JP2013160169A - 多気筒エンジンの吸排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン低速域から高速域までの各回転域を通して体積効率の落ち込みが抑制された多気筒エンジンの吸排気装置を提供する。
【解決手段】エンジン低速域では排気系を調整し、エゼクタ効果により気筒の掃気を図り、体積効率ひいてはトルクの向上を図る。中速域ではエアクリーナ3eから吸気ポート17までの吸気系の管長及び管径又は容量を調整し、吸気共鳴効果により吸気の過給を図り、体積効率ひいてはトルクの向上を図る。高速域では独立吸気通路3の長さを調整し、吸気慣性効果により吸気の過給を図り、体積効率ひいてはトルクの向上を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載される多気筒エンジンの吸排気装置に関する。
従来、自動車等に搭載される多気筒エンジンにおいて、トルクの向上を目的とした吸排気装置の開発が行なわれている。
例えば、特許文献1には、排気順序が連続しない気筒の排気通路を束ねて、先細りの排気管として集合させ、この絞り部分にエゼクタ効果を持たせて、気筒間の排気干渉を防止する技術が開示されている。
特開平04−036023号公報(第4頁、第5頁、第3図)
多気筒エンジンにおいて、広い回転域に亘ってトルクの向上を図り、トルクのワイドレンジ化を達成するためには、エンジン低速域から高速域までの各回転域を通して体積効率(ηV)の落ち込みをできるだけ少なくすることが重要である。これにより、加速時のトルクショックがなく、違和感の少ない、燃費に優れたエンジンが提供される。
そこで、本発明は、各回転域を通して体積効率の落ち込みが抑制された多気筒エンジンの吸排気装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、吸気ポートを開閉可能な吸気弁及び排気ポートを開閉可能な排気弁が備えられた複数の気筒を有する多気筒エンジンの吸排気装置であって、各気筒の吸気ポートと、前記吸気ポートにそれぞれ接続された複数の独立吸気通路と、前記独立吸気通路の各上流端部が接続されたサージタンクと、前記サージタンクに接続されたエアクリーナとを含む吸気系、及び、1つの気筒又は排気順序が連続しない複数の気筒の排気ポートにそれぞれ接続された複数の独立排気通路と、前記独立排気通路の各下流端部が束ねられた状態で接続され、各独立排気通路の下流端部から噴出した排気が集合する混合管とを含む排気系を有し、エンジン回転数が所定の第1回転数未満のエンジン低速域においては、各気筒の吸排気開弁期間が所定のオーバーラップ期間を有し、排気順序が連続する気筒間において一方の気筒のオーバーラップ期間が他方の気筒の排気開弁時期に重複するように設定され、前記吸気弁の開閉により生じる振動の周波数が前記吸気系の共振周波数と一致する吸気共鳴の同調点が、エンジン回転数が前記第1回転数以上且つ前記第1回転数より高い所定の第2回転数未満のエンジン中速域に含まれるように前記吸気系の管長及び管径又は容量が設定され、前記吸気弁の開弁により生じる吸気の負圧波が前記サージタンクで反転して得られる正圧波に基く吸気慣性効果が、エンジン回転数が前記第2回転数以上のエンジン高速域で得られるように前記独立吸気通路の長さが設定されていることを特徴とする多気筒エンジンの吸排気装置である(請求項1)。
本発明によれば、各独立排気通路を通過した排気が混合管に流入することにより混合管内に負圧が発生し、この負圧により、他の独立排気通路ないしこれと連通する他の気筒の排気ポート内の排気が下流側に吸い出されるエゼクタ効果が得られる。
その際、エンジン低速域では、各気筒の排気弁と吸気弁とが共に開いた状態となるオーバーラップ期間が設けられ、排気順序が連続する気筒間において一方の気筒のオーバーラップ期間中に他方の気筒の排気弁が開くので、前記エゼクタ効果がオーバーラップ期間中の気筒の吸気ポートにまで及び、気筒の掃気が促進される。これにより、エンジン低速域の体積効率(ηV)ひいてはトルクの向上が図られる。
その上で、本発明によれば、エンジン中速域では、エアクリーナから吸気ポートまでの吸気系の管長及び管径又は容量が調整されることにより、吸気弁の開閉により生じる振動の周波数が前記吸気系の共振周波数と一致する吸気共鳴効果が得られる。これにより、吸気共鳴効果で生成した吸気圧振動によって吸気の過給が行われ、エンジン中速域の体積効率ひいてはトルクの向上が図られる。
さらに、本発明によれば、エンジン高速域では、独立吸気通路の長さが調整されることにより、吸気弁の開弁により生じる吸気の負圧波が前記サージタンクで反転して得られる正圧波に基く吸気慣性効果が得られる。これにより、吸気慣性効果で生成した正圧波が吸気開弁中に吸気ポートに到達して吸気の過給が行われ、エンジン高速域の体積効率ひいてはトルクの向上が図られる。
以上により、エンジン低速域から高速域までの各回転域を通して体積効率ひいてはトルクの落ち込みが抑制され、これにより、加速時のトルクショックがなく、違和感の少ない、燃費に優れた多気筒エンジンが実現する。
本発明では、前記吸気共鳴の同調点が前記エンジン中速域に含まれるように、前記エアクリーナの容量が調整されていることが好ましい(請求項2)。
この構成によれば、吸気系のうちエアクリーナの容量が調整されることにより、吸気系の容量が調整されて、エンジン中速域の吸気共鳴効果が得られるので、この吸気共鳴効果を得るためのチューニングによってエンジン高速域の吸気慣性効果が影響を受けることが抑制される。すなわち、同じ吸気系の調整でも、例えば独立吸気通路の管長及び管径やサージタンクの容量等を調整した場合には、吸気慣性効果の同調点が変化するので、吸気慣性効果が狙いとする回転域で良好に発揮されなくなる可能性が生じる。これに対し、エアクリーナの容量を調整しても、吸気慣性効果に影響を与えることがないので好ましい。
本発明では、各気筒の排気ポートにおける排気弁の着座位置から各独立排気通路の下流端までの距離が500mm以下に設定されていることが好ましい(請求項3)。
この構成によれば、各気筒から排出された排気が混合管に流入するまでの距離が500mm以下と相対的に短いので、排気が混合管に流入するときの流速が相対的に高くなり、混合管内に発生する負圧が相対的に大きくなって、前記エゼクタ効果が十分良好に発揮される。
本発明によれば、多気筒エンジンにおいて、エンジン低速域から高速域までの各回転域を通して体積効率の落ち込みが抑制される。その結果、広い回転域に亘ってトルクが向上し、フラットなトルク特性が得られ、トルクがワイドレンジ化した多気筒エンジンが得られる。
本発明の実施形態に係る多気筒エンジンの吸排気装置の概略構成図である。 図1の吸気系を除いた排気系の拡大図である。 図2の要部側面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図2のV−V線断面図である。 前記エンジンの各気筒の吸排気開弁期間が所定のオーバーラップ期間を有する説明図である。 前記エンジンの吸気弁及び排気弁の開弁期間の説明図である。 前記エンジンの回転域の説明図である。 実施形態の作用(回転域と体積効率との関係)の説明図である。 実施形態の作用(中速域の吸気共鳴効果)の説明図である。
(1)全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る多気筒エンジンの吸排気装置100の概略構成図、図2は、図1の吸気系を除いた排気系の拡大図、図3は、図2の要部側面図である。この吸排気装置100は、シリンダヘッド9及びシリンダブロック(図示せず)を有するエンジン本体1と、エンジン制御用のECU2と、エンジン本体1に接続される複数の独立吸気通路3…3等を含む吸気系と、エンジン本体1に接続される排気マニホールド5と、排気マニホールド5に接続される触媒装置6とを備えている。
前記シリンダヘッド9及びシリンダブロックの内部にはピストンがそれぞれ嵌挿された複数(図例では4つ)の気筒12が形成されている。本実施形態では、エンジン本体1は、直列4気筒のエンジンであって、シリンダヘッド9及びシリンダブロックの内部には、4つの気筒12が直列に並んだ状態で形成されている。具体的には、図1及び図2の右から順に、第1気筒12a、第2気筒12b、第3気筒12c、第4気筒12dが形成されている。シリンダヘッド9には、ピストンの上方に区画された燃焼室内に臨むようにそれぞれ点火プラグ15が設置されている。
エンジン本体1は4サイクルエンジンであって、図6に示すように、各気筒12a〜12dにおいて、180°CAずつずれたタイミングで点火プラグ15による点火が行われて、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程の各行程がそれぞれ180°CAずつずれたタイミングで行われる。本実施形態では、第1気筒12a→第3気筒12c→第4気筒12d→第2気筒12bの順に点火が行われ、この順に各行程が実施される。
シリンダヘッド9には、それぞれ燃焼室に向かって開口する2つの吸気ポート17及び2つの排気ポート18が設けられている。吸気ポート17は、各気筒12内に吸気を導入するためのものである。排気ポート18は、各気筒12内から排気を排出するためのものである。各吸気ポート17には、これら吸気ポート17を開閉して吸気ポート17と気筒12内部とを連通又は遮断するための吸気弁19が設けられている。各排気ポート18には、これら排気ポート18を開閉して排気ポート18と気筒12内部とを連通又は遮断するための排気弁20が設けられている。吸気弁19は、吸気弁駆動機構30で駆動されることにより、所定のタイミングで吸気ポート17を開閉する。排気弁20は、排気弁駆動機構40で駆動されることにより、所定のタイミングで排気ポート18を開閉する。
吸気弁駆動機構30は、吸気弁19に連結された吸気カムシャフト31と吸気VVT32とを有している。排気弁駆動機構40は、排気弁20に連結された排気カムシャフト41と排気VVT42とを有している。吸気カムシャフト31及び排気カムシャフト41は、周知のチェーン及びスプロケット機構等の動力伝達機構を介してクランクシャフトに連結されており、クランクシャフトの回転に伴い回転して、吸気弁19及び排気弁20を開閉駆動する。
吸気VVT32及び排気VVT42は、吸気弁19及び排気弁20のバルブタイミングを変更するためのものである。例えば、吸気VVT32は、吸気カムシャフト31と同軸に配置されてクランクシャフトにより直接駆動される所定の被駆動軸を有し、この被駆動軸と吸気カムシャフト31との間の位相差を変更する。これにより、クランクシャフトと吸気カムシャフト31との間の位相差が変更され、吸気弁19のバルブタイミングが変更される。排気VVT42もこれに準じて同様である。
吸気VVT32及び排気VVT42の具体的構成としては、例えば、前記被駆動軸と吸気カムシャフト31又は排気カムシャフト41との間に周方向に並ぶ複数の液室を有し、これらの液室間に圧力差を設けることで前記位相差を変更する液圧式機構や、前記被駆動軸と吸気カムシャフト31又は排気カムシャフト41との間に電磁石を配設し、この電磁石に電力を付与することで前記位相差を変更する電磁式機構等が挙げられる。吸気VVT32及び排気VVT42は、ECU2で算出された吸気弁19及び排気弁20の目標バルブタイミングに基づいて前記位相差を変更する。
本実施形態では、吸気VVT32及び排気VVT42は、吸気弁19及び排気弁20の開弁期間及びリフト量、つまりバルブプロファイルをそれぞれ一定に保ったまま、吸気弁19及び排気弁20の開弁時期(図7に示す開弁開始時期)及び閉弁時期をそれぞれ変更する。
本実施形態では、吸気弁19及び排気弁20の開弁時期及び閉弁時期とは、図7に示すように、各バルブのリフトカーブにおいてバルブのリフトが急峻に立ち上がる時期又は立ち下がる時期であり、例えば0.4mmリフトの時期をいう。
(2)吸気系の構成
図1に示すように、エンジン本体1の各気筒12の吸気ポート17には、それぞれ独立吸気通路3が接続されている。各独立吸気通路3の上流端部は、それぞれサージタンク3aに接続されている。サージタンク3aには、下流側共通吸気通路3b及び上流側共通吸気通路3dを介してエアクリーナ3eが接続されている。2つの共通吸気通路3b,3d間にはスロットル弁を収容するスロットルボディ3cが配設され、エアクリーナ3eには空気の取り入れ口であるエアホース3fが備えられている。
本実施形態では、後述するように、エンジン中速域において、吸気弁19の開閉により生じる振動の周波数が前記エアクリーナ3eから前記吸気ポート17までの吸気系の共振周波数と一致する吸気共鳴効果が得られるように、前記吸気系の管長及び管径又は容量が調整されている。
また、本実施形態では、後述するように、エンジン高速域において、吸気弁19の開弁により生じる吸気の負圧波が前記サージタンク3aで反転して得られる正圧波に基く吸気慣性効果が得られるように、前記独立吸気通路3の長さが調整されている。
(3)排気系の構成
図1〜図3に示すように、排気マニホールド5は、上流側から順に、3つの独立排気通路52と、各独立排気通路52の下流端部に接続されて各独立排気通路52を通過した排気が流入し、集合する混合管50とを有する。前記混合管50は、その軸芯上に、上流側から順に、下流側ほど流路面積が小さくなるテーパ部56と、前記テーパ部56の下流端の流路面積(混合管50の最小流路面積)を維持して下流側に延びるストレート部57と、下流側ほど流路面積が大きくなるディフューザ部58とを備えている。本実施形態では、前記テーパ部56は、下流側に向かうに従って縮径する逆円錐台形状とされ、前記ディフューザ部58は、下流側に向かうに従って拡径する円錐台形状とされている。
各独立排気通路52は、各気筒12の排気ポート18に接続されている。具体的には、4つの気筒12のうち、第1気筒12aの排気ポート18及び第4気筒12dの排気ポート18は、それぞれ個別に1つの独立排気通路52a、52dに接続されている。一方、排気行程が隣り合わず排気順序が連続しない第2気筒12bの排気ポート18と第3気筒12cの排気ポート18とは、共通の1つの独立排気通路52bに接続されている。より詳細には、第2気筒12bの排気ポート18及び第3気筒12cの排気ポート18に接続されている前記独立排気通路52bは、その上流側において2つの通路に分離しており、その一方に第2気筒12bの排気ポート18が接続され、他方に第3気筒12cの排気ポート18が接続されている。
本実施形態では、第2気筒12bと第3気筒12cとに対応する独立排気通路52bは、前記第2気筒12bと第3気筒12cとの間、すなわち気筒列方向においてエンジン本体1の中央部分と対向する位置で前記混合管50のテーパ部56に向かって延びている。一方、第1気筒12a及び第4気筒12dにそれぞれ対応する独立排気通路52a,52dは、前記第1気筒12a及び第4気筒12dと対向する位置から湾曲しつつ前記混合管50のテーパ部56に向かって延びている。
これら独立排気通路52a、52b、52dは、互いに独立しており、第1気筒12aから排出された排気と、第2気筒12b又は第3気筒12cから排出された排気と、第4気筒12dから排出された排気とは、互いに独立して各独立排気通路52a,52b,52dを下流側に通過し、各独立排気通路52a、52b、52dの下流端から混合管50のテーパ部56に噴出する。
各独立排気通路52の下流端部は、下流側ほど流路面積が小さくなる先細り部とされている。これにより、各独立排気通路52の下流端から混合管50に噴出するときの排気の流速は、各独立排気通路52を先細り部まで通過してきた排気の流速よりも大きくなり、排気は、各独立排気通路52の下流端から混合管50のテーパ部56に高速で噴出する。
本実施形態では、図4に示すように、各独立排気通路52は、略楕円形断面を有する上流側部分(仮想線)から下流に向かうに従って流路面積が縮小され、下流端では上流側部分の流路面積の略1/3の流路面積を有する略扇形断面となっている。そして、図5に示すように、これらの独立排気通路52の下流端部は、扇形をなす各下流端が集合して全体として略円形断面を形成するように束ねられて、前記混合管50のテーパ部56の上流端に接続されている(図1〜図3参照)。
このような構成により、各独立排気通路52を通過した排気が高速で混合管50に噴出したときには、混合管50内に負圧が発生し、この負圧によって、排気を噴出した独立排気通路に隣接する他の独立排気通路52ないしこれと連通する他の気筒12の排気ポート18内の排気が下流側に吸い出されるエゼクタ効果が奏される。
そして、このエゼクタ効果を高めるように、混合管50のテーパ部56は、下流側ほど流路面積が小さくなる形状とされている。これにより、各独立排気通路52の下流端からテーパ部56に噴出した排気は、高い流速を維持したままテーパ部56及びストレート部57を下流側に流れ、混合管50内(特にテーパ部56からストレート部57)に発生する負圧が大きくなる。本実施形態では、混合管50のテーパ部56及びストレート部57を流れる排気の流速をより高めるように、テーパ部56の下流端の流路面積(すなわち混合管50の最小流路面積であってストレート部57の流路面積に同じ)は、複数の独立排気通路52の下流端の流路面積の合計値よりも小さい値に設定されている。
独立排気通路52の下流端からテーパ部56に噴出した排気が高速でテーパ部56及びストレート部57を通過することにより、テーパ部56からストレート部57にかけて発生する負圧が大きくなる(つまり排気の圧力が低下する)と共に、排気の温度が低下する。そのため、テーパ部56及びストレート部57において、排気の外部への放熱量は小さく抑えられる。このことは後述する触媒の活性化に有利に働く。そして、ストレート部57を通過した排気は、下流側ほど流路面積が大きくなる形状のディフューザ部58に流入することにより流速が低下する一方で、排気の圧力及び温度が回復し、高圧高温状態に戻った状態で触媒装置6に流入する。
触媒装置6は、エンジン本体1から排出された排気を浄化するための装置である。この触媒装置6は、排気中の有害成分を浄化する機能を有する触媒本体64と、この触媒本体64を収容するケーシング62とを備えている。ケーシング62は、排気の流通方向と平行に延びる略円筒状を有している。触媒本体64は、例えば三元触媒を含有し、理論空燃比の雰囲気下で、HC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)、NOx(窒素酸化物)を同時に酸化又は還元して除去し得る三元触媒機能を有する。
触媒本体64は、ケーシング62の排気流通方向の中央の拡径部分に収容されている。ケーシング62の上流端には所定の空間が形成されている。前記混合管50のディフューザ部58の下流端は前記ケーシング62の上流端に接続されている。ディフューザ部58から排出された排気は前記ケーシング62の上流端に流入した後、触媒本体64側へ進行する。このとき、前述したように、混合管50のディフューザ部58を通過した排気は、高圧高温状態に戻っている。そのため、相対的に高い温度の排気が触媒本体64に流入し、これにより、触媒本体64は早期に活性化され、また、触媒本体64の活性化状態が良好に維持される。
(4)本実施形態の特徴
本実施形態では、図8に示すように、エンジン回転数が所定の第1回転数Ne1未満の領域がエンジンの低速域(i)と、エンジン回転数が前記第1回転数Ne1以上且つ前記第1回転数Ne1より高い所定の第2回転数Ne2未満の領域がエンジンの中速域(ii)と、エンジン回転数が前記第2回転数Ne2以上の領域がエンジンの高速域(iii)と設定されている。
前記第1回転数Ne1は、例えば2700rpm〜2800rpm等であり、前記第2回転数Ne2は、例えば3800rpm〜4000rpm等である。
[4−1]低速域でのエゼクタ効果
ECU2は、少なくとも低速域(i)においては、各気筒12の吸排気開弁期間が所定のオーバーラップ期間を有し、排気順序が連続する気筒12,12間において一方の気筒12のオーバーラップ期間が他方の気筒12の排気開弁時期に重複するように、吸気弁駆動機構30の吸気VVT32及び排気弁駆動機構40の排気VVT42を制御する。
より具体的には、低速域(i)においては、図6に示すように、各気筒12の排気弁20の開弁期間と吸気弁19の開弁期間とが吸気上死点(TDC)を挟んでオーバーラップし、且つ、排気順序が連続する気筒12,12間において、一方の気筒(先行する気筒)12のオーバーラップ期間T_O/L中に、他方の気筒(後続の気筒)12の排気弁20が開弁を開始するように、吸気VVT32及び排気VVT42が制御される。例えば、第1気筒12aの排気弁20と吸気弁19とがオーバーラップしている期間中に第3気筒12cの排気弁20が開弁し、第3気筒12cの排気弁20と吸気弁19とがオーバーラップしている期間中に第4気筒12dの排気弁20が開弁し、第4気筒12dの排気弁20と吸気弁19とがオーバーラップしている期間中に第2気筒12bの排気弁20が開弁し、第2気筒12bの排気弁20と吸気弁19とがオーバーラップしている期間中に第1気筒12aの排気弁20が開弁するように、吸気VVT32及び排気VVT42がECU2によって制御される。
これにより、排気行程気筒12の排気弁20が開弁してブローダウンガスがこの排気行程気筒12から独立排気通路52を通って混合管50のテーパ部56に高速で噴出されるのに伴い、エゼクタ効果によりオーバーラップ期間T_O/L中の吸気行程気筒12の排気ポート18内に負圧が生成される。そのため、前記エゼクタ効果がオーバーラップ期間T_O/L中の吸気行程気筒12の排気ポート18だけでなく、吸気行程気筒12から吸気行程気筒12の吸気ポート17にまで及び、このオーバーラップ期間T_O/L中の吸気行程気筒12の掃気が促進される。
その結果、図9に破線で示すように、少なくとも低速域(i)においては、本実施形態に係る多気筒エンジンは、エゼクタ効果によって、体積効率(ηV)の向上ひいてはトルクの向上が図られる。
本実施形態では、各気筒12の排気ポート18における排気弁20の着座位置から各独立排気通路52の下流端までの距離が500mm以下に設定されている。これにより、各気筒12から排出された排気が混合管50に流入するまでの距離が500mm以下と相対的に短いので、排気が混合管50に流入するときの流速が相対的に高くなり、混合管50内に発生する負圧が相対的に大きくなって、エゼクタ効果がより一層良好に発揮される。
[4−2]中速域での吸気共鳴効果
次に、中速域(ii)においては、吸気共鳴効果によって吸気の過給が行われるように、吸気系の管長及び管径又は吸気系の容量が調整されている。すなわち、吸気共鳴効果は、吸気弁19の開閉により生じる振動の周波数が吸気系の共振周波数と一致し、これにより生成した吸気圧振動によって吸気の過給が行われる現象である。
したがって、吸気系の共振周波数と、エンジンの吸気弁19の開閉サイクルとをマッチング(同調)させることにより、狙いの回転域において吸気共鳴効果を得ることが可能となる。本実施形態では、吸気弁19の開閉により生じる振動の周波数がエアクリーナ3eから吸気ポート17までの吸気系の共振周波数と一致する吸気共鳴の同調点が、エンジン回転数が第1回転数Ne1以上且つ第2回転数Ne2未満の中速域に現れる(含まれる)ように、前記吸気系の管長及び管径又は吸気系の容量が設定されている。これにより、吸気共鳴効果で生成した吸気圧振動によって吸気の過給が中速域で行われる。
その結果、図9に実線で示すように、中速域(ii)においては、本実施形態に係る多気筒エンジンは、吸気共鳴効果によって、体積効率の向上ひいてはトルクの向上が図られる。
本実施形態では、吸気系は、エンジン本体1側から、吸気ポート17、独立吸気通路3、サージタンク3a、下流側共通吸気通路3b、スロットルボディ3c、上流側共通吸気通路3d及びエアクリーナ3eを含む。したがって、吸気系の管長及び管径又は吸気系の容量とは、これらの各部の管長及び管径又は各部の容量の総和である。ここで、エアクリーナ3eにエアホース3fを含ませてもよい。含ませる場合は、吸気系の管長及び管径又は容量にはエアホース3fの管長及び管径又は容量が含まれる。
本実施形態では、エアクリーナ3eの容量を相対的に小さくすることにより、吸気系全体の容量を小さくし、これにより、吸気系の共振周波数がエンジン中速域(ii)における吸気弁19の開閉サイクルに同調するようにしている。エアクリーナ3eの容量が小さくなることにより、中速域(ii)の吸気共鳴効果が奏されることの他に、エンジンルームにおける他の部品のレイアウトが容易になる、歩行者保護のためのボンネットとの隙が確保できる、等の副次的な作用が得られる。
吸気系の容量を調整するためには、エアクリーナ3eの容量を増減調整することの他に、サージタンク3aの容量を増減調整する、共通吸気通路(スロットルネック)3b,3dの管長や管径を増減調整する、エアホース3fの管長や管径を増減調整する、独立吸気通路3の管長や管径を増減調整する、吸気ポート17の容量を増減調整する、等が可能である。また、エアクリーナ3eよりエンジン本体1寄りの部位に、レゾネータを設置することも効果がある。ただし、サージタンク3aや独立吸気通路3や吸気ポート17の容量や管長や管径は、次に説明する高速域(iii)での吸気慣性効果にも関係するので、これらの値を吸気共鳴効果の点からチューニングした場合には、吸気慣性効果の同調点が変化して、吸気慣性効果が狙いとする高速域(iii)で良好に発揮されなくなる可能性が生じる。この点、エアクリーナ3eの容量を増減調整することは、高速域(iii)の吸気慣性効果に影響を与えることがないので好ましい。
[4−3]高速域での吸気慣性効果
次に、高速域(iii)においては、吸気慣性効果によって吸気の過給が行われるように、独立吸気通路3の長さが調整されている。すなわち、吸気慣性効果は、吸気弁19の開弁により生じる吸気の負圧波がサージタンク3aで反転して正圧波が得られ、この正圧波が吸気開弁中に吸気ポート17に到達することによって吸気の過給が行われる現象である。
したがって、吸気ポート17から各独立吸気通路3にかけての長さと、エンジンの吸気弁19の開閉サイクルとをマッチング(同調)させることにより、狙いの回転域において吸気慣性効果を得ることが可能となる。本実施形態では、吸気弁19の開弁により生じる吸気の負圧波がサージタンク3aで反転して得られる正圧波に基く吸気慣性効果が、エンジン回転数が第2回転数Ne2以上の高速域で得られるように、前記独立吸気通路3の長さが設定されている。これにより、吸気慣性効果で生成した正圧波が吸気弁19の開弁中に吸気ポート17に到達して吸気の過給が高速域で行われる。
その結果、図9に鎖線で示すように、高速域(iii)においては、本実施形態に係る多気筒エンジンは、吸気慣性効果によって、体積効率の向上ひいてはトルクの向上が図られる。
以上のように、エンジン低速域(i)から高速域(iii)までの各回転域を通して体積効率ひいてはトルクの落ち込みが抑制されているので、本実施形態に係る多気筒エンジンは、加速時のトルクショックがなく、違和感の少ない、燃費に優れたエンジンである。
[4−4]作用
一般に、排気系の構造がエゼクタ効果が奏されない構造の多気筒エンジンにおいては、低速域の体積効率の向上を例えば吸気共鳴効果によって行おうとし、高速域の体積効率の向上を例えば吸気慣性効果によって行おうとする。
これに対し、本実施形態に係る多気筒エンジンにおいては、排気系の構造がエゼクタ効果が奏される構造であるから、低速域の体積効率の向上をこのエゼクタ効果によって行うことができる。すると、低速域においては、エゼクタ効果と吸気共鳴効果とが重なって、両方の効果を発揮させた場合には、体積効率の向上が過剰となり、中速域の体積効率との間に大きな差が生じ、トルクショックや違和感の原因となる。
そこで、本実施形態では、低速域をエゼクタ効果で、中速域を吸気共鳴効果で、高速域を吸気慣性効果で、それぞれ体積効率の向上を図ることによって、体積効率が過度に大きい回転域や過度に小さい回転域をなくし、低速域から高速域までの広い回転域に亘って体積効率を平坦化させ、トルクのワイドレンジ化を達成したものである。
[4−5]実機試験
実機試験として、図1に示す多気筒エンジンの吸排気装置100において、サージタンク3aの容量を2Lに固定し、エアクリーナ3eの容量を7Lとした場合(図10の◆マーク)、5Lとした場合(図10の△マーク)、及び2Lとした場合(図10の●マーク)で、1000rpm〜6000rpmの回転域の範囲で、体積効率がどのように変化するかを調べた。結果を図10に示す。
図10から明らかなように、エアクリーナ3eの容量を小さくするに従い、3000rpm〜3700rpmの回転域(中速域)では、体積効率が改善し、100%に近くなった。一方、2500rpm〜2700rpmの回転域(低速域)では、体積効率が低下したが、100%を大きく下回ることはなかった。また、4000rpm〜5500rpmの回転域(高速域)では、エアクリーナ3eの容量に拘らず、体積効率は100%以上が維持されていた。さらに、1400rpm〜2200rpmの回転域(低速域)でも、エアクリーナ3eの容量に拘らず、体積効率は100%付近あるいはそれ以上が維持されていた。
これにより、まず、1400rpm〜2700rpmの回転域(低速域)では、エアクリーナ3eの容量変化に影響されることなく、エゼクタ効果によって体積効率の向上が維持されたものと考えられる。また、4000rpm〜5500rpmの回転域(高速域)でも、エアクリーナ3eの容量変化に影響されることなく、吸気慣性効果によって体積効率の向上が維持されたものと考えられる。
これらに対し、吸気共鳴効果については、エアクリーナ3eの容量が7Lの場合は、吸気系の容量が相対的に大きくなり、吸気系の共振周波数に同調する回転数が、2500rpm〜2700rpmという相対的に低い回転域に現れたものと考えられる。つまり、吸気共鳴効果による体積効率の向上が、狙いとする3000rpm〜3700rpmの回転域に現れず、それよりも低い2500rpm〜2700rpmの回転域に現れたのである。この場合、3000rpm〜3700rpmの回転域では、体積効率の落ち込みが見られ、2500rpm〜2700rpmの回転域では、エゼクタ効果と吸気共鳴効果とによる過剰な体積効率の向上が見られる。その結果、2500rpm〜2700rpmの回転域と3000rpm〜3700rpmの回転域との間で、体積効率が大きく変動し、そのため、加速時や登坂時のトルクショックや違和感が大きくなる。また、2500rpm〜2700rpmの回転域から3000rpm〜3700rpmの回転域への移行時には、トルクが落ち込むので、運転者はアクセルを大きく踏み込み、燃費の低下が起きる。
一方、エアクリーナ3eの容量が2Lの場合は、吸気系の容量が相対的に小さくなり、吸気系の共振周波数に同調する回転数が高周波数側にシフトして、狙いとする3000rpm〜3700rpmの回転域に現れたものと考えられる。その結果、エゼクタ効果による体積効率の向上と吸気慣性効果による体積効率の向上との間に挟まれて体積効率が落ち込んでいた3000rpm〜3700rpmの回転域においては体積効率が向上し、エゼクタ効果と吸気共鳴効果とによって体積効率が過剰に向上していた2500rpm〜2700rpmの回転域においては体積効率が低下して、全体として、低速域から高速域までの広い回転域に亘って体積効率が平坦化し、トルクのワイドレンジ化が達成された。その結果、加速時や登坂時のトルクショックや違和感が少なく、また、燃費に優れた多気筒エンジンが実現することになる。
(5)本実施形態の変形例
混合管50は、流路面積が縮小するテーパ部56だけを含むもの(ストレート部57及びディフューザ部58がないもの)でもよく、テーパ部56と流路面積が拡大するディフューザ部58とだけを含むもの(ストレート部57がないもの)でもよい。このような構成の混合管50を用いてもエゼクタ効果は十分得ることができる。例えば、量産設計時にレイアウト上の制約等から混合管50を短くする場合に、テーパ部56だけを含む混合管50や、ストレート部57を省略してテーパ部56とディフューザ部58とを直接滑らかに曲面でつなぐような形状の混合管50等としても構わない。
また、吸気弁19と排気弁20とのオーバーラップ期間T_O/Lを設け、一方の気筒12のオーバーラップ期間T_O/Lと他方の気筒12の排気開弁時期とを重複させる制御を行うのは、低速域(i)でも高負荷域のみとしてもよい。
3 独立吸気通路
3a サージタンク
3b 下流側共通吸気通路
3c スロットルボディ
3d 上流側共通吸気通路
3e エアクリーナ
3f エアホース
12 気筒
17 吸気ポート
18 排気ポート
19 吸気弁
20 排気弁
30 吸気弁駆動機構
32 吸気VVT
40 排気弁駆動機構
42 排気VVT
50 混合管
52 独立排気通路
56 テーパ部
100 吸排気装置
Ne1 第1回転数
Ne2 第2回転数
i 低速域
ii 中速域
iii 高速域

Claims (3)

  1. 吸気ポートを開閉可能な吸気弁及び排気ポートを開閉可能な排気弁が備えられた複数の気筒を有する多気筒エンジンの吸排気装置であって、
    各気筒の吸気ポートと、前記吸気ポートにそれぞれ接続された複数の独立吸気通路と、前記独立吸気通路の各上流端部が接続されたサージタンクと、前記サージタンクに接続されたエアクリーナとを含む吸気系、及び、
    1つの気筒又は排気順序が連続しない複数の気筒の排気ポートにそれぞれ接続された複数の独立排気通路と、前記独立排気通路の各下流端部が束ねられた状態で接続され、各独立排気通路の下流端部から噴出した排気が集合する混合管とを含む排気系を有し、
    エンジン回転数が所定の第1回転数未満のエンジン低速域においては、各気筒の吸排気開弁期間が所定のオーバーラップ期間を有し、排気順序が連続する気筒間において一方の気筒のオーバーラップ期間が他方の気筒の排気開弁時期に重複するように設定され、
    前記吸気弁の開閉により生じる振動の周波数が前記吸気系の共振周波数と一致する吸気共鳴の同調点が、エンジン回転数が前記第1回転数以上且つ前記第1回転数より高い所定の第2回転数未満のエンジン中速域に含まれるように前記吸気系の管長及び管径又は容量が設定され、
    前記吸気弁の開弁により生じる吸気の負圧波が前記サージタンクで反転して得られる正圧波に基く吸気慣性効果が、エンジン回転数が前記第2回転数以上のエンジン高速域で得られるように前記独立吸気通路の長さが設定されていることを特徴とする多気筒エンジンの吸排気装置。
  2. 請求項1に記載の多気筒エンジンの吸排気装置において、
    前記吸気共鳴の同調点が前記エンジン中速域に含まれるように、前記エアクリーナの容量が調整されていることを特徴とする多気筒エンジンの吸排気装置。
  3. 請求項1又は2に記載の多気筒エンジンの吸排気装置において、
    各気筒の排気ポートにおける排気弁の着座位置から各独立排気通路の下流端までの距離が500mm以下に設定されていることを特徴とする多気筒エンジンの吸排気装置。
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