JP2013165860A - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP2013165860A JP2012031327A JP2012031327A JP2013165860A JP 2013165860 A JP2013165860 A JP 2013165860A JP 2012031327 A JP2012031327 A JP 2012031327A JP 2012031327 A JP2012031327 A JP 2012031327A JP 2013165860 A JP2013165860 A JP 2013165860A
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Abstract

【課題】不正入賞行為をより確実に検知することが可能なパチンコ機を提供する。
【解決手段】所定の遊技領域が設けられた遊技盤を備えるパチンコ機において、遊技盤の
アウト口19は、遊技領域の下端部に設けられた左右一対のアウト用開口部19a,19
bから構成されており、左側のアウト用開口部19aに配設されて当該左側のアウト用開
口部19aを通過した遊技球を検出する左側アウト球検出器71aと、右側のアウト用開
口部19bに配設されて当該右側のアウト用開口部19bを通過した遊技球を検出する右
側アウト球検出器71bと、左側アウト球検出器71aにより検出された遊技球の数と右
側アウト球検出器71bにより検出された遊技球の数との割合が所定範囲から外れた場合
に、異常と判定する判定部とを備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に関する。
弾球遊技機の一例としてのパチンコ機には、発射装置から発射された遊技球を検出する
発射球検出器と、入賞装置に入賞した遊技球を検出する入賞検出器と、入賞装置に入賞し
なかった遊技球を検出するアウト球検出器とを備えたものがある(例えば、特許文献1を
参照)。このようなパチンコ機では、発射球検出器により遊技球が検出されてから所定時
間経過するまでの間に、入賞検出器およびアウト球検出器のいずれにおいても遊技球が検
出されなかった場合、異常判定部により異常状態と判定され、その旨が異常報知器によっ
て報知されるようになっている。これにより、球詰まりや、釣糸等の糸状体を付けた遊技
球を入賞装置に不正に入賞させようとする行為等を検知することができる。
特開2009−273925号公報
しかしながら、遊技球を入賞装置に不正に入賞させる不正入賞行為は多様化している。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、不正入賞行為をより確実に検
知することが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る弾球遊技機は、所定の遊技領域が設けられた
遊技盤を備え、前記遊技領域に、遊技球が入賞可能な入賞装置と、前記入賞装置に入賞し
ない遊技球が通過するアウト口とが設けられた弾球遊技機であって、前記アウト口は、前
記遊技領域の下端部に設けられた左右一対のアウト用開口部から構成されており、左側の
前記アウト用開口部に配設されて前記左側の前記アウト用開口部を通過した遊技球を検出
する左側アウト球検出器と、右側の前記アウト用開口部に配設されて前記右側の前記アウ
ト用開口部を通過した遊技球を検出する右側アウト球検出器と、前記左側アウト球検出器
により検出された遊技球の数と前記右側アウト球検出器により検出された遊技球の数との
割合が所定範囲から外れた場合に、異常と判定する判定部とを備えている。
本発明によれば、不正入賞行為をより確実に検知することができる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 前枠の正面図である。 球皿ユニットの背面図である。 遊技盤の正面図である。 主制御装置、副制御装置および払出制御装置の制御形態を示すブロック図である。 アウト口およびアウト口部の分解斜視図である。 アウト口近傍の正面図である。 (a)はアウト口部の正面図であり、(b)はアウト口部の前方斜視図である。 図9における矢印X−Xに沿って示す断面図である。 アウト口部の後方斜視図である。 アウト口およびアウト口部の変形例を示す斜視図である。 図12における矢印XIII−XIIIに沿って示す断面図である。 主制御装置が制御コマンドを出力するタイミングを示す説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明に係
る弾球遊技機を適用したパチンコ機PMの概要構成を図1〜図6を参照しながら説明する
本実施形態に係るパチンコ機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成され
た縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成さ
れて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの正面左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3a,
3bにより横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側縁部に設けられたダブ
ル錠と称される施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持され
る。
前枠2の前面側には、前枠2の上部前面域に合わせた方形状のガラス扉5および球皿ユ
ニット6が正面左側部に設けられたヒンジ機構7a,7b,7cを利用して横開き開閉お
よび着脱可能に組み付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉鎖状態
に保持される。球皿ユニット6の正面右側下部には遊技球の発射操作を行う発射ハンドル
60が設けられている。ガラス扉5の背後に位置する前枠2の上部には、遊技盤10を着
脱可能に収容する方形枠状の収容枠(図示せず)が設けられており、この収容枠に所定の
ゲージ設定で構成された遊技盤10が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持される
ガラス扉5を通して遊技盤10の正面の遊技領域PAを臨ませるようになっている。
遊技盤10は、図5に示すように、ルータ加工等を施した矩形状の積層合板に、所定の
図柄が印刷されたセルを貼り付けて成型される化粧板11を基板として構成される。化粧
板11の前面には、飛送レール12a及び内レール12bが円弧状に固設されて遊技球が
転動可能な略円形の遊技領域PAが区画形成されている。飛送レール12a及び内レール
12bにより遊技球を遊技領域PAに誘導する発射通路12が形成され、この発射通路1
2における遊技球の出口開口12cの近傍位置(内レール12bの先端部)に、発射通路
12を通って出口開口12cから遊技領域PA内に放出された遊技球が再び発射通路12
に逆戻りするのを防止する球戻り防止装置13が設けられている。
遊技盤10の遊技領域PAには、多数本の遊技釘とともに、風車や各種の入賞装置14
,15,16,17、遊技の進行状況に応じて各種の演出パターンの画像および図柄を表
示する図柄表示装置18などの遊技構成部品が取り付けられている。また、遊技領域PA
の下端には、各入賞装置に入賞せずに落下した遊技球を遊技盤10の裏面側へ排出させる
アウト口19が設けられている。
図3に示すように、前枠2の前面下部には、球皿ユニット6の背後に位置して遊技盤1
0と上下に整合し得る遊技補助盤20が形成されており、この遊技補助盤20の各部に、
遊技盤10へ向けて遊技球を発射する発射機構21、前枠2の前後に連通して形成された
賞球連絡通路22および溢れ球通路23、遊技領域PAに到達できずに発射通路12を戻
ってくる遊技球(すなわちファール球)を回収する遊技球回収機構24などが設けられて
いる。なお、詳細な図示を省略するが、発射機構21の前方には、この発射機構21の前
面側を覆うカバー部材(図示せず)が着脱自在に取り付けられている。このカバー部材(
図示せず)は、例えばABS樹脂などの樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段で形成さ
れている。
常には遊技補助盤20を覆って閉鎖状態に保持される球皿ユニット6の背面側には、図
4に示すように、遊技補助盤20に設けられた各機器に対応した機構装置が装備されてい
る。すなわち、発射機構21に対応して上球皿6aに貯留された遊技球を1球ずつ発射機
構21に送り出す球送りカセット26が設けられ、賞球連絡通路22に位置整合して賞球
連絡通路22から流下する遊技球を上球皿6aに導く上球皿連絡ダクト27が設けられ、
溢れ球通路23に位置整合して溢れ球通路23から流下する遊技球を下球皿6bに導く下
球皿連絡ダクト28が設けられている。
なお、球皿ユニット6に設けられた発射ハンドル60は、パチンコ機PMの機体から前
方に突出するハンドルベース61(図4を参照)と、このハンドルベース61の前方に回
動操作可能に設けられた回動レバー62(図1を参照)と、ハンドルベース61内に設け
られ回動レバー62の回動操作量を検出するポテンショメータ等の角度検出器63(図6
を参照)と、遊技者が発射ハンドル60(回動レバー62)に接触しているか否かを検出
するタッチ検出器64(図6を参照)などを備えて構成されている。なお、角度検出器6
3及びタッチ検出器64の検出信号は、詳細は後述する払出制御装置44に入力され、払
出制御装置44は、タッチ検出器64からの検出信号から遊技者が発射ハンドル60に触
れているか否かを判定し、角度検出器63からの検出信号から回動レバー62の回動操作
量を検知して、これらの検出信号に基づいて発射機構21の作動を制御する。
前枠2の裏面側には、図2に示すように、外枠1の内寸サイズよりも幾分小さめの矩形
枠状に形成された裏セット盤30が着脱可能に取り付けられている。裏セット盤30は、
遊技盤10の背後に位置する上部領域に、前後連通して開口する大型の窓口開口30aを
有する枠状に形成されており、この窓口開口30aの上方に、遊技球を貯留する球貯留タ
ンク31、及び球貯留タンク31と繋がって下方に若干傾斜するタンクレール32が設け
られ、背面視における窓口開口30aの右側に、タンクレール32により前後各1列の整
列状態で導かれた遊技球を遊技盤10における入賞状態に基づいて払い出す球払出装置3
3、球払出装置33から払い出された遊技球を球皿ユニット6の上球皿6aに導く球払出
通路34などの賞球機構が設けられている。
このため、球払出装置33によって払い出され球払出通路34から賞球連絡通路22の
後端部に流入した遊技球は、通常では、この賞球連絡通路22を前方に流下し、上球皿連
絡ダクト27内の通路を通って上球皿6aに達する。一方で、上球皿6aが遊技球で満た
されたときには、球払出装置33によって払い出された遊技球は、賞球連絡通路22から
溢れ球誘導口(図示せず)を通過して溢れ球通路23を流下し、下球皿連絡ダクト28内
の通路を通って下球皿6bに達する。
また、裏セット盤30の背面には、制御装置、電子部品に電力を供給する電源ユニット
41、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置(メイン制御基板)42、画
像表示、効果照明および効果音等の遊技演出の制御を行う副制御装置(サブ制御基板)4
3、球払出装置33の作動を制御する払出制御装置44等の各種基板や電子部品などが取
り付けられ、これらが図示省略するコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動
可能に構成される。
以上のように構成されるパチンコ機PMは、外枠1が遊技施設の遊技島(設置枠台)に
固定設置され、前枠2、ガラス扉5、球皿ユニット6等が閉鎖施錠された状態で遊技に供
され、球皿ユニット6の上球皿6aに遊技球を貯留させて発射ハンドル60を回動操作す
ることにより遊技が開始される。発射ハンドル60が回動操作されると、上球皿6aに貯
留された遊技球が、球皿ユニット6の裏面側に配設される球送りカセット26によって1
球ずつ発射機構21に送り出され、発射機構21のハンマー21aにより遊技領域PAに
打ち出されてパチンコゲームが展開される。
ここで、遊技領域PAに打ち出された遊技球が各入賞装置に落入したときの遊技球の払
い出し処理について説明する。遊技盤10に設けられる入賞装置には、その外観意匠や入
賞時の動作を含めて種々の形態のものがあり、ゲージ設定に応じてどのような形態の入賞
装置を用いるものであってもよいが、例えば図5に例示した遊技盤10では、一般入賞装
置14、始動入賞装置15、大入賞装置16,17の3種類の入賞装置を設けた例を示し
ている。
一般入賞装置14は、遊技球が落入可能な入賞口14aを有する固定入賞具であり、こ
の入賞口14aに落入したセーフ球はセーフ球通路を通って化粧板11の裏面側に排出さ
れ、該裏面側に設けられた入賞球検出器14s(図6を参照)を通過することによって入
賞が検出されるようになっている。入賞球検出器14sは、遊技球の通過を検出可能な通
過型センサである限り特に限定されず、例えば、磁気センサや光センサ、近接スイッチ等
の非接触動作型でも、マイクロスイッチのような接触動作型でもよい(以下に示す入賞球
検出器15s,16s,17sにおいても同様とする)。
始動入賞装置15は、遊技球が落入可能な入賞口15aを有し、図柄の変動開始の条件
を定める入賞具であり、この入賞口15aに落入したセーフ球はセーフ球通路を通って化
粧板11の裏面側に排出され、該裏面側に設けられた入賞球検出器15s(図6を参照)
を通過することによって入賞が検出されるようになっている。
大入賞装置16,17は、遊技球が落入可能な入賞口16a,17aを有し、いわゆる
アタッカー型の可動入賞装置であり、横長方形状の大入賞口16a,17aを覆う開閉扉
が開閉可能に取り付けられている。開閉扉は通常閉止されており、遊技中における所定の
入賞条件の下で特別遊技状態が成立したときに、開閉扉の上部が前方にほぼ90度倒され
て大入賞口16a,17aが開放される。大入賞口16a,17aに落入したセーフ球は
セーフ球通路を通って化粧板11の裏面側に排出され、該裏面側に領域開口に対応して設
けられた入賞球検出器16s,17s(図6を参照)を通過することによって入賞が検出
されるようになっている。なお、入賞球検出器14s,15s,16s,17sにより検
出された遊技球は、遊技済み球排出通路(図示せず)を流下して遊技施設の遊技島の回収
装置に排出される。
遊技領域PAに打ち出された遊技球のうち、いずれの入賞装置にも入賞しなかった遊技
球は、アウト球としてアウト口19を通過する。アウト口19を通過した遊技球(アウト
球)は、アウト口19の後方に配設されたアウト口部70を通って化粧板11の裏面側に
排出され、アウト口部70に設けられたアウト球検出器71a,71b(図7を参照)に
よってアウト球の通過が検出されるようになっている。なお、アウト球検出器71a,7
1bにより検出された遊技球は、遊技済み球排出通路(図示せず)を流下して遊技施設の
遊技島の回収装置に排出される。
そこで、アウト口19およびアウト口部70について、図7〜図11を参照しながら説
明する。図7に示すように、内レール12bの下部には、遊技球をアウト口部70へと案
内する案内斜面121が形成され、この案内斜面121に連接してアウト口19が開口形
成される。アウト口19は、左右一対のアウト用開口部19a,19bから構成され、案
内斜面121を転動してきた遊技球をアウト口部70へと流入させる。
アウト口部70は、左側のアウト用開口部19aに配設された左側アウト球検出器71
aと、右側のアウト用開口部19bに配設された右側アウト球検出器71bと、左側アウ
ト球検出器71aの前部に形成された左誘導面部73aと、右側アウト球検出器71bの
前部に形成された右誘導面部73bと、左側アウト球検出器71aの後部に形成された左
案内通路部78aと、右側アウト球検出器71bの後部に形成された右案内通路部78b
とを有して構成される。すなわち、アウト口19には、左右に並んだ左側アウト球検出器
71aおよび右側アウト球検出器71bが設けられる。
左側アウト球検出器71aは、左側のアウト用開口部19aを通過した遊技球の個数を
カウントし、主制御装置42に向けて計数情報を送信する。左側アウト球検出器71aに
は、遊技球を通過させるための左通過孔72aが形成される。左通過孔72aは、例えば
、遊技球の直径よりも大きい径の円形状に形成される。左側アウト球検出器71aとして
、例えば、静電容量式、磁気式等の非接触型通過センサが用いられ、遊技球が左通過孔7
2aを通過するごとにその検出信号が出力されるようになっている。
右側アウト球検出器71bは、右側のアウト用開口部19bを通過した遊技球の個数を
カウントし、主制御装置42に向けて計数情報を送信する。右側アウト球検出器71bに
は、遊技球を通過させるための右通過孔72bが形成される。右通過孔72bは、例えば
、遊技球の直径よりも大きい径の円形状に形成される。右側アウト球検出器71bとして
、例えば、静電容量式、磁気式等の非接触型通過センサが用いられ、遊技球が右通過孔7
2bを通過するごとにその検出信号が出力されるようになっている。
なお、アウト口部70は、左通過孔72aが左側のアウト用開口部19aに臨むととも
に、右通過孔72bが右側のアウト用開口部19bに臨むように配置される。また、アウ
ト口19は、左通過孔72aおよび右通過孔72bのうち片方のそれぞれに対し、正面視
左右非対称に形成されている。すなわち、内レール12bの案内斜面121と、それより
一段低く形成された内レール12b(アウト口19)の底面122とが、傾斜面によって
緩やかに接続されており、その結果、内レール12bにおいてアウト口19の一部を構成
する部分に、傾斜面として左肩部123aと右肩部123bとが形成される。
図8に示すように、左通過孔72aの前方左斜め下方位置に左肩部123aがあるので
、左側アウト球検出器71aに対して、左側のアウト用開口部19aは左右非対称となっ
ている。すなわち、左通過孔72aから見て、左側のアウト用開口部19aの左右の形状
が異なっている(左側のアウト用開口部19aの左右の高さ位置が異なっている)。同様
に、右通過孔72bの前方右斜め下方位置に右肩部123bがあるので、右側アウト球検
出器71bに対して、右側のアウト用開口部19bは左右非対称となっている。すなわち
、右通過孔72bから見て、右側のアウト用開口部19bの左右の形状が異なっている(
右側のアウト用開口部19bの左右の高さ位置が異なっている)。
このように、左側アウト球検出器71aの左通過孔72aに対し、左側のアウト用開口
部19aの左右の高さ位置が異なっているので、仮に2つの遊技球が並んで左通過孔72
aに流入しようとした場合であっても、遊技球同士がアンバランスな応力を作用させるこ
ととなり、球詰まりが生じにくい。同様に、右側アウト球検出器71bの右通過孔72b
に対し、右側のアウト用開口部19bの左右の高さ位置が異なっているので、仮に2つの
遊技球が並んで右通過孔72bに流入しようとした場合であっても、遊技球同士がアンバ
ランスな応力を作用させることとなり、球詰まりが生じにくい。その結果、各アウト用開
口部19a,19bの左右非対称性によって、球詰まり防止が図られている。
アウト口部70の左誘導面部73aは、左側アウト球検出器71aの上流側であって左
側のアウト用開口部19aの下流側、すなわち、左側アウト球検出器71aと左側のアウ
ト用開口部19aとに挟まれる位置に配置され、左側のアウト用開口部19aを通過する
遊技球を左通過孔72aへと誘導している。左誘導面部73aには、左通過孔72aから
上流側へ向かうにつれて幅が広がる漏斗状の開口が形成されており、この開口に面する傾
斜面または曲面として左側誘導面74aが形成される。
アウト口部70の右誘導面部73bは、右側アウト球検出器71bの上流側であって右
側のアウト用開口部19bの下流側、すなわち、右側アウト球検出器71bと右側のアウ
ト用開口部19bとに挟まれる位置に配置され、右側のアウト用開口部19bを通過する
遊技球を右通過孔72bへと誘導している。右誘導面部73bには、右通過孔72bから
上流側へ向かうにつれて幅が広がる漏斗状の開口が形成されており、この開口に面する傾
斜面または曲面として右側誘導面74bが形成される。
図9および図10に示すように、左側誘導面74aのうち、左側の曲面を左外面75a
とし、右側の曲面を左内面76aとする。同様に、右側誘導面74bのうち、右側の曲面
を右外面75bとし、左側の曲面を右内面76bとする。図10からわかるように、左外
面75aと左内面76aとは、互いに異なる曲率半径となるように形成される。また、右
外面75bと右内面76bとは、互いに異なる曲率半径となるように形成される。さらに
、左内面76aと右内面76bとは、互いに異なる曲率半径となるように形成される。
このような構成により、以下の2つの効果が得られる。第1の効果は、左内面76aと
右内面76bとの曲率半径の相違により、左内面76aと右内面76bとが接合する接合
稜線77の位置が、左通過孔72aと右通過孔72bとの中間位置(センター位置)から
ずれていることによる効果である。具体的には、接合稜線77の位置が左通過孔72aの
方に近づいている。その結果、左側アウト球検出器71aに流入する遊技球の数と右側ア
ウト球検出器71bに流入する遊技球の数とが均等でなくなっている。このように、左右
のアウト球検出器71a,71bへの流入のし易さが異なることにより、左右の誘導面部
73a,73b近傍での球詰まりが防止される。
第2の効果は、右外面75bと右内面76bとの曲率半径の相違により、右側アウト球
検出器71bに流入しようとする遊技球にアンバランスな応力を作用させる効果である。
具体的には、例えば図10の破線で示すように、右側アウト球検出器71bに向けて2つ
の遊技球B1,B2が左右に並んで略同時に流入しようとする場合を想定する。左側の遊
技球B1は右内面76bに当接し、右側の遊技球は右外面75bに当接し、左右の遊技球
B1,B2も互いに当接する。しかし、右外面75bと右内面76bの曲率半径が互いに
異なっているので、左側の遊技球B1に作用する応力と右側の遊技球B2に作用する応力
とがアンバランスになる。応力がアンバランスになるとは、加わる複数の応力の方向及び
/又は強度が異なったり、対称でなかったりすることにより、釣り合わない状態となるこ
とを意味する。その結果、左右の遊技球B1,B2は、右誘導面部73b近傍で球詰まり
が発生することなく、円滑に右側アウト球検出器71bに向けて流入する。なお、左外面
75aと左内面76aとの曲率半径の相違によっても、左側アウト球検出器71aに流入
しようとする遊技球にアンバランスな応力を作用させて、同様の効果が得られる。
図11に示すように、左案内通路部78aは、左側アウト球検出器71aの下流側(後
側)に配置され、左通過孔72aを通過した遊技球を遊技済み球排出通路(図示せず)へ
案内する。右案内通路部78bは、左案内通路部78aと並んで右側アウト球検出器71
bの下流側(後側)に配置され、右通過孔72bを通過した遊技球を遊技済み球排出通路
へ案内する。左案内通路部78aの内部には、前後に延びて遊技球が通過可能な左側案内
通路79aが形成され、左側案内通路79aの上流側が左通過孔72aと連通するととも
に、左側案内通路79aの下流側が遊技済み球排出通路と連通する。右案内通路部78b
の内部には、前後に延びて遊技球が通過可能な右側案内通路79bが形成され、右側案内
通路79bの上流側が右通過孔72bと連通するとともに、右側案内通路79bの下流側
が遊技済み球排出通路と連通する。
左側案内通路79aおよび右側案内通路79bの底面には、左傾斜リブ80aおよび右
傾斜リブ80bが形成される。左傾斜リブ80aは、左通過孔72aの近傍の直下流位置
に配置され、左通過孔72aを通過した遊技球を上面で受け止めて遊技済み球排出通路ま
で転動させる。右傾斜リブ80bは、右通過孔72bの近傍の直下流位置に配置され、右
通過孔72bを通過した遊技球を上面で受け止めて遊技済み球排出通路まで転動させる。
左傾斜リブ80aおよび右傾斜リブ80bの高さは、上流側(左通過孔72aおよび右通
過孔72b側)で高く、下流側(遊技済み球排出通路側)で低くなるように形成される。
なお、左傾斜リブ80aおよび右傾斜リブ80bの上流端での高さは、左通過孔72aお
よび右通過孔72bの外周下端部より低くなっている。これにより、左通過孔72aまた
は右通過孔72bを通過した遊技球を加速して迅速に且つ円滑に遊技済み球排出通路へ案
内することができる。そのため、左通過孔72aまたは右通過孔72bを通過した遊技球
が振動等の何らかの外的要因によって逆流し、左側アウト球検出器71aまたは右側アウ
ト球検出器71bによって再検出されること(いわゆる、チャタリングによる誤検出)を
有効に防止することができる。
本実施形態において、内レール12b(アウト口19)の底面122は、前後方向(奥
行き方向)において複数の傾斜角度を有してもよい。そこで、アウト口19およびアウト
口部70の変形例について、図12および図13を参照しながら説明する。図13に示す
ように、変形例におけるアウト口19の底面132は、少なくとも図12中のXIII−XIII
断面において、前後方向に複数の傾斜角度を有している。なお、図12中のXIII−XIII断
面は、左通過孔72aの鉛直方向における略直径方向位置を通過して前後上下に延びる平
面(平面P)である。また、図示省略するが、右通過孔72bの鉛直方向における略直径
方向位置を通過して前後上下に延びる平面においても、アウト口19の底面132は、前
後方向に複数の傾斜角度を有している。
なお、前後方向に複数の傾斜角度を有する部分は、少なくとも、左通過孔72aおよび
右通過孔72bの鉛直方向における略直径方向位置の近傍に存在すればよい。また、左肩
部123aと右肩部123bとに挟まれた底面132の全域に亘って、前後方向に複数の
傾斜角度を有してもよい。
変形例において、複数の傾斜角度は、2種類の傾斜角度であり、図13に示すように、
水平面に対して10度の傾斜角度と、水平面に対して5度の傾斜角度からなる。アウト口
部70の左通過孔72aおよび右通過孔72bから遠い側(前方側)に5度の傾斜角度を
有する緩斜面135が形成され、近い側(後方側)に10度の傾斜角度を有する急斜面1
36が形成される。緩斜面135と急斜面136とは前後方向に繋がっており、その接続
部137は屈曲状であってもよく、R処理されて滑らかに緩斜面135と急斜面136と
を接続するものであってもよい。
なお、複数の傾斜角度は、2種類に限られるものではなく、3種類でもそれ以上でもよ
い。また、無段階的に徐々に傾斜角度が変化するように(すなわち、曲面状に)構成され
てもよい。但し、前方側よりも後方側の傾斜角度が急であることが好ましい。
このように、アウト口19の底面132が複数の傾斜角度を有することにより、左通過
孔72aまたは右通過孔72bに流入しようとする遊技球の流入速度を位置に応じて変化
させることができる。例えば、変形例において、手前側(前方側)の緩斜面135上にあ
る遊技球よりも、奥側(後方側)の急斜面136上にある遊技球を、速い速度で左通過孔
72aまたは右通過孔72bに流入させることができる。すなわち、遊技球同士が離間す
るように各遊技球の速度を調節することができる。これにより、複数の遊技球が手前側(
前方側)から円滑に左通過孔72aまたは右通過孔72bに流入するので、球噛みやそれ
による球詰まりを有効に防止することができる。
なお、図13に示すように、アウト口部70においては、左側アウト球検出器71aお
よび右側アウト球検出器71bの傾斜角度、すなわち、左側アウト球検出器71aおよび
右側アウト球検出器71bにおける遊技球の通過方向と水平面とのなす角度が、急斜面1
36よりも大きい角度(20度)に設定されている。すなわち、遊技球は、5度の傾斜、
10度の傾斜、20度の傾斜を順に流下するようにしてアウト口19を通過することにな
る。このように、遊技球がアウト口19を通過する過程において、手前側(前方側)から
奥側(後方側)に向けて、順に傾斜角度が急になっているので、遊技球同士がより確実に
離間する。そのため、球噛みやそれによる球詰まりをより有効に防止することができる。
また、左側アウト球検出器71aおよび右側アウト球検出器71bにおける遊技球の通
過方向と水平面とのなす角度(傾斜角度)が、20度という比較的大きい角度に設定され
ている。しかも、この左側アウト球検出器71aおよび右側アウト球検出器71bにおけ
る傾斜角度が、緩斜面135や急斜面136における傾斜角度よりも大きく設定されてい
る。従って、左側アウト球検出器71aまたは右側アウト球検出器71bを通過した遊技
球が逆流しにくくなるため、前述したチャタリングによる誤検出を効果的に防止すること
ができる。
このように構成されるアウト口19およびアウト口部70において、案内斜面121を
転動してきた遊技球は、左側のアウト用開口部19aもしくは右側のアウト用開口部19
bを通過する。左側のアウト用開口部19aを通過した遊技球は、アウト口部70の左誘
導面部73aにより誘導されて、左側アウト球検出器71aの左通過孔72aと、左案内
通路部78aの左側案内通路79aとを順に通過し、遊技済み球排出通路(図示せず)へ
と導かれる。このとき、左側アウト球検出器71aは、左側のアウト用開口部19aを通
過した遊技球の個数をカウントし、主制御装置42に向けて計数情報を送信する。一方、
右側のアウト用開口部19bを通過した遊技球は、アウト口部70の右誘導面部73bに
より誘導されて、右側アウト球検出器71bの右通過孔72bと、右案内通路部78bの
右側案内通路79bとを順に通過し、遊技済み球排出通路(図示せず)へと導かれる。こ
のとき、右側アウト球検出器71bは、右側のアウト用開口部19bを通過した遊技球の
個数をカウントし、主制御装置42に向けて計数情報を送信する。
左側アウト球検出器71aおよび右側アウト球検出器71bによる計数情報は、主制御
装置42に向けて送信された後、主制御装置42から副制御装置43へと送信される。副
制御装置43では、この計数情報を利用して種々の異常が検出される。そこで、主制御装
置42および副制御装置43の作動について説明する。
左側アウト球検出器71aおよび右側アウト球検出器71bによる計数情報が主制御装
置42に入力されると、主制御装置42は、アウト口19を通過した遊技球の数を副制御
装置43が認識するための情報(本実施形態における計数情報)を有したアウト球通過コ
マンドを出力する。なお、アウト球通過コマンドは、左側のアウト用開口部19aを通過
した遊技球の数と右側のアウト用開口部19bを通過した遊技球の数とを識別可能なコマ
ンドである。主制御装置42から出力されたアウト球通過コマンドは、副制御装置43内
に設けられた第1異常判定部43aおよび第2異常判定部43b(図6を参照)に入力さ
れる。
また、各入賞球検出器14s,15s,16s,17sから出力された入賞検出信号が
主制御装置42に入力されると、主制御装置42は、球払出装置33により払い出す賞球
の数を認識するための情報を有した入賞コマンドを出力する。なお、入賞コマンドは、賞
球の払出し個数を指示するコマンド(メイン制御MODEコマンド)と、賞球払い出し時
の連続払い出し個数を指示するコマンド(メイン制御EVENTコマンド)とから構成さ
れる。主制御装置42から出力された入賞コマンドは、払出制御装置44と、副制御装置
43の第2異常判定部43b(図6を参照)にそれぞれ入力される。払出制御装置44は
、主制御装置42から入力された入賞コマンドに応じて球払出装置33の作動を制御し、
球払出装置33によって、入賞装置14〜17(入賞球検出器14s〜17s)の種類に
応じて設定された個数の賞球が払い出される。
副制御装置43の第1異常判定部43aは、主制御装置42から入力されたアウト球通
過コマンドに含まれる計数情報に基づいて、左側のアウト用開口部19aを通過した遊技
球の数と右側のアウト用開口部19bを通過した遊技球の数との割合(すなわち、左側ア
ウト球検出器71aにより検出された遊技球の数と右側アウト球検出器71bにより検出
された遊技球の数との割合)を算出する。なお、この割合は、所定個数(例えば、100
個)の遊技球がカウントされる(すなわち、所定個数の遊技球が左側のアウト用開口部1
9aまたは右側のアウト用開口部19bを通過する)度に算出される。そして、副制御装
置43の第1異常判定部43aは、算出した割合が所定範囲から外れた場合(例えば、左
右のアウト用開口部19a,19bのうちいずれかの通過割合が2割未満となった場合)
に異常と判定し、異常報知信号を副制御装置43内の異常報知制御部43c(図6を参照
)に出力する。副制御装置43の異常報知制御部43cは、第1異常判定部から入力され
た異常報知信号に応じて、パチンコ機PMが異常な状態である旨を報知するように、スピ
ーカー9や図柄表示装置18(図6を参照)の作動を制御する。第1異常判定部43aで
の判定に用いられる所定範囲は、左側のアウト用開口部19aを通過する遊技球の数と右
側のアウト用開口部19bを通過する遊技球の数との割合の理論値(設計値)を含み、正
常なパチンコ遊技において当該理論値(設計値)から変動し得る範囲に設定される。
なお、副制御装置43によって、例えば通常は、発射機構21により遊技領域PAの左
側に向けて遊技球を打ち出すように発射ハンドル60の操作を行わせる左打ち演出制御が
実行され、所定の遊技状態(例えば、特別遊技状態が成立して右側の大入賞口16aが開
放された場合等)のときに、遊技領域PAの右側に向けて遊技球を打ち出すように発射ハ
ンドル60の操作を行わせる右打ち演出制御が実行される場合がある。このような場合、
所定範囲として、左打ち演出制御および右打ち演出制御に応じて異なる範囲に設定されて
もよい。左側のアウト用開口部19aを通過する遊技球の数と右側のアウト用開口部19
bを通過する遊技球の数との割合の理論値(設計値)は、左打ち演出制御が実行される場
合と右打ち演出制御が実行される場合とで異なるため、第1異常判定部43aでの判定に
用いられる所定範囲を、より適切な範囲に設定することができる。例えば、左打ち演出制
御時の左右の通過割合の理論値(設計値)は、通常時で4.4:5.6に設定され、右打
ち演出制御時の左右の通過割合の理論値(設計値)は、通常時で5.6:4.4に設定さ
れる。
副制御装置43の第2異常判定部43bは、特別遊技状態でない場合、主制御装置42
から入力された、アウト球通過コマンドに含まれる計数情報と、入賞コマンドに含まれる
賞球数の情報とに基づいて、出玉率を算出する。この出玉率は、所定時間(例えば、1分
間)ごとに算出される(以下、このように算出される出玉率を少数検出用出玉率と称する
)とともに、所定個数(例えば、1000個)の遊技球が入賞装置14〜17に入賞また
はアウト口19を通過するごとに算出される(以下、このように算出される出玉率を多数
検出用出玉率と称する)。なお、「出玉率=賞球の払い出し数/(アウト口通過数+入賞
口通過数)×100(%)」として出玉率を算出することができるが、賞球の払い出し数
(球払出装置33により払い出される賞球の数)は、入賞コマンドが入力されるごとに副
制御装置43内の賞球カウンタ(図示せず)で計数され、入賞口通過数(入賞球検出器1
4s〜17sにより検出された遊技球の数)は、入賞コマンドが入力されるごとに副制御
装置43内の入賞カウンタ(図示せず)で計数される。
そして、副制御装置43の第2異常判定部43bは、算出した少数検出用出玉率が所定
の少数検出用判定値を超えた場合に異常と判定し、異常報知信号を副制御装置43内の異
常報知制御部43cに出力する。同様に、副制御装置43の第2異常判定部43bは、算
出した多数検出用出玉率が所定の多数検出用判定値を超えた場合に異常と判定し、異常報
知信号を副制御装置43内の異常報知制御部43cに出力する。副制御装置43の異常報
知制御部43cは、第2異常判定部から入力された異常報知信号に応じて、パチンコ機P
Mが異常な状態である旨を報知するように、スピーカー9や図柄表示装置18の作動を制
御する。少数検出用判定値および多数検出用判定値は、出玉率の理論値(設計値)に基づ
いて設定される。例えば、多数検出用判定値は、通常遊技状態の場合に150%、高確率
状態(特別遊技状態への当選確率が相対的に高い状態)および図柄変動時間短縮状態の場
合に200%に設定される。また例えば、少数検出用判定値は、通常遊技状態、高確率状
態、および図柄変動時間短縮状態のいずれの場合にも、300%に設定される。
また、副制御装置43の第2異常判定部43bは、特別遊技状態の場合、大入賞装置1
6,17における入賞球検出器16s,17sからの入賞検出信号に基づく入賞コマンド
が主制御装置42から入力されると、当該入賞コマンドに含まれた賞球数の情報に基づい
て、大入賞装置16,17への入賞に基づく賞球数(純増数)を計数する。そして、副制
御装置43の第2異常判定部43bは、特別遊技状態において計数した賞球数(純増数)
が所定の特別遊技用判定値を超えた場合に異常と判定し、異常報知信号を副制御装置43
内の異常報知制御部43cに出力する。副制御装置43の異常報知制御部43cは、第2
異常判定部から入力された異常報知信号に応じて、パチンコ機PMが異常な状態である旨
を報知するように、スピーカー9や図柄表示装置18の作動を制御する。特別遊技用判定
値は、特別遊技状態での賞球数(純増数)の理論値(設計値)に基づいて設定され、例え
ば、特別遊技状態でのラウンド数をNとし、1回の入賞あたりの賞球数をSとし、1ラウ
ンドあたりの入賞カウント数をRとしたとき、「特別遊技用判定値=N×S×(R+1)
」に設定される。
上述からわかるように、第2異常判定部43bでの判定に用いられる判定値は、遊技状
態によって異なる。副制御装置43の第2異常判定部43bは、主制御装置42から入力
される制御コマンドの種類に基づいて遊技状態を認識し、当該遊技状態に応じた判定を行
う。そこで、主制御装置42から副制御装置43に送信される制御コマンドについて、図
14を参照しながら説明する。
前述したように、主制御装置42に(アウト球の)計数情報または入賞検出信号が入力
されたことを契機として、主制御装置42から副制御装置43にアウト球通過コマンドま
たは入賞コマンドが送信される。さらに、図14に示す符号A〜Jの各タイミングで、主
制御装置42から副制御装置43に制御コマンドが送信される。そこで、本実施形態のパ
チンコ機PMにおける遊技フローの概略を述べつつ、各タイミングで送信される制御コマ
ンドについて説明する。
まず、RAMクリア処理が実行される(該処理を第1ステップと称する)。次に、主制
御装置42は、副制御装置43にタイミングAの制御コマンドを送信する(該処理を第2
ステップと称する)。タイミングAの制御コマンドには、演出表示器初期化コマンドと、
演出LED初期化コマンドと、エラーコマンドとがある。演出表示器初期化コマンドは、
初期図柄として、所定のはずれ図柄を図柄表示装置18で表示するためのコマンドである
。演出LED初期化コマンドは、通信正常時に装飾ランプ(図示せず)の一部を点灯させ
るためのコマンドである。エラーコマンドは、エラー状態に合わせた演出表示等を行うた
めのコマンドである。副制御装置43は、タイミングAの制御コマンドを受信すると、所
定の初期化表示を行うように図柄表示装置18等の作動を制御する。
次に、主制御装置42は、所定のデモ表示時間であるか否かを判定する(該処理を第3
ステップと称する)。判定がYESの場合、主制御装置42は、副制御装置43にタイミ
ングBの制御コマンドを送信する(該処理を第4ステップと称する)。タイミングBの制
御コマンドには、客待ちデモコマンドがある。客待ちデモコマンドは、表示画面等を客待
ちデモに設定し、音声を消音するためのコマンドである。副制御装置43は、タイミング
Bの制御コマンドを受信すると、所定のデモ表示を行うように図柄表示装置18等の作動
を制御する。
次に、主制御装置42は、図柄変動表示を行うか否かを判定する(該処理を第5ステッ
プと称する)。判定がYESの場合、主制御装置42は、副制御装置43にタイミングC
の制御コマンドを送信する(該処理を第6ステップと称する)。タイミングCの制御コマ
ンドには、記憶数コマンドと、通信検査コマンドと、演出回数コマンドと、演出選択状態
コマンドと、変動付加情報コマンドと、演出パターンコマンドと、キャラクタ演出コマン
ドがある。記憶数コマンドは、保留記憶数を認識するためのコマンドである。通信検査コ
マンドは、正常に通信が行われているかの確認を行うためのコマンドである。演出回数コ
マンドは、限定頻度の回数を認識するためのコマンドである。演出選択状態コマンドは、
限定頻度での演出の種類を認識するためのコマンドである。変動付加情報コマンドは、図
柄変動時間を加算もしくは減算するためのコマンドである。演出パターンコマンドは、変
動パターンに対応したコマンドである。キャラクタ演出コマンドは、図柄に対応したコマ
ンドである。副制御装置43は、タイミングCの制御コマンドを受信すると、所定の図柄
変動表示を行うように図柄表示装置18等の作動を制御する。
次に、主制御装置42は、副制御装置43にタイミングDの制御コマンドを送信する(
該処理を第7ステップと称する)。タイミングDの制御コマンドには、演出パターン停止
コマンドがある。演出パターン停止コマンドは、図柄の停止コマンドである。副制御装置
43は、タイミングDの制御コマンドを受信すると、所定の図柄停止表示を行うように図
柄表示装置18等の作動を制御する。
次に、主制御装置42は、大当り(特別遊技状態)に当選したか否かを判定する(該処
理を第8ステップと称する)。判定がNOの場合、主制御装置42は、小当りに当選した
か否かを判定する(該処理を第9ステップと称する)。判定がNOの場合、主制御装置4
2は、副制御装置43にタイミングD´の制御コマンドを送信する(該処理を第10ステ
ップと称する)。タイミングD´の制御コマンドには、変動時間短縮コマンドおよび確率
変動コマンドがある。変動時間短縮コマンドおよび確率変動コマンドは、現在の遊技状態
(図柄変動時間短縮状態または高確率状態であるか否か)を認識するためのコマンドであ
る。副制御装置43は、タイミングD´の制御コマンドを受信すると、当該制御コマンド
に含まれる情報に基づいて遊技状態(図柄変動時間短縮状態または高確率状態であるか否
か)を認識する。主制御装置42がタイミングD´の制御コマンドを送信した後、前述の
第3ステップに戻る。
一方、主制御装置42は、前述の第8ステップにおける判定がYESの場合、副制御装
置43にタイミングEの制御コマンドを送信する(該処理を第11ステップと称する)。
タイミングEの制御コマンドには、大当り開始デモコマンドと、発射位置指定コマンドが
ある。大当り開始デモコマンドは、大当り開始デモを表示するためのコマンドである。発
射位置指定コマンドは、前述の左打ち演出制御もしくは右打ち演出制御を行う場合に、遊
技領域PAに遊技球を打ち出す発射位置を報知するためのコマンドである。副制御装置4
3は、タイミングEの制御コマンドを受信すると、所定の大当り開始デモを表示するよう
に図柄表示装置18等の作動を制御し、必要な場合には、前述の左打ち演出制御もしくは
右打ち演出制御を行う。
また、主制御装置42は、前述の第9ステップにおける判定がYESの場合、副制御装
置43にタイミングE´の制御コマンドを送信する(該処理を第12ステップと称する)
。タイミングE´の制御コマンドには、小当り開始デモコマンドと、発射位置指定コマン
ドがある。小当り開始デモコマンドは、小当り開始デモを表示するためのコマンドである
。発射位置指定コマンドは、タイミングEの制御コマンドにおける発射位置指定コマンド
と同様である。副制御装置43は、タイミングE´の制御コマンドを受信すると、所定の
小当り開始デモを表示するように図柄表示装置18等の作動を制御し、必要な場合には、
前述の左打ち演出制御もしくは右打ち演出制御を行う。
主制御装置42は、タイミングEの制御コマンドを送信すると、大入賞口の開放を開始
するか否かを判定する(該処理を第13ステップと称する)。判定がYESの場合、主制
御装置42は、副制御装置43にタイミングFの制御コマンドを送信する(該処理を第1
4ステップと称する)。タイミングFの制御コマンドには、大当り中デモコマンドがある
。大当り中デモコマンドは、大当りの図柄およびラウンド数に基づいた演出を表示するた
めのコマンドである。副制御装置43は、タイミングFの制御コマンドを受信すると、所
定の大入賞口開放演出表示を行うように図柄表示装置18等の作動を制御する。
次に、主制御装置42は、大入賞口の閉鎖タイミングであるか否かを判定する(該処理
を第15ステップと称する)。判定がYESの場合、主制御装置42は、副制御装置43
にタイミングGの制御コマンドを送信する(該処理を第16ステップと称する)。タイミ
ングGの制御コマンドには、大入賞口閉鎖演出コマンドがある。大入賞口閉鎖演出コマン
ドは、大入賞口閉鎖演出を表示するためのコマンドである。副制御装置43は、タイミン
グGの制御コマンドを受信すると、所定の大入賞口閉鎖演出表示を行うように図柄表示装
置18等の作動を制御する。
主制御装置42は、タイミングGの制御コマンドを送信すると、大当りの状態(特別遊
技状態)を終了するか否かを判定する(該処理を第17ステップと称する)。判定がNO
の場合、主制御装置42は、前述の第13ステップに戻る。一方、判定がYESの場合、
主制御装置42は、副制御装置43にタイミングHの制御コマンドを送信する(該処理を
第18ステップと称する)。タイミングHの制御コマンドには、大当り終了デモコマンド
がある。大当り終了デモコマンドは、大当り終了デモ演出を表示するためのコマンドであ
る。副制御装置43は、タイミングHの制御コマンドを受信すると、所定の大当り終了デ
モ表示を行うように図柄表示装置18等の作動を制御する。
主制御装置42は、タイミングHの制御コマンドを送信すると、デモ終了時間であるか
否かを判定する(該処理を第19ステップと称する)。判定がYESの場合、主制御装置
42は、副制御装置43にタイミングJの制御コマンドを送信する(該処理を第20ステ
ップと称する)。タイミングJの制御コマンドには、発射位置指定コマンドがある。発射
位置指定コマンドは、前述の左打ち演出制御もしくは右打ち演出制御を行う場合に、遊技
領域PAに遊技球を打ち出す発射位置を報知するためのコマンドである。副制御装置43
は、タイミングJの制御コマンドを受信すると、図柄表示装置18等に対して左打ち演出
制御もしくは右打ち演出制御を行う。主制御装置42がタイミングJの制御コマンドを送
信した後、前述の第3ステップに戻る。
また、主制御装置42は、タイミングE´の制御コマンドを送信すると、大入賞口の閉
鎖タイミングであるか否かを判定する(該処理を第21ステップと称する)。判定がYE
Sの場合、主制御装置42は、副制御装置43にタイミングH´の制御コマンドを送信す
る(該処理を第22ステップと称する)。タイミングH´の制御コマンドには、小当り終
了デモコマンドがある。小当り終了デモコマンドは、小当り終了デモ演出を表示するため
のコマンドである。副制御装置43は、タイミングH´の制御コマンドを受信すると、所
定の小当り終了デモ表示を行うように図柄表示装置18等の作動を制御する。主制御装置
42がタイミングH´の制御コマンドを送信した後、前述の第3ステップに戻る。
上記のようにして、主制御装置42からタイミングF,Gの制御コマンドを受信した場
合、副制御装置43の第2異常判定部43bは、特別遊技状態であると認識し、前述のよ
うにして、賞球数(純増数)の異常の判定を行う。一方、主制御装置42からタイミング
F,Gの制御コマンドを受信していない場合、副制御装置43の第2異常判定部43bは
、原則通常遊技状態であると認識し、前述のようにして、少数検出用出玉率および多数検
出用出玉率の異常の判定を行う。なおこの場合、副制御装置43の第2異常判定部43b
は、主制御装置42からタイミングD´の制御コマンドを受信すると、当該制御コマンド
に含まれる情報に基づいて遊技状態(図柄変動時間短縮状態または高確率状態であるか否
か)を認識し、遊技状態に応じて、異常の判定に用いる少数検出用判定値および多数検出
用判定値を選択する。
なお、前述の左打ち演出制御もしくは右打ち演出制御を行う場合、副制御装置43の第
1異常判定部43aは、主制御装置42からタイミングE,E´,Jの制御コマンド(発
射位置指定コマンド)を受信すると、発射位置指定コマンドに含まれる情報に応じて、異
常の判定に用いる所定範囲を選択することが可能である。また、第1異常判定部43aで
の判定に用いられる所定範囲を遊技状態に応じて設定してもよい。これにより、副制御装
置43の第1異常判定部43aは、第2異常判定部43の場合と同様に、主制御装置42
から入力される制御コマンドの種類に基づいて遊技状態を認識し、当該遊技状態に応じた
判定を行うことが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、副制御装置43の第1異常判定部43aは
、左側アウト球検出器71aにより検出された遊技球の数と右側アウト球検出器71bに
より検出された遊技球の数との割合が所定範囲から外れた場合に、異常と判定する。これ
により、アウト口19の片側にのみ遊技球が流入する状態を検出することができるため、
アウト口19を詰まらせる行為等、不正入賞行為に繋がる行為を検知することが可能とな
り、不正入賞行為をより確実に検知することができる。
また、副制御装置43の第2異常判定部43bは、主制御装置42から入力された入賞
コマンドおよびアウト球通過コマンドに含まれる情報に基づいて出玉率(少数検出用出玉
率および多数検出用出玉率)を算出し、算出した出玉率が異常であるか否かを判定する。
これにより、出玉率に基づいた異常判定ができるため、短時間で多数の賞球を不正に獲得
しようとする不正入賞行為だけでなく、時間をかけて少しずつ賞球を不正に獲得しようと
する不正入賞行為を検知することが可能となり、不正入賞行為をより確実に検知すること
ができる。
また、副制御装置43の第2異常判定部43bによる判定が、少数検出用判定値と、多
数検出用判定値とに基づいて行われることで、短時間で多数の賞球を不正に獲得しようと
する不正入賞行為と、時間をかけて少しずつ賞球を不正に獲得しようとする不正入賞行為
不正入賞行為とを、精度よく検知することが可能となり、不正入賞行為をより確実に検知
することができる。
また、主制御装置42は、払出制御装置44に送信する入賞コマンドを副制御装置43
の第2異常判定部43bに送信するため、既存のコマンドを利用して出玉率の異常を判定
することが可能となり、主制御装置42や副制御装置43に大きな負荷をかけることなく
、不正入賞行為をより確実に検知することができる。
また、スピーカー9や図柄表示装置18等の報知器によって、異常である旨を報知する
ことで、不正入賞行為を容易に知ることができる。
上述の実施形態において、副制御装置43は、各入賞球検出器14s〜17sおよび左
右のアウト球検出器71a〜71bから、所定時間(例えば、200ms)以上連続して検
出信号が出力された場合に、異常と判定する出力時間判定部を有してもよい。これにより
、遊技球よりも大きな球体等を各検出器に詰まらせた状態を検出することが可能となり、
不正入賞行為をより確実に検知することができる。
上述の実施形態において、副制御装置43は、角度検出器63及びタッチ検出器64か
ら検出信号が出力されていない状態で、各入賞球検出器14s〜17sおよび左右のアウ
ト球検出器71a〜71bによって、所定個数(例えば、50個)以上の遊技球が検出さ
れた場合に、異常と判定する非操作判定部を有してもよい。これにより、発射ハンドル6
0が操作されていない状態での不正な入賞を検出することが可能となり、不正入賞行為を
より確実に検知することができる。
上述の実施形態において、副制御装置43の第2異常判定部43bは、特別遊技状態の
場合、大入賞装置16,17への入賞に基づく賞球数(純増数)を計数し、計数した賞球
数(純増数)が異常であるか否かを判定しているが、これに限られるものではなく、通常
遊技状態の場合と同様に出玉率を算出し、算出した出玉率が異常であるか否かを判定して
よい。
上述の実施形態において、副制御装置43の第1異常判定部43aおよび第2異常判定
部43bで異常と判定された場合に、スピーカー9や図柄表示装置18等の報知器によっ
て、異常である旨を報知しているが、これに限られるものではなく、パチンコ機PMの作
動を停止する制御を行うようにしてもよい。
上述の実施形態において、左側アウト球検出器71aおよび右側アウト球検出器71b
による計数情報が主制御装置42に入力され、主制御装置42は、この計数情報を有した
アウト球通過コマンドを副制御装置43に送信しているが、これに限られるものではない
。例えば、主制御装置42は、左側アウト球検出器71aおよび右側アウト球検出器71
bから入力される遊技球(アウト球)の検出信号を計数し、この計数情報(すなわち、遊
技球(アウト球)の計数情報)を有したアウト球通過コマンドを副制御装置43に送信し
てもよい。また、主制御装置42は、左側アウト球検出器71aおよび右側アウト球検出
器71bから入力される遊技球(アウト球)の検出信号を、アウト球通過コマンドとして
副制御装置43に送信し、副制御装置43は、主制御装置42から送信されるアウト球通
過コマンド(すなわち、左側アウト球検出器71aおよび右側アウト球検出器71bで検
出される遊技球の数)を計数するようにしてもよい。
上述の実施形態において、入賞口通過数(入賞球検出器14s〜17sにより検出され
た遊技球の数)は、入賞コマンドが入力されるごとに副制御装置43内の入賞カウンタ(
図示せず)で計数されているが、これに限られるものではない。例えば、主制御装置42
は、入賞球検出器14s〜17sから入力される入賞検出信号を計数し、この計数情報(
すなわち、入賞口通過数の計数情報)を有した入賞口通過コマンドを副制御装置43に送
信してもよい。
上述の実施形態において、副制御装置43等で算出された出玉率、賞球の払い出し数、
アウト口通過数、入賞口通過数等の履歴を、副制御装置43の内部メモリ(図示せず)等
に記憶するようにしてもよい。このようにすれば、所定の操作(例えば、演出ボタンの操
作)により、これらの履歴を図柄表示装置18等に表示することが可能である。
上述の実施形態において、本発明が適用される弾球遊技機の一例として、パチンコ機を
例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、アレンジボール、雀球遊
技機などについても同様に適用し、同様の効果を得ることができる。
PM パチンコ機(弾球遊技機)
9 スピーカー(報知器)
10 遊技盤
14 一般入賞装置(14s 入賞球検出器)
15 始動入賞装置(15s 入賞球検出器)
16 大入賞装置(16s 入賞球検出器)
17 大入賞装置(17s 入賞球検出器)
18 図柄表示装置(報知器)
19 アウト口
19a 左側のアウト用開口部
19b 右側のアウト用開口部
21 発射機構
33 球払出装置
42 主制御装置(メイン制御部)
43 副制御装置(サブ制御部)
43a 第1異常判定部
43b 第2異常判定部
44 払出制御装置
60 発射ハンドル
70 アウト口部
71a 左側アウト球検出器
71b 右側アウト球検出器

Claims (3)

  1. 所定の遊技領域が設けられた遊技盤を備え、前記遊技領域に、遊技球が入賞可能な入賞
    装置と、前記入賞装置に入賞しない遊技球が通過するアウト口とが設けられた弾球遊技機
    であって、
    前記アウト口は、前記遊技領域の下端部に設けられた左右一対のアウト用開口部から構
    成されており、
    左側の前記アウト用開口部に配設されて前記左側の前記アウト用開口部を通過した遊技
    球を検出する左側アウト球検出器と、
    右側の前記アウト用開口部に配設されて前記右側の前記アウト用開口部を通過した遊技
    球を検出する右側アウト球検出器と、
    前記左側アウト球検出器により検出された遊技球の数と前記右側アウト球検出器により
    検出された遊技球の数との割合が所定範囲から外れた場合に、異常と判定する判定部とを
    備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技領域に向けて遊技球を打ち出す発射機構と、
    前記発射機構を作動させるための操作が行われる発射ハンドルと、
    前記発射機構により前記遊技領域の左側に向けて遊技球を打ち出すように前記発射ハン
    ドルの操作を行わせるための左打ち演出制御と、前記発射機構により前記遊技領域の右側
    に向けて遊技球を打ち出すように前記発射ハンドルの操作を行わせるための右打ち演出制
    御とを行うことが可能な演出制御部とをさらに備え、
    前記所定範囲として、前記左打ち演出制御および前記右打ち演出制御に応じて異なる範
    囲に設定されることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記判定部により異常と判定された場合に、前記異常である旨を報知する報知器をさら
    に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
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