝撃荷重を車体内側の構造物へ円滑に伝達して分散することができる。その理由として、車両の側突時に外部側方からサイドシルに加わる衝撃荷重を上側クロスメンバなどの車体内側の構造物に伝達する場合には、車体内側の構造物を効率良く押圧することが求められているからである。
また、本発明において、前記下側クロスメンバの内側端部は、車両前後方向に延在するサイドメンバに接合され、前記サイドメンバと前記サイドシルインナパネルとの間が、前記下側クロスメンバと前記フロアパネルとで形成される閉断面部によって連結されているので、下側クロスメンバへの伝達荷重をサイドメンバに分散させることができ、車体の基本骨格部材でサイドシルの側方からの外部荷重を確実に吸収できる。
さらに、本発明において、前記サイドシルインナパネルの下面部及び前記サイドシルストレングスの下面部は、略水平に配置されているので、サイドシルに対する側方からの外部荷重の伝達効率を向上させることができる。その理由は、車両の側突時に外部側方からサイドシルに加わる衝撃荷重が水平方向の荷重となるので、サイドシルインナパネル及びサイドシルストレングスの下面部を当該荷重と同じ方向に配置すれば、伝達効率が良くなるからである。
本発明の実施形態に係るサイドシル部の構造が適用される車両を前方側斜め上方から見た斜視図である。 図1におけるセンタピラーの下部に位置するサイドシル部及びその周辺部を斜め下方から見た拡大斜視図である。 図2におけるサイドシル部及びその周辺部を示す断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態に係るサイドシル部の構造を示すものである。なお、図2及び図3において、矢印I方向は車体内側を示し、矢印O方向は車体外側を示している。
本実施形態の車両は、図1〜図3に示すように、4ドアタイプの自動車であり、車体1の左右両側面には、車体上部側のルーフパネル2と車体下部側のサイドシル部3との間にサイドボディ4がそれぞれ設けられている。このサイドボディ4は、車体外側のサイドボディアウタパネル41と、車体内側の各インナパネルとで閉断面構造を構成して組付けられている。また、サイドボディ4には、ドア開口部4A,4Bが車両前後方向に間隔を置いて設けられており、これらドア開口部4A,4Bには、該開口部を開閉する図外のフロントサイドドアとリヤサイドドアが回動自在に設けられている。さらに、サイドボディ4におけるドア開口部4A,4Bの前後間には、車両上下方向へ延びるセンタピラー5が設けられている。このセンタピラー5は、サイドボディアウタパネル41とセンタピラーインナパネル51とを備えており、これらサイドボディアウタパネル41及びセンタピラーインナパネル51の下端部は、サイドシル部3に接合されている。
本実施形態のサイドシル部3は、図1〜図3に示すように、車体1の左右両側部の下部側に設けられており、車両前後方向に沿って延在するサイドシル31を備えている。このサイドシル31は、車体内側のサイドシルインナパネル32と車体外側のサイドシルストレングス33とから構成されており、車両前方視で閉断面形状を有している。そのため、サイドシルインナパネル32及びサイドシルストレングス33は、図2及び図3に示すように、車両上方から車両下方に渡って配置される上面部32a,33a、側面部32b,33b及び下面部32c,33cをそれぞれ有しており、開口側が横向きで互いに向き合うように配置した断面略コ字状に形成されている。しかも、サイドシルインナパネル32の下面部32c及びサイドシルストレングス33の下面部33cは、図2及び図3に示すように、車両幅方向で略水平に配置されており、車両の側突時に外部側方からサイドシル31に加わる衝撃荷重Fの方向と同じ水平方向に配置することによって、サイドシル31に加わる側方からの衝撃荷重Fの伝達効率が向上するようになっている。
また、サイドシル31の上部には、上面部32a,33aの先端部(外側端部もしくは内側端部)から車両上方へ延びる上部接合フランジ32d,33dが形成され、サイドシル31の下部には、下面部32c,33cの先端部(外側端部もしくは内側端部)から車両下方へ延びる下部接合フランジ32e,33eが形成されている。そして、サイドシルインナパネル32とサイドシルストレングス33とは、サイドシル31の上下部において、対向する上部接合フランジ32d,33dを重ね合わせた状態で(センタピラー5の位置ではセンタピラーインナパネル51の下端部を間に挟んで)溶接し、かつ対向する下部接合フランジ32e,33eを重ね合わせた状態で溶接することにより、それぞれ接合されている。しかも、サイドシル31の車体内側の側面には、フロアパネル6の外側端部6aを上方へ折り曲げて形成したフランジ61が接合されている。
一方、サイドシルインナパネル32とサイドシルストレングス33とは、図3に示すように、車両幅方向の寸法W1,W2がほぼ同じ大きさに形成されている。言い換えれば、サイドシルインナパネル32及びサイドシルストレングス33の上部接合フランジ32d,33d(もしくは下部接合フランジ32e,33e)は、サイドシル31の上部(もしくは下部)において、サイドシル31の車両幅方向の略中央位置に配置されている。このため、サイドシル31の外部側方から加わる衝撃荷重によるサイドシルストレングス33の上下面部33a,33cの変形のバランスが良くなり、衝撃荷重の吸収効率が高められるようになっている。
また、サイドシルストレングスの下面部33cの内側端の高さは、図2及び図3に示すように、サイドシルインナパネル32の下部接合フランジ32eの上下方向中間部の位置に合わせて配置されている。しかも、フロアパネル6の下面側に設けられる下側クロスメンバ7の外側端部7aは、サイドシルインナパネル32の下部接合フランジ32eに隣接して配置されている。本実施形態の構造では、下側クロスメンバ7の外側端部7aから下方へ延びる外側フランジ71がサイドシルインナパネル32及びサイドシルストレングス33の下部接合フランジ32e,33eと共に3枚重ね合わせた状態で接合されており、下側クロスメンバ7の外側端部7aは、サイドシル31の下部に取付けられている。これにより、下側クロスメンバ7、サイドシルインナパネル32及びサイドシルストレングス33の接合部分の結合剛性が確保され、サイドシル31の下部における側突時の荷重吸収性能が高められるようになっている。
本実施形態の下側クロスメンバ7は、図2及び図3に示すように、車両幅方向に沿って延在し、上部がフロアパネル6の下面と接合することによって車両側方視で閉断面形状に形成されており、サイドシルストレングス33の下面部33cの内側端の高さは、下側クロスメンバ7の外側端部7aの上下方向中間部の位置に合わせて配置されている。これにより、サイドシルインナパネル32の下部接合フランジ32eの上下方向中間部に分散された側突時の衝撃荷重Fが下側クロスメンバ7へ円滑かつ確実に伝達され、効率良く吸収されるように構成されている。このため、下側クロスメンバ7は、車両側方視で開口部が上向きのハット型断面形状を有しており、その上部前後端には、フロアパネル6の下面と接合する上側フランジ72が車両前後方向へ向かってほぼ直角に折り曲げられて形成されている。
また、下側クロスメンバ7の内側端部7bは、図2に示すように、車両前後方向に延在するサイドメンバ8に接合されており、該サイドメンバ8とサイドシルインナパネル32との間は、下側クロスメンバ7とフロアパネル6とで形成される閉断面部によって連結されている。しかも、サイドメンバ8は、車両後方視で開口部が上向きのハット型断面形状を有し、フロアパネル6の下面に接合されている。これにより、下側クロスメンバ7へ伝達された荷重は、サイドメンバ8に伝えられて分散されることになり、車体1の基本骨格部材である高剛性のサイドメンバ8により、サイドシル31の側方からの衝撃荷重Fが吸収されるようになっている。
そのため、下側クロスメンバ7の内側端部7bの前後端には、サイドメンバ8の側面と接合する内側フランジ73が車両前後方向へ向かってほぼ直角に折り曲げられて形成されている。また、下側クロスメンバ7の内側端部7bの下端には、サイドメンバ8の下面と接合する下側フランジ74が車両幅方向で車体内側へ向かって延出すべく形成されている。
さらに、本実施形態のサイドシル部3の構造においては、図3に示すように、サイドシルインナパネル32の下面部32cの内側端の高さとフロアパネル6の外側端部6aの高さとが略一致するように設定されている。しかも、フロアパネル6の上面側には、図示しないシートを固定するための上側クロスメンバ9が車両幅方向に沿って設けられており、該上側クロスメンバ9は、図2に示すように、下側クロスメンバ7の配設位置と対応させながら前後フランジ93がフロアパネル6の上面に接合され、サイドシルインナパネル32に隣接して配置されている。本実施形態の構造では、上側クロスメンバ9が車両側方視で開口部が下向きのハット型断面形状を有し、上側クロスメンバ9の外側端部9aがサイドシル31の内側側部に取付けられている。そのため、上側クロスメンバ9の外側端部9aの前後端には、サイドシルインナパネル32の側面部32bと接合する外側フランジ91が車両前後方向へ向かってほぼ直角に折り曲げられて形成されている。また、上側クロスメンバ9の外側端部9aの上端には、車両斜め上方へ延びる上側フランジ92が折り曲げられて形成されている。さらに、上側クロスメンバ9の下部前後端には、フロアパネル6の上面と接合する前後フランジ93が車両前後方向へ向かってほぼ直角に折り曲げられて形成されている。
これにより、サイドシルインナパネル32とフロアパネル6との間には段差がなく、サイドシルインナパネル32からフロアパネル6への荷重伝達が効率的に行われることになる。また、下側クロスメンバ7の上面がフロアパネル6の下面側に対応して段差の無い平らな面になっており、下側クロスメンバ7として必要な剛性が確保されている。しかも、上側クロスメンバ9がフロアパネル6を間に置いて下側クロスメンバ7と対応した位置に設けられており、車両の側突時に外部側方からサイドシル31に加わる衝撃荷重Fが上側クロスメンバ9を介して車体内側に分散されるようになっている。なお、上側クロスメンバ9には、該メンバの上部及び側部に接合されるシート固定用ブラケット94が設けられている。
また、本実施形態の構造において、サイドシルインナパネル32の側面部32bの下部側には、図2及び図3に示すように、車体内側へ向かって突出すべく張り出した張出部34が上側クロスメンバ9と対応して設けられており、当該張出部34に上側クロスメンバ9の外側端部9aの外側フランジ91及び上側フランジ92が接合されている。この張出部34は、サイドシルインナパネル32の側面部32bの剛性を高め、上側クロスメンバ9などを車体内側へ向かって押圧し、サイドシル31の側方からの衝撃荷重Fを車体内側の構造物へ伝達して分散するために設けられている。
本発明の実施形態に係るサイドシル部3の構造において、図3の矢印で示すように、車両の側突時にサイドシル31の外部側方から衝撃荷重Fが加わると、この衝撃荷重Fは、まず、サイドシルストレングス33の側面部33bが受けることになり、その後、サイドシルストレングス33の上面部33a及び下面部33cに分散される。そして、サイドシルストレングス33の下面部33cに分散された荷重F1は、サイドシルインナパネル32の下部接合フランジ32eの上下方向中間部が受けることになり、その後、サイドシルインナパネル32の下面部32cと下側クロスメンバ7とに分散されることになる。
次いで、サイドシルインナパネル32の下面部32cに分散された荷重F2は、サイドシルインナパネル32の側面部32b及びフロアパネル6の外側端部6aに分散される。そして、サイドシルインナパネル32の張出部34を有する側面部32bから上側クロスメンバ9に分散された荷重F3と、サイドシルインナパネル32の下面部32cからフロアパネル6に分散された荷重F4は、フロアパネル6の中央部側へ分散されることになる。また、サイドシルインナパネル32の下部接合フランジ32eの上下方向中間部から下側クロスメンバ7に分散された荷重F5は、フロアパネル6の中央部側へ分散されることになる。
このように、本発明の実施形態に係るサイドシル部3の構造では、車両前方視で閉断面形状のサイドシル31を構成するサイドシルインナパネル32及びサイドシルストレングス33の車両幅方向の寸法W1,W2がほぼ同じ大きさに形成され、サイドシルストレングス33の下面部33cの内側端の高さがサイドシルインナパネル32の下部接合フランジ32eの上下方向中間部の位置に合わせて配置され、フロアパネル6の下面側に設けられる下側クロスメンバ7の外側端部7aの外側フランジ71がサイドシルインナパネル32の下部接合フランジ32eに接合されているため、車両の側突時にサイドシル31の外部側方から加わる衝撃荷重Fをサイドシルインナパネル32及びサイドシルストレングス33の側面部32b,33b、下面部32c,33c、下部接合フランジ32e,33eなどの各部分やフロアパネル6、下側クロスメンバ7、サイドメンバ8、上側クロスメンバ9等の周辺部品へ円滑に伝達して効率良く分散させることが可能となる。特に、サイドシルストレングス33の下面部33cに分散された衝撃荷重F1は、サイドシルインナパネル32の下部接合フランジ32eの上下方向中間部で受けてから、サイドシルストレングス33の下面部33cと下側クロスメンバ7に分散するようにしているため、衝撃荷重Fをより一層効率的に分散させることが可能となる。したがって、本実施形態のサイドシル部3の構造では、衝撃荷重Fによるサイドシル31の局所的な変形や回転を抑制でき、サイドシルストレングス33の上下面部33a,33cをバランス良く変形させ、衝撃荷重Fの吸収効率を向上させることができるとともに、サイドシル31やセンタピラー5の車体内側への移動を低減させることができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態では、下側クロスメンバ7及び上側クロスメンバ9の外側端部7a,9aがサイドシルインナパネル32の下部接合フランジ32e及び張出部34に接合されているが、下側クロスメンバ7及び上側クロスメンバ9の外側端部7a,9aは、サイドシルインナパネル32に接合されることなく、サイドシルインナパネル32に隣接して配置されているだけでも良い。外部側方からの衝撃荷重Fがサイドシル31に加わると、サイドシル31が車体内側へ向かって変形し、サイドシルインナパネル32が下側クロスメンバ7及び上側クロスメンバ9の外側端部7a,9aに当接することになるからである。
1 車体
3 サイドシル部
4 サイドボディ
5 センタピラー
6 フロアパネル
6a 外側端部
7 下側クロスメンバ
7a 外側端部
7b 内側端部
8 サイドメンバ
9 上側クロスメンバ
9a 外側端部
31 サイドシル
32 サイドシルインナパネル
32a 上面部
32b 側面部
32c 下面部
32d 上部接合フランジ
32e 下部接合フランジ
33 サイドシルストレングス
33a 上面部
33b 側面部
33c 下面部
33d 上部接合フランジ
33e 下部接合フランジ
34 張出部
41 サイドボディアウタパネル
51 センタピラーインナパネル
61 フランジ
71 下側クロスメンバの外側フランジ
72 下側クロスメンバの上側フランジ
73 下側クロスメンバの内側フランジ
74 下側クロスメンバの下側フランジ
91 上側クロスメンバの外側フランジ
92 上側クロスメンバの上側フランジ
93 上側クロスメンバの前後フランジ
F 衝撃荷重
W1 サイドシルインナパネルの車両幅方向の寸法
W2 サイドシルストレングスの車両幅方向の寸法

Claims (6)

  1. 車体側部に設けられ、車体内側のサイドシルインナパネルと車体外側のサイドシルストレングスとから構成される車両前方視で閉断面形状のサイドシルを備え、前記サイドシルインナパネル及び前記サイドシルストレングスのそれぞれは、上面部、側面部及び下面部を有し、前記サイドシルインナパネルと前記サイドシルストレングスとは、前記サイドシルの下部において車両下方へ延びる下部接合フランジによって互いに接合されているとともに、前記サイドシルにはフロアパネルが接合されているサイドシル部の構造において、
    前記サイドシルインナパネルと前記サイドシルストレングスとは、車両幅方向の寸法がほぼ同じ大きさに形成され、
    前記サイドシルストレングスの下面部内側端の高さは、前記サイドシルインナパネルの下部接合フランジの上下方向中間部の位置に合わせて配置され、
    前記フロアパネルの下面側に設けられる下側クロスメンバの外側端部は、前記サイドシルインナパネルの下部接合フランジに隣接して配置されていることを特徴とするサイドシル部の構造。
  2. 前記下側クロスメンバは、前記フロアパネルとの接合によって車両側方視で閉断面形状に形成され、前記サイドシルストレングスの下面部内側端の高さは、前記下側クロスメンバの外側端部の上下方向中間部の位置に合わせて配置され、前記下側クロスメンバの外側端部から車両下方へ延びるフランジは、前記サイドシルインナパネル及び前記サイドシルストレングスの下部接合フランジと共に3枚合わせで接合されていることを特徴とする請求項1に記載のサイドシル部の構造。
  3. 前記サイドシルインナパネルの下面部内側端の高さと前記フロアパネルの外側端部の高さとが略一致するように設定され、前記フロアパネルの上面側に設けられる上側クロスメンバが、前記下側クロスメンバの配設位置と対応させながら前記サイドシルインナパネルに隣接して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のサイドシル部の構造。
  4. 前記サイドシルインナパネルの側面部には、車体内側へ向かって張り出した張出部が前記上側クロスメンバと対応して設けられ、前記上側クロスメンバの外側端部が前記張出部に接合されていることを特徴とする請求項3に記載のサイドシル部の構造。
  5. 前記下側クロスメンバの内側端部は、車両前後方向に延在するサイドメンバに接合され、前記サイドメンバと前記サイドシルインナパネルとの間が、前記下側クロスメンバと前記フロアパネルとで形成される閉断面部によって連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のサイドシル部の構造。
  6. 前記サイドシルインナパネルの下面部及び前記サイドシルストレングスの下面部は、略水平に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のサイドシル部の構造。
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